WO2000071869A1 - Method and mechanism for exhaust emission control - Google Patents

Description

明 細 書 排気ガスの浄化方法、 及び、 排気ガス浄化機構 技術分野

この発明は、 車両構造を複雑にせず後付けにより、 エンジンルーム側より排出 される排気ガスの浄化処理を、 低価格で簡便に行うことが可能な排気ガスの浄化 方法、 及び、 排気ガス浄化機構に関するものである。 背景技術

従来より、 自動車ゃォートバイなどのような車両閩係においても排気ガスの浄 化促進が図られているが、 近年は環境問題への意識の高まりにより、 大気汚染の 元凶として、 特にこれら車両関係の排気ガス浄化処理に対する関心が高まってき ている。

上記した車両関係より排出される排気ガスは、 周知のように一酸化炭素 （C O ) , 窒素酸化物 （N O ) , 炭化水素 （H C ) , 鉛 （P b ) などの有害物質が含有 されており、 これらの有害物質を低減化して大気中に少しでも清浄な排気ガスを 排出すべく鋭意、 研究，努力が図られている。

しかして、 従来の排気ガス浄化装置としては、 エンジンルーム側 （排気ガスの 排出時の上流側） においてその処理を行なおうとするものが殆どであり、 必然的 に浄化機構が複雑化するという問題があると共に、 車体を改造して後付けをする ことはできないという問題を有している。

また、 車両の製作時に浄化機構を組み込まなくてはならないため、 高級車には 予め組み込むことは可能であるが、 商業用のトラックゃバスあるいはォートバイ など比較的に低価格な一般車などは、 価格面などの閔係からも効率のよい高性能 の排気ガス浄化機構を組み込み難いというのが現状である。

本願出願人は、 そのような現状を考慮し、 後付けで車体に取付けることができ ると共に、 低価格で簡便に効率のよい排気ガス浄化処理を行うことができるため の研究を行ったものである。

この発明は、 上記のような事情に鑑みてなされたものであり、 その目的とする ところは、 車両構造を複雑にせず後付けにより、 エンジンルーム側より排出され る排気ガスの浄化処理を、 低価格で簡便に行うことが可能な排気ガスの浄化方法 、 及び、 排気ガス浄化機構を提供することにある。 発明の開示

この発明は、 排気ガスの浄化方法として、 請求項 1記載のように、 自動車ゃォ ートバイなどのような車両における排気用マフラーにおいて、 上記排気用マフラ 一本体内に出し入れ可能に挿入した排気ガス浄化用触媒体により、 排気ガスの浄 化処理を行い、 上記排気用マフラー本体の排出口側に着脱可能に配備したファン 機構の駆動により、 上記排気ガス浄化用触媒体内を通過する排気ガスの流速の低 下を強制的に防ぎつつ排気を行うことを特徴とする。

また、 排気ガス浄化機構として、 請求項 2記載のように、 自動車やオートバイ などの車両における排気用マフラーにおいて、 排気用マフラー本体内に出し入れ 可能に揷嵌され排気ガスの浄化処理を行う排気ガス浄化用触媒体と、 上記排気用 マフラー本体の排出口側に着脱可能に取付けられ排気ガスの排出を強制的に行う ファン機構とにより構成されること、 また、 請求項 3記載のように、 ファ ン機構 の駆動はアクセル操作と連動されることを特徴とする。 図面の簡単な説明

図 1は、 この発明における排気ガス浄化機構を示す説明用透視図、 図 2は、 図 1 の説明用分解図、 図 3は、 ファ ン機構の電気的驱動の 1例を示すブロック図であ る。 発明を実施するための最良の形態 以下、 この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図 1は、 この発明に おける排気ガス浄化機構を示す説明用透視図であり、 図 2は、 図 1の説明用分解 図である。

図 1に示すように、 排気用マフラ一本体 1の上流側にはエンジンルーム R (図 示略） 側と接続される排気路 2が連結される。 また、 この排気用マフラー本体 1 の下流側 （排出口 1 a ) からは、 排気ガス浄化用触媒体 3が排気用マフラー本体 1内に出し入れ可能に挿嵌される。

この排気ガス浄化用触媒体 3は、 排気ガス G中に含まれる一酸化炭素 （C O ) , 窒素酸化物 （N O ) , 炭化水素 （H C ) , 鉛 （ P b ) などの有害物質を除去す るもので、 カセッ ト状に形成されるのが好適である力 排気用マフラー本体 1内 に出し入れ可能に揷嵌されるものであればどのような形態でも設計変更が可能で ある。

