JP2015029138A - 半導体装置のテスト方法、および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリモジュール全体における転送速度の上昇に対処できるチップダイの製造歩留りを上げた半導体装置を提供する。【解決手段】第1面と、第1面の反対側に位置する第2面と、第1面から第2面へ第1ウェハを貫通する第1電極と、第1面に形成され第1電極と電気的に繋がるパッドと、を含む第1ウェハを提供することと、第2ウェハを貫通する第2電極を含む第2ウェハを提供することと、第1ウェハを第2ウェハに積み、第1ウェハの第2面が第2ウェハの方向に向くように第1電極と第2電極とを接続することと、パッドを針でプローブすることと、第1ウェハが第2ウェハに積まれている状態で、第1電極にテスト信号を与え、テスト信号を第1電極および第2電極を介して第2ウェハに入力することと、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置のテスト方法、半導体装置の製造方法、および複数の半導体チップを積み重ねることを含む半導体装置の製造方法に関する。
この種の半導体装置として、インターポーザ基板上に搭載されたIOチップ上に、複数のDRAMチップを積層し、各DRAMチップとIOチップとをシリコン貫通ビア(Sivia)中に形成された貫通電極によって接続することによってメモリモジュールを構成した半導体装置がある(特許文献1)。
具体的に説明すると、特許文献1に示されたメモリモジュールの各DRAMチップには、データ信号及びデータ信号に付随するデータマスク信号を転送するために、複数のビア及びこれらビアに形成された貫通電極が設けられている。
この構成の半導体装置は、複数のDRAMチップ間の配線を短縮できると共に、消費電流の大きいDLLをIOチップだけに備えれば良いと云う利点を備えている。
しかしながら、特許文献1は、複数のDRAMチップを積層した半導体装置から出力されるデータ信号の転送速度が高くなった場合について考慮していない。即ち、特許文献1は、積層されたDRAMチップからのデータ転送速度が高速化した場合における問題点及びその対策等について記載していない。実際には、各DRAMチップからのデータ転送速度が高速化した場合、消費電力の増大及び歩留まりの低下等の問題点が生じることが確認された。
例えば、2GB(即ち、2ギガバイト)の総記憶容量を有するメモリモジュールを16個のDRAMチップによって実現する場合を想定してみる。この場合、各DRAMチップのデータ入出力用貫通電極が4個であるとすると、メモリモジュール全体では、64個のデータ入出力用貫通電極が設けられていることになる。ここで、各データ入出力貫通電極から1600Mbpsの転送速度でデータ信号が入出力されるものとすると、メモリモジュール全体では、102.4Gbps(即ち、12.8GB/s)の転送速度でデータ信号が各データ入出力貫通電極から入出力されることになる。
しかしながら、1600Mbpsのデータ転送速度で各DRAMチップからデータ信号を入出力した場合、各DRAMチップにおける消費電流は非常に大きくなり、この結果、メモリモジュール全体の消費電流もノイズも大きくなってしまう。また、1600Mbpsのデータ転送速度を実現するために例えばDDR(Double Data Rate)技術を採用した場合においても、800MHzの高い周波数で各DRAMチップを動作させる必要がある。このように、高い周波数で動作するDRAMチップを製造することはその製品の様々なスペック値(タイミング規定等)が厳しくなり、製品の歩留まりが低くなり、また、メモリコントーラ間との通信においてメモリモジュールの安定動作を保証することも難しくなってしまう。これらは、積層されるチップの枚数が増加する程、積層厚さに比例するシリコン貫通ビアとビア間接続の総寄生抵抗や総寄生容量等によって、高周波動作(高いデータ転送レート)に影響を及ぼすからである。
本発明は、DRAMチップのようなチップダイからのデータ転送速度を上げることなく、メモリモジュール全体における転送速度の上昇に対処できる半導体装置を企図している。
本発明の半導体装置のテスト方法は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面から前記第2面へ第1ウェハを貫通する第1電極と、前記第1面に形成され前記第1電極と電気的に繋がるパッドと、を含む前記第1ウェハを提供することと、第2ウェハを貫通する第2電極を含む前記第2ウェハを提供することと、前記第1ウェハを前記第2ウェハに積み、前記第1ウェハの前記第2面が前記第2ウェハの方向に向くように前記第1電極と前記第2電極とを接続することと、前記パッドを針でプローブすることと、前記第1ウェハが前記第2ウェハに積まれている状態で、前記第1電極にテスト信号を与え、前記テスト信号を前記第1電極および前記第2電極を介して前記第2ウェハに入力することと、を含む。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体装置を形成することと、前記半導体装置をテストすることと、を含み、前記テストすることは、第1ウェハに形成された第1電極が、第2ウェハに形成された第2電極と接続されるように、前記第1ウェハを、前記半導体装置を有する前記第2ウェハに積むことと、前記第1ウェハの前記第1電極にテスト信号を与え、前記テスト信号を前記第1電極および前記第2電極を介して前記半導体装置に入力することと、を含み、前記第1電極は、前記第1ウェハを貫通し、前記第2電極は、前記第2ウェハを貫通すると共に前記半導体装置と電気的に繋がる。
本発明の複数のチップを積み重ねることを含む半導体装置の製造方法は、前記複数の半導体チップのそれぞれは、テスト方法により既にテスト済みであり、
前記テスト方法は、
第1ウェハに形成された第1電極が、第2ウェハに形成された第2電極と接続されるように、前記第1ウェハを、前記半導体チップを有する前記第2ウェハに積むことと、前記第1ウェハの前記第1電極にテスト信号を与え、前記第1電極および前記第2電極を介して前記テスト信号を前記半導体チップに入力することと、を含み、前記第1電極は、前記第1ウェハを貫通し、前記第2電極は、前記第2ウェハを貫通すると共に前記半導体チップと電気的に繋がる。
前記テスト方法は、
第1ウェハに形成された第1電極が、第2ウェハに形成された第2電極と接続されるように、前記第1ウェハを、前記半導体チップを有する前記第2ウェハに積むことと、前記第1ウェハの前記第1電極にテスト信号を与え、前記第1電極および前記第2電極を介して前記テスト信号を前記半導体チップに入力することと、を含み、前記第1電極は、前記第1ウェハを貫通し、前記第2電極は、前記第2ウェハを貫通すると共に前記半導体チップと電気的に繋がる。
また、ESD(electroStaticDicharge)回路の能力を配置場所に応じて変化させても良い。更に、通常時は、選択的に一つのスイッチの活性に対して、試験時にはすべてのスイッチを活性化することも可能である。
本発明では、同一構成のチップダイを組み合わせることにより、設計の自由度を高めることができる。更に、本発明によれば、各チップダイからのデータ転送速度を高速化することなく、メモリモジュール全体におけるデータ転送速度を上げることができるため、各チップダイにおける消費電流を低減できると云う利点がある。また、各チップダイを低動作周波数で動作させることができ、チップダイの製造の歩留りを上げることができる。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を説明する。図示された半導体装置は、例えば、絶縁材によって形成された積層用基板20と、当該積層用基板20の一表面上に積層された複数のチップダイ(ここでは、第1〜第8のチップダイ210〜217)とを備え、これによって、メモリモジュールを構成している。この実施例では、各チップダイ210〜217はメモリ機能を備えているものとして説明するが、本発明に係るチップダイはメモリ機能を有するものに限られない。ここで、積層用基板20のチップダイ搭載側表面とは反対側の表面上には、外部データ信号、アドレス信号、外部制御信号、外部クロック信号等、半導体装置が搭載される実装基板(図示せず)上の実装ピッチに対応してBGA(ボールグリッドアレイ)端子が設けられている。尚、チップダイ210は半導体基板、特に、シリコンチップによって形成されているため、当業者では、一般に半導体チップと呼ばれている。
