WO2018030258A1 - 無線端末 - Google Patents
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- FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of an LTE (Long Term Evolution) system.
- the LTE system includes a radio terminal (UE: User Equipment) 100, a radio access network (E-UTRAN: Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network) 10, and a core network (EPC: Evolved Packet Core) 20. Is provided.
- UE User Equipment
- E-UTRAN Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network
- EPC Evolved Packet Core
- the EPC 20 includes a mobility management entity (MME) and a serving gateway (S-GW) 300.
- MME performs various mobility control etc. with respect to UE100.
- S-GW performs data transfer control.
- the MME / S-GW is connected to the eNB 200 via the S1 interface.
- the eNB 200 transmits setting information for setting transmission of position information to the UE 100.
- the setting information includes various setting parameters described later.
- the setting information may include information indicating whether transmission of position information is an event trigger or periodic.
- the setting information may include information indicating a transmission cycle of position information.
- step S32 the UE 100 acquires its own location information (latitude and longitude information).
- step S33 the UE 100 calculates its moving speed.
- This disclosure is useful in the mobile communication field.
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Abstract
第1の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられる。前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、送信する前記位置情報のビット数を削減するための圧縮処理を行う。
Description
本開示は、移動通信システムにおいて用いられる無線端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、無線端末間で直接的に通信を行う端末間(D2D:Device-to-Device)直接通信が仕様化されている。近年では、車載型の無線端末を用いた車車間(V2V:Vehicle-to-Vehicle)通信が注目されている。V2V通信技術では、送信に用いる無線リソースを無線端末の位置に応じて異ならせることにより、干渉の発生を抑制することが想定されている。
このようなリソース割り当て方法を実現するためには、無線端末の地理的な位置を示す位置情報を無線端末が基地局に送信し、基地局が位置情報に基づいて無線端末に無線リソースを割り当てることが考えられる。しかしながら、位置情報に基づくリソース割り当て方法は、無線端末の詳細な位置情報(例えば、緯度及び経度情報)を必要とする。そのため、位置情報送信に伴うオーバーヘッドの増加が懸念される。
第1の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられる。前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、送信する前記位置情報のビット数を削減するための圧縮処理を行う。
第2の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられる。前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の送信タイミングを決定する。
