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JP2013539819A - 処理済みdri材料 - Google Patents

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JP2013539819A JP2013528329A JP2013528329A JP2013539819A JP 2013539819 A JP2013539819 A JP 2013539819A JP 2013528329 A JP2013528329 A JP 2013528329A JP 2013528329 A JP2013528329 A JP 2013528329A JP 2013539819 A JP2013539819 A JP 2013539819A
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ピー. マニング,クリストファー
ランジェワン,アンソニー
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ニュー‐アイロン テクノロジー エルエルシー
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Abstract

1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する処理済みDRI材料が開示される。処理済みDRIを形成するための方法及びシステムも開示される。方法及びシステムの1つの実施形態は、DRIを回転中に支持できる内部スクリーンを有する回転可能なチャンバであって、回転中に微粉がチャンバから抜け出ることができるようにする少なくとも1つの開口を伴うチャンバを組み付けるステップと、DRIをチャンバ内へ供給してスクリーン上でDRIを回転させることにより微粉をDRIから除去するステップを含んでもよい。方法及びシステムの他の実施形態は、供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバであって、DRIがチャンバを通じて移動する際にDRIを支持できるスクリーンを内部に有するチャンバを組み付けるステップと、DRIをチャンバへ供給して、チャンバを回転させることにより、DRIを回転させ、微粉を除去するステップを含んでもよい。
【選択図】図1

Description

本開示は、直接還元鉄を形成するためのシステムおよび方法に関する。時として海綿鉄と呼ばれる直接還元鉄(DRI)は、スチールを形成するための原材料として幅広く使用される市販の製品である。スチールを形成するための従来の技術は、アーク炉(EAF)または酸素転炉(BOF)の使用を伴う。DRIは、一般に、タコナイトペレットおよび他の鉄源よりも鉄単位(iron units)が高く、EAFによるスチールの生成においてくず鉄の部分的な代用品として使用できる。
DRIは、タコナイトペレットなどの選別された鉄鉱石から形成される。例えば、タコナイトが採掘されて破砕され、また、採掘されたタコナイトよりも鉄含有量が高い選別生成物を形成するために、鉄含有部分が非鉄含有部分から磁気的に分離される。選別された鉄鉱石部分は、ペレット化によってペレット状に形成されるとともに、鉄鉱石の金属鉄への還元を促すために、天然ガスまたは石炭を使用して鉄の融点を下回る温度まで直線炉床炉内において還元剤(例えば、炭素質材料)の存在下で加熱されてもよい。DRIは、一般に、残余脈石を伴う90%を超える金属鉄である。
DRIを形成するためのプロセスにおいて、選別されたペレット状の酸化鉄含有材料は、炉内を通じて移動されて、石炭、コークス、または、他の形態の炭素質材料などの還元剤と混合される。石灰石または白雲石などの脱硫剤も一般に加えられる。還元剤の炭素と酸化鉄材料の酸素とが炉の還元領域内で化学的に反応し、それにより、酸化鉄が部分的に還元されて、金属鉄が形成される。この還元プロセスおよび他の従来の還元プロセスがDRIを形成するために使用される。
DRIは、DRIおよびDRI微粉が空気中の酸素および水分と非常に反応しやすいため、輸送が困難である。水分は、特に、鉄と反応してFeOおよびHを形成する。海綿鉄であるDRIは、DRIを性質的に多孔質にする多くの空隙を有する。また、DRIの多孔質性は、DRIが低い圧縮強度を有することも意味し、そのため、DRIの取り扱いによって表面微粉が発生する。また、DRIが輸送中に例えば船倉内に保管されると、ペレットの一部がそれらの上側にあるペレットの重量によって崩壊し、それにより、微粉および小粒子が更に発生する傾向がある。DRI微粉および小粒子は、その周囲の水分および酸素と反応できる能力を高める。更に、DRIペレットの粗面特性は、高い表面積を有する微粒子物質および他の微粉を生み出し、これにより、DRIが酸素と反応する可能性も促される。そのような微粒子物質および微粉は、一般に、DRIの保管および輸送の全体にわたって生み出され、それにより、DRIを長距離にわたって輸送すること、および、DRIを長期間にわたって保管することが困難になる。
DRIの多孔質で、内部強度が低い、フレーク状の性質は、全て、酸化雰囲気および/または水分に晒される小塊の表面積を増大させ、それにより、かなりの急速な酸化および錆がもたらされる。DRI酸化中に生じる反応は熱と水素とを生成し、それにより、DRIが過熱および燃焼を起こしやすくなる。内部で空気が自由に循環できてDRIを蓄える容器の温度の増大は、1200°Fに達する可能性がある。そのような燃焼は、DRIの輸送中に船倉で火災を引き起こすとともに、DRIを取り出す際にクレーンのクラムバケット内で火災を引き起こす。これらのリスクは、輸送中および保管中の損失に起因して、製鉄所へ供給されるDRIのコストをかなり増大させてきた。DRIの輸送に関連する困難性およびリスクに起因して、DRIの製造は、若干の例外はあるものの、一般に、より経済的な場所や時間においてではなく、製鋼設備付近や製鋼での使用時間付近でなされてきた。
その結果、DRIを不動態化して、DRIの自然発火特性と関連するリスクを減らすとともに、DRIの圧縮強度を高めるために、これまで様々な技術が使用されてきた。しかしながら、様々な試みにもかかわらず、DRIを長距離にわたって大量に安全に輸送して保管できるようにDRIを不動態化する経済的で効率的な方法の必要性が依然として存在したままである。強力で、安定した、自然発火性生成物は、DRIの安全な輸送および保管を可能にし、それにより、製鋼におけるその実用性および有効性が劇的に高められる。
ここに開示されているのは、処理済みDRIを形成するための方法おおよびシステムである。この方法は、回転可能なチャンバを組み付けるステップであって、DRIをチャンバ内での回転(回転研磨,tumbling)中に支持できる内部スクリーンをチャンバが有し、チャンバの少なくとも1つの開口が回転(回転研磨)中に微粉のチャンバからの排出を可能にするようになっているステップと、DRIを回転可能なチャンバ内へ供給してチャンバを回転させることによりチャンバ内のスクリーン上でDRIを転がして(回転研磨して)微粉をDRIから除去するステップとを備える。スクリーンは1/8〜1/4メッシュのメッシュサイズを有してもよい。方法は、チャンバの回転中に回転可能なチャンバの1つあるいは複数の開口を通じてDRIから除去される微粉を排出するステップを含んでもよく、また、回転研磨中にDRIから除去される微粉を排出するステップを含んでもよい。DRIは、磨き上げられた外観を有するDRIによって明らかになる所望の除去をもたらすために、少なくとも10分のチャンバ内での滞留時間にわたって、毎分20〜50回転または20〜40回転で、回転可能なチャンバ内で転がされても(回転研磨されても)よい。