また、チップダイ210と積層用基板20との間には、複数のチップダイを制御するコントローラ等のIOチップが設けられても良いし、図示されているように、積層用基板20上にチップダイ210のみが搭載される半導体装置であっても良い。IOチップがチップダイ210〜217と共に積層される場合には、当該IOチップにメモリコントローラが設けられて、メモリシステムを構成する。他方、コントローラが積層用基板の外部(半導体装置の外)に設けられる場合には、積層されたチップダイを含む半導体装置とその外部に設けられたコントローラにより、メモリシステムが構成される。
複数のチップダイ210〜217のそれぞれは、後述するシリコン貫通ビアと呼ばれるTSV(Through−Silicon Via)を備え、複数のチップダイ間は、TSV技術に関連するバンプ等の技術で接続されている。積層用基板20とチップダイもバンプ等で接続される。
ここで、各チップダイ210〜217は、第1のチップダイ210によって代表して示されているように、メモリアレイ230、当該メモリアレイ230に接続された複数のIO回路(ここでは32個:即ち、2500〜2531)、各IO回路2500〜2531から引き出された入出力線に接続された複数のスイッチ(ここでは、8個のスイッチ1000〜1007:1010〜1017:・・・1310〜1317)を備えている。
尚、スイッチを表す参照番号、例えば、1310の最上位の数値“1”は、第1のチップダイの番号、最下位の数値“0”はスイッチの番号をあらわし、最上位と最下位の数値の間の数値“31”は、IO回路の番号2500〜2531の下二桁に対応している。
各入出力線に接続された8個のスイッチ、例えば、1000〜1007はそれぞれ8個のビアV1000〜V1007に設けられた貫通電極に接続されている。同様に、スイッチ1010〜1017に対応して8個のビアV1010〜V1017が設けられている。このことは、他のスイッチについても同様である。したがって、スイッチ1310〜1317に対応して、ビアV1310〜V1317がそれぞれ設けられ、第1のチップダイ210には、合計256個のビアがデータ転送用に備えられていることになる。同様に、後述するデータ転送用(IO信号)以外の複数の制御信号に対しても同様にビアが設けられている。
図示された例では、各入出力線に接続された8個のスイッチのいずれか一つを選択するように設定されるROM2700〜2731が設けられている。ROM2700〜2731は、EEPROMでもよいし、アンチヒューズの構成でも良い。後述するその他のROMも同様である。尚、この実施形態では、各IO回路2500〜2531のそれぞれに対応してROM2700〜2731が一つずつ設けられているが、各IO回路2500〜2531に接続されたスイッチ1000〜1317全てを単一のROMによって選択するように構成しても良い。
更に、第1のチップダイ210以外の第2〜第8のチップダイ211〜217は、第1のチップダイ210と同様な構成を備え、それぞれ、第1のチップダイ210と同様に、スイッチ2000〜2317;・・・;8000〜8317を有している。具体的に云えば、第2のチップダイ211には、第1のチップダイ210と同様に、スイッチ2000〜2317に対応して、256(32×8)個のデータ転送用ビアV2000〜V2317及びデータ転送用貫通電極が設けられ、第8のチップダイ217には、スイッチ8000〜8317に対応して、256個のデータ転送用ビアV8000〜V8317が設けられている。
前述したように、第1〜第8のチップダイ210〜217は互いに同一の構成を備えているから、同一な設計、パターンレイアウトと製造工程で製造できる。
また、図示された例では、各入出力線に接続された8個のスイッチの内、単一のスイッチのみがROM2700〜2731によって導通状態になるように設定されている。したがって、第1のチップダイ210では、各IO回路2500〜2531に接続されたスイッチ1000〜1007;1010〜1017;・・・;1310〜1317の内のそれぞれ一つが導通状態となるように、ROM2700〜2731によって選択されている。この結果、第1のチップダイ210では、32個のスイッチが導通状態になるように設定されている。このため、第1のチップダイ210からは、同時に32ビットのデータ信号(×32ビットのデータ信号)が入出力されることになる。
更に、第2〜第8のチップダイ211〜217においても、第1のチップダイ210と同様に、32個のスイッチが導通状態となるようにROMによって設定されているが、導通状態となる32個のスイッチの位置は、各チップダイ210〜217において互い異なっている。例えば、第1のチップダイ210ではスイッチ1000、1010、・・・1310が導通し、第2のチップダイ211では、スイッチ2001、2011、・・・2311が導通し、以降同様な規則によって、第8のチップダイ217では、スイッチ8007、8017、・・・8317が導通している。
この結果、第1のチップダイ210では、スイッチ1000、1010、・・・1310とこれらスイッチに対応するデータ転送用ビアV1000、V1010、・・・V1310を介して、32ビットの幅を有するデータ信号の送受が行われる。同様に、第2のチップダイ211では、スイッチ2001、2011、・・・2311と対応するデータ転送用ビアV2001、V2011、・・・V2311を介して、データ信号の送受が行われ、第8のチップダイ217では、スイッチ8007、8017、・・・8317及びデータ信号転送用ビアV8007、V8017、・・・V8317を介してデータ信号の送受が行われる。
第1〜第8のチップダイ210〜217に設けられ、導通していないスイッチに接続されたデータ信号転送用ビアは、各チップダイでは使用されることなく、単に、他のチップダイからのデータ信号を通過させるだけである。
したがって、メモリモジュール全体では、256個のビアに形成されたデータ転送用貫通電極を通してデータ信号(×256ビットのデータ信号)が入出力されることになる。
このように、図示されたメモリモジュールは、積層されるチップダイの数及び外部回路(メモリコントローラ等)との間で入出力されるデータ信号のビット数に応じた数のビア(例えば、256個)を備えていることを特徴としている。尚、前述したように、ビアに形成されたデータ転送用貫通電極は、複数のチップダイを何枚積層しても、単一のデータ線として動作している。尚、この8枚のチップダイの積層は一例であり、例えば16枚であれば、16個のスイッチとそれに対応する16個の貫通電極が備えられ、前述と同様なスイッチ制御となる。
ここで、図示されたメモリモジュールあたりのデータ転送速度が12.8Gバイト/sec(102.4Gbit)で、メモリモジュールの記憶容量が2Gバイト(16Gbit)であるものとする。
前述したように、図1に示された8つのチップダイを備えたメモリモジュールでは、256個のビアに形成されたデータ転送用貫通電極を通して、データ信号が送受される。この場合、各データ転送用貫通電極からは、400Mbps(102.4Gbit/256)のデータ転送レートで、データ信号が送受されれば良いことになる。このように、各チップダイ210〜217におけるビアの数をチップダイの積層数に応じて増加させることにより、各チップダイ210〜217のデータ転送用貫通電極から送受されるデータ信号のデータ転送レートを、従来技術の転送レートよりも低下させることができ、低消費電力で安定してメモリコントローラとの通信ができると共に、12.8Gバイト/secのデータ転送速度を有するメモリモジュールを構成できる。
一方、メモリコントローラでは、パラレルシリアル変換回路(不図示)を備える。例えば、メモリチップダイからのリードデータ通信において、このパラレルシリアル変換回路は、それぞれのチップダイから400Mbpsで通信されたデータをシリアルに変換し、1600Mbpsのデータに変換し、CPU等に提供する。更に、メモリコントローラは、CPU等からの1600Mbpsのシリアルデータ信号を400Mbpsのパラレルに変換して各チップダイに送出するシリアルパラレル変換回路も備えている。
