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JP2006117921A - 液体燃料の硫黄除去方法及び水素の製造方法と燃料電池システム - Google Patents

液体燃料の硫黄除去方法及び水素の製造方法と燃料電池システム Download PDF

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JP2006117921A JP2005270644A JP2005270644A JP2006117921A JP 2006117921 A JP2006117921 A JP 2006117921A JP 2005270644 A JP2005270644 A JP 2005270644A JP 2005270644 A JP2005270644 A JP 2005270644A JP 2006117921 A JP2006117921 A JP 2006117921A
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Toshimasa Uko
俊匡 宇高
Kazuhito Saito
一仁 齋藤
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
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Abstract

【課題】有機硫黄化合物含有液体燃料中の硫黄分、特に難脱硫成分であるベンゼン環を一つ以上含むチオフェン類、を80℃以下の温度で極めて低濃度まで効率よく脱硫出来る方法、及び、こうして得られる脱硫処理燃料を改質して水素を製造し、その水素を利用した燃料電池システムを提供する。
【解決手段】担体に、周期表9族、10族及び12族から選ばれる少なくとも1種の活性金属成分を担持してなる脱硫剤を用いることによって、硫黄化合物含有液体燃料中の硫黄分、特にベンゼン環を一つ以上含むチオフェン類を温度80℃以下の温度で極めて低い硫黄濃度まで効率よく除去できる脱硫方法、及び、この脱硫方法を用いて脱硫処理された液体燃料を改質処理し水素を製造し、この水素を燃料電池の原料に利用するシステム。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体燃料の硫黄除去方法及び水素の製造方法と燃料電池システムに関する。詳しくは、液体燃料中の硫黄分を80℃以下の温度で極めて低濃度まで効率よく、長期間にわたって除去することができる脱硫方法、及びこの脱硫方法を用いて脱硫処理された液体燃料を改質処理し水素を製造し、この水素を燃料電池の原料に利用するシステムに関する。
近年、環境問題から新エネルギー技術が脚光を浴びており、この新エネルギー技術の一つとして燃料電池が注目されている。この燃料電池は、水素と酸素を電気化学的に反応させることにより、化学エネルギーを電気エネルギーに変換するものであって、エネルギーの利用効率が高いという特徴を有しており、民生用、産業用あるいは自動車用などとして、実用化研究が積極的になされている。この燃料電池には、使用する電解質の種類に応じて、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型、固体高分子型などのタイプが知られている。一方、水素源としては、メタノール、メタンを主体とする液化天然ガス、この天然ガスを主成分とする都市ガス、天然ガスを原料とする合成液体燃料、さらには石油系のナフサや灯油などの炭化水素油の使用が研究されている。
燃料電池を民生用や自動車用などに利用する場合、上記炭化水素油は常温常圧で液状であって、保管及び取扱いが容易である上、特に石油系のものはガソリンスタンドや販売店など、供給システムが整備されていることから、水素源として有利である。しかしながら、このような炭化水素油は、メタノールや天然ガス系のものに比べて、硫黄分の含有量が多いという問題がある。この炭化水素油を用いて水素を製造する場合、一般に、該炭化水素油を、改質触媒の存在下に水蒸気改質、オートサーマル改質又は部分酸化改質処理する方法が用いられる。このような改質処理においては、上記改質触媒は、炭化水素油中の硫黄分により被毒されるため、触媒寿命の点から、該炭化水素油に脱硫処理を施し、硫黄分含有量を長時間にわたり0.2質量ppm以下に低減させることが必要である。
また、自動車に直接水素を搭載する場合、安全面から水素に付臭物を添加することが検討されており、原料油に存在する硫黄化合物からなる付臭物を極力低濃度にすることも同様に肝要である。
