[go: up one dir, main page]

JP2002015771A - 非水電解質及び非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質及び非水電解質二次電池

Info

Publication number
JP2002015771A
JP2002015771A JP2001054937A JP2001054937A JP2002015771A JP 2002015771 A JP2002015771 A JP 2002015771A JP 2001054937 A JP2001054937 A JP 2001054937A JP 2001054937 A JP2001054937 A JP 2001054937A JP 2002015771 A JP2002015771 A JP 2002015771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vol
carbonate
aqueous solvent
aqueous electrolyte
aqueous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001054937A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sekino
正宏 関野
Masafumi Fujiwara
雅史 藤原
Asako Sato
麻子 佐藤
Jun Monma
旬 門馬
Masayuki Oguchi
雅之 小口
Makoto Kato
真琴 加藤
Hiroyuki Hasebe
裕之 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001054937A priority Critical patent/JP2002015771A/ja
Priority to CNB011358327A priority patent/CN1204648C/zh
Priority to US09/985,369 priority patent/US6794089B2/en
Publication of JP2002015771A publication Critical patent/JP2002015771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温で貯蔵した際のガス発生を抑制して外装
材が膨れるのを抑えることができ、高温環境下での自己
放電を抑制することができ、かつ充放電サイクル特性を
向上することが可能な非水電解質を提供することを目的
とする。 【解決手段】 非水電解質に含まれる非水溶媒は、エチ
レンカーボネート(EC)と、プロピレンカーボネート
(PC)と、γ−ブチロラクトン(BL)と、ビニレン
カーボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレン
サルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−
クラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエ
ーテルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒から
なる第4成分とを含み、前記非水溶媒全体に対するE
C、PC、BL及び前記第4成分の割合(体積%)をそ
れぞれx、y、z、pとした際、15≦x≦50、2≦
y≦35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質及び非
水電解質二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話などの携帯機器向けの非
水電解液二次電池として、リチウムイオン二次電池が商
品化されている。この電池は、正極にリチウムコバルト
酸化物(LiCoO2)、負極に黒鉛質材料や炭素質材
料、非水電解液にリチウム塩を溶解した有機溶媒、セパ
レータに多孔質膜が用いられている。前記電解液の溶媒
としては低粘度、低沸点の非水溶媒が用いられている。
【0003】例えば特開平4−14769号公報には、
プロピレンカーボネートとエチレンカーボネートとγ−
ブチロラクトンからなる混合溶媒を主体とし、γ−ブチ
ロラクトンの比率が溶媒全体の10〜50体積%である
電解液を備えた非水電解液二次電池が記載されている。
この公報では、プロピレンカーボネートとエチレンカー
ボネートの混合溶媒にγ−ブチロラクトンを添加するこ
とにより低温での電解液の伝導度を上げ、円筒形非水電
解液二次電池の低温放電特性を改善している。
【0004】しかしながら、前述した特開平4−147
69号公報に記載された非水電解液を備えたリチウムイ
オン二次電池は、初充電時に負極から多量のガスが発生
したり、60℃以上の高温に貯蔵した時に正極と非水電
解液が反応して非水電解液の酸化分解が生じ、ガス発生
が起きる。よって、電池の厚さを薄くするために、正
極、負極、セパレータ及び非水電解液が収納される外装
材の厚さを薄くすると、発生したガスにより外装材が膨
れ、変形するという問題点を生じる。外装材が変形する
と、電池が電子機器に納まらなくなったり、あるいは電
子機器の誤作動を招く恐れがある。さらに、このリチウ
ムイオン二次電池は、高温環境下で自己放電が進みやす
く、そのうえサイクル寿命特性も十分なものではない。
【0005】一方、特開平11−97062号公報に
は、γ−ブチロラクトンの比率が100体積%である溶
媒にホウフッ化リチウム(LiBF4)を溶解させたも
のを非水電解液として用いることによって、リチウムコ
バルト複合酸化物を活物質として含む正極が非水電解液
により酸化分解されるのを抑制することが開示されてい
る。
【0006】また、電気化学会第67回大会講演要旨集
(平成12年3月28日発行)の23頁には、エチレン
カーボネートとγ−ブチロラクトンを体積比で2:3に
なるように混合し、得られた溶媒に電解質塩としてLi
BF4またはLiPF6を溶解した電解液と、多官能アク
リレートモノマーの混合液とを重合し、化学架橋するこ
とで得られたポリマーゲル電解質を備えたリチウムイオ
ンポリマー二次電池が報告されている。
【0007】しかしながら、γ−ブチロラクトンの比率
が100体積%である溶媒にLiBF4を溶解させた非
水電解液と、エチレンカーボネートとγ−ブチロラクト
ンを体積比で2:3になるように混合し、得られた溶媒
に電解質塩としてLiBF4またはLiPF6を溶解した
電解液は、負極と反応して還元分解が生じやすい。その
結果、負極において電流集中が生じやすくなるため、負
極表面にリチウム金属が析出したり、あるいは負極界面
のインピーダンスが高くなり、負極の充放電効率が低下
し、充放電サイクル特性の低下を招く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温で貯蔵
した際のガス発生を抑制して外装材が膨れるのを抑える
ことができ、高温環境下での自己放電を抑制することが
でき、かつ充放電サイクル特性を向上することが可能な
非水電解質及び非水電解質二次電池を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の非水
電解質は、非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチ
ウム塩とを具備する非水電解質において、前記非水溶媒
は、エチレンカーボネートと、プロピレンカーボネート
と、γ−ブチロラクトンと、前記以外の第4成分とを含
み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、
プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記
第4成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積
%)、z(体積%)、p(体積%)とした際、前記x、
前記y、前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、
2≦y≦35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明に係る第2の非水電解質は、非水溶
媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを具備す
る非水電解質において、前記非水溶媒は、エチレンカー
ボネートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラ
クトンと、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカー
ボネート、エチレンサルファイト、フェニルエチレンカ
ーボネート、12−クラウン−4及びテトラエチレング
リコールジメチルエーテルよりなる群から選択される1
種類以上の溶媒からなる第4成分とを含み、前記非水溶
媒全体に対するエチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4成分の割合
をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積
%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、前記z
及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴とする
ものである。
【0011】本発明に係る第1及び第2の非水電解質に
おいて、前記x、前記y、前記z及び前記pは、それぞ
れ、15≦x≦50、2≦y≦30、35≦z≦85、
0<p≦5を満たすことが好ましく、より好ましい範囲
は20≦x≦50、2≦y≦25、35≦z≦75、0
<p≦4で、さらに望ましい範囲は20≦x≦40、2
≦y≦20、55≦z≦75、0<p≦3である。
【0012】本発明に係る第3の非水電解質は、非水溶
媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを具備す
る非水電解質において、前記非水溶媒は、エチレンカー
ボネートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラ
クトンと、ビニレンカーボネートと、前記以外の第5成
分とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボ
ネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、ビニレンカーボネート及び前記第5成分の割合をそ
れぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、w
(体積%)、q(体積%)とした際、前記x、前記y、
前記z、前記w及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、
2≦y≦35、30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦
5を満たすことを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る第4の非水電解質は、非水溶
媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを具備す
る非水電解質において、前記非水溶媒は、エチレンカー
ボネートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラ
クトンと、ビニレンカーボネートと、ビニルエチレンカ
ーボネート、エチレンサルファイト、フェニルエチレン
カーボネート、12−クラウン−4及びテトラエチレン
グリコールジメチルエーテルよりなる群から選択される
1種類以上の溶媒からなる第5成分とを含み、前記非水
溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロピレンカ
ーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカーボネー
ト及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積%)、y
(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q(体積
%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w及び前
記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦
z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすことを特徴
とするものである。
【0014】本発明に係る第3及び第4の非水電解質に
おいて、前記x、前記y、前記z、前記w及び前記q
は、それぞれ、15≦x≦50、2≦y≦30、35≦
z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすことが好ま
しく、より好ましい範囲は20≦x≦50、2≦y≦2
5、35≦z≦75、0<w≦3、0<q≦4で、さら
に望ましい範囲は20≦x≦40、2≦y≦20、55
≦z≦75、0<w≦2、0<q≦3である。
【0015】本発明に係る第5の非水電解質は、非水溶
媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを具備
し、前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレ
ンカーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカー
ボネートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラク
トン及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体
積%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)と
した際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ
15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.
05≦w≦5を満たすことを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る第5の非水電解質において
は、前記x、前記y、前記z及び前記wは、それぞれ、
15≦x≦50、2≦y≦30、35≦z≦85、0.
