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JP2005511989A - アクセスバルブ - Google Patents

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JP2005511989A
JP2005511989A JP2003549773A JP2003549773A JP2005511989A JP 2005511989 A JP2005511989 A JP 2005511989A JP 2003549773 A JP2003549773 A JP 2003549773A JP 2003549773 A JP2003549773 A JP 2003549773A JP 2005511989 A JP2005511989 A JP 2005511989A
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ハートレイ，デイヴィット，アーネスト
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William A Cook Australia Pty Ltd
Cook Inc
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William A Cook Australia Pty Ltd
Cook Inc
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Abstract

腹腔鏡装置あるいはルーメン内配置装置用のアクセスバルブ（２）は、軸方向開口を具備する円筒状ダイアフラム（８）と、前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周に沿って巻かれるフレキシブル部材（１４）と、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引いて、前記軸方向開口を少なくとも部分的に閉鎖するためにダイアフラムを収縮させる伸縮構造とを有する。ロータリアクチュエータ（１２）を用いてもよい。

Description

本発明は、医療装置に関し、特に、流体制御バルブあるいはアクセスバルブに関し、更に締め付け（収縮）型のアクセスバルブに関する。
本発明は、医療装置に関し、特に、流体制御バルブあるいはアクセスバルブに関し、更に締め付け（収縮）型のアクセスバルブに関する。
本発明の目的は、バルブの開口の大きさを変化させフレキシブルとなるよう制御可能で、その結果アクセスバルブを介して挿入される機器あるいは他の対象物に対しシールが形成されるようなアクセスバルブを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の一形態によれば、本発明は請求項１に記載のとうりである。即ち本発明はその中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置とを有することを特徴とするアクセスバルブである。
本発明によれば、円筒状のダイアフラムの外側表面にあるフレキシブル部材を引っ張ることによる締め付けにより円筒状バルブ部材の開口を閉塞するような構成が提供できる。フレキシブル部材を半径方向に及び／又は接線方向にどの程度引っ張るかによって、円筒状ダイアフラムが完全に締め付けられて流体がバルブを通して流れなくなるかあるいはバルブを貫通する機器（例えばカテーテル）の周囲まで閉塞するよう締め付けられる。
本発明の好ましい実施例によれば、円筒状ダイアフラムは、ほぼ円筒状のハウジング内に収納され支持される。開口が円筒状ハウジング内に形成され、そこを通してフレキシブル部材が延在し、ある形状のアクチュエータが円筒状ハウジングの周囲に搭載されたフレキシブル部材を引っ張るために配置される。
好ましくは円筒状ダイアフラムは、柔軟性材料から形成され、フレキシブル部材の締め付けと解放の後、バルブは再度開く。
本発明の好ましい実施例においては、フレキシブル部材は、その一端から引っ張られ、その他端で円筒状ハウジングに固定される。
別の構成として、フレキシブル部材はその両端でアクチュエータ装置に搭載され、フレキシブル部材を反対方向に同時に引っ張ることによりバルブを締め付けることができる。
本発明のアクセスバルブが医療装置に用いられる場合は、円筒状ハウジングは腹腔鏡装置のアクセスポイントに搭載される。本発明のアクセスバルブを介して腹腔鏡装置を挿入する必要が生じた場合には、本発明のアクセスバルブはその医療装置が挿入できるよう十分に開き、その後医療装置の周りまで収縮して（締め付けられて）、医療装置の動作中、体腔内から血液あるいは膨張ガスが失われるのを阻止する。