第3の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられる。前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、特定の方式に切り替える処理を行う。前記特定の方式は、前記位置情報を送信することなく前記無線端末が前記位置情報に基づいて自律的に無線リソースを選択する方式である。
(移動通信システムの構成)
実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。実施形態に係る移動通信システムは、3GPP規格に基づくLTE(Long Term Evolution)システムである。
実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。実施形態に係る移動通信システムは、3GPP規格に基づくLTE(Long Term Evolution)システムである。
図1は、LTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。図1に示すように、LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。UE100は、車載型UE(V-UE:Vehicle UE)であってもよい。
E-UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node-B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理している。eNB200は、eNB200が管理するセルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)及びサービングゲートウェイ(S-GW)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S-GWは、データの転送制御を行う。MME/S-GWは、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100(無線端末)の構成を示す図である。図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、制御部130、及びGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機140を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
GNSS受信機140は、制御部130の制御下でGNSS衛星信号を受信し、UE100の地理的な位置を示す位置情報を制御部130に出力する。GNSSは、GPS(Global Positioning System)と読み替えてもよい。位置情報は、緯度及び経度情報を含む。UE100は、位置情報の補正、移動速度の測定、及び移動距離の測定等に用いることが可能な少なくとも1つのセンサ(例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ)を備えていてもよい。
図3は、eNB200(基地局)の構成を示す図である。図3に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続される。バックホール通信部240は、S1インターフェイスを介してMME/S-GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non-Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
(位置情報に基づくリソース割り当て)
実施形態において、車載型のUE100を用いたV2V通信を行うシナリオを想定する。V2V通信技術では、送信に用いる無線リソースをUE100の位置に応じて異ならせることにより、干渉の発生を抑制することが想定されている。UE100は、自身の地理的な位置を示す位置情報をeNB200に送信する。eNB200は、位置情報に基づいてUE100に無線リソースを割り当てる。無線リソースの割り当ては、例えば下りリンク制御情報(DCI)を用いて行われる。UE100は、eNB200から割り当てられた無線リソースを用いて、UE間リンク(サイドリンク)を用いて他のUE100にデータを送信する。このような動的なサイドリンク通信用のリソース割り当ては、「Mode 1」と称されてもよい。
実施形態において、車載型のUE100を用いたV2V通信を行うシナリオを想定する。V2V通信技術では、送信に用いる無線リソースをUE100の位置に応じて異ならせることにより、干渉の発生を抑制することが想定されている。UE100は、自身の地理的な位置を示す位置情報をeNB200に送信する。eNB200は、位置情報に基づいてUE100に無線リソースを割り当てる。無線リソースの割り当ては、例えば下りリンク制御情報(DCI)を用いて行われる。UE100は、eNB200から割り当てられた無線リソースを用いて、UE間リンク(サイドリンク)を用いて他のUE100にデータを送信する。このような動的なサイドリンク通信用のリソース割り当ては、「Mode 1」と称されてもよい。
実施形態において、位置情報は、緯度及び経度情報である。一例として、緯度は、0°~90°の範囲内において整数(INTEGER)で0~8388607の値である。緯度は、23ビット長の情報として構成される。緯度は、約1.2mの移動でINTEGERの値が1つ変化する。一方、経度は、-180°~180°の範囲内において整数(INTEGER)で-8388608~8388607の値である。経度は、24ビット長の情報として構成される。経度は、約2.4mの移動でINTEGERの値が1つ変化する。