05≦w≦5を満たすことが好ましく、より好ましい範
囲は20≦x≦50、2≦y≦25、35≦z≦75、
0.1≦w≦3で、さらに好ましい範囲は、20≦x≦
40、3≦y≦20、55≦z≦75、0.2≦w≦2
である。
【0017】本発明に係る第1の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレンカーボ
ネートと、γ−ブチロラクトンと、前記以外の第4成分
とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネ
ート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及
び前記第4成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体
積%)、z(体積%)、p(体積%)とした際、前記
x、前記y、前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦5
0、2≦y≦35、30≦z≦85、0<p≦5を満た
すことを特徴とするものである。
【0018】本発明に係る第2の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレンカーボ
ネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカーボネー
ト、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサルファイ
ト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラウン−
4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテルより
なる群から選択される1種類以上の溶媒からなる第4成
分とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボ
ネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン
及び前記第4成分の割合をそれぞれx(体積%)、y
(体積%)、z(体積%)、p(体積%)とした際、前
記x、前記y、前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦
50、2≦y≦35、30≦z≦85、0<p≦5を満
たすことを特徴とするものである。
【0019】本発明に係る第3の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及
び前記負極の間に配置され、非水電解液及び前記非水電
解液をゲル化させる機能を有するポリマーを含有する電
解質層とを具備した非水電解質二次電池において、前記
非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解される
リチウム塩を含み、前記非水溶媒は、エチレンカーボネ
ートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラクト
ンと、前記以外の第4成分とを含み、前記非水溶媒全体
に対するエチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン及び前記第4成分の割合をそれ
ぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、p
(体積%)とした際、前記x、前記y、前記z及び前記
pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z
≦85、0<p≦5を満たすことを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明に係る第4の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及
び前記負極の間に配置され、非水電解液及び前記非水電
解液をゲル化させる機能を有するポリマーを含有する電
解質層とを具備した非水電解質二次電池において、前記
非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解される
リチウム塩を含み、前記非水溶媒は、エチレンカーボネ
ートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラクト
ンと、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネ
ート、エチレンサルファイト、フェニルエチレンカーボ
ネート、12−クラウン−4及びテトラエチレングリコ
ールジメチルエーテルよりなる群から選択される1種類
以上の溶媒からなる第4成分とを含み、前記非水溶媒全
体に対するエチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、γ−ブチロラクトン及び前記第4成分の割合をそ
れぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、p
(体積%)とした際、前記x、前記y、前記z及び前記
pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z
≦85、0<p≦5を満たすことを特徴とするものであ
る。
【0021】本発明に係る第1〜第4の非水電解質二次
電池において、前記x、前記y、前記z及び前記pは、
それぞれ、15≦x≦50、2≦y≦30、35≦z≦
85、0<p≦5を満たすことが好ましく、より好まし
い範囲は20≦x≦50、2≦y≦25、35≦z≦7
5、0<p≦4で、さらに望ましい範囲は20≦x≦4
0、2≦y≦20、55≦z≦75、0<p≦3であ
る。
【0022】本発明に係る第5の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレンカーボ
ネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカーボネー
トと、前記以外の第5成分とを含み、前記非水溶媒全体
に対するエチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、ビニレンカーボネート及び前
記第5成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積
%)、z(体積%)、w(体積%)、q(体積%)とし
た際、前記x、前記y、前記z、前記w及び前記qはそ
れぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦8
5、0<w≦5、0<q≦5を満たすことを特徴とする
ものである。
【0023】本発明に係る第6の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレンカーボ
ネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカーボネー
トと、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサルファ
イト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラウン
−4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテルよ
りなる群から選択される1種類以上の溶媒からなる第5
成分とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカー
ボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、ビニレンカーボネート及び前記第5成分の割合をそ
れぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、w
(体積%)、q(体積%)とした際、前記x、前記y、
前記z、前記w及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、
2≦y≦35、30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦
5を満たすことを特徴とするものである。
【0024】本発明に係る第7の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及
び前記負極の間に配置され、非水電解液及び前記非水電
解液をゲル化させる機能を有するポリマーを含有する電
解質層とを具備した非水電解質二次電池において、前記
非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解される
リチウム塩を含み、前記非水溶媒は、エチレンカーボネ
ートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラクト
ンと、ビニレンカーボネートと、前記以外の第5成分と
を含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビ
ニレンカーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれ
x(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積
%)、q(体積%)とした際、前記x、前記y、前記
z、前記w及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦
y≦35、30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を
満たすことを特徴とするものである。
【0025】本発明に係る第8の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及
び前記負極の間に配置され、非水電解液及び前記非水電
解液をゲル化させる機能を有するポリマーを含有する電
解質層とを具備した非水電解質二次電池において、前記
非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解される
リチウム塩を含み、前記非水溶媒は、エチレンカーボネ
ートと、プロピレンカーボネートと、γ−ブチロラクト
ンと、ビニレンカーボネートと、ビニルエチレンカーボ
ネート、エチレンサルファイト、フェニルエチレンカー
ボネート、12−クラウン−4及びテトラエチレングリ
コールジメチルエーテルよりなる群から選択される1種
類以上の溶媒からなる第5成分とを含み、前記非水溶媒
全体に対するエチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカーボネート及
び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体
積%)、z(体積%)、w(体積%)、q(体積%)と
した際、前記x、前記y、前記z、前記w及び前記qは
それぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦8
5、0<w≦5、0<q≦5を満たすことを特徴とする
本発明に係る第5〜第8の非水電解質二次電池におい
て、前記x、前記y、前記z、前記w及び前記qは、そ
れぞれ、15≦x≦50、2≦y≦30、35≦z≦8
5、0<w≦5、0<q≦5を満たすことが好ましく、
より好ましい範囲は20≦x≦50、2≦y≦25、3
5≦z≦75、0<w≦3、0<q≦4で、さらに望ま
しい範囲は20≦x≦40、2≦y≦20、55≦z≦
75、0<w≦2、0<q≦3である。
【0026】本発明に係る第9の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネートを
含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び
ビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体積%)、
y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)とした際、
前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ15≦x
≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.05≦w
≦5を満たすことを特徴とするものである。
【0027】本発明に係る第10の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納され、リチウムイオンを吸蔵・放出する正極及び負
極と、前記外装材内の前記正極及び前記負極の間に配置
されるセパレータと、少なくとも前記セパレータに含浸
され、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム
塩を含む液状非水電解質とを具備した非水電解質二次電
池において、前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、
プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニ
レンカーボネートを含み、前記非水溶媒全体に対するエ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブ
チロラクトン及びビニレンカーボネートの割合をそれぞ
れx(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体
積%)とした際、前記x、前記y、前記z及び前記wは
それぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦8
5、0.05≦w≦5を満たすことを特徴とするもので
ある。
【0028】本発明に係る第11の非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納され、リチウムイオンを吸蔵・放出する正極及び負
極と、前記外装材内の前記正極及び前記負極の間に配置
され、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム
塩を含有する電解質層とを具備した非水電解質二次電池
において、前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、プ
ロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレ
ンカーボネートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチ
ロラクトン及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれ
x(体積%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積
%)とした際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそ
れぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦8
5、0.05≦w≦5を満たすことを特徴とするもので
ある。
【0029】本発明に係る第9〜第11の非水電解質二
次電池において、前記x、前記y、前記z及び前記w
は、それぞれ、15≦x≦50、2≦y≦30、35≦
z≦85、0.05≦w≦5を満たすことが好ましく、
より好ましい範囲は20≦x≦50、2≦y≦25、3
5≦z≦75、0.1≦w≦3で、さらに望ましい範囲
は、20≦x≦40、3≦y≦20、55≦z≦75、
0.2≦w≦2である。
【0030】本発明に係る第1〜第11の非水電解質二
次電池において、前記負極は、リチウムイオンを吸蔵・
放出する炭素質物を含むことが好ましい。
【0031】また、本発明に係る第1〜第11の非水電
解質二次電池において、前記炭素質物は、メソフェーズ
ピッチ系炭素繊維を含むことが望ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明に係る非水電解質二次電池
は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に
収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒
及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備する。
【0033】前記非水溶媒には、例えば、以下に説明す
る(A)〜(C)のうちのいずれかが使用される。
【0034】(A)非水溶媒A この非水溶媒Aは、エチレンカーボネートと、プロピレ
ンカーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカ
ーボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサ
ルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−ク
ラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエー
テルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からな
る第4成分とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロ
ラクトン及び前記第4成分の割合をそれぞれx(体積
%)、y(体積%)、z(体積%)、p(体積%)とし
た際、前記x、前記y、前記z及び前記pはそれぞれ1
5≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0<p
≦5を満たす。
【0035】(B)非水溶媒B この非水溶媒Bは、エチレンカーボネート、プロピレン
カーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボ
ネートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカー
ボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体積
%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)とし
た際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ1
5≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.0
5≦w≦5を満たす。
【0036】(C)非水溶媒C この非水溶媒Cは、エチレンカーボネートと、プロピレ
ンカーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカ
ーボネートと、ビニルエチレンカーボネート、エチレン
サルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−
クラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエ
ーテルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒から
なる第5成分とを含み、前記非水溶媒全体に対するエチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチ
ロラクトン、ビニレンカーボネート及び前記第5成分の
割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積
%)、w(体積%)、q(体積%)とした際、前記x、
前記y、前記z、前記w及び前記qはそれぞれ15≦x
≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0<w≦5、
0<q≦5を満たす。
【0037】前記非水電解質には、液状またはゲル状の
形態を有するものを使用することができる。中でも、液
状非水電解質が好ましい。液状非水電解質を用いること
によって、イオン伝導度を高くすることができるため、
正極とセパレータの界面抵抗並びに負極とセパレータの
界面抵抗を小さくすることができる。
【0038】前記非水電解質は、例えば、以下の(I)
〜(IV)に説明する方法で調製される。
【0039】(I)前述した非水溶媒A〜Cのうちのい
ずれかにリチウム塩を溶解させることにより非水電解質
を得る(液状非水電解質)。
【0040】(II)前述した非水溶媒A〜Cのうちのい
ずれかとリチウム塩とポリマーとを混合することにより
調製されたペーストを成膜した後、乾燥させる。得られ
た薄膜を正極及び負極の間に介在させて電極群を作製す
る。この電極群に液状非水電解質を含浸させた後、減圧
下で前記薄膜を可塑化させる。
【0041】(III)前述した非水溶媒A〜Cのうちの
いずれかとリチウム塩とゲル化剤とを含むスラリーをセ
パレータに含浸させた後、前記セパレータを正極及び負
極の間に介在させ、ゲル状非水電解質を保持する電極群
を得る。
【0042】(IV)前述した非水溶媒A〜Cのうちのい
ずれかとリチウム塩とゲル化剤とを含むスラリーを正極
又は負極に塗布し、この正負極の間にセパレータを介在
させることによりゲル状非水電解質を保持する電極群を
得る。
【0043】前記ゲル化剤としては、例えば、ポリアク
リロニトリル(PAN)を挙げることができる。
【0044】以下、本発明にかかる二次電池の具体例
(非水電解質二次電池(I)および非水電解質二次電池
(II))を説明する。
【0045】1.非水電解質二次電池(I) この非水電解質二次電池は、厚さが0.3mm以下の外
装材と、前記外装材内に収納され、リチウムイオンを吸
蔵・放出する正極及び負極の間にセパレータが介在され
た電極群と、少なくとも前記セパレータに含浸され、非
水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む
液状非水電解質(非水電解液)とを具備する。
【0046】前記電極群、正極、負極、セパレータ、非
水電解質及び外装材について説明する。
【0047】1)電極群 この電極群では、正極、負極及びセパレータが一体化さ
れていることが好ましい。かかる電極群は、例えば、以
下の(i)〜(ii)に説明した方法により作製される。
【0048】(i)正極及び負極をその間にセパレータ
を介在させて偏平形状に捲回するか、正極及び負極をそ
の間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回した後、
径方向に圧縮するか、あるいは正極及び負極をその間に
セパレータを介在させて1回以上折り曲げる。得られた
偏平状物の積層方向に加熱成形を施すことにより、正極
及び負極に含まれる結着剤を熱硬化させて正極、負極及
びセパレータを一体化させ、電極群を得る。
【0049】前記加熱成形は、偏平状物を外装材に収納
してから行っても良いし、外装材に収納する前に行って
も良い。
【0050】加熱成形を行う雰囲気は、真空を含む減圧
雰囲気か、あるいは常圧雰囲気にすることが望ましい。
【0051】成形は、例えば、プレス成形、あるいは成
形型への填め込み等により行うことができる。
【0052】前記加熱成形の温度は、40〜120℃の
範囲内にすることが好ましい。より好ましい範囲は、6
0〜100℃である。
【0053】前記加熱成形の成形圧は、0.01〜20
kg/cm2の範囲内にすることが望ましい。さらに好
ましい範囲は、8〜15kg/cm2である。
【0054】(ii)正極及び負極をその間にセパレータ
を介在させて偏平形状に捲回するか、正極及び負極をそ
の間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回した後、
径方向に圧縮するか、あるいは正極及び負極をその間に
セパレータを介在させて1回以上折り曲げる。得られた
偏平状物に接着性を有する高分子の溶液を含浸させた
後、真空乾燥を施すことにより前記溶液中の溶媒を蒸発
させる。次いで、加熱成形を施すことにより正極、負極
及びセパレータを一体化させ、電極群を得る。このよう
な電極群では、正極及びセパレータがこれらの内部及び
境界に点在する接着性を有する高分子により一体化され
ていると共に、負極及びセパレータがこれらの内部及び
境界に点在する接着性を有する高分子により一体化され
ているため、二次電池の内部抵抗を低く抑えつつ、接着
強度を高くすることができる。
【0055】前記加熱成形は、偏平状物を外装材に収納
してから行っても良いし、外装材に収納する前に行って
も良い。
【0056】前記接着性を有する高分子の溶液は、有機
溶媒に接着性高分子を溶解させることにより調製され
る。
【0057】前記接着性を有する高分子は、非水電解液
を保持した状態で高い接着性を維持できるものであるこ
とが望ましい。さらに、かかる高分子は、リチウムイオ
ン伝導性が高いとなお好ましい。具体的には、ポリアク
リロニトリル(PAN)、ポリアクリレート(PMM
A)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)、またはポリエチレンオキサイド(PE
O)等を挙げることができる。特に、ポリフッ化ビニリ
デンが好ましい。ポリフッ化ビニリデンは、非水電解液
を保持することができ、非水電解液を含むと一部ゲル化
を生じるため、イオン伝導度をより向上することができ
る。
【0058】前記溶媒の沸点は、200℃以下であるこ
とが望ましく、さらに好ましい範囲は180℃以下であ
る。沸点の下限値は50℃にすることが好ましく、さら
に好ましい下限値は100℃である。
【0059】前記溶液中の接着性を有する高分子の濃度
は、0.05〜2.5重量%の範囲にすることが好まし
い。濃度のより好ましい範囲は、0.1〜1.5重量%
である。
【0060】前記溶液の注入量は、前記溶液の接着性を
有する高分子の濃度が0.05〜2.5重量%である場
合、電池容量100mAh当たり0.1〜2mlの範囲
にすることが好ましい。前記注入量のより好ましい範囲
は、電池容量100mAh当たり0.15〜1mlであ
る。
【0061】前記真空乾燥は、100℃以下で行うこと
が好ましい。より好ましい真空乾燥温度は、40〜10
0℃である。
【0062】前記電池に含まれる接着性を有する高分子
の総量は、電池容量100mAh当たり0.1〜6mg
にすることが好ましい。接着性を有する高分子の総量の
より好ましい範囲は、電池容量100mAh当たり0.
