WO2008018509A1

WO2008018509A1 - Staple strip and staple cartridge

Info

Publication number: WO2008018509A1
Application number: PCT/JP2007/065544
Authority: WO
Inventors: Akira Aoki
Original assignee: Max Co Ltd
Current assignee: Max Co Ltd
Priority date: 2006-08-11
Filing date: 2007-08-08
Publication date: 2008-02-14
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Description

明細書

連結ステープル及びステープルカートリッジ

技術分野

[0001] この発明は、略真直状のステーブルが平行に複数並設されて相互に連結された連結ステープル及びこの連結ステープルを収納してステープラに対して着脱自在設けられたステープルカートリッジに関する。詳しくは、搬送手段の係合部が係合する被係合部をステープル毎に備えることにより、連結ステープルがステープラの内部で精度良く搬送されることを可能としたものである。

背景技術

[0002] 従来より、金属製のステーブル (針）により綴じ用紙を綴じるステープラが使用されている。このようなステープラを用いて金属製のステーブルにより用紙を綴じた場合は、用紙をシュレッダーにかける際、又はリサイクルのために用紙とステーブルを分別すること力 S求められる場合がある。また、安全性の問題から、食料品を扱う作業所で用いられる書類は、金属製のステーブルで綴じることは好ましくなレ、。

[0003] また、上記とは別に、紙などの柔らかな素材により形成されたステーブルが提案されている（例えば、特開平 11 347966号公報参照）。特開平 11 347966号公報に開示されるステープルは、紙などの柔らかな素材により形成されたものであり、予め両端力 a方向に折り曲げられた形状に成型されて連結されたものである。特開平 11 — 347966号公報に開示されるステーブルは、カッターにより綴じ用紙に設けられた切り込み孔を貫通した後、綴じ用紙に沿って両脚部が折り曲げられて互いに貼りあわされることにより、緩じ用紙を緩じるものである。

発明の開示

[0004] しかし、上述した特開平 11— 347966号公報に開示されるステープルは、次のような問題がある。特開平 11— 347966号公報に開示されるステーブルは、紙などの柔らかな素材により形成されているため変形しやすい。また、特開平 11 347966号公報に開示されるステーブルは、連結された連結ステーブルの後端部を圧縮パネ等で押圧されることにより、ステープラの内部で所定の方向に搬送されるものである。このため、特開平 11— 347966号公報に開示されるステープルは、ステープラの内部で変形してしまい、所定の位置に精度良く搬送することができない問題がある。

[0005] 本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、ステープラの内部で精度良く搬送されることを可能にすると共に、ステーブルの切断及び綴じ用紙に対する貫通を精度良く行うことを可能にし、かつ、荷姿を小さくすることができ、また、両脚部を互いに貼り合わせるための接着部の接着性の低下を防ぐことを可能にする、紙製のステープルが連結された連結ステープル、及びこの連結ステープルをステープラに対して着脱自在に収納するステープルカートリッジを提供することを目的とする。

[0006] 上述した課題を解決するため、本発明に係る連結ステーブルは、略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステーブルが、該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結された連結ステーブルであって、ステーブルにより綴じ用紙を綴じるステープラの搬送手段の係合部が係合して、当該連結ステープルをステープラの内部で各ステープルの連結方向に搬送する被係合部を、ステーブル毎に備えることを特徴とするものである。

[0007] 本発明に係る連結ステーブルは、ステープラの搬送手段により、ステープラの内部でステーブルの連結方向に搬送される。この時、搬送手段の係合部は、ステーブル毎に備えられた所定の被係合部に係合する。

[0008] 上述した課題を解決するため、本発明に係る連結ステーブルは、略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステーブルが、該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて、連結部で相互に連結された連結ステーブルであって、各ステーブルは、両端部が先端に行くに従って細くなる形状を備えることを特徴とするものである。

[0009] 本発明に係る連結ステープルは、ステープラにより、先頭部に位置するステープルが切断される。切断されたステーブルは、ステープラにより、長手方向の両端部の脚部が所定の長さで第 1の方向に折り曲げられる。 [0010] 第 1の方向に折り曲げられたステーブルの両脚部は、ステープラにより綴じ用紙に貫通させられる。貫通させられた両脚部は綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて、互いに貼り合わされる。

[0011] ここで、例えば、各連結ステーブルが前記両端部の近傍に設けられた前記各連結部で互いに連結され、各連結部が該連結ステープルの長手方向に沿って中心側から外方側に向けて切断される場合、連結ステーブルの先頭部に位置するステーブルと、先頭部に位置するステープルと隣り合うステープルとに、両ステ一プルの長手方向の中心側から外方側へ向かう張力が両ステ一プルの両脚部へ同時に反対方向への張力として作用した状態で、連結ステープルの先頭部に位置するステープルが切断される。

[0012] 上述した課題を解決するため、本発明に係る連結ステーブルは、略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステーブルが、該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結された連結ステープルであって、各ステープルの裏面の、長手方向の一方の端部の近傍に設けられた、両脚部を互いに貼り合わせる両脚部接着部と、両脚部接着部に、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙とを備えることを特徴とするものである。

[0013] また、本発明に係る連結ステープルは、各ステープルの裏面の他方の端部の近傍に設けられた、脚部と綴じ用紙とを互いに貼り合わせる綴じ用紙接着部と、綴じ用紙接着部に、剥離可能に取り付けられた第 2剥離紙とを備えることを特徴とするものである。好ましくは、第 1剥離紙と第 2剥離紙とを一体で設けると良い。

[0014] 本発明に係る連結ステーブルは、各ステーブルの裏面の両脚部接着部に剥離紙が取り付けられており、各両脚部接着部が保護された状態となる。

[0015] また、本発明に係る連結ステーブルでは、ステープラにより、次のように綴じ用紙が綴じられる。まず、少なくとも、綴じ用紙の綴じ作業に用いられる、端部に位置するステーブルの両脚部裏面の両脚部接着部から第 1剥離紙が剥離される。その後、端部に位置するステープルが切断され、切断されたステープルは長手方向の両端部の脚部が所定の長さで第 1の方向に折り曲げられる。 [0016] その後、第 1の方向に折り曲げられたステーブルの両脚部が綴じ用紙に貫通させられ、貫通させられた両脚部が綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて、互いに貼り合わされる。貝占り合わされた両脚部は、ステーブルの裏面の、一方の端部の近傍に設けられた両脚部接着部により接着される。

[0017] 上述した課題を解決するため、本発明に係るステープルカートリッジは、略真直状をなすステープルが該ステ一プルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結されてなる連結ステープルをロール状に巻き回したロール状ステープルを収納するステープル収納部と、ステープル収納部に収納されたロール状ステープルを引き出して連結ステープルを出現させることが可能に設けられているステーブル引き出し口とを備えて、ステーブルで綴じ用紙を綴じるステープラに対して着脱自在に設けられたステープルカートリッジであって、ステープルは、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙を貫通したのち、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を有する紙製のステーブルであって、連結ステーブルは、ステープラの搬送手段の係合部が係合して、当該連結ステープルをステープラの内部で各ステープルの連結方向に搬送する被係合部を、ステープル毎に有することを特徴とするものである。

[0018] 本発明に係るステープルカートリッジがステープルに装着されて、ステーブル引き出し口より、連結ステープルがステープルカートリッジの外部に引き出されて出現する。ステープルカートリッジの外部に引き出されて出現した連結ステープルは、ステープルの搬送手段により、ステープラの内部でステーブルの連結方向に搬送される。この時、搬送手段の係合部は、ステーブル毎に備えられた所定の被係合部に係合す

[0019] 上述した課題を解決するため、本発明に係るステープルカートリッジは、略真直状をなすステープルが該ステ一プルの長手方向と平行に複数並設されて連結部で相互に連結されてなる連結ステープルをロール状に巻き回したロール状ステープルを収納するステープル収納部と、ステープル収納部に収納されたロール状ステープルを引き出して連結ステープルを出現させることが可能に設けられているステープル引き出し口とを備えて、ステーブルで綴じ用紙を綴じるステープラに対して着脱自在に設けられたステープルカートリッジであって、各ステーブルは、両端部が先端に行くに従って細くなる形状を備えることを特徴とするものである。

[0020] 本発明に係るステープルカートリッジがステープルに装着されて、ステーブル引き出し口より、連結ステープルがステープルカートリッジの外部に引き出される。

[0021] ステープルカートリッジの外部に引き出された連結ステープルは、ステープラにより

、端部に位置するステープルが切断される。切断されたステープルは、ステープラにより、長手方向の両端部の脚部が所定の長さで第 1の方向に折り曲げられる。

[0022] 第 1の方向に折り曲げられたステーブルの両脚部は、ステープラにより綴じ用紙に貫通される。貫通された両脚部は綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて、互いに貼り合わされる。

[0023] 上述した課題を解決するため、本発明に係るステープルカートリッジは、略真直状をなすステープルが該ステ一プルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結されてなる連結ステーブルの裏面の接着部に剥離紙が取り付けられた状態でロール状に巻き回されたロール状ステープルを収納するステープル収納部と、ステープル収納部からロール状ステープルを送給するのに伴って剥離紙を連結ステープルから剥離する剥離部と、剥離部で剥離紙が剥離された連結ステーブルが引き出されて出現させるステープル引き出し口とを備えるステープルカートリッジであって、ステープルは、長手方向の両端部に所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙を貫通したのち、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステープルであって、接着部は、各ステープルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に設けられて、両脚部を互いに張り合わせた状態に接着する両脚部接着部であって、剥離紙は、両脚部接着部に剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙であることを特徴とするものである。

[0024] 本発明に係るステープルカートリッジに収納される連結ステープルは、各ステープルの裏面の両脚部接着部に第 1剥離紙が取り付けられており、各両脚部接着部が保護された状態となる。

[0025] また、本発明に係るステープルカートリッジがステープラに装着されて、ステープラにより、次のように綴じ用紙が綴じられる。まず、ステーブル収納部に収納されたロール状ステーブルが送給されるのに伴って、剥離部で第 1剥離紙が剥離される。剥離部で第 1剥離紙が剥離された連結ステープルは、ステープル引き出しロカ引き出されて、ステープルカートリッジの外部に出現する。

[0026] ステープルカートリッジの外部に引き出された連結ステープルの先頭部に位置するステープルが切断され、切断されたステープルは長手方向の両端部の脚部が所定の長さで第 1の方向に折り曲げられる。

[0027] その後、第 1の方向に折り曲げられたステーブルの両脚部が綴じ用紙に貫通させられ、貫通させられた両脚部が綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて、互いに貼り合わされる。貝占り合わされた両脚部は、ステーブルの裏面の、一方の端部の近傍に設けられた両脚部接着部により接着される。

[0028] 本発明に係る連結ステーブルは、所定の被係合部に搬送手段の係合部が係合して、ステープラの内部を連結方向に搬送される。これにより、ステープラの内部で精度良く搬送されることが可能になる。

[0029] 本発明に係る連結ステーブルは、略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステーブルが、該ステープルの長手方向と平行に複数並設されて、連結部で相互に連結されたものである。このため、荷姿を小さくでき、ステープラへ装填できるステープルの本数を増大させること力 Sできる。

[0030] また、本発明に係る連結ステーブルの各ステーブルは、両端部が先端に行くに従つて細くなる形状を備えるため、綴じ用紙に対して精度良く貫通させることができる。

[0031] 更に、本発明に係る連結ステーブルでは、先頭部に位置するステープルと、先頭部に位置するステーブルと隣り合うステーブルとに、同時に反対方向に張力が加えられた状態で、連結ステーブルの端部に位置するステーブルが切断される。これにより、端部に位置するステーブルの切断を精度良く行うことが可能になる。

[0032] 本発明に係る連結ステーブルは、各ステーブルの裏面の少なくとも一方の端部の近傍に、両脚部を互いに貼り合わせる両脚部接着部を備える。両脚部接着部には第 1剥離紙が取り付けられており、両脚部接着部が保護された状態となる。このため、両脚部を互いに貼り合わせるための両脚部接着部の接着性の低下を防ぐことが可能となる。

[0033] また、本発明に係る連結ステープルは、各ステープルの裏面の他方の端部の近傍に脚部と綴じ用紙とを互いに貼り合わせる綴じ用紙接着部を備える。綴じ用紙接着部には第 2剥離紙が取り付けられており、綴じ用紙接着部が保護された状態となるので、綴じ用紙接着部の接着性の低下を防ぐことができる。

[0034] 本発明に係るステープルカートリッジに収納された連結ステーブルは、所定の被係合部に搬送手段の係合部が係合して、ステープラの内部を連結方向に搬送される。これにより、ステープラの内部で精度良く搬送されることが可能になる。

[0035] 本発明に係るステープルカートリッジは、略真直状をなすステープルが該ステープルの長手方向と平行に複数並設されて連結部で相互に連結されてなる連結ステープルをロール状に巻き回したロール状ステープルを収納するステープル収納部と、ステープル収納部に収納された前記ロール状ステープルを引き出して前記連結ステープルを出現させることが可能に設けられているステープル引き出し口とを備えて、ステ一プルで綴じ用紙を綴じるステープラに対して着脱自在に設けられたものである。このため、荷姿を小さくでき、ステープラへ装填できるステープルの本数を増大させること力 Sできる。

[0036] また、本発明に係るステープルカートリッジに収納される連結ステープルの各ステープルは、両端部が先端に行くに従って細くなる形状を備えるため、綴じ用紙に対して精度良く貫通させることができる。

[0037] また、本発明に係るステープルカートリッジに収納される連結ステープルでは、先頭部に位置するステープルと、先頭部に位置するステープルと隣り合うステープルとに、同時に反対方向に張力が加えられた状態で、連結ステーブルの端部に位置するステーブルが切断される。これにより、端部に位置するステーブルの切断を精度良く行うことが可能になる。

