JP2003015075A - 電子眼鏡および眼鏡取付型表示装置 - Google Patents
電子眼鏡および眼鏡取付型表示装置Info
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- JP2003015075A JP2003015075A JP2001194626A JP2001194626A JP2003015075A JP 2003015075 A JP2003015075 A JP 2003015075A JP 2001194626 A JP2001194626 A JP 2001194626A JP 2001194626 A JP2001194626 A JP 2001194626A JP 2003015075 A JP2003015075 A JP 2003015075A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像を光学像として瞳に投影する電子眼鏡
と、眼鏡に取り付けられて、画像を光学像として瞳に投
影する眼鏡取付型表示装置とに関し、コントラストの高
い光学像を瞳に投影することを目的とする。 【解決手段】 眼鏡レンズと、画像を光学像として出力
する発光部と、背景光を透過して発光部から出力される
光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して反
射素子の背面に配置されて反射素子への背景光の入射を
遮る遮光素子とから成る電子眼鏡、および、画像を光学
像として出力する発光部と、背景光を透過して発光部か
ら出力される光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、
瞳に対して反射素子の背面に配置されて反射素子への背
景光の入射を遮る遮光素子と、発光部と反射素子と遮光
素子とを眼鏡に取り付けるための取付部とから成る眼鏡
取付型表示装置。
と、眼鏡に取り付けられて、画像を光学像として瞳に投
影する眼鏡取付型表示装置とに関し、コントラストの高
い光学像を瞳に投影することを目的とする。 【解決手段】 眼鏡レンズと、画像を光学像として出力
する発光部と、背景光を透過して発光部から出力される
光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して反
射素子の背面に配置されて反射素子への背景光の入射を
遮る遮光素子とから成る電子眼鏡、および、画像を光学
像として出力する発光部と、背景光を透過して発光部か
ら出力される光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、
瞳に対して反射素子の背面に配置されて反射素子への背
景光の入射を遮る遮光素子と、発光部と反射素子と遮光
素子とを眼鏡に取り付けるための取付部とから成る眼鏡
取付型表示装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を光学像とし
て瞳に投影する電子眼鏡と、眼鏡に取り付けられて、画
像を光学像として瞳に投影する眼鏡取付型表示装置とに
関する。
て瞳に投影する電子眼鏡と、眼鏡に取り付けられて、画
像を光学像として瞳に投影する眼鏡取付型表示装置とに
関する。
【0002】
【従来の技術】電子眼鏡は、表示機能を有する眼鏡であ
り、表示する画像に相当する光学像を、人間の瞳に直接
投影するものである。電子眼鏡は、ユーザの顔にかけら
れて使用される本体と、本体に画像データを供給するプ
レイヤ部とから構成され、本体とプレイヤ部とは、ケー
ブルや無線伝送路などを介して接続される。
り、表示する画像に相当する光学像を、人間の瞳に直接
投影するものである。電子眼鏡は、ユーザの顔にかけら
れて使用される本体と、本体に画像データを供給するプ
レイヤ部とから構成され、本体とプレイヤ部とは、ケー
ブルや無線伝送路などを介して接続される。
【0003】図9は、従来の電子眼鏡の本体の構成を示
す図である。ただし、図9は、電子眼鏡の本体のうち、
左の眼鏡レンズおよびテンプルを上部から見た場合の構
成を示している。図9において、電子眼鏡の本体100
はテンプルと眼鏡レンズとを有している。テンプルに
は、不図示のプレイヤ部から供給される画像データを表
示する反射型の表示用液晶素子101と、表示用液晶素
子101を照明するための光を照射する光源102と、
光源102から照射される光を表示用液晶素子101に
導く投影レンズ103とが設けられている。
す図である。ただし、図9は、電子眼鏡の本体のうち、
左の眼鏡レンズおよびテンプルを上部から見た場合の構
成を示している。図9において、電子眼鏡の本体100
はテンプルと眼鏡レンズとを有している。テンプルに
は、不図示のプレイヤ部から供給される画像データを表
示する反射型の表示用液晶素子101と、表示用液晶素
子101を照明するための光を照射する光源102と、
光源102から照射される光を表示用液晶素子101に
導く投影レンズ103とが設けられている。
【0004】また、眼鏡レンズには、ホログラム素子1
04が設けられており、光によって反射される表示用液
晶素子101の表示画像に相当する光学像は、ホログラ
ム素子104に投影される。ホログラム素子104は、
このような光学像に含まれる波長光束成分のうち、特定
の波長光束のみをユーザの瞳に向けて反射する。したが
って、電子眼鏡の本体100を顔にかけたユーザは、特
定の波長光束の画像を見ることができる。
04が設けられており、光によって反射される表示用液
晶素子101の表示画像に相当する光学像は、ホログラ
ム素子104に投影される。ホログラム素子104は、
このような光学像に含まれる波長光束成分のうち、特定
の波長光束のみをユーザの瞳に向けて反射する。したが
って、電子眼鏡の本体100を顔にかけたユーザは、特
定の波長光束の画像を見ることができる。
【0005】また、ホログラム素子104は、特定の波
長光束以外の殆どの波長光束を透過するため、ホログラ
ム素子104を内蔵している眼鏡レンズは、通常の眼鏡
レンズと同様に殆ど透明に見える。したがって、ユーザ
が電子眼鏡をかけていても、そのことを周囲の人に気付
かれることがない。
長光束以外の殆どの波長光束を透過するため、ホログラ
ム素子104を内蔵している眼鏡レンズは、通常の眼鏡
レンズと同様に殆ど透明に見える。したがって、ユーザ
が電子眼鏡をかけていても、そのことを周囲の人に気付
かれることがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、眼鏡レンズの
