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JP2003534001A - プロpsaの特定形態に対する抗体およびそのイムノアッセイにおける使用 - Google Patents

プロpsaの特定形態に対する抗体およびそのイムノアッセイにおける使用

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JP2003534001A
JP2003534001A JP2001587005A JP2001587005A JP2003534001A JP 2003534001 A JP2003534001 A JP 2003534001A JP 2001587005 A JP2001587005 A JP 2001587005A JP 2001587005 A JP2001587005 A JP 2001587005A JP 2003534001 A JP2003534001 A JP 2003534001A
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JP
Japan
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propsa
psa
antibody
detecting
peptide
Prior art date
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JP2001587005A
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ヘーゼル,ヴォルフガング
ペーター,ヨッヘン
ヴォーム,オーレ
クロッグ,トーマス,エヌ.
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F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
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Publication date
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Application filed by F Hoffmann La Roche AG filed Critical F Hoffmann La Roche AG
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    • G01N33/574Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • G01N33/57407Specifically defined cancers
    • G01N33/57434Specifically defined cancers of prostate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K16/40Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against enzymes
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、前立腺特異的抗原(PSA)の酵素的に不活性な前駆体の特定形態に対する抗体、その製造、およびその[−5,−6,−7]プロPSAの測定のためのイムノアッセイにおける使用、ならびに前立腺癌の分野における改良された診断法のためのこれらのアッセイから得られる測定値の適用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、前立腺特異的抗原(PSA)の酵素的に不活性な前駆体の特定形態
に対する抗体、その製造、その[−5,−6,−7]プロPSAの測定のための
イムノアッセイにおける適用、および前立腺癌の分野における改良された診断法
のためのこれらのアッセイから得られる測定値の使用に関する。
【0002】 発明の詳細な説明 前立腺の癌(PCa)は、米国人男性に最も頻繁に診断される癌の形態である
。Parker,S.L.ら、CA Cancer J.Clin.,46:5
−27,1996。PSAとも呼ばれる前立腺特異的抗原は、前立腺癌を有する
患者の治療のための信頼性のある予後マーカーとして広く用いられた。Cata
lona,W.J.ら、N.Engl.J.Med.,324:1156−11
61,1991;Osterling,J.E.,J.Urol.,145:9
07−923,1991。腫瘍マーカーとして、これは、健常な男性の血液にお
いて検出されないか、または検出されたとしても非常に低濃度である点で、大き
な利点を有する。一般に、該疾患が進行した段階で非常に上昇したPSA値が測
定される。
【0003】 非常に重要な臨床上の問題は、初期における一定のPCaの検出およびPCa
と悪性前立腺過形成(BPH)との区別である。現行のPSA試験に伴う主な問
題の1つは、このBPHとPCaとの区別が確実でないことである。McCor
mack,R.T.ら、Urology,45:729−744,1995。例
えば、血清中2〜15ng/mlの範囲のPSA濃度では、かかるPSA値はB
PHによっても引き起こされるため、悪性の存在は明確に決定できない。PCa
の存在を確かめるためにはPSA測定に加え、高価で痛みを伴う試験(例えば、
直腸生検)を行わなくてはならない。
【0004】 血清におけるPSA検出の診断精度を向上させるため、PSA密度、PSA割
合、総PSAに対する遊離PSA比またはPSA複合体と総PSAとの比などの
種々の代替手順が提案された。Benson,M.C.ら、J.Urol.,1
47:815−816,1992;Carter,H.B.ら、J.Am.Me
d.Assoc.,267:2215−2220,1992;Oesterli
ng,J.E.ら、J.Am.Med.Assoc.,270:860−864
,1993。
【0005】 PSAは「カリクレイン」として知られるタンパク質/酵素の一群に属する。
ヒトカリクレインファミリーは、hK1、hK2およびhK3(PSA)と記載
される3つのメンバーから構成される。Clements,J.A.,Endo
cr.Rev.,10:393−419,1989;Carbini,L.A.
ら、J.Hypertens.,11:893−898,1993。
【0006】 hK1は、主に腎臓、膵管および下顎骨下唾液腺で産生される。Fukush
ima,D.ら、Biochemistry,24:8037−8043,19
85。
【0007】 hK2はPSAと同様、主に前立腺上皮で産生され(Morris,B.J.
