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JP2008126559A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

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JP2008126559A JP2006315442A JP2006315442A JP2008126559A JP 2008126559 A JP2008126559 A JP 2008126559A JP 2006315442 A JP2006315442 A JP 2006315442A JP 2006315442 A JP2006315442 A JP 2006315442A JP 2008126559 A JP2008126559 A JP 2008126559A
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達也 中村
Kenji Tanaka
健司 田中
Hidenori Noguchi
秀憲 野口
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Abstract

【課題】 高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムに使用可能であり、水性インクの吸収乾燥性に優れた普通紙タイプのインクジェット記録用紙を提供すること。
【解決手段】 木材又は非木材パルプを主成分とし、内添サイズ剤をパルプ全量に対して0.15〜0.20重量%加えたパルプスラリーを抄紙して得た原紙の少なくとも片面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの混合液を塗工する普通紙タイプのインクジェット記録紙であって、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムで使用することを特徴とするインクジェット記録用紙。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水性インクを用いた高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムで使用するインクジェット記録用紙に係り、特に、フルカラーの高速輪転インクジェット記録方式においても記録文字・画像の発色濃度が高く、フェザリングや裏抜けの発生のない良好なインクジェット記録用紙に関する。
インクジェット記録方式は、水性インクの小滴を吐出させて記録シートに付着させ画像・文字などの記録を行なうものであり、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像定着が不要などの利点を有するために、記録装置として種々の用途に普及している。さらに、フルカラーインクジェット方式により形成される画像は、製版方式によるオフセット印刷やカラー写真方式による印画と比較して遜色のない記録を得ることが可能である。
このインクジェット記録方式のうち、最近では高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムが注目されている。高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムでは、オフセット輪転印刷の刷機と同様に巻取り紙の形態で用紙が供給され、専用のプリンタを用いて60〜300m/min以上の高速で印刷が行われる。このような高速の印刷において画像鮮明性と水に曝されてもインク染料が流出しない程度の耐水性とを両立するために、高速輪転インクジェット方式のプリンタでは、カット版タイプの用紙を印刷するインクジェットプリンタと比べてプリンタヘッドからのインク吐出量を多くすることで、十分な発色濃度を確保し鮮明な画像を形成する。このため、高速輪転インクジェット記録方式のプリンタに用いられる水性インクは、カット版タイプの印刷用紙を用いるインクジェットプリンタの水性インクと比べてインク固形分濃度が低いという特徴がある。即ち、高速輪転インクジェット記録方式のプリンタは、固形分濃度の低い水性インクを大量に吐出する構造となっている。
このような高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムは、印刷用紙を巻取り形態で供給することで多量の可変情報を高速で処理することが可能であるという特徴を有するため、ユーザ毎に異なる可変情報を含む印刷物の処理に適している。このため、宛名書き印刷、顧客情報印刷、ナンバリング印刷、バーコード印刷等のオンデマンドプリンティングシステムにも利用されつつある。
高速輪転インクジェット記録方式に用いる記録用紙は、紙面に大量に吐出される水性インクを速やかに吸収乾燥することが求められるが、用紙のインク吸収乾燥性が高すぎると、フェザリングと呼ばれるインク滲みが発生するという問題がある。また、インクが紙面に大量に吐出されることにより、印刷内容が裏面から透けて見えたり、インクそのものが裏面に突き抜けてしまう「裏抜け」が発生する虞もあるが、裏抜けを防止するためにインクの浸透を阻害しすぎると大量に吐出された水性インクが紙面に溜まり印刷画像の境界部で色が重なり合うブリーディングと呼ばれる問題が発生する可能性がある。特に高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムでは印字後の用紙を巻取り形態で保管することが多いため、重なった紙面に巻圧がかかり枚葉紙よりも裏抜けやブリーディングが生じやすいという問題がある。インクの裏抜けやブリーディングが発生すると、印刷された可変情報が読み取れなくなり大きなトラブルとなる。また、フルカラーの画像を印刷する際にブリーディングが発生すると、鮮明な画像そのものが得られなくなってしまうという問題もある。
