JP2003062953A - 多層押出成形体 - Google Patents
多層押出成形体Info
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Abstract
多層押出成形体を提供する。 【解決手段】 メルトフローレートが一定の範囲であ
り、密度が一定の範囲であり、メルトフローレート比が
特定の範囲であり、分子量分布が特定の範囲であり、見
かけの流動の活性化エネルギーが特定の範囲であり、エ
チレンと炭素数が一定の範囲である少なくとも1種のα
−オレフィンを重合して得られるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体を主成分とする層を少なくとも1層含む内
層と、メルトフローレートが一定の範囲であり、密度が
一定の範囲であり、スウェル比が一定の範囲であり、メ
ルトフローレート比が特定の範囲であり、分子量分布が
特定の範囲であり、見かけの流動の活性化エネルギーが
特定の範囲である低密度ポリエチレンからなる外層を有
し、外層/内層/外層の構成からなる多層押出成形体。
Description
関するものである。さらに詳しくは、成形性、透明性、
光沢および透視感に優れる多層押出成形体に関するもの
である。
やボトルは、袋や各種容器として包装分野等の人目に触
れる機会の多い用途で利用されている。例えば、特開平
9−1751号公報には、外層、中間層および内層の少
なくとも3層からなり、外層および内層が平均分子量分
布(Mw/Mn)が2以上3未満であるエチレンとα−
オレフィンとのランダム共重合体40〜90重量%を含
有する樹脂組成物で形成されており、機械強度特性、透
明性および低温ヒートシール性に優れた包装用多層フィ
ルムが記載されている。
は、分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5である
エチレン(共)重合体と他のエチレン系重合体からなる
樹脂組成物層と上記のエチレン(共)重合体、他のエチ
レン系重合体またはそれらの組成物からなる層を含む多
層構造からなり、低温ヒートシール性を有し、熱融解性
に優れ、耐候性、耐薬品性、耐油性等の化学的性質、機
械的強度、経済性等に優れる遮水用シートが記載されて
いる。
には、分子量分布が1.8以上、3.2以下であるエチ
レンとα−オレフィンとの共重合体を含有するポリエチ
レン系樹脂を主体とする層と基材にドライラミネートさ
れるポリエチレン系樹脂を主体とする層から構成され、
ドライラミネート後のフィルムが良好な耐ブロッキング
性、滑り性を有し、また耐擦傷性、シール適正にも優
れ、製袋後の開口性も良好なポリエチレン系多層フィル
ムが記載されている。
は、分子量分布(Mw/Mn)が25〜50であるエチ
レン(共)重合体またはその組成物からなる層およびバ
リヤー層を含み、各種燃料の透過防止性能と局部的薄肉
化のない積層体が記載されている。
9−262946号公報および特開平10−23581
5号公報に記載されている分子量分布が4.5以下のエ
チレン系共重合体を含む樹脂組成物を、多層押出成形体
の少なくとも一層に用いた場合、それら樹脂組成物の流
動性が低いため、押出成形性が不十分であり、また、上
記の特開平11−12320号公報に記載されている分
子量分布が25以上のエチレン系共重合体を含む樹脂組
成物からなる少なくとも一層を有する多層押出成形体
は、透明性、光沢及び透視感が不充分であるため、包装
分野で、人目に触れることが多い用途であるフィルムや
シートからなる袋、ボトル等の各種容器に利用される多
層押出成形体には、成形性、透明性、光沢及び透視感の
改良が望まれていた。
性、透明性、光沢および透視感に優れる多層押出成形体
を提供することにある。
情に鑑み、鋭意検討した結果、メルトフローレートが一
定の範囲であり、密度が一定の範囲であり、メルトフロ
ーレート比が特定の範囲であり、分子量分布が特定の範
囲であり、見かけの流動の活性化エネルギーが特定の範
囲であり、エチレンと炭素数が一定の範囲である少なく
とも1種のα−オレフィンを重合して得られるエチレン
・α−オレフィン共重合体を主成分とする層を少なくと
も1層含む内層と、メルトフローレートが一定の範囲で
あり、密度が一定の範囲であり、スウェル比が一定の範
囲であり、メルトフローレート比が特定の範囲であり、
分子量分布が特定の範囲であり、見かけの流動の活性化
エネルギーが特定の範囲である低密度ポリエチレンから
なる外層を有し、外層/内層/外層の構成からなること
を特徴とする多層押出成形体が上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明の完成に至った。