[0038] 本発明に係るステープルカートリッジは、両脚部接着部を備えた連結ステーブルをステープル収納部に収納するので、両脚部接着部が外部の大気や各種の光線に直接曝されることがなぐ接着性の低下を防止できる。また、ステープルカートリッジに収納される連結ステープルの、各ステープルの裏面の少なくとも一方の端部の近傍に、両脚部を互いに貼り合わせる両脚部接着部を備えて、両脚部接着部には第 1剥離紙が取り付けられており、両脚部接着部が保護された状態となる。このため、両脚部を互いに貼り合わせるための両脚部接着部の接着性の低下を防ぐことが可能となる図面の簡単な説明

園 1A]第 1の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 1B]第 1の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 2A]第 1の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 2B]第 1の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 3]ステーブルによる綴じ用紙の綴じ状態を示す断面図である。

園 4A]第 2の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 4B]第 2の例の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

[図 5A]第 3のステープルの構成例を示す説明図である。

[図 5B]第 3のステープルの構成例を示す説明図である。

園 5C]第 3のステーブルの構成例を示す説明図である。

[図 6]第 4のステーブルの構成例を示す説明図である。

園 7]ステーブルによる綴じ用紙の綴じ状態を示す断面図である。

[図 8A]第 5のステープルの構成例を示す説明図である。

[図 8B]第 5のステープルの構成例を示す説明図である。

園 9]第 5の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 10]第 6の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 11]第 7の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 12A]第 8の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 12B]第 8の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 12C]第 8の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 13]第 9の連結ステーブルの構成例を示す説明図である。

園 14A]第 1のカートリッジの構成例を示す説明図である。園 14B]第 1のカートリッジの構成例を示す説明図である。

園 15A]第 2のカートリッジの構成例を示す説明図である。

園 15B]第 2のカートリッジの構成例を示す説明図である。

園 16A]第 3のカートリッジの構成例を示す説明図である。

園 16B]第 3のカートリッジの構成例を示す説明図である。

園 17]ステープラの構成例を示す説明図である。

[図 18]ステープラの構成例を示す説明図である。

[図 19]のステープラの構成例を示す説明図である。

[図 20]ステープラの構成例を示す説明図である。

園 21]ステープラの構成例を示す説明図である。

園 22]ステーブル装填部の構成例を示す説明図である。

[図 23A]ステーブル搬送部'切断成型部'貫通部の構成例を示す説明図である。

[図 23B]ステーブル搬送部 '切断成型部 ·貫通部の構成例を示す説明図である。園 24A]ステーブル搬送部 ·切断成型部 ·貫通部の構成例を示す説明図である。

[図 24B]ステーブル搬送部 '切断成型部 ·貫通部の構成例を示す説明図である。

[図 25]ステーブル搬送部 ·切断成型部 ·貫通部の要部断面図である。

園 26]ステーブル搬送部の構成例を示す説明図である。

園 27]搬送路部 ·プッシャの要部断面図である。

園 28A]ステーブルの搬送方法を示す説明図である。

園 28B]ステーブルの搬送方法を示す説明図である。

[図 29A]フォーミングプレートの構成例を示す説明図である。

[図 29B]フォーミングプレートの構成例を示す説明図である。

[図 29C]フォーミングプレートの構成例を示す説明図である。

[図 30A]ドライバの構成例を示す説明図である。

園 30B]ドライバの構成例を示す説明図である。

園 31]ドライバの構成例を示す説明図である。

園 32A]第 1の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。

園 32B]第 1の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。園 32C]第 1の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。園 32D]第 1の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。園 33A]用紙押さえの構成例を示す説明図である。

[図 33B]用紙押さえの構成例を示す説明図である。

園 34A]ステーブル押さえ部の構成例を示す説明図である。

園 34B]ステーブル押さえ部の構成例を示す説明図である。

園 35A]ステーブルの切断 ·成型 ·搬送方法を示す説明図である。

園 35B]ステーブルの切断 ·成型 ·搬送方法を示す説明図である。

園 35C]ステーブルの切断 ·成型 ·搬送方法を示す説明図である。

園 35D]ステーブルの切断 ·成型 ·搬送方法を示す説明図である。

園 35E]ステーブルの切断 ·成型 ·搬送方法を示す説明図である。

[図 36A]ステープルの切断方法を示す説明図である。

[図 36B]ステープルの切断方法を示す説明図である。

[図 36C]ステープルの切断方法を示す説明図である。

園 37A]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

園 37B]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

園 37C]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

園 38A]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

園 38B]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

園 38C]ステーブルの成型方法を示す説明図である。

[図 39A]プッシャによるステープルの押し出し方法を示す説明図である。

[図 39B]プッシャによるステープルの押し出し方法を示す説明図である。園 40]ステーブル曲げ部の構成例を示す説明図である。

園 41A]ステーブル曲げ部の構成例を示す説明図である。

園 41B]ステーブル曲げ部の構成例を示す説明図である。

園 41C]ステーブル曲げ部の構成例を示す説明図である。

園 42A]押し出しユニットの構成例を示す説明図である。

園 42B]押し出しユニットの構成例を示す説明図である。 [図 42C]押し出しユニットの構成例を示す説明図である。

[図 42D]押し出しユニットの構成例を示す説明図である。

[図 43A]スライダの構成例を示す説明図である。

[図 43B]スライダの構成例を示す説明図である。

[図 44]待機状態におけるステープラを示す断面図である。

[図 45]フォーミングプレートの作動が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。

[図 46]ステーブルの成型が開始された状態におけるステープラを示す断面図である

[図 47]ステーブルの成型が完了した状態におけるステープラを示す断面図である。

[図 48]ステーブルの貫通が完了し、スライダ受けからスライダが外れた状態におけるステープラを示す断面図である。

[図 49]ステープルのクリンチが完了した状態におけるステープラを示す断面図である

[図 50]フレームのリターンが完了し、ドライバのリターンが開始された状態におけるステープラを示す断面図である。

[図 51]プッシャのリターン直前の状態におけるステープラを示す断面図である。発明を実施するための最良の形態

[0040] 以下、図面を参照しながら本発明の連結ステーブルの実施の形態について説明す

[0041] <連結ステープルの構成例〉

連結ステープル 1は、ステープル 2が連結されたものであり、後述するステープラ 3 に装填されて使用される。ステープラ 3により、連結ステーブル 1の端部に位置するステープル 2が切り離される。切り離されたステープルは、ステープラ 3により、両端が 1 方向に折り曲げられた形状に成型された後、綴じ用紙に貫通させられ、貫通させられた両脚部が折り曲げられて互いに貼り合わされる。このようにして綴じ用紙が綴じられ

[0042] 図 1A、図 1B、図 2A及び図 2Bは、第 1の例のステープル 2a及びステープル 2aが連結された第 1の例の連結ステーブル laの構成を示す説明図である。図 1Aは、連結ステープル laの詳細を示す平面図である。図 1Bは、ステープル 2aを両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型した状態を示す斜視図である。図 2A及び図 2Bは連結ステープル laが剥離紙 30に取り付けられ、ロール状ステープル 4としてロール状に巻き回された状態を示す説明図である。連結ステープル la、ステープル 2a及び口一ル状ステープル 4は、例えば以下のような構成となる。

[0043] 図 1Aに示すように、細長く略真直状の形状を有するステープル 2aが長手方向と平行に複数並設されて相互に連結されて、連結ステーブル laが構成される。各ステープノレ 2aは、例えば、図 1Aの上下方向（ステープル 2aの連結方向）の幅は 5〜10mm 程度であり、図 1 Aの左右方向（ステープル 2aの長手方向）の幅は 30〜40mm程度である。各ステーブル 2aの長手方向の端部近傍は略台形状に形成されており、先端に向力、うにつれて幅が漸次狭くなる。また、各ステープル 2aの長手方向の両端部近傍の裏面（剥離紙 30が付着される面）には、接着剤が塗布された接着部 31 (31a, 3 lb)を備える。

[0044] また、各ステーブル 2aが連結される辺の両端部から所定の位置には、楕円状の送り孔 32が設けられている。二つの送り孔 32の間はスリット部 33として設けられ、各ステープル 2aは完全に切り離されている。二つの送り孔 32の外側で、各ステープル 2a が連結される辺の両端部までが、ステープル連結部 34として各ステープル 2aが連結された状態となる。

[0045] また、ステープラ 3により、図 1Aに示す連結ステープル laから端部のステープル 2 が切り離されて、図 1Bに示すように、クラウン部 35とクラウン部 35から略直角に脚部 36が折り曲げられた、両端力方向に折り曲げられた形状に成型される。

[0046] 図 3はステーブル 2aにより綴じ用紙 37綴じた状態を示す断面図である。両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型されたステーブル 2aは、図 3に示すように、綴じ用紙 37に貫通させられたのち両脚部 36を綴じ用紙 37に沿って折り曲げられて、綴じ用紙接着部としての綴じ用紙 37と一方の脚部 36の接着部 31a (図 3の Aで示す箇所）、及び両脚部接着部としての一方の脚部 36と他方の脚部 36の接着部 31b (図 3の Bで示す箇所）がそれぞれ貼り合わされる。これにより、ステーブル 2aにより綴じ用紙 37を綴じた状態における、ステーブル 2aによる綴じ用紙 7の保持性を向上させることが可能となる。また、ステーブル 2aは、綴じ用紙 37を綴じた状態で、綴じ用紙 37とステープル 2aとの隙間がなくなり、綴じた状態のステーブル 2aの見栄えを良くすることが可能となる。

[0047] また連結ステープル l aは、図 2Aに示すように、保存されている状態においては、第 1剥離紙及び第 2剥離紙としての剥離紙 30に取り付けられて巻き回されている。剥離紙 30は、第 1剥離紙としての機能と第 2剥離紙としての機能を兼ね備えている。図 2Bに示すように、連結ステープル laの先頭側の端部から所定の長さ分の剥離紙 30 が剥がされて、ステープラ 3に装填される。ステープラ 3への詳細な装填方法については後述する。

[0048] 本発明に係る連結ステープル laは、各ステープル 2aの裏面の接着部 31 (31a, 31 b)に剥離紙 30が取り付けられており、各接着部 31a, 31bが保護された状態となる。このため、両脚部 36を互いに貼り合わせるための接着部 31b、及びとじ用紙 7と両脚部 36との接着部 31aの接着性の低下を防ぐことが可能となる。

[0049] 次に、第 2の例のステープル 2b及び連結ステープル lbについて説明する。図 4A 及び図 4Bは、第 2の例のステープル 2b及びステープル 2bが連結された第 2の例の連結ステープル lbの構成を示す説明図である。図 4Aは、連結ステープル lbの詳細を示す平面図である。図 4Bは、ステープル 2bを両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型した状態を示す斜視図である。

[0050] ステープル 2bは、図 1A及び図 1Bで説明したステープル 2aと、送り孔 32の位置のみが異なるものである。ステープル 2bは、各ステープル 2bの中央に円形の送り孔 32 を備えるものである。ステープル 2bは、ステープル 2aと同様に、接着部 31 (31 a, 31 b)、スリット部 33及びステープノレ連結部 34を備える。

[0051] このようなステープル 2bが連結されて、連結ステープル lbが構成される。連結ステ一プル lbは、図 2A及び図 2Bに示す連結ステープル laと同様に、剥離紙 30が取り付けられ、ロール状ステーブル 4として巻き回された状態となる。

[0052] 次に、第 3の例のステープル 2cについて説明する。図 5A、図 5B及び図 5Cは、第 3 の例のステープル 2cの説明図である。ステープル 2cは、図 1A及び図 1Bに示すステ一プル laと、各接着部 31a, 31bの構成のみが異なるものである。第 3のステープノレ 2cは、図 3の Aに示す綴じ用紙 37と貼り合わされる接着部 31aが、図 3の Bに示す他方の脚部 36と貼り合わされる接着部 31bと比較して弱い接着力を発揮するものであ

[0053] 図 5Aに示すステープル 2caは、接着部 31bと比較して狭い面積の接着部 31aを有する。これにより、綴じ用紙 37と貼り合わされる接着部 31aが、他方の脚部 36と貼り合わされる接着部 31bと比較して弱い接着力を発揮するものである。

[0054] 図 5Bに示すステーブル 2cbは、接着部 31bと比較して弱い粘着力の接着剤が塗布された接着部 31aを有する。これにより、綴じ用紙 37と貼り合わされる接着部 31a 力、他方の脚部 36と貼り合わされる接着部 31bと比較して弱い接着力を発揮するものである。

[0055] 図 5Cに示すステーブル 2ccは、接着部 3 lbと比較して弱い粘着力の接着剤が塗布され、且つ狭い面積の接着部 31aを有する。これにより、綴じ用紙 37と貼り合わされる接着部 31aが、他方の脚部 36と貼り合わされる接着部 31bと比較して弱い接着力を発揮するものである。

[0056] 第 3の例のステーブル 2cは、綴じ用紙 37と貼り合わされる接着部 31aが、他方の脚部 36と貼り合わされる接着部 31bと比較して弱い接着力を発揮することにより、綴じ用紙 37と脚部 36が弱い接着力で接着される。これにより、綴じ用紙 37を綴じた後にステープル 2cを除去する必要が生じた際にステープル 2cの除去作業を容易に行うことが可能となる。

[0057] ステープル 2cは、図 1A及び図 1Bに示すステープル 2aと同様に連結ステープル 1 として連結される。ステープル 2cが連結された連結ステープルは、図 2A及び図 2Bに示す連結ステープル laと同様に、剥離紙 30が取り付けられ、ロール状ステープル 4 として巻き回された状態となる。

