JP2005095564A - 手術器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で正確に血管を吻合することができる手術器具を提供すること。
【解決手段】本発明の手術器具1は、器具本体6と、器具本体6の先端付近に設けられ、吻合する二つの血管にそれぞれ形成された切開部から各血管内にそれぞれ挿入されるリング2、3を着脱可能に支持するリング支持部71、72と、リング2、3の間に掛け渡されてそれらを連結する糸4、5を牽引する糸牽引手段としてのフック付シャフト78、79と、器具本体6の先端付近に設けられ、クリップ9を着脱可能に支持するクリップ支持部73とを備える。リング支持部71、72に支持されたリング2、3を各血管内に挿入し、糸4、5を血管の外部から牽引することによりリング2、3を互いに引き寄せて、両血管の切開部の縁部をリング2、3の間で挟持した後、クリップ9を装着してリング2、3が接近した状態を保持することにより、両血管を吻合する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の手術器具1は、器具本体6と、器具本体6の先端付近に設けられ、吻合する二つの血管にそれぞれ形成された切開部から各血管内にそれぞれ挿入されるリング2、3を着脱可能に支持するリング支持部71、72と、リング2、3の間に掛け渡されてそれらを連結する糸4、5を牽引する糸牽引手段としてのフック付シャフト78、79と、器具本体6の先端付近に設けられ、クリップ9を着脱可能に支持するクリップ支持部73とを備える。リング支持部71、72に支持されたリング2、3を各血管内に挿入し、糸4、5を血管の外部から牽引することによりリング2、3を互いに引き寄せて、両血管の切開部の縁部をリング2、3の間で挟持した後、クリップ9を装着してリング2、3が接近した状態を保持することにより、両血管を吻合する。
【選択図】図2
Description
本発明は、血管の吻合形成術に用いられる手術器具に関する。
冠動脈バイパス手術などの血管吻合手技において、例えば内胸動脈と左冠状動脈とをバイパスする場合には、切開を入れた左冠状動脈と内胸動脈端部とを糸により吻合している。吻合のために冠状動脈部に針を通す手技は、医師の手腕に依存しているが、冠動脈の血管径が細く、視野が狭い状況下、特に心拍動下では非常に困難な手技である。
そこで、縫合を行わずに容易に吻合を形成することを目的として、二つのリングを用いた血管吻合具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の第14図に記載の血管吻合具は、血管の側部同士を吻合するものであり、各血管の切開部の内側に挿入されたリング同士が磁力によって互いに吸引され、この吸引力によって両血管を接合するように構成されている。このようにして形成された吻合部では、血液は、リングの内側および血管の側面に形成された切開部を通過して両血管の間を流れるように意図されている。
しかしながら、上記従来の血管吻合具には次のような問題がある。第一の問題としては、二つのリングを磁力によって接合する場合、ぴったりと重なるように位置合わせするのが困難で、両リングがずれた状態で吸着されてしまい易い。その結果、両血管の接合が外れてしまうおそれがある。また、第二の問題として、両血管を接合したとしても、血管の側面に形成された切開部を広げた状態で保持するものがないので、切開部(切れ込み)が血管壁の弾性によって閉じた状態になり易く、両血管の間の血流を十分に確保できないという問題がある。
本発明の目的は、簡単な操作で正確に血管を吻合することができる手術器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(25)の本発明により達成される。
(1) 器具本体と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、吻合する二つの血管にそれぞれ形成された切開部から前記各血管内にそれぞれ挿入される一対のリングを着脱可能に支持する一対のリング支持部と、
前記両リングの間に掛け渡されてそれらを連結する糸を牽引する糸牽引手段と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、前記リングの外周部を前記血管の管壁を介して挟持するクリップを着脱可能に支持するクリップ支持部とを備え、
前記各リング支持部に支持された前記各リングを前記各血管内に挿入し、前記糸牽引手段により前記糸を前記血管の外部から牽引することにより前記両リングを互いに引き寄せて、前記両血管の切開部の縁部を前記両リングの間で挟持した後、前記クリップを装着して前記両リングが接近した状態を保持することにより前記両血管を吻合することを特徴とする手術器具。
(1) 器具本体と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、吻合する二つの血管にそれぞれ形成された切開部から前記各血管内にそれぞれ挿入される一対のリングを着脱可能に支持する一対のリング支持部と、
前記両リングの間に掛け渡されてそれらを連結する糸を牽引する糸牽引手段と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、前記リングの外周部を前記血管の管壁を介して挟持するクリップを着脱可能に支持するクリップ支持部とを備え、
前記各リング支持部に支持された前記各リングを前記各血管内に挿入し、前記糸牽引手段により前記糸を前記血管の外部から牽引することにより前記両リングを互いに引き寄せて、前記両血管の切開部の縁部を前記両リングの間で挟持した後、前記クリップを装着して前記両リングが接近した状態を保持することにより前記両血管を吻合することを特徴とする手術器具。
(2) 前記各リング支持部は、基端部を揃えて保持された弾性を有する2本のワイヤーで構成されており、前記両ワイヤーの間に前記リングを挟持する上記(1)に記載の手術器具。
(3) 前記各リング支持部における2本のワイヤーは、その一方のワイヤーが前記リングの内側を挿通した状態で、前記両ワイヤーの間に前記リングを挟持する上記(2)に記載の手術器具。
(4) 前記各リング支持部における2本のワイヤーは、その長さが互いに異なる上記(2)または(3)に記載の手術器具。
(5) 前記各リング支持部における2本のワイヤーのうち、長い方のワイヤーは、短い方のワイヤーより柔軟性が高い上記(4)に記載の手術器具。
(6) 前記各リング支持部における2本のワイヤーのうち、長い方のワイヤーの外径は、短い方のワイヤーの外径より細いかまたはほぼ同等である上記(4)または(5)に記載の手術器具。
(7) 前記リング支持部を前記器具本体に対し進退させる移動機構をさらに備え、
