JP2013207198A - 電磁波シールド用積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムおよび/または硬度がD30〜80である塩化ビニル系樹脂フィルムからなる支持層(B)上に、厚みが10〜50μmである金属箔層(A)を形成し、前記金属箔層(A)上の全面に、厚みが5〜60μmである粘着層(C)を形成してなる、電線結束構成品と前記粘着層(C)とが接するように前記電線結束構成品の外周を寿司巻きまたは拝み巻きで巻き付けるための電磁波シールド用積層体10であって、前記電磁波シールド用積層体10は、矩形のシート状であるとともに、その少なくとも一辺の長さが、前記電線結束構成品の所定の箇所を巻き付けるに十分な長さを有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
そこで近年は、幅の狭い電磁波シールドテープに替えて、矩形かつシート状の電磁波シールドシートを両面テープで電線結束構成品の外周面に拝み巻きまたは寿司巻きして固定する方法が実施されている。
図4(a)は、該電磁波シールド部材の平面図であり、図4(b)は、電線結束構成品を該部材により拝み巻きした状態を説明するための断面図である。
図4(a)に示すように、電磁波シールド部材40は、金属箔層402上に両面テープ412,414が貼り付けられ、図示しない裏面に樹脂基材からなる支持層が形成されて構成されている。実際の電磁波シールド部材の貼付け作業は、例えば次のように行なわれる。まず、金属箔層402の中央部に電線結束構成品420を設置する。このとき、金属箔層402の長手方向が、電線結束構成品420の軸線方向と平行となるように調整する。続いて、両面テープ412,414上の剥離紙(図示せず)を剥離するとともに、図4(b)に示すように電線結束構成品420の外周に電磁波シールド部材40を1回巻き付け、該両面テープ412,414をそれ同士あるいは対向する金属箔層402に貼り付け部c部が形成されるように貼り付け、作業が終了する。
図5(a)は、該電磁波シールド部材の平面図であり、図4(a)の部材と同じ構成を有する。図5(b)は、電線結束構成品を該部材により寿司巻きした状態を説明するための斜視図である。
図5(a)に示すように、金属箔層402上の両面テープ412,414上の剥離紙(図示せず)を剥離するとともに、一方の両面テープ412上に電線結束構成品420を設置する。続いて、図5(b)に示すように、電磁波シールド部材40を、その一辺側から電線結束構成品420の外周に巻き付け、巻き付けた電磁波シールド部材40の裏面(支持体層側)に、周回した電磁波シールド部材40の表面の両面テープ414を貼り付け、作業が終了する。
すなわち請求項1に記載の発明は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムおよび/または硬度(デューロメータ硬さタイプD、JIS K 7215)がD30〜80である塩化ビニル系樹脂フィルムからなる支持層(B)上に、厚みが10〜50μmである金属箔層(A)を形成し、前記金属箔層(A)上の全面に、厚みが5〜60μmである粘着層(C)を形成してなる、電線結束構成品と前記粘着層(C)とが接するように前記電線結束構成品の外周を寿司巻きまたは拝み巻きで巻き付けるための電磁波シールド用積層体であって、前記電磁波シールド用積層体は、矩形のシート状であるとともに、その少なくとも一辺の長さが、前記電線結束構成品の所定の箇所を巻き付けるに十分な長さを有することを特徴とする電磁波シールド用積層体である。
粘着力(i): 35〜600N/m
保持力(ii): 1mm以下
測定方法:
粘着力(i):基材として厚みが25μmであるポリエステルフィルムを用い、前記基材上に、前記粘着層を乾燥後の厚みとして25μmの厚みで塗布して試験片を作成し、前記粘着層の塗布面にステンレス板を貼り付け、温度23℃および相対湿度65%の条件下、180°剥離試験法により300mm/分の速度で試験片を剥離し、そのときの粘着力(N/m)を測定した。
保持力(ii):前記粘着力(i)と同様に試験片を作成し、20mm×20mmの面積が接するように前記粘着層の塗布面をステンレス板に貼り付け、温度40℃、荷重1kgの条件で60分間放置したときのズレの大きさ(mm)を測定した。
図1(a)および(b)は、本発明の電磁波シールド用積層体の一実施形態を説明するための断面図である。