石油系炭化水素の脱硫方法としては、これまで多くの研究がなされており、例えばCo−Mo/アルミナやNi−Mo/アルミナなどの水素化脱硫触媒とZnOなどの硫化水素吸着剤を用い、常圧〜5MPa・Gの圧力下、200〜400℃の温度で水素化脱硫する方法が知られている。この方法は厳しい条件下で水素化脱硫を行い、硫黄分を硫化水素にして除去する方法であり、小規模の分散型燃料電池用としては、安全・環境上の配慮、高圧ガス取締法等の関連法規との関係上好ましくない。すなわち燃料電池用としては、1MPa・G未満の条件で長時間燃料を脱硫することのできる脱硫剤が望まれている。
一方、燃料油中の硫黄分を、温和な条件で吸着除去する脱硫剤として、ニッケル系の吸着剤が提案されている(例えば特許文献1〜12参照)。またこれを改良したニッケル−銅系の吸着剤が提案されているが、250〜450℃の高温条件である(例えば特許文献11又は13参照)。
有機硫黄化合物の脱硫では銀/アルミナ、銀/シリカ‐アルミナなどが知られている(特許文献14)。また、有機硫黄化合物含有液体燃料油の100℃以下での脱硫では活性炭に酸化ニッケル、酸化亜鉛を担持した脱硫剤(特許文献15)、銅−塩素/アルミナ、パラジウム‐塩素/アルミナ(特許文献16)が知られている。
しかし、高温で液体燃料の脱硫を行う場合、電気ヒーターや燃料の燃焼などによる加熱が必要となり効率が悪い。上記の従来技術では、80℃以下の温度では脱硫に対して実用的なレベルではない。
特公平6−65602号公報 特公平7−115842号公報 特開平1−188405号公報 特公平7−115843号公報 特開平2−275701号公報 特開平2−204301号公報 特開平5−70780号公報 特開平6−80972号公報 特開平6−91173号公報 特開平6−228570号公報 特開2001−279259号公報 特開2001−342465号公報 特開平6−315628号公報 特開2001−316043 特開2003−144930 特開2002−294256
本発明の課題は、水蒸気改質、オートサーマル改質又は部分酸化改質処理によって水素を製造でき、該改質触媒の被毒を抑制できるように、有機硫黄化合物含有液体燃料中の硫黄分、特に難脱硫成分であるベンゼン環を一つ以上含むチオフェン類、を80℃以下の温度で極めて低濃度まで効率よく脱硫出来る方法を提供することである。さらに、こうして得られる脱硫処理燃料を改質して水素を製造し、その水素を利用した燃料電池システムを提供するものである。
本発明者らは、上記目的を達成すべく種々の研究を重ねた結果、既存の脱硫剤は80℃以下では充分な性能を有していないことに着目し、ある種の脱硫剤を用いることにより有機硫黄化合物含有液体燃料中の硫黄分を80℃以下の温度で極めて低濃度まで効率よく脱硫出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(1)担体に、周期表9族、10族及び12族から選ばれる少なくとも1種の活性金属成分を担持してなる脱硫剤を用いて、硫黄化合物含有液体燃料を80℃以下の温度で脱硫することを特徴とする液体燃料の硫黄除去方法、
(2)硫黄化合物含有液体燃料が、アルコール、エーテル、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルテン油、オイルサンド油、石炭液化油、シェールオイル油、GTL(Gas to Liquidの略、気体燃料を液体燃料に転換した油の総称である)、廃プラスチック油及びバイオフューエルから選ばれる少なくとも1種である上記(1)の硫黄除去方法、
(3)担体がアルミニウムを含むものである上記(1)又は(2)の硫黄除去方法、
(4)活性金属成分がニッケル、コバルト及び亜鉛から選ばれる少なくとも1種を含むものである(1)〜(3)のいずれかの硫黄除去方法、
(5)上記(1)〜(4)のいずれかの硫黄除去方法における前段もしくは後段に、多孔質担体もしくは金属を担持した多孔質担体からなる脱硫剤から選ばれる少なくとも1種を組み合わせて硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去を行う硫黄除去方法、
(6)上記(1)〜(5)のいずれかの方法で、硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去後、クリーンアップ脱硫剤を用いてさらに硫黄除去を行う硫黄除去方法、
(7)上記(1)〜(6)のいずれかの方法で、硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去後、この脱硫処理燃料を部分改質、オートサーマル改質又は水蒸気改質することを特徴とする水素の製造方法、
(8)部分酸化改質触媒、オートサーマル改質触媒又は水蒸気改質触媒が、ルテニウム系触媒又はニッケル系触媒である上記(7)の水素の製造方法及び
(9)上記(7)又は(8)の製造方法によって得られる水素を原料とする燃料電池システム
を提供するものである。
