WO2018163594A1

WO2018163594A1 - 診察視界確保式ビデオスコープ

Info

Publication number: WO2018163594A1
Application number: PCT/JP2018/000495
Authority: WO
Inventors: 猛岩間
Original assignee: MPI Inc Japan
Current assignee: MPI Inc Japan
Priority date: 2017-03-10
Filing date: 2018-01-11
Publication date: 2018-09-13
Anticipated expiration: 2019-09-10
Also published as: US10758109B2; KR20190027888A; TW201836543A; JP6212833B1; DE112018000076T5; CN109640782A; JP2018149010A; US20190150723A1; TWI660707B; CN109640782B; KR102165230B1

Abstract

本発明の診察視界確保式ビデオスコープ１は、診察用アタッチメント４を取り付けた状態において、ユーザの視線１３の先に、スコープ先端部４ｃと、診察対象２とを、真っ直ぐに整列した位置関係に位置付けることが可能となる。このとき、モニタ３は、ユーザが直視可能であって、かつ、ユーザの視線を回避した位置に位置付けられる。

Description

診察視界確保式ビデオスコープ

　本発明は、例えば、耳腔、口腔、鼻腔などの診察対象を、実際に目で見ることのできる範囲（即ち、視界）に確保しつつ、診察対象を撮影及び録画すると共に、モニタ上に映像化することを可能にした技術に関する。

　例えば、耳腔、口腔、鼻腔などの診察対象を、光学的に観察するためのツールとして、ビデオスコープが知られている。ビデオスコープでは、例えば、ユーザが、スコープ先端部を、診察対象に挿入したり、当該診察対象に沿って操作したりする。このとき、モニタ上に映像化された診察対象を見ながら、診察対象の診療（診察、治療）が行われる。

特表２００５－５１９６６６号公報

　ところで、診察対象の診療（診察、治療）に際し、診察対象に対するスコープ先端部の挿入性及び操作性の向上が求められている。しかし、現状のビデオスコープでは、モニタの配置の構造上、ユーザの視界（即ち、ユーザの視線の先）に診察対象を確保することができない。このため、診察対象に対するスコープ先端部の挿入性及び操作性の向上には一定の制限があった。

　本発明の目的は、例えば、耳腔、口腔、鼻腔などの診察対象を視界に確保しつつ、診察対象を撮影及び録画すると共に、モニタ上に映像化することを可能にすることで、診察対象に対するスコープ先端部の挿入性及び操作性を向上させる技術を提供することにある。

　このような目的を達成するために、本発明の診察視界確保式ビデオスコープは、診察用アタッチメントを取り付けた状態において、ユーザの視線の先に、スコープ先端部と、診察対象とを、真っ直ぐに整列した位置関係に位置付けることが可能となる。このとき、モニタは、ユーザが直視可能であって、かつ、ユーザの視線を回避した位置に位置付けられる。

　本発明によれば、例えば、耳腔、口腔、鼻腔などの診察対象を視界に確保しつつ、診察対象を撮影及び録画すると共に、モニタ上に映像化することを可能にすることで、診察対象に対するスコープ先端部の挿入性及び操作性を向上させることができる。

図１は、本発明の一実施形態に係る診察視界確保式ビデオスコープの仕様を模式的に示す図である。図２（ａ）は、モニタ側から見たスコープ本体の平面図、図２（ｂ）は、スコープ本体の側面図、図２（ｃ）は、操作部側から見たスコープ本体の平面図である。図３は、スコープ本体のコネクタ部の平面図である。図４は、スコープ本体に搭載された光源の配置を示す平面図である。図５（ａ）は、耳腔診察用アタッチメントの側面図、図５（ｂ）は、耳腔診察用アタッチメントの正面図である。図６（ａ）は、口腔診察用アタッチメントの側面図、図６（ｂ）は、口腔診察用アタッチメントの正面図である。図７は、診察用アタッチメントのコネクタ部の平面図である。図８は、診察用アタッチメントのスコープ先端部の構成を示す斜視図である。

　「診察視界確保式ビデオスコープ１の概要」　
　図１に示すように、本実施形態の診察視界確保式ビデオスコープ１は、診察対象２を視界に確保しつつ、当該診察対象２を撮影及び録画すると共に、モニタ３（表示面３ｓ）上に映像化することを可能にした。ここで、診察対象２としては、例えば、耳腔、口腔、鼻腔など、人体の各種の腔所を想定することができる。当該ビデオスコープ１は、これらの腔所を診察するための専用の診察用アタッチメント４,５（図５～図６参照）を複数種類有している。

