JP2005288363A - 砒素吸着剤及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の吸着剤に比べて砒素の吸着性能を格段に向上させた吸着剤を提供することを目的とするものである。すなわち、砒素で汚染された水を大量に高速度で浄化処理することが可能であり、また、低濃度の砒素を含む被処理水も効率的に浄化が可能であり、しかも吸着活性を長期間保持できるので、メンテナンスも容易であり、加えて、吸着剤や樹脂成分の溶出もない砒素吸着剤を提供すること。
【解決手段】希土類元素水酸化物およびその表面を被覆する高分子樹脂からなる砒素吸着剤であって、該希土類元素水酸化物は中心空洞部とその周囲の微細空隙部を有し、該希土類元素水酸化物表面を被覆する高分子樹脂は多孔質のスキン層であることを特徴とする砒素吸着剤。
【選択図】 なし。
【解決手段】希土類元素水酸化物およびその表面を被覆する高分子樹脂からなる砒素吸着剤であって、該希土類元素水酸化物は中心空洞部とその周囲の微細空隙部を有し、該希土類元素水酸化物表面を被覆する高分子樹脂は多孔質のスキン層であることを特徴とする砒素吸着剤。
【選択図】 なし。
Description
本発明は、水中の砒素の吸着剤として使用可能な希土類元素水酸化物と高分子樹脂からなる砒素吸着剤、その製造方法およびその用途に関する。
自然条件下や工場廃液廃水により湖沼や河川、及び地下水における水質悪化、特に有害な重金属化合物による土壌と水質汚染が認識されている。重金属化合物の中でも特に問題とされているのが砒素である。土壌汚染の原因物質のうち、砒素は、風雨や地下水の浸透などによって溶出し、二次的環境水質汚染を引き起こすことが心配される。特に、地中の砒素は、5価の砒酸イオンや3価の亜砒酸イオンとなって溶出しやすく、環境庁の報告資料「平成14年度地下水質測定結果について」(環境省環境管理局水環境部土壌環境課地下水・地盤環境室平成15年11月27日)によると、調査の対象となった5,269本の井戸のうち1.5%で砒素濃度が地下水質基準(0.01mg/l)を越えており、その超越率は他の汚染物質よりも飛び抜けて高い。砒素は、発ガン性を有し、長期飲用すれば慢性中毒を引き起こす。自然界で砒素は温泉水、鉱山流出水中に検出される場合や、地下水、湧水中に恒常的に水質基準値以上検出される場合がある。その水質基準値は、カナダ保険福祉局が0.025mg/l以下、米国環境保護機関は0.050mg/l以下を0.01mg/l以下にする予定で、WHO世界保健機関の飲料水基準や国内水道法における水質基準値では砒素濃度は、0.01mg/l以下とされており、水中の砒素濃度がこれを越える場合は、水中より砒素を除去する必要がある。
従来の水中の砒素の除去処理方法としては、凝集沈殿法(共沈法)と吸着法が主に挙げられる。凝集沈殿法(共沈法)は、アルミニウム塩や鉄塩などの無機凝集剤を添加し、pHを中性に調整して金属水酸化物の凝集フロックが形成することにより、濁質、重金属イオン等を除去する。濁質、重金属イオン等はこのフロックと共に沈殿する。この時、砒素も凝集フロックに取り込まれ沈殿する。沈殿物は重力分離等により除去される。
砒素の除去処理方法として、一般に用いられている凝集沈殿法(共沈法)は、被処理水の濁質量に応じてアルミニウム塩や鉄塩等の無機凝集剤を添加するため、濁質量が多い場合には、多量の凝集剤の投与を必要とする。さらに、砒素を取り込んだ凝集フロックが沈殿池や沈殿槽内で沈降沈殿するまでに除去時間に長時間を要する欠点があり、また凝集能に応じると沈殿池や沈殿槽の設置面積が大きい設備を操作する複雑さの欠点がある。その沈降を促進させる目的で別に用意した高分子凝集剤等を添加する場合もあるが、無機凝集剤、高分子凝集剤の調整添加により、被処理水の濁質量以上に砒素を含む嵩張ったスラッジ量が発生し、その処理にさらに煩雑な作業が必要となる欠点がある。また、凝集沈殿法(共沈法)では3価の亜砒酸を直接取り込むことが出来ないため、前処理として次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤を加えて、5価の砒酸に形態を変えなければ取り込むことができない欠点がある。
特許文献1(特開平8−206663号公報)には、凝集剤添加による共沈法で生じる金属水酸化物と砒素から成る凝集フロックを限外濾過膜、もしくは精密濾過膜で分離する処理方法が記載されている。この方法は、処理施設の設置面積がコンパクト化出来る反面、凝集剤投入量は従来の凝集沈殿法と変わらず、濁質と、金属水酸化物と砒素から成る凝集フロックを多量に含むスラッジを限外濾過膜、もしくは精密濾過膜で濾過するため、頻繁な濾過膜の洗浄を要するという欠点がある。また、砒素を含む多量のスラッジの処理にさらに煩雑な作業が必要となる欠点もある。さらに、この特開公報記載の発明の砒素の除去処理方法は、多量に凝集剤を使用するため凝集フロックpHが酸性側に移行し、凝集フロックが一部加水分解を生じてせっかくの除去砒素を放出し、限外濾過膜、或いは精密濾過膜を容易に通過し濾過水の砒素濃度を低減できなくなるという欠点もある。