前記リング支持部に支持された前記リングを前記血管内に挿入した後、前記リング支持部を前記移動機構の作動によって退避させる上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の手術器具。
前記リング支持部に支持された前記リングを前記血管内に挿入した後、前記リング支持部を前記移動機構の作動によって退避させる上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の手術器具。
(8) 前記リング支持部に支持された前記リングを前記血管内に挿入した後、前記リング支持部を前記移動機構の作動によって退避させると、前記リング支持部が前記血管の切開部から抜去されるとともに前記リングが前記リング支持部から離脱して前記血管内に残存する上記(7)に記載の手術器具。
(9) 前記糸牽引手段は、前記リング支持部の進退と独立して前記糸を牽引可能である上記(7)または(8)に記載の手術器具。
(10) 前記糸牽引手段は、前記リング支持部が退避するのに連動して前記糸を牽引するように構成されている上記(7)または(8)に記載の手術器具。
(11) 前記糸牽引手段は、前記両リングから出る二組の前記糸を前記両リングを介してほぼ対称に牽引する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の手術器具。
(12) 前記両リングから出る複数本の前記糸の牽引量がほぼ均等になるように前記糸を案内するガイド部を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の手術器具。
(13) 前記クリップ支持部は、前記クリップを開いた状態で支持する上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の手術器具。
(14) 前記クリップ支持部で前記クリップを支持した状態を保持し、かつその保持状態を解除可能な保持手段を有する上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の手術器具。
(15) 前記器具本体は、手で把持する把持部と、前記糸牽引手段を操作する糸操作部と、前記リング支持部を前記器具本体に対し進退させるリング操作部とを有する上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の手術器具。
(16) 前記器具本体は、その先端部に、ほぼ先端方向に突出する一対の突出部を有し、前記突出部に形成されたスリットに前記糸が挿通している上記(1)ないし(15)のいずれかに記載の手術器具。
(17) 前記糸牽引手段により前記糸を牽引したとき、前記糸は、前記二つの血管の側面に形成された切開部を広げるように作用する上記(1)ないし(16)のいずれかに記載の手術器具。
(18) 前記リングは、ほぼ長方形をなしており、その長手方向が前記切開部の切開方向にほぼ一致するように前記血管内に挿入される上記(1)ないし(17)のいずれかに記載の手術器具。
(19) 前記一対のリングの少なくとも一方には、前記糸が牽引された際に前記糸が通過する糸挿通部が設けられている上記(1)ないし(18)のいずれかに記載の手術器具。
(20) 前記糸は、前記一対のリング同士を2箇所以上で連結する上記(1)ないし(19)のいずれかに記載の手術器具。
(21) 前記糸は、前記一対のリングの内周部同士を連結する上記(1)ないし(20)のいずれかに記載の手術器具。
(22) 前記クリップは、互いに接近および離隔可能な一対の挟持部と、弾性により前記両挟持部を接近方向に付勢する締め付け力発生部とを有する上記(1)ないし(21)のいずれかに記載の手術器具。
(23) 前記締め付け力発生部は、その基端部同士が連結され、その先端部に前記挟持部を支持する一対の腕部を有する上記(22)に記載の手術器具。
(24) 前記両腕部は、それらの途中で交差しており、該交差部より基端側の部分を前記締め付け力発生部の弾性力に抗して外側から押圧して閉じると、前記両挟持部が開くように構成されている上記(23)に記載の手術器具。
(25) 前記挟持部は、前記糸を挿通する孔を有する上記(22)ないし(24)のいずれかに記載の手術器具。
本発明によれば、吻合する二つの血管に形成した切開部の内側に一対のリングをそれぞれ挿入し、両リングを連結する糸を牽引した後、クリップを装着するだけの簡単な操作で、血管を吻合することができる。特に、両リングの血管への挿入操作と、両リングの引き寄せ操作(糸の牽引操作)と、クリップの装着操作との3つの操作を1つの器具で行うことができるので、吻合形成術を迅速かつ確実に行うことができ、また、それぞれの操作も簡単である。
また、一対のリングは、糸の張力によって自動的に位置合わせされつつ互いに引き寄せられるので、一対のリングがずれることなく正確に重なった状態を確実に得ることができる。
また、糸の引っ張り具合によって、二つの血管を接合したときの両リングの間隔を自由に調整することができる。よって、血管の肉厚に合わせて両リングの間隔を調整可能であるので、各症例に応じて確実に吻合を形成することができる。
このようなことから、迅速、容易かつ確実に血管を吻合することができる。
このようなことから、迅速、容易かつ確実に血管を吻合することができる。
以下、本発明の手術器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の手術器具の第1実施形態を示す斜視図、図2および図3は、それぞれ、図1に示す手術器具の先端付近を拡大して示す斜視図、図4は、図1に示す手術器具を用いて形成した血管の吻合部の斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1ないし図3中の左側を「先端」、右側を「基端」と言う。
<第1実施形態>
図1は、本発明の手術器具の第1実施形態を示す斜視図、図2および図3は、それぞれ、図1に示す手術器具の先端付近を拡大して示す斜視図、図4は、図1に示す手術器具を用いて形成した血管の吻合部の斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1ないし図3中の左側を「先端」、右側を「基端」と言う。
図1に示す手術器具1は、二つの血管10、20の側部同士を吻合するのに用いられるものである。図2および図3に示すように、この手術器具1の器具本体6の先端部には、血管吻合具50が装着されている。図4に示すように、この手術器具1を用いて血管10、20を吻合した後は、この吻合部に血管吻合具50が装着される。
以下、この血管吻合具50について先に説明し、その後、本発明の手術器具1について説明する。