　一例として、図５には、耳腔診察用アタッチメント４が示されている。耳腔診察用アタッチメント４は、耳孔に挿入可能な耳腔挿入部４ａを備えている。耳腔挿入部４ａは、円筒状を有し、真っ直ぐに延びている。図６には、口腔診察用アタッチメント５が示されている。口腔診察用アタッチメント５は、舌を押圧しなから口内に挿入可能な口腔挿入部５ａを備えている。口腔挿入部５ａは、偏平状を有し、真っ直ぐに延びている。

　いずれの挿入部４ａ,５ａも、共通の形状を有するサポート部４ｂ,５ｂによって支持されている。サポート部４ｂ,５ｂは、重力方向Ｇｄ（図１参照）で見て、上下方向に沿って構成されている。挿入部４ａ,５ａは、サポート部４ｂ,５ｂの上端に支持されている。サポート部４ｂ,５ｂの下端には、後述する取付機構（コネクタ７）の第２コネクタ部７ｂが取り付けられている。

　更に、いずれの挿入部４ａ,５ａ（診察用アタッチメント４,５）にも、スコープ先端部４ｃ,５ｃが設けられている。スコープ先端部４ｃ,５ｃは、例えば、診察対象２に挿入したり、診察対象２に沿って操作したりすることが可能に構成されている。スコープ先端部４ｃ,５ｃには、後述する撮像ユニット２０が設けられている。診察対象２の画像は、当該撮像ユニット２０を介して、後述するスコープ本体６に取り込まれ、撮影、録画、映像化に供される。撮像ユニット２０の詳細は後述する。

　なお、挿入部４ａ,５ａ（スコープ先端部４ｃ,５ｃ）の傾斜角度は、診察用アタッチメント４,５をスコープ本体６に取り付けた状態を想定して設定される。例えば、図１では、耳腔診察用アタッチメント４が、スコープ本体６（取付部６ａ（最上面））に取り付けられている。この場合、傾斜角度θは、挿入部４ａ,５ａ（スコープ先端部４ｃ,５ｃ）と、取付部６ａ（最上面）との成す角として規定される。一例として、傾斜角度θは、鋭角の範囲（０°＜θ＜９０°）、好ましくは１０°＜θ＜３０°、更に好ましくは１５°或いは１５°前後に設定する。

　図１～図４に示すように、診察視界確保式ビデオスコープ１は、診察対象２を撮影、録画、映像化させる機能を備えたスコープ本体６を有している。スコープ本体６には、診察対象２の種類に応じて、複数種類の診察用アタッチメント４,５を選択的に取り付けることができる。例えば、耳腔を診察対象２とした場合、耳腔診察用アタッチメント４をスコープ本体６に取り付ける。引き続いて、口腔を診察対象２とする場合、現在取り付けられている耳腔診察用アタッチメント４をスコープ本体６から取り外した後、口腔診察用アタッチメント５をスコープ本体６に取り付ける。

　このため、スコープ本体６は、複数種類の診察用アタッチメント４,５を選択的に取り付け可能な取付部６ａを備えている。取付部６ａは、重力方向Ｇｄで見て、スコープ本体６の最上面に構成されている。取付部６ａ（最上面）には、取付機構を介して、診察用アタッチメント４,５が選択的に取り付けられる。

　取付機構の一例として、後述するコネクタ７（第１コネクタ部７ａ、第２コネクタ部７ｂ）が適用されている。第１コネクタ部７ａは、スコープ本体６の取付部６ａ（最上面）に取り付けられている。第２コネクタ部７ｂは、診察用アタッチメント４,５（サポート部４ｂ,５ｂの下端）に取り付けられている。

　かかる構成において、双方のコネクタ部７ａ,７ｂを相互に連結させる。これにより、スコープ本体６に対して、診察用アタッチメント４,５を選択的に取り付けることができる。かくして、後述する撮像ユニット２０とスコープ本体６とを相互に、光学的、電気的、機構的に連結させることができる。なお、第１コネクタ部７ａ及び第２コネクタ部７ｂの詳細は後述する。

　更に、スコープ本体６は、ユーザの手指で握持可能なグリップ部６ｂと、抜け止め部６ｃと、を備えている。グリップ部６ｂは、重力方向Ｇｄで見て、スコープ本体６の下部、換言すると、取付部６ａの真下に構成されている。グリップ部６ｂは、ユーザが片手（右手、左手）で握持可能な長楕円形状の輪郭を有している。抜け止め部６ｃは、重力方向Ｇｄで見て、グリップ部６ｂの上側の部分に隣設されている。抜け止め部６ｃは、グリップ部６ｂよりも出っ張らせて構成されている。

