明細書 情報記録装置及び方法、 情報記録システム 技術分野 本発明は、 各種のリムーバブル記録メディアに記録される情報素材に関連した 固有の識別情報の記録を行う情報記録装置及び方法、 情報記録システムに関する, 景技術 従来より、 ディジタル映像信号の規格の一つとして、 I SO (Internatioal 0 rganization for Standardization) ,/SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineers) に規定された規格がある。 特に、 SMPTE 33 0Mには、 映像音声素材に割り当てられる I Dとして、 UMI D (Unique Mater ial IDentifier) と呼ばれるグローバルにユニークな I Dが定義されている。 こ の UMI Dは、 映像音声素材毎にユニークな I Dであるため、 例えば素材の追跡、 検索、 照合などに非常に有用なものとなされている。
しかしながら、 上記 UMI Dは、 基本的に映像、 音声信号などの素材に重畳さ れているものであるため、 それら映像、 音声素材が例えば記録メディアに記録さ れているような場合には、 その記録メディアを再生しなければ上記 UM I Dも読 み取ることができず、 したがって、 その応用は限られている。
すなわち、 UMI Dは、 映像、 音声信号などの素材を追跡、 検索、 照合などす る際にそれらのキーとなるが、 例えば素材を収める記録メディアが所在の一定し ないリム一バブル記録メディアであると、 そのメディアに記録された素材の捜索 に膨大な時間を要することになり、 その捜索は事実上不可能となっている。
また、 UMI Dは、 クリップ単位で固有の値を持っため、 例えばカセットテー プのような長時間記録が可能な記録メディアの場合、 テープ 1卷で数十キロバイ トにもなる。 したがって、 例えば記録容量の少ない媒体に UM I Dを記録する場
合や、 伝送容量の少ない伝送路に伝送する場合、 アナログ機材で扱う場合などに は、 その U M I Dに要する情報量を減らすことが望まれる。 ' 発明の開示 そこで、 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、 実際に記録メ ディアを再生することなしに、 素材信号の固有の識別情報 (U M I D ) を読み取 ることができ、 検索や確認などに U M I Dを役立てることを可能とする、 情報記 録装置及び方法、 情報記録システムを提供することを目的とする。
本発明の情報記録装置は、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信号に埋 め込まれている所定規格の固有識別情報を抽出する抽出手段と、 電磁界に感応し て作動し、 当該電磁界を介して非接触により外部と情報送受をなすと共に上記入 れ換え可能な記録媒体に添設或いは組み込まれる非接触型情報格納手段への情報 書き込み読み出しを行う書込読出手段とを有し、 上記抽出手段により抽出した上 記固有識別情報を上記書込読出手段により上記非接触型情報格納手段に書き込む ことにより、 上述した課題を解決する。
また、 本発明の情報記録方法は、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信 号に埋め込まれている所定規格の固有識別情報を抽出するステップと、 電磁界に 感応して作動し、 当該電磁界を介して非接触により外部と情報送受をなすと共に 上記入れ換え可能な記録媒体に添設或いは組み込まれる非接触型情報格納手段へ の情報書き込み読み出しを行うステップと、 上記抽出した上記固有識別情報を上 記非接触型情報格納手段に書き込むことにより、 上述した課題を解決する。 次に、 本発明の情報記録装置は、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信 号以外の情報から、 上記素材信号を示す固有識別情報を生成する識別情報生成手 段と、 電磁界に感応して作動し、 当該電磁界を介して非接触により外部と情報送 受をなすと共に上記入れ換え可能な記録媒体に添設或いは組み込まれる非接触型 情報格納手段への情報書き込み読み出しを行う書込読出手段とを有し、 上記生成 した固有識別情報を、 上記書込読出手段により上記非接触型情報格納手段に書き 込むことにより、 上述した課題を解決する。
また、 本発明の情報記録方法は、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信 号以外の情報から、 上記素材信号を示す固有識別情報を生成するステップと、 電 磁界に感応して作動し、 当該電磁界を介して非接触により外部と情報送受をなす と共に上記入れ換え可能な記録媒体に添設或いは組み込まれる非接触型情報格納 手段への情報書き込み読み出しを行うステップと、 上記生成した固有識別情報を 上記非接触型情報格納手段に書き込むことにより、 上述した課題を解決する。 次に、 本発明の情報記録システムは、 電磁界に感応して作動し、 当該電磁界を 介して非接触により外部と情報送受をなすと共に入れ換え可能な記録媒体に.添設 或いは組み込まれる非接触型情報格納手段への情報書き込み読み出しを行う書込 読出手段と、 上記記録媒体へ記録される素材信号から抽出した当該素材信号を示 す固有識別情報、 或いは、 上記記録媒体へ記録される素材信号以外の情報から生 成した当該素材信号を示す固有識別情報を、 上記書込読出手段により上記非接触 型情報格納手段に書き込む情報記録装置と、 複数の記録媒体に添設或 、は組み込. まれた非接触型情報格納手段から読み出された上記固有識別情報を蓄積する識別 情報蓄積装置とを有することにより、 上述した課題を解決する。
また、 本発明の情報記録方法は、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信 号から抽出した当該素材信号を示す固有識別情報、 或いは、 上記記録媒体へ記録 される素材信号以外の情報から生成した上記素材信号を示す固有識別情報を、 電 磁界に感応して作動し、 当該電磁界を介して非接触により外部と情報送受をなす と共に上記記録媒体に添設或いは組み込まれる非接触型情報格納手段へ書き込む ステップと、 複数の記録媒体に添設或いは組み込まれた複数の非接触型情報格納 手段から読み出された上記固有識別情報を蓄積するステップとを有することによ り、 上述した課題を解決する。 図面の簡単な説明 図 1は、 本発明の第 1の実施の形態としての V T Rの構成例を示すブロック図 である。
図 2は、 コンポ一ネント A N Cデ一夕パケヅ 卜のフォーマヅ卜の説明に用いる
図である。
図 3は、 コンポジヅト AN Cデータパターンのフォーマツトの説明に用いる図 である。
図 4は、 SMPTE 298 M、 335 Mにて定義されているメタデータの一部 を例示した図である。
図 5は、 SMPTE 298 M、 335 Mにて定義されているメ夕デ一夕の他の 一部を例示した図である。
図 6は、 SMPTE 298 M、 335 Mにて定義されているメ夕デ一夕のさら に他の一部を例示した図である。
図 7は、 ビデオ及びオーディオデータフォーマヅトと Au Xシンクブロックの 説明に用いる図である。
図 8は、 高精細度映像信号記録用 V T Rにおける A u Xシンクブロックのフォ —マットの説明に用いる図である。
図 9は、 図 8のカテゴリ 2〜 6の詳細な内容説明に用いる図である。
図 1 0は、 本発明の第 2の実施の形態としてのカメラ一体型 VTRの構成例を 示すプロヅク図である。
図 1 1は、 本発明の第 3の実施の形態としての編集システムの構成例を示すプ 口ヅク図である。
図 12は、 非接触型メモリタグの半導体メモリ上のメモリマップの概略説明に 用いる図である。
図 13は、 メモリマツプの第 000 Ohプロヅクのメモリマネージメントテープ ル (Memory Management Table) 領域の概略説明に用いる図である。
図 14は、 メモリマツプの第 0000 hプロヅクの第 0 h及び第 1 hバイ 卜のメモ リサイズ (Memory_size) の詳細説明に用いる図である。
図 1 5は、 メモリマツプの第 0000 hブロックの第 5 h及び第 6 hバイ トのロヅ トナンバー(Lot_number) の詳細説明に用いる図である。
図 1 6は、 メモリマップの第 000 Ihプロヅクのマ二ュファクチャ I Dテープ ル (Manufacture ID Table) 領域の概略説明に用いる図である。
図 17は、 ラベル I Dの詳細説明に用いる図である。
図 1 8は、 ノヽミング 8 Z 4コード (Hamming 8/4 code) の説明に用いる図であ る。
図 1 9は、 ハミング 8 / 4コードのプロテクションビヅ ト (protection bit) とデ一夕の生成演算の説明に用いる図である。
図 2 0は、 ハミング 8 / 4コ一ドの変換チェヅク時に参照される、 1 6進数値 とハミング 8 / 4コード (2進数) との対応を表す変換テ一ブルを示す図である。 図 2 1は、 コントローラ外から見えるハミング 8 / 4コードのデータの説明に 用いる図である。
図 2 2は、 メモリマップの第 0 0 0 2 hブロックのフォーマヅトディフィニショ ンテーブル (Format Def inition Table) 領域の概略説明に用いる図である。
図 2 3は、 メモリマ ヅプめ第 0 0 0 3 hブロック以降のコモンエリア (Co職 on Area) 領域の詳細説明に用いる図である。
図 2 4は、 メモリマップの第 0 0 0 8 hブロックの第 O h〜第 3 hバイ トの 4バイ ト分で表されるシリアル番号の説明に用いる図である。
図 2 5は、 メモリマヅプの第 0 0 0 9 hプロヅクの第 O h及び第 1 hバイ トのポィ ン夕 (Pointer) 、 第 2 h及ぴ第 3 hバイ トの I D番号 (EOSR- ID) の説明に用いる 図である。
図 2 6は、 メモリマップの第 0 0 0 9 hプロヅクの第 4 hバイ トに記述されるリ メインステータス (R S : Remain Status) の説明に用いる図である。
図 2 7は、 リメインステータス (R S : Remain Status) の第 6 ビヅ トと第 4ビ ヅトの説明に用いる図である。
図 2 8は、 メモリマヅブの第 0 0 0 9 hブロックの第 6 h〜第 9 hバイ トの最終記 録点の位置 (EOS Point) を表すタイムコード (Time Data) の説明に用いる図で ある。
図 2 9は、 メモリマヅプの第 0 0 0 9 hブロックの第 Ah及び第 B hパイ トのカセ ヅ トの揷入回数を示すスレッドカウント値 (Thread Count) の説明に用いる図で ある。
図 3 0は、 メモリマップの第 0 0 0 9 hプロヅクから第 0 0 0 B hブロックまで の設定例の説明に用いる図である。
図 3 1は、 メモリマップの第 0 0 0 Ahブロックの第 O h及び第 1 hバイ トのキュ 一ポイントデータエリアの先頭アドレス (Data T0PP) の説明に用いる図である。 図 3 2は、 メモリマヅプの第 0 0 0 Ahブロックの第 2 h〜第 4 hバイ トのフアイ ルアロケーションテーブルの定義 (FAT Definition) の説明に用いる図である。 図 3 3は、 メモリマヅプの第 0 0 0 Ahプロヅクの第 B hバイ トのフィールド周 波数 (F Q : Recodeing Frequncy) の説明に用いる図である。
図 3 4は、 メモリマヅプの第 0 0 0 Ahブロックの第 C h〜: F hバイ トにおけるォ —ディォステータス (AD Status) の説明に用いる図である。
図 3 5は、 拡張コモンエリアのマネージメントテーブル (Extended Area Mana gement Table) の説明に用いる図である。
図 3 6は、 1クリヅプエリアを表すキューポィントのデ一夕フォーマヅトの説 明に用いる図である。
図 3 7は、 ステータスの.2バイ トが 0 l h, .0 O hのときのデ一夕構造の説明に 用いる図である。
図 3 8は、 ステータスの 2バイ トが 0 7 h, 0 O hのときのデ一夕構造の説明に 用いる図である。
図 3 9は、 ステータスの第 1 2ビットが" 1 " となっている場合の付加情報 (Additional Information) のデータフォーマヅ トの説明に用いる図である。 図 4 0は、 付加情報 (Additional Information) の詳細説明に用いる図である。 図 4 1は、 S M P T E 3 3 0 Mに規定されている拡張 U M I D (Extended UMI D) のデータフォーマッ トの説明に用いる図である。
図 4 2は、 マテリアルナンバーのタイムスナヅプ (Time Snap) の説明に用いる 図である。
図 4 3は、 本実施の形態にて組み立てられた 2 1バイ トからなるベ一シック U M I Dの説明に用いる図である。
図 4 4は、 本実施の形態にて組み立てられたべ一シヅク U M I Dとシグネチヤ ーメ夕データの説明に用いる図である。
図 4 5 A及び図 4 5 Bは、 本実施の形態による最初のクリヅプパッケージの説 明に用いる図である。
図 4 6は、 本実施の形態による主タイ トルのバイ ト列を示す図である。
図 4 7は、 本実施の形態においてメ夕デ一夕宣言を除いたクリヅプパヅケージ のバイ ト列を示す図である。
図 4 8は、 本実施の形態においてメ夕デ一夕宣言を略した後の 3種類のメ夕デ 一夕のバイ ト列を示す図である。
図 4 9は、 フレ一ム数、 主題、 副題のメタデータの具体的なバイ ト列を示す図 である。 '
図 5 0は、 メモリタグから読み出された U M I から S M P T Eに規定される 正規の U M I Dを復元する際に使用する復元表を示す図である。
図 5 1は、 高精細度ビデオの S D I Yチャンネルの第 1 0ライン直前の E A V (End of Active Video) 以降に置かれる U M I Dの説明に用いる図である。 図 5 2は、 高精細度ビデオの S D I Yチャンネルの第 1 0ラインの S A V (Start of Active Video) 以降に置かれる夕ィ トルを示すメ夕デ一夕の説明に用 いる図である。
図 5 3は、 メモリラペルと磁気テープ上の最終記録情報を照合して、 最終記録 位置の特定を行い、 記録を実行する場合の流れを示すフローチャートである。 図 5 4 A乃至図 5 4 Dは、 E 0 Sサーチ動作の説明に用いる図である。
図 5 5は、 スレツド回数に応じた警告表示の流れを示すフローチャートである。 図 5 6は、 カセッ トの管理を行う場合の管理表の一例を示す図である。
図 5 7は、 棚に収納された複数のカセットのメモリタグの情報を順次スキャン する状態の説明に用いる図である。
図 5 8は、 非接触型メモリ夕グとリーダライ夕の機能を表す概略的な構成を示 すブロック図である。
図 5 9は、 ワンチップ構成で実現された非接触型メモリタグの外観を示す図で ある。
図 6 0は、 誘導結合 4端子網の説明に用いる回路図である。
図 6 1は、 図 6 0の誘導結合 4端子網の等化回路を示す回路図である。
図 6 2は、 本実施の形態のハンディ夕ィプのリーダライ夕と力セッのカセヅト ハーフに貼り付けられたメモリ夕グ付きラペルの外観説明に用いる図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明の好ましい実施の形態について、 図面を参照しながら説明する。
図 1には、 本発明の第 1の実施の形態として、 高精細度ディジタル映像信号を 記録再生するビデオテープレコーダ (以下、 V T Rとする) の概略構成を示す。 ビデオ入力端子 1には、 例えばビデオカメラ等から S D I (Serial Digital d ata Interface) A N C (Anci l lary) デ一夕パケットの形態で供給ざれた映像 信号 (例えば 1 0 8 0 / 6 0ィン夕ーレースの映像信号) が入力される。 この映 像信号は、 入力アンプ 2により増幅され、 S D I A N C抽出部 (Extract Inte grated Circuit) 3に入力される。 当該 S D I A N C抽出部 3より出力された 本線の映像信号は、 ビデオ圧縮部 4に送られる。 なお、 S D I A N Cデー夕パ ケヅ トについての説明は後述する。 .