処理済みDRIを形成するための方法およびシステムは、DRIを回転させるようになっている回転可能なローラを回転可能なチャンバの下流側に組み付け、処理済みDRIに対してオイルを塗布するステップを含んでもよい。スプレーノズルが、ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを供給するように位置されて適合されてもよい。オイルは、鉱油であってもよく、オレイン酸を含んでもよい。オイルは、処理済みDRIへのオイルの供給前に加熱されてもよい。
処理済みDRIを形成するための方法およびシステムは、DRIの圧縮強度を高めるようになっている材料をオイルが塗布された処理済みのDRIに対して塗布するステップを更に備えてもよい。材料は、石灰石系の結合剤(バインダ,binder)など、石灰石を含んでもよい。
また、供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバであって、回転(回転研磨)中にDRIが供給端部から回転チャンバを通じて出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転(回転研磨)中にDRIから除去される微粉がチャンバから抜け出ることができるようにするためにチャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する回転可能なチャンバを組み付けるステップと、DRIを供給端部を通じて回転可能なチャンバへ供給し、DRIが供給端部からチャンバを通じて出口端部へと移動する間にチャンバ内のスクリーン上でDRIを転がせるようにチャンバを回転させ、その間に、DRIから微粉を除去するステップと、回転可能なチャンバの排出端部から処理済みDRIを除去するステップとを備える処理済みDRIを形成するための方法およびシステムも開示される。
また、1.5μm未満の表面粗さ(Ra)を有する処理済みDRI材料も開示される。あるいは、処理済みDRI材料は、1.0μm未満または0.75μm未満の表面粗さ(Ra)を有してもよい。処理済みDRI材料は、ペレットを備えてもよく、また、200回転後に98.5%+1/4よりも大きいタンブル指数(tumble index)を有してもよい。他の例では、処理済みDRI材料がオイルでコーティングされてもよく、また、オイルが鉱油とオレイン酸とを備えてもよい。処理済みDRI材料は、DRI材料の圧縮強度を高めるために石灰石などの結合剤を備えてもよい。
また、供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバであって、回転(回転研磨)中にDRIが供給端部から回転チャンバを通じて出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転(回転研磨)中にDRIから除去される微粉がチャンバから抜け出ることができるようにするためにチャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する回転可能なチャンバを組み付けるステップと、DRIを供給端部を通じて回転可能なチャンバへ供給し、DRIが供給端部からチャンバを通じて出口端部へと移動する間にチャンバ内のスクリーン上でDRIを転がせるようにチャンバを回転させ、その間に、DRIから微粉を除去するステップと、回転可能なチャンバの排出端部から処理済みDRIを除去するステップとによって形成される1.5μm未満の表面粗さ(Ra)を有する処理済みDRI材料も開示される。
以下の説明で更に詳しく述べられる本発明の特定の実施形態および更なる利点が示される添付図面を参照する。
処理済みDRIを形成するためのシステムの一実施形態の正面図である。 処理済みDRIを形成するためのシステムの他の実施形態の斜視図である。 図2Bのシステムの断面図である。 処理済みDRIを形成するためのシステムの更なる他の実施形態である。 処理済みDRIの形成において用いるためのスクリーンの平面図である。 処理済みDRIの形成において用いるための他のスクリーンの平面図である。 図4Bのスクリーンの断面図である。 ギルソン(Gilson)スクリーンの斜視図である。 処理済みDRIを形成するためのシステムの更なる他の実施形態の斜視図である。 図7A−図7Bは、図6のシステムにおいて用いるためのチャンバの断面図である。 図7A−図7Bは、図6のシステムにおいて用いるためのチャンバの断面図である。 図6のシステムにおいて用いるためのチャンバの底面図である。 図6のシステムにおいて用いるためのスクリーンの断面図である。 処理済みDRIをコーティングするためのシステムの一実施形態である。 処理済みDRIをコーティングするためのシステムの他の実施形態である。 図12A−図12Bは、処理前のDRIペレットの表面の顕微鏡写真である。 図12A−図12Bは、処理前のDRIペレットの表面の顕微鏡写真である。 図13A−図13Bは、処理後のDRIペレットの表面の顕微鏡写真である。 図13A−図13Bは、処理後のDRIペレットの表面の顕微鏡写真である。 1/4メッシュよりも大きい材料における回転研磨比較結果のグラフである。 −1/4”+28Mの範囲内の微粉における比較結果のグラフである。 28M未満の微粉における比較結果のグラフである。 処理前のDRIペレットの表面形状である。 処理後のDRIペレットの表面形状である。 図19A−図19Cは、DRIペレットの表面特性を示すグラフである。 図19A−図19Cは、DRIペレットの表面特性を示すグラフである。 図19A−図19Cは、DRIペレットの表面特性を示すグラフである。
ここに開示されているのは、改質された表面を有する処理済みDRI材料である。処理済みDRIは、DRIをスクリーン上で転がして(回転研磨して)、塵埃や他の微粒子を含む微粉、破砕DRI、および、DRIの自然発火性に寄与する他の小片を除去することによって形成されてもよい。DRI材料は、小塊またはペレットの状態で最大約1/2インチ以上のサイズに形成される。DRIを形成するための方法およびシステムは、回転可能なチャンバを組み付けるステップであって、DRIをチャンバ内での回転研磨中に支持できる内部スクリーンをチャンバが有し、チャンバの少なくとも1つの開口が回転研磨中に微粉のチャンバからの排出を可能にするようになっているステップと、DRIを回転可能なチャンバ内へ供給してチャンバを回転させることによりチャンバ内のスクリーン上でDRIを回転研磨して微粉をDRIから除去するステップとを備えてもよい。回転研磨は、一般に、DRI材料を撹拌してDRIペレットまたは小塊を互いにおよびスクリーンと相互作用させることによりDRI材料の表面を擦り減らすことと見なされてもよい。DRI材料の回転研磨は、以下で更に詳しく説明するように、DRI材料を転がせる、回転させる、または、振動させるなど、DRI材料を撹拌させるための様々な技術を使用して達成されてもよい。