2〜1mgである。
【0063】2)正極 この正極は、活物質を含む正極層が集電体の片面もしく
は両面に担持された構造を有する。
【0064】前記正極層は、正極活物質、結着剤及び導
電剤を含む。
【0065】前記正極活物質としては、種々の酸化物、
例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、
リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト酸
化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム
含有鉄酸化物、リチウムを含むバナジウム酸化物や、二
硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物
などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバ
ルト酸化物(例えば、LiCoO2 )、リチウム含有ニ
ッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8Co0.2
2 )、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiM
2 4 、LiMnO2 )を用いると、高電圧が得られ
るために好ましい。
【0066】前記導電剤としては、例えばアセチレンブ
ラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができ
る。
【0067】前記結着剤は、活物質を集電体に保持さ
せ、かつ活物質同士をつなぐ機能を有する。前記結着剤
としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
【0068】前記正極活物質、導電剤および結着剤の配
合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜2
0重量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ま
しい。
【0069】前記集電体としては、多孔質構造の導電性
基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができ
る。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステ
ンレス、またはニッケルから形成することができる。
【0070】中でも、直径3mm以下の孔が10cm2
当り1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構造を
有する導電性基板を用いることが好ましい。孔の直径
は、0.1〜1mmの範囲にすることがより好ましい。
また、孔の存在割合は、10cm2 当り10〜20個の
範囲にすることがより好ましい。
【0071】前述した直径3mm以下の孔が10cm2
当り1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構造を
有する導電性基板は、厚さを15〜100μmの範囲に
することが好ましい。厚さのより好ましい範囲は、30
〜80μmである。
【0072】前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤
および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電
体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製され
る。
【0073】また、前記電極群を前述した(ii)に説明
する方法で作製した場合、前記正極は接着性を有する高
分子を更に含有する。
【0074】3)負極 前記負極は、負極層が集電体の片面もしくは両面に担持
された構造を有する。
【0075】前記負極層は、リチウムイオンを吸蔵・放
出する炭素質物及び結着剤を含む。
【0076】前記炭素質物としては、黒鉛、コークス、
炭素繊維、球状炭素などの黒鉛質材料もしくは炭素質材
料、熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッ
チ、メソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球
体など(特に、メソフェーズピッチ系炭素繊維が容量や
充放電サイクル特性が高くなり好ましい)に500〜3
000℃で熱処理を施すことにより得られる黒鉛質材料
または炭素質材料等を挙げることができる。中でも、前
記熱処理の温度を2000℃以上にすることにより得ら
れ、(002)面の面間隔d002 が0.34nm以下で
ある黒鉛結晶を有する黒鉛質材料を用いるのが好まし
い。このような黒鉛質材料を炭素質物として含む負極を
備えた非水電解質二次電池は、電池容量および大電流放
電特性を大幅に向上することができる。前記面間隔d
002 は、0.336nm以下であることが更に好まし
い。
【0077】前記結着剤としては、例えばポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン
(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
(EPDM)、スチレン−プタジエンゴム(SBR)、
カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いること
ができる。
【0078】前記炭素質物及び前記結着剤の配合割合
は、炭素質物90〜98重量%、結着剤2〜20重量%
の範囲であることが好ましい。
【0079】前記集電体としては、多孔質構造の導電性
基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができ
る。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、ま
たはニッケルから形成することができる。
【0080】中でも、直径3mm以下の孔が10cm2
当り1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構造を
有する導電性基板を用いることが好ましい。孔の直径
は、0.1〜1mmの範囲にすることがより好ましい。
また、孔の存在割合は、10cm2 当り10〜20個の
範囲にすることがより好ましい。
【0081】前述した直径3mm以下の孔が10cm2
当り1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構造を
有する導電性基板は、厚さを10〜50μmの範囲にす
ることが好ましい。
【0082】前記負極は、例えば、リチウムイオンを吸
蔵・放出する炭素質物と結着剤とを溶媒の存在下で混練
し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所
望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスす
ることにより作製される。
【0083】また、前記電極群を前述した(ii)に説明
する方法で作製した場合、前記負極は接着性を有する高
分子を更に含有する。
【0084】前記負極層は、前述したリチウムイオンを
吸蔵・放出する炭素物質を含むものの他に、アルミニウ
ム、マグネシウム、スズ、けい素等の金属か、金属酸化
物か、金属硫化物か、もしくは金属窒化物から選ばれる
金属化合物や、リチウム合金を含むものであってもよ
い。
【0085】前記金属酸化物としては、例えば、スズ酸
化物、ケイ素酸化物、リチウムチタン酸化物、ニオブ酸
化物、タングステン酸化物等を挙げることができる。
【0086】前記金属硫化物としては、例えば、スズ硫
化物、チタン硫化物等を挙げることができる。
【0087】前記金属窒化物としては、例えば、リチウ
ムコバルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガ
ン窒化物等を挙げることができる。
【0088】前記リチウム合金としては、例えば、リチ
ウムアルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛
合金、リチウムケイ素合金等を挙げることができる。
【0089】4)セパレータ このセパレータは、多孔質シートから形成される。
【0090】前記多孔質シートとしては、例えば、多孔
質フィルム、もしくは不織布を用いることができる。前
記多孔質シートは、例えば、ポリオレフィン及びセルロ
ースから選ばれる少なくとも1種類の材料からなること
が好ましい。前記ポリオレフィンとしては、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンを挙げることができる。中
でも、ポリエチレンか、あるいはポリプロピレン、また
は両者からなる多孔質フィルムは、二次電池の安全性を
向上できるため、好ましい。
【0091】前記多孔質シートの厚さは、30μm以下
にすることが好ましく、さらに好ましい範囲は25μm
以下である。また、厚さの下限値は5μmにすることが
好ましく、さらに好ましい下限値は8μmである。
【0092】前記多孔質シートは、120℃、1時間で
の熱収縮率を20%以下であることが好ましい。前記熱
収縮率は、15%以下にすることがより好ましい。
【0093】前記多孔質シートは、多孔度が30〜60
%の範囲であることが好ましい。多孔度のより好ましい
範囲は、35〜50%である。
【0094】前記多孔質シートは、空気透過率が600
秒/100cm3 以下であることが好ましい。空気透過
率は、100cm3の空気が多孔質シートを透過するの
に要した時間(秒)を意味する。空気透過率の上限値は
500秒/100cm3 にすることがより好ましい。ま
た、空気透過率の下限値は50秒/100cm3 にする
ことが好ましく、さらに好ましい下限値は80秒/10
0cm3 である。
【0095】また、前記電極群を前述した(ii)に説明
する方法で作製した場合、前記セパレータは接着性を有
する高分子を更に含有する。
【0096】5)液状非水電解質(非水電解液) この液状非水電解質は、リチウム塩が溶解された非水溶
媒から構成される。
【0097】前記非水溶媒には、前述した(A)〜
(C)のうちのいずれかが使用される。まず、非水溶媒
Aについて説明する。
【0098】各溶媒の非水溶媒全体に対する割合を前記
範囲に規定する理由を説明する。
【0099】a.γ−ブチロラクトン(BL) BLの非水溶媒全体に対する比率(z)が30体積%未
満であると、高温時にガスが発生し易くなる。また、他
の溶媒がいずれも環状カーボネートであるため、BLの
比率を30体積%未満にすると、環状カーボネートの比
率が相対的に高くなり、溶媒粘度が著しく高くなる。そ
の結果、非水電解液の導電率及び浸透性が大幅に低下す
るため、充放電サイクル特性及び−20℃付近の低温環
境下での放電特性が低下する。一方、比率が85体積%
を越えると、負極とBLとの反応が生じるため、充放電
サイクル特性が低下する。すなわち、負極(例えば、リ
チウムイオンを吸蔵放出する炭素質物を含むもの)とB
Lとが反応して非水電解液の還元分解が生じると、負極
の表面に充放電反応を阻害する被膜が形成される。その
結果、負極において電流集中が生じやすくなるため、負
極表面にリチウム金属が析出したり、あるいは負極界面
のインピーダンスが高くなり、負極の充放電効率が低下
し、充放電サイクル特性の低下を招く。より好ましい比
率は35体積%〜85体積%で、さらに好ましい比率は
35体積%以上、75体積%以下で、最も好ましい比率
は55体積%以上、75体積%以下である。
【0100】b.エチレンカーボネート(EC) ECの非水溶媒全体に対する比率(x)を15体積%未
満にすると、負極表面を保護膜で覆うことが困難になる
恐れがあるため、負極とBLとの反応が進み、充放電サ
イクル特性を十分に改善することが困難になる。一方、
ECの比率が50体積%を超えると、非水電解液の粘度
が高くなってイオン伝導度が低下する恐れがあるため、
充放電サイクル特性及び低温放電特性を十分に改善する
ことが困難になる。ECの比率のより好ましい範囲は2
0体積%以上、50体積%以下で、さらに好ましい範囲
は20体積%以上、40体積%以下である。
【0101】c.プロピレンカーボネート(PC) PCの非水溶媒全体に対する比率(y)を2体積%未満
にすると、負極表面の保護膜を緻密化することが困難に
なり、負極とBLとの反応が進み、充放電サイクル特性
及び低温放電特性を十分に改善することが困難になる。
一方、PCの比率が35体積%を超えると、非水電解液
の粘度が高くなってイオン伝導度が低下する。また、高
温貯蔵時や初充電時のガス発生が顕著になり、充放電サ
イクル特性を十分に改善することが困難になる。PCの
比率のより好ましい範囲は2体積%以上、30体積%以
下で、さらに好ましい範囲は2体積%以上、25体積%
以下で、さらに好ましい範囲は2体積%以上、20体積
%以下である。最も好ましい範囲は3体積%以上、20
体積%以下である。
【0102】なお、PCは、初充放電工程中に前記非水
溶媒から前記負極の表面へ移動し、前記負極の表面に付
着する。従って、初充放電工程が施された二次電池に存
在する非水溶媒においては、非水溶媒全体に対するPC
の割合が二次電池組立て前より減少する。その減少率
は、PCの添加量が少なくなる程、大きくなる。
【0103】d.第4成分 第4成分の非水溶媒全体に対する比率(p)が5体積%
を超えると、高温貯蔵時や初充電時のガス発生が顕著に
なる恐れがあったり、あるいは負極表面に形成される被
膜が厚くなって負極のインピーダンスが増加し、優れた
充放電サイクル特性と低温放電特性を得ることが困難に
なる可能性がある。また、第4成分の非水溶媒全体に対
する比率を0.05体積%未満にすると、負極表面に形
成される保護膜の緻密度や厚さが不足して充放電サイク
ル特性と低温放電特性を十分に改善することが困難にな
ったり、あるいは高温貯蔵時の自己放電を抑制できなく
なる可能性があることから、第4成分の非水溶媒全体に
対する比率は、0.05体積%〜5体積%の範囲内にす
ることが好ましい。
【0104】第4成分としてビニルエチレンカーボネー
ト(VEC)を使用する場合、好ましい範囲は0.05
体積〜5体積%で、さらに好ましい範囲は0.1体積%
〜4体積%で、最も好ましい範囲は0.2体積%〜3体
積%である。
【0105】第4成分としてエチレンサルファイト(E
S)を使用する場合、好ましい範囲は5体積%以下で、
さらに好ましい範囲は3体積%以下で、最も好ましい範
囲は1.5体積%以下である。
【0106】第4成分としてフェニルエチレンカーボネ
ート(phEC)を使用する場合、好ましい範囲は5体
積%以下で、さらに好ましい範囲は4体積%以下で、最
も好ましい範囲は3体積%以下である。
【0107】第4成分として12−クラウン−4を使用
する場合、好ましい範囲は5体積%以下で、さらに好ま
しい範囲は4体積%以下で、最も好ましい範囲は3体積
%以下である。
【0108】第4成分としてテトラエチレングリコール
ジメチルエーテルを使用する場合、好ましい範囲は5体
積%以下で、さらに好ましい範囲は4体積%以下で、最
も好ましい範囲は3体積%以下である。
【0109】また、第4成分として使用する溶媒のうち
特に好ましいのは、ビニレンカーボネート(VC)、ビ
ニルエチレンカーボネート(VEC)である。
【0110】次いで、非水溶媒Bについて説明する。
【0111】各溶媒の非水溶媒全体に対する割合を前記
範囲に規定する理由を説明する。
【0112】a.γ−ブチロラクトン(BL) 非水溶媒中のBLの存在比率(z)を30〜85体積%
にするのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な
理由によるものである。より好ましい範囲は35体積%
以上、85体積%以下で、さらに好ましい範囲は、35
体積%以上、75体積%以下で、最も好ましい比率は5
5体積%以上、75体積%以下である。
【0113】b.エチレンカーボネート(EC) 非水溶媒中のECの存在比率(x)を15〜50体積%
にするのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な
理由によるものである。より好ましい範囲は、20体積
%以上、50体積%以下で、さらに好ましい範囲は20
体積%以上、40体積%以下である。
【0114】c.プロピレンカーボネート(PC) 非水溶媒中のPCの存在比率(y)を2〜35体積%に
するのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な理
由によるものである。より好ましい範囲は2体積%以
上、30体積%以下で、より好ましい範囲は2体積%以
上、25体積%以下で、さらに好ましい範囲は2体積%
以上、20体積%以下である。最も好ましい範囲は3体
積%以上、20体積%以下である。
【0115】 d.ビニレンカーボネート(VC)VCの非水溶媒全体
に対する比率(w)を0.05体積%未満にすると、負
極表面の保護膜を緻密化し難くなり、負極とBLとの反