1)〜要件(a−6)を満たすエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(A)を含有する層を少なくとも1層含む内
層と、下記の要件(b−1)〜要件(b−6)を満たす
低密度ポリエチレン(B)を含有する外層を有し、外層
/内層/外層の構成からなる多層押出成形体に係るもの
である。 エチレン・α−オレフィン共重合体(A) 要件(a−1)エチレンと炭素数が3〜12である少な
くとも1種のα−オレフィンを重合して得られるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体である。 要件(a−2)メルトフローレート(MFR)が0.1
〜50g/10分である。 要件(a−3)密度(d)が880〜945kg/m3
である。 要件(a−4)メルトフローレート比(MFRR)が3
0〜120である。 要件(a−5)分子量分布(Q値(Mw/Mn))が5
〜20である。 要件(a−6)見かけの流動の活性化エネルギー(E
a)が25kJ/mol・K<Ea<40kJ/mol
・Kである。 低密度ポリエチレン(B) 要件(b−1)メルトフローレート(MFR)が0.1
〜50g/10分である。 要件(b−2)密度(d)が880〜945kg/m3
である。 要件(b−3)スウェル比(SR)が1.29<SR<
1.6である。 要件(b−4)メルトフローレート比(MFRR)が3
0〜120である。 要件(b−5)分子量分布(Q値(Mw/Mn))が
4.5<(Q値)≦10である。 要件(b−6)見かけの流動の活性化エネルギー(E
a)が40kJ/mol・K≦Ea<75kJ/mol
・Kである。 以下、本発明を詳細に説明する。
−オレフィン共重合体(A)は、エチレンと炭素数3〜
12である少なくとも1種のα−オレフィンを重合して
得られるエチレン・α−オレフィン共重合体である。炭
素数3〜12であるα−オレフィンとしては、例えば、
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−
1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン
−1、ドデセン−1、4−メチル−ペンテン−1、4−
メチル−ヘキセン−1等が挙げられ、好ましくはブテン
−1、ヘキセン−1である。
ィン共重合体(A)としては、例えば、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−ヘキセン−1共重合体等が挙げられ、好ましくは
エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−
1共重合体である。
ィン共重合体(A)のメルトフローレート(MFR)は
0.1〜50g/10分であり、好ましくは0.1〜2
0g/10分であり、より好ましくは0.1〜10g/
10分であり、さらに好ましくは0.15〜5g/10
分である。MFRが0.1g/10分未満の場合、押出
成形において押出し負荷が過度に高くなることがあり、
50g/10分を超えた場合、押出成形体の強度が過度
に低下することがある。
ィン共重合体(A)の密度は880〜945kg/m3
であり、好ましくは890〜932kg/m3であり、
より好ましくは900〜927kg/m3である。密度
が880kg/m3未満の場合、剛性が過度に低くな
り、成形体のハンドリング性が不充分なことがあり、9
45kg/m3を超えた場合、押出成形体の透明性や衝
撃強度が低下することがある。
ィン共重合体(A)のメルトフローレート比(MFR
R)は、30〜120であり、好ましくは40〜115
であり、より好ましくは50〜110であり、さらに好
ましくは55〜105である。MFRRが30未満の場
合、押出成形において押出し負荷が過度に高くなること
があり、120を超えた場合、フィルム、チューブやロ
ータリーブローの押出成形における引取性が低下したり
することがある。
ィン共重合体(A)の分子量分布(Q値(Mw/M
n))は5〜20であり、好ましくは5.3〜18であ
り、より好ましくは5.5〜15である。Q値が5未満
の場合、押出成形において押出し負荷が過度に高くなる
ことがあり、20を超えた場合、透明性、光沢や透視感
が不充分なことがある。
ィン共重合体(A)の見かけの流動の活性化エネルギー
(Ea)は25kJ/mol・K<Ea<40kJ/m
ol・Kであり、好ましくは26kJ/mol・K≦E
a≦35kJ/mol・Kであり、より好ましくは27
kJ/mol・K≦Ea≦33kJ/mol・Kであ
る。見かけの流動の活性化エネルギー(Ea)が25k
J/mol・K以下の場合、柔軟性や流動性が不充分に