吸着法は、砒素を含む被処理水と吸着材を接触させ、砒素を吸着させることにより除去する方法が一般に用いられている。吸着材には、天然土壌や、活性炭、活性アルミナ、二酸化マンガン、チタン酸、ジルコニウム水和物、ランタン、イットリウム、セリウム等の遷移金属化合物類が直径1.0から2.0mmの粒状物で用いられていることが挙げられる。
吸着法では、活性アルミナ、活性炭、またはチタン酸、ジルコニウム水和物、ランタン、イットリウム、セリウム等の遷移金属化合物類を用いると、砒素吸着能力により、一般に吸着材の除去能力が低下した場合、定期的に吸着材の交換・再生を行う頻度が高くなるという欠点がある。
従来用いられている吸着剤のうち、特に、活性アルミナは、排水中の残留砒素が通水倍量にほぼ比例して増加する性質を有する吸着材であって砒素のリークが吸着処理開始後比較的早く始まり吸着材の交換または再生メンテナンス頻度が煩雑である欠点があった。
また、吸着材の砒素吸着速度を考慮すると出来るだけ被処理水との接触時間を多くする必要があり、特殊なカラムや吸着槽が必要となるので砒素の処理効率を高く出来ないという欠点がある。
また、吸着材の砒素吸着速度を考慮すると出来るだけ被処理水との接触時間を多くする必要があり、特殊なカラムや吸着槽が必要となるので砒素の処理効率を高く出来ないという欠点がある。
特許文献2(特開2000−70923号公報)記載の発明はかかる状況に鑑み被処理水中の砒素を迅速に効率よく除去する為に弱酸性の処理液を中和するために吸着塔の下流に設けられた中和手段と、吸着材及び吸着材の砕片を捕捉するために、中和手段の下流に設けられた、フィルタとを備えていることを特徴とする砒素除去装置を提案しているが用いる吸着剤の吸着能力が弱いので充分目的を達したとは言い難い欠点があった。
吸着量が高いとされているランタン等の希土類系吸着剤は、その砒素化合物吸着量が水中の砒素濃度の影響を受け、砒素濃度1.0mg/l以下の濃度領域になると急激に平衡吸着量が低下するという欠点があった。また、活性アルミナや活性炭では、ランタン等の希土類系吸着剤に比べて平衡吸着量が低い欠点があった。
特許文献3(特開2000−24647号公報)記載の発明は、吸着剤としてアルミナ担体に希土類金属の酸化物または水酸化物を5〜60重量%担持したものを用いることを特徴とする砒素の吸着除去方法を提案しているが、該吸着剤の吸着能力が弱く、充分目的を達したとは言い難い欠点があった。
特許文献4(特公平4−45213号公報)記載の発明は、吸着剤として有機高分子担体に希土類金属の水和酸化物を5〜50重量%担持したものを用いることを特徴とする砒素吸着剤を提案しているが、有機高分子担体に親水性樹脂を用いており、初期通水時に親水性樹脂が溶出する欠点があった。また、実施例にて通水時の空塔速度を10l/hr程度と想定しているが、これ以上に空塔速度を上げると、吸着剤に水が十分浸透せず、結果として吸着量が低下するという欠点があった。
また、特許文献4記載の吸着剤に限らず、親水性樹脂を使用するタイプの吸着剤では、初期溶出分である樹脂中の低分子成分を除去するための吸着剤の水洗工程を余分に設ける必要があり、更に、飲料用にするためには実使用中も砒素吸着剤による処理に加えて活性炭による最終処理が必要となる欠点があった。
また、特許文献4記載の吸着剤に限らず、親水性樹脂を使用するタイプの吸着剤では、初期溶出分である樹脂中の低分子成分を除去するための吸着剤の水洗工程を余分に設ける必要があり、更に、飲料用にするためには実使用中も砒素吸着剤による処理に加えて活性炭による最終処理が必要となる欠点があった。
本発明は、こうした実情の下に、従来の吸着剤に比べて砒素の吸着性能を格段に向上させた吸着剤を提供することを目的とするものである。すなわち、砒素で汚染された水を大量に高速度で浄化処理することが可能であり、また、低濃度の砒素を含む被処理水も効率的に浄化が可能であり、しかも吸着活性を長期間保持できるので、メンテナンスも容易であり、加えて、吸着剤や樹脂成分の溶出もない砒素吸着剤を提供することを目的とするものである。
本発明者等は鋭意研究した結果、砒素吸着剤成分として希土類元素水酸化物を使用し、これを高分子樹脂の薄い層、すなわちスキン層により被覆し、かつこのスキン層内部に空隙の多い希土類元素水酸化物を多量に包含すること構造が吸着能の顕著なもたらすことを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は下記(1)〜(10)に係わる。