図5は、本発明の手術器具と共に用いられる血管吻合具の実施形態を示す斜視図、図6は、図5に示す血管吻合具におけるリングおよび糸を示す斜視図、図7および図8は、それぞれ、図5に示す血管吻合具におけるリングを血管内に挿入する様子を示す斜視図、図9は、図8に示す状態から糸を引っ張ったときの状態における吻合部を示す縦断面図、図10は、図9に示す状態における切開部を示す平面図、図11は、吻合手技が完了した状態の吻合部を示す縦断面図である。
なお、図5ないし図9および図11では、血管吻合具50の姿勢が図1ないし図4での姿勢と比べて上下逆さまになっている。
図5に示すように、血管吻合具50は、一対のリング(環状体)2および3と、リング2とリング3との間に掛け渡されてそれらを連結する糸4および5と、クリップ9とを有している。
リング2は、吻合する一方の血管10に形成された切開部(切れ込み)101の内側に挿入されるものである。
図6に示すように、リング2の概略形状は、ほぼ長方形の枠状をなしている。なお、ここで言う「ほぼ長方形」とは、略長方形などの四角形のみならず、六角形またはそれ以上の角を有する多角形(例えば舟形の六角形など)も包含する。
このリング2の一方の長辺25の内周部の両端付近には、糸4を挿通する糸挿通部21、22がそれぞれ設けられており、他方の長辺26の内周部の両端付近には、糸5を挿通する糸挿通部23および24がそれぞれ設けられている。
リング3は、血管10と吻合する血管20に形成された切開部(切れ込み)201の内側に挿入されるものである。このリング3の概略形状は、リング2とほぼ同じ形状になっており、長方形の枠状をなしている。このリング3の一方の長辺35の両端付近には、糸4を挿通する孔31および32がそれぞれ形成されており、他方の長辺36の両端付近には、糸5を挿通する孔33および34がそれぞれ形成されている。これらの孔31〜34は、リング3の外周面から内周面まで貫通するように形成されている。
リング2および3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、ニッケルチタン合金等の各種金属材料や、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリエステル、PTFE、ポリスチレン、生分解性樹脂(例えばPLLA、PLA、PGA等)、アクリル、シリコン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、またはこれらの共重合体等の各種樹脂材料などを用いることができる。
糸4は、リング2の長辺25と、リング3の長辺35との間に掛け渡されている。具体的には、糸4は、糸挿通部21を内から外へ通った後、リング3へ渡り、糸挿通部21に対応する位置にある孔31を内から外へ通っている。さらに、孔31を外へ抜けた糸4は、長辺35の外面を伝って孔32に達し、孔32を外から内へ通った後、リング2へ渡り、糸挿通部22を外から内へ通っている。この糸4は、糸挿通部21、22から、反対側の長辺26を越え、さらに外側へ延びている。
同様にして、糸5は、リング2の長辺26と、リング3の長辺36との間に掛け渡されている。具体的には、糸5は、糸挿通部23を内から外へ通った後、リング3へ渡り、糸挿通部23に対応する位置にある孔33を内から外へ通っている。さらに、孔33を外へ抜けた糸5は、長辺36の外面を伝って孔34に達し、孔34を外から内へ通った後、リング2へ渡り、糸挿通部24を外から内へ通っている。この糸5は、糸挿通部23、24から、反対側の長辺25を越え、さらに外側へ延びている。
このような構成により、リング2とリング3とは、糸4のリング2および3間への掛け渡し部分44および45と、糸5のリング2および3間への掛け渡し54および55との4箇所で連結される。
また、糸4および5の掛け渡し部分44、45、54および55は、リング2および3の内周部同士を連結する。
このような血管吻合具50では、リング2および3を血管10および20の内側に挿入した後、糸4の長辺26を越えて外側へ延びた部分41および42と、糸5の長辺25を越えて外側へ延びた部分51および52を血管10および20の外部から引っ張ると、リング2および3が互いに引き寄せられ、切開部101および201の縁部102および202がリング2および3の間に挟持される。
糸4および5の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン(ポリアミド)、ポリエチレン、レーヨン、延伸PTFE等の各種合成樹脂材料、ステンレスワイヤ等の各種金属材料、シルク等の各種天然材料等を用いることができる。
なお、糸4および5の配設の経路は、上記の構成に限らず、リング2および3を互いに引き寄せる機能を発揮し得るものであれば、いかなる配設の仕方でもよい。
また、上述したように本実施形態ではリング2および3が掛け渡し部分44、45、54および55の4箇所で連結されているが、本発明では、糸による一対のリング間の連結個所は、少なくとも2箇所あればよい。例えば、リング2および3において、長辺25、35の中間点同士と、長辺26、36の中間点同士との2箇所で糸により連結するような構成でもよい。また、この連結個所は、5箇所以上あってもよい。
図5に示すように、クリップ9は、互いに接近および離隔可能(開閉可能)な一対の挟持部91、92と、挟持部91、92が互いに接近する方向に付勢する締め付け力発生部93とで構成されている。
このクリップ9は、挟持部91、92によって、血管10および20の管壁103および203を介してリング2および3の外周部を締め付けることにより、リング2および3が互いに引き寄せられた状態を保持する機能を有している。
挟持部91、92は、棒状をなしており、その長さは、リング2、3の長辺25、26、35および36とほぼ同じかまたはやや長くなっている。挟持部91、92の長さは、リング2、3の大きさに応じて設定されるが、通常は3〜20mm程度であるのが好ましい。
図11に示すように、挟持部91および92の、リング2、3の厚さ方向に関する幅は、リング2、3の間に切開部101、201の縁部102、202が挟持された状態のとき、リング2、3の長辺25、26、35および36との間に血管10、20の管壁103、203を挟持して締め付け可能な程度の幅になっている。この幅は、リング2、3の厚さに応じて設定されるが、通常は0.5〜10mm程度であるのが好ましい。
また、挟持部91および92の肉厚は、特に限定されないが、通常は0.1〜2mm程度が好適である。
図5に示すように、挟持部91には、糸4の、外側へ延びた部分41、42をそれぞれ挿通する二つの糸挿通孔911が形成されている。糸4の外側へ延びた部分41、42は、各糸挿通孔911を挿通し、挟持部91の外側において互いに接続されてループを形成している。