当該ビデオ圧縮部 4では、 所定の圧縮符号化方式により、 上記映像信号を約 1 ノ 7の情報量に圧縮する。 このビデオ圧縮部 4にて圧縮された映像信号は、 E C C (Error Correcting Code) エンコーダ 5に送られる。
E C Cエンコーダ 5は、 上記圧縮された映像信号にエラー訂正符号を付加する。 この E C Cエンコーダ 5からの出力は、 記録のための変調処理やゲイン制御等を 行う記録信号処理部 6を介し、 さらに記録アンプ 7にて増幅された後、 回転ドラ ム 2 5の円周上に設けられた記録へッド 8に送られる。
回転ドラム 2 5には、 図示しないテ一プロ一ディング機構によってビデオカセ ヅト 3 1の筐体 (以下、 ビデオカセットを単に力セヅ トと呼び、 当該力セヅ トの 筐体をカセットハーフと呼ぶ) 内から引き出された磁気テープ 3 0が、 既定の卷 き付け角度で且つ一定のテンションにて巻き付けられる。 さらに、 当該回転ドラ ム 2 5は、 図示しないドラム回転モー夕により既定の速度で回転駆動される。 ま た、 上記磁気テープ 3 0は、 図示しないリールモー夕によって回転駆動される供 給リール 3 3及び巻き取りリール 3 4と、 図示しないキヤブスタンモータによつ て既定の速度で走行するようになされている.。 この状態で、 記録ヘッド 8は、 い わゆるへリカルスキャン (斜め走査) により磁気テープ 3 0上に信号を記録する。
一方、 磁気テープ 3 0上に記録された信号を再生する場合について説明する。 上述同様に磁気テープ 3 0は回転ドラム 2 5に既定の巻き付け角度で且つ一定の テンションにて巻き付けられている。 当該回転ドラム 2 5が既定の速度で回転駆 動され、 上記磁気テープ 3 0が既定の速度で走行するようになされた状態で、 上 記回転ドラム 2 5の円周上に設けられた再生へッド 1 0が、 いわゆるヘリカルス キャンにより当該磁気テープ 3 0から信号を読み取る。
この再生へヅド 1 0にて磁気テープ 3 0から読み取られた信号は、 再生アンプ 1 1にて増幅された後、 再生イコライザ部 1 2により波形等化及び復調等がなさ れ、 E C Cデコーダ 1 3に送られる。
E C Cデコーダ 1 3は、 上記再生イコライザ部 1 2からの信号に付加されてい るエラ一訂正符号を用いてエラ一訂正処理を行い、 そのエラ一訂正処理後の信号 (圧縮符号化されている映像信号) をビデオ伸張部 1 4に送る。
ビデオ伸張部 1 4では、 上記ビデオ圧縮部 4での圧縮符号化方式に対応する伸 張復号方式により、 上記圧縮符号化されている映像信号を、 '元の映像信号 (例え ば 1 0 8 0 / 6 0インターレースの映像信号) に伸張復号する。 この伸張復号後 の映像信号は、 後述する S D I A N C付加部 1 5に送られる。
当該 S D I A N C付加部 1 5により S D Iのシリアルデータとなされた映像 信号は、 出力アンプ 1 6にて増幅された後、 ビデオ出力端子 1 7から出力される。 なお、 この図 1において、 音声信号の処理系については図示していないが、 音 声信号は、 上記映像信号と時分割にて処理され、 回転ドラム 2 5上の記録ヘッド 8により磁気テープ 3 0上に記録され、 また、 再生へヅ ド 1 0により磁気テープ 3 0から読み取られる。
また、 本実施の形態のカセヅト 3 1のカセヅトハーフには、 例えばテープに記 録された内容の夕ィ トルなどが手書き或いはプリント等により書き込まれるラベ ル 3 2が貼り付けられている。 図 1では図示を簡略化しているが、 当該ラペル 3 2には、 例えば E E P R O M (Electical ly Erasable and Programmable ROM) の ような記録保持動作が不要で書き換え可能な半導体メモリや、 電源整流安定化処 理、 変復調処理、 通信解析処理などの各処理部を含む I Cチップ 3 5と、 電磁的 に電源の供給及び信号の送受信を行うためのコイルアンテナ 3 6などを内蔵した
非接触型のメモリタグ 3 7などが設けられている。
上記当該非接触型メモリタグ 3 7は、 少なくとも以下の 3つの機能を有する。 1つは、 専用の書き込み読み出し装置であるリーダライ夕部 2 6に設けられてい るコイルアンテナ 2 4と当該タグ 3 7に内蔵されているコイルアンテナ 3 6との 間の電磁結合によりエネルギを得る機能で、 2つ目は、 書込コマンドとデ一夕を 受け取り、 当該書込コマンドに応じて上記 I Cチヅプ 3 5内の半導体メモリにデ —夕を書き込む機能で、 3つ目は、 読出コマンドに応じて上記半導体メモリから デ一夕を読み出し、 その読み出されたデータを上記電磁結合により返信する機能 である。
図 1の例の場合、 リーダライ夕部 2 6は、 V T Rに内蔵されており、 その主要 な構成要素として、 上記ラペル 3 2の非接触型メモリ夕グ 3 7内のコイルアンテ ナ 3 6との間で電磁結合を行うためのコイルアンテナ 2 4と、 上記メモリタグ 3 7との間でコマ.ンドの送信やデータの送受信を行うための専用のィン夕一フェイ ス部 2 3とを有している。 当該リーダライ夕部 2 6のインターフヱイス部 2 3は、 コイルアンテナ 2 4と協調してメモリ夕グ 3 7への電力供給を行う。 また、 イン 夕一フェイス部 2 3は、 メモリ夕グ 3 7へのデ一夕書き込み時には C P U 2 1か ら供給される上記書込コマンドと書込データを変調して上記メモリ夕グ 3 7に送 信し、 一方で、 メモリタグ 3 7からのデ一夕読出時には C P U 2 1から供給され る上記読出コマンドを変調して上記メモリタグ 3 7に送信し、 その読出コマンド に応じて上記メモリタグ 3 7から読み出されて返信されてきたデ一夕を復調して C P U 2 1に転送する。 なお、 上記非接触型メモリ夕グ 3 7とリーダライ夕 2 6 の詳細については後述する。
ここで、 当該第 1の実施の形態のビデオテープレコーダは、 上記磁気テープ 3 0に記録される映像信号 (或いは磁気テープ 3 0に記録されている映像信号) に ついての属性や内容を表す情報、 格納場所、 サイズなどの映像信号に関連する、 例えば S M P T E 2 9 8 M、 3 3 5 Mで定義されたメ夕デ一夕を、 映像信号と共 に記録/再生可能となされている。 なお、 S M P T E 2 9 8 M、 3 3 5 Mで定義 されたメ夕デ一夕の詳細については後述する。
例えば、 ビデオ入力端子 1に供給される入力映像信号にメタデータが重畳され
てきた場合、 これらメ夕デ一夕は、 図 2或いは図 3に示すような SD I ANC パケットとして重畳されてくることになる。 なお、 図 2は、 コンポーネント AN Cデ一夕パケッ トのフォーマットを示し、 図 3は、 コンポジット AN Cデ一タパ ケヅ卜のフォーマツトを示している。 図 2に示すコンポ一ネント AN Cデ一夕パ ケヅトは、 3ワード分の ANCデ一夕フラグ (AD F) と、 デ一夕 I D (D I D) と、 上記セカンダリデータ I D (SD I D) 又はデ一タブロヅク番号 (DB N) と、 デ一夕カウント (DC) と、 最大 255ヮードのユーザデ一タワード (UDW) と、 チェヅクサム (C) とからなる。 ADFは、 ANCデータパケヅ トの始まりを示し、 D I Dは、 後続のデ一夕フォーマットがデ一夕プロヅク番号 (DBN) とデ一夕カウント (D C) となる夕イブ 1か或いはセカンダリデ一夕 I D (SD I D) とデ一タカウント (D C) となるタイプ 2かを定義している。 また、 図 3に示すコンポジヅト A N Cデ一夕パケヅトは、 1ワード分の A N Cデ 一夕フラグ (ADF) .と、 上記デ一夕 I D (D I D) と、 上記セカンダリデータ I D (SD I D) 又はデータブロック番号 (DBN) と、 デ一夕カウント (D C) と、 ュ一ザデ一夕ワード (UDW) と、 チェックサム (C) とからなる。 これらの AN Cデータパケットにおいて、 上記メ夕デ一夕は、 ユーザデータヮ ード (UDW) に記述される。 なお、 SMPTE 298 M、 335 Mにて定義さ れているため、 ここではその詳細な説明を省略するが、 当該 SMPTE 298 M、 335 Mにて定義されているメ夕デ一夕は、 例えば図 4〜図 6に示すようなもの を挙げることができる。 なおこれら図 4〜図 6に示すメ夕デ一夕は、 SMPTE 298 M、 335 Mで定義されているものの一部である。 当該 SMP T E 298 M 335 Mのメタデ一夕は、 図 4〜図 6に示したように、 大別して、 キー (Ke y) としての SMTP Eラベル (label) と、 デ一夕の長さを表すレングス (Leng th) と、 内容を表すバリュー (Value) とからなる K L V方式の値として定義され ている。 これらメ夕デ一夕は、 映像音声素材に関連する様々な情報からなり、 そ の中には、 例えば夕ィ トルや、 タイ トルの種類、 主題 (メインタイ トル) 、 副題、 その他、 シリーズ No、 エピソード No、 シーン No、 テイク No、 ビデオソー ス機材など、 後述する編集時に使用される各種のデ一夕も含まれている。
図 1に説明を戻し、 図 1の SD I AN C抽出部 3では、 上記図 2や図 3に示
したような ANCデ一夕パケヅトのユーザデ一夕ワード (UDW) から上記メタ デ一夕を抽出する。 当該 SD I ANC抽出部 3にて抽出されたメ夕デ一夕は、 CPU (中央処理ュニヅト) 2 1に送られ、 さらに当該 CPU 21の制御の下で R AM22に蓄えられる。
また例えば、 外部入力端子から得られた情報や、 付属する各種の機器、 機材な どから得られた情報、 当該 VTRの機種名、 シリアル番号などの機器に関連する 情報、 基本的に CPU 2 1が生成する現在日時などの情報、 当該 VTRのフロン トパネルなどに設けられている操作盤 28から操作者により入力された情報など も、 必要に応じて加工や変換、 組み合わせ等されて、 上記メタデ一夕として同様 に R AM 22に書き込まれる。 他に例えば、 R S— 422のフォーマヅ トの情報 として、 メタデータが直接 R S— 422端子 27から供給された場合は、 そのメ 夕デ一夕も CPU2 1を介して RAM22に書き込まれる。
, さらに、 上記ラペル 32に設けられた非接触型メモリタグ 37に既に書き込ま れていて当該メモリ夕グ 37から読み出された情報も、 同様に CPU 2 1を介し て R AM22に書き込まれる。 すなわち、 上記非接触型メモリ夕グ 37を備えた ラベル 32は予め未記録テープのカセットハーフに貼り付けられており、 当該未 記録テ一プに映像や音声を収録したときには例えばその収録した素材のタイ トル や収録関連情報、 各種 I Dコード等の情報が、 既に上記メモリ夕グ 37の半導体 メモリに書き込まれているときには、 必要に応じて上記リーダライ夕 26により 当該メモリタグ 37の半導体メモリからそれら情報が読み取られ、 上記 RAM 2 2に書き込まれる。
このように、 本発明の第 1の実施の形態では、 力セヅ ト 3 1の磁気テープ 30 に記録された映像及び音声に関連するあらゆる情報が、 一旦 RAM 22上に蓄積 されることになる。 なお、 当該 RAM22上に蓄積されるデータのフォーマッ ト は種々のものが考えられ、 例えば SMP TE 298 M、 335 Mで定義されたメ 夕デ一夕そのもののであったり、 さらにそれらに変換や加工を施したものでもよ い。
これら RAM 22に蓄積された情報 (メ夕データ) は、 CPU 2 1により RA M 22上で整理された後、 E C Cエンコーダ 5に送られ、 図 7に示すビデオ及び
ォ一ディォデー夕の記録フォーマヅ ト中の Auxシンクブロックに埋め込まれ、 映像及び音声信号と同様、 前記記録へッ ド 8により磁気テープ 30に記録される。 なお、 図 7に示すビデオ及びオーディオの記録データフォーマットは、 磁気テ一 プ 30上の 1 トラヅクの記録フォーマヅトであり、 既知のものであるため、 ここ ではその詳細な説明を省略するが、 Auxシンクブロックは、 図 7中のビデオ 1
(Videol) の先頭と、 アウターパリティ 1 (Outer Parityl) との.間に配される。 また、 高精細度映像信号記録用 V T Rの A u Xシンクブロヅクのフォーマ.ヅト は、 例えば図 8及び図 9に示すように規定されている。 これら Auxシンク.プロ ヅクのフォーマットについても、 既知のものであるため、 ここではその詳細な説 明を省略するが、 上記メ夕デ一夕は図 8中のカテゴリ (Category) 8のデ一夕番 号 (Data No.)D 126から D 1 69の 44バイ トに書き込まれる。 また、 カテゴ リ 4のデータ番号 D 52 , D 53には機種名が、 D 54〜D 56にはシリアル番 号が記述さ,れ、 カテゴリ 5'のデータ番号 D 58~D 6.1には記録された年月日が、 カテゴリ 6のデ一夕番号 D 62には記録周波数や有効ライン数などの VTRステ —夕ス情報が記述される。
また、 上記磁気テープ 30に既に記録されたメ夕データやその他の必要な情報
(例えば Auxシンクプロヅクに記録されている他の情報) も再生され、 CPU 2 1によって RAM22上で整理された後、 リーダライ夕部 26のコイルアンテ ナ 24を介し、 上記ラペル 32に設けられた非接触型メモリタグ 37の半導体メ モリに書き込まれる。
ここで、 上記磁気テープ 30上に記録されたメ夕デ一タを再生する場合、 上記 E CCデコーダ 1 3では、 上記再生へヅド 10により磁気テープ 30から読み取 られた信号の上記 Auxシンクプロックに埋め込まれているメタデ一夕を抽出し、 CPU 2 1に送る。 この CPU 2 1に送られたメタデータは、 RAM 22に一旦 蓄積される。
一方、 上記ラベル 32のメモリタグ 37の半導体メモリに記録されたメ夕デ一 夕を再生する場合、 上記リーダライ夕部 26により上記メモリ夕グ 37からメ夕 デ一夕が読み取られ、 CPU2 1を介して RAM22に一旦蓄積される。
これら RAM 22に蓄積された情報 (メタデータ) を例えば映像信号に重畳し
て出力する場合には、 メタデータは、 CPU2 1により RAM22上で整理され た後、 上記 SD I ANC付加部 1 5により前記 SD I ANCパケットとして 映像信号に重畳されて出力されることになる。 また、 RAM22に蓄積された情 報 (メタデータ) を直接 RS— 422端子 27から出力する場合には、 メタデ一 夕は、 CPU2 1により RAM22上で整理された後、 上記 R S— 422端子 2 7から出力されることになる。
さらに、 詳細については後述するが、 編集等が行われる場合、 上記 RAM22 に蓄積されたメ夕デ一夕のうち、 例えばタイムコードデ一夕に基づくキューポィ ントは、 必要に応じて上記操作盤 28に設けられたモニタ 29上にキューポィン トリストとして表示される。 このとき、 例えば操作者が操作盤 28を操作するこ とにより、 モニタ 29上に表示されたキューボイントリストのうち任意のタイム コードデ一夕を選択してキューアツプした後、 例えば操作盤 28に設けられた図 示しないジョグダイヤル等の操作により位置決めがなされる。 さらにログイン及 びログァゥトの指示がなされると、 その口グイン及びログァゥトのタイムコード データが CPU 2 1を介して RAM22に書き込まれる。 このタイムコードデ一 夕は、 操作者による操作盤 28の操作に応じて、 例えば、' 当該 RAM 22上で C PU 2 1により整理され、 上記イン夕ーフヱイス部 23及びコイルアンテナ 24 を介してメモり夕グ 37に書き込まれる。
次に、 図 10には、 本発明の第 2の実施の形態として、 カメラ一体型 VTRの 概略的な構成を示す。 なお、 図 1 0において、 図 1と同じ構成要素には同一の指 示符号を付して、 それらの詳細な説明は省略する。 この図 10の構成において、 図 1の構成との違いは、 ビデオ圧縮部 4の前段 (映像信号入力系) がビデオカメ ラにより構成されていることと、 ビデオ伸張部 14の後段 (映像信号出力系) が 外付けのアダプタ 42により構成されている点である。
この図 1 0に示す第 2の実施の形態のカメラ一体型 VTRにおいて、 レンズ撮 像部 40は、 フォーカシング、 ズーミング、 絞り機構等を備え、 被写体像等を結 像させるためのレンズ系と、 当該レンズ系を介して入射した光を光電変換する撮 像素子等を備えている。 撮像素子からの撮像信号は、 カメラ処理部 41に送られ る。
カメラ処理部 41は、 撮像信号のゲイン制御、 ニー処理、 ガンマ処理等を行い、 映像信号を生成する。 この映像信号がビデオ圧縮部 4に送られる。 また、 当該力 メラ処理部 41には、 当該ビデオカメラについての各種操作を行うための操作部 43が接続されており、 操作者がこの操作部 43上に設けられた各種のボタンや スィヅチ、 ジョグダイヤル等を操作することにより、 上記レンズ撮像部 40での 撮像操作や撮影した映像信号等の記録スタート (録画スタート) 、 磁気テープ 3 0に記録された映像信号等の再生スタート、 停止、 一時停止、 早送り、 早戻し、 編集時に使用されるログイン、 ログアウト、 グヅドショット、 ノ一グッドショヅ ト、 キープ等の各種の入力指示が行われる。
また、 当該第 2の実施の形態の場合、 ビデオ伸張部 14から出力された映像信 号は、 S D Iアダプタ 42に送られる。 当該 S D Iアダプタ 42は、 外付けとな されているが、 基本的には前述同様の S D I ANC付加部 1 5と、 出力アンプ 16と、 ビデオ出力端子 1 7とから構成されている。 . '
さらに、 この第 2の実施の形態の場合、 上記レンズ撮像部 40により撮影して カメラ処理部 41にて処理された映像信号等や、 磁気テープ 30から読み出され て上記ビデオ伸張部 14にて再現された映像信号、 一旦 RAM 22に蓄えられた メ夕デ一夕に基づいて CPU 2 1が生成したテキスト等の表示信号は、 必要に応 じてモニタ 44にも送られる。 これにより、 モニタ 44上には、 撮影中の映像や 磁気テ一プ 30から再生されら映像が表示され、 また、 RAM22に一旦蓄積さ れたメ夕データに基づくデータのリスト表示等がなされることになる。
ここで、 当該第 2の実施の形態のカメラ一体型 VTRも第 1の実施の形態の V TRと同様に、 例えば SMPTE 298 M、 335 Mで定義されたメ夕デ一夕を、 映像信号と共に記録/再生可能となされている。
この第 2の実施の形態のように、 カメラ一体型 VTRの場合は、 カメラの機種 名や、 ゲイン、 ニー処理などのプロセヅサ設定値、 記録周波数、 データビヅトレ —ト、 オーディオ信号フォーマヅ ト情報、 フィル夕の選択情報、 レンズ系の機種 名や焦点距離、 ズ一ム値、 絞り値などの情報や、 上記操作部 43を、 操作者が操 作することにより入力指示される、 編集時に使用されるログイン、 ログアウト、 グヅドショット、 ノーグッドショット、 キープ、 記録スタート等の各種情報 (タ
ィムコードデ一夕) 、 EOS (End Of Source) デ一夕、 フレーム Noなどが、 メ 夕デ一夕として上記同様に RAM22に書き込まれる。 なお、 これらのメ夕デ一 夕は、 例えばカメラ処理部 41内部の CPUが、 レンズ撮像系 40の設定値や、 内部の処理設定値、 操作部 43を操作者が操作して得られる操作情報などから生 成する。
また当該第 2の実施の形態では、 上記第 1の実施の形態と同様に、 例えば機種 名やシリアル番号などの機器に関連する情報、 CPU 2 1が生成する現在日時な どの情報、 操作部 43から操作者により入力された情報も、 上記メ夕データとし て同様に RAM22に書き込まれる。 さらに、 必要に応じて上記メモリタグ 37 から読み出された情報も、 CPU2 1を介して RAM22に書き込まれる。 当該 RAM 22上に蓄積されるデータのフォーマツト (書式) は、 例えば SMP TE 298 M、 335 Mで定義されたメタデータそのもののであったり、 さらにそれ らに変換や加工を施したものなどどのようなものでもよい。 .
これら RAM 22に蓄積された情報 (メタデ一夕) は、 CPU2 1により RA M 22上で整理された後、 E C Cエンコーダ 5に送られ、 第 1の実施の形態の場 合と同様に、 Auxシンクブロックに埋め込まれ、 映像及び音声信号と同様に、 前記記録ヘッド 8により磁気テープ 30に記録される。 また、 第 1の実施の形態 の場合と同様に、 上記磁気テープ 30に記録されたメタデータ、 その他の情報も、 CP U 2 1によって RAM22上で整理された後、 内蔵のリーダライ夕 26のコ ィルアンテナ 24を介し、 上記非接触型メモリ夕グ 37の半導体メモリに書き込 まれる。
一方、 上記磁気テープ 30上に記録されたメタデータを再生する場合は、 第 1 の実施の形態の場合と同様であり、 上記再生へッド 10が磁気テープ 30から読 み取った信号の上記 A u Xシンクブロックに埋め込まれているメ夕デ一夕を上記 E C Cデコーダ 1 3が抽出し、 さらに CPU 2 1が RAM 22に一旦蓄積する。 また、 上記メモリタグ 37に記録されたメタデ一夕を再生する場合も、 第 1の実 施の形態と同様にして、 上記メモリ夕グ 37からメ夕データが読み取られ、 CP U2 1を介して RAM22に一旦蓄積される。
その後、 これら RAM22に蓄積された情報 (メ夕デ一夕) を例えば映像信号
に重畳して出力する場合には、 メタデ一夕は CPU2 1により RAM22上で整 理された後、 上記 SD Iアダプタ 42の SD I ANC付加部 15により SD I AN Cパケットとして映像信号に重畳され出力されることになる。
次に、 図 1 1に、 本発明の第 3の実施の形態である編集システムの構成異例例 を示す。
例えば後述するようなハンディタイプのリーダライ夕 50のように単体で構成 されているものを用い、 上記カセヅ ト 3 1のカセヅ トハーフに貼り付けられたラ ペル 32の非接触型メモリタグ 37に対して上記メタデータ等の書き込み/読み 出しを行う。 それらメ夕データは端末 60にて管理され、 また、 データベース部 73に蓄積、 或いは別の VTR 7 1, 72や編集装置 74に送信される。 さらに、 端末 60では、 例えばデータベース部 73に蓄積されたメタデータを用い、 複数 の力セヅ トの検索、 各力セヅトの使用管理、 各カセット内に収録ざれ.ている映像 や音声等の素材検索、 各カセット内に収録されている映像や音声の属性判定、 各 カセッ トやそれに収録されている素材及びその編集履歴を用いた目録作成等が実 現される。 なお、 上記メ夕デ一夕を用いた検索、 カセット使用管理、 映像音声の 属性判定、 目録作成等の詳細については後述する。 また、 この図 1 1において、 前記図 1や図 1 0の同一の構成要素には同じ指示符号を付して、 その詳細な説明 は省略する。
この図 1 1において、 端末 60は例えばパーソナルコンピュータやワークステ ーシヨン等からなる。 当該端末 60は、 大容量のハードディスクドライブ等を備 えたデータべ一ス部 73や、 前記図 1に示したものと同様な VTR 7 1 , 72、 前記図 1 0に示したようなカメラ一体型 VTR 75、 複数の VTRの動作を制御 して映像や音声の編集を行う編集装置 74などと共にネットワーク接続されてい る。 なお、 ここでのネヅ トワーク形態には、 LAN (Local Area Network) 等の ようなネットワーク形態だけでなく、 ィン夕一ネヅト等の広域ネットワーク形態 も含まれる。 .
