WO2011068241A1 - 筆記具用キャップ、筆記具用クリップ及び筆記具 - Google Patents
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- FIG. 1 is a perspective view of a writing instrument cap.
- FIG. 2 is a front view of the writing instrument cap.
- FIG. 3 is a plan view of the writing instrument cap.
- FIG. 4 is a bottom view of the writing instrument cap.
- FIG. 5 is a right side view of the writing instrument cap.
- FIG. 6 is a left side view of the writing instrument cap.
- FIG. 7 is a cross-sectional view of the writing instrument cap.
- FIG. 8 is a perspective view of the clip member of the writing instrument cap.
- FIG. 9 is a right side view of a writing instrument cap equipped with a seal rubber.
- FIG. 10 is a cross-sectional view of a writing instrument cap equipped with a seal rubber.
- FIG. 10 is a cross-sectional view of a writing instrument cap equipped with a seal rubber.
- the hard ring 8 is an annular ring member formed in a substantially cylindrical shape, and is fitted to the outer peripheral surface of the opening end portion of the cap body 3. That is, on the outer peripheral surface of the cap body 3, an annular recess 3 g that receives the hard ring 8 over a predetermined length from the opening end is formed so as to receive the hard ring 8.
- the writing instrument cap can be used as an erasing member for erasing the handwriting drawn by the writing instrument by rubbing with any part covered with the elastic body. it can.
- the writing instrument cap can be used for erasing handwriting with a pencil, and when used for a writing instrument having ink that changes color due to heat, frictional heat is generated by rubbing the paper surface.
- the handwriting drawn on can be discolored.
- the seal rubber 18 in the present embodiment is made of an elastic body made of an arbitrary elastic material, and as shown in FIG. 22, has a substantially disk shape with circular concave portions coaxially on both surfaces, and has an H-shaped vertical cross-sectional shape. is doing.
- the seal rubber 18 may have other shapes such as a spherical shape.
- a plurality of ribs 13 e extending toward the central axis along the longitudinal direction are provided on the inner wall at the tip end of the cap body 13, so that the seal rubber 18 is sandwiched while being elastically deformed. It is preferable that the ribs 13e are arranged at equal intervals and there are three or more.
- the base portion 24 is formed in an annular shape, but may have any shape that can reinforce the cap body, for example, a shape having a C-shaped cross section.
- a conventionally known fitting structure as shown in FIG. 31 is formed on the inner wall of the cap body 23 or the inner wall of the annular portion 24 of the clip member 22 on the rear end side in the longitudinal direction from the annular portion 24 of the clip member 22.
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Abstract
ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴3cが形成された弾性体からなるキャップ本体3と、基部4及び該基部4外側面に設けられた挟持部5を備えたクリップ部材2とを具備し、基部4が筆記具先端を受容し且つ挟持部5が取付穴3cを介してキャップ本体3外に延びるようにクリップ部材2をキャップ本体3に対して設ける。
Description
本発明は筆記具用キャップ、筆記具用クリップ及び筆記具に関する。
装飾の目的で、クリップ及び筐体を一体的に設けた内キャップを1次成形し、内キャップ全体を覆って内キャップより長い全長を有する外キャップを2次成形して形成された筆記具用キャップが公知である(特開平11−342697号公報参照)。
また、筆記具を、コンピュータや電子手帳の入力手段であるタッチペンとして利用可能にする目的で、先端部にシャープペンシルの芯が出没可能な貫通孔を有し、軟質系弾性材料で形成された筆記具のキャップ状の筆記具用グリップが公知である(特開平11−198585号公報参照)。
さらに、部品点数を少なくし、装飾の目的で、キャップ本体と、キャップ本体へ固定されるクリップ支持部及びクリップ支持部により支持されるクリップ片からなるクリップとを有する筆記具用キャップが公知である(特開2004−130681号公報参照)。
また、筆記具を、コンピュータや電子手帳の入力手段であるタッチペンとして利用可能にする目的で、先端部にシャープペンシルの芯が出没可能な貫通孔を有し、軟質系弾性材料で形成された筆記具のキャップ状の筆記具用グリップが公知である(特開平11−198585号公報参照)。
さらに、部品点数を少なくし、装飾の目的で、キャップ本体と、キャップ本体へ固定されるクリップ支持部及びクリップ支持部により支持されるクリップ片からなるクリップとを有する筆記具用キャップが公知である(特開2004−130681号公報参照)。
特開平11−342697号公報の筆記具用キャップによれば、2色成形によって筆記具用キャップが形成されるが、その効果は装飾性を施すことにすぎない。従って、従来の筆記具用キャップと同様に、キャップ表面が滑りやすく、筆記具本体からの着脱がし難いという問題がある。また、表面が滑りやすいことによって、それを持った手や、収納した胸ポケット等からの脱落の危険もある。
特開平11−198585号公報の筆記具用グリップは、弾性材料で形成されているため、特開平11−342697号公報の筆記具用キャップに比べれば、滑りにくい構造である。しかしながら、特開平11−198585号公報に記載されたものは、シャープペンシルをタッチペンとして利用可能にするためのグリップに過ぎず、キャップとしての機能は考慮されていない。すなわち、特開平11−198585号公報の筆記具用グリップは、書類や衣類等の物品を挟持するためのクリップや、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためのシールゴム等を具備していない。仮にこの構造にクリップを取り付けようとすると、グリップ本体全体が弾性材料で形成されていることから、取り付け部分の強度が弱くなり、従って物品を安定して挟持することができない。さらに、全体が弾性材料で形成されていることから、垂直に落下した場合等、筆記具の軸線方向に力を受けたときに、座屈が生じ、筆記具先端の筆記部が損傷する恐れもある。
特開2004−130681号公報の筆記具用キャップは、キャップ本体の内壁に設けられた嵌合部でのみ筆記具本体と嵌合するため、クリップ片を持ち上げて物品を挟持する際に、嵌合が緩む場合がある。さらに、この筆記具用キャップは、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためのシールゴムを配置するような構成とはなっていない。
そこで本発明は、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップによって物品を安定して挟持できる筆記具用キャップ及び筆記具を提供することを目的とする。
また、本発明は、組み合わされる筆記具用キャップの強度が確保され、クリップによって物品を安定して挟持できる筆記具用クリップ及び筆記具を提供することを目的とする。
本発明の1番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を備えたクリップ部材とを具備し、前記基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップが提供される。
すなわち、本発明の1番目の態様では、キャップ本体が弾性体からなるため、滑りにくい構造となっている。その一方で、キャップ本体を弾性体にすることによって強度が低下し、クリップ自体の取り付けが不安定なことから物品の挟持力が弱いという問題を、クリップ部材が基部を備えることによってキャップ本体を補強し、解消している。従って、本発明による筆記具用キャップは、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
本発明の2番目の態様では、前記基部が環状に形成されている筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の2番目の態様では、基部が環状であることによって、筆記具用キャップは、全周方向からの負荷に対して補強される。
本発明の3番目の態様では、前記基部よりも長手方向開口端側の前記キャップ本体内壁に、筆記具本体に設けられた嵌合突起との嵌合を形成する係止突起が設けられた筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の3番目の態様では、基部という新規な構成を有する当該筆記具用キャップであっても、筆記具本体との嵌合を形成することが可能となる。
本発明の4番目の態様では、前記基部が、前記嵌合時に、筆記具本体に設けられた係止面と当接する後端面をさらに具備した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の4番目の態様では、筆記具用キャップ及び筆記具本体間の相対的な長手方向の位置決めが可能となる。また、嵌合時に係止面と後端面とが当接することからゆるみの少ない嵌合が実現できる。さらに、キャップ嵌合時にはっきりとした音とクリック感が得られ、嵌合の確認が容易となる。
本発明の5番目の態様では、当該筆記具用キャップの外表面に、その内部と連通する少なくとも1つの貫通孔を形成した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の5番目の態様では、当該筆記具用キャップの筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔を通して空気が自在に出入りすることが可能となる。従って、当該筆記具用キャップの内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップをスムーズに着脱することが可能となる。また、キャップを誤って飲みこんでしまった場合も、通気孔としての機能があるため窒息を防ぐことができる。
本発明の6番目の態様では、前記キャップ本体先端部分の内壁によって保持され、当該筆記具用キャップを筆記具本体に装着すると、筆記具先端の筆記部と係合して筆記部をシールするシール部材をさらに具備した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の6番目の態様では、筆記具が揮発性の高いインクを使用している場合に、筆記部がシールされることから、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。さらに、シール部材とキャップの取り付けにおける密着性が高いので、シール部材が外れ難くなる。
