WO1996018746A1 - Method of recovering reclaimed aluminum material from substances containing metallic aluminum - Google Patents

Description

明 細 書

金属ア ル ミ 二 ゥ ム 含有物質か らの再生

了 ル ミ 二 ゥ ム 原料の回収法 技術分野

本発明は、 金属ア ル ミ ニ ウ ム 含有物質か ら 了 ル ミ ニ ゥ ム を回収 して再生ア ル ミ ニ ウ ム を 回収 し、 ア ル ミ ニ ウ ム の回収率を高め、 再資源化を推進 し ょ う と する も の であ る。 尚、 本発明でア ル ミ ニ ウ ム 含有 （ 又は随伴 ） 物質 と は 了 ル ミ 缶、 了 ル ミ ラ ミ ネ ー ト 箔、 ァ ノレ ミ ス ク ラ ッ プ、 ア ル ミ 切粉及びその他の金属ア ル ミ ニ ゥ ム 含有物を言 う。 背景技術

金属ア ル ミ ニ ゥ ム 含有物質力 ら ァ ル ミ 二 ゥ ム を回収す る こ と は提案されている力'、 ア ル ミ 二 ゥ ム の 回収率が低 く 、 更に随伴する塗料、 有核物質 （ 紙又は レ ジ ンその他） 又は鉄分等の不純物 （ 又は不 ¾物 ） の分離が し く 回収 された再生ア ル ミ ニ ゥ ム 中の金属ア ル ミ ニ ゥ ム 分が低い 等 ¾ 々 の欠点が知 られてい る。

ア ル ミ 二 ゥ ム の 回収技術 と しては、 例えば次の よ う 技術が知 られてい る ：

(1) 金属ア ル ミ ニ ウ ム鱗片状粉末ま たは撚 状不定形小 粒物の製造方法 （ 特公昭 52 - 9 1 80号公報 ）

(2) 医薬品の錠剤包袋廃棄品か ら プ ラ ス チ ッ ク お よ び ァ ル ミ 二 ゥ ム を回収する 方法 （^開昭 52 - 1〖 2673号公報 )、

(3) ス ク ラ ッ ブア ル ミ ニ ゥ ム か ら有機被覆物の除去方法 (特公 59 - 37337号公報 ） ' (4) 使用済ア ル ミ ニ ウ ム缶 よ ア ル ミ ニ ウ ム再生溶解前 処理方法 （特公平 5 - 3 4 9 4 号公報.. )

前述 した公知技術は何れ も 煩雜 多数の工程か ら なつ て お ]? 、 しか も 最近の金属ア ル ミ ニ ウ ム を含有又は随伴 する廃棄物は種 々 の構成か ら ってお ？ 、 簡易 金属ァ ル ミ 二 ゥ ム の回収法 と しては設備が高 コ ス ト と ]) 、 更 に作案性に難点があ る こ と が明白 で あ る。

発明の開示

本発明は近時大量と った金属ア ル ミ 二 ゥ ム 含有廃棄 、 例えばア ル ミ 缶、 ア ル ミ ラ ミ ネ ー ト 箔、 ア ル ミ ス ク ラ. ッ プ、 ア ル ミ 切粉及びその他の金属ア ル ミ 二 ゥ ム 含有 ( 又は随伴 ） 物質か ら金属ア ル ミ ニ ウ ム を容易、 高収率 かつ低 コ ス ト で回収す る方法を提供する も のであ j 、 本 発明の技術的構成は、 金属ア ル ミ ニ ウ ム含有物質を酸素 漫度 を 〖 0 容量 以下 と するか又は二酸化炭素 ガス雰囲 気 と しかつ 3 0 0 〜 6 0 0 ° C の温度範 Sの雰囲気の キ ル ン 内で可燃物質 を炭化させ、 冷却後篩分け、 磁選等に よ 炭化物及び鉄分を分 ^する こ と を特徵 と する再生ア ル ミ 二 ゥ ム 原料の回収法に あ る。

発明を実施するための最良の形態

前述の Π き 技術的構成か ら る ア ル ミ 二 ゥ ム 原料の回 収法について以下に詳述する。

( 1 ) 金属ア ル ミ ニ ゥ ム 含有物質を破砕及び Z又は剪断 す る第一工程

金属ア ル ミ ニ ウ ム 含有物質は、 剪断式 （ 例えば一軸剪 斬破砕機 ） や衝搴式 （ 例えばハ ン マ — ク ラ ッ シ ャ ー ） 破 砕機で 4 0 龍以下に破砕する。

(2) 破碎物か ら金属ア ル ミ ニ ウ ム を分 ^する第二工程 破砕された金属ア ル ミ 二 ゥ ム 含有物質は炉内の ^素饅 度が I 0 容量 以下に コ ン ト ロ ー ル されたキ ル ン 内に入 れ、 3 0 0 〜 6 0 0 °C の温度範囲にて金属ア ル ミ ニ ウ ム を 酸化させる こ と く 樹脂や紙等の可燃物を炭化させ、 排 出冷却後篩分け並びに磁選等にて鉄分を除 く 。

こ の第二工程におけ る酸素渙度を 1 0 容量 と する理 由は、 I 0 容量 を超える と き は、 ア ル ミ ニ ウ ム の酸ィ匕 のために回収率が著 し く 低下するか らであ る。

ま た、 こ の第二工程において キ ル ン 内を二 ¾化炭素 (co₂ ) ガス雰囲気 と する こ と に よ J? 、 被処理物中の金属 ア ル ミ 二 ゥ ム の酸ィヒを防止する。