インクジェット記録方式に用いる記録用紙は、普通紙タイプの記録用紙と、上質紙などの紙、合成紙、合成樹脂フィルム等の支持体上にインク受理層を設けた塗工紙タイプの記録用紙とに大別され、用途や目的に応じて適宜使用されている。インク受理層を設けた塗工紙タイプの記録用紙は、インク受理層の顔料がインク吸収乾燥や良好な画像形成を促すためインクの裏抜けやブリーディングといった問題は発生せず、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムにおいても問題なく使用できるものが多い。一方、普通紙タイプのインクジェット記録用紙は、顔料塗工層がないため紙面に大量のインクが吐出されると裏抜けやブリーディングが発生しやすく、高速輪転インクジェット記録式のプリンタに用いることは困難な場合があったが、普通紙タイプのインクジェット記録用紙の風合いが外見的に好ましく、また取扱いも良好なことから、普通紙タイプのインクジェット記録用紙を高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムに用いたいと望まれることが近年多くなってきた。
普通紙タイプのインクジェット記録用紙の水性インクの裏抜けとブリーディングの問題を解決するために、特開2000−103161(特許文献1)にはカチオン性樹脂含有古紙を離解した抄紙試料を配合して抄紙した原紙に、カチオン性樹脂を1.0〜2.0g/m2付着しコップサイズ度を規定したインクジェット用紙が開示され、特開2002−113941(特許文献1)には填料として炭酸カルシウムを含むインクジェット記録用紙が開示され、特開2003−182210(特許文献2)には水によるステキヒトサイズ度とポリエチレングリコール(PEG−400)の30%水溶液によるステキヒトサイズ度を規定する普通紙インクジェット記録用紙が開示され、特開2004−195721(特許文献3)には原紙表面に保湿率1.5以上の水溶性物質を含むことを特徴とするインクジェット記録用紙が開示されており、フェザリングやインクの裏抜けが解決できるとしている。
特開2000−103161 特開2003−182210 特開2004−195721
しかしながら、特許文献1〜3に記載の何れの発明でも、高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムに対応できるものではなかった。高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムに用いる記録用紙には、インクの吸収乾燥性と裏抜け防止が求められているものの、それらを同時に満たす普通紙タイプのインクジェット記録用紙は未だ提供されていない。また、高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムでフルカラー印刷を行う際に、インクの吸収乾燥性と裏抜け防止を同時に満たし、且つ鮮明な画像が得られる普通紙タイプのインクジェット記録用紙も未だに提供されていない。
本発明はこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムに使用され、水性インクの吸収乾燥性に優れた普通紙タイプのインクジェット記録用紙を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、高速輪転インクジェット記録方式を用いたプリンティングシステムに使用され、裏抜けの発生がない普通紙タイプのインクジェット記録用紙を提供することにある。
また本発明のさらに他の目的とするところは、高速輪転インクジェット方式のプリンティングシステムに使用され、水性インクの吸収乾燥性が良好で裏抜けの発生がなく、鮮明なフルカラー画像が印刷できる普通紙タイプのインクジェット記録用紙を提供することにある。
本発明の他の目的並びに作用効果については、以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上記の目的を達成するため、本発明のインクジェット記録用紙は、木材又は非木材パルプを主成分とし、内添サイズ剤をパルプ全量に対して0.15〜0.20重量%加えたパルプスラリーを抄紙して得た原紙の少なくとも片面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの混合液を塗工してなる普通紙タイプのインクジェット記録紙であって、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの使用に適するものである。
このような構成によれば、インクジェットプリンタから吐出される水性インクの吸収乾燥性が良好でフェザリングの発生がなく、定着後のインク耐水性が良好なインクジェット記録用紙が得られ、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムにおいて好適に使用することができる。
また、本発明のインクジェット記録用紙は、木材又は非木材パルプを主成分とし、内添サイズ剤をパルプ全量に対して0.15〜0.20重量%加えたパルプスラリーを抄紙して得た原紙の両面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの混合液を塗工してなる普通紙タイプのインクジェット記録紙であって、塗工層中に水溶性バインダとしてリン酸エステル化澱粉が0.3〜3.0g/m2含まれており、且つ米坪が50〜200g/m2であって高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの使用に適するものであってもよい。
このような構成によれば、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムで両面印刷を行った場合にもインクの裏抜けやブリーディングの発生がなく、画像形成後の耐水性が良好で両面印刷に好適なインクジェット記録用紙が得られる。
また、本発明のインクジェット記録用紙においては、前記混合液中のカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの重量比が、50:50〜80:20の範囲としてもよい。