上記した構成によれば、各チップダイ210〜217は、従来技術に対してそれぞれ低速で動作させることができるため、高速で動作するチップダイ(従来)に比較して消費電流を低下させることができ、安定した通信ができると共に、製造歩留まりを上げることができる。
尚、チップダイ210〜217がコントローラを備えたIOチップ上に積層される場合(つまり、モールド等で樹脂材により1つにパッケージングされた半導体装置として、少なくとも複数のメモリチップとそれを制御するメモリコントローラチップが、含まれる場合)、IOチップには、各チップダイ210〜217に設けられたビアの数と同じ数のビアが設けられ、これらIOチップ上のビアに形成されたデータ転送用貫通電極は各チップダイのデータ転送用貫通電極と接続され、コントローラとの間でデータ信号の送受を行う。この場合、コントローラは、チップダイ210〜217から256個のデータ転送用貫通電極からのデータ信号をパラレルーシリアル変換する回路を備えると共に、外部からのデータ信号をシリアルーパラレル変換する回路を備えている。
一方、IOチップが設けられていない場合(つまり、モールド等で樹脂材により1つにパッケージングされた半導体装置として複数のメモリチップが含まれ、それを制御するメモリコントローラは、異なるパッケージにより別個な半導体装置となる場合)、積層用基板20のBGA端子から与えられるデータ信号を外部に設けられたコントローラでデータ転送速度を変換する。
図2を参照すると、チップダイ(ここでは、チップダイ210を例にとって説明する)の電気回路構成が示されている。図示されたチップダイ210は、メモリセルアレイ230、図1に示されたスイッチ1000〜1317、IO回路2500〜2531、入出力線、及びビアV1000〜V1317に形成された貫通電極を集積化したインタフェース回路30を備えている。インタフェース回路30は、実際には、IO回路2500〜2531、スイッチ1000〜1317、ROM2700〜2731、及び貫通電極(V1000〜1317(DQ))を備えているが、図示された例では、簡略化のために、IO回路2500、スイッチ1000、ROM2700、ビアV1000に設けられた貫通電極(DQ)1000だけが示されている。
一方、図示されたメモリセルアレイ230は、バンク0〜7、各バンク0〜7に接続されたセンスアンプ、カラムデコーダ、及びロウデコーダを備えている。また、外部から与えられるアドレス信号A0〜A13、バンクアドレスBA0〜BA2に対応して、ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ及びカラムアドレスバッファ及びバーストカウンタが設けられると共に、モードレジスタが備えられている。
更に、外部から与えられるコマンド信号/CS,/RAS,/CAS,/WEに対応してコマンドデコーダ及びコントロールロジック回路が設けられている。コマンドデコーダ及びコントロールロジック回路には、クロック発生器からクロック信号が与えられている。
図示されたチップダイ210は、メモリセルアレイ230とデータ転送用の貫通電極(DQ)との間に、前述したように、インタフェース回路30を備えている。当該インタフェース回路30は、ラッチ回路及びデータ制御回路を介してカラムデコーダに接続されている。ラッチ回路及びデータ制御回路は、コントロールロジック回路によって制御されている。更に、クロック発生器からのクロック信号はカラムデコーダ及びラッチ回路にも供給されている。
図示されたインタフェース回路30は、図1に示されたすべてのIO回路、ROM、スイッチ、及びデータ転送用貫通電極を備えている。更に、インタフェース回路30には、オンダイターミネーション信号(ODT)及びデータマスク信号(DM)用端子、データストローブ信号(DQS,/DQS)用端子、RDQS,/RDQS用端子が設けられている。
尚、メモリセルアレイ230を構成するバンク0〜7、カラムデコーダ、ロウデコーダ等の各構成要素は通常のDRAMで使用されているものを使用できるから、ここでは、説明を省略する。
図2では、チップダイ210についてのみ説明したが、他のチップダイ211〜217も同様な構成を備えている。
図3(A)及び(B)を参照して、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を説明する。図3(A)に示された半導体装置は、第1〜第16のチップダイD0〜D15を含むメモリモジュールである。各チップダイD0〜D15には、256個のデータ転送用貫通電極(即ち、DQピン)が備えられており、この点では、図1に示された実施形態に係る半導体装置と同様である。したがって、第1の実施形態と同様に、各チップダイD0〜D15から、256個のデータ転送用貫通電極を通して、低速でデータ転送を行うことができ、メモリモジュールの消費電力を低電力化することができる。
しかしながら、図3(A)に示された第2の実施形態に係るメモリモジュールは、第1の実施形態に比較して、2倍のチップダイD0〜D15を備えている点で、第1の実施形態に係るメモリモジュールとは異なっている。
具体的に説明すると、図3(A)に示されたメモリモジュールでは、第1〜第16のチップダイD0〜D15が第1及び第2のグループに区分されており、第1及び第2のグループをシステム制御信号C0及びC1で切り換える構成を有している。即ち、図示された例では、第1のグループは第1〜第7のチップダイD0〜D7によって構成されており、第2のグループは第8〜第15のチップダイD8〜D15によって構成されている。
更に、この実施形態では、第1及び第2のグループを選択するシステム制御信号(即ち、グループ選択信号)C0及びC1が、チップセレクト信号CS、クロックイネーブル信号CKE、及び、クロック信号CK,/CKを選択するために使用される。これらチップセレクト信号CS、クロックイネーブル信号CKE、及び、クロック信号CK,/CKを第1及び第2のグループで互いに分離することによって、第1及び第2のグループのいずれかに属するチップダイを選択的に動作させることができる。
実際、各チップダイD0〜D15が1Gビットのメモリセルアレイを有している場合、16個のチップダイにより2Gバイトの記憶容量を備え、256ビットのデータ幅を有するデータ信号を入出力できるメモリモジュールを構成することができる。
この場合におけるチップダイD0〜D15には、それぞれ、256個のデータ信号(DQ)転送用貫通電極(DQ000〜DQ031;DQ100〜131;・・・DQ700〜DQ731)、32個のDM用貫通電極(DM00〜DM03;DM10〜DM13;…DM70〜DM73)、32個のデータストローブ信号(DQS00〜DQS03;DQS10〜DQS13;・・DQS70〜DQS73)用貫通電極、14個のアドレス用貫通電極(A0〜A13)、2個のバンクアドレス用貫通電極(BA0〜BA1)、3個のコマンド信号用貫通電極(/RAS,/CAS,/WE)、及び10個の制御信号用貫通電極(CS0,CS1,CKE0,CKE1,CK0,CK1,/CK0,/CK1,ODT0,ODT1)を含む合計349個の貫通電極が設けられる。尚、その他の貫通電極について、本発明に関連しない貫通電極(電源等の貫通電極を含む)は、開示していない。
上記したことからも明らかなように、第1のグループのチップダイD0〜D7と、第2のグループのチップダイD8〜D15は、データ信号転送用貫通電極、DM用貫通電極、データストローブ信号用貫通電極、バンクアドレス用貫通電極、コマンド信号用貫通電極、及び、制御信号用貫通電極を共通に使用している。
したがって、図示された実施形態では、制御信号用貫通電極に供給される制御信号によって、データ信号転送用貫通電極、DM用貫通電極、データストローブ信号用貫通電極、コマンド信号用貫通電極が第1及び第2のグループのいずれのグループで使用されているかを識別する必要がある。
図3(B)を参照すると、システム制御信号C0、C1に応じて、各チップダイ(例えば、210)上で、チップセレクト信号CS、クロックイネーブル信号CKE、クロック信号CK,/CK(CKB)、及びオンダイターミネーション信号(ODT)を選択する回路が示されている。図示された回路は、各チップダイ(210)上のインタフェース回路30に設けられており、チップセレクトパッドCSP、クロックイネーブルパッドCKEP、クロックパッドCKP,CKBP、及びODTパッドODTPを備え有している。各パッドからの信号は、IO回路(例えば、2500)の対応する入力回路IO1〜IO5に供給される構成を備えている。