図1〜図9を広く参照すると、処理済みDRIを形成するためのバッチシステムおよび連続システムが示されている。図1に示されるように、DRIペレット14は、回転研磨中にDRIペレット14を支持できるスクリーン12を有する回転可能なチャンバ10へ供給されてもよい。スクリーン12は、回転可能なチャンバ10内に位置されており、チャンバ10が回転される間にDRIペレット14を支持するようになっている。一例において、スクリーン12は、スクリーン支持体16によって回転可能なチャンバ10に固定されてもよい。スクリーン支持体16は、スクリーン12をチャンバ10内の所望の位置に保持するためにスクリーンに対して横方向および縦方向の支持を与えてもよい。図示のように、チャンバ10は、DRI材料のバッチ処理用に構成されてもよく、また、DRI材料を挿入して除去するための開口を有してもよい。適切なドアまたはカバー(図示せず)を使用して、作業中にチャンバを閉じて、DRI材料をチャンバ内に保持するとともに、微粉および他の微粒子の意図しない排出を抑制してもよい。以下で更に詳しく説明するように、DRI材料のほぼ連続する処理のためのチャンバであって、入口開口および出口開口の両方を伴って構成されるチャンバを含む他のチャンバ形態が、本開示の方法およびシステムの他の実施形態と共に使用されてもよい。
チャンバ10が回転されると、DRIペレット14がチャンバ10内のスクリーン12上で転がされる。DRIペレット14が転がるにつれて、DRIペレット14は、互いに接触するとともに、スクリーン12と接触する。DRIペレット14の転がりは、ペレット14の表面を擦り減らす。また、回転研磨処理により、不十分な圧縮強度を有するDRIペレットが破砕しあるいは崩壊する場合がある。このように、回転研磨処理は、DRI材料の表面を擦り減らすことができるだけでなく、その後の処理または輸送中に破壊される場合がある脆弱なDRIペレットの数を減らすこともできる。したがって、DRIペレットからの塵埃や更に大きな微粒子を含む微粉の発生を回転研磨システム内に集約させることができる。その後の処理におけるDRIペレットからの微粉の発生も減らすことができる。
図2Aおよび図2Bを参照すると、DRIを形成するためのシステムおよび方法の他の実施形態が示されている。回転可能なチャンバ10は、該チャンバの内面を横切って解放されるスクリーン12を有してもよい。チャンバ10が内壁20を有してもよい。図2Aに示されるように、チャンバ10が開口24を有してもよく、DRIがチャンバ内で転がっている間、DRIペレット14の転がり中に発生される塵埃および微粒子物質が開口24を通じて除去されてもよい。例えば、スクリーン支持体16がチャンバ10とスクリーン12との間に空間または隙間を形成してもよい。回転研磨処理中に生成される塵埃および微粒子は、スクリーン12の開口を通過して、チャンバ10とスクリーン12との間の空間または隙間を通じてチャネル10の開口24へと移動できる。チャンバ10が回転すると、開口24により、塵埃および微粒子はチャンバ10から抜け出ることができる。陽圧システムまたは他の収集システムを使用して、チャンバから抜け出る塵埃および微粒子を隣接するプレナム内に収集してもよい。チャンバ10がモータ(図示せず)により回転されてもよく、また、回転速度が制御システム18によって制御されてもよい。制御システム18は、陽圧システムまたは他の収集システムを制御してもよく、また、DRIからの塵埃および他の微粒子の発生を監視できてもよい。
図3を参照すると、チャンバ10は、逃げた塵埃および微粒子を閉じ込めるようになっているハウジング内に位置されてもよい。ハウジングは、塵埃および微粒子がその上に収集されてもよいハウジング床22と、回転研磨処理中に塵埃および微粒子をハウジングから除去できるように構成される出口25とを含んでもよい。1つの実施形態において、ハウジング床22は、出口25への塵埃および微粒子の移送を促すように傾斜されてもよい。
前述した方法およびシステムの実施形態において、DRIペレットは、システムへ供給されてスクリーン上に支持されてもよい。作業中、システムがスクリーンを回転させ、それにより、DRIペレットを互いに対しておよびスクリーン12に対して転がせてもよい。DRIペレット同士の相互作用とDRIペレットとスクリーンとの相互作用がDRIペレットの表面を擦り減らす。図4A〜図4Cを参照すると、本開示の方法およびシステムにおいて使用するためのスクリーンが示されている。略正方形の開口28を有する長方形スクリーン26が図4Aに示されている。スクリーンは、0.25インチ以上の直径を有するDRI材料を保持するために1/4メッシュであってもよい。1/8メッシュなどの他のサイズのスクリーンが使用されてもよい。略ダイヤモンド形状の開口32を有する他のスクリーン30が図4Bに示されている。
スクリーン30の断面が図4Cに示されている。断面に示されるように、スクリーンは、少なくとも上端部34と側部36とから形成される形状を有してもよい。DRIペレットがスクリーン上で転がるにつれて、ペレットがスクリーン30の上端部34および側部36に衝突し得る。スクリーン形状は、回転研磨中のDRIペレットの摩耗を望み通りに増大または減少させてDRIペレットの表面の所望の改質を達成するように選択されてもよい。
また、回転研磨の時間の長さまたは継続時間および回転速度も、十分な圧縮強度を伴うDRIペレットの所望の度合いの表面改質を達成して、DRIの輸送能力を大幅に向上させるように選択されてもよい。異なる回転速度(RPM)および滞留時間(分)を使用して実験が行われた。DRIペレットは、1/4メッシュスクリーン上で回転研磨された。1/4メッシュスクリーンを通過した発生された塵埃および微粒子(総称して発生微粉という)が収集されて計量された。これらの実験で発生微粉の重量のパーセントが以下の表に与えられる。
先の表に示されるように発生微粉は、回転速度および回転研磨時間の両方と共に増大する傾向がある。回転研磨は、方法の特定の実施形態に応じて、20〜50rpmまたは20〜40rpmの回転速度で15分または20分間にわたって続けられてもよい。ピーナッツの殻などの研削媒体が使用されてもよいが、そのような媒体は必要ではなくあるいは望ましくない。
ここで、図5を参照すると、振動テーブル40に装着される容器42内に収容される1/4メッシュスクリーンなどのスクリーン44を備えるギルソン(Gilson)スクリーン38が示されている。DRI材料がスクリーン44上に配置されてもよく、また、振動テーブル40がDRI材料を振動させるように動作されて、それにより、DRI材料がスクリーン上で転がってもよい。DRI材料がスクリーン44上で転がるにつれて、前述したようにDRI材料の表面を擦り減らすことができ、脆弱なDRIペレットを破壊することができる。スクリーン44上でDRI材料を回転研磨するために必要とされる時間は、処理済みDRIの表面にとって所望の改質を得るように選択されてもよい。図示のように、容器42は、微粉および他の微粒子を捕捉するためにスクリーン44よりも下側へ延在する。他の実施形態では、容器がスクリーン44を取り囲んでもよく、また、システムを囲繞して、回転研磨作業中に発生される塵埃および他の微粒子物質を閉じ込めるために、別個のカバーが設けられてもよい。処理済みDRIを形成する方法は、チャンバを組み付けるステップであって、DRIをチャンバ内での回転研磨中に支持できる内部スクリーンをチャンバが有し、チャンバの一部がスクリーン上でのDRIの回転研磨中に発生される微粉を受けるようになっているステップと、DRIをチャンバ内へ供給し、チャンバ内のスクリーン上でDRIを転がせるようにチャンバを動作させて、DRIの表面を擦り減らすステップとを備えてもよい。