このような構成によれば、インクの定着性と耐水性とのバランスがより良くなり、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムにより適したインクジェット記録用紙が得られる。
さらにまた、本発明のインクジェット記録用紙は、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでフルカラーのインクジェット両面印刷に供された場合においても、好適な画像を得ることができるものである。
以上の説明で明らかなように、本発明のインクジェット記録用紙は、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムで印刷を行った場合にもインクが素早く吸収乾燥され、フェザリングの発生のない良好な画像を得ることが可能である。
また、本発明のインクジェット記録用紙は、水溶性バインダの種類と使用量を限定することにより、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムで両面印刷を行った場合でもインクの裏抜けやブリーディングが発生せず良好な画像を得ることが可能である。
以下において、本発明の好適な実施の形態について述べるが、本発明は以下の記述で限定されるものではない。
(原紙の構成)
先ず始めに本発明のインクジェット記録用紙に用いる原紙の構成について説明する。本発明の原紙の材料としては、パルプに木材チップを原料とするクラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソーダパルプ等の化学パルプ、セミケミカルパルプ、ケミメカニカルパルプ等の半化学パルプ、砕木パルプ、サーモメカニカルパルプ等の機械パルプ、ケナフ等を原料とする非木材繊維パルプ、あるいは古紙パルプなどを適宜選択して使用することができる。
(内添サイズ剤に関する説明)
また本発明においては、原紙に耐水性を持たせるために原紙抄造時に内添サイズ剤を添加するものである。先にも述べたように、高速輪転インクジェット方式のプリンタは印刷速度が60〜300m/minと極めて速く、また、プリンタヘッドからのインク吐出量が多量であることから、使用する記録用紙には素早いインク吸収乾燥性が求められる。しかしながら、インク吸収乾燥を重視し過ぎるとパルプ繊維の細部にまでインクが浸透し過ぎてフェザリングが発生し易くなる。本件発明においては、インクジェット記録用紙に吐出されたインクが吸収されず乾燥不良にならないように、且つ吸収され過ぎてフェザリングが発生しないように、内添サイズ剤の最適な添加量を模索した。
内添サイズ剤は、パルプスラリー中に添加し抄紙と同時に原紙全体にサイズ性を持たせるために用いる。本願発明者らは鋭意研究の結果、内添サイズ剤を抄造時のパルプ総重量に対して0.15〜0.20重量%添加することでが最適であることを見出した。この添加量であれば高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの印刷においてもインキ吸収乾燥性が適度に促され、フェザリングが発生しない普通紙タイプのインクジェット記録用紙を得ることができる。内添サイズ剤の添加量がパルプ量に対して0.15重量%を下回れば、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの印刷においてサイズ性が不足しフェザリングが発生する虞がある。また、内添サイズ剤の添加量がパルプ量に対して0.20重量%を上回れば、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの印刷において、インクの吸収乾燥が悪化し乾燥不良が発生する虞がある。
(使用薬品:内添サイズ剤)
本発明において原紙に内添する内添サイズ剤としては、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、一般的な製紙薬品のうちあらゆるものが使用可能であり、例えば、ロジンサイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、スチレン系サイズ剤、並びに中性ロジン系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸、アルキルケテンダイマーなどが使用できる。またこれらの内添サイズ剤は、硫酸バンド、カチオン澱粉など繊維への定着剤と組み合わせて使用してもよい。
(塗工液の構成)
次に、本発明インクジェット記録用紙において、原紙に塗工する塗工液の構成について説明する。本発明のインクジェット記録用紙においては、原紙の片面乃至両面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダを含む混合液を塗工する。ここで、カチオン性高分子化合物は、インクの定着性、耐水性を得るために用いられ、水溶性バインダは塗工液の乾燥固化後の皮膜強度を確保し、且つカチオン性高分子化合物を紙面へ定着させるなどの目的で用いられる。
本発明のインクジェット記録用紙においては、混合液中のカチオン性高分子化合物と水溶性バインダの重量比を、50:50〜80:20の範囲とすることが望ましい。本発明品の用途である高速輪転式インクジェットプリンタでの印刷においては、カチオン性高分子化合物の量が50重量部を下回るとインクの耐水性が不十分となる虞がある。またバインダ成分が20重量部を下回ると、カチオン性高分子化合物の紙への定着が悪化し、この場合もインクの耐水性が不十分となる虞がある。
(カチオン性高分子化合物の説明)
インクジェット記録方式に用いられるインクの画像耐水性を向上させるためには、染料のアニオン性部分とカチオン性物質の反応による染料の定着と耐水化処理が有効であることが従来より知られている。このため本発明においては、インクジェットインクの定着性、定着したインクの耐水化などのためにカチオン性高分子化合物を親水性の水溶性バインダと共に用いられる。このようなカチオン性高分子化合物としては、一級アミン、二級アミン、三級アミン、四級アンモニウム塩及び環状アミン、又は、これらの塩を単量体とした高分子化合物などが挙げられる。本発明においては、ポリエチレンイミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリジアリルアミン系樹脂、ジシアンジアミド縮合物等を用いることができ、又は、これらのカチオン性高分子化合物を2種以上併用してもよい。