外側から入射してホログラム素子104を透過する背景
光は、ホログラム素子104によって反射された光学像
の波長光束と重畳してユーザの瞳に入射することにな
る。したがって、背景光が明るい場合、光学像の光量が
増やされることによって、光学像の暗い部分は明るくな
り、光学像の明るい部分は飽和してしまう。その結果、
瞳に入射する光学像のコントラストは低下する。
外側から入射してホログラム素子104を透過する背景
光は、ホログラム素子104によって反射された光学像
の波長光束と重畳してユーザの瞳に入射することにな
る。したがって、背景光が明るい場合、光学像の光量が
増やされることによって、光学像の暗い部分は明るくな
り、光学像の明るい部分は飽和してしまう。その結果、
瞳に入射する光学像のコントラストは低下する。
【0007】すなわち、従来の電子眼鏡には、瞳に入射
する光学像のコントラストが低いという問題があった。
また、このような問題は、電子眼鏡だけでなく、通常の
眼鏡のテンプルや上リムなどに取り付けられる眼鏡取付
型表示装置であっても同様に発生する。そこで、請求項
1ないし請求項5に記載の発明は、コントラストの高い
光学像を瞳に投影する電子眼鏡を提供することを目的と
し、請求項6に記載の発明は、コントラストの高い光学
像を瞳に投影する眼鏡取付型表示装置を提供することを
目的とする。
する光学像のコントラストが低いという問題があった。
また、このような問題は、電子眼鏡だけでなく、通常の
眼鏡のテンプルや上リムなどに取り付けられる眼鏡取付
型表示装置であっても同様に発生する。そこで、請求項
1ないし請求項5に記載の発明は、コントラストの高い
光学像を瞳に投影する電子眼鏡を提供することを目的と
し、請求項6に記載の発明は、コントラストの高い光学
像を瞳に投影する眼鏡取付型表示装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子眼
鏡は、眼鏡レンズと、画像を光学像として出力する発光
部と、背景光を透過し、前記発光部から出力される光学
像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して前記反
射素子の背面に配置され、該反射素子への背景光の入射
を遮る遮光素子とを備えたことを特徴とする。
鏡は、眼鏡レンズと、画像を光学像として出力する発光
部と、背景光を透過し、前記発光部から出力される光学
像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して前記反
射素子の背面に配置され、該反射素子への背景光の入射
を遮る遮光素子とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の電子眼鏡は、請求項1に
記載の電子眼鏡において、前記遮光素子は、前記背景光
を遮る遮光状態と、該背景光を透過する透過状態とを示
す遮光素子であり、前記発光部から光学像が出力されて
いる場合には、前記遮光素子を遮光状態にし、該発光部
から光学像が出力されていない場合には、該遮光素子を
透過状態にする制御部を更に備えたことを特徴とする。
記載の電子眼鏡において、前記遮光素子は、前記背景光
を遮る遮光状態と、該背景光を透過する透過状態とを示
す遮光素子であり、前記発光部から光学像が出力されて
いる場合には、前記遮光素子を遮光状態にし、該発光部
から光学像が出力されていない場合には、該遮光素子を
透過状態にする制御部を更に備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の電子眼鏡は、請求項1ま
たは請求項2に記載の電子眼鏡において、前記遮光素子
は、前記反射素子に対する瞳の視野角に収まる位置に配
置されることを特徴とする。請求項4に記載の電子眼鏡
は、請求項3に記載の電子眼鏡において、前記反射素子
と前記遮光素子とは、前記眼鏡レンズの内部に設けられ
ることを特徴とする。
たは請求項2に記載の電子眼鏡において、前記遮光素子
は、前記反射素子に対する瞳の視野角に収まる位置に配
置されることを特徴とする。請求項4に記載の電子眼鏡
は、請求項3に記載の電子眼鏡において、前記反射素子
と前記遮光素子とは、前記眼鏡レンズの内部に設けられ
ることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の電子眼鏡は、請求項3に
記載の電子眼鏡において、前記遮光素子は、前記眼鏡レ
ンズの表面に設けられ、前記反射素子は、前記眼鏡レン
ズの内部に設けられることを特徴とする。請求項6に記
載の眼鏡取付型表示装置は、画像を光学像として出力す
る発光部と、背景光を透過し、前記発光部から出力され
る光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して
前記反射素子の背面に配置され、該反射素子への背景光
の入射を遮る遮光素子と、前記発光部と前記反射素子と
前記遮光素子とを眼鏡に取り付けるための取付部とを備
えたことを特徴とする。
記載の電子眼鏡において、前記遮光素子は、前記眼鏡レ
ンズの表面に設けられ、前記反射素子は、前記眼鏡レン
ズの内部に設けられることを特徴とする。請求項6に記
載の眼鏡取付型表示装置は、画像を光学像として出力す
る発光部と、背景光を透過し、前記発光部から出力され
る光学像を瞳に向けて反射する反射素子と、瞳に対して
前記反射素子の背面に配置され、該反射素子への背景光
の入射を遮る遮光素子と、前記発光部と前記反射素子と
前記遮光素子とを眼鏡に取り付けるための取付部とを備
えたことを特徴とする。
【0012】ここで、上記の発明に関連する発明
(《1》〜《4》)を開示する。 《1》:請求項6に記載の眼鏡取付型表示装置におい
て、前記遮光素子は、前記背景光を遮る遮光状態と、該
背景光を透過する透過状態とを示す遮光素子であること
を特徴とし、前記発光部から光学像が出力されている場
合には、前記遮光素子を遮光状態にし、該発光部から光
学像が出力されていない場合には、該遮光素子を透過状
態にする制御部を更に備えたことを特徴とする眼鏡取付
型表示装置。
(《1》〜《4》)を開示する。 《1》:請求項6に記載の眼鏡取付型表示装置におい
て、前記遮光素子は、前記背景光を遮る遮光状態と、該
背景光を透過する透過状態とを示す遮光素子であること
を特徴とし、前記発光部から光学像が出力されている場
合には、前記遮光素子を遮光状態にし、該発光部から光
学像が出力されていない場合には、該遮光素子を透過状
態にする制御部を更に備えたことを特徴とする眼鏡取付
型表示装置。