図1(a)において、本発明の電磁波シールド用積層体102は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムおよび/または硬度(デューロメータ硬さタイプD、JIS K 7215)がD30〜80である塩化ビニル系樹脂フィルムからなる支持層(B)上に、例えば接着剤層120を介して、厚みが10〜50μmである金属箔層(A)を形成し、この金属箔層(A)上の全面に、厚みが5〜60μmである粘着層(C)を形成してなる。また、粘着層(C)の表面は必要に応じて剥離手段112(例えば剥離紙や剥離シート)により保護されている。また図1(b)に示すように、本発明の電磁波シールド用積層体104は、粘着層(C)が、プライマー層122を介して、金属箔層(A)上に形成されていてもよい。
前記テンター法においては、該樹脂組成物を押出機に入れ、加熱溶融し、ダイよりシート状に押出し、キャスティングドラム上で冷却固化して、まず厚目のフィルムを作製し、その後、縦横軸同時二軸延伸や、縦延伸後横延伸の二段階逐次延伸などが施されるが、後者の二段階逐次延伸が好ましい。この場合、まず遅(前)駆動ロールと速(後)駆動ロールの間の加熱ロール群で縦方向に延伸され、引きつづきテンターに導入され、フィルム両端を保持したまま加熱され、横方向に延伸される。この後、面配向を固定させるためにテンター後室で熱固定される。
一方、チューブ法においては、押出しインフレーション法と同じであり、溶融ポリマーはリングダイ(環状口金)より押出され、冷却後圧縮空気により同時二軸延伸され、チューブ状になったフィルムを加熱して、結晶化および分子配向を固定させる。
これらの方法において、成膜条件は、押出温度が通常250〜300℃程度、延伸温度が80〜130℃程度であり、延伸倍率が縦横それぞれ2〜5倍程度であり、熱固定温度は、通常150〜240℃程度である。
なお、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの引張破断強度(JIS K7127により測定)は、巻き付け作業性、リワーク性の観点から、好ましくはMD方向・TD方向いずれも170〜300MPaであり、より好ましくは200〜250MPaである。
該塩化ビニル系樹脂組成物としては、例えば数平均重合度が約800〜2500のポリ塩化ビニル、塩化ビニルを主体とする共重合体(例えばエチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−ハロゲン化オレフィン共重合体など)、あるいはこれらのポリ塩化ビニルまたは塩化ビニル共重合体を主体とする他の相溶性の樹脂(例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、部分ケン化ポリビニルアルコールなど)とのブレンド物(以下、塩化ビニル系樹脂という)等が挙げられる。前記のポリ塩化ビニルまたは塩化ビニルを主体とする共重合体は塊状重合法、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法など常用のいかなる製造法によって得られたものでもよい。これら塩化ビニル系樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また塩化ビニル系樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂100質量部に対して、可塑剤20〜50質量部程度配合したものを用いることができる。上記可塑剤としては、例えばジ−n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシルフタレート等のフタル酸誘導体;ジイソオクチルイソフタレート等のイソフタル酸誘導体;ジオクチルアジペート等のアジピン酸誘導体;その他リン酸トリクレジル、リン酸トリキシレニル、エポキシ化大豆油等が包含され、中でもジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、エポキシ化大豆油が適している。
また、支持層(B)において、塩化ビニル系樹脂フィルムの厚みは、100〜300μmであることが好ましく、150〜250μmであることがさらに好ましい。当該厚みがこの範囲を満たすことにより、作業性が向上する。
なお、支持層(B)が二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと塩化ビニル系樹脂フィルムとを積層して形成する場合、支持層(B)の全体の厚みとしては、本発明の効果の観点から、160〜280μmであるのが好ましい。また、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと塩化ビニル系樹脂フィルムとの積層には、公知の接着剤、例えば二液硬化型のポリウレタン系接着剤等を使用することができる。
