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JP2004531687A - 診断的検定法 - Google Patents

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JP2004531687A JP2002527787A JP2002527787A JP2004531687A JP 2004531687 A JP2004531687 A JP 2004531687A JP 2002527787 A JP2002527787 A JP 2002527787A JP 2002527787 A JP2002527787 A JP 2002527787A JP 2004531687 A JP2004531687 A JP 2004531687A
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Abstract

本発明は一般的に、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象を示すパラメータについての予後検定を含む診断装置に関する。より具体的には、本発明は、急性心筋梗塞、心不全、アテローム(atheromoma)症または血栓症の状態など(これらに限定されないが)の急性冠状症候群を含む、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む、血管病に関連するパラメータを検出するための検定法を提供する。これらのパラメータのパターンの特定は、全身の脈間構造に関連する状態若しくは事象の診断を可能にし、これらの状態若しくは事象の発症の危険性の判定を可能にする。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象を示すパラメータにいついての予後検定を含む診断装置に関する。より具体的には、本発明は、急性心筋梗塞、心不全、アテローム(atheromoma)症または血栓症の状態など(これらに限定されないが)の急性冠状症候群を含む、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む、血管病に関連するパラメータを検出するための検定法を提供する。これらのパラメータの特定、又はより具体的にはパラメータのパターンの特定は、全身の脈間構造に関連する状態若しくは事象の診断を可能にし、これらの状態若しくは事象の発症の危険性の判定を可能にする。さらに具体的には、本発明は一組の構成要素を含む診断装置であって、該構成要素の一つ以上がヒト被験者を含む動物からの生体試料に特異的な若しくは一般的な結合相手を有するものであり、この結合相手への該構成要素の結合パターンが全身の脈間構造内におけるある状態若しくは事象の起こり易さを示し、予想し、若しくはその他の方法で関連付けるものである診断装置に向けられる。特異的な又は一般的な結合相手を検出できないことも、指標としての又は予想としての価値を有する。このことは、外科手術の間、又は患者が昏睡状態などで患者が自身の状態について情報を医師に伝えられない場合には、特に重要である。健康な被験者若しくは外科手術若しくは化学療法などの危険に曝されようとしている被験者における、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病の危険性を決定する際にも有用である。本発明は、心臓病、心臓障害、心臓感染、心拍、血栓症などの全身の脈間構造における状態若しくは事象の生化学的マーカーの同定及び/又は定量化において、並びに障害が無いか又は障害の発生の危険が無い場合を含むこれらの状態の発生の危険性の決定において、とりわけ有用である。このような状態の評価は、治療優先順位付けの一部として、日常的試験計画及び/又は研究室手順の一部として、臨床における設定においてなされても良い。
【背景技術】
【0002】
本明細書で参照する文献の書誌的詳細は、本明細書の末尾にまとめる。
【0003】
本明細書における先行技術の参照は、その先行技術がオーストラリア及び他のどの国においても共通する一般知識の一部を形成することを認めるもの又は示唆するものではなく、そのように解釈されるべきではない。
【0004】
冠状動脈疾患や急性心筋梗塞(AMI)などの心血管疾患は全身脈管構造に関連する状態若しくは事象の例である。心血管疾患自体は、西欧世界における7000万以上の人々を冒している。AMIは1年間に約150万人の患者を冒している心血管疾患への最大の貢献者である。AMIを患う患者は二つの範疇のいずれかに分類される。
【0005】
第一の範疇には患者の約20〜30%が含まれ、「無症状の」梗塞を特徴とする。このような梗塞は、痛みがないために患者が梗塞に気付かないことが多いので、「無症状」である。第二の範疇には残りの3分の2の患者が含まれ、医者に激しい胸の痛みを訴える患者である。
【0006】
AMIのいずれの範疇の診断にも、潜在的な心筋組織の損傷を判定するのに独立した複数の血液に基づく検定が必要となる一連の誘発テストを必要とする。典型的なAMIは激しい長期的な胸の痛みを伴い、そうでなければ狭心症と呼ばれる。現在の診断にはS−T部分の上昇を通常含む心電図(ECG)上の変化を含み、これには、Q波又はQS波があり血清酵素レベルに変化がある。
【0007】
無症状虚血と無症状梗塞も、重大な臨床的問題である。息切れは梗塞のせいである場合があり、これが発生したときは迅速に心臓の損傷を査定する必要がある。しかしながら、無症状梗塞の検出は厄介な場合がある。この検出は、24時間以上の継続的なECG監視によってECGの性能をモニターする実習によって引き出されうる。ECGのSTセグメントの低下(>1mm)は診断可能であるが、AMI患者の約3分の1は見掛け上ECGが正常であった。また、血管造影スクリーニングを実施することがある。小さな梗塞(通常は無症状梗塞の蓄積に寄与する)の検出は、一部の生化学的マーカーの感度が比較的弱いことにより制限される。小さな梗塞に関連する死亡率の発生率は増加している。クレアチンキナーゼのMBイソ型(CK−MB)の測定は、無症状梗塞の特に有用なマーカーであるが、一般的には他の様々なマーカーとの関連性がない。
【0008】
AMIの原因は複数あり得るが、はっきりとは分かっていない。最近、AMIが歯周感染など他の場所で明らかである(非特許文献1を参照)が心臓で現れ得る感染に対する心臓の炎症反応であるという考えに弾みがついた。
【0009】
アテローム性動脈硬化症及び血管内皮損傷は、微生物感染により生産されたタンパク質に対する、患者の免疫反応の結果である場合がある。大腸菌やクラミジアなどの微生物に由来する熱ショックタンパク質(HSP)は高度に保存され、内皮細胞などの心血管系の細胞により発現される関連性のあるヒトタンパク質との免疫的交差反応を生ずる(非特許文献2を参照)。
【0010】
上で述べたように、心血管状態は全身の脈管構造に関する状態及び事象の一例である。全身の脈間構造には、特に毛細血管、静脈、細動脈、細静脈(venuoles)、心臓及びその他の器官が含まれる。腎不全、血栓症、器官移植拒絶、感染及び腫瘍や癌の増殖の血管新生などの様々な状態は、全身の脈管構造に関連する。
【非特許文献1】
ハーツバーグとマイアー,M.W.,Ann. Peiodontal. 3: 151-160,1998。
【非特許文献2】
マイアら,Circulation 99: 1560-6,1999。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
全身の脈管構造の状態若しくは事象を評価するために必要な複数のパラメータを同時に決定する検定法の開発が必要である。この文脈での用語「複数の」は、二つ以上を意味する。本発明者らは、ヒトを含む被験者で発生する状態若しくは事象の危険性、過去の事象若しくは状態の存在、並びに術後の予後診断、及び将来の事象を決定するのに有用な検定法を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0012】
発明の概要
本明細書を通じて、論旨が別意を要求しない限り、語「含む(comprise)」、又はその変化形である「含む(comprises)」若しくは「含む(comprising)」などは、述べられた要素若しくは整数又は要素若しくは整数の群の含有を意味するが他の如何なる要素若しくは整数又は要素若しくは整数の群の排除を意味するものではないと解する。
【0013】
本発明は、部分的には、全身の脈管構造に関連する特定の状態若しくは事象の診断若しくは予後診断を支援する複数のマーカー若しくはパラメータの使用に基づいている。このような診断又は予後診断が有用である例は、ヒト被験者を含む健康な動物及び健康でない動物の検査する場合、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病又は腎不全若しくは心不全などの特定の状態若しくは事象を診断する場合、及び、例えば健康な被験者、又は特に外科手術、一連の治療若しくはワクチン接種などの特定の危険に曝される被験者におけるある状態若しくは事象が発症する危険性を判断する場合などにおける例である。
【0014】
従って本発明の一つの側面は、全身の脈管構造の状態若しくは事象に関連するパラメータの評価する方法、又は発生する状態若しくは事象の危険性の査定する方法あって、該方法がテスト対象の被検体から生体試料を得る工程、及び、該生体試料を第二の組の構成要素と接触させる工程を含み、該生体試料が該状態若しくは事象の前、間、若しくは後に、該被検体で存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化され、又は高レベル若しくは低レベルで調節される一つ以上の構成要素を含むものであり、該第二の組の構成要素の一つ以上が第一の組の構成要素の結合相手であり、相互作用の欠如を含む該第一の組と第二の組の間の相互作用パターンが、該状態若しくは事象又は該状態若しくは事象が発症する危険性を示すものである方法を意図する。
【0015】
本発明の別の一側面は、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法であって、該方法が、テスト対象の被検体由来の生体試料を接触させる工程、及び該生体試料を第二の組の構成要素と接触させる工程を含むものであり、該生体試料が該状態若しくは事象に続いて被検体で存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される要素を一つ以上含むものであり、該構成要素が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−・RNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板のマーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ阻害物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、その組織の阻害物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas及びFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子のうちの二つ以上から選択されるものであり、該第二の組の構成要素の一つ以上が該第一の組の構成要素の一つ以上の結合相手であり、相互作用がないことを含む該第一の組と第二の組の構成要素の間の相互作用パターンが該状態若しくは事象、若しくはある状態若しくは事象を示すものである方法を意図する。
【0016】
本発明のさらなる一側面は治療法であって、該方法が全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する工程、又は状態若しくは事象が発生する危険性を評価する工程を含み、該方法がテスト対象の被検体に由来する生体試料を接触させる工程、及び該生体試料を一つ以上の抗体若しくは生体試料中の該一つ以上の構成要素に結合できる抗体の免疫学的等価物と接触させる工程、次いで適切な治療計画を実行する工程を含み、該生体試料が該状態若しくは事象又は異常と別の仕方で関連する状態若しくは事象の後に、被検体において存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される一つ以上の構成要素を含むものであり、該構成要素がミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN− RNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板のマーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ阻害物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、その組織阻害物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas及びFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子のうちの二つ以上から選択されるものであり、相互作用の欠如を含む該構成要素と抗体の間の相互作用のパターンが該状態若しくは事象を示すものである、治療法を意図する。
【0017】
本発明のまた別の一側面は、被検体由来の生体試料中の構成要素に対する結合相手のアレイであって、該構成要素が全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の後に該被検体において存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化されるものであり、アレイが座標(x,y)、(x2,y2)‥‥(xn,yn)にn個の結合相手を含むように該結合相手が(x,y)座標で定義されるものであり、構成要素と結合相手の間の相互作用のパターンが該状態若しくは事象を示すものである、アレイを含む。
【0018】
本発明のさらに別の一側面は、被検体における梗塞若しくは関連状態の大きさを推定する方法であって、梗塞の大きさ(Is)が次の式
【数1】
Figure 2004531687
上式において、
Isは梗塞の大きさであり、
F(t)dtは、梗塞をもたらす心血管状態若しくは事象の後に被検体において存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素の生体試料における遊離速度であり、[f(t)は、構成要素出願関数としても知られる]、
Bwは被検体の体重であり、
Kwは構成要素が遊離される先の体重の比率であり、
Edは評価からの構成要素の除去速度であり、
Krは遊離した構成要素の総量を梗塞に至った組織から遊離した構成要素の量で割ったものであり、
で決定され、該方法が該被験体由来の生体試料を該構成要素の一つ以上の結合相手と接触させる工程を含み、該試料が心血管状態若しくは事象、又他の方法で心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に被検体において存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素を含むものであり、その結合相手が固体担体に固定されているものであり、構成要素と結合相手の間の相互作用のパターンが梗塞の大きさを示すか又はそうでなければ梗塞の大きさを評価するためのデータ入力を提供するものである方法を提供する。
【0019】
本発明のまたさらに別の一側面は、全身の脈管構造と関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法であって、該方法が生体試料中の二つ以上のmRNA分子の存在をスクリーニングする工程を含み、該mRNA分子が、心血管状態若しくは事象、又は他の方法で心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素に翻訳可能なものであり、該スクリーニング工程が該mRNA分子とハイブリッド形成できるか又そうでなければ該mRNA分子を捕捉できるオリゴヌクレオチドのアレイと生体試料を接触させる工程、及び該ハイブリッド形成若しくは該捕捉を検出する工程を含むものであり、該mRNA分子の存在若しくは非存在が該状態若しくは事象又はそれらの発生の危険性を示すものである方法を意図する。
【0020】
本発明のさらに別の一側面は、被検体の全身の脈管構造の状態若しくは事象が発生する危険性を推定する方法であって、この危険性が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN− RNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはその断片又はリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の一つ以上の存在若しくは不存在の関数である、方法を提供する。