【0013】《2》:請求項6または《1》に記載の眼
鏡取付型表示装置において、前記遮光素子は、前記反射
素子に対する瞳の視野角に収まる位置に配置されること
を特徴とする眼鏡取付型表示装置。 《3》:《2》に記載の眼鏡取付型表示装置において、
前記取付部は、前記反射素子と前記遮光素子とを保持
し、前記背景光を透過する保持部材を有し、前記反射素
子と前記遮光素子とは、前記保持部材の内部に設けられ
ていることを特徴とする眼鏡取付型表示装置。
鏡取付型表示装置において、前記遮光素子は、前記反射
素子に対する瞳の視野角に収まる位置に配置されること
を特徴とする眼鏡取付型表示装置。 《3》:《2》に記載の眼鏡取付型表示装置において、
前記取付部は、前記反射素子と前記遮光素子とを保持
し、前記背景光を透過する保持部材を有し、前記反射素
子と前記遮光素子とは、前記保持部材の内部に設けられ
ていることを特徴とする眼鏡取付型表示装置。
【0014】《4》:《2》に記載の眼鏡取付型表示装
置において、前記取付部は、前記反射素子と前記遮光素
子とを保持し、前記背景光を透過する保持部材を有し、
前記遮光素子は、前記保持部材の表面に設けられ、前記
反射素子は、前記保持部材の内部に設けられることを特
徴とする眼鏡取付型表示装置。
置において、前記取付部は、前記反射素子と前記遮光素
子とを保持し、前記背景光を透過する保持部材を有し、
前記遮光素子は、前記保持部材の表面に設けられ、前記
反射素子は、前記保持部材の内部に設けられることを特
徴とする眼鏡取付型表示装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細を説明する。 《第1の実施形態》図1は、第1の実施形態における電
子眼鏡の機能ブロック図である。図1において、電子眼
鏡10は、プレイヤ部20と本体30とから構成されて
いる。プレイヤ部20には、通信装置21と表示制御部
22と表示駆動部23と遮光駆動部24とが設けられて
おり、本体30には、光源31と投影レンズ32と表示
用液晶素子33とホログラム素子34と遮光用液晶素子
35とが設けられている。なお、ホログラム素子34に
代えてハーフミラーが設けられても良い。
施形態について詳細を説明する。 《第1の実施形態》図1は、第1の実施形態における電
子眼鏡の機能ブロック図である。図1において、電子眼
鏡10は、プレイヤ部20と本体30とから構成されて
いる。プレイヤ部20には、通信装置21と表示制御部
22と表示駆動部23と遮光駆動部24とが設けられて
おり、本体30には、光源31と投影レンズ32と表示
用液晶素子33とホログラム素子34と遮光用液晶素子
35とが設けられている。なお、ホログラム素子34に
代えてハーフミラーが設けられても良い。
【0016】プレイヤ部20において、通信装置21
は、外部のサーバ装置から画像データを受信し、その画
像データを表示制御部22に供給する。表示制御部22
は、通信装置21から供給される画像データを記憶する
と共に、表示駆動部23や遮光駆動部24の動作を制御
する。表示駆動部23は、表示制御部22に記録されて
いる画像データを、表示用液晶素子33で表示可能な形
式に変換して、表示用液晶素子33に供給する他に、光
源31の点灯または消灯を制御する。
は、外部のサーバ装置から画像データを受信し、その画
像データを表示制御部22に供給する。表示制御部22
は、通信装置21から供給される画像データを記憶する
と共に、表示駆動部23や遮光駆動部24の動作を制御
する。表示駆動部23は、表示制御部22に記録されて
いる画像データを、表示用液晶素子33で表示可能な形
式に変換して、表示用液晶素子33に供給する他に、光
源31の点灯または消灯を制御する。
【0017】遮光用駆動部24は、表示制御部22から
遮光を表す制御信号を入力すると、遮光用液晶素子35
を遮光状態にし、透過を表す制御信号を入力すると、遮
光用液晶素子35を透過状態にする。また、プレイヤ部
20には、ユーザが画像データの表示の開始を指示する
ためのスタートボタンや、画像データの表示の停止を指
示するためのストップボタンなどに相当する操作部(図
示省略)が設けられている。
遮光を表す制御信号を入力すると、遮光用液晶素子35
を遮光状態にし、透過を表す制御信号を入力すると、遮
光用液晶素子35を透過状態にする。また、プレイヤ部
20には、ユーザが画像データの表示の開始を指示する
ためのスタートボタンや、画像データの表示の停止を指
示するためのストップボタンなどに相当する操作部(図
示省略)が設けられている。
【0018】一方、本体30において、表示用液晶素子
33は、表示駆動部23から供給される画像データを表
示し、光源31は、表示用液晶素子33を照明する光を
照射し、投影レンズ32は、光源31から照射される光
を表示用液晶素子33に導く。ホログラム素子34に
は、その光によって照明される表示用液晶素子33の表
示画像に相当する光学像が投影されるが、ホログラム素
子34は、このような光学像に含まれる波長光束成分の
うち、特定の波長光束のみをユーザの瞳に向けて反射す
る。
33は、表示駆動部23から供給される画像データを表
示し、光源31は、表示用液晶素子33を照明する光を
照射し、投影レンズ32は、光源31から照射される光
を表示用液晶素子33に導く。ホログラム素子34に
は、その光によって照明される表示用液晶素子33の表
示画像に相当する光学像が投影されるが、ホログラム素
子34は、このような光学像に含まれる波長光束成分の
うち、特定の波長光束のみをユーザの瞳に向けて反射す
る。
【0019】遮光用液晶素子35は、単一の液晶セルか
ら成り、遮光用駆動部24の指示に応じて、遮光状態と
透過状態とに切り換えられる。なお、遮光用液晶素子3
5は、単一のセルに限らず、複数のセル、例えば、10
24×768個のセルであっても良い。図2は、第1の
実施形態における電子眼鏡10の本体30の構成を示す
図であり、図3は、第1の実施形態における電子眼鏡1
0の本体30の正面図である。ただし、図2は、第1の
実施形態における電子眼鏡10の本体30のうち、左の
眼鏡レンズおよびテンプルを上部から見た場合の構成を
示している。
ら成り、遮光用駆動部24の指示に応じて、遮光状態と
透過状態とに切り換えられる。なお、遮光用液晶素子3
5は、単一のセルに限らず、複数のセル、例えば、10
24×768個のセルであっても良い。図2は、第1の
実施形態における電子眼鏡10の本体30の構成を示す
図であり、図3は、第1の実施形態における電子眼鏡1
0の本体30の正面図である。ただし、図2は、第1の