本発明の硫黄除去方法(以下脱硫方法と称することがある)によれば、有機硫黄化合物含有液体燃料中の硫黄分、特にベンゼン環を一つ以上含むチオフェン類を温度80℃以下で効率よく除去できる。液体燃料から水素を製造するための改質の原料にこの脱硫方法を適用することによって、該改質触媒を有効に機能させ、かつ寿命を延長させることができる。かくして得られる水素は燃料電池のために効率よく利用できる。
本発明の脱硫方法に用いる脱硫剤は、担体上に周期表9族、10族及び12族から選ばれる少なくとも1種の活性金属成分を含むことを特徴とする。活性金属成分としては、ニッケル、コバルト、亜鉛から選ばれる少なくとも1種を含むものが好ましい。金属成分担持量は0.5〜80質量%が好ましく、さらに5〜70質量%が好ましい。ただし、含浸法においては、金属成分担持量が50質量%以下の場合には、担持した金属成分の粒子の分散性を維持でき、充分な脱硫性能が得られるので好ましい。
ニッケル成分としては、通常酸化ニッケル、これを還元して得られる金属ニッケル、その他、炭酸ニッケル、硝酸ニッケル、塩化ニッケル、硫酸ニッケル、酢酸ニッケル等が挙げられる。コバルト成分としては、炭酸コバルト、硝酸コバルト、塩化コバルト、硫酸コバルト、酢酸コバルト等が挙げられる。亜鉛成分としては、炭酸亜鉛、硝酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛等が挙げられる。
また、本発明に係る脱硫剤の担体は多孔質の無機酸化物であることが好ましく、シリカ、アルミナ、シリカ‐アルミナ、ゼオライト、チタニア、ジルコニア、マグネシア、シリカ‐マグネシア、酸化亜鉛、白土、粘土、珪藻土、ALPO(Alminophosphate)、SAPO(Silicoaluminophosphate)、MCM(Mobil‘s composition of Matter)又は活性炭が好ましい。これらは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。アルミナ、シリカ‐アルミナなどアルミニウムを主成分とするものがさらに好ましい。
金属成分を担持させる方法としては、特に制限はなく、含浸法、共沈法、混練法、物理混合法、蒸着法、イオン交換法などの公知の任意の方法を採用することができる。特に、含浸法、共沈法、イオン交換法が好ましい。
含浸法では、金属の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、炭酸塩等及びこれらの水和物の溶液を担体に含浸させ、80〜150℃程度の温度で一晩程度乾燥し、好ましくは200〜1000℃程度の温度において焼成することにより、所望の脱硫剤が得られる。金属がコバルトにおいては、600〜1200℃で焼成するのが好ましく、さらに800〜1000℃が好ましい。金属が亜鉛においては、400〜1000℃で焼成するのが好ましく、さらに600〜800℃が好ましい。
共沈法の一例として金属担持したシリカ‐アルミナの場合で説明すると、先ず、金属源とアルミニウム源の酸性水溶液又は分散液と、ケイ素源及び無機塩基を含む塩基性水溶液を調製する。前者の金属源には上記の含浸法で示した塩類及びこれらの水和物が利用できる。アルミニウム源として、硝酸アルミニウム、擬ベーマイト、ベーマイトアルミナ、バイヤライト、ジブサイトなどのアルミナ水和物や、γ‐アルミナなども利用できる。一方、シリカ‐アルミナ担体のためのケイ素源としては、アルカリ水溶液に可溶であって、焼成によりシリカになるものであればよく、特に制限されず、例えばオルトケイ酸、メタケイ酸及びそれらのナトリウム塩やカリウム塩、水ガラスなどが挙げられる。また、無機塩基としては、アルカリ金属の炭酸塩や水酸化物などが挙げられる。次に、このようにして調製した酸性の水溶液又は水分散液と塩基性水溶液をそれぞれ50〜90℃程度に加温して、両者を混合し、さらに50〜90℃程度の温度に保持して反応を完結させる。次に、生成した固形物を充分に洗浄したのち固液分離するか、あるいは生成した固形物を固液分離したのち充分に洗浄し、次いで、この固形物を公知の方法により80〜150℃程度の温度で乾燥処理する。このようにして得られた乾燥処理物を、好ましくは200〜1000℃の範囲の温度において焼成することにより、シリカ‐アルミナ担体上に金属成分が担持された脱硫剤が得られる。
脱硫剤の形状は、粉末状、破砕状、ペレット状、錠剤状、ハニカム状又は粉末を他のハニカムにコーティングした状態が好ましい。
担体として、シリカ‐アルミナ以外の担体を用いる場合も、適宜上記の方法に準じて行うことができる。また、上記方法で得られた脱硫剤を更に還元処理して、金属成分の還元度(金属成分中の金属状態の質量割合)を上げるには、当業界において通常用いられる方法が適宜用いられる。該還元処理は、燃料電池用水素の製造においては、その脱硫処理工程の直前に行うか、あるいは脱硫剤製造工程終了後に行う。脱硫処理工程の直前に行う場合には、例えば、水素下300〜800℃程度で数時間還元する。脱硫剤製造後に還元を行う場合には、空気、希釈酸素、二酸化炭素などを用いて脱硫剤の安定化処理を行うことが好ましい。この安定化処理脱硫剤を用いる場合には、脱硫反応器に充填した後、再度還元処理を行うことが必要である。還元処理を行った後は不活性ガス、脱硫灯油で封入するとよい。