本発明のインクジェット記録用紙において用いる水溶性バインダとしては、従来公知の親水性高分子から適宜選択して用いることができ、例えば、ポリビニルアルコールまたはその誘導体、澱粉またはその変性物、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、プルラン、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース、デキストラン、デキストリン、水溶性ポリビニルブチラール等が挙げられる。
以上述べた構成は、本発明のインクジェット記録用紙を片面使用する場合と両面使用する場合のいずれにおいても必須の構成である。次に、両面使用可能とする場合の好ましい構成について述べる。
(裏抜けの説明)
本発明のインクジェット記録用紙は、高速輪転インクジェット記録方式のプリンタに対応するため内添サイズ剤の添加量を通常のインクジェット記録用紙と比べて極めて少量にすることで、インクの吸収乾燥性を促進させる構造とした。しかしながら、高速輪転インクジェット記録方式のプリンタは多量の水性インクを吐出するため、インクの吸収乾燥性が良すぎる場合、紙層中の断面方向におけるインクの浸透が進み、裏面から画像が透けて見えたり、インクそのものが裏面に突き抜けてしまう「裏抜け」が発生する虞がある。この裏抜けが発生すると両面印刷が不可能となってしまう。
(エステル化澱粉の効果)
そこでこの問題に対処するため鋭意研究した結果、本発明者らは水溶性バインダとしてリン酸エステル化澱粉を用いることで、インクの吸収乾燥を妨げずインクの裏抜けを防げることを見出した。即ち、内添サイズ剤の添加量を適量とすることで紙面に多量に吐出されたインクが速やかに吸収乾燥され、加えてインクジェット記録用紙に塗工されたリン酸エステル化澱粉によりインクが紙層中に留まり、インクの裏抜けを防止することができる。また、このような構成は高速輪転インクジェット方式のプリンタでフルカラー印刷をする際にも好適であり、写真画像のような着色範囲が広く緻密性が求められる印刷柄であっても両面に鮮明な画像を得ることが出来る。
本発明において、リン酸エステル化澱粉を使用したときにインクの吸収乾燥と裏抜け防止が両立される理由については必ずしも定かではないが、以下のように推定される。リン酸エステル化澱粉は親水性高分子としては造膜性が良好であることが知られており、このため高速輪転インクジェット記録方式のプリンタにおいて多量のインクが紙面に吐出された場合、紙面に塗工された適量のリン酸エステル化澱粉がインクの紙の断面方向への浸透を裏抜けに至らない程度に紙層中に留めるものと推察される。この造膜性に加えて、他の水溶性バインダと同様に親水性も有しているため、インクジェットインクの吸収乾燥性も良好となるものと考えられる。
(エステル化澱粉の塗工量)
リン酸エステル化澱粉はカチオン性高分子化合物との混合液として塗工されるが、混合液の塗工量のうちリン酸エステル化澱粉の塗工量が0.3〜3.0g/m2であり、且つ塗工する原紙の米坪が50〜200g/m2であることが望ましい。なお、リン酸エステル化澱粉の塗工量は、
混合液の塗工量×混合液中のリン酸エステル化澱粉の比率
という計算により求められる。
本発明において、原紙の米坪が50g/m2以下であった場合には、原紙自体が薄くなりすぎて裏抜けが発生する虞があり、原紙の米坪が200g/m2以上であった場合には、原紙自体が厚くなりすぎて高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムにおける取り扱い性が悪化する虞があるからである。
またリン酸エステル化澱粉については、塗工量が0.3g/m2を下回った場合、インクの裏抜けが発生し、両面印刷に用いることが困難になる虞がある。一方、リン酸エステル化澱粉の塗工量が3.0g/m2を上回った場合には、インクジェット記録用紙表面にインクの表面溜まりが発生し、ブリーディングが発生する虞がある。特にフルカラー印刷の場合にはインクの吐出量がより多いため、ブリーディングが発生し易く印刷画像が著しく乱れてしまうことがある。
本発明のインクジェット記録用紙においては、塗工液の塗工方法として、ブレードメタリングサイズプレス、ロットメタリングサイズプレス、ゲートロールコータ、ブレードコータ、バーコータ、ロッドブレードコータ、エアナイフコータ、カーテンコーターなどの製紙製造で用いられる公知のいずれの塗工設備を用いても良いが、2ロールサイズプレスによる塗工方法が最も効果的である。2ロールサイズプレス塗工は2本のロール間で形成されるニップ部に塗工液を供給することで塗工液溜まりを作り、ロール間を通過する紙をドブ浸けすることによって紙の両面に塗工液を塗工する装置であり、この方式によれば紙層内部にまで塗工液が浸透し易く、高速輪転インクジェットシステムにおけるインクジェットインクの裏抜けとブリーディングを防止するために非常に有効である。
(使用薬品:内添紙力剤)
本発明においては、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、一般的な製紙薬品のうちあらゆるものを内添してもよい。例えば、紙力剤としては、各種澱粉、およびポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリアミド・ポリアミン、尿素ホルマリン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、植物ガム、ポリビニルアルコール、ラテックス、ポリエチレンオキサイド、ポリアミド樹脂などを用いてもよい。また、染料、pH調節剤、消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤、歩留まり向上剤、各種のアニオン性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の濾水向上剤、紙力向上剤などの抄紙用内添助剤等を用いても良い。いずれの薬品についても、1種あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