【0021】
本発明の別の一側面は、被検体におけるAMI若しくは関連状態を含むACSの発症の危険性を推定する方法であって、該方法が生体試料中にある二つ以上のmRNA分子の存在についてスクリーニングする工程を含むものであり、このmRNA分子が心血管状態若しくは事象の後に、又は心血管異常に他の方法で関連する状態若しくは事象の後に、存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素に翻訳可能であり、該スクリーニング工程が、該生体試料を、該mRNA分子とハイブリッド形成でき若しくは他の方法で捕捉できるオリゴヌクレオチドのアレイと接触させる工程、及び、該ハイブリッド形成若しくは該捕捉を検出する工程を含むものであり、該mRNA分子の存在若しくは不存在が心血管状態若しくは事象、又は別の方法で心血管異常に関連する状態若しくは事象、又はこれらが発症する危険性を示すものである方法を意図する。
【0022】
本発明の更なる一側面は、全身の脈管構造の状態若しくは事象を評価するためのデータ処理法であって、
(1) バイオチップアレイ上に固定された構成要素との相互作用又は相互作用の不存在の指標としてのレポーター分子を検出する工程、
(2) (1)で得たデータを分析して生体試料中に存在する構成要素を同定する工程、
(3) (2)から得た構成要素の量を任意選択的に定量する工程、
(4) データを解析して状態若しくは事象の起こりやすさ若しくは危険性の原因を突き止める工程、
を実行するデータ処理法に向けられる。
【0023】
本発明のまた別の一側面は、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の起こりやすさ若しくは危険性を評価するためのコンピュータプログラム製品を意図する。この製品には次のものが含まれる。即ち
(1) 次のリストから選択される特性の一つ以上に対する入力値を受け取るコード、
(a)ミオグロビンの存在又は不存在
(b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
(c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
(d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
(e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
(f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
(g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
(h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
(i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
(j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
(k)細胞質FABP
(l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
(m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
(n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)及び中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
(o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
(p)血清アミロイドAの存在又は不存在
(q)P−セレクチンの存在又は不存在
(r)プロスタグランジンの存在又は不存在
(s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
(t)ヒスタミンの存在又は不存在
(u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
(v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
(w)フィブリンの存在又は不存在
(x)フィブリノゲンの存在又は不存在
(y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
(z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
(aa)フェリチンの存在又は不存在
(bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
(cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
(dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
(ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
(ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
(gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
(hh)レプチンの存在又は不存在
(ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ阻害物質の存在又は不存在
(jj)ヘパリンの存在又は不存在
(kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
(ll)自身の組織阻害物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
(mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
(nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
(oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
(pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
(qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
(rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
(ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
(tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
(uu)因子VIIaの存在又は不存在
(vv)トロンビンの存在又は不存在
(ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
(xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
(yy)Fas及びFasリガンドの存在又は不存在
(zz)そのリガンド若しくはその結合相手、又は上記のもの若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、及び、
(2) 該コードを記憶するコンピュータで読取可能な媒体。
【0024】
本発明のさらに別の一側面は、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象を有する被検体の発症の可能性を評価するための、以下のものを含むコンピュータシステムに及ぶ。
(1) 機械で読取可能なデータを書き込まれたデータ記憶材料を含む機械で読取可能なデータ記憶媒体であって、該機械で読み取り可能なデータが次のリストから選択される特性の一つ以上に対する値を含むものである機械で読取可能なデータ記憶媒体:
(a)ミオグロビンの存在又は不存在
(b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
(c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
(d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
(e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
(f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
(g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN− RNAの存在又は不存在
(h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
(i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
(j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
(k)細胞質FABP
(l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
(m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
(n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
(o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
(p)血清アミロイドAの存在又は不存在
(q)P−セレクチンの存在又は不存在
(r)プロスタグランジンの存在又は不存在
(s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
(t)ヒスタミンの存在又は不存在
(u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
(v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
(w)フィブリンの存在又は不存在
(x)フィブリノゲンの存在又は不存在
(y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
(z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
(aa)フェリチンの存在又は不存在
(bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
(cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
(dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
(ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
(ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
(gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
(hh)レプチンの存在又は不存在
(ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
(jj)ヘパリンの存在又は不存在
(kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
(ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
(mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
(nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
(oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
(pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
(qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
(rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
(ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
(tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
(uu)因子VIIaの存在又は不存在
(vv)トロンビンの存在又は不存在
(ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
(xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
(yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
(zz)そのリガンド若しくはその結合相手、又は上記のもの若しくはその断片又はリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、
(2) 該機械で読取可能なデータを処理するための命令を記憶するための作業メモリ、
(3) 該機械で読取可能なデータを処理して該候補の配列の予測値に対応する数値を集計するための、該作業メモリ及び該機械で読取り可能なデータ記憶媒体と連動する中央演算処理装置、及び、
(4) 該予測値を受け取るための、該中央演算処理装置と連動する出力装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、部分的には、全身の脈管構造と関連する状態若しくは事象に関連する二つ以上のパラメータを評価できる検定装置の開発に基づく。パラメータが検出できると、予測的及び診断的な分析が実行できるようになる。この文意での用語「予測的」には、状態の発症したヒト若しくは事象に曝されているヒトを含む健康な若しくは健康でない被検体に対する危険因子の決定が含まれる。
【0026】
従って、本発明の一つの側面は、全身の脈管構造の状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法、又は状態若しくは事象が発症する危険性を評価する方法であって、テスト対象の被検体から、該状態若しくは事象の前、間、若しくは後に被検体に存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化され、又は高レベル調節若しくは低レベル調節される構成要素を一つ以上含む生体試料を取得する工程、及び、該生体試料を第二の組の構成要素と接触させる工程を含む方法であり、該第二の組の構成要素の一つ以上が該第一の組の構成要素の一つ以上に対する結合相手であり、相互作用をしないことを含む該第一の組と第二の組の構成要素の間の相互作用のパターンが該状態若しくは事象、又は該状態若しくは事象の発症の危険性を示すものである方法を意図する。
【0027】
全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象には、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病、肝不全、腎不全、若しくは心不全を含む器官不全、器官移植拒絶反応などの組織拒絶反応、深部静脈血栓を含む血栓性事象、感染症、循環系の血管に対する損傷、ステント、ペースメーカー若しくはその他の人工装置によって生じるステント不全若しくは外傷、腫瘍の血管新生、人工股関節置換や膝の再建などの外科手術の後の事象若しくは症状、損傷若しくは加齢関連疾患及び内皮損傷が含まれる。
【0028】
本明細書で言う「心血管状態若しくは事象」には、心臓病、心臓発作、心臓障害、及び心臓内感染症、並びに心不全が含まれる。特に好ましい実施態様では、心血管状態若しくは事象は急性冠症候群(ACS)、又はバルーン血管形性若しくは血栓溶解療法などの治療上の処置の後の冠動脈疾患や再灌流など(これらに限定されない)の関連する障害である。用語「ACS」には、急性心筋梗塞(AMI)が含まれる。心血管状態若しくは事象には、心臓が身体の代謝の要求に見合うだけの十分な拍出量を出せないときに起こる鬱血性心不全が含まれる。このような不全には、次の四つの範疇がある。