本発明において、前記脱硫剤を用いて脱硫する硫黄化合物含有液体燃料としては、特に限定されるものではないが、例えばアルコール、エーテル、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルテン油、オイルサンド油、石炭液化油、シェールオイル油、GTL、廃プラスチック油及びバイオフューエル(バイオマス燃料)等から選ばれる1種、もしくはこれらの混合物が挙げられる。これらのうち、本発明に係る脱硫剤を適用するのに好適な燃料としては灯油が好ましく、特に硫黄分含有量が80質量ppm以下のJIS1号灯油が好ましい。このJIS1号灯油は、原油を常圧蒸留して得た粗灯油を脱硫することにより得られるもので、該粗灯油は、通常硫黄分が多く、そのままではJIS1号灯油とはならず、硫黄分を低減させる必要がある。この硫黄分を低減させる方法としては、一般に工業的に実施されている水素化精製法で脱硫処理するのが好ましい。この場合、脱硫触媒として、通常ニッケル、コバルト、モリブデン、タングステンなどの遷移金属を適当な割合で混合したものを金属、酸化物、硫化物などの形態でアルミナを主成分とする担体に担持させたものが用いられる。反応条件は、例えば反応温度250〜400℃、圧力2〜10MPa・G、水素/油モル比2〜10、液時空間速度(LHSV)1〜5hr-1などの条件が用いられる。
本発明に係る脱硫剤を用いて、有機硫黄化合物含有液体燃料を脱硫する方法としては、脱硫剤に有機硫黄化合物含有液体燃料を流通させる方法、脱硫剤を内部に固定したタンクなどの容器に有機硫黄化合物含有液体燃料を静置又は撹拌する方法が好ましい。本発明においては、脱硫温度は80℃以下である。この脱硫温度が80℃以下であればエネルギーコストが低く、経済的に有利である。脱硫温度の下限については特に制限はなく、脱硫すべき液体燃料の流動性及び脱硫剤の脱硫活性などを考慮して、適宜選定される。脱硫すべき液体燃料が灯油である場合、流動性の点から−40℃程度であり、好ましい脱硫温度は−30〜60℃、特に室温近辺である。
また、温度以外の脱硫条件については、特に制限はなく、脱硫すべき液体燃料の性状に応じて適宜選択することができる。具体的には、燃料として炭化水素、例えばJIS1号灯油を、液相で本発明に係る脱硫剤を充填した脱硫塔中を上向き又は下向きの流れで通過させて脱硫する場合には、温度は室温程度、圧力常圧〜1MPa・G程度、LHSV2hr-1以下程度の条件で脱硫処理することが好ましい。この際、必要により、少量の水素を共存させてもよい。脱硫条件を上記範囲で適当に選択することにより、例えば硫黄分1ppm以下の炭化水素を得ることができる。
前記本発明の脱硫方法における脱硫剤と、その前段もしくは後段に多孔質担体もしくは金属を担持した多孔質担体からなる脱硫剤から選ばれる少なくとも1種(第2脱硫剤)を組み合わせて硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去を行うことができる。すなわち、本発明の脱硫剤を第2脱硫剤と併用して用いることにより、有機硫黄化合物含有液体燃料の吸着脱硫を効率的に行うことができ、破過時間の延長が可能である。第2脱硫剤としては特に制限はなく別の吸着脱硫剤又は水素化脱硫触媒などを用いてよい。このうち別の吸着剤としては、銀、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、パラジウム、イリジウム、白金の少なくとも1種を多孔質担体に担持した触媒が好ましい。特に銀又は鉄を含む触媒が好ましい。銀をのぞくこれらの触媒は予め水素還元することにより、脱硫性能を向上させることができる。特に一度300℃以上で焼成した後に300℃以上で還元することが好ましい。また、水素化脱硫触媒を第2脱硫剤として使用する場合には、水素を少量添加してもよい。
また、前述の本発明の脱硫方法で液体燃料の硫黄除去後、クリーンアップ脱硫剤を用いて0.5質量ppm以下まで硫黄除去を行うことにより、有機硫黄化合物含有液体燃料の吸着脱硫を効率的に行うことができ、硫黄化合物による後段の改質触媒への被毒を極力抑制し、長期間安定に機能することができる。クリーンアップ脱硫剤として、硫黄化合物を0.5ppm以下まで低減できれば、特に制限はなく、別の吸着脱硫剤又は水素化脱硫触媒などを用いてもよい。このうち別の吸着剤としては、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛の少なくとも1種を含む触媒が好ましい。特にニッケルを含む触媒が好ましい。これらの触媒は予め水素還元することにより、脱硫性能を向上させることができる。また、水素化脱硫触媒を使用する場合には、水素を少量添加してもよい。