[0058] 次に、第 4の例のステープル 2dについて説明する。図 6は第 4の例のステープル 2d の説明図である。第 4の例のステープル 2dは、図 1 A及び図 1Bに示すステープル 2a と異なり、接着部 31aを備えず接着部 31bのみを備える。図 7は、第 4の例のステープル 2dにより綴じ用紙 37を綴じた状態を示す断面図である。 [0059] 図 7に示すように、ステーブル 2dにより綴じ用紙 37を綴じた状態では、接着部 31b により両脚部 36のみが貼り合わされ、綴じ用紙 37と脚部 36は貼り合わされない。これにより、ステープル 2dは、図 5A、図 5B及び図 5Cに示す第 3のステープル 2cと比較して、綴じ用紙 37を綴じた後のステーブル 2cの除去作業をより容易に行うことが可能となる。

[0060] ステープル 2dは、図 1A及び図 1Bに示すステープル 2aと同様に連結ステープル 1 として連結される。ステープル 2dが連結された連結ステープルは、図 2A及び図 2B に示す連結ステーブル laと同様に、第 1剥離紙としての剥離紙 30が取り付けられ、口一ル状ステーブル 4として巻き回された状態となる。

[0061] 次に、第 5の例のステープル 2eについて説明する。図 8A及び図 8Bは、第 5の例のステープル 2eの説明図である。図 8Aはステープル 2eの平面図であり、図 8Bは、ステーブル 2eを両端力方向に折り曲げられた形状に成型した状態を示す斜視図である。図 8Aに示すように、ステープル 2eは、図 1A及び図 1Bに示すステープル 2aと異なり、裏面に綴じ用紙 37と接着される接着部 31aを備えない。ステーブル 2eは、裏面には接着部 31bのみを備える。また、ステープル 2eは、接着部 31bを備える端部とは他方の端部の表面に、接着部 31cを備える。

[0062] ステープル 2eがこのような構成を備えることにより、ステーブル 2eにより綴じ用紙 37 を綴じた状態では、図 7に示すように、接着部 31b及び接着部 31cにより両脚部 36のみが貼り合わされ、綴じ用紙 37と脚部 36は貼り合わされない。これにより、ステープル 2dは、図 5A、図 5B及び図 5Cに示す第 3のステープル 2cと比較して、綴じ用紙 3 7を綴じた後のステーブル 2cの除去作業をより容易に行うことが可能となる。

[0063] また、ステープル 2eにおいて、第 1接着部及び第 2接着部としての接着部 31b及び接着部 31cには、例えば自己融着性の接着剤が塗布される。自己融着性の接着剤は、同一接着剤が触れ合つたときのみ接着力を発生するものであり、その他の場合は接着力を発生しないものである。更に、ステープル 2eにおいて、接着部 31b及び接着部 31cには、例えば 2液混合式の接着剤のそれぞれの液体が塗布される。 2液混合式の接着剤は、 2種類の液体を混合させたときに接着力を発生するものであり、その他の場合は接着力を発生しな!/、ものである。 [0064] 図 9は、ステープル 2eを連結させて構成された連結ステープル 2eをロール状に巻きまわしたロール状ステープル 4eを示す説明図である。上述したように、ステープル 2 eの接着部 31b及び接着部 31cは、互いを触れ合わせない状態では接着力が発生しないものである。このため、第 1から第 4のステープル 2が連結された連結ステープル 1と異なり、保存状態において剥離紙 30により接着部 31b及び接着部 31cを保護する必要がなぐ図 9に示すように、連結ステープル leを直接巻きまわしてロール状ステ一プル 4eとすることが可能となる。

[0065] 次に、第 6の例の連結ステープル Ifの構成例について説明する。図 10は、第 6の例の連結ステーブル Ifの構成例を示す説明図である。図 10に示すように連結ステープノレ Ifは、最後の 1つとなるステープル 2faが他のステープル 2と異なる色を備える。このため、使用者は、最後のステーブル 2faにより綴じ用紙 37を綴じた後、ステープラ 3内に装填されていたステーブル 2が終了したことを認識することができる。

[0066] 次に、第 7の例の連結ステープル lgの構成例について説明する。図 11は、第 7の例の連結ステーブル lgの構成例を示す説明図である。図 11に示すように連結ステ一プル lgは、最後の 1つとなるステープル 2gaがミシン目で切り離し可能な識別タグ 2 gaaを備える。このため、使用者は、最後のステーブル 2gaにより綴じ用紙 37を綴じた後、ステープラ 3内に装填されていたステーブル 2が終了したことを認識することができる。また、識別タグ 2gaaはミシン目で切り離し可能であるため、綴じ用紙 37を綴じた後に識別タグ 2gaaを切り離すことにより、他のステープラ 2で綴じた状態と同じになる

〇

[0067] 次に、第 8の例の連結ステープル lhの構成例について説明する。図 12A、図 12B 及び図 12Cは、第 8の例の連結ステープル lhの構成例についての説明図である。図 12A及び図 12Bは、連結ステープル lhの構成例を示し、図 12Cは、図 12A及び図 12Bに示す連結ステープル lhのステープル 2で綴じ用紙 37を綴じた状態を示す説明図である。

[0068] 図 12Aに示す連結ステープル lhは、全てのステープル 2に Dに示す通し番号を備える。このため、使用者は、ステープラ 3内に装填されているステープル 2の残量を、綴じ作業毎に確認することが可能となる。 [0069] また図 12Bに示す連結ステープル lhは、最後の数枚のステープル 2に Eに示す通し番号を備える。このため、使用者は、ステープラ 3内に装填されているステーブル 2 の残量が少なくなつた時点で、ステーブル 2の残量を確認することが可能となる。

[0070] 次に、第 9の例の連結ステープル liの構成例について説明する。図 13は、第 9の例の連結ステーブル liの構成例を示す説明図である。図 13に示すように、連結ステ一プル liは、残りのステープル 2の枚数に応じてステープル 2の色が変化する構成を備える。図 13に示す例では、ステープル 2ia〜2ieがそれぞれ、異なる色を備える。図 13では、各ステープル 2の全面の色が異なる例を示している力各ステープル 2の部分的な色のみが異なるとしてもよい。これにより、このため、使用者は、ステープラ 3 内に装填されているステーブル 2の残量を、綴じ作業毎に確認することが可能となる

〇

[0071] 第 6から第 9の例の連結ステープル 1では、使用者は、ステープラ 3内のステープル

2がなくなつたことを認識することができる。これにより、ステープラ 3内にステーブル 2 が装填されていない状態で綴じ作業を行うことにより、後述するステープラ 3の抜き刃により綴じ用紙 37に切り抜き孔が作られることを防ぐことが可能となる。

[0072] 次に、ロール状ステープル 4をステープル 3に装填するための本発明のカートリッジ

70の構成例について説明する。図 14A及び図 14Bは、第 1の例のカートリッジ 70a の構成を示す説明図である。図 14Aは、カートリッジ 70aの構成を示す斜視図であり、説明のため一部を透視した状態で破線で示している。図 14Bはカートリッジ 70aの構成を示す断面である。

[0073] 図 14A及び図 14Bに示すように、カートリッジ 70aは、ロール状ステープル 4に応じた大きさの略直方体の形状を有し、内部にロール状ステープル 4が設置されるステープル収納部 70aaを備える。またカートリッジ 70aは、一方の側面の上部にロール状ステープル 4から剥離紙 30が剥離された連結ステープル 1を引き出して出現させる連結ステープル引き出し口 70abを備える。更にカートリッジ 70aは、カートリッジ 70aの内部で連結ステープル引き出し口 70abの下方部に、連結ステープル 1から剥離紙 3 0を剥離するための突起状の剥離部としての剥離ブロック 70acを備える。

[0074] また、連結ステープル引き出し口 70abを備える側面の反対側の側面の下部には、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30を排出するための剥離紙排出口 70adを備える。更に、カートリッジ 70aは、剥離ブロック 70acの下方部から剥離紙排出口 70 adに、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30を排出するための剥離紙排出経路 70aeを備える。

[0075] 図 14A及び図 14Bに示す状態から、図 14Bの矢印に示す方向へ連結ステープル 1を引っ張ることにより、連結ステープル引き出し口 70abから連結ステープル 1が引き出されると共に、連結ステープル 1から剥離された剥離紙 30が剥離紙排出口 70adから排出される。カートリッジ 70aは、例えば樹脂により構成される。

[0076] 次に、第 2の例のカートリッジ 70bの構成例について説明する。図 15A及び図 15B は、第 2の例のカートリッジ 70bの構成を示す説明図である。図 15Aは、カートリッジ 7 Obの構成を示す斜視図であり、説明のため一部を透視した状態で破線で示して!/、る。図 15Bはカートリッジ 70bの構成を示す断面である。

[0077] 図 15A及び図 15Bに示すように、カートリッジ 70bは、ロール状ステープル 4に応じた大きさの直方体の形状を有し、内部にロール状ステープル 4が設置されるステープル収納部 70ba及び連結ステープル 1から剥離された剥離紙 30を収納するための剥離紙収納部 70bfを備える。

[0078] またカートリッジ 70bは、カートリッジ 70aと同様に、一方の側面の上部に剥離紙 30 が剥離された連結ステーブル 1を引き出して出現させる連結ステーブル引き出し口 7 Obbを備える。更にカートリッジ 70bは、カートリッジ 70bの内部で連結ステープル引き出し口 70bbの下方部に、連結ステープル 1から剥離紙 30を剥離するための突起状の剥離部としての剥離ブロック 70bcを備える。

[0079] また、カートリッジ 70bは、剥離ブロック 70bcの下方部から剥離紙収納部 70bfにかけての部位に、連結ステープル 1から剥離された剥離紙 30を剥離紙収納部 70bfに送るための剥離紙排出経路 70beを備える。

[0080] 図 15A及び図 15Bに示す状態から、図 15Bの矢印に示す方向へ連結ステープル 1を引っ張ることにより、連結ステープル引き出し口 70bbから連結ステープル 1が引き出されると共に、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30が剥離紙収納部 70bf内に送られて収納される。カートリッジ 70bは、例えば樹脂により構成される。 [0081] 次に、第 3の例のカートリッジ 70cの構成例について説明する。図 16A及び図 16B は、第 3の例のカートリッジ 70cの構成を示す説明図である。図 16Aは、カートリッジ 7 Ocの構成を示す斜視図であり、説明のため一部を透視した状態で破線で示して!/、る。図 16Bはカートリッジ 70cの構成を示す断面である。

[0082] 図 16A及び図 16Bに示すように、カートリッジ 70cは、一部に曲面を備える、ロール状ステープル 4に応じた大きさの略直方体の形状を有し、内部にロール状ステープル 4が設置されるステープル収納部 70caを備える。またカートリッジ 70cは、一方の側面の上部に剥離紙 30が剥離された連結ステープル 1が引き出される連結ステープル引き出し口 70cbを備える。更にカートリッジ 70cは、カートリッジ 70cの内部で連結ステープル引き出し口 70cbの下方部に、連結ステープル 1から剥離紙 30を剥離するための突起状の剥離部としての剥離ブロック 70ccを備える。

[0083] また、連結ステープル引き出し口 70cbを備える側面の反対側の側面の下部には、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30を排出するための剥離紙排出口 70cdを備える。更に、カートリッジ 70cは、剥離ブロック 70ccの下方部から剥離紙排出口 70 cdに、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30を排出するための剥離紙排出経路 70ceを備える。

[0084] 図 16A及び図 16Bに示す状態から、図 16Bの矢印に示す方向へ連結ステープル 1を引っ張ることにより、連結ステープル引き出し口 70cbから連結ステープル 1が引き出されると共に、連結ステーブル 1から剥離された剥離紙 30が剥離紙排出口 70cdからお [^出される。

[0085] カートリッジ 70cは、例えば紙により構成される。このため、カートリッジ 70cは、樹脂で構成されるカートリッジ 70a及びカートリッジ 70bと比較して、安価に作製することが可能となる。なお、剥離ブロック 70ccのみを樹脂製としても良い。

[0086] <ステープラの構成例〉

次に、本発明の連結ステーブル 1を用いて、綴じ用紙 37を綴じるステープラ 3の構成例について説明する。

[0087] (1)ステープラ 3の概要

ステープラ 3は、前述した連結ステーブル 1により、綴じ対象である綴じ用紙 37を綴じるものである。図 17はステープラ 3を示す斜視図であり、図 18は図 17の矢印じから見た状態を示す側面図であり、図 19は図 17の矢印 dから見た状態を示す正面図である。以下の説明においては、図 18の左方向をステープラ 3の前面側とし、図 18の右方向をステープラ 3の背面側とする。また、図 19の左方向をステープラ 3の左側とし、図 19の右方向をステープラ 3の右側とする。

[0088] 図 20及び図 21は、ステープラ 3の内部の構成を示す説明図である。図 20は、図 1 9の h— h断面を示す断面図である。図 21は、ハンドル 5を取り外し、後述するステープルカバー 6を開いた状態を示す斜視図である。

[0089] 図 17から図 19に示すように、ステープラ 3は、綴じ動作を行う際に使用者により押し下げられるハンドル 5と、ハンドル 5の下方に位置し綴じ用紙が揷入される用紙揷入口 7等を有するフレーム 8と、ハンドル 5及びフレーム 8を支えるベース 9とを備えて構成される。

[0090] ハンドル 5は、図 18の矢印 e及び図 20の矢印 Iに示すように、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10でフレーム 8の後端の上部に回動可能に取り付けられている。ハンドル 5は、綴じ動作を行う際に使用者により押し下げられることにより、図 18及び図 20 の反時計回りにフレーム 8に対して回転する。また、後述するフレーム 8のステープルホルダ 11へのロール状ステープル 4の装填等を行う際には、ハンドル 5は図 18及び図 20の時計回りに回転され、フレーム 8の上面が開いた状態となる。

