WO2001091842A1 - Fil-guide medical - Google Patents

Description

明 細 書

医療用ガイ ドワイヤ

技術分野

本発明は、 特に腌胆管系の内視鏡検査や内視鏡下手術にお いて、 内視鏡のチャ ンネル内に揷通されて体内に揷入される 処置'具の挿入動作をガイ ドする医療用ガイ ドワイ ヤに関する 背景技術 '

近年、 患者の消化管系及ぴ腌胆管系内にある疾患を内視鏡 を用いて処置する内視鏡的処置が増えてきている。 現在の内 視鏡を用いた膝胆管系の処置の種類には、 内視鏡的に胆管ゃ 膝管を造影する診断的処置のほかに、 例えば総胆管などに存 在する胆石をバルーンや把持鉗子によ り 回収する よ う な治療 的処置な どもある。

そ して、 内視鏡を用いて瞵管や、 胆管や、 肝管などの内視 鏡的処置を行な う に際しては、 通常、 内視鏡の揷入部の先端 部を十二指腸乳頭付近まで揷入し、 そこから X線透視下でガ ィ ドワイヤをガイ ドにしてカテーテルな どの処置具を脖管ゃ 胆管に選択的に挿入する こ と が一般に行われている。

具体的には、 次のよ う な作業が行なわれる。 まず、 予め、 図 5 5 A , 5 5 B に示す内視鏡 a の挿入部 b の先端部 c を十 二指腸乳頭付近まで揷入する。 その後、 この内視鏡 a の処置 具揷通用チャ ンネルにカテーテル d を挿入する。 この と き、 カテーテル d の先端部 d 1 を経内視鏡的に膝管も しく は胆管 内に揷入する。 次に、 挿入されたカテーテル d の基端側の口 金 d 2 カゝらガイ ドワイヤ e を揷入する。 その後、 X線下で、 ガイ ドワイ ヤ e が腠管も しく は胆管内 まで正しく 揷入されている こ と を確認する。 続いて、 図 5 5 Aに示すよ う にガイ ドワイ ヤ e の基端側を手で把持しつつ力 テーテル d を内視鏡 a の処置具揷通用チャンネルから引抜く 操作を行な う。 この操作中、 図 5 5 B に示すよ う に力テーテ ル d の先端部 d 1 が内視鏡 a の操作部 f 側の鉗子口 g よ り 出 てきた ら、 内視鏡 a の鉗子口 g の付近のガイ ドワイヤ e を把 持してカテーテル d全体を完全に内視鏡 a から引抜く 。

次に、 ガイ ドワイ ヤ e の基端側を別の処置具の揷通孔内に . 挿入し、 このガイ ドワイ ヤ e に案内させる状態で、 別の処置 具を内視鏡 a の処置具揷通用チャ ンネルに挿入する。 以後、 処置具の交換回数だけ上述の内容の作業を繰り 返す。

これらの処置に用いるカテーテル d などの処置具は内視鏡 a の揷入部 b の長さ を考慮して 1 9 0 0 m m以上の長さがあ るのが一般的である。 さ らに、 上記手順の処置具の交換作業 を行な う ためには、 図 5 5 Aに示すよ う にガイ ドワイヤ e の 先端部を内視鏡 a の処置具挿通用チャ ンネルから所定の長さ 突出させた状態 （例えばガイ ドワイヤ e の先端を膝管も しく は胆管内まで挿入させた状態） で、 内視鏡 a の操作部 f 側の 鉗子口 g から外部側に延出される延出部分のガイ ドワイ ヤ e の長さ は、 カテーテル d の長さ以上の長さが必要になる。 そ のため、 ガイ ドワイヤ e の全体の長さは、 内視鏡 a の挿入部 b の長さ とカテーテル d などの処置具の長さ を合わせた長さ 以上が必要と なるので、 少なく と も 4 0 0 0 m m程度、 必要 であった。 また、 例えば、 U S P 5 , 9 2 1 , 9 7 1 号には、 カテー テルシャフ トにおけるガイ ドワイ ヤルーメ ンの先端部と基端 部と の間に長手方向の開口部 （ス リ ッ ト） を延在させる こ と によ り 、 短いガイ ドワイ ヤを使っての交換作業を可能にした ものが開示されている。

と ころで、 内視鏡 a を用いて膝胆管系を観察/処置する際 に、 内視鏡 a の処置具揷通用チャ ンネルにカテーテル d など の処置具を揷通 して使用する場合には、 ガイ ドワイヤ e は処 置具の内部に挿入されている。 そのため、 内視鏡 a に対して 処置具を移動する と、 ガイ ドワイヤ e も同時に移動して しま う ので、 例えばガイ ドワイ ヤ e の先端が乳頭に挿入された状 態で、 ガイ ドワイヤ e をガイ ドに処置具を交換する場合には ガイ ドワイ ヤ e の先端が乳頭に揷入された状態を保っために 内視鏡 a の操作部 f 側で常にガイ ドワイ ヤ e を把持している 必要力 ^sある。

さ らに、 従来構成の内視鏡 a の使用中に、 処置具を交換す る作業時には内視鏡 a の処置具挿通用チャ ンネルに対して処 置具を引抜きなが ら、 同 じ移動量だけガイ ドワイヤ e を揷入 する、 或いは同様に処'置具揷通用チャ ンネルに処置具を挿入 しなが ら、 同 じ移動量だけガイ ドワイヤ e を引抜く とレヽ ぅ 2 つの動作を同時に行 う必要が有るので、 その操作が複雑かつ 面倒である。

カロえて、 ガイ ドワイ ヤ e の長さは 4 0 0 O m m程度もある ため、 狭い内視鏡室内でガイ ドワイヤ e が床などの不潔領域 に接しないよ う に取 り 回すこ と は難しい作業になっている。 また、 処置具はガイ ドワイ ヤ e の全長分移動させなければ交 換作業を行な う こ と ができ ないので、 処置具の交換自体にか かる時間も長く なる。 したがって、 内視鏡用処置具を交換す る作業時には、 多く の時間がかかって しま う 難点がある。

さ ら に、 内視鏡用処置具を交換する作業を行な う 際には手 術室に少な く と も 2 人の補助者が必要である。 そのため、 人 的コ ス トが多く 、 病院や、 患者への金銭的負担が大き く なる と レヽ ぅ 問題も発生する。

また、 U S P 5 , 9 2 1 , 9 7 1 号の よ う にカテーテルシ ャ フ ト におけるガイ ドワイ ヤルーメ ンの先端部 と基端部 と の 間に長手方向の開 口部 （ス リ ッ ト） を延在させる構成のカテ 一テルの場合には、 従来の造影カテーテルに長手方向の開 口 部 （ス リ ッ ト） を設ける ための作業が必要にな る。 そのため 従来の造影カテーテルに比べて製造コス ト が高い と い う 欠点 力 ^sある。

さ ら にはス リ ッ ト を設けたこ と によ るカテーテルシャ フ ト の剛性低下を補 う ためにシャ フ ト の外径を太く した り 、 シャ フ ト の材質を硬質化する な どの処置を施さ なければな ら ない, そのため、 シャ フ ト の大径化によ り 、 内視鏡のチャ ンネル内 の挿入性が悪く なるために術者の作業性が劣る可能性がある , また、 滕胆管系の処置は熟練を要し、 多数の手技が確立さ れている為、 術者の処置具に対する好みが特に分かれる と こ ろである。 さ ら に、 患者の状況によ っても処置具を使い分け る こ と が頻繁に行なわれている。 しか しなが ら、 本従来技術 では自ずと使用でき る処置具が限定されて しまい、 術者の選 択の幅が無く なって しま う とい う 欠点がある。

本発明は上記事情に着目 してなされたも ので、 その 目的は 内視鏡用処置具の従来の操作方法や、 操作感覚を損な う こ と 無く 、 迅速かつ容易に内視鏡処置具が交換でき る医療用ガイ ドワイヤを提供する こ と にある。

さ らに、 他の 目的は、 内視鏡の挿入部の先端に設けられた 鉗子起上台と ガイ ドワイヤ固定具と で構成されているガイ ド ワイ ヤ固定機構によってガイ ドワイヤを確実に固定させる こ とができ、 内視鏡用処置具を迅速かつ容易に交換する こ と が でき る医療用ガイ ドワイヤを提供する こ と にある。

発明の開示

本発明は、 ガイ ドワイヤ基端側を把持せずに、 ガイ ドワイ ャを内視鏡に対して固定する機構をガイ ドワイヤに付与する こ と を 目 的と したものである。

具体的な構成は以下に述べる通 り である。

本発明は、 内視鏡のチャンネル内に揷通されるガイ ドワイ ャ本体、 こ のガイ ドワイヤ本体は体内に挿入される処置具の 挿入動作をガイ ドする ものである， を備えた医療用ガイ ドヮ ィャにおいて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体の先端部側に一端が連結され、 他端 が前記ガイ ドワイ ヤ本体の基端部側に延設された略ワイヤ状 の保持体からなる前記内視鏡に対する前記医療用ガイ ドワイ ャの相対的位置が変わらないよ う に前記保持体によって前記 医療用ガイ ドワイ ヤの位置を固定するための固定部を具備す る。 そ して、 本発明では、 ガイ ドワイヤ本体の先端部側に略ヮ ィャ状の保持体の一端が連結されてお り 、 そのワイヤ状の保 持体はガイ ドワイヤ本体と並行してガイ ドワイヤ本体の基端 部側の手元端近傍まで延設されている。 その結果、 ガイ ドヮ ィャ本体を介して処置具を内視鏡の処置具挿通用チャ ンネル 内に揷脱する際に、 ガイ ドワイヤ本体の先端部を内視鏡のチ ヤ ンネルから所定の長さ突出させた状態で、 ワイヤ状の保持 体の基端部側を保持する こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ本体を固 定する こ と ができ る。 この状態で、 処置具の揷脱作業を行な う こ と ができ るので、 ガイ ドワイ ヤ本体自体の長さを短く で き、 処置具の交換作業時間が短く なる と共に容易に作業が行 える よ う になる。 また、 内視鏡用処置具を交換する作業を行 う 際に必要な補助者が 1 人に減るか、 場合によっては全く 不 要になる為、 人的コス ト が少なく なる。 また、 処置具側の構 成を何ら変更する必要がない為、 従来の処置具を使う こ とが でき、 従来の操作方法や操作感覚を損な う こ と無く 、 処置具 の交換作業ができ る よ う にしたものである。

本発明は、 内視鏡のチャ ンネル内に揷通されるガイ ドワイ ャ本体、 こ のガイ ドワイヤ本体は体内に挿入される処置具の 挿入動作をガイ ドする ものである， を備えた医療用ガイ ドヮ ィャにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 上記内視鏡のチャ ンネルの先端 開 口部側に配設されたガイ ドワイヤ固定機構によって上記ガ ィ ドワイヤ本体の先端部が係脱可能に係止された際に、 上記 ガイ ドワイヤ固定機構に係脱可能に係合させて上記ガイ ドヮ ィャ固定機構と の係合を補助する係合補助部が先端部側に配 設されている。

そ して、 本発明では、 内視鏡のチャ ンネルの先端開口部側 に配設されたガイ ドワイヤ固定機構によってガイ ドワイヤ本 体の先端部が挟み付けられて係脱可能に係止された際に、 ガ ィ ドワイ ヤ本体の先端部側の係合補助部をガイ ドワイヤ固定 機構に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定機構との係合 を補助する こ と によ り 、 よ り 大きな固定強度が得られる よ う にしたものである。

図面の簡単な説明

図 1 は本発明の第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ の使用状態を示す斜視図。

図 2 は第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの先端部 を示す側面図。

図 3 Aは第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイャの縦断 面図。

図 3 B は図 3 Aの 3 B - 3 B線断面図。

図 4 Aは第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤをガイ ドに内視鏡用処置具を揷通する状態を示す側面図。

図 4 B は図 4 Aの 4 B — 4 B線断面図。

図 5 は第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤを使用 し た内視鏡用処置具の交換作業を説明するための説明図。

図 6 は第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤを使用 し て内視鏡のチャ ンネル内に挿入された内視鏡用処置具を体腔 内に揷入する作業を説明するための説明図。 図 7 は第 1 の実施の形態の医療用ガイ ドワ ヤの変形例 を示す要部の縦断面図。

図 8 Aは本発明の第 2 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ャを示す要部の縦断面図。

図 8 Bは医療用ガイ ドワイヤと 内視鏡用処置具と を組み 合わせた状態を示す要部の縦断面図。

図 9 は本発明の第 3 の実施の形態を示す医療用ガイ ドヮ ィャの縦断面図。

図 1 0 は本発明の第 4 の実施の形態を示す医療用ガイ ド ワイ ヤの縦断面図。

図 1 1 は本発明の第 5 の実施の形態を示す医療用ガイ ド ワイ ヤの側面図。

図 1 2 は本発明の第 6 の実施の形態を示す医療用ガイ ド ワイ ャの側面図。

図 1 3 Aは本発明の第 7 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す側面図。

図 1 3 Bは同平面図。

図 1 3 Cは図 1 3 B の 1 3 C — 1 3 C線断面図。

図 1 4 は第 7 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの使用 状態を説明するための説明図。