次に本発明の製造方法は、上記のようにして脱硫処理した燃料を、水蒸気改質、部分酸化改質又はオートサーマル改質を行って、より具体的には水蒸気改質触媒、部分酸化改質触媒又はオートサーマル改質触媒と接触させることにより、燃料電池用水素を製造するものである。
ここで用いられる改質触媒としては特に制限はなく、従来から炭化水素の改質触媒として知られている公知のものの中から任意のものを適宜選択して用いることができる。このような改質触媒としては、例えば適当な担体にニッケルやジルコニウム、あるいはルテニウム、ロジウム、白金などの貴金属を担持したものを挙げることができる。上記担持金属は一種でもよく、二種以上を組み合わせてもよい。これらの触媒の中で、ニッケルを担持させたもの(以下、ニッケル系触媒という)とルテニウムを担持させたもの(以下、ルテニウム系触媒という)が好ましく、これらは、水蒸気改質処理、部分酸化改質処理又はオートサーマル改質処理中の炭素析出を抑制する効果が大きい。
上記改質触媒を担持させる担体には、酸化マンガン、酸化セリウム、酸化ジルコニウム等が含まれていることが好ましく、特にこれらのうち少なくとも1種を含む担体が特に好ましい。
ニッケル系触媒の場合、ニッケルの担持量は担体基準で3〜60質量%の範囲が好ましい。この担持量が上記範囲内であると、水蒸気改質触媒、部分酸化改質触媒又はオートサーマル改質触媒の活性が十分に発揮されるとともに、経済的にも有利なものとなる。触媒活性及び経済性などを考慮すると、ニッケルのより好ましい担持量は5〜50質量%であり、特に10〜30質量%の範囲が好ましい。
また、ルテニウム系触媒の場合、ルテニウムの担持量は担体基準で0.05〜20質量%の範囲が好ましい。ルテニウムの担持量が上記範囲内であると、水蒸気改質触媒、部分酸化改質触媒又はオートサーマル改質触媒の活性が十分に発揮されるとともに経済的にも有利なものとなる。触媒活性及び経済性などを考慮すると、ルテニウムのより好ましい担持量は0.05〜15質量%であり、特に0.1〜2質量%の範囲が好ましい。
水蒸気改質処理における反応条件としては、水蒸気と燃料油に由来する炭素との比であるスチーム/カーボン(モル比)は、通常1.5〜10の範囲で選定される。スチーム/カーボン(モル比)が1.5以上であると水素の生成量が十分であり、10以下であると過剰の水蒸気を必要としないため、熱ロスが小さく、水素製造が効率的に行える。上記観点から、スチーム/カーボン(モル比)は1.5〜5の範囲であることが好ましく、さらには2〜4の範囲であることが好ましい。
また、水蒸気改質触媒層の入口温度を630℃以下に保って水蒸気改質を行うのが好ましい。入口温度が630℃以下であると、燃料油の熱分解が起こらないため、炭素ラジカルを経由した触媒あるいは反応管壁への炭素析出が生じにくい。以上の観点から、さらに水蒸気改質触媒層の入口温度は600℃以下であることが好ましい。なお、触媒層出口温度は特に制限はないが、650〜800℃の範囲が好ましい。650℃以上であると水素の生成量が十分であり、800℃以下であると、反応装置を耐熱材料で構成する必要がなく、経済的に好ましい。
部分酸化改質処理における反応条件としては、通常、圧力は常圧〜5MPa・G、温度は400〜1100℃、酸素(O2)/カーボン(モル比)は0.2〜0.8、液時空間速度(LHSV)は0.1〜100hr-1の条件が採用される。
また、オートサーマル改質処理における反応条件としては、通常、圧力は常圧〜5MPa・G、温度は400〜1100℃、スチーム/カーボン(モル比)は0.1〜10、酸素(O2)/カーボン(モル比)は0.1〜1、液時空間速度(LHSV)は0.1〜2hr-1、ガス時空間速度(GHSV)は1000〜100000hr-1の条件が採用される。
なお、上記水蒸気改質、部分酸化改質又はオートサーマル改質により得られるCOが水素生成に悪影響を及ぼすため、COを反応によりCO2に変換して除くことが好ましい。このように、本発明の方法によれば、燃料電池用水素を効率よく製造することができる。
液体燃料を使用する燃料電池システムは、通常、燃料供給装置、脱硫装置、改質装置、燃料電池から構成され、上記本発明の方法によって製造された水素は燃料電池に供給される。
本発明はまた、前記製造方法で得られた水素を用いる燃料電池システムを提供する。以下に本発明の燃料電池システムについて添付図1に従い説明する。
図1は本発明の燃料電池システムの一例を示す概略フロー図である。図1によれば、燃料タンク21内の燃料は、燃料ポンプ22を経て脱硫器23に流入する。脱硫器内には本発明に係る硫黄化合物除去用吸着剤が充填されている。脱硫器23で脱硫された燃料は水タンクから水ポンプ24を経た水と混合した後、気化器1に導入されて気化され、次いで空気ブロアー35から送り出された空気と混合され改質器31に送り込まれる。