クラスI: 普通の身体活動で疲労、動悸、息切れ、又は狭心痛(心痛)が起きない冠動脈疾患(CAD)及び他の障害を持つ患者
クラスII: クラスIと同様であるが、安静時には落ち着いているものの、運動には僅かな限界がある。
クラスIII: クラスIIと同様であるが、今度は身体活動に著しい限界がある。
クラスIV: クラスIIIと同様であるが、いかなる身体活動も狭心症及び不快感を惹き起こす。
【0029】
このような症状及び事象は全て、用語「心血管状態若しくは事象」に包含され、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象にも包含される。心血管状態若しくは事象には、微生物やウイルスによる感染で惹起されるものなどの心血管異常が含まれる。微生物感染の例には、クラミジア・ニューモニエ(肺)、ポルフィロモナス・ジンジバリス(口腔)、ストレプトコッカス・サングイス又はヘリコバクター・ピロリ(腸)による感染で惹起されるもの又はこれらによる感染と関連するものが含まれる。ウイルス感染症の例には、サイトメガロウイルス若しくはコクサッキーウイルスによって惹起されるか又はこれらと関連するものが含まれる。
【0030】
用語「生体試料」は、その最も広い意味で用いられ、血液、血清、唾液、組織液、関節液、リンパ液、組織若しくは組織抽出物、心臓組織、粘液、脳脊髄液、尿、精液、糞便試料又は被検体から誘導される他の任意の試料であって、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の後に被検体において存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素を一つ以上含むかも知れない試料が含まれる。生体試料は、感染性因子若しくはそれに由来する生産物を含んでも良い。生体試料は、例えば被検体若しくは患者が医学的保護を受けられる地点から離れている場合、救命士の手当てを受ける場合、治療の優先順位を決める間、及び外科手術若しくはその他の干渉処置の間を含む如何なる時にも得られうる。「生体試料」は、血液バンクや器官バンクなどでの血液、血液産物又は組織の供給を含んでもよい。
【0031】
「被検体」又は「患者」への言及には、ヒト、霊長類、家畜動物(例えば、ヒツジ、ウマ、ブタ、ウシ、ロバ)、実験動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、モルモット)及び愛玩動物(例えば、イヌ、ネコ)が含まれる。従って本発明は、ヒト、医療産業、獣医産業、及び家畜産業での適用がある。
【0032】
生体試料中の「構成要素」には、酵素(アイソザイムなど)、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、脂質、及びリポタンパク質及び/又は炭水化物を含む脂質を含む複合体、並びに、炭水化物だけでなくRNA又はDNA又はその断片を含む核酸分子を含む複合体、及び、核酸分子を含む複合体が含まれる。「構成要素」は、本明細書では「マーカー」とも呼ばれる。この構成要素は、微生物若しくはウイルス、又はそれらの部分若しくはそれらに由来する産物であっても良い。微生物若しくはウイルスの「部分」には、細胞壁、細胞壁断片若しくは成分、細胞膜、鞭毛、炭水化物複合体、及び抗原が含まれる。「産物」には、代謝副産物、及び、細胞質や膜に関連する成分が含まれる。RNA又はDNAは細胞の壊死から生じる事があり、またmRNAのレベルの変化はDNA発現が増加若しくは減少したときに検出されることがある。
【0033】
生体試料中の構成要素は、心臓組織若しくは他の器官の組織で有意に若しくは実質的に存在するか若しくは存在せず、又は他の組織で有意に分布し、心筋損傷の最も早い可能な指標となるのが好ましく、心血管状態若しくは事象など(例えば、心筋損傷)のような全身の脈管構造に関連する事象若しくは状態の中期的な指標となるのが好ましい。
【0034】
従って、構成要素の検定は状態若しくは事象の存在及び/又は重大性の指標を与え、又は無症状の状態若しくは事象の指標を与えるべきである。例えば本発明の検定法は、梗塞又は無症状の虚血若しくは不安定狭心症の、存在並びに大きさを測定することが可能になる。
【0035】
上で述べたように、多くの異なる場所でこの検定が実施され、試料が採取されることがあるが、介護の場所で実施できることが好ましい。
【0036】
生体試料中の特に好ましい構成要素には、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas及びFasリガンド、そのリガンド若しくはその結合相手、又は上記のもの若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子が含まれる。
【0037】
ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエの検出についての言及は、好ましい実施態様では、これらの微生物由来の抗原若しくは細胞特異的分子を検出する工程が含まれる。
【0038】
上記の構成要素は生体試料中にあるが、これらはまた、第二の組の構成要素の部分としても含まれることがある。このような場合、これらの構成要素の結合相手は、生体試料中に求められる。本質的には、一つの組の一つ以上の構成要素は他の組の構成要素中に結合相手を有することになる。
【0039】
上で述べた構成要素は、第一の組又は第二の組のいずれに属していても良い。第二の組の構成要素は、一般的には固体支持体など(これに限定されないが)の支持体に固定されている。
【0040】
この固体支持体は、一般的にはガラス、又はセルロース、セラミック素材、ニトロセルロース、ポリアクリルアミド、ナイロン、ポリスチレン及びその誘導体、二フッ化ポリビニリデン(PVDF)、メタクリル酸並びにその誘導体、塩化ポリビニル、又はポリプロピレンなど(これらに限定されないが)の重合体である。ニトロセルロースは、本発明によれば特に有用であり好ましい。固体支持体は、ガラス又は重合体の媒体に支えられたニトロセルロース薄膜などの混成物であっても良い。「混成物」と言う場合、上に列挙したガラス又は重合体面の二つ以上を層状に配置したものへの言及が含まれる。固体支持体は、膜又は管、ビーズ、円盤若しくはマイクロプレート、又は検定の実施に適した他の任意の表面の形状であって良い。分子を固定化するための結合方法は当分野では良く知られており、一般的には共有結合(例えば、架橋結合)や分子を固体基体に物理的に吸着させる方法から成る。一般的に、固体支持体は、脱脂乳、ウシ血清アルブミン、ヒト血清アルブミン、トチャカ(Irish moss)抽出物、又はカラゲナン若しくはゼラチンの他の供与源などのような遮断物質と接触させる。
【0041】
語句「相互作用のパターン」はその最も広い意味で用いられ、次のようなものを含む。即ち、バックグラウンド相互作用と比べて相互作用の存在若しくは不存在、固体支持体上の結合相手に結合する構成要素のバックグラウンドと比べた相対密度などの相互作用の相対密度、支持体上の分散したスポット上で溶解した細胞内の内部分子の存在若しくは不存在、生体試料中の構成要素の相対数、及び/又は、特定の構成要素の差異のある発現が含まれる。上記の基準のいずれか又は全てを用いて固定された分子とその結合相手の間の相互作用を評価しうる。発現若しくは相互作用のパターンは、定量化されることもある。「存在」及び「不存在」への言及は、実質的な「存在」又は「不存在」だけでなく、相互に比較され若しくは他の何らかのマーカーと比較された場合の、相対的な「存在」又は「不存在」をも含む。
【0042】
「パラメータの評価」と言うときは、生体試料内の構成要素の測定が含まれ、この測定は今度は全身の脈管構造に関連する心血管状態若しくは事象の存在を示す。この評価はこれらの状態若しくは事象の危険性分析の一部となる。
【0043】
従って、本発明の別の側面は、全身の脈管構造と関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法であって、該方法が、該状態若しくは事象の後に被検体において存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素を一つ以上含む、テスト対象の被検体由来の生体試料を接触させる工程、及び該生体試料を二組目の構成要素と接触させる工程を含み、該構成要素が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas及びFasリガンド、そのリガンド若しくはその結合相手、又は上記のもの若しくはその断片又はリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子、のうち二つ以上から選択されるものであり、該第二の組の構成要素の一つ以上が該第一の組の構成要素の一つ以上に対する結合相手であり、相互作用がないことを含む該第一の組と第二の組の構成要素との間の相互作用パターンが該状態若しくは事象、又はある状態若しくは事象を示すものである方法を意図する。
【0044】
特に好ましい実施態様では、固定支持体に固定された第二の組の構成要素は生体試料内のそれぞれの結合構成要素に潜在的に特異的であるか一般的である抗体を含む。後者には、その類似体若しくは抗原性断片又はその断片を含むエピトープなどの免疫相互作用分子が含まれるが、これらに限定されない。
【0045】
本発明に基づき、発明者らは、全身の脈管構造と関連する心血管状態若しくは事象に関連する多数のマーカーの同時同定が、該状態若しくは事象を検出し、そのような事象が例えば梗塞の場合には、該事象の時間及び大きさを推定し、再灌流とその後のバルーン血管形性又は血栓溶解療法などの介入治療を検出し、並びに該状態若しくは事象に関連する危険因子を決定する場合に、より効果的な提供することを確定した。一つ以上のパラメータを同時に測定すると、一つずつ測定する場合とは対照的に、診断及び/又は誤診の危険性の回数が減り(例えば、ある特定の診断の確実性が向上する)、心臓抗凝固薬(例えば、組織プラスミノゲンアクチベーター(tPA)やストレプトキナーゼ)などの薬物の投与、並びに外科的介入、又は優先順位付けを含む救急緊急病棟、救急緊急センター又は救急緊急現場からの退院を含む、治療計画のより迅速な実行が可能になる
【0046】
従って、本発明のまた別の側面は、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する、又は発生する状態若しくは事象の危険性を評価する工程を含む治療法であって、該方法が、該状態若しくは事象、又は異常に関連するその他の状態若しくは事象の後に被検体において存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素を一つ以上含む、テスト対象の被検体由来の生体試料を接触させる工程であって、該構成要素が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、そのリガンド若しくはその結合相手、又は上記のもの若しくはその断片又はリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子のうちの二つ以上から選択される工程、及び該生体試料を一つ以上の抗体若しくは生体試料中の該一つ以上の構成要素と結合できるその免疫学的等価物と接触させる工程、及び、次いで適切な治療計画を実施する工程を含ものであり、相互作用がないことを含む該構成要素と抗体の間の相互作用パターンが該状態若しくは事象を示すものである方法を意図する。
【0047】
本発明は、tPA(即ち、血栓溶解療法)の注入、バルーン血管形性、ステント挿入及び/又は冠動脈移植外科手術(CAGS)などの処置を補完するものとして、特に有用である。従って本発明は、臨床業務の重要な補助となる。
【0048】
全身の脈管構造に関連する事象及び症状には、とりわけ心血管状態若しくは事象、外科手術後を含む外傷、心不全、肝不全若しくは腎不全を含む器官不全、心拍、深部静脈血栓を含む血栓事象、肺の状態、腫瘍もしくは癌組織の血栓事象及び血管形性が含まれる。この検定法は、状態若しくは事象を発症しているそれ以外は健康な被検者、又は外科手術や薬物投与などの危険性に直面している健康でない被験者の危険性を測定するために実施しても良い。本発明が意図する特に重要な状態若しくは事象は、心血管状態、肺の状態及び血栓事象であり、これらの状態の発症の危険性の評価である。
【0049】
特定のマーカーはある特定の状態にも用いられる。例えば、心拍又は脳損傷又は外傷のマーカーには、インターロイキン(例えば、IL−1、IL−6、IL−8、IL−10、IL−17)及びTGFβ、アミロイドβ−1−42、アミロイドβ−1−40、タウ、アポE、アポE4、S−100B、ニューロン特異性エノラーゼ及びユビキチンを含む神経性マーカーだけでなく、又は、上に列挙したその他のマーカーの代替物が含まれる。腎臓損傷若しくは腎臓病は、尿グルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)、α−GST、クレアチン、メラニンA、前立腺特異性抗原、クエン酸、酢酸塩、及びエリスロポエチンなどのマーカーにより同定できる。例えば、肺や他の肺性症状などには、他に特異的なマーカーを採用しても良い。
【0050】
本発明の方法は、便宜的に生体試料内の構成要素に対する結合相手を固定化したアレイを用いて実施する。用語「アレイ」は、アレイの結合相手の形状や順序やパターンに関するいかなる制限を意味するものではなく、この結合相手は決められたパターンで並べても良く、または無作為に若しくは半無作為に並べても良い。一般的にアレイには二つ以上の結合相手が含まれるが、好ましくは約2から約10,000まで、より好ましくは約10から約5000まで、さらに好ましくは約20から約1000までの結合相手が含まれる。アレイのスポットは、長方形、三角形、又は球形のマトリックスなどの並びで配置され、免疫グロブリン領域の位置は、例えば行と列による座標で定義する。免疫グロブリンのアレイは、約0.1mm2から約100mm2まで、好ましくは約0.5mm2から約15mm2までなどの任意の便宜的な領域をカバーしてよい。一般的に、各領域若しくはスポットは、一つの明確な特異性を有する免疫グロブリン(単数又は複数)で構成される。この文意での特異性は、異なる抗原、又は一つの抗原の異なる領域に関するものである。免疫グロブリンスポットの好ましい数は、約7から約1000までであり、約10から約1000までであるのがもっと好ましい。最も好ましいのは、免疫グロブリンが二重、三重以上など、多重で配置されることである。このアレイは、nが生体試料中の構成要素に対する結合相手の数で、各結合相手が座標(x,y)、(x2,y2)‥‥(xn,yn)で定義されるよう、相手(x,y)座標で定義される結合相手を含むのが好ましい。相互作用のパターンは二つ以上の相互作用を用いて得られる。
【0051】
従って、本発明の別の側面は、被検体由来の生体試料中に存在する構成要素の結合相手のアレイであって、該構成要素が全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の後に被検体で存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化されるものであり、その結合相手が、該アレイが座標(x,y)、(x2,y2)‥‥(xn,y n)座標でn個の結合相手を含むよう(x,y)座標で定義されるものであり、構成要素と結合相手の間の相互作用パターンが該状態若しくは事象を示すものであるアレイを含む。上の座標の下付き文字「1」、「2」並びに「n」は、座標xとyの値が同じでないことを意味する。
【0052】
一つの有用な実施態様では、本発明は、AMIを含むACSで発生するような心筋組織損傷を検出する。本発明はまた、梗塞の大きさを判定するのにも役立つ。実際の心臓損傷の存在が分かれば、早期且つ迅速な治療介入が可能になる。
【0053】
従って本発明の別の一側面は、被検体の梗塞若しくは関連状態の大きさを推定する方法であって、梗塞(Is)の大きさが次の式
【数2】
Figure 2004531687
上式において、
Isは梗塞の大きさであり、
F(t)dtは生体試料中への、梗塞をもたらす心血管状態若しくは事象の後に被検体に存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素の放出速度であり[f(t)は、構成要素出現関数としても知られる]、
Bwは被検体の体重であり、
Kwは構成要素が遊離される先の体重の比率であり、
Edは評価からの構成要素の除去速度であり、
Krは放出された構成要素の総量を梗塞に至った組織から放出された構成要素の数で割ったものである。
で決定されるものであり、
