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JP2006338844A - 光ディスク作製用スタンパとその製造方法 - Google Patents

光ディスク作製用スタンパとその製造方法 Download PDF

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JP2006338844A JP2005165792A JP2005165792A JP2006338844A JP 2006338844 A JP2006338844 A JP 2006338844A JP 2005165792 A JP2005165792 A JP 2005165792A JP 2005165792 A JP2005165792 A JP 2005165792A JP 2006338844 A JP2006338844 A JP 2006338844A
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Abstract

【課題】 微細凹凸パターンを有する光ディスクを作製するスタンパを量産的に、高い歩留りを持って作製することができるようにする。
【解決手段】 基板1上に、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜2を塗布形成し、これに目的の光ディスクの微細凹凸パターンに対応するパターンをもって、電子線またはX線照射を行う露光工程と、薄膜2の非露光部分のみを選択的に溶解除去する現像工程とを有し、光ディスクの微細凹凸パターンの反転凹凸パターン5を表面に有するスタンパ6を原盤作製することなく直接作製することにより製造工程数の低減化を図り、また、電子線またはX線照射による露光によることができることから、高密度記録を可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク作製用スタンパとその製造方法に関する。
各種情報の記録ピットや、トラッキングサーボ情報を得るグルーブ等の微細凹凸が基板に形成されて成る光ディスクの作製は、この微細凹凸の凹凸パターンの反転パターンを有するスタンパを、例えば射出成型金型内に配置して射出成型を行うことによって光ディスク表面に目的とする微細凹凸が形成された光ディスクの作製がなされる。
このスタンパは、通常、いわゆるマスタリング工程によって作製される。この光ディスク作製用スタンパの製造方法を、図2の工程図を参照して簡単に説明する。
先ず、スタンパ原盤を作製する。この原盤の作製は、図2Aに示すように、原盤を構成する表面が平滑面とされたガラス基板101が用意される。
図2Bに示すように、基板101上に、例えばポジ型のフォトレジスト層102を塗布形成する。
図2Cに示すように、フォトレジスト層102に対して目的とする光ディスクの凹凸パターンに対応するパターンの露光を行い、フォトレジスト層102に露光部102Eによる現像液に対して可溶性とされた部分と、未露光部102Nによる非可溶性の部分とによるパターンを形成する。
図2Dに示すように、フォトレジスト層102に対して現像処理を行って、露光部102Eを除去し、未露光部102Nが残されて形成された凹凸パターン103が表面に形成された原盤104が作製される。
このようにして形成された原盤103の表面に、図2Eに示すように、例えばAgによる下地導電層(図示せず)を被着し、この上にNiによる金属メッキ層105を電気メッキによって所要の厚さに形成する。
図2Fに示すように、金属メッキ層105を原盤104から剥離し、原盤104の凹凸パターンが転写された反転パターンによる凹凸パターン106が形成された金属層105から成るスタンパ107が形成される。
このようにして作製したスタンパ107は、例えば射出成型金型内に配置され、光ディスク表面に目的とする微細凹凸が形成された光ディスクが射出成型によって作製される。
このように、通常のスタンパの製造方法は、原盤の作製、金属メッキ層の形成、剥離、等の多くの工程を必要とし、これら各工程において、さらに多くの煩雑な処理工程が必要とされる。
例えばNiによる金属メッキにおいても、その表面処理、下地導電層の形成、電気メッキ等の煩雑な作業を伴う。
したがって、このマスタリング工程を経て形成されるスタンパを作製することは、量産性に劣り、また多くの工程を経ることによって不良品の発生原因も多く存在することになり、歩留りの問題も生じる。
これに対して直接目的とするスタンパを作製するダイレクトスタンパの提案が、種々なされている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
この特許文献1に記載の発明は、基板上に信号パターンに対応したピット部を分子構造中に水酸基を有する架橋性無機物もしくは分子構造中に水酸基を有する架橋性有機物層の脱水結合による架橋部を形成するものである。
また、特許文献2に記載の発明においても、基板上のフォトレジスト(架橋性物質)による突起を形成し、高温加熱によって架橋を促進した後、直接それをダイレクトスタンパとして用いるものである。すなわち、この特許文献2には、フォトレジスト層の選択的露光によって酸を発生させ、その後全体を加熱して酸が触媒となることによって露光部のみに架橋させ、現像液によって架橋されていない部分を溶解し、突起部を形成するものである。
特許第2765421号公報 特開平7−326077号公報
しかしながら、いわゆるBlu-rayディスク、更に次世代の大容量光ディスクにおけるように、記録ピットの更なる微細化がなされる光ディスクにおいて、上述した従来のダイレクトスタンパの製造方法を適用することは、きわめて困難である。
本発明は、短波長光例えば405±5nm、対物レンズの開口数(N.A.)が0.85±0.01程度の小スポットが用いられる大容量光ディスクの作製に適用することができる光ディスク作製用スタンパ、特にダイレクトスタンパを作製する光ディスク作製用スタンパとその製造方法を提供するものである。
本発明は、微細凹凸パターンが形成される光ディスク作製用スタンパであって、基板上に上記光ディスクの微細凹凸パターンの反転凹凸パターンが形成され、該反転凹凸パターンが、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜によって構成されることを特徴とする。
本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパにあって、上記反転凹凸パターンの高分子薄膜が、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子の薄膜によることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパにあって、上記少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子が、ポリハイドロジェンシルセスキオキサンであることを特徴とする。
本発明による光ディスク作製用スタンパの製造方法は、微細凹凸パターンが形成される光ディスク作製用スタンパの製造方法であって、基板上に、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜を塗布形成する塗布工程と、該薄膜に、上記微細凹凸パターンに対応するパターンをもって、電子線またはX線照射を行う露光工程と、上記高分子薄膜の非露光部分のみを選択的に溶解除去して、上記高分子薄膜によるパターンを形成する現像工程とを有し、上記高分子薄膜の塗布工程後の上記現像工程前に、上記高分子薄膜を加熱する第1の加熱工程と、上記現像工程後に上記高分子薄膜を加熱する第2の加熱工程との少なくともいずれか一方の加熱工程を有し、上記基板上に、上記光ディスクの微細凹凸パターンの反転凹凸パターンが上記高分子薄膜によって構成されたスタンパを作製することを特徴とする。