本発明の7番目の態様では、前記挟持部の後端には玉部が形成され、前記キャップ本体の外周面には前記玉部に対応する形状の凹部が形成され、前記玉部及び前記凹部が対向して配置された筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の7番目の態様では、玉部及び凹部が対応する形状を有することから、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されることから、抜けにくく、よりしっかりと挟持をすることが可能となる。
本発明の8番目の態様では、前記キャップ本体が、その先端の頂部近傍に対応する場所以外にゲート部を有する型を用いて射出成形される筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の8番目の態様では、ゲート残り(又はゲート跡)がキャップ本体の頂部には形成されないことから、美感を損なわず、また、頂部を筆跡の消去部材として使用する場合に、紙面等を傷つける心配もない。
本発明の9番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、第1基部及び第2基部と前記第1基部及び前記第2基部間を連結する少なくとも1つの梁部と前記第1基部外側面に設けられた挟持部とを備えたクリップ部材とを具備し、前記第1基部及び前記第2基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップが提供される。
すなわち、本発明の9番目の態様では、キャップ本体が弾性体からなるため、滑りにくい構造となっている。その一方で、キャップ本体を弾性体にすることによって強度が低下し、クリップ自体の取り付けが不安定なことから物品の挟持力が弱いという問題を、クリップ部材が第1基部、第2基部及び梁部を備えることによってキャップ本体を補強し、解消している。従って、本発明による筆記具用キャップは、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
本発明の10番目の態様では、本発明の1番目の態様から9番目の態様のいずれか1つのキャップを装着した筆記具が提供される。
本発明の11番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体に組み合わされて筆記具用キャップを構成するのに適した筆記具用クリップであって、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を具備し、前記基部が前記キャップ本体内に収容されて筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記キャップ本体に設けられる筆記具用クリップが提供される。
すなわち、本発明の11番目の態様では、組み合わされる筆記具用キャップの内部に当該筆記具用クリップの基部が配置されることから、キャップ本体の強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
以下、添付図面と本発明の好適な実施形態の記載から本発明を一層十分に理解できるであろう。
特開平11−198585号公報の筆記具用グリップは、弾性材料で形成されているため、特開平11−342697号公報の筆記具用キャップに比べれば、滑りにくい構造である。しかしながら、特開平11−198585号公報に記載されたものは、シャープペンシルをタッチペンとして利用可能にするためのグリップに過ぎず、キャップとしての機能は考慮されていない。すなわち、特開平11−198585号公報の筆記具用グリップは、書類や衣類等の物品を挟持するためのクリップや、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためのシールゴム等を具備していない。仮にこの構造にクリップを取り付けようとすると、グリップ本体全体が弾性材料で形成されていることから、取り付け部分の強度が弱くなり、従って物品を安定して挟持することができない。さらに、全体が弾性材料で形成されていることから、垂直に落下した場合等、筆記具の軸線方向に力を受けたときに、座屈が生じ、筆記具先端の筆記部が損傷する恐れもある。
特開2004−130681号公報の筆記具用キャップは、キャップ本体の内壁に設けられた嵌合部でのみ筆記具本体と嵌合するため、クリップ片を持ち上げて物品を挟持する際に、嵌合が緩む場合がある。さらに、この筆記具用キャップは、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためのシールゴムを配置するような構成とはなっていない。
そこで本発明は、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップによって物品を安定して挟持できる筆記具用キャップ及び筆記具を提供することを目的とする。
また、本発明は、組み合わされる筆記具用キャップの強度が確保され、クリップによって物品を安定して挟持できる筆記具用クリップ及び筆記具を提供することを目的とする。
本発明の1番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を備えたクリップ部材とを具備し、前記基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップが提供される。
すなわち、本発明の1番目の態様では、キャップ本体が弾性体からなるため、滑りにくい構造となっている。その一方で、キャップ本体を弾性体にすることによって強度が低下し、クリップ自体の取り付けが不安定なことから物品の挟持力が弱いという問題を、クリップ部材が基部を備えることによってキャップ本体を補強し、解消している。従って、本発明による筆記具用キャップは、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
本発明の2番目の態様では、前記基部が環状に形成されている筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の2番目の態様では、基部が環状であることによって、筆記具用キャップは、全周方向からの負荷に対して補強される。
本発明の3番目の態様では、前記基部よりも長手方向開口端側の前記キャップ本体内壁に、筆記具本体に設けられた嵌合突起との嵌合を形成する係止突起が設けられた筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の3番目の態様では、基部という新規な構成を有する当該筆記具用キャップであっても、筆記具本体との嵌合を形成することが可能となる。
本発明の4番目の態様では、前記基部が、前記嵌合時に、筆記具本体に設けられた係止面と当接する後端面をさらに具備した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の4番目の態様では、筆記具用キャップ及び筆記具本体間の相対的な長手方向の位置決めが可能となる。また、嵌合時に係止面と後端面とが当接することからゆるみの少ない嵌合が実現できる。さらに、キャップ嵌合時にはっきりとした音とクリック感が得られ、嵌合の確認が容易となる。
本発明の5番目の態様では、当該筆記具用キャップの外表面に、その内部と連通する少なくとも1つの貫通孔を形成した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の5番目の態様では、当該筆記具用キャップの筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔を通して空気が自在に出入りすることが可能となる。従って、当該筆記具用キャップの内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップをスムーズに着脱することが可能となる。また、キャップを誤って飲みこんでしまった場合も、通気孔としての機能があるため窒息を防ぐことができる。
本発明の6番目の態様では、前記キャップ本体先端部分の内壁によって保持され、当該筆記具用キャップを筆記具本体に装着すると、筆記具先端の筆記部と係合して筆記部をシールするシール部材をさらに具備した筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の6番目の態様では、筆記具が揮発性の高いインクを使用している場合に、筆記部がシールされることから、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。さらに、シール部材とキャップの取り付けにおける密着性が高いので、シール部材が外れ難くなる。
本発明の7番目の態様では、前記挟持部の後端には玉部が形成され、前記キャップ本体の外周面には前記玉部に対応する形状の凹部が形成され、前記玉部及び前記凹部が対向して配置された筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の7番目の態様では、玉部及び凹部が対応する形状を有することから、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されることから、抜けにくく、よりしっかりと挟持をすることが可能となる。
本発明の8番目の態様では、前記キャップ本体が、その先端の頂部近傍に対応する場所以外にゲート部を有する型を用いて射出成形される筆記具用キャップが提供される。すなわち、本発明の8番目の態様では、ゲート残り(又はゲート跡)がキャップ本体の頂部には形成されないことから、美感を損なわず、また、頂部を筆跡の消去部材として使用する場合に、紙面等を傷つける心配もない。
本発明の9番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、第1基部及び第2基部と前記第1基部及び前記第2基部間を連結する少なくとも1つの梁部と前記第1基部外側面に設けられた挟持部とを備えたクリップ部材とを具備し、前記第1基部及び前記第2基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップが提供される。
すなわち、本発明の9番目の態様では、キャップ本体が弾性体からなるため、滑りにくい構造となっている。その一方で、キャップ本体を弾性体にすることによって強度が低下し、クリップ自体の取り付けが不安定なことから物品の挟持力が弱いという問題を、クリップ部材が第1基部、第2基部及び梁部を備えることによってキャップ本体を補強し、解消している。従って、本発明による筆記具用キャップは、滑りにくく且つ強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
本発明の10番目の態様では、本発明の1番目の態様から9番目の態様のいずれか1つのキャップを装着した筆記具が提供される。
本発明の11番目の態様では、ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体に組み合わされて筆記具用キャップを構成するのに適した筆記具用クリップであって、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を具備し、前記基部が前記キャップ本体内に収容されて筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記キャップ本体に設けられる筆記具用クリップが提供される。
すなわち、本発明の11番目の態様では、組み合わされる筆記具用キャップの内部に当該筆記具用クリップの基部が配置されることから、キャップ本体の強度が確保され、クリップにより物品を安定して挟持できるという効果を奏する。
以下、添付図面と本発明の好適な実施形態の記載から本発明を一層十分に理解できるであろう。
図1は、筆記具用キャップの斜視図である。
図2は、筆記具用キャップの正面図である。
図3は、筆記具用キャップの平面図である。
図4は、筆記具用キャップの底面図である。
図5は、筆記具用キャップの右側面図である。
図6は、筆記具用キャップの左側面図である。
図7は、筆記具用キャップの断面図である。
図8は、筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図9は、シールゴムを装着した筆記具用キャップの右側面図である。
図10は、シールゴムを装着した筆記具用キャップの断面図である。
図11は、開口端部に硬質リングが設けられている筆記具用キャップの斜視図である。
図12は、開口端部に硬質リングが設けられている筆記具用キャップの断面図である。
図13は、筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図14は、図13に示される筆記具先端の部分拡大断面図である。
図15は、別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。
図16は、別の実施形態による筆記具用キャップの正面図である。
図17は、別の実施形態による筆記具用キャップの平面図である。
図18は、別の実施形態による筆記具用キャップの底面図である。
図19は、別の実施形態による筆記具用キャップの右側面図である。
図20は、シールゴムを装着した別の実施形態による筆記具用キャップの右側面図である。
図21は、別の実施形態による筆記具用キャップの左側面図である。
図22は、別の実施形態による筆記具用キャップの断面図である。
図23は、別の実施形態による筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図24は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップの斜視図である。
図25は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップの断面図である。
図26は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図27は、別の実施形態による筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図28は、さらに別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。
図29は、図28に示される筆記具用キャップの断面図である。
図30は、図28に示される筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図31は、図28に示される筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図2は、筆記具用キャップの正面図である。
