JP2017066358A - ポリウレタン樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[式中、R1は、エステル結合、エーテル結合及びカーボネート結合からなる群より選ばれる1以上で中断されていてもよい二価の炭化水素基である。]
ポリイソシアネート(b)とを構成成分とするポリウレタン樹脂組成物とすることで前記課題を解決できるとことを見出した。
[1]少なくとも、ポリウレタン樹脂(A)と、ラジカル重合性化合物(B)とを含有するポリウレタン樹脂組成物であって、
ポリウレタン樹脂(A)は、少なくとも式(1):
[式中、R1は、エステル結合、エーテル結合及びカーボネート結合からなる群より選ばれる1以上で中断されていてもよい二価の炭化水素基である。]
の繰り返し単位を含むポリエステルポリオール(a)と、
ポリイソシアネート(b)とを構成成分とする、ポリウレタン樹脂組成物。
[2]式(1)におけるR1がC2〜C20のアルキレン基である、[1]のポリウレタン樹脂組成物。
[3]式(1)における−O−R1−O−が、少なくとも一種の式(2):
[式中、R2は、C2〜C20の非環式アルキレン基である。]
の単位を含む、[1]又は[2]のポリウレタン樹脂組成物。
[4]式(1)における−O−R1−O−が、少なくとも一種の式(3):
[式中、R3は、C2〜C20の環式アルキレン基である。]
の単位を含む、[1]〜[3]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物。
[5]ポリウレタン樹脂(A)が、[1]〜[4]のいずれかに記載のポリエステルポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)と、酸性基含有ポリオール(c)とを構成成分とする、[1]〜[4]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物。
[6]更に、水系媒体(C)を含有する、[1]〜[5]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物。
[7]更に、光重合開始剤を含有する、[1]〜[6]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物である。
[8][1]〜[7]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物及び着色剤を含有する塗料組成物。
[9][1]〜[7]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物を含有し、着色剤を含まないコーティング組成物。
[10]少なくとも、式(1):
[式中、R1は、エステル結合、エーテル結合及びカーボネート結合からなる群より選ばれる1以上で中断されていてもよい二価の炭化水素基である。]
の繰り返し単位を含むポリエステルポリオール(a)と、ポリイソシアネート(d)とを反応させてポリウレタン樹脂(A)を得る工程(α)、及び
ポリウレタン樹脂(A)とラジカル重合性化合物(B)とを混合する工程(γ)を含む、[1]〜[6]のいずれかのポリウレタン樹脂組成物の製造方法。
ポリウレタン樹脂は、少なくとも式(1)の繰り返し単位を含むポリエステルポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)とを構成成分とする。
ポリエステルポリオール(a)(以下、「(a)」ともいう。)は、少なくとも式(1)の繰り返し単位を含む。ポリエステルポリオールは、分子の末端にポリエステルポリオールの構成成分として水酸基を有する。
[式中、R1は、エステル結合、エーテル結合及びカーボネート結合からなる群より選ばれる1以上で中断されていてもよい二価の炭化水素基である。]
式(1)において、炭素−炭素二重結合に結合する2つのケト基の配置は、シスであってもよく、トランスであってもよい。
[式中、R2は、C2〜C20の非環式アルキレン基である。]
[式中、R3は、C2〜C20の環式アルキレン基である。]
(b)ポリイソシアネートは、1分子当たりイソシアナト基を2個有する化合物である。(b)ポリイソシアネートは、(A)ポリウレタン樹脂がゲル化をしない範囲であれば、1分子当たりイソシアナト基を3個以上有していてもよい。(b)ポリイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート等が挙げられる。
ポリウレタン樹脂(A)は、ポリエステルポリオール(a)とポリイソシアネート(b)以外に、更なる成分を構成成分としてもよい。このような更なる成分を構成成分とするポリウレタン樹脂(A)として、ポリウレタンプレポリマー(A1)と鎖延長剤(D)とを構成成分とするポリウレタン樹脂が挙げられる。ここで、ポリウレタンプレポリマー(A1)としては、ポリエステルポリオール(a)とポリイソシアネート(b)とを構成成分とするポリウレタンプレポリマー;ポリエステルポリオール(a)と、酸性基含有ポリオール化合物(c)と、ポリイソシアネート(b)とを構成成分とするポリウレタンプレポリマー;ポリエステルポリオール(a)と、酸性基含有ポリオール化合物(c)と、ポリイソシアネート(b)と、その他のポリオール(d)とを構成成分とするポリウレタンプレポリマーが挙げられる。なお、酸性基含有ポリオール化合物(c)は、その他のポリオール(d)ではない。また、その他のポリオール(d)は、酸性基含有ポリオール化合物(c)ではない。
酸性基含有ポリオール化合物(c)(以下、「(c)」ということもある。)は、一分子中に2個以上の水酸基と、1個以上の酸性基を含有する。酸性基としては、カルボキシ基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基等が挙げられる。(c)としては、一分子中に2個の水酸基と1個のカルボキシ基を有する化合物を含有するものが好ましい。(c)は、一種類を単独で用いてもよいし、複数種類を併用してもよい。
各ポリオールの水酸基当量数=各ポリオールの分子量/各ポリオールの水酸基の数
・・・(1)
ポリオールの合計の水酸基当量数=M/ポリオールの合計モル数・・・(2)