同様に、挟持部92には、糸5の、外側へ延びた部分51、52をそれぞれ挿通する二つの糸挿通孔921が形成されている。糸5の外側へ延びた部分51、52は、各糸挿通孔921を挿通し、挟持部91の外側において互いに接続されてループを形成している。
図9に示すように、糸挿通孔911、921は、挟持部91および92の幅方向(リング2、3の厚さ方向)のほぼ中央付近に、内面から外面まで貫通するように形成されている。
図5に示すように、締め付け力発生部93は、一対の腕部94、95と、両腕部94、95の基端部同士を連結するU字状の連結部96とで構成されている。腕部94の先端部は、挟持部91の基端部に連なっており、これを支持している。腕部95の先端部は、挟持部92の基端部に連なっており、これを支持している。
腕部94、95は、それらの途中(交差部931)で互いに交差している。腕部94は、交差部931付近に、他の部位より幅が狭くなった幅狭部941を有している。また、腕部95は、交差部931付近に幅狭部941を挿通する長孔951を有している。
このような締め付け力発生部93の弾性力により、挟持部91、92は、互いに接近する方向(閉じる方向)に付勢されている。換言すれば、締め付け力発生部93は、挟持部91、92を互いに接近させる(閉じる)バネとして機能する。
このようなクリップ9では、腕部94、95の交差部931より基端側の部分である被押圧部942、952を、締め付け力発生部93の弾性力に抗して、外側から押圧して閉じることにより、挟持部91、92を互いに離隔させる(開く)ことができる。
クリップ9の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等の各種金属材料や、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリエステル、PTFE、ポリスチレン、生分解性樹脂(例えばPLLA、PLA、PGA等)、アクリル、シリコン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、またはこれらの共重合体等の各種樹脂材料などを用いることができる。
また、クリップ9の各部(挟持部91、92および締め付け力発生部93)は、一体的に形成されているのが好ましいが、複数部品を組み合わせて構成されていてもよい。
次に、図7ないし図11に基づいて、このような血管吻合具50を用いて血管10、20を吻合する工程について詳細に説明する。
[1] 図7に示すように、血管10の側面に、血管10の長手方向に沿って切開を入れ、切開部101を形成する。次いで、この切開部101から、リング2を血管10の内側に挿入する。このとき、リング2は、その長手方向が切開部101の切開方向にほぼ一致するように挿入される。
[2] 図8に示すように、血管20の側面に、血管20の長手方向に沿って切開を入れ、切開部201を形成する。次いで、この切開部201から、リング3を血管20の内側に挿入する。このとき、リング3は、その長手方向が切開部201の切開方向にほぼ一致するように挿入される。
なお、図7および図8中ではクリップ9の図示を省略しているが、クリップ9は、後述する手術器具1により被押圧部942、952を押圧されて保持されており、これにより、挟持部91、92が開いた状態でリング2および3の近傍に保持されている。
[3] 図8に示す状態で、糸4の外側へ延びた部分41および42と、糸5の外側へ延びた部分51および52とをクリップ9の挟持部91、92の外側からそれぞれ引っ張ると、糸4および5が糸挿通部21〜24および糸挿通孔911、921を通過することにより、糸4の掛け渡し部分44および45と、糸5の掛け渡し部分54および55との長さが短くなっていき、リング2および3が互いに引き寄せられていく。これにより、図9に示すように、切開部101の縁部102と切開部201の縁部202とがリング2および3の間に挟持される。
このとき、本実施形態では、糸挿通孔911、921を設けたことにより、リング2、3と、挟持部91、92との位置合わせが糸4、5を引っ張ることで自動的になされるので、この位置合わせのために技量や時間を要することがなく、極めて容易かつ迅速に行うことができる。
図8に示す状態から糸4および5を引っ張ったとき、掛け渡し部分44、45、54および55は、切開部101および201を広げるように作用する(図10参照)。これにより、切開部101および201が確実に広げられた(開いた)状態でそれらの縁部102および202がリング2および3の間に挟持されるので、血管10と血管20との間の血流を十分に確保することができる。なお、図10では、切開部201を示しているが、切開部101も同様に広げられている。
特に、本実施形態では、掛け渡し部分44、45、54および55の4箇所で切開部101および201を広げているので、より広い開口面積を確保することができる。
また、掛け渡し部分44、45、54および55は、リング2および3の内周部同士を連結しているので、切開部101、201の縁部102、202をリング2および3の間により正確かつ確実に挟持することができる。
また、本実施形態では、図10から分かるように、リング2および3が略長方形をなしていることにより、切開部101および201の開口面積を特に広く確保することができるので、血管10と血管20との間の血流を十二分に確保することができる。
[4] 図9に示す状態から、手術器具1による被押圧部942、952への押圧を解除すると、クリップ9の弾性力によって挟持部91、92が互いに接近して閉じる。これにより、図11に示すように、リング2および3の長辺25、26、35および36の外周部と、挟持部91および92との間には、血管10および20の管壁103および203が挟持される。これにより、挟持部91および92によって、リング2および3の外周部が血管10および20の管壁103および203を介して締め付けられ、リング2および3が互いに引き寄せられた状態が保持される。以上により、血管10と血管20との吻合形成手技が完了する。
以上説明したように、血管吻合具50では、前記[3]で説明した糸4および5を引っ張る操作を行ったとき、糸4および5の張力によってリング2とリング3とが自動的に位置合わせされつつ互いに引き寄せられるので、リング2とリング3とがずれることなく正確に重なった状態を簡単な操作で確実に得ることができる。
また、血管吻合具50では、糸4および5の引っ張り具合によって、図9の状態におけるリング2とリング3との間隔を自由に調整することができる。よって、血管10、20(縁部102、202)の肉厚に合わせてリング2とリング3との間隔を調整可能であるので、各症例に応じて確実に吻合を形成することができる。