各チップダイのグループに応じた各種信号を選択するために、システム制御信号C0及びC1によって導通状態となるスイッチ及びビアが設けられている。具体的に説明すると、システム制御信号C0に応じて導通状態となるチップセレクト用スイッチCS0、クロックイネーブル用スイッチCKE0、クロック用スイッチCK0、CKB0、及びODT用スイッチODT0が設けられており、各スイッチは、ビアVIAC0CS、VIAC0CKE、VIAC0CK、VIAC0CKB、及びVIAC0ODTの貫通電極と接続されている。
他方、システム制御信号C1に応じて導通状態となるチップセレクト用スイッチCS1、クロックイネーブル用スイッチCKE1、クロック用スイッチCK1、CKB1、及びODT用スイッチODT1が設けられており、各スイッチは、ビアVIAC1CS、VIAC1CKE、VIAC1CK、VIAC1CKB、及びVIAC1ODTの貫通電極と接続されている。
図示された例において、図示されたチップダイ(210)がシステム制御信号C0のグループに属している場合、チップセレクト用スイッチCS0、クロックイネーブル用スイッチCKE0、クロック用スイッチCK0、CKB0、及びODT用スイッチODT0が導通状態となっており、この結果、各パッドを介して与えられる信号が当該チップダイ(210)の入力回路に供給されると共に、ビアVIAC0CS、VIAC0CKE、VIAC0CK、VIAC0CKB、及びVIAC0ODTに設けられた貫通電極を通して、同一のグループに属する他のチップダイにも供給される。
同様に、チップダイがシステム制御信号C1のグループに属している場合、スイッチCS1、CKE1、CK1、CKB1、ODT1を介して、同一のグループに属する他のチップダイに、ビアVIAC1CS、VIAC1CKE、VIAC1CK、VIAC1CKB、及びVIAC1ODTに設けられた貫通電極を通して、上記した各種制御信号が供給される。
このように、システム制御信号C0、C1を使用して、データ信号だけでなく、各種制御信号をも、各グループに分けることができる。
図4を参照すると、図3に示された第2の実施形態に係る半導体装置におけるチップダイとビア配列が示されている。図4の左側に示されているように、図3に示された第1〜第16のチップダイD0〜D15がウェハ上に作成され、配置されている。図示された例では、ウェハ上に、第1のグループに属し、且つ、システム制御信号C0によって制御される第1〜第7のチップダイD0〜D7が縦方向に一列に配置されており、第2のグループに属し、且つ、システム制御信号C1によって制御される第8〜第16のチップダイD8〜D15が第1〜第8のチップダイD0〜D7の列に隣接して配置されている。
ここでは、説明の簡略化のために、第1〜第16のチップダイD0〜D15が全て良品であるものとして説明するが、チップダイに不良品がある場合には、ウェハ上の他の領域のチップダイを使用することも可能である。
図4の右側には、第1〜第16のチップダイD0〜D15におけるビア(TSV)配列部分が拡大して示されている。各チップダイD0〜D15には、積層されるチップダイの数に対応した段数(ここでは、縦(Y)方向に8列)のデータ信号転送用ビアである貫通電極(DQ)が設けられている。具体的に説明すると、第1〜第16のチップダイD0〜D15の各チップダイには、データ転送用貫通電極DQに対応した各チップダイ用の32個のビアDQ0−15,DQ16−31(グレイで示されている32行)が横(X)方向一行(32個)に配列されると共に、他のチップダイで使用されるデータ転送用貫通電極DQ0−15、16−31がチップダイの積層枚数だけ設置されている。
更に、データ転送用貫通電極DQ0−15、16−31の間には、半導体チップの動作を制御する制御信号であるシステム信号用ビアセット(CS,CKE,CK,/CK,ODT)(グレイで示されている)がグループ数に対応する2段(2列)構成で6個備えられており、これらシステム信号用ビア(TSV)の一方の段が各グループに割当られている。この例では、グレイで示されたシステム信号用ビアセットのうち、上段のビアがシステム信号C0で制御される第1のグループに割り当られており、下段のビアセットがシステム信号C1で制御される第2のグループに割り当てられている。
図4からも明らかな通り、第1のチップダイD0には、グレイで示されているように、横方向に配列された第1段目(最上段)の32個のデータ転送用ビアが割り当てられており、第2のチップダイD1には、同様に、横方向に配列された第2段目の32個のデータ転送用ビアが割り当てられ、第8のチップダイD7には、第8段目の32個のデータ転送用ビアが割り当てられている。
更に、第2のグループを形成する第8のチップダイD8、第9のチップダイD9、・・第16のチップダイD15には、それぞれ、第1段目、第2段目、・・第8段目の32個のデータ転送用ビアが割り当てられている。
図5を参照すると、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置が示されている。図示された半導体装置は、図4に示されたチップダイを32枚使用して構成されたメモリモジュールである。この関係で、メモリモジュールは第1〜第31のチップダイD0〜D31によって構成され、各チップダイD0〜D31は、1Gビットの記憶容量を有し、256個のデータ転送用貫通電極DQ0〜31を備えている。当該メモリモジュールは全体として4Gバイト(32Gビット)の記憶容量を有している。
図示されているように、第1〜第8のチップダイD0〜D7はシステム制御信号C0によって制御される第1のグループを構成し、第9〜第16のチップダイD8〜D15はシステム制御信号C1によって制御される第2のグループを構成している。同様に、図5の下部に示された第17〜第24のチップダイD16〜D23はシステム制御信号C0によって制御される第1のグループを構成し、第25〜第32のチップダイD24〜D31はシステム制御信号C1によって制御される第2のグループを構成している。
この構成では、図3に示された実施形態と同様に、第1及び第2のグループがシステム制御信号C0,C1によって選択的に切り換えられる。更に、図3に示された実施形態に比較して、チップダイの数が2倍(32枚)になった関係で、各チップダイでは、256個のデータ転送用貫通電極DQのうち、16個が使用されることとなる。したがって、各チップダイでは、×16ビットのデータ信号が入出力される。
図5に示されたメモリモジュールを構成するためには、×32ビットのデータ信号を入出力する各チップダイを、×16ビットのデータ信号DQを入出力するように切り換える必要がある。
図6を参照すると、×32ビットのデータ信号を×16ビットのデータ信号に変換するインタフェース回路30の一部が示されている。図示されたインタフェース回路30は、各チップダイに搭載されており、ここでは、第1〜第8のチップダイD0〜D7と、第9〜第16のチップダイD8〜D15とは同一の構成を有しているため、括弧内の数値は、第9〜第16のチップダイD8〜D15に割り当てられた入出力線及び第9〜第16のチップダイD8〜D15のデータ信号である。
図示された例では、図1に示されたROM2700等(ここでは、第1のROMと呼ぶ)によって選択されるチップダイ選択線がD0(8)〜D7(15)で示されており、各チップダイ選択線は図1と同様にスイッチ1280〜1287、1290〜1297、1300〜1307、及び、1310〜1317と接続されており、且つ、スイッチ1280〜1317(ここでは、第1のスイッチと呼ぶ)はそれぞれビアV1280〜V1317に接続されている。
図示されたチップダイのインタフェース回路30は、データ信号パッドDQ28〜DQ31、当該データ信号パッド(DQ28〜DQ31)にそれぞれ接続されたデータ入出力線DIN,DOUT、及び出力MOSトランジスタを有している。
更に、データ入出力線のうち、1本おきに配置されデータ入出力線(ここでは、データ信号パッド(DQ28、DQ30)に接続されたデータ入出力線)には、制御信号TX16によって制御される第2のスイッチSW−2を備えている。当該第2のスイッチSW−2は、制御信号TX16によって導通、非導通状態となり、非導通状態のときには、データ信号パッドDQ28,DQ30に対する入出力を禁止して、データ信号パッドDQ29,DQ31に対する入出力するように動作する。例えば、DQ28の出力MOSのデータを、データ信号パッドDQ29へ出力する。導通状態のときには、DQ28の出力MOSのデータを、データ信号パッドDQ28へ出力する。データ入力の時も同様である。尚、このとき、データ信号パッドDQ29の本来の出力MOS回路は、不図示の制御により使用されない。