なることがあり、40kJ/mol・K以上の場合、透
視感や光沢が不充分になることがある。
ィン共重合体(A)の製造方法は、特に制限されるもの
ではなく、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法に
よる製造方法が挙げられる。
ラーナッタ系触媒、クロム系触媒、メタロセン系触媒等
が挙げられる。チーグラーナッタ系触媒としては、例え
ば、三塩化チタン、三塩化バナジウム、四塩化チタンま
たはチタンのハロアルコラートをマグネシウム化合物系
担体に担持した成分と共触媒である有機金属化合物から
なる触媒系、マグネシウム化合物とチタン化合物の共沈
物または共晶体と共触媒である有機金属化合物からなる
触媒系等が挙げられる。
たはシリカ−アルミナにクロム化合物を担持した成分と
共触媒である有機金属化合物からなる触媒系等が挙げら
れる。
ロペンタジエン形骨格を有する基を有する遷移金属化合
物を含む成分とアルモキサン化合物を含む成分からなる
触媒系、前記遷移金属化合物を含む成分とトリチルボレ
ート、アニリニウムボレート等のイオン性化合物を含む
成分からなる触媒系、前記遷移金属化合物を含む成分と
前記イオン性化合物を含む成分と有機アルミニウム化合
物を含む成分からなる触媒系、および、前記の各成分を
SiO2、Al2O3等の無機粒子状担体やエチレン、ス
チレン等のオレフィン重合体等の粒子状ポリマー担体に
担持または含浸させて得られる触媒系等が挙げられる。
ィン共重合体(A)の製造に用いられる公知の重合方法
としては、例えば、液相重合法、スラリー重合法、気相
重合法、高圧イオン重合法等が挙げられ、回分重合法、
連続重合法のいずれでもよく、2段階以上の多段重合法
も挙げられる。
(B)は、特に限定されるものではないが、通常、高圧
ラジカル重合法により得られる低密度ポリエチレンであ
る。
(B)のメルトフローレート(MFR)は、0.1〜5
0g/10分であり、好ましくは0.35〜10g/1
0分であり、より好ましくは0.4〜5g/10分であ
る。MFRが0.1g/10分未満の場合、透明性が不
充分であることがあり、50g/10分を超えた場合、
成形体の強度が過度に低下することがある。
(B)の密度は880〜945kg/m3であり、好ま
しくは900〜935kg/m3であり、より好ましく
は915〜930kg/m3である。密度が880kg
/m3未満の場合、剛性が過度に低くなり、成形体のハ
ンドリング性が不充分なことがあり、945kg/m3
を超えた場合、衝撃強度が低下することがある。
(B)のスウェル比(SR)は、1.29<SR<1.
6であり、好ましくは1.33〜1.55であり、より
好ましくは1.38〜1.45である。スウェル比(S
R)が、1.29以下の場合および1.6以上の場合、
透明性が不充分なことがある。
(B)のメルトフローレート比(MFRR)は、30〜
120であり、好ましくは40〜115であり、より好
ましくは50〜110であり、さらに好ましくは55〜
105である。MFRRが30未満の場合、押出成形に
おいて押出し負荷が過度に高くなることがあり、MFR
Rが120を超えた場合、フィルム、チューブやロータ
リーブローの押出成形における引取性が低下したりする
ことがある。
(B)の分子量分布(Q値)Mw/Mn))は、4.5
<(Q値)≦10であり、好ましくは5.3〜18であ
り、より好ましくは5.5〜15である。分子量分布が
4.5以下の場合、押出負荷が過度に高くなることがあ
り、10を超えた場合、透明性、光沢や透視感が不充分
なことがある。
(B)の見かけの流動の活性化エネルギー(Ea)は4
0kJ/mol・K≦Ea<75kJ/mol・Kであ
り、好ましくは45〜72kJ/mol・Kであり、よ
り好ましくは50〜70kJ/mol・Kである。見か
けの流動の活性化エネルギー(Ea)が40kJ/mo
l・K未満の場合および75kJ/mol・K以上の場
合、透明性や光沢が不充分なことがある。
(B)の製造方法として、通常用いられる高圧ラジカル
重合法は、一般に槽型反応器または管型反応器を用い
て、ラジカル発生剤の存在下、重合圧力1400〜30
00Kg/cm2、重合温度200〜300℃でエチレ
ンを重合する方法である。メルトフローレートを調節す
るために、分子量調節剤として水素やメタン、エタン等
の炭化水素を用いることができる。
(B)のメルトフローレート(MFR)およびスウェル
比(SR)を、少なくとも一回混練することにより、調
整することができる。混練は通常の押出機や混練機を用
いて行われ、押出機としては、例えば、単軸押出機、同
方向二軸押出機、異方向二軸押出機等が挙げられ、混練
機としては、例えば、ニーダー型やバンバリー型の混練