図 1 5 は本発明の第 8 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 1 6 は本発明の第 9 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ャの先端部を示す要部の側面図。

図 1 7 は本発明の第 1 0 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャによ る ドレナージチューブの挿入状態を示す要部の側面 図。

図 1 8 は図 1 7 の 1 8 — 1 8線断面図。

図 1 9 は第 1 0 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤを使 用 して内視鏡のチャ ンネル内に挿入された ド レナージチュー ブを体腔内に挿入する作業を説明するための説明図。

図 2 O Aは本発明の第 1 1 の実施の形態の医療用ガイ ド ワイ ヤの使用状態を示す斜視図。

図 2 0 B は医療用ガイ ドワイ ヤの固定部を示す斜視図。 図 2 1 は本発明の第 1 2 の実施の形態を示す要部の斜視 図。

図 2 2 は本発明の第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャを内視鏡と組み合わせて使用する状態を説明するための 説明図。

図 2 3 Aは第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの 起上動作を行な う 際に鉗子起上台を起上する前の状態を示す 揷入部の先端部の平面図。

図 2 3 Bは同縦断面図。

図 2 3 Cはガイ ドワイヤが鉗子起上台とガイ ドワイ ヤ固 定部材と の間で挟まれて固定された状態を示す揷入部の先端 部の平面図。

図 2 3 Dは同縦断面図。

図 2 4 は第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤの先 端部を示す側面図。

図 2 5 Aは第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの 縦断面図。

図 2 5 B は図 2 5 Aの 2 5 B — 2 5 B線断面図。

図 2 6 Aは第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの 係合補助部の部分を示す平面図。

図 2 6 B は図 2 6 Aの 2 6 B - 2 6 B線断面図。

図 2 7 は第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤにお ける係合補助部の使用状態を説明するための説明図。

図 2 8 は第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤの変 形例を示す要部の縦断面図。

図 2 9 は第 1 3 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤのさ らに別の変形例を示す要部の縦断面図。

図 3 0 Aは本発明の第 1 4 の実施の形態における医療用 ガイ ドワイ ヤのプリ シェープ部分を示す側面図。

図 3 0 B は医療用ガイ ドワイヤのプ 'リ シェープ部分の変 形例を示す側面図。

図 3 1 は第 1 4 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤの使 用状態を説明するための説明図。

図 3 2 は本発明の第 1 5 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の斜視図。

図 3 3 は第 1 5 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤの使 用状態を説明するための説明図。

図 3 4 Aは本発明の第 1 6 の実施の形態における内視鏡 のガイ ドワイヤ固定機構によ るガイ ドワイ ヤの固定状態を示 す平面図。

図 3 4 B は鉗子起上台の係合溝を示す斜視図。 図 3 5 は本発明の第 1 7 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の斜視図。

図 3 6 Aは本発明の第 1 8 の実施の形態における医療用 ガイ ドワイ ヤのガイ ドワイ ヤシースが待機位置で保持されて いる状態を示す要部の縦断面図。

図 3 6 B はガイ ドワイヤシースが前進位置に移動された 状態を示す要部の縦断面図。

図 3 7 Aは本発明の第 1 9 の実施の形態における医療用 ガイ ドワイ ヤの先端部を示す要部の平面図。

図 3 7 Bは同側面図。

図 3 7 Cは図 3 7 Aの 3 7 C - 3 7 C線断面図。

図 3 7 Dは図 3 7 Aの 3 7 D - 3 7 D線断面図。

図 3 8 は第 1 9 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤが内 視鏡のガイ ドワイヤ固定機構によって固定された状態を示す 平面図。

図 3 9 は本発明の第 2 0 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の平面図。

図 4 0 は本発明の第 2 1 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の平面図。

図 4 1 は本発明の第 2 2 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の平面図。

図 4 2 は本発明の第 2 3 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の平面図。

図 4 3 Aは本発明の第 2 4 の実施の形態の医療用ガイ ド ワイ ヤの先端部を示す要部の平面図。 図 4 3 Bは第 2 4 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの 第 1 の変形例を示す要部の縦断面図。

図 4 3 Cは第 2 4 の実施の形態の医療用ガイ ドワイヤの 第 2 の変形例を示す要部の縦断面図。

図 4 4 は本発明の第 2 5 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 4 5 は本発明の第 2 6 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の斜視図。

図 4 6 は本発明の第 2 7 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 4 7 Aは第 2 7 の実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤの 使用状態を説明するための説明図。

図 4 7 Bは医療用ガイ ドワイヤの変形状態を示す要部の 側面図。

図 4 8 は本発明の第 2 8 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 4 9 は本発明の第 2 9 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 5 0 は本発明の第 3 0 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の斜視図。

図 5 1 は本発明の第 3 1 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 5 2 は本発明の第 3 2 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 5 3 は本発明の第 3 3 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の縦断面図。

図 5 4 は本発明の第 3 4 の実施の形態の医療用ガイ ドヮ ィ ャの先端部を示す要部の側面図。

図 5 5 Aは従来の方法で内視鏡を用いて内視鏡的処置を 行な う に際にガイ ドワイヤを使用 してカテーテルを内視鏡の 処置具揷通用チャンネルから引抜く 操作状態を説明するため の説明図。

図 5 5 B はカテーテルを完全に内視鏡から引抜く 操作状 態を説明するための説明図。

発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の第 1 の実施の形態を図 1 乃至図 6 を参照 し て説明する。 図 1 は本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 1 を 内視鏡 2 と組み合わせて使用する状態を示すものである。 こ こで、 内視鏡 2 には体腔内に挿入される細長い揷入部 3 と、 この揷入部 3 の基端部に連結された手元側の操作部 4 と、 こ の操作部 4 に基端部が連結された図示しないュニバ一サルコ ー ドと が設けられている。 さ らに、 挿入部 3 には可撓性を備 えた細長い可撓管部 5 と、 この可撓管部 5 の先端に連結され た湾曲部 6 と、 挿入部 3 の最先端位置に配置.された先端部 7 とからなる各構成部分が設け られている。

また、 内視鏡 2 の揷入部 3 内には処置具挿通用案内路と し ての図示しない処置具揷通用チヤ ンネルが配設されている。 こ こで、 挿入部 3 の先端部 7 には処置具揷通用チヤ ンネルの 先端開口部を構成するチャ ンネル開 口部 8 が形成されている さ らに、 手元側の操作部 4 には処置具挿通用チャ ンネルの基 端部に連通する処置具揷入部 9 が配設されている。 そ して、 カテーテル 1 0 な どの内視鏡用処置具は手元側の操作部 4 の 処置具挿入部 9 から処置具揷通用チャ ンネル内に挿入され、 こ の処置具揷通用チャ ンネル内を通 して揷入部 3 の先端部 7 側に導かれたのち、 先端部 7 のチャ ンネル開 口部 8 から外部 側に突出 される よ う になつている。

また、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 には図 2 に示 すよ う にガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端部側に保持用 ワイ ヤ

(略ワイ ヤ状の保持体） 1 2 の先端部が連結されている。 こ の保持用 ワイ ヤ 1 2 の基端部はガイ ドワイ ヤ本体 1 1 と並行 してガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の基端部側の手元端近傍まで延設 されている。

こ こで、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 は、 図 3 A , 3 B に示すよ う に細長い先細 り 芯金 1 3 の周囲に例えばフ ッ素樹脂や、 ポ リ ウ レタ ンな どのプラスチッ ク材料によ る被覆層 1 4 が設け られている。 さ ら に、 芯金 1 3 の先端部には X線マーカー 1 5 が装着されている。 この X線マーカー 1 5 は例えばプラチ ナ、 金、 銀、 ノ ラ ジウム、 タ ンタル、 タ ングステンな どの X 線を透過 しない X線不透過性の材料のワイ ヤを芯金 1 3 の先 端部に密卷コイル状に卷装させて形成されている。

なお、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 は、 単線の ワイ ヤに限定され る ものではな く 、 撚 り 線、 或いは密卷コイルな どによって形 成されたも のでも よ く 、 既に公知 と なっている どのよ う な形 態のガイ ドワイ ヤであっても よい。 さ ら に、 このガイ ドワイ ャ本体 1 1 の長さ は例えば 2 3 0 0 〜 2 6 0 O m m程度、 ヮ ィャ径は、 直径が例えば 0 . 9 m m程度に設定されている。 また、 保持用ワイヤ 1 2 は、 例えばニッケルチタン合金な どの超弾性合金や、 ステン レス、 鉄、 アモルフ ァ ス金属や、 チタ ン合金、 ニ ッケル合金、 コバル ト合金な どの各種合金や カーボンフ ァイバー、 比較的硬質なプラスチッ ク材料などの 単線、 或いは撚り線などで形成されている。 さ らに、 この保 持用ワイヤ 1 2 のワイヤ径は、 直径が例えば 0 . 2〜 0 . 5 m m程度、 長さは例えば 2 3 0 0 〜 2 6 0 O m m程度に設定 されている。 なお、 この保持用ワイヤ 1 2 のワイ ヤ径は、 こ れに限定される ものではなく 、 カテーテル 1 0 などの内視鏡 用処置具の径ゃ、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 のワイヤ径ゃ、 内視 鏡 2 の処置具挿通用チヤ ンネルの内径寸法な どに合わせて処 置具揷通用チャ ンネルに挿通でき る大き さに適宜、 設定され ている。

そ して、 この保持用ワイヤ 1 2 の先端部は、 例えば接着や 溶着などの接合手段によってガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端部 に接合され、 この接合部 1 6 を介してガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部に連結されている。

次に、 上記構成の作用について説明する。 本実施の形態の 医療用ガイ ドワイヤ 1 の使用時には図 4 A， 4 B に示すよ う にガイ ドワイ ヤ本体 1 1 がカテーテル 1 0 などの内視鏡用処 置具のチューブ内腔に予め挿入される。 この と き、 力テーテ ル 1 0 などの内視鏡用処置具はガイ ドワイ 本体 1 1 の先端 部の近傍位置まで挿入された状態にセッ ト される。

こ の状態で、 カテーテル 1 0 を本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 と一緒に内視鏡 2 の操作部 4 の処置具揷入部 9 か ら処置具揷通用チャ ンネルに揷入させる。 そ して、 図 5 に示 すよ う にこ のカテーテル 1 0 を揷入部 3 の先端部 7 のチャ ン ネル開 口部 8 から外部側に突出させ、 図 6 に示すよ う に経乳 頭的に鸱 Z胆管内に挿入させる。

その後、 現在使用中のカテーテル 1 0 を次に使用する処置 具に交換する作業時には、 次の作業が行なわれる。 まず、 図 5 に示すよ う にガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端部が内視鏡 2 の チャ ンネルから所定の長さ突出されているままの状態で、 保 持用ワイヤ 1 2 の基端部側を手で把持する。 これによ り 、 ガ ィ ドワイヤ本体 1 1 が動かないよ う に固定される。 続いて、 こ のままの状態で、 カテーテル 1 0 を引き出す操作が行なわ れ、 内視鏡 2 の操作部 4側の処置具挿入部 9 から処置具揷通 用チャ ンネルの外部にカテーテル 1 0 を完全に引き抜く 。 こ の と き、 カテーテル 1 0 は図 1 に示すよ う にガイ ドワイヤ本 体 1 1 の基端部側から引き抜かれる。 その際、 図 1 に示すよ う に処置具挿入部 9 から外部側にガイ ドワイヤ本体 1 1 が延 出する長さ L 1 は数 1 O m m力ゝら数 1 0 O m mあれば十分で ある為、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 の全長は 2 3 0 0 〜 2 6 0 0 m m程度で十分と なる。 また、 保持用ワイヤ 1 2 の処置具挿 入部 9 から延出する長さや、 全長も同様である。

