明 細 書 組合せ計量装置 技術分野 本発明は組合せ計量装置に係り、 特に、 装置全体としての 質量を大とすることなく、 被計量物に対する計量の精度が内 部的及び外部的な振動による影響を受けないようにすると共 に、 外部振動による影響を補正するための振動センサを口一 コストとし得るようにした組合せ計量装置に関する。
また、 本発明は組合せ計量装置に係り、 特に、 食品等を被 計量物として取り扱う際に、 該被計量物やその微粉飛沫の付 着堆積をしにくくすると共に、 該組合せ計量装置全体として の清掃を含むメンテナンスを不都合なく容易になし得るよう にした組合せ計量装置に関する。 背景技術 周知のように、 従来より、 食品、 例えば、 ポテトチップ、 ピーナッツ、 果物、 ソーセージなどのように個々の質量が均 一でない物品を所定質量分あるいはそれに近い質量分をひと まとめにして袋詰めなどをするために、 組合せ計量装置が用 いられている。
このような組合せ計量装置では、 例えば、 中央の分散テー
プルの周りに放射状に複数の放射フィーダが設けられている と共に、 各放射フィーダの先端下方にそれぞれ複数のストッ クホッパ、複数の計量ホッパなどが上下に配置され、 さらに、 各ストックホツバ、 各計量ホッパなどの下方に集合シユート が設けられている。
また、 このような組合せ計量装置では、 コンペャなどで、 例えば、 上述したような食品等の被計量物が分散テーブルに 供給されると共に、 該分散テーブルに供給された被計量物が 複数の放射フィーダで各ストツクホツバに落下移動され、 さ らに、 各ストツクホツバに移動された被計量物が各計量ホッ パに落下移動される。
そして、 各計量ホツバに移動された被計量物の質量が各計 量ホッパごとに計量される。
ここで、 複数の計量ホッパ内の被計量物の質量が図示しな い演算部で組合せ加算が実行されることにより、 所定質量あ るいはそれに近い組合せが選択された後、 選択された組合せ による被計量物が該当する各計量ホツバから集合シユートに 落下排出されてひとまとめになされる。
そして、 集合シュートに落下されてひとまとめになされた 被計量物は、 包装機などの次工程へ送り出される。
しかして、 このような構造の従来の組合せ計量装置では、 例えば、 図 3 4に示すように、 架台 1上に中空の多角形筒状 の筐体 2が固定されている。
そして、 この筐体 2の上方には、 分散テーブル 3が設けら れると共に、 筐体 2の下方には、 集合シュート 5が設けられ
ている。
また、 この筐体 2の上方にして分散テーブル 3の周りに多 数のフィーダ 4、 4、 …が放射状に設けられている。
そして、 筐体 2の側壁 2 aの上方に沿って円周方向に多数 のストックホッパ 6、 6、 …が設けられると共に、 各ストツ クホッパ 5の下方に対応する計量ホッパ 7、 7 ···、 及びメモ リホッパ 8、 8…がそれぞれ上下に設けられている。
そして、 前記ストックホッパ 6、 6…とメモリホッパ 7、 7…との中間の計量ホッパ 8、 8…のための各計量器 1 0、 1 0…の固定端が筐体 2の側壁 2 aの内面に固定した各計量 器べ一ス 1 1、 1 1…に固定されている。
また、 これらの各計量器 1 0、 1 0…の自由端に固定され ている各支持体 1 2、 1 2…が、 側壁 2 aの各穴 1 3、 1 3 …から外方へ突出されている。
これらの各支持体 1 2、 1 2…の先端には、 それぞれ、 計 量ホッパ 7、 7…が支持されている。
また、 筐体 2の側壁 2 aの内部上方には、 フィーダベース 1 5が固定されている。
このフィーダベース 1 5の上面には、 多数の振動器 1 6、 1 6…が固定されている。
これらの各振動器 1 6、 1 6—の各振動軸 1 6 &、 1 6 a …は、 それぞれ、 筐体 2の上壁 2 bの穴 1 7、 1 7…から上 方へ.突出されている。
そして、 これらの各振動軸 1 6 a、 1 6 a…の上端には、 それぞれ、 前記フィーダ 4、 4…が固定されている。
すなわち、 各振動器 1 6 、 1 6…の各振動軸 1 6 a、 1 6 a…から伝えられる振動によって、 各フィーダ 4、 4…が振 動されて、 各フィーダ 4、 4…上の被計量物が各ストックホ ッパ 6 、 6 …へ落下されることになる。
しかしながら、 このような構成の従来の組合せ計量装置で は、 架台 1の上に固定されている中空の多角形筒状の筐体 2 の上部に固定されているフィーダベース 1 5と、 架台 1との 間に各計量器ベース 1 1 、 1 1…が設けられているので、 各 計量器 1 0 、 1 0…が各振動器 1 6 、 1 6…の振動による影 響を受け易いため、 被計量物に対する計量の精度の劣化を招 くという不都合があった。
また、 各計量器ベース 1 1 、 1 1…が各計量器 1 0 、 1 0 …ごとに中空の筐体 2の側壁 2 aに取り付けられるため、 各 計量器 1 0 、 1 0…の安定した作動が筐体 2の剛性に依存し ているので、 計量の安定化には、 筐体 2をそれだけ強固なも のに形成する必要があるため、 装置全体としての重量が大と なるという不都合があった。
また、 架台 1の設置場所における外部振動による影響を補 正するために振動センサを設ける必要があるが、 図 3 4の従 来装置では、 各計量器ベース 1 1 、 1 1…が各計量器 1 0 、 1 0…ごとに設けてられているため、 振動センサ(図示せず) を各計量器ベース 1 1 、 1 1…ごとに搭載する必要があるの で、 コストアップを招くという不都合があった。
また、従来の組合せ計量装置として、 図 3 5に示すように、 構成されたものが知られている。
すなわち、 この組合せ計量装置では、 中央に設けられてい る筐体 2の上方に分散テーブル 3及び多数の放射フィーダ 4、 4、 …が設けられていると共に、 筐体 2の下方には集合シュ 一ト 4が設けられている。
また、 筐体 2の外周に沿って円周方向に多数のストツクホ ッパ 6、 6、 …が設けられていると共に、 各ストツクホッパ、 6、 …の下方に対応する計量ホッパ 7、 7…及びメモリホッ パ 8、 8…がそれぞれ上下に設けられている。
そして、 従来では、 この筐体 2は、 図 3 5に示すように、 円周方向に配置されるホッパの数に対応した平板状の側壁 2 aを有する多角形の中空柱状に構成されている。
この筐体 2の各側壁 2 aごとに、 矩形の窓 1 8が設けられ ている。
そして、 多角形状の筐体 2の各側壁 2 aの外側から矩形平 板状の取り付け板 1 9が取り外し可能に固定されることによ り、 窓 1 8を塞ぐようにしている。
また、 各取り付け板 1 9の外側に各ホッパ 6、 7、 8が上 下に取り付けられていると共に、 取り付け板 1 9の内側に各 ホッパ 6、 7、 8の排出口の開閉蓋 (図示せず) を開閉駆動 するための駆動源であるモータ Mが上下に各ホッパ 6、 7、 8ごとに取り付けられている。
また、 取り付け板 1 9の内側に計量ホッパ 7のための計量 器 Wが取り付けられていると共に、 各ホッパ 6、 7、 8に対 応して取り付け板 1 9に設けられた穴 (図示せず) から、 モ 一夕 Mで駆動される開閉蓋駆動用のレバーなどが外方へ突出
された構造となっている。
そして、 モー夕 Mや計量器 Wなどの点検やメンテナンスの 際には、 筐体 2の各側壁 2 aに取り外し可能に固定されてい る取り付け板 1 9を取り外すことにより、 該取り付け板 1 9 と共にモー夕 Mや計量器 Wを外方へ引き出すことによってな されている。
しかして、 被計量物が、 特に、 食品である場合、 極めて高 速に開閉蓋が開閉駆動され、 被計量物が激しく落下、 排出さ れるこのような組合せ計量装置にあっては、 供給落下される 被計量物の微粉飛沫が長期使用中にホッパや筐体などの組合 せ計量装置全体に次第に付着堆積して組合せ動作に支障を来 したり、 あるいは各部に付着堆積した被計量物に細菌が繁殖 したり腐敗したりするおそれがある。
このため、 しばしば、 組合せ計量装置全体を水洗いなどの 方法で清掃する必要がある。
しかるに、 前記したように従来の組合せ計量では、 図 3 5 に示すように筐体 2の側壁 2 aに上下 3種類のホッパ 6、 7、 8に対応するモー夕 Mや計量器 Wを出し入れするために大き な窓 1 8が必要である。
また、 この窓 1 8を外側から塞ぐために取付け板 1 9で覆 う構造となっているため、 取付け板 1 9の外周端面と側壁 2 aとの接合部分に被計量物が付着堆積し易く、 付着堆積した 被計量物の細菌繁殖や腐敗などを生じ易い。
また、 前記したように従来の組合せ計量では、 複雑な構成 のため、 清掃もしにくく、 食品衛生を損なうおそれがあり、
著しく不都合であるばかりでなく、 水洗い洗浄する際に、 取 付け板 1 9の外周端面と側壁 2 aとの間を伝わって窓 1 8内 に水が浸入しやすく、 内部のモ一夕 Mや計量器 Wが使用不能 となるおそれもあった。
また、 筐体 2内のモータ Mや計量器 Wの点検やメンテナン スの際には、 前記したように取付け板 1 9を取り外して、 該 取付け板 1 9と共にモータ Mや計量器 Wを外方へ引き出さね ばならないため、 その作業が大変煩雑であった。 発明の開示 本発明の目的は、 上述のような問題を解決し、 特に、 装置 全体としての質量を大とすることなく、 被計量物に対する計 量の精度が内部的及び外部的な振動による影響を受けないよ うにすると共に、 外部振動による影響を補正するための振動 センサをローコストとし得るようにした組合せ計量装置を提 供することにある。
また、 本発明の目的は、 上述のような問題を解決し、 特に、 食品等を被計量物として取り扱う際に、 該被計量物やその微 粉飛沫の付着堆積をしにくくすると共に、 該組合せ計量装置 全体としての清掃を含むメンテナンスを不都合なく容易にな し得るようにした組合せ計量装置を提供することにある。 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 ) 被計量物を供給する複数のフィーダと、
前記複数のフィーダによって供給される前記被計量物を受
ける複数の計量ホッパと、
前記計量ホッパに収容された被計量物を計量するための複 数の計量器と、
前記複数の計量器が固定された計量器ベースと、
円周方向に所定の間隔で設けられ、 それぞれ、 設置面から 立ち上がる脚部と、 該脚部に連なる水平部分を含む支持部と を有し、 該支持部の水平部分が互いに中央部分で結合される 複数の金属製支柱から成る架台とを具備し、
前記計量器ベースが、 前記架 の中央結合部分の下面に直 接固定されていることを特徴とする組合せ計量装置が提供さ れる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 2 ) 前記計量器ベースが中空筒体であって、 前記複数の 計量器は該中空筒体の外周部に固定され、 該中空筒体の内部 に前記複数の計量器の配線経路が設けられていることを特徴 とする ( 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 3 ) 前記計量器ベースに、 前記複数の計量器の補正用と して共用される振動センサが搭載されていることを'特徴とす る ( 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 4 ) 少なくとも、 前記計量器ベース部分を円周方向に包 囲するように一体に成形された側面カバーを備えていること を特徴とする ( 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 5 ) 前記計量ホッパによって計量された被計量物を受け る複数のメモリホツバと、