,Clin.Exp.Pharm.Phys.,16:345−351,198
9)、PSAと78%の相同性を有する(Schedlich,L.J.ら、D
NA,6:429−437,1987;Lilja,H.,World J.U
rol.,11:188−191,1993)。hK2の潜在的前立腺癌マーカ
ーとしての性質は、Young,C.Y.F.ら、The Prostata
Supplement,7: 17−24,1996の概説論文で考察された。
【0008】 前立腺特異的抗原(PSA)すなわちhK3は、分子量が約29,000ダル
トンの糖蛋白である。これは、前立腺上皮細胞で形成され、精液の成分である。
PSAは中性セリンプロテアーゼの酵素活性を有する。その主な機能は、射精液
の必須成分として精子の運動を阻止するセミノゲリンIおよびIIならびにフィ
ブロネクチンを切断することである。これらのタンパク質を加水分解することに
より、PSAは精液凝塊の液化を引き起こし、精子を移動させる。
【0009】 PSAはキモトリプシン様プロテアーゼであるが、hK2はトリプシン様プロ
テアーゼである。
【0010】 PSAは、血清中に、異なる分子形態で存在することが知られている。PSA
の大部分が不活性な複合体の形態で存在し、それにより、とりわけ、α1−抗−
キモトリプシンが、PSAと複合体を形成し、それにより酵素活性も阻害される
【0011】 しかしながら、さらに複合体は、PSA−ACTと比べて非常に低い程度にし
か血清中に存在しないα1−抗トリプシンインヒビターおよびプロテインCイン
ヒビターなどの他のセリンプロテアーゼインヒビター(セルピン)によっても形
成されうる。さらにまた、PSAは、別のタイプのプロテアーゼインヒビター、
すなわち、α2−マクログロブリン(α2−M)とも複合体を形成する。このプ
ロテアーゼインヒビターの血清中における含量について、文献ではさまざまな記
載がなされており、これは、この複合体ではPSAが免疫学的に入手可能でない
ことが主な理由である。以下、本明細書中で使用される「総PSA」という表現
は、α2−MとのPSA複合体は現在使用されているいかなる免疫学的検出方法
を用いても検出できないことから、遊離PSAおよびセルピンと複合体を形成し
たPSAをあわせて言及するものである(TewariおよびBluestei
n,J.Clin.Ligand Assay 1995,第18巻,S.18
6−196)。「総PSA」に加えて、PSAトータルという表現も同じ意味で
使用する。
【0012】 同様に、他の2つのカリクレインhK1およびhK2の総カリクレインに対し
ても同じ定義を適用する。しばしば、カリクレイン(トータル)またはPSA(
トータル)という。
【0013】 複合体を形成したPSAに加え、複合体を形成しえない酵素的に不活性な遊離
PSAもまた、血清中に存在する。Pettersonら、Clin.Chem
.第41巻,(No.10),1480−1488頁,(1995)には、総P
SAの約15%〜20%が遊離(複合体を形成していない)形態で血清中に存在
することが記載されている。したがって、Pettersonら、および他の研
究者グループは、この遊離の酵素的に不活性なPSAがプロ酵素形態でありうる
こと、またはこれが、PSAのアミノ酸145と146間のlys−lys結合
の内部切断により不活性となったのではないかということについて考察している
【0014】 PSA分子は、261個のアミノ酸からなるプレプロフォームとして合成され
る。17個のアミノ酸長のシグナルペプチドが小胞体において切断される。した
がって、酵素的に不活性なプロPSA(チモーゲン)は244個のアミノ酸長で
ある。
【0015】 酵素的に活性な「成熟」PSAは、プロペプチド(7個のアミノ酸)が切断さ
れると生じる(例えば、Melegos + Diamandis,Clin.
Biochem.,29(3),193−200,1996))。
【0016】 PSAプロペプチドの7個のN末端アミノ酸を有するプロPSA分子は、[−
7]プロPSAとも呼ばれる。N末端が短い配列を有するプロPSA分子は、プ
ロペプチド部分の長さに応じて[−6]、[−5]、[−4]等のプロPSAと
よばれる。
【0017】 ヒト血清中に存在するPSAの形態の正確な構造は、まだ詳細には決定も解析
もされていない。とりわけ、例えば、血清中に複合体でなく遊離で存在するPS
Aの正確な構造の概要は、まだ明らかになっていない(Pausら、(1998
) J.of Urology 159,1599−1605)。その理由は、
血清中の遊離PSA濃度が非常に低いため、十分な材料を単離するのが大変困難
であり、研究室での試験に利用できないためである。Noldusら J.of
Urology 158,1606−1609 (1997)は、精製されて
いない形態の遊離PSAを、高力価PSA血清の混合物(PSAトータル>20
00ng/ml)230mlから約25%の収率で単離し、N末端シークエンシ
ングを用いて解析した。正常N末端およびアミノ酸145と146間のPSA鎖
の切断の存在が示された。このことは、このPSAが複合体の形態で存在しない
ことを説明しうる。プロPSA形態、すなわち、N末端にさらなるアミノ酸を有
するPSA分子は示されなかった。
【0018】 国際公開第98/49323号パンフレットには、PSAに対する抗体を用い
て生物学的試料中に存在する遊離PSAの分子形態を同定し、分子の特性付けを
行った。それにより、遊離PSAの有意な部分が血清中に[−4]プロPSA、
すなわち、プロPSA配列あたり4個のアミノ酸が伸長されたN末端PSA分子
として存在することが示された。
【0019】 関連する従来技術には、プロペプチドの部分をなお含有する遊離PSA分子の
特異的診断方法はない。国際公開第98/49323号パンフレットに記載の[
−4]プロPSA以外のプロPSA形態がヒト起源の試料液中に存在するか否か
は、十分に理解されていない。さらに、関連する従来技術には、異なる長さのプ
ロPSA配列部分を有する遊離PSAの診断値に関するデータも含まれていない