処理済みDRIから発生される微粉は、図5に示されるようなギルソンスクリーンを使用して寸法が取られてもよい。DRI材料がスクリーン44上に配置されて、振動テーブルがDRI材料をふるいにかけるように動作されることにより、スクリーン44によって保持されるDRIペレットが、スクリーン44を通過する微粉から分離されてもよい。スクリーン44のサイズは、寸法が取られている微粉のサイズに応じて選択されてもよい。例えば、1/4メッシュのスクリーンサイズを使用して、更に大きい微粉の寸法を取ってもよく、一方、28メッシュスクリーンを使用して、更に小さい微粉の寸法を取ってもよい。
DRIを形成する方法およびシステムは、チャンバが回転している間にDRIから除去される微粉を排出することを含んでもよい。前述したように、真空システムまたは他の収集システムは、DRIから除去される微粉を捕捉して排出するためにチャンバ10および開口24を通じて陽圧を与えるようになっていてもよい。微粉は、チャンバの外側で収集されて、その後の処理のために蓄えられてもよい。1つの実施形態では、微粉が、米国特許第4,076,520号明細書に記載されるようにブリケット中へと凝集されてもよい。他の実施形態において、システムは、回転研磨処理中に発生される微粉の量を測定してもよい。回転研磨が進行するにつれて、発生される微粉の量が減少すると予期され得る。これは、DRIペレットの表面が平滑化されて、脆弱なDRIペレットが破壊されるからである。したがって、DRIを形成するための方法およびシステムは、所定時間にわたって排出される微粉の量が所定の閾値を下回るまでチャンバを回転させることを含んでもよい。他の別の実施形態において、方法およびシステムは、少なくとも10分または少なくとも15分などの所定の時間にわたってチャンバを動作させることを含んでもよい。チャンバは一定の速度で回転されてもよく、あるいは、回転研磨処理中に回転速度が望み通りに変えられてもよい。同様に、図5に示されるシステムの実施形態において、振動テーブルは、一定の周波数および振幅であるいは周波数および振幅を望み通りに変えてスクリーンを振動させるように動作されてもよい。方法およびシステムの特定の実施形態に関しては、滞留時間および動作パラメータを変えて、有用で経済的な結果を与えてもよい。
図6〜図9を広く参照すると、処理済みDRIを形成するためのシステムの他の実施形態は、ほぼ連続した動作でDRI材料を処理できるように示されている。DRIを形成するための方法およびシステムは、供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバであって、回転研磨中にDRIが供給端部から回転チャンバを通じて出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転研磨中にDRIから除去される微粉がチャンバから抜け出ることができるようにするためにチャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する回転可能なチャンバを組み付けることを含んでもよい。また、方法は、DRIを供給端部を通じて回転可能なチャンバへ供給し、DRIが供給端部からチャンバを通じて出口端部へと移動する間にチャンバ内のスクリーン上でDRIを転がせるようにチャンバを回転させ、その間に、DRIから微粉を除去すること、および、回転可能なチャンバの出口端部から処理済みDRIを除去することも含む。
図6を参照すると、供給端部56と出口端部または排出端部58とを有するチャンバ50が示される。チャンバ50は、略円筒状であり、チャンバ50の長さに沿って位置される1つ以上のローラ62上に支持されてもよい。チャンバ50がモータ64によって回転されてもよく、また、1つの実施形態では、モータ64がローラ62のうちの1つと関連して動作する。チャンバ50は、該チャンバの内面を横切って解放されるスクリーン54を有する。前述したように、スクリーン54は、チャンバ50が回転される際にDRIペレット52を支持するようになっている。DRIペレット52は供給端部56でチャンバ50へ供給される。DRIペレット52は、DRIペレット52をチャンバ50の供給端部56へと移送するのに適したコンベア、トレイ、または、他の装置によって供給されてもよい。
チャンバ内に入るDRIペレット52は、チャンバ50が回転する際にスクリーン54上で転がされる。チャンバ50が回転すると、DRIペレット52は、チャンバ50の長さに沿ってスクリーン54上で供給端部56から排出端部58へと移動する。図6に示されるように、チャンバ50は、チャンバが回転する際に重力がDRIペレット52を供給端部56から排出端部58へと推し進めるように傾斜面上に位置されてもよい。チャンバ50の長さおよび角度θは、所望の滞留時間およびチャンバ50の回転速度が与えられた際にチャンバ50を通じたDRIペレット52の所望の流量を得るように選択されてもよい。
ここで図7Aおよび図7Bを参照すると、処理済みDRIを形成するためのシステムおよび方法の他の実施形態において、チャンバ50は、DRIペレット50をチャンバ50の長さに沿って排出端部58へと推し進めるようになっている稜部またはフリット(flites)55を備えてもよい。図示のように、フリット55は、チャンバ50が回転する際にDRIペレットが排出端部へと推し進められるようにチャンバ50の内壁の長さに沿って螺旋パターンを形成してもよい。チャンバの内面を横切って解放されるスクリーン54はフリット55間で延びてもよい。スクリーン54はフリット55を横切って解放されてもよい。フリット55は、図7Aに示されるようにチャンバ50の壁に取り付けられてもよい。1つの実施形態において、チャンバ50は、直径が約8フィートであってもよく、また、約50フィートの長さを有してもよい。フリット55はチャンバ50の内壁に溶接されてもよく、また、システムは、1時間当たり少なくとも250トンのDRI材料を処理できてもよい。他の実施形態において、システムは、1時間当たり少なくとも350トンのDRI材料を処理できてもよい
他の別の実施形態において、フリット55は、図7Bに示されるように、チャンバ50内に配置されるシャフト57に取り付けられてもよい。図7Bに示されるように、チャンバ50およびシャフト57は互いに独立に回転されてもよい。他の別の実施形態において、稜部またはフリットは、DRIペレット52の流れを遅らせるあるいは妨げるように構成されてもよい。DRIペレット52の流れを遅らせるあるいは妨げることにより、チャンバ50内のDRIペレット52の滞留時間を増大させることができる。このようにすると、チャンバ50を長くすることなく、滞留時間を増やすことができる。
チャンバ50はチャンバ壁66を有してもよい。チャンバ壁66は、回転研磨中にDRIから除去される微粉がチャンバから抜け出ることができるように、図8に示されるようにチャンバ50の長さに沿って離間される複数の開口68を有してもよい。チャンバの開口68は、チャンバの全長にわたってあるいはチャンバの長さの一部に沿って延びてもよく、あるいは、チャンバの外周にわたって延びてもよい。図8に示されるように、開口68は、チャンバ50の長さに沿う幾つかの位置で外周の一部分にわたって延びる。チャンバは、塵埃および他の微粒子が開口68を通過してチャンバから抜け出る前にスクリーンを通過してチャンバ壁66の内面上に集まることができるように構成されてもよい。前述したように、陽圧システムまたは他の収集システムが、開口68を通じてチャンバから塵埃および微粒子を引き出してもよく、また、熱間練炭成形などの更なる処理のために微粒子を収集してもよい。