図3は、筆記具用キャップの平面図である。
図4は、筆記具用キャップの底面図である。
図5は、筆記具用キャップの右側面図である。
図6は、筆記具用キャップの左側面図である。
図7は、筆記具用キャップの断面図である。
図8は、筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図9は、シールゴムを装着した筆記具用キャップの右側面図である。
図10は、シールゴムを装着した筆記具用キャップの断面図である。
図11は、開口端部に硬質リングが設けられている筆記具用キャップの斜視図である。
図12は、開口端部に硬質リングが設けられている筆記具用キャップの断面図である。
図13は、筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図14は、図13に示される筆記具先端の部分拡大断面図である。
図15は、別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。
図16は、別の実施形態による筆記具用キャップの正面図である。
図17は、別の実施形態による筆記具用キャップの平面図である。
図18は、別の実施形態による筆記具用キャップの底面図である。
図19は、別の実施形態による筆記具用キャップの右側面図である。
図20は、シールゴムを装着した別の実施形態による筆記具用キャップの右側面図である。
図21は、別の実施形態による筆記具用キャップの左側面図である。
図22は、別の実施形態による筆記具用キャップの断面図である。
図23は、別の実施形態による筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図24は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップの斜視図である。
図25は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップの断面図である。
図26は、第2環状部を延伸させた筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図27は、別の実施形態による筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図28は、さらに別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。
図29は、図28に示される筆記具用キャップの断面図である。
図30は、図28に示される筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図である。
図31は、図28に示される筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
図1は筆記具用キャップの斜視図である。1は筆記具用キャップ全体を示し、2はクリップ部材、3はキャップ本体を示す。
キャップ本体3の側面には、筆記具の中心軸線に対して対称に配置され、クリップ部材2を介して筆記具用キャップ1内部と連通する2つの貫通孔3aが設けられている。キャップ本体3に貫通孔3aが設けられていることによって、筆記具用キャップ1の筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔3aを介して筆記具用キャップ1内の空気が自由に出入りできるようになる。そのため、筆記具用キャップ1内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップ1をスムーズに着脱することが可能となる。また、2つの貫通孔3aが軸対称に配置されることによって、2つの穴から空気の出入りが均等に行われ、軸対称に配置されていない場合に較べてよりスムーズな着脱が可能となる。なお、本実施形態では、貫通孔は2つであるが、1つ又は3つ以上であってもよく、外表面のどこに設けられていてもよい。
キャップ本体3の側面には、さらに、美的効果及び滑り止めのため、外周面に複数のディンプル3bが形成されている。ディンプルの代わりに、外周面周りに螺旋状に形成された溝による模様や、外周面に沿って環状に形成された溝による模様、又は、長手方向に延びる直線状に形成された溝を外周面に周りに複数配置した模様等であってもよい。
図2は、筆記具用キャップ1の正面図であり、図3はその平面図、図4はその底面図、図5はその右側面図、図6はその左側面図であり、図7は、筆記具用キャップ1の断面図であり、図8は、筆記具用キャップ1のクリップ部材の斜視図である。
なお、本明細書では、筆記具用キャップの閉鎖端側を先端又は前側とし、筆記具用キャップの開口端側を後端又は後側とする。
図2乃至図8を参照しながらクリップ部材2について説明する。クリップ部材2は、基部4及び基部4の外側面に一体的に形成された挟持部5からなる。なお、本実施形態では、基部4は環状に形成されており、以下、環状部4と称す。
環状部4は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具先端を受容するように構成されている。環状部4の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状で形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。また、キャップ本体3の貫通孔3aに対応する部分には、筆記具用キャップ1の外部と内部とが連通するように、貫通孔3aと同様の形状をした切り欠き部4aが形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起4bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起4bについては後述する。
挟持部5は、キャップ本体3との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。挟持部5の後端には玉部5aが一体的に形成される。
クリップ部材2を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部5の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体3は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴3cが形成されている。キャップ本体3内にクリップ部材2の環状部4が配置され、クリップ部材2の挟持部5が取付穴3cを介してキャップ本体3の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体3は、クリップ部材2の環状部4の前側の開口を閉鎖すると共に後側の開口から所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。
クリップ部材2の玉部5aに対向するキャップ本体3の外周面には、玉部5aに対応する形状をした凹部3dを形成してもよい。玉部5a及び凹部3dが対応する形状を有することによって、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されて、よりしっかりと挟持され、外れにくくなる。
キャップ本体3を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
図9は、シールゴム6を装着した筆記具用キャップ1の右側面図であり、図10は、シールゴム6を配置した筆記具用キャップ1の断面図である。シールゴム6は、筆記具用キャップ1が用いられる筆記具が揮発性の高いインクを使用したボールペン等の場合に、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためにキャップ本体3内に配置される。図9及び図10は、シールゴム6を付加した点以外、図5及び図7に示される図とそれぞれ同様である。
本実施形態におけるシールゴム6は任意の弾性材料からなる弾性体からなり、図10に示されるように、両面に同軸に円形の凹部を有する略円板状であり、H型の縦断面形状を有している。なお、シールゴム6は、球状等その他形状であってもよい。
図7及び図10を参照すると、キャップ本体3の先端内壁には、長手方向に亘って中心軸線に向かって延びる複数のリブ3eが設けられ、シールゴム6を弾性変形させつつ挟持する構造となっている。リブ3eは、等間隔に配列され、3つ以上あることが好ましい。
キャップ本体3内にシールゴム6を配置した状態で筆記具用キャップ1に筆記具本体を挿入すると、筆記具先端の筆記部がシールゴム6と係合する。すなわち、筆記部がシールゴム6の中央部分を押圧すると、シールゴム6は弾性変形し、筆記部がシールゴム6内に埋没する。その結果、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。
さらに、製造工程においてシールゴム6をキャップ本体3内へ配置するとき、キャップ本体3が弾性体からなることから、シールゴム6の挿入時にキャップ本体3も弾性変形するため、シールゴム6の寸法公差が多少大きくても確実に配置することが可能となる。
図11は、開口端部に硬質リング8が設けられている筆記具用キャップ1の斜視図であり、図12は、開口端部に硬質リング8が設けられている筆記具用キャップ1の断面図である。図11及び図12は、筆記具用キャップ1の開口端部に硬質リング8が設けられている以外は、上述の実施形態と同様である。
ここで「硬質」とは、少なくともキャップ本体3を形成する材料よりは硬いことを意味し、硬質リング8を形成する材料として、ポリカーボネート、ガラス、金属等が挙げられる。また、クリップ部材2を形成する材料と同じ材料を用いてもよい。
硬質リング8は、略円筒状に形成された環状のリング部材であり、キャップ本体3の開口端部の外周面に嵌合される。すなわち、キャップ本体3の外周面には、開口端から所定長さに亘って硬質リング8を受容する環状の凹部3gが、硬質リング8を受容するように形成されている。硬質リング8の内径は、キャップ本体3の凹部3g部分の外径と略同じか又はそれよりも僅かばかり小さく形成される。硬質リング8の外径は、キャップ本体3の開口端部近傍と略同じ外径に形成され、従って、略同一の外周面を形成する。硬質リング8が嵌合した状態で、キャップ本体3の後端面及び硬質リング8の後端面は、略同一の後端面を形成する。
なお、上述の略円筒状の硬質リング8は、外周面や後端面がその他のキャップ本体3部分と同一面を形成するよう径方向の断面形状が長方形であったが、その他の断面形状、例えば円形や楕円形等であってもよい。
硬質リング8のキャップ本体3の凹部3gへの嵌合は、圧入によって行われる。キャップ本体3が十分な剛性を有さず、硬質リング8が外れる恐れがある場合には、両者を接着剤によって接着してもよい。また、硬質リング8は、後述するように、クリップ部材2と共に2色成形によってキャップ本体3に設けてもよい。
筆記具用キャップ1の開口端部に硬質リング8を設けることによって、開口端部の撓みが防止されることから、使用者が筆記具用キャップ1をしっかりと保持することが可能となる。また、キャップ本体3とは異なる素材を用いることによって、開口端部がその他のキャップ本体3部分とは異なる質感を有することから、装飾効果を得ることもできる。
次に、図13及び図14を参照しながら、筆記具用キャップ1を筆記具本体7へ装着した際の嵌合について説明する。図13は、筆記具用キャップ1を装着した筆記具全体の断面図であり、図14は、筆記具用キャップ1を装着した筆記具先端の部分拡大断面図である。
筆記具本体7は、筆記部7aと嵌合突起7bと係止面7cとを有している。図13及び図14に示される筆記部7aは、ボールペンの筆記部7aであり、シールゴム6が弾性変形している状態が示されている。嵌合突起7bは、筆記具本体7の外周面全周に亘って形成された突起であり、係止面7cは、筆記部7a側の嵌合突起7bの底部近傍から形成された、筆記具の中心軸線に対して略垂直な環状の平面である。一方、クリップ部材2の環状部4よりも後側のキャップ本体3の内壁には、筆記具本体7の嵌合突起7bと係合する係止突起3fが全周に亘って形成されている。
図面右方向から左方向に向かって筆記具用キャップ1内に筆記具本体7を挿入すると、まず、筆記具本体7の嵌合突起7bが、キャップ本体3の係止突起3fと当接し係止する。その状態からさらに筆記具本体7を押し込むと、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとが互いに押圧し合い、中心軸線に対して垂直方向の反力が双方に生じる。その結果、筆記具本体7の収縮方向及びキャップ本体3の拡大方向のいずれか一方又は両方の弾性変形が生じ、筆記具本体7の嵌合突起7bが、キャップ本体3の係止突起3fとの係止を離れて、キャップ本体3内奥へと通過することができる。筆記具本体7の嵌合突起7bがキャップ本体3の係止突起3fを通過した後に、筆記具本体7の係止面7cが、クリップ部材2の環状部4の後端面4cと当接して係止し、図13及び図14に示された状態のように、筆記具用キャップ1と筆記具本体7との嵌合が完了する。
嵌合が完了すると、筆記具本体7をキャップ本体3内に押し込む方向については、筆記具本体7の係止面7cと環状部4の後端面4cとの係止によって規制され、筆記具本体7をキャップ本体3から外す方向については、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとの間の、上述の押し込む方向とは逆方向の係止によって規制される。
筆記具用キャップ1を筆記具本体7から外す際には、上述の筆記具用キャップ1の筆記具本体への装着とは反対に、筆記具本体7を引っ張ることによって、中心軸線に対して垂直方向の反力を双方に生じさせる。それによって生じる弾性変形によって、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとの係止が外れ、筆記具用キャップ1を筆記具本体7から外すことができる。
嵌合時、筆記具本体7の係止面7cと環状部4の後端面4cとが当接又は近接していることによって、物品を挟持するために挟持部5を持ち上げる際に筆記具用キャップ1自体に加わる力は、環状部4と、係止面7c及び後端面4c間の当接面とによって吸収される。従って、キャップ本体3が、大きく変形したり、筆記具本体7に対して大きく移動したりするようなことはなく、筆記具先端の筆記部7aとシールゴム6との係合も外れることなく維持される。