また、 端末 60は、 例えばデータベース部 73に蓄積されているメ夕デ一夕や 各カセヅト 3 1のカセヅトハーフに貼り付けられたメモリ夕グ 37などの情報を 用いて、 各 VTR 71 , 72に装填された各カセヅ ト 3 1や、 各カセヅト 3 1内
に記録されている映像, 音声などの素材、 編集等を後述するように管理する管理 ソフトウェア (アプリケーションプログラム) がインストールされている。
単体で構成されるリーダライ夕 5 0は、 前記 V T Rに内蔵されるリーダライ夕 2 6と略々同様なものであり、 コイルアンテナ 2 4及びメモリタグインターフヱ イス部 2 3を備えているが、 さらに、 メモリ夕グ 3 7に書き込むデ一夕やメモリ タグ 3 7から読み出されたデ一夕を一時的に蓄積する R A M 5 2、 当該 R A M 5 2への書き込み 読み出し、 R A M 5 2上のデータの整理、 メモリタグ 3 7への コマンドの発生、 メモリ夕グイン夕ーフェイス部 2 3の制御、 端末 6 0との間の データ送受等を制御する C P U 5 1とを備えている。
また、 この図 1 1に示すシステムの端末 6 0において、 例えばメモリ夕グ 3 7 の半導体メモリに記録されている前記メ夕デ一夕などの読み出しを行う場合、 先 ず、 操作者により端未 6 0に対して所定の操作 (読み出しを指示するキーボード .やマウス操作など) が行われる。 これにより、 当該端末 6 0からは、 ケーブル 6 1を介してリーダライ夕 5 0に対して読み出しのための制御信号が送信される。 その読み出しのための制御信号を受け取ったリーダライ夕 5 0の C P U 5 1は、 前記読出コマンドをイン夕一フェイス部 2 3に送る。 ィン夕一フェイス部 2 3は、 前述したようにコイルアンテナ 2 4と協調してメモリタグ 3 7への電力供給を行 うと共に、 読出コマンドを変調して上記メモリ夕グ 3 7に送信し、 その読出コマ ンドに応じて上記メモリ夕グ 3 7から読み出されて返信されてきたデ一夕を復調 して C P U 5 1に転送する。 C P U 5 1は、 上記メモリ夕グ 3 7から読み出され てきたデ一夕を受け取ると、 そのデータを端末 6 0に送信する。
当該メモリタグ 3 7から読み出されたデ一夕を受け取った端末 6 0は、 そのデ —夕をデ一夕ベース部 7 3や編集装置 7 4等に送ると共に、 必要に応じてそれら のデ一夕をリスト化してモニタ上に表示する。 なお、 このときの表示の一例とし ては、 メ夕デ一夕に含まれる口グインゃログァゥトなどをキューポィントリスを 表示するようなことが考えられる。
その後、 上記カセット 3 1が V T R 7 1や 7 2などに装填されて、 例えば編集 装置 7 4により編集が行われる場合、 上記編集装置 7 4では、 デ一夕ペース部 7 3に蓄積されている前記メタデ一夕 (V T Rに装填されたカセット 3 1に記録さ
れている映像や音声信号についてのメ夕デ一夕) を用いた編集が行われることに なる。
すなわち、 例えば編集装置 7 4の操作盤等に設けられたモニタ上に表示された キュ一ボイントリストのログインやログァゥ卜の夕ィムコードなどを参考に、 編 集作業者から映像や音声素材の必要な部分の指定がなされると、 編集装置 7 4は その指定された部分の素材に対してデジタイジング (編集に都合の良い例えばフ レーム単位のデ一夕への変換) を行い、 そのデジタイジングされたデ一夕を用い て編集者からの任意の指示に従い編集作業を行う。 なお、,編集装置 7 4を端末 6 0により制御することも可能である。
また、 この図 1 1の構成において、 上記カセヅ ト 3 1内の映像及び音声信号の 編集がなされた場合に、 その編集によって新たに発生したメ夕デ一夕は、 デ一夕 ベース部 7 3に蓄積されると.共に、 例えば端末 6 0を介してリ一ダライタ 5 0に 送られて R AM 5.2に一旦蓄積され、 さらに C P U 5 1にて整理された後、 イン 夕一フェイス部 2 3及びコイルアンテナ 2 4を介して上記ラベル 3 2のメモリ夕 グ 3 7に書き込まれる。
ところで、 上記乂夕データは、 磁気テープ 3 0に記録する場合は前述したよう に A u xシンクプロヅクに記録されるが、 上記ラベル 3 2に設けられた非接触型 メモリタグ 3 7の半導体メモリに記録する場合は、 以下のようなフォーマツ 卜に て記録することができる。 本発明実施の形態では、 上記メ夕デ一夕として、 前記 S M P T E 2 9 8 M、 3 3 5 ]^で定義された1( ]^ ¥ (Key Length Value) 方式の メ夕デ一夕を用いて説明する。
図 1 2には、 上記メモリ夕グ 3 7の半導体メモリ上のメモリマップの概略を示 す。 このメモリに対する書き込み/読み出しは、 ブロック単位 (すなわちセクタ 単位) で行われ、 1プロヅク ( 1セクタ) は第 O hバイ ト〜第 F hバイ ト (但し、 hは 1 6進数表記であることを示す。 以下同様とする。 ) の 1 6バイ トからなる。 当該メモリタグ 3 7へのアクセスは、 前述した専用のリーダライ夕を用いて行う。 当該メモリマヅブのうち、 第 0 0 0 O hプロヅクはメモリマネージメントテ一ブル (Memory Management Table) 領域、 第 0 0 0 1 hブロヅクはマニュファクチャ I Dテーブル (Manufacture ID Table) 領域、 第 0 0 0 2 hプロヅクはフォーマヅト
ディフィニションテーブル (Format Definition Table) 領域、 第 0003hプロ ヅクから第 nnnnh (nnnnは 0003 hより大きく、 メモリ容量に応じた任 意の数) のブロヅクがコモンエリァ (Co皿 on Area) となっている。 第 000 Oh ブロックと第 000 lhプロヅクのシステム定義ブロックを除く他のブロックは、 ユーザが任意に変更可能となっている。 なお、 容量はメモリ夕グのバ一ジョンに 依存する。
以下、 このメモリマヅプの各領域について説明する。 .
.図 13には、 第 000 Ohプロヅクのメモリマネージメントテーブル (Memory Management Table) 領域の概略を示す。 この図 13において、 第 Oh及ぴ第 lhバ ィ トにはメモリサイズ (Memory_size) が配され、 第 2 h及び第 3 hバイ トにはラベ ルに備えられたメモリタグの製造メーカを示すマ二ュファクチヤコ一ド (Manufa cture_code) が、 第 4 hバイ.トには当該メモリタグのバ一ジョン (Version) が、 第 5h及び第 6hパイ トには当該メモリ夕グ製造工場における製造時のロットナン バ一(Lot_immber) が配される。 なお、 当該ロッ トナンバーは、 製造年月日と当該 製造日の午前/午後の何れかを示す情報とにより構成されている。 第 7hバイ トは リザーブ (Reserve) となされ、 第 8 h及び第 9 hバイ 卜にはアプリケーション I D (Application_id) が、 第 1 Oh及び第 1 lhバイ トにはラベル形状、 すなわちラ ベルが貼り付けられるメディアタイプに対応するメディア I D (Media_id) が配 される。 第 1 2 hから第 1 5hバイ トにはアプリケーション I Dディペンデントフ ィ一ルド (Application_id Dependent Field) が配されるが、 ここではリザーブ となされている。 なお、 リザーブを表す値としては、 例えば 0 Ohを用いる。
図 14には、 上記第 000 Ohブロックの上記第 Oh及び第 1 hバイ トのメモリサ ィズ (Meiioi _size) の詳細を示す。 当該メモリサイズは、 第 Ohバイ トの第 7ビ ヅ ト (最上位ビッ ト) がリザーブとなされ、 第 0〜第 6ビットまでを使用してメ モリサイズが記述される。 第 lhバイ トにはリザーブとして 0 Ohが配されている。 図 1 5には、 上記第 000 Ohブロックの上記第 5 h及び第 6 hバイ トのロットナ ンバ一(Lotjiuiiber) の詳細を示す。 当該ロットナンバーは、 MSB (最上位ビヅ ト) から順に下位ビットに向かって製造年月日が記述され、 第 5hバイ トの MSB の第 7ビヅ トから第 3ビヅ トまでが製造日 (Day) を、 第 5 hバイ トの第 2〜第 0
ビット及び第 6 hバイ トの第 7ビットまでが製造月 (Month) を、 第 6 hバイ トの第 6〜第 1ビヅ トまでが製造年 (Year) を表し、 第 6hバイ トの L SB (最下位ビヅ ト) がユーザ定義ビヅトとされる。 なお、 一例として、 製造年は 1998年を 0 として 1年毎にィンクリメントされる値で表し、 ユーザ定義ビヅトでは例えば午 前と午後の何れの工程で製造されたかを表すようなことが可能である。
図 16には、 第 000 lhブロヅクのマ二ュファクチャ I Dテーブル (Mamifac ture ID Table) 領域の概略を示す。 この図 1 6において、 第 0 hバイ トには製造 所における発行機器 I Dが配され、 第 lhバイ トにはマ二ュファクチャ I Dの十万 位及び万位の B CD値が、 第 2hバイ トには千位及び百位の B CD値が、 第 3hバ ィ トには十位及び一位の B CD値が配され、 第 4hバイ トは I Dのリザーブとなさ れ、 第 5h〜第 1 5hバイ トは固定値のためのリザーブとなされている。
なお、 ラベル (メモリタグ) の I D (Label— ID(anti- collisionなどに使う))は、 上記第 000 O hブロックの第 2 h及ぴ 3 hバイ トと第 5 h及び 6 hバイ ト、 第 000. lhプロヅクの第 Oh〜第 4 hバイ トまでの値により表される。
ここで、 本実施の形態では、 上記メモリタグを備えたラベル毎にラベル I D (Label ID) が設定されている。 当該ラベル I Dは、 ラベル自体に付けられたュ ニークな番号 (唯一の番号) であり、 アプリケーションからメモリタグへのァク セスは、 当該ラベル I Dに基づいて行われる。 図 1 7には、 ラベル I Dの詳細を 示す。 この図 17において、 ラベル I Dは 8バイ トからなり、 第 Ohパイ トは前記 第 000 Ohプロヅクのメモリマネージメントテーブルのメディァ I D (Media.I D) 、 第 1 h〜第 2hバイ トは同じくメモリマネージメントテ一ブルのロヅトナンパ (Lot— Number) 、 第 3 h〜第 7 hパイ トは前記第 000 1 hプロヅクのマニュファク チヤ I Dテーブルの第 Oh〜第 4 hバイ トの各 I Dからなる。
次に、 前記図 12に示した第 000 Ohプロヅクのメモリマネージメントテープ ルのメモリサイズやマ二ュファクチャコード、 アプリケーション I D、 メディア I D等を表すハミング 8/4コード (Hamming 8/4 code) について説明する。 当 該ハミング 8/4コードは、 8ビヅ トのうち、 第 1 , 3, 5, 7ビヅ トをプロテ クシヨンビヅト (protection bit:付加信号) とし、 第 2 , 4, 6, 8ビットを デ一夕 (原信号) とするものである。 1ビヅ ト誤りを検知、 訂正し、 2ビット誤
りを検知する。 以下、 図 1 8及び図 1 9を用いてそのアサインについて説明する。 図 18及び図 1 9において、 8ビヅトのうちの第 7ビット (MSB) P 1は、 第 6ビヅ ト D 1と第 2ビヅ ト D 3と第 0ビヅ ト (L SB) D4と" 1" の排他的論 理和をとつた値となされ、 第 5ビヅ ト P 2は、 第 6ビヅ ト D 1と第 4ビッ ト D 2 と第 0ビッ ト D 4と" 1 " の排他的論理和をとつた値となされ、 第 3ビッ ト P 3 は、 第 6ビッ ト D 1と第 4ビヅ ト D 2と第 2ビッ ト D 3と" 1 " の排他的論理和 をとつた値となされ、 第 1ビヅ ト P 4は、 第 7ビット P 1と第 6ビッ ト D 1と第 5ビヅ ト P 2と第 4ビッ ト D 2と第 3ビヅ ト P 3と第 2ビヅ ト D3と第 1ビヅ ト P 4と第 0ビッ ト D 4と" 1" の排他的論理和をとつた値となされる。 このハミ ング 8/4コードの変換のチェヅクには、 例えば図 20に示す 1.6進数値とハミ ング 8/4コード (2進数) との対応を表す変換テーブルが参照される。 これら ハミング 8/4コードのデータは、 コントローラの外からは例えば図 2 1に示す 'ように見える。 なお、 図 2 1はメモリサイズを表した場合の例を示している。
説明を戻し、 図 12に示した第 0002hプロヅクのフォーマヅトディフィニシ ヨンテーブル (Format Definition Table) 領域の概略を図 22に示す。 当該領域 では、 各アプリケーションの認識が行われ、 図 22に示すフォーマットが有効で あるかをチェヅクする際に用いられる。 なお、 データは全て文字列となっている。 この図 22において、 第 Ohバイ トにはキーワード (Keyword) であって当該第 0 002hプロヅク (セク夕) を書き替える際のキ一コ一ドが配され、 第 lhバイ ト には固定コード (FFh, F Eh) が、 第 2h〜第 1 2hバイ トにはアプリケーショ ン名 (Application Name) とそのバージョン (Version) が、 第 13hバイ トには ライ トプロテクト (Write Protect) のためのコードが、 第 14hバイ トにはカン トリー (Country) コードが、 第 1 5hバイ トにはナンバー (Number) コードが配 される。 なお、 ライ トプロテクトコードは、 " 0" のときライ トイネーブル (Wr ite Enable ··書き込み許可) 、 " 1" のときライ トデイセ一ブル (Write Disabl e :書き込み禁止) となされる。 また、 カントリーコードについては、 B CDによ り国番号が表される。 例えば日本の場合は当該カントリーコードの第 Ehバイ トが 0 Oh, 第 Fhバイ トが 8 lhとなり、 米国の場合は第 Ehバイ トが 00h、 第 Fhバ ィ 卜が 0 lhとなる。
次に、 図 1 2に示した第 0 0 0 3 hブロック以降のコモンエリア (Common Are a) 領域の概略を説明する。 当該コモンエリアは、 第 0 0 0 3 hブロックから第 0 0 0 Ahブロヅクまでがコモンェリァマネ一ジメントテーブル (Common Area Man agement Table) 領域となされ、 第 0 0 0 B hブロック以降がデ一夕エリア (Data Area) となっている。 コモンエリアマネージメントテ一ブル領域には、 本実施の 形態のメモリタグで管理するメディア (本実施の形態では、 記録媒体としてカセ ヅ トテープを甩いた場合の例を挙げている) の基本情報が格納される。
図 2 3には、 このコモンエリアの詳細を示す。
この図 2 3において、 第 0 0 0 3 hプロヅクの第 O hバイ トから第 0 0 0 4 hプロ ヅクの第 3 hバイ 卜までの 2 0バイ トにはラベル (メモリ夕グ) に付けられた I D としての文字列 (例えば Cassette ID) が配され、 第 0 0 0 4 hブ ϋヅクの第 4 hバ ィ.トから第 0 0 0 5 hバイ トの第 7 hバイ トまでの 2 0バイ トにはデ一夕ベース検 索用に付けられるユニークな I Dであるデータベースキー (Data Base Key) とし ての文字列が、 第 0 0 0 5 hプロヅクの第 8 hバイ トから第 0 0 0 6 hプロヅクの第 F hバイ トまでの 2 4バイ トにはタイ トル (Title) の文字列が配される。
また、 第 0 0 0 7 hプロヅクの第 O hバイ トから第 F hバイ トまでの 1 6バイ トに は管理者 (Administrator) を表す文字列が、 第 0 0 0 8 hプロヅクの第 O hバイ ト から第 3 hバイ トまでの 4バイ トには例えば最後に使用された機器のシリアル番号 (Serial No. ) を表すパイナリ値 (最大値は例えば 000009999999) が、 第 0 0 0 8 hブロックの第 4 hバイ トから第 バイ 卜までの 1 2バイ トには例えば最後に使 用された機器のモデル名 (Model Name) を表す文字列が配される。
また、 第 0 0 0 9 hブロックの第 O h及び第 l hバイ トの 2ノ ィ トには記録開始か ら終了までのクリヅプエリァに対応するキュ一ボイントデ一夕の先頭ァドレスか らの当該キューポィントデ一夕の総サイズ (すなわち第 0 0 0 B hプロヅク以降の デ一夕エリアの有効バイ ト数) に相当するポインタ (Pointer) を表すバイナリ値 せ、 第 2 h及び第 3 hバイ トの 2バイ トには E O S (End Of Source) 点においてテ —プ上のビデオ領域に記録して有り、 例えば E O S点のサーチに利用される I D (乱数) 番号を表すバイナリ値 (EOSH-ID) が、 第 4 hバイ トには最終記録点の力 セットの供給側のリールの状態であるリメインステ一夕ス (R S : Remain Statu
s) を表すバイナリ値が、 第 5hバイ トには最終記録点のカセットの供給側のリ一 ルの卷き径に対応した値であるリメインタイム (RT : Remain Time) を表すパイ ナリ値が、 第 6 hバイ トから第 9 hバイ トまでの 4バイ トには最終記録点の位置
(EOS Point) を表すタイムコードが、 第 Ah及び第 Bhバイ トの 2バイ トにはテー プカセット装填回数 (使用回数) であるスレッドカウント値 (Thread Count) を 表すバイナリ値が、 第 Ch〜第; Fhバイ 卜までの 4バイ トには最終記録の記録日時
(Update) を表す BCDが配される。
また、 第 000 Ahブロックの第 Oh及び第 lhバイ トの 2バイ トには、 記録開始 から終了までの 1クリヅプエリアのオフセッ ト (clip area offset)として、 キュ 一ポイントデ一夕エリアの先頭アドレス (Data T0PP: Data Top Pointer) を表す バイナリ値が配される。 この値は、 00 B Ohを 0バイ ト目としたオフセットバイ ト数であり、 一例として 0.0 E Ohの場合、 003 Ohがセヅトされる。 第 000 Ahブロックの第 2 h及ぴ第 3 hバイ トの 2ノ ィ トには、 キュー点のリス.トのフ-アイ ルァドレス管理に使用 (例えばデ一夕領域にストァされているキュー点パヅケ一 ジの総数と 1パッケージ当たりのキュー点数を既定) するファイルァロケーショ ンテーブル (FAT) の定義 (FAT Definition) を表すバイナリ値が、 第 5h〜第 Ahバイ 卜までの 6バイ トには拡張用の予約領域 (Reserve) を表すバイナリ値
(例えば 0 Oh) が、 第 Bhバイ トにはテープに記録されているビデオ信号のフィ 一ルド周波数 (FQ : Recodeing Frequncy) 及びデータビヅ トレートが配され、 第 Ch〜第 Fhバイ 卜にはテープに記録されているオーディオステータス (AD Sta tus) を表すバイナリ値が配される。 なお、 第 000 Ahプロヅクの第 2 hバイ トは、 FATの間引きを表しており、 Ohのとき FAT無し、 lhのとき 1クリップ、 2 hのとき 4クリップ、 3 hのとき 1 6クリヅプ分の間引きを表している。 例えば 4 クリヅプ分の間引きの場合、 第 003 Fhプロヅクの第 Ehバイ トと第 003 Fhプ 口ヅクの第 Fhバイ トがクリヅプ 0のアドレスとなり、 第 003 Fhプロヅクの第 Chバイ トと第 Dhバイ トがクリヅプ 4のァドレスとなる。 また、 当該第 000 A hブロックの第 Bhバイ トに記述されるフィールド周波数は、 ビデオスキャンフォ 一マット (video_f)を表しており、 当該第 Bhバイ トの最上位ビヅ トがプログレヅ シブスキャンか或いはィン夕一レーススキャンかを表し、 下位 3ビヅトの値が"