応が進み、充放電サイクル特性及び低温放電特性を十分
に改善することが困難になる可能性がある。一方、VC
の比率が5体積%を超えると、高温貯蔵時や初充電時の
ガス発生が顕著になる恐れがあり、充放電サイクル特性
を十分に改善することが困難になる可能性がある。VC
の比率のより好ましい範囲は0.1体積%以上、3体積
%以下で、さらに好ましい範囲は0.2体積%以上、2
体積%以下である。
【0116】なお、VCは、初充放電工程中に前記非水
溶媒から前記負極の表面へ移動し、前記負極の表面に付
着する。従って、初充放電工程が施された二次電池に存
在する非水溶媒においては、非水溶媒全体に対するVC
の割合が二次電池組立て前より少ない。減少率は、例え
ば、VCの添加量が1重量%である場合に70〜80%
となる(つまり、残存率は20〜30%)。
【0117】特に、前記非水溶媒における前記x、前記
y、前記z及び前記wがそれぞれ20≦x≦50、2≦
y≦25、35≦z≦75、0.1≦w≦3を満たすこ
とによって、高温貯蔵時のガス発生を抑制する効果をよ
り高くすることができると共に、−20℃付近の低温環
境下での放電容量をより向上することができる。更に好
ましい非水溶媒は、前記x、前記y、前記z及び前記w
がそれぞれ20≦x≦40、3≦y≦20、55≦z≦
75、0.2≦w≦2を満たすものである。
【0118】次いで、非水溶媒Cについて説明する。
【0119】各溶媒の非水溶媒全体に対する割合を前記
範囲に規定する理由を説明する。
【0120】a.γ−ブチロラクトン(BL) 非水溶媒中のBLの存在比率(z)を30〜85体積%
にするのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な
理由によるものである。より好ましい範囲は、35体積
%以上、85体積%以下で、さらに好ましい範囲は35
体積%以上、75体積%以下で、最も好ましい比率は5
5体積%以上、75体積%以下である。
【0121】b.エチレンカーボネート(EC) 非水溶媒中のECの存在比率(x)を15〜50体積%
にするのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な
理由によるものである。より好ましい範囲は、20体積
%以上、50体積%以下で、さらに好ましい範囲は20
体積%以上、40体積%以下である。
【0122】c.プロピレンカーボネート(PC) 非水溶媒中のPCの存在比率(y)を2〜35体積%に
するのは、前述した非水溶媒Aで説明したのと同様な理
由によるものである。より好ましい範囲は2体積%以
上、30体積%以下で、さらに好ましい範囲は2体積%
以上、25体積%以下で、さらに好ましい範囲は2体積
%以上、20体積%以下である。最も好ましい範囲は3
体積%以上、20体積%以下である。
【0123】d.ビニレンカーボネート(VC) 非水溶媒中のVCの存在比率(w)が5体積%を超える
と、高温貯蔵時や初充電時のガス発生が顕著になった
り、あるいは負極表面に形成される被膜が厚くなって負
極のインピーダンスが増加し、優れた充放電サイクル特
性と低温放電特性を得ることが困難になる。また、VC
の存在比率を0.05体積%未満にすると、負極表面に
形成される保護膜の緻密度や厚さが不足して充放電サイ
クル特性と低温放電特性を十分に改善することが困難に
なったり、あるいは高温貯蔵時の自己放電を抑制できな
くなる可能性があることから、VCの非水溶媒全体に対
する比率は、0.05体積%〜5体積%の範囲内にする
ことが好ましい。VCの比率のより好ましい範囲は0.
1体積%以上、3体積%以下で、さらに好ましい範囲は
0.2体積%以上、2体積%以下である。
【0124】e.第5成分 第5成分の非水溶媒全体に対する比率(q)が5体積%
を超えると、高温貯蔵時や初充電時のガス発生が顕著に
なったり、あるいは負極表面に形成される被膜が厚くな
って負極のインピーダンスが増加し、優れた充放電サイ
クル特性と低温放電特性を得ることが困難になる。ま
た、第5成分の非水溶媒全体に対する比率を0.05体
積%未満にすると、負極表面に形成される保護膜の緻密
度や厚さが不足して充放電サイクル特性と低温放電特性
を十分に改善することが困難になったり、あるいは高温
貯蔵時の自己放電を抑制できなくなる可能性があること
から、第5成分の非水溶媒全体に対する比率は、0.0
5体積%〜5体積%の範囲内にすることが好ましい。ま
た、非水溶媒全体に対するVCと第5成分の合計存在比
率は、5体積%以下に抑えることが望ましい。
【0125】第5成分としてビニルエチレンカーボネー
ト(VEC)を使用する場合、好ましい範囲は0.05
体積〜5体積%で、さらに好ましい範囲は0.1体積%
〜4体積%で、最も好ましい範囲は0.2体積%〜3体
積%である。
【0126】第5成分としてエチレンサルファイト(E
S)を使用する場合、好ましい範囲は5体積%以下で、
さらに好ましい範囲は3体積%以下で、最も好ましい範
囲は1.5体積%以下である。
【0127】第5成分としてフェニルエチレンカーボネ
ート(phEC)を使用する場合、好ましい範囲は5体
積%以下で、さらに好ましい範囲は4体積%以下で、最
も好ましい範囲は3体積%以下である。
【0128】第5成分として12−クラウン−4を使用
する場合、好ましい範囲は5体積%以下で、さらに好ま
しい範囲は4体積%以下で、最も好ましい範囲は3体積
%以下である。
【0129】第5成分としてテトラエチレングリコール
ジメチルエーテルを使用する場合、好ましい範囲は5体
積%以下で、さらに好ましい範囲は4体積%以下で、最
も好ましい範囲は3体積%以下である。
【0130】また、第5成分として使用する溶媒のうち
特に好ましいのは、ビニルエチレンカーボネート(VE
C)である。
【0131】この非水溶媒A〜Cに溶解されるリチウム
塩としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiCl
4 )、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )、ホウ
フッ化リチウム(LiBF4 )、六フッ化砒素リチウム
(LiAsF6 )、トリフルオロメタスルホン酸リチウ
ム(LiCF3 SO3 )、ビストリフルオロメチルスル
ホニルイミドリチウム[(LiN(CF3 SO2 2
などを挙げることができる。中でもLiPF6 かあるい
はLiBF4 を用いるのが好ましい。最も好ましいリチ
ウム塩は、LiBF4 である。
【0132】前記リチウム塩の前記非水溶媒に対する溶
解量は、0.5〜2.5モル/Lとすることが望まし
い。さらに好ましい範囲は、1〜2.5モル/Lであ
る。
【0133】前記液状非水電解質には、セパレータとの
濡れ性を良くするために、トリオクチルフォスフェート
(TOP)のような界面活性剤を含有させることが望ま
しい。界面活性剤の添加量は、3%以下が好ましく、さ
らには0.1〜1%の範囲内にすることが好ましい。
【0134】前記液状非水電解質の量は、電池単位容量
100mAh当たり0.3〜0.7gにすることが好ま
しい。液状非水電解質量のより好ましい範囲は、0.3
5〜0.55g/100mAhである。
【0135】6)外装材(収納容器) 外装材の形状は、例えば、有底円筒形、有底矩形筒型、
袋状等にすることができる。
【0136】この外装材は、例えば、樹脂層を含むシー
ト、金属板、金属フィルム等から形成することができ
る。
【0137】前記シートに含まれる樹脂層は、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等から形成することがで
きる。前記シートとしては、金属層と、前記金属層の両
面に配置された保護層とが一体化されたシートを用いる
ことが望ましい。前記金属層は、水分を遮断する役割を
なす。前記金属層は、例えば、アルミニウム、ステンレ
ス、鉄、銅、ニッケル等を挙げることができる。中で
も、軽量で、水分を遮断する機能が高いアルミニウムが
好ましい。前記金属層は、1種類の金属から形成しても
良いが、2種類以上の金属層を一体化させたものから形
成しても良い。前記2つの保護層のうち、外部と接する
保護層は前記金属層の損傷を防止する役割をなす。この
外部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種類以上の
樹脂層から形成される。一方、内部保護層は、前記金属
層が非水電解液により腐食されるのを防止する役割を担
う。この内部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種
類以上の樹脂層から形成される。また、かかる内部保護
層の表面に熱可塑性樹脂を配することができる。
【0138】前記金属板及び前記金属フィルムは、例え
ば、鉄、ステンレス、アルミニウムから形成することが
できる。
【0139】外装材の厚さ(外装材の壁の厚さ)は、
0.3mm以下にする。これは次のような理由によるも
のである。厚さが0.3mmより厚いと、高い重量エネ
ルギー密度及び体積エネルギー密度を得られ難くなる。
外装材の厚さの好ましい範囲は、0.25mm以下で、
更に好ましい範囲は0.15mm以下で、最も好ましい
範囲は0.12mm以下である。また、厚さが0.05
mmより薄いと、変形や破損し易くなることから、外装
材の厚さの下限値は0.05mmにすることが好まし
い。
【0140】外装材の厚さは、以下に説明する方法で測
定される。すなわち、外装材の封止部を除く領域におい
て、互いに1cm以上離れて存在する3点を任意に選択
し、各点の厚さを測定し、平均値を算出し、この値を外
装材の厚さとする。なお、前記外装材の表面に異物(例
えば、樹脂)が付着している場合、この異物を除去して
から厚さの測定を行う。例えば、前記外装材の表面にP
VdFが付着している場合、前記外装材の表面をジメチ
ルホルムアミド溶液で拭き取ることによりPVdFを除
去した後、厚さの測定を行う。
【0141】前記外装材の表面の少なくとも一部に接着
層を形成し、前記接着層により前記電極群を前記外装材
の内面に接着することが望ましい。このような構成にす
ると、前記電極群の表面に前記外装材を固定することが
できるため、電解液が電極群と外装材の間に浸透するの
を抑えることができる。
【0142】前記二次電池には、15℃〜80℃の温度
条件下で、0.05C以上、0.8C以下のレートで初
充電を施すことが好ましい。この条件での充電は1サイ
クルのみでも良いし、2サイクル以上行ってもよい。ま
た、初充電前に15℃〜80℃の温度条件下に1時間〜
20時間程度保管してもよい。
【0143】ここで、1Cとは公称容量(Ah)を1時
間で放電するために必要な電流値である。
【0144】前記初充電の温度を前記範囲に規定するの
は次のような理由によるものである。初充電温度が15
℃未満であると、液状非水電解質の粘度が高いままであ
るために液状非水電解質を正極、負極及びセパレータに
均一に含浸させることが困難になり、内部インピーダン
スが増加し、また活物質の利用率が低下する。一方、初
充電温度が80℃を超えると、正極及び負極に含まれる
結着剤が劣化する。好ましい充電温度の範囲は15〜6
0℃であり、さらに好ましい範囲は20〜50℃であ
る。
【0145】初充電のレートを0.05〜0.8Cの範
囲にすることによって、充電による正極と負極の膨張を
適度に遅くすることができるため、正極及び負極に液状
非水電解質を均一に浸透させることができる。好ましい
初充電のレートは、0.05〜0.5Cである。
【0146】このような工程を具備することによって、
電極やセパレータの空隙に液状非水電解質を均一に含浸
させることができるため、二次電池の内部インピーダン
スを小さくすることができる。その結果、活物質の利用
率を増大させることができるため、実質的な電池の容量
を大きくすることができる。また、電池の充放電サイク
ル特性及び大電流放電特性を向上させることができる。
【0147】本発明に係る非水電解質二次電池(I)の
一例である薄型リチウムイオン二次電池を図1及び図2
を参照して詳細に説明する。
【0148】図1は、本発明に係わる非水電解質二次電
池(I)の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示
す断面図、図2は図1のA部を示す拡大断面図である。
【0149】図1に示すように、厚さXが0.3mm以
下である外装材1内には、電極群2が収納されている。
前記電極群2は、正極、セパレータおよび負極からなる
積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。前記積層
物は、図2に示すように、(図の下側から)セパレータ
3、正極層4と正極集電体5と正極層4を備えた正極
6、セパレータ3、負極層7と負極集電体8と負極層7
を備えた負極9、セパレータ3、正極層4と正極集電体
5と正極層4を備えた正極6、セパレータ3、負極層7
と負極集電体8を備えた負極9がこの順番に積層された
ものからなる。前記電極群2は、最外層に前記負極集電
体8が位置している。帯状の正極リード10は、一端が
前記電極群2の前記正極集電体5に接続され、かつ他端
が前記外装材1から延出されている。一方、帯状の負極
リード11は、一端が前記電極群2の前記負極集電体8
に接続され、かつ他端が前記外装材1から延出されてい
る。
【0150】次いで、本発明に係る非水電解質二次電池
(II)を説明する。
【0151】この非水電解質二次電池は、厚さが0.3
mm以下の外装材と、前記外装材内に収納される電極群
とを具備する。前記電極群は、リチウムイオンを吸蔵・
放出する正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出する負極
と、前記正極及び前記負極の間に配置され、非水電解液
およびこの非水電解液をゲル化させる機能を持つポリマ
ーを含む電解質層とを含む。
【0152】外装材、正極、負極および非水電解液に
は、前述した非水電解質二次電池(I)において説明し
たのと同様なものが用いられる。
【0153】前記電解質層は、例えば、以下に説明する
方法で作製される。まず、非水電解液をゲル化させる機
能を持つポリマー及び非水電解液を混合することにより
調製されたペーストを成膜した後、乾燥させる。得られ
た薄膜を正極及び負極の間に介在させて電極群を作製す
る。この電極群に非水電解液を含浸させた後、減圧下で
前記薄膜を可塑化させることにより前記電解質層を得
る。
【0154】前記ポリマーは、熱可塑性を有することが
好ましい。かかるポリマーとしては、例えば、ポリフッ
化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(P
AN)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリ塩化
ビニル(PVC)、ポリアクリレート(PMMA)及び
ポリビニリデンフルオライドヘキサフルオロプロピレン
(PVdF−HFP)から選ばれる少なくとも1種類を
用いることができる。
【0155】前記二次電池には、15℃〜80℃の温度
条件下で、0.05C以上、0.8C以下のレートで初
充電を施すことが好ましい。この条件での充電は1サイ
クルのみでも良いし、2サイクル以上行ってもよい。ま
た、初充電前に15℃〜80℃の温度条件下に1時間〜
20時間程度保管してもよい。
【0156】以上説明した本発明に係る非水電解質二次
電池は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材
内に収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水
溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含む非
水電解質とを具備する。前記非水溶媒は、エチレンカー
ボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、
γ−ブチロラクトン(BL)及びビニレンカーボネート
(VC)を含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラク
トン及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体
積%)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)と
した際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ
15≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.
05≦w≦5を満たす。
【0157】非水電解質二次電池の重量エネルギー密度
及び体積エネルギー密度を向上するためには、外装材の
厚さを0.3mm以下にすることが不可欠である。しか
しながら、厚さが0.3mm以下の外装材は、外装材内
に発生したガスにより膨らみやすいという問題点を有す
る。
【0158】前記非水溶媒全体に対するγ−ブチロラク
トンの割合を30体積%以上、85体積%以下にするこ
とによって、高温条件下での貯蔵や、初充電の際に正極
活物質と非水電解液が反応して非水電解液が酸化分解す