機等が挙げられる。
ィン共重合体(A)または低密度ポリエチレン(B)に
は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、
エチレン・α−オレフィン共重合体(A)および低密度
ポリエチレン(B)以外の他の樹脂を添加してもよい。
例えば、剛性を改良するために添加される高密度ポリエ
チレン、衝撃強度を改良のために添加される低密度エラ
ストマー等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これ
らの他の樹脂は、単独で添加してもよく、二種以上を併
用してもよい。
ィン共重合体(A)または低密度ポリエチレン(B)に
は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、
安定剤、滑剤、帯電防止剤、加工性改良剤、抗ブロッキ
ング剤等を添加してもよい。安定剤としては、例えば、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、
テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名:I
RGANOX1010)やn−オクタデシル−3−
(4’−ヒドロキシ−3,5’−ジ−t−ブチルフェニ
ル)プロピオネート(チバ・スペシャリティ・ケミカル
ズ社製、商品名:IRGANOX1076)等のフェノ
ール系安定剤、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイトやトリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト等の
ホスファイト系安定剤が挙げられる。
や高級脂肪酸エステルが挙げられ、帯電防止剤として
は、例えば、炭素数8〜22の脂肪酸のグリセリンエス
テルやソルビタン酸エステルやポリエチレングリコール
エステルが挙げられ、加工性改良剤としては、例えば、
ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩が挙げられ、
抗ブロッキング剤としては、例えば、シリカ、炭酸カル
シウム、タルク等が挙げられる。
・α−オレフィン共重合体(A)および低密度ポリエチ
レン(B)以外の他の樹脂や安定剤、滑剤、帯電防止
剤、加工性改良剤、抗ブロッキング剤等は、本発明で用
いられるエチレン・α−オレフィン共重合体(A)およ
び低密度ポリエチレン(B)にあらかじめ溶融混練して
押出成形に用いてもよく、エチレン・α−オレフィン共
重合体(A)または低密度ポリエチレン(B)のそれぞ
れにドライブレンドして押出成形に用いてもよく、ま
た、一種以上のマスターバッチを用意してエチレン・α
−オレフィン共重合体(A)または低密度ポリエチレン
(B)にドライブレンドして押出成形に用いてもよい。
レン・α−オレフィン共重合体(A)を含有する層を少
なくとも1層含む内層と、上述した低密度ポリエチレン
(B)を含有する外層を有し、外層/内層/外層の構成
からなる多層押出成形体である。
厚みは、特に制限されるものではないが、より優れた透
明性や透視感を得るためには内層の厚みとして、好まし
くは両外層の何れよりも大きい厚みであり、より好まし
くは次の関係を満足する厚みである。 (内層の厚み)/(両外層の厚みの和)≧1
限されるものではないが、厚みの厚いものほど光学的性
質の違いが際立つことから、好ましくは100μm〜1
mmである。
て他の樹脂層を設けてもよい。設けてもよい他の樹脂層
としては、例えば、酸素等の気体の透過防止を目的とす
るエチレン−ビニルアルコール共重合体、ビニルアルコ
ール重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体の鹸化物、
酢酸ビニル共重合体の鹸化物等を含有する層、層同士の
接着の向上を目的とする接着層や、押出成形体の再生物
等を用いた層が挙げられる。
に制限されるものではなく、通常の押出成形機を用いる
成形方法である。押出成形機としては、例えば、インフ
レーションフィルム製造装置、Tダイキャストフィルム
製造装置、ブロー成形機、チューブ成形機等が挙げられ
る。
る多層成形の方法としては、本発明で用いられるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体(A)を含有する樹脂およ
び/または本発明で用いられる低密度ポリエチレン
(B)を含有する樹脂を共押出する方法(共押出法とい
う。)、押出コーティングする方法(押出コーティング
法または押出ラミネート法という。)等が挙げられる。
成形方法としては、前記の各押出成形機を用いて得られ