筆記具本体7の嵌合突起7b及びキャップ本体3の係止突起3fは、それぞれ筆記具本体7の外周面の全周及びキャップ本体3の内壁の全周に亘って形成されているが、それぞれ少なくとも一部に形成されるように構成してもよい。
キャップ本体3に対する環状部4の後端面4cの位置と、キャップ本体3の係止突起3fの形状及び位置と、筆記具本体7の嵌合突起7bの形状とを調整することにより、ゆるみ(遊び)の少ない、よりしっかりとした嵌合を実現することが可能となる。係止突起3fの位置は、後端面4cに近い位置の方が望ましい。さらに、ゆるみが少ないため、筆記部7aがシールゴム6と確実に係合し、筆記部7aのシール不良によるインクの揮発を防止することができる。さらに、上述の嵌合及び筆記部7aとシールゴム6との係合を阻害しないように、キャップ本体3の後端面と該後端面と係合する筆記具本体7の部分とが間隙を有して構成されている(図13のA部参照)。
クリップ部材2の環状部4の長手方向の長さは、様々に設定することができるが、短くすればするほど、キャップ本体3が弾性体であることから、挟持部5の安定性が悪くなる。従って、環状部4の長手方向の長さは、挟持部5の安定性が許容範囲内となるように決定される。また、環状部4の後端面4cが、キャップ本体3の後端面を越えないように決定されることが好ましい。
筆記具用キャップ1に筆記具本体7を挿入する際には、筆記具用キャップ1の中心軸線と筆記具本体7の中心軸線とが一致するように、真っ直ぐに挿入されることが望ましい。しかしながら、時として、筆記具用キャップ1に筆記具本体7が真っ直ぐ挿入されず、2つの中心軸線が斜めになった状態で挿入される。このため、両者をうまく嵌合させることができない場合がある。
そこで、上述のように、クリップ部材2の環状部4にガイド突起4bを設け、筆記具用キャップ1に筆記具本体7が斜めに挿入された場合であっても、最終的に嵌合が完了するときには両者の中心軸線は一致した状態に案内されるように構成される。すなわち、クリップ部材2の環状部4にガイド突起4bが設けられていることによって、ガイド突起4b頂点部分を通るクリップ部材2の環状部4の実質的な内径が、ガイド突起4bを有さない通常のキャップの内径と比較して小さくなる。そのため、環状部4と筆記具本体7との間のゆるみ(遊び)が少なくなり、筆記具本体7の挿入時に両中心軸線が形成し得る角度がより小さくなる。従って、筆記具本体7が斜めに挿入された場合において、環状部4のガイド突起4bと当接した筆記具本体7の外周との間の摩擦抵抗がより小さくなり、嵌合がスムーズに行われる。
また、ガイド突起4bを有することによって、筆記具本体7の外周との接触面積もより小さくなり、そのため摩擦抵抗もより小さくなる。なお、ガイド突起4bはその他の形状を有してもよく、その形状及び長手方向の長さは、ガイド突起4bと筆記具本体7の前方部は接触しない又は嵌合しない形状にすることで、筆記具本体7が斜めに挿入された場合であっても嵌合不良を起こさないように最適化される。
ガイド突起4bは、筆記具用キャップ1に対する筆記具本体7のセンタリングにも役立つ。すなわち、ガイド突起4bを有することによって、上述のように環状部4と筆記具本体7との間のゆるみが少なくなり、正確にセンタリングをすることができる。また、筆記具本体7のセンタリングは主にクリップ部材2の環状部4に設けられたガイド突起4bによって行われることから、筆記具用キャップ1の全長によらずセンタリングを行うことが可能となる。
さらに、このガイド突起4bは、例えば筆記時に、筆記具用キャップ1を筆記具本体7の後端部7dに取り付けた場合に安定した嵌合を提供する。すなわち、上述の筆記具本体7の筆記部7a側への筆記具用キャップ1の嵌合は、スナップ式の嵌合であるのに対して、筆記具本体7の後端部7dへの筆記具用キャップ1の嵌合は、圧入によって行われる。従って、ガイド突起4b頂点部分を通るクリップ部材2の環状部4の内径と、筆記具本体7の後端部7dの外径との関係に加え、図13における圧入距離Lの長さを最適に設計することによって、所望の嵌合力を得ることが可能となる。嵌合力を設定する1つの指針として、筆記具用キャップ1を筆記具本体7の後端部7dに嵌合した状態で、後述するように、キャップ本体3の頂部等を筆跡の消去部材として使用し、紙面等を擦過した場合に、安定しているか否かということが挙げられる。
筆記具用キャップ1は、例えば、2色成形によって作製することができる。2色成形を用いた場合には、まず、クリップ部材2を1次成形し、その後、キャップ本体3を2次成形することによって、筆記具用キャップが形成される。
2色成形は、通常、1次成形用及び2次成形用の金型とコアピンを用い、コアピン先端周りに筆記具用キャップを成形するが、射出成形時に、コアピンが一端でしか保持されていない場合は、コアピンの曲がり等が生じ、正確な寸法形状に成形できない場合がある。すなわち、射出成形時にコアピンの先端部は、通常、固定されておらず、他端によってのみ保持されている。
そこで、射出成形時に、金型からキャビティ内へ突出する固定ピンがコアピン先端に当接し支持することによって、コアピンの先端部を固定し、射出成形時のコアピンの曲がりを防止している。なお、射出成形中もコアピン先端には固定ピンが当接しているため、成形品は固定ピンの形状で空隙を有する。これを利用し、固定ピンの横断面形状を選択することによって、1次成形ではクリップ部材2の切り欠き部4aを、2次成形ではキャップ本体3の貫通孔3aを、成形することができる。なお、固定ピンはコアピン側に設けられてもよい。
筆記具用キャップ1の表面の大部分を占めるキャップ本体3が、弾性材料からなることから、筆記具用キャップ1及びそれを装着した筆記具は滑りにくい。また、クリップ部材2が環状部4を有することによって、挟持動作時に特に負荷がかかる部分が補強されるため、強度を確保することができ、物品を安定して挟持することができる。従って、筆記具を持った手や、収納した胸ポケット等からの脱落の危険性が、従来の筆記具に較べて少なくなるという利点がある。なお、本実施形態では、基部4を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。
また、例えば、通常、使用者が良く行う動作であるが、掌、中指、薬指、及び小指で筆記具本体を把持し、人差し指と親指で筆記具用キャップを着脱する場合にも、滑りにくく、容易に着脱ができるという利点もある。さらに、例えば、振動や衝撃に弱いボールペン等において、筆記具がキャップ頂部から垂直に落下した場合等、筆記具本体への衝撃は弾性体からなる筆記具用キャップによって緩和され、且つ、クリップ部材2によって強度も確保される。それによって、筆記部からの液漏れ等の不具合が発生する危険性も軽減されるという利点もある。
さらに、筆記具用キャップの大部分が弾性体によって覆われていることから、弾性体に覆われている任意の部分で擦過することによって、筆記具によって描かれた筆跡を消去する消去部材として用いることができる。例えば、当該筆記具用キャップを、鉛筆による筆跡の消去に用いることができ、また、熱によって変色するインクを有する筆記具に用いた場合には、紙面を擦過することによって摩擦熱を生じさせ、紙面上に描かれた筆跡を変色させることができる。なお、キャップ表面の表面粗さは、Ra=0.009μm~0.014μmが望ましい。0.009μmより滑らかだと紙面上を滑り、0.014μm以上であると紙面を不用意に引っ掛けるおそれがある。また、JIS K6253 Dに規定されたデュロメータ硬度を35~90とすることで、キャップ全体の剛性を向上させつつ、紙面を傷めずに摩擦熱を容易に発生させることができる。
なお、弾性体に覆われている部分を消去部材として用いる場合、通常、消しゴム付き鉛筆等に見られるような、筆記具本体の筆記部とは反対側の端部への消去部材の嵌合を行っていないため、消去部材が外れる等の不具合も生じないという利点もある。
また、キャップ本体3の射出成形において、金型のキャビティ内への入口であるゲート部をキャップ本体3の頂部ではなく、側面、例えばキャップ本体を45°に傾斜しても筆記面又は紙面に当接しない位置に配置することによって、頂部表面を滑らかな外観にすることができる。また、頂部を消去部材として使用する際には、いわゆるゲート残り(又はゲート跡)によって紙面を傷つける等の問題なく、使用することが可能となる。
図15は別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。11は筆記具用キャップ全体を示し、12はクリップ部材、13はキャップ本体を示す。
キャップ本体13の側面には、筆記具の中心軸線に対して対称に配置され、クリップ部材12を介して筆記具用キャップ11内部と連通する2つの貫通孔13aが設けられている。キャップ本体13に貫通孔13aが設けられていることによって、筆記具用キャップ11の筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔13aを介して筆記具用キャップ11内の空気が自由に出入りできるようになる。そのため、筆記具用キャップ11内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップ11をスムーズに着脱することが可能となる。また、2つの貫通孔13aが軸対称に配置されることによって、2つの穴から空気の出入りが均等に行われ、軸対称に配置されていない場合に較べてよりスムーズな着脱が可能となる。なお、本実施形態では、貫通孔は2つであるが、1つ又は3つ以上であってもよく、外表面のどこに設けられていてもよい。
キャップ本体13の側面には、さらに、美的効果及び滑り止めのため、外周面に複数のディンプル13bが形成されている。ディンプルの代わりに、外周面周りに螺旋状に形成された溝による模様や、外周面に沿って環状に形成された溝による模様、又は、長手方向に延びる直線状に形成された溝を外周面に周りに複数配置した模様等であってもよい。
図16は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の正面図であり、図17はその平面図、図18はその底面図、図19はその右側面図、図20は、シールゴム18を装着した筆記具用キャップ11の右側面図であり、図21は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の左側面図であり、図22は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の断面図であり、図23は、別の実施形態による筆記具用キャップ11のクリップ部材の斜視図である。
図16乃至図23を参照しながらクリップ部材12について説明する。クリップ部材12は、第1基部14、第2基部15、第1基部14及び第2基部15間を連結する複数の梁部16、及び第1基部14の外周面に一体的に形成された挟持部17からなる。なお、本実施形態では、第1基部14及び第2基部15は環状に形成されており、以下、第1環状部14及び第2環状部15と称す。
第1環状部14は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具本体を受容するように構成されている。第1環状部14の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状に形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。また、キャップ本体13の貫通孔に対応する部分には、筆記具用キャップ11の外部と内部とが連通するように、貫通孔と同様の形状をした切り欠き部(図示せず)が形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起14bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起14bについては後述する。
第2環状部15は、第1環状部14の後端部側の円筒形状と略同等の内径及び外径を有する略円筒形状に形成され、第1環状部14及び第2環状部15間を連結する複数の梁部16と共に、第1環状部14より後端側のキャップ本体13を補強している。
梁部16は、少なくとも1つ設けられ、本実施形態においては矩形であるが、楕円形等その他の形状であってもよい。梁部16を設けることによって、対応するキャップ本体13部分を補強することができ、且つ、各梁部16間のクリップ部材12の材料の節約及びクリップ部材12の軽量化が図れる。
挟持部17は、キャップ本体13との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。挟持部17の後端には玉部17aが一体的に形成される。
クリップ部材12を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部17の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体13は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴13cが形成されている。キャップ本体13内にクリップ部材12の第1環状部14及び第2環状部15と梁部16が配置され、クリップ部材12の挟持部17が取付穴13cを介してキャップ本体13の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体13は、クリップ部材12の第1環状部14の前側の開口を閉鎖すると共に第2環状部15を越えて長手方向後端側に所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。
クリップ部材12の玉部17aに対向するキャップ本体13の外周面には、玉部17aに対応する形状をした凹部13dを形成してもよい。玉部17a及び凹部13dが対応する形状を有することによって、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されて、よりしっかりと挟持され、外れにくくなる。さらに、第2環状部15の後端が、凹部13dを越えて長手方向後端側に延びるようにクリップ部材12を形成することによっても、よりしっかりと挟持されるようになる。
キャップ本体13を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
本実施形態の筆記具用キャップ11は、揮発性の高いインクを使用したボールペン等であることから、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するために、シールゴム18がキャップ本体13内に配置されている。