実施形態における電子眼鏡10の本体30のうち、左の
眼鏡レンズおよびテンプルを上部から見た場合の構成を
示している。
【0020】図2に示すように、光源31と投影レンズ
32と表示用液晶素子33とは、テンプル内に設けられ
ており、光源31および表示用液晶素子33は、導線を
介してプレイヤ部20の表示駆動部23に接続される。
また、図2および図3に示すように、ホログラム素子3
4と遮光用液晶素子35とは、眼鏡レンズに内蔵され、
遮光用液晶素子35は、ホログラム素子34よりもやや
大きく、ホログラム素子34の背面に重ね合わせて配置
されている。
32と表示用液晶素子33とは、テンプル内に設けられ
ており、光源31および表示用液晶素子33は、導線を
介してプレイヤ部20の表示駆動部23に接続される。
また、図2および図3に示すように、ホログラム素子3
4と遮光用液晶素子35とは、眼鏡レンズに内蔵され、
遮光用液晶素子35は、ホログラム素子34よりもやや
大きく、ホログラム素子34の背面に重ね合わせて配置
されている。
【0021】また、遮光用液晶素子35は、導線を介し
てプレイヤ部20の遮光駆動部24に接続される。ただ
し、この導線は、例えば、ITOのような透明電極材料
により形成された導線であり、遮光用液晶素子35から
眼鏡レンズ、上リム、テンプルを介してプレイヤ部20
の遮光駆動部24まで配される。図4は、第1の実施形
態における電子眼鏡10の動作フローチャートである。
ただし、図4では、電子眼鏡10のうち、プレイヤ部2
0の表示制御部22の動作を示している。
てプレイヤ部20の遮光駆動部24に接続される。ただ
し、この導線は、例えば、ITOのような透明電極材料
により形成された導線であり、遮光用液晶素子35から
眼鏡レンズ、上リム、テンプルを介してプレイヤ部20
の遮光駆動部24まで配される。図4は、第1の実施形
態における電子眼鏡10の動作フローチャートである。
ただし、図4では、電子眼鏡10のうち、プレイヤ部2
0の表示制御部22の動作を示している。
【0022】以下、図4を参照して表示制御部22の動
作を説明する。 ステップS1:表示制御部22は、通信装置21がサー
バ装置から画像データを受信したか否かを判定する。表
示制御部22は、通信装置21が画像データを受信する
までステップS1の動作を繰り返し、通信装置21が画
像データを受信した場合、ステップS2に動作を移行す
る。
作を説明する。 ステップS1:表示制御部22は、通信装置21がサー
バ装置から画像データを受信したか否かを判定する。表
示制御部22は、通信装置21が画像データを受信する
までステップS1の動作を繰り返し、通信装置21が画
像データを受信した場合、ステップS2に動作を移行す
る。
【0023】ステップS2:表示制御部22は、通信装
置21が受信した画像データを記録する。 ステップS3:表示制御部22は、ユーザによってスタ
ートボタンが押されたか否かを判定する。表示制御部2
2は、スタートボタンが押されるまでステップS3の動
作を繰り返し、スタートボタンが押された場合、ステッ
プS4に動作を移行する。
置21が受信した画像データを記録する。 ステップS3:表示制御部22は、ユーザによってスタ
ートボタンが押されたか否かを判定する。表示制御部2
2は、スタートボタンが押されるまでステップS3の動
作を繰り返し、スタートボタンが押された場合、ステッ
プS4に動作を移行する。
【0024】ステップS4:表示制御部22は、遮光用
液晶素子35を遮光状態にするための制御信号を遮光駆
動部24に出力する。したがって、遮光用液晶素子35
が遮光状態となるので、背景光は遮光用液晶素子35で
遮られることになる。 ステップS5:表示制御部22は、光源31を点灯する
ための制御信号を表示駆動部23に出力し、表示駆動部
23への画像データの出力を開始する。
液晶素子35を遮光状態にするための制御信号を遮光駆
動部24に出力する。したがって、遮光用液晶素子35
が遮光状態となるので、背景光は遮光用液晶素子35で
遮られることになる。 ステップS5:表示制御部22は、光源31を点灯する
ための制御信号を表示駆動部23に出力し、表示駆動部
23への画像データの出力を開始する。
【0025】したがって、光源31が点灯され、表示駆
動部23によって、画像データが表示用液晶素子33に
表示される。そのため、表示用液晶素子33の表示画像
に相当する光学像は、眼鏡レンズ内を通ってホログラム
素子34に到達する。この時、遮光用液晶素子35によ
って背景光が遮られているので、ホログラム素子34か
らは、表示用液晶素子33の表示画像に相当する光学像
だけがユーザの瞳に向かうことになる。
動部23によって、画像データが表示用液晶素子33に
表示される。そのため、表示用液晶素子33の表示画像
に相当する光学像は、眼鏡レンズ内を通ってホログラム
素子34に到達する。この時、遮光用液晶素子35によ
って背景光が遮られているので、ホログラム素子34か
らは、表示用液晶素子33の表示画像に相当する光学像
だけがユーザの瞳に向かうことになる。
【0026】ステップ6:表示制御部22は、ユーザに
よってストップボタンが押されたか否かを判定する。表
示制御部22は、ストップボタンが押されるまでステッ
プS6の動作を繰り返し、ストップボタンが押された場
合、ステップS7に動作を移行する。 ステップS7:表示制御部22は、表示駆動部23への
画像データの出力を停止し、光源31を消灯する制御信
号を表示駆動部23に出力する。
よってストップボタンが押されたか否かを判定する。表
示制御部22は、ストップボタンが押されるまでステッ
プS6の動作を繰り返し、ストップボタンが押された場
合、ステップS7に動作を移行する。 ステップS7:表示制御部22は、表示駆動部23への
画像データの出力を停止し、光源31を消灯する制御信
号を表示駆動部23に出力する。
【0027】ステップS8:表示制御部22は、遮光用
液晶素子35を透過状態にするための制御信号を遮光駆
動部24に出力する。 したがって、遮光用液晶素子35が透過状態となるの
で、背景光はホログラム素子34に到達する。この時、
表示用液晶素子33には何も表示されておらず、光源3
1が消灯されているので、背景光に相当する光学像がホ
ログラム素子34を透過してユーザの瞳に向かうことに
なる。
液晶素子35を透過状態にするための制御信号を遮光駆
動部24に出力する。 したがって、遮光用液晶素子35が透過状態となるの
で、背景光はホログラム素子34に到達する。この時、
表示用液晶素子33には何も表示されておらず、光源3
1が消灯されているので、背景光に相当する光学像がホ
