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JP2005538944A - イオン性液体 - Google Patents

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JP2005538944A JP2004501385A JP2004501385A JP2005538944A JP 2005538944 A JP2005538944 A JP 2005538944A JP 2004501385 A JP2004501385 A JP 2004501385A JP 2004501385 A JP2004501385 A JP 2004501385A JP 2005538944 A JP2005538944 A JP 2005538944A
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Abstract

本発明は一般式(I):
【化6】
Figure 2005538944

[式中、Aは環窒素で脱プロトン化された、要すれば置換および/またはアネレート(anellated)した含窒素5員複素環式芳香族化合物(five-membered nitrogen heteroaromatic compound)であり、それらの環窒素を脱プロトン化し、Eは窒素またはリン原子を示し、R、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、置換または非置換脂肪族または脂環式基、要すれば置換芳香族基または置換芳香脂肪族基を示し、それらは24個以下の炭素原子を有してもよく、および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子を含有してもよく、さらに要すればハロゲン原子によって置換されてもよいが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。]
である新規なイオン性液体に関する。本発明はさらに上述の液体の製造方法およびそれらの化学反応のための溶媒としてまたは触媒として、特にイソシアネートのオリゴマー化のための触媒としての使用方法に関する。

Description

本発明は、新規なイオン性液体、それらの調製方法、およびそれらの化学反応のための溶媒または触媒としての使用、特にイソシアネートのオリゴマー化のための触媒としての使用に関する。
イオン性液体は一般的にイオンのみを含有する溶液として理解されている。高い溶融性、高粘性および非常に腐食性がある媒体である従来の塩溶融物と比較すると、いわゆるイオン性液体は液体であり、比較的低温度、例えば100℃以下でも低粘度である。その最初の例が前世紀初頭ぐらい早くに記載されたにも関わらず、イオン性液体の化学は詳細に検討されてまだ約10年である。イオン性液体およびそれらの転移金属触媒中の溶媒としての実用的な応用の分野における発展状態の詳しい概観は、非特許文献1(Chem. Rev. 1999年、99巻、2071−2083ページ、非特許文献2(Angew. Chem. 2000年、112巻、3926−3945ページ)または非特許文献3(Nachr. Chem. 2001年、49巻、12−16ページ)を参照する。イオン性液体はポリウレタン化学の分野ではこれまで使用されていない。
現在知られているイオン性液体は、比較的多くの異なる構造の成分に基づいている。カチオンとしては好ましくはテトラアルキルアンモニウム、テトラアルキルホスホニウム、N−アルキルピリジニウムまたは1,3−ジアルキルイミダゾリウムイオンが使用されており、それらは一般的にアニオン、例えばクロライド、クロロアルミネート、トリフルオロメタンスルホネート(トリフレート)、トルエンスルホネート(トシレート)、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェートまたはヘキサフルオロアンチモネートイオンと組合せる。
本発明の目的は、特にポリウレタン化学における溶媒または触媒として、特にイソシアネートのオリゴマー化のための触媒として使用することができる新規なイオン性液体を提供することである。
驚くべきことに、特定のアンモニウムおよびホスホニウムカチオンおよびアニオンとして脱プロトン化含窒素5員複素環式芳香族化合物からなる塩は同様に化学的に安定したイオン性液体であることが解った。複素環アニオンを含有するイオン性液体は、これまでに知られていない。これらの新規なイオン性液体が多くの異なる(触媒)反応のための新規のイオン性液体の溶媒として使用されるだけでなく、驚くべきことにそれら自身触媒として、特にイソシアネートのオリゴマー化のための高い活性および高い選択性触媒でもある。
本発明は一般式(I):
Figure 2005538944
[式中、Aは環窒素で脱プロトン化された、要すれば置換および/または縮合した含窒素5員複素環式芳香族化合物(five-membered nitrogen heteroaromatic compound)であり、
Eは窒素またはリン原子を示し、
、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、置換または非置換脂肪族または脂環式基、要すれば置換芳香族基または置換芳香脂肪族基を示し、それらは24個以下の炭素原子を有してもよく、および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子を含有してもよく、さらに要すればハロゲン原子によって置換されてもよいが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。]