本実施形態におけるシールゴム18は任意の弾性材料からなる弾性体からなり、図22に示されるように、両面に同軸に円形の凹部を有する略円板状であり、H型の縦断面形状を有している。なお、シールゴム18は、球状等その他形状であってもよい。
図22を参照すると、キャップ本体13の先端内壁には、長手方向に亘って中心軸線に向かって延びる複数のリブ13eが設けられ、シールゴム18を弾性変形させつつ挟持する構造となっている。リブ13eは、等間隔に配列され、3つ以上あることが好ましい。
キャップ本体13内にシールゴム18を配置した状態で筆記具用キャップ11に筆記具本体を挿入すると、筆記具先端の筆記部がシールゴム18と係合する。すなわち、筆記部がシールゴム18の中央部分を押圧すると、シールゴム18は弾性変形し、筆記部がシールゴム18内に埋没する。その結果、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。
さらに、製造工程においてシールゴム18をキャップ本体13内へ配置するとき、キャップ本体13が弾性体からなることから、シールゴム18の挿入時にキャップ本体13も弾性変形するため、シールゴム18の寸法公差が多少大きくても確実に配置することが可能となる。
なお、インクの揮発防止が必要のない筆記具の場合、筆記具用キャップはシールゴム18及びリブ13eを有していなくてもよい。
図24は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップ11の斜視図であり、図25は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップ11の断面図であり、図26は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップのクリップ部材12の斜視図である。図24乃至図26は、筆記具用キャップ11の第2環状部15を延伸させた点以外は、上述の実施形態と同様である。
図24乃至図26に示された筆記具用キャップ11では、クリップ部材12の第2環状部15を長手方向後端側に延伸させ且つその後端部には径方向外側に突出する凸部であるフランジ部15aが形成されている。フランジ部15aの分だけキャップ本体13の全長を短く形成することによって、筆記具用キャップ11の全長は上述の実施形態と変わらない。フランジ部15aの外周面は、キャップ本体13のフランジ部15a近傍の外周面と同一面を形成するように形成される。
なお、上述のフランジ部15aは、外周面がその他のキャップ本体13部分と同一面を形成するよう径方向の断面形状が長方形であったが、その他の断面形状、例えば円弧を有する形状や多角形の一部を有するような形状であってもよい。
筆記具用キャップ11の第2環状部15をキャップ本体13よりも長手方向後端側に延伸させることによって、筆記具用キャップ11の開口端部が補強され、開口端部の撓みが防止されることから、使用者が筆記具用キャップ11をしっかりと保持することが可能となる。また、キャップ本体13とは異なる素材を用いることによって、開口端部がその他のキャップ本体13部分とは異なる質感を有することから、装飾効果を得ることもできる。
図27は、筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。筆記具用キャップ11に筆記具本体19を挿入する際には、筆記具用キャップ11の中心軸線と筆記具本体19の中心軸線とが一致するように、真っ直ぐに挿入されることが望ましい。しかしながら、時として、筆記具用キャップ11に筆記具本体19が真っ直ぐ挿入されず、2つの中心軸線が斜めになった状態で挿入される。このため、両者をうまく嵌合させることができない場合がある。
そこで、上述のように、クリップ部材12の第1環状部14にガイド突起14bを設け、筆記具用キャップ11に筆記具本体19が斜めに挿入された場合であっても、最終的に嵌合が完了するときには両者の中心軸線は一致した状態に案内されるように構成される。すなわち、クリップ部材12の第1環状部14にガイド突起14bが設けられていることによって、ガイド突起14b頂点部分を通るクリップ部材12の第1環状部14の実質的な内径が、ガイド突起14bを有さない通常のキャップの内径と比較して小さくなる。そのため、第1環状部14と筆記具本体19との間のゆるみ(遊び)が少なくなり、筆記具本体19の挿入時に両中心軸線が形成し得る角度がより小さくなる。従って、筆記具本体19が斜めに挿入された場合において、第1環状部14のガイド突起14bと当接した筆記具本体19の外周との間の摩擦抵抗がより小さくなり、嵌合がスムーズに行われる。
また、ガイド突起14bを有することによって、筆記具本体19の外周との接触面積もより小さくなり、そのため摩擦抵抗もより小さくなる。なお、ガイド突起14bはその他の形状を有してもよく、その形状及び長手方向の長さは実験によって、筆記具本体19が斜めに挿入された場合であっても嵌合不良を起こさないように最適化される。
なお、本実施形態における筆記具用キャップ11の筆記具本体19との嵌合に関し、従来公知の嵌合構造を、クリップ部材12の第2環状部15よりも長手方向後端側のキャップ本体13の内壁又はクリップ部材12の第2環状部15の内壁に形成してもよい。
ガイド突起14bは、筆記具用キャップ11に対する筆記具本体19のセンタリングにも役立つ。すなわち、ガイド突起14bを有することによって、上述のように第1環状部14と筆記具本体19との間のゆるみが少なくなり、正確にセンタリングをすることができる。また、筆記具本体19のセンタリングは主にクリップ部材12の第1環状部14に設けられたガイド突起14bによって行われることから、筆記具用キャップ11の全長によらずセンタリングを行うことが可能となる。
さらに、このガイド突起14bは、例えば筆記時に、筆記具用キャップ11を筆記具本体19の後端部19dに取り付けた場合に、安定した圧入による嵌合を提供する。従って、ガイド突起14b頂点部分を通るクリップ部材12の第1環状部14の内径と、筆記具本体19の後端部19dの外径との関係に加え、図27における圧入距離Lの長さを最適に設計することによって、所望の嵌合力を得ることが可能となる。嵌合力を設定する1つの指針として、筆記具用キャップ11を筆記具本体19の後端部19dに嵌合した状態で、後述するように、キャップ本体13の頂部等を筆跡の消去部材として使用し、紙面等を擦過した場合に、安定しているか否かということが挙げられる。
筆記具用キャップ11は、例えば、2色成形によって作製することができる。2色成形を用いた場合には、まず、クリップ部材12を1次成形し、その後、キャップ本体13を2次成形することによって、筆記具用キャップが形成される。
2色成形は、通常、1次成形用及び2次成形用の金型とコアピンを用い、コアピン先端周りに筆記具用キャップを成形するが、射出成形時に、コアピンが一端でしか保持されていない場合は、コアピンの曲がり等が生じ、正確な寸法形状に成形できない場合がある。すなわち、射出成形時にコアピンの先端部は、通常、固定されておらず、他端によってのみ保持されている。
そこで、射出成形時に、金型からキャビティ内へ突出する固定ピンがコアピン先端に当接し支持することによって、コアピンの先端部を固定し、射出成形時のコアピンの曲がりを防止している。なお、射出成形中もコアピン先端には固定ピンが当接しているため、成形品は固定ピンの形状で空隙を有する。これを利用し、固定ピンの横断面形状を選択することによって、1次成形ではクリップ部材12の切り欠き部14aを、2次成形ではキャップ本体13の貫通孔13aを、成形することができる。なお、固定ピンはコアピン側に設けられてもよい。
筆記具用キャップ11の表面の大部分を占めるキャップ本体13が、弾性材料からなることから、筆記具用キャップ11及びそれを装着した筆記具は滑りにくい。また、クリップ部材12が第1環状部14、第2環状部15、及び梁部16を有することによって、挟持動作時に特に負荷がかかる部分が補強されるため、強度を確保することができ、物品を安定して挟持することができる。従って、筆記具を持った手や、収納した胸ポケット等からの脱落の危険性が、従来の筆記具に較べて少なくなるという利点がある。
本実施形態では、第1基部14及び第1基部15を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。また、本実施形態では、2つの基部を有していたが、3つ以上であってもよく、その場合には、それら基部間は少なくとも1つの梁部によってそれぞれ連結されている。
また、例えば、通常、使用者が良く行う動作であるが、掌、中指、薬指、及び小指で筆記具本体を把持し、人差し指と親指で筆記具用キャップを着脱する場合にも、滑りにくく、容易に着脱ができるという利点もある。さらに、例えば、振動や衝撃に弱いボールペン等において、筆記具がキャップ頂部から垂直に落下した場合等、筆記具本体への衝撃は弾性体からなる筆記具用キャップによって緩和され、且つ、クリップ部材12によって強度も確保される。それによって、筆記部からの液漏れ等の不具合が発生する危険性も軽減されるという利点もある。
さらに、筆記具用キャップの大部分が弾性体によって覆われていることから、弾性体に覆われている任意の部分で擦過することによって、筆記具によって描かれた筆跡を消去する消去部材として用いることができる。例えば、当該筆記具用キャップを、鉛筆による筆跡の消去に用いることができ、また、熱によって変色するインクを有する筆記具に用いた場合には、紙面を擦過することによって摩擦熱を生じさせ、紙面上に描かれた筆跡を変色させることができる。なお、キャップ表面の表面粗さは、Ra=0.009μm~0.014μmが望ましい。0.009μmより滑らかだと紙面上を滑り、0.014μm以上であると紙面を不用意に引っ掛けるおそれがある。また、JIS K6253 Dに規定されたデュロメータ硬度を35~90とすることで、キャップ全体の剛性を向上させつつ、紙面を傷めずに摩擦熱を容易に発生させることができる。
なお、弾性体に覆われている部分を消去部材として用いる場合、通常、消しゴム付き鉛筆等に見られるような、筆記具本体の筆記部とは反対側の端部への消去部材の嵌合を行っていないため、消去部材が外れる等の不具合も生じないという利点もある。
また、キャップ本体13の射出成形において、金型のキャビティ内への入口であるゲート部をキャップ本体13の頂部ではなく、側面、例えばキャップ本体を45°に傾斜しても筆記面又は紙面に当接しない位置に配置することによって、頂部表面を滑らかな外観にすることができる。また、頂部を消去部材として使用する際には、いわゆるゲート残り(又はゲート跡)によって紙面を傷つける等の問題なく、使用することが可能となる。
次に、さらに別の実施形態による筆記具用キャップについて説明する。図28は筆記具用キャップの斜視図であり、図29は、図28に示される筆記具用キャップの断面図であり、図30は、図28に示される筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図であり、図31は、図28に示される筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
21は筆記具用キャップ全体を示し、22はクリップ部材、23はキャップ本体を示す。以下の記載では、2番目の実施形態による筆記具用キャップ11と異なる点について主に説明し、言及していない構成や効果は2番目の実施形態と同様である。
キャップ本体23の側面には、美的効果のために、キャップ本体23の中心軸線に対して傾斜した環状の段差23gが設けられている。
クリップ部材22は、基部24及び基部24の外周面に一体的に形成された挟持部25からなる。なお、本実施形態では、基部24は環状に形成されており、以下、環状部24と称す。
環状部24は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具先端を受容するように構成されている。環状部24の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状で形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起24bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起24bの特徴及び効果は、2番目の実施形態の筆記具用キャップ11におけるガイド突起14bと同様であるため説明は省略する。
挟持部25は、キャップ本体23との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。
クリップ部材22を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部25の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体23は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴23cが形成されている。キャップ本体23内にクリップ部材22の環状部24が配置され、クリップ部材22の挟持部25が取付穴23cを介してキャップ本体23の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体23は、クリップ部材22の環状部24の前側の開口を閉鎖すると共に後側の開口から所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。取付穴23cは、2番目の実施形態における取付穴13cよりも大きく形成され、環状部24の一部が露出し、美的効果を奏している。
キャップ本体23を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
筆記具用キャップ21は、シールゴム26及びそれを保持するリブ23eを有してもよいが、シールゴム26及びリブ23eの特徴及び効果は、2番目の実施形態の筆記具用キャップ1におけるシールゴム16及びリブ13eと同様であるため説明は省略する。
本実施形態では、基部24を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。また、本実施形態における筆記具用キャップ21の筆記具本体との嵌合に関し、2番目の実施形態と同様の構造を採用することが可能である。しかしながら、図31に示されるような従来公知の嵌合構造を、クリップ部材22の環状部24よりも長手方向後端側のキャップ本体23の内壁又はクリップ部材22の環状部24の内壁に形成してもよい。