　かかる構成において、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持する。このとき、当該ユーザの手指の一部（例えば、人差し指、中指）が、抜け止め部６ｃに引っ掛かる。これにより、グリップ部６ｂが、ユーザの手指から重力方向下側に抜け落ちることはない。

　更に、スコープ本体６は、撮影ボタン８及び録画ボタン９が設けられた操作部６ｄを備えている。撮影ボタン８及び録画ボタン９は、重力方向Ｇｄで見て、上下方向に並んで配置されている。操作部６ｄは、取付部６ａ（最上面）とグリップ部６ｂとの間に位置付けられている。換言すると、操作部６ｄは、取付部６ａ（最上面）から重力方向Ｇｄに沿って下方に連続させて構成されている。操作部６ｄは、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持した状態において、指先の軌道（即ち、可動範囲）に沿った輪郭を有している。操作部は、重力方向Ｇｄで見て、上下方向に沿って滑らかな曲面形状の輪郭を有している。

　かかる構成において、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持する。このとき、操作部６ｄは、当該ユーザの手指（例えば、人差し指、中指）の可動範囲内に位置付けられる。これにより、ユーザは、当該手指を、操作部６ｄに沿ってスムーズかつ容易に移動させることができる。かくして、ユーザは、撮影ボタン８や録画ボタン９をスムーズかつ容易に押すことができる。

　更に、スコープ本体６は、光源１０と、上記したモニタ３と、を備えている。モニタ３は、その表示面３ｓに、診察対象２を映像化させることが可能に構成されている。モニタ３は、操作部６ｄの反対側に位置付けられている。モニタ３の表示面３ｓは、操作部６ｄ（撮影ボタン８及び録画ボタン９が設けられた操作面）とは反対向きに位置付けられている。モニタ３は、重力方向Ｇｄで見て、取付部６ａ（最上面）よりも下方にズラして位置付けられている。

　かかる構成において、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持する。このとき、モニタ３（表示面３ｓ）は、ユーザが直視可能に位置付けられる。なお、光源１０は、診察対象２を照明するために、後述する第１コネクタ部７ａに配置されている。光源１０としては、既存の発光素子（ＬＥＤ）を適用することができる。当該光源１０の配置については後述する。

　また、スコープ本体６は、電源ボタン１１ａ（図１参照）やメニューボタンなどを含んだボタン群１１を備えている。例えば、電源ボタン１１ａを押すことで、診察対象２を撮影、録画、映像化させる機能を発揮させることが可能となる。電源として、例えば、３本の一次電池１２（単３電池、ＡＡバッテリ）が適用されている（図２（ｂ）参照）。なお、ボタン群１１は、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持した状態において、誤って押すことができない位置に配置されている。図面では一例として、ボタン群１１は、操作部６ｄとモニタ３との間のスコープ本体６の側面に配置されている。

　「診察視界確保式ビデオスコープ１の効果的特長」　
　図１に示すように、例えば、後述するコネクタ７（第１コネクタ部７ａ、第２コネクタ部７ｂ）を介して、耳腔診察用アタッチメント４をスコープ本体６（取付部６ａ）に取り付ける。このとき、当該診察用アタッチメント４のサポート部４ｂは、重力方向Ｇｄで見て、モニタ３の最上端を越えて位置付けられる。一方で、電源ボタン１１ａを押して、診察対象を撮影、録画、映像化させる機能を発揮させる。続いて、ユーザの手指でグリップ部６ｂを握持する。この状態で、抜け止め部６ｃによって、ユーザの手指からグリップ部６ｂが抜け落ちることはない。

　次に、ユーザが手指でグリップ部６ｂを握持した状態において、耳腔挿入部４ａ（例えば、スコープ先端部４ｃ）を、診察対象２である耳腔に挿入したり、当該耳腔に沿って操作したりする。このとき、ユーザの視線１３の先に、耳腔挿入部４ａ（スコープ先端部４ｃ）と、診察対象２（耳腔）とを、真っ直ぐに整列した位置関係に位置付けることが可能となる。かくして、モニタ３は、ユーザが直視可能であって、かつ、ユーザの視線１３を回避した位置に位置付けられる。

　当該ビデオスコープ１によれば、診察の際に、モニタ３をユーザの視線１３を回避した位置に位置付けることができる。これにより、ユーザの視界（即ち、ユーザの視線１３の先）に診察対象２（例えば、耳腔）を確保することができる。同時に、診察対象２を、撮影及び録画すると共に、モニタ３（表示面３ｓ）上に映像化することが可能となる。この結果、診察対象２に対するスコープ先端部４ｃ,５ｃの挿入性及び操作性を、格段に向上させることができる。