別の構成として円筒状ハウジングは、プロテーゼ分配用カテーテル上に搭載し、アクセスバルブをプロテーゼ分配用装置の周囲まで閉じるように構成することもできる。
本発明の一実施例においては、伸縮装置はフレキシブル部材を引っ張るようなアクチュエータであり、このアクチュエータが円筒状ハウジングに搭載される。
本発明の好ましい実施例においては、フレキシブル部材を引っ張るアクチュエータはロータリアクチュエータであり、フレキシブル部材のそれぞれの端部はこのロータリアクチュエータに結合され、それにより円筒状ハウジングに対しロータリアクチュエータを回転させることによりフレキシブル部材が引っ張られバルブを締め付ける（閉じる）。
ロータリアクチュエータは、ロータリアクチュエータから伸び円筒状ハウジングを通るフレキシブル部材によりその場所に維持される。別の構成としてロータリアクチュエータは、円筒状ハウジングの半径方向のフランジあるいは円筒状ダイアフラムにより保持される。更に別の構成としてロータリアクチュエータは、ボール／回転防止構造（以下詳述する）により円筒状ハウジング上に保持される。
本発明の好ましい形態においては、バルブの円筒状ダイアフラムはシリコンラバーのようなエラストマ性材料から形成される。
フレキシブル部材は、ひも、縫合糸、バンドあるいは他の適宜の材料でもよい。
ロータリアクチュエータは、アクチュエータと円筒状ハウジングとの間の回り止め内にボールあるいは他の装置を組み込むことにより、その動作の触覚な指示を有する。ボールあるいは他の装置を回り止め構造内に組み込むことは、スプリング負荷により行われる。ボールあるいは他の装置をロータリアクチュエータ内に搭載し、円筒状ハウジング内の円周方向の溝内を移動するようにしてもよい。これはロータリアクチュエータを円筒状ハウジングに保持することにより補助される。
ロータリアクチュエータは、中央停止位置から一方向あるいは両方向に３０°から９０°の角度で回転可能となり、これによりフレキシブル部材が引っ張られ、そして円筒状ダイアフラムが締め付けられる。
本発明の好ましい実施例においては、分配用カテーテルあるいは他の医療装置まで閉鎖するのを補助するために、バルブ内に追加的な開口付きダイアフラムを具備してもよい。
本発明の他の実施例においては、本発明は請求項１８に記載のとうりである。即ち本発明は、腹腔鏡装置上のアクセスポートにおいて、その中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、アクセスポートを介して前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置とを有することを特徴とするアクセスポートにある。
本発明の他の形態においては、本発明は請求項１９に記載のとうりである。即ち本発明は、カテーテルを有するルーメン内の配置装置上のアクセスバルブにおいて、前記カテーテルは、その近位部にアクセスポイントを有し、前記アクセスポイントは、前記配置装置又はプロテーゼの挿入用であり、かつ前記アクセスポイントを閉鎖するアクセスバルブの挿入用であり、その中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、バルブ構造内の前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置とを有することを特徴とするアクセスバルブにある。
図１−５にはカテーテル本体４に搭載されるアクセスバルブ２が示されている。アクセスバルブ２は円筒状ハウジング６を有し、この円筒状ハウジング６内にエラストマ製の円筒状ダイアフラム８が収納されている。円筒状ダイアフラム８が円筒状の開口３を形成する。カテーテル本体４に最も近い円筒状ダイアフラム８の端部は、外側に伸びる半径方向のフランジ１０を有し、このフランジ１０が円筒状ハウジング６の手段によりカテーテル本体４の端部にクランプされている。円筒状ハウジング６のフランジ７は、カテーテル本体４内のスロット９に収納され、アクセスバルブ２をカテーテル本体４に取り付けシールしている。ロータリアクチュエータ１２が円筒状ハウジング６の上に搭載され、円筒状ダイアフラム８の外側端部から伸びるフランジ１１によりその位置に保持される。ひも１４はロータリアクチュエータ１２にその一端でノット１６により搭載（固定）され、その後円筒状ハウジング６内の開口２０を貫通し、更にリセス領域２２内で円筒状ダイアフラム８の周囲を好ましくは２回周り、その後円筒状ハウジング６の開口２４を貫通し、そしてノット１８によりロータリアクチュエータ１２に再び固定される。ロータリアクチュエータ１２を円筒状ハウジング６に対し回転させることにより、ひも１４は一度に両方向に引っ張られ、それにより円筒状ダイアフラム８が締め付けられる。