000" のとき 2 9. 9 7フレーム/秒、 ,, 00 1" のとき 2 0フレーム/ 秒、 " 1 0 0,, のとき 23. 9 8フレーム/秒、 ,, 1 0 1,, のとき 24フレーム ノ秒を表すようなことが可能である。 この図 2 3のコモンエリアにおいて、 第◦ 00 Ahプロヅクまでが共通領域で、 第 000 Bhプロヅク以降がクリヅプ毎の情 報を並べるデ一夕エリア (Data Area) である。
図 24には、 図 23の第 0008hプロヅクの第 Oh〜第 3 hバイ トの 4バイ ト分 で表される上記シリアル番号の一例を示し、 図 2 5には、 図 23の第 0009 hブ ロックの第 Oh及び第 lhバイ トの 2バイ ト分で表される上記ポインタ (Pointer) と、 第 2h及び第 3hバイ ト分で表される上記 E 0 S点のサーチに利用される I D 番号 (EOSR- ID) の一例を示す。 なお、 上記 EO Sの I D番号 (EOSR- ID) には、 最終記録の際に、 テープ上に記録してある乱数と同じ値が記録される。 最終記録 点の頭出しをする際に使用される。 このように乱数が用いられるのは、 最終記録 点のタイムコードには同じ値が存在する可能性.があるため、 タイムコードが同じ 値になってしまった場合にそれらを区別可能にするためである。
また、 図 26には、 図 23の第 0009hプロヅクの第 4 hバイ トに記述される 上記リメインステータス (RS : Remain Status) の内容を示す。 この図 2 6にお いて、 最上位の第 7ビットはカセットのリール卷径未計測時に" 1" になり、 第 6ビヅトはテープトヅプ又はエンドを示し、 テープトヅプ状態のとき" 0" 、 テ ーブエンド状態のときに" 1" となる。 第 5ビヅ トは未使用で、 第 4ビヅトはテ ープがトヅプ若しくはエンド状態の時に" 1" となる。 第 3〜第 2ビヅ トはカセ ヅトサイズを示し、 サイズが小 (S) のとき" 00" 、 中 (M) のとき" 0 1" 、 大 (L) のとき" 1 0" となる。 第 1及び第 0ビヅトは未使用である。 なお、 第 6ビヅ トと第 4ビッ トは、 テープの状態により、 図 2 7に示すようになる。 すな わち、 テープトヅプのとき第 6ビットは" 0,, 、 第 4ビヅトは" 1 " となり、 テ —プ途中のとき第 6ビヅ トは,, 0,, 、 第 4ビヅ トは" 0,, 、 テープエンドのとき 第 6ビヅ トは" 1 " 、 第 4ビヅ トは,, 1,, となる。
図 28には、 図 2 3の第 0009hプロヅクの第 6 h〜第 9 hバイ 卜に記述される 最終記録点の位置 (EOS Point) を表すタイムコード (Time Data) の内容を示す。 この図 2 8において、 最終記録点の位置 (EOS Point) を表すタイムコードは、 4
バイ トの B C Dのコードとして表される。 上記 4バイ トのうちの第 1バイ ト (DA TA-1) にはフレームを表すデータが、 第 2バイ ト (DATA-2) には秒を表すデ一夕 が、 第 3バイ ト (DATA- 3) には分を表すデ一夕が、 第 4バイ ト (DATA- 4) には時 を表すデータが格納される。 また、 空きビットを用いて種別が表される。 なお、 デ一夕を無効にするときは全て F で埋められる。
図 2 9には、 図 2 3の第 0 0 0 9 hプロヅクの第 Ah及び第; B hバイ トの 2バイ ト 分で表されるカセヅ卜の揷入回数を示すスレッドカウント値 (Thread Count) の 一例を示す。 なお、 スレッ ドカウント値は、 7 F F を超えるとカウントァヅプ しないようにすることも可能である。
図 3 0には、 図 2 3の第 0 0 0 9 hプロヅクから第 0 0 0 B hプロヅクまでの設 定例を示し、 図 3 1には、 図 2 3の第 0 0 0 Ahブロックの第 O h及び第 l hバイ ト のキューポイントデータエリアの先頭アドレス (Data T0PP) の一例を示す。 また、 図 3. 2には、 図 2 3の第 0 0 0 Ahブロックの第 2 h〜第 4 hバイ トの 3バ ィ ト分で表される前記ファイルアロケーションテーブルの定義 (FAT Definitio n) の内容を示す。 これによれば、 キュー点を容易に検索するためのキュー点のリ ストのファイルアドレス管理を行うことができる。 ア ドレス管理を行う場合、 デ 一夕エリァの最後尾から前方向へキュー点がストァされている先頭アドレス (2 バイ ト) を書き込む。 その際、 何個のキュー点毎にアドレスをストアするかを指 定、 及び、 ストアされているキュー点パヅケ一ジの総数を既定する。 この図 3 2 において、 第 0 0 0 Ahプロヅクの第 2 hバイ ト (オフセヅトアドレス 0 ) の第 7 〜第 2 ビヅ トまではリザーブとなされ、 第 1及び第 0ビットはキュー点パヅケ一 ジのカウント値 (Packed FAT Count) となされる。 また、 第 3 hバイ ト (オフセヅ トアドレス 1 ) の 8ビヅトはストァされているキュー点パヅケージの総数を表す 1 6 ビヅ トのうちの上位 8ビットとなされ、 第 4 hバイ ト (オフセットアドレス 2 ) の 8 ビヅトはストァされているキュー点パヅケージの総数を表す 1 6 ビヅト のうちの下位 8ビットとなされる。 なお、 キュー点パッケージのカウント値 (Pa eked FAT Count) の第 1 , 第 2 ビヅトが、 " 0 0 " のとき未使用であることを示 し、 " 0 1 " のとき 1キュー毎にアドレスを収納することを、 " 1 0 " のとき 4 キュー毎にアドレスを収納することを、 " 1 1 " のとき 1 6キュー毎にァドレス
を収納することを示している。
図 33には、 図 23の第 000 Ahプロヅクの第 Bhバイ トのフィールド周波数
(F Q: Recording Frequency) の内容を示す。 この図 33において、 最上位の第 7ビヅトはイン夕一レースモードのとき" 0" となされ、 プログレヅシブモード のとき" 1 " となされる。 第 6〜第 3ビヅ トはリザーブ、 第 5〜第 3ビヅトはビ デォ記録ビヅ トレート (すなわちデ一夕ビヅ トレート) 情報が配され、 第 2から 最下位の第 0ビヅ トはビデオ記録周波数 (すなわちフィールド周波数) 情報が配 される。 なお、 上記第 5〜第 3ビヅトが" 000 " のときは、 デ一夕ビヅ ドレー . トが 20 M b p s (メガビット /秒) 、 " 001" のときは 30Mbp s、 " 0 1 0,, のときは 40 b p. s、 " 0 1 1" のときは 50 bp s、 " 1 00"のとき は所定のビデオ方式のビッ トレート、 " 1 01" はリザーブを表す。 また、 第.2 〜第 0ビヅトの 3ビヅ.トが" 000" のときはフィールド周波数が 29. 97 H z、 ,, 00ュ,, のとき 30 H z、 " 0 1 0 " のときリザーブ、 ,, 01 1 " のとき 25 Hz、 " 100" のとき 23. 98Hz、 ,, 10 1" のとき 24 H zを表す。 図 34には、 図 23の第 00◦ Ahプロヅクの第 Ch〜Fhバイ トにおけるオーデ ィォステータス (AD Status) の内容を示す。 この図 34において、 第 000 Ah ブロックの第 Chバイ ト (オフセットアドレス 0) の第 7〜第 4ビヅトまではチヤ ンネル CH 2のオーディオステータスが配され、 第 3〜第 0ビットまではチャン ネル CH 1のオーディオステータスが配される。 また、 第 000 Ahブロックの第 Dhバイ ト (オフセヅトアドレス 1) の第 7〜第 4ビヅトまではチャンネル CH 4 のオーディオステータスが配され、 第 3〜第 0ビヅトまではチャンネル CH 3の オーディオステータスが配される。 同様に、 第 000 Ahブロックの第 Ehバイ ト
(オフセヅトアドレス 2) の第 7〜第 4ビヅトまではチャンネル CH 6のオーデ ィォステータスが配され、 第 3〜第 0ビヅトまではチャンネル CH 5のオーディ ォステータスが配される。 また、 第 000 Ahブロックの第 Fhバイ ト (オフセヅ トアドレス 3) の第 7〜第 4ビヅトまではチャンネル CH 8のオーディオステ一 タスが配され、 第 3〜第 0ビットまではチャンネル CH 7のオーディオステ一夕 スが配される。 これら各チャンネル CH 1〜CH 8の 4ビヅトのオーディオステ —タスは、 例えば、 " 0 100" のとき所定の方式 (例えば ATRAC3:商標) によ
るデ一夕であることを表し、 " 00 1 1" のとき所定の方式 (例えば Pana Data: 商標) によるデ一夕であることを、 " 00 10" のとき所定の方式 (例えば AC 3 :商標) によるデ一夕であることを、 " 000 1 " のとき所定の方式 (例えば D0LBY-E:商標) によるデ一夕であることを、 " 0000 " のとき; P CM (Pulse Code Modulation) のデータであることを示す。
次に、 図 23に示したコモンエリアにおいては、 上述の図 23の第 000 Ahブ : ロックの第 Oh及び第 1 hバイ トに定義されているキューポィントデ一夕エリァの 先頭ァドレ.ス (Data T0PP) の値を設定することで、 当該コモンエリアを拡張し、 追加デ一夕を定義可能となされている。 但し、 メモリ容量の制限などにより、 拡 張領域へのデータ書き込みは必須ではない。
前記図 23 'に示したコモンエリアは拡張することが可能となされており、 図 3 5には、 拡張コモンエリアのマネージメントテーブル (Extended Area Manageie.. nt Table) を示す。 なお、 この図 35において、 第 0003 hブロックから第ひ 0 0 Ahプロヅクまでは図 23と同じであるため、 その部分の図示は省略してある。 この図 35において、 第 000 Bhプロヅクの第 Oh〜第 7hバイ トまでの 8バイ ■ トには拡張デ一夕領域のデ一夕フォーマツト I D (Extended Area Format ID) を 表す文字列が配され、 第 8h〜第 Ahバイ トまでの 3バイ トには拡張データ領域の デ一夕フォーマットのバージョン (Format Version) を表す文字列が配される。 第 000 Chブロックの第 Oh〜第 5hバイ トまでの 6バイ トには当該ラベルのリ一 ル名 (Reel Name。 一つのみ定義可能) を表す文字列が配され、 第 6h〜第 Bhバイ トまでの 6バイ トには当該ラベルの EDL (EDiting List) が定義された ED L ファイル名 (EDL File Naie0 一つのみ定義可能) を表す文字列が配される。 また、 第 000 Dhブロックの第 Oh〜第 2 hバイ トの 3ノ ィ トには当該ラベルが貼られた 例えばカセヅ トの収納フロア番号 (Stocked Floor No.) を表す文字列が配され、 第 3 h〜第 8 hバイ トまでの 6バイ トには当該ラベルが貼られた例えばカセットの 収納棚番号 (Stocked Shelf No.) を表す文字列が、 第 9h〜第 Bhバイ トまでの 3 バイ トには当該ラベルが貼られた例えばカセヅトの収納棚段番号 (Stocked Step No.) を表す文字列が、 第 Ch〜第 Fhバイ トまでの 4バイ トには当該ラペルが貼 られたカセットの収納単品位置 (Stocked Position) を表す文字列が配される。
また、 第 0 0 0 E hと第 0 0 0 F hプロヅクの合計 3 6バイ トはリザ一ブとなって おり、 第 0 0 1 O hプロヅクの第 O hバイ トから第 0 0 1 2 hブロックの第 7 hバイ トまでの合計 4 0バイ トには当該ラペルに付けられるコメント (Comment) やメモ 書きなどを表す文字列が配される。
次に、 上述したコモンエリアや拡張コモンエリアのデ一夕エリア (Data Area) に格納されるデ一夕について説明する。 当該データエリアには、 各用途に合わせ たデ一夕が格納される。 本実施の形態の場合、 当該データエリアには前記メ夕デ . 一夕などが格納され、 当該メ夕デ一夕は、 主に記録開始から終了までの個々のク リヅブ毎に付加されている。 なお、 上記共通領域にもメタデータの元になる情報 があり、 この共通領域の情報を利用してメ夕デ一夕が生成ざれる場合もあるが、 以下の説明では、 主に個々のクリップに付加され、 読み書きの対象となるメ夕デ 夕について説明することにする。 ——
図 3 6には、 前記記録開始から終了までの 1つのクリップェリアを塞すキ 一 ポイントのデ一夕フォーマヅトを示す。 なお、 このデ一夕フォーマヅトにおいて、 各項目も全体も可変長である。
当該キューポイントのデ 夕フォーマッ トでは、 図 3 6に示すように、 ステー 夕ス (Status) フラグの各ビヅトが、 各デ一夕形式の 「有り」 / 「無し」 に対応 しており、 ステータスで指定したデ一夕のみをステ一タスの後にビヅ トの低い方 から繋げるようになされている。 この図 3 6において、 キューポイントのデ一夕 フォーマツ トは、 2バイ ト分のステータス (Status) フラグ、 フレーム (f )、 秒 (s ) 、 分 (m) 、 時 (h ) を表す 4バイ ト分のキューポイント (CUE Point) 、 同じくフレーム、 秒、 分、 時を表す 4バイ ト分のィンポィント (IN Point) 、 同 じくフレーム、 秒、 分、 時を表す 4バイ ト分のァゥトポイント (OUT Point) 、 番 号を表す 3バイ ト分のシーンナンバー (Scene No. ) 、 同じく番号を表す 4バイ ト 分のカットナンバー (Cut No. )、 1バイ ト分のテイクナンバー (Take No. )、 4 バイ ト分のリザーブされているユーザビヅト (User_bit) 、 フレーム、 秒、 分、 時を表す 4バイ ト分の実時間 (Reaし Time)、 4バイ ト分の実データ (Reaし Dat a) 、 最大 5 3バイ トの U M I D (Unique Material IDentifier) デ一夕、 任意バ ィ トの付加情報 (Additional Information) からなる。 なお、 U M I Dとは、 映
像や音声素材に割り当てられるグローバルにユニークな I Dであり、 例えば SM PTE 330Mに定義されているものである。 本実施の形態で使用する UM I D の詳細については後述する。
ここで、 図 36に示した上記ステータスの 2バイ トを構成する 1 6ビヅ トのう ち、 第 1 5ビヅ トが" 1 " のとき記録スタート、 " 0" のときノーマルを表し、 第 14〜第 13ビッ トが" 00 " のときデフォルト、 ,, 0 1,, のとき 0 K (ショ ヅ ト 1 )、 ,, .1 0,, のとき N G (ショ ト 2 ) 、 " 1 1,, のときキープ (KEEP) を表し、 第 12ビヅ トが" 1" のとき付加情報 (Additional Information) 有 り、 " 0 " のとき付加情報無しを表し、 第 1 1ビヅ トが" 1" のときライ トディ セーブル (Write desable) 、 " 0,, のときライ トイネーブル (Write enable) を 表し、 第 1 0〜第 9ビヅ トが" 00" のとき UM I Dデ一夕無し、 " 0 1 " のと き 6バイ トのマテリアルデータ (Material Data) のみ、 ,, 1 0,, のとき 2 1バイ トのベーシックデ一夕 (Basic Data) 、 " 1 1" のとき 53バイ トの拡張データ (Extended Data) が配されることを表し、 第 8ビッ トが" 1" のときデ一夕あ り、 " 0" のときデータ無しを表している。 また、 当該ステータスの第 7ビヅ ト が" 1 " のときリアル'夕ィム (Real Time) 有り、 " 0 " のときリアル夕ィム無し を表し、 第 6ビヅ トはリザーブ、 第 5ビッ トが" 1 " のときテイクナンバー (Ta ke No.) 有り、 " 0" のときテイクナンバー無しを表し、 第 4ビヅ トが" 1" の ときカヅ トナンバー (Cut No.) 有り、 " 0" のときカヅ トナンバー無しを表し、 第 3ビヅ トが" 1" のときシーンナンバー (Scene No.) 有り、 " 0" のときシー ンナンバー無しを表し、 第 2ビッ トが" 1" のときアウトポイント (OUT Point) 有り、 " 0"のときアウ トポイン ト無しを表し、 第 1ビヅ トが" 1 " のときイン ポイント (IN Point) 有り、 " 0" のときインポイント無しを表し、 第 0ビヅ ト が" 1,, のときカヅ トポイント (CUT Point) 有り、 ,, 0" のときカッ トポイント 無しを表している。
図 36に示した上記キューポイント (CUE Point) とインポイント (IN Point) 、 アウトポイント (OUT Point) とリアルタイム (Real Time) は、 それそれフレー ム、 秒、 分、 時間を表す時間情報であり、 上記シーンナンバー (Scene No.) と力 ヅ トナンバー (CUT No.) はそれそれ AS C I Iキャラクタである。 また、 テイク
ナンパ一 (Take No.) とリザーブ (Reserved) は 0〜255のバイナリ値であり、 データ (Data) は日、 月、 年をバイナリ値で表す時間情報である。 なお、 データ としては、 上記フォーマヅトのデ一夕が前記メモリタグの半導体メモリの容量に 応じて格納され、 データの終端は上記ステータスの 2バイ トが 0 Ohになされるこ とで表される。
ここで、 上記図 36のフォーマットの具体例として、 図 37には、 ステータス の 2バイ トが 0 1 h, 00 h、 つまり上記第 0ビットが" 1 " で他の各ビヅトが全 て" 0" のとき (すなわちキューポイントのデ一夕のみ) のデータ構造を示す。 この図 37の場合、 トータル 6バイ トのみで表されることになる。 また、 図 36 のフォ一マヅ トの具体例として、 図 38には、 ステータスの 2バイ小が 07h, 0 Oh、 つまり上記第 0、 第 1、 第 2ビッ トがそれそれ" 1" で他の各ビヅ トが全 て" 0"のとき (すなわちカツトポイント、 ィンポィント、 ァゥトボイントのデ —夕データのみ) のデータ構造を示す。 この図 38.の場合、 トータル 14バイ ト のみで表されることになる。