緯度及び経度情報において、上位のビットはUE100が十分な距離を移動しない限り変化しない。下位ビットの情報は、GPS/GNSS精度と比較すると非常に詳細であり、eNB200が位置情報に基づくリソース割り当てに利用するには、情報として詳細すぎる可能性がある。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当てにおいて、UE100からeNB200に送信する位置情報のビット数を効率的に削減可能とする実施形態である。第1実施形態において、UE100が位置情報を周期的にeNB200に送信するケースを主として想定する。但し、周期的な位置情報送信に代えてイベントトリガで位置情報を送信してもよい。
第1実施形態について説明する。第1実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当てにおいて、UE100からeNB200に送信する位置情報のビット数を効率的に削減可能とする実施形態である。第1実施形態において、UE100が位置情報を周期的にeNB200に送信するケースを主として想定する。但し、周期的な位置情報送信に代えてイベントトリガで位置情報を送信してもよい。
第1実施形態に係るUE100は、自身の地理的な位置を示す位置情報をeNB200に送信する処理(Geo-information reporting)を行う。位置情報は、eNB200がUE100に無線リソースを割り当てるために用いられる。UE100は、自身の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、位置情報のビット数を削減するための圧縮処理を行う。eNB200は、位置情報に基づいてUE100の位置を把握する。eNB200は、圧縮された位置情報をUE100から受信する。eNB200は、把握している位置情報と圧縮された位置情報とに基づいてUE100の最新の位置を把握する。
一例として、UE100は、一定の距離を移動するまでは圧縮処理により位置情報の一部のビットのみを送信する。ここで「一部のビット」は、位置情報の下位数ビットであってもよい。「一定の距離」は、eNB200からUE100に設定されてもよい。位置情報の上位のビットはUE100が十分な距離を移動しない限り変化しない。そのため、上位のビットの送信を省略することにより、位置情報のビット数を効率的に削減することができる。UE100は、一定の距離を移動したことに応じて完全な位置情報を送信する。これにより、eNB200がUE100の位置を誤認識することを防止することができる。
他の例として、UE100は、圧縮処理の方法を設定する設定情報をeNB200から受信する。UE100は、設定情報に基づいて圧縮処理を行う。設定情報は、位置情報の圧縮可否を示す情報、UE100が送信すべき位置情報のビット数・ビット範囲(ビット位置)を示す情報、UE100が送信すべき位置情報の精度(例えば10m単位)を示す情報のうち、少なくとも1つを含む。eNB200は、自身のセルのサイズに基づいて、変化しないであろう位置情報の上位ビット数を送信しないようUE100に設定してもよい。UE100は、位置情報の圧縮可否を示す情報に基づいて、圧縮処理を行うか否かを判断する。UE100は、位置情報のビット数・ビット範囲(ビット位置)を示す情報及び/又は位置情報の精度を示す情報に基づいて、eNB200に送信する位置情報のビット数・ビット範囲(ビット位置)を決定する。これにより、UE100は、eNB200が必要とする位置情報及びその精度に適した位置情報送信を行うことができる。
他の例として、UE100は、自身の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、圧縮処理の方法を決定する。すなわち、UE100は、圧縮処理の方法をeNB200から指定されなくても、移動距離、移動速度、自身の能力(測位能力等)等に基づいて、圧縮処理の方法を自律的に決定する。具体的には、UE100は、位置情報の圧縮可否、UE100が送信すべき位置情報のビット数・ビット範囲(ビット位置)、位置情報の精度のうち少なくとも1つを自律的に決定する。この場合、UE100は、位置情報を圧縮したか否かを示す情報、位置情報のビット数・ビット範囲(ビット位置)を示す情報、位置情報の精度を示す情報のうち少なくとも1つを位置情報と共にeNB200に送信してもよい。これにより、UE100は、自身の状況に応じて位置情報を適切に送信することができる。
他の例として、UE100は、完全な位置情報を送信してから所定の時間内において、圧縮処理により現在の位置情報と完全な位置情報との差分のみを送信する。「差分」は、移動方向及び移動距離により表現されてもよい。「所定の時間」は、一定の時間であってもよい。「一定の時間」は、eNB200からUE100に設定されてもよい。或いは、「所定の時間」は、上記と同様に、一定の距離を移動するまでの時間であってもよい。
上述した例は、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の例を組み合わせて実施してもよい。