また、 排気ガス浄化用触媒体 3を構成する触媒などの原材料も排気ガス Gの浄 化を行うものであればどのような組成物でも適宜選択することが可能であるが、 この発明の要旨とは直接的に関係しないのでその詳細な説明は省略をする。 排気用マフラー本体 1の排出口 1 aには、 ファン機構 4が着脱自在に取付けら れる。 このファ ン機構 4は、 一方側が排出口 1 aに嵌合されると共に、 他方側が やや小径の排出口とされる筒体 4 aと、 この筒体 4 a内に内蔵され、 駆動時には 筒体 4 aの一方側から排出口である他方側へと排気ガス Gを強制的に吸引するフ アン 4 bと、 その駆動用モータ Mと、 排気用マフラー本体 1 の排出口 1 a との連 結を確実なものとする締結手段 4 cとによって構成される。

ファン 4 bの駆動用モータ Mとその駆動電源や連結機構の図示及び説明は省略 するが、 図 3に示したように、 駆動用モータ Mはアクセル機構 1 0に連動され、 アクセル （図示略） 操作の強弱に伴ってファ ン 4 bの強弱の回転数を制御する。 締結手段 4 cは、 上記したような作用を果たすものであればよいので、 従来よ り周知の種々の締結手段を用いることができる力^ 実施例に示したものは、 排気 用マフラー本体 1の端部外周に設けられたネジ部 1 bに締結手段 4 cが螺合する ようにされている。

したがって、 この実施例では、 排気用マフラー本体内に出し入れ可能に揷入し た排気ガス浄化用触媒体により排気ガスの浄化処理を図り、 排気用マフラ一本体 の排出口側に着脱可能に配備したファ ン機構により排気ガス浄化用触媒体内を通 過する排気ガスの流速の低下を強制的に防ぎ、 効率のよい浄化処理と排気を行う ように作用する。

すなわち、 この実施例によれば、 自動車やオートバイなどの車両における排気 用マフラーにおいて、 排気用マフラー本体内に排気ガス浄化用触媒体を出し入れ 可能に挿入し、 排気ガスの浄化処理を図ると共に、 排気用マフラー本体の排出口 側に着脱可能に配備したファ ン機構により、 排気ガス浄化用触媒体内を通過する 排気ガスの流速の低下を強制的に防ぎ、 効率のよい浄化処理を行う。

また、 これらの浄化機構は、 予め車両構造に組み込まれるのではなく、 排気用 マフラー等に後付けで取付けることができるので、 車両構造を複雑にせず後付け により、 ェンジンルーム側より排出される排気ガスの浄化処理を低価格で簡便に 行うことが可能となる。

また、 長時間にわたり浄化処理を行った場合には、 排気ガス浄化用触媒体が汚 れ正常な浄化処理が行われなくなるが、 排気用マフラー本体内より取り出した排 気ガス浄化用触媒体を交換するか、 洗浄して再利用することもできるので、 コス ト面でも効率がよい。 産業上の利用可能性

以上説明したように、 この発明によれば、 車両構造を複雑にせず、 後付けによ り、 エンジンルーム側より排出される排気ガスの浄化処理を低価格で簡便に行う ことができる。

Claims

請求の範囲

1 自動車やオートバイなどのような車両における排気用マフラーにおいて、 上 記排気用マフラー本体内に出し入れ可能に挿入した排気ガス浄化用触媒体により 、 排気ガスの浄化処理を行い、 上記排気用マフラー本体の排出口側に着脱可能に 配備したファン機構の駆動により、 上記排気ガス浄化用触媒体内を通過する排気 ガスの流速の低下を強制的に防ぎつつ排気を行うことを特徴とする排気ガスの浄 化方法。

2 自動車やオートバイなどのような車両における排気用マフラ一において、 上 記排気用マフラー本体内に出し入れ可能に揷嵌され排気ガスの浄化処理を行う排 気ガス浄化用触媒体と、 上記排気用マフラー本体の排出口側に着脱可能に取付け られ排気ガスの排出を強制的に行うファン機構とにより構成されることを特徴と する排気ガス浄化機構。

3 ファン機構の駆動は、 アクセル操作と連動されることを特徴とする請求項 2 記載の排気ガス浄化機構。