図5に示された例のように、×16ビットのデータ信号の入出力を行う場合、第2のスイッチSW−2は制御信号TX16によって非導通状態に置かれており、この結果、×32ビットの各チップダイが×16ビットの入出力を行うチップダイに変換される。
このように、図示された例では、32個の出力MOSから×32ビットのデータを16個の出力MOSから出力するように、制御信号TX16によって制御している。したがって、制御信号TX16はデータを圧縮制御する信号として役立つため、ここでは、制御信号TX16をデータ圧縮制御信号と呼ぶ。
×32ビットの各チップダイを×16ビットの入出力を行うチップダイに変換するデータ圧縮制御信号は、チップダイ毎に個別に第2のスイッチを制御する第2のROM(第1のスイッチを制御するROM2700等とは、異なる)の状態を設定することによって生成される。例えば、チップダイD0では、SW−2を非導通状態に設定するように第2のROMを設定し、DQ28の出力MOSのデータを、データ信号パッドDQ29へ出力する。一方、チップダイD1では、SW−2を導通状態に設定するように第2のROMを設定し、DQ28の出力MOSのデータを、データ信号パッドDQ28へ出力する。尚、各チップダイのインタフェース回路30に設けられた第2のスイッチSW−2は積層された場合、ビア(TSV)を介して積層基板の外部端子に接続される。
図7(A)及び(B)を参照して、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置を説明する。図7(B)に示された半導体装置は、図4に示されたチップダイと同様なチップダイを使用したメモリモジュールであり、チップダイの数を変化させることにより複数種類の製品を構成できる。
ここでは、図7(B)に示すように、チップダイD0とD8の2枚のチップダイによって構成される第1のメモリモジュール、チップダイD0,D8;D1,D9の4枚のチップダイによって構成される第2のメモリモジュール、チップダイD0,D8;D1,D9;D2,D10;D3,D11の8枚のチップダイに構成される第3のメモリモジュール、及び、チップダイD0,D8;D1,D9;D2,D10;D3,D11;D4,D12;D5,D13;D6,D14;D7,D15の16枚のチップダイによって構成される第4のメモリモジュールが得られる。図示された例では、システム制御信号C0,C1によってチップダイを第1及び第2のグループに区分している。
第1〜第4のメモリモジュールは、それぞれ2Gビット、4Gビット、8Gビット、及び、16Gビットの記憶容量を有している。第1〜第4のメモリモジュールのように、互いに異なる積層数のチップダイを積層した場合、ビアに形成されたデータ転送用貫通電極の寄生容量、寄生抵抗(それらは、チップダイ自身の厚さ(即ち、シリコン基板の厚さ)によって依存する)と、チップダイ間(貫通電極間)を接続するバンプ等による寄生容量及び寄生抵抗が変化し、これら総寄生容量及び総寄生抵抗による時定数が変化することを考慮しておく必要がある。第4の実施形態においては、チップダイの積層枚数に応じて、好ましくは、積層枚数とグループ数とに応じて、出力バッファの出力駆動能力を最適化する構成と、その駆動能力制御を行う第3のROMが設けられている。当該第3のROMは、メモリモジュールを構成する半導体装置内部(例えば、IOチップ)に設けられても良いし、或いは、半導体装置の外部に設けられても良い。
図7(A)を参照すると、寄生容量及び寄生抵抗による時定数の変化に応じて、インタフェース回路30に設けられる出力バッファの出力駆動能力を最適化する回路構成が示されている。ここでは、互いに異なる駆動能力を備えた4つの出力バッファX1,X2,X4,及びX8(数値は、能力比を示す)が設けられている。各出力バッファX1〜X4は、インバータ、NAND、NOR、及びCMOSトランジスタによって構成されており、回路構成自体は同一であるが、互いサイズの異なるトランジスタによって形成されている。
各出力バッファX1〜X8には、出力されるべきデータ信号として、極性の異なる出力信号OUTP,OUTNが与えられており、更に、図示しない第3のROMからトリミング信号TOUTが与えられている。この構成では、例えば、第1のメモリモジュールの場合には、トリミング信号TOUTにより出力バッファ回路X1だけが動作状態となるように設定され、他方、第2のメモリモジュールの場合には、トリミング信号TOUTにより例えば出力バッファ回路X1、X2とが動作状態になるように設定される。同様に、第3のメモリモジュールを構成する場合には、トリミング信号により、出力バッファ回路X1とX4が動作状態になり、第4のメモリモジュールを構成する場合には、出力バッファ回路X1とX8が動作状態になるように設定される。このように、IO回路2500に接続された信号線を駆動するために、IO回路2500内の出力バッファの構成を、複数の出力バッファとし、チップダイの積層数、即ち、チップダイの枚数値やグループ数によって、活性化される出力バッファの数を制御することができる。即ち、トリミング信号TOUTとそれを生成する第3のROMは、本発明に係る半導体装置における出力バッファの数を制御する制御信号として役立つ。
この構成によれば、単一(同一な設計、パターンレイアウトと製造工程)種類のチップダイを使用して、種々の記憶容量を備えたメモリモジュールを構成できると言う利点がある。
更に、第4の実施形態においては、図7(B)に示されたような4種類のメモリモジュールを選択的に構成する場合、単に出力バッファ回路X1〜X4を選択するだけでなく、出力電源電圧をも変化させることが望ましい。これは、第1に各チップダイからのデータ転送速度を従来製品の800MHzに比べて200MHz程度まで低下させることができるので、通常の電源電圧VDD(1.8V)よりも低い電圧で最適に動作させることができる。第2に、チップダイの積層枚数に応じて、好ましくは、積層枚数とグループ数とに応じて変化する総寄生容量及び総寄生抵抗による時定数に応じて、通常の電源電圧VDD(1.8V)よりも低い電圧で最適に動作させることができる。
つまり、積層されたチップダイで構成された複数の製品(積層メモリデバイス)種類毎に、動作周波数や内部の時定数等が異なり、最適な駆動能力に対応する駆動電圧が異なるので、第3のROMによって、出力バッファの出力駆動電圧を最適化する回路構成が、開示される。
図8を参照すると、図7(A)に示されたトリミング信号TOUTを利用して、メモリモジュールに応じたIO回路2500内の出力トランジスタ(TR1)ヘ電源電圧を供給する電源電圧変換回路PSが示されている。電源電圧変換回路PSは、積層メモリデバイスの端子(BGA)もしくは各チップダイの電源端子に相当する貫通電極(TSV)に与えられた出力トランジスタ専用の電源VDDQから、図7(B)に示された第1〜第4のメモリモジュール(積層メモリデバイス種別毎)に応じた4つの電源電圧VDDQ0(1.8V、1.5V、1.2V、0.9V)を供給する。電源電圧変換回路PSは、インタフェース回路30に設けられている。
尚、出力トランジスタ(TR1)を制御する前段の論理素子の電源は、適宜、電源VDDQから変更された電源電圧VDDQ0の電圧へレベルシフトしても良い。
図9を参照すると、本発明の第5の実施形態に係る半導体装置が示されている。上記した実施形態は、複数のチップダイを2つのグループに区分して、システム制御信号によって、グループを選択する構成を有しているが、第5の実施形態はチップダイをグループに分けない場合にも適用できる。図9に示された半導体装置は、第1〜第8のチップダイD0〜D7を単一のシステム制御信号C0によって制御する構成を備えたメモリモジュールの一例である。
図示された各チップダイD0〜D7は、図4に示されているように、1Gバイトの記憶容量を備え、256個のデータ転送用貫通電極(DQ)を有している。このように、単一のシステム制御信号C0によって制御する構成でも、各チップダイD0〜D7から×32ビット幅のデータ信号DQを例えば、200MHz程度のデータ転送速度で出力することができ、各チップダイの消費電力を低減することができる。