また、支持層(B)は引張強度(JIS K7127)が60N/25mm以上であり、引張伸び(JIS K7127)が20%以上であることが、本発明の効果の観点からさらに好ましい。
粘着層(C)は、公知の材料から適宜選択することができ、例えば、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、シリコーン系等の材料が挙げられる。とくに、アクリル系およびウレタン系の粘着剤が好ましい。
粘着層(C)は、市販の材料を用いて形成することができ、例えば、綜研化学(株)製の商品名SKダイン1473H(粘着力(i)=196N/m、保持力(ii)=0.0mm)、SKダイン1495(粘着力(i)=39.2N/m、保持力(ii)=0.0mm)、SKダイン1223(粘着力(i)=333N/m、保持力(ii)=0.3mm)、SKダイン1755(粘着力(i)=529N/m、保持力(ii)=0.4mm)等が挙げられる。
また、図1(b)に示したように、金属箔層(A)と粘着層(C)との粘着強度を向上させるために、必要に応じてプライマー層122を介して金属箔層(A)上に粘着層(C)を形成させてもよい。プライマー層122としては、前記の接着剤層120と同様に、例えば二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用することができる。なお、プライマー層122を適用する以外にも、金属箔層(A)の粘着層(C)形成面にコロナ放電処理、プラズマ放電処理等を施し、両者の粘着強度を向上させる方法もある。
すなわち、下記の測定方法により測定された粘着層(C)の粘着力(i)および保持力(ii)が、下記の範囲であることが好ましい。
粘着力(i): 35〜600N/m
保持力(ii): 1mm以下
測定方法:
粘着力(i):基材として厚みが25μmであるポリエステルフィルムを用い、前記基材上に、前記粘着層を乾燥後の厚みとして25μmの厚みで塗布して試験片を作成し、前記粘着層の塗布面にステンレス板を貼り付け、温度23℃および相対湿度65%の条件下、180°剥離試験法により300mm/分の速度で試験片を剥離し、そのときの粘着力(N/m)を測定した。
保持力(ii):前記粘着力(i)と同様に試験片を作成し、20mm×20mmの面積が接するように前記粘着層の塗布面をステンレス板に貼り付け、温度40℃、荷重1kgの条件で60分間放置したときのズレの大きさ(mm)を測定した。
図2(a)は、本発明の電磁波シールド用積層体の一実施形態の平面図であり、図2(b)は、電線結束構成品を該部材により拝み巻きした状態を説明するための断面図である。
図2(a)に示すように、電磁波シールド用積層体10は、矩形のシート状であり、支持層(B)上に金属箔層(A)が形成され、さらに金属箔層(A)上の全面に粘着層(C)が設けられている。実際の電磁波シールド部材の貼付け作業は、例えば次のように行なわれる。まず、粘着層(C)から剥離手段112を剥離し、その中央部に電線結束構成品220を設置する。このとき、電磁波シールド用積層体10の長手方向が、電線結束構成品220の軸線方向と平行となるように調整するとともに、該長手方向が、電線結束構成品220の所望の電磁波シールド効果を期待するに十分な長さに設定されている。なお、本発明の電磁波シールド用積層体10は、場合によっては短手方向に沿って電線結束構成品220を巻き付けてもよい。続いて、図2(b)に示すように電線結束構成品220の外周に電磁波シールド用積層体10を1回巻き付け、対向する粘着層(C)同士を貼り付け、貼り付け部としてc部を形成し、作業が終了する。
図3(a)に示すように、まず、粘着層(C)から剥離手段112を剥離し、電磁波シールド用積層体10の長手方向の端部に電線結束構成品220を設置する。続いて、図3(b)に示すように、電磁波シールド用積層体10を、該端部から電線結束構成品220の外周に巻き付け、巻き付けた電磁波シールド用積層体10の裏面(支持層(B)の裏面)に、周回した電磁波シールド用積層体10の表面の粘着層(C)を貼り付け、作業が終了する。なお、寿司巻きは電磁波シールド用積層体10を電線結束構成品220の外周に1.5〜2周巻き付けるのが好ましい。
(A−1)
厚み25μmのアルミニウム箔(JIS H4160でIN30−O材質準拠)
(A−2)
厚み40μmのアルミニウム箔(JIS H4160でIN30−O材質準拠)
(A−3)
厚み16μmの錫コート銅箔
(A−4)
厚み25μmの錫コート銅箔
厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(二軸PET)(ユニチカ社製、エンブレットPET−12、引張破断強度MD方向240MPa、TD方向240MPa)
