WO1999056183A1

WO1999056183A1 - System and method for watch design

Info

Publication number: WO1999056183A1
Application number: PCT/JP1999/002190
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Harasaki; Akihiro Hori; Eiichi Sakita; Shiro Katoh; Masashi Ozaki; Akio Okabe; Kaoru Yamauchi; Kouzi Kudou; Masami Ichihara; Yuuzi Ehara
Original assignee: Citizen Watch Co Ltd
Current assignee: Citizen Watch Co Ltd
Priority date: 1998-04-24
Filing date: 1999-04-23
Publication date: 1999-11-04
Anticipated expiration: 2000-10-24
Also published as: US20070033115A1; EP0990962A1; KR100649733B1; CN1272185A; EP0990962A4; US20050119944A1; KR20010014231A

Description

明細書時計デザィン作成システム及び作成方法技術分野

本発明は、デジタル情報処理技術をベースとした製品供給システムに関連するもので、特に、消費者自身が自分の好みに合ったオリジナルデザィン製品を時計メ一力一に直接製作させるための時計デザィン作成システム及び作成方法に関する。

本発明の第 1 態様では、消費者がインタ一ネットゃ雑誌等の情報通信手段を介して、時計メーカーにサービスを要求すると、時計メ —力一はデザィンソフト及びデータを記録したデザィン情報を所定の情報提供手段もしくは記録媒体を介して消費者に送り、消費者は、そのデザイン情報から必要なデータを読み出し、もしくは表示画面上で独自に作成し、拡大、縮小、移動等を行い、自分の好みに合つた時計ォリジナルデザイン情報（即ち、時計デザイン仕様）を作成し、所定の情報通信手段を利用して又は自己のフロッピーデイスク等の記録媒体に記録して時計メーカーに送る。時計メーカーではこの消費者からの時計デザイン仕様に基づいて時計を製作し完成した時計を消費者に提供する。

また、本発明の第 2態様では、消費者が、ォリジナルデザィン時計の申込み要領等を同封した「申込みキット」を、時計メーカ一から直接又は取次店で購入して受け取ると、その中の「注文シート」に、自分の希望する所定の事項、例えば、文字板デザイン、時計バンド、時字、等のデザイン、及び文字板に記載するメッセージ、等を記入して時計メーカ一に注文する。時計メーカーでは「注文シート」に示された文字板の絵をイメージスキャナを用いてコンビユー夕に取込み、ディスプレイ画面上で種々の処理を行い、消費者の希望に沿つたオリジナルデザイン時計の製作仕様を作成し、完成品を— その消費者に引き渡す。

また、本発明の第 3態様では、上記第 2態様の「申込みキット」を受け取ると、同封された「時計デザインシート」に、自分の希望する所定の事項、例えば、時計のタイプ、文字板上の写真の配置場所、文字板の背景、メッセージの位置及び内容、等を記入する。さらに、第 3態様では、消費者は写真を申込みキッ卜に同封するのみで、完成イメージ描画欄に写真の配置場所を指定し、さらに文字板要望欄に写真の使用したい範囲を指定するようになっている。時計メ一力一では第 2態様と同様に送られてきた写真や絵を処理し、時計完成品を時計収納箱に収納して消費者に配送する。

さらに、本発明の第 4態様では、上記の第 2及び第 3態様において、消費者にて写真や絵の範囲の決定や貼り付け等の便宜を図るために種々の改良を加えた「注文シート」を提供する。背景技術

例えば所定の力タ口グから消費者が自分の好みの製品を選択し、通信回線を介して注文する通信販売システムは既に知られている。また、 T V画面から消費者が自分の好みの製品を選択し、通信回線を介して注文する T V販売システムも既に知られている。

これらの販売システムでは、予め製品メ一力一が用意した数種類の、例えば時計の場合、文字板デザインの中から好みのデザインを指定できる方式が行われており、また、ある程度の個数をまとめてオーダ一すれば、文字板上やケースの裏蓋に指定した文字を印刷するという特別注文方式も行われている。

しかし上述のような通信販売システムでは、消費者に若干のデザイン自由度は与えられているものの、文字板の指定や文字の印刷程度のオリジナリティでは、消費者にとっていわゆる世界に 1 つし力、— ない自分だけのオリジナルデザィン時計を製作できる、という満足感を得られるものではなかった。

そこで、情報通信ネットヮーク等の情報通信手段を利用して消費者が時計供給元（例えば時計メーカー）に直接アクセスし、消費者はアクセスを受けた時計メーカ一から提供されたデザィン基礎情報を含むデザインソフ卜を用いて、自分でパソコン画面上にて時計のデザインを行い、時計メーカーに製作させる時計デザィン作成システムが要望されていた。

そして、このような時計デザイン作成システムを実際に実施して見ると、実際にパソコンを自在に操作してオリジナルデザイン時計を設計し、時計メーカーに注文することは、パソコン等に一定の習熟をもつ若年層では問題ないが、これらに不慣れな女性層や高齢者層では難しい面があった。そしてこれらの消費者層からは「注文したいが、もっと簡単にできる方法はないか」或いは「パソコンを所持していないが、オリジナルデザイン時計を注文したい」或いは「パソコンを所持していないが、文字板に使用する写真を提供するので、あとの処理は時計メーカー側にお任せしたい」等の要望があつた

従って、本発明は、上記のような消費者からの種々の要望を包含した時計デザィン作成システムと作成方法を提供するものである。発明の開示

そこで、本発明の第 1 態様の目的は、情報通信ネットワーク等の情報通信手段を利用して消費者が時計供給元（例えば時計メーカー ) に直接アクセスすることができ、また、時計メーカーより提供されるデザィン基礎情報を含むデザィンソフトを用いて、自分でパソコン画面上にてデザイン設計を実行することにより、本格的なオリ— ジナルデザイン時計の製作を可能にすることにある。

さらに、本発明の第 2、第 3及び第 4態様の目的は、パソコン等に不慣れな消費者でも、あるいはパソコンを所持していない消費者でも容易にオリジナルデザィン時計を時計メーカ一に注文することを可能にすることにある。

本発明の第 1 態様によれば、

時計デザィン作成システム及び作成方法であって、時計メーカーが、時計デザインの作成サービスを情報通信手段を介して消費者に通知する手段と、通知を受けた消費者が時計メーカ一に所定の通信手段により請求した時計デザインのためのデザインソフ卜と時計構成部品を示す部品デジタル情報を、前記時計メ一力一が受け入れる手段と、前記時計メーカーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそれを組み合わせるためのデザインソフトを、所定の情報提供手段で前記消費者に提供する手段と、前記部品デジタル情報とデザインソフトを受けた消費者がデザィンソフトと部品デジタル情報を使用して部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計ォリジナルデザィン情報を、前記時計メ一力一が受け入れる手段と、消費者が作成した時計ォリジナルデザィン情報に基づいて時計メ —カーに依頼した時計の製作を、前記時計メーカ一が受け入れる手段と、前記時計メーカ一が、消費者より受け取った時計オリジナルデザィン情報に従って時計を製作し完成した時計を消費者に提供する手段と、を含むことを特徴とする。

また、本発明の第 2 態様によれば、

消費者の要望に応じて時計メーカ一から所定の申込みキッ卜が消費者に送られ、消費者は申込みキッ卜の内容に沿つて所望のォリジナルデザイン時計を設計すべく所定の記入等を行った後、文字板に使用する写真又は絵等を添えて時計メーカ一に送り、時計メーカー _ は申込みキッ卜の内容に沿ってオリジナルデザイン時計を製作し、消費者に配送する時計デザイン作成システムにおいて、

前記申込みキッ卜には、消費者が記入する注文シートを含み、前記注文シ一トには、少なくとも、消費者が文字板にしたい写真や絵等を貼り付ける写真貼付欄と、時計のタイプを選択するタイプ選択欄とを含むことを特徴とする。

また、本発明の第 3態様によれば、

上記第 2態様の時計デザイン作成システムにおいて、前記申込みキットには、消費者が記入する時計デザィンシートと注文シートを含み、前記時計デザィンシートには、少なくとも、消費者が所望する時計のタイプを選択する時計タイプ選択欄と、写真や絵等の文字板上の配置場所を選択する写真配置場所選択欄と、を含むことを特徵とする。

さらに、本発明の第 4態様によれば、

上記第 2態様の時計デザイン作成システムにおいて、前記申込みキットには、消費者が記入する注文シートを含み、前記注文シートには、少なくとも、消費者が時計の文字板にしたい写真や絵等を貼り付ける写真貼付欄を含み、前記写真貼付欄は前記写真や絵等の表面から文字板にしたい所望の範囲を決定する区切り手段を含むことを特徴とする。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の第 1態様の基本操作フローチャートである。

図 2 は、本発明の第 1態様の他の基本操作フローチャートである図 3 は、第 1 態様における消費者による操作の基本フローチャートである。

図 4 は、メインメニュー表示のステップである。

図 5 は、イメージチヱック表示のステップである。

図 6 は、時計、文字板、針等のサンプル選択のステップである。図 7 は、文字板確認のステップである。

図 8 は、文字板確認の他のステップである。

図 9 は、オーダー確認のステップである。

図 1 0 は、色調確認のステップである。

図 1 1 は、オーダ一データ作成のステップである。

図 1 2 は、本発明の第 1 態様によるシステム構成図である。

図 1 3 は、本発明の第 1 態様で使用する記録媒体の内容説明図でめる。

図 1 4 は、メインメニューの画面表示図である。

図 1 5 は、時計の使用イメージチヱックの画面表示図である。図 1 6 は、時計のデザインイメージチヱックの画面表示図である o

図 1 7 は、時計サンプル選択の画面表示図である。

図 1 8 は、サンプル選択における文字板表示図である。

図 1 9 は、サンプル選択における文字板一覧表示図である。

図 2 0 は、サンプル選択における文字板確認表示図である。

図 2 1 は、サンプル選択における文字板表示図である。

図 2 2 は、サンプル選択における文字板読込表示図である。

図 2 3 は、サンプル選択における時字表示図である。

図 2 4 は、文字板へのメッセージ入力表示図である。

図 2 5 は、サンプル選択における指針表示図である。

図 2 6 は、サンプル選択におけるケース表示図である。図 2 7 は、サンプル選択におけるウレタンバンド表示図である。図 2 8 は、サンプル選択における革バンド表示図である。 _ 図 2 9 は、サンプル選択におけるりゆ一ず表示図である。

図 3 0 は、時計外観の保存画面表示図である。

図 3 1 は、メッセージ等の確認画面表示図である。

図 3 2 は、オーダ一データ作成画面表示図である。

図 3 3 は、オーダー金額確認画面表示図である。

図 3 4 は、保存選択の表示図である。

図 3 5 は、サンプル選択におけるバンド素材表示図である。

図 3 6 は、サンプル選択における指針表示図である。

図 3 7 は、指針の基本パターンの表示図である。

図 3 8 は、時計構成部品の表示図である。

図 3 9 は、針デザインの表示図である。

図 4 0 は、時字の表示図である。

図 4 1 は、選択された時字の拡大表示図である。

図 4 2 は、フレームの表示図である。

図 4 3 は、選択したフレームの拡大表示図である。

図 4 4 は、既に選択したケース、時字、フレーム等の拡大表示図ある。

図 4 5 は、グラフィックの表示図である。

図 4 6 は、図 3 7 において異なる時計を選択した場合のグラフィックの表示図である。

図 4 7 は、既に選択した、ケース、針、時字、フレーム、グラフィック等を組み合わせた時計の拡大表示図である。

図 4 8 は、メッセージの表示図である。

図 4 9 は、メッセージの書体、大きさ、色、等の選択図である。図 5 0 は、顧客が作成するグラフィックの表示図である。図 5 1 は、顧客による「トリミング」の説明図（その 1 ) である図 5 2 は、顧客による「トリミング」の説明図（その 2 ) である o

図 5 3 は、顧客による「トリミング」の説明図（その 3 ) である o

図 5 4 は、顧客による「トリミング」の説明図（その 4 ) である o

図 5 5 は、顧客の作成したグラフィックと、針、フレーム、時字、等を組み合わせた時計デザインの拡大表示図である。

図 5 6 は、第 1態様による製作シ一卜の一例構成図（A ) 、第 1 態様による紫外線力ットフイルムを製作シート上に貼り付けた図（ B ) 、第 1 態様による画像シートの中心の針穴ガイド穴の説明図（ C ) である。

図 5 7 は、第 1態様における画像シートの位置出しと文字板の打ち抜きの概念図である。

図 5 8 は、第 1態様によるォリジナルデザィン時計の組み立て分解斜視図である。

図 5 9 は、図 5 8の順序で組み立てた後の詳細断面図である。図 6 0 は、本発明の第 2態様による時計デザイン作成システムのシステム構成図である。

図 6 1 は、第 2態様による注文シー卜の一実施形態構成図である o

図 6 2 は、第 2態様による写真貼付欄の貼り付けの表側説明図でめる。

図 6 3 は、第 2態様による写真貼付欄の貼り付けの裏側説明図でめる。図 6 4 は、第 2態様による写真貼付欄の「トリミング」の説明図 ( A〜 C ) である。 ― 図 6 5 は、第 2態様によるガイドシート（透明フィルム）の例示図（ A〜 D ) である。

図 6 6 は、第 2態様によるガイドシートの他の例（ A , B ) である 0

図 6 7 は、第 2態様による注文シートの他の例の説明図（ A〜D ) である。

図 6 8 は、第 2態様による時計メーカ一側のシステム構成図であ 0

図 6 9 は、第 2態様による写真をイメージ取り込みした後のディスプレイ画面上の表示例である。

図 7 0 は、本発明の第 3態様による時計デザインシー卜の一実施形態構成図である。

図 7 1 は、第 3態様に使用する注文シー卜の一実施形態構成図であ o

図 7 2 は、第 3態様に使用する時計タイプの例示図である。

図 7 3 は、第 3態様による写真の配置場所の例（ A ) 及びメッセ —ジの位置の例（B ) の説明図である。

図 7 4 は、第 3態様における時計メ一力一側の個別作業工程図であ O o

図 7 5 は、第 3態様に使用する時計収納箱の一例外観斜視図であ o

図 7 6 は、図 7 5の時計収納箱の内部を示す斜視図である。

図 7 7 は、図 7 6の時計収納箱の蓋部分の分解斜視図である。

図 7 8 は、図 7 5の時計収納箱の断面図である。

図 7 9 は、第 3態様に使用する時計収納箱の他の例外観斜視図であり、（A ) は蓋を閉じた状態で、（B ) は蓋を開けた状態である図 8 0 は、図 7 9の時計収納箱の内部を説明する分解斜視図である。