また、前記[3]の操作を終えたとき、糸4および5を緩めればリング2および3を容易に引き離すことができるので、何らかの理由によって操作のやり直しを行う場合、簡単にやり直すことができる。
以上、血管吻合具50について説明した。次に、図1ないし図3に戻り、手術器具1について説明する。
図1に示すように、手術器具1は、器具本体6を有している。器具本体6は、細長い一対の腕61、62を有しており、腕61、62の基端部は互いに連結されている。腕61、62の基端側の略半分程度の部分は、術者が手術器具1を手で把持するための把持部63を構成する。腕61、62を互いに近づけるように把持部63を握ることにより腕61、62を閉じることができる。また、把持部63を握った手を緩めると、腕61、62の弾性により、腕61、62を開くことができる。すなわち、把持部63を握ってピンセットのように操作することにより、腕61、62を開閉することができる。
腕61、62の長手方向の先端寄りの個所には、腕61、62が開閉する方向とほぼ直交する方向に屈曲可能な関節64が設けられている。これにより、手技を行う際の姿勢や血管10、20の向き等に応じ、関節64の屈曲角度を変えて、操作がし易いように調節することができる。
腕61、62の長手方向のほぼ中央付近には、クランク状に屈曲したクランク部65が形成されており、クランク部65より先端側の部分と基端側の部分との間に段差が設けられている。
腕61、62の長手方向の途中(ほぼ中央)の部分には、腕61、62を閉状態に固定可能な留め具66が設置されている。図12に示すように、留め具66は、腕61に設置された板片661と、腕62に設置された板片662とで構成されている。板片661、662は、それぞれ、所定形状に切り抜いた薄板を成形してなるものであり、板片662には、板を折り返すように屈曲させて形成されたフック部663が設けられ、板片661には、このフック部663内に挿入可能な形状の係合部664が設けられている。
把持部63を握って腕61、62を閉じていくと、係合部664がフック部663内に挿入して引っ掛かることにより、腕61、62を閉じた状態に保持することができる。この保持状態を解除する際には、係合部664がフック部663を反対側へ通り過ぎるまで腕61、62をさらに接近させることにより、係合部664がフック部663から外れ、腕61、62を開くことができる。
図2に示すように、器具本体6の腕61、62の先端付近には、血管吻合具50のリング2、3を着脱可能にそれぞれ支持する一対のリング支持部71、72と、血管吻合具50のクリップ9を着脱可能に支持するクリップ支持部73とが設けられている。
クリップ支持部73は、腕61、62の先端部にそれぞれ形成された押圧部731、732で構成されている。押圧部731、732の間にクリップ9の腕部94、95(被押圧部952、942)を挟んで器具本体6の腕61、62を閉じ、留め具66によって腕61、62を閉じた状態に固定することにより、クリップ9を保持することができる。すなわち、留め具66は、クリップ支持部73でクリップ9を支持した状態を保持する保持手段として機能する。
クリップ支持部73にクリップ9を支持した状態では、押圧部731、732が被押圧部952、942を両側から押圧することにより、挟持部91、92が開いた状態となる(図2参照)。また、留め具66の固定状態を前記のようにして解除して腕61、62(押圧部731、732)を開くことにより、クリップ支持部73のクリップ9に対する保持状態を解除することができる。クリップ支持部73のクリップ9に対する保持状態を解除すると、クリップ9の挟持部91、92は、弾性により閉じる(図3参照)。
リング支持部71は、短ワイヤー711および長ワイヤー712の並行する2本の弾性を有するワイヤーで構成されている。短ワイヤー711および長ワイヤー712の基端部(固定端)は、揃えられて別のワイヤー74の先端部に連結され保持されており、短ワイヤー711および長ワイヤー712の先端部は、自由端となっている。このリング支持部71は、短ワイヤー711と長ワイヤー712との間に挿入されたリング2を両ワイヤーの弾性により保持(挟持)することができる。
リング支持部72は、姿勢が反対になっていること以外リング支持部71と同様であり、短ワイヤー721および長ワイヤー722の並行する2本の弾性を有するワイヤーで構成されている。短ワイヤー721および長ワイヤー722の基端部(固定端)は、揃えられて別のワイヤー75の先端部に連結され保持されており、短ワイヤー721および長ワイヤー722の先端部は、自由端となっている。このリング支持部72は、短ワイヤー721と長ワイヤー722との間に挿入されたリング3を両ワイヤーの弾性により保持(挟持)することができる。
短ワイヤー711、721は、長ワイヤー712、722の外側に位置している。リング支持部71、72は、短ワイヤー711、721がリング2、3の内側を挿通した状態で、リング2、3の短辺部を挟持する。
このようなリング支持部71、72によれば、リング2、3を血管10、20内に挿入し易くなるように支持することができる。また、リング2、3を血管10、20内に挿入した後、リング支持部71、72からリング2、3を離脱させるのも容易である。
リング支持部71、72にリング2、3が支持された状態では、リング2とリング3とはそれらの厚さ方向に所定距離離隔して支持される。これにより、リング2、3を血管10、20内により挿入し易くすることができる。
図1に示すように、リング支持部71、72の基端部に連結されたワイヤー74、75は、器具本体6に沿って基端側へ延び、クランク部65付近まで達している。器具本体6には、ワイヤー74、75を摺動可能に挿通する筒状のワイヤー挿通部67が間隔を空けて複数設置されている。ワイヤー74、75の基端部には、指でつまみ易いようなリング状のリング操作部76が固定されている。
ワイヤー74、75とリング操作部76とは、リング支持部71、72を器具本体6に対し進退させる移動機構として機能する。すなわち、リング操作部76を指で掴んで器具本体6に対し進退させることにより、ワイヤー74、75を介して、リング支持部71、72を器具本体6に対し先端方向へ前進させたり基端方向へ退避(後退)させることができる。
リング支持部71、72に支持されたリング2、3を血管10、20の切開部101、201から挿入した後、リング操作部76を引っ張ってリング支持部71、72を基端方向へ退避させると、リング支持部71、72は、切開部101、201から抜去され、リング2、3は、切開部101、201に引っ掛かることによりリング支持部71、72から離脱して血管10、20内に残存する。