なお、当然のことながら、本実施形態における筆記具用キャップ21のクリップ部材22の環状部24についても、図24乃至図26に示されるような開口端部にフランジ部15aを有する構造であってもよい。
本発明について特定の実施形態に基づいて詳述しているが、当業者であれば本発明の請求の範囲及び思想から逸脱することなく、様々な変更、修正等が可能である。
キャップ本体3の側面には、筆記具の中心軸線に対して対称に配置され、クリップ部材2を介して筆記具用キャップ1内部と連通する2つの貫通孔3aが設けられている。キャップ本体3に貫通孔3aが設けられていることによって、筆記具用キャップ1の筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔3aを介して筆記具用キャップ1内の空気が自由に出入りできるようになる。そのため、筆記具用キャップ1内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップ1をスムーズに着脱することが可能となる。また、2つの貫通孔3aが軸対称に配置されることによって、2つの穴から空気の出入りが均等に行われ、軸対称に配置されていない場合に較べてよりスムーズな着脱が可能となる。なお、本実施形態では、貫通孔は2つであるが、1つ又は3つ以上であってもよく、外表面のどこに設けられていてもよい。
キャップ本体3の側面には、さらに、美的効果及び滑り止めのため、外周面に複数のディンプル3bが形成されている。ディンプルの代わりに、外周面周りに螺旋状に形成された溝による模様や、外周面に沿って環状に形成された溝による模様、又は、長手方向に延びる直線状に形成された溝を外周面に周りに複数配置した模様等であってもよい。
図2は、筆記具用キャップ1の正面図であり、図3はその平面図、図4はその底面図、図5はその右側面図、図6はその左側面図であり、図7は、筆記具用キャップ1の断面図であり、図8は、筆記具用キャップ1のクリップ部材の斜視図である。
なお、本明細書では、筆記具用キャップの閉鎖端側を先端又は前側とし、筆記具用キャップの開口端側を後端又は後側とする。
図2乃至図8を参照しながらクリップ部材2について説明する。クリップ部材2は、基部4及び基部4の外側面に一体的に形成された挟持部5からなる。なお、本実施形態では、基部4は環状に形成されており、以下、環状部4と称す。
環状部4は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具先端を受容するように構成されている。環状部4の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状で形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。また、キャップ本体3の貫通孔3aに対応する部分には、筆記具用キャップ1の外部と内部とが連通するように、貫通孔3aと同様の形状をした切り欠き部4aが形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起4bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起4bについては後述する。
挟持部5は、キャップ本体3との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。挟持部5の後端には玉部5aが一体的に形成される。
クリップ部材2を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部5の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体3は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴3cが形成されている。キャップ本体3内にクリップ部材2の環状部4が配置され、クリップ部材2の挟持部5が取付穴3cを介してキャップ本体3の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体3は、クリップ部材2の環状部4の前側の開口を閉鎖すると共に後側の開口から所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。
クリップ部材2の玉部5aに対向するキャップ本体3の外周面には、玉部5aに対応する形状をした凹部3dを形成してもよい。玉部5a及び凹部3dが対応する形状を有することによって、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されて、よりしっかりと挟持され、外れにくくなる。
キャップ本体3を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
図9は、シールゴム6を装着した筆記具用キャップ1の右側面図であり、図10は、シールゴム6を配置した筆記具用キャップ1の断面図である。シールゴム6は、筆記具用キャップ1が用いられる筆記具が揮発性の高いインクを使用したボールペン等の場合に、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するためにキャップ本体3内に配置される。図9及び図10は、シールゴム6を付加した点以外、図5及び図7に示される図とそれぞれ同様である。
本実施形態におけるシールゴム6は任意の弾性材料からなる弾性体からなり、図10に示されるように、両面に同軸に円形の凹部を有する略円板状であり、H型の縦断面形状を有している。なお、シールゴム6は、球状等その他形状であってもよい。
図7及び図10を参照すると、キャップ本体3の先端内壁には、長手方向に亘って中心軸線に向かって延びる複数のリブ3eが設けられ、シールゴム6を弾性変形させつつ挟持する構造となっている。リブ3eは、等間隔に配列され、3つ以上あることが好ましい。
キャップ本体3内にシールゴム6を配置した状態で筆記具用キャップ1に筆記具本体を挿入すると、筆記具先端の筆記部がシールゴム6と係合する。すなわち、筆記部がシールゴム6の中央部分を押圧すると、シールゴム6は弾性変形し、筆記部がシールゴム6内に埋没する。その結果、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。
さらに、製造工程においてシールゴム6をキャップ本体3内へ配置するとき、キャップ本体3が弾性体からなることから、シールゴム6の挿入時にキャップ本体3も弾性変形するため、シールゴム6の寸法公差が多少大きくても確実に配置することが可能となる。
図11は、開口端部に硬質リング8が設けられている筆記具用キャップ1の斜視図であり、図12は、開口端部に硬質リング8が設けられている筆記具用キャップ1の断面図である。図11及び図12は、筆記具用キャップ1の開口端部に硬質リング8が設けられている以外は、上述の実施形態と同様である。
ここで「硬質」とは、少なくともキャップ本体3を形成する材料よりは硬いことを意味し、硬質リング8を形成する材料として、ポリカーボネート、ガラス、金属等が挙げられる。また、クリップ部材2を形成する材料と同じ材料を用いてもよい。
硬質リング8は、略円筒状に形成された環状のリング部材であり、キャップ本体3の開口端部の外周面に嵌合される。すなわち、キャップ本体3の外周面には、開口端から所定長さに亘って硬質リング8を受容する環状の凹部3gが、硬質リング8を受容するように形成されている。硬質リング8の内径は、キャップ本体3の凹部3g部分の外径と略同じか又はそれよりも僅かばかり小さく形成される。硬質リング8の外径は、キャップ本体3の開口端部近傍と略同じ外径に形成され、従って、略同一の外周面を形成する。硬質リング8が嵌合した状態で、キャップ本体3の後端面及び硬質リング8の後端面は、略同一の後端面を形成する。
なお、上述の略円筒状の硬質リング8は、外周面や後端面がその他のキャップ本体3部分と同一面を形成するよう径方向の断面形状が長方形であったが、その他の断面形状、例えば円形や楕円形等であってもよい。
硬質リング8のキャップ本体3の凹部3gへの嵌合は、圧入によって行われる。キャップ本体3が十分な剛性を有さず、硬質リング8が外れる恐れがある場合には、両者を接着剤によって接着してもよい。また、硬質リング8は、後述するように、クリップ部材2と共に2色成形によってキャップ本体3に設けてもよい。
筆記具用キャップ1の開口端部に硬質リング8を設けることによって、開口端部の撓みが防止されることから、使用者が筆記具用キャップ1をしっかりと保持することが可能となる。また、キャップ本体3とは異なる素材を用いることによって、開口端部がその他のキャップ本体3部分とは異なる質感を有することから、装飾効果を得ることもできる。
次に、図13及び図14を参照しながら、筆記具用キャップ1を筆記具本体7へ装着した際の嵌合について説明する。図13は、筆記具用キャップ1を装着した筆記具全体の断面図であり、図14は、筆記具用キャップ1を装着した筆記具先端の部分拡大断面図である。
筆記具本体7は、筆記部7aと嵌合突起7bと係止面7cとを有している。図13及び図14に示される筆記部7aは、ボールペンの筆記部7aであり、シールゴム6が弾性変形している状態が示されている。嵌合突起7bは、筆記具本体7の外周面全周に亘って形成された突起であり、係止面7cは、筆記部7a側の嵌合突起7bの底部近傍から形成された、筆記具の中心軸線に対して略垂直な環状の平面である。一方、クリップ部材2の環状部4よりも後側のキャップ本体3の内壁には、筆記具本体7の嵌合突起7bと係合する係止突起3fが全周に亘って形成されている。
図面右方向から左方向に向かって筆記具用キャップ1内に筆記具本体7を挿入すると、まず、筆記具本体7の嵌合突起7bが、キャップ本体3の係止突起3fと当接し係止する。その状態からさらに筆記具本体7を押し込むと、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとが互いに押圧し合い、中心軸線に対して垂直方向の反力が双方に生じる。その結果、筆記具本体7の収縮方向及びキャップ本体3の拡大方向のいずれか一方又は両方の弾性変形が生じ、筆記具本体7の嵌合突起7bが、キャップ本体3の係止突起3fとの係止を離れて、キャップ本体3内奥へと通過することができる。筆記具本体7の嵌合突起7bがキャップ本体3の係止突起3fを通過した後に、筆記具本体7の係止面7cが、クリップ部材2の環状部4の後端面4cと当接して係止し、図13及び図14に示された状態のように、筆記具用キャップ1と筆記具本体7との嵌合が完了する。
嵌合が完了すると、筆記具本体7をキャップ本体3内に押し込む方向については、筆記具本体7の係止面7cと環状部4の後端面4cとの係止によって規制され、筆記具本体7をキャップ本体3から外す方向については、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとの間の、上述の押し込む方向とは逆方向の係止によって規制される。
筆記具用キャップ1を筆記具本体7から外す際には、上述の筆記具用キャップ1の筆記具本体への装着とは反対に、筆記具本体7を引っ張ることによって、中心軸線に対して垂直方向の反力を双方に生じさせる。それによって生じる弾性変形によって、筆記具本体7の嵌合突起7bとキャップ本体3の係止突起3fとの係止が外れ、筆記具用キャップ1を筆記具本体7から外すことができる。
嵌合時、筆記具本体7の係止面7cと環状部4の後端面4cとが当接又は近接していることによって、物品を挟持するために挟持部5を持ち上げる際に筆記具用キャップ1自体に加わる力は、環状部4と、係止面7c及び後端面4c間の当接面とによって吸収される。従って、キャップ本体3が、大きく変形したり、筆記具本体7に対して大きく移動したりするようなことはなく、筆記具先端の筆記部7aとシールゴム6との係合も外れることなく維持される。
筆記具本体7の嵌合突起7b及びキャップ本体3の係止突起3fは、それぞれ筆記具本体7の外周面の全周及びキャップ本体3の内壁の全周に亘って形成されているが、それぞれ少なくとも一部に形成されるように構成してもよい。
キャップ本体3に対する環状部4の後端面4cの位置と、キャップ本体3の係止突起3fの形状及び位置と、筆記具本体7の嵌合突起7bの形状とを調整することにより、ゆるみ(遊び)の少ない、よりしっかりとした嵌合を実現することが可能となる。係止突起3fの位置は、後端面4cに近い位置の方が望ましい。さらに、ゆるみが少ないため、筆記部7aがシールゴム6と確実に係合し、筆記部7aのシール不良によるインクの揮発を防止することができる。さらに、上述の嵌合及び筆記部7aとシールゴム6との係合を阻害しないように、キャップ本体3の後端面と該後端面と係合する筆記具本体7の部分とが間隙を有して構成されている(図13のA部参照)。
クリップ部材2の環状部4の長手方向の長さは、様々に設定することができるが、短くすればするほど、キャップ本体3が弾性体であることから、挟持部5の安定性が悪くなる。従って、環状部4の長手方向の長さは、挟持部5の安定性が許容範囲内となるように決定される。また、環状部4の後端面4cが、キャップ本体3の後端面を越えないように決定されることが好ましい。
筆記具用キャップ1に筆記具本体7を挿入する際には、筆記具用キャップ1の中心軸線と筆記具本体7の中心軸線とが一致するように、真っ直ぐに挿入されることが望ましい。しかしながら、時として、筆記具用キャップ1に筆記具本体7が真っ直ぐ挿入されず、2つの中心軸線が斜めになった状態で挿入される。このため、両者をうまく嵌合させることができない場合がある。
そこで、上述のように、クリップ部材2の環状部4にガイド突起4bを設け、筆記具用キャップ1に筆記具本体7が斜めに挿入された場合であっても、最終的に嵌合が完了するときには両者の中心軸線は一致した状態に案内されるように構成される。すなわち、クリップ部材2の環状部4にガイド突起4bが設けられていることによって、ガイド突起4b頂点部分を通るクリップ部材2の環状部4の実質的な内径が、ガイド突起4bを有さない通常のキャップの内径と比較して小さくなる。そのため、環状部4と筆記具本体7との間のゆるみ(遊び)が少なくなり、筆記具本体7の挿入時に両中心軸線が形成し得る角度がより小さくなる。従って、筆記具本体7が斜めに挿入された場合において、環状部4のガイド突起4bと当接した筆記具本体7の外周との間の摩擦抵抗がより小さくなり、嵌合がスムーズに行われる。
また、ガイド突起4bを有することによって、筆記具本体7の外周との接触面積もより小さくなり、そのため摩擦抵抗もより小さくなる。なお、ガイド突起4bはその他の形状を有してもよく、その形状及び長手方向の長さは、ガイド突起4bと筆記具本体7の前方部は接触しない又は嵌合しない形状にすることで、筆記具本体7が斜めに挿入された場合であっても嵌合不良を起こさないように最適化される。