少なくとも、 前記計量器ベース部分を円周方向に包囲する ように一体に成形された第 1の側面カバーと、
少なくとも、 前記メモリホツバの排出口の開閉蓋を開閉駆 動する駆動部を円周方向に包囲するように一体に成形された 第 2の側面カバーとを備え、
前記第 1及び第 2の側面カバーは、 それぞれ、 上下方向に に少なくとも 2つに分割されて形成されていることを特徴と する ( 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、 ( 6 ) 被計量物を供給する複数のフィーダと、
前記複数のフィーダが固定されたフィーダベースと、 前記複数のフィーダによって供給される前記被計量物を受 ける複数の計量ホッパと、
前記計量ホッパに収容された被計量物を計量するための複 数の計量器と、
前記複数の計量器が固定された計量器ベースと、
円周方向に所定の間隔で設けられ、 それぞれ、 設置面から 立ち上がる脚部と、 該脚部に連なる水平部分を含む支持部と を有し、 該支持部の水平部分が互いに中央部分で結合される 複数の金属製支柱から成る架台とを具備し、
前記フィーダベースが、 前記架台の中央結合部分の上面に 直接固定されていると共に、
前記計量器ベースが、 前記架台の中央結合部分の下面に直
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接固定されていることを特徴とする組合せ計量装置が提供さ れる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 7 ) 前記計量器ベースが中空筒体であって、 前記複数の 計量器は該中空筒体の外周部に固定され、 該中空筒体の内部 に前記複数の計量器の配線経路が設けられていることを特徴 とする (6 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 8 ) 前記計量器ベースに、 前記複数の計量器の補正用と して共用される振動センサが搭載されていることを特徴とす る (6 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 9 ) 少なくとも、 前記計量器ベース部分を円周方向に包 囲するように一体に成形された側面カバ一を備えていること を特徴とする (6 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 0 ) 前記計量ホッパによって計量された被計量物を受 ける複数のメモリホッパと、
少なくとも、 前記計量器ベース部分を円周方向に包囲する ように一体に成形された第 1の側面カバーと、
少なくとも、 前記メモリホッパの排出口の開閉蓋を開閉駆 動する駆動部を円周方向に包囲するように一体に成形された 第 2の側面カバーとを備え、
前記第 1及び第 2の側面カバーは、 それぞれ、 上下方向に に少なくとも 2つに分割されて形成されていることを特徴と
する (6 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 1 ) 被計量物を供給する複数のフィーダと、
前記複数のフィーダが固定されたフィーダベースと、 前記複数のフィーダによって供給される前記被計量物を受 ける複数のストツクホッパと、
前記複数のストツクホツバが固定されたストツクホツバべ —スと、
前記複数のストックホツバから落下される前記被計量物を 受ける複数の計量ホツバと、
前記計量ホッパに収容された被計量物を計量するための複 数の計量器と、
前記複数の計量器が固定された計量器ベースと、
円周方向に所定の間隔で設けられ、 それぞれ、 設置面から 立ち上がる脚部と、 該脚部に連なる水平部分を含む支持部と を有し、 該支持部の水平部分が互いに中央部分で結合される 複数の金属製支柱から成る架台とを具備し、
前記フィーダベース及びストックホッパベースが、 前記架 台の中央結合部分の上面に直接固定されていると共に、 前記計量器ベースが、 前記架台の中央結合部分の下面に直 接固定されていることを特徴とする組合せ計量装置が提供さ れる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 2 ) 前記計量器ベースが中空筒体であって、 前記複数 の計量器は該中空筒体の外周部に固定され、 該中空筒体の'内
部に前記複数の計量器の配線経路が設けられていることを特 徴とする ( 1 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
(1 3) 前記計量器ベースに、 前記複数の計量器の補正用 として共用される振動センサが搭載されていることを特徴と する ( 1 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 4) 少なくとも、 前記フィーダベース、 ストックホッ パベース及び前記計量器べ一ス部分を円周方向に包囲するよ うに一体に成形された側面力パーを備えていることを特徴と する ( 1 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、 ( 1 5 ) 前記計量ホッパによって計量された被計量物を受 ける複数のメモリホッパと、
少なくとも、 前記フィーダベース、 ストックホッパベース 及び前記計量器ベース部分を円周方向に包囲するように一体 に成形された第 1の側面カバーと、
少なくとも、 前記メモリホッパの排出口の開閉蓋を開閉駆 動する駆動部を円周方向に包囲するように一体に成形された 第 2の側面カバーとを備え、
前記第 1及び第 2の側面カバ一は、 それぞれ、 上下方向に に少なくとも 2つに分割されて形成されていることを特徴と する ( 1 1 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
以上のような本発明の組合せ計量装置によると、 前記複数 の計量器が固定された計量器ベースが、 前記架台に直接固定
されているため、 フィーダの振動器の影響が計量器ベースに 伝わりにくいので、 各計量器による被計量物に対する計量精 度が向上する。
また、 以上のような本発明の組合せ計量装置によると、 前 記複数のフィーダが固定されたフィーダベースと、 前記複数 の計量器が固定された計量器ベースとが、 前記架台を挟むよ うに直接前記架台の上下面に固定されているため、 フィーダ の振動器の影響が計量器ベースに伝わりにくいので、 各計量 器による被計量物に対する計量精度が向上する。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、 ( 1 6 ) 被計量物を供給する複数のフィーダと、
前記複数のフィーダによって供給される前記被計量物を受 ける複数の計量ホッパと、
前記計量ホッパに収容された被計量物を計量するための複 数の計量器と、
前記複数の計量器が固定された計量器ベースと、
円周方向に所定の間隔で設けられ、 それぞれ、 設置面から 立ち上がる脚部と、 該脚部に連なる水平部分を含む支持部と を有し、 該支持部の水平部分が互いに中央部分で結合される 複数の金属製支柱から成る架台と、
前記計量ホッパによって計量された被計量物を受ける複数 のメモリホッパと、
少なく とも、 前記計量器べ一ス部分を円周方向に包囲する ように一体に成形された第 1の側面カバーと、
少なく とも、 前記メモリホツバの排出口の開閉蓋を開閉駆
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動する駆動部を円周方向に包囲するように一体に成形された 第 2の側面カバーとを具備し、
前記計量器ベースが、 前記架台の中央結合部分の下面に直 接固定されていると共に、
前記第 1及び第 2の側面カバーは、 それぞれ、 上下方向に に少なくとも 2つに分割されて形成されていると共に、 前記 第 1の側面カバーが前記架台の前記複数の支柱部分に固定さ れ、 前記第 2の側面カバーが昇降装置により上下動可能にし て上側の前記第 1の側面カバーと下側の前記第 2の側面カバ 一との間を開閉可能になされていることを特徴とする組合せ 計量装置が提供される。
この組合せ計量装置によると、 筐体 (第 1及び第 2の側面 カバー) を上下に分割し、 上下動させてその間を開閉できる ようにしたので、 筐体の上下に分割された開口面から筐体内 部の駆動源や計量器を出し入れできるので、 筐体自身には駆 動源や計量器を出し入れするための大きな寸法の穴を設ける 必要がなくなり、 開閉蓋の開閉駆動のためのレバーが通る極 めて小さな穴だけで済む。
このため、 組合せ計量装置では、 大きな穴を塞ぐための取 付け板を取付ける必要もなくなり構造が簡単となるので、 被 計量物の付着堆積も少なくなつて衛生面でも格段に向上し、 また、 洗浄の際の防水性も格段に向上する。
また、 筐体内部の駆動源や計量器などの点検やメンテナン スの際に取付け板などの着脱などの煩雑な作業が不要となり、 単に分割筐体を上下動させるだけでよいので、 点検やメンテ
ナンスが著しく簡単になる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 7) 前記昇降装置は、 下側の前記第 2の側面カバーを 上側の前記第 1の側面カバー側からワイヤによって吊り下げ 支持し、 上側の前記第 1の側面カバ一側に設けられたウイン チで上下動させて上側の前記第 1の側面カバーと下側の前記 第 2の側面カバーとの間を開閉可能にしていることを特徴と する ( 1 6) 記載の組合せ計量装置が提供される。
このような組合せ計量装置によると、 ワイヤで吊り下げた 下側の分割筐体をウインチで巻き上げたり、 下げたりするこ とによって極めて簡単に分割された筐体を開閉することがで きる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 8) 前記下側の第 2の側面カバーを吊り下げ支持する 前記複数のワイヤの下端部が、 それぞれ付勢手段を介して前 記下側の第 2の側面カバーに取付けられていることを特徴と する ( 1 7) 記載の組合せ計量装置が提供される。
この組合せ計量装置によると、 下側の第 2の側面カバーを 吊り下げる複数のワイヤによる引張力の固体差が、 各ワイヤ の下端に設けた付勢手段によって吸収される。
また、 ウインチによる巻き上げや下げの停止の際の衝撃も 吸収される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 1 9) 前記上側の第 1の側面カバ一に操作用の穴が設け られ、 該穴から操作具を差し込んで前記ウィンチを操作して
前記下側の筐体を上下動操作できるようにしていることを特 徴とする ( 1 7 ) 記載の組合せ計量装置が提供される。