次に、 図 39には、 図 36に示した上記ステータスの第 1 2ビットが" 1" (付加情報有り) となっている場合の、 上記付加情報 (Additional Informatio n) のデータフォーマヅトを示し、 図 40には図 39のより詳細な構造を示す。 これら図 39及び図 40において、 付加情報は、 分類 (Classification) 、 フ 口一 (Flow) /モード (Mode) タイプ/データサイズ (DataSize:上位 4ビット 分) 、 データサイズの下位 8ビット分、 ペイロードデ一夕 (Data) から構成され、 分類 (Classification) は A S C I I—文字で表され、 フロー、 モードタイプ、 デ一夕サイズはバイナリ値で表される。 上記フローが" 1" であるとき、 このサ ブセヅトの後に別のサブセットが続くことを示す。 モードタイプはデ一夕型を表 し、 例えば、 第 5ビットが" 0 " で第 4ビヅトが" 0 " のときバイナリ、 第 5ビ ヅトが" 0,, で第 4ビヅ トが" 1" のときシフト J I S、 第 5ビヅ トが" 1 " で 第 4ビットが" 0" のときュニコード (Unicode) を示す。
上記分類 (Classification) の AS C I I—文字が、 例えば, C, のときはコ メント (Comnient)、 , E ' のときは ED L (EDiting List) 、 , M, のときは S MP TEメタデータバージョン 1、 , U5 のときは whole UMI D、 , S ' のと
きは UM I D署名メ夕デ一夕、 ' $' のときはユーザ定義を表す。 上記分類のフ ィ一ルドには、 AS C I I文字にて分類名が記述される。 なお、 現状では AS C I I—文字となっているが、 後述のディ リミヅ夕 (Delimiter) を" 1" にするこ とで分類拡張が可能である。 当該分類拡張を行った場合において、 例えば' CM T 5 のときにはコメントを、 ' C I D' のときにはカメラ I Dを表す。
フロー Zモードのフィ一ル.ドの第 7ビヅ ト (MSB) が分類のフィールドのデ イ リミヅ夕 (Delimiter) になっており、 分類のフィ一ルドの終わりを表している, フロー/モードのフィールドの第 6ビヅ トにはフロー制御(Flow Control) 情報、 第 5及び第 4ビットにはモード制御 (Mode Control) 情報が配される。 上記フロ 一制御情報は、 複数の付加情報を定義するのに使用される。 例えば、 上記第 6ビ ヅ トのフロー制御情報が" 0" のとき付加情報の最後を示し、 " 1" のとき付加 情報が後にもあることを示す。 また、 モード制御情報は、'データエリアの文字コ . ード夕イブ.を定義する。.例えば、 上記第 5, 第 4ビットが".00" のときはデー 夕内がバイナリコードで表されることを示し、 " 0 1" のときはデータ内がシク ト J I Sコードで表され、 " 1 0" のときはデ一夕内がュニコード (Unicode) で、 " 1 1 " のとき使用不可であることを表している。 ' '
データサイズ (デ一夕エリアのバイ ト数) は、 フロー/モードのフィールドの 第 3〜第 0ビット (上位 4ビヅト分) と、 次のデータサイズフィールドの 1バイ ト (下位 8ビヅ ト分) とで定義されており、 1 2ビット構成になっている。 した がって一度に伝送できるデータ数は 4096バイ トとなる。 フロー制御情報が" 1" であるとき、 このサブセヅトの後に別のサブセヅトが続くことを示す。 デー 夕の長さは 0〜8 1 9 1であり、 0は分類のみの場合を表している。
以上が、 前記ラベル 32に設けられた非接触メモリタグ 37の半導体メモリの メモリマヅプとフォーマヅトの説明である。
次に、 前述した図 36に記述される UM I Dについて説明する。
図 41には、 SMP T E 330 Mに規定されている拡張 UM I D (Extended U MID) のデ一夕フォーマヅトを示す。 この図 41において、 SMPTE 330Mに 規定されている拡張 UMI Dは 32バイ トのベーシック (Basic) UM I Dと同じ く 32バイ トのシグネチャーメ夕デ一夕 (Sifnature Metadata) の合計 64バイ
トからなる。 ベーシヅク UM I Dは、 1 2バイ トのユニバーサルラペル (Univer sal Label) 、 1パイ トのレングス (L) 、 3バイ トのインスタンスナンバー(Ins tANCe No.) 、 1 6パイ トとなるマテリアルナンバー (Material Number) から なり、 また、 シグネチャーメ夕デ一夕は、 8バイ トのタイムデータ (Time/Data) 、 1 2バイ トのスペーシャルコーディネィ ト (Spatial coodinate) 、 4バイ トのカ ントリー (Country) コード、 4バイ トのオーガニゼイシヨン(Organization) 、 ' . 4バイ トのュ ザコード (User Code) からなる。 なお、 マテリアルナンバー (M aterial Number) は、 8バイ トのタイムスナップ (Time Snap) と 2バイ トの乱数 (Rnd) と 5バイ トのマシンノード (Machin Node) からなる。
一方、 本実施の形態では、 UMI Dを以下のようにして構成する。 なお、 以下 の説明では、 図 1 0に示したカメラ一体型 VTRの例えばカメラ処理部 41或い は CPU 2 1が生成する UM I Dを例に挙げて述べる。
本実施の形態のカメラ一体型 VT.Rは、 先ず、 以下のようにしてべ一シヅク U MI Dを組み立てる。
ベーシック UM I Dの上記 1 2バイ トのユニバーサルラペル (Universal labe ' 1) のうち第 1バイ トから第 1 0バイ トまでは固定のバイ ト列であるため、 この時 点では省略し、 本実施の形態の VTRでは、 前記磁気テープ 30に記録する時や 外部に出力する時に、 それら第 1〜第 10バイ トの固定バイ ト列を付加すること とする。 当該ユニバーサルラペルの第 1 1、 第 1 2バイ トは、 例えば、 画像と音 声が同時記録であり、 元素材である場合には、 04h、 1 lhとなる。 また、 レン グス ) も既知であるためこの時点では省略する。 さらに、 元素材の場合、 イン スタンスナンバーは、 00h、 0 Oh, 0 Ohとなる。
次に、 マテリアルナンバーのタイムスナップ (Time Snap) は、 図 42に示すよ うに、 フレーム (Frame) 、 秒 (Second) 、 分 (Minute) 、 時 (Hour) を表す 8バ ィ トからなり、 これらの各値は、 例えば VTR内部のタイムコードジェネレータ が発生する時計情報から生成する。 例えば西暦 2000年 5月 31日である場合、 その日付を表す 2000. 05. 3 1をユリウス日に変換し、 さらにその時計の 設定からタイムゾーンが例えば日本であることを知り 97hとして、 上記タイムス ナヅプの 8バイ トを揃える。 また、 上記乱数(Rnd) は、 下位バイ ト (lower) と上
位バイ ト (upper)からなり、 それらに値を例えばソフ トゥヱァで自走する M系列 発生器で得る。
さらに、 マシンノード (Machine Node) は、 V T Rの C P U周辺に通常設けら れている図示しない EEPROM等に書かれたシリアル番号から求める。
以上により、 図 43に示すように 2 1バイ 卜からなるベーシック UMI Dが組 み立てられる。 上記カメラ一体型 VTRの場合、 当該べーシ.ヅク UM I Dは、 記 録ス夕一トの時点で生成され、 前記 RAM22に書き込まれる。
その後、 上記カメラ一体型 V T Rの場合、 この 2 1バイ トのべ一シヅク UMI Dは、 図 44に示すように、 8バイ トの夕ィムデ一夕 (Time/Data) 、 1 2バイ ト のスペーシャルコーディネイ ト (Spatial coordinate) 、 4バイ トのカントリー (Country) コード、 4バイ トのオーガニゼイシヨン(Organization) 、 4バイ ト のユーザコード (User Code) からなる 32バイ トのシグネチャーメ夕デ一夕と合 わせて (合計は最大 53バイ トとなる) 、 前記磁気テープ 3..0に記録されること になる。 なお、 このとき磁気テープ 30には、 同時に、 タイムコードも書き込ま れる。
以上のようにレて、 '幾つかのクリップに対応するデ一夕が記録された後、 磁気 テープ 30はイジェクトされることになるが、 そのとき初めて、 上記 RAM22 に蓄積されていた上記 UM I Dが、 前記メモリタグ 37の半導体メモリへの書き 込まれる。 但し、 上記メモリタグ 37の半導体メモリへ書き込む場合、 当該半導 体メモリの容量消費量を少なくするために、 上記 UMI Dは以下のように圧縮さ れて記録される。 すなわち、 UM I Dはクリヅブ単位で固有の値となされている ため、 カセットテープー卷当たりで数十キロバイ ト程度になるが、 例えばメモリ タグ 37の半導体メモリの容量が少ないような場合には、 それら全てを記憶させ るのは好ましくない。 また、 例えば UM I Dを伝送容量の少ない伝送路に送信す るような場合やアナログ機材などの場合は、 それら UM I Dに要する情報量を少 なくした方が望ましい。 したがって、 本実施の形態では、 上記 UM I Dを以下の ように圧縮可能としている。
ここで、 各クリヅプのパッケージは、 前述の図 36の通りに構成されるが、 本 実施の形態のカメラ一体型 VT Rの場合は、 例えば記録開始時のタイムコ一ドを
キュー (Cue) として、 ベ一シック U M I Dを書き込むことになる。
例えば最初のクリ ヅプは、 フラグが 2バイ ト、 キューが 4バイ ト、 U M I Dが 2 1バイ トの合計 2 7バイ トである。 具体的には、 例えば 1 6進数表記で、 図 4 5 Aのようになる。 次のクリップでは、 日付などは変化しないと考えられるため、 U M I Dは差分書式が使え、 図 4 5 Bのように 6バイ トで済み、 したがってパヅ ケージのサイズは 1 2バイ トとなる。 すなわち、 図 4 5 Bは、 差分書式により、 前記図 4 3のうち、 夕ィ'ムスナヅプのフレーム、 秒、 分、 時の 4バイ トと乱数の 2バイ トの 6バイ トのみで済み、 他の部分は省略することができる。
以上のように、 R A M 2 2において、 上記メモリタグ 3 7の半導体メモリのメ モリマヅプのイメージを構築した後、 前記コイルアンテナ 2 4によって、 実際に 前記非接触型メモリ夕グ 3 7の半導体メモリに書き込む。
次に、 上記 U M I D以外のメ夕デ一夕について説明する。
ここでは、 予め前記非接触型メモリ夕グ 3 7の半導体メモリの共通領域に主夕 ィ トル (一例として 「The Tele-Fi le」 を挙げる) が書かれ、 次のパヅケージにサ ブ夕ィ トル (一例として 「Appl ication」 を挙げる) が書かれているとする。 また、 本実施の形態の V T Rが磁気テープ 3 0に記録し、 S D I A N Cパケットとし て外部に出力するメ夕デ一夕は、 これらタイ トルの他、 毎秒のフレーム数である とする。
先ず、 本実施の形態の V T Rにおいてメ夕デ一夕を作成するところから述べる。 上記主タイ トルは上記メモリタグ 3 7の半導体メモリから読み取る。 当該主タ ィ トルは、 図 4 6に示すように、 メ夕デ一夕である旨の宣言 (8ノ イ ト) と、 メ イン夕ィ トルの符号 (8バイ ト) と、 長さ ( 1ノ イ ト) と、 メインタイ トルの文 字を表す A S C I I文字 (この例では The Tele- Fi leを表す A S C I I文字 1 3バ イ ト) とからなるバイ ト列により表される。 また、 この図 4 6のうち、 最初のメ 夕デ一夕である旨の宣言の 8バイ トは常に同一なので省き、 図 4 7に示すように、 残りのメイン夕ィ トルの符号と長さとメインタイ トルの文字に、 前記図 3 6に示 したステータスフラグや所望のィン、 アウトポイントゃヘッダなどの情報を付加 して、 クリップパヅケージを生成する。 なおこのとき、 サブタイ トルも上記半導 体メモリから読み取っておくが、 これは当該クリヅプを記録する時点でテープや
外部に出力される。
次に、 例えばフレーム数については V T Rの設定値から求める。 例えば 3 0フ レーム/秒の場合 1 6進数で 1 E hである。 これらの 3種類のメタデータは、 実際 にはメ夕デ一夕宣言を略すと、 図 4 8に示す各行のようなバイ ト列になる。
これらを外部やテープに出力する際には、 先頭に 0 6 h 0 E h 2 B h 3 4 h
0 l h 0 l h 0 1 h 0 l hを付加し、 メモリタグ 3 7の半導体メモリに書き 込む際には、 先頭にキュー点情報やヘッダを付加する'。 なお、 どのクリップに、 どのメ夕データを付けるかはユーザの任意であり、, 一つのクリヅプに複数のメ夕 データ付けることも可能である。 このように一つのクリヅプに複数のメタデータ を付加することは、 付加情報 (Additional Information) のヘッダの第 6ビヅ ト (Flow) の設定により可能である。
ここでは、 一例として、 テープの先頭の 0 0 : 5 8 : 3 0 : 0 0からカラ バ までにフレーム数、 本編最初のクリ.ヅプ 0 1 : Q 0 : 0 0 : 0 0以降に主題、 また副題は次のパッケージに書かれているとすると、 具体的なバイ ト列は図 4 9 に示すようになる。
この図 4 9の最後の 1行は、 メタデータを含まない例である。 また、 その上の · 行は副題であるが、 これは元々書かれていたメタデ一夕をそのまま書き戻したも のである。 さらにその上の行が主題で、 これは上記メモリ夕グ 3 7の半導体メモ リの共通領域から引用した情報をメ夕デ一夕に加工して、 つまり、 メモリ夕グ 3 7の半導体メモリ上で書き写されたことになる。 もちろん、 図 4 9の最初の 1行 のように、 メモリ夕グ 3 7以外の情報源を元にメ夕デ一夕を作る場合もある。 なお、 上記メモリ夕グ 3 7の半導体メモリから読み出されたメタデ一夕を例え ば^部等に出力する場合には、 当該メモリタグ 3 7から読み出された U M I Dか ら S M P T Eに規定される正規の U M I Dを復元しなければならない。 本実施の 形態では、 メモリタグ 3 7から読み出された U M I Dより正規の U M I Dを復元 する場合、 図 5 0に示す表の値を代入する。 この図 5 0に示す表の空欄には、 上 記メモリタグ 3 7から読み出された値、 すなわち前述のユニバーサルラベルの第 1 1, 第 1 2バイ トや、 タイムスナヅプのフレーム、 秒、 分、 時、 乱数等を入れ ることで、 正規の U M I Dを復元する。 図 5 0のリースト (Least) モードの図中
の P欄には前置を入れ、 また、 シグネチャーメタデ一夕は最後に U M I Dフラグ の第 2ビットが" 1 " であるときの指示に従う。 但し、 付加情報に所定の値 (例 えば' s, ) があれば、 そのクリップに限り付加する。
なお、 図 4 5 Aにおいて示したような U M I Dは、 例えば高精細度ビデオの S D I Yチャンネルの第 1 0ライン直前の E A V (End of Active Video) 以降に- 図 5 1のように置かれる。 また、 図 4 8のタイ トルを示すメ夕デ一夕は、 3項目 纏めて、 高精細度ビデオの S D I Yチャンネルの第 1 0ラインの S A V (Star t of Active Video) 以降に、 図 5 2のように置かれる。 これら図 5 1、 図 5 2で は、 1 0 ビヅトデ一夕列を 1 6進数 3桁で表現しており、 下位 2桁 8 ビヅト分は もとのメタデータの第 7〜第 0ビットと同じ内容で、 第 9ビットはそれらの偶数 ノ リティ、 第 9ビットは第 8 ビヅ トの反転したものである。 また、 図 5 1、 図 5 2は説明のため、 改行しさらに注釈も記述されているが、 実際には連続したスト リームであり、 実際のシリアルデ一夕 1 . 4 8 5 G (ギガ) b p s .になると、 ク ロマのデータがワード単位で交互に配置される。 すなわち、 上記 U M I Dの例の 場合は、 3FF 3FF 000 000 000 000 2D8 2D8 200 000 200 3FF 200 3FF 200 2FD 200 101 200 120…のようになされる。
以上のように、 本実施の形態によれば、 上述のような U M I Dを含むメタデー 夕の書き込みノ読み出しが可能となされたメモリ夕グ 3 7を備えたラベル 3 2が 力セヅト 3 1のカセヅトハーフに貼り付けられていることで、 前述したような V T Rやカセットー体型 V T Rに内蔵されたリーダライ夕 2 6を用いて、 メ夕デ一 夕を容易にアクセスでき、 メ夕デ一夕の読み書きができることになる。 また、 端 末 6 0に接続されたリーダライ夕 5 0を用いることで、 特に磁気テープを再生す ることなくメ夕デ一夕を容易にアクセスでき、 メ夕デ一夕の読み書きができるこ とになる。 さらに、 例えば、 先の例のように、 収録前にタイ トルを書き込むなど の操作が可能になるし、 また、 記録済みテープのメタデータを読み取る、 或いは 書き足す、 といった作業も可能になる。 また、 内蔵する操作盤やセンサ類と付属 する装置や機材から得た情報を使って生成した U M I Dをメモリ夕グ 3 7に書き 込むことも可能となっている。 このように、 本実施の形態によれば、 上記メモリ タグを用いることにより、 カセッ ト 3 1のようなリムーバブル記録メディアにお
けるメ夕デ一夕のハンドリングの幅が大きく広がる。
また、 前記図 1 1の例のように、 端末 6 0がリ一ダライタ 5 0を使用してりメ モリタグ 3 7の読み出しを可能とすることで、 例えば 力セヅ ト 3 1の磁気テー プ 3 0のような記録メディアを再生せずに、 メタデータが読み出せるようになり、 その検索や確認に役立つ。 このときのメタデータは、 S M P T Eのような規格化 されたメ夕デ一夕に則るので、 他のシステムと連係することも可能となる。 さら • に、 図 1の例のように、 入力映像信号にメタデータが含まれている場合には、 そ
. れを抽出し、 例えばキー操作や接続無しにメモりタグ 3 7にも書き込める。 また、 入力信号にメタデ一夕が含まれていなくても、 本実施の形態によれば、 キー操作
• や自動生成によりメ夕データをメモリタグ 3 7に書き込めることになる。
また、 本実施の形態によれば、 S M P T E 3 3 0 Mで定義された U M I Dを、 固定部分の省略と、 ステータスフラグビッドによる種類分け、 及び共通部分の省 略によって効率良くサイズ圧縮することが可能である。 すなわち、 項目毎のデ:一 夕サイズが少なくて済むことになるので、 メモリ夕グ 3 7の半導体メモリに収容 できる項目数が増加し、 またデータ総量が減るのでアクセスに要する時間も短縮 できる。 また、 その圧縮した U M I Dを正規の U M I Dに復元することも可能と なっている。 さらに、 U M I Dはカット毎に得られるので、 編集後も活用できる ことになり、 また、 規格化された U M I Dに則るので、 他のシステムと連係する ことも可能である。
また、 本実施の形態においては、 メ夕デ一夕が生成された時点で、 メモリタグ 3 7に当該メタデータを書き込むようになされており、 記録ェヅセンス (素材) がどのような作業を通じて生み出され、 現時点に存在しているかの履歴情報を各 編集作業毎に、 その場で記録し、 それらを蓄積するデータフォーマットを備えて いるため、 例えばカセットテープのような記録メディアの目録作成を行う際に、 そのメモリ夕グ 3 7に蓄積されたメ夕デ一夕を目録作成のための元デ一夕として 活用することが可能となる。 したがって、 本実施の形態によれば、 例えば収録な どで発生させたメ夕デ一夕をメモリ夕グ 3 7に記録し、 後段の例えば編集等の業 務において、 映像音声信号とは別の経路で、 そのメ夕デ一夕の受け渡しを行える ようになり、 デ一夕の信頼性は飛躍的に向上し、 それらのメ夕デ一夕を活用して
