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JP2006199598A - 皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents

皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法 Download PDF

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修 川村
Yasuhide Saradani
泰英 更谷
Takamasa Horie
卓誠 堀江
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Abstract

【課題】 べたつきを抑え、肌なじみに優れ、さらに皮膚や粘膜に対して刺激性が少ない皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法を提供する。
【解決手段】 (A)酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、(B)セラミド及びフィトステロールを含む細胞間脂質成分と、(C)多価アルコールと、(D)皮脂成分と、(E)水とを混合し、ホモジナイザーで乳化された皮膚化粧料である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、べたつきを抑え、肌なじみに優れ、さらに皮膚や粘膜に対して刺激性が少ない皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法に関する。
従来、一般に、化粧水、乳液等の化粧料において、皮脂成分と水を混合し、微細に分散して均等で安定なエマルジョンを得るための乳化剤として、非イオン系界面活性剤が幅広く用いられている。
非イオン系界面活性剤は、水の硬度や電解質の影響を受けにくく、他の全ての界面活性剤と併用することができ、使いやすさと浸透性、乳化・分散性、洗浄性などの性能面で優れた特徴があり、化粧料の乳化剤として使用されている。
化粧水等の皮膚化粧料では、皮脂成分を多量に配合するためには、酸化エチレンを付加重合した非イオン系界面活性剤を増量する必要があるため、皮脂成分の多い組成にすると可溶化に使用する酸化エチレンを付加重合した非イオン系界面活性剤の皮膚への浸透性が強くなり、皮膚に対してピリピリとした強い刺激感を与えることがある。
また、皮膚化粧料に酸化エチレンを付加重合した非イオン系界面活性剤を配合するとべたついたり、皮膚を保護する皮脂膜を溶かし、皮膚のバリア機能を弱めてたんぱく質を変性させたりして肌荒れ、かさつき及び皮膚トラブル(シミ、クスミ、シワ)等の原因となるなどの欠点を有していた。
一方、酸化エチレンを付加重合されていない非イオン系界面活性剤は、酸化エチレンを付加重合した非イオン系界面活性剤に比べて、皮膚や粘膜に対する刺激性が少ないものの、乳化力が小さく、肌なじみが劣るため、化粧料に配合して同様の肌なじみや長期保存での安定性の面で性能上必ずしも満足できるものではなかった。
そこで、酸化エチレンを付加重合されていない非イオン系界面活性剤は、油脂、ロウなどの油性原料に配合することにより、油相全体の親水性を増したり、界面膜の状態を変えたりしてエマルジョンの性状や安定性を調整していた。
他方、セラミドは、角質細胞間脂質の主要成分として、水分保持能力を持っており、皮膚を柔軟で潤いを守るために大切な役割を果たしていることが知られている。このセラミドを含む細胞間脂質を、セラミドが減少した荒れた肌や皮膚に補うことにより、肌荒れの改善を図ろうという試みが従来から行われており、セラミドを含有する化粧料を皮膚に薄く塗るなどの種々の方法が採られている。
しかしながら、セラミドのみでは、結晶性が高い難溶性物質であるので、配合性(経時的安定性)が難しいという等の問題があり、十分に水分保持能力を発揮することができなかった。
界面活性剤の10倍以上の油成分を含有する化粧水として、陰イオン系及び/又は非イオン系界面活性剤から選ばれる界面活性剤一種以上、油分、多価アルコール、水を含有する成分に400気圧以上の高圧ホモジナイザー処理に相当する剪断力を与えることによって得られるO/W型マイクロエマルジョンタイプの化粧水が知られている(特許文献1)。