その後、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部が内視鏡 2 のチヤ ンネルから所定の長さ突.出され、 かつ保持用ワイヤ 1 2 の基 端部側を手で把持しているままの状態で、 次に使用する処置 具を、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の基端側から揷入する。 この と き、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 をガイ ドにした状態で、 処置具を 内視鏡 2 の操作部 4側の処置具揷入部 9 から処置具挿通用チ ヤ ンネルに揷通する。 そ して、 処置具を先端部 7 のチャ ンネ ル開 口部 8 から外部側に突出させ、 さ らに滕 /胆管内にまで 挿入する。 これによ り 、 処置具の交換作業が終了する。 なお 図 1 、 図 5 によれば内視鏡 2 を操作する術者が保持用ワイ ヤ 1 2 の基端部側を手で把持し、 も う 1 人の補助者が内視鏡用 処置具の揷脱を行っているが、 術者が内視鏡 2 を保持してい る側の手で内視鏡 2 と一緒に保持用ワイ ヤ 1 2 を保持し、 も う片方の手を使い内視鏡用処置具の揷脱を行っても よい。 ' そこで、 上記構成のものにあっては次の効果を奏する。 す なわち、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 ではガイ ドヮ ィャ本体 1 1 の先端部側に保持用ワイ ヤ 1 2 の一端が連結さ れてお り 、 その保持用ワイ ヤ 1 2 はガイ ドワイヤ本体 1 1 と 並行してガイ ドワイヤ本体 1 1 の基端部側の手元端近傍まで 延設 されている。 そのため、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 を介して カテーテル 1 0 などの処置具を内視鏡 2 の処置具揷通用チヤ ンネル内に揷脱する際に、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部を 内視鏡 2 のチャ ンネルから所定の長さ突出させた状態で、 保 持用 ワイ ヤ 1 2 の基端部側を保持する こ と によ り 、 ガイ ドヮ ィャ本体 1 1 を固定する こ とができ る。 この状態で、 カテー テル 1 0 な どの処置具の揷脱作業を行な う こ と ができ るので ガイ ドワイヤ本体 1 1 自体の長さ力 S 2 3 0 0 〜 2 6 0 0 m m 程度の長さで良い。 したがって、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 自体 の長さ を従来に比べて短く でき、 処置具の交換作業時間が短 く なる と共に容易に作業が行える よ う になる。 また、 内視鏡 用処置具を交換する作業を行う 際に必要な補助者が 1 人に減 るか、 場合によっては全く 不要と なる為、 人的コス トが少な く なる。 また、 処置具側の構成を何ら変更する必要がない為 従来の処置具を使う こ と ができ、 従来の操作方法や操作感覚 を損な う こ と無く 、 簡単に処置具の交換作業を行な う こ とが でき る。 '

また、 本実施の形態では保持用ワイヤ 1 2 と して図 3 B に 示すよ う に断面形状が円形状のものを示したが、 これに限定 される も のではない。 例えば、 図 7 に示す医療用ガイ ドワイ ャ 1 の変形例のよ う に断面形状が略平板状と なる リ ボン型の 保持用ワイ ヤ 1 7 を設ける構成に しても よい。

また、 図 8 A , 8 Bは本発明の第 2 の実施の形態を示すも のである。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6 参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通り 変更したも のである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持 用 ワイヤ 1 2 と して図 8 Aに示すよ う に断面形状が略三 日月 状の円弧型の保持用ワイ ヤ 2 1 を設ける構成にしたものであ る。 この保持用ワイヤ 2 1 の円弧形状は図 8 Bに示すよ う に ガイ ドワイヤ本体 1 1 にガイ ドされるカテーテル 1 0 な どの 内視鏡用処置具の外周面の円弧形状に合わせて形成されてい る。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の使用時に はガイ ドワイヤ本体 1 1 がカテーテル 1 0 な どの内視鏡用処 置具のチューブ内腔に揷入された際に、 図 8 B に示すよ う に 保持用ワイヤ 2 1 の円弧面 2 1 a が力.テーテル 1 0 などの内 視鏡用処置具の外周面 1 0 a の円弧形状に沿って接合された 状態で組み付け られる よ う になっている。

そこで、 本実施の形態では断面形状が略三日月状の円弧型 の保持用 ワイヤ 2 1 を設けたので、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 力 S カテーテル 1 0 などの内視鏡用処置具のチューブ内腔に挿入 された状態で組み付けられた際に、 保持用ワイヤ 2 1 の円弧 面 2 1 a がカテーテル 1 0 などの内視鏡用処置具の外周面 1 0 a の円弧形状に合わせて突き当てた状態で接合させる こ と ができ る。 そのため、 カテーテル 1 0 などの内視鏡用処置具 の外面側の凹凸部を小さ く する こ と ができ るので、 力テーテ ル 1 0 などの内視鏡用処置具を内視鏡 2 の処置具揷通用チヤ ンネルに挿入させる際の挿入抵抗を小さ く する こ とができ、 カテーテル 1 0 などの内視鏡用処置具の挿入性を向上させる こ と ができ る。

また、 図 9 は本発明の第 3 の実施の形態を示すものである , 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） の医 療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通 り 変更したものである。

すなわち、 本実施の形態では保持用ワイヤ 1 2 の周囲に絶 縁体の被覆層 3 1 を設けたものである。 本実施の形態の保持 用ワイヤ 1 2 の被覆層 3 1 はガイ ドワイヤ本体 1 1 の芯金 1 3 の周囲の被覆層 1 4 と 同様に例えばフ ッ素樹脂や、 ポ リ ゥ レタ ンな どのプラスチック材料によって形成されている。

そこで、 上記構成のものにあっては次の効果を奏する。 す なわち、 本実施の形態では保持用ワイヤ 1 2 の周囲に絶縁体 の被覆層 3 1 を設けたので、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の芯金 1 3 の周囲の被覆層 1 4 と、 保持用ワイヤ 1 2 の周囲の被覆層 3 1 と によってガイ ドワイヤ 1 全体を完全に絶縁被覆する こ と ができ る。 そのため、 高周波を利用 して乳頭を切除する ピ ロ ト ミ ーナイ フなどの高周波処置具を使用する際に、 術者の 感電などを防止する こ とが'でき る。

また、 図 1 0 は本発明の第 4 の実施の形態を示すも のであ る。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通 り 変更したものであ る。

すなわち、 本実施の形態では 1 本のワイヤ 4 1 を略中央部 分で折り 返してその一方の折り 返し部 4 2側にガイ ドワイヤ 本体 1 1 、 他方の折り 返し部 4 3側に保持用ワイヤ 1 2 をそ れぞれ形成する構成に したものである。 そ して、 本実施の'形 態のワイヤ 4 1 の周囲には全体に亙 り 絶縁体の被覆層 4 4 が 設け られている。

そこで、 上記構成のものにあっては医療用ガイ ドワイヤ 1 を形成する ワイヤ 4 1 の周囲に全体に亙 り 絶縁体の被覆層 4 4 を設けたので、 ガイ ドワイヤ 1 全体を完全に絶縁被覆する こ とができ る。 そのため、 第 3 の実施の形態 （図 9参照） と 同様に高周波を利用 して乳頭を切除する ピロ ト ミ ーナイ フな どの高周波処置具を使用する際に、 術者の感電な どを防止す る こ とができ る。

さ らに、 本実施の形態では 1 本のワイヤ 4 1 を略中央部分 で折り 返してその一方の折り 返し部 4 δ側にガイ ドワイヤ本 体 1 1 、 他方の折り 返し部 4 3側に保持用ワイヤ 1 2 をそれ ぞれ形成したので、 医療用ガイ ドワイヤ 1 の製造時にガイ ド ワイヤ本体 1 1 と保持用ワイ ヤ 1 2 と を接合する作業を省略 する こ と ができ、 製造工程の簡素化、 ひいてはコ ス トの低減 を図る こ とができ る。

また、 図 1 1 は本発明の第 5 の実施の形態を示すものであ る。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通 り 変更したものであ る。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイ ヤ 1 におけ るガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端位置から適宜の設定距離 Dだ け後方に離した位置に保持用ワイ ヤ 1 2 の先端部を固定する 構成にしたも のである。 こ の設定距離 Dは例えば 2 0 〜 3 0 m m程度に設定されている。 そ して、 このガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端位置から適宜の設定距離 Dまでの範囲の部分には ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 のみの細く 柔軟な先端柔軟部 5 1 が形 成されている。

そこで、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端位 置から適宜の設定距離 Dだけ後方に離した位置に保持用ワイ ャ 1 2 の先端部を固定したので、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先 端位置から適宜の設定距離 Dまでの範囲の部分にはガイ ドヮ ィャ本体 1 1 のみの柔軟な先端柔軟部 5 1 を配置する こ と が でき る。 そのため、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部に保持用 ワイヤ 1 2 の先端部が固定されている場合のよ う にガイ ドヮ ィャ本体 1 1 と保持用ワイ ヤ 1 2 との接合部のよ う に外径寸 法が大き く なる と と もに、 硬さが大き く なる部分がガイ ドヮ ィ ャ本体 1 1 の先端部に配置される こ と を防止する こ と がで き る。 その結果、 医療用ガイ ドワイ ヤ 1 を狭い体腔内に挿入 する際にはガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端柔軟部 5 1 を体腔内 の形状に合わせて柔軟に変形させる こ と ができ るので、 医療 用ガイ ドワイヤ 1 を狭い体腔内に揷入する際の揷入性を高め る こ と ができ る。

また、 図 1 2 は本発明の第 6 の実施の形.態を示すものであ る。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通 り 変更 したものであ る。

すなわち、 本実施の形態では保持用 ワイヤ 1 2 の基端部に 他の部分よ り も大'径な保持部 6 1 を設けたものである。 この 保持部 6 1 は例えば内視鏡 2 の操作部 4 の処置具揷入部 9 に おける処置具挿入穴よ り も大径に形成され、 保持用ワイヤ 1 2 の基端部が内視鏡 2 の処置具揷通用チャ ンネル内に揷入さ れる こ と を防止するス ト ッパーを兼ねる よ う になつている。

さ らに、 保持部 6 1 は外周面にロー レツ ト加工が施された 金属、 ゴム、 エラス トマ一などの材料で形成され、 術者が手 で把持した際に滑り にく く 、 持ちやすい構成になっている。

そこで、 本実施の形態では保持用ワイヤ 1 2 の基端部に他 の部分よ り も大径な保持部 6 1 を設けたので、 この保持部 6 1 を術者が手で把持する こ と によ り 、 保持用ワイヤ 1 2 の基 端部を手で持ちやすく する こ とができ、 使い勝手を高めるこ とができ る。

また、 図 1 3 A〜図 1 3 Cおよび図 1 4 は本発明の第 7 の 実施の形態を示すものである。 本実施の形態は第 1 の実施の 形態 （図 1 乃至図 6 参照） の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の構成を 次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では保持用ワイヤ 1 2 の先端部と ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端部と の間を連結する柔軟なチュ ーブである連結部材 7 1 を設け、 こ の連結部材 7 1 における 保持用ワイ ヤ 1 2 の固定部の両側に例えばピールアウエーシ ースのよ う に比較的強度が低く 、 簡単に切 り 離せる脆弱な脆 弱部 7 2 を設けたものである。 こ こで、 連結部材 7 1 は柔軟 なプラスチッ ク材料で形成されている。 さ らに、 脆弱部 7 2 は例えばミ シン目入り熱収縮チューブの ミ シン目や、 熱溶着 部な どによって形成されている。

次に、 上記構成の作用について説明する。 なお、 本実施の 形態では内視鏡用処置具と して図 1 4 に示すよ う に例えば体 内の胆管 H 1 内に留置される ドレナージチューブ （ステン ト） 7 3 と 、 こ の ドレナージチューブ 7 3 を押し込み操作す るプッシヤーチューブ 7 4 と が使用 される。

また、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の使用時には ドレナージチューブ 7 3 およびプッシヤーチューブ 7 4 の内 腔にガイ ドワイ ヤ本体 1 1 が予め挿入される。 こ の と き、 ド レナージチューブ 7 3 はガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部の近 傍位置まで挿入された状態にセッ ト される。

こ の状態で、 ドレナージチューブ 7 3 およびプッシヤーチ ユ ーブ 7 4 を本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 1 と一緒に 内視鏡 2 の操作部 4 の処置具挿入部 9 から処置具揷通用チヤ ンネルに揷入させる。 なお、 ドレナージチューブ 7 3 および プッシヤーチューブ 7 4 は、 他の内視鏡用処置具を医療用ガ ィ ドワイ ヤ 1 から抜去した後に、 処置具揷入部 9 からまず ド レナージチューブ 7 3 を挿入し、 次にプッシヤーチューブ 7 4 を揷入する手順であっても よい。 図 1 4 に示すよ う に ド レ ナージチューブ 7 3 を揷入部 3 の先端部 7 のチャ ンネル開 口 部 8 から外部側に突出させ、 経乳頭的に胆管 H 1 内に挿入さ せる。

また、 本実施の形態ではプッシヤーチューブ 7 4 によって ドレナージチューブ 7 3 を押し込んで胆管 H 1 内の 目 的の留 置場所に ドレナージチューブ 7 3 を移動させたのち、 連結部 材 7 1 の脆弱部 7 2 が切 り 離され、 ガイ ドワイヤ本体 1 1 か ら保持用ワイ ヤ 1 2 が分離される。 これによ り 、 ド レナージ チューブ 7 3 からガイ ドワイヤ本体 1 1 を引き抜く こ とがで き、 ド レナージチューブ 7 3 のみを胆管 H I 内の 目的の留置 場所に留置させる こ とができ る。

