WO1992000001A1 - Machine tractee par un vehicule servant a repiquer les legumes - Google Patents

Description

明細書

乗用野菜移植機 技術分野

この発明は、 乗用走行車両で植付部を牽引 して使用する乗用野菜 移植機に関する ものである。 背景技術

ト ラ ク タ等の乗用走行車両で牽引される作業台車に、 苗を載せる 苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける複数の植付杆を装着し 、 複数条に同時に苗を植え付ける と と もに、 作業台車の上に設けた 作業ステ ッ プに苗補給作業者が乗り込み、 苗の残量が少な く なつた 苗載台に逐次苗を補給するよ う に した多条植え乗用野菜移植機が開 発されている。 上記従来の多条植え乗用野菜移植機には以下に示す 問題点があった。

第 1 の問題点は、 作業台車が上下変動しやすいという点である。 この種の多条植え乗用野菜移植機が使用されるよ う な広い圃場では 耕耘を行っただけの平坦な圃場にそのまま苗を植え付けるのが一般 的であ り 、 圃場の凹凸に作業台車がそのまま追随していたので、 作 業ステ ッ プが揺れて苗補給用作業者が不安定であった。 また、 この 作業台車を基準と して植付部のピッ チング制御と ロー リ ング制御を 行うので、 植付深さが一定しなかった。

第 2 の問題点は、 作業ステッ プが髙すぎる という点である。 作業 台車の前部に入力した動力を植付部に伝える伝動軸が作業ステ ッ プ の下側に配置されるが、 従来のものは、 乗用走行車両の T 0軸と 作業台車の入力部の高さを揃えるために、 地面から比較的高い位置 に作業ステ ッ プが設けられていたので、 作業ステ ップへの昇降が不 便である と と もに、 該作業ステ ップ上の作業者に対して苗載台が低 過ぎ、 苗補給作業を行いに く かった。 第 3 の問題点は、 乗用走行車両と してユーザーが所持する通常の 汎用 ト ラクタを使用するこ とが多いが、 メーカや型式によって ト ラ クタの車速レンジが一定でないため、 トラクタの P T O出力でその ま ま植付部を顯動する と、 ト ラクタの車速と植付部駆動力の回転数 が適合せず、 一定の株間が得られないという点である。 また、 P T 0変速を誤って行った場合に株間が狂う という問題もある。

と こ ろで、 植付部は次のよ う に構成されている。 すなわち、 苗載 台は、 前部が上位となるよう若干傾斜して設けられてお り、 台上の 苗を後端部に形成された苗取出口に苗送りベル トで順次供給する。

そして、 植付杆が所定の規制を描いて上下動しつつ、 前期苗取出口 に供給された苗を圃場に植え付けるのである。 このよ う に、 苗取出 口の後方に植付杆が位置しているため、 苗載台の苗や該苗截台の後 端部に設けた苗受け止め保持用のポ ヅ トホルダが邪魔になって、 作 業ステ ツ ブ上の作業者が植付杆が停止しているかどうかを確認しづ らかった。 これが第 4の問題点である，

第 5 の問題点は、 苗載台の苗送り ベル ト に関してである。 苗送 り ベル ト は駆動ローラ と従動ローラ とからなる一対の苗送り ローラに 張架されてお り 、 左右往復動する苗載台が行程の端部に到達する と ， 、 駆動側苗送 り ローラの軸に取 り付けた苗送り アームが所定方向に 回転させられ、 苗送りベル トが苗送 り方向に移動するよ う になって いる。 各条の駆動側苗送り ローラは共通のローラ軸に取 り付けられ てお り 、 各条の苗送りベル トが同時に作動するのが普通であった。

しかしながら、 苗補給時には、 苗載台に残っている苗と補給した苗 との間に隙間が生じないよ う に苗の位置を調節する必要がある。 ま た、 植付杆による苗取 り時に ト ラブルが生じた時にも、 苗載台上の 苗の位置を調節しなければならない。 このような場合、 前記苗送り アームを動かして苗の位 Sをずらせると、 他の正常な条の苗の位置 もずれてしまい、 苗送 り に支障が生じるのである。