るのを抑制することができる。その結果、ガス発生量を
少なくすることができるため、外装材が膨れるのを抑え
ることができる。
【0159】また、前記非水溶媒全体に対するエチレン
カーボネートの割合を15体積%以上、50体積%以下
にし、プロピレンカーボネートの割合を2体積%以上、
35体積%以下にし、かつビニレンカーボネートの割合
を0.05体積%以上、5体積%以下にすることによっ
て、負極の表面に緻密な保護膜を形成することができ
る。その結果、負極とγ−ブチロラクトンが反応して非
水電解質の還元分解が生じるのを抑制することができる
ため、負極の界面インピーダンスの上昇を抑制すること
ができ、充放電サイクル寿命及び低温放電特性を向上す
ることができる。仮に、EC及びBLからなる非水溶媒
にPC及びVCのうちのいずれか一方のみを添加する
と、負極表面に形成される保護膜の緻密性が不十分なも
のとなって負極とγ−ブチロラクトンとの反応を十分に
抑制することが困難となる。従って、PC及びVCのう
ちのいずれか一方と、ECと、BLとから構成される非
水溶媒を含む非水電解質を備えた二次電池は、長寿命を
得ることができない。
【0160】以上説明したように、本発明によれば、重
量エネルギー密度及び体積エネルギー密度の向上を図る
ことが可能で、高温貯蔵時及び初充電時のガス発生が抑
制され、かつ充放電サイクル寿命及び低温放電特性に優
れる非水電解質二次電池を実現することができる。
【0161】本発明に係る非水電解質二次電池は、厚さ
が0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に収納さ
れ、リチウムイオンを吸蔵・放出する正極及び負極と、
前記外装材内の前記正極及び前記負極の間に配置される
セパレータと、少なくとも前記セパレータに含浸され、
非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩を含
む液状非水電解質とを具備する。前記非水溶媒は、エチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチ
ロラクトン及びビニレンカーボネートを含み、前記非水
溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロピレンカ
ーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネ
ートの割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
(体積%)、w(体積%)とした際、前記x、前記y、
前記z及び前記wはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
35、30≦z≦85、0.05≦w≦5を満たす。
【0162】このような二次電池によれば、液状非水電
解質を用いているため、イオン伝導度を高くすることが
でき、正極とセパレータの界面抵抗並びに負極とセパレ
ータの界面抵抗を小さくすることができる。その結果、
充放電サイクル寿命及び低温放電特性をより一層向上さ
せることができるため、重量エネルギー密度及び体積エ
ネルギー密度の向上を図ることが可能で、高温貯蔵時及
び初充電時のガス発生が抑制され、かつ充放電サイクル
寿命及び低温放電特性が飛躍的に改善された非水電解質
二次電池を実現することができる。
【0163】本発明に係る別の非水電解質二次電池は、
厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内に収納
される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶媒A及
び前記非水溶媒Aに溶解されるリチウム塩を含む非水電
解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記非
水溶媒Aは、エチレンカーボネートと、プロピレンカー
ボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカーボネ
ート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサルファ
イト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラウン
−4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテルよ
りなる群から選択される1種類以上の溶媒からなる第4
成分とを含み、前記非水溶媒A全体に対するエチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラク
トン及び前記第4成分の割合をそれぞれx(体積%)、
y(体積%)、z(体積%)、p(体積%)とした際、
前記x、前記y、前記z及び前記pはそれぞれ15≦x
≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0<p≦5を
満たすことを特徴とするものである。
【0164】γ−ブチロラクトンを含む非水電解質は、
初充電や高温貯蔵時のガス発生を抑える効果を有するも
のの、高温貯蔵時に自己放電が進みやすくなり、貯蔵
後、再充電した際の容量回復率の低下を招く。本発明に
係る二次電池によれば、初充電及び高温貯蔵時のガス発
生を抑制しつつ、高温貯蔵時の自己放電の進行を抑え、
かつ充放電サイクル特性を向上することが可能になる。
【0165】特に、非水溶媒Aにおけるx、y、z及び
pを、それぞれ、20≦x≦50、2≦y≦25、35
≦z≦75、0<p≦4、さらに望ましくは20≦x≦
40、2≦y≦20、55≦z≦75、0<p≦3にす
ることによって、初充電時および高温貯蔵時のガス発生
を抑制しつつ、自己放電特性と充放電サイクル特性の双
方をより改善することができる。
【0166】本発明に係るさらに別の非水電解質二次電
池は、厚さが0.3mm以下の外装材と、前記外装材内
に収納される電極群と、前記電極群に保持され、非水溶
媒C及び前記非水溶媒Cに溶解されるリチウム塩を含む
非水電解質とを具備した非水電解質二次電池において、
前記非水溶媒Cは、エチレンカーボネートと、プロピレ
ンカーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカ
ーボネートと、ビニルエチレンカーボネート、エチレン
サルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−
クラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエ
ーテルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒から
なる第5成分とを含み、前記非水溶媒C全体に対するエ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブ
チロラクトン、ビニレンカーボネート及び前記第5成分
の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体
積%)、w(体積%)、q(体積%)とした際、前記
x、前記y、前記z、前記w及び前記qはそれぞれ15
≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0<w≦
5、0<q≦5を満たすことを特徴とするものである。
【0167】このような二次電池によれば、初充電及び
高温貯蔵時のガス発生を抑制しつつ、高温貯蔵時の自己
放電の進行を抑え、かつ充放電サイクル特性を向上する
ことが可能になる。
【0168】特に、非水溶媒Cにおけるx、y、z、w
およびqを、それぞれ、20≦x≦50、2≦y≦2
5、35≦z≦75、0<w≦3、0<q≦4、さらに
望ましくは20≦x≦40、2≦y≦20、55≦z≦
75、0<w≦2、0<q≦3にすることによって、初
充電時および高温貯蔵時のガス発生を抑制しつつ、自己
放電特性と充放電サイクル特性の双方をより改善するこ
とができる。
【0169】
【実施例】以下、本発明の実施例を前述した図面を参照
して詳細に説明する。
【0170】(実施例1) <正極の作製>まず、リチウムコバルト酸化物(Lix
CoO2 ;但し、Xは0<X≦1である)粉末91重量
%をアセチレンブラック3重量%、グラファイト3重量
%及び結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)
3重量%と溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(N
MP)を加えて混合し、スラリーを調製した。前記スラ
リーを厚さが15μmのアルミニウム箔からなる集電体
の両面に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより電
極密度が3g/cm3 で、正極層が集電体の両面に担持
された構造の正極を作製した。
【0171】<負極の作製>炭素質材料として3000
℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素繊維(繊維径
が8μm、平均繊維長が20μm、平均面間隔
(d002 )が0.3360nm)の粉末を93重量%
と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)7
重量%とを混合し、スラリーを調製した。前記スラリー
を厚さが12μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布
し、乾燥し、プレスすることにより電極密度が1.4g
/cm3 で、負極層が集電体に担持された構造の負極を
作製した。
【0172】<セパレータ>厚さが25μm、120
℃、1時間での熱収縮が20%で、多孔度が50%のポ
リエチレン製多孔質フィルムからなるセパレータを用意
した。
【0173】<非水電解液の調製>エチレンカーボネー
ト(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブ
チロラクトン(BL)及びビニレンカーボネート(V
C)を体積比率(EC:PC:BL:VC)が25:
2:72:1になるように混合して非水溶媒を調製し
た。得られた非水溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(Li
BF4 )をその濃度が1.5モル/Lになるように溶解
させて、非水電解液を調製した。
【0174】<電極群の作製>前記正極の集電体に帯状
の正極リードを溶接し、前記負極の集電体に帯状の負極
リードを溶接した後、前記正極及び前記負極をその間に
前記セパレータを介して渦巻き状に捲回した後、偏平状
に成形し、電極群を作製した。
【0175】この電極群を90℃に加熱しながら13k
g/cm2の圧力で25秒間プレス成形を施し、前記正
極、前記負極及び前記セパレータを一体化させた。
【0176】アルミニウム箔の両面をポリプロピレンで
覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを袋状に成
形し、これに前記電極群を収納した。
【0177】次いで、前記ラミネートフィルム内の電極
群に80℃で真空乾燥を12時間施すことにより前記電
極群及び前記ラミネートフィルムに含まれる水分を除去
した。
【0178】前記ラミネートフィルム内の電極群に前記
非水電解液を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとな
るように注入し、前述した図1、2に示す構造を有し、
厚さが3.6mm、幅が35mm、高さが62mmの薄
型非水電解質二次電池を組み立てた。
【0179】この非水電解質二次電池に対し、初充放電
工程として以下の処置を施した。まず、45℃の高温環
境下に2h放置した後、その環境下で0.2C(104
mA)で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行
った。その後、7日間に亘り20℃で放置した。さらに
20℃の環境下で0.2Cで3.0Vまで放電し、非水
電解質二次電池を製造した。
【0180】(実施例2〜22)非水溶媒の組成を下記
表1に示すように変更すること以外は、前述した実施例
1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0181】(比較例1〜11)非水溶媒の組成及びリ
チウム塩を下記表2に示すように変更すること以外は、
前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池
を製造した。
【0182】得られた実施例1〜22及び比較例1〜1
1の二次電池について、以下に説明する方法で電池特性
を評価した。
【0183】1)20℃環境下での400サイクル後の
容量維持率 20℃の環境下で1Cレートでの4.2V定電流・定電
圧の3時間充電と、1Cレートの3.0V放電のサイク
ルを繰り返し、400サイクル後の容量維持率と、40
0サイクル中の最大放電容量を測定した。その結果を下
記表1,2に併記する。
【0184】2)45℃環境下での200サイクル後の
容量維持率 45℃の環境下で1Cの電流での4.2V定電流・定電
圧の3時間充電と1Cの電流での3.0V放電のサイク
ルを繰り返し200サイクル後の容量維持率を測定し、
その結果を下記表1,2に併記する。
【0185】3)65℃環境下における自己放電特性 高温環境下での自己放電特性を調べるため、20℃の環
境下で0.2Cの電流での4.2V定電流・定電圧の1
0時間充電と0.2Cの電流での3.4V定電流・定電
圧の10時間放電後、65℃の恒温槽に放置し、電池電
圧をモニターし、自己放電により電池電圧が2.5Vに
達するまでに要した時間を計測し、その結果を下記表
1,2に併記する。
【0186】4)85℃環境下に貯蔵した際の膨れ 高温環境下かつ充電状態での貯蔵による電池膨れを調べ
るために、20℃の環境下で1Cの電流での4.2V定
電流・定電圧の3時間充電後、85℃の恒温槽に120
時間電池を放置した。その後、電池を恒温槽から取り出
し、20℃の環境下に電池を2時間放置してから膨れを
測定し、その結果を下記表1、2に併記する。
【0187】
【表1−1】
【0188】
【表1−2】
【0189】
【表2】
【0190】表1及び表2から明らかなように、EC、
PC、BL及びVCの割合が15≦x≦50、2≦y≦
35、30≦z≦85、0.05≦w≦5を満たす非水
溶媒を含む液状非水電解質を備える実施例1〜22の二
次電池は、高い放電容量が得られ、室温並びに高温での
容量維持率が高く、高温環境下での自己放電が抑えら
れ、かつ高温貯蔵時の膨れが小さいことがわかる。特
に、実施例2〜7,11,15〜18の二次電池は、4
00サイクル後の容量維持率が80%以上であることが
わかる。
【0191】これに対し、比較例1〜11の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例1
〜22に比べて低くなることがわかる。
【0192】また、実施例1の二次電池について、前記
初充放電工程後、5時間以上回路を開放して十分に電位
を落ち着かせた後、Ar濃度が99.9%以上、かつ露
点が−50℃以下のグローブボックス内で分解し、電極
群を取り出した。前記電極群を遠沈管につめ、ジメチル
スルホキシド(DMSO)−d6を加えて密封し、前記
グローブボックスより取り出し、遠心分離を行った。そ
の後、前記グローブボックス内で、前記遠沈管から前記
電解液と前記DMSO−d6の混合溶液を採取した。前
記混合溶媒を5mmφのNMR用試料管に0.5ml程
度入れ、NMR測定を行った。前記NMR測定に用いた
装置は日本電子株式会社製JNM−LA400WBであ
り、観測核は1H、観測周波数は400MHz、基準物
質にはジメチルスルホキシド(DMSO)−d5(2.
5ppm)の内部標準を使用した。測定温度は25℃と
した。1HNMRスペクトルではECに対応するピーク
が4.5ppm付近、VCに対応するピークが7.7p
pm付近に観測され、初充放電工程後の実施例1の二次
電池に存在する非水溶媒中にVCが含まれていることを
確認できた。また、前記ECのNMR積分強度に対して
前記VCのNMR積分強度の比を求めたところ、非水溶
媒全体に対するVCの割合が二次電池組立て前より減少
していることがわかった。
【0193】(実施例23) <非水電解液の調製>エチレンカーボネート(EC)、
プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン
(BL)及びビニレンカーボネート(VC)を体積比率
(EC:PC:BL:VC)が25:9:65:1にな
るように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶
媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )をその濃度
が1.5モル/Lになるように溶解させて、非水電解液
を調製した。
【0194】<電極群の作製>前述した実施例1で説明