[0091] フレーム 8は、図 18の矢印 f及び図 20の矢印 Jに示すように、フレーム回動軸 12でベース 9の後端に回動可能に取り付けられている。また、図 20及び図 21に示すように、フレーム 8は、上面に、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10でハンドル 5と同様に回動可能に取り付けられたステープルカバー 6をステーブル押さえ部として備える

[0092] またフレーム 8は、後端部にロール状ステープル 4を装填するステープル装填部としてステープルホルダ 11を備える。更にフレーム 8はステープルホルダ 11力、ら前方へ向けて、ステーブル 2の搬送を行うステーブル搬送部として平面状の搬送路 13を備える。搬送路 13の左右に板バネ 14が備えられており、この板バネ 14により、ステープルカバー 6は、図 20に示すように搬送路 13に対して押さえられた状態となる。 [0093] またフレーム 8は、搬送路 13の前端部の近傍に、ハンドル 5の操作により、ステープノレ 2の切断及び両端が 1方向に折り曲げられた形状への成型を行うためのステープル切断成型部としてフォーミングプレート 15を備える。更にフレーム 8は、ハンドル 5 の操作により、ステープル 2の綴じ用紙に対する貫通を行うためのステープル貫通部としてドライバ 18を備える。更にフレーム 8は、ステープル 2の切断、成型及び貫通を行う際に、綴じ用紙を押さえるための用紙押さえ 19を備える。

[0094] また、フレーム 8は、搬送路 13の下部に、前述したステープル 2の切断及び成型を行う位置からステープル 2の貫通を行う位置ヘステープル 2を移動させるための移動機構として、プッシャバネ 16及びプッシャバネ 16により前方へ付勢されたプッシャ 17 を備える。フォーミングプレート 15、ドライバ 18、用紙押さえ 19及びプッシャ 17の下方には、綴じ対象の綴じ用紙が揷入される用紙揷入口 7及び綴じ用紙 37が設置されるテーブル 20を備える。

[0095] テーブル 20の下部には、貫通位置で綴じ用紙に貫通されたステープル 2の両脚部を綴じ用紙に沿って折り曲げ、折り曲げた両脚部を貼り合わるための折り曲げ部を備える。ステープラ 3は、折り曲げ部として、フレーム 8の底部となる折り曲げ部設置台 2 1に取り付けられたクリンチヤユニット 23 (図 40参照）、押し出しユニット 24及びスライダバネ 25で前方に付勢されたスライダ 26を備える。

[0096] また、ステープラ 3は折り曲げ部として、ベース 9に、クリンチヤセンター 27を支持して位置を定めるクリンチャリフタ 28を備える。更にステープラ 3は、スライダ 26を支えるスライダ受け 29、及び折り曲げ部設置台 21を支えるリターンパネ 22を備える。

[0097] ステープラ 3は、このような構成を備え、用紙揷入口 7内でテーブル 20に設置された綴じ用紙を、使用者のハンドル 5の操作に基づいてステーブル 2により綴じる作業を行うものである。

[0098] (2)ステープル装填部の構成例

次に、ステープラ 3のステープル装填部の構成例について説明する。図 22はステ一プル装填部にロール状ステープル 4が装填された状態を示す説明図である。ロール状ステープル 4を装填するステープル装填部として、ステープラ 3はフレーム 8の後端部にステープルホルダ 11を備える。前述した図 21に示すように、ハンドル 5及びステープルカバー 6を開くことにより、ステープル装填部であるステープルホルダ 11に

[0099] また、図 20及び図 22等に示すように、フレーム 8の上部には、ステープルホルダ 11 から、ステーブル切断成型部等を備える前方へ向けて、剥離紙 30を剥離した連結ステーブル 1の搬送を行うための搬送路 13を備える。この搬送路 13の開始端に、剥離紙 30の形状に応じて形成された突起状の剥離ブロック 38を有する。また、この剥離ブロック 38の下方部からステープルホルダ 11内に設置されたロール状ステープル 4 の下方を経由してフレーム 8の後端面に設けられた剥離紙排出口 39まで、剥離紙排出経路 40を備える。

[0100] このような構成を備えることにより、ステープル装填部には、次のようにロール状ステ一プル 4、連結ステープル 1が装填される。図 22に示すように、ステープルホルダ 11 内に装填されたロール状ステープル 4から引き出された剥離紙 30付きの連結ステープル 1から、剥離ブロック 38により剥離紙 30が剥離される。剥離紙 30が剥離された連結ステーブル 1は搬送路 13を搬送され、剥離された剥離紙 30は剥離紙排出経路 40を経由して剥離紙排出口から排出される。

[0101] また、ステープラ 3が図 14A、図 14B、図 15A、図 15B、図 16A及び図 16Bに示す各種のカートリッジ 70を装填可能に設けられている場合、ステープラ 3は、フレーム 8 の後端部にステープルホルダ 11に代えてカートリッジ 70の装填部を備える。この場合、ステープル 3は剥離ブロック 38を備えず、カートリッジ 70が装填された状態で、連結ステーブル引き出し口は搬送路 13の端部に応じた位置となる。

[0102] これにより、図 22と同様に、ステープル収納部内に装填されたロール状ステープル 4から引き出された剥離紙 30付きの連結ステープル 1から、カートリッジ 70内の剥離ブロックにより剥離紙 30が剥離され、剥離紙 30が剥離された連結ステープル 1は搬送路 13を搬送され、剥離された剥離紙 30はカートリッジ 70内の剥離紙排出経路を経由してカートリッジ 70の剥離紙排出ロカも排出される。

[0103] (3)ステーブル搬送 '切断成型 ·貫通部 ·押さえ部の構成例

次に、剥離紙 30が剥離された連結ステーブル 1の搬送を行うステーブル搬送部、搬送された連結ステーブル 1から端部に位置するステーブル 2の切断及び成型を行ぅステーブル切断成型部、及び成型されたステーブル 2の綴じ用紙に対する貫通を行うステープル貫通部の構成例について説明する。

[0104] 図 23A、図 23B、図 24A及び図 24Bは、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部を示す説明図である。図 23Aはステープル搬送部 ·切断成型部 ·貫通部を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。図 23Bはステープル搬送部 ·切断成型部 ·貫通部を斜め後方から見た状態を示す斜視図であり、説明のため搬送路 13の一部にステープル 2が設置された状態を示している。図 24Aはステープル搬送部 ·切断成型部 ·貫通部を右方向から見た状態を示す側面図であり、図 24 Bは断面図であり。また図 25は、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部の要部の断面図である。

[0105] 図 20に示すように、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部はフレーム 8の上部でステープル装填部の前方に備えられる。図 23A、図 23B 、図 24A及び図 24Bに示すように、ステープラ 3は、連結ステープル 1を搬送するステ一プル搬送部として、搬送路部 41、プッシャ受け 42及び搬送路設置台 43等を備える。またステープラ 3は、連結ステープル 1から先頭部に位置するステープル 2を切断し成型するステーブル切断成型部としてフォーミングプレート 15を備え、切断成型したステープル 2を綴じ用紙に対して貫通させるステープル貫通部としてドライバ 18を備える。またフレーム 8は、ステープル 2の切断成型及び貫通を行う際に、綴じ用紙を押さえるための用紙押さえ 19を備える。これらは、ステープル装填部の位置から前方へ、搬送路部 41、フォーミングプレート 15、ドライバ 18、用紙押さえ 19の順に位置す

[0106] まず、ステーブル搬送部の構成について説明する。図 26はステーブル搬送部の構成を示す分解斜視図である。図 15A及び図 15Bに示すように、ステーブル搬送部は、搬送路部 41、プッシャ 17、プッシャバネ 16、プッシャ受け 42及び搬送路設置台 43 を備えて構成される。

[0107] 搬送路部 41は連結ステープル 1の各ステープル 2の長手方向の幅に応じた幅を有する平板状の搬送路 13を有する。また搬送路 13の両端部には、ステーブル 2の裏面に設けられた接着部 31に応じた位置に搬送路溝 13aが備えられる。更に搬送路 1 3の前端部には、後述するプッシャ 17に取り付けられた送りッメ 44が搬送路 13上に突出するための送りッメ溝 13bを備える。また搬送路 13の前端部には後述するフォ一ミングプレート 15のステープル成型部 15aが嵌合する受け台部 13cを備える。

[0108] 更に搬送路部 41は、搬送路 13の前方部の両端に三角形状の側板 45を備える。この側板 45内には、図 24Bに示すように、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部が組み立てられた状態で、ネジリコイルバネ 56が位置する。

[0109] 図 27は搬送路部 41とプッシャ 17の要部の断面図である。プッシャ 17は、ステープラ 3が組み立てられた状態では、搬送路部 41の下部に位置する。プッシャ 17は前端部に突起部 17aaを四隅に有するステープル押し部 17aを備える。また、プッシャ 17 は搬送路部 41の送りッメ溝 13bに応じた位置に、送りッメ回動軸 17bで回動可能に取り付けられた送りッメ 44を備える。

[0110] 図 27に示すように、送りッメ 44は、送りッメバネ 17cにより矢印 Mに示す方向に付勢されている。また送りッメ 44の搬送路 13からの突出部は、前面が係合斜面 44aとして垂直に形成され、後面が非係合斜面 44bとして斜めに形成されている。また、プッシャ 17は、下部に L字型に形成された L字型アーム 17dを備えると共に、プッシャシャフト孔 17eを備える。

[0111] プッシャ受け 42は、搬送路部 41及びプッシャ 17を保持する直方体の形状を備える。プッシャ受け 42は、設置されたプッシャ 17のプッシャシャフト孔 17eに対応する位置に、長孔状のプッシャシャフト長孔 17fを備える。プッシャ 17のプッシャシャフト孔 1 7e及びプッシャ受け 42のプッシャシャフト長孔 17fに図示しないプッシャシャフト 58 が揷通されることにより、プッシャ 17はプッシャ受け 42に対して所定量前後方向に摺動自在となる。また、プッシャ受け 42は、プッシャ 17の L字型アーム 17dの後部を前方へ付勢するプッシャバネ 16を備える。搬送路部 41及びプッシャ 17を保持するプッシャ受け 42は、搬送部設置台 43を介してフレーム 8に取り付けられる。

[0112] ここで、プッシャ 17に取り付けられた送りッメ 44による、連結ステープル 1の搬送路 13上での搬送の方法について説明する。図 28A及び図 28Bは、プッシャ 17に取り付けられた送りッメ 44による連結ステープル 1の搬送方法の説明図である。図 28Aはプッシャ 17に取り付けられた送りッメ 44が前方に移動している状態を示し、図 28Bはプッシャ 17に取り付けられた送りッメ 44が後方に移動している状態を示す。

[0113] 図 28Aに示すように、プッシャ 17が前方に移動する際には、矢印 N方向に付勢された送りッメ 44の突出部が、前方に位置する係合斜面 44aで連結ステーブル 1の送り孔 32と係合することにより、連結ステーブル 1を搬送路 13上で前方へ移動する。また、図 28Bに示すように、プッシャ 17が後方に移動する際には、送りッメ 44の突出部力後方に位置する非係合斜面 44bにより連結ステーブル 1の送り孔 32と非係合となり、矢印 Pに示すように送りッメ 44が回転して後方に移動する。

[0114] 次に、ステープル成型切断部を構成するフォーミングプレート 15の構成例について説明する。図 29A、図 29B及び図 29Cはフォーミングプレート 15の構成を示す説明図である。図 29Aは斜め前方から見た状態を示す斜視図であり、図 29Bは斜め後方力もみた状態を示す斜視図である。図 29Cはフォーミングプレート 15の正面図であり、一部の構成を簡略化した状態で示している。

[0115] 図 29A、図 29B及び図 29Cに示すように、フォーミングプレート 15は、中央に開口部を有し、所定の厚さを有する板状の形状を備える。開口部の上部には、前述した搬送路部 41の受け台部 13cと嵌合する下部が開口した形状のステーブル成型部 15 aを備える。ステープル成型部 15aの下部はステープル成型部 15aより広い所定の幅で開口される。また、開口部の下部には、前述したプッシャ 17のステーブル押し部 1 7aが揷通されるステープル押し部揷通部 15bを備える。

[0116] 更にフォーミングプレート 15の開口部内には、ステープル押し部揷通部 15bの両端力も上方に向けて、斜面が互いに向かい合うように形成された突起状のヒラキォサェ 15cを備える。

[0117] またフォーミングプレート 15は、前面側（ドライバ 18の位置する側）の開口部の左右に溝部を備える。溝部として、図 25及び図 29Aに示すように、まず、所定の深さで上下に所定の長さ分形成された V？冓 A46を備える。 V？冓 A46の下端部 46aは、他の箇所と比較して深く形成されてレ、る。 V'溝 A46から所定長さのフラット部 47を挟んだ下方に、 V'溝 A46の下端部 46 aと同じ深さを備える V'溝 B48を備える。

[0118] 更にフォーミングプレート 15は、背面側（ステープル搬送部の位置する側）に二つの切断刃 49が取り付けられる。各切断刃 49は、それぞれの刃先 49aが斜めに外側を向いた状態で、且つ刃先が開口部内に所定量突出した状態で、フォーミングプレート 15に取り付けられる。

[0119] 更にフォーミングプレート 15は、左右に凸部 C15dを備えており、図 22に示す、フレーム 8の側溝 C50に嵌合される。これにより、フォーミングプレート 15は、フレーム 8に対して上下に摺動可能となる。