【0020】 したがって、本発明の目的は、特定のプロPSA形態の特異的検出を行うため
の診断ツールを提供すること、およびこれらの新規な試験が前立腺癌の分野にお
ける、特にBPHとPCaの区別における改良された診断法に貢献しうるか否か
を判定することである。
【0021】 したがって、最初の段階で、国際公開第98/49323号パンフレットの[
−4]プロPSAに相当しない他のプロPSA形態が見出されるか否かを最新の
解析方法を用いて調べた。驚いたことに、少なくとも3つのさらなるプロPSA
形態([−2、−5、−7]プロPSA)が見出された。これらの予備試験に基
づき、これらのプロPSA形態の診断的関連性に関する疑問を検討した。
【0022】 本発明の目的を達成するために必要な作業を行うため、[−5、−6、−7]
プロPSAと反応するが、より短いプロPSA形態[−4]、[−3]などを有
意に検出しない抗体を作製し、特異的に選択した。
【0023】 異なる長さを有するプロPSA形態のN末端配列に相当する合成ペプチドを作
製し、免疫化、スクリーニングおよび特性付けの目的に使用した。
【0024】 本発明に関連する特異性を有する抗体を開発し、単離した。かかる抗体は、[
−5、−6、−7]プロPSAと反応するが、[−4]プロPSAペプチドまた
はそれより短いPSAペプチドに対して有意な結合特性を示さない。
【0025】 したがって、好ましい具体的な態様は、[−5、−6、−7]プロPSAに結
合するが、[−4]プロPSAまたはそれより短いプロPSA形態と本質的に反
応しないことを特徴とする、プロPSAに対する抗体である。
【0026】 これらの抗体を、通常の方法により精製し、修飾し、誘導し、[−5、−6、
−7]プロPSAを検出するためのイムノアッセイに使用した。
【0027】 驚いたことに、天然の試料は、[−5、−6、−7]プロPSAの測定可能な
部分を含むことが観察された。さらにまた、驚いたことに、これらの特定のプロ
PSA形態は、比較的安定であり、イムノアッセイを用いて測定しうる有意な濃
度で被検試料中に存在することが観察された。
【0028】 本発明の方法を用いて測定される[−5、−6、−7]プロPSA値を、臨床
的および診断的関連性に関して従来技術で公知のPSAアッセイと比較した。
【0029】 最初に述べたように、臨床的診断法におけるPSA測定値の使用に伴う主な問
題の1つは、低いがわずかに上昇したPSA値の範囲である。BPHとPCaと
の区別は総PSA値では行うことができない。本発明によるプロPSAの特定形
態に関する試験は、この臨床的に特に重要な測定範囲、すなわち総PSA濃度が
20ng/ml以下において重要で診断的関連性のあるさらなる情報を提供し(
例えば、Roche Diagnostics社の総PSA用Elecsys(
登録商標)試験で測定)、したがって、PCaとBPHとの区別の改良に重要な
貢献を果たす。
【0030】 本発明のさらに好ましい態様は、したがって、前立腺癌の分野における診断に
関連する臨床的課題のための[−5、−6、−7]プロPSA値の使用である。
【0031】 本発明の抗体およびこれらを用いて確立された免疫学的方法により、初めて遊
離PSAと[−5、−6、−7]プロPSAの総量との比率を算出することが可
能になる。この比率が臨床上/診断上の所見を実質的に向上させることが驚くほ
ど判定されるため、遊離PSAの[−5、−6、−7]プロPSAに対する比率
の使用は、本発明の特に好ましい態様を示す。
【0032】 以下、本発明を詳細に記載する。
【0033】 PSA分子の前駆体は、「プレ−プロPSA」であり、261個のアミノ酸か
ら構成される。シグナルペプチドは、17個のアミノ酸長であり、プレ−プロP
SAが分泌管に進入するとすぐ、小胞体で切断される。生じた酵素的に不活性な
プロPSA(このPSAの不活性前駆体は、チモーゲンとも呼ばれる)は、該プ
ロペプチドの7個のN末端アミノ酸の放出(切断)により、酵素的に活性な「成
熟」PSAに変換される。この酵素的に活性な成熟形態は237個のアミノ酸を
有し、分子量は約29kDである。
【0034】 PSAならびに2つの他のカリクレインhK1およびhK2は、不活性な複合
体の形態で、すなわち種々のプロテアーゼインヒビターに結合した形態で循環系
に多く存在することが知られている。ほとんど大部分がα1−抗−キモトリプシ
ンと複合体を形成したものである。
【0035】 [−7]プロPSAのプロペプチドは、前述のような7個のアミノ酸長である
。これは、アミノ酸配列アラニン−プロリン−ロイシン−イソロイシン−ロイシ
ン−セリン−アルギニン(APLILSR)を有する。hK2のプロペプチド配
列は、バリン−プロリン−ロイシン−イソロイシン−グルタミン−セリン−アル
ギニン(VPLIQSR)である。PSAの最初のN末端アミノ酸はイソロイシ
ンである。驚いたことに、[6]プロPSAに相当する合成ペプチドを免疫化に
用いると、本発明の反応スペクトル、すなわち、プロPSA形態[−5]、[−
6]および[−7]に対する良好な結合性を有する抗体を得ることができること
がわかった。また、実際に使用したペプチドは、成熟PSA由来の第1アミノ酸
を含有する。したがって、その配列はPLILSRIである。
【0036】 短いペプチドは、それ自体、ほんのわずかに免疫原性であるか、または免疫原
性でないことが知られている。したがって、免疫化の目的のためには、ペプチド
を適当な担体構造、例えばウシ血清アルブミンまたはスカシガイのヘモシアニン
に結合させることが通常必要である。また、必要であれば、「アジュバント試薬
」を添加することにより免疫応答を増強させる。本発明の好ましい態様は、した
がって、PSAの[−5、−6、−7]プロペプチドを含む免疫原である。配列
番号:2のペプチドを用いて得られうる免疫原は特に好ましい。
【0037】 本発明の抗体はまた、[−7]プロPSAペプチドまたはミメトープ、例えば
、[−6]プロPSAのミメトープなどの他の免疫原との適切な組み合せを用い
、以下に記載のスクリーニング基準により得ることができる。
【0038】 したがって、本発明の目的は、[−5、−6、−7]プロPSAに対する特異