図5は、位置情報のビット数、通知可能な距離、及び時速60kmで値が一周する時間の関係を示す図である。ここでは、位置情報の下位数ビットをeNB200に送信するケースを想定する。図5に示すように、位置情報は、ビット数が少ないほど、通知可能な距離が短くなる。一方、位置情報は、ビット数が多いほど、通知可能な距離が長くなる。言い換えると、UE100の移動距離が短ければ、少ないビット数しか変化しないため、送信する位置情報は少ないビット数で済む。位置情報は、ビット数が少ないほど、値が一周する時間が短くなる。一方、位置情報は、ビット数が多いほど、値が一周する時間が長くなる。言い換えると、UE100の移動速度が低ければ、少ないビット数でも正確な値を表現できるため、送信する位置情報は少ないビット数で済む。
図6は、第1実施形態に係る位置情報に基づくリソース割り当てを示す図である。
図6に示すように、ステップS11において、eNB200は、位置情報の送信を設定するための設定情報をUE100に送信する。eNB200は、RRCシグナリング(専用RRCシグナリング又はブロードキャストRRCシグナリング)により設定情報を送信してもよい。設定情報は、後述する各種設定パラメータを含む。専用RRCシグナリングは、RRC Connection Reconfigurationメッセージであってもよい。ブロードキャストRRCシグナリングは、システム情報ブロック(SIB)であってもよい。SIBは、サイドリンク通信用のSIBタイプ18(SIB18)であってもよいし、V2V用のSIBタイプ21(SIB21)であってもよい。
ステップS12において、UE100は、GNSS受信機140を用いて自身の位置情報(緯度及び経度情報)を取得する。UE100は、GNSS受信機140を用いることなく位置情報を取得してもよい。一例として、UE(V-UE)100は、UE100に設けられたセンサ類から得られる情報及び/又は車両から得られる情報等に基づいて位置情報を取得してもよい。このような情報としては、加速度情報、速度情報、車両のハンドル回転角を示す情報、電子コンパス(地磁気センサ)を用いた方位情報、カーナビゲーションシステムの地図情報、車両に搭載される車載カメラで取得した画像に含まれる道路標識の情報等が挙げられる。或いは、UE100は、無線信号の強度・到来角を用いて位置情報を取得してもよい。以下の位置情報の取得についても同様である。
位置情報の取得を開始する条件は、ステップS11において、位置情報を送信するようeNB200から設定されたこと、又はMode 1の送信リソースが設定されたことであってもよい。
ステップS13において、UE100は、自身の移動距離及び/又は移動速度を算出する。移動距離は、位置情報を前回送信した際の位置を基準とした移動距離である。移動速度は、位置情報を元に算出されてもよい。移動速度は、センサを用いて算出されてもよい。ステップS12は、ステップS13の後に実行されてもよい。
ステップS14において、UE100は、自身の移動距離及び/又は移動速度に基づいて、位置情報の圧縮処理を行うか否かを判断する。移動距離を用いるか否か、移動速度を用いるか否か、及び/又は圧縮処理を行うか否かは、eNB200からUE100に設定されてもよい。位置情報の圧縮処理を行わない場合(ステップS14:NO)、ステップS17において、UE100は、完全な位置情報(すなわち、非圧縮の位置情報)をeNB200に送信する。
一方、位置情報の圧縮処理を行う場合(ステップS14:YES)、ステップS15において、UE100は、位置情報の圧縮方法を決定する。UE100は、eNB200からの設定情報に従って圧縮方法を決定してもよい。UE100は、自律的に圧縮方法を決定してもよい。ステップS16において、UE100は、位置情報の圧縮処理を行う。位置情報の圧縮処理は、位置情報の一部のビットを抽出する処理であってもよい。位置情報の圧縮処理は、前回の位置情報との差分(方向及び距離)を算出する処理であってもよい。ステップS17において、UE100は、圧縮された位置情報をeNB200に送信する。位置情報は、RRCシグナリング(例えば、SidelinkUEInformation又はUEAssistanceInfomationメッセージ)によりeNB200に送信されてもよいし、MAC制御要素(CE)としてeNB200に送信されもよい。
eNB200は、圧縮された位置情報をUE100から受信する。eNB200は、把握している位置情報と圧縮された位置情報とに基づいてUE100の最新の位置を把握する。ステップS18において、eNB200は、UE100の最新の位置に対応する無線リソース(時間・周波数リソース)を選択する。eNB200は、選択した無線リソースを示すリソース割り当て情報をUE100に送信する。リソース割り当て情報は、下りリンク制御情報(DCI)としてUE100に送信されてもよい。リソース割り当て情報は、RRCシグナリングによりUE100に送信されてもよい。
ステップS19において、UE100は、リソース割り当て情報に基づいて割り当て無線リソースを特定する。UE100は、特定した割り当て無線リソースを用いてデータ(及び制御信号)をサイドリンク上で送信する。受信側の他のUEは、予め送信無線リソースの候補を把握しており、全送信無線リソースについて受信を試行することにより、UE100からのデータ(及び制御信号)を受信する。