この組合せ計量装置によると、 外部から簡単に筐体を上下 に開閉させることができる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、 ( 2 0 ) 前記ウィンチが外部からの操作で回転する回転軸 を備え、 該回転軸の回転量に応じて回転軸の軸方向に移動す る移動体を設けると共に、 該移動体の移動範囲を規制する規 制体を設けて前記ウインチによる巻き上げ量あるいは巻き下 げ量を規制するようにしていることを特徴とする ( 1 9 ) 記 載の組合せ計量装置が提供される。
この組合せ計量装置によると、 ウインチによる下側の分割 筐体の巻き上げ、 下げの範囲が自動的に決定される。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、 ( 2 1 ) 筐体の外周に沿って複数のホツバが設けられた組 合せ計量装置において、
前記筐体が上下に少なくとも 2つに分割され、 上側の分割 筐体から下方へ軸が突設され、 該軸に沿って下側の分割筐体 が上下動可能に取付けられて上側の分割筐体と下側の分割筐 体間を開閉可能にしていることを特徴とする組合せ計量装置 が提供される。
この組合せ計量装置によると、 下側の分割筐体を前記軸に 沿って上下動させて簡単に上下に筐体を開閉でき、 筐体内部 の駆動源や計量器の点検やメンテナンスが容易になる。
また、 前記目的を達成するために、 本発明によると、
( 2 2 ) 筐体の外周に沿って複数のホツバが設けられた組 合せ計量装置において、
前記筐体が上下に少なくとも 2つに分割され、 上側の分割 筐体から下方へネジ面が設けられた円柱が突設され、 下側の 分割筐体が該円柱に螺着されて、 下側の分割筐体を回転させ ることによって前記円柱に沿って上下動可能にして上側の分 割筐体と下側の分割筐体間を開閉可能にしていることを特徴 とする組合せ計量装置が提供される。
この組合せ計量装置によると、 下側の分割筐体を回転させ ることによって前記円柱に沿って上下動させて簡単に上下に 筐体を開閉でき、 筐体内部の駆動源や計量器の点検やメンテ ナンスが容易になる。 図面の簡単な説明 図 1 Aは、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 を示す正面図である。
図 1 Bは、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 の設置状態を示す正面図である。
図 1 Cは、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 の設置状態を示す部分図である。
図 2は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置を 示す平面図である。
図 3は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置の 一部を破断して示す断面図である。
図 4は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置の ホッパを外した状態を示す正面図である。
図 5は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計
ホッパを外した状態を示す平面図である。
図 6は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計 i ホッパ支持腕を示す正面図である。
図 7は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計 i ホッパ支持腕を示す平面図である。
図 8は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置の ホッパ支持腕にホッパ (ストックホッパ) を装着した状態を 示す正面図である。
図 9は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置の ホッパ支持腕にホッパ (ストックホツバ) を装着した状態を 示す平面図である。
図 1 0は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 のホッパ支持腕にホッパ (計量ホツバ) を装着した状態を示 す正面図である。
図 1 1は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 のホッパ支持腕と開閉駆動機構とを示す断面図である。
図 1 2は、 図 1 1における 1 2— 1 2断面図である。
図 1 3は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 のホッパ支持腕と開閉駆動機構を示す断面図である。
図 1 4は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 のホッパを示す正面図である。
図 1 5は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置
のホッパを示す左側面図である。
図 1 6は、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量装置 のホッパを示す平面図である。
図 1 7は、 図 1 6における 1 7— 1 7断面図である。 図 1 8は、 本発明の第 2の実施形態による組合せ計量装置 の要部を示す斜視図である。
図 1 9は、 本発明の第 3の実施形態による組合せ計量装置 の要部を示す斜視図である。
図 2 0は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 を示す正面図である。
図 2 1は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 を示す概略正面図である。
図 2 2は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 の要部を破断して示す正面図である。
図 2 3は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 の要部を示す平面図である。
図 2 4は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 のウインチュニットを示す縦断面図である。
図 2 5は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 のウィンチュニッ トを示す水平断面図である。
図 2 6は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 の回転軸操作の要部を示す断面図である。
図 2 7は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 のポビンとワイヤ端部の関係を示す斜視図である。
図 2 8は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置
のポビンを示す平面図である。
図 2 9は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 のポビンとワイヤ端部の関係を示す平面図である。
図 3 0は、 本発明の第 4の実施形態による組合せ計量装置 のワイヤによる吊り下げ状態を示す要部を破断して示す正面 図である。
図 3 1は、 本発明の第 5の実施形態による組合せ計量装置 を示す概略構成図である。
図 3 2は、 本発明の第 6の実施形態による組合せ計量装置 を示す概略構成図である。
図 3 3は、 本発明の第 7の実施形態による組合せ計量装置 を示す概略構成図である。
図 3 4は、 従来の組合せ計量装置の要部を示す正面図であ る。
図 3 5は、 従来の組合せ計量装置の要部を示す正面図であ る。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の各実施の形態を図面を用いて説明する。
(第 1の実施の形態)
図 1 A乃至図 1 7は、 本発明の第 1の実施の形態による組 合せ計量装置の全体構成及び各部の構成を示している。
なお、 図 1 Bは、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計 量装置の設置状態を示している。
また図 1 Cは、 本発明の第 1の実施形態による組合せ計量 装置の設置状態の部分図を示している。
まず、 4本の支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3から成る架台 A によって筐体 2 0が支持されている。
この筐体 2 0の外周には、 円筒状に配置されて多数のホッ ノ 1 3 0、 1 3 0、 …が設けられている。
この筐体 2 0は、 上端及び下端が開口し、 下半部が上半部 より径が小さくなされている円筒状の筐体本体 2 1を備えて いる。
前記架台 Aを構成する 4本の支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3 によって、 筐体本体 2 1が支持されている。
すなわち、 図 3乃至図 5に示すように、 前記架台 Aは、 そ れぞれ、 円周方向に 9 0 ° の間隔で設けられ、 例えば、 金属 製の円筒状で接地面から垂直状に立ち上がる脚部 3 0 a、 3 l a、 3 2 a, 3 3 aと、 該脚部に連なる円弧状の湾曲部 3 0 b、 3 1 b、 3 2 b、 3 3 bと、 該湾曲部に連なる水平部 分を含む支持部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c , 3 3 cとを有し、 該支持部の水平部分が互いに中央部分で結合されている 4本 の支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3から成る。
前記筐体本体 2 1の周壁部 2 2には、 上下方向のほぼ中央 部分において、 円周方向に 9 0 ° の間隔で前記各支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3の水平部分を含む支持部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c , 3 3 cが貫入される円形の穴 (図示せず) が設けら れている。
そして、 各水平部分を含む支持部 3 0 c、 3 1 c、 32 c、
3 3 cの先端は両側を 4 5 ° にカッ トされている。
これにより、 前記 4つの穴から内方へ 4本の水平部分を含 む支持部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c , 3 3 cがそれぞれ貫入さ れ、 筐体本体 2 1の内部中央において 4つの水平部分を含む 支持部 3 0 c、 3 1 c , 3 2 c、 3 3 cの先端部が溶接など の適宜手段によって +文字状に接合されている。
図 5に示すように、 隣り合う 2本の支柱 3 0、 3 3の垂直 状に立ち上がる脚部 3 0 a、 3 3 aは、 円筒状の水平フレー ム 3 4によって連結されている。