図 8 1 は、第 3態様における時計メ一力一側の全体作業工程図で

¾) O o

図 8 2 は、本発明の第 4態様における注文シートを透明フィルムで構成し、各穴に文字板の時字、メッセージ、針穴等を印刷した場合の一例構成図（A , B ) である。

図 8 3 は、図 8 2の注文シートの他の例であり、複数種類のケ一ス及びバンドも印刷した例である。

図 8 4 は、図 8 2の注文シートのさらに他の例であり、別途に複数種類の文字板を印刷した透明フィルム（ B ) を別途に用意した例め <£> o

図 8 5 は、図 8 4 ( B ) の透明フィルムの他の例であり、複数種類のフレームを印刷した透明フィルムを別途に用意した例である。

図 8 6 は、図 8 4 の透明フィルムと図 9 の透明フィルムを組み合わせた全体図である。

図 8 7 は、上記第 2態様の注文シ一トを磁性シートで構成した例、及び写真を押さえるマグネットシートの例（A， B ) である。

図 8 8 は、上記第 2態様の注文シートのさらに他の例であり、各穴の上下に長孔を設けて写真の貼り付けを容易にした場合（A， B ：) である。

図 8 9 は、第 4態様による写真の範囲を決めるケース枠（又はトリミングシート）の一例であり、（ A ) はケースの表側、（ B ) はケースの裏側である。

図 9 0 は、図 8 9のケース枠の他の例であり、「見切り部分」の小中犬の例である。

図 9 1 は、上記第 2態様の注文シートのさらに他の例であり、小— 中犬の各穴を 2つの穴の対にしたものである。

図 9 2 は、第 4態様における写真の範囲を決めるトリミングシー卜の他の例であり、フェルトペンを使用する場合である。

図 9 3 は、図 9 2のトリミングシートの他の例であり、不要な範囲を取り除くことができるようにした場合である。

図 9 4 は、ケース枠の他の例であり、複数種類の見切り部分と、複数種類のケースシートとバンドシ一卜の組み合わせを可能にした例である。発明を実施するための最良の形態

本発明の第 1態様の実施形態の説明の前に、本発明で使用されている用語について、以下にその定義を明らかにしておく。

まず、「時計供給元」とは、 1 つのみならず複数の時計供給元を含むものとする。例えば、商社 Aが消費者にソフトゥエアを提供し、メーカー Bが時計を製作する場合は、商社 Aとメーカー Bが時計供給元に該当する。あるいは、商社 Aが部品デジタル情報の提供を代行社 Cに依頼する場合には代行社 C も時計供給元に含まれる。さらに、メーカ一 Bが複数のメーカ一 B l ， B 2 , B 3 , . . . であつてもよい。

また、「消費者」とは、 1 つのみならず複数の消費者を含むものとする。例えば、消費者 Aが、代行者 Bに時計オリジナルデザイン情報を作成を依頼し、代行者 Bのデザインに基づいて時計を消費者 Aが発注し購入する場合は、消費者 Aも代行者 Bも消費者に該当す o

また、「デザイン基礎情報」とは、時計の種類によって決定される、部品デジタル情報相互の基本的な配置や組合せを示す情報であり、時計供給元は、デザインソフトによるデザイン基礎情報を消費 _ 者に提供する手段を持つ。例えば、腕時計の場合では、ケースにバンドが 2本連結される、あるいは文字板の表側に時針と分針が配置される、等の基礎情報である。このデザイン基礎情報に基づいて、消費者は時計ォリジナルデザィン情報を作成できるので、消費者にとってオリジナルデザイン情報の作成が容易になる。従って、時計構成部品の選択に漏れが生じたりすることがなくなる。さらにいくつかのカスタムサンプルを用意し、カスタムサンプルの構成部品を消費者によって消費者の好みの部品に交換させると、消費者にとつて時計オリジナルデザィン情報の作成が容易になるので効果的であ。

また、「時計構成部品」とは、時計の種類によって決定される、その時計を構成する種々の部品である。例えば、腕時計の場合では、ケース、時計バンド、尾錠、文字板、針、りゆ一ず、等を示す。時計構成部品は、その外観を決定する部品であっても、機能を決定する部品であってもよい。

また、「情報通信手段」とは、新聞や雑誌等に掲載された広告、電車やバス等の車内に掲載された広告、テレビやラジオを介した宣伝、郵便物や電話を使った人手による情報伝達、あるいはインターネット等、情報を消費者に通信する現存のあらゆる手段を含むものとする。

また、「情報提供手段」とは、郵送などの手段をいう。

さらに、「情報通信ネットワーク」とは、インタ一ネットゃパソコン通信等に代表されるような、情報を消費者に通信するあらゆるネットワークを含むものとする。

また、本発明は時計に関するものであるが、消費者がその商品の構成部品を選択できるものであるならば、如何なるものであってもよい。例えば、洋服やネクタイ等の服飾品、ネックレスや指輪等の _ 装飾品、乗用車、二輪車、家具、等を含む。さらに、住宅の間取りや内装等を消費者にオリジナルデザインさせることもできる。また、ステレオやアンプ等のオーディオ製品を消費者にオリジナルデザィンさせてもよい。

以下に、第 1 態様の実施形態について、図面に沿って詳しく説明す o

図 1 は第 1 態様の基本操作フローチャートである。本例は、時計供給元が時計メーカ一の場合である。即ち、消費者が自身の趣向に合った時計デザインを作成する場合である。以下に詳細に説明するように、時計メーカーは、時計オリジナルデザインのためのデザィン基礎情報を情報通信ネットワーク上で消費者に提供し、消費者は時計のォリジナルデザイン情報を同じネットワーク上で返送する場合である。

まず、時計供給元としての時計メーカー（M ) は、時計デザインの作成サービスを情報通信ネットワーク（例えばインタ一ネット（ 2 4 Hサービス））を介して消費者（ C ) に通知する（ S 1 ) 。通知を受けた消費者は、時計メーカ一にインターネット、電子メール、等によりデザインソフトと部品デジタル情報を請求する（ S 2 ) o

なお、部品デジタル情報は、時計供給元である時計メーカ一から提供されるものの他に、消費者が独自に作成した部品デジタル情報があり、この場合には、デジタルカメラで撮影したデジタル画像、あるいは写真をスキャナで読み取ったデジタル画像、等の含むものとする。

次に、時計メーカーは、提供可能な部品デジタル情報と、それを組み合わせるためのデザインソフト（又はデザインソフトによるデザィン基礎情報）をネットワーク上で消費者に提供する（ S 3 ) 。 _ デザィンソフト（又はデザィンソフトによるデザィン基礎情報）を受けた消費者は、デザィンソフトと部品デジタル情報を使用し、又、場合によつては消費者が独自に作成した部品デジタル情報を組み合わせて、完成した時計としてのォリジナルデザィン情報を作成する（ S 4 ) 。この際に、消費者は時計構成部品の素材を選択し、時計構成部品に付加する付加機能を選択し、時計が備える機能を選択することができる（ S 4 ' ) 。さらにこれらのデジタル処理された部品デジタル情報は、消費者自身により、いわゆる「トリミング」、即ち、拡大、縮小、移動、重ね合わせ、等を可能とする。そして消費者は、オリジナルデザイン情報をネットワークを通じて時計メ一力一に送付して時計の製作を依頼する（ S 5 ) 。

次に、時計メーカ一は消費者より受け取ったオリジナルデザイン情報に記録されたォリジナルデータに従い時計を製作する（ S 6 ) 。なお、消費者はネットワークを通じて時計メーカーの作成状況を監視することができる（ S 6 ' ) 。そして、時計メーカ一は時計を完成させると消費者に提供する（ S 7 ) 。ここで、図 1 0で説明するように、時計メーカーは、文字板の色調だけはディスプレイ画面上の色と作成された文字板の実際の色が微妙に異なることを配慮して、希望者に対しては色調確認を行う。

図 2 は本発明の第 1 態様の他の基本操作フローチャートである。本例は、デザィン基礎情報を記録媒体に一旦格納して消費者に提供し、消費者はオリジナルデザイン情報をフロッピ一ディスク（ F D ) で返送する場合である。

まず、時計メーカ一（M ) は、時計デザインの作成サービスを情報通信ネットワーク（例えばインターネット（ 2 4 Hサービス））を介して消費者（ c ) に通知する（ S 1 1 ) 。通知を受けた消費者は、時計メ一カーにインターネット、電子メ一ル、封書等によりデ_ ザインソフ卜と部品デジタル情報を請求する（ S 1 2 ) 。次に、時計メーカ一は、消費者に提供可能な部品デジタル情報と、それを組み合わせるためのデザインソフ卜（又はデザインソフトによるデザイン基礎情報）を格納した記録媒体（例えば C D— R OM) を消費者に送る（ S 1 3 ) 。

なお、ここで言う記録媒体としては、前述した C D— R OMゃフ口ッピィディスクの他に、ノヽ一ドディスクドライブ、 R 0 M、 R A M、また、 D V Dのような光学的記録媒体（optical recording me dium) 、 M Dのような光磁気記録媒体 (photo-magnetic recording medium)^ 磁気テープのような磁気記録媒体（magnetic recording medium)^ さらに I C力一ドゃミニチュアカード（miniature card ) のような半導体メモリ（semiconductor memory) などが挙げられ

C D— R OMを受けた消費者は、提供された C D— R OMを自己の装置にセットし、格納されているデザインソフトを使用して、供給された部品デジタル情報と、必要に応じて消費者が独自に作成した部品デジタル情報（例えば、独自のメッセージを書いた文字板）を組み合わせ、オリジナルデザイン情報を作成する（ S 1 4 ) 。この際に、消費者は時計構成部品の素材を選択し、時計構成部品に付加する付加機能を選択し、時計が備える機能を選択することができる（ S 1 4 ' ) 。そして消費者は、オリジナルデザイン情報をフロツビ一ディスクに記録し、時計メーカ一に送付して時計の製作を依頼する（ S 1 5 ) 。

次に、時計メーカ一は消費者より受け取ったフロッピ一ディスクに記録されたオリジナルデータに従い時計を製作する（ S 1 6 ) 。なお、製作を依頼した消費者はインタ一ネットを通じて時計メーカ一の作成状況を監視することができる。そして、時計メーカ一は時 _ 計を完成させると消費者に提供する（ S 1 7 ) 。

なお、消費者は、情報通信ネットワーク、例えばィンターネッ卜を通じて、当該消費者がオーダ一した腕時計の時計メーカ一における作成状況を監視することができる（ S 1 6 ' ) 。

具体的には、以下の方法がある。即ち、時計メーカ一は、インターネッ卜のホームページに、各消費者ごとに、その消費者が注文した腕時計の作成状況を入力しておく。この作成状況データには、その消費者の名前と電話番号を検索のためのキーヮ一ドとして付与しておく。これにより、消費者は時計メーカ一のホームページにァクセスして自分の名前と電話番号を用いて自分が注文した腕時計の作成状況データを入手することができる。ここで、作成状況データとしては、例えば次の 3段階、即ち、 ①ご注文の腕時計を受付ました、 ②ご注文の腕時計を作成中です、 ③ご注文の腕時計を発送いたしました、を表示すればよい。さらに、ステップ②を多段階に表示すると、消費者はより明確に作成状況を知ることができる。

図 3 は第 1 態様において時計メ一カーから記録媒体を受けた消費者側の基本操作フローチヤ一トである。即ち、上記のステップ S 1 4 を具体化したものである。以下のステップは時計メーカ一から提供された記録媒体としての C D— R O M内の制御プログラム（図 1 3 の番号 1 参照）に基づいて行われる。また後述するように、 C D — R O Mには消費者が選択し得る部品デザイン情報として、文字板情報、指針情報、ケース情報、色情報、時計バンド情報、尾錠情報、時字情報、フレーム情報、オーダ一情報、その他情報（例えばメッセージ情報）等が記録されている（図 1 3 の番号 2参照）。

なお、オーダー情報には、消費者の名前、住所、電話番号、等の消費者自身に係わる情報と、後述する手段により保存されたオリジナルデザィンの腕時計数個の内、どの腕時計を何個発注するかとい _ う注文情報が記録されている。記録された名前と電話番号は、インタ一ネッ卜によって、消費者が自ら注文した腕時計の作成状況を監視するためのァドレスとなる。

図 3 において、画面には、まず「時計工房」が表示され（図 1 4 参照）、メインメニューが表示される（ S 2 1 ) 。次に、イメージチヱックを行う（ S 2 2 ) 。イメージチヱックは、 3 問出題され、例えば「あなたの遊びのフィールドは？」との問いに対して、「ァゥトドア」力、「街」かを選択する（図 1 5参照）。

次に、カスタムサンプルを選択する（ S 2 3 ) 。即ち、以下の操作で、自己のオリジナル時計を製作すべく文字板、指針、ケース、色、等の選択に入る。即ち、消費者が画面上の「時計工房」の中でォリジナル時計を設計する（図 1 6 〜図 2 9 ) 。次にカスタム画面で作成した時計を保存する（ S 2 4 ) 。本実施形態では時計は最大 3個まで保存することができる（図 3 0 ) 。保存は（保存）をクリックすることで行われる。そして、オーダ一データ作成画面を表示する（ S 2 5 ) 。さらに、オーダ一金額確認画面を表示する（図 3 2及び図 3 3 ) 。