チャンバ50内に配置されるスクリーン54は、1/4メッシュであってもよく、あるいは、所望の他のサイズのものであってもよい。スクリーンが1つ以上のメッシュサイズを備えてもよい。スクリーン70の断面図が図9に示されている。図9に示されるように、スクリーン70は、スクリーンサイズが異なる3つの別個の部分を備え、この場合、第1の部分72は1/4メッシュスクリーンであり、第2の部分は3/16メッシュスクリーンであり、また、第3の部分は1/8メッシュスクリーンである。スクリーン70は、スクリーンのメッシュサイズがチャンバの長さに沿って供給端部から排出端部へと減少するように、図6に示されるチャンバ50などのチャンバ内に位置されてもよい。言うまでもなく、スクリーンは、1つ以上の別個の部分を有してもよく、望み通りにスクリーンの長さに沿って変化し得るメッシュサイズを有してもよい。チャンバの長さに沿ってメッシュサイズを変えることにより、DRIペレットの表面の効果的な摩耗を変更して制御できる。例えば、供給端部付近で、DRI材料が脆弱なペレットまたは不十分な圧縮強度を有するペレットを含んでもよい。DRI材料がスクリーン上で転がり始めると、これらの脆弱なペレットが破壊されてもよい。供給端部付近において、スクリーンは、これらの破壊されたペレットを受け入れるために更に大きくてもよく、例えば1/4メッシュであってもよい。DRI材料がチャンバ50を通じて進行するにつれて、脆弱なペレットの数を効果的に減らすことができる。残存するDRIペレットの表面を所望の平滑度合まで擦り減らすには、更に小さいメッシュサイズを有する1つ以上のスクリーンが有効である。更に小さいメッシュサイズは、スクリーンと接触してDRIペレットの表面を擦り減らす更に多くの機会をDRIペレットに与えることができる。DRIペレットが排出端部付近にあるときに、更に小さいメッシュサイズが、ペレットの更に微細な改質を行って、ペレットの排出前に残存する塵埃および他の微粒子を除去できてもよい。言うまでもなく、スクリーンの形状をチャンバ50の長さに沿って変更して、ペレットがチャンバを通じて供給端部から排出端部へ移動する際にDRIペレットの処理の効果を向上させてもよい。
処理済みDRI材料を形成する方法およびシステムでは、非酸化雰囲気が与えられてもよいが、必要ではない。DRIペレットの酸化を減らすために、DRIが処理されている間、酸素を実質的に欠いた雰囲気がチャンバ内に形成されてもよい。
DRIを形成するための方法およびシステムは、処理後に処理済みDRIに対してオイルを塗布して塵埃および他の微粒子を除去することを含んでもよい。オイルは、図10に示されるローラの上側に位置されてローラにより回転される処理済みDRIに対してオイルを供給するようになっているスプレーノズルによって塗布されてもよい。1つの実施形態において、処理済みDRIに対して塗布されるオイルは、オイルの粘性を減少させてDRI小塊の孔内へのオイルの侵入を高めるとともにDRI材料のコーティング効果を向上させるために加熱される。また、DRIを形成する方法およびシステムは、チャンバの下流側のローラであって、前記ローラの回転によってチャンバから除去される処理済みDRIを回転させるようになっているローラを組み付けること、および、処理済みDRIに対してローラ上での回転中にオイルを供給するようになっているスプレーノズルをローラの上方に位置させることを含んでもよい。
ここで図10および図11を参照すると、DRI材料に対してオイルを塗布する方法およびシステムの実施形態が示されている。ローラシステム80は、DRIペレットまたは小塊を回転させて、DRI材料82に対するオイルの効果的な塗布を促進させるようになっていてもよい。ローラシステム80は、DRI材料82を複数のローラ86へ供給する供給トレイ84を含んでもよく、複数のローラ86上でDRI材料を支持できる。DRI材料82は、収集ビン88へ向けてローラ86上で回転されあるいは転がされてもよい。別の実施形態において、DRI材料は、DRIがローラにより回転される際にDRIに噴射するためのその後の処理位置または保管位置へとDRIを移送するためにコンベア、トレイ、または、他の適した装置へと供給されてもよい。図10に示されるように、1つ以上のスプレーノズル90がローラ86の上側に位置されてもよい。スプレーノズル90は、ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを供給するようになっていてもよい。ローラ86間を通過する任意の微粉またはオイルを捕捉するためにオイル・微粉回収トレイ92がローラ86の下側に位置されてもよい。オイルおよび微粉を収集して微粉を濾過し、それにより、オイルを再使用してもよい。微粉は、回転研磨処理中に収集された微粉と組み合わされて、熱間練炭成形などのその後の処理のために使用されてもよい。収集されたオイルは、必要に応じて濾過されて、コーティングシステムの効果を向上させるべく再使用のためにリサイクルされてもよい。
DRIペレットに対して塗布されるオイルは、DRI材料を不動態化するように選択されてもよい。オイルは、DRI材料を十分にコーティングして、酸素および水分に対するDRIの露出を減らしてもよい。酸素および水分に対する露出を減らすことにより、酸化および水素ガスの発生を減らすことができる。オイルコーティングは、逃げる塵埃を保持して、保管中または輸送中のDRIの燃焼の可能性を減らすように作用し得る。
1つの実施形態では、オイルが鉱油であってもよい。また、鉱油がオレイン酸と混合されてもよい。オレイン酸は、水分に対する露出を減らし、それにより、DRIペレットの酸化を減らすのに役立つ。オレイン酸分子の有極端(polar end)がDRIペレットの表面に付着してもよく、一方、オレイン酸分子の直鎖の残りがDRIペレット表面から離れるように突出する。このタイプの表面コーティングは、疎水性であってもよく、ペレット表面から水分をはじいてもよい。他のオイルおよび混合物を塗布してDRI材料を不動態化してもよい。1つの実施形態において、鉱油とオレイン酸との混合物でDRI材料をコーティングすると、DRI材料の多孔率が約57%から約29.1%へと減少した。
図11を参照すると、DRI材料に対してオイルを塗布するための方法およびシステムの他の実施形態が示されている。図11に示されるチャンバ10は、図1に示されるチャンバとほぼ同じであり、スプレーノズル94の付加を伴う。スプレーノズル94は、DRI材料が転がっている間にスクリーン12またはDRIペレット14と干渉しないようにチャンバ10内の所定位置に位置されてもよい。この実施形態において、システムは、最初に、前述したようにDRIペレットを回転研磨し、その後、ペレットをチャンバ10から除去することなくDRIペレットに対してオイルを塗布する。また、システムは、オイルを塗布しつつDRIペレットをチャンバ内で回転研磨してもよい。DRIペレットの回転研磨は、DRI材料の表面上におけるオイルの被覆率を高めることができる。チャンバ10は、コーティング工程の効果を向上させるために任意の過剰なオイルを収集してリサイクルするようになっていてもよい。