そこで、 上記構成のものにあっては保持用ワイ ヤ 1 2 の先 端部とガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端部と の間を連結する連結 部材 7 1 における保持用ワイヤ 1 2 の固定部の両側に脆弱部 7 2 を設けたので、 ド レナージチューブ 7 3 をガイ ドワイ ヤ 1 を介して体内に揷入留置する際、 保持用ワイヤ 1 2 をガイ ドワイヤ本体 1 1 から分離する こ とができ、 ド レナージチュ ーブ 7 3 のみを胆管 H I 内の 目的の留置場所に留置させる こ と ができる。

また、 図 1 5 は本発明の第 8 の実施の形態を示すものであ る。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 の構成を次の通 り 変更したものであ る。

すなわち、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ本体 1 1 の先端 部に弾性材料で形成された柔軟な連結部材 8 1 を設け、 この 連結部材 8 1 に保持用ワイ ヤ 1 2 の先端部が着脱可能に連結 される構成にしたものである。 こ こで、 保持用ワイ ヤ 1 2 の 先端部には略槍状の係止部 8 2 が形成されている。

また、 連結部材 8 1 にはこの保持用ワイ ヤ 1 2 の係止部 8 2 を収容する収容室 8 3 と、 こ の収容室 8 3 の後端部側に配 置されたス リ ッ ト状の差込部 8 4 と が形成されている。 そ し て、 保持用ワイ ヤ 1 2 の係止部 8 2 は連結部材 8 1 の差込部 8 4 から収容室 8 3 内に挿入された状態で係脱可能に係止さ れる よ う になってレヽる。

そこで、 上記構成のものにあってはガイ ドワイ ヤ本体 1 1 の先端部に柔軟な連結部材 8 1 を設け、 こ の連結部材 8 1 に 保持用ワイ ヤ 1 2 の先端部が着脱可能に連結される よ う に し たので、 第 7 の実施の形態 （図 1 3 A〜 1 3 Cおよび図 1 4 参照） と 同様に ドレナージチューブ 7 3 をガイ ドワイヤ 1 を 介して体内に揷入留置する際、 保持用ワイヤ 1 2 をガイ ドヮ ィャ本体 1 1 から分離する こ と ができ、 ドレナージチューブ 7 3 のみを胆管 H I 内の 目的の留置場所に留置させる こ とが でき る。 さ らに、 本実施の形態では保持用ワイ ヤ 1 2 の係止部 8 2 は連結部材 8 1 の差込部 8 4 から収容室 8 3 内に挿入された 状態で係脱可能に係止され'る よ う に したので、 ガイ ドワイヤ 本体 1 1 から分離された保持用ワイ ヤ 1 2 を再び保持用ワイ ャ 1 2 の係止部 8 2 を連結部材 8 1 の差込部 8 4 から収容室

8 3 内に挿入して係止させる こ と ができ る。 そのため、 ガイ ドワイ ヤ本体 1 1 から分離された保持用ワイ ヤ 1 2 を再利用 する こ とができ る。

また、 図 1 6 は本発明の第 9 の実施の形態を示すものであ る。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6参照） で示したカテーテル 1 0や、 第 7 の実施の形態 （図 1 3 A〜

1 3 Cおよび図 1 4参照） で示した ド レナージチューブ （ス テ ン ト ） 7 3 な どの内視鏡用処置具 9 1 の先端部に医療用ガ ィ ドワイヤ 1 を係止する係止用のス リ ッ ト 9 2 を設け、 この ス リ ッ ト 9 2 に医療用ガイ ドワイ ヤ 1 のガイ ドワイ ヤ本体 1

1 の先端部と保持用ワイヤ 1 2 の先端部と の連結部を引っ掛 けて係脱可能に係止させる構成にしたものである。 この時、 内視鏡用処置具 9 1 の先端から医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の先端 は露出していない状態にある。

このよ う に先端にス リ ッ ト を有した内視鏡用処置具は、 特 開平 9 — 9 9 0 8 9号で開示されてお り 、 従来から既に一般 的に使用 されている ものである。

第 1 の実施の形態で示した医療用ガイ ドワイヤ 1 をガイ ド に して内視鏡用処置具を体内に挿入する際、 最初に使用する 内視鏡用処置具は、 内視鏡用処置具内に医療用ガイ ドワイ ヤ をセ ッ ト した状態で一緒に挿入 しなければな らない。 そこで 上記構成のものにあっては内視鏡用処置具 9 1 のス リ ッ ト 9 2 によって医療用ガイ ドワイヤ 1 のガイ ドワイヤ本体 1 1 の 先端部と保持用ワイ ヤ 1 2 の先端部と の連結部を引っ掛けて 係脱可能に係止させる こ と によ り 、 内視鏡用処置具 9 1 と 医 療用ガイ ドワイ ヤ 1 が相対的に動かないよ う 固定でき るため 内視鏡用処置具 9 1 と 医療用ガイ ドワイヤ 1 と を同時に挿入 する こ と が容易になる。

さ らに、 最初に使用する内視鏡用処置具を乳頭に挿入する 際、 乳頭への揷入性を考慮してガイ ドワイヤを便用せずに内 視鏡用処置具で挿入し、 乳頭内に内視鏡用処置具が挿入され た後、 ガイ ドワイヤを押し進める とい う 手技が行われるのが 一般的である。 上記構成にする こ と で、 このよ う な手技にも 対応可能である。

また、 図 1 7乃至図 1 9 は本発明の第 1 0 の実施の形態を 示すものである。 本実施の形態は第 1 の実施の形態 （図 1 乃 至図 6参照） の医療用ガイ ドワイヤ 1 を使用 して ド レナージ チューブ 7 3 を胆管 H 1 内の 目的の留置場所に留置させる こ とができ る よ う に したものである。

すなわち、 本実施の形態では図 1 8 に示すよ う に ド レナー ジチューブ 7 3 の内腔に医療用ガイ ドワイ ヤ 1 のガイ ドワイ ャ本体 1 1 と保持用ワイヤ 1 2 と を一緒に挿通する と と もに プッシヤーチューブ 7 4 の内腔にはガイ ドワイヤ本体 1 1 の みを揷通する構成に したものである。

そ して、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 1 のガイ ド ワイ ヤ本体 1 1 によってプッシヤーチューブ 7 4 の移動をガ ィ ド し、 このプッ シヤーチューブ 7 4 によって ド レナージチ ユ ーブ 7 3 を押し込んで胆管 H 1 内の 目的の留置場所に ドレ ナージチューブ 7 3 を移動させたのち、 ドレナージチューブ

7 3 から医療用ガイ ドワイヤ 1 のガイ ドワイヤ本体 1 1 と保 持用ワイ ヤ 1 2 と を一緒に引き抜く こ と ができ る。 これによ り 、 図 1 9 に示すよ う に ドレナージチューブ 7 3 のみを胆管 H I 内の 目的の留置場所に留置させる こ とができ る。

また、 図 2 O A , 2 0 B は本発明の第 1 1 の実施の形態を 示すものである。 本実施の形態は図 2 O Aに示すよ う に第 1 の実施の形態 （図 1 乃至図 6 参照） で示した内視鏡 2 の処置 具揷入部 9 に医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の保持用ワイ ヤ 1 2 の基 端部を係脱可能に固定する ワイヤ固定具 1 0 1 を設けたもの である。

こ のワイヤ固定具 1 0 1 'には図 2 0 B に示すよ う に平板状 のワイヤ固定板 1 0 2 が設け られている。 こ のワイヤ固定板 1 0 2 にはワイヤ固定溝 1 0 3 が設け られている。 また、 こ のワイ ヤ固定溝 1 0 3 の一端部には係合突起 1 0 4 が突設さ れている。 さ らに、 このワイヤ固定溝 1 0 3 の他端部には固 定ベル ト 1 0 5 の一端部が固定されている。 こ の固定ベル ト 1 0 5 の他端部には係合突起 1 0 4 に係脱可能に係合するス リ ッ ト状の係合穴部 1 0 6 が形成されている。

そ して、 ワイヤ固定具 1 0 1 の使用時には医療用ガイ ドヮ ィャ 1 の保持用ワイ ヤ 1 2 の基端部をワイ ヤ固定具 1 0 1 の ワイヤ固定溝 1 0 3 の上に配置し、 固定ベル ト 1 0 5 によつ てこ の保持用ワイ ヤ 1 2 の基端部をワイ ヤ固定溝 1 0 3 に押 し付けた状態で、 固定ベル ト 1 0 5 の係合穴部 1 0 6 をワイ ャ固定溝 1 0 3 の係合突起 1 0 4 に係脱可能に係合させる こ と によ り 、 医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持用ワイヤ 1 2 の基端 部を係脱可能に固定する よ う になっている。

そこで、 上記構成のものにあってはワイ ヤ固定具 1 0 1 の 使用によって医療用ガイ ドワイ ヤ 1 の保持用ワイヤ 1 2 の基 端部を係脱可能に固定する こ と ができ るので、 術者が医療用 ガイ ドワイ ヤ 1 の保持用ワイ ヤ 1 2 の基端部を手で持って固 定する場合に比べて術者の作業を省力化する こ とができ る効 果がある。 さ らに、 術者の内視鏡を保持していない方の手を 使って内視鏡用処置具の揷脱ができ るため、 補助者が全く い なく ても内視鏡用処置具の交換作業が可能と なる。

また、 図 2 1 は本発明の第 1 2 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 1 の実施の形態 （図 2 0 A， 2 0 B参照） のワイ ヤ固定具 1 0 1 の構成を次の通り 変更したも のである。

すなわち、 本実施の形態ではワイヤ固定板 1 0 2 の上に筒 状のワイヤ固定台 1 1 1 を設け、 こ のワイヤ固定台 1 1 1 に 医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持用ワイヤ 1 2 の基端部を揷通す る ワイ ヤ揷通溝 1 1 2 を形成する と と もに、 ワイ ヤ固定台 1 1 1 の内部にワイヤ固定ねじ 1 1 3 を螺着させる構成に した ものである。

そ して、 ワイ ヤ固定具 1 0 1 の使用時には医療用ガイ ドヮ ィャ 1 の保持用ワイ ヤ 1 2 の基端部をワイ ヤ固定台 1 1 1 の ワイヤ固定溝 1 1 2 に挿入した状態で、 ワイヤ固定ねじ 1 1 3 をねじ込むこ と によ り 、 医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持用ヮ ィャ 1 2 の基端部を係脱可能に固定する よ う になつている。

そこで、 本実施の形態のものにあっても ワイ ヤ固定具 1 0 1 の使用によって医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持用ワイヤ 1 2 の基端部を係脱可能に固定する こ と ができ る ので、 第 1 1 の 実施の形態と 同様に術者が医療用ガイ ドワイヤ 1 の保持用ヮ ィ ャ 1 2 の基端部を手で持って固定する場合に比べて術者の 作業を省力化する こ とができ る効果がある。 さ らに、 術者の 内視鏡を保持していない方の手を使って内視鏡用処置具の揷 脱ができ るため、 補助者が全く いなく ても内視鏡用処置具の 交換作業が可能と なる。

また、 図 2 2乃至図 2 7 は本発明の第 1 3 の実施の形態を 示すものである。 図 2 2 は本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ャ 2 0 1 を内視鏡 2 0 2 と組み合わせて使用する状態を示す ものである。 こ こで、 内視鏡 2 0 2 には体腔内に挿入される 細長い揷入部 2 0 3 と、 この挿入部 2 0 3 の基端部に連結さ れた手元側の操作部 2 0 4 と、 こ の操作部 2 0 4 に基端部が 連結された図示しないユニバーサルコー ドとが設けられてい る。 さ らに、 挿入部 2 0 3 には可撓性を備えた細長い可撓管 部 2 0 5 と 、 こ の可撓管部 2 0 5 の先端に連結された湾曲部 2 0 6 と、 揷入部 2 0 3 の最先端位置に配置された先端部 2 0 7 と からなる各構成部分が設け られている。 なお、 内視鏡 2 0 2 は揷入部 2 0 3 の軸方向に対して略直交する方向を観 察する側視型の内視鏡 2 0 2 が使用 されている。 こ の側視型の内視鏡 2 0 2 には図 2 3 A〜 2 3 Dに示すよ う に揷入部 2 0 3 の先端部 2 0 7 の外周面を切欠させた略平 面状の側視用基準面 2 0 8 が形成されている。 こ の側視用基 準面 2 0 8 には照明光学系の照明窓 2 0 9 と観察光学系の観 察窓 2 1 0 と が前後方向に並設されている。 さ らに、 側視用 基準面 2 0 8 における照明窓 2 0 9 と観察窓 2 1 0 との並設 部の横には鉗子口 2 1 1 が配設されている。 この鉗子口 2 1 1 は内視鏡 2 0 2 の挿入部 2 0 3 の内部に配設された処置具 挿通用案内路と しての処置具揷通用チャ ンネル 2 1 2 の先端 開口部を構成する ものである。