図 4 は図 3 のステップ S 2 1 のメインメニュー表示（図 1 4参照 ) の具体的なステップである。まず、メインメニューとして、（ご説明）（読み込む）（イメージチェック）（デザイン）（保存画面 ) (終了）を表示する（ S 3 1 ) 。次に、本システムの実行時の日付チェックを行う（ S 3 2 ) 。次に（ご説明）をクリックすると、本システムの概要を説明する画面へ移動する（ S 3 3 ) 。次に（読込む）をクリックすると、消費者が作成済みのオーダ一データを読み込み、カスタム画面へ移動する（ S 3 4 ) 。次に（イメージチェック）をクリックすると、イメージチェック画面（図 1 5 ) に移動する（ S 3 5 ) 。次に（デザイン）をクリックすると、サンプルパ_ ターンを表示したカスタムサンプルパターン画面（図 1 7 ) に移動する（ S 3 6 ) 。次に（保存画面）をクリックすると、保存画面（図 3 0 ) に移動する（ S 3 7 ) 。そして（終了）をクリックすると、本プログラムは終了する（ S 3 8 ) 。

図 5 は図 3 のステップ S 2 2 のイメージチェックの具体的なステップである。まず、イメージチヱックを行う問題を 3 つ出題する。解答が全て終了するとイメージチェック結果画面（図 1 6 ) を表示する（ S 4 1 ) 。次にメニューとして、（保存）（デザイン）（やりなおし）を表示し、例えば、 5個の時計を表示する（ S 4 2 ) 。次に任意の時計をクリックし、（デザイン）をクリックすると、力スタム選択画面（図 1 8 ) に移動する（ S 4 3 ) 。次に任意の時計をクリックし、（保存）をクリックすると保存画面（図 3 0 ) に移動する（ S 4 4 ) 。次に（やりなおし）をクリックすると、ィメ一ジチヱック画面に戻りイメージチヱックをやり直す（ S 4 5 ) 。

図 6 は図 3 のステップ S 2 3 において、時計、文字板、針等の力スタムサンプル選択の具体的なステップである。まず、サンプルする前に、大きなグループ（大群）として 5個の時計サンプルパターンを表示する（図 1 7 ) ( S 5 1 ) 。次に所望の時計をクリックし、（デザイン）をクリックすると、カスタム選択画面（図 1 8 ) へ移動する（ S 5 2 ) 。次に図 1 8 に示すように、小さなグループ（小群）として、（時計全体図）、（文字板）、（針）、（ケース）、（バンド Z尾錠）、（りゆ一ず）、等の指示マークを表示し、さらに（時字）、（イラスト文字）、（メッセージ）、（虫眼鏡）、等の指示マークを表示し更に指示マークで選択された構成部品のサンプルを表示する（ S 5 3 ) 。さらに、（クリスマス）（ギフト） (一般）等のカテゴリーから 1 つを選択して、その目的に合った分類された文字板を一覧表示する画面（図 1 9 ) に移動する（ S 5 4 _

) o

次に、図 1 8 に示すように部品として（文字板）を選択したとき、図示の 6個のサンプル文字板の中から所望の文字板を選択すると、時計全体図の文字板が置き換えられる。同様にしてケース、バンド等の他の部品も、指示マークで選択すことによりサンプル表示部に表示させ、時計全体図の中に置き換えてデザィンすることができる。また、文字板等の各部品は全体のコーディネートを確認しながら何度でも変更することができる。また、オリジナルデザインがあれば読み出すこともできる（ S 5 5 ) 。

ここで、ォリジナルデザィンとは、消費者自らが作成した部品デジタル情報をいう。このような部品デジタル情報として、消費者が作成したコンピュータ · グラフィック、消費者がデジタルカメラで撮影したデジタル画像、あるいは消費者が描いたイラストや消費者が撮影した写真をイメージスキャナで読み取ったデジタル画像等が挙げられる。時計メーカーからの C D— R 0 M内には、消費者側でスキャナで読み取ったデジタル画像を、自在に拡大し、縮小し、移動し、重ね合わせる、等のトリミングが可能な、デザインソフト力格納されている。

時計メーカ一は、このようなオリジナルデザインを文字板の表側 (時刻表示側）に配置して、例えばプリントアウトしたオリジナルデザィンを貼り付けたり、印刷したりして、消費者自らが作成した世界に 1 つしかない文字板として提供する。

次に、選択された文字板にメッセージを入力する（ S 5 6 ) 。メッセージとして消費者は、好みの言葉や文章を自由に入力することができる。メッセージは図 2 1 に示すように、例えば、 "Happy B i r thday"である。メッセージは、本例では、図示のように 4個所に配置可能である。 4個所の内、適宜に選んだ 1 個所にメッセージを配— 置してもよいし、 4個所全てに配置してもよい。 4個所以内であるならば、メッセージの数は任意である。また、メッセージの長さはその位置により一定の制約を受けるが、その範囲内で任意に設定することができる。また、文字板上の任意の位置に書き込むことができる。さらに、書体や文字の色についても、一定の範囲内で任意に設定することができる。

次に、（虫眼鏡）をクリックすると、文字板が拡大表示（図 2 1 参照）される（ S 5 7 ) (但し、図 2 1 では（メッセージ）ではなく（イラスト /文字）で示されている）。最後に（保存）をクリツクすると、現在作成中のカスタム時計を保存する画面（図 3 0 ) に移動する（ S 5 8 ) 。さらに、（読込み）をクリックすると、消費者が作成した文字板をファイルから呼び出し、 6個の内の空いている個所に表示する（図 2 5参照）。

図 7 は図 3 のステップ S 2 3 における文字板確認等、カスタムサンプル選択の具体的なステップである。まず、文字板一覧表を表示する（ S 6 1 ) 。文字板を 1 画面に最大 2 4個表示する。この中から任意の文字板を選択し、拡大表示する（図 2 0参照）。拡大表示上で（確認）をクリックすると図 1 8 に戻り 8個の空いている個所に表示される。また拡大ウィンドウにはタイトルやアーティスト名が表示される。

次に文字板確認ウインドウ（図 2 0 ) を表示する（ S 6 2 ) 。（確認）（取消）（保存）（戻る）を表示し（ S 6 3 ) 。（確認）をクリックすると（ S 6 4 ) 、図 1 8が表示され、空白のマスにここで選択した文字板を入れる。そして（取消）をクリックすると、本確認ウインドウを閉じ（ S 6 5 ) 、図 1 9が表示される。図 8 は図 3 のステップ S 2 3 におけるその他のカスタムサンプル選択のステップである。まず、文字板にイラスト Z文字（例えば、 _ "Happy B i r t hday" ) を入力する（ S 7 1 ) 。次に（虫眼鏡）をクリックし、ケース、時字、針、文字板、りゆ一ず、メッセージ、等を拡大表示する（ S 7 2 ) 。次に（閉じる）をクリックし、拡大ウインドウを閉じる（ S 7 3 ) 。次に作成した文字板のィメージフアイルを読み込む（ S 7 4 ) 。

次に（読込み）をクリックし、ファイル ' ダイアログ ' ウィンドゥを表示し、文字板のイメージファイルを開く（ S 7 5 ) 。読み込んだイメージが画面右の 8個に表示される。なお、文字板以外のデザインサンプルである、時字、針、ケース、バンド、りゆ一ず、等については、フローチャートを省略し、以下のように画面の説明に留める。

ステップ S 7 5の後の具体的ステップを以下に説明する。

① 読み込んだイメージが画面右の 6個の円の中に表示される。

② 消費者は、この操作を繰り返すことにより、 6個の空いている円を、順次選択した文字板で埋めていく。

③ そして、選択した 6個の文字板から最も好みに合った文字板をクリックする。すると、図 1 8 における画面左の腕時計のケースの中に、クリックした文字板が表示される。

④ 再度、選択した 6個の文字板から別の文字板をクリックすれば、図 1 8 における画面左の腕時計に、新しくクリックした文字板が入れ換わって表示される。

⑤ その後、上述の S 7 1 〜 S 7 5 のメッセージ入力作業が行われる。

⑥ かくして、消費者は、自分の好みの文字板を自在に作ることができる。かかる文字板が気に入らなければ、上述の操作を再度行えば良い

。すると、消費者は、別の文字板を選択し直すことができる。ある— いは、別のメッセージを入力することもできる。

まず、時字の選択を図 2 3で説明する。（時字）をクリックし、変更可能な時字を表示する。棒、丸点、ローマ字等をクリックすると、その色替えをした時字が画面に最大 1 2個表示され、その中から選択する。表示は選択した時字に替わる。そして（保存）をクリックすると、現在製作中のカスタム時計の保存画面に移動する。

次に、メッセージの入力を図 2 4で説明する。所定のフォント（例えばゴシック体、明朝体）を選択する。字体の色は画面の右下の 1 0個から選択する。次に、図 2 5 により針を選択する。（針）をクリックし、 5種類の針から 1 つを選択する。（保存）で保存画面に移動する。次に、図 2 6でケースを選択する。（ケース）をクリックし、変更可能なケースを表示し、その中から所望のケースを選択する。選択すると、時計のケースの色が替わる。（保存）をクリックすると保存画面に移動する。

上述とほぼ同様な手順で、図 2 7、図 2 8、図 2 9 に示すように、バンド、尾錠、りゆ一ず、等を選択する。

なお、図 1 のステップ S 4 ' 及び図 2のステップ S 1 4 ' で示したように、例えば、ケースの選択において、ケースを構成する素材をも選択することができる。即ち、プラスチック等の合成樹脂で構成するケースか、金属で構成するケースか、の何れかを選択することができる。

また、図 3 5 に示すように、時計バンドの選択において、バンドを構成する素材をも選択することができる。即ち、ウレタンフォーム、皮革、あるいは金属よりなるバンドのグループから好みの素材のバンドを選択することができる。図示では金属のバンドを選択した場合であり、左側の指示の「バンド/美錠」を選択すると、右上の「金属」が選択される。図中、バンドが 2種類あるのは、金属の _ 色の種類によるものである。

また、バンドやケースの選択の際に、消費者自らが作成したオリジナルデザイン（部品デジタル情報）を読み出すこともできる。時計メーカーは、このようなオリジナルデザィンを例えばバンドの表側に配置して、消費者自らが作成した世界に 1 つしかないバンドとして提供する。バンドの素材がウレタンフォームのような合成樹脂のときは、オリジナルデザインを印刷すればよい。ケースについても同様である。

また、図 3 6 に示すように、針の選択において、付加機能として針を照明するための機能を付加するか、否かを選択することができる。即ち、照明機能を望むならば、針を照明するための発光剤、例えば蛍光剤又は夜光塗料を備えた針を選択することができる。夜光塗料は、右列最上段に示すように、例えば針の先端部に設けられるさらに、例えば、運針を担うモジュールを数種類用意して、その中から消費者に好みのモジュールを選択させるようにしてもよい。それにより消費者は商品の備える機能である腕時計の計時機能をも選択することができる。さらに、圧力センサを備える圧力計測機能をもつモジュール、温度センサを備えた温度計測機能をもつモジュ —ル、など外部環境を計測できるモジュールを選択することもできる。

図 9 は図 3のステップ S 2 4 におけるオーダ一確認等、保存画面表示の具体的なステップである。まず、図 3 0 に示すように保存画面を表示し、（オーダー）（保存）（デザイン変更）（削除）等を表示する（S 8 1 ) 。次にオーダ一するときはいずれかの時計を選択した後に、（オーダ一）をクリックする（ S 8 2 ) (図 3 1 参照 ) 。また保存するときはいずれかの時計を選択した後に、（保存）八をクリックする（ S 8 3 ) (図 3 1 参照）。次に任意の時計を選択した後にデザイン変更するときは、（変更）をクリックする（ S 8

4 ) 。カスタム画面に移動してコーディネートを変更できる。また (削除）をクリックすると選択した時計が消去される。図 3 1 に示すように、確認のためにオーダ一する時計の最終確認画面を表示する（ S 8 5 ) 。そして（確認）をクリックする（ S 8 6 ) 。図 3 2 に移動する。なお（キャンセル）をクリックすると保存画面（図 3 0 ) に戻る。

図 1 0 は色調確認のフローチャートである。まず、時計メ一力一は消費者に色調確認が必要か否か問い合わせる（ S 9 1 ) (図 3 2 及び図 3 3参照）。消費者は時計メーカ一に色調確認を依頼する（

5 9 2 ) 。時計メ一力一は依頼に基づいてサンプル色とその周辺の色調をいくつか組み合わせた一連のサンプル情報を印刷して消費者に送る（ S 9 3 ) 。

消費者はサンプル情報に基づいてサンプル色か近似色かのいずれかを選択して時計メーカ一に回答する（ S 9 4 ) 。時計メーカーはその回答に従って消費者が選択した色で文字板を作成する（ S 9 5 図 1 1 は図 3 のステップ S 2 5 におけるオーダーデータ作成の具体的なステップである。まず消費者が記入してオーダー（注文）デ一夕を作成する（ S 1 0 1 ) 。次に画面の所定の空欄にオーダ一情報を入力する（ S 1 0 2 ) 。次に（金額確認）をクリックして（ S 1 0 3 ) 、図 3 3 を表示する。そして（オーダー作成）をクリックし、ハードディスク又はフロッピーディスクにオーダ一情報を記録する（ S 1 0 4 ) 。なお図 3 4 は 3個の時計が保存済みで 4個目を追加する場合の表示である。 4個目の時計を保存する場合、既に保存した時計と入れ替えることで現状の時計を保存する。 . 図 1 2 は本発明の第 1 態様のシステム構成図である。情報通信ネットワークとしてインタ一ネッ卜が使用される。消費者である加入者（ 1 〜 N ) の内の、例えば消費者 1 がインタ一ネットを介して時計供給元である時計メ一カーのホストコンピュータ Hにデザィン情報を請求すると、時計メーカ一から C D— R O Mが請求した消費者 1 に提供される。消費者 1 は C D— R 0 Mに格納された手順でオリジナルデザインの時計を作成し、 F D (フロッピ一ディスク）に記録して時計メーカ一に送る。

時計メーカーはオリジナル時計を製作し完成させて消費者に送る。なお、 M Eはホストコンピュータに内蔵されたメモリを示すが、外部メモリであってもよい。このメモリには、コンピュータに時計デザイン作成システムを動作させるための制御プログラムが記録されている。

なお、図 1 2 において、点線で示すように、時計メーカ一は C D 一 R O Mを消費者に提供する代わりに、 C D— R O Mと同様の内容のデザインソフト（又はデザインソフトによるデザイン基礎情報）をインタ一ネットを利用して、あるいは他の方法を利用して、消費者に提供する。また、消費者から F Dを送らずに、同様の内容をォリジナルデザイン情報としてインタ一ネットを利用して時計メーカ —に送付することもできる。