(1) 希土類元素水酸化物およびその表面を被覆する高分子樹脂からなる砒素吸着剤であって、該希土類元素水酸化物は中心空洞部とその周囲の微細空隙部を有し、該希土類元素水酸化物表面を被覆する高分子樹脂は耐水性を有する多孔質のスキン層であることを特徴とする砒素吸着剤、
(2) 該高分子樹脂が、フッ素系樹脂およびアセタール化ポリビニルアルコール系樹脂から選ばれる樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の砒素吸着剤、
(3) 該希土類元素水酸化物が、平均2次粒子径1〜6μmであることを特徴とする前記(1)または(2)記載の砒素吸着剤、
(4) 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり硝酸塩類1〜10重量部含有することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項記載の砒素吸着剤。
(5) 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり水分1〜30重量部含有することを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項記載の砒素吸着剤、
(6) 該高分子樹脂と高分子樹脂100重量部当たり600重量部以上の該希土類元素水酸化物とを含有してなる前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の砒素吸着剤、
(1) 希土類元素水酸化物およびその表面を被覆する高分子樹脂からなる砒素吸着剤であって、該希土類元素水酸化物は中心空洞部とその周囲の微細空隙部を有し、該希土類元素水酸化物表面を被覆する高分子樹脂は耐水性を有する多孔質のスキン層であることを特徴とする砒素吸着剤、
(2) 該高分子樹脂が、フッ素系樹脂およびアセタール化ポリビニルアルコール系樹脂から選ばれる樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の砒素吸着剤、
(3) 該希土類元素水酸化物が、平均2次粒子径1〜6μmであることを特徴とする前記(1)または(2)記載の砒素吸着剤、
(4) 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり硝酸塩類1〜10重量部含有することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項記載の砒素吸着剤。
(5) 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり水分1〜30重量部含有することを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項記載の砒素吸着剤、
(6) 該高分子樹脂と高分子樹脂100重量部当たり600重量部以上の該希土類元素水酸化物とを含有してなる前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の砒素吸着剤、
(7) 希土類元素水酸化物と水との混合物を100℃以下の低温で乾燥することにより、水5〜30重量部を含有する希土類元素水酸化物を得て、次いで該水酸化物を耐水性高分子樹脂とともに該樹脂を溶解する有機溶媒に溶解した液に分散させ、該分散物から造粒することを特徴とする砒素吸着剤の製造方法、
(8) 希土類元素水酸化物が平均2次粒子径0.2〜25μmであり、砒素吸着剤の平均粒径が0.2〜2.0mmである前記(7)記載の砒素吸着剤の製造方法、
(9) 砒素を含む被処理水を前記(1)〜(6)記載の砒素吸着剤に接触させて砒素を吸着、除去する方法、
(10) 空塔速度100〜200l/hrの高空塔速度域にて接触させる前記(9)記載の砒素吸着除去方法、
に関する。
(8) 希土類元素水酸化物が平均2次粒子径0.2〜25μmであり、砒素吸着剤の平均粒径が0.2〜2.0mmである前記(7)記載の砒素吸着剤の製造方法、
(9) 砒素を含む被処理水を前記(1)〜(6)記載の砒素吸着剤に接触させて砒素を吸着、除去する方法、
(10) 空塔速度100〜200l/hrの高空塔速度域にて接触させる前記(9)記載の砒素吸着除去方法、
に関する。