で表されるイオン性液体を提供する。
本発明はまた、溶媒の存在下金属塩基により、
A)プロトン化された環窒素を含有する5員環、要すれば置換および/または縮合含窒素複素芳香族化合物
を脱プロトン化し、それによって形成したメタルアゾレート(metal azolate)と
B)一般式(II):
Figure 2005538944
[式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素の群からのハロゲン原子を示し、かつ
E、R、R、RおよびRは式(I)に記載のものと同意義である。]
で表される第4級アンモニウムまたはホスホニウムハライドと反応し、
次いで形成された金属ハライドと同時に使用した溶媒とを分離する請求項1記載のイオン性液体の調製方法を提供する。
最後に、本発明はまた、そのようなイオン性液体の化学反応中における溶媒および/または触媒、特にイソシアネートのオリゴマー化のための触媒としての使用に関する。
本発明によるイオン性液体の調製のための開始化合物A)は、プロトン化した環窒素を含有する所望の含窒素5員複素環式芳香族化合物であり、それら化合物は要すれば置換および/または縮合されてよく、かつ分子量67〜800、好ましくは67〜650、特に好ましくは67〜500を有してよい。
そのような化合物はピロール(式III)、ピラゾール(式IV)、イミダゾール(式V)、1,2,4−トリアゾール(式VI)、1,2,3−トリアゾール(式VII)またはテトラゾール(式VIII)基本骨格またはそれらの互変異性構造を有する一般式(III)〜(VIII)の化合物:
Figure 2005538944
[式中、R〜R19基は同一または異なる基であり、各々は水素原子、フッ素、塩素または臭素の群からのハロゲン原子、または窒素基、置換または非置換脂肪族または脂環式基、要すれば20個以下の炭素原子、および要すれば酸素、硫黄、窒素の群からの3個以下のヘテロ原子を含有し、要すればハロゲン原子または窒素基によって置換されてもよい芳香族基または芳香脂肪族基を示し、式(III)中のRおよびR、RおよびRおよび/またはRおよびR、式(IV)中のRおよびR10および/またはR10およびR11、式(V)中のR12およびR13および式(VII)中のR17およびR18は互いに、問題となっている含窒素5員環複素環式の炭素原子と共に、および要すればさらに窒素原子または酸素原子と組合せて、3〜6個の炭素原子を含有する縮合環を形成することができ、それら化合物を次いで金属塩基との反応(脱プロトン化)によって式(IX)〜(XIV):
Figure 2005538944
[式中、R〜R19基は式(I)〜(VIII)と同意義である。]
を有する対応するアニオンAに変換してもよい。]
である。
例示してもよい好適な開始化合物A)の例は、ピロール、インドール、4−メチルインドール、5−メチルインドール、6−メチルインドール、2,3−ジメチルインドール、2,5−ジメチルインドール、5−および6−クロロインドール、4−フルオロインドール、5−フルオロインドール、6−フルオロインドール、4−ニトロインドール、5−ニトロ−2−フェニルインドール、4−ベンジルオキシインドール、4−メトキシインドール、5−メトキシインドール、5,6−ジメトキシインドール、5−エトキシインドール、7−エトキシインドール、2−エチル−3−メチルインドール、5,6−(メチレンジオキシ)インドール、カルバゾール、3−クロロカルバゾール、カルボリン、3,4:5,6−ジベンゾカルバゾール、ピラゾール、3−メチルピラゾール、4−メチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール、インダゾール、3−メチルインダゾール、3−クロロインダゾール、4−クロロインダゾール、4−ニトロインダゾール、5−ニトロインダゾール、3−クロロ−5−ニトロインダゾール、3−クロロ−6−ニトロインダゾール、4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、4,5−ジメチルイミダゾール、4−ニトロイミダゾール、2−エチルイミダゾール、ベンジイミダゾール、5−メチル−2−フェニルベンジイミダゾール、5−メトキシベンジイミダゾール、プリン、6−メトキシプリン、1,2,3−トリアゾール、ベンズトリアゾール、4−メチルベンズトリアゾール、5−ブチルベンズトリアゾール、5−および6−トリルトリアゾール、1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジン、5,6−ジメチルベンゾトリアゾール、5−クロロ−1,2,3−ベンズトリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−メチル−1,2,4−トリアゾール、5−メチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3−ニトロ−1,2,4−トリアゾール、5−ニトロ−1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、5−メチルテトラゾール、5−ニトロテトラゾール、5−ビニルテトラゾール、5−フェニルテトラゾール、5−(メチルメルカプト)テトラゾール、5−(2−クロロフェニル)テトラゾール、5−(4−メチルフェニル)テトラゾール、および5−(3−ニトロフェニル)テトラゾールが挙げられる。
好ましい開始化合物A)は、イミダゾール(式V)、1,2,4−トリアゾール(式VI)または1,2,3−トリアゾール(式VII)基本骨格を有するものである。一般式(VI)の1,2,4−トリアゾールが最も特に好ましい。