図 1 3 は本発明の第 1 態様で使用する記録媒体の内容説明図である。この記録媒体は時計メ一力一から消費者に提供するものであり、図 1 2 の C D— R 0 Mがこれに対応する。番号 2 は部品デジタル情報である。部品デジタル情報として、文字板情報（文字板グラフイツク情報）、指針情報、ケース情報、色情報、時計バンド情報、尾錠情報、時字情報、フレーム情報、オーダ一情報、その他情報としてメッセージ情報、等、が記録されている。また、番号 1 は部品. の選択、トリミング、等に必要な制御プログラムが記録されている o

即ち、 C D — R O M内には、部品デジタル情報の他に、消費者が時計メーカ一からのデザイン情報を選択するデザインソフトゃ、消費者自身が独自にフレーム（ワンポイン卜の絵柄）やグラフィック (文字板上の下絵）を作成し、文字板の大きさに合わせて、拡大し、縮小し、移動し、重ね合わせる、いわゆる「トリミング」を行うデザィンソフトも格納されている。消費者は、トリミング後に、フ口ッピーディスクに格納し、時計メーカーに送る。

図 3 7 は時計の指針の基本パターンの表示図であり、消費者（顧客）により選択可能な 3種類の時計の基本パターンを示す。それぞれ、ケースデザインの相違、ケース材質の相違、値段の相違、等である。基本パターンの数は、本例では 3種類示したが、増減可能である。本表示では、顧客により番号 2 の時計が選択された結果、左側の「組立台」に番号 2の時計が表示される。

図 3 8 は時計構成部品の表示図である。図 3 7で選択された時計の各構成部品を本図により選択する。時計バンドの色、時計バンドの材質、金属バンドの場合の材質と色、ケースの材質と色、等を選択する。図 3 9 は針デザインの表示図である。時針、分針、秒針、等の形と色、夜光塗料の有無、等が示される。

図 4 0 は時字の表示図である。時字の有無は顧客により選択可能である。また、数字による表示や、数字無しの時字、等がある。図 4 1 は選択された時字の拡大表示図である。この拡大表示により顧客は時字デザィンを確認する。

図 4 2 はフレームの表示図である。「フレーム」とは文字板上に消費者が追加可能なワンポイントの絵柄である。これらの絵柄は時計メーカ一から提供させるが、後述するように、顧客独自で作成す _ ることも可能である。また、選択するか否かは顧客の自由である。図 4 3 は選択したフレームの拡大表示図である。消費者は選択したフレームを拡大表示して確認する。左側の「組立台」には、既に選択した、ケース、バンド、時字、フレーム、等を取り込んだ時計が表示されている。

図 4 4 は、既に選択した、ケース、時字、フレーム、等の拡大表示図である。顧客は、これまでに選択した組合せを拡大表示して確認することができる。

図 4 5 はグラフィック（文字板に選択された絵柄）の表示図である。文字板の主要デザインとなる下絵であり、上述の「フレーム」と組み合わせられる。図 4 5 の画面下のスクロール ' ボタンをクリックすれば、グラフィックの一覧は左右に移動する。そして、図 4 6 のように異なったグラフィックが表示される。図 4 6 は図 3 7 において上述とは相違する番号の時計を選択した場合のグラフィックの表示図である。

図 4 7 は既に選択した、ケース、針、時字、フレーム、グラフィック、等を組み合わせた時計の拡大表示図である。顧客は、今までに選択した構成部品を組み合わせた時計を拡大表示して確認することができる。図 4 7 に示す場合では、グラフィックとして蛙の絵柄が選択され、フレームとして花が選択されている。このように顧客は、様々なグラフィックと様々なフレームを重ね合わせることにより、多種多様な絵柄の文字板を作ることができる。フレームを選択せずにグラフィックのみを選択して、それを文字板の絵柄とすることもできる。逆に、図 4 4 に示したように、グラフィックを選択せずにフレームのみを選択して、それを文字板の絵柄とすることもでさる。

さらに、グラフィックの上にフレーム、フレームの上に時字、時 . 字の上にメッセージが重ね合わされる。すなわち、下から次の順、グラフィック /フレーム/時字/メッセ一ジ、に重ね合わされる。顧客は、グラフィック、フレーム、時字、およびメッセージの全て選択する必要は無い。それらのうち、 1 つ、あるいは複数を自由に省くことができる。

図 4 8 はメッセージの表示図である。メッセージの文字板上の位置、数及び大きさは選択可能である。本例では特にメッセージの表示場所、書体等が自由に選択可能である。図 4 9 はメッセージの書体、大きさ、色、等の選択図である。

図 5 0 は顧客が作成するグラフィックの表示図である。顧客は時計メーカーから提供された C D— R O M内のデザィンソフ卜に基づき自身が作成したグラフィックを読み込む場合である。本例では後述するデザイン「雪だるま」を読み込む。顧客はデザイン「雪だるま」が格納されたファイル「 · · · B M P」を読み込む。すると、図 5 1 〜図 5 4 の「トリミング ' ページ」に移動する。

図 5 1 〜図 5 4 は顧客が行う「トリミング」の説明図である。図 5 1 は自身の作成したグラフィックを縮小せずに 1 対 1 ( 1 0 0 % ) で表示した場合である。「 1 0 0 %」は右上に表示される。また、右下に示すように、 1 0 0 %で表示した場合、グラフィックの「雪だるま」の頭部が欠けることが分かる。図 5 2 は自身の作成したグラフィックを「 7 5 %」に縮小した場合である。左下に示すように、 7 5 %に縮小すれば、元のグラフィックの大部分が文字板内に納まることが分かる。図 5 3及び図 5 4 はグラフィックの「移動」の説明図である。 7 5 %に縮小したグラフィックを文字板内の適切な位置に移動することができる。図 5 3 では文字板の右側に移動した場合であり、図 5 4 は左側に移動した場合である。いずれも時字の関係、メッセージの関係、中央の針穴の関係で移動される。そし - て、 O Kボタンをクリックすると、図 4 6 の画面に移動する。デザイン「雪だるま」は、図 4 6 のグラフィック（予め C D— R O Mに格納されていた絵柄）の一覧の 1 つとして表示される。そして、上述の「文字板の選択」の操作と同様に、「雪だるま」の絵柄をクリックすれば、「雪だるま」が文字板の絵柄として選択される。また、顧客が自ら作成した「雪だるま」に換えて、スキャナ一で読み込んだデジタル画像、デジタル ' カメラで撮ったデジタル画像、フォ卜 C Dに焼いた画像などを、同様に卜リミングしながら文字板のグラフィックとして読み込むことができる。

図 5 5 は顧客の作成したグラフィックと、針、フレーム、時字、等を組み合わせた時計デザインの拡大表示図である。図の左側の「組立台」には時計全体のデザインが示される。

図 5 6 〜図 5 9 は時計メーカ一におけるオリジナルデザイン時計の製作工程の説明図である。図 5 6 ( A ) は製作シートの一例であり、（ B ) は紫外線シートの貼り付けの説明図であり、（ C ) は針穴ガイド穴の説明図である。図 5 7 は文字板の打ち抜きの説明図である。図 5 8 はオリジナルデザィン時計の組立分解斜視図であり、図 5 9 は図 5 8で組立後の詳細断面図である。

図 5 6 ( A ) はディスプレイ画面上での処理が終了した後に、力ラープリンタで打ち出される印画紙（以下、「製作シート」と称する）の一例である。図示のように、カラ一プリンタの画像はほぼ写 . 真に近いものであり、このカラ一プリンタで打ち出された製作シ一ト上には、実際の文字板上に描かれるデザインが同じもので複数個配列され、また、時計の完成品の外観が描かれ、さらに、顧客の住所、氏名、等が打ち出される。このように、複数個の文字板デザィンが配列されているのは、余分に配列されたものは、後の文字板打ち抜き工程などで失敗したとき等の予備として用いるからである。 _ さらに、余分なものはサービス部品としてストツクされる。

また、製作シートに時計完成品の外観が描かれていることによつて、作業者が、文字板、ケース、及びバンドを顧客の注文に合致させて正確に組み立てられる効果がある。従って、誤って顧客の注文とは相違する文字板、ケース、バンドを選択し組み立てることがない。

また、図 5 6 ( A ) に示すように、複数個配列された文字板デザィンの各々の周囲に 4本の基準線が描かれている。この基準線は文字板デザイン各々の周囲を四角で囲むように設けられる。あるいは、基準線が析目状に描かれ、その析目それぞれの中に、文字板デザインが配置される。なお、このような製作シートは、 T シャツ等の服飾品や、指輪やブレスレツト等の装身具にも適用可能である。

この製作シー卜は時計メーカ一の製作部門に渡される。製作部門では、まず、図 5 6 ( B ) で示すように、文字板の色あせを防止するために紫外線カツトフイルム（いわゆる、 U Vフィルム）を製作シート上に貼り付けるか、又は圧着する。さらに、図 5 6 ( A ) 及び（ C ) に示すように、基準線に沿って長方形に一枚を切り出し（これを「画像シート」と称する）、切り出された「画像シート」の少なくとも連続する二辺（画像シートの外形）を基準とし、文字板の中心に中心穴（針軸穴）と、文字板の外側の上方に、ガイド穴 1 0 gとを明ける。このガイド穴 1 0 gは後述する文字板打ち抜きのための位置決めに使用される。

図 5 7 は、金属板に画像シートを位置出しして固定する方法と、金属板に貼り付けた画像シートを所定の寸法で打ち抜く、いわゆる文字板打ち抜きとを説明するための概念図である。まず、金属板に画像シートを位置出しして固定する方法に-ついて説明する。銅合金である黄鋼材の金属板 1 0 i の裏面に駆動部（ム _ —ブメント） 1 6 に固定するための足（銅材等からなる）を 2本スポット溶接又は口一付けで所定位置に固定する。次に金属板 1 0 i の鲭発生を防止するため、この金属板 1 0 i の表面に湿式メツキ法又は乾式メツキ法によりニッケル膜等を被覆する。

次に、作業ベース 1 O h (基台）の足穴とセンターピン 1 0 j とに、金属板 1 0 i の足と中心穴（針軸穴）とをそれぞれ入れ、作業ベース 1 0 h (基台）に金属板 1 0 i を位置決めする。次に、作業ベース 1 O h (基台）のセンタ一ピン 1 0 j とその外側にあるガイドビン 1 0 kとに画像シート 1 4の中心穴（針軸穴）とガイド穴 1 0 gとをそれぞれ入れ、両面テープ（両面粘着テープ）又は接着剤を介して金属板 1 0 i に画像シート 1 4を位置決めする。

次に、文字板（金属板 1 0 i に貼り付けた画像シート）の打ち抜き方法について説明する。作業ベース 1 O h (基台）のセンターピン 1 0 j とその外側にあるガイドピン 1 0 kに、金属板 1 0 i に固定された画像シート 1 4 の中心穴（針軸穴）とガイド穴 1 0 gとをそれぞれ入れ、その後、金属板 1 0 i の外形にその内径を合わせた抜き型 1 0 mにより画像シート 1 4を打ち抜く。

なお、文字板の中心穴（針軸穴）及びガイド穴 1 0 gとを明ける工程と、金属板 1 0 i に画像シート 1 4を貼り付ける工程と、画像シート 1 4の外形を打ち抜く工程とにおける位置決め方法は、上記の治具による方法の他に、画像処理による方法で行うこともできる。また、画像シート 1 4 の外形を打ち抜く方法も画像処理と連動させて行うこともできる。

図 5 8 はオリジナルデザィン時計の組み立て分解斜視図である。図示のように、時計の駆動部 1 6の中心に設けられた針軸に金属板 1 5 を載せ、さらに図 5 6で切り取った画像シート 1 4 を載せる。そして文字板上に時針、分針、秒針を取り付け、風防付きのケース _ 1 1 を被せ、裏蓋 1 7 を被せて 4個所をビス止めして完成する。なお、ノくンド 1 2 はパネ棒 1 3 によりケース 1 1 に係止される。

図 5 9 は図 5 8 の順序で組み立てた後の詳細断面図である。円内の拡大表示で明らかなように、金属板 1 5 の上に両面テープを貼り、その上に U Vカツトフイルムが粘着剤等で貼られた画像シート 1 4 を貼り付けて構成される。

このようにして完成したオリジナルデザイン時計は、顧客、もしくは顧客から依頼のあった他人（知人）に配送される。

図 6 0 は本発明の第 2態様による時計デザイン作成システムのシステム構成図である。 1 0 は時計メーカ一であり、 2 0 は消費者（顧客とも称する）であり、 3 0 は取次店（例えば、コンビニエンス • ストア、百貨店、時計店、等）である。 4 0 は時計メーカーから顧客に送られる「申込みキット」であり、その内容は、「説明書」、「注文シート」、「振込用紙」、「返信用封筒」、等で構成される。申込みキッ卜の入手方法として、顧客 2 0 が申込みキット 4 0 を直接時計メーカ一 1 0 から買い取る（例えば、何らかの時計メ一カーによる「イベント」の際に購入する）こともできるし、顧客が取次店 3 0で購入することもできる。

顧客は返信用封筒の中に、後述する所定事項を記入し写真等を貼り付けた注文シートと振込用紙を直接時計メ一力一に返送する。すると、時計メーカーは後述する方法でオリジナルデザイン時計を完成し顧客に配送する。さらに、顧客が知人に「プレゼント」として送る場合には「届出先」にその旨の住所を知らせれば、時計メーカ —は他人（知人）宛てに配送することもできる。さらに、顧客が取次店を介して時計メーカ一に注文することもできるし、時計メーカ一が取次店を介して時計完成品を配送することもできる。