また、用紙のインク発色性あるいはインク吸収性等のインクジェット記録特性を更に向上させるために、従来からインクジェット記録用紙に用いられている公知の無機材料あるいは有機材料も必要に応じて使用してもよい。具体的には、無機材料としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、合成無定形シリカ、シリカゾル、コロイダルシリカ、ベーマイト、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナなどが使用できる。一方、有機材料としては、PVA、ゼラチン、ニカワ、ポリビニルピロリドン、水溶性セルロース誘導体、スチレン・ブタジエン共重合体、耐水化水溶性高分子、メチルメタックリレート・ブタジエン共重合体などが挙げられる
以下に本発明に係るインクジェット記録用紙の実施例及び比較例について具体的に説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。尚、実施例中の部及び%は、断らない限り乾燥質量部及び質量%を示す。
<実施例1>
叩解度450mlのL−BKP90部と叩解度450mlのN−BKP10部からなるパルプスラリ−に炭酸カルシウム(TP−121:奥多摩工業株式会社製)15部、内添サイズ剤としてロジンエマルジョン(CC−167:日本PMC株式会社製)0.17部、硫酸バンドを0.5質量部、アルミン酸ソーダを0.1質量部、酸化デンプン(SK20、日本食品加工製)を0.5質量部、歩留向上剤(RD7150/星光PMC株式会社製)を0.1質量部を添加し、撹拌し、抄紙機で抄造し原紙とした。次にカチオン性高分子化合物であるポリビニルアミン共重合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)40重量部と、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)60重量部とからなるサイズプレス液を、上記原紙上にサイズプレス装置を用いて乾燥固形分5.0g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:2.0g/m2)となるように塗工、乾燥し、マシンカレンダー処理を行って、インクジェット記録シートを作製した。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例2>
ロジンエマルジョンの添加量を0.15質量部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例3>
ロジンエマルジョンの添加量を0.20質量部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例4>
サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリビニルアミン共重合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)20重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)80重量部とし、塗工量を1.5g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:0.3g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例5>
サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)50重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)50重量部とし、塗工量を6.0g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:3.0g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例6>
サイズプレス液の塗工量を0.5g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:0.2g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<実施例7>
サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)50重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)50重量部とし、塗工量を6.5g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:3.3g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例1>
ロジンエマルジョンの添加量を0.14重量部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例2>
ロジンエマルジョンの添加量を0.21重量部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例3>
ロジンエマルジョンの添加量を0.13重量部とし、サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)20重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)80重量部とし、サイズプレス液の塗工量を1.0g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:0.2g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例4>