性を有し、[−4]プロPSAおよびそれより短いPSA形態と本質的に非反応
性である抗体である。異なるプロPSA形態[−7]、[−6]および[−5]
プロPSAは、かかる抗体により効果的に結合されるが、[−4]プロPSAは
本質的に非反応性である。
【0039】 PLILSRIペプチドは、標準法(Peptide,Hans−Diete
r Jakubke,Spektrum Verlag,ハイデルベルク,19
96)を用いて合成により作製した。実験により、短いペプチドそれ自体は、あ
まり免疫原性でないことが示されている。したがって、免疫化の目的のため、合
成PLILSRIペプチドをスカシガイのヘモシアニン、ウシ血清アルブミンま
たはエデスチンなどの適当な輸送タンパク質に結合させる。
【0040】 この目的のために典型的に使用される研究用動物、すなわちマウス、ラット、
ウサギまたはヒツジにおいて免疫化を行う。典型的なアジュバント物質(例えば
、フロイントアジュバント)を用いて免疫応答を刺激する。
【0041】 モノクローナル抗体を作製するため、脾臓細胞、好ましくはマウス由来の脾臓
細胞(動物はしかるべく免疫化した)を、当業者に公知の方法を用いて不死化す
る。ハイブリドーマ技術(KoehlerおよびMilstein,Natur
e 256(1975),495−497)に基づく方法またはエプスタイン−
バーウイルスを用いる形質転換(EBV形質転換[モノクローナル抗体作製技術
および応用、Lawrence B.Schook編、Marcel Dekk
er Verlag,1987])が特に好ましい。
【0042】 免疫応答の質は、動物間で、および種間で大きく変動する。この理由のため、
得られる抗体もまた必要な性質を有することを確実にする適切なスクリーニング
方法を使用することが必要である。
【0043】 本発明のさらなる目的は、したがって、適切なスクリーニングシステムを含む
抗体作製方法である。このスクリーニングシステムでは、得られる抗体が、前述
の免疫化により、[−5、−6、−7]プロPSAに対する適切な結合特性を有
し、かつ[−4]プロPSAおよびそれより短いPSA形態と本質的に非反応性
であることが確実である。
【0044】 特に好適なスクリーニングシステムは、ビオチン化形態のストレプトアビジン
固相上にコートされた、7個のアミノ酸長のPLILSRIペプチドを含む。代
替例として、PSAプロペプチドを、タンパク質に結合させ、該タンパク質によ
り固相上に吸着させることもできる。これらのスクリーニングシステムのすべて
において、輸送タンパク質および結合性化学物質が、免疫原を作製するために使
用される成分とは異なることを確実にするバリアントが特に好ましく使用される
、すなわち、代替的な輸送タンパク質および他のタイプのリンカー構造を使用す
ることは特に好ましい。
【0045】 さらに特に好適なスクリーニングシステムは、ビオチン化PSA−[−6〜+
1]プロペプチド[PLILSRI−Bi]を抗原として使用する競合的イムノ
アッセイである。この試験システムでは、ビオチン化ペプチドがストレプトアビ
ジンを介して固相上にコートされる。次いで、この試験において、PSAのプロ
ペプチド領域由来の他の/短縮ペプチドが本発明の抗体と置換されうる程度を調
べるために調査を行う。[−5、−6、−7]プロPSAと反応するが、[−4
]プロPSAを本質的に検出しない抗体を選択する。
【0046】 プロPSAを検出するための改変形態(本明細書の以下の記載を参照)におい
て使用しうる代替スクリーニングシステムは、サンドイッチ試験である。この試
験では、PSA(例えば、精子由来)およびプロPSAおよびPCa血漿由来P
SAを抗原として試験する。
【0047】 (プロ)PSAのストレプトアビジンコート固相への結合は、遊離PSAに対
する抗体によりF(ab)断片を介して起こる。試験対象であるプロPSAに対
する新しい抗体を検出に用いる。最初のスクリーニングにおいて、PCa血清由
来プロPSAと反応性であるが、精子由来PSAとは反応しない抗体を選択する
【0048】 前述のシステムは、さらに、適切な置換反応により本発明の抗体を選出するた
めに使用しうる。この目的のため、PCa血清由来プロPSAを前述のような固
相に結合させる。次いで、抗原としてビオチン化したプロPSAペプチドを用い
る試験に関して先に記載のようにして、さらなる特異性試験を行なう。
【0049】 本発明のさらなる目的は、したがって、前述の競合試験において、[−7]P
SAプロペプチド、および[−6]PSAプロペプチド、および[−5]PSA
プロペプチドとの良好な競合を示すが、[−4]PSAプロペプチドとは本質的
に競合しない抗体である。本文脈における競合とは、[−5、−6、−7]プロ
PSAペプチドが、固相上のPLILSRIペプチドと結合することを調べてい
る抗体と効果的に競合することを意味する。[−4]プロPSAおよびそれより
短いプロPSA配列に対して本質的に非反応性の抗体は、競合試験において、[
−5]プロPSAペプチドと比べて10%未満の置換効果、 特に好ましくは5%
未満、最も好ましくは3%未満の置換効果を示す抗体である。
【0050】 本発明の文脈における「抗体」という用語は、そのままの免疫グロブリンおよ
びすべての抗体断片をいう。これらには、例えば、Fab、Fab’またはF(
ab)’2 断片が含まれる。「モノクローナル」または「ポリクローナル」とい
う記載のない抗体という用語は、常に両方のタイプの抗体ならびに任意のキメラ
構築物および上記のすべての断片を含む。
【0051】 同じ結合特性を本質的に示す抗体は、BraunschweigのDeuts
chen Sammlung fuer Mikroorganismus u
nd Zellkulturen(DSMZ)にACC 2456として200
0年5月16日に寄託されたクローンと免疫学的に競合し、[−5,−6,−7
]プロPSAと結合する抗体であると理解される。
【0052】 本発明の特に好ましい態様は、DSMZのACC2456として寄託されたク
ローンと同じ結合特性を本質的に有する抗体である。