図 6 1 は第 2態様による注文シー卜の一例構成図である。いずれ _ も以下の図面で詳述するが、概略的には、 1 は写真貼付欄であり、大きさの異なる 3種類の穴が明いており、顧客は文字板のデザィンに希望する自分の写真や絵等を裏側から、例えばテープ等で貼り付ける。なお、後述するが、実際に時計に使用されるときの文字板の大きさは、最上段の小さい穴のサイズに対応するので、写真を中段及び下段の穴に貼り付けた場合には縮小されることになる。そして、後述するよう方法で、顧客は、注文シートの裏側から写真をテープ等を使用して貼り付ける（固定する）。勿論、写真を使用せず、文字板を白色、黄色、赤色、等にしてメッセージのみを印刷することもできる。

2 は時計のタイプを選択するタイプ選択欄であり、顧客はこの 3 種類の中か値段とデザイン（時計のケース、バンド等）に基づき選択する。例えば、ケースについて見れば、 Aは樹脂ケース、 Bは金属ケース、 Cはスポーツタイプである。本例では、タイプが決まれば値段も決まる方式である。

3 はときじ（時字）を示す時字欄であり、時字が必要か否か顧客が選択することができる。即ち、時針、分針等のみで時字はデザィン上で不要とする顧客の要望もあるからである。

4 はメッセージ記入欄であり、文字板には 1行 1 0文字以内で 2 行まで可能である。記入するか否かは顧客の自由であるが、メッセ —ジが希望の場合には、顧客はここに手書きで所望のメッセージを記入すると、後述するようにセンタリングされて文字板の中央に印刷される。

5 は顧客の住所、氏名、電話、等を記入する届け先欄である。さらに 6 は顧客の支払いの方法を時計メ一カーに示す支払い欄である。本例では、顧客の希望により「郵便振替」か「カード」での支払いが可能である。 - 図 6 2、図 6 3及び図 6 4 は、写真等の貼付欄 1 における貼り付けの詳細説明図である。図 6 2 に示すように、小中大の穴 1 a， 1 b， 1 cのいずれかに顧客の希望する写真等 1 dを、図 6 3 に示すように、裏面から貼り付ける。図 6 4 ( A ) , ( B ) ， ( C ) は貼り付けた状態を表面から見た図である。

穴 1 aは実際の文字板の大きさを示すので、ここを使用する場合には、そのままのサイズで文字板に描かれることになる。従って、例えば、写真 1 dのような集合写真の場合には、顧客にとって最も必要な部分を選択することになる（いわゆるトリミングを行う）。一方、穴 1 cは大きいので、ここに貼り付ける場合には、集合写真 1 dのほぼ大部分が使用できるが、時計完成品では縮小されることになる。また、穴 1 bは中間的な大きさなので、ここに貼り付ける場合には、顧客の意図により自在に文字板にしたい個所を決めることができるが、時計完成品では縮小されることになる。

なお、上記の実施態様では、写真や絵や文字板にしたい所望の範囲を決定する区切り手段として、注文シートに 3つの穴 1 a， l b ， 1 cを設けたが、穴の大きさは 3種類に限定されない。大きさの異なる穴の数を増やせば、顧客は写真や絵に対してさらに細かくトリミングができる。また、実際の文字板の大きさより小さい穴を設けることもできる。このような穴に写真や絵を貼り付ければ、写真や絵における穴で区切られた部分が拡大されて、時計完成品における文字板に附される画像となる。

さらになお、注文シートの紙の素材は、湿度や気温の変化により大きさが変化しない紙が好ましい。その理由は、小中大の穴 1 a， l b， l cの大きさが変化すると、イメージスキャナによって取り込まれた画像の大きさが変化し、文字板のデザィンの構図が微妙に変化するからである。このような紙の素材としては、一般に版下用、に使われる用紙が好ましい。

さらに、注文シートの裏面には、例えば、写真や絵を貼着テープを用いて貼り付ける際に、貼着テープの貼り直しが何回もできるようなコーティングを施しておくことが好ましい。こうすると、写真や絵の位置決めを顧客自身が納得できるまで何度もやり直すことができる。このようなコーティングの 1例として、合成樹脂をラミネ — 卜することもできる。例えば、 P P (ポリプロピレン）貼り、等がある。これは、ポリプロピレン ' フィルムに接着剤を塗布してシ一トの裏面に圧着して構成される。

図 6 5 ( A ) 〜（D ) は、写真を穴に貼り付けるときに使用するガイドシート（透明フィルム）の一例である。（A ) は文字板の中心位置と文字板の有効範囲を示す針軸穴ガイドシートであり、時計の完成品では文字板の中心には必ず針軸穴 Cがあるので、写真を貼り付ける場合にこの針軸穴を意識して、つまり、顔写真の場合にはこの針軸穴が顔の中心等にこないように意識して、貼り付けるためのガイドシートである。即ち、顧客が写真を注文シートに貼り付ける際には、このガイドシ一卜を被せてから写真の位置合わせすると後に不具合を生じることがない。

また、図示の内径 D 1 の範囲は実際に見える文字板の有効範囲であり、いわゆる「見切り部分」である。一方、外形 D 2 は注文シ一卜の穴 l a， l b， l cの大きさである。従って、顧客は、写真を貼り付けても有効範囲の外、即ち、内径 D 1 の外側が、後述する時計の組み立てから明らかなように、隠れることに注意する必要がある。

( B ) は時字の位置を示す時字ガイドシートである。時字 1 e は、顧客の希望により省略することもできるが、時字を設ける場合には、上述と同様に、時字により写真の重要部分が隠れることがない、ように、特に顔写真の貼り付けの場合には注意する必要がある。（

C ) はメッセージの位置を示すメッセージガイドシートである。メッセージ 1 f は、顧客の希望する字体で、 1行 1 0字以内で 2行まで設けることができるが、これも上述と同様に、メッセージの位置は中央にセンタリングされるためこのメッセージにより写真の一部が隠れるので、この点を注意して写真の貼り付けを考慮する必要がある。

(D) は、上述の（A) 〜（C) のガイドシートをまとめた一括ガイドシートである。図示のように、中心の針軸穴、周囲の時字、中央下部のメッセージ、等の位置をまとめて示したガイドシートである。この 1枚でも充分にガイドシートの役目を果たすことができる

図 6 6 ( A ) ，（ B ) はガイドシートの他の例である。（ A ) は、図 6 5に示すガイドシート（A) ，（B) ，（C) を、小中大の穴 l a， l b， 1 cの明いた注文シートの上部にまとめて貼り付け、順番に捲って、写真に対して、中心の針軸穴、周囲の時字、中央下部のメッセージ、等の位置を合わせるようになつている。また、

( D ) は、図 6 5 (D ) のガイドシ一卜を小中大の穴 1 a， 1 b , 1 cの明いた注文シートに貼り付けた場合である。

図 6 7 (A) , (B) , (C) は注文シー卜の写真貼付欄の他の例である。本例では小中大の各穴毎に個別シ一ト（A) ， ( B ) ，

(C) を設けたものである。このように、注文シートの写真貼付欄を各穴毎に分けることにより、顧客は、（D) に示すように写真 1 dを貼り付けるときの位置合わせが容易となるばかりか、後述するように、時計メーカ一でのイメージ取込みに際して、処理が容易に W 99/5 1

なる利点がある。

即ち、図 6 2及び図 6 3 のシートの場合では写真を裏返して貼り _ 付ける必要があるが、本例では、（D ) に示すように、写真 1 dを 2枚目の台紙に貼り付けるので、 1 枚目を被せながら容易に位置決めできる利点がある。さらに、イメージスキャナでの取り込みに際して、図 6 2及び図 6 3 のタイプでは顧客が写真を貼った場所に応じてその位置決めに手間がかかる力く、図 6 7 の個別台紙では個々に直ちにセットできるので、位置決めが簡単であり、イメージ取り込みの効率化可能となる。

なお、ガイドシートは注文シートに貼り付けられなくてもよい。即ち、申込みキットに予め同封しておくこともできる。さらに、ガィドシートの外径と注文シートの外形をほぼ同じにしておけば、両方を重ね合わせるだけで写真や絵を案内することができる。

図 6 8 は第 2態様における時計メーカ一側のシステム構成図である。図示のように、時計メーカ一側では、顧客からの注文シ一トに沿ってオリジナルデザイン時計をディスプレイ画面上で作成する複数のパソコンと、複数のパソコンを接続し、各パソコンから入力された顧客への送配や支払い管理を行うサーバとで構成される。オペレー夕の数だけ設置された各パソコンには高解像度のイメージスキャナと、 C D— R O Mのドライバが接続されている。より具体的には、サーバからは「配送伝票」等が打ち出される。

まず、時計メ一カーのオペレータは、顧客から注文シートを受けると、イメージスキャナを用いて文字板にする写真の取り込みを行い、後述するように、デジタルイメージでパソコンに取り込む。この際、イメージスキャナに取り込む時に、予め縮小倍率をセッ卜しておく。縮小倍率は、例えばイメージスキャナの解像度の数値（D P T ： Do t Pe r I nch)の設定に基づいて決めてもよい。なお、パソ

3 ？コンに取り込んだ後でデジタル画像を縮小することもできる。

図 6 9 は、写真をイメージ取り込みした後のディスプレイ画面上 _ の表示例である。上述のように、イメージスキャナで画像の倍率を予めセットしておけば、自動的に文字板と 1対 1 のサイズのデジタル画像を得る。例えば、中間の穴 1 bや大きい穴 1 c に貼り付けられた写真であれば文字板のサイズへの縮小が必要になる力、この縮小倍率を予めセットしておけば、自動的に画像が縮小されたデジタル画像を得る。

オペレータは、まず、表示画面上の「グラフィック」をマウスでクリックし、顧客の希望する写真（この場合には「雪だるま」）を画面上に取り込む。次に、「ときじ」が必要な場合には、「ときじ」（時字）をマウスでクリックし、デジタル画像で文字板に時字を書き込む。さらに、オペレータは、「メッセージ」をマウスでクリックし、図 6 9 に示すように、文字板上のメッセージの入力個所を表示し、実際のメッセージを入力する。そして、入力後にセンタリングを行う。さらに、顧客の住所、氏名等の情報も入力する。

図 7 0 は本発明の第 3態様による時計デザインシー卜の一実施形態構成図である。ユーザはこの時計デザインシー卜の各欄に所望の時計仕様を記入する。

1 は時計タイプ選択欄であり、例えば、図 4 に示すように、 A , B， C , D， Eの 5 タイプから男性用、女性用、価格、バンドの色、等を考慮していずれかを選択する。

2 は文字扳上の写真の配置場所を選択する写真配置場所選択欄であり、例えば、後述の図 7 3 ( A ) に示すように、文字板上の全体、上下左右等の配置場所を指定する。さらに、ユーザは、複数の写真を文字板の上に配置させることもできる。例えば、写真 Aと写真 Bを合成したい場合、写真 Aと写真 Bの文字板上への配置場所を「時計デザインシート」に指定し、「時計デザインシート」に写真 A と写真 Bを添えて時計メーカ一に送ればよい。配置場所はユーザの — 任意である。例えば、写真 Aを文字板の左側に配置し、写真 Bを文字板の右側に配置してもよい。あるいは写真 Aを文字板の上部に配置し、写真 Bを文字板の下部に配置することもできる。この場合、必ずしも文字板に対して線対称や点対称に配置しなくてもよい。例えば、写真が人物である場合には、その人物に関係の深い人物の写真を提供することにより、これらの人物を適切に並べ配置した合成写真を作成し、文字板の写真とすることもできる。

3 は文字板の背景を指定する文字板背景指定欄であり、何らかの「模様有り」力、「模様なし（白色）」のいずれかを選択する。このとき「模様有り」のみならず、複数の背景模様を用意することもできる。この場合、ユーザは用意された背景模様 1 、背景模様 2、背景模様 3、 · · ' の中から、好みの背景模様を選択することができる

4 はメッセージ位置選択欄であり、例えば図 7 3 ( B ) に示すように、文字板上の上下左右等の配置場所を指定する。

5 はメッセ一ジ内容の記入するメッセ一ジ内容記入欄であり、例えば、 " H A P P Y B I R T H D A Y T A R O " 等を記入する

6 は裏蓋刻印の内容を記入する裏蓋刻印内容記入欄であり、時計の裏蓋へ任意の内容を刻印するもので、この刻印は、例えば、レ一ザ一刻印を使用することによってユーザの所望する内容を刻印することができる。レーザー刻印が好ましいのは、量産品ではなくユーザ個々に刻印内容が相違するからであり、与えられたプログラムで動作するレーザー刻印はこのような場合には適切である。

文字板のメッセージは装身具の表側に位置するメッセージであり、裏蓋のメッセージは装身具の裏側に位置するメッセージである。即ち、腕時計を手首に装着した場合を想定すると、文字板のメッセ、 —ジは常に視認されるメッセージであり、裏蓋のメッセージは通常視認されないメッセージとなる。従って、文字板のメッセージには結婚記念日を入れ、裏蓋のメッセージには愛情を表現する言葉を入れるなどの使い分けができる。勿論、文字板と裏蓋のメッセージは同じであってもかまわない。

7 は文字板上の完成イメージを描く文字板完成ィメ一ジ描画欄であり、ユーザはおおよその写真の配置位置や背景をこの欄で指示することできる。

8 は文字板上のデザィンの要望を記入する文字板デザィン要望記入欄であり、ユーザはこの欄に写真の使用上の要望（例えば、「顔をアップにし足は入れないこと」等の要望を記入する。時計メーカ —はこの要望に充分に注意してデザインする必要がある。

9 は時字（ときじ）の要否を意思表示するときじ要否欄である。即ち、時針、分針等のみで時字はデザイン上で不要とするユーザの要望もあるからである。

1 0 は完成した時計を収納する時計収納箱（図 7参照）の天面に使用する写真の形態を指定する箱の写真選択欄欄であり、後述するように、第 3発明では完成した時計を箱に収納してユーザに引き渡す。この場合に、写真ゃメッセージやロゴ等を選択することができる。時計メ一力一はュ一ザから受け取った写真をそのまま箱の写真として使用するか、イメージスキャナで読み取って適当な加工を加えてプリントアウトして使用するか、写真の他にメッセージをプリントァゥトして箱に使用することができる。