したのと同様にして偏平状の電極群を作製した。この電
極群に前述した実施例1で説明したのと同様な条件で加
熱プレスを施し、前記正極、前記負極及び前記セパレー
タを一体化させた。
【0195】厚さが300μmのアルミニウムシートを
厚さが4mm、幅が34mm、高さが58mmの直方体
の缶に成形し、これに前記電極群を収納した。
【0196】次いで、前記アルミニウム缶内の電極群に
前述した実施例1で説明したのと同様な条件で真空乾燥
を施すことにより前記電極群及び前記ラミネートフィル
ムに含まれる水分を除去した。
【0197】前記アルミニウム缶内の電極群に前記非水
電解液を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとなるよ
うに注入し、薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
【0198】この非水電解質二次電池に対し、前述した
実施例1で説明したのと同様な条件で初充放電工程を施
し、非水電解質二次電池を製造した。
【0199】(実施例24〜28)非水溶媒の組成を下
記表3に示すように変更すること以外は、前述した実施
例23と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造し
た。
【0200】(比較例12〜17)非水溶媒の組成及び
リチウム塩を下記表3に示すように変更すること以外
は、前述した実施例23と同様にして薄型非水電解質二
次電池を製造した。
【0201】得られた実施例23〜28及び比較例12
〜17の二次電池について、前述した実施例1で説明し
たのと同様な条件で、室温並びに45℃での容量維持
率、最大放電容量、65℃環境下での貯蔵特性および8
5℃での膨れを測定し、その結果を下記表3に併記す
る。
【0202】
【表3】
【0203】表3から明らかなように、EC、PC、B
L及びVCの割合が15≦x≦50、2≦y≦30、3
5≦z≦85、0.05≦w≦5を満たす非水溶媒を含
む液状非水電解質を備える実施例23〜28の二次電池
は、高い放電容量が得られ、室温並びに高温環境下での
容量維持率が高く、高温貯蔵時の自己放電が抑えられ、
かつ高温貯蔵時の膨れが小さいことがわかる。
【0204】これに対し、比較例12〜17の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例2
3〜28に比べて低くなることがわかる。
【0205】(実施例29) <非水電解質の調製>エチレンカーボネート(EC)、
プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン
(BL)及びビニレンカーボネート(VC)を体積比率
(EC:PC:BL:VC)が25:9:65:1にな
るように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶
媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )をその濃度
が1.5モル/Lになるように溶解させて、非水電解液
を調製した。この非水電解液と、ポリビニリデンフルオ
ライドヘキサフルオロプロピレン(PVdF−HEP)
をテトラヒドロキシフラン(THF)に溶解して得た溶
液とを混合させてペーストを調製した。得られたペース
トを基板に塗布した後、乾燥させることにより薄膜を得
た。
【0206】<電極群の作製>前述した実施例1で説明
したのと同様な正極の集電体に帯状の正極リードを溶接
し、前述した実施例1で説明したのと同様な負極の集電
体に帯状の負極リードを溶接した後、前記正極及び前記
負極をその間に前記薄膜を介して渦巻き状に捲回した
後、偏平状に成形し、電極群を作製した。
【0207】この電極群を前述した非水電解液に浸漬さ
せ、減圧下で薄膜を可塑化させることにより正極と負極
の間に電解質層が介在された電極群を得た。
【0208】アルミニウム箔の両面をポリプロピレンで
覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを袋状に成
形し、これに前記電極群を収納し、厚さが3.6mm、
幅が35mm、高さが62mmの薄型非水電解質二次電
池を組み立てた。
【0209】この非水電解質二次電池に対し、初充放電
工程として以下の処置を施した。まず、45℃の高温環
境下に2h放置した後、その環境下で0.2C(84m
A)で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行っ
た。その後、7日間に亘り20℃で放置した。さらに2
0℃の環境下で0.2Cで3.0Vまで放電し、非水電
解質二次電池を製造した。
【0210】(実施例30〜34)非水溶媒の組成を下
記表4に示すように変更すること以外は、前述した実施
例29と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造し
た。
【0211】(比較例18〜24)非水溶媒の組成及び
リチウム塩を下記表4に示すように変更すること以外
は、前述した実施例29と同様にして薄型非水電解質二
次電池を製造した。
【0212】得られた実施例29〜34及び比較例18
〜24の二次電池について、以下に説明する方法で電池
特性を評価した。
【0213】1)20℃環境下での300サイクル後の
容量維持率 20℃の環境下で1Cレートでの4.2V定電流・定電
圧の3時間充電と、1Cレートの3.0V放電のサイク
ルを繰り返し、300サイクル後の容量維持率と、30
0サイクル中の最大放電容量を測定した。その結果を下
記表4に併記する。
【0214】2)45℃環境下での200サイクル後の
容量維持率 45℃の環境下で1Cの電流での4.2V定電流・定電
圧の3時間充電と1Cの電流での3.0V放電のサイク
ルを繰り返し200サイクル後の容量維持率を測定し、
その結果を下記表4に併記する。
【0215】3)65℃環境下における自己放電特性 前述した実施例1で説明したのと同様な方法で高温環境
下での自己放電特性を評価し、その結果を下記表4に併
記する。
【0216】4)85℃環境下に貯蔵した際の膨れ 前述した実施例1で説明したのと同様な方法で高温環境
下かつ充電状態での貯蔵による電池膨れを評価し、その
結果を下記表4に併記する。
【0217】
【表4】
【0218】表4から明らかなように、EC、PC、B
L及びVCの割合が15≦x≦50、2≦y≦35、3
0≦z≦85、0.05≦w≦5を満たす非水溶媒を含
むゲル状非水電解質を備える実施例29〜34の二次電
池は、高い放電容量が得られ、室温並びに高温での容量
維持率が高く、高温環境下での自己放電を抑制すること
ができ、かつ高温貯蔵時の膨れを小さくできることがわ
かる。
【0219】これに対し、比較例18〜24の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例2
9〜34に比べて低くなることがわかる。
【0220】(実施例35〜実施例94)下記表5〜表
10に示す組成を有する非水溶媒に下記表5〜表10に
示す種類の電解質を下記表5〜表10に示す濃度溶解さ
せることにより、非水電解液を調製した。この非水電解
液を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして
薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0221】なお、表5〜表10において、VECはビ
ニルエチレンカーボネート、ESはエチレンサルファイ
ト、phECはフェニルエチレンカーボネート、Cro
wnは12−クラウン−4、Etherはテトラエチレ
ングリコールジメチルエーテルを示す。
【0222】得られた実施例35〜94の二次電池につ
いて、前述した実施例1で説明したのと同様な条件で、
室温並びに45℃での容量維持率、最大放電容量、65
℃環境下での貯蔵特性および85℃での膨れを測定し、
その結果を下記表5〜表10に併記する。
【0223】
【表5】
【0224】
【表6】
【0225】
【表7】
【0226】
【表8】
【0227】
【表9】
【0228】
【表10】
【0229】上記表5〜表10の結果を前述した表2の
比較例1〜11と比較することによって、非水溶媒Aま
たは非水溶媒Cを含む液状非水電解質を備える実施例3
5〜94の二次電池は、高い放電容量が得られ、室温並
びに高温環境下での容量維持率が高く、高温貯蔵時の自
己放電による電圧低下が抑制され、かつ高温貯蔵時の膨
れを小さいことがわかる。
【0230】これに対し、比較例1〜11の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例3
5〜94に比べて低くなることがわかる。
【0231】また、実施例35の二次電池について、前
記初充放電工程後、5時間以上回路を開放して十分に電
位を落ち着かせた後、Ar濃度が99.9%以上、かつ
露点が−50℃以下のグローブボックス内で分解し、電
極群を取り出した。前記電極群を遠沈管につめ、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO)−d6を加えて密封し、前
記グローブボックスより取り出し、遠心分離を行った。
その後、前記グローブボックス内で、前記遠沈管から前
記電解液と前記DMSO−d6の混合溶液を採取した。
前記混合溶媒を5mmφのNMR用試料管に0.5ml
程度入れ、NMR測定を行った。前記NMR測定に用い
た装置は日本電子株式会社製JNM−LA400WBで
あり、観測核は1H、観測周波数は400MHz、基準
物質にはジメチルスルホキシド(DMSO)−d
5(2.5ppm)の内部標準を使用した。測定温度は
25℃とした。1HNMRスペクトルではECに対応す
るピークが4.5ppm付近、VECに対応するピーク
が5.2,5.4,6ppm付近に観測され、初充放電
工程後の実施例35の二次電池に存在する非水溶媒中に
VECが含まれていることを確認できた。また、前記E
CのNMR積分強度に対して前記VECのNMR積分強
度の比を求めたところ、非水溶媒全体に対するVECの
割合が二次電池組立て前より減少していることがわかっ
た。参考に実施例35で用いた非水電解液の1HNMR
スペクトルを図3に示す。
【0232】(実施例95〜104)下記表11に示す
組成を有する非水溶媒に下記表11に示す種類の電解質
を下記表11に示す濃度溶解させることにより、非水電
解液を調製した。この非水電解液を用いること以外は、
前述した実施例23と同様にして薄型非水電解質二次電
池を製造した。
【0233】なお、表11において、VECはビニルエ
チレンカーボネート、ESはエチレンサルファイト、p
hECはフェニルエチレンカーボネート、Crownは
12−クラウン−4、Etherはテトラエチレングリ
コールジメチルエーテルを示す。
【0234】得られた実施例95〜104の二次電池に
ついて、前述した実施例1で説明したのと同様な条件
で、室温並びに45℃での容量維持率、最大放電容量、
65℃環境下での貯蔵特性および85℃での膨れを測定
し、その結果を下記表11に併記する。
【0235】
【表11】
【0236】上記表11の結果を前述した表3の比較例
12〜17と比較することによって、非水溶媒Aまたは
非水溶媒Cを含む液状非水電解質を備える実施例95〜
104の二次電池は、高い放電容量が得られ、室温並び
に高温環境下での容量維持率が高く、高温貯蔵時の自己
放電による電圧低下が抑制され、かつ高温貯蔵時の膨れ
を小さくできることがわかる。
【0237】これに対し、比較例12〜17の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例9
5〜104に比べて低くなることがわかる。
【0238】(実施例105〜124)下記表12〜1
3に示す組成を有する非水溶媒に下記表12〜表13に
示す種類の電解質を下記表12〜表13に示す濃度溶解
させることにより、非水電解液を調製した。この非水電
解液を用いること以外は、前述した実施例29と同様に
して薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0239】なお、表12〜表13において、VECは
ビニルエチレンカーボネート、ESはエチレンサルファ
イト、phECはフェニルエチレンカーボネート、Cr
ownは12−クラウン−4、Etherはテトラエチ
レングリコールジメチルエーテルを示す。
【0240】得られた実施例105〜124の二次電池
について、前述した実施例29で説明したのと同様な条
件で、室温並びに45℃での容量維持率、最大放電容
量、65℃環境下での貯蔵特性および85℃での膨れを
測定し、その結果を下記表12〜表13に併記する。
【0241】
【表12】
【0242】
【表13】
【0243】上記表12〜表13の結果を前述した表4
の比較例18〜24と比較することによって、非水溶媒
Aまたは非水溶媒Cを含むゲル状非水電解質を備える実
施例105〜124の二次電池は、高い放電容量が得ら
れ、室温並びに高温環境下での容量維持率が高く、高温
貯蔵時の自己放電による電圧低下が抑制され、かつ高温
貯蔵時の膨れが小さいことがわかる。
【0244】これに対し、比較例18〜24の二次電池
は、いずれも室温並びに高温での容量維持率が実施例1
05〜124に比べて低くなることがわかる。
【0245】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る非水電
解質及び非水電解質二次電池によれば、高温貯蔵時及び
初充放電工程時のガス発生を抑制して外装材が膨れるの
を抑えることができ、高温環境下での自己放電を抑制す
ることができ、かつ常温並びに高温でのサイクル寿命を
向上することができる等の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非水電解質二次電池の一例であ
る薄型リチウムイオン二次電池を示す断面図。
【図2】図1のA部を示す拡大断面図。
【図3】実施例35の薄型非水電解質二次電池の非水電
解液の1HNMRスペクトルを示す特性図。
【符号の説明】
1…外装材、 2…電極群、 3…セパレータ、 4…正極層、 5…正極集電体、 6…正極、 7…負極層、 8…負極集電体、 9…負極、 10…正極端子、 11…負極端子。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 麻子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 門馬 旬 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 小口 雅之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 加藤 真琴 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 長谷部 裕之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5H011 AA01 CC02 CC06 CC08 DD01 DD14 KK01 KK02 5H024 AA01 AA03 AA07 AA11 CC04 CC12 DD01 FF34 HH01 HH13 5H029 AJ04 AJ05 AJ07 AK02 AK03 AK05 AL02 AL03 AL04 AL06 AL07 AL11 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 AM16 BJ03 BJ14 DJ02 DJ04 EJ04 EJ12 HJ00 HJ04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される
    リチウム塩とを具備する非水電解質において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、前記以外の第
    4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質。
  2. 【請求項2】 非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される
    リチウム塩とを具備する非水電解質において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサル
    ファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラ
    ウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテ
    ルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からなる
    第4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質。
  3. 【請求項3】 非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される