(B−2)
厚み25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(二軸PET)(ユニチカ社製、エンブレットS−25(F)、引張破断強度MD方向225MPa、TD方向230MPa)
(B−3)
下記塩化ビニル系樹脂組成物1を用いて作成された厚み100μmの塩化ビニル系樹脂フィルム(PVC)(硬度(デューロメータ硬さタイプD、JIS K 7215)がD76)
塩化ビニル系樹脂組成物1:ポリ塩化ビニル100質量部に対し、可塑剤としてジイソノニルフタレートを19質量部、及び、エポキシ化大豆油を3質量部配合したもの。
(B−4)
下記塩化ビニル系樹脂組成物2を用いて作成された厚み200μmの塩化ビニル系樹脂フィルム(PVC)(硬度(デューロメータ硬さタイプD、JIS K 7215)がD58)
塩化ビニル系樹脂組成物2:ポリ塩化ビニル100質量部に対し、可塑剤としてジイソノニルフタレートを29質量部、及び、エポキシ化大豆油を3質量部配合したもの。
アクリル系粘着剤(綜研化学社製商品名SKダイン1473H。厚み20μmとして塗布。粘着力(i)=196N/m、保持力(ii)=0.0mm)
(C−2)
アクリル系粘着剤(綜研化学社製商品名SKダイン1473H。厚み50μmとして塗布。粘着力(i)=196N/m、保持力(ii)=0.0mm)
(C−3)
アクリル系粘着剤(綜研化学社製商品名SKダイン1495。厚み20μmとして塗布。粘着力(i)=39.2N/m、保持力(ii)=0.0mm)
(C−4)
アクリル系粘着剤(綜研化学社製商品名SKダイン1223。厚み20μmとして塗布。粘着力(i)=333N/m、保持力(ii)=0.3mm)
(C−5)
アクリル系粘着剤(綜研化学社製商品名SKダイン1755。厚み20μmとして塗布。粘着力(i)=529N/m、保持力(ii)=0.4mm)
二液硬化型ポリウレタン系接着剤(三井化学ポリウレタン(株)製商品名タケラック(ポリオール系主剤/タケネート(イソシアネート系硬化剤)二液タイプ)
図1(a)で示した電磁波シールド用積層体10を作成した。まず、(B−1)厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、(A−1)厚み25μmのアルミニウム箔を(D)接着剤を介して積層した。ラミネーターとして平野金属社製テストラミネーターMODEL200を使用した。続いて、剥離紙上に(C−1)アクリル系粘着剤を厚み20μmとして塗布し、該塗布面と前記(A−1)アルミニウム箔とを貼り合わせ、矩形のシート状(長さ400mm、幅100mm)である電磁波シールド用積層体10を作成した。なお、(C−1)アクリル系粘着剤は、(A−1)アルミニウム箔表面の全面に塗布されている。
このように作成された電磁波シールド用積層体10を用い、図3(a)、(b)に示すように電線結束構成品220を寿司巻きした。すなわち、まず(C−1)アクリル系粘着剤から剥離紙を剥離し、電磁波シールド用積層体10の長手方向の端部に、電線結束構成品220と(C−1)アクリル系粘着剤とが接するように、電線結束構成品220を設置し、図3(b)に示すように、電磁波シールド用積層体10を、該端部から電線結束構成品220の外周に巻き付け、巻き付けた電磁波シールド用積層体10の裏面(支持層(B−1)の裏面側)に、周回した電磁波シールド用積層体10の表面の(C−1)アクリル系粘着剤を貼り付けた。寿司巻きにおいて、電磁波シールド用積層体10は電線結束構成品220の外周に1.5周巻き付けられた。
巻き付け作業性:5人の作業者に前記の巻き付け作業を行わせ、作業者全員が浮き・剥がれなく容易に巻き付け作業を完了させた場合を「○」、作業者の3人以上が浮き・剥がれはないがやや作業に時間がかかった場合を「△」、作業者の3人以上が浮き・剥がれがありかつ時間がかかり巻き付け作業性に問題があると判断された場合を「×」として評価した。
リワーク性:5人の作業者に前記の巻き付け作業を行わせた後、金属箔層(A)と支持層(B)の粘着面を強制的に引き剥がし、その際、作業者全員が引き剥がしを容易にかつ粘着剤の残余物の付着もなく完了した場合を「○」、作業者の3人以上が引き剥がしは容易であったが若干粘着剤の残余物がみられた場合を「△」、作業者の3人以上が引き剥がしに時間がかかり、かつ粘着剤の残余物の付着が見られた場合を「×」として評価した。
結果を表1に示す。
実施例1において、金属箔層(A)、支持層(B)、粘着層(C)の構成を表1に記載のように変更したこと以外は、実施例1を繰り返した。結果を表1〜2に示す。