1 1 は時計の注文数を記入する注文数記入欄である。ユーザはォリジナルデザィン時計の所望する数を記入する。図 7 1 は第 3態様に使用する注文シ一卜の一実施形態構成図である。この注文シートは上述の時計デザィンシートと共に時計メーカ _ —に返送される。図示のように、ユーザ側で、氏名、電話/ F A X 、住所、性別 Z年齢、等記入し、さらに、ユーザ側は、「代引き」、「郵便振替」、「カード」等の支払い方法を指定する。

なお、注文シ一トゃ時計デザインシートの縁には、販売経路を特定する特定記号を表記することが好ましい。特定される販売経路としては、「ユーザが時計メ一力一から直接購入した注文シ一トである」、又は「ユーザが取次店から購入した注文シートである」等が考えられる。さらに、特定記号によって、取次店の種類、例えば、時計店、デパート、或いはコンビニエンス ' ストアなのかを特定できることが好ましい。さらにまた、どの地方のどの店なのかを特定できることが好ましい。

このような特定記号は、バーコード等に代表されるコンピュータにより読み取り可能な表記形態であることが望まれる。時計メーカ一は注文シ一トゃ時計デザィンシー卜の特定記号をコンピュ一夕により読み取り、ユーザがどのような経路で注文したかを集計できる。従って、今後の宣伝を展開する方向を決定する資料などに使用することができる。

図 7 2 は第 3態様に使用する時計タイプの例示図である。図示のように、ユーザは、例えば、 A， B， C， D， Eの 5 タイプから男性用、女性用、価格、バンドの色、等を考慮していずれかを選択する。図示において、 Aタイプは男性用円形、 Bタイプは女性用円形、 Cタイプは男性用角形、 Dタイプは女性用角形、 Eタイプは懐中形である。

図 7 3 は第 3態様による写真の配置場所の例（A ) 及びメッセ一ジの位置の例（ B ) の説明図である。（A ) に示すように、ユーザは時計デザインシートの「写真配置場所選択欄」にて、文字板の「全体」、「上側」、「下側」、「左側」、「右側」の何れかの配置 ― 場所を選択する。また、（ B ) に示すように、ユーザは時計デザィンシートの「メッセージ位置選択欄」にて、「上側」、「下側」、

「左側」、「右側」の何れかの配置場所を選択する。

この場合、ユーザが注意すべきこととして、メッセージの一列の文字数は配置場所によって異なり、最適文字数は「上側」と「下側」では一列に 1 0文字以内、「左側」と「右側」では一列に 6文字以内となることである。さらに、ユーザはメッセージの字体を「文字サンプル」から指定することができる。

図 7 4 は本発明の第 3態様における時計メ一力一側の個別作業ェ程図である。ユーザは「時計デザインシート」、「注文シート」、

「写真」を時計メーカーに送る。時計メーカー側では、ユーザからの時計デザインシートに沿ってオリジナルデザイン時計をディスプレイ画面上で作成するためにパソコンが複数配置され、各パソコンには高解像度のィメ一ジスキャナと C D— R O M ドライバが接続されている。さらに、複数のパソコンを接続し各パソコンから入力されたュ—ザへの送配や支払い管理を行うサーバ（図示せず）が配置され、サーバからは「配送伝票」、「送り状」等が打ち出される。パソコンのオペレータは、大別すると、写真の読み込み、時字の選択、字体の選択、背景の選択、をパソコンとイメージスキャナを操作して作業する。まず、オペレーダは、イメージスキャナを使用してユーザから送られた写真の読み込みを行う。次に取り込まれたデジタル写真画像の使用範囲を選択し、文字板上の範囲に合うように縮小し、配置場所への移動や正面を向くようにする回転等のトリミングを行い、メモリ上の「写真レイヤ」に格納する。

オペレータはさらに時字の要望があれば、時字の選択を行い、メモリ上の「時字レイヤ」に格納する。さらに、オペレータはメッセ

—ジの字体を選択し、メモリ上の「メッセージレイヤ」に格納する _ 。さらにオペレータは文字板の背景を選択し、メモリ上の「背景レィャ」に格納する。これらの作業が終了すると、オペレータは、メモリ上に格納された「写真レイヤ」、「時字レイヤ」、「メッセ一ジレイヤ」、「背景レイヤ」を読み出し、合成して、パソコン画面上で文字板デザィンを完成させる。かかる文字板デザィンを作成する際に、時計メーカ一のオペレータは「時計デザインシート」の「文字板デザィン要望記入欄」に記載されたユーザの希望に沿うように注意しなければならない。特に、写真レイヤを作成する際の写真のトリミングには充分な留意が必要である。

なお、ィメ一ジスキヤナに取り込む時に、予め縮小倍率をセットしておいてもよい。縮小倍率は、例えばイメージスキャナの解像度の数値（D P T ： Do t Pe r I n ch)の設定に基づいて決めてもよい。もちろん、パソコンに取り込んだ後でデジタル画像を縮小することもできる。例えば、イメージスキャナで画像の倍率を予めセッ卜しておけば、自動的に文字板と 1 対 1 のサイズのデジタル画像を得る。例えば、文字板のサイズへの縮小が必要になるカ^ この縮小倍率を予めセッ卜しておけば、自動的に画像が縮小されたデジタル画像を得る。

図 7 5 は第 3態様に使用する時計収納箱の一例外観斜視図である。時計メ一力一はオリジナルデザイン時計が完成すると、ユーザに対して図示の時計収納箱 7 0 1 に入れて引き渡す。このような時計収納箱を設けたのは、ォリジナルデザィン時計には記念品としての性格が強いため、ュ一ザからギフト用として「ケースに入れて欲しい」との要望が多くあるからである。

図 7 6 は図 7 5 の時計収納箱の内部を示す斜視図である。図示のように、上蓋 8 0 1 を開けると本体 8 0 2 には、ユーザに引き渡すォリジナルデザィン時計 8 0 3が収納されている。なお、上蓋及び、本体は、高級感を出すために「木製」が好ましいが、特に材質を限定するものではない。

図 7 7 は図 7 6の時計収納箱の上蓋部分の構成を説明する分解斜視図である。上蓋 8 0 1 には、まず、ガラス、アクリル等の透明板 9 0 1 を点線で示すように装着し、次の写真 9 0 2の A及び Bを配置し、最後に押さえ板 9 0 3で固定する。写真 A， Bは、前述の時計デザインシートの「箱の写真選択欄」で選択された組合せにそつて A , Bに配置される。即ち、写真とメッセージの組合せか、写真と別の写真の組合せか、写真とロゴの組合せか、等の選択にそって配置される。もちろん、ユーザは透明板を通してこれらを見ることができる。

図 7 8 は図 7 5の時計収納箱の断面図である。図示のように、本体 8 0 2 にはユーザに引き渡す時計 8 0 3がクッション 1 0 0 1 に巻かれ収納されている。押さえ板 9 0 3 は、例えば合成樹脂板の周囲をビロード等の布で覆った構成であり、これにより上蓋 8 0 1 に内側にしつくりと装着されるようになっている。透明板 9 0 1 は架橋 9 0 4 と箱本体 8 0 1 の内側のフランジ部分で支持され、写真 A ， Bはこの透明板 9 0 1 と押さえ板 9 0 3 の間に挿入され位置ずれしないようになっている。

写真 9 0 2 はユーザが「時計デザインシート」に添えた写真をそのまま使用してもよい。あるいは、文字板デザインを作成するために、かかる写真をイメージスキャナで読み取ったデジタル画像をプリントとした紙などを用いても良い。この場合には、時計収納箱の上蓋 8 0 1 の大きさに合うように、デジタル画像を部分的に切り取つたり、縮小拡大したり、又は移動や回転したり等のトリミング加ェをパソコンで容易に実行することができる。

例えば、ユーザは 2枚の写真 A， Bを時計メーカーに送り、その — 内の写真 Aを腕時計 8 0 3 の文字板とすることができる。そして、 2枚の写真 A， B (あるいは写真 A , Bをイメージスキャナで読み取ったデジタル画像をプリントしたもの）を時計収納箱の上蓋 8 0 1 に収納することもできる。この場合には、腕時計 8 0 3 とこれを収納した時計収納箱はユーザにとって価値のある記念品となる。

また、ユーザは写真 Bの代わりに、文字板上に付与するメッセ一ジをプリントした紙などを上蓋 8 0 1 に収納することもできる。この場合、前述のメッセージレイャの画像をプリントした紙などを用いても良い。さらに、メッセージレイヤのメッセージに、縮小ゃ拡大、又は移動や回転などのトリミング加工をパソコンで施してもよい。

さらに、ユーザは写真 Bの代わりに、特定のロゴを付した紙などを上蓋 8 0 1 に収納することもできる。

このような写真、メッセージ、あるいはロゴの用い方として、前述したようにユーザが「時計デザインシート」に記入することにより時計メ一力一に指示することができる。

なお、（写真と写真）、（写真とメッセージ）、（写真とロゴ）の組合せの他に、（メッセージとロゴ）の組合せも可能である。さらに、時計収納箱の上蓋 8 0 1 の架橋 9 0 1 を廃止して、写真、メッセージ、或いはロゴの何れか 1 つのみを上蓋 8 0 1 に収納することもできる。あるいは、上蓋 8 0 1 における、写真、メッセージ、あるいはロゴが見える窓の数を変えれば、（ 3枚以上の写真の並列 ) 、（複数の写真と複数のメッセージ）など、それぞれ複数の写真、メッセージ、あるいはロゴを適宜に組み合わせることもできる。

図 7 9 は第 3態様に使用する時計収納箱の他の例外観斜視図であり、（A ) は蓋を閉じた状態で、（ B ) は蓋を開けた状態で.ある。本例では、図 7 5 とは相違して外から写真は見えない。図示のよう _ に、本例の時計収納箱 1 1 0 1 では、上側箱 1 1 0 2を開くと下側箱 1 1 0 3 に乗るようになつており、上側箱の円窓から写真が見え、下側箱内に時計が見られるようになっている。

図 8 0 は図 7 9の時計収納箱の内部を説明する分解斜視図である。上側箱にはその側面に開けられたスリツトカ、ら、矢印で示すように、透明板 1 2 0 1 と写真 1 2 0 2を揷入し、固定片 1 2 0 3で透明板 1 2 0 1 と写真 1 2 0 2を固定するようになっている。このとき、上側箱 1 1 0 2 の円窓寄りに透明板 1 2 0 1 を配置し、透明板 1 2 0 1 の背後（上側箱 1 1 0 2の内部寄り）に写真 1 2 0 2を配置する。なお、上側 1 1 0 2の内部には写真 1 2 0 2 の背後に位置して、透明板 1 2 0 1 と写真 1 2 0 2を支持する保持板 1 2 0 5を固定配置することが好ましい。

また、固定片 1 2 0 3 の中央付近には着脱に際して爪等で引つかけるための溝 1 2 0 3 aが設けられている。さらに、クッション 1 2 0 4 は、矢印で示すように、下側箱の側面の穴から挿入され、時計 8 0 3を通した後、反対側に突き当たって固定される。また、円窓の数を増やせば、前述の上蓋 8 0 1 のように、それぞれ複数の写真、メッセージ、あるいはロゴを適宜に組み合わせて収納することもできる。

図 8 1 は第 3態様における時計メ一力一側の全体作業工程図である。時計メーカー側では、ユーザの刻印内容にそってレーザー刻印を使用して時計裏蓋に刻印する工程と、図 7 4 に示すようにパソコン画面上で完成された文字板デザィンに基づいて実際の文字板を製作する工程と、ユーザが選択したデザインに基づいたバンドゃケ一スゃ時針や分針やその他の小物部品を製作する工程と、を個々に終了する。そして、これらをまとめてオリジナルデザイン時計を完成する。一方、ユーザの要望にそった時計収納箱が別個の工程で用意— される。そして、完成した時計は、最終的に時計収納箱に収納されて顧客に配送される。

図 8 2 は本発明の第 4態様による注文シートを光透過性シー卜で構成し、各穴に予め文字板の時字、メッセージ、針穴等が印刷された場合の一例構成図である。（A ) のように、写真 1 dを円形 1 a 〜 1 cに貼り付ける。（B ) は文字板部分の拡大図である。この注文シートは光透過性シ一ト（例えば透明フィルム、合成樹脂板等）で構成される。この注文シートは少なくとも写真 1 dを裏側に配置したときに透けて見えるものであれば、着色したもの（例えばスモ —クフィルム）でも構わない。図示のように、注文シートの小中大の円形は第 2態様の写真貼付欄に示す小中大の穴に対応する。各円形には（ B ) に拡大して示すように、時字 l e、針穴 C、メッセ一ジ 1 f 等の基本的な位置が予め印刷されている。

顧客は写真 1 dを注文シ一トの裏側に当てて希望する写真の範囲を決め、貼着テープ等で貼り付ける。前述のように、図示の内径 D 1 の範囲は実際に見える文字板の有効範囲であり、いわゆる「見切り部分」であり、一方、外形 D 2 は注文シートの穴 1 a， 1 b , 1 cの大きさである。従って、顧客は、写真を貼り付けても有効範囲の外、即ち、内径 D 1 の外側が実際の時計完成品では力ッ卜されることに注意する必要がある。

また、針穴 Cについては、時計の完成品では文字板の中心には必ず針軸穴があるので、写真を貼り付ける場合にこの針軸穴を意識して、つまり、顔写真の場合にはこの針軸穴が顔の中心等に来ないように意識して貼り付けるために利用する。本例によれば、一枚の透明フィルムで「見切り部分」と写真の位置合わせができるので、既に本発明者等が先願で提案した 3枚の透明フィルムを使用する場合に比べて、位置合わせが容易であり、かつ注文シートのコストダウ _ ンを図ることもできる。

また、時字 1 eは、顧客の希望により省略することもできるが、時字を設ける場合には、上述と同様に、時字により写真の重要部分が隠れることがないように、特に顔写真の貼り付けの場合には注意する必要がある。

さらに、メッセージ欄 1 f は、顧客の希望する字体で、本例では、 1 行 1 0字以内で 2行まで設けることができるが、これも上述と同様に、メッセージの位置は中央にセンタリングされるため、このメッセージにより写真の一部が隠れるのでこの点を注意して写真の貼り付けを考慮する必要がある。