しかしながら、この化粧水は、乳化のしやすさ、マイクロエマルジョンの安定性から陰イオン系界面活性剤を主として、用いられている。
特許文献2には、HLB10以上のポリグリセリンの脂肪酸エステルと、皮膚修復素材と、フェノキシエタノールとを含有する皮膚外用剤を提供することで、皮膚修復素材がフェノキシエタノールの防腐効果を増強しながら皮膚のバリア機能を高めるため、防腐手段として、パラベンなどに起因するスティギング(一過性の刺激)を抑制するという開示がされている。そして、特許文献2の実施例には、皮膚修復素材として、セラミドを添加して、ホモジナイザーにより乳化粒子を整えるという記載がある。
しかしながら、特許文献2には、皮膚外用剤の乳化状態を安定させるために皮膚修復素材が有効であるという記載はなく、さらに、皮膚修復素材のうち、いずれの成分又はその組み合わせが乳化状態を特に安定させるという示唆は全くされていない。
さらに、親油性非イオン界面活性剤を含有しない半透明皮膚化粧料として、親水性非イオン界面活性剤と、アミノ酸系界面活性剤と、多価アルコールと、油分と、水とを含有し、高圧ホモジナイザーを用いて乳化した半透明液状化粧料が知られている(特許文献3)。
しかしながら、この化粧料は、親油性非イオン界面活性剤の代替として、アミノ酸系界面活性剤が添加されたもので、長期保存や安定性を目的としたものである。
特開2001−163726号公報 特開2004−196666号公報 特開2003−95845号公報
本発明者は、酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤を使用した化粧料で乳化状態を安定させるために、鋭意研究を重ねた結果、細胞間脂質成分のうち、セラミドとフィトステロールとの組み合わせが特に優れているという知見を得た。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の問題を解決するために、低刺激性及び高保湿性でかつ乳化状態が安定した、又は乳化状態を作製しやすい皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法を提供するものである。
本発明に係る皮膚化粧料は、(A)酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、(B)セラミド及びフィトステロールを含む細胞間脂質成分とを含有し、乳化状であることを特徴とする。
また、(C)多価アルコールと、(D)皮脂成分と、(E)水とをさらに含有することを特徴とする請求項1に記載された皮膚化粧料である。
そして、(B)の含有量は、皮膚化粧料全体のうち0.0001重量%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載された皮膚化粧料である。
本発明の製造方法は、(A)酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、(B)セラミド及びフィトステロールを含む細胞間脂質成分と、(C)多価アルコ
ールと、(D)皮脂成分と、(E)水とを混合し、ホモジナイザーで乳化することを特徴とする。
前記ホモジナイザーの乳化は、1,000kg/cm2以上の圧力で行うことを特徴と
する請求項4に記載の皮膚化粧料の製造方法である。
本発明の使用方法は、請求項1から3のいずれか1項に記載された皮膚化粧料を複数回に分けて皮膚に塗布することを特徴とする。
本発明の皮膚化粧料は、酸化エチレンを付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、セラミド及びフィトステロールを含有する細胞間脂質成分を配合することで、水と油の表面張力を低下させ、べたつきを抑え、肌なじみに優れ、皮膚や粘膜に対して刺激性を少なくすることができる。さらに、本発明の皮膚化粧料は、高温や低温に放置されていても経時安定性がよいという優れた効果を有する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いられる酸化エチレンを付加重合されていない非イオン系界面活性剤としては、リン脂質、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルが挙げられる。これらの非イオン系界面活性剤は、1種単独で用いることとしてもよく、2種以上を併用することもできる。非イオン系界面活性剤としては、特に、リン脂質が好ましい。