　当該ビデオスコープ１によれば、３本の一次電池１２（単３電池、ＡＡバッテリ）を適用することができる。これにより、外部電源を確保できないような環境下でも、診察対象２を撮影及び録画すると共に、モニタ３（表示面３ｓ）上に映像化することができる。

　当該ビデオスコープ１によれば、グリップ部６ｂを長楕円形状とし、ユーザが片手（右手、左手）で握持可能に構成する。これにより、ユーザの手指の中でグリップ部６ｂが回転するのを防止することができる。この結果、診察対象２に対するスコープ先端部４ｃ,５ｃの挿入方向及び操作方向を安定化させることができる。

　「コネクタ７について」　
　図１～図７に示すように、コネクタ７は、円形の第１コネクタ部７ａと、円形の第２コネクタ部７ｂと、解放つまみ７ｃと、を有している。第１コネクタ部７ａと第２コネクタ部７ｂは、互いに同心円状に対向させて連結することができる。なお、双方のコネクタ部７ａ,７ｂを連結させた状態において、第２コネクタ部７ｂの解放つまみ７ｃ（図１、図５～図７参照）を、例えば、サポート部４ｂ,５ｂに向けて引き寄せる。このとき、双方のコネクタ部７ａ,７ｂの連結状態が解放される。かくして、診察用アタッチメント４,５をスコープ本体６（取付部６ａ）から取り外すことができる。

　ここで、第１コネクタ部７ａは、複数のメス端子１４と、挿入通路１５と、上記した光源１０と、を備えている（図３～図４参照）。なお、図３には、第１コネクタ部７ａの表側（第２コネクタ部７ｂが連結される面）が示されている。図４には、第１コネクタ部７ａの裏側が示されている。一方、第２コネクタ部７ｂは、複数のオス端子１６と、中空ホルダ１７と、を備えている（図５～図７参照）。

　中空ホルダ１７は、両端（一端、他端）を有し、第２コネクタ部７ｂを貫通して構成されている。中空ホルダ１７は、挿入通路１５に挿通可能に構成されている。中空ホルダ１７は、後述する撮像ユニット２０から延びるライトガイド２７（例えば、光ファイバ２７ｆ）を保持可能に構成されている。

　かかる構成において、ライトガイド２７を中空ホルダ１７の一端から他端に亘って挿入させる。これにより、中空ホルダ１７にライトガイド２７が保持される。この状態において、ライトガイド２７には、中空ホルダ１７の他端（即ち、中空ホルダ１７から露出した部分）に、光を入射可能な光入射面２７ｓ（図７参照）が構成されている。即ち、中空ホルダ１７にライトガイド２７を保持させた状態において、中空ホルダ１７の他端からライトガイド２７の光入射面２７ｓが露出される。

　光源１０には、ライトガイド２７の光入射面２７ｓに向けて光を出射可能な光出射面１０ｓが設けられている。光源１０（光出射面１０ｓ）は、挿入通路１５に対向させて位置決めされている（図３参照）。光源１０（光出射面１０ｓ）は、円形の第１コネクタ部７ａの中心（即ち、円の中心）から偏った位置に設けられている。

　このため、挿入通路１５も、円形の第１コネクタ部７ａの中心（即ち、円の中心）から偏った位置に設けられている。かくして、中空ホルダ１７も、挿入通路１５及び光源１０（光出射面１０ｓ）の偏心位置に対応して、円形の第２コネクタ部７ｂの中心（即ち、円の中心）から偏った位置に設けられている。

　以上、当該コネクタ７によれば、例えば、第１コネクタ部７ａに第２コネクタ部７ｂを押し込む。このとき、凹ガイド１８（図７参照）に沿って凸ガイド１９（図３参照）を挿入させる。これにより、オス端子１６とメス端子１４とが相互に電気的に連結される。かかる電気的連結に際し、中空ホルダ１７を挿入通路１５に挿入する。ライトガイド２７（光ファイバ２７ｆ）の光入射面２７ｓと、光源１０の光出射面１０ｓとが、互いに対向して配置される。このとき、ライトガイド２７（光ファイバ２７ｆ）と、光源１０とが、相互に光学的に連結される。かくして、撮像ユニット２０とスコープ本体６とが相互に、光学的、電気的、機構的に連結される。