システムの効率化に役立てることが可能となっている。 また、 目録作成作業の負 担が軽減されることになり、 事実上、 作業が標準化され、 映像素材などの 2次利 用が進み、 資源の効率活用に役立つ。
また、 本実施の形態においては、 上述したように、 予めメモリタグ 3 7に書き 込まれていたメタデータを収録時にカセット 3 1内に記録し、 また、 そのメタデ 一夕をメモリ夕グ 3 7に書き戻すことや、 メモリ夕グ 3 7から読み出した情報を 用いて生成したメ夕デ一夕を収録時にカセット 3 1内に記録し、 また、 当該メモ リ夕グ 3 7から読み出した情報を用いて新たに生成したメ夕デ一夕をメモリタグ 3 7に書き戻すこと、 さらにはそれらメ夕データを外部通信端子から出力可能と している。 すなわち、 本実施の形態によれば、 予め確定しているメ夕デ一夕ゃメ 夕データの元になる情報を、 メモリタグ 3 7に予め記録しておくことにより、 収 録時の入力作業に要する機材と手間を軽減可能どなっている。 また、 本実施の形 態によれば、 収録時に生成したメタデータも含めて、 確定したメ夕デ一夕をメモ リ夕グ 3 7に書き戻しておくことにより、 情報に一貫性を持たせている。 さらに、 本実施の形態に.よれば、 確定したメ夕デ一夕を記録と同時に出力し、 それを例え ば回線を通じて送信し、 例えばデ一夕べ一ス化しておくことで、 メディアの到着 を待たずにデ一夕ベースが整理できる。 また、 回線が確保できない場合でも、 メ モリ夕グ 3 7によって同じ情報が得られ、 作業の自由度が高まる。
また、 本実施の形態においては、 メモリタグ 3 7に、 記録ス夕一ト、 グッドシ ョヅト、 ノーグッ ドショヅト、 ログイン、 ログアウト等のタイムコードデ一夕を 記録するようになされており、 図 1 1に示した編集システムにおいて、 当該メモ リ夕グ 3 7に記録されているデ一夕を読み込むことで、 編集時に必要な部分の映 像や音声信号素材のみデジ夕イジングすることが可能となっている。 また、 本実 施の形態においては、 同時に編集で新たに発生したデ一夕 (編集日、 編集者、 リ 一ルナンバ、 E D Lナンバー等) や編集前のデータも含むメタデ一夕を編集シス テム上でメモリ夕グ 3 7に記録することが可能となっている。 すなわち、 本実施 の形態によれば、 メモリタグ 3 7に収録などで発生させたメ夕デ一夕を記録し、 後段の編集システムに、 映像及び音声信号とは別の絰路でデータの受け渡しを行 えるため、 データの信頼性及び利便性が飛躍的に向上し、 それらのメタデ一夕を
活用して、 編集システムの効率化に役立てることが可能となっている。 また、 口 ギング作業の負荷軽減により、 事実上、 作業が標準化され、 資源の有効活用に役 立つ。 さらに、 発生したその場で、 メ夕デ一夕を記録し、 しかも、 記録メディア と一体化されたメモリ夕グ 3 7に格納するので、 メディアを保管する際に必要な 目録作成などの作業の効率化が図れる。
以上説明したように、 本実施の形態によれば、 上記メモリタグ 3 7に上記メ夕 データを記録し、 再'生可能としたことにより、 以下のような運用が可能となる。 上記メモリ夕グ 3 7上のメ夕デ一夕を用いた運用例の一つとして、 本実施の形 態では、 上記非接触メモリタグ 3 7に前述した記録点にかかわる情報を前記リー ダライタにより書き込み、 そして読み出し可能とすることにより、 磁気テープ 3 0上に記録された信号を再生することなく、 カセット 3 1の管理を行うことが可 能となり、 例えば、 最終記録点への頭出しを容易にし、 収録確認から次の収録ま での時間短縮を可能とし,、 操作性を向.上させたシステムや、.例えば一度記録.した . 個所の上書きを防止する誤消去防止システムなどを構築することが可能となる。 すなわち例えば、 前記第 1の実施の形態の図 1の V T Rの場合には、 カセット 3 1が V T Rに揷入されると、 -当該 V T Rに内蔵されている前記リーダライ夕' 2 6は、 上記カセット 3 1に貼り付けられた前記非接触型のメモリタグ 3 7を認識 し、 当該メモリタグ 3 7からデ一夕 (メタデータ) の読み出しを開始することに なるが、 このとき、 当該読み出したメ夕データのうち前記第 0 0 0 9 hブロックの 第 2 h, 3 hバイ トに記述された E O S点 (最終記録点) のサーチに利用される I D (乱数) 番号 (E0SR-ID) 、 第 4 hに記述された最終記録点のカセットの供給側 のリールの状態であるリメインステ一夕ス (R S ) 、 第 5 hバイ トに記述された最 終記録点のカセットの供給側のリールの卷き径に対応した値であるリメインタイ ム (R T ) 、 第 6 hバイ トから第 9 hバイ トまでに記述された最終記録点の位置 (EOS Point) の情報をチェックする。 これにより、 カセット 3 1の管理、 最終記 録点への頭出し、 誤消去防止などが可能となる。 すなわち例えば、 一度記録した 個所の上書きを防止するような場合には、 最終記録点の特定が不可欠であり 、 本実施の形態では、 上記メモリラペル 3 7に記録した最終記録情報と磁気テー プ 3 0上に書かれた最終記録情報を照合し、 最終記録位置の特定を行うことで、
誤消去防止を可能としている。
図 5 3には、 上記メモリラベル 3 7に記録された最終記録情報と磁気テープ 3 0上に記録されている最終記録情報とを照合して、 最終記録位置の特定を行って 記録を実行する場合の流れを示す。
この図 5 3において、 先ず、 例えば前記図 1の V T Rにカセヅト 3 1が揷入さ れ、 記録の開始の指示 (テープへの記録コマンドの発行) がなされると、 先ず、 - 当該 V T Rの C P U 2 1は、 当該カセット 3 1が上書き禁止モ一ドとなされてい ないかどうか判定し、 上書き禁止モードとなされていないとき、 すなわち例えば 未記録テープゃ既に記録されている信号を全て上書きしてもよい状態となってい るテープの場合、 ステップ S 4 3において記録を鬨始させる。
一方、 上書き禁止モードとなっているときは、 ステヅプ S 3 2に進む。 ステヅ プ S 3 2に進むと、 C P U 2 1は、 記録ステータスをオンし、 次に、 前記リーダ ライ夕 2 6がメモリタグ 3 7から読み取った前記メ夕データ中の E 0 Sデータが 有効か否か判定する。 このステップ S 3 3において E 0 Sデータが有効でないと 判定したときはステヅプ S 3 9に進み、 E 0 Sデータが有効であると判定したと • きはステヅプ S 3 に進む。 :
ステップ S 3 4に進むと、 C P U 2 1は、 E〇 S位置情報が有るか否か判定し、 E〇 S位置情報が無いときはステヅプ S 3 6に進む。 ステヅブ S 3 6に進むと、 例えばアラームオンやモニタ 2 9への表示により使用者に知らせ、 その後ステヅ プ S 3 7に進む。 一方、 ステヅプ S 3 4にて E 0 S位置情報があると判定したと き、 ステップ S 3 5に進む。
ステップ S 3 5に進むと、 E 0 S点が所定のサーチ範囲内か否か判定する。 す なわち前記リ一ル卷き径をサーチ時間に換算したときに、 E 0 S点が 3 0秒以内 でサーチできる範囲内にあるか否かの判定を行う。 このステップ S 3 5において、 E 0 S点が所定のサーチ範囲内に無い場合は、 ステップ S 3 6にて使用者に知ら せた後、 ステップ S 3 7に進む。 一方、 サーチ範囲内にある場合はステップ S 3 7の処理に進む。
ステヅブ S 3 4にて E 0 S位置情報が有ると判定され、 且つ、 ステップ S 3 5 にて E 0 S点が所定のサーチ範囲内であると判定されて上記ステヅプ S 3 7の処
理に進むと、 C P U 2 1は、 E 0 S点までの距離に応じて 5秒以内に記録が開始 されるように、 E O Sサーチを行わせる。
これに対して、 上記ステヅプ S 3 5において上記所定のサーチ範囲内に E 0 S 位置情報が無いと判定された状態で、 上記ステップ S 3 7の処理に進むと、 C P U 2 1は、 図 5 4 A乃至図 5 4 Dに示すような E 0 Sサーチ動作を行わせる。 す なわち、 例えば: E 0 S点を 0とし、 例えば図 5 4 Aに示すように、 サーチ鬨始点 P 1から E 0 S点までの距離が、 前記リール卷き径かち換算されるサーチ時間で 例えば一 2分以内に無いときにはそのまま E O S点に向かってサーチし、 例えば 図 5 4 Bに示すように、 サーチ開始点 P 2が E O S点から一 2分以内にあるとき には一旦逆方向にサーチした後に E 0 S点に向かってサーチする。 また、 例えば 図 5 4 Cに示すように、 サーチ開始点 P 3が E 0 S点から 2分以内にあるときや、 例えば図 5 4 Dに示すように、 サーチ開始点 P 4が E O S点から 2.分以内に無い ときにはそのまま E 0 S点に向かってサ一チする。 一
図 5 3に戻り、 ステヅプ S 3 7の処理後、 ステップ S 3 8の処理に進むと、 C P U 2 1は、 E 0 Sサーチが完了したか否か判定する。 すなわち、 ここでは、 メ モリタグ 3 7から読み取った、 前記 E0SR-ID及び EOS Pointのタイムコ^ ~ドと磁気 テープ 3 0から読み取った値 (タイムコード) とを比較して、 E O Sサーチが完 了したか否か判定する。 当該ステップ S 3 8において、 E O Sサーチが完了した ときはステヅプ S 3 9に進む。
—方、 ステップ S 3 8において E 0 Sサーチが完了していないときは、 ステヅ プ S 4 0にてサーチ範囲がリール卷径をサーチ時間に換算してさらに 2分を超え ているか否か判定し、 超えていないと判定したときはステヅプ S 3 7に戻り、 超 えていると判定したときはステップ S 4 4にて例えばアラームオンやモニタ 2 9 への表示によりその旨を使用者に知らせた後、 ステップ S 4 5に進み、 再生を開 始すると共に操作盤の記録ポ夕ン上に設けられているランプを点滅させる。 この 状態で、 使用者が最終記録位置を見つけ、 記録ボタンを押すと、 E O Sポイント が磁気テープ 3 0上に記録される。
また、 ステップ S 3 9に進むと、 再生が開始される。 その後、 ステップ S 4 1 において、 例えば 1 5フレーム分程度の無記録部分が存在するか否かの判定が行
われ、 無記録部分が無いときはステップ S 4 4に進み、 無記録部分があるときは ステップ S 4 2に進む。
ステップ S 4 2に進むと、 上記アラーム等がオフされた後、 ステップ S 4 3に て記録が開始される。
以上説明したように、 本実施の形態によれば、 一度記録した個所の上書きを防 止するシステムが構築でき、 例えばメニュ一操作やカセット記録防止機構の切り 換えなしに、 誤消去防止システムが構築できる。 また、 本実施の形態によれば、 カセットの挿入、 排出を繰り返しても、 最終記録点の確認が容易であり、 カセヅ ト揷入後の最終記録点への頭出し時間の短縮が可能であり、 また、 記録、 再生確 認後に、 次の頭出し、 記録準備期間の短縮が容易である.。 これらのことから、 本 実施の形態においては、 誤消去防止と記録の操作性向上の相反する仕様を両立し たシステムが構築できる。 その結果、 例えば V T R操作者の負担が軽減され、 操 作者や機器が変わっても誤消去が防止できる。 また、 ビデオエンジニアなどの.専 任技術者でなくても安全に収録ができ、 その結果、 人件費の削減など、 効率的な 運用が可能となる。
次に、 上記メモリタグ 3 7上のメタデ一夕を用いた運用例の一つとして、 本実 施の形態では、 上記非接触メモリ夕グ 3 7に前述したフィールド周波数 (F Q ) の情報を前記リーダライタにより書き込み、 そして読み出し可能とすることによ り、 映像信号のフィ一ルド周波数ゃデ一夕ビットレートが可変なシステムにおい て磁気テープ 3 0を再生することなく、 映像信号のフィールド周波数ゃデ一夕ビ ヅ トレ一トについての情報を得ることができ、 その方式に最適な処理を行うこと が可能となされている。
すなわち例えば、 前記第 1の実施の形態の図 1の V Tその場合には、 カセット 3 1が V T Rに挿入されると、 当該 V T Rに内蔵されている前記リーダライ夕 2 6は、 上記カセッ ト 3 1に貼り付けられた前記非接触型のメモリタグ 3 7を認識 し、 当該メモリタグ 3 7からデータ (メ夕データ) の読み出しを鬨始することに なるが、 このとき、 当該読み出したメタデータのうち上記第 0 0 0 Ahブロックの 第 B hバイ トに記録された図 3 3に示したようなフィールド周波数 (記録ビデオ周 波数) 及びデ一夕ビヅ トレート (ビデオ記録ビヅトレ一ト) 情報をチェヅクする
ことにより、 上記磁気テープ 3 0に記録されている映像信号のフィールド周波数 ゃデ一夕レートを特定することが可能となる。 本実施の形態の V T Rは、 上記フ ィールド周波数やデータレートを特定したとき、 自己の機器内部における映像信 号処理のための各種の設定値やパラメ一夕等を、 上記フィ一ルド周波数やデータ レートに合わせるように切り換え (変更) るようになされており、 これにより、 磁気テ一プ 3 0に記録されている映像信号に最適の信号処理を行うことが可能と
• なる。 したがって、 本実施の形態の V T Rによれば、 間違ったフィールド'周波数 やデータレートでの処理を行うことによる映像ノイズの発生を防止でき、 最適且
.つスムーズな映像再生や記録が可能となる。
また、.例えば前記第 3の実施の形態の図 1 1に示した編集システムにおいて、 V T R 7 1や 7 2に上記カセヅト 3 1が装填され、 それら V T R 7 1 , 7 2に装 填されたカセット 3 1内に記録されている信号をノンリニァで編集するような場 合には、 以下のよう.にして最適なオフライン編集を実現することができる。 すな わち例えば、 先に V T R 7 1にカセット 3 1が装填されたとすると、 このときの V T R 7 1は、 前記リーダライタ 2 6によって当該カセヅト 3 1に貼り付けられ たラベルのメモリタグ 3 7かちメ夕デ一夕を読み取り、 さらにその読み取られた メ夕デ一夕を端末 6 0に送る。 端末 6 0は、 その V T R 7 1のリーダライ夕 2 6 から送られてきたメ夕デ一夕中の上記フィ一ルド周波数及びデータビットレート 情報を記憶する。 次に、 V T R 7 2に力セヅト 3 1が装填されたとすると、 当該 V T R 7 2も V T R 1と同様に、 前記リーダライ夕 2 6によってカセット 3 1に 貼り付けられたラペルのメモリタグ 3 7からメタデ一夕を読み取り、 さらにその 読み取られたメ夕データが端未 6 0に送られる。 このときの端末 6 0は、 先に V T R 7 1のリーダライタ 2 6から送られてきた上記フィールド周波数及ぴデ一夕 ビヅトレート情報と、 その後 V T R 7 2のリーダライ夕 2 6から送られてきた上 記フィールド周波数及びデータビヅトレート情報とを比較し、 それら情報が同じ 内容を示しているときには、 そのままの状態で編集が可能であることを例えばモ ュ夕上に表示等することで編集者に知らせ、 一方、 それら情報が異なる内容を示 しているときには、 そのままの状態で編集すると異なるフィールド周波数ゃデ一 夕ビットレートの映像信号用いた編集がなされてしまうため編集することが出来
ない旨の警告を例えばモニタ上に表示或いは音声により出力等することで編集者 に知らせる。 これにより、 編集者に無駄な負担をかけることなく、 編集時のシス テム上のトラブルを未然に回避することが可能となる。
また、 例えば前記第 3の実施の形態の図 1 1に示した編集システムにおいて、 V T R 7 1や 7 2に上記力セヅト 3 1が装填され、 それら V T R 7 1, 7 2に装 填されたカセット 3 1内に記録されている信号を前記編集装置 7 4がオンライン のリニア編集を行うような場合には、 以下のようにして最適なリニア編集を実現 することができる。 すなわち例えば、 先に V T R 7 1に力セヅ ト 3 1が装填され たとすると、 このときの V T R 7 1は、 前記リーダライ夕 2 6によって当該カセ ヅ ト 3 1に貼り付けられたラペルのメモリ夕グ 3 7からメ夕デ一夕を読み取り、 さらにその読み取られたメ夕デ一夕を編集装置 7 4に送る。 編集装置 7 4は、 そ の V T R 7 1.のリーダライ夕 2 6から送られてきたメタデ一夕中の上記フィール ド周波数及びデ 夕ビットレ一ト情報を用いて、 自己が行うオンライン編集にお ける映像信号処理のための各種の設定値やパラメ一夕等を、 上記フィ一ルド周波 数及びデータビッ トレードに合わせるように切り換える (変更或いは初期化す る) 。 次に、 V T R 7 2にカセヅ ト 3 1が装填されたとすると、 このときの V T R 7 2も V T R 1と同様に、 前記リーダライ夕 2 6によってカセヅト 3 1に貼り 付けられたラベルのメモリ夕グ 3 7からメ夕デ一夕を読み取り、 さらにその読み 取られたメ夕デ一夕が編集装置 7 4に送られる。 このときの編集装置 7 4は、 先 に V T R 7 1のリーダライタ 2 6から送られてきた上記フィールド周波数及びデ —夕ビヅトレート情報と、 その後 V T R 7 2のリーダライ夕 2 6から送られてき た上記フィ一ルド周波数及びデータビットレート情報とを比較し、 それら情報が 同じ内容を示しているときには、 そのままの状態でリニア編集が可能であること を例えばフロントパネルのモニタ上に表示等して編集者に知らせると共に、 その 編集者からの編集操作情報に応じてオンライン編集を実行する。 一方、 それらフ ィールド周波数及びデータビットレ一ト情報が異なる内容を示しているとき、 編 集装置 7 4は、 そのままの状態で編集すると異なるフィールド周波数及ぴデ一夕 ビットレートの映像信号用いた用いた編集がなされてしまうため編集することが 出来ない旨の警告を例えばフロントパネルのモニタ上に表示等することで編集者
に知らせる。 これにより、 編集者に無駄な負担をかけることなく、 編集時のシス テム上のトラブルを未然に回避することが可能となる。
なお、 上記の説明では、 カセット 3 1が V T Rに装填され、 その V T Rに内蔵 されているリーダライ夕 2 6によりメモリタグ 3 7から情報を読み出す例を述べ たが、 例えば、 V T Rに装填される前のカセット 3 1に対して、 ハンディ夕イブ のような単体として構成されているリーダライ夕 5 0を用いて、 予めフィールド 周波数及びデ一夕ビヅトレート情報を確認しておくことも可能である。 この場合、 上記したノンリニア編集を行うシステムにおいては、 そのシステム自身の設定 (端末 6 0にシステムの設定として記憶されている値) と、 当該リーダライタ 5 0が読み取ったカセヅ ト 3 1内に記録されている映像信号のフィールド周波数及 びデ一夕ピヅトレ一ト情報とを比較することで、 システムの設定とは異なる設定 の力セッド 3 1を検出することができる。 これにより、 編集作業前に編集不能な カセットを把握することが可能となる。 また、 ハンディ夕イブのリーダライ夕.5 0に予めシステムで使用しているフィールド周波数及びデ一夕ビヅトレート情報 を記憶させておき、 編集に使用したいカセヅト 3 1のメモリ夕グ 3 7からフィ一 ルド周波数及ぴデ一夕ビットレート情報を読み取り、 上記予め記憶して.いる情報 と比較することにより、 端末 6 0等を用いなくとも、 ノンリニア編集システムで 取り扱えないカセッ トを検出することができる。