これらの非イオン系界面活性剤の含有量は、化粧料中1.0〜5.0重量%、好ましくは2.5〜3.5重量%である。1.0重量%未満では、経時的安定性が低下し、また、5.0重量%を超えて配合した場合には、べたつき等の使用感から好ましくない。
また、上記多価アルコールは、角質層の水分保持能力を相乗的に高めることができる。多価アルコールとしては、特に、グリセリンと1,3−ブチレングリコールを組み合わせて用いることが好ましい。
これらの多価アルコールの含有量は、化粧料中10〜50重量%、好ましくは30〜40重量%である。10重量%未満では、十分な微細なエマルジョンを得ることが難しくなり、また、50重量%を超えて配合した場合には、使用感及び経時的安定性が低下するので好ましくない。
また、上記細胞間脂質成分は、セラミド及びフィトステロールを含むことを特徴とする。非イオン系界面活性剤に酸化エチレンが付加重合されていないものを用いると、皮膚や粘膜に対する刺激性を低減することができる一方で、乳化作用が弱く肌なじみや安定性に影響を与えることがあるという問題がある。また、皮膚化粧料にセラミドを含有させると、水分保持能力を有し、皮膚に柔軟な潤いを与えることができる。しかし、セラミドは結晶性が高く、難溶性物質であるため、皮膚化粧料へ配合しにくいという問題がある。ここで、非イオン系界面活性剤と、セラミドとを皮膚化粧料に配合させて、低刺激性で、かつ皮膚への潤い作用を発揮させることが望まれる。しかし、非イオン系界面活性剤とセラミドとを単に配合したのでは、非イオン系界面活性剤では乳化作用が弱いこと、及びセラミ
ドは難溶性であることに起因して、皮膚化粧料の乳化状態を安定して保つことは困難である。
そこで、本発明者は、酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤に、セラミドを配合して、低刺激性かつ肌への潤い作用を発揮する皮膚化粧料を提供する際に、皮膚化粧料の乳化状態を安定させるために、皮膚化粧料の数ある成分ごとに乳化作用について、鋭意研究を行ってきた。その結果、細胞間脂質成分であるセラミドに、同様に細胞間脂質成分であるフィトステロールを組み合わせて配合すると、水への分散性が向上するという知見を得ることができた。この知見をもとに、セラミドとフィトステロールを組み合わせて皮膚化粧料に配合することで、乳化状態が安定した皮膚化粧料を提供することに成功することができた。
さらに、本発明者は、このセラミドとフィトステロールを配合した皮膚化粧料は、皮膚の角質細胞間脂質と同様のラメラ液晶構造を形成していることを解明した。これより、このような皮膚化粧料を皮膚に塗布することで、皮膚に角質細胞間脂質と同様の層を形成することができ、つまり角質層の保水力を高めることができる。
なお、セラミドやフィトステロールなどの細胞間脂質成分は、水分を保つバリア機能があり、キメを整えている成分である。各角質細胞を繋ぎ止め、経皮水分蒸散を防止し、角質細胞に水分や保湿成分を補給する役割を果たして、肌に強さ・柔軟さ・潤いを与える。
また、細胞間脂質成分は、外来の有害物質が侵入するのを防止する機能、経皮吸収排出機能も兼ね備えており、肌の健康維持に貢献している。本発明によれば、このような細胞間脂質成分の作用をそのままに、低刺激性の酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤を用いても乳化状態を安定させて、皮膚化粧料を提供することができる。
細胞間脂質成分の含有量は、化粧料中0.0001重量%以上で、好ましくは0.0001〜0.5重量%である。0.0001重量%未満では、良好な保湿効果が得られず、また、0.5重量%を超えて配合した場合には、経時的安定性及び感触の良さを損なうので好ましくない。
さらに、上記皮脂成分としては、特に、皮膚の深部まで浸透させることができるスクワランを用いることが好ましい。
皮脂成分の含有量は、化粧料中1.0〜10.0重量%、好ましくは7.0〜10.0重量%である。1.0重量%未満では、エモリエント効果が低下し、また、10.0重量%を超えて配合した場合には、より多くの界面活性剤を配合しなければならず、べたつき感等の使用感から好ましくない。
高圧ホモジナイザーとしては、例えば1,000kg/cm2以上の高圧でホモジナイ
ズできるものであればよく、具体的には、アルティマイザーなどを挙げることができる。この装置を用いて乳化する際の条件は、化粧料の成分によって適宜決められるが、高圧ホモジナイザーの圧力は、500〜1,500kg/cm2、特に、800〜1,200k