ロジンエマルジョンの添加量を0.14重量部とし、サイズプレス液の組成をポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)50重量部、燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)50重量部とし、サイズプレス液の塗工量を6.2g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:3.1g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例5>
ロジンエマルジョンの添加量を0.22重量部とし、サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)60重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)40重量部とし、サイズプレス液の塗工量を0.6g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:0.2g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例6>
ロジンエマルジョンの添加量を0.25重量部とし、サイズプレス液の塗工量を8.0g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:3.2g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例7>
ロジンエマルジョンの添加量を0.14重量部とし、サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)48重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)52重量部とし、サイズプレス液の塗工量を6.5g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:3.1g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
<比較例8>
ロジンエマルジョンの添加量を0.21重量部とし、サイズプレス液の組成をカチオン性高分子化合物であるポリジメチルアミンエピクロロヒドリン重縮合物(商品名:ハイマックスSC−505、ハイモ社製)81重量部、水溶性バインダである燐酸エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55、アベベ社製)19重量部とし、サイズプレス液の塗工量を1.3g/m2(リン酸エステル化澱粉塗工量:0.2g/m2)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。サイズプレス液塗工後の坪量をJIS P−8124に規定される測定法により測定したところ、70g/m2だった。
本発明の実施例及び比較例の組成と物性が図1に、評価結果が図2にそれぞれ示されている。図1において、「サイズプレス液塗工量」の項目は、塗料をサイズプレス塗工機でどれくらい塗工したかを示しており、「リン酸エステル化澱粉塗工量」の項目は、塗工されたサイズプレス液の乾燥固形重量のうちのリン酸エステル化澱粉の塗工量を示している。
実施例及び比較例で得られた各インクジェット記録用紙にKodak Versamark社のバーサマークBCPを用いて150m/minの印刷速度でフルカラー印刷を実施し、印刷後のインクジェット記録用紙に対して評価を行った。またその際、用紙は巻き取り形態のものを用いた。各評価はそれぞれ以下のとおり行われた。
[フェザリング]
フェザリングの程度を目視で観察、下記の基準で評価した。
◎:フェザリングは全くなし、あるいはほとんどフェザリングしていない。
○:若干フェザリングしている(実用レベル)。
×:フェザリングの程度が悪い(実用に適さない)。
[裏抜け]
印刷画像を裏面から見てインクの透け具合(裏抜け)を判定した。
◎:裏抜けが殆ど無く、裏面から印刷画像は見えない。
○:裏抜けが若干あるが、裏面から印刷画像は見えない(実用レベル)。
×:裏抜けが酷く裏面から印刷画像が透けて見えて、表面の印刷画像が読み取りにくい(実用に適さない)。
[乾燥]
インクジェット記録用紙の乾燥不良による非印刷部へのインクの転移汚れの有無を目視評価した。
◎:移転汚れが殆ど無い。
○:多色が重なった画像部分に若干転移汚れが見られる。
×:転移汚れあり。
[ブリーディング]
黄色べた部の中に黒色の文字を印刷し、境界部の滲みを目視評価した。
◎:境界部の滲みが少なく良好。
○:境界部の滲みが認められるが、実用上問題ない程度である。
×:境界部の滲みが実用上問題とされる程度にある。
[耐水性]
インクジェット記録を施した用紙を1分間水に浸水後、記録画像の流れ出しがないか目視評価した。
◎:記録画像の流れ出しがない。
○:記録画像の流れだしがややあるものの、実用範囲である。
×:記録画像の流れ出しが酷く、読みとりが困難である(実用に適さない)。
実施例1乃至5にて得られたインクジェット記録用紙は、内添サイズ剤の添加量が適切な範囲であり、且つ、水溶性バインダとしてリン酸エステル化澱粉を適量配合したため、高速輪転方式のインクジェットシステムでの印刷において良好な画像を得ることが出来、しかもフルカラー印刷、両面印刷にも良好なものであった。
実施例6にて得られたインクジェット記録用紙は、内添サイズ剤の添加量が適切な範囲であったため高速輪転方式のインクジェットシステムでの印刷において良好な画像を得ることが出来た。しかしながら、サイズプレス塗工によるリン酸エステル化澱粉の塗工量が0.2g/m2と少量であったため裏抜けが発生し、片面印刷にはなんら問題ないが両面印刷には不適なものであった。