該方法が、心血管状態若しくは事象、又その他の心血管異常と関連する状態若しくは事象の後に被検体に存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素を含む該被検体由来の生体試料を、該構成要素の結合相手の一つ以上と接触させる工程を含む方法であり、その結合相手が固体支持体に固定されており、構成要素と結合相手の間の相互作用のパターンが梗塞の大きさを示すか、又はそうでなければ梗塞の大きさを評価するためのデータ入力を提供するものである方法を提供する。
【0054】
上の方程式は、Kdを形成する定数と組合わせ、f(t)を
【数3】
Figure 2004531687
と定義することにより単純化しても良い。従ってこの式は、
【数4】
Figure 2004531687
となり、この式において、パラメータの結果をベースライン条件と比較した場合には、E(T)は構成要素の活性若しくはレベルを表す。
【0055】
この生体試料中の構成要素は、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas及びFasリガンド、そのリガンド若しくはその結合相手、又はこれら若しくはその断片若しくはそのリガンド若しくはその結合相手をコードする核酸分子、又はこれら若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子を一つ以上を含むのが好ましい。
【0056】
複数の心筋マーカーが定量化され、その血漿レベルの比率が計算される場合は、時点が一つであっても心筋損傷の存在を検出するのに有用である。しかしながら、時点は複数(例えば二つ以上)であるのが好ましい。数秒、数分、数時間、数日、数週、及び数カ月にわたって採られる複数の時点は、例えば開始時期、損傷の程度、及び/又は治療方法の有効性などの更なる情報をもたらすかも知れない。約2から約10時点までを選択することが好ましい。この検定法は、好ましくは二つ以上の構成要素の相対的量、又は定量的量、又は定性的量を経時的に測定するのに有用である。一系列の曲線ができ、曲線の下の面積は、実質的に塞栓の大きさに比例する。0時間に戻る外挿法では、該梗塞のおよその時期が判定できる。
【0057】
深部静脈血栓を含む血栓症、内皮損傷、新規の腫瘍若しくは癌組織の血管新生、肺性症状、並びに動脈若しくは静脈の状態を含む全身の脈管構造に関連する他の状態若しくは事象の検出で、同様の結果が生じる。
【0058】
上で記したように、本発明の検定法は、生体試料中の核酸分子を分析することによって行うことができる。一つの側面では、血清又は細胞壊死の結果生ずるその他の組織液で総核酸(例えば、mRNA、RNA、及びDNAを含む)が検出される。別の側面では、遺伝子配列の発現レベルの上昇又は減少の後にmRNAレベルを検出する。この状況においての「発現」は、それぞれmRNA配列及びアミノ酸配列を生産する、ヌクレオチド配列の転写及び/又は翻訳を含む。如何なる事象においても、核酸分子のレベルは心血管状態若しくは事象の後で変化しうる。
【0059】
従って本発明の別の側面は、全身の脈管構造と関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法であって、該方法が該心血管状態若しくは事象、又その他の心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に存在し、存在せず、上昇し、若しくは他の方法で活性化される構成要素に翻訳可能な生体試料中の二つ以上のmRNA分子の存在をスクリーニングする工程を含み、該スクリーニング工程が生体試料を、該mRNA若しくはmRNA分子に対応するcDNAとハイブリッド形性できるか又は他の方法でこれを捕捉できるオリゴヌクレオチドのアレイと接触させる工程、及び該ハイブリッド形成若しくは捕捉を検出する工程を含む工程であり、該mRNA分子若しくはcDNA分子の存在若しくは不存在が該状態若しくは事象又はそれらの発生の危険性を示すものである方法を意図する。
【0060】
mRNA分子は、最初に逆転写酵素にかけて相補的(又はコピー)DNA(cDNA)を形成するのが好ましい。逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)は特に有用であり、本発明で意図するものである。
【0061】
実時間PCRは、遺伝子配列の発現レベルの変化を経時的に研究するのにも有用である。PEバイオシステムズ(フォスターシティ、カリフォルニア州、米国)が開発したTaqMan(登録商標)システムを用いた実時間PCRでは、ゲル電気泳動法や放射性ハイブリッド形性などの労力を要するPCR後の処理の必要がなくDNAの検出と定量化が迅速に行える(ハイドら、1996)。加えて、一体型96穴構成で同時に分析できる試料の数が大幅に増大する。この方法は、Taqポリメラーゼ(アンプリタック ゴールド、PEバイオシステムズ、フォスターシティ、カリフォルニア州、米国)の5’エキソヌクレアーゼ活性を用いて、プライマー伸長の間に、PCRプライマー間の標的DNAとハイブリッド形成した二重標識の蛍光発生プローブを切断する。切断前に、プローブの5’末端にある6−カルボキシフルオレセイン(6−FAM)などのレポーター色素を、6−カルボキシ−テトラメチルローダミン(TAMRA)により、蛍光共鳴エネルギー移動を介して消光させる。消化後にFAMが遊離される。この結果得られる蛍光を、生産物蓄積の対数期の間、518nmで実時間で連続的に測定する。それは標的配列のコピー数に比例する。
【0062】
構成要素と結合相手の間の相互作用の検出は、レポーター分子を用いて行うのが便利である。例えば、検定装置は免疫グロブリンのアレイを含んでも良い。免疫グロブリンを固定化したアレイを次いで生体試料に接触させる。この接触は、抗原が固定された免疫グロブリンに捕捉されるのに十分な時間及び条件の下で行う。捕捉された抗原は、次いで生化学的、組織化学的、免疫学的、若しくは顕微鏡的などの任意の便利な手段で検出して良い。免疫学的な検出がとりわけ便利である。例えば、捕捉抗原に特異的な、レポーター分子で標識した第二の免疫グロブリンを添加しても良い。このレポーター分子を同定すれば、抗原が捕捉されたことが示される。または、第二の免疫グロブリンを添加し、それが捕捉された抗原と複合体を形成した後、レポーター分子で標識した抗免疫グロブリンを添加し、そのレポーター分子からのシグナルの存在を測定する。一般的な方法を図1aに示す。より特異的で好ましい方法を図1b〜1eに示す。
【0063】
本明細書で用いる「レポーター分子」とは、その化学的特性により免疫グロブリン結合抗原を検出可能とする、分析的に同定可能なシグナルを提供する分子を意味する。検出は定性的又は定量的のいずれであっても良い。この種の検定法で最も一般的に用いられるレポーター分子には、発光性分子と結合した酵素などの酵素、発蛍光団、又は放射性核種を含む分子(即ち、放射性同位元素)が含まれる。酵素免疫学的検定法の場合、酵素は一般的には、例えばグルタルアルデヒド、コハク酸イミド誘導体などの物質を用いた二官能性架橋結合により、第二若しくは第三の免疫グロブリンに結合させる。しかしながら、容易に分かるように、当業者らが容易に使用可能な様々な異なる結合技術が存在する。普通に用いられる酵素には、数ある中でも西洋わさびペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、及びアルカリホスファターゼが含まれる。特定の酵素と共に用いられる基質は、一般的には、対応する酵素による加水分解の際、検出可能な色変化の発生で選択される。蛍光性産物又は閃光などの他の光シグナルを発する発蛍光性基質を採用することもできる。
【0064】
または、フルオレセインやローダミンなどの蛍光性化合物を、その結合能力を変えることなく、免疫グロブリンに化学的に結合させても良い。ある特定の波長の光を照射して活性化すると、発蛍光団で標識した免疫グロブリンは光エネルギーを吸収し、分子内で励起状態を誘発し、次いで顕微鏡で又は共焦点顕微鏡若しくは2次元レーザースキャナ(例えば、フルオルイメージャー若しくはタイフーン、モレキュラーダイナミクス社、サニーベール、米国)などの他の画像化装置を用いて可視的に検出できる特徴的な色の光を発する。
【0065】
一つの特に有用な方法では、固定化した免疫グロブリンが一つの構成要素を捕捉する。次いで、異なる若しくは重複するエピトープに対する第二抗体を免疫相互作用させて、抗体−構成要素−抗体の複合体を形成させる。第二抗体は、同定可能なシグナルの生産が可能な、例えばストレプトアビジンやアルカリホスファターゼと連結する。
【0066】
検定装置及び本発明の検定を実行するための方法は、自動化に容易に適応される。例えば、ロボットシステムを用いて、ナノリットルやピコリットルの容量を含む適切な量の免疫グロブリンを、ニトロセルロース薄膜又はマイクロタイタープレートなどの固体支持体に送達しても良い。適切な処置の後、この固定化した免疫グロブリンを次いで任意の検定で用いて良い。ここでも、この工程は自動化又はロボット工学を用いて行っても良い。
【0067】
本発明はさらに、心血管状態又は全身の脈管構造に関連する事象若しくは状態を検出するための検定装置の製造における、本明細書で記述した結合相手のアレイの使用を意図する。
【0068】
本発明のアレイはまた、マイクロチップ上での使用にも適応する。マイクロチップ技術は、様々な状態に対する何千もの結合相手の形成を可能にし、さらに自動化及び/又はコンピュータ解析をも可能にする。「マイクロチップ」には、アダプター分子、リガンド、若しくは結合相手と思われるもののアレイを含むマトリックス支持体が含まれる。
【0069】
マトリックス支持体は、バイオチップとも呼ばれる。「バイオチップ」と言う場合、「遺伝子チップ」も含まれる。遺伝子チップには、固体支持体に固定された二つ以上のオリゴヌクレオチド若しくはポリヌクレオチドの任意のアレイが含まれる。このオリゴヌクレオチド若しくはポリヌクレオチドは、特定の心臓マーカーをコードする遺伝子若しくはmRNAの配列に対応する。実時間PCRは、マーカーの上昇及び/又は下降をスクリーニングするための一つのメカニズムである。RT−PCRも、mRNA配列を読み、対応するcDNA配列に戻ることにより、標的ヌクレオチド配列の存在又は不存在を検出するのに用いうる。実時間PCR、とりわけ実時間−RT−PCRは、該マーカーの発現のパターンの変化を測定するのに特に有用である。
【0070】
本発明は、構成要素とその結合相手の間の相互作用を分析し及び/又はスクリーニングするためのデータ処理手段をさらに意図する。このデータ処理手段は、適切にプログラムされたコンピュータを含むのが好ましく、この方法の工程はこの適切にプログラムされたコンピュータを用いて行われるのが好ましい。本発明の様々な形態において、入力情報は、相互作用の相手の同定又は相互作用の不存在に関する数値、識別子、又はその他のデータの形態であって良い。この入力データはデジタル化しても良い。または、本発明の実行のため、処理手段の少なくとも一部として、専用の高速フーリエ変換チップを採用することも可能である。
【0071】
本発明の好ましい形態では、表示的測定(representational measurements)を行って、構成要素と結合相手の間の相互作用の存在を同定又は評価する。
【0072】
従って本発明の別の一側面は、全身の脈管構造の状態若しくは事象を評価するためのデータ処理手段であって、
(1) バイオチップアレイ上に固定化した構成要素との相互作用の指標として、又は相互作用の不存在の指標として、レポーター分子を検出する工程、
(2) (1)で得られたデータを解析して生体試料に存在する構成要素を同定する工程、
(3) (2)から得られた構成要素の量を任意選択的に定量化する工程、及び
(4) データを分析してある状態若しくは事象の起こりやすさ又は危険性を解明する工程、
上記の工程を実行するデータ処理手段に向けられる。
【0073】
特に有用な実施態様では、本発明はAMIなどのACSの発症の可能性の指標を提供する。
【0074】
従って、本発明の別の有用な一側面は、被検体における全身の脈管構造の状態若しくは事象を発症する危険性であって、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の一つ以上の存在若しくは不存在の関数である危険性を推定する方法を供する。
【0075】
特に有益な実施態様では、本発明は、被検体におけるAMI若しくは関連状態を含むACSが発生する危険性を推定する方法であって、該方法が心血管状態若しくは事象、又その他の心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素に翻訳可能な生体試料中の二つ以上のmRNA分子の存在をスクリーニングする工程を含むものであり、該スクリーニング工程が、生体試料を、該mRNA分子若しくはその対応するcDNA分子とハイブリッド形成できるか若しくはそうでなければこれらを捕捉できるオリゴヌクレオチドのアレイと接触させる工程、及び該ハイブリッド形成又は捕捉を検出する工程を含むものであり、該mRNA分子若しくはcDNA分子の存在若しくは不存在がある心血管状態若しくは事象又は心血管異常と他の方法で関連する状態若しくは事象又はこれらの状態若しくは事象の発症の危険性を示すものである方法を意図する。
【0076】
心臓異常又は全身の脈管構造に関連する他の状態若しくは事象の危険性の判定は、危険性の不存在が確認される場合には商業的な利益である。例えば、病院のベッド又は救急用ベッド又は救急車両を用いる必要がなくなることがある。これは、被検体の一般的な健康状態、若しくは他の状態を検査するために有用である。コンピュータスクリーニングは、危険分析に特に有用である。
【0077】
従って、別の一側面では、本発明は全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の起こりやすさ又はかかる状態の発症の危険性を評価するためのコンピュータプログム産物であって、
(3)次のものから選択される特性の一つ以上に対する入力値を受け取るコード、
(a)ミオグロビンの存在又は不存在
(b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
(c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
(d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
(e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
(f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
(g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
(h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
(i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
(j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
(k)細胞質FABP
(l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
(m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
(n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
(o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
(p)血清アミロイドAの存在又は不存在
(q)P−セレクチンの存在又は不存在
(r)プロスタグランジンの存在又は不存在
(s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
(t)ヒスタミンの存在又は不存在
(u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
(v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
(w)フィブリンの存在又は不存在
(x)フィブリノゲンの存在又は不存在
(y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
(z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
(aa)フェリチンの存在又は不存在
(bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
(cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
(dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
(ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
(ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
(gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
(hh)レプチンの存在又は不存在
(ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
(jj)ヘパリンの存在又は不存在
(kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
(ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
(mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
(nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
(oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
(pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
(qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
(rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
(ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
(tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
(uu)因子VIIaの存在又は不存在
(vv)トロンビンの存在又は不存在
(ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
(xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
(yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
(zz)それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、及び
(4)コードを記憶するコンピュータで読取可能な媒体。
を含むコンピュータプログラム産物を意図する。
【0078】
本発明のまた別の一側面は、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象を保有する被検体の起こりやすさを評価するためのコンピュータシステムであって、
(1) 機械で読取可能なデータを書き込んだデータ記憶材料を含む機械で読取可能なデータ記憶媒体であって、下記のリストから選択される特性の一つ以上に対する数値を含むものである機械で読取可能なデータ記憶媒体、
(a)ミオグロビンの存在又は不存在
(b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
(c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
(d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
(e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
(f)アスパラギアポミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
(g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
(h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
(i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
(j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
(k)細胞質FABP
(l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
(m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
(n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
(o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
(p)血清アミロイドAの存在又は不存在
(q)P−セレクチンの存在又は不存在
(r)プロスタグランジンの存在又は不存在
(s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
(t)ヒスタミンの存在又は不存在
(u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
(v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
(w)フィブリンの存在又は不存在
(x)フィブリノゲンの存在又は不存在
(y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
(z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
(aa)フェリチンの存在又は不存在
(bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
(cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
(dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
(ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
(ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
(gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
(hh)レプチンの存在又は不存在
(ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
(jj)ヘパリンの存在又は不存在
(kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
(ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
(mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
(nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
(oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
(pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
(qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
(rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
(ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
(tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
(uu)因子VIIaの存在又は不存在
(vv)トロンビンの存在又は不存在
(ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
(xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
(yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
(zz)それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、
(2)該機械で読取可能なデータを処理するための命令を記憶するための作業メモリ、
(3)該機械で読取可能なデータを処理して該候補配列の予測値に対応する該数値を集計するための、該作業メモリ及び該機械で読取り可能なデータ記憶媒体と連動する中央演算処理装置、及び、
(4)該予測値を受け取るための、該中央演算処理装置と連動する出力装置、
を含むコンピュータシステムにも及ぶ。
【0079】
これらの実施態様の例を図3に示す。これは、中央演算処理装置(「CPU」)20、例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)又は「コア」メモリなどであって良い作業メモリ22、大容量記憶メモリ24(一つ以上のディスクドライブやCD−ROMドライブなど)、一つ以上のブラウン管(陰極線管)(「CRT」)ディスプレイ端末26、一つ以上のキーボード28、一つ以上の入力ライン30、及び一つ以上の出力ライン40を含み、これらの全てが標準的な双方向性システムバス50で相互接続しているコンピュータ11を含むシステム10を示す。
【0080】
入力装置36は、入力ライン30でコンピュータ11と接続するが、これは様々な方法で実行してよい。例えば、本発明の機械読取可能データは電話線又は専用データ線34により接続したモデム(単数又は複数)32の使用を介して入力しても良い。代わりに又は加えて、入力装置36はCDを含んでも良い。または、ディスプレイ端末26と結合しているROMドライブ又はディスクドライブ24、キーボード28を入力装置として用いても良い。
【0081】
出力装置46は、出力ライン40でコンピュータ11と連結するが、これは同様に通常の装置で実行して良い。例えば、出力装置46は、本明細書に記載の合成ポリヌクレオチド配列又は合成ポリペプチド配列を表示するためのCRTディスプレイ端末26を含んで良い。出力装置には、ハードコピー出力が取れるようにプリンタ42が含まれることもあり、システム出力を後で使用するために記憶しておくディスクドライブ24が含まれることもある。
【0082】
作動中、CPU20は様々な入力装置36及び出力装置46の使用を調整し、大容量記憶装置24からのデータアクセスと作業メモリ24へのアクセス及び作業メモリ24からのデータアクセスを調整し、そしてデータ処理工程の順序を決定する。本発明の機械で読取可能なデータの処理に、幾つかのプログラムを用いて良い。例示的なプログラムは、例えば次のような工程を使用することがある、
(1)標的遺伝子の発現に関連する、次のリストから選択される少なくとも一つの特性に対する数値を入力する工程、
(a)ミオグロビンの存在又は不存在
(b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
(c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
(d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
(e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
(f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
(g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
(h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
(i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
(j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
(k)細胞質FABP
(l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
(m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
(n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
(o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
(p)血清アミロイドAの存在又は不存在
(q)P−セレクチンの存在又は不存在
(r)プロスタグランジンの存在又は不存在
(s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
(t)ヒスタミンの存在又は不存在
(u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
(v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
(w)フィブリンの存在又は不存在
(x)フィブリノゲンの存在又は不存在
(y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
(z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
(aa)フェリチンの存在又は不存在
(bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
(cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
(dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
(ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
(ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
(gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
(hh)レプチンの存在又は不存在
(ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
(jj)ヘパリンの存在又は不存在
(kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
(ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
(mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
(nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
(oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
(pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
(qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
(rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
(ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
(tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
(uu)因子VIIaの存在又は不存在
(vv)トロンビンの存在又は不存在
(ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
(xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
(yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
(zz)それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、
(2)該特性に対する数値を加えて該配列の推定値を求める工程、及び
(3)該推定値を出力する工程。
【0083】
