WO1999001092A1 - Dispositif simplifie, automatique de miction de type a ouverture et fermeture - Google Patents

Description

明 細 書

簡易自動開閉型排尿装置

〔技術分野〕

本発明は、 膀胱にカテーテルを挿入して排尿を行っている患者に対して、 カテ —テルと採尿袋との中間に簡易に装着し、 膀胱の貯尿 ·排尿を自動的に促進させ、 膀胱の生理的機能を維持する簡易自動開閉型排尿装置に関するものである。

〔背景技術〕

排尿が不全または不能の患者に対しては、 膀胱に尿道カテーテルを留置し、 尿 を体外に排出する必要がある。 このときに、 各種の排尿装置が用いられている。 従来の多くの排尿装置は、 尿管を通して膀胱に尿道カテーテルを挿入し、 開閉弁 をかいして採尿袋に尿を誘導していた。 このような排尿装置においては、 膀胱に 留置したカテーテルにより常時体外に尿を流出させているので、 膀胱は自然の貯 尿 -排尿のための膨張 ·収縮が行われず、 膀胱は常に蒌縮状態に留まつていて、 長時間経過すると膀胱機能は廃絶してしまうことがある。

そこで、 膀胱機能を維持するために、 膀胱内の尿圧力を検出して弁を開閉する 自動排尿装置がいくつか提案されてきた。 しかし、 これらは大規模で高価となり、 患者にとっても使用しにくいという問題があつた。

〔発明の開示〕

本発明の目的は、 膀胱機能を正常に維持しつつ採尿が可能で、 しかも安価で構 造の簡単な簡易自動開閉型排尿装置を提供することにある。

本発明の簡易自動開閉型排尿装置は、 主として、 可撓チューブと、 プランジャ と、 受け台と、 弾性部材と、 電磁ソレノィ ドと、 作動子とからなる。 可撓チュー ブは、 注入口と排出口とを有する プランジャは、 -一端に押圧部を、 他端に接触 部を有する。 受け台は、 可撓チューブをプランジャの押圧部下方で支持する。 弾 性部材は、 プランジャの押圧部を常態で可撓チュ一ブに押し付けて可撓チュ一ブ を押圧部と受け台との間に圧迫閉塞させる,， 電磁ソレノィ ドは、 ブランジャの接 触部を選択的に吸引 ·反発する。 作動子は、 ¾磁ソレノィ ドを選択的に' 源に接 '¼する '） 上述のような構成において、 可撓チューブの注入口がカテーテルをかいして膀 胱に接続され、 可撓チューブの排出口が導管をかいして採尿袋に接続される。 膀 胱内の尿圧力が所定値に達したとき、 作動子によって電磁ソレドィドが付勢され、 プランジャの押圧部が後退されて可撓チュ一ブの圧迫閉塞が解除される。

作動子は、 バルーン式の圧力センサ、 タイマ、 または押しボタンのうちのいず れでもよい。

電源は、 A C電源、 乾電池、 または充電式の蓄電池のいずれでもよい。

可撓チューブの注入口に連通する膀胱内の尿圧力を所定値に設定し、 尿圧力が 所定値に達したときはチューブの排出口から外部の採尿袋に膀胱内の尿を全て排 尿する。 排尿後は、 前述の動作が再び繰り返される。 このようにして、 膀胱は力 テーテルをかいして採尿袋に連結されているにもかかわらず、 通常時と同様に貯 尿 ·排尿のために膨張 ·収縮を繰り返すことができる。

[図面の簡単な説明]

図 1は、 本発明の簡易自動開閉型排尿装置の使用例を示す概略説明図である。 図 2は、 本発明の排尿装置の原理を示す概略縦断面図である。

図 3は、 図 2と類似の図面であって、 排尿作動状態を示す。

図 4は、 本発明の排尿装置の他の具体的実施例の概略縦断面図である。

[発明を実施するための最良の形態]

図面を参照して、 本発明の簡易自動開閉型排尿装置の実施例について説明する。 図 1—3に示すように、 本発明の簡易自動開閉型排尿装置 1 0は、 主として、 可撓チューブ 1 1 0と、 プランジャ 1 2 0と、 受け台 1 3 0と、 弾性部材 1 4 0 と、 電磁ソレノィ ド 1 5 0と、 作動子 1 6 0とからなる。