改質器31の内部には前述の改質触媒が充填されており、改質器31に送り込まれた燃料混合物(水蒸気、酸素及び脱硫処理液体燃料を含む混合気体)から、前述した改質反応のいずれかによって水素又は合成ガスが製造される。
このようにして製造された水素又は合成ガスはCO変成器32、CO選択酸化器33を通じてそのCO濃度が燃料電池の特性に影響を及ぼさない程度まで低減される。これらの反応器に用いる触媒の例としては、CO変成器32では、鉄―クロム系触媒、銅―亜鉛系触媒あるいは貴金属系触媒を、CO選択酸化器33では、ルテニウム系触媒、白金系触媒あるいはそれらの混合物等を挙げることができる。
燃料電池34は負極34Aと正極34Bとの間に高分子電解質34Cを備えた固体高分子型燃料電池である。負極側には上記の方法で得られた水素リッチガスが、正極側には空気ブロワー35から送られる空気が、それぞれ必要に応じて適当な加湿処理を行った後(加湿装置は図示せず)導入される。
このとき負極側では水素ガスがプロトンとなり電子を放出する反応が進行し、正極側では酸素ガスが電子とプロトンを得て水となる反応が進行し、両極34A、34B間に直流電流が発生する。負極には、白金黒、活性炭担持のPt触媒あるいはPt−Ru合金触媒などが、正極には白金黒、活性炭担持のPt触媒などが用いられる。
負極34A側に改質器31のバーナ31Aを接続して余った水素を燃料とすることができる。また、正極34B側に接続された気水分離器36において、正極34B側に供給された空気中の酸素と水素との結合により生じた水と排気ガスとを分離し、水は水蒸気の生成に利用することができる。
なお、燃料電池34では、発電に伴って熱が発生するため、排熱回収装置37を付設してこの熱を回収して有効利用することができる。排熱回収装置37は、反応時に生じた熱を奪う熱交換機37Aと、この熱交換器37Aで奪った熱を水と熱交換するための熱交換器37Bと、冷却器37Cと、これら熱交換器37A、37B及び冷却器37Cへ冷媒を循環させるポンプ37Dとを備え、熱交換器37Bにおいて得られた温水は、他の設備などで有効利用することができる。
[実施例A] 実施例として脱硫剤1〜脱硫剤5を製造した。
<脱硫剤1>アルミナ担持ニッケルの製造
硝酸ニッケル六水和物25gを水20mLに溶解し、アルミナ担体45gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下400℃で3時間焼成した。反応前に水素下300℃で3時間還元することで脱硫剤1を得た。この時のニッケル担持量は10質量%であった。
<脱硫剤2>ニッケル‐銅‐シリカ‐アルミナの製造
硫酸ニッケル六水和物360g、硫酸銅五水和物85g、擬ベーマイト7gを水4Lに溶解し、別に炭酸ナトリウム300g、水ガラス94gを水4Lに溶解し、両溶液の共沈法により調製した。沈殿物を濾過・水洗後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下350℃で3時間焼成した。反応前に水素下300℃で3時間還元することで脱硫剤2を得た。この時のニッケル担持量は50質量%、銅担持量は13質量%であった。
<脱硫剤3>シリカ‐アルミナ担持ニッケルの製造
硝酸ニッケル六水和物25gを水46mLに溶解し、シリカ‐アルミナ担体45gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下400℃で3時間焼成した。反応前に水素下300℃で3時間還元することで脱硫剤3を得た。この時のニッケル担持量は10質量%であった。
<脱硫剤4>アルミナ担持コバルトの製造
硝酸コバルト六水和物15gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下400℃で3時間焼成した。反応前に水素下450℃で3時間還元することで脱硫剤4を得た。この時のコバルト担持量は10質量%であった。
<脱硫剤5>アルミナ担持亜鉛の製造
硝酸亜鉛六水和物14gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下400℃で3時間焼成した。反応前に水素下450℃で3時間還元することで脱硫剤5を得た。この時の亜鉛担持量は10質量%であった。
[比較例] 比較例として脱硫剤6を製造し、市販の脱硫剤7〜8を購入した。
<脱硫剤6>アルミナ担持銀の製造
硝酸銀9gを水15mLに溶解し、アルミナ担体50gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下400℃で3時間焼成し脱硫剤6を得た。この時の銀担持量は10質量%であった。
<脱硫剤7>シリカ‐アルミナ担体