たフィルムまたはシートを基材にラミネートする方法
(ラミネーション法という。)が挙げられる。基材とし
ては、例えば、セロハン、紙、板紙、織物、アルミニウ
ム箔、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド樹脂、
ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル樹脂、延伸ポリプロピレン等が挙
げられる。ラミネートする方法(ラミネーション法)と
しては、例えば、ドライラミネート法、ウェットラミネ
ート法、サンドラミネート法、ホットメルトラミネート
法等が挙げられる。
包装・容器分野での用途等が挙げられ、例えば、食品、
医薬、雑貨品、肥料、工業用品等の包装・容器等が挙げ
られる。
さらに詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に限
定されるものではない。実施例および比較例で用いたエ
チレン・α−オレフィン共重合体、低密度ポリエチレン
および得られた多層押出成形体の物性は以下の方法で測
定した。
分) JIS K7210に従って測定した。試験荷重は2
1.18N(2.16kgf)、測定温度は190℃で
あった。
1.82N(21.60kgf)、測定温度190℃の
条件で測定した値を、試験荷重21.18N(2.16
kgf)、測定温度190℃の条件で測定した値で除し
た値をMFRRとした。
定装置を用い、メルトフローレート測定時に押出しされ
たストランドの直径Dを測定し、オリフィスの直径D0
とストランドの直径Dの比(D/D0)をスウェル比
(SR)の値とした。測定温度は190℃で行った。
いほど透明性が良いことを示す。
度を測定し、この値をGloss(光沢度)値とした。
この値が大きいほど光沢が優れることを示す。
4°〜1.2°の散乱透過光を測定し、透視感の値とし
た。この値が小さいほど透視感が優れることを示す。
atography:ゲル浸透クロマトグラフィ)の装
置として、Waters社の150C型を用いて、測定
を行った。溶出溶媒としてオルトジクロロベンゼンを使
用し、測定温度140℃、流速1mL/minの条件で
測定を行った。測定には、東ソー社製のカラムであるT
SK−GEL GMH−HT7.5×600を2本つな
いだカラムを使用し、ガードカラムは使用しなかった。
2本つないだカラムの検量線を、予め分子量分布が単分
散とみなせる分子量分布の狭い標準ポリスチレン(東ソ
ー製 TSK STANDARD POLYSTYRN
E)を用いて作成したのち、試料濃度0.1g/L、注
入量0.5mLの条件で測定を行った。目的の試料の数
平均分子分子量Mnと重量平均分子量Mwは、検量線を
もとに、ポリスチレンのQ−ファクターを41.3、ポ
リエチレンのQファクターを17.7として算出した。
Q−ファクターについては森 定雄著「サイズ排除クロ
マトグラフィー −高分子の高速液体クロマトグラフィ
ー−」(1991年、共立出版株式会社)を参考にし
た。分子量分布は、得られた重量平均分子量Mwを数平
均分子量Mnで除した値(Mw/Mn)をQ値として求
めた。
(Ea、単位:kJ/mol・K) 見かけの流動の活性化エネルギー(Ea)は、レオメト
リックス社製レオメトリックメカニカルスペクトロメー
ターRMS−800を用いて行った測定結果から得た。
測定は、RMS−800付属の測定解析プログラムRH
IOSを用いて、DynamicモードでFreque
ncy/Temperature SweepDefa
ult Testを、下記条件で、直径25mmのパラ
レルレート(並行平板)を用いて、測定時のパラレルプ
レートに挟まれた試料厚みが1.5〜2.5mmの状態
で、窒素下にて、測定を行った。 (条件) Strain:5.0% Sweep Mode:Log Initial Frequency:100.0ra
d/sec Final Frequency:0.1rad/se
c Point Per Decade:5 Initial Temp:測定治具の温度が130℃
になる温度 Final Temp.:190℃ Temp. Increment:20.5 その測定結果を基に、RHIOSのMenu:TTSの
中のSelectの中のFreq/Temp Swee
p Dataを実行し、Freq Seeepsを選
び、表示された温度をすべて選んで、OKとし、各温度
ごとのデータを求め、Menu:TTSの中のSele
ctの中のData to Shiftを実行し、Re
ferenceとして190℃での測定データを選び、
シフトさせるその他の温度のデータをすべて選び、Se
lect Scalar Parameter for