また、 同じく隣り合う 2本の支柱 3 1、 3 2の垂直状に立 ち上がる脚部 3 1 a、 3 2 aも円筒状の水平フレーム 3 5に よって連結されている。
そして、 水平フレーム 3 4、 3 5は 2本の水平フレーム 3 6、 3 7で連結されている。
この水平フレーム 3 6には組合せ計量装置の各部の動作を 制御する制御ボックス 3 8が取り付けられている (図 1 A、 図 2参照) 。
前記筐体 2 0は、 一体に成形され、 下側が小径になされて いる円筒状の第 1の側面カバー 2 2から成る前記筐体本体 2 1と、 円板状の蓋体 4 0と、 一体に成形され、 下側が小径に なされている第 2の側面カバー 8 1と、 底板 8 2とから成る 底皿体 8 0とで構成されている。
図 3に示すように、 蓋体 4 0は円板状であって、 前記筐体 本体 2 1の第 1の側面カバー 2 2の上端開口縁部 2 2 aを僅 かな間隔で外側から囲むように外周縁部 4 1が円板部 4 2の
外周から下方へ突設されている。
円周方向の複数箇所において、 蓋体 4 0の外周縁部 4 1に は掛止鉤 4 3が設けられている。
そして、 筐体本体 2 1の第 1の側面カバ一 2 2上端には、 この掛止鉤 4 3を掛止めする掛止操作具 4 4が設けられてい る。
この掛止操作具 4 4を操作して掛止鉤 4 3を外して、 蓋体 4 0を筐体本体 2 1から上方へ持ち上げて取り外すことがで さる。
蓋体 4 0の円板部 4 2の中央には、 上方へ球面状に膨らん だ球面部 4 5が設けられている。
図 5に示すように、 球面部 4 5の中央には、 円形の穴 4 6 が設けられている。
また、 球面部 4 5の外周の円板部 4 2には、 円周方向に多 数 (図 5の実施形態では 8個) の円形の穴 4 7、 4 7、 …が 等間隔で設けられている。
各穴 4 6、 4 7には上方へ穴縁部 4 6 a、 4 7 aが突設さ れている。
図 3に示すように、 筐体本体 2 1の内部で +文字状に接合 されることにより、 剛性が極めて高く、 強固に構成されてい る架台 Aを構成する 4つの支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3の水 平部分を含む支持部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c , 3 3 cの上面 に、 円板状のフィーダベース 5 0が溶接などの適宜手段で直 接固定されている。
なお、 このフィーダベース 5 0は、 後述するストックホッ
パを取付けるためのストツクホツバベースとしても兼用され る。
ここで、 蓋体 4 0の中央の穴 4 6に対応して、 前記フィー ダベース 5 0の中央上面に回転駆動用モータ 5 1が取付けら れている。
この回転駆動用モータ 5 1の回転軸 5 1 aは、 蓋体 4 0の 中央の穴 4 6から上方へ突出している。
この回転軸 5 1 aの上端に、 円形傘形の分散テーブル 5 2 が取り外し可能に取り付けられている。
この分散テーブル 5 2は、 回転軸 5 1 aと一体的に回転す る。
また、 蓋体 4 0の円板部 4 2の円周方向に等間隔で配列さ れた各穴 4 7に対応して、 前記フィーダベース 5 0の上面に 円周方向に並んだ状態で複数の振動器 5 3が取り付けられて いる。
各振動器 5 3の振動軸 5 3 aは蓋体 4 0の円板部 4 2の各 穴 4 7から上方へ突出している。
図 2に示すように、 中央の分散テーブル 5 2から落下供給 された被計量物を受けるフィーダ 5 4、 5 4、 …が、 分散テ —ブル 5 2を囲んで放射状に、 各振動軸 5 3 aの上端に取り 外し可能に取り付けられている。
これに,より、 フィーダ 5 4、 5 4、 …に分散テーブル 5 2 から落下供給された被計量物は、 フィーダ 5 4、 5 4、 …の 振動によって放射方向の外方へと順次進行してその先端から 落下する。
このように、 フィーダ 5 4を振動させる振動器 5 3が固定 されるフィーダベース 5 0が、 剛性が極めて高く、 強固に構 成されている架台 Aに直接固定されているため、 後述する計 量器ベース 6 6への振動の影響がほとんどなくなり、 計量精 度が向上する。
前記穴 4 6の穴縁部 4 6 a及び前記穴 4 7の穴縁部 4 7 a には、 蓋体 4 0内へ被計量物や清浄時の水が浸入しないよう にゴム製のパッキング (図示せず) がそれぞれ取付けられて いる。
筐体本体 2 1の側面カバ一 2 2には、前記支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3の水平部分を含む脚部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c、 3 3 cより上側及び下側において円周方向に等間隔に前記各 フィーダ 5 4、 5 4、 …に対応して配置された円形のアーム 揷通穴 6 0、 6 1が 2段に設けられている。
筐体本体 2 1の側面カバー 2 2の上側の各アーム揷通穴 6 0に対応して、 前記基板 5 0の上面には、 各アーム揷通穴 6 0を向くように、 それぞれ、 アーム支持板 6 2が立設されて いる。
各アーム支持板 6 2の外面には、 ホッパ(ストツクホッパ) 1 3 0を支持し且つその開閉蓋を開閉するための中空状の図 6、 図 7に示すホッパ支持腕 1 0 0力 図 8、 図 9に示すよ うに筐体本体 2 1の側面カバー 2 2の上側の各アーム揷通穴 6 0から外方へ放射状に突出するように、 そのフランジ部 1 0 1がネジ止めによって固定されている。
ホッパ支持腕 1 0 0の腕部 1 0 2の基部は円筒状であって、
筐体本体 2 1の側面カバー 2 2のアーム揷通穴 6 0との僅か な隙間はゴム製のパッキング 6 0 aで密封されて、 被計量物 や洗浄時の水の内部への浸入を防いでいる。
各アーム支持板 6 2の内面には、 ホッパ 1 3 0の開閉蓋 1 4 7の開閉駆動のための開閉駆動用モータ (駆動源) 6 3が、 モータ取り付けフレーム 6 4により取り付けられている。
図 3に示すように、 筐体本体 2 1の内部で +文字状に接合 された架台 Aを構成する 4つの支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3 の水平部分を含む脚部 3 0 c、 3 1 c、 3 2 c、 3 3 cの下 面に、 フィ一ダ 5 4の数だけの多角形の肉厚が大の中空多角 形筒状の計量器ベース 6 6の上端の上底部 6 6 aが、 溶接な どの適宜手段で直接固定されている。
図 3、 図 1 0に示すように、 この計量器ベース 6 6の多数 形の各平面 6 6 b、 6 6 b、 …は、 それぞれ下側の各アーム 揷通穴 6 1、 6 1、 …に対応した向きになっている。
そして、 各平面 6 6 bの外側には、 固定台 7 0がネジ止め などの適宜手段で固定されている。
この固定台 7 0の外面側には上下方向の嵌合溝 7 0 aが設 けられている。
この嵌合溝 7 0 aには、 ロードセル (計量器) 7 1の固定 端 7 1 aが嵌合されてネジ止めなどの適宜手段で固定されて いることにより、 ロードセル (計量器) 7 1は片持ち梁状に 基台 7 0に支持されている。
このように計量器を固定する計量器ベース 6 6が、 剛性が 極めて高く、 強固に構成されている架台 Aに直接固定されて
いるので、 フィーダ 5 4の振動器 5 3の振動の影響を計量器 ベース 6 6が受けにくいため計量精度が向上する。
この計量器ベース 6 6には、 架台 Aが設置された床面の振 動を検出して、 この振動による計量誤差を補正するための単 一の振動センサ 8 6が搭載されている。
また、 前記計量器べ一ス 6 6が中空筒体であって、 複数の ロードセル (計量器) 7 1、 7 1、 …は該中空筒体の外周部 に固定され、 該中空筒体の内部に前記複数の計量器 7 1、 7 1、 …の配線経路 7 1 c、 7 1 c、 …が設けられている。 そして、 すべてのロードセル (計量器) 7 1、 7 1、 …が 1つの一体的な剛体である計量器ベース 6 6に固定されてい るので、 このように単一の振動センサ 8 6を計量器ベース 6 6に搭載すれば済む。
前記各ロードセル 7 1の自由端 7 1 bには、 アーム支持板 7 2が固定されている。
すなわち、 アーム支持板 7 2は上下方向の嵌合溝 7 2 aを 備えている。
この嵌合溝 7 2 aには、 ロードセル 7 1の自由端 7 1 bが 嵌合されネジ止めなどの適宜手段で固定されている。
アーム支持板 7 2の外面には、 ホッパ (計量ホツバ) 1 3 0を支持し且つその開閉蓋 1 4 7を開閉するための中空状の ホッパ支持腕 1 0 0が、 筐体本体 2 1の周壁部 2 2の下側の 各アーム揷通穴 6 1から外方へ放射状に突出するように、 そ の取付け用フランジ部 1 0 1がネジ止めによって固定されて いる。
また、 アーム支持板 7 2の内面には、 開閉駆動用モータ (駆 動源) 6 3がモータ取付けフレーム 6 4によって取付けられ ている。
従って、 ロードセル 7 1の自由端 7 l bには、 前記アーム 支持板 7 2、 ホッパ支持腕 1 0 0、 開閉駆動用モータ 6 3が 支持されている。
そして、 ホッパ支持腕 1 0 0で支持されるホッパ (計量ホ ッパ) 1 3 0への被計量物の供給、 排出によってホッパ支持 腕 1 0 0が上下動しても、 アーム揷通穴 6 1の縁部とホッパ 支持腕 1 0 0のアーム揷通穴 6 1に位置する円筒状の腕部 1 0 2の基部 1 0 2 aとが非接触状態を保っための最小限の間 隙となるようにアーム揷通穴 6 1の径が最小に設定されてい る。
ホッパ支持腕 1 0 0の腕部 1 0 2の基部 1 0 2 aとアーム 挿通穴 6 1 との隙間から被計量物や洗浄時の水が浸入しない ように、 蛇腹筒状のゴム製のパッキング 7 7の先端部 7 7 a が腕部 1 0 2の基部 1 0 2 aの環状溝 1 0 2 bに嵌合されて いる。
このゴム製のパッキング 7 7のフランジ部 7 7 bは、 カツ プ状のカバ一 7 8で押さえられてネジ止めなどの適宜手段に よって周壁部 2 2のアーム揷通穴 6 1の縁部に固定されてい る。
このゴム製のパッキング 7 7はそのフランジ部 7 7 bと先 端部 7 7 aとの中間が自由に橈むことができる蛇腹部となつ ているため、 ホッパ (係止ホツバ) 1 3 0への被計量物の投
入、 排出によるホッパ支持腕 1 0 0の腕部 1 0 2の基部 1 0 2 aのアーム揷通穴 6 1内での動きを妨げない。
筐体本体 2 1の下端開口部側に設けられる前記底皿体 8 0 は、 図 3に示すように、 上面が開口し、 下側が次第に直径が 小さくなつた円筒状の側面カバー 8 1 と曲面状態に側面カバ ― 8 1から建設された底板 8 2から成る椀状である。
この側面カバ一 8 1の上端開口縁部 8 1 aは、 筐体本体 2 1の側面カバ一 2 2の下端開口縁部 2 2 b内に僅かな隙間で 収容されるように直径が筐体本体 2 1の円形の下端開口縁部 2 2 bの直径より僅かに小さく設定されている。
そして、 円周方向の複数箇所において、 筐体本体 2 1の側 面カバー 2 2の下端開口縁部 2 2 bには掛止鉤 8 3が設けら れている。