図10を参照して、本発明の第6の実施形態に係る半導体装置を説明する。図示された半導体装置は、メモリモジュールを構成しており、当該メモリモジュールを形成するチップダイ等では、導電体、人体等がチップダイに接触すると、回路中に放電パスが形成され、静電放電(Electrostatic Discharge:ESD)が生じて回路が破壊されることがある。このため、DRAM等の通常のメモリモジュールでは、ESD保護回路が備えられるのが普通であるが、チップダイを積層したメモリモジュール(本発明の積層メモリデバイス)に適したESD保護回路については、検討されていない。
図10には、図1に示された各チップダイ210のビアV1000〜V1007に形成されたデータ信号転送用貫通電極と、当該データ信号転送用貫通電極に接続されたスイッチ1000〜1007との間に、それぞれESD保護回路42が備えられている。このように、貫通電極に対応してESD保護回路42を設けることにより、1つのチップダイ当たり、且つ、一つの貫通電極(積層メモリデバイスの端子(BGA)に接続される)当たりのESD保護回路42の回路規模を非常に小さくできる。
これは、図1を参照して説明したように、各スイッチ1000〜1007はROM2700によって8個のスイッチのいずれか一つが選択される状態になっている。(ROM2700からは8本のスイッチ制御信号線が出力される)このため、複数のチップダイが積層された後の積層メモリデバイスの端子(BGA)からの視点においては、チップダイの積層数の数に等しいESD保護回路42が動作可能な状態になっているから、パッケージ後(アセンブリ工程後)では、十分なESD耐性を有するメモリモジュールが得られる。
一方、チップダイをウェハ上で試験する場合(アセンブリ工程前)、チップダイ上にウェハ(図4の状態)試験時のみプロービングピンが接触するパッド44を図10のように設けておき、設定前のROM2700の出力信号を全てハイにすることによって全てのスイッチ1000〜1007を導通状態にすれば良い。これによって、単一のESD保護回路42の能力を8倍まで高め、ESDによる破壊を防止できる。
図11を参照すると、前述したように、ROM2700の設定前に、全てのスイッチ1000〜1007を導通状態にするための試験用スイッチ制御回路480が示されている。図示されている回路は、ROM2700の一素子である不揮発性素子46、スイッチ48、及び、2つのインバータ回路50、52によって構成されたフリップフロップ、キャパシタC1とC2を備えている。図示されたスイッチ48は、ESD耐性を備えた高耐圧トランジスタ(FETのゲート絶縁膜厚が一般の論理回路のトランジスタよりも厚いトランジスタ、拡散層のノードが一般トランジスタよりも濃い/深い等のMOS/MIS型のFETトランジスタの構造)によって構成される。インバータ回路50の出力はスイッチ1000〜1007に供給される。
図11の回路では、チップダイの試験の際、テスト信号(test)が与えられると(即ち、試験信号が活性化されると)、スイッチ48が低電位側電源(VSS)を選択し、インバータ50の出力データ(情報“1”)が、図10の各スイッチ1000〜1007に供給され、この結果、全てのスイッチ1000〜1007が導通状態となって、8個のESD保護回路42がパッド44に接続される状態となる。これによって、十分なESD耐性を保った状態で、ウェハ試験を行うことができる。ウェハ試験内の最後の工程において、不揮発性素子46は製品種別毎に対応するスイッチのオン/オフ(図4を参照)に合わせて情報0(PROGRAM)又は1(ERASE)に設定され、アセンブリ工程後(即ち、製品搭載後)非試験時においては、スイッチは不揮発性素子46とフリップフロップを接続する。よって、他のスイッチとの導通(競合)によるとの異なるチップダイ間のIO回路同士のバスファイトは生じない。尚、高耐圧トランジスタで構成されたスイッチ48に入力されるテスト信号は、不図示のプロービングパッドを介して供給される。よって、スイッチ48は、高耐圧トランジスタで構成される。尚、キャパシタC1とC2は、アセンブリ工程後の積層メモリデバイスの動作において、電源投入時(パワーアップシーケンスにおけるデバイスの外部電源VDDが立ち上がる時)の異なるチップダイ間のIO回路同士のバスファイトの防止であり、不揮発性素子46の出力電圧が確定するまで、すべてのスイッチ回路に対応するそれぞれのフリップフロップの出力を情報“0”(Low)にする機能を備える。
図12を参照すると、本発明の第6の実施形態に係るメモリモジュールの変形例が示されている。この例では、各チップダイの各IO回路2500に、ESD保護回路42が接続されている点で、図10の回路とは異なっている。このように、各チップダイの各IO回路2500毎にESD保護回路42を設けることによっても、図10と同様に従来技術に対してESD保護回路42の回路規模を小さくできる。
具体的に説明すると、チップダイ210と積層用基板20との間に複数のチップダイを制御するコントローラ等のIOチップが設けられている積層メモリデバイスの場合(即ちチップダイ210のシリコン貫通ビア(TSV)が積層メモリデバイスの外部端子(BGA)に接続されない場合)、ヒューマンモデル(HM)のESD耐性を考慮することなくマンマシンモデル(MM)のみのESD耐性を考慮すればよいので、ESD回路の規模を小さくすることが出来る。
更に、前述(図11)と同様に、ウェハ(図4の状態)試験時のみ、試験用スイッチ制御回路480低電位側電源(VSS)へ制御し、全てのスイッチ1000〜1007を導通状態にし、8個のビアV1000〜V1007の総寄生容量をESD回路のアシスト容量とすることで更なるESD耐性の向上が得られる。
図13(A)及び(B)を参照して、本発明の第7の実施形態に係る半導体装置を説明する。この実施形態に係る半導体装置は、ESD保護回路を有しないチップダイを形成した被測定ウェハ60と、少なくともESD保護回路及びプロービング端子を搭載したチップダイを形成したダミーウェハ62とを備えている。
具体的に説明すると、図13(B)に示すように、被測定ウェハ60上の各チップダイ61は、図1に示されたチップダイと同様に、IO回路、入出力線、当該入出力線に接続された複数のスイッチ(SW)、これらのスイッチにそれぞれ接続され、TSVである貫通電極のビア(via)に形成された貫通電極、及びROMを備えている。
他方、ダミーウェハ62上の各チップダイ63は、被測定ウェハ60上のチップダイと同様な位置に設けられたTSVであるビア(via)、少なくとも各貫通電極に接続されたESD保護回路65を備えている。更に、ダミーウェハ62上のチップダイ63には、ウェハ試験時にのみプロービング針が接触するパッドが各貫通電極に接続されている。各チップダイ63には、試験用のその他の機能回路を搭載しても良い。
ウェハ試験の際には、図13(A)に示すように、被試験ウェハ60をダミーウェハ62に接触(例えば、密着)させることにより、被試験ウェハ60のビアとダミーウェハ62のビアとを電気的に接続し、ダミーウェハ62上のパッドにプロービング針を接触させることによって被測定ウェハ60上の各チップダイ61のウェハ試験を行う。この構成では、製品となるチップダイ61内にESD保護回路及びプロービング端子が不要になると言う利点がある。
また、被測定ウェハから得られた各チップダイ61を積層して、パッケージすることによってメモリモジュール(コントローラ等のIOチップを含む積層メモリデバイス)を構成した場合、そのパッケージ内のメモリコントローラとの間でのみビアを介して電気的に接続されるため、メモリモジュール外の端子には接続されることは無いため、ヒューマンモデル(HM)耐性は考慮する必要が無いと言う利点もある。
尚、本発明はTSVやバンプの製造方法、構造に関係なく適用できることは、言うまでもない。
更に、開示されたスイッチ等を制御するROMの情報もしくは、ROMに置き換わるスイッチ制御の情報は、コントローラからTSV技術によって積層されるチップダイそれぞれに与えることができる、ことは、勿論である。
以下、本発明の態様を以下に列挙しておく。