ログラム素子34を透過してユーザの瞳に向かうことに
なる。
【0028】以上説明したように、第1の実施形態にお
ける電子眼鏡10によれば、表示用液晶素子33に画像
データを表示している場合には、遮光用液晶素子35に
よって背景光を遮れるので、表示用液晶素子33の表示
画像に相当する光学像を、コントラストを低下させるこ
となくユーザの瞳に投影することができる。また、第1
の実施形態における電子眼鏡10によれば、表示用液晶
素子33に画像データが表示されていない場合には、遮
光用液晶素子35とホログラム素子34とを介して背景
光に相当する光学像をユーザの瞳に投影することができ
る。したがって、このような場合、通常の眼鏡と遜色無
い程度に、ユーザの視界を良好に保つことができ、ユー
ザが電子眼鏡をかけていることを周囲の人に気付かれる
ことがない。
ける電子眼鏡10によれば、表示用液晶素子33に画像
データを表示している場合には、遮光用液晶素子35に
よって背景光を遮れるので、表示用液晶素子33の表示
画像に相当する光学像を、コントラストを低下させるこ
となくユーザの瞳に投影することができる。また、第1
の実施形態における電子眼鏡10によれば、表示用液晶
素子33に画像データが表示されていない場合には、遮
光用液晶素子35とホログラム素子34とを介して背景
光に相当する光学像をユーザの瞳に投影することができ
る。したがって、このような場合、通常の眼鏡と遜色無
い程度に、ユーザの視界を良好に保つことができ、ユー
ザが電子眼鏡をかけていることを周囲の人に気付かれる
ことがない。
【0029】さらに、第1の実施形態における電子眼鏡
10では、遮光用液晶素子35をホログラム素子34と
同程度の大きさにしているので、ホログラム素子34を
介してユーザが見る画像の周囲に遮光用液晶素子35に
よって黒色の太い枠が付加されてしまうことが無い。し
たがって、ユーザは、このような枠による違和感を感じ
ること無く、画像を見ることができる。また、背景光に
対応する光学像が枠によって必要以上に遮られることが
無いため、ユーザは、画像と、画像の背景に実在するも
のとを効率良く見ることができる。
10では、遮光用液晶素子35をホログラム素子34と
同程度の大きさにしているので、ホログラム素子34を
介してユーザが見る画像の周囲に遮光用液晶素子35に
よって黒色の太い枠が付加されてしまうことが無い。し
たがって、ユーザは、このような枠による違和感を感じ
ること無く、画像を見ることができる。また、背景光に
対応する光学像が枠によって必要以上に遮られることが
無いため、ユーザは、画像と、画像の背景に実在するも
のとを効率良く見ることができる。
【0030】また、第1の実施形態における電子眼鏡1
0では、遮光用液晶素子35をホログラム素子34の背
面に重ね合わせて配置しているため、遮光用液晶素子3
5の大きさを、ホログラム素子34に入射する背景光を
遮るための必要最小限の大きさにすることができる。し
たがって、遮光用液晶素子35が遮光状態の場合に眼鏡
レンズ上に現れる黒い領域を、違和感の無い程度に最小
限に抑えることができる。
0では、遮光用液晶素子35をホログラム素子34の背
面に重ね合わせて配置しているため、遮光用液晶素子3
5の大きさを、ホログラム素子34に入射する背景光を
遮るための必要最小限の大きさにすることができる。し
たがって、遮光用液晶素子35が遮光状態の場合に眼鏡
レンズ上に現れる黒い領域を、違和感の無い程度に最小
限に抑えることができる。
【0031】さらに、第1の実施形態における電子眼鏡
10では、遮光用液晶素子35を単一の液晶セルによっ
て構成しているので、表示用液晶素子33に画像データ
を表示している場合、遮光用液晶素子35の全面を均一
に遮光することができる。したがって、表示用液晶素子
33の表示画像に相当する光学像における面内のコント
ラストのばらつきを抑えることができる。
10では、遮光用液晶素子35を単一の液晶セルによっ
て構成しているので、表示用液晶素子33に画像データ
を表示している場合、遮光用液晶素子35の全面を均一
に遮光することができる。したがって、表示用液晶素子
33の表示画像に相当する光学像における面内のコント
ラストのばらつきを抑えることができる。
【0032】なお、第1の実施形態では、ホログラム素
子34と同程度の大きさの遮光用液晶素子35が、ホロ
グラム素子34の背面に重ね合わせて配置されている
が、遮光用液晶素子35は、ホログラム素子34に対す
る瞳の視野角(図2におけるθ)に収まるように配置で
きれば、如何なる大きさであっても良く、ホログラム素
子34より背景側なら眼鏡レンズ内の如何なる位置に設
けられても良い。
子34と同程度の大きさの遮光用液晶素子35が、ホロ
グラム素子34の背面に重ね合わせて配置されている
が、遮光用液晶素子35は、ホログラム素子34に対す
る瞳の視野角(図2におけるθ)に収まるように配置で
きれば、如何なる大きさであっても良く、ホログラム素
子34より背景側なら眼鏡レンズ内の如何なる位置に設
けられても良い。
【0033】《第2の実施形態》以下、第2の実施形態
における電子眼鏡の説明を行うが、第2の実施形態にお
ける電子眼鏡は、遮光用液晶素子が設けられる位置が異
なる点を除き、第1の実施形態における電子眼鏡と同じ
である。そこで、以下では、電子眼鏡の各部の機能の説
明および動作の説明は省略する。
における電子眼鏡の説明を行うが、第2の実施形態にお
ける電子眼鏡は、遮光用液晶素子が設けられる位置が異
なる点を除き、第1の実施形態における電子眼鏡と同じ
である。そこで、以下では、電子眼鏡の各部の機能の説
明および動作の説明は省略する。
【0034】図5は、第2の実施形態における電子眼鏡
の本体の構成を示す図である。ただし、図5は、第2の
実施形態における電子眼鏡の本体のうち、左の眼鏡レン
ズおよびテンプルを上部から見た場合の構成を示してい
る。図5では、図2(第1の実施形態における電子眼鏡
の本体の構成を示す図)に示すものと機能および動作が
同じものについては、同じ符号を付与している。ただ
し、図5と図2とでは、遮光用液晶素子35が設けられ
る位置が異なる。
の本体の構成を示す図である。ただし、図5は、第2の
実施形態における電子眼鏡の本体のうち、左の眼鏡レン
ズおよびテンプルを上部から見た場合の構成を示してい
る。図5では、図2(第1の実施形態における電子眼鏡
の本体の構成を示す図)に示すものと機能および動作が
同じものについては、同じ符号を付与している。ただ
し、図5と図2とでは、遮光用液晶素子35が設けられ
る位置が異なる。