ReferenceをTempとして行った。そして
RHIOSのMenu:TTSの中のShiftの中の
Shift Allを実行し、温度時間換算則を用いて
基準温度への基準温度以外の測定データをシフトし、M
enu:TTSの中のViewの中にあるMaster
Curveを実行しマスターカーブを作成した。その
後、RHIOSのMenu:TTSの中のFitの中の
Arrhenius Fitを実行し、表示されたEa
の値を見かけの流動の活性化エネルギーとした。
における成形性の評価は、次のとおり行った。 (10)成形性 多層押出成形体を押出成形した際に、押出変動(押出負
荷が上昇したり、押出が一定しない状態)がなく成形体
に異常が見られなかったものを○とし、押出変動があっ
たが成形体に異常が見られなかったものを△とし、押出
変動があり成形体に異常が見られたものを×とした。
α−オレフィン共重合体(A)の物性を表1に示し、低
密度ポリエチレン(B)の物性を表2に示した。
層1と外層2の間の層を中間層として、表3、表4に示
した層構成の押出成形体を得た。押出成形体の成形は、
田辺プラスチックス製30mmφ3種3層共押出Tダイ
成形機(ダイ250mm幅、リップ開度0.9mm)を
用いて、成形温度200℃、引取速度11m/min、
吐出量15kg/hr、チルロール温度15℃、成形体
厚み100μmの条件で行った。得られた押出成形体の
物性を表3、表4に示した。
03 A4:住友化学工業(株)製、スミカセンL FS37
0 A1、A3およびA4はエチレン・1−ブテン共重合体
である。A2はエチレン・4−メチルペンテン−1共重
合体である。
1 B2:住友化学工業(株)製、スミカセン F108−
1 B1およびB2は高圧ラジカル重合法により得られた低
密度ポリエチレンである。
形性、透明性、光沢および透視感に優れる多層成形体で
あることが分かる。これに対して、外層に本発明の要件
である低密度ポリエチレンを用いなかった比較例1は透
明性、光沢および透視感が不充分であり、比較例2は透
明性および光沢が不充分であり、比較例3は透明性およ
び成形性が不充分であることが分かる。
オレフィン共重合体を用いなかった比較例4および5は
光沢および透視感が不充分であることが分かる。内層に
本発明の要件である分子量分布を満足しないエチレン・
α−オレフィン共重合体を用いた比較例6は透明性、光
沢および成形性が不充分であることが分かる。
成形性、透明性、光沢および透視感に優れる多層押出成
形体を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】下記の要件(a−1)〜要件(a−6)を
満たすエチレン・α−オレフィン共重合体(A)を含有
する層を少なくとも1層含む内層と、下記の要件(b−
1)〜要件(b−6)を満たす低密度ポリエチレン
(B)を含有する外層を有し、外層/内層/外層の構成
からなることを特徴とする多層押出成形体。 エチレン・α−オレフィン共重合体(A) 要件(a−1)エチレンと炭素数が3〜12である少な
くとも1種のα−オレフィンを重合して得られるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体である。 要件(a−2)メルトフローレート(MFR)が0.1
〜50g/10分である。 要件(a−3)密度(d)が880〜945kg/m3
である。 要件(a−4)メルトフローレート比(MFRR)が3
0〜120である。 要件(a−5)分子量分布(Q値(Mw/Mn))が5
〜20である。 要件(a−6)見かけの流動の活性化エネルギー(E
a)が25kJ/mol・K<Ea<40kJ/mol
・Kである。 低密度ポリエチレン(B) 要件(b−1)メルトフローレート(MFR)が0.1
〜50g/10分である。 要件(b−2)密度(d)が880〜945kg/m3
である。 要件(b−3)スウェル比(SR)が1.29<SR<
1.6である。 要件(b−4)メルトフローレート比(MFRR)が3
0〜120である。 要件(b−5)分子量分布(Q値(Mw/Mn))が
4.5<(Q値)≦10である。 要件(b−6)見かけの流動の活性化エネルギー(E
a)が40kJ/mol・K≦Ea<75kJ/mol
・Kである。 - 【請求項2】多層押出成形体が多層押出フィルムである
ことを特徴とする請求項1記載の多層押出成形体。 - 【請求項3】多層押出成形体が多層押出チューブ成形体
であることを特徴とする請求項1記載の多層押出成形
体。 - 【請求項4】多層押出成形体が多層押出ブロー成形体で
あることを特徴とする請求項1記載の多層押出成形体。
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