[0120] 次に、ステープル貫通部を構成するドライバ 18の構成例について説明する。図 30

Aはドライバ 18を斜め前方から見た状態を示す分解斜視図であり、図 30Bはドライバ

18を斜め後方から見た状態を示す分解斜視図である。図 31は本体部に抜き刃 51が取り付けられ、抜き刃 51内に両端力方向に折り曲げられた形状のステーブル 2が位置した状態を示す斜視図である。

[0121] ドライバ 18は、所定の厚さを有する板状のドライバ本体部 18aと、突き出しピン 18d と、二枚の抜き刃 51とを備える。ドライバ本体部 18aは、図 20に示すハンドル 5の裏面に備えられるドライバプッシャ 66が当接するドライバプッシャ当接部 18bを上端部に備える。

[0122] また、ドライバ本体部 18aは、下端部近傍で左右両端部の近傍の突き出しピン取り付け部 18cに突き出しピン 18dが取り付けられる。図 25示すように、突き出しピン 18d は、先端部が円錐形で内部が空洞に形成されており、圧縮パネである突き出しピンパネ 18eを内部に有した状態で、ドライバ 18に取り付けられる。これにより、突き出しピン 18dは、図 25の矢印に示すように前後方向に摺動自在であり、且つ、背面方向（フォーミングプレート 15が位置する方向）へ付勢された状態でドライバ本体部 18aに取り付けられる。

[0123] また、突き出しピン 18dの先端部の円錐形部は、フォーミングプレート 15に備えられる溝 A46及び V溝 B48に応じた形状を備える。更に、突き出しピン 18dが溝 A46 内にある際には、突き出しピン 18dの円錐形部の一部が溝内に位置した状態となり、突き出しピン 18dが V溝 A46の 46a及び V溝 B48内にある際には、突き出しピン 18d の円錐形部の全部が溝内に位置した状態となる形状を、突き出しピン 18d及び V？冓 A46及び V？冓 B48は備える。

[0124] また、ドライバ本体部 18aは、下端部の中央に所定量突出した直方体のステーブル押し下げ部 18fを備える。ステープル押し下げ部 18fの左右には、図 31に示すようにそれぞれ抜き刃 51が取り付けられる。ここで、抜き刃 51の構成について説明する。図 32A、図 32B及び図 32Cは抜き刃 51の構成を示す説明図である。図 32Aは抜き刃 51の斜視図であり、図 32Bは抜き刃 51の側面図であり、図 32Cは抜き刃 51の正面図である。

[0125] 図 32A、図 32及び図 32Cに示すように、抜き刃 51は、所定の長さを有し、一方の端部に刃先 51eを備える。また抜き刃 51は、刃先 51eを備える端部の近傍に、少なくとも刃先 51e側に斜面を有して所定量突出した突起部 51dを備える。ここで突起部 5 Idは抜き刃 51の幅いっぱいには形成されず、抜き刃 51は、図 32Bに示すように、長手方向に一方の端部から他方の端部までつながった直線部 51fを有する。このため、図 32Cに示す状態の左右方向に対する曲げに対して所定の強度を有する。また、突起部 51dはプレス加工により、モールド加工と比較して安価に形成することが可能である。

[0126] 更に、抜き刃 51は中央部に所定の形状の押し出し孔 51cを備え、押し出し孔 51c の上方に、ドライバ本体部 18aのステープル押し下げ部 18fに取り付けるための取り付け孔 51gを備える。このような構成を備える抜き刃 51を綴じ用紙に貫通させることにより、図 32Dに示すような形状の切り込み孔 52が形成される。

[0127] 図 30A及び図 30Bと図 31に戻り、ドライバ本体部 18aは、左右に凸部 B18gを備えており、図 21に示す、フレーム 8の側溝 B53に嵌合される。これにより、ドライバ本体部 18aは、フレーム 8に対して上下に摺動可能となる。

[0128] 次に、ステープル貫通部によるステープル 2の綴じ用紙に対する貫通、及び後述するステープル折り曲げ部によりステープル 2の両脚部の折り曲げ及び貼り付けを行う際に、綴じ用紙をテーブル 20に対して押さえつける用紙押さえ 19の構成について説明する。図 33A及び図 33Bは用紙押さえ 19の構成を示す説明図である。図 33Aは用紙押さえ 19を斜め前方から見た状態を示す分解斜視図であり、図 33Bは用紙押さえ 19を斜め後方から見た状態を示す分解斜視図である。

[0129] 図 33A及び図 33Bに示すように、用紙押さえ 19は、所定の厚さを有する断面 L字状の用紙押さえ本体部 19aと、角窓 19bとを備える。用紙押さえ本体部 19aは中央部にに、、角角窓窓 1199bbがが開開閉閉自自在在にに取取りり付付けけらられれるる角角窓窓孔孔 1199ccをを備備ええるる。。ままたた、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaはは、、下下端端部部にに用用紙紙押押ささええ部部 1199ddをを備備ええ、、用用紙紙押押ささええ部部 1199ddのの中中央央ににははスステテ一一ププルル貫貫通通部部にによよるるスステテーーププルル貫貫通通時時にに用用いいらられれるるスステテーーププルル綴綴じじ孔孔 1199eeをを備備ええるる。。

[0130] 更更にに、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaはは、、左左右右にに凸凸部部 AA1199ffをを備備ええてておおりり、、図図 1177及及びび図図 2211 にに示示すす、、フフレレーームム 88のの側側溝溝 AA5544にに嵌嵌合合さされれるる。。ここれれにによよりり、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaはは、、フフレレーームム 88にに対対ししてて上上下下にに摺摺動動可可能能ととななるる。。

[0131] 次次にに、、フフォォーーミミンンググププレレーートト 1155、、ドドラライイババ 1188及及びび用用紙紙押押ささええ 1199のの上上下下方方向向のの支支持持のの構構成成ににつついいてて説説明明すするる。。前前述述ししたたよよううにに、、フフォォーーミミンンググププレレーートト 1155はは側側部部にに凸凸部部 CC1155 ddをを有有しし、、ドドラライイババ本本体体部部 1188aaはは側側部部にに凸凸部部 BB1188ggをを有有しし、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaはは側側部部にに凸凸部部 AA1199ffをを有有すするる。。そそれれぞぞれれのの凸凸部部ががフフレレーームム 88のの側側溝溝 CC5500、、側側溝溝 BB5533及及びび側側溝溝 AA5544にに嵌嵌合合ししてて摺摺動動すするるここととにによよりり、、フフォォーーミミンンググププレレーートト 1155、、ドドラライイババ 1188及及びび用用紙紙押押ささええ 1199はは、、そそれれぞぞれれ所所定定のの位位置置でで上上下下方方向向にに移移動動自自在在ととななるる。。

[0132] ままずず図図 2255にに示示すすよよううにに、、待待機機状状態態ににおおいいててはは、、フフォォーーミミンンググププレレーートト 1155はは、、下下端端部部

1155ddががププッッシシャャ 1177のの LL字字型型アアーームム 1177ddのの上上部部にに載載っったた状状態態ななるる。。ままたた、、図図 2200等等にに示示すすよよううにに、、用用紙紙押押ささええ 1199はは引引っっ張張りりババネネ 5555にによよりりフフレレーームム 88にに取取りり付付けけらられれ、、上上方方へへ引引つつ張張らられれたた状状態態ととななるる。。待待機機状状態態ににおおけけるる用用紙紙押押ささええ 1199のの上上死死点点はは、、フフレレーームム 88のの側側、、溝溝 AA5544及及びび用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaのの凸凸部部 AA1199ffにによよりり定定ままるる。。

[0133] ままたた、、図図 2244BBにに示示すすよよううにに、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aa及及びびドドラライイババ本本体体部部 1188aaのの間間ににはは、、ネネジジリリココイイルルババネネ 5566がが備備ええらられれてておおりり、、用用紙紙押押ささええ本本体体部部 1199aaをを下下方方へへ付付勢勢すするるとと共共にに、、ドドラライイババ本本体体部部 1188aaをを上上方方へへ付付勢勢ししてていいるる。。即即ちち待待機機状状態態ににおおいいててはは、、ドドラライイババ本本体体部部 1188aaははフフレレーームム 88にに対対ししてて上上方方へへ付付勢勢さされれてておおりり、、ドドラライイババ本本体体部部 1188aaのの上上死死点点はは、、フフレレーームム 88のの側側溝溝 BB5533及及ドドラライイババ本本体体部部 1188aaのの凸凸部部 BB1188ggにによよりり定定ままるる。。

[0134] ままたた、、図図 1188にに示示すすよよううにに、、ドドラライイババ本本体体部部 1188aaはは側側部部ででリリンンクク 5577にに回回動動自自在在にに取取りり付付けけらられれてていいるる。。リリンンクク 5577はは長長孔孔 5577aaででププッッシシャャシシャャフフトト 5588にに係係合合しし、、長長孔孔 5577bbででシシャャフフトト 5599ZZにに係係合合ししてていいるる。。ここここでで、、ハハンンドドルル 55がが押押しし下下げげらられれててドドラライイババ本本体体部部 1188aaがが下下降降すするるここととにによよりり、、図図 1188のの矢矢印印 iiにに示示すす方方向向ににリリンンクク 5577がが回回転転しし、、矢矢印印 jjにに示示すす方方向向にに

[0135] ここれれにによよりり、、図図 2200等等にに示示すすププッッシシャャ 1177がが後後退退ししてて、、フフォォーーミミンンググププレレーートト 1155のの下下端端部 15dがプッシャ 17の L字型アーム 17dの上部からはずれ、フォーミングプレート 15 は下降することが可能となる。

[0136] また、フレーム 8の側溝 A54、側溝 B53及び側溝 C50には、凸部 A19f、凸部 B18 g及び凸部 C15dとの摺動性を向上させるため、樹脂等により縁取りされたカラー部を備える。

[0137] 次に、ステープル押さえ部としてステープルカバー 6及びステープルカバー 6に備えられる逆止バネ 59の構成例について説明する。図 34A及び図 34Bはステープル押さえ部の構成を示す説明図である。図 34Aは逆止パネ 59により連結ステーブル 1 を押さえた状態を示す平面図であり、図 34Bは、逆止バネ 59により連結ステープル 1 を押さえた状態を示す側面図である。

[0138] 図 22に示すように、ステープラ 3は、フレーム 8上端の後端部にハンドル'ステープルカバー回動軸 10により回動可能に取り付けられたステープルカバー 6を備える。ステープルカバー 6はフレームの幅に応じた幅を備え、図 20に示すように、搬送路 13 上の連結ステーブル 1を押さえた状態で板パネ 14により押さえられる。

[0139] また、ステープルカバー 6の、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10への取り付け部と逆側の端部には押さえ片の一例である逆止パネ 59が備えられる。逆止パネ 59 は、弾性を有する薄板状の金属であり、中央に位置する第 1逆止パネ 59aと、第 1逆止パネ 59aの左右に位置する第 2逆止パネ 59bを備えて構成される。

[0140] ここで、第 1逆止バネ 59aは第 2逆止バネ 59bと比較して長ぐステープルカバー 6 が板パネ 14により押さえられた状態では、前述したステーブル切断成型部であるフォ一ミングプレート 15の下方に位置するステープル 2aを、図 34Aの R及び図 34Bの T で示すように、その端部で押さえる。また、第 2逆止バネ 59bは、ステープル 2aのステ一プル装填部側の隣に位置するステープル 2bを、図 34Aの S及び図 34Bの Uで示すように、その端部で押さえる。

[0141] 次に、ステープル切断成型部による連結ステープル 1の端部に位置するステープノレ 2の切断、成型及び搬送の方法について図 35A〜図 35E等を用いて説明する。図 35A、図 35B、図 35C、図 35D及び図 35Eは、ステープル 2の切断、成型及び搬送方法についての説明図であり、連結ステープル 1、逆止バネ 59及び送りッメ 44を切断した断面図示状態で示す。図 35A〜図 35Eにおいては、両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型した後のステーブルは切断しな!/、側面視状態で示してレ、る。

[0142] 図 35Aは、ステープラ 3の待機状態における各ステープル 2、逆止バネ 59及び送りッメ 44を示している。ステープル 2aは、図 34A及び図 34Bと同様に、連結ステープル 1の端部のステープル 2であり、フォーミングプレート 15の下方で受け台部 13c上に位置する。ステープル 2bはステープル 2aのステープル装填部側の隣に位置するステーブル 2であり、ステーブル 2cは、両端力方向に折り曲げられた形状に成型され、ドライバ 18の下方に位置するステープル 2である。なお、図 35B以降においては、ステープル 2cは表示していない。

[0143] 図 35Bは、送りッメ 44が下方に移動している状態を示している。図 35Cは、切断刃

49によりステープル 2aとステープル 2bとの連結部を切断している状態を示している。図 35Dは、フォーミングプレート 15によりステープル 2aを成型している状態を示している。図 35Eは、送りッメ 44により連結ステープル 1を移動させると共に、プッシャ 17 のステープル押し部 17aによりステープル 2cを前方へ移動させる状態を示している。

[0144] 図 35Aに示すステープラ 3の待機状態から、ハンドル 5が押し下げられることにより、ドライバ 18が下降してリンク 57が回転し、プッシャ 17が後方へ移動する。これにより、図 35B及び図 35Cに示すように、送りッメ 44が回転して後方に移動し、送りッメ 44の係合部がステープル 2aのステープル装填部側（図 35A〜図 35Eの右側）の送り孔 3 2から外れ、ステープル 2bのステープル装填部側の送り孔 32に係合した状態となる。