DRIを形成する方法およびシステムは、処理済みのオイルが塗布されたDRIに対して、DRIの圧縮強度を高めるようになっている材料を塗布することを含んでもよい。塗布される材料は、有機結合剤または無機結合剤であってもよい。DRI材料の圧縮強度を高めるために結合剤などのコーティング材料を塗布すると、輸送中のDRIペレットの破損を減らすことができる。一例において、石灰石結合剤が使用されてもよい。石灰石は、しばしば、製鋼作業において使用される。石灰石結合剤をDRI材料と共に使用することにより、DRIの圧縮強度を輸送のために高めることができ、また、製鋼作業中に更なる石灰石を加える必要性を減らすことができる。
ここで、図12および図13を参照すると、DRIペレットの表面の顕微鏡写真が示されている。DRIペレットの処理前の表面が30×および160×の倍率で図11Aおよび図11Bに示されている。本開示にしたがった処理後のDRIペレットの表面が同様に30×および160×の倍率で図12Aおよび図12Bに示されている。顕微鏡写真の比較から明らかなように、処理済みDRIペレットの表面は、処理されていないDRIペレットの表面よりもかなり均一である。これらの顕微鏡写真に見られるように、当初形成されるようなDRIペレットの表面は、かなり粗くあるいは不均一な場合がある。保管中および輸送中において、粗い表面は、DRIペレットが互いに接触しおよび保管器具または輸送器具の表面と接触するにつれて腐食され、それにより、塵埃、微粒子、および、他の微粉が発生される場合がある。前述した処理済みDRIを形成するためのシステムおよび方法は、DRIペレットの粗い表面を擦り減らして、塵埃、微粒子、および、他の微粉を除去することができる。結果として、保管中および輸送中、本開示にしたがって形成される処理済みDRIペレットは、微粉の生成がかなり少なく、燃焼の危険が少ない。
ここで、図14〜図16を参照すると、DRIペレットの様々なサンプルにおける塵埃、微粒子、および、他の微粉の発生が示されている。DRIの所定のサンプルからの塵埃、微粒子、および、他の微粉の量は、例えば前述した図1に示されるようなドラム内でDRIを回転研磨することにより測定されてもよい。微粉は、微粒子サイズにしたがって仕分けされあるいは分類されてもよい。例示目的で、「微粒子」は、1/4メッシュスクリーンを通過する微粉であってもよく、また、28メッシュスクリーンにより保持される微粉に分類され、スクリーンに通された材料全体の重量パーセントとして測定されてもよい(%−1/4”+28M)。「塵埃」は、28メッシュスクリーンを通過する微粉であってもよく、スクリーンに通された材料全体の重量パーセントとして測定されてもよい(%−28M)。塵埃、微粒子、および、他の微粉を構成しないDRI材料、すなわち、1/4メッシュスクリーン上に保持される材料は、スクリーンに通された材料全体の重量パーセントとして測定されてもよい(%+1/4”)。言うまでもなく、任意のスクリーンサイズが選択されてもよく、また、ここに記載されるサイズは単なる例示目的である。
漸進的な回転研磨結果のグラフ110が図14に描かれている。グラフ110は、回転式ドラム内での選択された数の回転後において1/4メッシュスクリーン上に保持されたDRI材料のパーセントを示しており、例えばISOタンブル指数(ISO Tumble Index)を決定するために使用されてもよい。図示のように、回転数が増大するにつれて、1/4メッシュスクリーン上に保持されるDRI材料のパーセントが減少され、このことは、塵埃、微粒子、および、他の微粉の発生を示唆している。トリニダード111および米国112からの未処理DRIが、回転研磨検査により発生される微粉の量に関する相対ベースラインを決定するために測定された。微粉の発生は、ライン113により示されるように、図5に示されるギルソンスクリーン上でDRI材料が30分にわたって処理された後に減少されることが分かった。同様に、DRI材料を鉱油114で処理した場合も、生成される微粉はベースラインサンプルより少なかった。ボールミル115内での30分の処理は、微粉の発生を減らすのに鉱油114ほど有効でないことが分かった。本開示にしたがって処理されたDRIの結果がライン116およびライン117に示されている。ライン116は、36RPMで30分にわたってDRI材料を回転研磨した場合における、1/4メッシュスクリーン上に保持されるDRI材料の量の約98.5%までの改善を示している。同様に、ライン117は、27RPMで30分にわたってDRI材料を回転研磨して前述したように鉱油で処理した場合における、1/4メッシュスクリーン上に保持されるDRI材料の量の約98.7%までの改善を示している。図示のように、本開示の方法は、DRI材料をスクリーン上で転がせて塵埃、微粒子、および、他の微粉をDRI材料から除去することによって、発生微粉の量を減らすことができる。
達成される微粉の減少を更に示すために、図15は、未処理DRI材料のサンプル121および鉱油で処理されたDRI材料のサンプル122から発生される微粒子、すなわち、1/4メッシュスクリーンを通過するが28メッシュスクリーンにより保持される微粉の比較を示している。図示のように、回転式ドラム内での200回転後に発生される微粒子の量は、約1.8%から約1.3%へと減少する。
図16は、未処理DRI材料のサンプル131および鉱油で処理されたDRI材料のサンプル132から発生される塵埃、すなわち、28メッシュスクリーンを通過する微粉の比較を示している。図示のように、回転式ドラム内での200回転後に発生される塵埃の量は、約0.8%から約0.15%へと減少される。
ここで、図17〜図19を参照すると、表面粗さが減少されたDRI材料が開示される。DRIペレットなどのDRI材料の表面粗さは、Tencor P10 Profilometerなどのスタイラス表面形状測定装置または他の表面プロファイリング機器によって測定されてもよく、また、相加平均表面粗さ、すなわち、「Ra」値によって定量化されてもよい。表面粗さが減少されたDRI材料は、1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有するDRI材料を生成するための前述した方法およびシステムを使用して生成されてもよい。他の実施形態において、DRI材料は、1.0μm未満または0.75μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有してもよい。DRI材料の表面の粗さを減らすことにより、DRI材料の輸送中またはその後の処理中に微粉の事後生成が大幅に減少されることが分かった。微粉の発生を減少させると、DRI材料の自然発火特性が低下し、それにより、より安定で安全な生成物がもたらされる。
1つの実験では、未処理DRIペレットのサンプル、および、本開示にしたがった処理後のDRIペレットのサンプルに関して平均表面粗さ(Ra)が測定された。以下の表に示されるように、未処理DRIペレットの表面粗さ、すなわち、Ra値(μm)は、処理済みDRIペレットの表面粗さよりもかなり大きい。
表面粗さの減少を図17および図18を参照して更に示す。未処理DRIペレットの表面がTencor P10 Profilometerを使用して形状測定され、測定された表面形状が図17にプロットされている。図示のように、未処理DRIペレットは非常に不規則な表面を有する。この例示では、Z軸が−60μm〜+20μmの範囲を反映し、また、この範囲内でかなりの変動を有するペレット表面が示される。一方、図18は、本開示にしたがって処理されたDRIペレットにおける相当する画像である。図示のように、表面の不規則性がかなり減少された。図18におけるZ軸スケールは小さすぎて、利用されたグラフ化ソフトウェアにより表示できなかった。このことは、得られた表面粗さがかなり減少していることを更に示唆している。