本発明の第1の態様によれば、半導体基板を貫通する複数の電極と、前記電極にそれぞれ接続されたスイッチと、複数の前記スイッチに共通に接続された第1の信号線と、前記第1の信号線に接続された第1の回路と、を備え、複数の前記スイッチのいずれか一つのみが選択的に導通する、ことを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様において、予め所定値に設定され、前記スイッチを選択的に導通させるROMを備えることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様において、前記ROMは、当該半導体装置の少なくともデータ信号の属するグループに関連して設定されていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第4の態様によれば、第1〜3の態様いずれかにおいて、更に、複数の前記第1の信号線を、一つの前記第1の回路に接続する第2のスイッチを備えていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様において、予め所定値に設定され、前記第2のスイッチを選択的に導通させる第2のROMを備え、前記第2のROMには、データの圧縮の有無が設定されていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第6の態様によれば、第1〜5の態様いずれかにおいて、更に、前記第1の信号線は、プロービングの際にのみ使用されるプロービング用端子を備えることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第7の態様によれば、第6の態様において、前記第1の信号線に接続されたESD保護回路を備えていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第8の態様によれば、第1〜6の態様のいずれかにおいて、前記複数の電極に、それぞれ接続されたESD保護回路を備えていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第9の態様によれば、第1〜8の態様のいずれかにおいて、前記スイッチと前記ROMとの間には、第3のスイッチとラッチ回路を備えていることを特徴すとる半導体装置が得られる。
本発明の第10の態様によれば、第9の態様において、前記第3のスイッチは、試験信号によって、導通する制御信号が入力されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第11の態様によれば、第10の態様において、前記試験信号の活性化により、複数の前記電極が前記第1の信号線に接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第12の態様によれば、第1の態様において、前記複数の電極に、それぞれ接続されたESD保護回路と、前記スイッチと前記ROMとの間に設けられた第3のスイッチとラッチ回路を備え、前記第3のスイッチは試験信号によって導通状態になると共に、前記試験信号の活性化により、複数の前記ESD回路が前記第1の信号線に接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第13の態様によれば、第1の態様において、前記第1の回路には、前記第1信号線を駆動する複数の出力トランジスタを備え、更に、積層される前記半導体装置の枚数値によって前記複数の出力トランジスタの活性化制御数を異ならせる制御信号が与えられることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第14の態様によれば、第13の態様において、更に、第3のROMを備え、前記制御信号は、前記第3のROMに接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第15の態様によれば、第1の態様において、前記第1の回路の動作電源の電圧は、積層される前記半導体装置の枚数値によって変更できることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第16の態様によれば、第15の態様において、前記第1の回路は、記憶情報を入出力する回路であり、複数の前記電極で前記多数ビット(I/O)の記憶情報を構成することを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第17の態様によれば、基板を貫通する複数の電極を備えた半導体基板を有し、前記半導体基板は、前記電極にそれぞれ接続されたスイッチと、複数の前記スイッチに共通に接続された第1の信号線と、前記第1の信号線に接続された第1の回路と、を備え、複数の前記スイッチのいずれか一つのみが選択的に導通する構成を備え、複数の前記半導体基板が積層され、前記電極が互いに接続され、それぞれの前記半導体基板の選択的に導通するスイッチは、互いに異なった位置にある、ことを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第18の態様によれば、第17の態様において、前記互いに異なった位置で導通するそれぞれのスイッチに接続される電極は、多数ビット(I/O)のメモリ情報を構成することを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第19の態様によれば、第17の態様において、前記互いに異なった位置で導通するそれぞれのスイッチに接続される電極は、前記半導体基板の活性化選択グループ(CS0,1 or CLK)を構成することを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第20の態様によれば、第17〜19の態様のいずれかにおいて、複数の前記半導体基板を制御する第2の半導体基板(コントローラチップ)を備え、前記互いに接続された複数の半導体基板の電極と、前記第2の半導体基板の電極とが接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第21の態様によれば、第20の態様において、前記第2の半導体基板の電極は、前記半導体装置の外部電極に接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第22の態様によれば、第20又は21の態様において、積層され互いに接続された前記電極には、それぞれESD回路が接続されることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第23の態様によれば、第17の態様において、前記第1の回路には、前記第1信号線を駆動する複数の出力トランジスタを備え、更に、積層される前記半導体基板の枚数値によって前記複数の出力トランジスタの活性化制御数を異ならせる制御信号を備えていることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の第24の態様によれば、第17の態様において、前記第1の回路の動作電源の電圧は、積層される前記半導体基板の枚数値によって変更できることを特徴とする半導体装置が得られる。
本発明の実施形態では、DRAMによって構成されたメモリモジュールに適用した場合について説明したが、本発明はチップを積層して構成される半導体装置であれば、DRAMに限定されず、例えば、不揮発性メモリ等を積層した半導体装置にも適用できる。
20 積層用基板
211〜217 第1〜第8のチップダイ
230 メモリセルアレイ
V1000〜V1317 ビア
1000〜1317 スイッチ
2500〜2531 IO回路
2700〜2731 ROM
30 インタフェース回路
D0〜D31 チップダイ
SW−2 第2のスイッチ
42 ESD保護回路
44 プロービングパッド
46 不揮発性素子
48 第3のスイッチ
50、52 インバータ
211〜217 第1〜第8のチップダイ
230 メモリセルアレイ
V1000〜V1317 ビア
1000〜1317 スイッチ
2500〜2531 IO回路
2700〜2731 ROM
30 インタフェース回路
D0〜D31 チップダイ
SW−2 第2のスイッチ
42 ESD保護回路
44 プロービングパッド
46 不揮発性素子
48 第3のスイッチ
50、52 インバータ
Claims (20)
- 半導体装置のテスト方法であって、