g/cm2に設定することが好ましい。圧力が低すぎると微細なエマルジョンにならず、
また、圧力が高すぎると発熱が大きく、できたエマルジョンが解乳することがある。温度条件は、通常の室温下で乳化させればよい。このようにして得られる粒子径の小さい安定なO/W型のエマルジョンは、最適な平均粒子径が、0.1〜1μmの範囲にあることが好ましい。
本発明の皮膚化粧料は、これらの成分に加えて、本発明の目的を阻害しない程度の範囲
で、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、水溶性高分子、保湿剤、紫外線吸収剤、防腐剤、殺菌剤、清涼剤、酸化防止剤、色素、香料、消炎剤や収斂剤などの各種薬剤等を配合することができる。
一方、皮膚には、角質層のNMF、細胞間脂質、皮脂膜等の働きによって、皮膚の内部に異物が侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっている。一般に、皮膚化粧料は、1回のスキンケアで必要な量を一度に塗布されているが、この皮膚の「バリア機能」によって、本来皮膚に栄養成分を与える目的の化粧水、乳液の浸透が妨げられる場合があり、十分な効果が得られていなかった。
そこで、本発明では、上述した本発明に係る皮膚化粧料をより効果的に肌に浸透させる使用方法として、1回のスキンケアで必要な量を複数回に分けて塗布することを提案するものである。
まず、最初に1回目の塗布で皮膚化粧料を乾燥した角質層に浸透させて角質層を十分に湿潤させ、肌をしっとり潤った状態にさせる。そして、2回目、3回目の塗布により、更に肌を膨潤させた状態にし、皮膚化粧料の浸透を向上させるとともに、皮膚化粧料を安定して保持させることができる。そのうえ、その後に使用する乳液状化粧料等の基礎化粧品の浸透を向上させることができる。さらには、皮膚の水分保持能力を向上させて、皮膚に潤いを与え、みずみずしい肌を保つことができる。
一例として、3回に分けて皮膚に塗布する場合では、2回以下の塗布では、肌の膨潤が不十分で十分に浸透できないことや、1回分の量が多くて、たれてしまうことなどがある。他方、4回以上の塗布では、1回分の量が少なくなり、むらになる、時間・手間がかかることがある。このような使用時の利便性、快適性を考慮すれば3回の塗布が適当である。
以下に示す実施例をあげて、本発明について更に詳細に説明するが、本発明がこれらの実施例のみに限定されないことはいうまでもない。
(試験例1)
以下に示す表1の成分を用いて、実施例1及び実施例2、比較例1〜3のO/W型エマルジョンの皮膚化粧料(化粧水)を得た。即ち、酸化エチレンを付加重合しない非イオン系界面活性剤として、リン脂質(レシチン)、グリセリン脂肪酸エステル、多価アルコールとして、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、細胞間脂質成分として、セラミド、フィトステロール、皮脂成分として、スクワランを、精製水と80℃で均一に混合し、加温溶解する。アルティマイザーを使用せずに得られた本発明のO/W型エマルジョン型の乳化液を実施例1とする。次に、実施例1のサンプルを圧力1,000kg/cm2
条件下でアルティマイザー(みずほ工業(株)製 マイクロフルイダイザー)を、1回通すことにより、乳化粒子を整え、攪拌冷却して得られた乳化液を実施例2とする。実施例1の成分のうち、細胞間脂質成分として、フィトステロールを単独で配合し、アルティマイザーにより乳化させたサンプルを比較例1とし、実施例1の成分のうち、細胞間脂質成分として、セラミドを単独で配合し、アルティマイザーにより乳化させたサンプルを比較例2とし、酸化エチレンを付加重合しない非イオン系界面活性剤に代えて、3成分(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム及びラウロイルグルタミン酸ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルジエステル)を配合した石油系界面活性剤を使用し、細胞間脂質成分として、セラミドを単独で配合し、アルティマイザーを使用しないサンプルを比較例3とした。
Figure 2006199598
実施例1及び実施例2のサンプルと比較例1〜3のサンプルについて、肌に対するしっとり感、浸透性、経時的安定性(保存性)及び無刺激性の評価項目について、以下の評価基準に基づいて評価を表2に示した。