本発明の砒素吸着剤は、多孔質高分子樹脂をスキン層とし、その内部に空隙の多い希土類金属水酸化物を多量に包含することができるため砒素吸着能は従来の吸着剤に比べて格段に優れている。また、砒素濃度が低い汚染水も効率的に浄化処理が可能である。しかも吸着活性を長期間にわたって保持することができるので、メンテナンスも容易である。さらには、処理水中への吸着剤成分の溶出、高分子樹脂の初期溶出もないので、この対策としての吸着剤の水洗工程および砒素吸着処理後の活性炭による最終処理を要しない。
本発明について、以下具体的に説明する。
本発明の砒素吸着剤は、高分子樹脂と希土類元素水酸化物との混合物である。
この混合物の形状は粒状でも水が通過出来る形の成型体でも良い。これら混合物を通水に支障なく充填して用いることができる構造形状であればよい。網状成型体でも目的課題に合えば良い。また、ほぼ均一な丸い粒状体であれば、平均粒径0.2mm〜5.0mmが好ましく用いられる。粒径0.2mm以下では充填密度が高くなって通水抵抗が高くなり作業性が劣り易いし、5.0mm以上では、砒素含有水と粒状体の単位時間当たりの接触面積が少なくなり易く結果として砒素吸着能が低くなり易い。
本発明の砒素吸着剤は、高分子樹脂と希土類元素水酸化物との混合物である。
この混合物の形状は粒状でも水が通過出来る形の成型体でも良い。これら混合物を通水に支障なく充填して用いることができる構造形状であればよい。網状成型体でも目的課題に合えば良い。また、ほぼ均一な丸い粒状体であれば、平均粒径0.2mm〜5.0mmが好ましく用いられる。粒径0.2mm以下では充填密度が高くなって通水抵抗が高くなり作業性が劣り易いし、5.0mm以上では、砒素含有水と粒状体の単位時間当たりの接触面積が少なくなり易く結果として砒素吸着能が低くなり易い。
粒状成型体は、乾燥機中で水分率を調整した希土類元素水酸化物の粉末と高分子樹脂とを溶媒に分散させて得た混合液を、造粒機に投入して得た。得られた粒状成型体は、溶媒の溶出が認められなくなるまで水洗を施した。
高分子樹脂としては、アニオン交換樹脂やキレート系樹脂よりも耐熱性があって水に溶出しない耐水性を持つ有機高分子重合体樹脂またはこれら樹脂の誘導体が好ましく、その数平均分子量は500以上好ましくは2000以上あれば良い。水溶性親水性樹脂は溶出する点で好ましくなく、高温度では溶出が更に大きくなり耐熱性も無い。
本発明に使用する高分子樹脂としては、合成または天然の耐水性に優れた、有機高分子や天然高分子及びその誘導体を挙げることができる。
ここで、耐水性とは、吸着剤への通水初期においても処理水中に高分子樹脂が溶出しないこと、少なくとも飲料用として差し支えが生じるような溶出がないことを意味する。
したがって、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニルなどの耐水性に優れた一般的な樹脂を使用することができる。
特に好ましい高分子樹脂としては、フッ素樹脂、アセタール化ポリビニルアルコール系樹脂を挙げることができる。
具体例を挙げれば、例えばポリフッ化ビニリデン樹脂、フッ化ビニリデン−6−フッ化プロピレン共重合樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等を挙げることができる。これらの高分子樹脂は、希土類元素水酸化物を高濃度に含有させ易く、耐水性、耐薬品性に優れており、特に好ましい樹脂といえる。
ここで、耐水性とは、吸着剤への通水初期においても処理水中に高分子樹脂が溶出しないこと、少なくとも飲料用として差し支えが生じるような溶出がないことを意味する。
したがって、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニルなどの耐水性に優れた一般的な樹脂を使用することができる。
特に好ましい高分子樹脂としては、フッ素樹脂、アセタール化ポリビニルアルコール系樹脂を挙げることができる。
具体例を挙げれば、例えばポリフッ化ビニリデン樹脂、フッ化ビニリデン−6−フッ化プロピレン共重合樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等を挙げることができる。これらの高分子樹脂は、希土類元素水酸化物を高濃度に含有させ易く、耐水性、耐薬品性に優れており、特に好ましい樹脂といえる。
本発明の希土類元素水酸化物とは、1991年元素の周期表による3(3A)族の希土類元素であって、スカンジウムSc、イットリウムY、ランタノイド元素、ランタンLa、セリウムCe、プラセオジムPr、ネオジムNd、プロメチウムPm、サマリウムSm、ユウロピウムEu、カドリニウムGd、テルビウムTb、ジスプロシウムDy、ホルミウムHo、エルビウムEr、ツリウムTm、イッテルビウムYb、ルテチウムLuの水酸化物である。なかでも本発明の目的課題の合致して好ましい元素はCeであり4価のCeが好ましい。これら希土類元素水酸化物の混合体も有用である。