図4は、図5のシステム10などのシステムで実行できる、本発明の合成分子を設計するための機械で読取可能なデータ、又は一連の命令を書き込むことができる磁気データ記憶媒体100の断面図である。媒体100は、通常のものであって良い適切な基板101、及び、通常のもので、その極性又は極の方向を磁気的に変えることができる磁気領域(見えない)を含む片面又は両面上の適切な被覆102を有する、通常のフロッピー(登録商標)ディスク若しくはハードディスクであって良い。媒体100には、ディスクドライブ又は他のデータ記憶装置24の軸(スピンドル)を受ける穴(図示せず)もある。媒体100の被覆102の磁気領域は、図3のシステム10などのシステムで実行するため、本明細書で記載したような通常の機械で読取可能なデータで書きこめるよう、極性が与えられ又は極の方向が決められる。
【0084】
図4は、光学読取可能データ記憶媒体110の断面図である。これも、本発明の候補分子をスクリーニングするためのそのような機械で読取可能なデータ、又は一組の命令を書き込むことが出来る。このスクリーニングは図3のシステム10などのシステムにより実行することができる。媒体110はリードオンリーメモリ(CD−ROM)を有する通常のコンパクトディスクや、光学的に読取ができ且つ磁気光学的に書込める光磁気ディスクなどの再書き込み可能な媒体であって良い。媒体100は、通常のものであって良い適切な基板111、及び、通常の普通は基板111の片面であって良い、適切な被膜112を有するのが好ましい。
【0085】
CD−ROMの場合は、良く知られているように、被膜112は反射性のものであり、機械で読取可能なデータを書き込むための複数の窪み113が焼き付けられている。窪みの並びを被膜112の表面でレーザー光を反射させて読取る。実質的に透明であるのが好ましい保護被膜114は、被膜112の上面に施される。
【0086】
光磁気ディスクの場合は、良く知られているように、被膜112には窪み113はないが、レーザー(図示せず)により一定の温度を超えて過熱されるとその極性又は極の方向が磁気的に変化することができる複数の磁気領域がある。この領域の極方向は、被膜112から反射するレーザー光の偏光を測って読取ることができる。上で述べたように、この領域の並びがデータを記号化する。
【0087】
本発明のシステムは、これらのものから特性を取り出し、複合的特性を形成する。一つ以上の特性が様々な異なる方法で組み合わされてこれらの複合的特性を形成することができる。特に複合的特性は、単一の特性及び他の複合的な特性の関数であっても良く、また単一の特性及び他の複合的な特性の組み合わせであっても良い。この関数は、代数的、論理的、シヌソイド的、対数的、直線的、双曲線的、統計的なものなどであって良い。または、二つ以上の特性が関数的な形(例えば、算術的、代数的)で得られることがある。例としては、複合的特性は二つ以上の特性の合計と等価である場合があり、または複合的特性は別の特性と一つ以上の特性の重なりの下位部分に相当する場合がある。また、複合特性は一つ以上の特性の定数倍に等しい場合がある。当然、複合特性を定義する他の多くの方法が存在する。
【0088】
本発明は、以下の限定的でない実施例により更に説明する。
【実施例1】
【0089】
心臓状態若しくは事象の初期の生化学マーカ
ミオグロビン、CK−MB、心臓トロポニン−T及び心臓トロポニン−I
初期マーカーの主な要求は、テストの実施が短期間で容易に実施されるべきであること、及びマーカーがAMIを含むACSの後間もなく放出されることである。AMIを含むACSの早期診断は、治療現場用装置(Point-of-Care device) 、即ち、AMIを含むACSの可能性のある患者が病院や一般の診療所を含む診療室に最初に来たときに使用する、小さくて好ましくは手に収まる装置であるのが理想的である。
【0090】
初期マーカーのうち、ミオグロビン、クレアチンキナーゼMBイソ型(CK−MB)を含む総クレアチンキナーゼ(CK)、心臓トロポニン−(cTn−)及び心臓トロポニン−(cTn−)の初期マーカーはそれぞれ、次のリストに基づく僅かに異なる特性を有する。即ち
(1)それが心臓組織に特異的であるか否か
(2)血清レベルがピークに達する時間
(3)ピークレベルが持続する期間
(4)臨床上の感度、及び
(5)臨床上の特異性(ディーン、1998)。
【0091】
図2は、心臓マーカーの出現の複数の時間経過を表す。
【0092】
ミオグロビンは心臓特異的ではないが、ピークに達するのが最も早い(図2)。これは通常は免疫検定で検査する。ミオグロビン検定は通常はモノクローナル抗体若しくはポリクローナル抗体、またはそれらの組み合わせを用いて測定する。胸痛が始まってから4〜5時間での血清レベルピークになるが、このピークは一過性のものであり、10〜12時間後には非診断レベルにまで下がることがある。CK−MBは、AMIを含むACSの信頼できるマーカーである。これは約12時間でピークレベルにまで上昇し、胸痛の開始後20〜24時間で急速に非診断レベルにまで降下する。
【0093】
cTn−とcTn−は、共に心臓特異的である。cTn−は実験的損傷の後に骨格筋により発現されることがあり、ヒトの再生中の骨格筋で検出された(ボルデットら、1997)ので、cTN−が有利である。しかしながら、cTn−は、臨床的に極めて感度が良く、64%の真のAMI患者を検出できる。梗塞が小さい場合は、cTn−テストは重大な数の偽陽性の結果をもたらすことがある。しかしながら、cTn−は、胸痛開始から5〜11時間でレベルが有意に上昇するという利点がある。このレベルは上昇し続け、5〜8日間、比較的一定である。
【0094】
胸痛は、救急科に来る最も普通の原因であるが、胸痛のある患者の75%ではその痛みは元来は心臓性のものではない。従って、ACSのテストで陰性の推定値を得て、安全な早期退院又は患者を病院に受け入れないという安全な決断を可能にすることも重要である。
【0095】
利用できる初期マーカーの殆どは相互に関係がある。従って、偽陽性の結果を得ることで直面する問題は、試験(例えば、CK−MB抗体テスト)をミオグロビンテストなどの他の試験と相関させることで、大部分克服される。現在では、特に所要時間の短縮が求められ、専門スタッフが病院の生化学科で診断装置を操作する必要がある場合には、これは不便でもあり費用も嵩む。これらのマーカーには、CK−MB、cTn−及びcTn−が含まれる。本発明のマイクロアレイ法を用いて幾つかの初期マーカーをテストできることは、信頼性が顕著に増加するので、有利である。
【0096】
中期及び長期の生化学マーカー
これらのマーカーは、1.5〜3日又はそれ以降にピークに達する。これらのマーカーには総クレアチンキナーゼ(CK)、心臓トロポニン(cTn−)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、乳酸脱水素酵素(LDH)、ミオシン軽鎖(MLC)及びミオシン重鎖(MHC)、脂肪酸結合(FAB)タンパク質及びABCが含まれる。これらの初期マーカーのように、後期マーカーは梗塞の大きさを推定するのに用いることができる。複数の中期/長期マーカーは、診察を受けるのが遅かったため短期マーカーについて試験できない患者に有用である。
【0097】
AMIの価値ある初期(<10h)マーカーであると思われる脂肪酸結合タンパク質などの他の血清マーカーが利用できる。
【実施例2】
【0098】
装置の診断性能の有効性の評価
診断検定の有効性(E)は次の式を用いて求める。
【数5】
Figure 2004531687
上式では、TP=真の陽性、TO=テストの総数である。TOは、式TO=TP+FP+FN+TNで計算し、FP=偽陽性、FN=偽陰性、及びTN=真の陰性である。Eの値の範囲は次のとおりである。0<E≦100。
【実施例3】
【0099】
梗塞の大きさの推定
時間の関数としての生化学マーカーの変化の大きさは、剖検で測定した梗塞の大きさと相関する。明らかに、これらの積分の信頼性は、複数のテストが利用できる場合には高まる。
【0100】
梗塞の大きさ(体積)は、
(1)生化学マーカーが放出される時間スケール
(2)生化学マーカーの放出速度(f(t))
(3)患者の体重(Bw)
(4)生化学マーカーが放出される体重の比率(Kw)
(5)生化学マーカーの循環からの除去速度(Ed)
(6)放出された生化学マーカーの総数を梗塞した心筋から放出されたマーカーの量で割ったもの(Kr)
の関数である。
【0101】
従って、梗塞の大きさ(Is)は次の式を用いて求める。
【数6】
Figure 2004531687
【実施例4】
【0102】
心筋炎症の一因となる又は心筋炎症に関連する物質の評価
心血管疾患の発生は、統計的に一定の感染性物質に結び付けられてきた。細菌(例えば、ポルフィロモナス及びクラミジア)、ある種の細菌(例えば、ヘリコバクター・ピロリ、はおそらく最も広範囲の病気を引き起こす物質である)及びある種のウイルス(コクサッキーウイルス及びサイトメガロウイルス)を含む、ある種の微生物は、AMIなどのACSを含む心血管疾患の傾向に寄与する効果がある。これらの物質は炎症性単球(inflammatory monocyte)を通して心血管系にその効果を及ぼすことがある。
【0103】
これらの微生物及びウイルスの存在は、これらの病原体の表面にある特異的エピトープに対する抗体を用いて検出する。
【実施例5】
【0104】
生化学マーカー装置の性質
本発明は体液の試料から大量の抗原を同時に測定する装置を提供する。AMIを含むACSに対する生化学マーカーの組み合わせは疑う余地のない診断を可能とする。
【0105】
テストは、少量(10〜100マイクロリットル)の血清で行い、誤差を最小限にし、ACSの信頼できる診断を行なうために短時間で測定を数回行うことを可能にする。
【0106】
本発明はまた、病原体(ポルフィロモナスや他の微生物)が存在し、それ故に炎症反応の可能性の原因の証拠がある場合には他の体液(唾液など)も検定する。
【0107】
ACS、及び拡張型心筋症(DCM)を含む鬱血性心不全(CCF)の遺伝的感受性のパターンが知られているので、そのテストは心血管症の遺伝的傾向を推定するため患者の白血球由来のDNAに対するmRNA及びcDNAマーカーを含むよう修飾可能である。
【実施例6】
【0108】
固体支持体上のアレイとしての抗体の吸着若しくはカップリング
マーカータンパク質(例えば、心臓組織から誘導したタンパク質)に対する特異的な抗体を固体表面に捕捉し又は固定する。タンパク質抗体の固定化は、静電力で行っても良く、またはビオチン化した抗体が付着できる固体支持体上の活性化部位に付着したストレプトアビジンの助けにより行っても良い。捕捉スポットを形成するのに用いる抗体の量は少なく、約10pL〜100ナノリットルである。これらはアラビノースや低分子量(3000〜5000Da)のポリエチレングリコールなどの保護用化学物質の存在下で乾燥させる。心臓マーカーに特異的な抗体のマイクロアレイは、バイオドット3000(カルテシャンテクノロジーズ、アービン、カリフォルニア州、米国)などの高精度アプリケーターを用いて、固体支持体上のアドレス可能な場所に各抗体の小さな(10pL〜10nL)スポットを適用して二次元で構築する。抗体はナイロン若しくはニトロセルロースの面に吸着させるか、又は確立された手法で共有結合的にイモビロンP(ミリポアコーポレーション)などの膜に連結する。固体支持体は、一般的には脱脂粉乳、トチャカ抽出物、又は他のカラギナン若しくはゼラチンの供与源など(これらに限定されないが)の遮断物質に浸漬するかその他の方法で接触させる。
【0109】
抗体アレイに結合した血液試料由来の血漿中の抗原を検出するための、次に挙げる幾つかの選択肢がある(図1)。
【0110】
(i) この血漿を、それぞれリジン及びシステイン残基を共有結合的に修飾するN−ヒドロキシコハク酸イミドビオチン、若しくはN−エチルマレイミドビオチンと反応させる。残留する修飾試薬を含む血漿中の低分子量の成分を、セファデックスG−10などの分子ふるいを通して遠心脱塩により除去する。脱塩血漿中のビオチン化タンパク質を次に心臓マーカーに対する抗体のアレイに適用し、37℃で30分間インキュベートする。未結合のタンパク質溶液をデカントし、アレイをリン酸緩衝化食塩水(PBS)で数回洗浄する。抗体スポットに結合したビオチン化タンパク質は、ストレプトアビジンと西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)の結合物か、ストレプトアビジンとアルカリホスファターゼ(AP)との結合物[図1b]か、又はフルオレセイン(FITC)又はテキサスレッドで修飾したストレプトアビジンで検出する。HRPとAPによる最も感度の良い検出形態には、化学蛍光性産物の酵素合成が含まれる。結合したHRPやAPの活性からの化学蛍光を生ずる基質キットは、アマシャム・フォルマシア・バイオテク(リトルチャルフォント、英国)、バイオ・ラッド・ラボラトリーズ(ハーキュリーズ、米国)及びピアス・ケミカル・カンパニー(ロックフォード、米国)から市販されている。これらの基質をアレイに適用した後、湿った膜を2〜5分間、X線フィルムと接触させ、次いで心臓マーカーに結合した抗体スポットを明らかにするために現像する。アレイに結合したビオチン化心臓マーカーは、フルオレセイン(FITC)若しくはテキサスレッドで修飾したストレプトアビジンを適用することにより直接可視化することができる。これらの3つの手順の一つを用いたアレイ上のスポットの強度は、濃度測定スキャナ(例えば、モレキュラー・ダイナミクス、サニーベル、カリフォルニア州、米国の製品)又は蛍光定量スキャナ(例えば、STORM、モレキュラー ダイナミクス)を用いて定量化でき、血液試料中のこれらのタンパク質の濃度の算出が可能になる。
【0111】
(ii) または、血漿を、試料中の全てのタンパク質上のアミノ基又はスルフヒドリル基に蛍光基を共有結合的に接着する試薬と反応させる(図1e)。タンパク質標識キットとして入手できる適切な発蛍光団は、アルゴンレーザーを用いて488nmで励起することができるAlexa488及びCBQCAである。抗体アレイに結合した蛍光標識血漿タンパク質は、走査蛍光光度計又は共焦点顕微鏡を用いて定量化することができよう。抗原結合部位の大部分が影響を受けないように中反応条件を用いるべきである。異なる心臓マーカーは、異なる数の発蛍光団で異なる程度に標識される。血漿試料は発蛍光団との反応の前に透析する必要があり、化学的誘導体化の後に脱塩しなければならない。
【0112】
(iii) アレイに結合した非標識の抗原は、結合した心臓マーカーの異なるエピトープに結合する可溶性の蛍光標識抗体と反応させることができ、結合した抗原の定量化が可能になる(図1e)。多くの試料で、血漿抗原のレベルが特定のスポットに利用できる抗体の数を超える場合がある。最初のスクリーニングで得られた目的の陽性抗原は、続いて一連の特定の抗体の希釈を用いて定量化することもある。このアレイ上のスポットにある抗体の数が試料中の適用した抗原の数を超えると、蛍光はもはや増加しないであろう。蛍光対抗体レベルのプロットにより、血漿試料中の抗原レベルが得られる。この定量的アレイ上の結合抗原のレベルは、上の(i)又は(ii)の手順を用いて測定することができ、又はアレイ上の空抗体の数は、標準的な、蛍光標識抗原を用いて測定することができるであろう。
【実施例7】
【0113】
AMI発症の検出
本装置は、患者がAMIを自覚している(胸痛の発症)か否か、またストレス試験などの試験と関連する無症状の梗塞であるか否かとは関係のない、AMIの発症時期の指標を提供する。患者は比較的高い頻度で試料採取され、結果的に生化学的マーカー曲線の形状の明確さ向上する(図2)。テストの結果は非対称で、如何なる特定の患者でも最も感受性が高いことが証明された抗体に、より大きな重みを置く。初期マーカーに対する試験の組み合わせはAMIの発症を決定するためのより良い根拠を提供する。患者が遅く来た場合(胸痛発症後>24時間)、発症時期はアレイ中の後期マーカーを用いて決定する。
【実施例8】
【0114】
梗塞の大きさの検出
心臓ミオシン重鎖(cMHC)は、長期の遅延の後に放出され、AMI後約2日間、血漿中に現れない。これは梗塞の大きさを推定するための信頼性の高いマーカーであると考えられている(メアら、1994)。心臓トロポニン−(cTn−)のピークが後期である場合、血清濃度は 梗塞の大きさについての放射性核種造影法に基づく評価と良く相関する。心臓ミオシン軽鎖(MLC)レベルも、梗塞の大きさと相関する(オームラら、1995)。
【実施例9】
【0115】
急性冠状症候群発症後の心筋再灌流の検出
患者がAMIなどの急性冠状症候群で診察を受ける場合、治療目的は閉塞した冠動脈を再び開くことであることが非常に多い。これは通常はTPAなどの血栓溶解剤により、バルーン血管形性などの人工的手段により、ステントあり又はステントなしで行われる。これらの治療の目的は、切迫した心筋の再灌流をもたらすことである。しかしながら、再灌流の時間及び救済できた心筋の程度の両方の点で、再灌流が成功したのかどうかを判定するのは難しいことが多い。今のところ、再灌流を評価するための臨床ツールは感度が低く特異的でもない。これらには、胸痛の消失などの臨床的な特性、及びSTセグメントの上昇量の減少などのECG特性が含まれる。血清マーカーは時には役に立つが、通常は遡及的でしかない。