上記式(2)において、Mは、[〔ポリエステルポリオール(a)の水酸基当量数×ポリエステルポリオール(a)のモル数〕+〔酸性基含有ポリオール化合物(c)の水酸基当量数×酸性基含有ポリオール化合物(c)のモル数〕+〔その他のポリオール(d)の水酸基当量数×その他のポリオール(d)のモル数〕]を示す。
その他ポリオール(d)(以下、「(d)」ということもある。)としては、例えば、高分子量ポリオールや低分子量ポリオールが挙げられる。その他のポリオールとしては、ポリウレタン樹脂組成物を用いて得られる塗膜の硬度が高くなるという点から、低分子量ジオールが好ましい。
その他のポリオール(d)は、一種類を単独で用いてもよいし、複数種類を併用してもよい。
鎖延長剤(D)は、ポリウレタンプレポリマー(A1)のイソシアナト基と反応性を有する。鎖延長剤(D)としては、エチレンジアミン、1,4−テトラメチレンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,4−ヘキサメチレンジアミン、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、キシリレンジアミン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等のアミン化合物;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のジオール化合物;ポリエチレングリコールに代表されるポリアルキレングリコール類;水等が挙げられ、アミン化合物が好ましく、ジアミン化合物がより好ましく、1分子中に第1級アミノ基を2つ有するジアミン化合物が特に好ましい。すなわち、ポリウレタン樹脂組成物が水系媒体(C)として水を含む場合、水系媒体(C)としての水が鎖延長剤を兼ねる。
鎖延長剤(D)は単独で使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。
ポリオール成分として、ポリエステルポリオール(a)、酸性基含有ポリオール化合物(c)、及び場合によりその他のポリオール(d)からなる場合、ポリエステルポリオール(a)と酸性基含有ポリオール化合物(c)とその他のポリオール(d)との全量を100重量部とした場合に、ポリエステルポリオール(a)の割合は好ましくは20〜80重量部、より好ましくは30〜70重量部、特に好ましくは40〜60重量部である。酸性基含有ポリオール化合物(c)の割合は好ましくは1〜30重量部、より好ましくは3〜20重量部、特に好ましくは5〜15重量部である。その他のポリオール(d)の割合は好ましくは0〜20重量部であり、より好ましくは0〜10重量部であり、特に好ましくは0〜5重量部である。
具体的には、ポリウレタンプレポリマー(A1)の酸価は、下記式(3)によって導き出すことができる。
〔ポリウレタンプレポリマー(A1)の酸価〕=〔酸性基含有ポリオール化合物(c)のモル数〕×56.11/〔ポリエステルポリオール(a)、酸性基含有ポリオール化合物(c)、その他のポリオール(d)及びポリイソシアネート(b)の合計の重量〕・・・(3)
ラジカル重合性化合物(B)は、ラジカル重合性を有する化合物であれば特に限定されないが、ビニル基を有する化合物が挙げられ、(メタ)アクリロイル基を有する化合物が好ましい。「(メタ)アクリロイル化合物」とは、アクリロイル基を有する化合物及びメタクリロイル基を有する化合物の少なくとも一方を包含する。(メタ)アクリロイル化合物としては、モノマー類の(メタ)アクリレート化合物、分子内にウレタン結合を有するウレタン系(メタ)アクリロイル化合物(ポリウレタン(メタ)アクリレート化合物)、分子内にエステル結合を有するエステル系(メタ)アクリロイル化合物(ポリエステル(メタ)アクリレート系化合物)、アルカン等の炭化水素の水素原子を(メタ)アクリロイル基で置換したアルキレン系(メタ)アクリロイル化合物(ポリアルキレン(メタ)アクリレート系化合物)等が挙げられる。
ポリウレタン樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、更なる成分を含むことができる。このような成分として、水系媒体(C)、光重合開始剤及びその他の添加剤が挙げられる。
ポリウレタン樹脂組成物は、水系媒体(C)を含むことができる。ポリウレタン樹脂組成物は、水系媒体(C)を含むことで粘度が低下して、塗工性が上がるため好ましい。この場合、ポリウレタン樹脂(A)は水系媒体(C)中に分散されている水性ポリウレタン樹脂分散体であることが好ましい。
ポリウレタン樹脂組成物は、光重合開始剤を含むことができる。
光重合開始剤としては、一般に使用されるものが使用でき、例えば、紫外線照射によって、容易に開裂して2個のラジカルができる光開裂型、水素引き抜き型、及び光開裂型及び水素引き抜き型の混合物が挙げられる。光重合開始剤としては、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインジメチルケタール、チオキサントン、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6,−トリメチルベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタノン等が挙げられ、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンが好ましい。
ポリウレタン樹脂組成物は、必要に応じて、増粘剤、光増感剤、硬化触媒、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡剤、可塑剤、表面調整剤、沈降防止剤等のその他の添加剤を含むことができる。添加剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリウレタン樹脂組成物の製造方法は、少なくとも、ポリエステルポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)とを反応させてポリウレタン樹脂(A)を得る工程(α)、及びポリウレタン樹脂(A)とラジカル重合性化合物(B)とを混合する工程(γ)を含む。