さ らに、 手元側の操作部 2 0 4 には処置具挿通用チャ ンネ ル 2 1 2 の基端部に連通する処置具挿入部 2 1 3 が配設され ている。 そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 や、 このガイ ドワイヤ 2 0 1 を揷通可能なガイ ドワイヤルー メ ンを備えた既存の造影チューブなどのカテーテル 2 1 4や その他の内視鏡用処置具が適宜、 選択的に手元側の操作部 2 0 4 の処置具揷入部 2 1 3 から処置具挿通用チャ ンネル 2 1 2 内に挿入され、 この処置具揷通用チャンネル 2 1 2 内を通 して挿入部 2 0 3 の先端部 2 0 7側に導かれたのち、 先端部 2 0 7 の鉗子口 2 1 1 から外部側に突出される よ う になって いる。

また、 内視鏡 2 0 2 の先端部 2 0 7 の鉗子口 2 1 1 には鉗 子起上台 2 1 5 が配設されている。 この鉗子起上台 2 1 5 の 一端部は回動軸 2 1 6 を介して先端部 2 0 7 の本体に回動自 在に連結されている。 さ らに、 鉗子起上台 2 1 5 の他端部には図示しない可撓性 の操作ワイ ヤの一端部が固定されている。 こ の操作ワイ ヤの 他端部は操作部 2 0 4側に延出されている。 この操作部 2 0 4 には湾曲部 2 0 6 を任意の方向に湾曲操作するための湾曲 操作ノ ブ 2 1 7 と、 鉗子起上台 2 1 5 を起上操作するための 鉗子起上台操作レバー 2 1 8 とが設け られている。 そ して、 操作部 2 0 4 に配設された鉗子起上台操作レバー 2 1 8 の操 作に連動して操作ワイ ヤが牽引操作さ 、 こ の操作ワイ ヤの 動作によって鉗子起上台 2 1 5 が回動軸 2 1 6 を中心に回動 駆動される よ う になっている。 この と き、 鉗子起上台 2 1 5 は図 2 3 A , 2 3 B に示す待機位置 （倒置位置） から図 2 3 C , 2 3 D に示す最大回動位置 （起上位置） まで回動され、 この鉗子起上台 2 1 5 の回動動作によ り 、 鉗子口 2 1 1 から 外部に延出 される本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 や、 カテーテル 2 1 4 な どの内視鏡用処置具の起上および倒 置の各動作を観察窓 2 1 0 の視野内で行 う よ う に構成されて いる。

また、 側視型の内視鏡 2 0 2 には挿入部 2 0 3 の先端部 2 0 7 の近傍にガイ ドワイヤ固定具 2 1 9 が装着されている。 このガイ ドワイヤ固定具 2 1 9 には先端部側に処置具受部 2 2 0 が形成されている。 そ して、 こ の処置具受部 2 2 0 によ つてガイ ドワイ ヤ 2 0 1 以外の処置具を受け止める よ う にな つている。

さ らに、 こ の処置具受部 2 2 0 の中央部位には先端側が開 口 した幅約 1 m mのガイ ドワイヤ揷通溝 2 2 1 が形成されて レヽる。 このガイ ドワイ ヤ揷通溝 2 2 1 にはガイ ドワイ ヤ 2 0 · 1 が揷通される よ う になってレ、る。

また、 ガイ ドワイ ヤ挿通溝 2 2 1 の終端部にはガイ ドワイ ャ固定部 2 2 2 が配設されている。 そ して、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 以外の処置具は、 鉗子起上台 2 1 5 の操作に よ って従来 通 り 、 起上や、 進退な どの操作が可能であ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 のみが鉗子起上台 2 1 5 の操作によ ってガイ ドワイ ヤ 固定具 2 1 9 のガイ ドワイ ヤ揷通溝 2 2 1 内に挿入され、 こ のガイ ドワイ ヤ揷通溝 2 2 1 の終端位置で鉗子起上台 2 1 5 と ガイ ドワイ ヤ固定部 2 2 2 と の間で挟まれて係止される状 態で固定される よ う になっている。 これによ り 、 鉗子起上台 2 1 5 と ガイ ドワイ ヤ固定具 2 1 9 のガイ ドワイ ヤ固定部 2 2 2 と によ ってガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部を挟み付けて係 脱可能に係止するガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 が形成されて レヽる。

また、 図 2 4 は本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を示すものである。 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 には図 2 5 A , 2 5 B に示すよ う にこ のガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の軸心部に配設された細長い芯材 2 2 4 と 、 こ の芯材 2 2 4 を囲むガイ ドワイ ヤシース 2 2 5 と が設け られてレヽる。

こ こ で、 芯材 2 2 4 の先端部には先細 り 部 2 2 4 a が形成 されている。 さ らに、 芯材 2 2 4 の先端部には X線マーカー 2 2 6 が装着されている。 この X線マーカー 2 2 6 は例えば プラチナ、 金、 銀、 ノ、。ラ ジウム、 タ ンタル、 タ ングステンな どの X線を透過 しない X線不透過性の材料のワイ ャを芯材 2 2 4 の先端の先細 り 部 2 2 4 a に密巻コイル状に卷装させて 形成されている。

また、 ガイ ドワイ ヤシース 2 2 5 は例えばフ ッ素樹脂や、 ポリ エチレン、 ポ リ ウ レタ ンなどのプラスチッ ク材料によつ て形成されている。 そ して、 こ のガイ ドワイヤシース 2 2 5 の先端部は例えば接着剤などの接続部 2 2 7 を介して芯材 2 2 4 の先端部に接着固定されている。

さ らに、 ガイ ドワイヤシース 2 2 5 の先端部には接続部 2 2 7 よ り も後方位置に軸方向に長い複数、 本実施の形態では 4つの長穴状のス リ ッ ト 2 2 8 が図 2 5 B に示すよ う に周方 向に沿って等間隔に配置されている。 そ して、 各ス リ ッ ト 2 2 8 間には弾性変形可能な帯状部分 2 2 9 が形成されている こ こ で、 各ス リ ッ ト 2 2 8 間の 4 つの帯状部分 2 2 9 の内 周面は芯材 2 2 4 には接着されていない状態で保持されてい る。 そのため、 ガイ ドワイヤシース 2 2 5 に対して芯材 2 2 4 の基端部を手元側に引っ張り 操作する こ と によ り 、 図 2 6 A , 2 6 B に示すよ う にガイ ドワイヤシース 2 2 5 の各ス リ ッ ト 2 2 8 間の 4つの帯状部分 2 2 9 が外向きに膨出され、 略マ ッ シュ ルーム状に拡開される よ う になつている。 そ して 本実施の形態では図 2 7 に示すよ う にガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 によってガイ ドワイヤ 2 0 1 の本体の先端部が挟み付 けられて係脱可能に係止された際に、 ガイ ドワ イ ヤシース 2 2 5 の各ス リ ッ ト 2 2 8 間の 4つの帯状部分 2 2 9 を略マツ シュルーム状に拡開させる こ と によ り 、 これらの略マッシュ ルーム状に拡開 される 4 つの帯状部分 2 2 9 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する係合補助部 2 3 0 が形成されている。

また、 この係合補助部 2 3 0 における 4 つの帯状部分 2 2 9 が略マ ッシュルーム状に拡開された際の中心位置とガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 の先端と の間の距離 K 1 は例えば 2 0 〜 2 0 0 m m程度に設定されている。 さ らに、 こ の係合補助部 2 3 0 の 4つの帯状部分 2 2 9 がガイ ドワイヤシース 2 2 5 の外周 面から外側に拡張される拡張部の長さ K 2 は 1 m m程度に設 定されている。

なお、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 の芯材 2 2 4 は、 単線のワイヤ に限定される ものではなく 、 撚り 線、 或いは密卷コイルなど によって形成されたものでも よい。 さ らに、 このガイ ドワイ ャ 2 0 1 の芯材 2 2 4 の長さは例えば 2 3 0 O m m程度、 ヮ ィャ径は、 直径が例'えば 0 . 9 m m程度に設定されている。

次に、 上記構成の作用について説明する。 まず、 内視鏡 2 0 2 の使用時に、 カテーテル 2 1 4 な どの内視鏡用処置具を 内視鏡 2 0 2 の操作部 2 0 4側の処置具揷通用チャ ンネル 2 1 2 に挿入して使用する場合には、 カテーテル 2 1 4 の先端 部を内視鏡 2 0 2 における挿入部 2 0 3 の先端部 2 0 7 の鉗 子口 2 1 1 力 ら突出させる。 この と き、 鉗子起上台 2 1 5 が 図 2 3 A , 2 3 B に示す待機位置 （倒置位置） で保持されて いる場合にはカテーテル 2 1 4 の先端部は自 由に移動可能な 位置で保持される。

こ の状態で、 内視鏡 2 0 2 の操作部 2 0 4 の鉗子起上台操 作レバー _{2 1} 8 を操作する こ と によ り 、 揷入部 2 0 3 の先端 部 2 0 7 の鉗子起上台 2 1 5 が起上操作される。 そして、 こ の操作にと もない鉗子起上台 2 1 5 によってカテーテル 2 1 4 の先端部が鉗子起上方向に押し出され、 カテーテル 2 1 4 の起上動作が通常の通り 、 行なわれる。

また、 図 2 3 A , 2 3 B に示すよ う に内視鏡 2 0 2 の鉗子 口 2 1 1 からガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部が導出された状態 、、 内視鏡 2 0 2 の操作部 2 0 4 の鉗子起上台操作レバー 2 1 8 が操作され、 鉗子起上台 2 1 5 が起上操作された場合に は鉗子起上台 2 1 5 が起上操作される動作にと もない、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 はガイ ドワイ ヤ固定具 2 1 9 の処置具受部 2 2 0 のガイ ドワイヤ揷通溝 2 2 1 内に挿入される。 そ して、 鉗子起上台 2 1 5 が図 2 3 C , 2 3 Dに示す最大回動位置

(起上位置） まで回動される と、 ガイ ドワイヤ揷通溝 2 2 1 の終端位置で鉗子起上台 2 1 5 からの押圧力によってガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 がガイ ドワイヤ固定具 2 1 9 のガイ ドワイヤ固 定部 2 2 2 に圧接される。 この と き、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 は 鉗子起上台 2 1 5 とガイ ドワイヤ固定部 2 2 2 と の間で挟ま れて係止される状態で固定される。

さ らに、 本実施の形態ではガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に よってガイ ドワイヤ 2 0 1 の本体の先端部が挟み付け られて 係脱可能に係止された際に、 ガイ ドワイヤシース 2 2 5 に対 して芯材 2 2 4 の基端部を手元側に引っ張り 操作する こ と に よ り 、 図 2 7 に示すよ う にガイ ドワイ ヤシース 2 2 5 の各ス リ ッ ト 2 2 8 間の 4つの帯状部分 2 2 9 を略マ ッ シュルーム 状に拡開 させ、 係合補助部 2 3 0 が形成される。 これによ り これらの略マ ッシュルーム状に拡開される 4つの帯状部分 2 2 9 が内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可 能に係合されてガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合が補助 される。

また、 内視鏡 2 0 2 の使用時には、 カテーテル 2 1 4 など の処置具を経乳頭的に膝 Z胆管 （図示せず） へ挿入した後、 上記カテーテル 2 1 4 の交換作業は次の通 り行なわれる。 ま ず、 カテーテル 2 1 4 の基端側にある 口金 2 1 4 a よ り 本実 施の形態のガイ ドワイヤ 2 0 1 を挿入し、 膝/胆管内部 （図 示せず） まで導入する。 この と き、 カテーテル 2 1 4 の先端 から突出されるガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の突出量 （長 さ） 2 1 は例ぇば 2 0 〜 2 0 0 111 111程度、 カテーテル 2 1 4 の基端側の口金 2 1 4 a 力 ら突出されるガイ ドワイヤ 2 0 1 の基端部の突出量 （長さ） L 2 2 は例えば 5 ~ 2 0 0 m m 程度にそれぞれ設定されている。

こ こ で、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 が膝 Z胆管内 （図示せず） ま で入ったこ と を確認し、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 が動かないよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の基端側を手で把持しつつ、 力テーテ ル 2 1 4 を引出す。 この と き、 内視鏡像にて、 カテーテル 2 1 4 の先端部が乳頭 （図示せず） から引抜かれたこ と を確認 後、 さ らにカテーテル 2 1 4 を引抜く 。