なお、支持層(B)が積層構成である場合、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと塩化ビニル系樹脂フィルムとは、(D)接着剤を介して接着させたものを使用した。
また表1〜3において、支持層(B)を第1層目とし、そこから粘着層(C)に向かって層の順番を番号表示した(接着剤層を除く)。例えば、実施例1は、(B−1)が第1層目であるから「1」と表示し、(A−1)が第2層目であるから「2」、(C−1)が第3層目であるから「3」と表示した。同様に、実施例2を例に採ると、(B−4)が第1層目であるから「1」と表示し、(B−1)が第2層目であるから「2」、(A−1)が第3層目であるから「3」、(C−1)が第4層目であるから「4」と表示した。
表1に示す積層構成において、図2(a)、(b)に示すように電線結束構成品220を拝み巻きし、実施例1と同様の評価を行なった。
なおリワーク性の評価は、粘着層(C)同士の粘着面(c部)を強制的に引き剥がして同様の評価を行なった。結果を表2に示す。
表3に示す積層構成において、電磁波シールド用積層体10を裁断し、長さ数十〜数百mである幅10mmの幅の狭いテープ状に加工し、巻き取ったうえで、図6に示すように電線結束構成品220の長さ方向全体に上記幅の狭いテープ602を隙間無く巻き付け(テープ巻き)、実施例1と同様の評価を行なった。結果を表3に示す。
表3に示す積層構成において、矩形のシート状である電磁波シールド用積層体10を作成した。ただし、粘着層(C)は塗布せず、その替わりに幅10mmの両面テープ(該両面テープに使用された粘着剤は綜研化学社製商品名SKダイン1700、粘着力(i)=490N/m、保持力(ii)=0.6mmである)を金属箔層(A)の長手方向に沿って、その端部で2箇所貼り付けて粘着層の替わりとし、実施例1と同様の評価を行なった。結果を表3に示す。なお、電線結束構成品220は、図5(a)に示すように一方の両面テープ上に設置し、寿司巻きした。
(B) 支持層
(C) 粘着層
10 電磁波シールド用積層体
112 剥離手段
120 接着剤層
122 プライマー層
220 電線結束構成品
Claims (4)
- 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムおよび/または硬度(デューロメータ硬さタイプD、JIS K 7215)がD30〜80である塩化ビニル系樹脂フィルムからなる支持層(B)上に、厚みが10〜50μmである金属箔層(A)を形成し、前記金属箔層(A)上の全面に、厚みが5〜60μmである粘着層(C)を形成してなる、電線結束構成品と前記粘着層(C)とが接するように前記電線結束構成品の外周を寿司巻きまたは拝み巻きで巻き付けるための電磁波シールド用積層体であって、前記電磁波シールド用積層体は、矩形のシート状であるとともに、その少なくとも一辺の長さが、前記電線結束構成品の所定の箇所を巻き付けるに十分な長さを有することを特徴とする電磁波シールド用積層体。
- 下記の測定方法により測定された前記粘着層の粘着力(i)および保持力(ii)が、下記の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド用積層体。
粘着力(i): 35〜600N/m
保持力(ii): 1mm以下
測定方法:
粘着力(i):基材として厚みが25μmであるポリエステルフィルムを用い、前記基材上に、前記粘着層を乾燥後の厚みとして25μmの厚みで塗布して試験片を作成し、前記粘着層の塗布面にステンレス板を貼り付け、温度23℃および相対湿度65%の条件下、180°剥離試験法により300mm/分の速度で試験片を剥離し、そのときの粘着力(N/m)を測定した。
保持力(ii):前記粘着力(i)と同様に試験片を作成し、20mm×20mmの面積が接するように前記粘着層の塗布面をステンレス板に貼り付け、温度40℃、荷重1kgの条件で60分間放置したときのズレの大きさ(mm)を測定した。 - 支持層(B)において、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みが12〜50μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁波シールド用積層体。
- 支持層(B)において、塩化ビニル系樹脂フィルムの厚みが100〜300μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁波シールド用積層体。
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