塗料組成物は、ポリウレタン樹脂組成物及び着色剤を含有する。着色剤としては、着色顔料、体質顔料及び光輝性顔料からなる群より選択される1以上の着色剤が挙げられる。
着色剤の含有量は、所望の発色の程度に応じて、適宜選択することができる。
硬化剤としては、アミノ樹脂、ポリイソシアネート化合物、ブロック化ポリイソシアネート化合物、メラミン樹脂、カルボジイミド等を用いることできる。硬化剤は、一種のみを用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
コーティング組成物は、ポリウレタン樹脂を含有し、着色剤を含まない。コーティング組成物に含まれる成分は、着色剤を除き、塗料組成物において前記したとおりである。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、UM90(UBE Corporation Europe, S.A.製;数平均分子量907;水酸基価124mgKOH/g;1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,6−ヘキサンジオールのポリオール混合物と炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、755g)と、1,6−ヘキサンジオール(202g)と、1,4−シクロヘキサンジメタノール(492g)と、無水マレイン酸(417g)を150℃で混合した。その後、窒素気流下、190℃まで温度を上げた。反応の間、蒸留によって、反応混合物から水を除去した。10時間後、減圧して、残量の反応水を除去した。その結果、水酸基価105mgKOH/g、酸価0.79mgKOH/gを有する生成物(ポリエステルポリオール)を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、UH200N(UBE Corporation Europe, S.A.製;数平均分子量1,920;水酸基価58.5mgKOH/g;1,6−ヘキサンジオールと炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、477g)と、1,6−ヘキサンジオール(480g)と、無水マレイン酸(301g)とを150℃で混合した。その後、窒素気流下、190℃まで温度を上げた。反応の間、蒸留によって、反応混合物から水を除去した。10時間後、減圧して、残量の反応水を除去した。その結果、水酸基価118mgKOH/g、酸価0.29mgKOH/gを有する生成物(ポリエステルポリオール)を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、1,6−ヘキサンジオール(687g)と無水マレイン酸(472g)を150℃で混合した。その後、窒素気流下、190℃まで温度を上げた。反応の間、蒸留によって、反応混合物から水を除去した。10時間後、減圧して、残量の反応水を除去した。その結果、水酸基価99mgKOH/g、酸価0.55mgKOH/gを有する生成物(ポリエステルポリオール)を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、合成例1で得たポリエステルポリオール(99.9g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(13.4g)と、イソホロンジイソシアネート(77.9g)とを、N−エチルピロリドン(79.9g)中、ジブチル錫ジラウリレート(0.1g)存在下、窒素雰囲気下で、80〜90℃で3.5時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、4.38重量%であった。反応混合物を80℃まで冷却し、これにトリエチルアミン(10.1g)を添加・混合した。反応混合物(252g)を冷却した後、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)とトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)の混合溶液(重量比1:1、73.8g)を混合し、強攪拌下のもと水(495g)の中に加えた。ついで、35重量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液(37.2g)を加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、合成例2で得たポリエステルポリオール(71.7g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(9.8g)と、イソホロンジイソシアネート(56.6g)とを、N−エチルピロリドン(55.5g)中、ジブチル錫ジラウリレート(0.1g)存在下、窒素雰囲気下で、80〜90℃で3.5時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、4.69重量%であった。反応混合物を80℃まで冷却し、これにトリエチルアミン(7.2g)を添加・混合した。反応混合物(172g)を冷却した後、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)とトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)の混合溶液(重量比1:1、51.9g)を混合し、強攪拌下のもと水(342g)の中に加えた。ついで、35重量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液(27.7g)を加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、合成例3で得たポリエステルポリオール(71.9g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(9.8g)と、イソホロンジイソシアネート(57.2g)とを、N−エチルピロリドン(55.2g)中、ジブチル錫ジラウリレート(0.1g)存在下、窒素雰囲気下で、80〜90℃で3.5時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、5.01重量%であった。反応混合物を80℃まで冷却し、これにトリエチルアミン(7.1g)を添加・混合した。反応混合物(179g)を冷却した後、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)とトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)の混合溶液(重量比1:1、54.7g)を混合し、強攪拌下のもと水(381g)の中に加えた。ついで、35重量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液(30.3g)を加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体を得た。