【0116】
従って、再灌流は現在の臨床現場では簡単に診断できるものではないが、大いに関心がもたれている。再灌流が成功した後に、CK−MBやトロポニンなどの心損傷の伝統的なマーカーのレベルが短時間で極めて劇的に上昇する、「洗い流し(washout)」期があることが多い。これは、マーカーの放出パターン、及び/又はこの放出期中の一つのマーカーの別のマーカーとの比率が、再灌流の時間及び程度に関する情報量の多いデータとなることがありうる。これは、提案した方法論のもう一つの可能な適用である。
【実施例10】
【0117】
心筋炎症と関連する病原体の存在の検出
感染がアテローム性動脈硬化形成における補助因子であることがある。微生物などの感染体(クラミジア、ポルフィロモナス、ヘリコバクター及びストレプトコッカス)及びある種のウイルス(サイトメガロウイルス、コクサッキーウイルス)は、心臓マイクロアレイ装置の使用に適応できる、現存の免疫学的方法で検出して良い。
【実施例11】
【0118】
冠状動脈危険因子の測定
アテローム性動脈硬化賞の危険性は、様々な血清マーカーを用いて評価できる。これらのうち、次のものが抗体に基づくマイクロアレイを用いてモニターできる、アポリポタンパク質、リポタンパク質、酵素、受容体及び転移タンパク質のリストである。
【0119】
血漿リポタンパク質は、その密度、浮揚率、平均直径及び電気泳動移動度に基づいて特性決定される。主な種類の血漿リポタンパク質には、カイロミクロン、VLDL(前β−リポタンパク質)、LDL(β−リポタンパク質)及びHDLが含まれる。これらの種類のリポタンパク質を特徴付けるアポタンパク質の組成を表1に挙げる。
【0120】
【表1】
Figure 2004531687
【0121】
アポリポタンパク質は、リン脂質との相互作用によりコレステロールエステル及びトリグリセリドを可溶化するのを助ける。アポタンパク質は、リン脂質の脂肪アシル鎖とアポタンパク質の非極性領域の間の疎水性相互作用に主に基づいて脂質と結合し、それよりは低い度合いでリン脂質の荷電した頭部基とアポタンパク質の逆に荷電した領域のイオン性相互作用に基づいて結合する。
【0122】
アポタンパク質A(アポA−I及びアポA−II)はHDLの主な成分である。これはアポA−I(MW28,300Da)及びアポA−II(MW17,000Da)に再分割できる。
【0123】
アポリポタンパク質B(アポB)は異質である。アポB100は主にカイロミクロン、VLDL、及びLDLで見られる。アポB48はアポB100のアミノ末端半分を表し、LDL受容体のリガンドではない。
【0124】
アポリポタンパク質C(アポC)は少なくとも三つの成分を含み、その成分はVLDLの主成分として、及びHDLの微量成分として生ずる。アポC−Iは6,631DaのMWを有し、アポC−IIは8,837DaのMWを有し、アポC−IIIは8,767Daを有する。アポC−IIIも、タンパク質がその炭水化物部分に0、1、又は2個のシアル酸残基を持つかどうかによって、三つのアイソフォームを有する。
【0125】
アポリポタンパク質D(アポD)は、HDLの微量成分であり、通常は有用な血漿マーカーであるとは考えられない。
【0126】
アポリポタンパク質E(アポE)はVLDL、LDL(VLDLからLDLへの変換時に形成される粒子)及びHDLで見られる。このタンパク質は異質で、約34,000DaのMWを有する。アポE2を含むサブタイプも幾つかある。
【0127】
従って、アポリポタンパク質に対する次の抗体が、カイロミクロン、VLDL、LDL、及びHDLのモニターに使用できる(アルポヴィックら、1971)。
アポA−I(対HDL)、リサーチダイアグノスティックス社製(RDI−PRO6182)、
アポB100(対LDL)、リサーチダイアグノスティックス社製(RI−PRO610800及びLDLの酸化型用のRDI−OXLDLabm)、
アポC−I(対カイロミクロン及び低度のVLDL並びにHDL)、
アポC−II(対カイロミクロン及び低度のVLDL)、
アポC−III(対カイロミクロン並びにVLDL、及び低度のLDLとHDL)、
アポD、リサーチダイアグノスティックス社製(RDI−APODabm)及び
アポE(対VLDL及び低度のカイロミクロン)、リサーチダイアグノスティックス社製(RDI−PRO61085/61086、並びにRDI−APOEabGX)
、及びアポE2(RDI−APO61088)を同定するためのアポE2。
【0128】
アポリポタンパク質は、「サンドイッチ」検定で検出する。2種類の検定を実施できる。
i )抗体に基づく捕捉検定: これは、特定のポリクローナル抗体若しくはモノクローナル抗体を用いてアポリポタンパク質抗体を捕捉し、次に西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)などの検出/レポーター部分に結合させた第二抗体を用いて検出し、その後呈色反応を発生させて可視化する場合のサンドイッチ検定法である、及び、
ii )受容体に基づく捕捉検定: ここでは、アポリポタンパク質は特異的受容体タンパク質により捕捉され、次にHRPなどのレポーター分子に結合した第二抗体を用いて特異的に同定し、そして上で述べたように検出する。
【0129】
抗体に基づく捕捉検定は、ニトロセルロースで被覆されたガラスの顕微鏡スライド又は他の固体表面に固定した抗体を用いて、次のように実施できる。
(1)精製した抗体をPBS(pH7.2の0.1Mのリン酸ナトリウム緩衝液、0.137Mの塩化ナトリウム)で希釈するか又は希釈せずに用い、ニトロセルロースに加えてバイオドットアレイヤーを用いて長方形のアレイを形成し、4℃で一晩放置する、
(2)過剰な抗体をPBSで3回洗浄して除去し、ドットを乾燥させる、
(3)少量の血漿(〜0.1mlを1:100に希釈するか標準)を適当に希釈し、次にアレイに加えて37℃で1〜2時間インキュベートする、
(4)抗体アレイをPBSで洗浄し、乾燥させる、
(5)第二ポリクローナル抗体(1%のウシ血清アルブミン(BSA)を含むPBSで1:15,000まで希釈したビオチンペルオキシダーゼに結合したアポリポタンパク質に対する抗体が好ましい)を加える、
(6)37℃で2時間インキュベートする、
(7)洗浄する、
(8)アレイを基質(3gのo−フェニレンジアミン・ジヒドロキシクロリドを含む、3.5mMの過酸化水素水を含むリン酸緩衝化クエン酸、pH5.5)と共に30分間(暗所で)インキュベートする、
(9)0.1MのHClで反応を停止させる、そして
(10)OD492nmを読み、血漿試料をアポリポタンパク質を省いた試料と比較する。通常、アポBは、アポBをイソプロパノールを用いて沈殿させた標準的なリポタンパク質として用いられる。
【0130】
受容体に基づく捕捉検定は、工程(1)の抗体が組換え受容タンパク質に置き換えられ、工程(5)で用いる第二抗体が特定のアポリポタンパク質に対する第一抗体に置き換えられる以外は、上のように行われる。
【0131】
カイロミクロン、HDL、VLDL、及びLDLと結び付いたアポリポタンパク質ばかりでなく、血漿(例えば、リポタンパク質リパーゼ(LPL)、肝リパーゼ(HPL)及びレシチン・コレステロール・アシルトランスフェラーゼ(LCAT,60kDa)中の特異的抗体を用いて検出されうる一連の関連酵素が存在する。
【実施例12】
【0132】
他の循環系の「危険因子」タンパク質
次のタンパク質は、心臓異常の「危険状態」にあると考えられる患者の血清においてその量の有意の変化が検出されることがある(オーデルモッタラブら、1999参照)。
(i) グリコシル化ヘモグロビン(Hbalc)、
(ii) インスリン、
(iii)フィブリノゲン、
(iv) 因子VII、
(v) 可溶性ICAM−1、及び
(vi) C反応性タンパク質(Cタンパク質)。
【0133】
これらのタンパク質は、上述の抗体に基づく捕捉検定を用いてモニターできる。
【実施例13】
【0134】
アレイの調製
アレイは、急性心筋梗塞の既知の生化学的マーカー、並びに冠状動脈病に関連があると分かっている因子を全て含んでいても良い。アレイは、2次元のマトリックスの複数のスポットとして膜に共有結合するモノクローナル抗体を含んでも良い。
【0135】
スポットは、極めて小粒の抗体溶液(例えば、10ナノリットル)を適用した結果、顕微鏡で見える大きさであり、隣接スポットからは十分に離れている(100ミクロン離れたドット)。
【0136】
当業者らは、本明細書に記載の発明が具体的に記載したもの以外の変形や改良が可能であることを認めるであろう。本発明はこのような変形及び改良を全て含むことを理解されたい。本発明はまた、明細書で個別に又は集合的に記した工程、特性、組成物及び化合物の全て、及び、該工程若しくは特性の任意の二つ以上の組み合わせのいずれか及び全てをも含む。
【0137】
引用文献
1. オーデルモッタラブら、Am. Heart J. 137: 346-51, 1999。
2. アルポヴィックら、Atherosclerosis 13: 141, 1971。
3. ボーダーら、Clin. Chem. 43: 476-484, 1997。
4. ディーン、「心筋外傷のマーカーとしての心臓トロポニン−」、Cardiac Markers(AHB Wu編)、Humana Press, トトワ、ニュージャージー)205-227, 1998。
5. ハイドら、Genome Res. 6: 986-994, 1996。
【0138】
6. ハーツバーグとマイアー,M.W.、Ann. Periodontal. 3: 151-60, 1998。
7. メアら、Circulation 99: 1560-6, 1999。
8. オームラら、Int. Jpn. Circ. J. 59: 154-9, 1995。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1a】図1aは、固体支持体(SS)に固定した結合相手(BP)と相互作用した心臓マーカー(CM)の検出を示す図式である。レポーター分子(RM)はCMに付着し、RMは同定可能なシグナル(IS)を発する。
【図1b】図1b〜図1eは、固定化された構成要素(抗体、Ab)とその結合相手(心臓マーカー、CM)の間の相互作用プロトコルの様々な検出を示す図式である。一つの側面(図1b)では、CMを標識するためにビオチン(−●)を用いる。ストレプトアビジン(SA)及びアルカリホスファターゼ(AP)から成る融合タンパク質を用いて、ビオチンで標識したCMのビオチン部分に付着させる。APは基質(S)を検出可能産物(P)に変換する。Abは、固体基板に固定されている。
【図1c】図1cでは、捕捉されたCMは、蛍光性(Fl)AP/HRPにより又は放射活性で(Rad)標識した抗CM抗体により検出する。
【図1d】図1dでは、可溶性抗CM抗体を用いて固定されたCMに結合し、次いでそれ自体を蛍光タグ又は他のRMで標識した抗免疫グロブリン抗体で検出する。
【図1e】図1eでは、CMは蛍光性構成要素又は他のRMで標識する。
【図2】図2は、胸痛の開始に続く心臓マーカーの血液中への放出の時間経過を示すグラフである。
【図3】図3は、全身の脈管構造の特定の状態若しくは事象を診断するための命令を実行するのに用いられる、命令が記憶媒体に書込まれているシステムの図である。
【図4】図4は、全身の脈管構造の特定の状態若しくは事象を診断するための磁気記憶媒体の断面を表す図である。
【図5】図5は、全身の脈管構造の特定の状態若しくは事象を診断するための光学読取可能データ記憶システムの断面図である。

Claims (23)

  1. 全身の脈管構造の状態若しくは事象と関連するパラメータを評価する方法、又は状態若しくは事象が発生する危険性を評価する方法であって、テスト対象の被検体から、該状態若しくは事象の前、間、後に被検体に存在し、存在せず、上昇し、又はその他の方法で活性化され、または高レベル調節若しくは低レベル調節される一つ以上の構成要素を含む生体試料を採取する工程、及び該生体試料を第二の組の構成要素と接触させる工程を含む方法であって、該第二の組の構成要素の一つ以上が該第一の組の構成要素の一つ以上の結合相手であり、該一組目と二組目の間の相互作用の欠如を含む相互作用パターンが、該状態若しくは事象、又は該状態若しくは事象の発症の危険性を示すものである方法。
  2. 生体試料中の構成要素が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはその断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の二つ以上から選択されるものであり、該生体試料を第二の組の構成要素と接触させるものであり、該第二の組の構成要素の一つ以上が結合相手である、請求項1に記載の方法。
  3. 生体試料の構成要素の結合相手が免疫相互作用分子である、請求項1又は請求項2記載の方法。
  4. 免疫相互作用分子が抗体である、請求項3に記載の方法。
  5. 第二の組の構成要素が固体担体に固定されている、請求項1から請求項4に記載の方法。
  6. 結合相手への構成要素の結合が、生体試料中の構成要素に対する標識抗体により検出されるものである、請求項5に記載の方法。
  7. 結合相手への結合構成要素の結合が、
    (i) 全ての血漿タンパク質のビオチン化、その後の抗体マイクロアレイへの結合、
    及びその後のストレプトアビジン−AP/HRP結合への結合、
    (ii) 全ての血漿タンパク質の蛍光標識化、
    (iii)蛍光で標識した異なるエピトープに特異的な抗体、及び、
    (iv)固定化抗体の希釈を用いて決定した血漿マーカーの濃度
    により検出されるものである、請求項6に記載の方法。
  8. 状態若しくは事象が、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 被検体由来の生体試料中の構成要素に対する結合相手のアレイであって、該構成要素が全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の後に該被検体に存在し、存在せず、上昇し、又はその他の方法で活性化されるものであり、その結合相手が、アレイがn個の結合相手を座標(x,y)、(x2,y2)‥‥(xn,yn)に含むような(x,y)座標で定義されるものであり、構成要素と結合相手の間の相互作用のパターンが該状態若しくは事象を示すものである、結合相手のアレイ。
  10. 生体試料の構成要素が、ミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の二つ以上から選択されるものである、請求項9に記載のアレイ。
  11. 生体試料中の構成要素の結合相手が免疫相互作用分子である、請求項9又は請求項10に記載のアレイ。
  12. 免疫相互作用分子が抗体である、請求項11に記載のアレイ。
  13. 第二の組の構成要素が固体担体に固定されている、請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のアレイ。
  14. 状態若しくは事象が、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病である、請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のアレイ。
  15. 被検体の梗塞若しくは関連状態の大きさを推定する方法であって、梗塞の大きさ(Is)が次式:
    Figure 2004531687
    上式中、
    Isは梗塞の大きさであり、
    F(t)dtは生体試料中の、梗塞をもたらす心血管状態若しくは事象の後に被検体に存在し、存在せず、上昇し若しくは他の方法で活性化される構成要素の放出速度であり[f(t)は、構成要素出現関数としても知られる]、
    Bwは被検体の体重であり、
    Kwは構成要素が放出される先の体重の比率であり、
    Edは評価からの構成要素の除去速度であり、
    Krは放出された構成要素の総量を梗塞に至った組織から放出された構成要素の数で割ったものである、
    で測定され、該方法が、心血管状態若しくは事象、又その他の心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に被検体に存在し、存在せず、上昇し、又はその他の方法で活性化される構成要素を含む該被検体由来の生体試料を、該構成要素の結合相手の一つ以上と接触させる工程を含み、その結合相手が固体担体に固定されており、構成要素と結合相手の間の相互作用のパターンが梗塞の大きさの指標となるか、またそうでなければ梗塞の大きさを評価するためのデータ入力を提供するものである方法。