図7は、位置情報の圧縮処理の第1の例を示す図である。図7に示すように、ステップS111において、UE100は、完全な位置情報をeNB200に送信する。ステップS112において、UE100は、移動距離のカウンタを初期化し、移動距離のカウントを開始する。ステップS113において、UE100は、カウンタの値に基づいて、完全な位置情報を送信してからの移動距離が一定の距離を超えたか否かを判断する。一定の距離(距離閾値)は、eNB200からUE100に設定されてもよい。ステップS113で「NO」である場合、ステップS114において、UE100は、今回の位置情報を圧縮し、圧縮した位置情報をeNB200に送信する。圧縮した位置情報を送信した後、処理がステップS113に戻る。一方、ステップS113で「YES」である場合、処理がステップS111に戻り、UE100は、完全な位置情報をeNB200に送信する。
図8は、位置情報の圧縮処理の第2の例を示す図である。図8に示すように、ステップS121において、UE100は、完全な位置情報をeNB200に送信する。ステップS122において、UE100は、経過時間のタイマを初期化し、経過時間の計時を開始する。ステップS123において、UE100は、カウンタの値に基づいて、完全な位置情報を送信してからの経過時間が一定の時間を超えたか否かを判断する。一定の時間(時間閾値)は、eNB200からUE100に設定されてもよい。ステップS123で「NO」である場合、ステップS124において、UE100は、今回の位置情報を圧縮し、圧縮した位置情報をeNB200に送信する。圧縮した位置情報を送信した後、処理がステップS123に戻る。一方、ステップS123で「YES」である場合、処理がステップS121に戻り、UE100は、完全な位置情報をeNB200に送信する。
このように、第1実施形態によれば、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当てにおいて、UE100からeNB200に送信する位置情報のビット数を効率的に削減可能とすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。但し、第1実施形態との相違点を主として説明し、重複する説明を省略する。第2実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当てにおいて、UE100からeNB200に適切なタイミングで位置情報を送信可能とする実施形態である。
第2実施形態について説明する。但し、第1実施形態との相違点を主として説明し、重複する説明を省略する。第2実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当てにおいて、UE100からeNB200に適切なタイミングで位置情報を送信可能とする実施形態である。
位置情報の送信タイミングとしては、所定のイベントが発生したタイミング(すなわち、イベントトリガ)又は周期的なタイミングの2パターンがある。
イベントトリガのパターンにおいて、緯度を示す値又は経度を示す値が変化したことをトリガとして位置情報を送信する方法が考えられる。上述した例においては、緯度を示す値は約1.2[m]の移動で変化し、緯度を示す値は約2.4[m]の移動で変化する。図9は、UE100の移動速度、及び緯度を示す値が変化する時間(経過時間)の関係の一例を示す図である。図9に示すように、UE100の移動速度が低いほど位置情報の更新頻度が低くなり、UE100の移動速度が高いほど位置情報の更新頻度が高くなる。よって、高速移動中のUE100は、位置情報の送信が頻繁にトリガされる可能性がある。
一方、周期的なタイミングのパターンにおいて、位置情報の送信周期はeNB200からUE100に設定可能である。しかしながら、UE100が高速で移動する可能性を考慮すると、位置情報の送信周期を短く設定しなければならないと考えられる。
しかしながら、イベントトリガ及び周期的の両方のパターンにおいて、頻繁な位置情報の送信はオーバーヘッドの増加を引き起こす。
そこで、第2実施形態に係るUE100は、自身の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、位置情報の送信タイミングを決定する。
一例として、UE100は、移動距離閾値をeNB200から受信し、自身の移動距離が移動距離閾値を超えたことに応じて、位置情報を送信する。これにより、UE100は、eNB200から指定された距離を移動した場合に限り位置情報を送信すればよいので、位置情報の頻繁な送信を効率的に防止することができる。
他の例として、UE100は、位置情報を周期的に送信(Periodic reporting)する。UE100は、自身が停止中又は移動速度が低速であることに応じて、周期的な位置情報の送信を停止する。停止中又は移動速度が低速であることを判定するための閾値は、eNB200からUE100に設定されてもよい。これにより、周期的な位置情報の送信が設定されたUE100であっても、自身が停止又は非常に低速で移動している場合(例えば、渋滞中又は信号待ちの場合)、停止又は非常に低速で移動している間は位置情報を送信しない。これにより、位置情報の頻繁な送信を効率的に防止することができる。
他の例として、UE100は、位置情報を周期的に送信(Periodic reporting)する。UE100は、自身が停止中であることに応じて、位置情報に代えて、停止中であることを示す通知をeNB200に送信する。当該通知は、RRCシグナリングによりeNB200に送信されてもよいし、MAC制御要素(CE)としてeNB200に送信されてもよい。当該通知は、1ビットのフラグであってもよい。これにより、位置情報を頻繁に送信しても、オーバーヘッドの増大を抑制することができる。