本発明によるイオン性液体の調製のための開始化合物B)は、一般式(II):
Figure 2005538944
[式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素からのハロゲン原子を示し、
Eは窒素またはリン原子を示し、および
、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、置換または非置換脂肪族または脂環式基、要すれば置換芳香族基または置換芳香脂肪族基を示し、それらは24個以下の炭素原子を有してもよく、および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子を含有してもよいが、さらに要すればハロゲン原子によって置換されてもよいが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。]
で表される所望の第4級アンモニウムまたはホスホニウムハライドである。
好適なアンモニウムおよびホスホニウムハライドは、例えばメチルトリオクチルアンモニウムクロリド、エチルヘキサデシルジメチルアンモニウムブロミド、ベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、テトラ−n−ヘキシルアンモニウムブロミド、テトラヘプチルアンモニウムブロミド、テトラヘキシルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ベンジルジメチルドデシルアンモニウムブロミド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムクロリド、テトラ−n−オクチルアンモニウムブロミド、ジデシルジメチルアンモニウムブロミド、テトラオクタデシルアンモニウムブロミド、ジドデシルジメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド、トリオクチルプロピルアンモニウムクロリド、n−ノニルトリメチルアンモニウムブロミド、テトラドデシルアンモニウムブロミド、トリドデシルメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリオクタデシルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、n−デシルトリメチルアンモニウムクロリド、n−オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルイルジメチルナフチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリオクチルホスホニウムイオジド(iodide)、テトラ−n−オクチルアンモニウムイオジド、ヘキサデシルトリエチルアンモニウムブロミド、ジメチルジパルミチルアンモニウムブロミド、ジメチルジミリスチルアンモニウムブロミド、テトラデシルトリブチルホスホニウムクロリド、テトラデシルトリヘキシルホスホニウムクロリド、ヘキサデシルトリブチルホスホニウムブロミド、ステアリルトリブチルホスホニウムブロミド、エチルトリ−n−オクチルホスホニウムブロミド、テトラ−n−オクチルホスホニウムブロミド、n−オクチルトリフェニルホスホニウムクロリドおよびドデシルトリフェニルホスホニウムブロミドが挙げられる。
好ましい開始化合物B)は一般式(II)の第4級アンモニウムまたはホスホニウムハライドであり、その場合
、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、18個以下の炭素原子および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子を有してもよく、かつ要すればハロゲン原子によって置換されてもよい置換脂肪族を示すが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。
特に好ましくは一般式(II)の第4級アンモニウムまたはホスホニウムハライドであり、その場合、R、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、18個以下の炭素原子を有してもよく、および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子置換脂肪族を示し、要すればハロゲン原子によって置換されてもよいが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも2個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。