【0053】 本発明の抗体は、[−5,−6,−7]プロPSAを特異的に検出するために
使用しうる。競合原理またはサンドイッチ原理に基づく免疫学的方法が特に好ま
しい。イムノアッセイの種々の態様が当業者に知られているため、本明細書には
詳細に記載しない。
【0054】 本発明のさらなる目的は、したがって、試料中の[−5,−6,−7]プロP
SAの定量/検出に適した免疫学的試験手順である。
【0055】 当業者に広く知られたすべての生体液を試料として使用しうる。全血、血清、
血漿または尿などの体液が試料として好ましい。
【0056】 [−5,−6,−7]プロPSAは、サンドイッチ試験において特に好ましく
検出される。[−5,−6,−7]プロPSAに対する特異的抗体を特異的捕捉
抗体として使用することが特に有利であることが証明されている。本文脈におい
て、「特異的」という用語は、捕捉抗体がスクリーニングのセクションで記載し
た特異性要件を満たすことを意味するものと理解される。
【0057】 本発明のさらなる目的は、したがって、これらの分子を検出するためにイムノ
アッセイにおいて[−5,−6,−7]プロPSAに対する抗体の使用すること
である。
【0058】 さらにまた、遊離PSAと特異的に反応する抗体を[−5,−6,−7]プロ
PSAの検出において使用することが特に有利であることが証明されている。遊
離PSAに対する特異性を有する抗体とは、かかる抗体が、α1−抗−キモトリ
プシン(ACT)と複合体を形成するPSA分子を検出しないことを意味すると
理解される。
【0059】 [−5,−6,−7]プロPSAのレベルは、測定しやすいことが証明されて
いる。したがって、前述の試験システムを用い、臨界ヒト血清、すなわち約4〜
約10ng/mlの総PSAを有するヒト血清を調べた。測定した値の解析によ
り、[−5,−6,−7]プロPSA値が臨床的に関連する有益なさらなる情報
、および判定棄却域を提供することが示された。[−5,−6,−7]プロPS
A値は、前立腺癌の存在を診断またはその可能性を排除するために使用しうる。
【0060】 最初に記載したように、>20ng/mlの顕著に上昇したPSA値は、非常
に大きな臨床的/診断的関連性を有する。かかる値は、比較的確かなPCaの存
在の診断的表示である。値が20ng/ml未満の場合は、診断的関連性がかな
り低下する。10ng/ml未満の値は、BPHによるものでありうるが、PC
aによりものでありうる可能性も同程度である。特にこの範囲では、初期段階で
悪性前立腺過形成をPCaと区別するために特に重要でありうる。
【0061】 選択された血清の包括的基準は、Roche Diagnostics社の適
切なElecsys(登録商標)試験で調べると、4〜10ng/mlのPSA
(トータル)値であった。PSA(トータル)に加え、Roche Diagn
ostics社の適切なElecsys(登録商標)試験を用いて遊離PSAも
調べた。
【0062】 試験したPSAマーカーの臨床的関連性を個々に調査し、ROC解析を用い、
臨床的に特に関連性のある範囲(4〜10ng/ml)において互いに関連づけ
て調査した。
【0063】 ROC解析(ROC=レシーバー・オペレーター・カーブ(receiver operator
curve) )とは、感度−特異性ダイアグラムの計算および編集をいう。良好な診
断的分類効率を伴う試験は、可能な限り大きなAUC値を有する(AUC=曲線
下面積(area under the curve))。この値が高いほど、特異性および感度に関し
て評価した試験の成績特性がより良好である。
【0064】 [−5,−6,−7]プロPSAの遊離PSAに対する比を初めて示し、新た
に開発されたイムノアッセイの結果として評価した。驚いたことに、この比は、
実施されたROC解析において、特定の臨床的関連性を有すること、すなわち[
−5,−6,−7]プロPSAの遊離PSAに対する比を用いると関連技術で公
知のパラメータを用いるよりもPHBとPCaの区別がより良好に行われうるこ
とが証明された。この利点は、図3において明らかとなる。
【0065】 本発明のさらに好ましい態様は、したがって、臨界PSA血清、すなわち約2
0ng/ml未満の総PSA、特に好ましくはPSAが2〜15ng/ml、特
に4〜10ng/mlを有する血清の[−5,−6,−7]プロPSAの遊離P
SAに対する比率またはその逆比率を評価することによる、さらに詳細な解析で
ある。
【0066】 本発明の抗体はまた、3つの異なるプロPSA形態[−5]プロPSA、[6
]プロPSAおよび/または[−7]プロPSAのそれぞれを調べるために使用
しうる。この目的のため、試料から[−5]、[−6]および[−7]プロPS
A分子を富化し、さらなる解析に利用しやすくするために本発明の抗体を使用す
る。特に好ましくは、富化は、イムノアフィニティークロマトグラフィーまたは
選択的免疫吸着を用いて行われ、上記の3つのプロPSA形態の個々の検出は、
質量分析法(MS)に基づく方法を用いて行う。
【0067】 本発明の免疫学的方法では、プロPSA形態[−5,−6,−7]がまとめて
検出されるが、3つのプロPSA形態はMSを用いて個々に定量しうる。
【0068】 本発明のさらなる目的は、したがって、[−5]、[−6]および[−7]プ
ロPSAの個別の定量ならびに、これらの個々の値を前立腺癌の診断またはその
可能性の排除に使用することである。
【0069】 本発明の抗体は、アミノ酸配列プロリン−ロイシン−イソロイシン−グルタミ
ン−セリン−アルギニン(PLIQSR)を有する[−6]プロhK2とも反応
する。前述の検出方法および解析と同様に、プロhK2もまた測定することがで
き、本発明の抗体を用いる診断目的に使用することができる。
【0070】 3つのプロPSA形態[−5]、[−6]および[−7]の量はまた、攻撃的
な疾患過程を該疾患の緩慢な過程と区別するために、本質的な疾患および過程と
比較しうる。
【0071】 以下の実施例により、本発明をさらに説明する。