前述したように、ペレットなどのDRI材料の表面粗さは、スタイラス表面形状測定装置または他の表面プロファイリング機器によって測定されてもよい。そのような機器を使用することにより、DRIペレットの屈曲を補償して、表面粗さの正確な測定を得る必要があるかもしれない。当該技術分野においては、丸みを帯びたあるいは不規則に形成された物体に関して表面粗さ測定値を得るための様々な技術が知られている。一例において、表面粗さ測定は、ペレットの略平坦部で行われてもよい。あるいは、図19A〜図19Cを参照して説明したように、ペレットの形状の不規則性を補償しつつ粗さの計算が行われてもよい。図19Aにおいて、ラインAは、未処理DRIペレットの生の測定値を表し、ラインBは、ペレットの計算された不規則性を表し、また、ラインCは、計算された不規則性を補償した後の未処理ペレットにおける調整された測定値を表す。図19Bにおいて、ラインDは、未処理DRIペレットの生の測定値を表し、また、ラインEは、本開示の処理済みDRIペレットの生の測定値を表す。最後に、図19Cにおいて、ラインFは、未処理DRIペレットの調整された測定値を表し、また、ラインGは、処理済みDRIペレットの調整された測定値を表し、それぞれは、検査されているDRIペレットの一般的な形状を補償するように修正された。図19Cから明らかなように、処理済みDRIペレットは、未処理ペレットよりもかなり低い表面粗さを有する。当該技術分野において知られる他の測定技術および処理機器を利用して、DRIペレットにおける平均表面粗さ(Ra)値を得てもよい。
以上の説明から明らかなように、処理済みDRI材料は1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有してもよい。別の実施形態において、処理済みDRI材料は、1.0μm未満または0.75μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有してもよい。処理済みDRI材料は、ペレットを備えてもよく、200回転後に98.5%+1/4よりも大きいタンブル指数を有してもよい。他の実施形態では、処理済みDRI材料がオイルでコーティングされてもよく、また、オイルは鉱油とオレイン酸とを備えてもよい。DRI材料をオイルで処理すると、輸送中に水に対する露出からDRI材料を保護することにより酸化を減らすことができる。処理済みDRI材料は、DRI材料の圧縮強度を高めるために石灰石などの結合剤を備えてもよい。
1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する前述した処理済みDRI材料は、供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバであって、回転研磨中にDRIが供給端部から回転チャンバを通じて出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転研磨中にDRIから除去される微粉がチャンバから抜け出ることができるようにするためにチャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する回転可能なチャンバを組み付けるステップと、DRIを供給端部を通じて回転可能なチャンバへ供給し、DRIが供給端部からチャンバを通じて移動する間にチャンバ内のスクリーン上でDRIを転がせるようにチャンバを回転させるステップとによって形成されてもよい。
特定の実施形態について説明してきたが、本開示の思想または範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を開示の教示内容に適合させるように、様々な変更を成すことができ、等価物に置き換えることができ、改良を成すことができることは言うまでもない。

Claims (40)

  1. a.回転可能なチャンバを組み付けるステップであって、前記チャンバが、DRIを前記チャンバ内での回転中に支持できる内部スクリーンを有し、前記チャンバの少なくとも1つの開口が、回転中に微粉の前記チャンバからの排出を可能にするようになっている、ステップと、
    b.DRIを前記回転可能なチャンバ内へ供給すると共に、前記チャンバ内の前記スクリーン上でDRIを転がしてDRIから微粉を除去するために前記チャンバを回転させるステップと
    を備える処理済みDRIを形成する方法。
  2. 前記スクリーンが1/8〜1/4メッシュのメッシュサイズを有する請求項1に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  3. c.前記チャンバの回転中に前記回転可能なチャンバの前記少なくとも1つの開口を通じてDRIから除去される微粉を排出するステップ
    を更に備える請求項1に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  4. DRIは、少なくとも10分の前記チャンバ内での滞留時間にわたって、毎分20〜40回転で、前記回転可能なチャンバ内で転がされる、請求項1に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  5. c.DRIを回転させるようになっている回転可能なローラを前記回転可能なチャンバの下流側に組み付け、前記ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを塗布するステップ
    を更に備える請求項1に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  6. d.前記ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを供給するようになっているスプレーノズルを前記ロールの上側に位置させるステップ
    を更に備える請求項5に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  7. 前記オイルが鉱油を含む請求項5に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  8. 前記オイルがオレイン酸を含む請求項5に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  9. 前記オイルが処理済みDRIへの供給前に加熱される請求項5に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  10. e.DRIの圧縮強度を高めるようになっている材料をオイルが塗布された処理済みのDRIに対して塗布するステップ
    を更に備える請求項5に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  11. 前記材料が石灰石を備える請求項10に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  12. a.供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバを組み付けるステップであって、前記チャンバが、回転中にDRIが前記供給端部から前記回転チャンバを通じて前記出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転中にDRIから除去される微粉が前記チャンバから抜け出ることができるようにするために前記チャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する、ステップと、