【0035】図5に示すように、第2の実施形態におけ
る電子眼鏡10では、遮光用液晶素子35の位置は、ホ
ログラム素子34の背後であって、眼鏡レンズの表面で
ある。このように遮光用液晶素子35を眼鏡レンズの表
面に取りつけることは、第1の実施形態における電子眼
鏡10のように眼鏡レンズに遮光用液晶素子35を内蔵
する場合に比べて容易である。すなわち、第2の実施形
態における電子眼鏡10は、低コストで製造することが
できる。
る電子眼鏡10では、遮光用液晶素子35の位置は、ホ
ログラム素子34の背後であって、眼鏡レンズの表面で
ある。このように遮光用液晶素子35を眼鏡レンズの表
面に取りつけることは、第1の実施形態における電子眼
鏡10のように眼鏡レンズに遮光用液晶素子35を内蔵
する場合に比べて容易である。すなわち、第2の実施形
態における電子眼鏡10は、低コストで製造することが
できる。
【0036】また、図5に示すように、第2の実施形態
における電子眼鏡10において、遮光用液晶素子35の
大きさは、ホログラム素子34に対する瞳の視野角θに
収まる大きさである。したがって、第2の実施形態にお
ける電子眼鏡10では、第1の実施形態における電子眼
鏡10と同様に、ホログラム素子34を介してユーザが
見る画像の周囲に遮光用液晶素子35によって黒色の太
い枠が付加されてしまうことが無い。そのため、ユーザ
は、このような枠による違和感を感じること無く、画像
を見ることができ、このような画像と背景に実在するも
のとを効率良く見ることができる。
における電子眼鏡10において、遮光用液晶素子35の
大きさは、ホログラム素子34に対する瞳の視野角θに
収まる大きさである。したがって、第2の実施形態にお
ける電子眼鏡10では、第1の実施形態における電子眼
鏡10と同様に、ホログラム素子34を介してユーザが
見る画像の周囲に遮光用液晶素子35によって黒色の太
い枠が付加されてしまうことが無い。そのため、ユーザ
は、このような枠による違和感を感じること無く、画像
を見ることができ、このような画像と背景に実在するも
のとを効率良く見ることができる。
【0037】さらに、第2の実施形態における電子眼鏡
10では、第1の実施形態における電子眼鏡10と同様
に、表示用液晶素子33に画像データを表示している場
合には、遮光用液晶素子35によって背景光を遮るの
で、表示用液晶素子33の表示画像に相当する光学像
を、コントラストを低下させることなくユーザの瞳に投
影することができる。
10では、第1の実施形態における電子眼鏡10と同様
に、表示用液晶素子33に画像データを表示している場
合には、遮光用液晶素子35によって背景光を遮るの
で、表示用液晶素子33の表示画像に相当する光学像
を、コントラストを低下させることなくユーザの瞳に投
影することができる。
【0038】また、第2の実施形態における電子眼鏡1
0では、第1の実施形態における電子眼鏡10と同様
に、表示用液晶素子33に画像データが表示されていな
い場合には、遮光用液晶素子35とホログラム素子34
とを介して背景光に相当する光学像をユーザの瞳に投影
することができる。したがって、このような場合、通常
の眼鏡と遜色無い程度に、ユーザの視界を良好に保つこ
とができ、ユーザが電子眼鏡をかけていることを周囲の
人に気付かれることがない。
0では、第1の実施形態における電子眼鏡10と同様
に、表示用液晶素子33に画像データが表示されていな
い場合には、遮光用液晶素子35とホログラム素子34
とを介して背景光に相当する光学像をユーザの瞳に投影
することができる。したがって、このような場合、通常
の眼鏡と遜色無い程度に、ユーザの視界を良好に保つこ
とができ、ユーザが電子眼鏡をかけていることを周囲の
人に気付かれることがない。
【0039】《第3の実施形態》図6は、第3の実施形
態における眼鏡取付型表示装置の正面図であり、図7
は、第3の実施形態における眼鏡取付型表示装置の構成
を示す図である。ただし、図7は、第3の実施形態にお
ける眼鏡取付型表示装置を側面から見た場合の構成を示
している。
態における眼鏡取付型表示装置の正面図であり、図7
は、第3の実施形態における眼鏡取付型表示装置の構成
を示す図である。ただし、図7は、第3の実施形態にお
ける眼鏡取付型表示装置を側面から見た場合の構成を示
している。
【0040】図6および図7に示すように、第3の実施
形態における眼鏡取付型表示装置40は、眼鏡の上リム
に取り付けられ、取付部41と透明部材42とを備えて
いる。また、図7に示すように、取付部41には、第1
の実施形態における電子眼鏡10のテンプルと同様に、
光源31と投影レンズ32と表示用液晶素子33とが設
けられており、透明部材42には、第1の実施形態にお
ける電子眼鏡10の眼鏡レンズと同様に、ホログラム素
子34と遮光用液晶素子35とが設けられている。
形態における眼鏡取付型表示装置40は、眼鏡の上リム
に取り付けられ、取付部41と透明部材42とを備えて
いる。また、図7に示すように、取付部41には、第1
の実施形態における電子眼鏡10のテンプルと同様に、
光源31と投影レンズ32と表示用液晶素子33とが設
けられており、透明部材42には、第1の実施形態にお
ける電子眼鏡10の眼鏡レンズと同様に、ホログラム素
子34と遮光用液晶素子35とが設けられている。
【0041】さらに、眼鏡取付型表示装置40は、第1
の実施形態における電子眼鏡10に設けられたプレイヤ
部20と同様に動作するプレイヤ部(図示省略)が設け
られている。このような構成の眼鏡取付型表示装置40
では、光源31と表示用液晶素子33とホログラム素子
34と遮光用液晶素子35とは、プレイヤ部内の表示制
御部によって、第1の実施形態における電子眼鏡10と
同様に動作する。
の実施形態における電子眼鏡10に設けられたプレイヤ
部20と同様に動作するプレイヤ部(図示省略)が設け
られている。このような構成の眼鏡取付型表示装置40
では、光源31と表示用液晶素子33とホログラム素子
34と遮光用液晶素子35とは、プレイヤ部内の表示制
御部によって、第1の実施形態における電子眼鏡10と
同様に動作する。
【0042】したがって、第3の実施形態における眼鏡
取付型表示装置40によれば、第1の実施形態における
電子眼鏡10と同様に、表示用液晶素子33に画像デー
タを表示している場合には、遮光用液晶素子35によっ
て背景光を遮れるので、表示用液晶素子33の表示画像
に相当する光学像を、コントラストを低下させることな
くユーザの瞳に投影することができる。
取付型表示装置40によれば、第1の実施形態における