他の例として、UE100は、位置情報を周期的に送信(Periodic reporting)する。UE100は、移動速度に応じて位置情報の送信周期を変更する。移動速度と送信周期との対応関係は、eNB200からUE100に設定されてもよい。これにより、周期的な位置情報の送信が設定されたUE100であっても、自身の移動速度に適した周期で位置情報を送信することができるため、位置情報の頻繁な送信を効率的に防止することができる。
上述した例は、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の例を組み合わせて実施してもよい。
図10は、第2実施形態に係る位置情報に基づくリソース割り当てを示す図である。上述した第1実施形態と重複する動作については説明を省略する。
図10に示すように、ステップS21において、eNB200は、位置情報の送信を設定するための設定情報をUE100に送信する。設定情報は、後述する各種設定パラメータを含む。設定情報は、位置情報の送信をイベントトリガとするか周期的とするかを示す情報を含んでもよい。周期的な位置情報送信を設定する場合、設定情報は、位置情報の送信周期を示す情報を含んでもよい。
ステップS22において、UE100は、自身の位置情報(緯度及び経度情報)を取得する。ステップS23において、UE100は、自身の移動距離及び/又は移動速度を算出する。
ステップS24において、UE100は、自身の移動距離及び/又は移動速度に基づいて、位置情報の送信を行うか否かを判断する。位置情報の送信を行わない場合(ステップS24:NO)、処理がステップS22に戻る。
一方、位置情報の送信を行う場合(ステップS24:YES)、ステップS25において、UE100は、位置情報をeNB200に送信する。
eNB200は、受信した位置情報に基づいてUE100の最新の位置を把握する。ステップS26において、eNB200は、UE100の最新の位置に対応する無線リソース(時間・周波数リソース)を選択する。eNBは、選択した無線リソースを示すリソース割り当て情報をUE100に送信する。
ステップS27において、UE100は、リソース割り当て情報に基づいて割り当て無線リソースを特定する。UE100は、割り当て無線リソースを用いてデータ(及び制御信号)をサイドリンク上で送信する。
図11は、位置情報の送信タイミングを決定する処理の第1の例を示す図である。第1の例において、eNB200は、移動距離閾値をUE100に設定する。移動距離の単位は、「m」、「degree」、「緯度・経度が表現されるINTEGERに基づく値」の何れかである。図11に示すように、ステップS211において、UE100は、位置情報をeNB200に送信する。ステップS212において、UE100は、移動距離のカウンタを初期化し、移動距離のカウントを開始する。ステップS213において、UE100は、カウンタの値に基づいて、位置情報を前回送信してからの移動距離が一定の距離を超えたか否かを判断する。一定の距離(距離閾値)は、eNB200からUE100に設定されてもよい。UE100は、前回送信した位置情報と今回取得した最新の位置情報との差分を移動距離として算出してもよい。これにより、移動距離は長いが地理的に大きく変化していないケース(例えば、Uターン又は立体駐車場)を除外することができる。ステップS213で「YES」である場合、処理がステップS211に戻り、UE100は、位置情報をeNB200に送信する。UE100は、移動距離が移動距離閾値を超えていない場合であっても、eNB200からの要求の受信に応じて位置情報を送信してもよい。
図12は、位置情報の送信タイミングを決定する処理の第2の例を示す図である。第2の例は、周期的な位置情報の送信がUE100に設定されているケースを想定する。eNB200は、周期的な位置情報の送信を停止することを許可する旨をUE100に設定してもよい。eNB200は、停止中又は移動速度が低速であることを判定するための閾値をUE100に設定してもよい。図12に示すように、ステップS221において、UE100は、位置情報の送信周期を規定するタイマを開始させる。ステップS222において、UE100は、タイマが満了したか否かを判定する。ステップS222で「YES」である場合、ステップS223において、UE100は、移動速度が閾値以上であるか否かを判定する。ステップS223で「YES」である場合、ステップS224において、UE100は、位置情報をeNB200に送信する。一方、ステップS223で「NO」である場合(すなわち、UE100が停止中又は移動速度が低速である場合)、UE100は、位置情報の送信をスキップする。その後、ステップS221に処理が戻る。
図13は、位置情報の送信タイミングを決定する処理の第3の例を示す図である。第3の例は、周期的な位置情報の送信がUE100に設定されているケースを想定する。eNB200は、移動速度の範囲と関連付けられた複数のタイマ値をUE100に設定する。複数のタイマ値のそれぞれは、位置情報の送信周期を規定する。図13に示すように、ステップS231において、UE100は、自身の移動速度に応じて、eNB200から設定された複数のタイマ値の何れか1つを選択する。具体的には、UE100は、各タイマ値に対応する速度範囲を自身の移動速度と比較する。そして、UE100は、自身の移動速度が属する速度範囲に対応するタイマ値を選択する。ステップS232において、UE100は、選択したタイマ値をセットしたタイマを開始させる。ステップS233において、UE100は、タイマが満了したか否かを判定する。ステップS233で「YES」である場合、ステップS234において、UE100は、位置情報をeNB200に送信する。その後、ステップS231に処理が戻る。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。但し、第1及び第2実施形態との相違点を主として説明し、重複する説明を省略する。第3実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当ての方式を適切に使い分け可能とする実施形態である。