ガイド突起4bは、筆記具用キャップ1に対する筆記具本体7のセンタリングにも役立つ。すなわち、ガイド突起4bを有することによって、上述のように環状部4と筆記具本体7との間のゆるみが少なくなり、正確にセンタリングをすることができる。また、筆記具本体7のセンタリングは主にクリップ部材2の環状部4に設けられたガイド突起4bによって行われることから、筆記具用キャップ1の全長によらずセンタリングを行うことが可能となる。
さらに、このガイド突起4bは、例えば筆記時に、筆記具用キャップ1を筆記具本体7の後端部7dに取り付けた場合に安定した嵌合を提供する。すなわち、上述の筆記具本体7の筆記部7a側への筆記具用キャップ1の嵌合は、スナップ式の嵌合であるのに対して、筆記具本体7の後端部7dへの筆記具用キャップ1の嵌合は、圧入によって行われる。従って、ガイド突起4b頂点部分を通るクリップ部材2の環状部4の内径と、筆記具本体7の後端部7dの外径との関係に加え、図13における圧入距離Lの長さを最適に設計することによって、所望の嵌合力を得ることが可能となる。嵌合力を設定する1つの指針として、筆記具用キャップ1を筆記具本体7の後端部7dに嵌合した状態で、後述するように、キャップ本体3の頂部等を筆跡の消去部材として使用し、紙面等を擦過した場合に、安定しているか否かということが挙げられる。
筆記具用キャップ1は、例えば、2色成形によって作製することができる。2色成形を用いた場合には、まず、クリップ部材2を1次成形し、その後、キャップ本体3を2次成形することによって、筆記具用キャップが形成される。
2色成形は、通常、1次成形用及び2次成形用の金型とコアピンを用い、コアピン先端周りに筆記具用キャップを成形するが、射出成形時に、コアピンが一端でしか保持されていない場合は、コアピンの曲がり等が生じ、正確な寸法形状に成形できない場合がある。すなわち、射出成形時にコアピンの先端部は、通常、固定されておらず、他端によってのみ保持されている。
そこで、射出成形時に、金型からキャビティ内へ突出する固定ピンがコアピン先端に当接し支持することによって、コアピンの先端部を固定し、射出成形時のコアピンの曲がりを防止している。なお、射出成形中もコアピン先端には固定ピンが当接しているため、成形品は固定ピンの形状で空隙を有する。これを利用し、固定ピンの横断面形状を選択することによって、1次成形ではクリップ部材2の切り欠き部4aを、2次成形ではキャップ本体3の貫通孔3aを、成形することができる。なお、固定ピンはコアピン側に設けられてもよい。
筆記具用キャップ1の表面の大部分を占めるキャップ本体3が、弾性材料からなることから、筆記具用キャップ1及びそれを装着した筆記具は滑りにくい。また、クリップ部材2が環状部4を有することによって、挟持動作時に特に負荷がかかる部分が補強されるため、強度を確保することができ、物品を安定して挟持することができる。従って、筆記具を持った手や、収納した胸ポケット等からの脱落の危険性が、従来の筆記具に較べて少なくなるという利点がある。なお、本実施形態では、基部4を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。
また、例えば、通常、使用者が良く行う動作であるが、掌、中指、薬指、及び小指で筆記具本体を把持し、人差し指と親指で筆記具用キャップを着脱する場合にも、滑りにくく、容易に着脱ができるという利点もある。さらに、例えば、振動や衝撃に弱いボールペン等において、筆記具がキャップ頂部から垂直に落下した場合等、筆記具本体への衝撃は弾性体からなる筆記具用キャップによって緩和され、且つ、クリップ部材2によって強度も確保される。それによって、筆記部からの液漏れ等の不具合が発生する危険性も軽減されるという利点もある。
さらに、筆記具用キャップの大部分が弾性体によって覆われていることから、弾性体に覆われている任意の部分で擦過することによって、筆記具によって描かれた筆跡を消去する消去部材として用いることができる。例えば、当該筆記具用キャップを、鉛筆による筆跡の消去に用いることができ、また、熱によって変色するインクを有する筆記具に用いた場合には、紙面を擦過することによって摩擦熱を生じさせ、紙面上に描かれた筆跡を変色させることができる。なお、キャップ表面の表面粗さは、Ra=0.009μm~0.014μmが望ましい。0.009μmより滑らかだと紙面上を滑り、0.014μm以上であると紙面を不用意に引っ掛けるおそれがある。また、JIS K6253 Dに規定されたデュロメータ硬度を35~90とすることで、キャップ全体の剛性を向上させつつ、紙面を傷めずに摩擦熱を容易に発生させることができる。
なお、弾性体に覆われている部分を消去部材として用いる場合、通常、消しゴム付き鉛筆等に見られるような、筆記具本体の筆記部とは反対側の端部への消去部材の嵌合を行っていないため、消去部材が外れる等の不具合も生じないという利点もある。
また、キャップ本体3の射出成形において、金型のキャビティ内への入口であるゲート部をキャップ本体3の頂部ではなく、側面、例えばキャップ本体を45°に傾斜しても筆記面又は紙面に当接しない位置に配置することによって、頂部表面を滑らかな外観にすることができる。また、頂部を消去部材として使用する際には、いわゆるゲート残り(又はゲート跡)によって紙面を傷つける等の問題なく、使用することが可能となる。
図15は別の実施形態による筆記具用キャップの斜視図である。11は筆記具用キャップ全体を示し、12はクリップ部材、13はキャップ本体を示す。
キャップ本体13の側面には、筆記具の中心軸線に対して対称に配置され、クリップ部材12を介して筆記具用キャップ11内部と連通する2つの貫通孔13aが設けられている。キャップ本体13に貫通孔13aが設けられていることによって、筆記具用キャップ11の筆記具本体に対する着脱時に、貫通孔13aを介して筆記具用キャップ11内の空気が自由に出入りできるようになる。そのため、筆記具用キャップ11内圧の上昇又は低下がなく、筆記具用キャップ11をスムーズに着脱することが可能となる。また、2つの貫通孔13aが軸対称に配置されることによって、2つの穴から空気の出入りが均等に行われ、軸対称に配置されていない場合に較べてよりスムーズな着脱が可能となる。なお、本実施形態では、貫通孔は2つであるが、1つ又は3つ以上であってもよく、外表面のどこに設けられていてもよい。
キャップ本体13の側面には、さらに、美的効果及び滑り止めのため、外周面に複数のディンプル13bが形成されている。ディンプルの代わりに、外周面周りに螺旋状に形成された溝による模様や、外周面に沿って環状に形成された溝による模様、又は、長手方向に延びる直線状に形成された溝を外周面に周りに複数配置した模様等であってもよい。
図16は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の正面図であり、図17はその平面図、図18はその底面図、図19はその右側面図、図20は、シールゴム18を装着した筆記具用キャップ11の右側面図であり、図21は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の左側面図であり、図22は、別の実施形態による筆記具用キャップ11の断面図であり、図23は、別の実施形態による筆記具用キャップ11のクリップ部材の斜視図である。
図16乃至図23を参照しながらクリップ部材12について説明する。クリップ部材12は、第1基部14、第2基部15、第1基部14及び第2基部15間を連結する複数の梁部16、及び第1基部14の外周面に一体的に形成された挟持部17からなる。なお、本実施形態では、第1基部14及び第2基部15は環状に形成されており、以下、第1環状部14及び第2環状部15と称す。
第1環状部14は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具本体を受容するように構成されている。第1環状部14の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状に形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。また、キャップ本体13の貫通孔に対応する部分には、筆記具用キャップ11の外部と内部とが連通するように、貫通孔と同様の形状をした切り欠き部(図示せず)が形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起14bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起14bについては後述する。
第2環状部15は、第1環状部14の後端部側の円筒形状と略同等の内径及び外径を有する略円筒形状に形成され、第1環状部14及び第2環状部15間を連結する複数の梁部16と共に、第1環状部14より後端側のキャップ本体13を補強している。
梁部16は、少なくとも1つ設けられ、本実施形態においては矩形であるが、楕円形等その他の形状であってもよい。梁部16を設けることによって、対応するキャップ本体13部分を補強することができ、且つ、各梁部16間のクリップ部材12の材料の節約及びクリップ部材12の軽量化が図れる。
挟持部17は、キャップ本体13との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。挟持部17の後端には玉部17aが一体的に形成される。
クリップ部材12を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部17の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体13は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴13cが形成されている。キャップ本体13内にクリップ部材12の第1環状部14及び第2環状部15と梁部16が配置され、クリップ部材12の挟持部17が取付穴13cを介してキャップ本体13の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体13は、クリップ部材12の第1環状部14の前側の開口を閉鎖すると共に第2環状部15を越えて長手方向後端側に所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。
クリップ部材12の玉部17aに対向するキャップ本体13の外周面には、玉部17aに対応する形状をした凹部13dを形成してもよい。玉部17a及び凹部13dが対応する形状を有することによって、書類や衣類等の挟持される物品も同様の形状に変形されて、よりしっかりと挟持され、外れにくくなる。さらに、第2環状部15の後端が、凹部13dを越えて長手方向後端側に延びるようにクリップ部材12を形成することによっても、よりしっかりと挟持されるようになる。
キャップ本体13を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
本実施形態の筆記具用キャップ11は、揮発性の高いインクを使用したボールペン等であることから、筆記具先端の筆記部からのインクの揮発を防止するために、シールゴム18がキャップ本体13内に配置されている。
本実施形態におけるシールゴム18は任意の弾性材料からなる弾性体からなり、図22に示されるように、両面に同軸に円形の凹部を有する略円板状であり、H型の縦断面形状を有している。なお、シールゴム18は、球状等その他形状であってもよい。
図22を参照すると、キャップ本体13の先端内壁には、長手方向に亘って中心軸線に向かって延びる複数のリブ13eが設けられ、シールゴム18を弾性変形させつつ挟持する構造となっている。リブ13eは、等間隔に配列され、3つ以上あることが好ましい。
キャップ本体13内にシールゴム18を配置した状態で筆記具用キャップ11に筆記具本体を挿入すると、筆記具先端の筆記部がシールゴム18と係合する。すなわち、筆記部がシールゴム18の中央部分を押圧すると、シールゴム18は弾性変形し、筆記部がシールゴム18内に埋没する。その結果、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。
さらに、製造工程においてシールゴム18をキャップ本体13内へ配置するとき、キャップ本体13が弾性体からなることから、シールゴム18の挿入時にキャップ本体13も弾性変形するため、シールゴム18の寸法公差が多少大きくても確実に配置することが可能となる。
なお、インクの揮発防止が必要のない筆記具の場合、筆記具用キャップはシールゴム18及びリブ13eを有していなくてもよい。
図24は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップ11の斜視図であり、図25は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップ11の断面図であり、図26は、第2環状部15を延伸させた筆記具用キャップのクリップ部材12の斜視図である。図24乃至図26は、筆記具用キャップ11の第2環状部15を延伸させた点以外は、上述の実施形態と同様である。
図24乃至図26に示された筆記具用キャップ11では、クリップ部材12の第2環状部15を長手方向後端側に延伸させ且つその後端部には径方向外側に突出する凸部であるフランジ部15aが形成されている。フランジ部15aの分だけキャップ本体13の全長を短く形成することによって、筆記具用キャップ11の全長は上述の実施形態と変わらない。フランジ部15aの外周面は、キャップ本体13のフランジ部15a近傍の外周面と同一面を形成するように形成される。
なお、上述のフランジ部15aは、外周面がその他のキャップ本体13部分と同一面を形成するよう径方向の断面形状が長方形であったが、その他の断面形状、例えば円弧を有する形状や多角形の一部を有するような形状であってもよい。
筆記具用キャップ11の第2環状部15をキャップ本体13よりも長手方向後端側に延伸させることによって、筆記具用キャップ11の開口端部が補強され、開口端部の撓みが防止されることから、使用者が筆記具用キャップ11をしっかりと保持することが可能となる。また、キャップ本体13とは異なる素材を用いることによって、開口端部がその他のキャップ本体13部分とは異なる質感を有することから、装飾効果を得ることもできる。