以上説明したように、 本実施の形態によれば、 編集システムを運用、 稼働させ る前に運用不能状態を検出すること、 すなわちカセット 3 1へ実際に信号を記録 再生する前に、 映像信号のフィールド周波数及ぴデ一夕ビットレートを検知して 警告発生などの回避措置をとることができるので、 間違ったフィ一ルド周波数及 びデ一夕ビットレートの映像信号同士を編集することによる映像ノイズの発生な どの不具合を未然に防止でき、 スムーズ編集が可能となる。 また、 このように、 映像ノイズの発生を未然に防止できるため、 例えば誤った編集により発生する映 像ノイズによってモニタ等が故障してしまうような事態を回避することができ、 メンテナンスコス トの削減にも効果がある。 さらに、 本実施の形態によれば、 例 えばハンディタイプのリーダライ夕 5 0などを使用して、 オフライン環境下でシ ステムで運用できないカセットを特定できるので、 結果として、 使用不能なカセ
ットの編集システム内への進入を未然に防止できる。 このように、 本実施の形態 によれば、 編集システムの運用不能状態を自動検出、 回避できるため、 システム 運用者 (編集作業者) の負担を軽減することが可能となっている。
次に、 上記メモリ夕グ 3 7上のメ夕デ一夕を用いた運用例の一つとして、 本実 施の形態では、 上記非接触メモリ夕グ 3 7に前述のようなオーディオステータス (AD Status) の情報を前記リ一ダライ夕により書き込み、 そして読み出し可能と することにより、 磁気テープ 3 0上に記録された信号を再生することなく、 その 磁気テ一プ 3 0に記録されている音声信号の記録方式についての情報を得ること ができ、 その方式に最適な処理を行うことが可能となされている。
すなわち例えば、 前記第 1の実施の形態の図 1の V T Rの場合には、 カセット 3 1が V T Rに挿入されると、 当該 V T Rに内蔵されている前記リーダライタ 2 6は、 上記ガセット 3 1に貼り付けられた前記非接触型のメモリ夕グ 3 7を認識 し 当該メモリタグ 3 7からデータ (メタデータ) の読み出しを鬨始することに なるが、 このとき、 当該読み出したメ夕デ一夕のうち上記第 0 0 0 Ahブロックの 第 C 1!〜 F hバイ トに記録されたォ一ディォステータス情報をチェヅクすることに ― より、 上記磁気テープ 3 0に記録されている音声信号の記録方式を特定すること が可能となる。 本実施の形態の V T Rは、 上記音声信号の記録方式を特定したと き、 自己の機器内部における音声信号処理のための各種の設定値やパラメータ等 を、 上記音声信号の方式に合わせるように切り換え (変更) るようになされてお り、 これにより、 磁気テープ 3 0に記録されている音声信号に最適の信号処理を 行うことが可能となる。 したがって、 本実施の形態の V T Rによれば、 間違った 音声信号処理を行うことによる音声ノイズの発生を防止でき、 最適且つスムーズ な音声再生や記録が可能となる。
また、 例えば前記第 3の実施の形態の図 1 1に示した編集システムにおいて、 V T R 7 1や 7 2に上記カセヅト 3 1が装填され、 それら V T R 7 1 , 7 2に装 填されたカセット 3 1内に記録されている信号をノンリニアで編集するような場 合には、 以下のようにして最適なオフライン編集を実現することができる。 すな わち例えば、 先に V T R 7 1にカセヅト 3 1が装填されたとすると、 このときの V T R 7 1は、 前記リ一ダライタ 2 6によって当該カセヅト 3 1に貼り付けられ
たラベルのメモリタグ 37からメ夕デ一夕を読み取り、 さらにその読み取られた メ夕デ一夕を端末 60に送る。 端末 60は、 その VTR 71のリーダライタ 26 から送られてきたメ夕データ中の上記オーディオステータス情報を記憶する。 次 に、 VTR 72にカセット 3 1が装填されたとすると、 当該 VTR 72も VTR 1と同様に、 前記リーダライタ 2 6によってカセヅト 3 1に貼り付けられたラベ ルのメモリタグ 37からメタデ一夕を読み取り、 さらにその読み取られたメ夕デ 一夕が端末 60に送られる。 このときの端末 60は、 先に VTR7 1のリ一ダラ' イタ 26から送られてきた上記オーディオステータス情報と、 その後 VTR 72 のリーダライ夕 26から送られてきた上記オーディオステータス情報とを比較し、 それら情報が同じ内容を示しているときには、 そのままの状態で編集が可能であ ることを例えばモニタ上に表示等することで編集者に知らせ、 一方、 それら情報 が異なる内容を示しているときには、 そのままの状態で編集すると異なる方式の 音声信号用いた編集が.なされてしまうため編集することが出来ない旨の警告.を例 えばモニタ上に表示或いは音声により出力等することで編集者に知らせる。 これ により、 編集者に無駄な負担をかけることなく、 編集時のシステム上のトラブル を未然に回避することが可能となる。 - また、 例えば前記第 3の実施の形態の図 1 1に示した編集システムにおいて、 VTR 7 1や 72に上記カセヅ ト 3 1が装填され、 それら VTR7 1 , 72に装 填されたカセット 3 1に記録されている信号を前記編集装置 74がオンラインの リニア編集を行うような場合には、 以下のようにして最適なリニア編集を実現す ることができる。 すなわち例えば、 先に VTR 7 1にカセヅト 31が装填された とすると、 このときの VTR 71は、 前記リーダライ夕 26によって当該カセヅ ト 3 1に貼り付けられたラベルのメモリ夕グ 37からメ夕デ一夕を読み取り、 さ らにその読み取られたメ夕デ一夕を編集装置 74に送る。 編集装置 74は、 その VTR 7 1のリーダライタ 26から送られてきたメ夕デ一夕中の上記オーディオ ステータス情報を用いて、 自己が行うオンライン編集における音声信号処理のた めの各種の設定値やパラメ一夕等を、 上記音声信号の記録方式に合わせるように 切り換える (変更或いは初期化する) 。 次に、 VTR 72にカセッ ト 3 1が装填 されたとすると、 このときの VTR 72も VTR 1と同様に、 前記リーダライ夕
2 6によってカセヅト 3 1に貼り付けられたラペルのメモリ夕グ 3 7からメ夕デ 一夕を読み取り、 さらにその読み取られたメ夕デ一夕が編集装置 7 4に送られる ( このときの編集装置 7 4は、 先に V T R 7 1のリーダライタ 2 6から送られてき た上記オーディオステータス情報と、 その後 V T R 7 2のリーダライ夕 2 6から 送られてきた上記オーディオステータス情報とを比較し、 それら情報が同じ内容 を示しているときには、 そのままの状態でリニア編集が可能であることを例えば フロントパネルのモニタ上に表示等して編集者に知らせると共に、 その編集者か らの編集操作情報に応じてオンライン編集を実行する。 一方、 それらオーディオ ステータス情報が異なる内容を示しているとき、 編集装置 7 4は、 そのままの状 態で編集すると異なる方式の音声信号用いた編集がなされてしまうため編集する ことが出来ない旨の警告を例えばフロントパネルのモニタ上に表示等するこどで 編集者に知らせる。 これにより、 編集者に無駄な負担をかけることなく、 編集時 のシステム上のトラブルを未然に回避することが可能となる。 . . なお、 上記の説明では、 力セヅ ト 3 1が V T Rに装填され、 その V T Rに内蔵 されているリーダライ夕 2 6によりメモリ夕グ 3 7 'から情報を読み出す例を述べ たが、 例えば、 V T Rに装填される前の力セヅ ト 3 1に対して、 ハンデ 'イタイプ のような単体として構成されているリーダライ夕 5 0を用いて.、 予めオーディオ ステータス情報を確認しておくことも可能である。 この場合、 上記したノンリニ ァ編集を行うシステムにおいては、 そのシステム自身の設定 (端末 6 0にシステ ムの設定として記憶されている値) と、 当該リーダライ夕 5 0が読み取ったカセ ヅ ト 3 1内に記録されている音声信号についてのオーディオステータス情報とを 比較することで、 システムの設定とは異なる設定のカセット 3 1を検出すること ができる。 これにより、 編集作業前に編集不能なカセットを把握することが可能 となる。 また、 ハンディタイプのリーダライ夕 5 0に予めシステムで使用してい るオーディオステータス情報を記憶させておき、 編集に使用したいカセヅト 3 1 のメモリ夕グ 3 7からオーディオステータス情報を読み取り、 上記予め記億して いる情報と比較することにより、 端末 6 0等を用いなくとも、 ノンリニア編集シ ステムで取り扱えないカセットを検出することができる。
以上説明したように、 本実施の形態によれば、 編集システムを運用、 稼働させ
る前に運用不能状態を検出すること、 すなわちカセット 3 1に実際に信号を記録 再生する前に、 音声信号の記録方式を検知して警告発生などの回避措置をとるこ とができるので、 間違った方式の音声信号同士を編集することによる音声ノィズ の発生などの不具合を未然に防止でき、 スムーズ編集が可能となる。 また、 この ように、 音声ノイズの発生を未然に防止できるため、 例えば誤った編集により発 生する音声ノイズによってスピーカやアンプ等が破壊してしまうような事態を回 避することができ、 メンテナンスコストの削減にも効果がある。 さらに、 本実施 の形態によれば、 例えばハンディタイプのリーダライ夕 5 0などを使用して、 ォ フライン環境下でシステムで運用できないカセヅトを特定できるので、 結果とし て、 使用不能なカセットの編集システム内への進入を未然に防止できる。 このよ うに、 本実施の形態によれば、 編集システムの運用不能状態を自動検出、 回避で きるため、 システム運用者 (編集作業者) の負担を軽減することが可能となって いる。 , .
次に、 上記メモリ夕グ 3 7上のメ夕デ一夕を用いた運用例の一つとして、 本実 施の形態では、 上記非接触メモリ夕グ 3 7に上述のようなカセツト 3 1のスレツ ド回数の情報を前記リーダライ夕により書き込み、 そして読み出し可能とするこ とにより、 カセット 3 1の管理を行うことが可能となる。
すなわち例えば、 前記第 1の実施の形態の図 1の V Tその場合には、 カセット 3 1が V T Rに挿入されると、 当該 V T Rに内蔵されている前記リ一ダライ夕 2 6は、 上記カセット 3 1に貼り付けられた前記非接触型のメモリタグ 3 7を認識 し、 当該メモリタグ 3 7からデ一夕 (メ夕デ一夕) の読み出しを開始することに なるが、 このとき、 当該読み出したメ夕デ一夕のうち前記第 0 0 0 9 hブロックの 第 Ah, B hバイ トに記録されたスレヅド回数の情報をチヱヅクすることにより、 上記カセット 3 1の使用状況を知ることができ、 それに応じて使用の可否や後何 回使用可能であるかなどの管理が可能となる。 なお、 当該管理の項目とそれを利 用したオペレーションとしては、 例えば、 「カセットの V T Rへのスレッド回数 管理」 、 「力セヅ トのスレヅ ド回数監視とそれに応じた警告表示」 、 「カセット の使用回数管理システム」 が挙げられる。
先ず、 力セヅ トのスレッ ド回数管理に関して説明する。
例えば前記図 1において、 V T Rに力セヅ ト 3 1が装填されたとすると、 この ときの V T Rは、 前記リーダライ夕 2 6によって当該カセヅト 3 1に貼り付けら れたラベルのメモリ夕グ 3 7からメ夕デ一夕を読み取り、 その読み取られたメタ デ一夕のうち前記スレヅド回数の情報をチェヅクし、 さらにその回数を 1インク リメントしてメモリタグ 3 7に記録されているスレヅド回数の情報を書き換える (更新する) 。
ここで、 本実施の形態では、 上記スレヅ ド回数の情報をチェックし、 スレヅ ド 回数がある値以上になった時には、 警告を発する機能と、 そのチェック結果に応 じた処理として、 以下のようなことが可能となされている。
例えば図 1の V T Rには、 操作盤 2 8のモニタ 2 9上を用いて、 メンテナンス 用の表示を実行する機能を有している。 そして、 メンテナンス表示機能を起動す ると、 カセットスレツ..ド回数を確認することが可能となされている。 また、 :本実 施の形態の V T Rは、 挿入されたカセットスレツ ド回数がある値以上になると、 警告を表示する機能を有して、 また、 ある値以下であっても磁気テープ 3 0から 再生した信号のエラーレベルにより、 警告を表示するか否かの判定機能をも有し ている。
上記スレッ ド回数に応じた警告表示のフローは、 図 5 5に示すようになる。 こ の図 5 5において、 V T Rは、 先ずステップ S 1 0として、 力セヅト 3 1が挿入 されると、 ステップ S 1 1として、 当該カセヅト 3 1に貼り付けられた前記ラベ ル 3 2のメモリ夕グ 3 7のデ一夕を前記リーダライ夕 2 6により読み取り、 その 読み取られたメ夕デ一夕のうち前記スレツド回数の情報をチェックし、 さらにそ のスレッド回数が警告表示を行う設定値以上となっているか否かの判定を行う。 このステップ S 1 1での判定によりスレツド回数が警告表示設定値以上である と判定されたときには、 ステップ S 1 5として、 操作盤 2 8のモニタ 2 9上に力 セット使用状況警告の表示を行う。
一方、 ステップ S 1 1にてスレツ ド回数が警告表示設定値に満たないと判定し たとき、 ステップ S 1 2としてそのカセット 3 1を用いて再生を行う。
また、 このとき、 ステップ S 1 3として、 上記スレヅド回数がエラーレート監 視を実行すべきとして予め設定されている値以上か否かの判定を行う。
このステップ S 1 3での判定により、 エラーレート監視を実行すべきとして予 め設定されている値未満であると判定された場合はステップ S 1 6として次の処 理を実行する。
一方、 ステヅプ S 1 3において、 エラーレート監視を実行すべきとして予め設 定されている値以上であると判定された場合は、 次のステヅプ S 1 4において、 磁気テープ 3 0から再生された信号のエラーレートが警告表示を行う設定値以上 となっているか否かの判定を行う。 '
このステヅブ S 1 4において、 エラ一レートに基づく警告表示を実行すべきと して予め設定されている値未満であると判定された場合はステップ S 1 6にて次 の処理を実行する。
一方、 ステヅプ S 1 4において、 エラーレートに基づく警告表示を実行すべき として予め設定されている設定値以上であると判定されたときには、 ステップ S. 1 5として、 操作盤 2 8のモニ夕 2 9上にカセット使用状況警告の表示を行う。 . 以上により、 V T Rの操作者やカセッ トの管理者は、 力セヅトの状態を知るこ とができる。
次に、 上記スレッド回数に基づくカセット管理について、 前記図 1 1の構成を 例に挙げて説明する。
前記図 1 1の構成では、 端末 6 0が外部ハンディタイプのリーダライ夕 5 0を 用いて、 力セヅ ト 3 1のラベル 3 2に設けられたメモリタグ 3 7の内容を読み取 り可能となされており、 また、 端末 6 0には本実施の形態に係るカセット使用管 理ソフトウェアがインストールされている。 すなわち、 当該カセヅ ト使用管理ソ フトウェアは、 前記メモリタグ 3 7を初期発行する機能や、 メモリ夕グ 3 7に記 憶された情報を使ってカセットスレツド回数情報を管理する機能などが盛り込ま れている。 具体的には、 カセット 3 1のラペル 3 2に設けられたメモリ夕グ 3 7 に記録された情報を前記リーダライタ 5 0が読み取り、 当該カセッ トの使用頻度 とその使用目的によって廃棄や使用目的の変更などを管理ゾフトウヱァが使用者 に対して指示する。
図 5 6には、 上記カセットの管理を行う場合の管理表の一例を示す。
各カセヅト 3 1のラペル 3 2に設けられたメモリタグ 3 7内の情報を上記リ一
ダラィ夕 5 0により読み取ると、 管理ソフトウェアは、 端末 6 0のモニタ上に、 例えば図 5 6に示すようなメモリラベル 3 7から読み取られた情報に基づく管理 表を表示させ、 また、 使用目的とスレッド回数の情報を組み合わせて、 カセット の状況を使用者に対して示唆する。 上記管理表について具体的に説明すると、 こ の図 5 6において、 例えばテープ I Dが H D— 1 0 0 0 1となされたカセットに ついては、 使用目的がライブラリ一用であり、 現在のスレッド回数が 6回である ため 「優」 (すなわち十分に使用可能である) と判定し、 テープ I Dが D 2— 2 2 0 2 9となされたカセットについては、 使用目的がドラマ用であり、 現在のス レヅ ド回数が 2 0回であるため可 (すなわちまだ使用可能である) と判定する。 また、 テープ I Dが S X— 2 3 4 7 8となされたカセヅトについては、 使用目的 が使い回しであり、 現在のスレヅ ド回数が 1 0 0回であるため使用不可 (すなわ ちこれ以上使用するべきではない) と判定される。 また、 テープ I Dが I M X— .6 7 8, 7 0となされた力セヅ トについては、 使用.目的が使い回しであり、 現在の スレッド回数が 2 0回であるため 「良」 (すなわち使用可能である) と判定され る。 ここで、 例えば、 D 2— 2 2 0 2 9となされたカセットと I M X— 6 7 8 7 0となされたカセットのスレヅド回数は同じであるが、 判定結果が異なっている; これは、 ドラマ作成ではできるだけ良好な (磁気テープの状態が良好な) カセヅ トを使用する必要があるのに対し、 使い回し用途では多少の劣化は許容されるた めである。 また、 使い回しのテープは、 スレッ ド回数が 1 0 0回以下で廃棄と既 定されていた場合、 図 5 6においてスレヅド回数が 1 0 0となっている上記テー プ I Dが S X— 2 3 4 7 8となされたカセットについては、 テープ廃棄処理の対 象となり、 例えば 「 2 0 0 0年 6月 1 9に廃棄予定」 のようなコメントが入れら れる。
また、 本実施の形態の場合は、 上記図 5 6のような管理表に対応した図 1 1の 端末 6 0とハンディ夕イブのリーダライ夕 5 0を用い、 カセット 3 1のラベルに 設けられたメモリ夕グ 3 7から直接に前記スレツド回数の情報を読み取り可能に することにより、 例えば図 5 7に示すように、 棚 3 0 0に収納された複数のカセ ヅ ト 3 1のメモリ夕グ 3 7の情報を順次スキャンすることで、 それら棚 3◦ 0に 収納された各カセット 3 1の廃棄の要否を検出でき、 また、 各棚が使用目的別に
分けられているとき、 その使用目的に合わないカセットを見つけ出すことなどが 可能となる。
以上説明したように、 本実施の形態によれば、 カセットの使用回数や磁気テ一 プ 3 0の劣化状況が把握できるため、 客観的な方法でのカセットの償却を判断で きる。 また、 本実施の形態によれば、 劣化した磁気テープ 3 0の使用を未然に防 止できるので、 安定した記録、 再生が管理可能となる。 さらに、 使用用途が使い 回しとなっているカセットゃワークカセヅト、 それに対して使用用途がァーカイ ブ用カセツトなどの使い分け管理を行うことができるようになるため、 運用コス ト削減にも効果がある。 また、 本実施の形態によれば、 必要以上に使い込まれた テープを機器が自動的に検出し、 警告発生などの安全措置が可能となっているた め、 結果、 システム運用者がそれらを管理する際の負担を軽減することが可能と なる。 その他、 本実施の形態によれば、 ハンディタイプのリ:一ダライタ..5 0な.ど を使用することで、 オフライン環境下でのテープ管理が可能となる。 .