図 8 3 は図 8 2の注文シー卜の他の例であり、複数種類のケース及びバンドも印刷した例である。この注文シ一卜には複数種類（本例では 3種類）の時計完成品の全体図が予め印刷されている。即ち、複数種類のケース 1 1及びバンド 1 2の形状、色彩、模様等が、予め透明フィルムに印刷されている。本例ではケース 1 1 は 1種類であり、「見切り部分」は図示の範囲である。勿論、小中大を印刷した注文シ一トを用意することもできるし、円形等のケースを印刷した注文シートを用意することもできるし、バンドを選ぶこともできる。顧客は写真 1 dを裏側から当てて全体イメージに合った写真の選択と範囲を容易に決めることができる。即ち、本例の利点は顧客が時計完成品の全体ィメ一ジを容易に想定できることである。

図 8 4 は図 8 2の注文シートのさらに他の例であり、別途に複数種類の文字板を印刷した透明フィルムを別途に用意した例である。

( A ) は台紙に写真 1 dが貼り付けられた状態である。本例では、

( B ) に示すように、光透過性シートである透明フィルムに各種の文字板デザインが予め印刷されている。各文字板の内側の範囲が「見切り部分」である。図示のように時字の有無、色違い、等の各種- の変形例が予め印刷されている。本例の利点は顧客が写真を決めた後に所望の文字板を選択できることである。

図 8 5 は図 8 4 ( B ) の透明フィルムの他の例であり、複数種類の、絵、模様、文字の少なくとも 1 つからなるフレームを印刷した透明フィルムを別途に用意した例であり、透明フィルムに各種のフレーム 1 gを予め印刷した例である。文字板デザインのシートの他に、本例のような各種フレームを、（A ) の写真に当てて全体ィメ —ジに合ったフレームを選択することができる。

図 8 6 は図 8 4の透明フィルムと図 9の透明フィルムを組み合わせた全体図であり、各種文字板とフレームを組み合わせることで種々のデザインを容易に創作することができる。

図 8 7 は第 2態様の注文シートを磁性シー卜で構成した例、及び写真を押さえるマグネットシ一卜の例である。（ A ) は注文シートが、磁性体を吸着することができる磁性ート、即ち、金属板や金属扳を合成樹脂でラミネ一卜した板、等で構成される。また、 1 h はマグネットシ一トである。顧客が写真 1 dを注文シートの貼り付ける際には、（ B ) に示すようにマグネットシ一ト 1 hを用いて裏側から写真を保持するようになっている。本例の利点は、顧客にとつて写真を貼る手間が簡素化され、写真を選択する際の取替えが容易になることである。なお、本例の変形例として、 1 つ 1 つの穴ごとに 3種類の磁性シー卜の台紙を作成し、これを 2つに折り曲げ、折り曲げた間に写真をマグネットシ一トと共に挟み込むようにしてもよい。

図 8 8 は図 8 7の注文シートのさらに他の例であり、各穴の上下に長孔を設けて写真の貼り付けを容易にした場合である。（A ) に示すように、注文シートの穴 1 a， 1 b， 1 cには、図示のように所定の大きさの長孔 1 i が各穴の上下に設けられている。顧客は写— 真を裏面から当てた後、位置決めし、（ B ) に示すように表面側の長孔の上から透明テープで写真を固定する。本例の利点は顧客にとつてケース枠への写真の位置決め後に写真の貼り付けが容易になることである。

図 8 9 は写真の範囲を決めるケース枠（又はトリミングシート）の一例であり、（A ) はケースの表側、（B ) はケースの裏側である。（A ) に示すケース枠上の黒い 4点は 1 2時、 3字、 6時、 9 時の位置の基準位置である。また、（B ) に示すように、剥離紙 1 1 aを剝がすと接着層 1 1 bがあり、ケース枠を写真に容易に固定できるようになつている。

図 9 0 は図 8 1 のケース枠の他の例であり、「見切り部分」の小中犬の例である。（A ) に「見切り部分」の小中犬の例を示し、（ B ) にケース枠の小中大を順番に写真に合わせる例を示している。本例の利点は、写真の貼付が容易であり、かつ、ケース枠の選択も容易になることである。例えば、「見切り部分」が楕円形状にすることもできる。

図 9 1 は注文シートのさらに他の例であり、小中大の各穴を 2つの穴の対にしたものである。本例では注文シー卜の各穴に図示のように、 2つずつの穴（本例では長円）が用意されている。各穴には、例えば対をなす 2種類の写真 1 d 1 ， 1 d 2を貼ることができる。（B ) はこのようにして作成した文字板を置き時計に適用した場合である。

図 9 2 は写真の範囲を決めるトリミングシ一卜の他の例であり、フヱルトペンを使用する場合である。本例では透明フィルム上に 3 種類の大きさの円形が、同心円状にその円周を所定幅でカツ卜して設けられている。このカツト部分をフヱルトペン等でなぞって写真上を円形に囲み写真の範囲を決める。 3種類の円形は穴 l a， 1 ， 1 cの大きさに対応する。本例では注文シートをコンパクトにすることができる。

図 9 3 は図 9 2のトリミングシートの他の例であり、不要な範囲を取り除くことができる場合である。本例では所望の円の内側の不要な部分を容易に取り除くことができるようになつている。

図 9 4 はケース枠の他の例であり、複数種類の見切り部分と、複数種類のケ一スシ一卜とバンドシー卜の組み合わせを可能にした例である。図示のように、複数種類のケースシート 1 1 c とバンドシ ― ト 1 2 aを順番に捲れるように綴じられている。ケースシ一ト 1 1 cの中央には「見切り部分」があり、背面に写真 1 dを置き、これらを順次に捲っていき、好みのケースとバンドと写真の組合せを決める。本ケース枠は単品で取次店等に置いておくこともできる。産業上の利用可能性

以上説明したように、

第 1態様によれば、時計デザイン作成において、消費者が、部品デザィン情報とデザィンソフト、即ち、時計メ一カーの代役、と対話しながら消費者自身のォリジナル製品の仕様を作成することができ、そして時計メ一カーと消費者の間で所定の情報通信手段を介した情報交換によって、消費者が独自にデザインした構成部品（例えば文字板）を完全に製品上で反映させることができる効果がある。また、第 1態様では、複数の完成した腕時計を同一画面上で比較表示させることにより、消費者は、自らが作成した複数の腕時計を容易に比較検討することができ評価することができる。従って、自らが下した評価が低ければ、再度、作成し直せばよい。さらに、消費者は、自己の注文した時計の作成状況を要求すれば随時監視できるので、時計の到着を安心して待つことができる。従って、消費者に、何ら不安を抱かせることのない注文販売を構築できる。

第 2、第 3、第 4態様によれば、パソコン等に不慣れな消費者でも、あるいはパソコンを所持していない消費者でも容易にオリジナルデザィン時計を時計メ一力一に注文することが可能となり、ユーザにとって、オリジナルデザイン製品を持つという、或いは世界のただ一つという満足感を満たすことができる効果がある。

Claims

請求の範囲

1 . 時計デザイン作成システムであって、

時計メーカーが、時計デザインの作成サービスを情報通信手段を介して消費者に通知する手段と、

通知を受けた消費者が時計メーカーに所定の通信手段により請求した時計デザィンのためのデザィンソフトと時計構成部品を示す部品デジタル情報を、前記時計メ一力一が受け入れる手段と、

前記時計メーカーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそれを組み合わせるためのデザインソフトを、所定の情報提供手段で前記消費者に提供する手段と、

前記部品デジタル情報とデザィンソフトを受けた消費者がデザィンソフトと部品デジタル情報を使用して部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計オリジナルデザィン情報を、前記時計メーカーが受け入れる手段と、

消費者が作成した時計ォリジナルデザィン情報に基づいて時計メ一力一に依頼した時計の製作を、前記時計メーカ一が受け入れる手段と、

前記時計メーカーが、消費者より受け取った時計オリジナルデザイン情報に従って時計を製作し完成した時計を消費者に提供する手段と、

を具備する時計デザィン作成システム。

2 . 時計メーカーが、前記デザインソフトによるデザイン基礎情報を消費者に提供する手段をさらに含む請求項 1 に記載の時計デザィン作成システム。

3 . 時計デザイン作成システムであって、

通知を受けた消費者が前記時計メ一力一に所定の通信手段により . 請求した時計デザインのためのデザインソフ卜と時計構成部品を示す部品デジタル情報を、前記時計メ一カーが受け入れる手段と、前記時計メーカーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報と、それを組み合わせるためのデザインソフ卜とを格納した記録媒体を、前記消費者に提供する手段と、

前記記録媒体を受けた消費者が前記記録媒体を自身の装置にセットし、前記記録媒体に格納されているデザィンソフトを使用して提供された部品デジタル情報と独自の部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計オリジナルデザイン情報を、前記時計メ —カーが受け入れる手段と、

前記消費者が作成した時計ォリジナルデザィン情報を所定の記録媒体に記録し前記時計メ一カーに送付して依頼した時計の製作を、前記時計メーカ一が受け入れる手段と、

前記時計メーカーが、前記消費者より受け取った所定の記録媒体に記録された時計ォリジナルデザィン情報に従い時計を製作し完成した時計を消費者に提供する手段と、

を具備する時計デザィン作成システム。

4 . 前記情報通信手段が、情報通信ネットヮ一クである請求項 1 又は 3 に記載の時計デザィン作成システム。

5 . 前記情報通信ネットワークがインタ一ネットである請求項 4 に記載の時計デザィン作成システム。

6 . 前記時計ォリジナルデザイン情報を作成する手段において、消費者により独自に作成した部品デジタル情報を組み合わせる手段をさらに含む請求項 1 又は 3 に記載の時計デザィン作成システム。

7 . 時計デザイン作成方法であって、時計メーカ一が、時計デザインの作成サ一ビスを情報通信手段を介して消費者に通知する段階と、 ― 通知を受けた消費者が時計メーカ一に所定の通信手段により請求した時計デザインのためのデザインソフ卜と時計構成部品を示す部品デジタル情報を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

前記時計メ一カーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそれを組み合わせるためのデザインソフトを、所定の情報提供手段で前記消費者に提供する段階と、

前記部品デジタル情報とデザィンソフトを受けた消費者がデザィンソフトと部品デジタル情報を使用して、部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計オリジナルデザイン情報を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

消費者が作成した時計ォリジナルデザィン情報に基づいて時計メ一力一に依頼した時計の製作を、前記時計メーカ一が受け入れる段階と、

前記時計メーカ一が、消費者より受け取った時計オリジナルデザィン情報に従って時計を製作し完成した時計を消費者に提供する段階と、

を具備する時計デザィン作成方法。

8 . 前記時計メーカ一が、前記デザインソフトによるデザイン基礎情報を消費者に提供する段階をさらに含む請求項 7 に記載の時計デザィン作成方法。

9 . 時計デザイン作成方法であって、

時計メーカーが、時計デザインの作成サービスを情報通信手段を介して消費者に通知する段階と、

通知を受けた消費者が前記時計メ一カーに所定の通信手段により請求した時計デザィンのためのデザィンソフトと部品デジタル情報を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

前記時計メーカーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそ- れを組み合わせるためのデザインソフトとを格納した記録媒体を、前記消費者に提供する段階と、

前記記録媒体を受けた消費者が前記記録媒体を自身の装置にセットし、前記記録媒体に格納されているデザインソフトを使用して、提供された部品デジタル情報と独自の部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計オリジナルデザイン情報を、前記時計メ一力一が受け入れる段階と、

前記消費者が前記時計ォリジナルデザィン情報を所定の記録媒体に記録し前記時計メーカーに送付して依頼した時計の製作を、前記時計メ一カーが受け入れる段階と、

前記時計メ一カーが、前記消費者より受け取った所定の記録媒体に記録された時計ォリジナルデザィン情報に従い時計を製作し完成した時計を消費者に提供する段階と、

を具備する時計デザィン作成方法。

1 0 . 前記時計オリジナルデザィン情報を作成する段階において

、消費者により独自に作成した部品デジタル情報を組み合わせる段階をさらに含む請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 1 . 前記時計ォリジナルデザィン情報の作成する段階において、消費者が時計構成部品の素材を選択する段階をさらに含む請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 2 . 前記時計ォリジナルデザィン情報の作成する段階において、消費者が時計構成部品に付加する付加機能を選択する段階をさらに含む請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 3 . 前記時計ォリジナルデザィン情報の作成する段階において、消費者が時計の備える機能を選択する段階をさらに含む請求項 7 又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 4 . 時計の製作を依頼した前記消費者は、前記情報通信ネッワークを介して前記時計メーカ一の製作状況を監視する段階をさらに含む請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 5 . 前記時計メーカ一は、完成した時計について、前記消費者の要望に応じて、前記消費者が指定した色と実際の完成品との色調を確認する段階をさらに含む請求項 7又は 9 に記載の時計デザイン作成方法。

1 6 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、画面に時計の完成図形、時計構成部品のパターン群、部品指定表示、の階層表示を可能とする請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

1 7 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、画面に、時計構成部品を大群から順次、小群へ選択的表示を可能とする請求項 1 6 に記載の時計デザィン作成方法。

1 8 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、画面に、時計完成図の拡大表示を可能とする請求項 1 6 に記載の時計デザィン作成方法。

1 9 . 消費者が前記時計ォリジナルデザイン情報を作成する段階において、時計メーカーは消費者から指定色を受け、前記指定色に対する複数の近似色を同時に印刷し、印刷した確認用資料を消費者に提供可能にした請求項 1 5 に記載の時計デザィン作成方法。

2 0 . 消費者が前記時計ォリジナルデザィン情報を作成する段階において、画面に、複数の完成した時計を同一画面で比較表示を可能とする請求項 1 6 に記載の時計デサイン作成方法。

2 1 . 消費者が前記時計ォリジナルデザイン情報を作成する段階において、画面上の文字板にキーボードを介してメッセージ入力を可能とする請求項 7又は 9 に記載の時計デザイン作成方法。

2 2 · 消費者が前記時計ォリジナルデザィン情報を作成する段階. において、画面の文字板上のメッセージの位置、数、長さ、大きさ、書体及び色を指定可能とする請求項 2 1 に記載の時計デザィン作成方法。

2 3 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、同一画面上に複数の時計基本パターンを表示可能とする請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