また、 底皿体 8 0の側面カバー 8 1の上端には、 この掛止 鈎 8 3を掛止めする掛止操作具 8 4が設けられている。
図 3に示すように、 掛止鉤 8 3を掛止操作具 8 4で掛止め ることによって、 筐体本体 2 1の下端開口縁部 2 2 bの内側 に底皿体 8 0の上端開口縁部 8 1 aが僅かな間隙で収容され た状態で筐体本体 2 1に底皿体 8 0が取付けられる。
この掛止操作具 8 4を操作して掛止鉤 8 3を外して、 底皿 体 8 0を筐体本体 2 1から下方へ取り外すことができる。
なお、 底皿体 8 0の底部 8 2内面には、 基台 8 5が固定さ れている。
また、 底皿体 8 0の第 2の側面カバー 8 1には、 前記筐体 本体 2 1の各アーム揷通穴 6 1、 6 1、 …に対応して円周方
向に並んで円形のアーム揷通穴 8 8、 8 8、 …が設けられて いる。
そして、 底皿体 8 0に固定された基台 8 5の上面には、 底 皿体 8 0の各アーム揷通穴 8 8に対応して各アーム揷通穴 8 8を向くように、 それぞれ、 アーム支持板 8 9が立設されて いる。
各アーム支持板 8 9の外面には、 ホッパ (メモリホッパ) 1 3 0を支持し且つその開閉蓋 1 4 7を開閉するための中空 状のホッパ支持腕 1 0 0が、 底皿体 8 0の側面力パー 8 1の 各アーム揷通穴 8 8、 8 8、 …から外方へ放射状に突出する ように、 その取付け用フランジ部 1 0 1がネジ止めによって 固定されている。
ホッパ支持腕 1 0 0の腕部 1 0 2の基部 1 0 2 aは円筒状 であって、 底皿体 8 0の側面力パー 8 1のアーム揷通穴 8 8 との僅かな隙間はゴム製のパッキング 8 8 aで密封されてい ることにより、 被計量物や洗浄時の水の内部への浸入を防い でいる。
各アーム支持板 8 9の内面には、 ホッパ 1 3 0の開閉蓋 1 4 7の開閉駆動のための開閉駆動用モー夕 (駆動源) 6 3が モータ取付けフレーム 6 4によって取付けられている。
このように筐体 2 0の外周は、 例えば、 ホツバが円周方向 に 8個であっても 8角形状になっておらず、 円形の蓋体 4 0 と円筒状の筐体本体 (第 1の側面力パー) 2 1とカップ状の 底皿体 8 0によって図 4、 図 5に示すように全体が円形曲面 の滑らかな第 2の側面カバーで囲まれた円形の椀状になって
いる。
なお、 前記筐体 2 0を筐体本体 (第 1の側面カバー) 2 1 と底皿体 (第 2の側面カバー) 8 0に分割した構成を示した が、 これらを分割せず一体的に構成してもよい。
上下 3段に設けられたホッパ支持腕 1 0 0は、 図 6、 図 7 に示すように、 中空パイプ状の腕部 1 0 2と、 この腕部 1 0 2の一端から一体的に突設された、 支持板に固定するための 取付け用フランジ部 1 0 1と、 腕部 1 0 2の他端側で各面が すべて互いに丸味を有するように連続した中空長方体状の頭 部 (ホッパ装着部) 1 0 3によって構成されている。
頭部 1 0 3は、 図 1 1、 図 1 2に示すように、 中空状の腕 部 1 0 2から一体的に突設され、 側方が開口された頭部本体 1 0 4と、 この頭部本体 1 0 4の側方開口部 1 0 4 aに突き 合わせ状に取付けられる側蓋 1 0 5とで構成されている。
この頭部 1 0 3の上端はホッパ 1 3 0の側面に設けられた 係合フード 1 5 0の上面板 1 5 1の嵌合穴 1 5 1 a (図 1 6 参照) に適合して嵌合するように前後方向 (図 1 1において は、 左右方向) の幅が狭くなつた嵌合頭部 1 0 6となってい る。
側蓋 1 0 5の内面には、 先端にネジ穴を有する複数のスタ ッド 1 0 7が垂直に立設されている。
そして、 頭部本体 1 0 4の側壁部 1 0 4 bの対応する複数 の穴 1 0 8の外側から各スタッド 1 0 7のネジ穴にネジ 1 0 9でネジ止めすることによって、 頭部本体 1 0 4に側蓋 1 0 5が固定されている。
また、頭部 1 0 3の下部には水 Ψ方向に同一線上において、 ホッパ 1 3 0の側面に設けられた係合フード 1 5 0の係合溝 1 5 4 a、 1 5 5 a (図 1 4、 図 1 7参照) にそれぞれ係合 するための係合ポルト 1 1 0の両端 1 1 0 a、 1 1 0 bが、 頭部本体 1 0 4の鉛直方向の側壁部 1 0 4 b及び鉛直方向の 側蓋 1 0 5の両側から外方へ突出した状態で、 ナット 1 1 1 a、 1 1 1 bより外方へ一定長さ突出するように外方からナ ット締めされている。
頭部本体 1 0 4の側壁部 1 0 4 bに水平方向の回動軸 1 1 2が回動自在に取付けられている。
この回動軸 1 1 2の一端は側壁部 1 0 4 bから外方へ突出 している。
この外方へ突出した回動軸 1 1 2には、 頭部本体 1 0 4の 側壁部 1 0 4 bの外側において開閉蓋駆動体 1 1 3の一端が、 該回動軸 1 1 2と一体的に回動するように取り付けられてい る。
この開閉蓋駆動体 1 1 3は帯板状であって、 その先端側外 面に、 ホッパ 1 3 0の開閉蓋 1 4 7の回動腕 1 44の係合ス リット 1 44 a (図 1 7参照) に係合する係合突体 1 1 3 a が突設されている。
また、 頭部本体 1 0 4の内側において、 前記回動軸 1 1 2 と一体的に回動するように回動板 1 1 4の一端が取付けられ ている。
図 8、 図 9、 図 1 0に示すように、 前記開閉駆動用モータ 6 3の駆動軸 6 3 aに回転板 6 7が固定されている。
この回転板 6 7の回転中心から偏心した位置にピン 6 7 a が立設されている。
中空状のホッパ 1 3 0の支持腕 1 0 0の内部に作動バー 1 1 6が収容されている。
この作動バー 1 1 6の一端は、 頭部 1 0 3内において前記 回動板 1 1 4の先端に立設されたピン 1 1 4 aに回動自在に 取り付けられている。
また、 この作動バー 1 1 6の他端は、 腕部 1 0 2から外方 へ突出し、 最上段では図 8、 図 9に示すように支持板 8 (中 央では図 1 0のように支持板 7 2、 最下段では支持板 8 9の 穴) 及びモー夕取付けフレームの穴 6 2 b (7 2 b) 及び 6 4 bを通って、 モータ 6 7によって回転する前記回転板 6 7 のピン 6 7 aに回動自在に取り付けられている。
このため、 図 1 1、 図 1 3に示すように、 開閉駆動用モ一 夕 6 3の駆動軸 6 3 aの回転による回転板 6 7の回転運動は、 頭部 1 0 3の内部の回動板 1 1 4及び頭部 1 0 3の外側の開 閉蓋駆動体 1 1 3の所定角度範囲での揺動運動に変換される ことになる。
そして、 回転板 6 7の一回転によって回動板 1 1 4及び開 閉蓋駆動体 1 1 2は、 所定角度時計方向へ回動した後、 反時 計方向に回動して元の位置に戻る。
ホッノ \° 1 3 0は、 図 1 4乃至図 1 7に示すように、 前面板 1 3 1 と背面板 1 3 2と両側面板 1 3 3、 1 34とが丸味を 帯びて連なつたほぼ四角錐筒状になっている。
これにより、 前面板 1 3 1、 背面板 1 3 2、 両側面板 1 3
3、 1 34が上側に向かって次第にラッパ状に広がった上半 部 1 3 5の上端に収納口 1 3 6が備えられている。
そして、 両側面板 1 3 3、 1 34が互いに平行且つ鉛直方 向で、 前面板 1 3 1と背面板 1 3 2が下側が次第に接近して 狭くなつた下半部 1 3 7の下端に排出口 1 3 8が備えられて いる。
ホッパ下半部 1 3 7の上部において、前記両側面板 1 3 3、 1 34の外面の同一位置にスタツド 1 40、 1 4 1が植設さ れている。
このスタッド 140、 1 4 1には、 支軸 14 2、 1 4 3に よって、 平板状の互いに平行な回動腕 144、 1 4 5が回動 自在に取付けられている。
この回動腕 1 44、 1 4 5は、 下方が三角形状に幅広とな つている。
これにより、 この 2つの回動腕 144、 1 4 5は底板 1 4 6で一体的に連結される。
この底板 1 46の上面には、 ホッパ 1 3 0の排出口 1 3 8 を塞ぐための開閉蓋 147が溶接などの適宜手段で固定され ている。
一方の回動腕 (力ップリング) 144には、 ホッパ 1 3 0 をホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3に支持させると、 頭部 1 0 3の外面側に設けられた開閉蓋駆動体 1 1 3の係合突体 1 1 3 aが下側から挿入されて係合するように下側が開口した 係合スリッ ト 1 44 aが設けられている。
この係合スリット 1 44 aを有する回動腕 1 44の上部を
覆うように、 ホッパ 1 3 0の下半部 1 3 7における側面板 1 3 3には、 前記ホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3に上側から 被せて係合させるための係合フード 1 5 0が取付けられてい る。
嵌合フード 1 5 0は、 上面板 1 5 1 と、 前面板 1 5 2と、 前面板 1 5 2に平行な後面板 1 5 3と、 鉛直平面の側面板 1 5 4とが丸味を帯びて連設されている。
そして、 嵌合フード 1 5 0は、 開口されている下面に連な つて後面下部も開口した長方体中空箱状である。
上面板 1 5 1は、 ホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3の前後 方向の幅が小さくなつた嵌合頭部 1 0 6が揷入される四角形 の四隅に丸味をつけた嵌合穴 1 5 1 aを有している。
また、 側面板 1 5 4の下端には、 ホッパ支持腕 1 0 0の頭 部 1 0 3の一側面から外方へ水平方向に突設された係合ポル ト 1 1 0 aが下側から挿入係合する係合溝 1 5 4 aが設けら れている。
係合フード 1 5 0の前面板 1 5 2の内面に、 図 1 5、 図 1 7に示すように、 中板 1 5 5がその直角に折曲げられた取付 け板 1 5 5 bにおいて、 溶接などの適宜手段で側面板 1 5 4 との間にホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3が収容できる間隔 を隔てて平行に固定されている。
この中板 1 5 5の下端に、 頭部 1 0 3の反対側の側面の同 一高さの位置から外方へ水平方向に突設されたもう 1つの係 合ポルト 1 1 0 bが下側から挿入係合される係合溝 1 5 5 a が設けられている。
そして、 係合フ一ド 1 5 0の前面板 1 5 2の内面とこれら の係合溝 1 54 a、 1 5 5 aとの間隔は、 頭部 1 0 3の前面 1 0 3 aと係合ポルト 1 1 0 a、 1 1 0 bとの間隔とほぼ等 しく設定されている。
従って、 図 8、 図 9、 図 1 0に示すように、 ホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3に、 係合フード 1 5 0を上側から被せる と、 嵌合頭部 1 0 6が係合フード 1 5 0の上面板 1 5 1の嵌 合穴 1 5 1 aに下側から挿入されて嵌合される。