【0072】 実施例1 質量分析法を用いる異なるプロPSA形態の個々の検出 a) 免疫吸着を用いたPCa血清からの遊離PSAの単離 抗体MAB<PSA>−M−30−IgG−ビオチン(c=25μg/ml)
を含むPBS pH7+1%BSA+0.1%Tween20の溶液4mlを、
10mlバイアル中の磁気ストレプトアビジンビース28.7mgに添加し、1
時間インキュベートした。次いで、ビーズを磁石を用いて沈殿させ、上清みをピ
ペットで除去し、ビーズを3回、それぞれ3mlの洗浄用溶液(PBS pH7
+20mMオクチルグルコシド)で洗浄した。8mlの血漿(遊離PSA含量:
180ng/ml)を添加した後、溶液をさらに60分間室温でインキュベート
した。次いで、血漿をピペットで除去し、ビーズをそれぞれ1mlの洗浄用溶液
で4回洗浄した。次いで、500μlの1Mプロピオン酸をビーズに加え、懸濁
液を再度1時間シェイクした。ビーズが沈殿した後の上清みを除去し、凍結乾燥
した後、10μlの蒸留水に加えた。精子由来のPSAをScripps La
boratories、サンディエゴから入手した。
【0073】 b) レーザーイオン化飛行時間型質量分析装置(MALDI−TOF MS)
を用いる遊離プロPSA形態の同定 免疫吸着により精製した血漿由来遊離PSAが、精子から得られたものと大き
さの点で異なるという最初の示唆を、MALDI−TOF MSを用いて実証し
た。29100DaのPCa血漿由来の遊離PSAが精子由来の遊離PSAより
も約600da(28500Da)だけ大きい分子量を有することが示された。
【0074】 SDS−PAGE、バンドの還元性アルキル化、およびエンドプロテアーゼL
ys−Cを用いた消化によりPCa血漿と精子から遊離PSAを分離した後、図
1に示すペプチドパターンが示された。さらに解明するため、それぞれのPSA
形態において検出されたペプチドを表1にまとめる。
【0075】
【表1】
【0076】 図1および表1に示すように、PCa血漿由来の遊離PSAは、精子由来のP
SAには存在しない4つのペプチドを含む。それらは、PSAのN末端から2,
4,5または7個のアミノ酸が伸長されたペプチドであり、したがって、プロP
SA形態である。
【0077】 実施例2 プロPSAに対するモノクローナル抗体(MAB)の産生 a) マウスの免疫 12週齢の雌Balb/Cマウスを、まず、KLH(スカシガイのヘモシアニ
ン)にスペーサーによりシステインと結合したペプチドP−L−I−L−S−R
−I−C(以下、プロPSAペプチドという)100μgをアジュバント(完全
フロイントアジュバント)とともに腹腔内にて刺激した。6週間後およびその後
は1ヶ月間隔で、さらに3回の腹腔内免疫を行なった。各マウスに上述の免疫原
100μgをIFA(不完全フロイントアジュバント)とともに投与した。次い
で、融合の3日前、2日前および当日に、100μgの各免疫原を含むPBSバ
ッファーを用いて静脈内にて最後の免疫を行った。
【0078】 b) 融合およびクローニング a)により免疫したマウス由来の脾臓細胞と骨髄腫細胞との融合を、Galf
re,Methods in Enzymology 73,1981、3に記
載のようにして実施した。この手順において、免疫したマウス由来の約1×108 脾臓細胞を、2×107 骨髄腫細胞(P3X63−Ag8−653,ATCC
CRL1580)と混合し、遠心分離(300g、4℃で10分)する。次い
で、ウシ胎児血清(FCS)を含まないRPMI−1640培地で細胞を1回洗
浄し、50ml容コーンバイアルにてもう一度400gで遠心分離した。1ml
のPEG(ポリエチレングリコール)(分子量4000、Merck、ダルムシ
ュタット)を添加し、ピペッティングにより混合した。37℃の水浴中で1分間
の後、FCSを含まない5mlのRPMI 1640を滴下し、混合し、培地(
RPMI 1640+10%FCS)で50mlとした後、遠心分離した。沈降
した細胞を、10%FCSを含むRPMI 1640培地に添加し、ヒポキサン
チン−アザセリン選択培地(100mmol/lヒポキサンチン、1μg/ml
アザセリンを含むRPMI 1640+10%FCS)中に播種した。インター
ロイキン6(100U/ml)を成長因子として培地に添加した。10日後、一
次培養物を特異的抗体の合成に関して試験した。
【0079】 c) 抗プロPSAペプチド抗体のスクリーニング試験 マウス血清のスクリーニングのため、一次培養物およびクローン化したMAB
、組換えストレプトアビジン(MicroCoat,Penzberg,カタロ
グ番号12−K 96 N,ロットMC 289)でコートしたMTPを、1μ
g/mlのビオチン化プロPSAペプチドを含むPBS+0.5%クロテイン(C
rotein) C(ウェルあたり100μl、振とうしながら室温で10分インキュベ
ーション)でコートした後、0.9%NaCl/0.05%Tween20で3
回洗浄した。このコンジュゲートでは、スペーサー特異的抗体を妨げるため、マ
ウスを免疫するために使用した前述の免疫原とは別のスペーサーによりビオチン
をプロPSAペプチド(PLILSRIC−Bi)に結合した。次いで、調査対
象の抗体溶液100μlを、コートされたウェルに添加し、振とうしながら室温
で1時間インキュベートした。0.9%塩化ナトリウム/0.05%Tween
20で3回洗浄した後、試料中の結合抗体を検出するため、マウスFcγに対す
るヒツジ由来のポリクローナル抗体のPOD標識Fab断片(Roche Di
agnostics GmbH,I.D.No.1431323、25mU/m
lに相当)100μlを各場合において添加し、室温で1時間インキュベートし
た後、0.9%塩化ナトリウム/0.05%Tween(登録商標)20で3回
洗浄した。
【0080】 最後に、100μlのABTS(登録商標)(Roche Diagnost
ics GmbH,カタログ番号1204521および1204530)を各ウ
ェルに添加した。室温で30分間の後、Dynatech社製MR700マイク
ロプレートリーダーで405/492nmにおける吸光度を測定した。
【0081】 d) PCa血清中のプロPSAの検出のためのマウス血清および培養上清みの