2 4 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、消費者が、文字板上のワンポイントの絵柄を示すフレームを時計メーカーのデザインから選択し、もしくは自身で絵柄をデジタル処理して独自のフレームを作成し、かつ前記フレームを文字板上の適切な位置に移動可能とする請求項 2 2 に記載の時計デザィン作成方法。

2 5 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、消費者が、文字板上の下絵を示すグラフィックを時計メ —カーのデザインから選択し、もしくは自身で絵柄をデジタル処理して独自のグラフィックを作成し、かつ前記グラフィックを文字板上の位置に合わせて拡大、縮小及び移動可能とする請求項 2 2 に記載の時計デザィン作成方法。

2 6 . 消費者が前記時計オリジナルデザイン情報を作成する段階において、消費者が作成した前記フレーム及びグラフィックを重ね合わせデザィンの総合的な確認を可能とする、請求項 2 4又は 2 5 に記載の時計デザィン作成方法。

2 7 . コンピュータに、

時計メ一力一が、時計デザィンの作成サ一ビスを情報通信手段を介して消費者に通知する段階と、通知を受けた消費者が時計メーカーに所定の通信手段により請求した時計デザインのためのデザインソフ卜と時計構成部品を示す部— 品デジタル情報を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

前記時計メーカ一が、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそれを組み合わせるためのデザインソフトを、所定の情報提供手段で前記消費者に提供する段階と、

前記部品デジタル情報とデザィンソフトを受けた消費者がデザィンソフトと部品デジタル情報を使用して、部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計のオリジナルデザィン情報を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

消費者が作成したォリジナルデザィン情報に基づいて時計メ一力一に依頼した時計の製作を、前記時計メーカーが受け入れる段階と前記時計メーカーが、消費者より受け取ったオリジナルデザイン情報に従って時計を製作し完成した時計を消費者に提供する段階とを実行させるためのプ口グラムを記録したコンビュ一タ読み取り可能な記録媒体。

2 8 , 前記時計メーカ一が、デザインソフトによるデザイン基礎情報を消費者に提供する段階をさらに含む請求項 2 7 に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

2 9 . コンピュータに、

通知を受けた消費者が前記時計メ一力一に所定の通信手段により請求した時計デサインのためのデザインソフトと時計構成部品を示す部品デジタル情報を、前記時計メーカ一が受け入れる段階と、前記時計メーカーが、消費者に提供可能な部品デジタル情報とそれを組み合わせるためのデザインソフトとを格納した記録媒体を、へ前記消費者に提供する段階と、

前記記録媒体を受けた消費者が前記記録媒体を自身の装置にセットし、格納されているデザィンソフトを使用して、提供された部品デジタル情報と独自の部品デジタル情報を組み合わせることにより作成した時計のォリジナルデザイン情報を、前記時計メ一力一が受け入れる段階と、

前記消費者が前記オリジナルデザィン情報を所定の記録媒体に記録し、前記時計メーカーに送付して依頼した時計の製作を、前記時計メーカーが受け入れる段階と、

前記時計メ一カーが、前記消費者より受け取つた所定の記録媒体に記録されたォリジナルデザィン情報に従い時計を製作し完成した時計を消費者に提供する段階と、

を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

3 0 . コンピュータに、

消費者に対して時計デザィン作成のための時計構成部品を示す部品デジタル情報を提示する段階と、

前記消費者において、提示された部品デジタル情報の中から、消費者の所望する時計デザィンに対応する部品デジタル情報を選択させる段階と、

前記消費者において、自身の所望する時計デザィンに対応する部品デジタル情報を選択させ、もしくは独自のデザインを作成させる段階と、

前記選択もしくは独自デザインを重ね合わせ、拡大し又は縮小し、かつ移動させる段階と、前記消費者により選択された部品デジタル情報を所定の記録媒体に記録させる段階と、 ― を実行させるためのプロダラムを記録したコンビユータ読み取り可能な記録媒体。

3 1 . 前記部品デジタル情報として、少なくとも、文字板情報、指針情報、ケース情報、色情報、時計バンド情報、尾錠情報、時字情報、メッセ一ジ情報、フレーム情報、を記録した請求項 3 0 に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

3 2 . 前記オリジナルデザイン時計を完成した時計メーカ一は、注文した消費者の住所、氏名等を記載した欄、複数個の完成した文字板デザインを印刷した欄、及びオリジナルデザイン時計の外観、を記載した製作シートを、カラープリンタから打ち出す請求項 7又は 9 に記載の時計デザィン作成方法。

3 3 . カラープリンタから打ち出された前記製作シ一卜の文字板デザィン部分に透明な紫外線力ットフイルムを貼り付け、さらに、 1 つの文字板デザインを切り出し画像シートを作成する請求項 3 2 に記載の時計デザィン作成方法。

3 4 . 前記画像シー卜の文字板に針軸穴を設け、前記針軸穴を基準にして、文字板の外径の外側に、文字板の外径を打ち抜くためのガイド穴を設けた請求項 3 3 に記載の時計デザィン作成方法。

3 5 . 消費者の要望に応じて時計メーカーから所定の申込みキットが消費者に送られ、消費者は申込みキッ卜の内容に沿って所望のオリジナルデザイン時計を設計すべく所定の記入等を行った後、時計メーカ一に送り、時計メーカ一は申込みキットの内容に沿ってォリジナルデザイン時計を製作し、消費者に配送する時計デザィン作成システムにおいて、

前記申込みキッ卜には、消費者が記入する注文シートを含み、前記注文シートには、少なくとも、消費者が文字板にしたい写真や絵等を貼り付ける写真貼付欄と、時計のタイプを選択するタイプ選択— 欄とを含むことを特徴とする時計デザイン作成システム。

3 6 . 前記注文シートには、時字の要否を選択する時字欄と、文字板に印刷するメッセ一ジを記入するメッセージ記入欄と、注文した消費者の住所や氏名を記入する届け先欄と、消費者からの支払い方法を記入する支払い方法欄と、をさらに含む請求項 3 5 に記載の時計デザィン作成システム。

3 7 . 前記申込みキットには、前記注文シートの写真貼付欄に写真等を貼り付ける際に使用するために、文字板中央の針軸穴の位置、文字板周囲の時字の位置、文字板内のメッセージの位置、を記載した透明フィルムからなる各々のガイドシートをさらに含む請求項 3 5 に記載の時計デザィン作成システム。

3 8 . 前記申込みキットには、前記注文シー卜の写真貼付欄に写真等を貼り付ける際に使用するために、文字板中央の針軸穴の位置、文字板周囲の時字の位置、文字板内のメッセージの位置、を記載した透明フィルムからなる 1枚のガイドシートをさらに含む請求項 3 5 に記載の時計デザィン作成システム。

3 9 . 前記ガイドシートは、前記注文シー卜の前面側の上辺に予め貼り付けられている請求項 3 7又は 3 8 に記載の時計デザィン作成システム。

4 0 . 前記申込みキッ卜には、前記注文シ一卜の写真貼付欄に写真等を貼り付ける際に、写真穴の大きさに応じて、個々に貼り付けるための個別貼り付け台紙をさらに含む請求項 3 5 に記載の時計デザィン作成システム。

4 1 . 前記注文シートの前記写真貼付欄には、複数個の写真穴が設けられる請求項 3 5 に記載の時計デザイン作成システム。

4 2 . 前記注文シートを受けた時計メ一力一は、消費者が文字板にしたい写真や絵等を、デジタル処理して原寸もしくは縮小した画 _ 像データを作成し、コンピュータに取り込む請求項 3 5 に記載の時計デザィン作成システム。

4 3 . 前記注文シートを受けた時計メーカ一は、コンピュータに取り込まれた前記画像データをプリントして文字板を作成する請求項 4 2 に記載の時計デザイン作成システム。

4 4 . 前記画像データを作成した時計メーカーは、前記画像データをディスプレイ画面上に表示し、文字板の位置に、画像データ化した写真や絵等を当てはめ、要望に応じて時字を当てはめ、メッセ —ジを記入して文字板デザインを完成させ、さらに消費者所望の時計バンドゃケースを追加してオリジナルデザィン時計をディスプレィ画面上で完成させ、コンピュータに取り込む、請求項 4 3 に記載の時計デザィン作成システム。

4 5 . 前記オリジナルデザィン時計を完成した時計メ一カーは、注文した消費者の住所、氏名等を記載した欄、複数個の完成した文字板デザインを印刷した欄、及びオリジナルデザイン時計の外観、を記載した製作シートを、カラ一プリンタから打ち出す請求項 4 4 に記載の時計デザィン作成システム。

4 6 . カラ一プリンタから打ち出された前記製作シー卜の文字板デザイン部分に透明な紫外線カットフィルムを貼り付け、さらに、 1 つの文字板デザインを切り出し画像シートを作成する請求項 4 5 に記載の時計デザィン作成システム。

4 7 . 前記画像シートの文字板に針軸穴を設け、前記針軸穴を基準にして、文字板の外径の外側に、文字板の外径を打ち抜くためのガイド穴を設けた請求項 4 6 に記載の時計デザイン作成システム。

4 8 . 消費者の要望に応じて時計メーカーから所定の申込みキットが消費者に送られ、消費者は申込みキッ卜の内容に沿って所望のオリジナルデザイン時計を設計すべく所定の記入等を行った後、文— 字板に使用する写真又は絵等を添えて時計メ一力一に送り、時計メ一力一は申込みキッ卜の内容に沿つてオリジナルデザィン時計を製作し、消費者に配送する時計デザィン作成システムにおいて、

前記申込みキッ卜には、消費者が記入する時計デザインシートと注文シートを含み、前記時計デザインシートには、少なくとも、消費者が所望する時計のタイプを選択する時計タイプ選択欄と、写真や絵等の文字板上の配置場所を選択する写真配置場所選択欄と、を含むことを特徴とする時計デザイン作成システム。

4 9 . 前記時計デザインシートには、文字板の背景を指定する文字板背景指定欄と、文字板上のメッセージの位置を選択するメッセ ―ジ位置選択欄と、メッセージ内容を記入するメッセージ内容記入欄と、時計の裏蓋に刻印する内容を記入する刻印内容記入欄と、文字板の完成イメージを描く完成イメージ描画欄と、文字板上のデザィン要望を記入する文字板デサイン要望欄と、時字の要否を選択するときじ要否欄と、完成した時計を収納する箱に設ける写真を選択する箱の写真選択欄と、注文数を記入する注文数記入欄と、をさらに含む請求項 4 8 に記載の時計デザイン作成システム。

5 0 . 前記注文シートには、注文したユーザの氏名、電話、住所、性別を記入する届け先欄と、ュ一ザからの支払い方法を記入する支払い方法欄と、をさらに含む請求項 4 8 に記載の時計デザイン作成システム。

5 1 . 完成したオリジナルデザィン時計を収納する時計収納箱をさらに具備する請求項 4 8 に記載の時計デザイン作成システム。

5 2 . 前記時計収納箱には、前記オリジナルデザイン時計とともに、ユーザの要望に応じて、写真、メッセージ、ロゴ等を配置できるようになつている請求項 5 1 に記載の時計デザィン作成システム

5 3 . 消費者の要望に応じて時計メーカ一から所定の申込みキッ卜が消費者に送られ、消費者は申込みキッ卜の内容に沿って所望のオリジナルデザイン時計を設計すべく所定の記入等を行った後、時計メーカ一に送り、時計メーカーは申込みキッ卜の内容に沿ってォリジナルデザイン時計を製作し、消費者に配送する時計デザィン作成システムにおいて、

前記申込みキットには、消費者が記入する注文シートを含み、前記注文シートには、少なくとも、消費者が時計の文字板にしたい写真や絵等を貼り付ける写真貼付欄を含み、前記写真貼付欄は前記写真や絵等の表面から文字板にしたい所望の範囲を決定する区切り手段を含む、ことを特徴とする時計デザイン作成システム。

5 4 . 前記注文シ一トは光透過性シー卜で構成され、前記区切り手段には予め複数種類の文字板の時字、メッセージ、針穴等が印刷されている請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。

5 5 . 前記注文シートは光透過性シー卜で構成され、前記区切り手段には予め複数種類のケース及びバンドが印刷されている請求項 5 3 に記載の時計デザィン作成システム。

5 6 . 前記区切り手段は前記注文シートとは別途に光透過性シ一卜で構成され、かつ前記光透過性シ一トには予め複数種類の文字板が印刷されている請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。

5 7 . 前記区切り手段は前記注文シートとは別途に光透過性シ一卜で構成され、かつ前記光透過性シ一卜には予め複数種類のフレームが印刷されている請求項 5 3 に記載の時計デザィン作成システム o

5 8 . 前記注文シートは磁性シー卜で構成され、前記磁性シートに別途のマグネットシ一トを使用して写真を貼り付けるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。 _

5 9 . 前記注文シー卜には各穴の上下に貫通した長孔を設け、前記写真を貼り付ける際には、表面側から前記長孔において所定のテ —プで貼り付けるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。

6 0 . 前記注文シートの写真貼付欄として、複数種類のケース枠を別途に用意し、所望の大きさのケース枠を写真の表面に貼り付けることで写真の範囲を決めるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザィン作成システム。

6 1 . 前記注文シ一卜の各穴は各々 2 つの穴の対で構成されている請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。

6 2 . 前記注文シートの写真貼付欄として、光透過性シートからなるトリミングシートを別途の用意し、前記トリミングシートには同心円状に複数種類の円形を設け、かつ各円形の円周にカツト部分を設け、前記カット部分を写真の表面に当て所定のペンを使用してなぞることで所望の写真の範囲を決めるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザィン作成システム。

6 3 . 前記注文シートの写真貼付欄として、トリミングシートを別途の用意し、前記トリミングシ一卜には同心円状に複数種類の円形を設け、かつ各円形の円周に力ット部分を設け、前記力ット部分の内側で不要な部分を取り除くことで所望の写真の範囲を決めるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。

6 4 . 前記注文シートの写真貼付欄として、複数種類の見切り部分と、複数種類のケースシー卜と、複数種類のバンドシートを綴じて一体化したケース枠を設け、前記見切り部分に配置した写真とケ —ス及びバンドとのデザイン上の組合せを容易にできるようにした請求項 5 3 に記載の時計デザイン作成システム。