第3実施形態について説明する。但し、第1及び第2実施形態との相違点を主として説明し、重複する説明を省略する。第3実施形態は、位置情報(緯度及び経度情報)に基づくリソース割り当ての方式を適切に使い分け可能とする実施形態である。
第3実施形態に係るUE100は、自身の地理的な位置を示す位置情報をeNB200に送信する処理を行う。位置情報は、eNB200がUE100に無線リソースを割り当てるために用いられる。UE100は、自身の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、特定の方式に切り替える処理を行う。特定の方式は、位置情報を送信することなくUE100が位置情報に基づいて自律的に無線リソースを選択する方式である。これにより、例えばUE100が高速移動中において位置情報をeNB200に送信する必要がなくなるため、位置情報の頻繁な送信を効率的に防止することができる。
位置情報に基づいてeNB200がUE100に無線リソースを割り当てる方式は、「Mode 1」と称されてもよい。これに対し、位置情報に基づいてUE100に自律的に無線リソースを選択する方式は、「Mode 2」と称されてもよい。Mode 2において、UE100は、所定の規則(例えば、モジュロ演算)を用いて位置情報をゾーンIDに変換する。eNB200は、ゾーンIDとリソースプールとの対応関係をUE100に通知する。UE100は、自身の位置情報から得られたゾーンIDに対応するリソースプールを特定し、特定したリソースプールの中から送信に用いる無線リソースを選択する。
図14は、第3実施形態に係る位置情報に基づくリソース割り当てを示す図である。上述した第1及び第2実施形態と重複する動作については説明を省略する。ここでは、最初にUE100にMode 1が設定されていると仮定して説明を行う。
図14に示すように、ステップS31において、eNB200は、位置情報の送信を設定するための設定情報をUE100に送信する。設定情報は、移動速度閾値を含んでもよい。イベントトリガのパターンを想定する場合、eNB200は、閾値として、推奨する最小の送信時間間隔(送信周期)を設定してもよい。この場合、UE100は、設定された時間間隔が経過する前に位置情報の送信がトリガされた場合に、自身が高速移動中と判断してもよい。
ステップS32において、UE100は、自身の位置情報(緯度及び経度情報)を取得する。ステップS33において、UE100は、自身の移動速度を算出する。
ステップS34において、UE100は、自身の移動速度が移動速度閾値以上であるか否かを判定する。移動速度閾値は、eNB200からUE100に設定されてもよい。自身の移動速度が移動速度閾値未満である場合(ステップS34:NO)、Mode 1を維持する。
一方、自身の移動速度が移動速度閾値以上である場合(ステップS34:YES)、ステップS35において、UE100は、Mode 2への切り替えを決定する。ステップS36において、UE100は、その旨の通知をeNB200に送信する。当該通知は、RRCシグナリング(例えば、SidelinkUEInformationメッセージ)によりeNB200に送信されてもよい。当該通知は、MAC CEとしてeNB200に送信されもよい。
ステップS37において、eNB200は、Mode 2用の送信リソースプール情報をUE100に設定する。当該リソースプール情報は、ゾーンIDと送信リソースプールとの複数の組み合わせを含んでもよい。当該リソースプール情報は、専用RRCシグナリング(例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージ)又はMAC CEによりUE100に送信されてもよい。或いは、UE100に送信リソースプールが事前設定されている場合、eNB200は、事前設定されている送信リソースプールを使用するようUE100に指示してもよい。eNB200は、UE100をRRCアイドルモードに遷移させてもよい。
ステップS38において、UE100は、送信リソースプールの中から無線リソースを選択する。ステップS39において、UE100は、選択した無線リソースを用いてデータ(及び制御信号)をサイドリンク上で送信する。
UE100は、自身の移動速度が低下して閾値を下回った場合に、Mode 2からMode 1に切り替えてもよい。
図14においてUE100の移動速度に基づいてMode 2に切り替えるか否かを判定していたが、移動距離も考慮して当該判定を行ってもよい。一例として、UE100は、移動速度は速い(移動速度が閾値以上である)が、過去に完全な位置情報を送信した位置から絶対距離としては離れていない場合には、Mode 1を維持すると判定してもよい。このような条件は、eNB200からUE100に設定されてもよい。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態において、車載型のUE100を用いたV2V通信を行うシナリオを主として想定した。しかしながら、通常のUE100を用いたD2D通信を行うシナリオを想定してもよい。eNB200がV2V通信のためのリソース割り当てを行うシナリオを想定したが、eNB200がセルラ通信(上りリンク通信又は下りリンク通信)のためのリソース割り当てを行うシナリオを想定してもよい。