試験 マウス血清のスクリーニングのため、一次培養物、およびPCa血清における
プロPSA形態との反応のためのクローン化したMAB、組換えストレプトアビ
ジン(MicroCoat,Penzberg,カタログ番号12−K 96
N,ロットMC 289)でコートされたMTPを、遊離PSAしか検出しない
モノクローナル抗体M−30由来ビオチン化Fab断片を1μg/mlで含むP
BS+0.5%クロテインC(ウェルあたり100μl、振とうしながら室温で
10分間インキュベーション)でコートした後、0.9%NaCl/0.05%
Tween20で3回洗浄した。次いで、室温で振とうしながら、希釈していな
い、またはPBSで1:10に希釈したPCa血清100μlを用いて1時間イ
ンキュベーションを行った。次の工程では、調査対象の抗体溶液100μlを、
コートしたウェルに添加し、振とうしながら室温で1時間インキュベートした。
0.9%塩化ナトリウム/0.05%Tween20で3回洗浄した後、試料中
の結合抗体を検出するため、マウスFcγに対するヒツジ由来のポリクローナル
抗体のPOD標識Fab断片(Roche Diagnostics GmbH
,I.D.No.1431323、25mU/mlに相当)100μlを各場合
において添加し、振とうしながら室温で1時間インキュベートした後、0.9%
塩化ナトリウム/0.05%Tween(登録商標)20で3回洗浄した。
【0082】 最後に、100μlのABTS(登録商標)(Roche Diagnost
ics GmbH,カタログ番号1204521および1204530)を各ウ
ェルに添加した。室温で20分間の後、Dynatech社製MR700マイク
ロプレートリーダーで405/492nmにおける吸光度を測定した。雌ドナー
由来のPSA無含有血清を対照として用いた。
【0083】 産生された抗体が精子由来の遊離PSAとの反応性を示さないことを確認する
ため、Scripps,サンディエゴ、カタログ番号P 0714、ロット98
43 649の遊離PSAを1μg/mlでPBS+0.5%クロテインCに
溶解し、PCa血清の代わりに抗原として用いた。結果を表2にまとめる。
【0084】
【表2】
【0085】 結果は、一方では、1aにより免疫したマウス由来の調査した血清のほとんど
が、PSAを含有するPCa血清と特異的に反応することを示す。他方、これら
は、成熟PSAの正常N末端を有する精子由来遊離PSAとは反応しないため、
これらの結果はまた、プロPSA形態がこのPCa血清に存在するはずであるこ
とも実証する。
【0086】 プロPSAペプチドおよびプロPSAを含有する血清と陽性反応を示すが、(
精子)PSAとの反応は示さなかった一次培養物を同様にして試験し、クローニ
ングを96穴細胞培養プレートにおいて蛍光活性化細胞分取器を用いて行った。
インターロイキン−6(100U/l)を成長添加剤として培地に添加した。表
3に示すクローンをこのようにして得た。
【0087】
【表3】
【0088】 e) マウス腹水からの免疫グロブリンの採取 得られたハイブリドーマ細胞を標準的手順において使用し、マウスに腹水を形
成させることによりIgGを産生させた。これらの抗体を、一般的なタンパク質
化学法により(例えば、Enzymology 121(1986),587−
695の「方法」に従って)腹水から精製した。
【0089】 実施例3 [−5,−6,−7]プロPSAに対する特異性の試験 実施例1のd)に記載のように、PCa血清由来のプロPSAをストレプトア
ビジンでプレコートしたマイクロタイタープレートのウェル内に結合させた。次
いで、抗プロPSA抗体を、異なる長さのプロPSAペプチドとともに1時間イ
ンキュベートした。添加した遊離ペプチドは、この工程で、該抗体に結合するた
めに、固相上のPCa血清由来プロPSAと競合しうる。特異的抗体が少ないほ
ど、結合する検出抗体が少ないため、良好に検出されたペプチドは、置換反応、
したがってシグナルの低下をもたらす。図2に示すように、[−6]プロPSA
および[−5]プロPSAペプチドのみが強い置換反応をもたらす。[−7]プ
ロPSAはこの実験で調べなかった。他の実験において、[−7]プロPSAペ
プチドは、[−5]または[−6]プロPSAペプチドと同等に良好な競合を示
した。
【0090】 実施例4 ELISAにおける[−5,−6,−7]プロPSAの検出 [−5,−6,−7]プロPSAの検出を、サンドイッチELISAにおいて
捕捉抗体としてプロPSA MABおよび検出試薬として遊離PSAに対するP
OD標識MABを用いて実施した。MAB1.023.6は、標準法を用いてビ
オチン化し、2.5μg/mlの濃度で使用した。この試験を、遊離PSAでの
Enzymun(登録商標)試験と同様にして実施したが、ここで、大きな違い
は、本発明の(ビオチン化)MAB1.023.6を捕捉試薬として用いたこと
であった。
【0091】 実施例5 異なるPSA断片を用いたROC解析 4〜10ng/mlの間の総PSA値を有するが、BPHとPCaに関して診
断が確かな全部で41個の試料において、ELECSYS(登録商標)(Roc
he Diagnostics)自動免疫分析装置および実施例4に記載のよう
なプロPSAを用いて遊離PSAおよび総PSAのパラメータを測定した。遊離
PSAの総PSAに対する比率、プロPSAの総PSAに対する比率および遊離
PSAのプロPSAに対する比率を算出し、個々のパラメータと同様にROC解
析に供した。図3に明白に示されるように、遊離PSAのプロPSAに対する比
率でのAUV値が最大という結果になっている。したがって、この「パラメータ
」は、他の2つの相対値または個々の値のそれぞれよりも、BPHとPCaとの
区別に対してはるかに良好に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、MALDI−TOF解析由来(プロ−)PSAペプチドである。免疫
吸着を用いてPCa血漿から遊離PSAを単離し、SDSゲル上で分離し、遊離
PSAバンドをEndo Lys Cで消化した。この試料0.5μLを、0.