[0145] また、図 35Aから図 35Cに示す間、ドライバ 18により押し下げられることにより、フォ一ミングプレート 15が下降する。ドライバ 18によるフォーミングプレート 15の押し下げについての詳細は後述する。切断刃 49を備えるフォーミングプレート 15が連結ステ一プル 1に対して下降することにより、切断刃 49によりステープル 2aとステープル 2b との連結部が切断される。図 36A、図 36B及び図 36Cは切断刃 49によるステープル 2の切断を時系列で示した説明図である。

[0146] 図 36Aから図 36Cに示すように、二つの切断刃 49がステープル 2に対して下降することにより、二つの切断刃 49の刃先 49aで各ステープル連結部 34が切断される。ここで、ステープル 2aとステープル 2bとの間の各ステープル連結部 34に対して、各刃先 49aが、ステーブル 2の内側から外側に向けてそれぞれ反対方向に押し当てられ、各ステープル連結部 34が切断される。これにより、各ステープル連結部 34の切断時には、ステープル 2aとステープル 2bとに、各刃先 49aにより反対向きの力が同時に加えられた状態となる。

[0147] これにより、切断対象のステープル 2aと、切断対象のステープル 2aと隣り合うステ一プル 2bを広い範囲で支える必要がなぐ逆止パネ 59により押さえる簡易な構成により、安定してステーブル 2の切断を行うことが可能となる。

[0148] 図 36Cでステープル 2aとステープル 2bのステープル連結部 34を切断した後、フォ一ミングプレート 15が更に下降することによりステープル 2aの両端が 1方向に折り曲げられた形状への成型が行われる。図 37A、図 37B及び図 37Cと、図 38A、図 38B 及び図 38Cは、受け台部 13cとフォーミングプレート 15によるステープル 2の成型を時系列で示した説明図である。

[0149] 図 37A、図 37B及び図 37Cと、図 38Aに示すように、受け台部 13cに設置され隣接するステープル 2から切り離されたステープル 2に対して、フォーミングプレート 15 が下降し、受け台部 13cとステープル成型部 15aが嵌合する。これにより、ステープル 2は、クラウン部 35とクラウン部 35から直角に折り曲げられた脚部 36が形成されるように、両端力方向に折り曲げられた形状に成型される。

[0150] また、図 38Aに示すようにステーブル 2を両端力方向に折り曲げられた形状に成型した後、ドライバ 18が上昇することにより、フォーミングプレート 15も上昇する。ドラィバ 18とフォーミングプレート 15の上昇についての詳細は後述する。ここで図 38B及び図 38Cに示すように、フォーミングプレート 15が上昇する際には、両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型されたステープル 2の両脚部 36がヒラキォサェ 15cにより押さえられる。このように、ヒラキォサェ 15cにより両外側から保持することにより、スプリングバックによりステープル 2の両脚部 36が開くことが防がれる。

[0151] フォーミングプレート 15が上昇して、ヒラキォサェ 15cにより両端が 1方向に折り曲げられた形状のステーブル 2の両脚部 36を保持した状態となった後、ドライバ 18が更に上昇してリンク 57が回転し、プッシャバネ 16により付勢されたプッシャ 17が前方に移動する。これより、図 35Eの矢印 1に示すように、送りッメ 44で連結ステープル 1が前方に移動すると共に、矢印 kに示すように、図示しないステーブル押し部 17aによりステーブル 2aが前方に押し出される。

[0152] 本発明に係る連結ステーブル 1は、送り孔 32に係合部を係合させた送りッメ 44により、ステープラ 3の内部を連結方向に搬送される。これにより、ステープラ 3の内部で精度良く搬送されることが可能になる。

[0153] 図 39A及び図 39Bは、プッシャ 17のステープル押し部 17aによるステープル 2の押し出し方法を示す説明図である。図 39A及び図 39Bに示すように、プッシャ 17が前方に移動することにより、ステーブル押し部 17aにより両端力方向に折り曲げられた形状のステープル 2がフォーミングプレート 15内からドライバ 18の二つの抜き刃 51の間に押し出される。この時、ステーブル押し部 17aによるステーブル 2の押し出しは、ステープル押し部 17aに設けられた四つの突起部 17aaにより、ステープル 2の両脚部 36の背面側の上部及び下部を押すことにより行われる。

[0154] (4)ステーブル折り曲げ部の構成例

次に、ステープル貫通部により綴じ用紙に貫通されたステープル 2の両脚部 36を綴じ用紙 37に沿って折り曲げ、綴じ用紙 37と一方の脚部 36とを接着部 31aで、一方の脚部 36と他方の脚部 36とを接着部 31bでそれぞれ貼り合わせるステープル折り曲げ部の構成例について説明する。なお、接着部 31bと接着部 31cとの貼り合わせも同様である。

[0155] 図 40と、図 41A、図 41B及び図 41Cはステープル折り曲げ部の一部の構成を示す説明図である。図 40はステープル折り曲げ部の一部の構成を示す斜視図である。図 41Aは、ステープル折り曲げ部の一部の構成を上方から見た状態を示す平面図である。図 41Bはステープル折り曲げ部の一部の構成を示す断面図であり、図 41Aの V—V断面を示している。図 41Cは、ステープル折り曲げ部の一部の構成を下方から見た状態を示す平面図である。

[0156] 図 40及び図 41A〜図 41Cに示すように、ステープル折り曲げ部は、フレーム 8の底部である折り曲げ部設置台 21に取り付けられたクリンチヤユニット 23、二つの押し出しユニット 24、及びスライダ 26を備えて構成される。まずクリンチヤユニット 23の構成について説明する。 [0157] クリンチヤユニット 23は、隣り合った 2面が開放した直方体状のクリンチヤホルダ 23a と、クリンチヤシャフト 23bでクリンチヤホルダ 23aに回動可能に取り付けられたクリンチヤレフト 60、クリンチヤセンター 27及びクリンチヤライト 61とを備えて構成される。

[0158] クリンチヤレフト 60とクリンチヤライト 61は互いに左右対称となる形状を有し、それぞれクリンチヤホルダ 23aから突出した折り曲げ部、折り曲げ部を備え、クリンチヤセンタ一 27を挟んだ状態でクリンチヤホルダ 23aに取り付けられる。またクリンチヤセンター 27は、クリンチヤホルダ 23aから突出した、貝占り合わせ部を有する。センター 27との間には、それぞれ図示しないネジリコイルパネが備えられている。これにより、クリンチヤレフト 60はクリンチヤセンター 27に対して上方に付勢され、クリンチヤライト 61はクリンチヤセンター 27に対して上方に付勢された状態となる。

[0160] また、クリンチヤセンター 27の左右に設けられた図示しない溝部、及びクリンチャレフト 60、クリンチヤライト 61にそれぞれ設けられた、クリンチヤセンター 27左右の溝部に係合する図示しない凸部により、クリンチヤセンター 27に対するクリンチヤレフト 60 の上死点、及びクリンチヤセンター 27に対するクリンチヤライト 61の上死点が定まる。ここでステープラ 3においては、例えば、クリンチヤセンター 27に対するクリンチヤライト 61の上死点が、クリンチヤセンター 27に対するクリンチヤレフト 60の上死点より高い位置となる。即ち、ステープラ 3の待機状態においては、クリンチヤライト 61の折り曲げ部 61 aが、クリンチヤレフト 60の折り曲げ部 60aに対して高い位置にある。

[0161] また、折り曲げ部設置台 21のクリンチヤユニット 23が設置される箇所には、図 41B 及び図 41 Cに示すようにクリンチャ孔部 23cが形成されている。更に、図 41Bに示すように、クリンチヤセンター 27には長孔 27bが備えられている。ここで図 20に示すように、ステープラ 3は、折り曲げ部の一部としてベース 9に、クリンチヤセンター 27を支持して位置を定めるクリンチャリフタ 28を備えている。クリンチャリフタ 28は上下方向にベース 9に応じた長さを有し、上端部にはクリンチヤセンター 27の長孔 27bと係合する凸部を備える。

[0162] 図 20の矢印 Jに示すように、フレーム回動軸 12でフレーム 8がベース 9に対して回転することにより、クリンチャリフタ 28の凸部のクリンチヤセンター 27の長孔 27b内の位置が変化して、クリンチヤセンター 27の位置が定められる。同時に、クリンチヤセンター 27に対してネジリコイルバネにより付勢されているクリンチヤレフト 60及びクリンチャライト 61の位置も定まる。

[0163] 次に、押し出しユニット 24の構成について説明する。図 40に示す、折り曲げ部設置台 21に取り付けられた二つの押し出しユニット 24は同一の構成を備えるものである。また各押し出しユニット 24は、ドライバ 18に対応した位置に設置される。図 42A、図 4 2B、図 42C及び図 42Dは、押し出しユニット 24の構成を示す説明図である。図 42A 及び図 42Bは、後述するカム 24a及び押し出しプッシャ 24bが待機位置にある状態を示している。図 42C及び図 42Dは、後述するカム 24a及び押し出しプッシャ 24bが押し出し位置にある状態を示している。また、図 42Aから図 42Dはそれぞれ押し出しユニット 24の斜視図である。

[0164] 図 42A力、ら図 42Dに示すように、押し出しユニット 24は、上部が開口した形状を有する押し出しユニットベース 24c、カム 24a及び押し出しプッシャ 24bを備えて構成される。カム 24aは、屈曲した形状を有する爪部 24dを両端に備え、押し出しユニットべース 24c内で、カムシャフト 24eにより押し出しユニットベース 24cに図 42Aの矢印に示すように回動可能に取り付けられている。

[0165] 押し出しプッシャ 24bは直方体状の形状を備え、ダブルトーシヨンパネ 24fの上端部に取り付けられる。ダブルトーシヨンパネ 24fは、ダブルトーシヨンパネシャフト 24g により押し出しユニットベース 24cに回動自在に取り付けられる。これにより、押し出しプッシャ 24bは図 42Bの矢印に示す方向に付勢された状態となる。また、押し出しプッシャ 24bは、ダブルトーシヨンパネ 24fにより付勢される方向に薄板の円弧状の押し出し部 24baを備える。この押し出し部 24baは、図 32A、図 32B及び図 32Cに示す抜き刃 51の押し出し孔 51cに揷通可能な形状を備える。

[0166] 押し出しプッシャ 24bが、図 42A及び図 42Bに示す待機位置にある状態において、図 42Bの矢印の向きにカム 24aを回転させることにより、ダブルトーシヨンパネ 24fにより付勢された押し出しプッシャ 24bは、図 42C及び図 42Dに示すように押し出し位置に移動する。反対に、押し出しプッシャ 24bが、押し出し位置にある状態において、図 42Dの時計回りにカム 24aを回転させることにより、ダブルトーシヨンパネ 24fが力ム 24aに押され、押し出しプッシャ 24bは待機位置に移動する。

[0167] 次に、スライダ 26の構成例について説明する。図 43A及び図 43Bは、スライダ 26 の構成例を示す説明図である。図 43Aはスライダ 26を斜め前方から見た状態を示す斜視図であり、図 43Bはスライダ 26を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。

[0168] 図 43A及び図 43Bに示すように、スライダ 26は、直方体状の形状を有し、両端より前方に向けて伸びたスライダアーム 26a及びスライダアーム 26bを備える。スライダァーム 26aは前端部にアーム斜面 A26aa及びアーム斜面 B26abを備える。アーム斜面 A26aaはスライダ 26の内側で、且つ下側及び前側を向いた角度に形成される。ァーム斜面 B26abはスライダ 26の内側で、且つ上側及び後ろ側を向いた角度に、ァーム斜面 A26aaの後部に形成される。

[0169] スライダアーム 26bもスライダアーム 26aと同様に、前端部にアーム斜面 A26ba及びアーム斜面 B26bbを備える。アーム斜面 A26baはスライダ 26の内側で、且つ下側及び前側を向いた角度に形成される。アーム斜面 B26bbはスライダ 26の内側で、且つ上側及び後ろ側を向いた角度に、アーム斜面 A26baの後部に形成される。

[0170] また、スライダ 26は、後端部の近傍にスライダシャフト 63が揷通されるスライダシャフト孔 26cを備え、図 41Aの矢印及び図 41Bの矢印 nに示すように、前後に摺動可能に取り付けられている。ステープラ 3が組み立てられた状態では、図 20に示すように、スライダシャフト 63はフレーム 8の長孔 64内に位置した状態となる。ここで、ハンドノレ 5が押し下げられてドライバ本体部 18aが下降することにより、図 18の矢印 iに示す方向にリンク 57が回転し、リンク 57の下端部に設けられた突起部 57cがスライダシャフト 63と係合してスライダシャフト 63を後方に押し下げることより、スライダ 26が後方へ移動される。

[0171] 更に、スライダ 26は、背面部にスライダバネ 25が設置されるスライダバネ穴 26dを備えており、ステープラ 3が組み立てられた状態ではスライダパネ 25により折り曲げ部設置台 21に対して前方に付勢された状態となる。また、図 41B及び図 41Cに示すように、折り曲げ部設置台 21のスライダ 26の下部には、所定の大きさのスライダ孔部 23dが形成される。

[0172] 次に、押し出しユニット 24とクリンチヤユニット 23の動作の関係について説明する。図 40と、図 41A、図 41B及び図 41Cに示すように、クリンチヤレフト 60の折り曲げ部、クリンチヤセンター 27の貼り合わせ部及びクリンチヤライト 61の折り曲げ部が上下する箇所を挟んだ位置に、各押し出しユニット 24は配置される。各押し出しユニット 24 の押し出しプッシャ 24bが押し出し位置にある状態で、クリンチヤレフト 60、クリンチヤセンター 27及びクリンチヤライト 61が図 41Bの矢印に示す方向に回転することにより、クリンチヤレフト 60及びクリンチヤライト 61により各押し出しユニット 24の爪部 24dが押し上げられてカム 24aが回転し、押し出しプッシャ 24bが待機位置に移動する。