可撓チューブ 1 1 0は、 図 2に示すように、 注入口 1 1 1と排出口 1 1 2とを 有する。 プランジャ 1 2 0は、 一端に押圧部 1 2 1を、 他端に接触部 1 2 2を有 する。 受け台 1 3 0は、 可撓チューブ 1 1 0をブランジャ 1 2 0の押圧部 1 2 1 の下方で支持する。 弾性部材 1 4 0は、 プランジャ 1 2 0の押圧部 1 2 1を常態 で可撓チュ―ブ 1 1 0に押し付けて可撓チュ一ブ 1 1 0を押圧部 1 2 1と受け台 1 3 0との間に圧迫閉塞させる,， 電磁ソレノイ ド 1 5 0は、 プランジャ 1 2 0の 接触部 122を選択的に吸引 ·反発する。 作動子 160は、 電磁ソレノィ ド 15 0を選択的に電源 170に接続する。

上述した構成において、 可撓チューブ 110の注入口 111がカテーテル 11 をかいして膀胱 12に接続され、 可撓チューブ 110の排出口 112が導管 13 をかいして採尿袋 14に接続される。 膀胱 12内の尿圧力が所定値に達したとき、 作動子 160によって電磁ソレドィ ド 150が付勢され、 そして、 プランジャ 1 20の押圧部 121が弾性部材 140の偏倚力に抗して後退され、 可撓チューブ 110の圧迫閉塞が解除される （図 3) 。

排尿が完了した後には、 作動子 160によって、 電磁ソレノィ ド 150が消勢 され、 プランジャ 120の押圧部 121が弾性部材 140の偏倚力によって再び 前進され、 前述のように可撓チューブ 110を圧迫閉塞する （図 2) 。

作動子 160は、 バルーン式の圧力センサ、 タイマ、 または押しボタンのうち のいずれでもよい。

電源 170は、 AC電源、 乾電池、 または充電式の蓄電池のいずれでもよい。 受け台 130、 プランジャ 120、 電磁ソレノィ ド 150等は慣用のハウジン グ 180に収容されかつ支持される。

図 4は、 本発明の簡易自動開閉型排尿装置の他の具体的実施例を示す。 本実施 例では、 作動子 160として、 バルーン式の圧力センサ 161、 タイマ 162、 押しボタン 163の 3種類をすベて備えている。 そして、 電源 170としては、 乾電池 171が一体に組み込まれている。

バルーン式圧力センサ 161は、 尿の圧力でバルーンが膨張し接点が閉じる構 成のものでよい。 タイマ 162は、 排尿時刻を個人の体調に合わせて自由に設定 できる。 押しボタン 163は、 緊急に g尿が必要になったときに用いられる。 通常、 人の膀胱の容量は最大 300— 400m lであり、 排尿圧力は最大 50 — 40 OmmHgである。 しかし、 性別、 年令、 病状等により個人差があるので、 大まかに 3段階に分け （例えば、 50mmHg、 12 OmmHg, 20 OmmH g) 、 各人の事情に合わせて作動子 160を作動させることが好ましい。

[産業上の利用可能性] 本発明は、 排尿装置として利用されているが、 体内に薬を注入する場合にも利 用できる。 さらには、 医療機器の外に、 一般の流体機器にも応用できる。

Claims

m 求 の 範 囲

1 . 注入口と排出口とを有する可撓チューブと、 一端に押圧部を、 他端に接触 部を有するプランジャと、 前記可撓チュ一ブを前記ブランジャの押圧部下方で支 持する受け台と、 前記ブランジャの押圧部を常態で前記可撓チュ一ブに押し付け て該可撓チュ一ブを該押圧部と前記受け台との間に圧迫閉塞させる弾性部材と、 前記プランジャの接触部を選択的に吸引 '反発する電磁ソレノィ ドと、 該電磁ソ レノィ ドを選択的に電源に接続する作動子とからなり、

itr記可撓チュ―ブの注入口をカテ—テルをかいして膀胱に接続し、 該可撓チュ ーブの排出口を導管をかいして採尿袋に接続し、

膀胱内の尿圧力が所定値に達したとき、 前記電磁ソレドィ ドを付勢し、 前記プ ランジャの押圧部を後退させて前記可撓チュ―ブの圧迫閉塞を解除することを特 徵とした簡易自動開閉型排尿装置。

2 . 前記作動子は、 バルーン式の圧力センサであることを特徴とした請求項 1 記載の装置。

3 . 前記作動子は、 タイマであることを特徴とした請求項 1記載の装置。

4. 前記作動子は、 押しボタンであることを特徴とした請求項 1記載の装置。

5 . 前記電源は A C電源であることを特徴とした請求項 1記載の装置。

6 . 前記電源は乾電池であることを特徴とした請求項 1記載の装置。

7 . 前記電源は充電式の蓄電池であることを特徴とした請求項 1記載の装置。