この本発明の希土類元素水酸化物には水を含有すると尚好ましく、その含水量は、Ce水酸化物100重量部に対して水1〜30重量部好ましくは5〜18重量部であることが驚くべきことに本願目的課題に合ってより好ましい。この含水量がある為に従来不可能と思われていた高分子樹脂と高分子樹脂100重量部当たり600重量部以上という従来水準(樹脂100重量部当たり400重量部)からは考えられないような高含量で希土類元素水酸化物を含有してなる砒素吸着剤を作ることが出来て、砒素吸着能も2〜4倍の驚くべき吸着能を得る事ができた。本発明の吸着剤は、飽和吸着量(平衡吸着量)が図4に示すごとく従来技術で達し得なかった吸着量を示す。
その理由は定かでないが、含水することにより希土類元素水酸化物の流動性がよくなり樹脂との適当な混合が行われ、図7や図8の様に希土類元素水酸化物粒子の表面で高分子樹脂がスキン層を形成することにより、希土類元素水酸化物が流出せずに粒子内部に保持されることと、水が2次凝集している希土類元素水酸化物を適度の粒径にする作用と、その2次粒子の空隙を作って適度の砒素含有水との接触を可能にすること、及び水酸化物が酸化物に戻ることを防止し結果として砒素吸着能が高まっているものと推定される。
本発明の砒素吸着剤における前記高分子樹脂のスキン層は、その厚みが0.01〜2μm、好ましくは0.1〜0.5μmであることが望ましい。厚さ0.01μm未満では希土類元素が溶出するおそれがあり、また、厚さ2μmを超えると、通水時に吸着剤内部まで水が浸透し難くなるおそれある。
本発明の砒素吸着剤における前記高分子樹脂のスキン層は、その厚みが0.01〜2μm、好ましくは0.1〜0.5μmであることが望ましい。厚さ0.01μm未満では希土類元素が溶出するおそれがあり、また、厚さ2μmを超えると、通水時に吸着剤内部まで水が浸透し難くなるおそれある。
この含水率を測定する方法は樹脂混合粒子を樹脂溶解剤で樹脂を除き次いで該溶剤を揮発や分別除去して、残った含水希土類元素水酸化物を800℃の高温に1時間放置してその蒸発分を含水希土類元素水酸化物で除した値を含水率で表現する。
この希土類元素水酸化物の2次粒子は、平均粒径0.01〜0.1μmの1次粒子の凝集体であり、該2次粒子の平均粒径は0.2〜25μmが良く、1〜6μmが好ましい。0.2μm以下では樹脂混合で包まれて砒素含有水との接触が不足することがあり、25μm以上では樹脂との混合が良くないことがある。
この希土類元素水酸化物の2次粒子は、平均粒径0.01〜0.1μmの1次粒子の凝集体であり、該2次粒子の平均粒径は0.2〜25μmが良く、1〜6μmが好ましい。0.2μm以下では樹脂混合で包まれて砒素含有水との接触が不足することがあり、25μm以上では樹脂との混合が良くないことがある。
また、希土類元素水酸化物は、希土類元素硝酸化物を水酸基と中和反応させることで得られるが、反応時のpHが酸性側にあると、未反応の希土類元素硝酸化物が希土類元素水酸化物中に少量残留する。具体的な理由は明らかでないが、表2の様に希土類元素水酸化物100重量部当たり希土類元素硝酸化物1〜10重量部が残留していると、より高い砒素吸着性能を有するという知見が開発過程で見出され、本発明目的課題を解決する上で好ましいことが判明した。
本発明の粒状砒素吸着剤を所定の容器内に充填し、所定の濃度の砒素(As(V)及びAs(III))含有水を該吸着剤容量に対して1〜20000倍容量
を通水(通水倍率と言う)すると通過した該含有水の砒素濃度は0.01mg/l以下に維持される。また、通水時の空塔速度を、従来水準の10l/hrを遥かに超えた100〜200l/hrとしても、十分な吸着性能を有する。尚この場合通水に用いられる砒素含有水のpHは4〜10が該吸着剤の吸着能を活性化維持させ好ましい。
また、本発明の吸着剤は、長期間の使用により吸着能が低下したとき、公知の方法により(例えば、特開2000−140626記載の方法などにより)再生処理してその吸着能を回復させることができる。
を通水(通水倍率と言う)すると通過した該含有水の砒素濃度は0.01mg/l以下に維持される。また、通水時の空塔速度を、従来水準の10l/hrを遥かに超えた100〜200l/hrとしても、十分な吸着性能を有する。尚この場合通水に用いられる砒素含有水のpHは4〜10が該吸着剤の吸着能を活性化維持させ好ましい。
また、本発明の吸着剤は、長期間の使用により吸着能が低下したとき、公知の方法により(例えば、特開2000−140626記載の方法などにより)再生処理してその吸着能を回復させることができる。
[実施例]
以下に本発明の実施例、比較例を示す。