本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパの製造方法にあって、上記現像工程が、アルカリ溶液による現像液によることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパの製造方法にあって、上記高分子薄膜が、シリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子薄膜であることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパの製造方法にあって、上記少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子薄膜が、ポリハイドロジェンシルセスキオキサンであることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光ディスク作製用スタンパの製造方法にあって、上記第1の加熱工程と、上記第2の加熱工程とを共に行う場合、上記第2の加熱工程は、上記第1の加熱工程に比して高温の加熱による加熱工程とすることを特徴とする。
上述の本発明による光ディスク作製用スタンパは、基板上に形成した少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子によって凹凸パターンを形成する構成によるものであるが、スタンパとして耐える機械的強度を有することから、光ディスク作製のスタンパとして十分な強度を有することから、マスタリング工程によらないダイレクトスタンパとして構成することができる。
このように、ダイレクトスタンパとすることから、煩雑なマスタリング工程を回避でき生産性の向上を図ることができる。
また、本発明製造方法は、そのパターン露光を、電子描画、X線描画によることから、高精細度パターン露光ができ、大容量光ディスクのBlu-ray対応、更にこれより大容量の次世代光ディスク用ダイレクトスタンパを得ることができるものである。
本発明による光ディスク作製用スタンパとその製造方法の実施の形態を例示説明する。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。
図1は、本発明によるスタンパ製造の一例の工程図であるが、本発明による光ディスク作製用スタンパは、図1Dにその一部の概略断面図を示すように、例えばNiによるスタンパを構成する基板1上に、特定された高分子薄膜2が塗布形成される。
この高分子薄膜2は、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜、例えばメチルシル・セスキオサン(MSQ)、好ましくは、シリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子例えばポリハイドロジェンシルセスキオキサン(HSQ)によって構成される。
次に、本発明によるスタンパの製造方法を実施する形態例を、図1を参照して説明する。
まず、図1Aに示すように、スタンパを構成する基板1、例えばNi基板を用意する。
基板1の少なくとも一方の主面1aは、平滑面とされ、洗浄によって清浄化される。
図1Bに示すように、基板1の主面1上に高分子薄膜2が、例えばスピンコートによって塗布される。
この高分子薄膜2は、電子線照射、あるいはX線照射によって、この薄膜2に対する現像液に対して、高い耐性を示す変質を行うことができるネガ型の上述した少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子例えばポリハイドロジェンシルセスキオキサン(HSQ)によって構成され、これをその溶剤の2−メチル−4−ペンタノンに溶解し、上述したように、スピンコートを行う。
この例えばHSQによる高分子薄膜2に対して、第1の加熱工程(プリベーク)を行う。このプリベークは、100℃〜200℃で、1分間〜1時間、例えば、150℃で2分の加熱を行う。
このプリベークの温度は、低過ぎると、電子線に対する感度が低くなり、高過ぎるとアルカリ溶液に対する溶解度が低くなり、電子線露光部と非電子線露光部との選択比が取り難くなることから、100℃〜200℃とすることが好ましい。
この高分子膜2に対して、目的とする光ディスクの凹凸パターンに対応する露光を行って、凹部の形成部を露光部2Eとし、凸部の形成位置には、露光をしない未露光部2Nとする露光パターンを形成する。
そして、この露光パターンが施された高分子薄膜2を、アルカリ溶液によって現像する。
このようにすると、図1Dに示すように、高分子薄膜2の露光部分2Eが残されて凸部3とされ、未露光部が除去された部分に、凹部4が形成される。
そして、このようにパターン化された高分子膜2に対して第2の加熱工程(ポストベーキング)による焼き締めを行う。
ここで、この第2の加熱は、400℃〜500℃で1分間〜1時間が望ましく、400℃より低いと機械的強度が低下してくるものであり、500℃より高いと収縮率に問題が生じるおそれが生じる。
このようにして本発明によるスタンパ6を、例えば射出成型金型内に配置し、表面に目的とする微細凹凸が形成された光ディスクを射出成型によって作製する。
そして、このスタンパ6は、10,000回以上の繰り返し使用に充分耐えることができるものであり、また、エッジラフネスが小さいスタンパであることが確認された。
上述の実施の形態例においては、高分子薄膜2としてHSQを用いた場合であり、この場合、MSQによる場合に比して、特に、エッジラフネスを小さくすることができた。
なお、高分子薄膜2として、MSQを用いる場合においても、その製造方法の、手順、処理等は、前述したHSQと同様の工程をとることができる。
しかしながら、シリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子例えばポリハイドロジェンシルセスキオキサン(HSQ)は、メチルシル・セスキオサン(MSQ)による場合に比して、エッジラフネスにおいて、すぐれたスタンパを構成することができた。
また、本発明によるスタンパは、光ディスク基板上に形成した紫外線硬化樹脂に押圧してその後、紫外線硬化を行う2P (Photopolymerlization)法によって光ディスクを得るスタンパに適用することもできるものである。
上述の本発明製造方法によって形成したスタンパは、パターン露光を、高い精度の微細露光が可能な電子ビーム、あるいはX線照射によって行うことができることから、本発明によるスタンパを用いて形成した光ディスクは、S/Nが高い、特性にすぐれBlu-ray対応の光ディスクを確実に得ることができた。
そして、本発明によれば、ダイレクトスタンパを構成することから、前述したように、スタンパ原盤を作製し、これから凹凸パターンの転写を行ってスタンパを形成する通常の方法に比して、格段に製造工程数の減少と、これに伴って不良品の発生確率の低減化を図ることができることから、歩留りの向上、生産性の向上が図られ、光ディスクのコストのより低減化を図ることができるものである。
なお、上述した例では、高分子膜2の塗布後の第1の加熱処理と、露光、現像処理後の第2の加熱とを行った場合であるが、いずれか一方のみを行うこともできる。しかしなら、プリベークに相当する第1の加熱を行うことにより、電子線露光感度を高めることができ、また、ポストベーキングに相当する第2の加熱処理は、機械的強度を高める効果を有する。
また、本発明は、上述した例に限られるものではなく、本発明において、種々の態様を採り得ることはいうまでもない。
A〜Dは、本発明による光ディスク作製用スタンパの製造方法の一例の工程図である。 A〜Fは、従来の光ディスク作製用スタンパの製造方法の一例の工程図である。
符号の説明
1……スタンパの基板、2……高分子膜、3……凸部、4……凹部、5……凹凸パターン、101……ガラス基板、102……フォトレジスト層、102E……露光部、102N……未露光部、103……凹凸パターン、104……原盤、105……金属メッキ層、106……凹凸パターン、107……スタンパ