そして、 係合フード 1 5 0の側面板 1 54の係合溝 1 54 a、 中板 1 5 5の係合溝 1 5 5 aに頭部 1 0 3の両側から外 方へ突出した係合ポルト 1 1 0 a、 1 1 0 bがそれぞれ下側 から挿入係合され、 且つ頭部 1 0 3の前面 1 0 3 aが係合フ —ド 1 5 0の前面板 1 5 2の内面に当接した状態となる。
これにより、 ホッパ支持腕 1 0 0の頭部 1 0 3を係合フ一 ド 1 5 0が外側から覆った不動の状態で取り付けられ、 ホッ パ 1 3 0が不動状態で取り付けられる。
そして、 嵌合フ一ド 1 5 0は上方へ持ち上げることによつ て、 簡単に嵌合フード 1 5 0を頭部 1 0 3から取り外すこと もできる。
この取り付けの際に、 頭部 1 0 3の側壁部 1 04 bから外 方に設けられた開閉蓋駆動体 1 1 3の係合突体 1 1 3 aが、 開閉蓋 1 47の回動腕 (力ップリング) 1 44の係合スリッ ト 1 44 aに下側から挿入されて係合される。
そして、 この取り付けにおいて、 開閉蓋駆動体 1 1 3の回 動軸 1 1 2と回動腕 1 44の支軸 142とは、 同軸上に一致
するように配置されている。
このため、 前記したように開閉駆動用モータ 6 3の回転駆 動によって、 図 1 3に示すように、 開閉駆動体 1 1 3が所定 角度内で回動するのに応じて、 回動腕 (カップリング) 1 4 4及び開閉蓋 1 47が所定角度内で回動してホッパ 1 3 0の 排出口 1 3 8が開閉される。
図 1 Aに示すように、 最下段のホッパ (メモリホッパ) 1 3 0から排出される被計量物を集合するための切頭円錐形漏 斗状の集合シュ一ト 1 6 0が、 筐体 2 0と同心に筐体 2 0の 下方において水平フレーム 34、 3 5、 3 6、 3 7に固定さ れている。
そして、 図 1 Bに示すように、 以上のように構成される組 合せ計量装置 CWは、 中 2階構造のプラッ トホーム P Fの 2 階床面上に設置される。
この場合、 組合せ計量装置 CWは、 図 1 Cに示すように、 架台 Aを構成する 4本の支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3の接地 面から垂直状に立ち上がる脚部 3 0 a、 3 1 a、 3 2 a, 3 3 aの各底部と、 プラッ トホーム P Fの 2階床面との間に、 それぞれ高さ調整機構 H Mを介して設置されている。
なお、 プラットホーム P Fの 2階床面においては、 組合せ 計量装置 CWの集合シユート 1 6 0を挿通させるための穴が 形成されている。
そして、 プラットホーム P Fの 1階床面上において、 組合 せ計量装置 CWの集合シユート 1 6 0と対応する位置に図示 しない包装機が設置される。
これにより、 組合せ計量装置 C Wの集合シュート 1 6 0の 中央の落下口 1 6 1から被計量物が図示しない包装機へ落下 して供給されるようになされている。
次に、 以上のように構成される組合せ計量装置の動作につ いて説明する。
まず、 最上段のホッパ 1 3 0はストックホツバと称され、 コンべャなどによって被計量物が供給された上方中央の回転 する分散テーブル 5 2から、 その周りのフィーダ 5 4へ被計 量物が供給される。
そして、 振動器 5 3によって振動するフィーダ 5 4の先端 から各々対応する最上段のホッパ (ストックホッパ) 1 3 0 内に、 被計量物が落下して収容される。
最上段のストツクホッパ 1 3 0の開閉蓋 1 4 7が開閉駆動 用モー夕 6 3の駆動によって開かれると、 その下方の 2段目 のホッパ (計量ホツバ) 1 3 0内に被計量物が落下して収容 される。
なお、 この後、 ストックホツバの開閉蓋 1 4 7が開閉駆動 用モータ 6 3の駆動によって閉じられると、 放射フィーダ 5 4から次回の被計量物がストックホツバに供給される。
2段目のホッパ (計量ホツバ) 1 3 0に収容された被計量 物は計量器 (ロードセル 7 0 ) で計量された後、 開閉駆動用 モータ 6 3の駆動によって計量ホッパの開閉蓋 1 4 7が開か れることにより、 最下段のホッパ (メモリホッパ) 1 3 0内 に落下して収容される。
なお、 この後、 計量ホッパの開閉蓋 1 4 7が開閉駆動用モ
一夕 6 3の駆動によって閉じられると、 ストックホッパから 次回の被計量物が計量ホッパに供給される。
最下段のホッパ (メモリホツバ) 1 3 0内の被計量物の質 量が、 制御部によって組合せ加算されると共に、 その合計質 量が設定質量と等しいか、 それに近い合計質量となる組合せ に選定された複数のメモリホッパの各開閉蓋 1 4 7が各開閉 駆動用モータ 6 3の駆動によって開かれる。
これにより、 それらの組合せ選定された複数の各メモリホ ッパ内の被計量物が集合シユート 1 6 0に落下してひとまと めに集合された後、 その下方の包装機に落下して供給される ことによって包装される。
なお、 この後、 メモリホツバの開閉蓋 1 4 7が開閉駆動用 モータ 6 3の駆動によって閉じて、 計量ホッパから次回の被 計量物がメモリホッパに供給される。
以下、 上述と同様の工程が繰り返されることになる。
以上説明したように本発明の第 1の実施の形態による組合 せ計量装置では、 剛性が極めて高く、 強固に構成されている 架台と、 被計量物を供給する複数のフィーダと、 被計量物の 供給を受ける複数の計量ホツバと、 該計量ホツバに収容され た被計量物を計量するための複数の計量器とを備えた組合せ 計量装置において、 前記複数のフィーダが固定されたフィー ダベースが、 前記架台に直接固定されているので、 フィーダ の振動器の影響が計量器ベースに伝わりにくいため計量精度 が向上する。
また、 本発明の第 1の実施の形態による組合せ計量装置で
は、 前記複数の計量器が固定された計量器ベースが、 前記架 台に直接固定されているので、 前記フィーダの振動器の影響 が計量器ベースに伝わりにくいため計量精度が向上する。
また、 本発明の第 1の実施の形態による組合せ計量装置で は、 前記複数のフィーダが固定されたフィーダベースと、 前 記複数の計量器が固定された計量器ベースとが、 前記架台を 挟むように直接前記架台に固定されているので、 フィーダの 振動器の影響が計量器ベースに伝わりにくいため計量精度が 向上する。
(第 2の実施の形態)
前記第 1の実施形態では、 図 3に示したように、 架台 Aを 構成する支柱 3 0、 3 1、 3 2、 3 3が円筒状の場合を例示 している。
これに対し、 この第 2の実施の形態では、 図 1 8に示すよ うに、 架台 Aは、 四角柱状で接地面から垂直状に立ち上がる 脚部 2 3 0 a、 2 3 1 a, 2 3 2 a, 2 3 3 aと水平部分を 含む支持部 2 3 0 c、 2 3 1 c , 2 3 2 c , 2 3 3 cとが直 角になった支柱 2 3 0、 2 3 1、 2 3 2、 2 3 3で構成され ている。
(第 3の実施の形態)
また、 第 3の実施の形態では、 図 1 9に示すように、 架台 Aを構成する 4本の四角柱状の支柱 3 3 0、 3 3 1、 33 2、 3 3 3が、 それらの各水平部分を含む支持部 3 3 0 c、 3 3 l c、 3 3 2 c , 3 3 3 cの先端部が、 互い違いに四角形空 間 Bを構成するように溶接あるいはポルト締めなどの適宜手
段で接合されるようにしている。
この場合、 計量器ベース 2 6 6をホツバの円周方向の数だ けの多角形の肉厚が大の中空筒体 2 6 7と、 その上端の多角 形のフランジ部 2 6 8とで構成する。
そして、 このフランジ部 2 6 8を支柱 3 3 0、 3 3 1、 3 3 2、 3 3 3の水平部分を含む支持部 3 3 0 c、 3 3 1 c , 3 3 2 c 、 3 3 3 cの先端の四角形部分にネジ止めなどの適 宜手段で固定してもよい。
このようにすれば、 計量器ベース 2 6 6の架台 Aへの固定 がー層堅固となり、 ロードセル (計量器) 7 1へのフィーダ ベース 5 0からの振動の影響をさらに一層軽減できる。
また、 図 3の場合と同様に、 この計量器ベース 2 6 6の中 空筒体 2 6 7に穴 (図示せず)をあけて内部にロードセル (計 量器) 7 1からの配線を通し、 中空筒体 2 6 7内を上方の前 記四角形空間 Bへ通る配線経路 (図示せず) を設けることも できる。
(第 4の実施の形態)
図 2 0乃至図 2 3は、 本発明の第 4の実施の形態による組 合せ計量装置の全体構成を示している。
図 2 0乃至図 2 3に示すように、 筐体 4 2 0は上下 2つに 分割され、 上下に開口し下側が僅かに小径となるヘッド数に 対応した多角形筒状の本体 (第 1の分割筐体、 第 1の側面力 バー) 4 2 1と、 この本体 4 2 1の下面開口部から上端部が 僅かに挿入される状態で、 掛止鉤 4 2 4と掛止操作具 4 2 5 によって固定され、 上面が開口した多角形皿状の底皿体 (第
2の分割筐体、 第 2の側面カバー) 42 3とから成る。
前記本体 42 1は、 多角形を構成する下側が幅が狭くなつ た平板状の複数の側壁 4 2 1 a, 4 2 1 a, …で構成されて いる。
また、 底皿体 42 3は、 多角形を構成する下側が幅が狭く なった平板状の側壁 42 3 a、 4 2 3 a、 …と、 多角形平板 状の底板 42 3 bとで構成されている。
図 2 3に示すように、 4本の垂直な支柱 43 0、 43 0、 …の上端の、 断面が中空四角形の各水平部 43 0 a、 43 0 a、 …が、筐体 42 0の本体 42 1の側壁 42 1 aに貫入し、 この貫入部で固定されることによって、 4本の支柱 43 0、 43 0、 …で本体 42 1が支持されている。
前記 4本の水平部 43 0 a、 4 3 0 a, …は本体 2 1の中 央で #状に互いに直交して互いに連結固定されている。
4本の支柱 43 0、 43 0、 …の下部は、 水平フレーム 4 3 1、 4 3 1、 …によって互いに連結固定されている。
本体 4 2 1の上面開口部には、 上蓋 440が取り付けられ ている。
上蓋 44 0の多角形の板部 44 1の外周には、 前記本体 4 2 1の上端を僅かな間隔で外側から囲むように、 外周縁部 4 42が下方へ突設されている。
複数箇所において、 上蓋 440の外周縁部 442には掛止 鈎 44 3が設けられている。
筐体本体 42 1の周壁部 42 2上端には、 この掛止鉤 44 3を掛止めする掛止操作具 444が設けられている。
この掛止操作具 4 4 4を操作して掛止鉤 4 4 3を外して、 蓋体 4 4 0を筐体本体 4 2 1から上方へ持ち上げて外すこと ができる。
上蓋 4 4 0の板部 4 4 1の中央には、 上方へ球面状に膨ら んだ球面部 4 4 5が設けられている。
この球面部 4 4 5の中央には、円形の穴 4 4 6が設けられ、 球面部 4 4 5の外周の板部 4 4 1には、 円周方向に複数の円 形の穴 4 4 7、 4 4 7、 …が等間隔で設けられている。