ロータリアクチュエータ１２の内側円筒状表面１３は円周方向溝１５を有し、ロータリアクチュエータ１２が回転すると、この円周方向溝１５により、ひも１４は円筒状ハウジング６の外側周囲に延在する。別の構成として円筒状ハウジング６はその外側表面に円周方向溝を有し、これによりロータリアクチュエータ１２が回転すると、円筒状ハウジング６の外側周囲にひも１４が延在するようにしてもよい。
図３，４に特に示すように、ロータリアクチュエータ１２の開口３０内に配置されたスプリング２９により負荷が加えられたボール２８を有する回り止め構造が、円筒状ハウジング６の開口３０内に配置される。溝３２は中央部リセス３４と端部リセス３６を有する。更にリセスあるいは回り止め構造が、中央部リセス３４と端部リセス３６との間にあってもよい。ロータリアクチュエータ１２は、締め付けバルブを締め付けるためにはいずれの方向にも回転してもよく、回り止めがバルブの動作の接触感覚を与える。
特に図４に示すように、ロータリアクチュエータ１２が約４５°回転すると、フレキシブル部材であるひも１４は両方向に接線方向で引っ張られ、円筒状ダイアフラム８は半径方向内側に伸び（即ち収縮し）バルブは部分的に閉鎖する。ロータリアクチュエータ１２が回転して中央位置（回り止め用のボール２８が中央部リセス３４内に収納される場所）にくると、縫合糸は再び緩み、柔軟性のある円筒状ダイアフラム８は、図１，３に示すように元の形状を採る。円筒状ダイアフラム８の周囲にフレキシブル部材であるひも１４が巻回される数に応じて、バルブを完全に閉じるようにするためには、ロータリアクチュエータ１２の回転はいずれの方向に最大９０°あるいはそれ以上である。
図６に示す収縮（締め付け）バルブの実施例においては、上記で議論したバルブの封止動作は、円筒状ハウジング６とカテーテル本体４との間にクランプされた開口付きダイアフラム４０の手段によっても補助される。開口付きダイアフラム４０は、開口あるいは完全に通過するスリット４１、又は各側から直角に交差する半分のスリット４１，４３を有し、これによりバルブが開いて医療機器が通過する間、追加的なシールを提供する。開口付きダイアフラム４０はシリコンラバーから形成してもよく、又円筒状ダイアフラム８と一体にあるいは別個に形成してもよい。
この実施例においては、ロータリアクチュエータ１２は半径方向外側に伸びるフランジ４２により保持される。別の構成としてフランジ４２は、ロータリアクチュエータ１２の内側円筒状表面１３上の溝に係合するよう配置することもできる。ロータリアクチュエータ１２は、フランジ４２の上に押してそれを保持するようその位置にクリックしてもよい。
以上本発明によれば、バルブを通過する機器の直径の範囲まで閉鎖する、あるいは自己シーリングを行うために完全に閉鎖するようなアクセスバルブあるいは収縮バルブ構造が提供できる。
本明細書を通じて様々な示唆が本発明の範囲として示されたが、本発明はこれらに必ずしも限定されるものではなく、複数の組み合わされたものでもよい。上記の実施例は単なる例示であり、本発明の範囲を制限するよう解釈すべきではない。
本発明による収縮バルブの一実施例の断面図。 バルブが部分的に収縮した状態の図１の断面図。 図１の線３−３’に沿った断面図。 図１の線４−４’に沿った断面図。 本発明による収縮バルブを含む分配用カテーテルの斜視図。 本発明によるスリット付きのダイアフラムを含む収縮バルブの他の実施例を表す図。
符号の説明
２ アクセスバルブ
３ 開口
４ カテーテル本体
６ 円筒状ハウジング
７ フランジ
８ 円筒状ダイアフラム
９ スロット
１０ フランジ
１１ フランジ
１２ ロータリアクチュエータ
１３ 内側円筒状表面
１４ ひも
１５ 円周方向溝
１６ ノット
１８ ノット
２０ 開口
２２ リセス領域
２４ 開口
２６ 端部リセス
２８ ボール
２９ スプリング
３０ 開口
３２ 溝
３４ 中央部リセス
４０ 開口付きダイアフラム
４１ スリット
４２ フランジ
４３ スリット
３６ リセス

Claims (19)

  1. その中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、
    前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、
    前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置と
    を有することを特徴とするアクセスバルブ。
  2. 前記円筒状ダイアフラムは、このダイアフラムが収納される円筒状ハウジング内に支持される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  3. 円筒状ハウジング内に形成された開口を更に有し、前記開口を介して前記フレキシブル部材が伸びる