図27は、筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。筆記具用キャップ11に筆記具本体19を挿入する際には、筆記具用キャップ11の中心軸線と筆記具本体19の中心軸線とが一致するように、真っ直ぐに挿入されることが望ましい。しかしながら、時として、筆記具用キャップ11に筆記具本体19が真っ直ぐ挿入されず、2つの中心軸線が斜めになった状態で挿入される。このため、両者をうまく嵌合させることができない場合がある。
そこで、上述のように、クリップ部材12の第1環状部14にガイド突起14bを設け、筆記具用キャップ11に筆記具本体19が斜めに挿入された場合であっても、最終的に嵌合が完了するときには両者の中心軸線は一致した状態に案内されるように構成される。すなわち、クリップ部材12の第1環状部14にガイド突起14bが設けられていることによって、ガイド突起14b頂点部分を通るクリップ部材12の第1環状部14の実質的な内径が、ガイド突起14bを有さない通常のキャップの内径と比較して小さくなる。そのため、第1環状部14と筆記具本体19との間のゆるみ(遊び)が少なくなり、筆記具本体19の挿入時に両中心軸線が形成し得る角度がより小さくなる。従って、筆記具本体19が斜めに挿入された場合において、第1環状部14のガイド突起14bと当接した筆記具本体19の外周との間の摩擦抵抗がより小さくなり、嵌合がスムーズに行われる。
また、ガイド突起14bを有することによって、筆記具本体19の外周との接触面積もより小さくなり、そのため摩擦抵抗もより小さくなる。なお、ガイド突起14bはその他の形状を有してもよく、その形状及び長手方向の長さは実験によって、筆記具本体19が斜めに挿入された場合であっても嵌合不良を起こさないように最適化される。
なお、本実施形態における筆記具用キャップ11の筆記具本体19との嵌合に関し、従来公知の嵌合構造を、クリップ部材12の第2環状部15よりも長手方向後端側のキャップ本体13の内壁又はクリップ部材12の第2環状部15の内壁に形成してもよい。
ガイド突起14bは、筆記具用キャップ11に対する筆記具本体19のセンタリングにも役立つ。すなわち、ガイド突起14bを有することによって、上述のように第1環状部14と筆記具本体19との間のゆるみが少なくなり、正確にセンタリングをすることができる。また、筆記具本体19のセンタリングは主にクリップ部材12の第1環状部14に設けられたガイド突起14bによって行われることから、筆記具用キャップ11の全長によらずセンタリングを行うことが可能となる。
さらに、このガイド突起14bは、例えば筆記時に、筆記具用キャップ11を筆記具本体19の後端部19dに取り付けた場合に、安定した圧入による嵌合を提供する。従って、ガイド突起14b頂点部分を通るクリップ部材12の第1環状部14の内径と、筆記具本体19の後端部19dの外径との関係に加え、図27における圧入距離Lの長さを最適に設計することによって、所望の嵌合力を得ることが可能となる。嵌合力を設定する1つの指針として、筆記具用キャップ11を筆記具本体19の後端部19dに嵌合した状態で、後述するように、キャップ本体13の頂部等を筆跡の消去部材として使用し、紙面等を擦過した場合に、安定しているか否かということが挙げられる。
筆記具用キャップ11は、例えば、2色成形によって作製することができる。2色成形を用いた場合には、まず、クリップ部材12を1次成形し、その後、キャップ本体13を2次成形することによって、筆記具用キャップが形成される。
2色成形は、通常、1次成形用及び2次成形用の金型とコアピンを用い、コアピン先端周りに筆記具用キャップを成形するが、射出成形時に、コアピンが一端でしか保持されていない場合は、コアピンの曲がり等が生じ、正確な寸法形状に成形できない場合がある。すなわち、射出成形時にコアピンの先端部は、通常、固定されておらず、他端によってのみ保持されている。
そこで、射出成形時に、金型からキャビティ内へ突出する固定ピンがコアピン先端に当接し支持することによって、コアピンの先端部を固定し、射出成形時のコアピンの曲がりを防止している。なお、射出成形中もコアピン先端には固定ピンが当接しているため、成形品は固定ピンの形状で空隙を有する。これを利用し、固定ピンの横断面形状を選択することによって、1次成形ではクリップ部材12の切り欠き部14aを、2次成形ではキャップ本体13の貫通孔13aを、成形することができる。なお、固定ピンはコアピン側に設けられてもよい。
筆記具用キャップ11の表面の大部分を占めるキャップ本体13が、弾性材料からなることから、筆記具用キャップ11及びそれを装着した筆記具は滑りにくい。また、クリップ部材12が第1環状部14、第2環状部15、及び梁部16を有することによって、挟持動作時に特に負荷がかかる部分が補強されるため、強度を確保することができ、物品を安定して挟持することができる。従って、筆記具を持った手や、収納した胸ポケット等からの脱落の危険性が、従来の筆記具に較べて少なくなるという利点がある。
本実施形態では、第1基部14及び第1基部15を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。また、本実施形態では、2つの基部を有していたが、3つ以上であってもよく、その場合には、それら基部間は少なくとも1つの梁部によってそれぞれ連結されている。
また、例えば、通常、使用者が良く行う動作であるが、掌、中指、薬指、及び小指で筆記具本体を把持し、人差し指と親指で筆記具用キャップを着脱する場合にも、滑りにくく、容易に着脱ができるという利点もある。さらに、例えば、振動や衝撃に弱いボールペン等において、筆記具がキャップ頂部から垂直に落下した場合等、筆記具本体への衝撃は弾性体からなる筆記具用キャップによって緩和され、且つ、クリップ部材12によって強度も確保される。それによって、筆記部からの液漏れ等の不具合が発生する危険性も軽減されるという利点もある。
さらに、筆記具用キャップの大部分が弾性体によって覆われていることから、弾性体に覆われている任意の部分で擦過することによって、筆記具によって描かれた筆跡を消去する消去部材として用いることができる。例えば、当該筆記具用キャップを、鉛筆による筆跡の消去に用いることができ、また、熱によって変色するインクを有する筆記具に用いた場合には、紙面を擦過することによって摩擦熱を生じさせ、紙面上に描かれた筆跡を変色させることができる。なお、キャップ表面の表面粗さは、Ra=0.009μm~0.014μmが望ましい。0.009μmより滑らかだと紙面上を滑り、0.014μm以上であると紙面を不用意に引っ掛けるおそれがある。また、JIS K6253 Dに規定されたデュロメータ硬度を35~90とすることで、キャップ全体の剛性を向上させつつ、紙面を傷めずに摩擦熱を容易に発生させることができる。
なお、弾性体に覆われている部分を消去部材として用いる場合、通常、消しゴム付き鉛筆等に見られるような、筆記具本体の筆記部とは反対側の端部への消去部材の嵌合を行っていないため、消去部材が外れる等の不具合も生じないという利点もある。
また、キャップ本体13の射出成形において、金型のキャビティ内への入口であるゲート部をキャップ本体13の頂部ではなく、側面、例えばキャップ本体を45°に傾斜しても筆記面又は紙面に当接しない位置に配置することによって、頂部表面を滑らかな外観にすることができる。また、頂部を消去部材として使用する際には、いわゆるゲート残り(又はゲート跡)によって紙面を傷つける等の問題なく、使用することが可能となる。
次に、さらに別の実施形態による筆記具用キャップについて説明する。図28は筆記具用キャップの斜視図であり、図29は、図28に示される筆記具用キャップの断面図であり、図30は、図28に示される筆記具用キャップのクリップ部材の斜視図であり、図31は、図28に示される筆記具用キャップを装着した筆記具全体の断面図である。
21は筆記具用キャップ全体を示し、22はクリップ部材、23はキャップ本体を示す。以下の記載では、2番目の実施形態による筆記具用キャップ11と異なる点について主に説明し、言及していない構成や効果は2番目の実施形態と同様である。
キャップ本体23の側面には、美的効果のために、キャップ本体23の中心軸線に対して傾斜した環状の段差23gが設けられている。
クリップ部材22は、基部24及び基部24の外周面に一体的に形成された挟持部25からなる。なお、本実施形態では、基部24は環状に形成されており、以下、環状部24と称す。
環状部24は、後側の口径が前側の口径よりも大きく、その外観は略テーパー形状となっており、筆記具先端を受容するように構成されている。環状部24の内壁は、前端部及び後端部から内方に所定長さだけ略円筒形状で形成され、これら円筒形状で形成された領域間はテーパー状に形成されている。さらに、後側の円筒形状の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出したガイド突起24bが等間隔に複数設けられている。ガイド突起24bの特徴及び効果は、2番目の実施形態の筆記具用キャップ11におけるガイド突起14bと同様であるため説明は省略する。
挟持部25は、キャップ本体23との間に書類や衣類等の物品を、挟持することができるような弾性を有するように構成されている。
クリップ部材22を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、挟持部25の屈曲時等における破断防止のため、弾性材料、特に以下に示すキャップ本体と同じ弾性材料を用いて形成してもよい。
キャップ本体23は、筆記具のペン先を保護するように、一端が閉鎖された弾性体からなる筒状の部材であり、その側面に取付穴23cが形成されている。キャップ本体23内にクリップ部材22の環状部24が配置され、クリップ部材22の挟持部25が取付穴23cを介してキャップ本体23の外に延びるように設けられている。すなわち、キャップ本体23は、クリップ部材22の環状部24の前側の開口を閉鎖すると共に後側の開口から所定長さだけ円筒状に延び、筆記具本体が挿入される開口を形成している。取付穴23cは、2番目の実施形態における取付穴13cよりも大きく形成され、環状部24の一部が露出し、美的効果を奏している。
キャップ本体23を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといった弾性材料、2種以上の弾性材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物が挙げられる。
筆記具用キャップ21は、シールゴム26及びそれを保持するリブ23eを有してもよいが、シールゴム26及びリブ23eの特徴及び効果は、2番目の実施形態の筆記具用キャップ1におけるシールゴム16及びリブ13eと同様であるため説明は省略する。
本実施形態では、基部24を環状に形成したが、キャップ本体を補強することができる任意の形状、例えば、C字型の横断面を有する形状であってもよい。また、本実施形態における筆記具用キャップ21の筆記具本体との嵌合に関し、2番目の実施形態と同様の構造を採用することが可能である。しかしながら、図31に示されるような従来公知の嵌合構造を、クリップ部材22の環状部24よりも長手方向後端側のキャップ本体23の内壁又はクリップ部材22の環状部24の内壁に形成してもよい。
なお、当然のことながら、本実施形態における筆記具用キャップ21のクリップ部材22の環状部24についても、図24乃至図26に示されるような開口端部にフランジ部15aを有する構造であってもよい。
本発明について特定の実施形態に基づいて詳述しているが、当業者であれば本発明の請求の範囲及び思想から逸脱することなく、様々な変更、修正等が可能である。
Claims (11)
- ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を備えたクリップ部材とを具備し、前記基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップ。
- 前記基部が環状に形成されている請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 前記基部よりも長手方向開口端側の前記キャップ本体内壁に、筆記具本体に設けられた嵌合突起との嵌合を形成する係止突起が設けられた請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 前記基部が、前記嵌合時に、筆記具本体に設けられた係止面と当接する後端面をさらに具備した請求項3に記載の筆記具用キャップ。
- 当該筆記具用キャップの外表面に、その内部と連通する少なくとも1つの貫通孔を形成した請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 前記キャップ本体先端部分の内壁によって保持され、当該筆記具用キャップを筆記具本体に装着すると、筆記具先端の筆記部と係合して筆記部をシールするシール部材をさらに具備した請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 前記挟持部の後端には玉部が形成され、前記キャップ本体の外周面には前記玉部に対応する形状の凹部が形成され、前記玉部及び前記凹部が対向して配置された請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 前記キャップ本体が、その先端の頂部近傍に対応する場所以外にゲート部を有する型を用いて射出成形される請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体と、第1基部及び第2基部と前記第1基部及び前記第2基部間を連結する少なくとも1つの梁部と前記第1基部外側面に設けられた挟持部とを備えたクリップ部材とを具備し、前記第1基部及び前記第2基部が筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記クリップ部材を前記キャップ本体に対して設けた筆記具用キャップ。
- 請求項1から9のいずれか1つに記載のキャップを装着した筆記具。
- ペン先を保護するための筒状のキャップ本体であって側面に取付穴が形成された弾性体からなるキャップ本体に組み合わされて筆記具用キャップを構成するのに適した筆記具用クリップであって、基部及び該基部外側面に設けられた挟持部を具備し、前記基部が前記キャップ本体内に収容されて筆記具先端を受容し且つ前記挟持部が前記取付穴を介して前記キャップ本体外に延びるように前記キャップ本体に設けられる筆記具用クリップ。
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