    リチウム塩とを具備する非水電解質において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、前記以外の第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質。
  4. 【請求項4】 非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される
    リチウム塩とを具備する非水電解質において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサ
    ルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−ク
    ラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエー
    テルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からな
    る第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質。
  5. 【請求項5】 非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される
    リチウム塩とを具備し、前記非水溶媒は、エチレンカー
    ボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクト
    ン及びビニレンカーボネートを含み、前記非水溶媒全体
    に対するエチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
    ト、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネートの割
    合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z(体積
    %)、w(体積%)とした際、前記x、前記y、前記z
    及び前記wはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0.05≦w≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質。
  6. 【請求項6】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前記
    外装材内に収納される電極群と、前記電極群に保持さ
    れ、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩
    を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池にお
    いて、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、前記以外の第
    4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質二次電池。
  7. 【請求項7】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前記
    外装材内に収納される電極群と、前記電極群に保持さ
    れ、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩
    を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池にお
    いて、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサル
    ファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラ
    ウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテ
    ルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からなる
    第4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質二次電池。
  8. 【請求項8】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前記
    外装材内に収納される電極群と、前記電極群に保持さ
    れ、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩
    を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池にお
    いて、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、前記以外の第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  9. 【請求項9】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前記
    外装材内に収納される電極群と、前記電極群に保持さ
    れ、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩
    を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池にお
    いて、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサ
    ルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−ク
    ラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエー
    テルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からな
    る第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  10. 【請求項10】 前記非水電解質は、液状か、もしくは
    ゲル状の形態を有することを特徴とする請求項6〜9い
    ずれか1項記載の非水電解質二次電池。
  11. 【請求項11】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納される正極及び負極と、前記外装材内
    の前記正極及び前記負極の間に配置され、非水電解液及
    び前記非水電解液をゲル化させる機能を有するポリマー
    を含有する電解質層とを具備した非水電解質二次電池に
    おいて、 前記非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含み、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、前記以外の第
    4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質二次電池。
  12. 【請求項12】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納される正極及び負極と、前記外装材内
    の前記正極及び前記負極の間に配置され、非水電解液及
    び前記非水電解液をゲル化させる機能を有するポリマー
    を含有する電解質層とを具備した非水電解質二次電池に
    おいて、 前記非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含み、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサル
    ファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−クラ
    ウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエーテ
    ルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からなる
    第4成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン及び前記第4
    成分の割合をそれぞれx(体積%)、y(体積%)、z
    (体積%)、p(体積%)とした際、前記x、前記y、
    前記z及び前記pはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦
    35、30≦z≦85、0<p≦5を満たすことを特徴
    とする非水電解質二次電池。
  13. 【請求項13】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納される正極及び負極と、前記外装材内
    の前記正極及び前記負極の間に配置され、非水電解液及
    び前記非水電解液をゲル化させる機能を有するポリマー
    を含有する電解質層とを具備した非水電解質二次電池に
    おいて、 前記非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含み、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、前記以外の第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  14. 【請求項14】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納される正極及び負極と、前記外装材内
    の前記正極及び前記負極の間に配置され、非水電解液及
    び前記非水電解液をゲル化させる機能を有するポリマー
    を含有する電解質層とを具備した非水電解質二次電池に
    おいて、 前記非水電解液は、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含み、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネートと、プロピレン
    カーボネートと、γ−ブチロラクトンと、ビニレンカー
    ボネートと、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサ
    ルファイト、フェニルエチレンカーボネート、12−ク
    ラウン−4及びテトラエチレングリコールジメチルエー
    テルよりなる群から選択される1種類以上の溶媒からな
    る第5成分とを含み、 前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ビニレンカ
    ーボネート及び前記第5成分の割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)、q
    (体積%)とした際、前記x、前記y、前記z、前記w
    及び前記qはそれぞれ15≦x≦50、2≦y≦35、
    30≦z≦85、0<w≦5、0<q≦5を満たすこと
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  15. 【請求項15】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納される電極群と、前記電極群に保持さ
    れ、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩
    を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池にお
    いて、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカ
    ーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネ
    ートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボ
    ネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン
    及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)とし
    た際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ1
    5≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.0
    5≦w≦5を満たすことを特徴とする非水電解質二次電
    池。
  16. 【請求項16】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納され、リチウムイオンを吸蔵・放出す
    る正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及び前記負
    極の間に配置されるセパレータと、少なくとも前記セパ
    レータに含浸され、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含む液状非水電解質とを具備した非水
    電解質二次電池において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカ
    ーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネ
    ートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボ
    ネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン
    及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)とし
    た際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ1
    5≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.0
    5≦w≦5を満たすことを特徴とする非水電解質二次電
    池。
  17. 【請求項17】 厚さが0.3mm以下の外装材と、前
    記外装材内に収納され、リチウムイオンを吸蔵・放出す
    る正極及び負極と、前記外装材内の前記正極及び前記負
    極の間に配置され、非水溶媒及び前記非水溶媒に溶解さ
    れるリチウム塩を含有する電解質層とを具備した非水電
    解質二次電池において、 前記非水溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカ
    ーボネート、γ−ブチロラクトン及びビニレンカーボネ
    ートを含み、前記非水溶媒全体に対するエチレンカーボ
    ネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン
    及びビニレンカーボネートの割合をそれぞれx(体積
    %)、y(体積%)、z(体積%)、w(体積%)とし
    た際、前記x、前記y、前記z及び前記wはそれぞれ1
    5≦x≦50、2≦y≦35、30≦z≦85、0.0
    5≦w≦5を満たすことを特徴とする非水電解質二次電
    池。
JP2001054937A 2000-04-28 2001-02-28 非水電解質及び非水電解質二次電池 Pending JP2002015771A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001054937A JP2002015771A (ja) 2000-04-28 2001-02-28 非水電解質及び非水電解質二次電池
CNB011358327A CN1204648C (zh) 2001-02-28 2001-10-25 非水电解质及非水电解质二次电池
US09/985,369 US6794089B2 (en) 2001-02-28 2001-11-02 Nonaqueous electrolyte and nonaqueous electrolyte secondary battery

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-131615 2000-04-28
JP2000131615 2000-04-28
JP2001054937A JP2002015771A (ja) 2000-04-28 2001-02-28 非水電解質及び非水電解質二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002015771A true JP2002015771A (ja) 2002-01-18