文中のSVとは、空塔速度(スペースベロシテイー)であり、吸着剤当たりの通水量であり、吸着剤1l当たりの水の通水速度のことである。例えば時間当たり吸着剤の20倍の速度であれば、20l/hrで通水したことを言う。
また、通水倍率とは、吸着剤容量当たり何倍の水を流したかを意味するもので、例えば、1lの吸着剤で通水倍率200というと、水を200l流したことを言う。
飽和吸着量とは、特定濃度の砒素水溶液で吸着剤にその砒素を吸着させた場合の最大どれだけ吸着出来るかを示す値で、砒素濃度により変わる。
以下に本発明の実施例、比較例を示す。
文中のSVとは、空塔速度(スペースベロシテイー)であり、吸着剤当たりの通水量であり、吸着剤1l当たりの水の通水速度のことである。例えば時間当たり吸着剤の20倍の速度であれば、20l/hrで通水したことを言う。
また、通水倍率とは、吸着剤容量当たり何倍の水を流したかを意味するもので、例えば、1lの吸着剤で通水倍率200というと、水を200l流したことを言う。
飽和吸着量とは、特定濃度の砒素水溶液で吸着剤にその砒素を吸着させた場合の最大どれだけ吸着出来るかを示す値で、砒素濃度により変わる。
(実施例1,比較例1,比較例2)
水道水に砒酸水素2ナトリウム7水和物(Na2HAsO4・7H2O)を溶解して(初期)As(V)濃度1mg/lにした液を作製しpH7.0を確認し
た。以下これを水道水砒酸含有液という。別に、硝酸セリウム水溶液と水酸化ナトリウム水溶液を中和反応させ、精製、脱水して水分率30〜40重量%の含水酸化セリウム粉末を得た。次いで、この粉末を70℃低温乾燥機で乾燥し、水分率16重量%の含水酸化セリウム粉末を得た。この粉末833重量部とポリビニルブチラール樹脂100重量部とを溶媒N―メチル−2−ピロリドン700重量部に分散させて分散液を得た。次いでこの分散液を造粒機に投入し、樹脂100重量部に対して水酸化セリウム700重量部の割合になる丸みのある平均粒径0.70mmの粒子を得た。この粒子の断面を顕微鏡で見たところ、図7及び図8の如くであった。以下この粒子を吸着剤Aという。
水道水に砒酸水素2ナトリウム7水和物(Na2HAsO4・7H2O)を溶解して(初期)As(V)濃度1mg/lにした液を作製しpH7.0を確認し
た。以下これを水道水砒酸含有液という。別に、硝酸セリウム水溶液と水酸化ナトリウム水溶液を中和反応させ、精製、脱水して水分率30〜40重量%の含水酸化セリウム粉末を得た。次いで、この粉末を70℃低温乾燥機で乾燥し、水分率16重量%の含水酸化セリウム粉末を得た。この粉末833重量部とポリビニルブチラール樹脂100重量部とを溶媒N―メチル−2−ピロリドン700重量部に分散させて分散液を得た。次いでこの分散液を造粒機に投入し、樹脂100重量部に対して水酸化セリウム700重量部の割合になる丸みのある平均粒径0.70mmの粒子を得た。この粒子の断面を顕微鏡で見たところ、図7及び図8の如くであった。以下この粒子を吸着剤Aという。
この吸着剤Aとは別に、比較例として特許文献3記載の砒素吸着剤(千代田化工建設社製、商品名:ヒソキュー)を用意した。
この粒子吸着剤Aを15ml及びヒソキューを15ml各々カラム塔に充填し、該カラムに先の水道水砒酸含有液を空塔速度(スペースベロシテイー;SV)が10l/hrの条件で、通水日数を変化させて実験し、通水させた該液中のAs(V)濃度(mg/l)(処理液砒素濃度)を測定した。その結果は図1に示す。
この粒子吸着剤Aを15ml及びヒソキューを15ml各々カラム塔に充填し、該カラムに先の水道水砒酸含有液を空塔速度(スペースベロシテイー;SV)が10l/hrの条件で、通水日数を変化させて実験し、通水させた該液中のAs(V)濃度(mg/l)(処理液砒素濃度)を測定した。その結果は図1に示す。
吸着剤Aの他に、比較例としてエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂を担体として水酸化セリウムを担持した本出願人製従来品(吸着剤B)の全有機炭素TOCを測定した。TOCの測定分析装置は島津製作所製TOC−VCSH型装置を使用し、サンプル採取法は通水倍率200倍時点の純水砒素含有液で採取した。測定結果を表1に示す。
表1の吸着剤BのTOC濃度は通水初期の値であり、通水後しばらくすると溶解物の溶出は無くなる。そこで、あらかじめ吸着剤を水洗しておき、また処理水を更に活性炭により最終処理をすれば、実使用上の問題は無いが、溶出すること自体が改善すべき点であると考えた。本発明吸着剤について、表1からは明らかに水中への溶解物の溶出し易さを防止でき飲料用に問題がないことが分かり、図1からは吸着性の短時間経時低下が解決されており、高い吸着性能を保持していることが分かる。