電子眼鏡10と同様に、表示用液晶素子33に画像デー
タを表示している場合には、遮光用液晶素子35によっ
て背景光を遮れるので、表示用液晶素子33の表示画像
に相当する光学像を、コントラストを低下させることな
くユーザの瞳に投影することができる。
【0043】なお、第3の実施形態における眼鏡取付型
表示装置40では、遮光用液晶素子35をホログラム素
子34と共に透明部材42内に配置しているが、遮光用
液晶素子35は、図8に示すように、透明部材42の表
面に配置しても良い。ただし、遮光用液晶素子35を透
明部材42の表面に配置する場合、遮光用液晶素子35
の大きさは、ホログラム素子34に対する瞳の視野角
(図8におけるθ)に収まる大きさであることが望まし
い。
表示装置40では、遮光用液晶素子35をホログラム素
子34と共に透明部材42内に配置しているが、遮光用
液晶素子35は、図8に示すように、透明部材42の表
面に配置しても良い。ただし、遮光用液晶素子35を透
明部材42の表面に配置する場合、遮光用液晶素子35
の大きさは、ホログラム素子34に対する瞳の視野角
(図8におけるθ)に収まる大きさであることが望まし
い。
【0044】また、第3の実施形態における眼鏡取付型
表示装置40は、眼鏡の上リムに取り付けられる構成で
あるが、本発明の眼鏡取付型表示装置は、眼鏡の上リム
に限らず、眼鏡のテンプルに取り付けられる構成であっ
ても良い。
表示装置40は、眼鏡の上リムに取り付けられる構成で
あるが、本発明の眼鏡取付型表示装置は、眼鏡の上リム
に限らず、眼鏡のテンプルに取り付けられる構成であっ
ても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項6に記載の発明では、遮光素子を設けることによ
り、反射素子を透過し得る背景光を確実に遮蔽すること
ができる。そのため、コントラストが高く維持された画
像に相当する光学像を瞳に投影することができる。すな
わち、ユーザに鮮明な画像を提供することができる。
求項6に記載の発明では、遮光素子を設けることによ
り、反射素子を透過し得る背景光を確実に遮蔽すること
ができる。そのため、コントラストが高く維持された画
像に相当する光学像を瞳に投影することができる。すな
わち、ユーザに鮮明な画像を提供することができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明では、発光部
から光学像が出力されていない場合、遮光素子を透過状
態にするため、背景光に対応する光学像は、遮光素子と
反射素子とに遮られること無く瞳に投影される。すなわ
ち、ユーザによって画像の表示要求が解除された場合の
ように、発光部から光学像が出力されていない状態で
は、通常の眼鏡と遜色無い程度に、ユーザの視界を良好
に保つことができる。また、ユーザが電子眼鏡をかけて
いることを周囲の人に気付かれることがない。
から光学像が出力されていない場合、遮光素子を透過状
態にするため、背景光に対応する光学像は、遮光素子と
反射素子とに遮られること無く瞳に投影される。すなわ
ち、ユーザによって画像の表示要求が解除された場合の
ように、発光部から光学像が出力されていない状態で
は、通常の眼鏡と遜色無い程度に、ユーザの視界を良好
に保つことができる。また、ユーザが電子眼鏡をかけて
いることを周囲の人に気付かれることがない。
【0047】さらに、請求項3に記載の発明では、反射
素子に対する瞳の視野角に収まる位置に遮光素子を配置
するので、画像の周囲に遮光素子による黒色の枠が生じ
ず、瞳に投影される背景光に対応する光学像が必要以上
に遮られることが無い。したがって、ユーザは、画像
と、その画像の背景に実在するものとを効率良く見るこ
とができる。
素子に対する瞳の視野角に収まる位置に遮光素子を配置
するので、画像の周囲に遮光素子による黒色の枠が生じ
ず、瞳に投影される背景光に対応する光学像が必要以上
に遮られることが無い。したがって、ユーザは、画像
と、その画像の背景に実在するものとを効率良く見るこ
とができる。
【0048】また、請求項4に記載の発明では、眼鏡レ
ンズの内部に反射素子と遮光素子とを設けることによ
り、反射素子と遮光素子とを近接させることができるた
め、遮光素子を反射素子と同程度の大きさにすることが
できる。したがって、ユーザが画像を見ている状態にお
いて、遮光素子によって生じる眼鏡レンズ上の黒の領域
を最小限に抑えることができる。
ンズの内部に反射素子と遮光素子とを設けることによ
り、反射素子と遮光素子とを近接させることができるた
め、遮光素子を反射素子と同程度の大きさにすることが
できる。したがって、ユーザが画像を見ている状態にお
いて、遮光素子によって生じる眼鏡レンズ上の黒の領域
を最小限に抑えることができる。
【0049】さらに、請求項5に記載の発明では、遮光
素子を眼鏡レンズの表面に設けることにより、製造時の
手間を削減することができるため、製造コストを低減す
ることができる。
素子を眼鏡レンズの表面に設けることにより、製造時の
手間を削減することができるため、製造コストを低減す
ることができる。
【図1】第1の実施形態における電子眼鏡の機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】第1の実施形態における電子眼鏡の本体の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図3】第1の実施形態における電子眼鏡の本体の正面
図である。
図である。
【図4】第1の実施形態における電子眼鏡の動作フロー
チャートである。
チャートである。
【図5】第2の実施形態における電子眼鏡の本体の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図6】第3の実施形態における眼鏡取付型表示装置の
正面図である。
正面図である。
【図7】第3の実施形態における眼鏡取付型表示装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図8】眼鏡取付型表示装置の他の構成を示す図であ
る。
る。
【図9】従来の電子眼鏡の本体の構成を示す図である。
10 電子眼鏡
20 プレイヤ部
21 通信装置
22 表示制御部
23 表示駆動部
24 遮光駆動部
30、100 本体
31、102 光源
32、103 投影レンズ
33、101 表示用液晶素子
34、104 ホログラム素子
35 遮光用液晶素子
40 眼鏡取付型表示装置
41 取付部
42 透明部材
Claims (6)