こ の場合、 同 じ 目 的で使用 し得る窒素について は、

A と して有害 非金属介在物が生 じるの で、 C0₂ が 好ま しい。

ま た、 キ ル ン温度を 3 0 0 〜 6 0 0。C の範 と する理由 は、 6 0 0 ° C を超える と 、 酸素濃度力； 1 0 容量 以下で あって も 酸化が進行 し、 3 0 0 ° C 未滴では可燃物の炭化 速度が遅いため作業性が悪 く 、 いずれ も 好ま し く るいか らであ る。

前記第一工程 ( 破砕工程 ） は省略する場合 も あ る。 以上の工程に よ り 再生ア ル ミ 二 ゥ ム 原料を ^造する こ と カ で き る。 以下、 本発明の実施例を説明する。

〔 実施例 〕

実施例 I

回収された金属了 ル ミ 二 ゥ ム 含有物 Kを一軸剪断機に て破砕 し、 2 5 mm ス ク リ ー ン通過排出後、 炉 内温度約

4 5 0 ° (： 、 酸素漫 S 6 〜 7 容量 ^の キ ル ン に投入 し、 紙、 衝脂、 ゴ ム等の有機物を炭化、 燃焼させ、 排 ガ'スは再加 熱炉 にて二次燃焼させ完全燃焼 して無害な ガ ス と し、 そ の一部は熱回収のため再使用 した。

加熱処理後の金属ア ル ミ ニ ウ ム 含有物質を 3 龍 目 の振 動 ス ク リ 一 ン で 微粉お よ び異物を除去 した。

以上の工程に よ って 分離 した金属ア ル ミ 二 ゥ ム は 200 。C以下に冷却 した後、 ハ ン マ ー ク ラ ッ シ ヤ ー にて 6 龍以 下に再粉砕 し、 サ イ ク ロ ンにて I mm以下を分 ^、 除去 し ft 。

½ られた再生ア ル ミ 二 ゥ ム 原料の ア ル ミ 二 ゥ ム 含有 は 9 6 重量 ％ で あった。

実施例 2

回収されたア ル ミ ラ ミ ネ 一 ト 箔の ロ ー ル状の も の をバ ツ チ式の炉内に装入 し、 炉 内に炭酸 ガ ス を注入 し、 CO 2 棼囲気で 5 5 0 ° C 迄加熱 した。 お よそ 2 3 0 。C 付近カ ら 了 ル ミ 箔の ラ ミ ネ 一 ト 材の分解が始ま り 、 分解ガ ス は燃 焼装置で完全燃焼 して無害 ガス と し、 、焼熱は加熱源 と して再使用 した。 5 5 0 。C に加熱 ¾分解力" ス の発生が 止ま った'時点で、 加熱を止め常温迄冷却後 これ を取 出 し た。 残渣物は 口 ー ル状の了 ル ミ 箔 と 了ル ミ 箔の間に残留 炭素の黒色物質が得 られたので、 これを破砕、 分離 して 了 ル ミ を 回収 した。

尚、 上記実施例では、 被処理物を破砕せずに処理 した が、 処理前に破砕を行なつて も よ く 、 但 し破砕する こ と に よ 被処理原料が嵩高 と る こ と は免れるい。 ま た、 被処理物を初めに破砕 した場合は、 残留炭素の分離の際 の破砕工程は必要 と し い こ と は言 う ま で も ない

本発明に よれば、 金属了 ル ミ 二 ゥ ム含有廃棄物か らの 金属ア ル ミ 二 ゥ ム の回収が容易に、 かつ高収率、 低 コ ス 卜 で達成される も ので あ る

ま た、 か く して 回収されたア ル ミ ニ ゥ ム は、 再成ア ル ミ ニ ゥ ム 原料 と して地金の代替 も し く は増量用 と して、 あ るいは、 鉄鋼用脱酸剤 C 了 ノレ ミ ニ ゥ ム 源 と して も 好適 に使用 し得る も ので あ る

産業上の利用可能性

本発明は、 金属ア ル ミ ニ ゥ ム 含有物質力 ら了ル ミ ニ ゥ ム を 回収 して再生ア ル ミ 二 ゥ ム を回収 し、 ア ル ミ ニ ゥ ム の 回収军を高め、 再資源化を推進 し よ う と する も の で あ る。

Claims

請 求 の 範 囲

1. 金属ア ル ミ ニ ウ ム含有物質を酸素饞度を 〖 0 容量 ^ 以下 と しかつ 3 0 0 〜 6 0 0 °C の温度範囲の雰囲気の キ ル ン 内で可燃物質を炭化させ、 冷却後篩分け、 磁選等に よ 炭化物及び鉄分を分離する こ と を特徵 と する再生ァ ル ミ 二 ゥ ム原料の回収法。

2. 金属ア ル ミ ニ ウ ム 含有物質を二酸化炭素 ガ' ス 棼 囲 気でかつ 3 0 0 〜 6 0 0 °C の温度範囲の雰囲気の キ ル ン 内 で可燃物質を炭化 させ、 冷却後篩分け、 磁選等に よ 炭 化物及び鉄分を分離する こ と を特徵 と する再生 ア ル ミ 二 ゥ ム原料の 回収法。

3. 前記金属ア ル ミ ニ ウ ム 含有物質がア ル ミ 缶、 ア ル ミ ラ ミ ネ ー ト 箔、 了 ル ミ ス ク ラ ッ プ、 了 ル ミ 切粉及びそ の他の金属アル ミ 二 ゥ ム 含有物質であ る請求項 1 又は 2 の何れかに記載の再生ア ル ミ 二 ゥ ム 原料の回収法。