上述した各実施形態において、車載型のUE100を用いたV2V通信を行うシナリオを主として想定した。しかしながら、通常のUE100を用いたD2D通信を行うシナリオを想定してもよい。eNB200がV2V通信のためのリソース割り当てを行うシナリオを想定したが、eNB200がセルラ通信(上りリンク通信又は下りリンク通信)のためのリソース割り当てを行うシナリオを想定してもよい。
上述した各実施形態を別個独立に実施する場合に限らず、2以上の実施形態を組み合わせて実施してもよい。例えば、一の実施形態に係る一部の構成を他の実施形態に追加してもよい。或いは、一の実施形態に係る一部の構成を他の実施形態の一部の構成と置換してもよい。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本開示はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本開示を適用してもよい。
米国仮出願第62/372912号(2016年8月10日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本開示は移動通信分野において有用である。
Claims (11)
- 移動通信システムのための無線端末であって、
前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備え、
前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられ、
前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、送信する前記位置情報のビット数を削減するための圧縮処理を行う
無線端末。 - 前記制御部は、一定の距離を移動するまでは前記圧縮処理により前記位置情報の一部のビットのみを送信し、
前記制御部は、前記一定の距離を移動したことに応じて完全な位置情報を送信する
請求項1に記載の無線端末。 - 前記制御部は、前記圧縮処理の方法を設定する設定情報を前記基地局から受信し、
前記制御部は、前記設定情報に基づいて前記圧縮処理を行う
請求項1に記載の無線端末。 - 前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、前記圧縮処理の方法を決定する
請求項1に記載の無線端末。 - 前記制御部は、完全な位置情報を送信してから所定の時間内において、前記圧縮処理により現在の位置情報と前記完全な位置情報との差分のみを送信する
請求項1に記載の無線端末。 - 移動通信システムのための無線端末であって、
前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備え、
前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられ、
前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の送信タイミングを決定する
無線端末。 - 前記制御部は、移動距離閾値を前記基地局から受信し、
前記制御部は、前記移動距離が前記移動距離閾値を超えたことに応じて、前記位置情報を送信する
請求項6に記載の無線端末。 - 前記制御部は、前記位置情報を周期的に送信し、
前記制御部は、前記無線端末が停止中又は前記移動速度が低速であることに応じて、周期的な位置情報の送信を停止する
請求項6に記載の無線端末。 - 前記制御部は、前記位置情報を周期的に送信し、
前記制御部は、前記無線端末が停止中であることに応じて、前記位置情報に代えて、停止中であることを示す通知を前記基地局に送信する
請求項6に記載の無線端末。 - 前記制御部は、前記位置情報を周期的に送信し、
前記制御部は、前記移動速度に応じて前記位置情報の送信周期を変更する
請求項6に記載の無線端末。 - 移動通信システムのための無線端末であって、
前記無線端末の地理的な位置を示す位置情報を基地局に送信する処理を行う制御部を備え、
前記位置情報は、前記基地局が前記無線端末に無線リソースを割り当てるために用いられ、
前記制御部は、前記無線端末の移動距離及び移動速度の少なくとも一方に基づいて、特定の方式に切り替える処理を行い、
前記特定の方式は、前記位置情報を送信することなく前記無線端末が前記位置情報に基づいて自律的に無線リソースを選択する方式である
無線端末。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US201662372912P | 2016-08-10 | 2016-08-10 | |
| US62/372,912 | 2016-08-10 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=61162180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2017/028198 Ceased WO2018030258A1 (ja) | 2016-08-10 | 2017-08-03 | 無線端末 |
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