次に、 図 5 8〜図 6 2を用いて、 前記非接触型メモリタグ 3 7とそのリーダラ ィ夕 2 6, 5 0の詳細について説明する。
図 5 8には、 非接触型メモリタグ 3 7とリーダライタ 2 6の機能を表す概略的 な構成を示す。
非接触型メモリ夕グ 3 7は、 電磁界を周辺に形成する機器であるリーダライ夕 2 6との相対距離が電磁界に感応可能な限界距離以内になると、 電磁界に感応し て作動し、 リーダライ夕 2 6との間で非接触により情報の授受を行う。
ここで非接触型メモリタグ 3 7の詳細な構成の説明に先立って、 非接触型メモ リ夕グ 3 7の主要部の外観と、 このメモリタグ 3 7をリーダライタ 2 6により使 用する際の動作を簡単に説明する。
図 5 9には、 ワンチップ構成で実現された非接触型メモリタグ 3 7の外観を示 す。 この図 5 9に示すように、 当該メモリ夕グ 3 7は、 基台となるチップ上に導 電パ夕一ンがループ状に形成されたコイルアンテナ 3 6が配され、 このコイルァ ンテナ 3 6に I Cチヅプ 3 5とキャパシ夕 Cが接続されて構成される。 なお、 キ ャパシ夕 Cは共振周波数を調整するものである。
非接触型メモリ夕グ 3 7は、 リーダライ夕 2 6のコイルアンテナ 2 4との間で
電磁界を媒体として誘導結合され、 相互誘導により非接触で情報を送受するとと もに電力供給を受けるコイルアンテナ 3 6と、 このコイルアンテナ 3 6にそれそ れ接続された復調部 1 0 2および変調部 1 0 3を備える送受信部 1 0 7と、 上記 コイルアンテナ 3 6にそれそれ接続された電源部 1 0 4と、 クロック抽出部 1 0 5と、 全体の動作を制御する制御部 1 0 1と、 この制御部 1 0 1に接続された符 号化復号化部 1 0 6と、 さらに制御部 1 0 1に接続された前記記億保持動作が不 要な書き換え可能な半導体メモリ 1 0 0とを備える。
復調部 1 0 2はコイルアンテナ 3 6に発生した誘導電流を等化処理し、 さらに 検波及び復調して情報を復元し、 制御部 1 0 1へ供給する。 また、 変調部 1 0 3 は、 制御部 1 0 1から供給された再生情報に符号化を施したレスポンス情報に基 づき負荷ィンピーダンスをコイルアンテナ 3 6に断続させる制御をすることで反 '射波を変調処理するか、 或いはレスポンス情報に基づき電源部 1 0 4に直接また は間接に接続された負荷を断続させる.制御をするか ,、_ 或いはレスポンス情報で変 調 (例えば A S K変調) した別周波数の搬送波をコイルアンテナ 3 6へ給電する 構成であるかの、 いずれかの構成とする。
これをさらに説明すると、 レスポンス情報に基づきコイルアンテナ 3 6の負荷 ィンピ一ダンスを制御する構成では、 リーダライ夕 2 6から電磁界の作用を受け 続けているコイルアンテナ 3 6から搬送波の反射波を発射させる際に、 レスポン ス情報に基づき負荷ィンピーダンスを切換制御することによりコイルアンテナ 3 6の反射率を制御し、 これにより反射波を前述したレスポンス情報で変調された ものにする。
一方、 レスポンス情報に基づき電源の負荷を制御する構成では、 レスポンス情 報に基づいた負荷の切換制御により電源部 1 0 4にかかるロードを切換えて誘導 結合状態にあるメモリ夕グ 3 7側のィンピ一ダンスを変動させることで変調する ように構成される。 このメモリ夕グ 3 7側のインピーダンス変動は、 誘導結合状 態にあるリーダライ夕 2 6側で、 コイルアンテナ 2 4の端子電圧変動や投入電力 量の変動として検出される。
上記のように、 メモリ夕グ 3 7のコイルアンテナ 3 6がリーグライ夕 2 6の発 した電磁波を受信した際に相互誘導により生成する誘導電流を処理して情報を復
調し、 ついでリーダライ夕 2 6へ発信する情報に基づきコイルアンテナ 3 6の負 荷インピーダンスを制御して送信するか (搬送波の反射波による情報送信) 、 リ ーダライ夕 2 6へ発信する情報に基づきメモリ夕グ 3 7側の電源の負荷を制御し て送信するか (インピーダンス変動による情報送信) 、 リーダライ夕 2 6へ発信 する情報により別周波数の搬送波に変調を施してコイルアンテナ 3 6へ給電して 送信するか (メモリタグ 3 7の有する送信機能が発する別周波数の送信波による 情報送信) 、 等の何れかにより実現される。
電源部 1 0 4は、 コイルアンテナ 3 6が電磁界を介して相互誘導で発生させた 高周波の誘導電流を受けて整流し、 これを電源として各部に電力供給する。 さら に安定な直流電圧を出力するための電圧安定化回路を備えることも可能である。 そして各部はこの供給電力によって作動することができる。 したがって、 このメ モリタグ 3 7は電池などの他の電源を特に準備する必要はない。 但し電池などの 他の電源を主電源または副電源とする構成も可能であることは言うまでもない。 クロヅク発生部 1 0 5は分周回路を備え、 コイルアンテナ 3 6で受信した搬送 波に基づいて搬送周波数のクロック信号を出力するとともに、 このクロヅク信号 を分周して、 各ディジ夕ル回路部の動作基準クロックとなるマス夕一クロヅクを 生成して出力する。
半導体メモリ 1 0 0は、 前述したように、 このメモリタグ 3 7を有するラベル が貼り付けられたカセット 3 1及び収録された素材に関連するメ夕デ一夕等を記 録するものであり、 制御部 1 0 1の制御の元で、 前述したようなメモリマップ上 で各情報が記録再生されるものである。
制御部 1 0 1は、 受信時において送受信部 1 0 7から付与される復調された信 号を符号化復号化部 1 0 6へ送る。 符号化復号化部 1 0 6は、 制御部 1 0 1から 供給される情報の復号化と C R C符号に基づく誤り修正とを施して制御部 1 0 1 へ返送し、 制御部 1 0 1はこれより指示情報を抽出する。 このようにしてリーダ ライタ 2 6から電磁界を媒介して付与された情報が復元される。
また、 符号化復号化部 1 0 6は返信時には制御部 1 0 1から供給される情報に C R C符号等の誤り訂正用コードを付与し、 誤り訂正用コードを付与したデ一夕 を符号化したレスポンス情報を制御部 1 0 1へ返送する。
符号化復号化 1 0 6はデータのエラー訂正機能を含むが、 この他にデータの暗 号化/復号化機能を備える構成とすることも可能である。 さらに C R C方式に限 定されず他のエラー訂正回路を適用することも可能である。
制御部 1 0 1は、 クロック抽出部 1 0 5から供給されたクロックに基づき、 復 調部 1 0 2から供給された復調信号を符号化復号化部 1 0 6へ送付し、 エラー訂 正された信号に基づき各種の情報を抽出し、 また記録用の情報を分離抽出して、 これら指示情報を解析し、 所定の処理を所定の手順で逐次実行する、 シーケンス 制御機能を備えた半導体ロジック制御回路として構成される。 このような所定の 手順に従い、 条件を判定して例えば複数ゲートの開閉を時系列で逐次実行する半 導体シーケンスコントローラの技術は広く適用されており、 制御部 1 0 1はこの 技術を利用したものである。
一方、 制御部 1 0 1を介して情報を受けた変調部 1 0 3は、 所定の変調方式に 基づく変調処理を実行する。.これを.受けて送受信部 1 0 7は変調信号.をコイルァ ンテナ 3 6を介してリ一ダライ夕 2 6へ送る。 この送信は前述したように、 当該 メモリタグ 3 7の有する送信機能による送信波によるか、 反射波によるか、 また はインピーダンス変動による原理で為される。
次に、 リーダライ夕 2 6によるメモリタグ 3 7内の半導体メモリ 1 0 0の内容 を検出する原理を、 図 6 0及び図 6 1を用いて説明する。
リーダライ夕 2 6側のコイルアンテナ 2 4を第 1アンテナとし、 メモリ夕グ 3 7のコイルアンテナ 3 6を第 2アンテナとすると、 第 1および第 2アンテナが向 き合い、 第 1アンテナに流れる電流により発生した磁界が第 2アンテナにより捕 捉される際に、 第 1アンテナに流れる電流の変化に対応してこの電流の作る磁界 が変化する。 これにより第 2アンテナを貫く磁束に変化が生じ、 相互誘導によつ て第 2アンテナに起電力が発生する。 第 2アンテナに発生する起電力 V 2は、 第 1アンテナの電流 I 1の変化に比例し、 Mを相互インダク夕ンスとした同調条件 下において式 ( 1 ) で示され、 第 2アンテナを流れる電流 I 2は、 接続された回 路特性に依存する。
V 2 = M ( d I 1 / d t ) ( 1 )
一方、 メモリ夕グ 3 7のコイルアンテナ 3 6 (第 2アンテナ) には、 負荷ィン
ピーダンスとして抵抗やリァク夕ンス (誘導性リアクタンス ω Lまたは容量性リ ァク夕ンス l/ω θ) が接続可能であり、 且つ、 この負荷インピーダンスの第 2 アンテナへの断続は、 メモリタグ 3 7から送信されるデ一夕の内容 ( 「 1」 か 「0」 ) によって制御される。
上記のようにリーダライ夕 2 6を 1次側とし、 このリーダライタ 2 6と相互誘 導により誘導結合されたメモリ夕グ 3 7を 2次側として、 2次側の総ィンビーダ ンスが Ζであるとき、 図 6 0に示される誘導結合 4端子網として扱うことができ る。 ここで 1次側において測定されるインピーダンス Z i eは、 以下のように算 出される。
ωを角周波数、 リーダライ夕 2 6のコイルアンテナ 2 4のインダク夕ンスを L 1、 起電力を V 1、 電流を I I、 またメモリ夕グ 3 7のコイルァ.ンテナ 3 6のィ ンダク夕ンスを L 2、 起電力を V 2、 電流を I 2、 さらにコイルアン.テナ 2 4と 3 6の相互インダク.夕ンスを Μとして、 同調条件下で誘導起電力 V 1は、 式 ( 2 ) で表され、 また、 誘導起電力 V 2は、 式 (3 ) で表される。
V 1 = j ω* L 1 * I 1 + j ω*Μ* I 2 (2)
V 2 = j w*M* I l + j w* L 2 * I 2 (3)
ここで、 電流 I 2の方向が逆になることから、 式 (4 ) になる。
V 2 =- Z * I 2 (4)
以上から、 リーダライ夕 2 6側のィンピーダンス Z i eは、 記号 を 2 乗として、 第 1項としての《ΐ ω* (L 1 -Μ* * 2/L 2 ) と、 第 2項としての j ω * (M** 2 ) * Z/L 2 * ( Z + j ω * L 2 ) の和となる。
ここで、 式 (5) 、 式 (6) のように前項第 2項を変形すると、 1 / (u 2 + u 3 ) となる。
u 2 = L 2/ j 氺 2) (5)
u 3 = ( L 2 * * 2 ) /Ζ * (Μ* * 2 ) (6)
したがって、 前記第 1項を u 1とすると、 リーダライタ 2 6側のィンピーダン ス Z i eは、 式 (7) のようになる。
Z i e =u 1 + 1/ (u 2 +u 3 ) (7)
この結果、 誘導結合 4端子網の等価回路は図 6 1のように示すことができる。
メモリ夕グ 37側のィンピーダンス Zを、 送信するデ一夕の内容 ( 「 1」 か 「0」 のうちのいずれか一方、 例えば 「 1」 ) に応じて無限インピーダンスとす るよう回路を制御する場合は、 式 (8) の項が無限小となり、 よってデータが 「 1」 の状態は、 リーダライ夕 26側で式 (9) のインピーダンスとして観測さ れる。
u3 = (L 2 ** 2) /Z* (M** 2) (8)
Z i e 1 = j ω *-L 1 (9)
一方、 メモリ夕グ 37側のインピーダンス Zを、 デ一夕の内容 ( 「1」 か 「0」 のうちのいずれか一方、 例えば 「0」 ) に応じてゼロインピーダンスとす る場合は、 1Z ( u 2 + u 3.) の項が無限小となり、 よってデ一夕の 「0」 の状 態は、 リーダライ夕 26側で式 ( 10) のインピーダンスとして観測される。
Z.i e O = j w* (L l— M** 2/L 2) (10)
これは、 .コイルアンテナ 24と, 36の式 ( 1 1 ) の結合定数 kを用.いて、 式 ( 12 ) として示される。
k * * 2 =M* * 2 /L 1 * L 2 (11)
Z i e O = j w*L l * ( l -k** 2) (12)
このように、 メモリタグ 37側のデ一夕の 「 1」 か 「0」 の状態は、 リーダラ イタ 26側で上記の異なるィンピーダンス値 Z i e 1、 Z i e 0として観測され ることにより、 容易にデ一夕の 「 1」 か 「0j の状態を検出することができる。 さらに、 メモリ夕グ 37側のィンピーダンス Zをゼロから無限大の間の任意の 異なる値に切り換える構成とすることで、 夫々に対応した異なるィンピーダンス 値 Z i eとして観測することができる。 このように、 相互誘導により 2次側 (メ モリ夕グ側) の負荷 Zに応じて 1次側 (リーダライタ側) のインピーダンス Z i eが変化するから、 この 1次側のィンピーダンス Z i e変化を検出することによ り、 メモリ夕グ 37側の状態 (データ) を検出できる。
次に、 リーダライ夕 26は、 情報送出部 1 13と、 コイルアンテナ 24と、 情 報検出部 1 1 1と、 制御判定部 1 12としての機能を備え、 メモリ夕グ 37との 送信モードと受信モードで動作する。 送信モードではメモリ夕グ 37へ記録すぺ き情報のメモリタグ 37への供給がなされ、 受信モードではメモリタグ 37から
再生された情報の供給を受ける。
情報送出部 1 1 3は、 クロック発生機能と、 変調機能と、 電力増幅機能を備え て、 搬送周波数のクロック信号およびマス夕一クロヅクを生成し、 送信モードで は制御判定部 1 1 2から供給を受けた送信データに基づき搬送波に例えば A S K 変調を施して変調信号とし、 これを電力増幅してアンテナ 2 4を駆動する。 また 受信モ一ドでは搬送波を無変調で電力増幅してアンテナ 2 を駆動する。
アンテナ 2 4は、 送受信兼用のループ状アンテナで構成され、 送信モードでは 変調信号に基づく電磁界を形成させ、 受信モードでは搬送波に基づく電磁界を形 成させ、 何れのモードにあっても、 メモリ夕グ 3 7側のコイルアンテナ 3 6と電 磁界を介した誘導結合をする。 情報検出部 1 1 1は、 アンテナ端子電圧の検出機 能と、 復調機能を備える。 さらに制御判定部 1 1 2は、 符号化復号化機能と、 こ の構成全体の動作の制御機能と、 前記ィンターフェイス部 2 3としての機能を備 える。
送信モードでは、 制御判定部 1 1 2が、 イン夕一フヱイス部 2 3から受けた信 号に基づきメモリタグ 3 7側へ付与する送信情報すなわちコマンドを編成し、 情 報送出部 1 1 3がこのコマンドに基づき搬送波を変調し、 電力増幅して、 アンテ ナ 2 4を駆動する。 これにより、 コマンドが載った搬送波による電磁界が形成さ れ、 この電磁界によりメモリ夕グ 3 7へコマンドが付与されると同時に電力供給 がなされる。
送信情報には、 メモリタグ 3 7から記録されている情報を再生し送付させる指 令で成る場合と、 メモリ夕グ 3 7へ所与のデ一夕を記録させる指令とそのデータ から成る場合とがある。
受信モードにあっても、 コマンドが載らない無変調の搬送波による電磁界を形 成し続ける。 この電磁界により、 メモリ夕グ 3 7への電力供給が継続されるとと もに、 メモリタグ 3 7からの応答 (レスポンス) の検出がなされる。 応答には、 メモリ夕グ 3 7から読み出した再生情報が載せられている。
ここでメモリタグ 3 7が応答内容に対応させてメモリタグ 3 7側のアンテナ 3 6の負荷状態を変化させるか、 メモリ夕グ 3 7側の電力負荷を変化させると、 ァ ンテナ 2 4とメモリタグ 3 7側のアンテナ 3 6とはこの間、 誘導結合状態にある
から、 このメモリ夕グ 3 7側の負荷変動に応じてアンテナ 2 4の端子電圧が変動 する。 この端子電圧変動を情報検出部 1 1 1が検出復調し、 制御判定部 1 1 2へ 渡す。 制御判定部 1 1 2はこれに誤り訂正を施し、 応答 (レスポンス) を復元し て前記インタ一フェイス部 2 3から送出する。
このようにリ一ダライタ 2 6は、 送信モードで送信情報が載ったコマンドを送 信することでメモリタグ 3 7から情報を読み出させ、 または情報を記録させる。 とりわけ、 前記メタデータ等を指定した再生コマンドを送信することにより、 メ モリ夕グ 3 7内に格納されている各種のメ夕デ一夕の読み出しを行い、 さらにメ 夕データを指定した記録コマンドと記録すベきメタデータを送信することでメモ リ夕グ 3 7内に記録させる。
次に、 図 6 2には、 上述したメモリタグ 3 7が内蔵されたラベル 3 2が貼り付 けられたカセヅト 3 1と、,.そのラベル 3 2のメモリタグ 3 7に対してデ 夕の送 受信を行うハンディタイプのリーダライタ 5 0の外観とその使用状態を示す。 カセッ ト 3 1のカセヅ トハーフには、 上記メモリタグ 3 7が内蔵されたラペル 3 2が貼り付けられており、 ハンディタイプのリ一ダライタ 5 0によりいわゆる 「かざし」 操作が施ざれることで、 当該メモリタグへのデ一夕書き込み Z読み出 しが行われる。
ハンディタイプのリーダライ夕 5 0は、 前記コイルアンテナ 2 4が配される (図中のラベル 3 2側に配される) と共に例えば液晶ディスプレイ等からなる表 示部 2 0 1、 電源ボ夕ン 2 0 5などが設けられて成るへヅド部 2 0 3と、 読み取 り開始ボ夕ン 2 0 4やその他の各種キー 2 0 2などが配されると共に人が手に持 つことのできる形状となされた持ち手部 2 0 6とからなる。 産業上の利用可能性 本発明においては、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信号に埋め込ま れている所定規格の固有識別情報 (U M I D ) 、 或いは、 素材信号以外の情報か ら生成した固有識別情報を、 非接触型情報格納手段に書き込むことにより、 実際 に記録媒体を再生することなしに、 その記録媒体に記録されている素材を示す固
有識別情報を得られ、 したがって、 検索や確認等に固有識別情報を役立てること が可能である。
本発明においては、 入れ換え可能な記録媒体へ記録される素材信号に埋め込ま れている所定規格の固有識別情報 (U M I D ) 、 或いは、 素材信号以外の情報か ら生成した固有識別情報を、 非接触型情報格納手段に書き込むことにより、 実際 に記録媒体に記録されている素材信号を再生することなしに、 その記録媒体に記 録されている素材に関する固有識別情報を得られ、 したがって、 検索や確認等に 固有識別情報を役立てることが可能である。 また、 固有識別情報は、 所定の規格 に則るため、 他のシステムとの連係も可能である。 さらに、 本発明によれば、 素 材信号から抽出したり、 素材信号以外の情報から生成することで、 キー操作や接 続等の操作をすることなしに、 固有識別情報を非接触型情報格納手段に書き込む ことができる。