続いて、 カテーテル 2 1 4 の先端が内視鏡 2 0 2 の揷入部 2 0 3 の先端部 2 0 7側の鉗子口 2 1 1 内に収まったと こ ろ で、 ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 によ り 内視鏡 2 0 2の揷入 部 2 0 3 の先端部 2 0 7付近でガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を機械的 に固定する。 このと き、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 のガイ ドワイヤ シース 2 2 5 の先端部の 4つの帯状部分 2 2 9 を略マッシュ ルーム状に拡開させて係合補助部 2 3 0 を形成し、 この係合 補助部 2 3 0 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合が補助される。

さ らに、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 が固定されたこ と を確認後、 内視鏡 2 0 2 の操作部 2 0 4側からカテーテル 2 1 4 を完全 に引抜く 。 その後、 次に使用する処置具を、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の基端側から挿入し、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 をガイ ドに腠 /胆管内 （図示せず） にまで挿入する。

したがって、 上記カテーテル 2 1 4 の交換の際に、 操作者 はガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を把持する必要はない。 そ して、 以後 必要な回数だけ同様な方法でカテーテル 2 1 4 などの処置具 の交換を行 う こ とができ る。

そこで、 上記構成のものにあっては次の効果を奏する。 す なわち、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 ではこの ガイ ドワイヤ 2 0 1 の本体の先端部に内視鏡 2 0 2側のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する係合補助部 2 3 0 を設けたので、 内視鏡 2 0 2側のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 によってガイ ドワイヤ 2 0 1 の本体の先端部が挟み付け られて係脱可能に係止された際に、 ガイ ドワイヤシース 2 2 5 の各ス リ ッ ト 2 2 8 間の 4つの帯状部分 2 2 9 を略マツシ ュルーム状に拡開させる こ と によ り 、 これらの略マッシュル ーム状に拡開される 4 つの帯状部分 2 2 9 を内視鏡 2 0 2 の ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ド ワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する こ と ができ る。 そ のため、 カテーテル 2 1 4 な どの内視鏡用処置具の交換作業 時には鉗子起上台 2 1 5 の操作によって鉗子起上台 2 1 5 と ガイ ドワイ ヤ固定具 2 1 9 のガイ ドワイ ヤ固定部 2 2 2 と の 間でガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を確実に係止させる こ と ができ るの で、 従来のよ う に内視鏡 2 0 2 の操作部 2 0 4側でガイ ドヮ ィャ 2 0 1 を把持する必要を無く すこ と ができ、 ガイ ドワイ ャ 2 0 1 自体の長さ を 2 3 0 0 m m程度の長さに設定する こ とができ る。 したがって、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 自体の長さ を 従来に比べて短く でき、 内視鏡用処置具を交換する作業が容 易になる効果があるので、 処置具の交換作業に要する作業時 間を短縮する こ と ができ る。 また、 処置具側の構成を何ら変 更する必要がない為、 従来の処置具を使う こ と ができ、 従来 の操作方法や操作感覚を損な う こ と無く 、 簡単に処置具の交 換作業を行な う こ と ができ る。

また、 本実施の形態では図 2 7 に示すよ う にガイ ドワイ ヤ シース 2 2 5 の先端部の一箇所に略マ ッ シュルーム状に拡開 される係合補助部 2 3 0 を設けた構成を示 したが、 これに限 定される も のではない。 例えば、 図 2 8 に示す医療用ガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 の第 1 の変形例のよ う にガイ ドワイヤシース 2 2 5 の先端部に軸方向に沿って 2 つの係合補助部 2 3 0 を設 ける構成に しても よい。 この場合にはガイ ドワイヤ 2 0 1 を 手元側に引き抜く 方向だけでなく 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を揷 入方向に押し込む方向に対しても内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ャ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定 機構 2 2 3 と の係合を補助する こ と ができ る。

さ らに、 図 2 9 に示す医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の第 2 の 変形例のよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に第 1 の係合補 助部 2 3 0 a を設ける と と もに、 こ の第 1 の係合補助部 2 3 0 a よ り も後方側に離れた位置、 例えば 1 3 0 m m以上離れ た位置に第 2 の係合補助部 2 3 0 b を設ける構成にしても よ い。 この場合には例えば内視鏡 2 0 2 の先端部 2 0 7 を十二 指腸 H 1 に挿入させた状態で、 鉗子口 2 1 1 から外部側に突 出させたガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を総胆管 H 2 を経て肝管 H 3 内 に挿入させた際に、 第 2 の係合補助部 2 3 0 b を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガ ィ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助させる と と もに、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部の第 1 の係合補助部 2 3 0 a を 肝管 H 3 内に係止させる よ う な使い方で使用する こ とができ る。 そ して、 このよ う な構成にする こ と によ り 、 ガイ ドワイ ャ 2 0 1 が肝管 H 3 内まで入った位置でもガイ ドワイヤ 2 0 1 を固定でき、 また十二指腸乳頭からわずかに総胆管 H 2 内 に入った位置でもガイ ドワイヤ 2 0 1 を固定でき る よ う にな る。

また、 図 3 0 A , 3 O Bおよび図 3 1 は本発明の第 1 4 の 実施の形態を示すものである。 本実施の形態は第 1 3 の実施 の形態 （図 2 2 乃至図 2 7参照） の 療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更したものである。 すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 3 O A , 3 O B に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に曲が り癖を付けたプリ シェープ部 2 3 1 を設ける構成に したものである。 また、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 がカテーテル 2 1 4 な どの内視鏡用処置具のチューブ 内腔に挿入される際には、 プリ シェープ部 2 3 1 は略直線状 に引 き伸ばされた形状に弾性変形された状態で、 カテーテル 2 1 4 な どの内視鏡用処置具のチューブ内腔に挿入される よ う になつてレ、る。 なお、 こ のプリ シエープ部 2 3 1 はガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 の軸方向に複数設けても よい。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時には図 3 1 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部のプ リ シヱープ部 2 3 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する こ と ができ る。

そこで、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に 曲が り癖を付けたプリ シエ ープ部 2 3 1 を設け、 こ のプリ シ エ ープ部 2 3 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の 係合を補助する よ う にしたので、 本実施の形態でもガイ ドヮ ィャ固定機構 2 2 3 によってガイ ドワイヤ 2 0 1 を確実に固 定させる こ と ができ、 第 1 3 の実施の形態と 同様の効果が得 ら： る。

また、 図 3 2および図 3 3 は本発明の第 1 5 の実施の形態 を示すものである。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を 次の通 り 変更したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 3 2 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に他の部分よ り も外径寸法が小さい細径部 2 4 1 を設ける構成にしたものである。 この細径部 2 4 1 の溝の 深さは 0 . 1 〜 0 . 3 m m程度に設定されている。 さ らに、 こ の細径部 2 4 1 の前端部とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端位置 と の間の距離 L 3 は 2 0 〜 3 0 m m程度、 この細径部 2 4 1 の後端部と ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端位置と の間の距離 L 4 は約 1 5 0 〜 2 0 0 m m程度にそれぞれ設定されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時には図 3 3 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の細 径部 2 4 1 の段差部を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する こ とができ る。

そこで、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に 他の部分よ り も外径寸法が小ざい細径部 2 4 1 を設け、 こ の 細径部 2 4 1 の段差部を 視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機 構 2 2 3 に係脱可能に係合させてガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する よ う に したので、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 はガイ ドワイヤ 2 0 1 の細径部 2 4 1 の段差部に引っ掛力 り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 がこれを越え て進退できないよ う になっている。 そのため、 本実施の形態 でもガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 によってガイ ドワイヤ 2 0 1 を確実に固定させる こ とができ、 第 1 3 の実施の形態と 同 様の効果が得られる。

また、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の係合 補助部 2 3 0 と して図 3 2 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に細径部 2 4 1 を設ける簡単な構成に したので、 製 造が容易である。 さ らに、 本実施の形態では 1 つの細径部 2 4 1 だけでガイ ドワイヤ 2 0 1 の抜去方向だけでなく 挿入方 向でも確実に固定でき る効果がある。

また、 図 3 4 A , 3 4 Bは本発明の第 1 6 の実施の形態を 示すものである。 本実施の形態は第 1 5 の実施の形態 （図 3 2および図 3 3参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 を受ける 内視鏡 2 0 2 の鉗子起上台 2 1 5 にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の細 径部 2 4 1 に合わせた大き さの係合溝 2 4 2 を設けたもので ある。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時には図 3 3 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の細 径部 2 4 1 の段差部を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させた際に、 内視鏡 2 0 2 の鉗子起 上台 2 1 5 の係合溝 2 4 2 にガイ ドワイヤ 2 0 1 の細径部 2 4 1 が係合する こ と でガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 との係合 を補助する こ と ができ る。

また、 図 3 5 は本発明の第 1 7 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。 すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 3 5 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に他の部分よ り も外径寸法が大きい太径部 2 5 1 を設ける構成にしたものである。 この太径部 2 5 1 の高さ は 0 . 1 〜 0 . 3 m m程度に設定されている。 さ らに、 こ の 太径部 2 5 1 の前端部とガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端位置と の 間の距離 L 5 は 2 0 〜 3 O m m程度、 こ の太径部 2 5 1 の後 端部とガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端位置と の間の距離 L 6 は約 1 5 0 〜 2 0 O m m程度にそれぞれ設定されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の太径部 2 5 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させ る こ とによ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の接触面積を大き く して摩擦抵抗に よる固定力を高める こ とができ、 ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する こ と ができ る。

そこで、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に 他の部分よ り も外径寸法が大きい太径部 2 5 1 を設け、 こ の 太径部 2 5 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させる こ と によ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ド ワイ ヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の太径部 2 5 1 と の接触面積を大き く して摩擦抵抗によ る固定力を高め、 ガ ィ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する よ う に したの で、 本実施の形態でもガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 によって ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を確実に固定させる こ と ができ、 第 1 3 の実施の形態と 同様の効果が得られる。

また、 図 3 6 A , 3 6 B は本発明の第 1 8 の実施の形態を 示すも のである。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2 乃至図 2 7 参照） の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次 の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 には 図 3 6 A , 3 6 B に示すよ う にこ のガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の軸 心部に配設された細長い芯材 2 6 1 と 、 こ の芯材 2 6 1 に沿 つて軸方向に摺動 自在なガイ ドワイ ヤシース 2 6 2 'と が設け られている。 こ こで、 ガイ ドワイ ヤシース 2 6 2 は図 3 6 A に示す待機位置 （後退位置） から図 3 6 B に示す前進位置ま でス ライ ド自在に支持されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイ ヤシース 2 6 2 を図 3 6 B に示す前進位置 までス ライ ドさせる こ と によ り 、 第 1 7 の実施の形態 （図 3 5 参照） と 同様にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に芯材 2 6 1 よ り も外径寸法が大きい太径部を設ける こ と ができ る。 こ の 状態で、 こ のガイ ドワイ ヤシース 2 6 2 によ る太径部を内視 鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合さ せる こ と によ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の接触面積を大き く して摩擦抵抗 によ る 固定力を高める こ と ができ、 ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する係合補助部 2 3 0 と して機能させる こ と ができ る。

さ ら に、 本実施の形態ではガイ ドワイ ヤシース 2 6 2 を図 3 6 Aに示す待機位置 （後退位置） に後退させる こ と によ り ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部の外径寸法を芯材 2 6 1 のみの 外径寸法で保持させる こ と ができ る。 これによ り 、 ガイ ドヮ ィャ 2 0 1 の先端部に太径部が配置される こ と によるガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 の脖管胆管などへの挿入性の低下を防止する こ とができ る。

したがって、 本実施の形態では必要に応じてガイ ドワイヤ シー ス 2 6 2 を図 3 6 Bに示す前進位置までスライ ドさせて ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する係合補助部 2 3 0 と して機能させる こ とができ、 不使用時にはガイ ドヮ ィャシー ス 2 6 2 を図 3 6 Aに示す待機位置 （後退位置） に 後退させる こ と によ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の膝管胆管な ど への挿入性の低下を防止する とい う使い方で使用する こ とが でき る。