　「撮像ユニット２０について」　
　図８に示すように、撮像ユニット２０は、スコープ先端部４ｃ,５ｃの外形寸法を、例えば、数ミリ以下の超極細径に設定可能に構成されている。撮像ユニット２０は、スコープ先端部４ｃ,５ｃに配置可能な中空円筒形のケース本体２１と、複数の発光部２２と、受光部２３と、を有している。発光部２２及び受光部２３は、ケース本体２１の内部に収容されている。発光部２２は、診察対象２に向けて光を出力可能に構成されている。受光部２３は、光が照射された診察対象２からの画像を入力可能に構成されている。ケース本体２１の内部において、発光部２２は、受光部２３の周囲に沿ってレイアウトされている。

　更に、撮像ユニット２０は、中空の正四角柱形状のホルダ２４を有している。ホルダ２４は、発光部２２及び受光部２３を、ケース本体２１内に保持可能に構成されている。ホルダ２４は、ケース本体２１の内部を区画するように、互いに平行に対向した４つの壁部２４ａを備えている。４つの壁部２４ａは、隣り合う壁部２４ａが互いに直交している。

　ここで、ホルダ２４をケース本体２１の内部に収容させた状態において、ケース本体２１の内部は、第１領域２５と、第２領域２６と、に区画されている。第２領域２６は、第１領域２５の周囲に沿ってレイアウトされている。第１領域２５は、４つの壁部２４ａで囲まれた正方形の断面輪郭を有している。第２領域２６は、壁部２４ａとケース本体２１とで囲まれた断面輪郭を有している。第１領域２５に、受光部２３が収容されている。第２領域２６に、発光部２３が収容されている。

　発光部２２は、診察対象２に向けて光を出力可能に構成されている。発光部２２には、両端を有するライトガイド２７と、上記した光源１０と、が接続されている。ライトガイド２７の一端部は、撮像ユニット２０のケース本体２１に収容されている。ライトガイド２７の他端部は、上記した中空ホルダ１７に保持された状態で、光源１０からの光を入射可能に構成されている。

　受光部２３は、光が照射された診察対象２からの画像を入力可能に構成されている。受光部２３には、対物レンズ２８と、センサ（図示しない）と、が設けられている。センサは、対物レンズ２８の背後に配置されている。対物レンズ２８は、ホルダ２４に固定されている。センサとしては、例えば、ＣＭＯＳやＣＣＤなどの撮像素子を適用することができる。センサは、固定具（図示しない）によって、ホルダ２４に固定されている。

１…診察視界確保式ビデオスコープ、２…診察対象、３…モニタ、
４,５…診察用アタッチメント、６…スコープ本体、６ａ…取付部、６ｂ…グリップ部、
６ｃ…抜け止め部、６ｄ…操作部、７…コネクタ、１０…光源、１３…視線。

Claims

　診察対象を視界に確保しつつ、前記診察対象を撮影及び録画すると共に、モニタ上に映像化することを可能にした診察視界確保式ビデオスコープであって、
　複数種類の診察用アタッチメントと、
　複数種類の前記診察用アタッチメントが、選択的に取り付けられるスコープ本体と、
　前記診察用アタッチメントに設けられ、前記診察対象に挿入したり、前記診察対象に沿って操作したりすることが可能なスコープ先端部と、を有し、
　前記スコープ本体は、
　複数種類の前記診察用アタッチメントを選択的に取り付け可能な取付部と、
　前記診察対象を照明するための光源と、
　前記診察対象を撮影及び録画するためのボタンが設けられた操作部と、
　前記診察対象を映像化するための表示面を有する前記モニタと、
　ユーザの手指で握持可能なグリップ部と、を備え、
　ユーザが手指で前記グリップ部を握持した状態において、前記操作部は、指先の軌道に沿った輪郭を有すると共に、前記モニタは、ユーザが直視可能に位置付けられ、
　ユーザが手指で握持した前記グリップ部が重力方向下側に抜け落ちないように、前記グリップ部の重力方向上側の部分は、前記グリップ部よりも突出させて構成され、
　前記モニタは、前記操作部の反対側に位置付けられ、かつ、前記モニタの前記表示面は、前記操作部とは反対向きに位置付けられ、
　前記スコープ先端部は、前記モニタの反対側で、かつ、重力方向で見て、前記モニタ及び前記操作部よりも上側に位置付けられていると共に、
　前記スコープ先端部は、前記モニタの前記表示面とは反対向きに位置付けられ、
　選択した前記診察用アタッチメントを前記取付部に取り付けた状態において、ユーザの視線の先に、前記スコープ先端部と、前記診察対象とを、真っ直ぐに整列した位置関係に位置付けることが可能となり、このとき、前記モニタは、ユーザの視線を回避した位置に位置付けられる診察視界確保式ビデオスコープ。