評 価 基 準 評 価
非 常 に 良 い ◎
普 通 〇
や や 悪 い △
非 常 に 悪 い ×
Figure 2006199598
細胞間脂質成分として、セラミドとフィトステロールとを組み合わせて配合した実施例1のサンプルは、浸透性、経時的安定性、無刺激性が非常に優れる。次に、細胞間脂質成分として、セラミドとフィトステロールとを組み合わせて配合し、アルティマイザーを使用した実施例2のサンプルは、水への分散性がよく、また、皮膚の角質細胞間脂質と同じラメラ液晶構造を形成し、角質層の保水力を高め、肌への浸透性や経時的安定性(保存性
)が良かった。また、アルティマイザーを使用しているので、エマルジョンが小さく分散化され、べたつき感がなかった。なお、実施例2のサンプルは、実施例1に比べてしっとり感が優れている。フィトステロールを単独で配合した比較例1のサンプルは、細胞間脂質成分として、セラミドを含有していないので、浸透性が実施例1、2に比べて非常に悪いことが分かった。また、セラミドを単独で配合した比較例2のサンプルは、細胞間脂質成分として、フィトステロールを含有しないので、実施例1、2に比べて経時的安定性が非常に悪いことが分かった。さらに、比較例3のサンプルは、アルティマイザーを使用していないので十分に乳化されず、しっとり感が実施例1、2に比べて非常に悪く、べたつきがあることが分かった。また、比較例3のサンプルは、酸化エチレンを含有する石油系界面活性剤であるのでピリピリとする刺激感があることが分かった。
(試験例2)
次に、本発明の皮膚化粧料をより効果的に肌に浸透させる試験として、1回のスキンケアで必要な量を、塗布回数を2度以下付け、3度付け、4度以上付けの3通りに分けて肌に塗布する試験を実施した。
実施例2のサンプルについて、一般の8名の女性にその化粧水を1回のスキンケアで必要な量を何回かに分けて朝晩2回1週間連続して使用してもらい、各項目における塗布性、浸透性等の使用感について、アンケートを行い、評価してもらった。それぞれの数字は、各項目に該当すると回答した人数で、複数回答した人数の結果を表3に示した。
Figure 2006199598
1回のスキンケアで必要な量を2回に分けて2度以下付けした場合は、1回の量が多すぎてたれてしまって保湿感が得られなかったという回答が多かった。その他の使用感として、肌の表面だけしか潤わないという回答もあった。
また、1回のスキンケアで必要な量を3回に分けて3度付けした場合は、1回の量が適当で十分に浸透して保湿感が得られたという回答が多数占めた。その他の使用感として、肌が潤ったという回答もあった。
さらに、1回のスキンケアで必要な量を4回に分けて4度以上付けした場合は、1回の量が少なすぎて、手間と時間がかかるという回答が多かった。その他の使用感として、面倒でむらになったという回答もあった。

Claims (6)

  1. (A)酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、(B)セラミド
    及びフィトステロールを含む細胞間脂質成分とを含有し、乳化状であることを特徴とする皮膚化粧料。
  2. (C)多価アルコールと、(D)皮脂成分と、(E)水とをさらに含有することを特徴
    とする請求項1に記載された皮膚化粧料。
  3. (B)の含有量は、皮膚化粧料全体のうち0.0001重量%以上であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載された皮膚化粧料。
  4. (A)酸化エチレンが付加重合されていない非イオン系界面活性剤と、(B)セラミド
    及びフィトステロールを含む細胞間脂質成分と、(C)多価アルコールと、(D)皮脂成分と、(E)水とを混合し、ホモジナイザーで乳化することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法。
  5. 前記ホモジナイザーの乳化は、1,000kg/cm2以上の圧力で行うことを特徴とする請求項4に記載された皮膚化粧料の製造方法。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載された皮膚化粧料を複数回に分けて皮膚に塗布す
    ることを特徴とする皮膚化粧料の使用方法。

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