長ワイヤー712、722は、短ワイヤー711、721よりも長さが長くされている。これにより、血管10、20の切開部101、201からリング2、3を挿入する際、突出した長ワイヤー712、722の先端部で切開部101、201を容易に開くことができるので、リング2、3を血管10、20内に容易に挿入することができる。なお、長ワイヤー712、722の長さは、それらの先端がリング2、3の先端より1〜30mm程度突出する程度の長さであるのが好ましい。
また、短ワイヤー711、721の長さは、それらの先端がリング2、3の先端よりほとんど突出しない程度の長さであるのが好ましい。これにより、リング2、3を血管10、20内に容易に挿入することができるとともに、挿入後にリング支持部71、72を基端方向へ退避させたとき、リング2、3がリング支持部71、72から確実に離脱して血管10、20内に残存させることができる。
短ワイヤー711、721および長ワイヤー712、722の構成材料としては、特に限定されないが、Ni−Ti合金、Ni−Co−Cr合金等の超弾性合金、ステンレス鋼、ピアノ線等の弾性を有する各種金属材料などが好ましく用いられる。また、短ワイヤー711、721および長ワイヤー712、722の外周面には、血管10、20内での挿入抵抗が少なくなるように、親水性コーティング等が施されていてもよい。
長ワイヤー712、722は、短ワイヤー711、721より柔軟性が高くされているのが好ましい。これにより、血管10、20内に挿入した時に、血管内皮の損傷をさらに低減させることができる。
短ワイヤー711、721および長ワイヤー712、722の外径は、0.1〜2.0mm程度が好適である。また、長ワイヤー712、722の外径は、短ワイヤー711、721の外径より細いかまたはほぼ同等であるのが好ましい。
図2に示すように、手術器具1は、血管吻合具50の糸4、5を牽引する糸牽引手段として、フック付シャフト(フック付ワイヤー)78、79を有している。フック付シャフト78、79は、器具本体6の腕61、62の外側に沿って配置されている。図1に示すように、クランク部65付近まで達したフック付シャフト78、79の基端部は、互いに連結されてループを形成し、このループ部分は、糸操作部80を構成している。器具本体6には、フック付シャフト78、79を摺動可能に挿通する筒状のシャフト挿通部68が間隔を空けて複数設置されている。
フック付シャフト78、79の先端部には、フック781、791が設けられている。フック781、791には、それぞれ、糸4の外側へ延びた部分41、42と、糸5の外側へ延びた部分51、52とが引っ掛けられている。
糸操作部80を基端方向へ引っ張ると、フック付シャフト78、79を介して糸4、5を牽引することができる。
フック付シャフト78、79の構成材料は特に限定されないが、例えばNi−Ti合金、Ni−Co−Cr合金等の超弾性合金、ステンレス鋼、ピアノ線等の各種金属材料などが好ましく用いられる。
図2に示すように、器具本体6の先端部には、腕61、62の先端からさらに先端方向に突出する突出部81、82がそれぞれ設けられている。突出部81、82には、スリット811、821が形成され、このスリット811、821には、糸4の外側へ延びた部分41、42と、糸5の外側へ延びた部分51、52とがそれぞれ挿通されている。
糸操作部80を基端方向へ引っ張ると、糸4、5は、フック付シャフト78、79を介して基端方向へ牽引される。
フック付シャフト78、79が糸4、5を基端方向へ牽引したとき、スリット811、812において糸4、5の牽引方向が矯正されることにより、リング2、3の付近における糸4、5の牽引方向は、平面視でリング2、3を介して両側にほぼ対称な方向となる。これにより、牽引された糸4、5が及ぼす力が互いに相殺されるので、糸4、5を牽引したときに血管吻合具50の位置がずれるのを確実に防止することができる。
また、糸4、5をスリット811、821に通すことにより、フック付シャフト78、79による糸4、5の牽引方向を器具本体6の長手方向にすることができるため、例えば内視鏡下等の作業スペースが少ない場合にも支障なく糸引き操作を行うことができる。
スリット811の基端部は、クリップ9の挟持部91の二つの糸挿通孔911のほぼ中央に位置している。これにより、スリット811は、糸4が牽引されたとき、外側へ延びた部分41、42の牽引量がほぼ均等になるように糸4を案内するガイド部として機能する。同様に、スリット821は、糸5が牽引されたとき、外側へ延びた部分51、52の牽引量がほぼ均等になるように糸5を案内するガイド部として機能する。スリット811、821がこのように機能することにより、リング2、3が傾いたりすることなく両者を均等に引き寄せることができる。
次に、手術器具1の使用方法の一例について説明するが、前述した血管吻合具50の説明で述べたのと同様の事項については説明を省略する。
〔1〕 手術器具1の使用前、器具本体6の先端部には、血管吻合具50が図2に示すように装着された状態とされる。この状態で、リング支持部71、72に支持されたリング2、3を血管10、20の切開部101、201から血管10、20内に挿入する。
〔2〕 次いで、リング操作部76を基端方向へ引っ張る。これにより、リング支持部71、72が器具本体6に対し基端方向へ退避して切開部101、201から抜去されるとともに、リング2、3は、血管10、20の切開部101、201に引っ掛かることによりリング支持部71、72から離脱して血管10、20内に残存する。
〔3〕 次いで、糸操作部80を基端方向へ引っ張る。これにより、糸4、5が牽引されて、リング2、3が互いに引き寄せられる(図3参照)。なお、図3では、見易くするため、血管10、20の図示を省略している。
〔4〕 糸操作部80が戻らないようにして糸4、5に張力をかけた状態を維持しながら、留め具66を外してクリップ9に対する保持状態を解除すると、クリップ9自身の弾性によって挟持部91、92が閉じてクリップ9が血管10、20の吻合部に装着される。このクリップ9により、リング2、3が接近した状態が保持される。
〔5〕 フック781、791から糸4、5を外して、手術器具1を吻合部から退避させる。以上のようにして形成された血管10、20の吻合部は、図4に示すようなものとなる。
このように、手術器具1では、リング2、3の血管への挿入操作と、リング2、3の引き寄せ操作(糸4、5の牽引操作)と、クリップ9の装着操作との3つの操作を1つの器具で行うことができるので、血管吻合具50を用いた吻合形成術を迅速かつ確実に行うことができ、また操作も簡単である。
また、糸4、5を牽引する操作や、リング2、3をリング支持部71、72から離脱させる操作を器具本体6の手元側で行うことができるので、例えば内視鏡下等の作業スペースが少ない術式の場合にも好適に用いることができる。
<第2実施形態>