実施例7にて得られたインクジェット記録用紙は、内添サイズ剤の添加量が適切な範囲であったため高速輪転方式のインクジェットシステムでの印刷において良好な画像を得ることが出来た。しかしながら、サイズプレス塗工によるリン酸エステル化澱粉の塗工量が3.3g/m2と多量であったためインク吐出量の多いフルカラー印刷ではブリーディングが発生し、フルカラー印刷には不適なものであった。
比較例1にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.15重量部を下回っていたため水分の多いインクを用いる高速輪転インクジェットシステムでの印刷ではインク中の水分がインクジェット記録用紙中に浸透しすぎ、フェザリングが発生し良好な画像が得られなかった。
比較例2にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.20重量部を上回っていたため水分の多いインクを用いる高速輪転インクジェットシステムでの印刷ではインク中の水分がインクジェット記録用紙中に十分に吸収されず、乾燥不良による非印刷部への移転汚れが発生しこちらも良好な画像が得られなかった。
比較例3にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.15重量部を下回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が0.3g/m2を下回ったため、フェザリングと裏抜けが発生し使用に適さないものであった。
比較例4にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.15重量部を下回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が3.0g/m2を上回ったため、フェザリングとブリーディングが発生し使用に適さないものであった。
比較例5にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.20重量部を上回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が0.3g/m2を下回ったため、裏抜けと乾燥不良が発生し使用に適さないものであった。
比較例6にて得られたインクジェット記録用紙は、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.20重量部を上回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が3.0g/m2を上回ったため、乾燥不良とブリーディングが発生し使用に適さないものであった。
比較例7にて得られたインクジェット記録用紙は、サイズプレス液中のカチオン性高分子化合物の配合比が50重量部を下回り、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.15重量部を下回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が3.0g/m2を上回ったため、フェザリングとブリーディングが発生し十分な耐水性も得られず使用に適さないものであった。
比較例8にて得られたインクジェット記録用紙は、サイズプレス液中の水溶性バインダの配合比が20重量部を下回り、原紙への内添サイズ剤の添加量が0.20重量部を上回り、加えてリン酸エステル化澱粉の塗工量が0.3g/m2を下回ったため、裏抜けと乾燥不良が発生し十分な耐水性も得られず使用に適さないものであった。
以上述べたように、本発明のインクジェット記録用紙によれば、高速輪転インクジェット方式のプリンタで印刷速度100m/min以上で印刷が行われる場合でも、プリンタのヘッドから吐出されたインク小滴が速やかに吸収乾燥されフェザリングの発生がなく、インクの裏抜けやブリーディングも発生せず、印刷後のインク耐水性も良好となる。また、構成をより限定することにより、高速輪転インクジェット記録方式のプリンタでの両面印刷やフルカラー印刷に適したインクジェット記録用紙を提供することもできる。
実施例及び比較例の組成と物性を示す図表である。 実施例及び比較例の評価結果を示す図表である。

Claims (4)

  1. 木材又は非木材パルプを主成分とし、内添サイズ剤をパルプ全量に対して0.15〜0.20重量%加えたパルプスラリーを抄紙して得た原紙の少なくとも片面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの混合液を塗工してなる普通紙タイプのインクジェット記録紙であって、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの使用に適することを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. 木材又は非木材パルプを主成分とし、内添サイズ剤をパルプ全量に対して0.15〜0.20重量%加えたパルプスラリーを抄紙して得た原紙の両面にカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの混合液を塗工してなる普通紙タイプのインクジェット記録紙であって、塗工層中に水溶性バインダとしてリン酸エステル化澱粉が0.3〜3.0g/m2含まれており、且つ米坪が50〜200g/m2であって、高速輪転インクジェット記録方式のプリンティングシステムでの使用に適することを特徴とするインクジェット記録用紙。
  3. 前記混合液中のカチオン性高分子化合物と水溶性バインダとの重量比が、50:50〜80:20の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録用紙。
  4. フルカラーのインクジェット両面印刷に供されることを特徴とする請求項2または3に記載のインクジェット記録用紙。
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