Claims (8)

  1. 微細凹凸パターンが形成される光ディスク作製用スタンパであって、
    基板上に上記光ディスクの微細凹凸パターンの反転凹凸パターンが形成され、
    該反転凹凸パターンが、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜によって構成されることを特徴とする光ディスク作製用スタンパ。
  2. 上記反転凹凸パターンの高分子薄膜が、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子の薄膜によることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク作製用スタンパ。
  3. 上記少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子が、
    ポリハイドロジェンシルセスキオキサンであることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク作製用スタンパ。
  4. 微細凹凸パターンが形成される光ディスク作製用スタンパの製造方法であって、
    基板上に、少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する高分子薄膜を塗布形成する塗布工程と、
    該薄膜に、上記微細凹凸パターンに対応するパターンをもって、電子線またはX線照射を行う露光工程と、
    上記高分子薄膜の非露光部分のみを選択的に溶解除去して、上記高分子薄膜によるパターンを形成する現像工程とを有し、
    上記高分子薄膜の塗布工程後の上記現像工程前に、上記高分子薄膜を加熱する第1の加熱工程と、上記現像工程後に上記高分子薄膜を加熱する第2の加熱工程との少なくともいずれか一方の加熱工程を有し、
    上記基板上に、上記光ディスクの微細凹凸パターンの反転凹凸パターンが上記高分子薄膜によって構成されたスタンパを作製することを特徴とする光ディスク作製用スタンパの製造方法。
  5. 上記現像工程が、アルカリ溶液による現像液によることを特徴とする請求項4に記載の光ディスク作製用スタンパの製造方法。
  6. 上記高分子薄膜が、シリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子薄膜であることを特徴とする請求項4に記載の光ディスク作製用スタンパの製造方法。
  7. 上記少なくともシリコン原子と酸素原子とを骨格に有する環状もしくは籠形高分子薄膜が、ポリハイドロジェンシルセスキオキサンであることを特徴とする請求項6に記載の光ディスク作製用スタンパの製造方法。
  8. 上記第1の加熱工程と、上記第2の加熱工程とを共に行う場合、上記第2の加熱工程は、上記第1の加熱工程に比して高温の加熱による加熱工程とすることを特徴とする請求項4に記載の光ディスク作製用スタンパの製造方法。
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