図13は、本発明の第2実施形態の手術器具の先端付近を拡大して示す斜視図である。以下、この図を参照して本発明の手術器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図13は、本発明の第2実施形態の手術器具の先端付近を拡大して示す斜視図である。以下、この図を参照して本発明の手術器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
前記第1実施形態では、リング支持部71、72の進退と独立して糸4、5を牽引可能な構成であったが、本実施形態の手術器具1’では、リング支持部71、72が基端方向へ退避するのに連動して糸4、5が牽引されるように構成されている。
図13に示すように、手術器具1’におけるワイヤー74の先端部には、フック741が設けられている。糸4、5の外側へ延びた部分41、42、51、52には、別の糸83が接続され、この糸83がフック741に引っ掛けられている。
このような構成により、リング操作部76を基端方向へ引っ張ると、リング支持部71、72が退避するのに伴い、糸83を介して糸4、5が牽引される。すなわち、本実施形態では、リング支持部71、72を退避させてリング2、3を離脱させるのと同時に糸4、5を牽引してリング2、3を互いに引き寄せることができる。よって、操作がさらに簡単となり、より迅速かつ容易に操作を行うことができる。
上記のように、本実施形態では、リング支持部71、72を進退させる移動機構が糸牽引手段としても機能し、リング操作部76が糸操作部としても機能する。
以上、本発明の手術器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、手術器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、クリップ9は、同様の効果(作用)が得られるものであれば図示の構成に限定されず、例えば、交差部931を有さないようなものであってもよい。すなわち、両腕部が交差せず、両腕部と両挟持部とが同時に開閉するようなクリップでもよい。また、連結部96はなくてもよく、一対の腕部同士がピンなどの部材で固定されていてもよい。また、締め付け力発生部は、腕部や連結部96自体の弾性によって締め付け力を発生するものに限らず、締め付け力を発生する例えばゴム等の弾性体で構成された付勢部材を備えるものでもよい。
また、前述した実施形態では、血管の側部同士を吻合する側−側吻合を行う場合について説明したが、本発明は、血管の端部を他の血管の側部に吻合する端−側吻合を行う場合や、血管の端部同士を吻合する端−端吻合を行う場合にも適用することができる。
なお、本明細書における「切開部」とは、血管の側面に形成した切れ込みだけでなく、端−側吻合または端−端吻合を行う場合における血管の端部(切断部)をも含む概念である。
1、1’ 手術器具
2 リング
21、22、23、24 糸挿通部
25、26 長辺
3 リング
31、32、33、34 孔
35、36 長辺
4 糸
41、42 外側へ延びた部分
44、45 掛け渡し部分
5 糸
51、52 外側へ延びた部分
54、55 掛け渡し部分
6 器具本体
61、62 腕
63 把持部
64 関節
65 クランク部
66 留め具
661、662 板片
663 フック部
664 係合部
67 ワイヤー挿通部
68 シャフト挿通部
71、72 リング支持部
711、721 短ワイヤー
712、722 長ワイヤー
73 クリップ支持部
731、732 押圧部
74、75 ワイヤー
741 フック
76 リング操作部
78、79 フック付シャフト
781、791 フック
80 糸操作部
81、82 突出部
811、821 スリット
83 糸
9 クリップ
91、92 挟持部
911、921 糸挿通孔
93 締め付け力発生部
931 交差部
94、95 腕部
941 幅狭部
951 長孔
942、952 被押圧部
96 連結部
10 血管
101 切開部
102 縁部
103 管壁
20 血管
201 切開部
202 縁部
203 管壁
50 血管吻合具
2 リング
21、22、23、24 糸挿通部
25、26 長辺
3 リング
31、32、33、34 孔
35、36 長辺
4 糸
41、42 外側へ延びた部分
44、45 掛け渡し部分
5 糸
51、52 外側へ延びた部分
54、55 掛け渡し部分
6 器具本体
61、62 腕
63 把持部
64 関節
65 クランク部
66 留め具
661、662 板片
663 フック部
664 係合部
67 ワイヤー挿通部
68 シャフト挿通部
71、72 リング支持部
711、721 短ワイヤー
712、722 長ワイヤー
73 クリップ支持部
731、732 押圧部
74、75 ワイヤー
741 フック
76 リング操作部
78、79 フック付シャフト
781、791 フック
80 糸操作部
81、82 突出部
811、821 スリット
83 糸
9 クリップ
91、92 挟持部
911、921 糸挿通孔
93 締め付け力発生部
931 交差部
94、95 腕部
941 幅狭部
951 長孔
942、952 被押圧部
96 連結部
10 血管
101 切開部
102 縁部
103 管壁
20 血管
201 切開部
202 縁部
203 管壁
50 血管吻合具
Claims (25)
- 器具本体と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、吻合する二つの血管にそれぞれ形成された切開部から前記各血管内にそれぞれ挿入される一対のリングを着脱可能に支持する一対のリング支持部と、
前記両リングの間に掛け渡されてそれらを連結する糸を牽引する糸牽引手段と、
前記器具本体の先端付近に設けられ、前記リングの外周部を前記血管の管壁を介して挟持するクリップを着脱可能に支持するクリップ支持部とを備え、
前記各リング支持部に支持された前記各リングを前記各血管内に挿入し、前記糸牽引手段により前記糸を前記血管の外部から牽引することにより前記両リングを互いに引き寄せて、前記両血管の切開部の縁部を前記両リングの間で挟持した後、前記クリップを装着して前記両リングが接近した状態を保持することにより前記両血管を吻合することを特徴とする手術器具。 - 前記各リング支持部は、基端部を揃えて保持された弾性を有する2本のワイヤーで構成されており、前記両ワイヤーの間に前記リングを挟持する請求項1に記載の手術器具。
- 前記各リング支持部における2本のワイヤーは、その一方のワイヤーが前記リングの内側を挿通した状態で、前記両ワイヤーの間に前記リングを挟持する請求項2に記載の手術器具。
- 前記各リング支持部における2本のワイヤーは、その長さが互いに異なる請求項2または3に記載の手術器具。
- 前記各リング支持部における2本のワイヤーのうち、長い方のワイヤーは、短い方のワイヤーより柔軟性が高い請求項4に記載の手術器具。