- 【請求項1】 眼鏡レンズと、 画像を光学像として出力する発光部と、 背景光を透過し、前記発光部から出力される光学像を瞳
に向けて反射する反射素子と、 瞳に対して前記反射素子の背面に配置され、該反射素子
への背景光の入射を遮る遮光素子とを備えたことを特徴
とする電子眼鏡。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子眼鏡において、 前記遮光素子は、 前記背景光を遮る遮光状態と、該背景光を透過する透過
状態とを示す遮光素子であり、 前記発光部から光学像が出力されている場合には、前記
遮光素子を遮光状態にし、該発光部から光学像が出力さ
れていない場合には、該遮光素子を透過状態にする制御
部を更に備えたことを特徴とする電子眼鏡。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子眼
鏡において、 前記遮光素子は、 前記反射素子に対する瞳の視野角に収まる位置に配置さ
れることを特徴とする電子眼鏡。 - 【請求項4】 請求項3に記載の電子眼鏡において、 前記反射素子と前記遮光素子とは、 前記眼鏡レンズの内部に設けられることを特徴とする電
子眼鏡。 - 【請求項5】 請求項3に記載の電子眼鏡において、 前記遮光素子は、 前記眼鏡レンズの表面に設けられ、 前記反射素子は、 前記眼鏡レンズの内部に設けられることを特徴とする電
子眼鏡。 - 【請求項6】 画像を光学像として出力する発光部と、 背景光を透過し、前記発光部から出力される光学像を瞳
に向けて反射する反射素子と、 瞳に対して前記反射素子の背面に配置され、該反射素子
への背景光の入射を遮る遮光素子と、 前記発光部と前記反射素子と前記遮光素子とを眼鏡に取
り付けるための取付部とを備えたことを特徴とする眼鏡
取付型表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194626A JP2003015075A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 電子眼鏡および眼鏡取付型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194626A JP2003015075A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 電子眼鏡および眼鏡取付型表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003015075A true JP2003015075A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19032728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001194626A Pending JP2003015075A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 電子眼鏡および眼鏡取付型表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003015075A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013111471A1 (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-01 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
| WO2014103264A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | オリンパス株式会社 | 頭部装着型表示装置 |
| US9558540B2 (en) | 2012-05-09 | 2017-01-31 | Sony Corporation | Display instrument and image display method |
| JP2017049918A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 株式会社東芝 | 電子機器および支援方法 |
| JP2017049833A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 株式会社東芝 | 電子機器および支援方法 |
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| CN110383150A (zh) * | 2017-02-22 | 2019-10-25 | 依视路国际公司 | 包括可激活滤光器的眼镜镜片 |
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-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001194626A patent/JP2003015075A/ja active Pending
Cited By (21)
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| CN104067159A (zh) * | 2012-01-24 | 2014-09-24 | 索尼公司 | 显示装置 |
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| JP2016148855A (ja) * | 2012-01-24 | 2016-08-18 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
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| US10540822B2 (en) | 2012-05-09 | 2020-01-21 | Sony Corporation | Display instrument and image display method |
| US9558540B2 (en) | 2012-05-09 | 2017-01-31 | Sony Corporation | Display instrument and image display method |
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