本体 4 2 1の内部で +文字状に接合された 4つの支柱 4 3 0、 4 3 0、 …の水平部 4 3 0 a、 4 3 3 a , …の上面に、 多角形板状の基板 4 5 0が溶接などの適宜手段で固定されて いる。
上蓋 4 4 0の中央の穴 4 4 6に対応して、 前記基板 4 5 0 の中央上面には、 回転駆動用モー夕 4 5 1が取付けられてい る。
この回転駆動用モータ 4 5 1の回転軸 4 5 1 aは、 上蓋 4 4 0の中央の穴 4 4 6から上方へ突出している。
この回転軸 4 5 1 aの上端には、 円形傘形の分散テーブル 4 5 2が取外し可能に取付けられている。
これにより、 分散テーブル 4 5 2は、 回転軸 4 5 1 aと一 体的に回転する。
上蓋 4 4 0の板部 4 4 1の円筒方向に等間隔で配列された 各穴 4 4 7に対応して、 前記基板 4 5 0の上面に円周方向に 並んでそれぞれ振動器 4 5 3が取付けられている。
各振動器 4 5 3の振動軸 4 5 3 aは上蓋 4 4 0の板部 4 4
1の各穴 4 4 7から上方へ突出している。
そして、 中央の分散テーブル 4 5 2から落下供給された被 計量物を受ける複数の放射フィーダ 4 5 4 (図では右側の 1 つだけを図示している) が、 分散テーブル 4 5 2を囲んで放 射状に、 各振動軸 4 5 3 aの上端に取外し可能に取付けられ ている。
各放射フィーダ 4 5 4に分散テーブル 4 5 2から落下供給 された被計量物は、 各放射フィーダ 4 5 4の振動によって放 射方向の外方へと順次進行してその先端から落下する。
本体 4 2 1の各側壁部 4 2 1 aには、 前記支柱 4 3 0、 4 3 0、 …の水平部 4 3 0 a、 4 3 0 a , …より上側及び下側 において円周方向に等間隔に前記各放射フィーダ 4 5 4、 4 5 4、 …に対応して配置された円形のァ一ム揷通用の穴 4 5 5、 4 5 6が上下 2段に設けられている。
上側の各アーム揷通用の穴 4 5 5に対応して、 前記基板 4 5 0の上面には、 アーム支持板 4 5 7が立設されている。 各アーム支持板 4 5 7の外面には、 ストックホッパ 4 6 0 を支持し且つその開閉蓋を開閉するための中空状のホッパ支 持腕 4 5 8が、 筐体本体 4 2 1の各アーム揷通用の穴 4 5 5 から外方へ放射状に突出するように固定されている。
アーム揷通穴 4 5 5とホッパ支持腕 4 5 8の隙間をゴム製 のパッキング 4 6 2が取り付けられている。
各アーム支持板 4 5 7の内面には、 中空のホッパ支持腕か ら突出した駆動レバーを駆動してストツクホッパ 4 6 0の開 閉蓋の開閉駆動のための開閉駆動用モー夕 4 6 1が取り付け
られている。
図 2 2及び図 2 3に示すように、 筐体本体 4 2 1の内部で +文字状に接合された 4つの支柱 4 3 0、 4 3 0、 …の水平 部 4 3 0 a、 4 3 0 a , …の下面に、 多角形板状の基板 4 7 0が溶接などの適宜手段で固定されている。
この基板 4 7 0の下面中央に、 計量器支持台 4 7 1が固定 されている。
計量器支持台 4 7 1の外面に、 下側の各アーム揷通穴 4 5 6に対応して複数のロードセル (計量器) 4 7 2が片持ち梁 状に取付けられている。
各ロードセル (計量器) 4 7 2の自由端には、 アーム支持 板 4 7 3が固定されている。
このアーム支持板 4 7 3の外面には、 計量ホッパ 4 7 4を 支持し且つその開閉蓋を開閉するための中空状のホッパ支持 腕 4 7 5が、 下側の各アーム揷通穴 4 5 6から外方へ放射状 に突出するように固定されている。
アーム支持板 4 7 3の内面には、 ホッパ支持腕 4 7 5が突 出した駆動レバーを駆動する開閉駆動用モータ 4 7 6が取付 けられている。
なお、 この下側のアーム揷通穴 4 5 6とホッパ支持腕 4 7 5との隙間から被計量物や洗浄時の水が浸入しないように、 ゴム製のパッキング 4 7 7が固定されている。
このゴム製のパッキング 4 7 7は、 計量ホッパ 4 7 4への 被計量物の投入、 排出によるホッパ支持腕 4 7 5の動きを妨 げないように構成されている。
底皿体 (第 2の分割筐体) 4 2 3の各側壁 4 2 3 aには、 円周方向に並んでアーム挿通用の穴 4 8 0、 4 8 0、 …が設 けられている。
底皿体 4 2 3の側壁 4 2 3 aの内面に固定されたアーム支 持板 4 8 1の外面には、 メモリホッパ 4 8 2を支持し且つそ の開閉蓋を開閉するための中空状のホッパ支持腕 4 8 3が、 各アーム揷通用の穴 4 8 0、 4 8 0、 …から外方へ放射状に 突出するように固定されている。
ホッパ支持腕 4 8 3とァ一ム揷通用の穴 4 8 0との隙間に ゴム製のパッキング 4 8 4が取り付けられている。
各アーム支持板 4 8 1の内面には、 中空のホッパ支持腕 4 8 3から突出した駆動レバーを駆動する開閉駆動用モータ 4 8 5が取付けられている。
筐体本体 4 2 1の円周方向の複数箇所において、 筐体本体 4 2 1の下端外面には、 掛止鉤 4 2 4が設けられている。 底皿体 4 2 3の上端外面には、 この掛止鉤 4 2 4を掛止め する掛止操作具 4 2 5が設けられている。
図 2 2に示すように、 掛止鉤 4 2 4を掛止操作具 4 2 5で 掛止めることによって、 筐体本体 4 2 1の下端開口部の内側 に底皿体 4 2 3の上端が僅かな間隙で収容された状態で筐体 本体 4 2 1に底皿体 4 2 3が固定される。
そして、 この掛止操作具 4 2 5を操作して掛止鉤 4 2 4か ら外して、 底皿体 4 2 3を筐体本体 4 2 1から昇降装置とし てのウィンチュニッ ト 4 9 0によって下方へ下降させたり、 上昇させたりすることができる。
図 2 2及び図 2 3に示すように、 筐体本体 4 2 1の内部の 多角形板状の前記基板 4 7 0には、 張出部 4 7 0 aが設けら れている。
この張出部 7 0 aの上面には、 昇降装置としてのウィンチ ュニット 4 9 0が取り付けられている。
この昇降装置としてのウィンチユニット 4 9 0は、 図 2 4 及ぴ図 2 5に示すように、 上板 4 9 1 aと 4つの側面 4 9 1 b、 4 9 1 c、 4 9 1 d、 4 9 1 eからなる底面が開口した 長方体箱状のケース 4 9 1と、 この開口面を塞ぐように取り 付けられた底板 4 9 2とを備えている。
前記底板 4 9 2とケース 4 9 1の上板 4 9 1 a間には、 上 下方向の軸 4 9 3が固定されている。
この軸 4 9 3には、 下端側においてポビン 4 9 4が、 その 上方においてウォームホイール 4 9 5が回動自在に取り付け られている。
そして、 ポビン 4 9 4とウォームホイ一ル 4 9 5とは、 一 体的に回転するように、 ピン 4 9 6によって互いに連結され ている。
ケース 4 9 1の対向する 2つの側板 4 9 1 b、 4 9 I dに 垂直に、 水平方向の回転軸 4 9 8が回動自在に取付けられて いる。
この回転軸 4 9 8には、 前記ウォームホイ一ル 4 9 5と嚙 合するウォーム 4 9 9が、 回転軸 4 9 8と一体的に回転する ようにピン 4 0 0によって連結されている。
回転軸 4 9 8の一端は、 ケース 4 9 1の前面側の側板 4 9
1 bの穴から前方へ突出している。
この回転軸 4 9 8の前端面から、 六角形の操作穴 4 0 1が 軸中心に沿って穿設されている。
筐体 4 2 0の筐体本体 4 2 1の側壁 4 2 1 aには、 この突 出した回転軸 4 9 8に対応して操作穴 4 0 2が設けられてい る。
操作穴 4 0 2の内側にはナツト 4 0 3が固定されており、 外側からネジ蓋 4 0 4をこのナツ ト 4 0 3に螺着することに よって、 通常では、 操作穴 4 0 2は防水などの目的のため塞 がれている。
このネジ蓋 4 0 4を外し、 T型レンチなどの六角柱状の先 端部を、 このウィンチユニッ ト 4 9 0の回転軸 4 9 8の六角 形の操作穴 4 0 1に差し込んで回転軸 4 9 8を回転させるこ とができる。
これによつて、 ウォーム 4 9 9とウォームホイ一ル 4 9 5 を介して前記ポビン 4 9 4を回転させることができる。
ケース 4 9 1の対向する 2つの側板 4 9 1 c 、 4 9 1 eの 下部のボビン 4 9 4に対応した位置には、 それぞれ、 2つず つ穴が設けられている。
この各穴には、 ワイヤチューブ 4 1 0の一端 4 1 0 aが固 定されている。
図 2 7に示すように、 ワイヤチューブ 4 1 0内にはワイヤ 4 1 1が通されている。
このワイヤ 4 1 1の一端には、 球体 4 1 2 aが固定されて いる。
ポビン 4 94には、 上下端に円形のフランジ 494 a、 4 94 bが設けられている。
そして、 図 2 7乃至図 2 9に示すように、 互いに、 ポビン 4 94の中心からずれた互いに平行な直線方向に 2本の長溝 4 1 5 a, 4 1 5 bがー方のフランジから上下方向に設けら れている。
この各長溝 4 1 5 a, 4 1 5 bの先端には、 それぞれワイ ャ 4 1 1、 4 1 1の先端の球体 4 1 2 a、 4 1 2 aが嵌合し てワイヤ 4 1 1、 4 1 1が抜けないようにするための円形溝 4 1 6 a、 4 1 6 bが設けてある。
一方の側板 49 1 e側の 2本のワイヤチューブ端部 4 1 0 a、 4 1 0 aを通りポビン 494に巻き付けられた 2本のヮ ィャ 4 1 1、 4 1 1の端部は、 一方の長溝 4 1 5 aに収容さ れて球体 4 1 2 a、 4 1 2 aが円形溝 1 1 6 aに嵌合して固 定されている。
また、 他方の側板 49 1 c側の 2本のワイヤチューブ端部 4 1 0 a、 4 1 0 aがポピン 49 4に巻き付けられた 2本の ワイヤ 4 1 1、 4 1 1の端部は、 他方の長溝 4 1 5 bに収容 されて球体 4 1 2が円形溝 4 1 6 bに嵌合して固定されてい る。
図 2 3及び図 3 0に示すように、 前記 4本の支柱 43 0、 4 3 0、 …の各水平部 43 0 a、 4 3 0 a, …の下面には、 ワイヤチューブ固定板 5 2 0、 5 2 0、 …が、 それぞれ、 固 定されている。
この各ワイヤチューブ固定板 5 2 0、 5 2 0、 …の穴に前
記各ワイヤチューブ 4 1 0の他端 4 1 0 bがそれぞれ固定さ れている。
ワイヤチューブ 4 1 0は、 底皿体などの重みで屈曲しない 剛体で構成されている。
ワイヤチューブ 4 1 0内部のワイヤ 4 1 1は、 このワイヤ チューブ 4 1 0の湾曲に沿って通っている。
なお、 ワイヤチューブ 4 1 0に剛性でないものを用いる場 合には、 ウィンチケース 4 9 1からワイヤチューブ固定板 5 2 0に到るまでワイヤチューブ 4 1 0を折れ線状に配線して 折れ曲がり部には、 筐体本体 4 2 1の側壁 4 2 1 aや各支柱 の水平部 4 3 0 aにローラ (図示せず) を回動自在に設けて、 ローラで折れ曲がり部を支えるようにすればよい。