- 前記各リング支持部における2本のワイヤーのうち、長い方のワイヤーの外径は、短い方のワイヤーの外径より細いかまたはほぼ同等である請求項4または5に記載の手術器具。
- 前記リング支持部を前記器具本体に対し進退させる移動機構をさらに備え、
前記リング支持部に支持された前記リングを前記血管内に挿入した後、前記リング支持部を前記移動機構の作動によって退避させる請求項1ないし6のいずれかに記載の手術器具。 - 前記リング支持部に支持された前記リングを前記血管内に挿入した後、前記リング支持部を前記移動機構の作動によって退避させると、前記リング支持部が前記血管の切開部から抜去されるとともに前記リングが前記リング支持部から離脱して前記血管内に残存する請求項7に記載の手術器具。
- 前記糸牽引手段は、前記リング支持部の進退と独立して前記糸を牽引可能である請求項7または8に記載の手術器具。
- 前記糸牽引手段は、前記リング支持部が退避するのに連動して前記糸を牽引するように構成されている請求項7または8に記載の手術器具。
- 前記糸牽引手段は、前記両リングから出る二組の前記糸を前記両リングを介してほぼ対称に牽引する請求項1ないし10のいずれかに記載の手術器具。
- 前記両リングから出る複数本の前記糸の牽引量がほぼ均等になるように前記糸を案内するガイド部を有する請求項1ないし11のいずれかに記載の手術器具。
- 前記クリップ支持部は、前記クリップを開いた状態で支持する請求項1ないし12のいずれかに記載の手術器具。
- 前記クリップ支持部で前記クリップを支持した状態を保持し、かつその保持状態を解除可能な保持手段を有する請求項1ないし13のいずれかに記載の手術器具。
- 前記器具本体は、手で把持する把持部と、前記糸牽引手段を操作する糸操作部と、前記リング支持部を前記器具本体に対し進退させるリング操作部とを有する請求項1ないし14のいずれかに記載の手術器具。
- 前記器具本体は、その先端部に、ほぼ先端方向に突出する一対の突出部を有し、前記突出部に形成されたスリットに前記糸が挿通している請求項1ないし15のいずれかに記載の手術器具。
- 前記糸牽引手段により前記糸を牽引したとき、前記糸は、前記二つの血管の側面に形成された切開部を広げるように作用する請求項1ないし16のいずれかに記載の手術器具。
- 前記リングは、ほぼ長方形をなしており、その長手方向が前記切開部の切開方向にほぼ一致するように前記血管内に挿入される請求項1ないし17のいずれかに記載の手術器具。
- 前記一対のリングの少なくとも一方には、前記糸が牽引された際に前記糸が通過する糸挿通部が設けられている請求項1ないし18のいずれかに記載の手術器具。
- 前記糸は、前記一対のリング同士を2箇所以上で連結する請求項1ないし19のいずれかに記載の手術器具。
- 前記糸は、前記一対のリングの内周部同士を連結する請求項1ないし20のいずれかに記載の手術器具。
- 前記クリップは、互いに接近および離隔可能な一対の挟持部と、弾性により前記両挟持部を接近方向に付勢する締め付け力発生部とを有する請求項1ないし21のいずれかに記載の手術器具。
- 前記締め付け力発生部は、その基端部同士が連結され、その先端部に前記挟持部を支持する一対の腕部を有する請求項22に記載の手術器具。
- 前記両腕部は、それらの途中で交差しており、該交差部より基端側の部分を前記締め付け力発生部の弾性力に抗して外側から押圧して閉じると、前記両挟持部が開くように構成されている請求項23に記載の手術器具。
- 前記挟持部は、前記糸を挿通する孔を有する請求項22ないし24のいずれかに記載の手術器具。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2004097241A JP2005095564A (ja) | 2003-08-29 | 2004-03-29 | 手術器具 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003307375 | 2003-08-29 | ||
| JP2004097241A JP2005095564A (ja) | 2003-08-29 | 2004-03-29 | 手術器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005095564A true JP2005095564A (ja) | 2005-04-14 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004097241A Pending JP2005095564A (ja) | 2003-08-29 | 2004-03-29 | 手術器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005095564A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010035953A3 (ko) * | 2008-09-23 | 2010-05-14 | (주)트리플씨메디칼 | 관상기관 문합장치 |
| KR100994112B1 (ko) | 2008-09-23 | 2010-11-12 | (주)트리플씨메디칼 | 구동체 및 종동체를 구비하는 관상기관 문합장치 |
| KR100995794B1 (ko) | 2008-09-25 | 2010-11-22 | (주)트리플씨메디칼 | 구동기어들을 구비하는 관상기관 문합장치 |
| WO2011083943A3 (ko) * | 2010-01-05 | 2011-11-17 | (주)트리플씨메디칼 | 가이드그루브 방식의 문합장치 |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004097241A patent/JP2005095564A/ja active Pending
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| US8603114B2 (en) | 2008-09-23 | 2013-12-10 | Triple-C Medical Corporation | Anastomotic device for tubular organ |
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| KR101108890B1 (ko) | 2010-01-05 | 2012-01-30 | (주)트리플씨메디칼 | 가이드그루브 방식의 문합장치 |
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