また、 図 3 7 A〜 3 7 Dおよび図 3 8 は本発明の第 1 9 の 実施の形態を示すものである。 本実施の形態は第 1 3 の実施 の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通り 変更したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 3 7 A , 3 7 B に示すよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に偏平な偏平部 2 7 1 を設ける構成 にしたものである。 この偏平部 2 7 1 の断面形状は図 3 7 C に示すよ う に略楕円形状になる。 なお、 図 3 7 Dはガイ ドヮ ィャ 2 0 1 の偏平部 2 7 1 以外の部分の円形状の断面形状を 示すものである。 そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時には図 3 8 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の偏 平部 2 7 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に 係脱可能に係合させる こ と によ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドヮ ィャ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の偏平部 2 7 1 と の接触面積を大き く して摩擦抵抗による固定力を高め、 ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助させる こ とができ る そこで、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に 偏平部 2 7 1 を設け、 この偏平部 2 7 1 を内視鏡 2 0 2 のガ ィ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させる こ と によ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドヮ ィャ 2 0 1 の偏平部 2 7 1 と の接触面積を大き く して摩擦抵 抗による固定力を高め、 ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と の係 合を補助する よ う に したので、 本実施の形態でもガイ ドワイ ャ固定機構 2 2 3 によってガイ ドワイヤ 2 0 1 を確実に固定 させる こ と ができ、 第 1 3 の実施の形態と 同様の効果が得ら れる。

さ らに、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の偏平部 2 7 1 の段差部を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と の係合を補助する こ と もでき る。

また、 図 3 9 は本発明の第 2 0 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。 すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 3 9 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に略山形の突出部 2 8 1 を軸方向に複数並設 し た略鋸歯状の凹凸部 2 8 2 を設ける構成にしたものである。 こ こで、 各突出部 2 8 1 の突出量 （高さ） L 7 は例えば 0 . 1 〜 0 . 3 m m程度に設定されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の凹凸部 2 8. 2 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛ける状態で係 脱可能に係合させる こ と によ り 、 内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ャ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

また、 図 4 0 は本発明の第 2 1 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 (図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 0 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に多数の小突起 2 9 1 を突設した凹凸部 2 9 2 を設ける構成に したものである。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の凹凸部 2 9 2 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合させ る こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を抜けにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ とができ る。

また、 図 4 1 は本発明の第 2 2 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 1 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に多数の窪み 3 0 1 をレーザ加工によって形成 したディ ンプル加工部 3 0 2 を設ける構成に したものである そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部のディ ンプル加工部 3 0 2 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能 に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を前後に動き にく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 と ガ ィ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ とができ る。

また、 図 4 2 は本発明の第 2 3 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 2 に示すよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に複数の リ ング状溝 3 1 1 をレーザ加工によつ て形成した溝加工部 3 1 2 を設ける構成にしたものである。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の溝加工部 3 1 2 を内視 鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に係脱可能に係合さ せる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を前後に動きにく く し て内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ャ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

なお、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に複数の リ ング状溝 3 1 1 を並設 した溝加工部 3 1 2 に代えて螺旋形状の溝を レー ザ加工によって形成した溝加工部を設ける構成に しても よい また、 図 4 3 Aは本発明の第 2 4 の実施の形態を示すもの である。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変 更したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 3 Aに示すよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に螺旋形状の凸部 3 2 1 を突設して螺旋溝形 状の凹凸部 3 2 2 を設ける構成にしたものである。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の螺旋溝形状の凹凸部 3 2 2 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛 けて係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動きに く く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機 構 2 2 3 とガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と がで き る。

. また、 図 4 3 Bは第 2 4 の実施の形態 （図 4 3 A参照） の 第 1 の変形例を示すものである。 本変形例はワイ ヤ径が例え ば 0 . 1 〜 0 . 3 m m程度の糸、 ワイヤなどの線材 3 3 1 を ガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に螺旋形状に卷きつける こ と に よ り 、 第 2 4 の実施の形態の螺旋溝形状の凹凸部 3 2 2 と 同 様の凹凸部 3 3 2 を設ける構成にしたものである。

そ して、 本変形例の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用時に はガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部の螺旋溝形状の凹凸部 3 3 2 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛けて 係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を前 後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と ガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る また、 図 4 3 Cは第 2 4 の実施の形態 （図 4 3 A参照） の 第 2 の変形例を示すものである。 本変形例は第 1 の変形例の 線材 3 3 1 をガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に細かいピッチで 密卷コイル状に卷きつける こ と によ り 、 密卷コイル状の凹凸 部 3 3 3 を設ける構成に したものである。 そ して、 本変形例 でも第 1 の変形例と 同様の効果が得られる。

また、 図 4 4 は本発明の第 2 5 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2 乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 4 に示すよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に粗巻き コイル 3 4 1 を巻きつけたのち、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 の外周面全体にプラスチッ ク な どの被覆層 3 4 2 を被覆させる こ とによ り 、 螺旋溝形状の凹凸部 3 4 3 を 設ける構成に したものである。 そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の螺旋溝形状の凹凸部 3 4 3 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛 けて係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機 構 2 2 3 と ガイ ドワイヤ 2 0. 1 と の係合を補助する こ と がで き る。

また、 図 4 5 は本発明の第 2 6 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2

7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 5 に示すよ う にガイ ドワイ ヤ 2

0 1 の先端部に滑り にく い高摩擦材質の高摩擦部 3 5 1 を設 ける構成にしたものである。 この高摩擦部 3 5 1 は例えばシ ョ ァ A硬度が 9 0以下程度の硬度のゴム、 シ リ コ ン、 各種ェ ラス トマ一などによって形成されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の高摩擦部 3 5 1 を内視 鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に接触させる状態で 係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を前 後に動きにく く して'内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2

2 3 と ガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る さ らに、 本実施の形態では高摩擦部 3 5 1 に内視鏡 2 0 2 の ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3側の接触部を食い込ませる こ と によ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に一層、 動き に く く する こ と も でき る。

また、 本実施の形態ではガイ ドワイ ヤ 2 0 1 に段差がな く 体腔へのガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の挿入、 処置具への揷通が容易 と なる。 さ らに、 本実施の形態ではガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の係 止時にはガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の挿脱の両方向 と も確実に固定 可能と なる。

なお、 本実施の形態の高摩擦部 3 5 1 と して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3側の鉗子起上台 2 1 5 や、 ガ ィ ドワイ ヤ固定具 2 1 9 の接触部 と 同材質の接触部材を設け ても よ く 、 この場合も 同様にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動 き に く く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

また、 図 4 6 および図 .4 7 A , 4 7 B は本発明の第 2 7 の 実施の形態を示すものである。 本実施の形態は第 1 3 の実施 の形態 （図 2 2 乃至図 2 7 参照） の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。 .

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 が 図 4 6 に示すよ う にワイ ヤ状の芯材 3 6 1 と 、 この芯材 3 6 1 の外表面を芯材 3 6 1 よ り も軟らかい各種プラスチッ ク材 料に よ って被覆 した被覆層 3 6 2 と によ って形成されている さ ら に、 芯材 3 6 1 の先端部には他の部分よ り も外径寸法 が小さ い細径部 3 6 3 が形成されている。 こ こで、 被覆層 3 6 2 はガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部まで略同径に形成されて いる。 そのため、 芯材 3 6 1 の細径部 3 6 3 の部分では被覆 層 3 6 2 の肉厚が他の部分よ り も大きい厚肉部 3, 6 4が形成 され、 こ の被覆層 3 6 2 の厚肉部 3 6 4 の部分によって医療 用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の係合補助部 2 3 0 を形成する構成に したものである。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部の被覆層 3 6 2 の厚肉部

3 6 4 の部分に内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 を係合させた際に、 図 4 7 Aに示すよ う にガイ ドワイヤ固定 機構 2 2 3側の鉗子起上台 2 1 5や、 ガイ ドワイヤ固定具 2 1 9 の接触部が被覆層 3 6 2 の厚肉部 3 6 4 の柔軟な部分に 食い込むこ と によ り 、 係脱可能に係合される。 このと き、 ガ ィ ドワイ ヤ 2 0 1 の被覆層 3 6 2 の厚肉部 3 6 4 の部分は図

4 7 B に示すよ う に潰れる状態に弾性変形する こ と によ り 、 引っ掛か り やすく なる と と もに、 接触面積が大き く な り 、 ガ ィ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガ ィ ドワイヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を 補助する こ と ができ る。

また、 図 4 8 は本発明の第 2 8 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 が 図 .4 8 に示すよ う にワイヤ状の芯材 3 7 1 と、 この芯材 3 7 1 を囲むチューブ状の被覆部材 3 7 2 と によって形成されて レヽる。 こ こ で、 被覆部材 3 7 2 は芯材 3 7 1 よ り も軟らかレヽ 各種プラスチッ ク材料によって形成されている。 さ らに、 被 覆部材 3 7 2 と芯材 3 7 1 と の間には隙間 3 7 3 が設けられ この被覆部材 3 7 2 によって医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の係 合補助部 2 3 0 を形成する構成に したものである。 な.お、 こ の被覆部材 3 7 2 の隙間 3 7 3 の部分は中空部であっても よ く 、 また被覆部材 3 7 2 よ り も柔軟な材質の充填材が充填さ れていても よい。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部分に内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 を係合させた際に、 ガイ ドワイ ヤ固 定機構 2 2 3側の鉗子起上台 2 1 5や、 ガイ ドワイヤ固定具. 2 1 9 の接触部が被覆部材 3 7 2 に食い込むこ と によ り 、 係 脱可能に係合される。 こ の と き、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の被覆 部材 3 7 2 の部分は潰れる状態に弾性変形する こ と によ り 、 引っ掛かり やすく なる と と もに、 接触面積が大き く な り 、 ガ ィ ドワイヤ 2 0 1 を前後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガ ィ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 との係合を 補助する こ と ができ る。

また、 図 4 9 は本発明の第 2 9 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 2 8 の実施の形態 （図 4 8参照） の 医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したもので ある。

すなわち、 本実施の形態では第 2 8 の実施の形態の被覆部 材 3 7 2 と芯材 3 7 1 と の間の隙間 3 7 3 をガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部分のみに設け、 他の部分では被覆部材 3 7 2 と 芯材 3 7 1 と を密着させ、 隙間 3 7 3 が形成されている被覆 部材 3 7 2 の部分によ って医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の係合 補助部 2 3 0 を形成する構成に したものである。 なお、 こ の 被覆部材 3 7 2 の隙間 3 7 3 の部分は中空部であっても よ く また被覆部材 3 7 2 よ り も柔軟な材質の充填材が充填されて いても よレヽ。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端の隙間 3 7 3 が形成されて いる被覆部材 3 7 2 の部分に内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固 定機構 2 2 3 を係合させた際に、 隙間 3 7 3 が形成されてい る被覆部材 3 7 2 の部分にガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3側の 鉗子起上台 2 1 5や、 ガイ ドワイ ヤ固定具 2 1 9 の接触部が 食い込むこ と によ り 、 係脱可能に係合される。 このと き、 ガ ィ ドワイ ヤ 2 0 1 の被覆部材 3 7 2 の部分は潰れる状態に弾 性変形する こ と によ り 、 引っ掛かり やすく なる と と もに、 接 触面積が大き く な り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動き にく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 とガイ ド ワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

また、 図 5 0 は本発明の第 3 0 の実施の形態を示すも ので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の 係合補助部 2 3 0 と して図 4 8 に示すよ う にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部に柔軟な材質の リ ング状部分 3 8 1 を略等間隔 で複数並設する こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 そのものが 露出された硬い部分 3 8 2 と、 軟らかい リ ング状部分 3 8 1 と を軸方向に交互に配置する構成にしたものである。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の軟らかい リ ング状部分 3 8 1 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に引つ 掛けて係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定 機構 2 2 3 とガイ ドワイヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と が でき る。

さ らに、 本実施の形態ではガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部に ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 そのも のが露出された硬い部分 3 8 2 と 軟らかい リ ング状部分 3 8 1 と が軸方向に交互に配置されて いるので、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部にらかい リ ング状部 分 3 8 1 のみを配置した場合のよ う にガイ ドワイヤ 2 0 1 の 先端部全体が折れ曲が り やすく なる こ と を防止する こ とがで き る。 そのため、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の挿入性を高める こ と ができ る。

また、 図 5 1 は本発明の第 3 1 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 3 0 の実施の形態 （図 5 0参照） の 医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更したもので める。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 が 図 5 1 に示すよ う にワイ ヤ状の芯材 3 9 1 と、 こ の芯材 3 9 1 を囲むチューブ状の被覆部材 3 9 2 と によって形成されて いる。 さ ら に、 被覆部材 3 9 2 の先端部には柔軟な材質の リ ング状の柔軟部分 3 9 3 が略等間隔で複数並設されている と と も に、 各柔軟部分 3 9 3 間には硬質な材質の リ ング状の硬 質部分 3 9 4 が略等間隔で複数並設されている。 これによ り ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部には リ ング状の柔軟部分 3 9 3 と リ ング状の硬質部分 3 9 4 と が軸方向に交互に配置されて いる。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイ ヤ' 2 0 1 の先端部の リ ング状の柔軟部分 3 9 3 を内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛 けて係脱可能に係合させる こ と によ り 、 第 3 0 の実施の形態 と 同様にガイ ドワイ ヤ 2 0 1 を前後に動きに く く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 と ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