図 3 0に示すように、 底皿体 4 2 3の上端の側壁 4 2 3 a の内面には、 各ワイヤチューブ固定板 5 2 0に対応して 4つ のワイヤアングル 5 2 1が固定されている。
このワイヤアングル 5 2 1の水平部 5 2 1 aには、 ワイヤ 揷通穴が設けてある。
ワイヤチューブ固定板 5 2 0のワイヤチューブ端部 4 1 0 bから鉛直方向に吊り下がったワイヤ 4 1 1の下端が、 この ワイヤ揷通穴から下方へ揷通されている。
このワイヤ 4 1 1の下端には、 球体 4 1 2 bが固定されて いる。
この球体 4 1 2 bが抜けないように U字状のストッパ 4 2 2がワイヤ 4 1 1の下端に設けられている。
そして、 下端部が、 このストッパ 4 2 2に接触し、 上端部
5
がワイヤアングル 5 2 1の水平部 5 2 1 aの下面に接触した 状態でコイルスプリング 5 2 3内をワイヤ 4 1 1の下端が通 るように、 コイルスプリング 5 2 3が設けられている。
このように 4本の各ワイヤ 4 1 1の下端には、 すべてコィ ルスプリング (付勢手段) 5 2 3がストツバ 4 2 2とワイヤ アングル 5 2 1の水平部 5 2 1 a間に接触するように設けら れている。
このため、 4本のワイヤ 4 1 1、 4 1 1、 …で底皿体 4 2 3を吊り下げた状態における 4本のワイヤ 4 1 1、 4 1 1 、 …の吊り下げ緊張度のバラツキを吸収すると共に、 吊り下げ 停止直後の 4本のワイヤ 4 1 1、 4 1 1、 …に加わる衝撃を 緩和している。
従って、 掛止鉤 4 2 4を掛止操作具 4 2 5から外して、 レ ンチでウインチュニット 4 9 0の回転軸 4 9 8を回転させて ポビン 4 9 4に巻き付けられた 4本のワイヤ 4 1 1、 4 1 1、 …を巻きほどくことによって底皿体 4 2 3を下降させること ができる。
また、 レンチで逆方向に回転軸 4 9 8を回転させることに よって、 底皿体 4 2 3を上昇させることができる。
なお、 図 2 4、 図 2 5に示すように、 前記回転軸 4 9 8の 前記ウォーム 4 9 9より側板 4 9 1 d側にはネジ面 4 9 8 a が設けられている。
そして、 このネジ面 4 9 8 aには、 一方側へ長い板ナッ ト 5 2 5が螺着されている。
このため、レンチで一方向に回転軸 4 9 8を回転させると、
板ナツ ト 5 2 5の先端は、 上板 4 9 1 aあるいは側板 4 9 1 eに接触して回転不能となる。
このため、 板ナット (規制体) 5 2 5は、 次第に、 回転軸 4 9 8に沿っていずれか一方側へ移動して回転軸 4 9 8の段 部 4 9 8 bあるいは 4 9 8 cに接触する。
これによつて、 それ以上回転軸 4 9 8をレンチで回転操作 することが不可能になる。
これによつて、 底皿体 4 2 3の所定距離以上の下降及び上 昇がなされないように規制されている。
図 2 1に示すように、 前記ホッパ支持腕 4 5 8、 4 7 5、 4 8 3には、 それぞれ、 ストックホッパ 4 6 0、 計量ホッ
4 7 4、 メモリホッパ 4 8 2が取外し可能に取付けられてい る。
そして、 放射フィーダ 4 5 4の先端から落下する被計量物 がストツクホッパ 4 6 0へ供給される。
また、 ストックホッパ 4 6 0から落下する被計量物が計量 ホッパ 4 7 4へ供給される。
さらに、 計量ホッパ 4 7 4から落下する被計量物がメモリ ホッパ 4 8 2へ供給される。
筐体 4 2 0の下方において、 前記水平フレーム 4 3 1、 4 3 1、 …によって円形漏斗状の集合シユート 5 3 0が取付け られている。
また、 各メモリホッパ 4 8 2に取外し可能に案内シユート
5 3 1が取付けられている。
そして、 組合せに選ばれた複数のメモリホッパ 4 7 4、 …
からの被計量物が、 この案内シュート 5 3 1を通って集合シ ユート 5 3 0へ落下する (なお、 図ではホッパ支持腕、 ホッ パ、 案内シュートなどを、 それぞれ、 右側の 1個だけ示して いる) 。
このような構造であるから、 分散テーブル 4 5 2及び放射 フィーダ 4 5.4を外し、 掛止鉤 4 5 4から掛止操作具 4 4 4 を外して、 上蓋 4 4 0を筐体 4 2 0の筐体本体 4 2 1から外 すことによって、 筐体本体 4 2 1の上端開口部から筐体本体 4 2 1内部のモータ 4 5 1、 モータ 4 6 1、 振動器 4 5 3の 保守、 点検、 交換などの作業をすることができる。
また、 少なくとも案内シュート 5 3 1 (図 2 1参照) を外 して、 掛止鉤 4 2 4から掛止操作具 4 2 5を外し、 ネジ蓋 4 0 4 (図 2 0、 図 2 1、 図 2 6参照) を外して、 レンチをゥ インチユニット 4 9 0の回転軸 4 9 8の操作穴へ差し込んで 回転軸 4 9 8を回転させることによって、 底皿体 4 2 3を下 降させることによって、 筐体本体 4 2 1の下端開口部から筐 体本体 4 2 1内部の計量器 4 7 2、モー夕 4 7 6などの保守、 点検、 交換などの作業をすることができる。
また、 これによつて、 底皿体 4 2 3の上端開口部から底皿 体 4 2 3内部のモータ 4 8 5などの保守、 点検、 交換などの 作業をすることができる。
(第 5の実施の形態)
前記第 4の実施の形態では、 上側の分割筐体から下側の分 割筐体をワイヤで吊り下げて昇降させるようにした構造を例 示している。
これに対し、 この第 5の実施の形態では、 図 3 1に示すよ うに、 上側の分割筐体 4 2 0 A内の支柱 4 3 0の水平部 4 3 0 aから下方へ軸 5 4 0を垂設し、 下側の分割筐体 4 2 0 B をこの軸 5 4 0に沿って上下動させるようにしている。
例えば、 底板 4 2 3 bから上方へ受け軸 5 4 1を突設し、 軸 5 4 0を受け軸 5 4 1の穴 5 4 1 aに摺動自在に嵌合させ てもよい。
(第 6の実施の形態)
また、 第 6の実施の形態では、 図 3 2に示すように、 上側 の分割筐体 4 2 0 Aから下方へネジ面が外周に形成された円 柱 5 5 0を垂設し、 下側の分割筐体 4 2 0 Bがこの円柱 5 5 0に螺着され、 下側の分割筐体 4 2 0 Bを回転させることに よって上下に筐体を開くことができるようにしている。
例えば、 下側の分割筐体 4 2 0 Bの底板 4 2 3 bから上方 へ突設した内ネジ面を有するパイプ 5 5 1を円柱 5 5 0に螺 着させて、 回転によって円柱 5 5 0に沿って上下動させるこ とができる。
(第 7の実施の形態)
前記第 4乃至第 6の実施の形態では、 筐体 4 2 0を上下に 2つに分割した場合を例示している。
これに対し、 この第 7の実施の形態では、 図 3 3に示すよ うに上下に 3つ 4 2 0 A、 4 2 0 B、 4 2 0 Cに分割してい る。
なお、 筐体 4 2 0は上下に 3つ以上に分割してもよい。 以上のように、 本発明の第 4の実施の形態による組合せ計
量装置は、 筐体の外周に沿って複数のホッパが設けられた組 合せ計量装置において、 前記筐体が上下に少なくとも 2つに 分割され、 1つの分割筐体が支柱に固定され、 他の分割筐体 が昇降装置によって上下動可能にして上側の分割筐体と下側 の分割筐体間を開閉可能にしている。
このように筐体を上下に分割し、 上下動させてその間を開 閉できるようにしたので、 筐体の上下に分割された開口面か ら筐体内部の駆動源や計量器を出し入れできるので、 筐体自 身には駆動源や計量器を出し入れするための大きな寸法の穴 を設ける必要がなくなり、 開閉蓋の開閉駆動のためのレバー が通る極めて小さな穴だけで済む。
このため、 大きな穴を塞ぐための取付け板を取付ける必要 もなくなり構造が簡単となるので、 被計量物の付着堆積も少 なくなって衛生面でも格段に向上し、 また、 洗浄の際の防水 性も格段に向上する。
また、 筐体内部の駆動源や計量器などの点検ゃメンテナン スの際に取付け板などの着脱などの煩雑な作業が不要となり、 単に分割筐体を上下動させるだけでよいので、 点検やメンテ ナンスが著しく簡単になる。
また、 本発明の第 4の実施の形態による組合せ計量装置で は、 筐体の外周に沿って複数のホツバが設けられた組合せ計 量装置において、 前記筐体が上下に少なくとも 2つに分割さ れ、 下側の分割筐体が上側の分割筐体からワイヤによって吊 り下げ支持し上側の分割筐体に設けられたウィンチで上下動 させて上側の分割筐体と下側の分割筐体間を開閉可能にして
いる。
このため、 ワイヤで吊り下げた下側の分割筐体をウィンチ で巻き上げたり、 下げたりすることによって極めて簡単に分 割された筐体を開閉することができる。
また、 本発明の第 4の実施の形態による組合せ計量装置で は、 前記下側の分割筐体を吊り下げ支持する前記複数のワイ ャの下端部が、 それぞれ付勢手段を介して前記下側の分割筐 体に取付けられている。
このため、 下側の分割筐体を吊り下げる複数のワイヤによ る引張力の固体差が、 各ワイヤの下端に設けた付勢手段によ つて吸収される。
また、 ウインチによる巻き上げや下げの停止の際の衝撃も 吸収される。
また、 本発明の第 4の実施の形態による組合せ計量装置で は、 前記上側の筐体に操作用の穴が設けられ、 該穴から操作 具を差し込んで前記ウインチを操作して前記下側の筐体を上 下動操作できるようにしている。
このため、 外部から簡単に筐体を上下に開閉させることが できる。
また、 本発明の第 4の実施の形態による組合せ計量装置で は、前記ウインチが外部からの操作で回転する回転軸を備え、 該回転軸の回転量に応じて回転軸の軸方向に移動する移動体 を設けると共に、 該移動体の移動範囲を規制する規制体を設 けて前記ウインチによる巻き上げ量あるいは巻き下げ量を規 制するようにしている。
このため、 ウィンチによる下側の分割筐体の巻き上げ、 下 げの範囲が自動的に決定される。
また、 本発明の第 5の実施の形態による組合せ計量装置で は、 筐体の外周に沿って複数のホツバが設けられた組合せ計 量装置において、 前記筐体が上下に少なくとも 2つに分割さ れ、 上側の分割筐体から下方へ軸が突設され、 該軸に沿って 下側の分割筐体が上下動可能に取付けられて上側の分割筐体 と下側の分割筐体間を開閉可能にしている。
このため、 下側の分割筐体を前記軸に沿って上下動させて 簡単に上下に筐体を開閉でき、 筐体内部の駆動源や計量器の 点検やメンテナンスが容易になる。
また、 本発明の第 6の実施の形態による組合せ計量装置で は、 筐体の外周に沿って複数のホッパが設けられた組合せ計 量装置において、 前記筐体が上下に少なくとも 2つに分割さ れ、 上側の分割筐体から下方へネジ面が設けられた円柱が突 設され、 下側の分割筐体が該円柱に螺着されて、 下側の分割 筐体を回転させることによって前記円柱に沿って上下動可能 にして上側の分割筐体と下側の分割筐体間を開閉可能にして いる。
このため、 下側の分割筐体を回転させることによって、 前 記円柱に沿って上下動させて簡単に上下に筐体を開閉するこ とができ、 筐体内部の駆動源や計量器の点検ゃメン
が容易になる。