本発明による製法は、一般的に好適な溶媒の存在下で進行する。好適な溶媒の例は、一価または多価単純アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、n−ヘキサノール、2−エチル−1−ヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール異性体、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールまたはグリセロール;エーテルアルコール、例えば1−メトキシ−2プロパノール、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールまたジプロピレングリコールが挙げられ、溶媒、例えばヘキサン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、エチルアセテート、ブチルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルまたはモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールエチルおよびブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、1−メトキシプロピル−2−アセテート、3−メトキシ−n−ブチルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチルピロリドンおよびN−メチルカプロラクタムまたはそのような溶媒の混合物も挙げられる。好ましい溶媒は1〜4個の炭素原子を含有する前述のタイプの単純モノアルコールである。
本発明による製法において、開始化合物A)の脱プロトン化は実験有機化学で知られている常套の金属塩基、好ましくはアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩基、例えば金属水酸化物、アルコラート、アミドまたはヒドリドを用いて行われる。そのような塩基の例はナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムビス−(トリメチルシリル)アミドまたは水素化ナトリウムが挙げられる。好ましい金属塩基はアルカリ金属アルコラートであり、一般的に対応するアルコールの溶液中で使用する。前述の金属塩基は本発明による工程においては一般的に使用される5員環複素環A)の量に基づいて等モル量で使用する。
本発明による製法を行うために、開始化合物A)を要すれば不活性ガス雰囲気下に、前述の例に示したタイプの溶媒中で溶解し、前述のタイプの金属塩基を用いて、例えば−20〜+80℃、好ましくは−10〜+60℃、特に好ましくは0〜+40℃の温度で脱プロトン化して対応する金属アゾレートを形成する。本発明による製法の別の形態では、そのように調製された金属アゾレート溶液の代わりに、商業的にしばしば入手可能な開始化合物A)の金属塩、好ましくはアルカリ金属塩、例えばNa塩を好適な溶媒の溶液中で使用することが可能である。金属アゾレート溶液の調製に使用する方法に関わらず、次いで開始化合物B)を、好ましくは同様に前述の例に示した溶媒の1種で溶解した形態で同様に添加し、その間前述した温度範囲を維持し、それに基づいて金属/ハライド置換が一般的に自然に開始する。その結果の沈殿した金属ハライドを例えばろ過によって分離し、本発明による生成物を最終的に真空条件下で、例えば20℃〜120℃、好ましくは30〜100℃、特に好ましくは40〜80℃の温度で、好ましくは薄層エバポレーター(thin-layer evaporator)中で溶媒を除去する。
本発明によるイオン性液体は上記方法で、残存有機溶媒含量5重量%以下、好ましくは2重量%以下、最も特に好ましくは1重量%以下で得られる。それらは融点100℃以下、好ましくは60℃以下、特に好ましくは40℃以下、および溶融状態における粘度3000mPas未満、好ましくは2000mPas未満、特に好ましくは1000mPas未満を有する。
本発明によるイオン性液体は、多くの異なる(触媒)反応のための溶媒として、非常に好適である。さらに、それらはイソシアネートのオリゴマー化、特にウレトジオン、イソシアヌレエートおよび/またはイミノオキサジアジンジオン構造を含有するポリイソシアネートのための高活性および高選択性のある触媒であり、溶媒フリーな形態で液体化合物として有利に使用され得る。
特開−号公報 Chem. Rev. 1999年、99巻、2071−2083ページ Angew. Chem. 2000年、112巻、3926−3945ページ Nachr. Chem. 2001年、49巻、12−16ページ
実施例1:メチルトリオクチルアンモニウム1,2,4−トリアゾレート
1.0molのナトリウムメタノラートに対応する30%ナトリウムメタノレートのメタノリック溶液180gを、メカニカルスターラー、インターナル温度計および還流冷却器を備え付けた3口撹拌フラスコ中に、乾燥窒素下、室温で置いた。メタノール200ml中の1,2,4−トリアゾール69g(1.0mol)の溶液を45分かけて滴下し、次いで反応混合物を12時間撹拌した。メタノール45g中のメチルトリオクチルアンモニウムクロリド(Aliquat(登録商標)336)403g(1.0mol)の溶液を次いで1時間かけて滴下した。アンモニウム塩の添加開始後すぐにナトリウムクロリドが沈殿開始した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、沈殿したナトリウムクロリドをろ過し、溶媒を次いで商業的に入手できる薄層エバポレーターで40℃の温度および圧力約1mbarで留去した。残渣を再度ろ過し、メチルトリオクチルアンモニウム1,2,4−トリアゾール407.5g(収率:93.5%)を、粘度665mPas(23℃)および屈折率
Figure 2005538944
1.4751を有するクリアーな殆ど無色の液体の形態で得られた。残留メタノール含量0.3重量%であった。
実施例2:メチルトリオクチルアンモニウム1,2,4−トリアゾレート