触媒化成工業製。
<脱硫剤8>アルミナ担体
触媒化成工業製。
[性能試験方法A]
脱硫剤1〜8のそれぞれについて、脱硫剤2.5mLにJIS‐1号灯油を室温、液空間速度(LHSV)20hr-1で通油した。用いたJIS−1号灯油の硫黄分と蒸留性状は表1の通りである。
Figure 2006117921
[性能試験結果A]
脱硫剤1〜8にそれぞれ通油し、流出した灯油中の硫黄濃度を表2に示す。また、JIS‐1号灯油中及び脱硫剤1と脱硫剤6に通油後の脱硫灯油中の硫黄化合物の分析結果を図2に示す。なお、この分析には、硫黄化合物のみを選択的に検出する化学発光検出器を組み合わせたガスクロマトグラフを用いた。本発明に係るニッケル、コバルト、亜鉛系脱硫剤は80℃以下での脱硫性能に優れていることがわかる。
Figure 2006117921
[実施例B] 実施例として脱硫剤9〜脱硫剤23を製造した。
<脱硫剤9−12>アルミナ担持ニッケルの製造
硝酸ニッケル六水和物25gを水20mLに溶解し、アルミナ担体45gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、各々空気下400℃、600℃、800℃、1000℃で3時間焼成した。反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤9−12を得た。この時のニッケル担持量は10wt%であった。
<脱硫剤13>アルミナ担持ニッケルの製造
硝酸ニッケル六水和物25gを水20mLに溶解し、アルミナ担体45gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、焼成は行わず、反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤13を得た。この時のニッケル担持量は10wt%であった。
<脱硫剤14−17>アルミナ担持コバルトの製造
硝酸コバルト六水和物15gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、各々空気下400℃、600℃、800℃、1000℃で3時間焼成した。反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤14−17を得た。この時のコバルト担持量は10wt%であった。
<脱硫剤18>アルミナ担持コバルトの製造
硝酸コバルト六水和物15gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、焼成は行わず、反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤18を得た。この時のコバルト担持量は10wt%であった。
<脱硫剤19−22>アルミナ担持亜鉛の製造
硝酸亜鉛六水和物14gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、各々空気下400℃、600℃、800℃、1000℃で3時間焼成した。反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤19−22を得た。この時の亜鉛担持量は10wt%であった。
<脱硫剤23>アルミナ担持亜鉛の製造
硝酸亜鉛六水和物14gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、焼成は行わず、反応前に水素下600℃で3時間還元することで脱硫剤23を得た。この時の亜鉛担持量は10wt%であった。
<脱硫剤24>アルミナ担持ニッケルの製造
硝酸ニッケル六水和物25gを水20mLに溶解し、アルミナ担体45gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下800℃で3時間焼成した。反応前に水素下800℃で3時間還元することで脱硫剤24を得た。この時のニッケル担持量は10wt%であった。
<脱硫剤25>アルミナ担持コバルトの製造
硝酸コバルト六水和物15gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下800℃で3時間焼成した。反応前に水素下800℃で3時間還元することで脱硫剤25を得た。この時のコバルト担持量は10wt%であった。
<脱硫剤26>アルミナ担持亜鉛の製造
硝酸亜鉛六水和物14gを水12mLに溶解し、アルミナ担体27gに含浸した。60℃の乾燥器内で2時間乾燥した後、110℃で一晩乾燥した。乾燥終了後、電気炉を用いて、空気下800℃で3時間焼成した。反応前に水素下800℃で3時間還元することで脱硫剤26を得た。この時の亜鉛担持量は10wt%であった。
[性能試験方法B]