攪拌機および加熱器を備えた反応装置で、ETERNACOLL UH100(宇部興産製;数平均分子量1,004;水酸基価112mgKOH/g;1,6−ヘキサンジオールと炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、60.1g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(8.1g)と、イソホロンジイソシアネート(57.7g)とを、N−エチルピロリドン(53.5g)中、ジブチル錫ジラウリレート(0.1g)存在下、窒素雰囲気下で、80℃で4時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、4.94重量%であった。反応混合物を80℃まで冷却し、これにトリエチルアミン(8.1g)を添加・混合した。反応混合物(174g)とトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)とトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)の混合溶液(重量比1:1、51.8g)を混合し、強攪拌下のもと水(349g)の中に加えた。ついで、35重量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液(28.6g)を加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体を得た。
攪拌機及び加熱器を備えた反応装置で、ETERNACOLL(登録商標) UH100(宇部興産製;数平均分子量1,004;水酸基価112mgKOH/g;1,6−ヘキサンジオールと炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、30.4g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA、8.6g)と、イソホロンジイソシアネート(IPDI、50.9g)とを、N−エチルピロリドン(43.2g)中、ジブチル錫ジラウリレート(0.1g)存在下、窒素雰囲気下で、80−90℃で2時間加熱した。さらに、2分子のアクリル酸と1分子の1,6−ヘキサンジオールジグリシジルとの反応生成物(1,6−HDL−EP−A、12.5g)を入れ、90℃で、加熱したところ、ゲル化が起こり、ポリウレタン樹脂組成物を得ることができなかった。
合成例1〜3で得られた不飽和結合を有するポリエステルジオールの水酸基価、及び、酸価は、JIS K 1557に基づいて測定した。
実施例1〜3、比較例1の各ポリウレタン樹脂組成物に、重合開始剤(IRGACURE500、チバスペシャリティケミカル社製)を3重量%/固形分を添加し、よく撹拌してコーティング剤を得た。これをアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)樹脂上に乾燥後の膜厚が約20μmになるように均一にそれぞれ塗布した。次いで、60℃にて30分乾燥することで、塗膜(紫外線照射前)を得た。得られた塗膜を、高圧水銀ランプの下に通過させた(1回照射、紫外線照射量1,000mJ/cm2)。得られたポリウレタン樹脂塗膜を、鉛筆硬度測定、及び、密着性の評価に供した。
「鉛筆硬度と密着性の試料作成」で得られたアクリル樹脂上のポリウレタン樹脂塗膜において、樹脂塗膜の鉛筆硬度をJIS K 5600−5−4に準拠した方法で測定した。
「鉛筆硬度と密着性の試料作成」で得られたABS樹脂、アクリル樹脂、PC樹脂上のポリウレタン樹脂塗膜において、碁盤目剥離法により評価した。すなわち試験片にカッターで4mm2の桝目を25個作製し、セロハンテープにより剥離性を調べた。セロハンテープを剥離した後、塗膜の剥離が見られなかった場合は、同じ箇所で試験を10回まで繰り返した。
結果を表1にまとめる。
Claims (10)
- 式(1)におけるR1がC2〜C20のアルキレン基である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
- ポリウレタン樹脂(A)が、請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリエステルポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)と、酸性基含有ポリオール(c)とを構成成分とする、請求項1〜4のいずれか一項記載のポリウレタン樹脂組成物。
- 更に、水系媒体(C)を含有する、請求項1〜5のいずれか一項記載のポリウレタン樹脂組成物。
- 更に、光重合開始剤を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリウレタン樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリウレタン樹脂組成物及び着色剤を含有する塗料組成物。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリウレタン樹脂組成物を含有し、着色剤を含まないコーティング組成物。
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