また、 図 5 2 は本発明の第 3 2 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 3 0 の実施の形態 （図 5 0 参照） の 医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 した もので ある。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 が 図 5 2 に示すよ う にワイ ヤ状の芯材 4 0 1 と 、 こ の芯材 4 0 1 を囲むチューブ状の被覆部材 4 0 2 と によ って形成されて いる。 さ ら に、 芯材 4 0 1 の先端部には密卷コイル 4 0 3 力 S 複数箇所に卷装されている。 これによ り 、 ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部には密卷コイル 4 0 3 が卷装されている部分によ つて硬質部分が形成され、 密巻コイル 4 0 3 が卷装されてい ない部分によって柔軟部分が形成されてお り 、 これらが軸方 向に交互に配置されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の密巻コイル 4 0 3 が卷 装されていない柔軟部分の被覆部材 4 0 2 を内視鏡 2 0 2 の ガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 に引っ掛けて係脱可能に係合さ せる こ と によ り 、 第 3 0 の実施の形態と 同様にガイ ドワイヤ 2 0 1 を前後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ 固定機 f冓 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る。

また、 図 5 3 は本発明の第 3 3 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2 乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の構成を次の通 り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 が 図 5 3 に示すよ う にワイヤ状の芯材 4 1 1 と、 こ の芯材 4 1 1 を囲むチューブ状の被覆部材 4 1 2 と によって形成されて レヽる。 さ らに、 芯材 4 1 1 の先端部には例えば磁石な どの磁 性体で形成された吸着部材 4 1 3 が装着されている。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の吸着部材 4 1 3 を内視 鏡 2 0 2 のガイ ドワイヤ固定機構 2 2 3 に接触させる状態で 係脱可能に係合させる こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 を前 後に動きにく く して内視鏡 2 0 2 のガイ ドワイ ヤ固定機構 2 2 3 とガイ ドワイ ヤ 2 0 1 と の係合を補助する こ と ができ る また、 図 5 4 は本発明の第 3 4 の実施の形態を示すもので ある。 本実施の形態は第 1 3 の実施の形態 （図 2 2乃至図 2 7参照） の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の構成を次の通り 変更 したものである。

すなわち、 本実施の形態では第 1 3 の実施の形態のガイ ド ワイ ヤシース ₂ 2 5 の先端部におけるス リ ッ ト 2 2 8 が形成 されている部分の前後に固定しやすい部分の位置を表示する マーカー部 4 2 1 を設けたものである。 このマーカー部 4 2 1 は内視鏡 2 0 2 の観察視野内で目視でき るイ ンク による ビ ジュアルマーカー、 或いは X線で確認可能な X線マーカーで あっても よい。

そ して、 本実施の形態の医療用ガイ ドワイヤ 2 0 1 の使用 時にはガイ ドワイ ヤ 2 0 1 の先端部のマーカー部 4 2 1 を確 認する こ と によ り 、 ガイ ドワイヤ 2 0 1 の先端部の固定しや すい部分の位置を確認でき るので、 内視鏡 2 0 2 の挿入部 2 0 3 の先端部 2 0 7付近でガイ ドワイヤ 2 0 1 を機械的に固 定する作業を確実に行な う こ とができ る。

さ らに、 本発明は上記実施の形態に限定される ものではな く 、 本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき る こ と は勿論である。

産業上の利用可能性

本発明は、 内視鏡検査や内視鏡下手術において、 ガイ ドヮ ィャを用いて処置具を交換する作業が行なわれる よ う な処置 具と 内視鏡と を組み合わせて使用する技術分野に有効である

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 内視鏡のチャ ンネル内に挿通されるガイ ドワイ ヤ本体 こ のガイ ドワイ ヤ本体は体内に挿入される処置具の挿入動作 をガイ ドする ものである， を備えた医療用ガイ ドワイヤにお いて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体の先端部側に一端が連結され、 他端 が前記ガイ ドワイヤ本体の基端部側に延設された略ワイヤ状 の保持体から成る前記内視鏡に対する前記医療用ガイ ドワイ ャの相対的位置が変わらないよ う に前記保持体によって前記 医療用ガイ ドワイ ヤの位置を固定するための固定部を具備す る。

2 . ク レーム 1 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記保持体は、 前記ガイ ドワイ ヤ本体に絡み合わない程度 の剛性を有した、 樹脂、 も しく は金属、 も し く は金属を樹脂 で被覆した保持用ワイヤによって形成されている。

3 . 内視鏡のチャンネル内に揷通されるガイ ドワイヤ本体、 このガイ ドワイ ヤ本体は体内に挿入される処置具の挿入動作 をガイ ドする ものである， を備えた医療用ガイ ドワイ ヤにお いて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体と並行して配設された保持用ワイ ヤ この保持用 ワイ ヤの一端は前記ガイ ドワイヤ本体の先端また は先端近傍に接続され、 他端は前記ガイ ドワイ ヤ本体の手元 端近傍まで伸びている， を設けた。

4 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 前記ガイ ドワイ ヤ本体と の接続部分 が分離可能である。

5 . ク レーム 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体は、 弾性材料で形成された柔軟な連 結部材が先端部に設け られ、

こ の連結部材に前記保持用 ワ イ ヤ の先端部が着脱可能に連 結される。

6 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記ガイ ドワ イ ヤ本体は、 前記保持用 ワ イ ヤを並べた時、 両者の断面形状を合わせる と 略円形と なる。

7 . ク レーム 6 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 断面形状が略三 日 月 状と なる 円弧型 のワイ ヤである。

8 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体および保持用 ワイ ヤは絶縁性の被覆 層がそれぞれ設け られている。

9 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 断面形状が略平板状 と なる リ ボン型 のワイ ヤである。

1 0 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 基端部に他の部分よ り も大径な保持 部が設け られている。

1 1 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 基端部分が前記内視鏡に設け られた ワイ ヤ固定部に保持される。

1 2 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、 前記保持用 ワイヤは、 基端部分が前記内視鏡の操作部に設 け られたワイ ヤ固定部に保持される。

1 3 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記保持用 ワイ ヤは、 長さ が 1 0 0 0 m m以上 2 0 0 0 m m以下に設定されている。

1 4 . ク レーム 3 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記ガイ ドワイ ヤ本体は、 長さが 3 5 0 0 m m以下に設定 されている。

1 5 . 処置具挿通用のチャ ンネルを有する内視鏡本体と、 前記チャ ンネル内に挿通されるガイ ドワイ ヤ本体、 このガ ィ ドワイヤ本体は体内に挿入される処置具の揷入動作をガイ ドする ものである， と、

前記ガイ ドワイ ヤ本体と並行して配設された保持用ワイ ヤ この保持用 ワイ ヤの一端は前記ガイ ドワイヤ本体の先端また は先端近傍に接続され、 他端は前記ガイ ドワイ ヤ本体の手元 端近傍まで伸びている， と を備えた医療用ガイ ドワイヤを使 用する内視鏡において、

前記内視鏡本体は、 前記保持用ワイ ヤの基端部分を保持す る ワイヤ固定部を有する。

1 6 . ク レーム 1 5 の内視鏡において、

前記ワイ ヤ固定部は、 前記内視鏡本体の操作部に配置され ている。

1 7 . 内視鏡のチャ ンネル内に挿通されるガイ ドワイヤ本体 このガイ ドワイ ャ本体は体内に揷入される処置具の揷入動作 をガイ ドする ものである， を備えた医療用ガイ ドワイヤにお いて、

上記ガイ ドワイヤ本体は、 上記内視鏡の揷入部に係脱可能 に固定するための補助部を有する。

1 8 . ク レーム 1 7 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 上記内視鏡のチャ ンネルの先端 開口部側に配設されたガイ ドワイ ヤ固定機構によ って上記ガ ィ ドワイ ヤ本体の先端部が係脱可能に係止された際に、 上記 ガイ ドワイ ヤ固定機構に係脱可能に係合させて上記ガイ ドヮ ィャ固定機構と の係合を補助する係合補助部が先端部側に配 設されてレ、る。

1 9 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記ガイ ドワイヤ本体は、 上記ガイ ドワイヤ固定機構によ つて固定され易い固定部分が先端部側に配設され、

上記係合補助部は、 上記固定部分によって形成されている 2 0 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体の変形によ り 形成 される。

2 1 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体自体をプリ シェ一 プする こ とで形成される。

2 2 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイヤ本体の形状を変化させ た異形部分である。

2 3 . ク レーム 2 2 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記異形部分は、 上記ガイ ドワイヤ本体の外径寸法を変化 させて段差を設けたものである。

2 4 . ク レーム 2 2 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記異形部分は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体の断面形状を変化 させて段差を設けたものである。

2 5 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイヤ本体の高摩擦を生ずる 部分である。

2 6 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイヤ本体の柔軟な部分であ る。

2 7 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記固定部分は、 上記ガイ ドワイヤ本体の吸着力を有した 部分である。

2 8 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 上記固定部分の位置が上記内視 鏡の視野内で識別可能なマーキングを有する。

2 9 . ク レーム 1 9 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 上記固定部分の位置が X線で識 別可能なマーキングを有する。

3 0 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 芯材と、 こ の芯材を囲む被覆材 と カゝらな り 、

この被覆材は、 先端部側で上記芯材に固定されてお り 、 こ の固定されている部分よ り も基端側に軸方向に沿って少な く と も二つのス リ ッ ト を有する。

3 1 . ク レーム 3 0 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、 上記被覆材は、 上記ス リ ッ ト 同士の間の部分が弾性変形可 能な帯状部分からなる。

3 2 . ク レーム 3 0 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記係合補助部は、 ガイ ドワイヤ本体の手元側に配置され た上記芯材及び被覆材の抵抗が大き な部分によって形成され て ヽる。

3 3 . ク レーム 3 0 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記被覆材は、 上記ス リ ッ ト が上記ガイ ドワイ ヤ本体の軸 方向に離間させて少なく と も二つ設け られている。

3 4 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

上記係合補助部は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体の先端側の外径 を変化させた部分によって形成されている。

3 5 . ク レーム 3 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記係合補助部は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体の先端側に外径 を周辺部分よ り も小さ く した部分にょ て形成されている。 3 6 . ク レーム 3 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記係合補助部は、 上記ガイ ドワイヤ本体の先端側に外径 を周辺部分よ り も大き く した部分によって形成されている。 3 7 . ク レーム 3 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記係合補助部は、 上記ガイ ドワイヤ本体の先端側に断面 形状を偏平に した部分によって形成されている。

3 8 . ク レーム 3 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記係合補助部は、 上記ガイ ドワイヤ本体の先端側の外径 を変化させて、 こ の変化部分を上記ガイ ドワイ ヤ固定機構に 係合する こ と で上記ガイ ドワイヤ本体を固定する。

3 9 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 先端近傍に凹凸部を有し、 上記係合補助部は、 上記凹凸部によって形成されている。

4 0 . ク レー ム 3 9 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記凹凸部は、 先端が尖っている小突起からなる。

4 1 . ク レーム 4 0 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記小突起は、 手元側向きに倒れている。

4 2 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

上記ガイ ドワイ ヤ本体は、 先端近傍に連続した リ ング状の 凹凸部を有し、

上記係合補助部は、 上記 凸部によって形成されている。 4 3 . ク レーム 4 2 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記凹凸部は、 鋸刃状の形状である。

4 4 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記係合補助部は、 摩擦抵抗の大きい高摩擦部分からなる 4 5 . ク レーム 4 4 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記係合補助部は、 裂けにく い材質である。

4 6 . ク レー ム 1 8 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記係合捕助部は、 柔軟部材からなる。

4 7 . ク レーム 4 6 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記係合補助部は、 裂けにく い材質である。

4 8 . ク レーム 4 6 の医療用ガイ ドワイ ヤにおいて、

前記柔軟部材は、 上記ガイ ドワイヤ本体の周辺部分に比ベ て肉厚である。

4 9 . ク レーム 4 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、 前記柔軟部材の肉厚部分に対応する上記芯材は周辺部分よ り も細く なっている。

5 0 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記係合補助部は、 上記ガイ ドワイ ヤ本体の芯材と 、 被覆 材と の間に空間を有する。

5 1 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記係合補助部は、 異なる材質が軸方向に交互に配置され て形成されている。

5 2 . ク レーム 5 1 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記係合補助部は、 硬質部分に柔軟な材質からなる リ ング 状部材を、 間隔を空けて複数有している。

5 3 . ク レーム 1 8 の医療用ガイ ドワイヤにおいて、

前記係合補助部は、 前記ガイ ドワ イ ヤ固定機構と の係合に よって前記ガイ ドワ イ ヤ本体の前記被覆材に急裂が生じた場 合に、 前記亀裂が前記芯材まで直接達する こ と を防止する少 なく と も 2 つの樹脂層が前記芯材の周 り に配設されている。