  16. 全身の脈管構造と関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する方法であって、該方法が生体試料中の二つ以上のmRNA分子の存在をスクリーニングする工程を含み、該mRNA分子が、心血管状態若しくは事象、又その他の心血管異常に関連する状態若しくは事象の後に存在し、存在せず、上昇し、又はその他の方法で活性化される構成要素に翻訳可能であり、該スクリーニング工程が、生体試料を、該mRNA分子とハイブリッド形成できるか又そうでなければmRNA分子を捕捉できるオリゴヌクレオチドのアレイと接触させる工程を含むものであり、該mRNA分子の存在若しくは不存在が該状態若しくは事象を示すか又はそれらの発生の危険性を示すものである方法。
  17. mRNA分子が、最初にcDNAを読み取るための逆転写を受けるものである、請求項16に記載の方法。
  18. 状態若しくは事象が、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病である、請求項15または請求項16に記載の方法。
  19. 全身の脈管構造の状態若しくは事象を評価するデータの処理方法であって、
    (1)指標としてのレポーター分子、又は固定された構成要素又はバイオチップアレイとの相互作用若しくは相互作用の不存在を検出する工程、
    (2)(1)で得られたデータを分析して生体試料中の構成要素を同定する工程、
    (3)(2)から得られた構成要素の量を任意選択的に定量化する工程、及び
    (4)状態若しくは事象の起こりやすさ若しくは危険性の原因となるデータを分析する工程、
    を実行するデータの処理方法。
  20. 治療法であって、全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象に関連するパラメータを評価する工程、又は状態若しくは事象が発生する危険性を評価する工程を含み、該状態若しくは事象又はその他の異常に関連する状態若しくは事象の後に被検体に存在し、存在せず、上昇し、又はその他の方法で活性化される一つ以上の構成要素を含むテスト対象の被検体由来の生体試料を接触させる工程であって、該構成要素がミオグロビン、ミオシン軽鎖(MLC)、ミオシン重鎖(MHC)、CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)、乳酸脱水素酵素(LDH−H4)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNA、FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)、グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイム、α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、細胞質FABP、脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、アドレノメデュリン(ADM)、低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)、C反応性タンパク質(CRP)、血清アミロイドA、P−セレクチン、プロスタグランジン、血小板活性化因子(PAF)、ヒスタミン、腫瘍壊死因子α(TNFα)、可溶性TNF受容体2(sTNFR2)、フィブリン、フィブリノゲン、フィブロノリティックペプチド、修飾ヘモグロビン(HbA1c)、フェリチン、可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)、熱ショックタンパク質、アポB、アポA、アポE、ホモシステイン若しくはその部分、ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、壊死と血小板マーカー、レプチン、心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質、ヘパリン、メタロプロテイナーゼ−9、自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1、アンジオテンシン変換酵素、CD95/アポ1/Fas、肝細胞増殖因子、可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)、血漿脳ナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII型受容体、構成的内皮一酸化窒素シンターゼ、糖タンパク質IIIa遺伝子多型、因子VIIa、トロンビン、エンドセリン−1、心臓筋原線維タンパク質、Fas並びにFasリガンド、それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子のうちの二つ以上から選択される工程、及び、該生体試料を一つ以上の抗体若しくは生体試料中の該一つ以上の構成要素と結合できるその免疫学的等価物と接触させる工程であって、相互作用の不存在を含む該構成要素と抗体の間の相互作用のパターンが該状態若しくは事象を示すものであり、次いで適切な治療療法を行なう工程を含む、治療法。
  21. 状態若しくは事象が、心血管、心拍、肺、腎血管、脳血管、血栓、若しくは全身の、動脈若しくは静脈の状態若しくは事象を含む血管病である、請求項20に記載の方法。
  22. 全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象の起こりやすさ若しくは危険性を評価するためのコンピュータプログラム産物であって、
    (1)次のリストから選択される特性の一つ以上に対する入力値を受け取るコード、
    (a)ミオグロビンの存在又は不存在
    (b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
    (c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
    (d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
    (e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
    (f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
    (g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
    (h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
    (i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
    (j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
    (k)細胞質FABP
    (l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
    (m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
    (n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
    (o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
    (p)血清アミロイドAの存在又は不存在
    (q)P−セレクチンの存在又は不存在
    (r)プロスタグランジンの存在又は不存在
    (s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
    (t)ヒスタミンの存在又は不存在
    (u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
    (v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
    (w)フィブリンの存在又は不存在
    (x)フィブリノゲンの存在又は不存在
    (y)フィブロノリティックぺプチドの存在又は不存在
    (z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
    (aa)フェリチンの存在又は不存在
    (bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
    (cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
    (dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
    (ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
    (ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体の存在又は不存在
    (gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
    (hh)レプチンの存在又は不存在
    (ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
    (jj)ヘパリンの存在又は不存在
    (kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
    (ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
    (mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
    (nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
    (oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
    (pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
    (qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
    (rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
    (ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
    (tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
    (uu)因子VIIaの存在又は不存在
    (vv)トロンビンの存在又は不存在
    (ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
    (xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
    (yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
    (zz)それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片又はリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、及び、
    (2)コードを記憶するコンピュータで読取可能な媒体、
    を含む、コンピュータプログラム産物。
  23. 全身の脈管構造に関連する状態若しくは事象を有する被検体の発症の可能性を評価するコンピュータシステムであって、
    (1)データ記憶装置を含む、機械で読取可能なデータが書込まれた機械で読取可能なデータ記憶媒体であって、次のリストから選択される特性の一つ以上に対する数値を含む記憶媒体、
    (a)ミオグロビンの存在又は不存在
    (b)ミオシン軽鎖(MLC)の存在又は不存在
    (c)ミオシン重鎖(MHC)の存在又は不存在
    (d)CK−MBを含む総クレアチンキナーゼ(CK)の存在又は不存在
    (e)乳酸脱水素酵素(LDH−H4)の存在又は不存在
    (f)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の存在又は不存在
    (g)心臓トロポニンIとT(それぞれ、cTn−とcTN−)並びにcTn−とcTN−のRNAの存在又は不存在
    (h)FABP1とヒトの心臓タイプを含む脂肪酸結合タンパク質(FABタンパク質)の存在又は不存在
    (i)グリコーゲンホスホリラーゼ−BBアイソザイムの存在又は不存在
    (j)α−心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在又は不存在
    (k)細胞質FABP
    (l)脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の存在又は不存在
    (m)アドレノメデュリン(ADM)の存在又は不存在
    (n)低密度リポタンパク質(LDL)、超低密度リポタンパク質(VLDL)、高密度リポタンパク質(HDL)並びに中密度リポタンパク質(IDL)の存在又は不存在
    (o)C反応性タンパク質(CRP)の存在又は不存在
    (p)血清アミロイドAの存在又は不存在
    (q)P−セレクチンの存在又は不存在
    (r)プロスタグランジンの存在又は不存在
    (s)血小板活性化因子(PAF)の存在又は不存在
    (t)ヒスタミンの存在又は不存在
    (u)腫瘍壊死因子α(TNFα)の存在又は不存在
    (v)可溶性TNF受容体2(sTNFR2)の存在又は不存在
    (w)フィブリンの存在又は不存在
    (x)フィブリノゲンの存在又は不存在
    (y)フィブロノリティックペプチドの存在又は不存在
    (z)修飾ヘモグロビン(HbA1c)の存在又は不存在
    (aa)フェリチンの存在又は不存在
    (bb)可溶性細胞接着分子−1(ICAM1)を含む可溶性細胞接着分子(ICAM)の存在又は不存在
    (cc)熱ショックタンパク質の存在又は不存在
    (dd)アポB、アポA、アポEの存在又は不存在
    (ee)ホモシステイン若しくはその部分の存在又は不存在
    (ff)ストレプトコッカス・スピーシーズ、ポルフィロモナス・ジンジバリス、ヘリコバクター・ピロリ及びクラミジア・ニューモニエ若しくはその免疫学的類似体、の存在又は不存在
    (gg)壊死と血小板マーカーの存在又は不存在
    (hh)レプチンの存在又は不存在
    (ii)心臓内因性キニンのバソペプチダーゼ抑制物質の存在又は不存在
    (jj)ヘパリンの存在又は不存在
    (kk)メタロプロテイナーゼ−9の存在又は不存在
    (ll)自身の組織抑制物質を含むメタロプロテイナーゼ−1の存在又は不存在
    (mm)アンジオテンシン変換酵素の存在又は不存在
    (nn)CD95/アポ1/Fasの存在又は不存在
    (oo)肝細胞増殖因子の存在又は不存在
    (pp)可溶性血管細胞接着分子−1(VCAM1)の存在又は不存在
    (qq)血漿脳ナトリウム利尿ペプチドの存在又は不存在
    (rr)アンジオテンシンII型受容体の存在又は不存在
    (ss)構成的内皮一酸化窒素シンターゼの存在又は不存在
    (tt)糖タンパク質IIIa遺伝子多型の存在又は不存在
    (uu)因子VIIaの存在又は不存在
    (vv)トロンビンの存在又は不存在
    (ww)エンドセリン−1の存在又は不存在
    (xx)心臓筋原線維タンパク質の存在又は不存在
    (yy)Fas並びにFasリガンドの存在又は不存在
    (zz)それらのリガンド若しくはそれらの結合相手、又は上記のもの若しくはそれらの断片若しくはリガンド若しくは結合相手をコードする核酸分子の存在又は不存在、
    (2)該機械で読取可能なデータを処理するための命令を記憶するための作業メモリ、
    (3)該機械で読取可能なデータを処理して該候補の配列の予測値に対応する該値を集計するための、該作業メモリ及び該機械で読取り可能なデータと連動する中央演算処理装置、及び、
    (4)該予測値を受け取るための、該中央演算処理装置と連動する出力装置、
    を含むコンピュータシステム。
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