ナトリウム1,2,4−トリアゾール91g(1.0mol)を室温、乾燥窒素の下で溶解し、メカニカルスターラー、インターナル温度計および還流冷却器を備え付けた三口撹拌フラスコ中のメタノール250ml中で撹拌した。メタノール45g中のメチルトリオクチルアンモニウムクロリド(Aliquat(登録商標)336)403g(1.0mol)を次いで同様に室温で1時間かけて滴下した。アンモニウム塩の添加開始後すぐにナトリウムクロリドが沈殿開始した。反応混合物を、室温で一晩撹拌し、実施例1に記載した方法でワークアップした。メチルトリオクチルアンモニウム1,2,4−トリアゾール393g(収率:90.1%)を、粘度670mPas(23℃)および屈折率
Figure 2005538944
1.4751を有するクリアーな殆ど無色の液体の形態で得られた。残留メタノール含量0.3重量%であった。
実施例3:トリヘキシルテトラデシルホスホニウム1,2,4−トリアゾレート
実施例1に記載の方法に従って、ナトリウムメタノラート1.0molに対応する30%メタノリックナトリウムメタノラート溶液180gを、メタノール200ml中で溶解した1,2,4−トリアゾール69g(1.0mol)およびメタノール60g中に溶解したトリヘキシルテトラデシルホスホニウムクロリド(Cyphos(登録商標)3653、Cytec Industries)518g(1.0mol)と反応した。ろ過、50℃の温度および圧力0.3mbarでの薄層蒸留(thin-layer distillation)および更にろ過後、トリヘキシルテトラデシルホスホニウム1,2,4−トリアゾール510g(収率:92.6%)を粘度570mPas(23℃)および屈折率
Figure 2005538944
1.4821を有するクリアーな殆ど無色の液体の形態で得られた。残留メタノール含量0.1重量%であった。
実施例4:トリヘキシルテトラデシルホスホニウムイミダゾレート
実施例1に記載の方法に従って、ナトリウムメタノラート1.0molに対応する30%メタノリックナトリウムメタノラート溶液180gを、メタノール200ml中で溶解したイミダゾール68g(1.0mol)およびメタノール60g中に溶解したトリヘキシルテトラデシルホスホニウムクロリド(Cyphos(登録商標)3653、Cytec Industries)518g(1.0mol)と反応した。ろ過、50℃の温度および圧力0.3mbarで薄層蒸留(thin-layer distillation)し、および、更にろ過後、トリヘキシルテトラデシルホスホニウムイミダゾール494g(収率:89.8%)を粘度295mPas(23℃)および屈折率
Figure 2005538944
1.4760を有するクリアーなライトイエローの液体の形態で得られた。残留メタノール含量0.1重量%であった。
実施例5:イソシアネートのためのオリゴマー化触媒としての使用
1−イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート;IPDI)1000g(4.50mol)を真空条件下(2mbar)で1時間ガス抜きし、次いで乾燥窒素で通気し、40℃に加熱した。実施例1で調製したメチルトリオクチルアンモニウム1,2,4−トリアゾール0.8g(1.8mmol)を撹拌下添加し、反応混合物は反応による熱によっておよそ42℃に暖まった。反応熱が再度収まる45分間の反応の後、反応混合物中NCO含量は29.7%であり、オリゴマー化度21.4%に対応する。反応を停止させるためにジブチルホスフェート0.38g(1.8mmol)を添加し、次いで過剰なモノマー状ジイソシアネートを160℃の温度および圧力0.3mbarで薄層エバポレーターを用いて留去した。遊離NCO基含量16.9%およびモノマーIPDI含量0.3%を含有する、高粘性の殆ど無色のウレトジオンポリイソシアネートが得られた。

Claims (4)

  1. 一般式(I):
    Figure 2005538944
    [式中、Aは環窒素で脱プロトン化された、要すれば置換および/または縮合した含窒素5員複素環式芳香族化合物(five-membered nitrogen heteroaromatic compound)であり、
    Eは窒素またはリン原子を示し、
    、R、RおよびRは同一または異なる基であり、かつ各々が、置換または非置換脂肪族または脂環式基、要すれば置換芳香族基または置換芳香脂肪族基を示し、それらは24個以下の炭素原子を有してもよく、および要すれば3以下の酸素、硫黄、窒素の群からのヘテロ原子を含有してもよく、さらに要すればハロゲン原子によって置換されてもよいが、但し、R〜R基の少なくとも1つは少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族基を表す。]
    で表されるイオン性液体。
  2. 溶媒の存在下金属塩基により、
    A)プロトン化された環窒素を含有する5員環、要すれば置換および/または縮合含窒素複素芳香族化合物
    を脱プロトン化し、それによって形成したメタルアゾレート(metal azolate)と
    B)一般式(II):
    Figure 2005538944
    [式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素の群からのハロゲン原子を示し、かつ
    E、R、R、RおよびRは式(I)に記載のものと同意義である。]
    で表される第4級アンモニウムまたはホスホニウムハライドと反応し、
    次いで形成された金属ハライドと同時に使用した溶媒とを分離する請求項1記載のイオン性液体の調製方法。
  3. 化学反応中の溶媒および/または触媒としての請求項1記載のイオン性液体の使用。
  4. イソシアネートのオリゴマー化のための触媒としての請求項1記載のイオン性液体の使用。
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