Family

ID=26591298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001054937A Pending JP2002015771A (ja) 2000-04-28 2001-02-28 非水電解質及び非水電解質二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002015771A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002025616A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Mitsubishi Chemicals Corp 非水系電解液二次電池
JP2002042865A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 At Battery:Kk 薄型非水系電解液二次電池
JP2002110232A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Yuasa Corp 非水電解液およびこれを用いたリチウム電池
JP2002170575A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液電池
WO2002095859A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Mitsubishi Chemical Corporation Nonaqueous electrolytic secondary battery
WO2002099919A1 (en) * 2001-06-05 2002-12-12 Aea Technology Battery Systems Limited Electrochemical cell electrolyte
WO2002101869A1 (en) * 2001-06-07 2002-12-19 Mitsubishi Chemical Corporation Lithium secondary cell
JP2003031259A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
WO2003036752A1 (fr) * 2001-10-26 2003-05-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrolyte non aqueux et cellule secondaire a electrolyte non aqueux
JP2004165151A (ja) * 2002-10-23 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池およびそれに用いる電解質
JPWO2004102700A1 (ja) * 2003-05-15 2006-07-13 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 非水電解質電池
JP2006318892A (ja) * 2005-04-15 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角型リチウム二次電池
JP2007510270A (ja) * 2004-01-15 2007-04-19 エルジー・ケム・リミテッド 脂肪族ニトリル化合物を含む電気化学素子
US7632606B2 (en) * 2003-03-04 2009-12-15 Sony Corporation Electrolyte having a polymer and battery using it
US7709157B2 (en) 2002-10-23 2010-05-04 Panasonic Corporation Non-aqueous electrolyte secondary battery and electrolyte for the same
KR101099973B1 (ko) * 2008-04-08 2011-12-28 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 구비한 리튬 이차전지
US20120288772A1 (en) * 2011-05-11 2012-11-15 Sony Corporation Secondary battery, electronic device, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system
JP2012238459A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sony Corp 二次電池、電子機器、電動工具、電動車両および電力貯蔵システム
US8822085B2 (en) 2008-04-08 2014-09-02 Lg Chem, Ltd. Non-aqueous electrolyte solution for lithium secondary battery and lithium secondary battery comprising the same
WO2014192094A1 (ja) * 2013-05-29 2014-12-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 リチウムイオン二次電池
JPWO2016051656A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-20 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2018045794A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社豊田自動織機 電解液
WO2019142502A1 (ja) 2018-01-19 2019-07-25 株式会社日立製作所 負極、半二次電池、二次電池

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002025616A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Mitsubishi Chemicals Corp 非水系電解液二次電池
JP2002042865A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 At Battery:Kk 薄型非水系電解液二次電池
JP2002110232A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Yuasa Corp 非水電解液およびこれを用いたリチウム電池
JP2002170575A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液電池
US6929885B2 (en) 2001-05-22 2005-08-16 Mitsubishi Chemical Corporation Non-aqueous electrolytic secondary battery
WO2002095859A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Mitsubishi Chemical Corporation Nonaqueous electrolytic secondary battery
WO2002099919A1 (en) * 2001-06-05 2002-12-12 Aea Technology Battery Systems Limited Electrochemical cell electrolyte
WO2002101869A1 (en) * 2001-06-07 2002-12-19 Mitsubishi Chemical Corporation Lithium secondary cell
JP2003031259A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
WO2003036752A1 (fr) * 2001-10-26 2003-05-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrolyte non aqueux et cellule secondaire a electrolyte non aqueux
US6998194B2 (en) 2001-10-26 2006-02-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonaqueous electrolyte and nonaqueous electrolyte secondary battery
EP1439596A4 (en) * 2001-10-26 2009-03-11 Toshiba Kk NONAQUEOUS ELECTROLYTE AND NONAQUEOUS ELECTROLYTE SECONDARY CELL
JP2004165151A (ja) * 2002-10-23 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池およびそれに用いる電解質
US7709157B2 (en) 2002-10-23 2010-05-04 Panasonic Corporation Non-aqueous electrolyte secondary battery and electrolyte for the same
US7632606B2 (en) * 2003-03-04 2009-12-15 Sony Corporation Electrolyte having a polymer and battery using it
KR101066447B1 (ko) * 2003-03-04 2011-09-21 소니 주식회사 전해질 및 그것을 사용한 전지
JPWO2004102700A1 (ja) * 2003-05-15 2006-07-13 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 非水電解質電池
JP4803486B2 (ja) * 2003-05-15 2011-10-26 株式会社Gsユアサ 非水電解質電池
US8492036B2 (en) 2004-01-15 2013-07-23 Lg Chem, Ltd. Electrochemical device comprising aliphatic nitrile compound
JP2011222528A (ja) * 2004-01-15 2011-11-04 Lg Chem Ltd リチウム二次電池用正極の製造方法
JP2007510270A (ja) * 2004-01-15 2007-04-19 エルジー・ケム・リミテッド 脂肪族ニトリル化合物を含む電気化学素子
US8372550B2 (en) 2004-01-15 2013-02-12 Lg Chem, Ltd. Electrochemical device comprising aliphatic nitrile compound
JP2006318892A (ja) * 2005-04-15 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角型リチウム二次電池
KR101099973B1 (ko) * 2008-04-08 2011-12-28 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 구비한 리튬 이차전지
US8822085B2 (en) 2008-04-08 2014-09-02 Lg Chem, Ltd. Non-aqueous electrolyte solution for lithium secondary battery and lithium secondary battery comprising the same
JP2012238459A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sony Corp 二次電池、電子機器、電動工具、電動車両および電力貯蔵システム
US20120288772A1 (en) * 2011-05-11 2012-11-15 Sony Corporation Secondary battery, electronic device, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system
US9685661B2 (en) * 2011-05-11 2017-06-20 Sony Corporation Secondary battery, electronic device, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system
US10403928B2 (en) 2011-05-11 2019-09-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Secondary battery, electronic device, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system
WO2014192094A1 (ja) * 2013-05-29 2014-12-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 リチウムイオン二次電池
JPWO2016051656A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-20 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2018045794A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社豊田自動織機 電解液
WO2019142502A1 (ja) 2018-01-19 2019-07-25 株式会社日立製作所 負極、半二次電池、二次電池
KR20200047661A (ko) 2018-01-19 2020-05-07 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 음극, 반이차 전지, 이차 전지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4468170B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP3567131B2 (ja) 非水電解質電池
KR100390099B1 (ko) 비수전해질 및 비수전해질 이차전지
JP2002015771A (ja) 非水電解質及び非水電解質二次電池
JP2000235868A (ja) 非水電解液二次電池
JP3718467B2 (ja) 非水電解液および非水電解液二次電池
JP2000149997A (ja) 非水電解液二次電池及び非水電解液二次電池の製造方法
JP2003282148A (ja) 薄型リチウムイオン二次電池
JP4551539B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2000315481A (ja) 非水電解質二次電池
JP4900994B2 (ja) 非水電解質二次電池
US6998194B2 (en) Nonaqueous electrolyte and nonaqueous electrolyte secondary battery
JP2002184462A (ja) 非水電解質及び非水電解質二次電池
JP3351765B2 (ja) 非水電解液二次電池
JP4467951B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP4287123B2 (ja) 非水電解質及び非水電解質二次電池
JP2002329529A (ja) 非水電解質二次電池
JP2002313418A (ja) 非水電解質及び非水電解質二次電池
JP2004063145A (ja) 非水電解質二次電池
JP4817483B2 (ja) 二次電池用非水電解液及び非水電解液二次電池
JP2003263984A (ja) 非水電解質電池および非水電解質電池の製造法。
JP2000223159A (ja) 非水電解液二次電池及び非水電解液二次電池の製造方法。
JP2003132948A (ja) 非水電解質二次電池
JP4015837B2 (ja) 非水電解質及び非水電解質二次電池
JP3971181B2 (ja) 非水電解液二次電池