第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面から前記第2面へ第1ウェハを貫通する第1電極と、前記第1面に形成され前記第1電極と電気的に繋がるパッドと、を含む前記第1ウェハを提供することと、
第2ウェハを貫通する第2電極を含む前記第2ウェハを提供することと、
前記第1ウェハを前記第2ウェハに積み、前記第1ウェハの前記第2面が前記第2ウェハの方向に向くように前記第1電極と前記第2電極とを接続することと、
前記パッドを針でプローブすることと、
前記第1ウェハが前記第2ウェハに積まれている状態で、前記第1電極にテスト信号を与え、前記テスト信号を前記第1電極および前記第2電極を介して前記第2ウェハに入力することと、を含む、ことを特徴とする半導体装置のテスト方法。 - 前記第2ウェハは、テスト対象の回路をさらに含み、
前記テスト信号は、前記第1電極および前記第2電極を介して前記回路に与えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置のテスト方法。 - 前記第2ウェハは、前記第2電極と前記回路との間に設けられたスイッチをさらに含む、ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記スイッチは、前記半導体装置がテストされているときに前記第2電極と前記回路とを接続する、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記パッドは、前記第1電極に直結されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記第1ウェハは、前記第1電極と直結された静電気放電(ESD)保護回路をさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記第2ウェハを提供することは、複数のウェハを積み重ねることを含み、前記複数のウェハのそれぞれは、実質的に同じ構造を有する、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記テスト信号は、前記針に与えられ、
前記テスト信号は、前記針および前記パッドを介して前記第1電極に与えられる、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体装置のテスト方法。 - テストされた半導体装置の製造方法であって、
半導体装置を形成することと、
前記半導体装置をテストすることと、を含み、
前記テストすることは、
第1ウェハに形成された第1電極が、第2ウェハに形成された第2電極と接続されるように、前記第1ウェハを、前記半導体装置を有する前記第2ウェハに積むことと、
前記第1ウェハの前記第1電極にテスト信号を与え、前記テスト信号を前記第1電極および前記第2電極を介して前記半導体装置に入力することと、を含み、
前記第1電極は、前記第1ウェハを貫通し、
前記第2電極は、前記第2ウェハを貫通すると共に前記半導体装置と電気的に繋がる、ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第2ウェハは、前記第2電極と前記半導体装置との間に設けられたスイッチをさらに含む、ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記スイッチは、前記半導体装置がテストされているときに前記第2電極と前記半導体装置とを接続する、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記テストすることは、パッドを針でプローブすることをさらに含み、
前記パッドは、前記第1ウェハに形成されると共に前記第1電極と電気的に繋がる、ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記テスト信号は、前記針に与えられ、
前記テスト信号は、前記針および前記パッドを介して前記第1電極に与えられる、ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1ウェハは、前記第1電極と直結された静電気放電(ESD)保護回路をさらに含む、ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2ウェハは、複数の積み重ねられたウェハを含み、前記複数の積み重ねられたウェハのそれぞれは、実質的に同じ構造を有する、ことを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 複数の半導体チップを積み重ねることを含む半導体装置の製造方法であって、
前記複数の半導体チップのそれぞれは、テスト方法により既にテスト済みであり、
前記テスト方法は、
第1ウェハに形成された第1電極が、第2ウェハに形成された第2電極と接続されるように、前記第1ウェハを、前記半導体チップを有する前記第2ウェハに積むことと、
前記第1ウェハの前記第1電極にテスト信号を与え、前記第1電極および前記第2電極を介して前記テスト信号を前記半導体チップに入力することと、を含み、
前記第1電極は、前記第1ウェハを貫通し、
前記第2電極は、前記第2ウェハを貫通すると共に前記半導体チップと電気的に繋がる、ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第2ウェハの前記半導体チップは、テスト対象の回路をさらに含み、
前記テスト信号は、前記第1電極および前記第2電極を介して前記回路に与えられる、ことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2ウェハは、前記第2電極と前記回路との間に設けられたスイッチを含み、
前記スイッチは、前記回路がテストされているときに前記第2電極と前記回路とを接続する、ことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1ウェハは、前記第1電極と直結された静電気放電(ESD)保護回路を含む、ことを特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2ウェハは、複数の積み重ねられたウェハを含み、前記複数の積み重ねられたウェハのそれぞれは、実質的に同じ構造を有する、ことを特徴とする請求項16から19のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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| JP2009024486A Division JP5632584B2 (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 半導体装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018168198A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体記憶装置 |
| CN113921514A (zh) * | 2021-09-28 | 2022-01-11 | 芯盟科技有限公司 | 一种测试晶圆、芯片形成方法和芯片测试方法 |
| WO2025062837A1 (ja) * | 2023-09-19 | 2025-03-27 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 半導体チップ及び電子機器 |
-
2014
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| JP2018156968A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体記憶装置 |
| US11145625B2 (en) | 2017-03-15 | 2021-10-12 | Toshiba Memory Corporation | Semiconductor memory device |
| US11594523B2 (en) | 2017-03-15 | 2023-02-28 | Kioxia Corporation | Semiconductor memory device |
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