[0173] 次に、押し出しユニット 24とスライダ 26の動作の関係について説明する。図 40と図 41A、図 41B及び図 41Cに示す状態では、各押し出しユニット 24の押し出しプッシャ 24bが待機位置にあり、スライダ 26のスライダアーム 26a、 26bの前端部が各押し出しユニット 24の二つの爪部 24dの間にある。この状態から、スライダ 26が後方に移動することにより、スライダアーム 26aのアーム斜面 B26ab及びスライダアーム 26bのアーム斜面 B26bbが、各押し出しユニット 24の後方に位置する爪部 24dに当接してカム 24aが回転し、押し出しプッシャ 24bが押し出し位置に移動する。

[0174] また、各押し出しユニット 24の押し出しプッシャ 24bが待機位置にあり、スライダ 26 のスライダアーム 26a、 26bの前端部が各押し出しユニット 24の二つの爪部 24dの間力も外れて後方にある状態から、スライダ 26を前方に移動した際には、スライダァーム 26aのアーム斜面 A26aa及びスライダアーム 26bのアーム斜面 A26baが、各押し出しユニット 24の後方に位置する爪部 24dに当接してスライダアーム 26a、 26bが両側に広がり、スライダ 26のスライダアーム 26a、 26bの前端部が各押し出しユニット 24 の二つの爪部 24dの間に位置した状態となる。

[0175] (5)その他ベース部の構成例

次に、ベース 9の他の構成について説明する。ステープラ 3は、スライダ 26を支えるスライダ受け 29を備える。このスライダ受け 29は、折り曲げ部設置台 21のスライダ孔部 23dに対応した位置に備えられており、ステープラ 3の待機状態においては、図 20 に示すように、スライダ 26を支えた状態となる。ハンドル 5が押し下げられてスライダ 2 6が後方に移動することにより、スライダ 26はスライダ受け 29から外れた状態となる。

[0176] また、図 20に示すように、ステープラ 3は、ベース 9に折り曲げ部設置台 21を支えるリターンバネ 22を備える。このリターンバネ 22により、折り曲げ部設置台 21は、フレーム回動軸 12で図 20の時計回りに付勢された状態となる。

[0177] <連結ステーブル及びステープラの動作例〉

次に、連結ステーブル 1を用いたステープラ 3による綴じ用紙 37の綴じ動作について説明する。図 44から図 51はステープラ 3によりステープル 2を用いて綴じ用紙 37を綴じる動作を示す断面図である。図 40から図 51は、各状態におけるステープラ 3を図 19の h— h断面で示している。

[0178] 以下において、図面を参照しながら、ステープラ 3によりステープル 2を用いて綴じ用紙 37を綴じる動作について説明する。図 44は、待機状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。

[0179] 図 44に示すステープラ 3の待機状態では、ステープラ 3の各部は以下のような状態となる。ステープラ 3の待機状態では、ステープルホルダ 11内にロール状ステープル 4が装填され、図 22に示すように、ロール状ステープル 4から引き出された連結ステ一プル 1が剥離紙 30を剥がされた状態で搬送路 13上に設置される。また、連結ステ一プルから剥がされた剥離紙 30は、剥離紙排出経路 40を通じてステープラ 3の後部に設けられた剥離紙排出口 39から排出された状態に設置される。

[0180] また、フォーミングプレート 15の下部である搬送路 13の受け台部 13cには、連結ステープル 1の端部のステープル 2Aが位置している。更にドライバ 18の抜き刃 51内には、両端が 1方向に折り曲げられた形状に成型されたステーブル 2Cが位置している

〇

[0181] また、ステープラ 3の待機状態では、用紙押さえ 19は、引っ張りバネ 55によりフレーム 8に対して上方へ付勢され、凸部 A19f及び側溝 A54で定まる上端部に位置している。ドライバ 18はネジリコイルパネ 56により、用紙押さえ 19に対して上方へ付勢され、凸部 B18g及び側溝 B53で定まる上端部に位置している。フォーミングプレート 1 5はドライバ 18の突き出しピン 18dにより、凸部 C15d及び側溝 C50で定まる上端部に位置している。

[0182] 更に、ステープラ 3の待機状態では、プッシャ 17はプッシャバネ 16より前方へ付勢され、ステープル押し部 17aがドライバ 18の抜き刃 51に当てついた状態となる。また、スライダ 26はスライダパネ 25により前方へ付勢され、ベース 9に備えられるスライダ受け 29に乗った状態となる。

[0183] また、ステープラ 3の待機状態では、フレーム 8の底部となる折り曲げ部設置台 21が、ベース 9のリターンパネ 22により上方へ付勢され、折り曲げ部設置台 21の前端部力 S、ベース 9に固定されたシャフト 64に当てついた状態となる。

[0184] 図 45は、用紙押さえ 19がテーブル 20上へ設置され、フォーミングプレート 15の作動が開始された状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 44 に示す待機状態から、ハンドル 5が押し下げられることにより、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10でハンドル 5が図 45の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ 66によりドライバ 18が押し下げられる。

[0185] これにより、ドライバ 18が押し下げられることにより、ネジリコイルバネ 56により付勢された用紙押さえ 19も下方に押し下げられ、図 45に示すように、テーブル 20上の綴じ用紙 37が用紙押さえ 19の用紙押さえ部 19dに押さえられた状態となる。

[0186] また、ドライバ 18に取り付けられた抜き刃 51が、テーブル 20上に設置され用紙押さえ 19により押さえられた綴じ用紙 37に貫通される。

[0187] また、ドライバ 18が更に押し下げられることにより、図 18の矢印 iに示す方向にリンク

57が更に回転し、長孔 57aに係合したプッシャシャフト 58が後方へ押され、プッシャ 17が後方に更に移動する。これにより、図 25に示すフォーミングプレート 15に下端部 15dが、プッシャ 17の L字型アーム 17dから外れた状態となる。この時、プッシャ 17 に取り付けられた送りッメ 44の連結ステーブル 1の送り孔 32に対する係合が外れて、送りッメ 44は後方へ移動する。

[0188] 更に、ドライバ 18の突き出しピン 18dは、フォーミングプレート 15の V溝 A46内を移動し、 V溝 A46の下端部 46aに到達する。ドライバ 18の突き出しピン 18dが、 V溝 A4 6の下端部 46aに到達後、ドライバ 18が更に下降することにより、突き出しピン 18dが V溝 A46の下端部 46aに係合した状態で、ドライバ 18共にフォーミングプレート 15は下降を開始する。

[0189] 図 46は、ステープル 2Aが切断され、スライダ 26の移動が開始され、ステープル 2 の成型が開始された状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 45示す状態から、更にハンドル 5が押し下げられることにより、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10でハンドル 5が図 46の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ 66 によりドライバ 18が更に押し下げられる。これにより、図 46に示すように、ドライバ 18 に取り付けられた抜き刃 51が、テーブル 20上に設置され用紙押さえ 19により押さえられた綴じ用紙 37に、更に貫通される。

[0190] また、ドライバ 18が下降することにより、突き出しピン 18dが V？冓 A46の下端部 46a に係合した状態で、ドライバ 18共にフォーミングプレート 15は下降する。これにより、図 36A〜図 36Cに示すように、連結ステープル 1の先頭部に位置するステープル 2 Aと連接するステープル 2Bとのステープル連結部 34力フォーミングプレート 15に取り付けられた切断刃 49により切断される。

[0191] また、突き出しピン 18dが V？冓 A46の下端部 46aに係合した状態で、ドライバ 18共にフォーミングプレート 15が下降する。これにより、図 37A〜図 37Cに示すように、フォーミングプレート 15のステープル成型部 15aにより、受け台部 13cに設置されたステーブル 2Aの成型が開始される。

[0192] 更に、ドライバ 18が押し下げられることにより、図 18の矢印 iに示す方向にリンク 57 が回転し、リンク 57の突起部 57cと係合したスライダシャフト 63と共にスライダ 26が後方に移動する。これにより、スライダ 26のスライダアーム 26a及びスライダアーム 26b 力それぞれ各押し出しユニット 24の後側に位置する爪部 24dと当接し図 42Bの矢印に示すようにカム 24aが回転する。これにより、各押し出しユニット 24の押し出しプッシャ 24bが待機位置から押し出し位置の方向へ回転する。これにより、各押し出しプッシャ 24bの押し出し部 24baが、綴じ用紙 37に貫通された抜き刃 51の外側の面に当接した状態となる。

[0193] 図 47は、ステープル 2Aの成型が完了した状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 46に示す状態から、更にハンドル 5が押し下げられることにより、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10でハンドル 5が図 47の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ 66によりドライバ 18が更に押し下げられる。これにより、図 47に示すように、ドライバ 18に取り付けられた抜き刃 51が、テーブル 20上に設置され用紙押さえ 19により押さえられた綴じ用紙 37に更に貫通され、抜き刃 51内に位置しているステープル 2Cの両脚部 36が、綴じ用紙 37に貫通される。

[0194] また、ドライバ 18が下降することにより、突き出しピン 18dが V？冓 A46の下端部 46a に係合した状態で、ドライバ 18と共にフォーミングプレート 15が下降する。これにより、フォーミングプレート 15の下端部 15dがフレーム 8の所定の箇所に接して、フォーミングプレート 15がフレーム 8に対して下降しない位置まで、フォーミングプレート 15が下降する。これにより、図 38Aに示すように、フォーミングプレート 15のステープル成型部 15aにより、受け台部 13cに設置されたステープル 2A力クラウン部 35と両脚部 36を有する両端力方向に折り曲げられた形状に成型される。

[0195] また、ドライバ 18が更に押し下げられることにより、図 18の矢印 iに示す方向にリンク

57が更に回転し、リンク 57の突起部 57cと係合したスライダシャフト 63と共にスライダ 26が更に後方に移動する。

[0196] 図 48は、ステープル 2Cの貫通が完了し、スライダ受け 29からスライダ 26が外れた状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 47に示す状態から、更にハンドル 5が押し下げられることにより、ハンドル'ステープルカバー回動軸 10 でハンドル 5が図 48の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ 66によりドライバ 18が更に押し下げられる。これにより、図 48に示すように、ドライバ 18に取り付けられた抜き刃 51が、テーブル 20上に設置され用紙押さえ 19により押さえられた綴じ用紙 37に更に貫通され、抜き刃 51内に位置しているステープル 2Cの両脚部 36が、綴じ用紙 37に完全に貫通される。

[0197] また、各ダブルトーシヨンパネ 24fにより付勢され、各抜き刃 51の外側の面に当接した状態の各押し出しプッシャ 24bの押し出し部 24baが、各抜き刃 51の押し出し孔 51 c内に揷通する。これにより、ステープル 2Aの両脚部 36が、各押し出し部 24baにより内側へ押されて折り曲げられることにより、各抜き刃 51から離れた状態となる。

[0198] また、ドライバ 18が下降することにより、突き出しピン 18dが V？冓 B47から V？冓 B48内に移動する。更に、図 18の矢印 iに示す方向にリンク 57が更に回転し、リンク 57の突起部 57cと係合したスライダシャフト 63と共にスライダ 26が更に後方に移動することにより、図 48に示すように、スライダ 26がスライダ受け 29から外れた状態となる。更に、スライダアーム 26a及び 26bの前端部力各押し出しユニット 24の各爪部 24dの間から、後方へ外れた状態となる。

[0199] 図 49は、ステープル 2Cのクリンチが完了した状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 48に示す状態から、更にハンドル 5が押し下げられることにより、フレーム回動軸 12でフレーム 8がベース 9に対して図 49の反時計回りに回動し、図 49に示すように、フレーム 8の底辺部である折り曲げ部設置台 21がベース 9に接した状態となる。なお、折り曲げ部設置台 21がベース 9に接した状態から、ハンドル 5を更に押し下げることはできない。

[0200] これにより、クリンチャリフタ 28により、クリンチヤセンター 27力クリンチヤシャフト 23 bで回動してクリンチヤホルダ 23aに対して上方へ持ち上げられた状態となる。クリンチヤセンター 27がクリンチヤホルダ 23aに対して上方へ持ち上げられることにより、ネジリコイルバネによりクリンチヤセンター 27に対して上方に付勢されたクリンチヤレフトに対して上方へ持ち上げられる。

[0201] ここで、クリンチヤライト 61は、クリンチヤレフト 60よりもクリンチヤセンター 27に対する上死点が上方に設けられている。このため、クリンチヤセンター 27がクリンチヤシャフト 23bで回動して上方へ持ち上げられることにより、クリンチヤライト 61によりステーブル 2Cの右側の脚部 36が内側に綴じ用紙 37に沿って内側に完全に折り曲げられて保持された状態となる。

[0202] その後、クリンチヤセンター 27がクリンチヤシャフト 23bで回動して上方へ更に持ち上げられることにより、クリンチヤレフト 60によりステープル 2Cの左側の脚部 36が内側に綴じ用紙 37に沿って内側に完全に折り曲げられて保持された状態となる。

[0203] その後、クリンチヤセンター 27がクリンチヤシャフト 23bで回動して上方へ更に持ち上げられることにより、図 49に示すように、ステープル 2Cの両脚部 36の重なり部が、クリンチヤセンター 27の先端の貼り合わせ部で押さえられた状態となる。これにより、図 3に示すように、ステープル 2Cの右側の脚部 36の接着部 31bと左側の脚部 36、及び左側の脚部 36の接着部 31aと綴じ用紙 37が、それぞれ貼り合わされた状態とな