(実施例2)
水道水に3酸化2砒素無水物(As2O3)を溶解して(初期)As(III)濃度1mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。この液をカラム塔に充填した実施例1の吸着剤A15mlに、SV=10l/hrの条件で、通水日数を変化させて実験し、通水させた該液中のAs(III)濃度を測定した。また、通水終了後の吸着剤Aを水酸化ナトリウムで再生処理した後、先述の通水条件でAs(III)濃度を測定した。再生−通水のサイクルは2回行った。結果は図2に示される通り、凝集沈殿法(共沈法)では取り込むことが出来ない3価の亜砒酸が吸着されており、また、再生処理後の吸着性能が低下しないことも分かった。
水道水に3酸化2砒素無水物(As2O3)を溶解して(初期)As(III)濃度1mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。この液をカラム塔に充填した実施例1の吸着剤A15mlに、SV=10l/hrの条件で、通水日数を変化させて実験し、通水させた該液中のAs(III)濃度を測定した。また、通水終了後の吸着剤Aを水酸化ナトリウムで再生処理した後、先述の通水条件でAs(III)濃度を測定した。再生−通水のサイクルは2回行った。結果は図2に示される通り、凝集沈殿法(共沈法)では取り込むことが出来ない3価の亜砒酸が吸着されており、また、再生処理後の吸着性能が低下しないことも分かった。
(実施例3)
実施例1と同様の条件で通水試験を行い、通水させた該液中のAs(V)濃度
及びセリウム(Ce)濃度を測定した。その結果を図3に示す。
図3から、砒素吸着が破過に至っても、セリウムの溶出量が極めて低いことが分かった。
実施例1と同様の条件で通水試験を行い、通水させた該液中のAs(V)濃度
及びセリウム(Ce)濃度を測定した。その結果を図3に示す。
図3から、砒素吸着が破過に至っても、セリウムの溶出量が極めて低いことが分かった。
(実施例4)
純水に砒酸水素2ナトリウム7水和物(Na2HAsO4・7H2O)を溶解して(初期)As(V)濃度100mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。また、純水に3酸化2砒素無水物(As2O3)を溶解して(初期)As(III)濃度100mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。実施例1の吸着剤A2mlを、前述の各砒素含有液1lに加えて48hr撹拌した。その結果を図4に示す。本発明の吸着剤が、低濃度から高濃度まで有効に砒素を吸着していることが分かった。
純水に砒酸水素2ナトリウム7水和物(Na2HAsO4・7H2O)を溶解して(初期)As(V)濃度100mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。また、純水に3酸化2砒素無水物(As2O3)を溶解して(初期)As(III)濃度100mg/lにした液を作製しpH7.0を確認した。実施例1の吸着剤A2mlを、前述の各砒素含有液1lに加えて48hr撹拌した。その結果を図4に示す。本発明の吸着剤が、低濃度から高濃度まで有効に砒素を吸着していることが分かった。
(実施例5)
実施例1の吸着剤A2mlを、(初期)濃度2mmol/lでpHを5〜12の範囲で各々調整した純水As(V)含有液及びAs(III)含有液各1lに加えて48hr撹拌した。その結果を図5に示す。本発明の吸着剤の吸着性、特にAs(III)に対する吸着性がpHの影響を受けにくいことが分かった。
実施例1の吸着剤A2mlを、(初期)濃度2mmol/lでpHを5〜12の範囲で各々調整した純水As(V)含有液及びAs(III)含有液各1lに加えて48hr撹拌した。その結果を図5に示す。本発明の吸着剤の吸着性、特にAs(III)に対する吸着性がpHの影響を受けにくいことが分かった。
(実施例6)
実施例1の水道水砒酸含有液((初期)As(V)濃度1mg/l)を希釈して、(初期)As(V)濃度0.5mg/l及び0.1mg/lの液を作製し、それぞれpH7.0を確認した。SV以外の条件を実施例1と同様とし、SVを変化させて通水試験を行い、通水させた該液中のAs(V)濃度から砒素除去率を算出した。その結果を図6に示す。
図6から、SV=100l/hr以上の高SV領域でも、約70%以上の砒素が除去できており、特に(初期)As(V)濃度0.5mg/l以下の希薄溶液については、約80%以上という高い比率で砒素が除去できていることが分かった。