    b.DRIを前記供給端部を通じて前記回転可能なチャンバへ供給すると共に、DRIが前記供給端部から前記チャンバを通じて前記出口端部へと移動する間に前記チャンバ内の前記スクリーン上でDRIを転がせるように前記チャンバを回転させ、DRIから微粉を除去するステップと、
    c.前記回転可能なチャンバの前記排出端部から処理済みDRIを除去するステップと
    を備える処理済みDRIを形成する方法。
  13. 前記スクリーンが1/8〜1/4メッシュのメッシュサイズを有する請求項12に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  14. 前記チャンバは、DRIを前記チャンバの長さに沿って前記排出端部へと推し進めるようになっている螺旋状のフリットを更に備える請求項12に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  15. d.前記チャンバの回転中に前記回転可能なチャンバの前記開口を通じてDRIから除去される微粉を排出するステップ
    を更に備える請求項12に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  16. DRIは、少なくとも10分の前記チャンバ内での滞留時間にわたって、毎分20〜40回転で、前記回転可能なチャンバ内で転がされる、請求項12に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  17. d.DRIを回転させるようになっている回転可能なローラを前記回転可能なチャンバの下流側に組み付け、前記ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを塗布するステップ
    を更に備える請求項12に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  18. e.前記ローラ上で回転する処理済みDRIに対してオイルを供給するようになっているスプレーノズルを前記ロールの上側に位置させるステップ
    を更に備える請求項17に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  19. 前記オイルが鉱油を含む請求項17に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  20. 前記オイルがオレイン酸を含む請求項17に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  21. 前記オイルが処理済みDRIへの供給前に加熱される請求項17に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  22. e.DRIの圧縮強度を高めるようになっている材料をオイルが塗布された処理済みのDRIに対して塗布するステップ
    を更に備える請求項17に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  23. 前記材料が石灰石を備える請求項22に記載の処理済みDRIを形成する方法。
  24. 1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する処理済みDRI材料。
  25. DRI材料が1.25μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  26. DRI材料が1.0μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  27. DRI材料が0.75μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  28. DRI材料がペレットを備える請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  29. DRI材料は、200回転後に98.5%+1/4よりも大きいタンブル指数を有する請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  30. DRI材料がオイルでコーティングされる請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  31. 前記オイルが鉱油とオレイン酸とを備える請求項30に記載の処理済みDRI材料。
  32. DRI材料は、DRI材料の圧縮強度を高めるために結合剤を備える請求項24に記載の処理済みDRI材料。
  33. 前記結合剤が石灰石を備える請求項32に記載の処理済みDRI材料。
  34. a.供給端部と出口端部とを有する回転可能なチャンバを組み付けるステップであって、前記チャンバが、回転中にDRIが前記供給端部から前記回転チャンバを通じて前記出口端部へと移動する際にDRIを支持できる内部スクリーンを有するとともに、回転中にDRIから除去される微粉が前記チャンバから抜け出ることができるようにするために前記チャンバに沿って少なくとも1つの開口を有する、ステップと、
    b.DRIを前記供給端部を通じて前記回転可能なチャンバへ供給すると共に、DRIが前記供給端部から前記チャンバを通じて前記出口端部へと移動する間に前記チャンバ内の前記スクリーン上でDRIを転がせるように前記チャンバを回転させ、DRIから微粉を除去するステップと、
    c.前記回転可能なチャンバの前記排出端部から処理済みDRIを除去するステップと、
    によって形成される、1.5μm未満の平均表面粗さ(Ra)を有する処理済みDRI材料。
  35. DRI材料は、200回転後に98.5%+1/4よりも大きいタンブル指数を有する請求項34に記載の処理済みDRI材料。
  36. d.DRI材料にオイルを塗布するステップ
    によって更に形成される請求項34に記載の処理済みDRI材料。
  37. 前記オイルが鉱油とオレイン酸とを備える請求項36に記載の処理済みDRI材料。
  38. e.DRI材料の圧縮強度を高めるためにDRI材料に対して結合剤を塗布するステップ
    によって更に形成される請求項34に記載の処理済みDRI材料。
  39. 前記結合剤が石灰石を備える請求項38に記載の処理済みDRI材料。
  40. チャンバを組み付けるステップであって、前記チャンバが、DRIを前記チャンバ内での回転中に支持できる内部スクリーンを有し、ビンが、前記スクリーン上でのDRIの回転中に発生される微粉を受けるようになっている、ステップと、
    DRIを前記チャンバ内へ供給すると共に、前記チャンバ内の前記スクリーン上でDRIを転がしてDRIの表面を擦り減らすために前記チャンバを動作させるステップと
    を備える処理済みDRIを形成する方法。
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