[0204] 図 50は、フレーム 8のリターンが完了し、ドライバ 18のリターンが開始された状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 49に示す状態から、使用者がハンドル 5の押し下げを解除することにより、まず、図 18に示すベース 9に備えられたリターンバネ 22により、フレーム回動軸 12で、フレーム 8がベース 9に対して図 5 0の時計回りに回動する。

[0205] これにより、折り曲げ部設置台 21の前端部が、ベース 9と固定されたシャフト 64と当接し、フレーム 8とベース 9が、図 44に示す待機状態と同じ位置関係となる。また、タリンチヤリフタ 28により、クリンチヤセンター 27がクリンチヤホルダ 23aに対して引き下げられ、クリンチャホノレダ 23aと、クリンチヤレフト 60、クリンチヤセンター 27及びクリンチャライト 61が、図 44に示す待機状態と同じ位置関係となる。

[0206] また、リターンバネ 22により、フレーム回動軸 12でフレーム 8が回動し、折り曲げ部設置台 21の前端部がシャフト 64と当接した後、図 24Bに示すドライバ 18と用紙押さえ 19の間に設けられたネジリコイルバネ 56により、ドライバ 18の上方への移動が開始する。

[0207] 図 51は、プッシャ 17のリターン直前の状態におけるステープラ 3の各部の状態を示す説明図である。図 50に示す状態から、まず、ネジリコイルパネ 56により、ドライバ 18 が上方へ移動する。

[0208] これにより、突き出しピン 18dが V溝 B48内を上方へ移動し、 V？冓 B48の上端部で突き出しピン 18dが係合した状態となり、ドライバ 18の上方への移動と共にフォーミングプレート 15も上方への移動を開始する。

[0209] また、ドライバ 18が上方へ移動することにより、リンク 57が図 18の矢印 iの反対方向へ回転する。これにより、スライダシャフト 63を後方へ押さえていたリンク 57の突起部 57cが矢印 iの反対方向へ移動し、スライダパネ 25で付勢されたスライダ 26が前方へ移動を開始する。

[0210] その後、突き出しピン 18dが V？冓 B48内の上端に係合した状態で、ドライバ 18が上方へ移動する共にフォーミングプレート 15も上方へ移動する。これにより、図 38Bに示すように、ステープル 2Aの両脚部 36の先端部力フォーミングプレート 15のヒラキォサェ 15cにより保持された状態となる。

[0211] また、ドライバ 18が上方へ移動することにより、リンク 57が図 18の矢印 iの反対方向へ更に回転し、スライダシャフト 63を押さえているリンク 57の突起部 57cが矢印 iの反対方向へ更に移動し、スライダパネ 25で付勢されたスライダ 26が前方へ更に移動す

[0212] その後、突き出しピン 18dが V'溝 B48内の上端に係合した状態で、ドライバ 18が上方へ移動する共にフォーミングプレート 15が上端部まで移動する。これにより、図 38 Cに示すように、ステープル 2Aの両脚部 36の先端部力 S、フォーミングプレート 15のヒラキォサェ 15cにより完全に保持された状態となる。

[0213] その後、ドライバ 18が上方へ移動することにより、突き出しピン 18dが V？冓 B48からフラット部 47を超えて、 V'溝 A46内を上方へ移動する。また、ドライバ 18が上方へ移動することにより、リンク 57が図 18の矢印 iの反対方向へ更に回転し、スライダシャフト 63を押さえているリンク 57の突起部 57cが矢印 iの反対方向へ更に移動し、スライダパネ 25で付勢されたスライダ 26が、図 44で示す待機状態と同じ位置まで移動する。

[0214] 更に、プッシャシャフト 58を押さえているリンク 57の長孔 57aが移動することにより、プッシャバネ 16で付勢されたプッシャ 17が前方へ移動を開始する。これにより、図 3 5Eに示すように、送りッメ 44により連結ステープル 1が前方へ搬送される。この時、図 22に示すように、ステープルホルダ 11内に装填されたロール状ステープル 4から引き出された連結ステーブル 1から、剥離ブロック 38により、剥離紙 30が剥離される。また、剥離された剥離紙 30は剥離紙排出経路 40を経由して剥離紙排出口 39から排出される。また、図 35Eに図示しないプッシャ 17のステープル押し部 17aによりステ一プル 2Aがドライバ 18の各抜き刃 51の間へ押し出される。

[0215] 更にその後、ドライバ 18が上方へ移動することにより、突き出しピン 18dが V？冓 A46 内を上方へ所定の位置まで移動する。ネジリコイルパネ 56により、ドライバ 18が所定の位置まで上昇した後、図 18に示す、フレーム 8と用紙押さえ 19との間に備えられた引っ張りノネ 55により、用紙押さえ 19及びドライバ 18のフレーム 8に対する上方への持ち上げが開始される。

[0216] 更に、ドライバ 18が上方へ移動することにより、リンク 57が図 18の矢印 iの反対方向へ更に回転し、プッシャシャフト 58を押さえているリンク 57の長孔 57aが移動することにより、プッシャバネ 16で付勢されたプッシャ 17が、図 44で示す待機状態と同じ位置まで移動する。

[0217] 以上のようなステープラ 3の各部の動作より、用紙揷入口内のテーブル 20に設置された綴じ用紙 37が、ステーブル 2により綴じられる。

産業上の利用可能性

[0218] 本発明は、真直状のステープルが連結された連結ステープル及びこの連結ステープルをステープラに対して着脱自在に収納するステープルカートリッジに適用される

Claims

請求の範囲

[1] 略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、前記綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステープルカ該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結された連結ステープルであって、

前記ステーブルにより前記綴じ用紙を綴じるステープラの搬送手段の係合部が係合して、当該連結ステープルを前記ステープラの内部で前記各ステープルの連結方向に搬送する被係合部を、前記ステーブル毎に備える

ことを特徴とする連結ステーブル。

[2] 前記各ステーブルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に、前記両脚部を互いに貼り合わせる接着部として両脚部接着部を備える

ことを特徴とする請求項 1記載の連結ステーブル。

[3] 前記各ステーブルの裏面の他方の端部の近傍に、前記脚部と前記綴じ用紙とを貼り合わせる接着部として綴じ用紙接着部を備える

ことを特徴とする請求項 2記載の連結ステーブル。

[4] 前記両脚部接着部は、前記綴じ用紙接着部より強い接着力を有する

ことを特徴とする請求項 3記載の連結ステーブル。

[5] 前記両脚部接着部は、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙を備える

ことを特徴とする請求項 2記載の連結ステーブル。

[6] 前記綴じ用紙接着部は、剥離可能に取り付けられた第 2剥離紙を備える

ことを特徴とする請求項 3記載の連結ステーブル。

[7] 前記各ステーブルの裏面の、少なくとも長手方向の一方の端部の近傍に設けられた第 1接着部と、

前記各ステーブルの表面の、少なくとも他方の端部の近傍に設けられた、前記第 1 接着部と貼り合わされる第 2接着部とを備え、

前記第 1接着部及び前記第 2接着部は、互いに貼り合わされて接着力を発揮することを特徴とする請求項 1記載の連結ステーブル。

[8] 略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、前記綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステープルカ該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて、連結部で相互に連結された連結ステープルであって、

前記各ステーブルは、前記両端部が先端に行くに従って細くなる形状を備えることを特徴とする連結ステーブル。

前記各連結ステーブルは、前記両端部の近傍に設けられた前記各連結部で互レヽに連結され、

前記各連結部は、該連結ステーブルの長手方向に沿って中心側から外方側に向けて切断される。

ことを特徴とする請求項 8記載の連結ステーブル。

前記各ステーブルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に、前記綴じ用紙に貫通された前記両脚部を互いに貼り合わせる接着部として両脚部接着部を備えることを特徴とする請求項 8記載の連結ステーブル。

前記各ステーブルの裏面の、他方の端部の近傍に、前記脚部と前記綴じ用紙とを貼り合わせる接着部として綴じ用紙接着部を備える

ことを特徴とする請求項 10記載の連結ステーブル。

前記両脚部接着部は、前記綴じ用紙接着部より強い接着力を有する

ことを特徴とする請求項 10記載の連結ステーブル。

前記両脚部接着部は、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙を備える

ことを特徴とする請求項 10記載の連結ステーブル。

前記綴じ用紙接着部は、剥離可能に取り付けられた第 2剥離紙を備えることを特徴とする請求項 11記載の連結ステーブル。

前記各ステーブルの裏面の、長手方向の一方の端部の近傍に設けられた第 1接着部と、

前記各ステーブルの表面の、他方の端部の近傍に設けられた、前記第 1接着部と貼り合わされる第 2接着部とを備え、

前記第 1接着部及び前記第 2接着部は、互いに貼り合わされて接着力を発揮することを特徴とする請求項 8記載の連結ステーブル。 [16] 略真直状で、長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙に貫通され、前記綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステープルカ該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結された連結ステープルであって、

前記各ステープルの裏面の、長手方向の一方の端部の近傍に設けられた、前記両脚部を互いに貼り合わせる両脚部接着部と、

前記両脚部接着部に、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙とを備えることを特徴とする連結ステーブル。

[17] 前記各ステーブルの裏面の他方の端部の近傍に設けられた、前記脚部と前記綴じ用紙とを互いに貼り合わせる綴じ用紙接着部と、

前記綴じ用紙接着部に、剥離可能に取り付けられた第 2剥離紙とを備えることを特徴とする請求項 16記載の連結ステーブル。

[18] 前記両脚部接着部は、前記綴じ用紙接着部より強い接着力を有する

ことを特徴とする請求項 17記載の連結ステーブル。

[19] 略真直状をなすステーブルが該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結されてなる連結ステープルをロール状に巻き回したロール状ステープルを収納するステープル収納部と、

前記ステープル収納部に収納された前記ロール状ステープルを引き出して前記連結ステーブルを出現させることが可能に設けられているステーブル引き出し口とを備えて、

前記ステーブルで綴じ用紙を綴じるステープラに対して着脱自在に設けられたステープノレ力一トリッジであつて、

前記ステーブルは、前記長手方向の両端部に、所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて前記綴じ用紙を貫通したのち、前記綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を有する紙製のステープルであって、

前記連結ステーブルは、前記ステープラの搬送手段の係合部が係合して、当該連結ステーブルを前記ステープラの内部で前記各ステーブルの連結方向に搬送する被係合部を、前記ステーブル毎に有することを特徴とするステープルカートリッジ。

[20] 前記各ステーブルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に設けられた前記両脚部を互いに貼り合わせる接着部である両脚部接着部に、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙を、剥離する剥離部を備える

ことを特徴とする請求項 19記載のステープルカートリッジ。

[21] 前記各ステーブルの裏面の他方の端部の近傍に、前記脚部と前記綴じ用紙とを貼り合わせる接着部である綴じ用紙接着部に剥離可能に取り付けられる第 2剥離紙を備える

ことを特徴とする請求項 20記載のステープルカートリッジ。

[22] 前記剥離された剥離紙を外部に排出する剥離紙排出口を備える

[23] 前記剥離された剥離紙を収納する剥離紙収納部を備える

[24] 略真直状をなすステーブルが該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて連結部で相互に連結されてなる連結ステープルをロール状に巻き回したロール状ステ一プルを収納するステープル収納部と、

前記各ステーブルは、両端部が先端に行くに従って細くなる形状を備えることを特徴とするステープルカートリッジ。

[25] 前記各連結ステーブルは、前記両端部の近傍に設けられた前記各連結部で互いに連結され、

ことを特徴とする請求項 24記載のステープルカートリッジ。 [26] 前記各ステーブルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に設けられた前記両脚部を互いに貼り合わせる接着部である両脚部接着部に、剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙を、剥離する剥離部を備える

ことを特徴とする請求項 24記載のステープルカートリッジ。

[27] 前記各ステーブルの裏面の他方の端部の近傍に設けられた、前記脚部と前記綴じ用紙とを貼り合わせる接着部である綴じ用紙接着部に、剥離可能に取り付けられる第 2剥離紙を備える

ことを特徴とする請求項 26記載のステープルカートリッジ。

[28] 剥離された前記第 1剥離紙と前記第 2剥離紙との少なくとも何れか一方を外部に排出する剥離紙排出口を備える

[29] 剥離された前記第 1剥離紙と前記第 2剥離紙との少なくとも何れか一方を収納する剥離紙収納部を備える

[30] 略真直状をなすステーブルが該ステーブルの長手方向と平行に複数並設されて相互に連結されてなる連結ステーブルの裏面の接着部に剥離紙が取り付けられた状態でロール状に巻き回されたロール状ステープルを収納するステープル収納部と、前記ステープル収納部から前記ロール状ステープルを送給するのに伴って前記剥離紙を前記連結ステーブルから剥離する剥離部と、

前記剥離部で前記剥離紙が剥離された前記連結ステーブルが弓 Iき出されて出現させるステーブル引き出し口とを備えるステープルカートリッジであって、

前記ステーブルは、前記長手方向の両端部に所定の長さで第 1の方向に折り曲げられて綴じ用紙を貫通したのち、前記綴じ用紙に沿って第 2の方向に折り曲げられて互いに貼り合わされる脚部を備える紙製のステープルであって、

前記接着部は、前記各ステーブルの裏面の長手方向の一方の端部の近傍に設けられて、前記両脚部を互いに張り合わせた状態に接着する両脚部接着部であって、前記剥離紙は、前記両脚部接着部に剥離可能に取り付けられた第 1剥離紙であることを特徴とするステープルカートリッジ。 [31] 前記剥離された剥離紙を排出する剥離紙排出口を備えることを特徴とする請求項 30記載のステープルカートリッジ。

[32] 前記剥離された剥離紙を収納する剥離紙収納部を備えることを特徴とする請求項 30記載のステープルカートリッジ。