実施例1の水道水砒酸含有液((初期)As(V)濃度1mg/l)を希釈して、(初期)As(V)濃度0.5mg/l及び0.1mg/lの液を作製し、それぞれpH7.0を確認した。SV以外の条件を実施例1と同様とし、SVを変化させて通水試験を行い、通水させた該液中のAs(V)濃度から砒素除去率を算出した。その結果を図6に示す。
図6から、SV=100l/hr以上の高SV領域でも、約70%以上の砒素が除去できており、特に(初期)As(V)濃度0.5mg/l以下の希薄溶液については、約80%以上という高い比率で砒素が除去できていることが分かった。
(実施例7)
硝酸セリウム水溶液に添加する水酸化ナトリウム水溶液の濃度を変化させることで、中和反応時のpHの調整を行い、残留硝酸セリウム濃度が各々異なる含水酸化セリウム粉末を得た。
この含水酸化セリウム粉末を実施例4の純水砒酸含有液((初期)As(V)濃度100mg/l)1l中に、1.5g分散させ、pH6.5〜7.0に調整して20時間撹拌した。攪拌終了後、濾過した濾液をICP(誘導結合プラズマ)にて測定し、測定値より砒素吸着性能を算出した。その結果を表2に示す。
硝酸セリウム水溶液に添加する水酸化ナトリウム水溶液の濃度を変化させることで、中和反応時のpHの調整を行い、残留硝酸セリウム濃度が各々異なる含水酸化セリウム粉末を得た。
この含水酸化セリウム粉末を実施例4の純水砒酸含有液((初期)As(V)濃度100mg/l)1l中に、1.5g分散させ、pH6.5〜7.0に調整して20時間撹拌した。攪拌終了後、濾過した濾液をICP(誘導結合プラズマ)にて測定し、測定値より砒素吸着性能を算出した。その結果を表2に示す。
表2から、含水酸化セリウム中の残留硝酸セリウム濃度の高い方が、より高い砒素吸着性能を持つことが分かった。
実施例1〜7の結果より、本発明の吸着剤は、従来の吸着剤に比べて砒素の吸着性能が格段に向上していることが明らかである。すなわち、砒素で汚染された水を大量に高速度で浄化処理することが可能であり、また、低濃度の砒素を含む被処理水も効率的に浄化が可能であり、しかも吸着活性を長期間保持できるので、メンテナンスも容易であり、加えて、吸着剤や樹脂成分の溶出することもない。
実施例1〜7の結果より、本発明の吸着剤は、従来の吸着剤に比べて砒素の吸着性能が格段に向上していることが明らかである。すなわち、砒素で汚染された水を大量に高速度で浄化処理することが可能であり、また、低濃度の砒素を含む被処理水も効率的に浄化が可能であり、しかも吸着活性を長期間保持できるので、メンテナンスも容易であり、加えて、吸着剤や樹脂成分の溶出することもない。
Claims (10)
- 希土類元素水酸化物およびその表面を被覆する高分子樹脂からなる砒素吸着剤であって、該希土類元素水酸化物は中心空洞部とその周囲の微細空隙部を有し、該希土類元素水酸化物表面を被覆する高分子樹脂は耐水性を有する多孔質のスキン層であることを特徴とする砒素吸着剤。
- 該高分子樹脂が、フッ素樹脂、およびアセタール化ポリビニルアルコール系樹脂から選ばれる樹脂であることを特徴とする請求項1記載の砒素吸着剤。
- 該希土類元素水酸化物が、平均2次粒子径1〜6μmであることを特徴とする請求項1または2記載の砒素吸着剤。
- 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり硝酸塩類1〜10重量部含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の砒素吸着剤。
- 該希土類元素水酸化物が、該水酸化物100重量部当たり水分1〜30重量部含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の砒素吸着剤。
- 該高分子樹脂と高分子樹脂100重量部当たり600重量部以上の該希土類元素水酸化物とを含有してなる請求項1〜5のいずれか1項記載の砒素吸着剤。
- 希土類元素水酸化物と水との混合物を100℃以下の低温で乾燥することにより、水5〜30重量部を含有する希土類元素水酸化物を得て、次いで該水酸化物を耐水性高分子樹脂とともに該樹脂を溶解する有機溶媒に溶解した液に分散させ、該分散物から造粒することを特徴とする砒素吸着剤の製造方法。
- 希土類元素水酸化物が平均2次粒子径0.2〜25μmであり、砒素吸着剤の平均粒径が0.2〜2.0mmである請求項7記載の砒素吸着剤の製造方法。
- 砒素を含む被処理水を請求項1〜6記載の砒素吸着剤に接触させて砒素を吸着、除去する方法。
- 空塔速度100〜200l/hrの高空塔速度域にて接触させる請求項9記載の砒素吸着除去方法。
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