    ことを特徴とする請求項２記載のアクセスバルブ。
  4. 前記伸縮装置は、前記フレキシブル部材を引っ張るアクチュエータである
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  5. 前記アクチュエータは、円筒状ハウジング上に搭載される
    ことを特徴とする請求項４記載のアクセスバルブ。
  6. 前記アクチュエータは、ロータリアクチュエータであり
    前記フレキシブル部材のそれぞれの端部は、前記ロータリアクチュエータに接続され、これによりロータリアクチュエータを前記円筒状ハウジングに対し回転させることにより、前記フレキシブル部材が引っ張られて前記バルブを収縮させる
    ことを特徴とする請求項５記載のアクセスバルブ。
  7. 前記ロータリアクチュエータは、前記ロータリアクチュエータから円筒状ハウジングを介して円筒状ダイアフラムに伸びるフレキシブル部材により、円筒状ハウジング上の位置に保持される
    ことを特徴とする請求項６記載のアクセスバルブ。
  8. 前記ロータリアクチュエータは、円筒状ハウジング上の半径方向のフランジあるいは円筒状ダイアフラムにより、円筒状ハウジング上の位置に保持される
    ことを特徴とする請求項６記載のアクセスバルブ。
  9. 前記円筒状ダイアフラムは、柔軟性材料から形成される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  10. 前記円筒状ダイアフラムは、シリコンラバーから構成される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  11. 前記フレキシブル部材は、ひも、縫合糸、バンドあるいは他の適宜の材料である
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  12. ボールと回り止めの構成を更に有し、これによりロータリアクチュエータの動作の感触が与えられる
    ことを特徴とする請求項６記載のアクセスバルブ。
  13. 前記伸縮装置は、フレキシブル部材をその一端から引っ張るように構成される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  14. 前記伸縮装置は、アクチュエータ装置によりフレキシブル部材の両端からフレキシブル部材を引っ張るように構成され、これによりフレキシブル部材はバルブを収縮するために反対方向に同時に引っ張られる
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  15. 請求項１記載のアクセスバルブが腹腔鏡装置のアクセス部位に搭載される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  16. 請求項１記載のアクセスバルブがプロテーゼ分配装置上に搭載される
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  17. 封止動作を補助するためにバルブ内に更に開口付きダイアフラムシールを具備する
    ことを特徴とする請求項１記載のアクセスバルブ。
  18. 腹腔鏡装置上のアクセスポートにおいて、前記アクセスポートは、
    その中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、
    前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、
    アクセスポートを介して前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置と
    を有する
    ことを特徴とするアクセスポート。
  19. カテーテルを有するルーメン内の配置装置上のアクセスバルブにおいて
    前記カテーテルは、その近位部にアクセスポイントを有し
    前記アクセスポイントは、前記配置装置又はプロテーゼの挿入用であり、かつ前記アクセスポイントを閉鎖するアクセスバルブの挿入用であり、前記バルブ構造は、
    その中を長軸方向に伸びる開口を有する円筒状ダイアフラムと、
    前記円筒状ダイアフラムの周囲を円周方向に通り、そこから半径方向あるいは接線方向に伸びるフレキシブル部材と、
    バルブ構造内の前記長軸方向に伸びる開口を少なくとも部分的に閉塞するために、前記ダイアフラムを収縮させるために、前記フレキシブル部材を半径方向あるいは接線方向に引っ張る伸縮装置と
    を有する
    ことを特徴とするアクセスバルブ。
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