脱硫剤9〜26のそれぞれについて、脱硫剤2.5mLにJIS‐1号灯油を室温、液空間速度(LHSV)20hr-1で通油した。用いたJIS−1号灯油の硫黄分と蒸留性状は前記の表1と同じである。流出した灯油中の硫黄濃度を下記のように濃度に応じて2種類の方法で測定した。
1.硫黄分測定 その1
0.2wtppm以上の硫黄分は、JIS K 2541−2に規定する微量電量滴定式酸化法に準拠し、三菱化学社製のTS−03装置を用いて定量した。検量線は、ジブチルスルフィド(純度99%以上)のトルエン溶液を測定して作製した。試料は検量線用溶液と同様に測定し、検量線から求めた硫黄量(μg)と試料注入量(mg)から試料中の硫黄分(wtppm)を算出した。
2.硫黄分測定 その2
0.2wtppm以下の硫黄分は、ASTM D 1045 Hydrogenolysis and Rateometric Colorimetry法に準拠し、Houston Atlas社の856/825D装置を用いて定量した。検量線は、ジブチルスルフィド(純度99%以上)のイソオクタン溶液を測定して作製した。試料は検量線用溶液と同様に測定し、検量線から求めた硫黄量(ng)と試料注入量(mg)から試料中の硫黄分(wtppb)を算出した。
[性能試験結果B]
脱硫剤9〜26にそれぞれ通油し、流出した灯油中の硫黄濃度を表3に示す。本発明に係るニッケル、コバルト及び亜鉛系脱硫剤はいずれも80℃以下での脱硫性能に優れていることがわかる。さらに、金属が亜鉛又はコバルトの場合には高温焼成でしかも高温還元によって脱硫性能が向上することが見出された。
Figure 2006117921
本発明の液体燃料の硫黄除去方法は、ある種の脱硫剤を用いることにより、80℃以下の温度で、硫黄化合物含有液体燃料を効率的に脱硫処理することができ、エネルギーコストを低減させることができる。
また、前記方法で得られた脱硫処理燃料を改質処理することにより、燃料電池用水素を効率よく製造することができる。
本発明の燃料電池システムの一例を示す概略フロー図である。 JIS−1号灯油及び脱硫剤1と6を流通後の灯油中の硫黄化合物
符号の説明
1: 気化器
2: 燃料電池システム
20: 水素製造システム
21: 燃料タンク
23: 脱硫器
31: 改質器
31A:ボイラー
32: CO変成器
33: CO選択酸化器
34: 燃料電池
34A:負極
34B:正極
34C:高分子電解質
36: 気水分離器
37: 排熱回収装置
37A:熱交換機
37B:熱交換器
37C:冷却器

Claims (9)

  1. 担体に、周期表9族、10族及び12族から選ばれる少なくとも1種の活性金属成分を担持してなる脱硫剤を用いて、硫黄化合物含有液体燃料を80℃以下の温度で脱硫することを特徴とする液体燃料の硫黄除去方法。
  2. 硫黄化合物含有液体燃料が、アルコール、エーテル、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルテン油、オイルサンド油、石炭液化油、シェールオイル油、GTL、廃プラスチック油及びバイオフューエルから選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の硫黄除去方法。
  3. 担体がアルミニウムを含むものである請求項1又は2記載の硫黄除去方法。
  4. 活性金属成分がニッケル、コバルト及び亜鉛から選ばれる少なくとも1種を含むものである請求項1〜3のいずれかに記載の硫黄除去方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の硫黄除去方法における前段もしくは後段に、多孔質担体もしくは金属を担持した多孔質担体からなる脱硫剤から選ばれる少なくとも1種を組み合わせて硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去を行う硫黄除去方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法で、硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去後、クリーンアップ脱硫剤を用いてさらに硫黄除去を行う硫黄除去方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の方法で、硫黄化合物含有液体燃料の硫黄除去後、この脱硫処理燃料を部分改質、オートサーマル改質又は水蒸気改質することを特徴とする水素の製造方法。
  8. 部分酸化改質触媒、オートサーマル改質触媒又は水蒸気改質触媒が、ルテニウム系触媒又はニッケル系触媒である請求項7記載の水素の製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載の製造方法によって得られる水素を原料とする燃料電池システム。
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