5mLマトリックス(10mg/mlシナピン酸を含む0.1%TFA:アセト
ニトリル、7:3、v:v)を含むMALDI試料トレイ上で混合し、質量スペ
クトルを測定した。質量数の上側のペプチドの記載(例えば、114〜145)
は、PSAのアミノ酸配列の範囲を示す。[M+H]+ イオンピーク1939.
10に相当するペプチドは、PSAのアミノ酸範囲222〜237を有する不完
全な切断ペプチドである。PSAのプロ配列は、アミノ酸位置−7から−1に及
ぶ。
【図2】 図2は、遊離プロPSAペプチドを用いる競合試験である。PCa血漿由来の
プロPSAを、遊離PSAに対するビオチン化抗体により、ストレプトアビジン
でコートした固相に結合させた。異なる長さのプロPSAペプチドによるMAB
1.023.6の結合または置換を調べ、図に示している。
【図3】 図3は、種々のPSAパラメータの臨床的関連性のROC解析である。この図
は、ROC解析により算出されたAUC(「曲線下面積」)値を示す。AUC値
が大きいほど、感度および特異性に関する臨床的精度および臨床的関連性の点で
、パラメータ(またはパラメータの比)が良好である。
【配列表】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年7月10日(2002.7.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項15】 前立腺癌を検出またはその可能性を排除するための試験に
おける請求項1〜3いずれか記載の抗体の使用。
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月9日(2002.12.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 21/08 G01N 33/577 B G01N 33/577 C12N 15/00 C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),JP,U S (72)発明者 ペーター,ヨッヘン アメリカ合衆国 ノースカロライナ 27709 リサーチ トライアングル パー ク,ビルディング 101 ルーム エフ 011,ナショナル インスティテュート オブ エンバイロンメンタル ヘルス(番 地なし) (72)発明者 ヴォーム,オーレ デンマーク国 オーデンセ ディーケイ− 5230 フォースカーパーケン 10 (72)発明者 クロッグ,トーマス,エヌ. デンマーク国 オーデンセ エス ディー ケイ−5260 ラグマーケン 32 Fターム(参考) 4B024 AA11 BA54 GA03 GA09 GA18 GA27 HA15 4B064 AG27 CA10 CA20 CC01 CC24 CD30 DA13 4H045 AA10 AA11 AA20 AA30 BA10 BA13 BA14 BA42 CA40 DA75 DA76 DA86 DA89 EA50 EA51 FA20 FA52 FA71 FA72

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 [−4]プロPSAおよびそれより短いプロPSAと本質的
    に非反応性である、[−5,−6,−7]プロPSAに対する特異性を有する抗
    体。
  2. 【請求項2】 モノクローナル抗体である請求項1記載の抗体。
  3. 【請求項3】 DSMZにACC2456として寄託されたクローンにより
    分泌されるモノクローナル抗体と同じ結合特性を本質的に有する抗体である請求
    項1または2記載の抗体。
  4. 【請求項4】 [−5]、[−6]および/または[−7]プロPSAのプ
    ロペプチド配列に相当する、担体に結合した合成ペプチドを用いて[−5,−6
    ,−7]プロPSAに対する抗体を製造する方法であって、[−4]プロPSA
    またはそれより短いプロPSAと本質的に非反応性である抗体をスクリーニング
    する方法により得る、製造方法。
  5. 【請求項5】 試料中の[−5,−6,−7]プロPSAを検出する方法で
    あって、検出のために請求項1〜3いずれか記載の特異的抗体を用いる方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3いずれか記載の抗体を特異的捕捉抗体として用
    いる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 [−5,−6,−7]プロPSAに対する特異性を有する捕
    捉抗体、および遊離PSAに対する特異性を有する検出抗体を用いる請求項5ま
    たは6記載の方法。
  8. 【請求項8】 特異的捕捉抗体がビオチン化されている請求項5、6または
    7いずれか記載の方法。
  9. 【請求項9】 より短いプロPSA形態と本質的に非反応性である、[−5
    ,−6,−7]プロPSAに対する特異性を有する抗体を含有する、[−5,−
    6,−7]プロPSAを検出するための診断用試験組成物。
  10. 【請求項10】 [−5,−6,−7]プロPSAを測定する、試料におけ
    る前立腺癌を検出またはその可能性を排除する方法。
  11. 【請求項11】 [−5,−6,−7]プロPSAを測定し、他のカリクレ
    イン画分と、または1種以上のカリクレインの総量との比率を求める、試料にお
    ける前立腺癌を検出またはその可能性を排除する方法。
  12. 【請求項12】 カリクレインがPSAである請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 プロPSAと遊離PSAの比率を作成する、試料における
    前立腺癌を検出またはその可能性を排除する方法。
  14. 【請求項14】 [−5,−6,−7]プロPSAをプロPSAとして測定
    する、請求項12記載の試料における前立腺癌を検出またはその可能性を排除す
    る方法。
  15. 【請求項15】 [−5,−6,−7]プロPSAを請求項1〜3いずれか
    記載の抗体を用いて精製し、これらの3つのプロPSA形態のそれぞれを個々に
    定量する、試料における前立腺癌を検出またはその可能性を排除する方法。
  16. 【請求項16】 前立腺癌を検出またはその可能性を排除するための試験に
    おける請求項1〜3いずれか記載の抗体の使用。
  17. 【請求項17】 [−5,−6,−7]プロPSAに対する抗体の製造のた
    めのペプチドを含有してなる免疫原であって、配列番号:1、2および/または
    3を有する合成ペプチドが使用されてなる、免疫原。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のペプチドを含有してなる免疫原であって
    、配列番号:2を有するペプチドが使用されてなる、免疫原。
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