第 6 の問題点は、 植付部を各条ごとに独立して設けた多条植え乗 用野菜移植機に関するものであ り、 この種の乗用野菜移植機におい て、 隣接する植付部同士が干渉するのを避けて複数の植付部を前後 にずらせて配置する と、 各植付部ごとの植付終了位置が異なるため 、 作業終了時に前方に位 gする植付部の条に植え残しが生じる と い う点である。

本発明は、 上記各問題点を解決するこ とを目的と している。 発明の開示

本発明は、 次のよ う に構成した。 すなわち、 第 1 の発明は、 苗を 載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付杆を備えた 植付部を乗用走行車両で牽引する乗用野菜移植機であって、 乗用走 行車両の後方に該乗用走行車両の車輪と同ライ ン上に配笸した支持 輪で支持され乗用走行車両で牽引される作業台車を設け、 当該作業 台車の上に各植付部の苗載台に苗を補給する作業者が乗るこ とので きる作業ステ ップを取り付ける と と もに、 当該作業台車に前記植付 部を昇降自在に取 り付け、 該植付部に設けた圃場面の高さを検出す るセ ンサの検出結果に基づいて植付部を適宜昇降させるよ う にした こ と を特徴と している。

. 第 2 の発明は、 乗用走行車両で牽引される作業台車の後方に苗を 載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付扞を備えた 植付部を設ける と と もに、 前記作業台車の上に各植付部の苗載台に 苗を補給する作業者が乗る こ とのできる作業ステ ッ プを取り付けた 乗用野菜移植機であって、 前記乗用走行車両から前記作業台車の前 部に伝えられた動力を、 一旦下方に伝動してから、 前記作業ステ ツ ブの下方を通って前記植付部に伝動するよう に構成したこ とを特徴 と している。

第 3の発明は、 乗用走行車両で植付部を牽引かつ駆動する乗用野 菜移植機において、 前記乗用走行車両から前記植付部への伝動経路 中に無段変速装置を設けたこ と を特徴と している。 第 4の発明は、 前記第 3 の発明において、 乗用走行車両の P T O 出力の回転数を検出する回転数セ ンサ と、 該回転数セ ンサの検出結 果に基づいて無段変速装置を制御する制御装置とを備えたこ とを特 徴と している。

第 5 の発明は、 苗載台の各植付条ごとに騾動ローラ と従動ローラ からなる一対の苗送 り ローラに張架した苗送りベル トが設けられ、 苗載台の横移動に同期して前記潁動側苗送 り ローラを間歇的に所定 方向に回転させて苗送 りベルトを移動させる複数条植えの乗用野菜 移植機において、 各植付条の前記従動側苗送り ローラをそれぞれ個 別に所定方向に回転させて苗送りベル トを移動させるこ とのできる 苗送 り調節手段を設けたこ とを特徴と している。

第 6 の発明は、 乗用走行車両に牽引される作業台車の後方に伝動 ケース、 苗載台、 植付杆等を有する植付部を設け、 かつ作業台車の 上に苗載台に苗を補耠するための作業者が乗る作業ステップを取り 付けた乗用野菜移植機において、 前記植付部は、 伝動ケースの上方 に苗載台を設ける と と もに、 伝動ケースから後部上方に伸びる植付 杆支持フ レームに植付杆を設けたこ とを特徴と している。

また、 第 7の発明は、 苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場 に植え付ける植付杆を備えた複数の植付部を横方向に並べて記置し 、 これらを乗用走行車両で牽引する乗用野菜移植機であって、 前記 複数の植付部の横方向の間隔を調節する条間調節手段と、 植付部を 前後方向に移動させる前後移動手段とを設けたこ とを特徵と してい る。 図面の簡単な説明

F i g . 1 は本発明にかかる好ま しい野菜移植機の全体側面図で ある β

F i g . 2 はその要部の平面図である。

F i g . 3 は作業台車の正面図である。 F i g · 4はその側面図である。

F F i g . 5は作業ステ ッ プ周辺部の斜視図である。

F i g . 6は変速レバーのガイ ド板の正面図である。

F i . 7は H S T制御のプロ ヅ ク図である。

F i g . 8は植付部の側面図である。

F i . 9は苗送 り ベル ト取付部の平面断面図である。

F i . 1 0は F i g . 9 における F矢視図である。

F i . 1 1 は F i g . 9における G矢視図である。

F i g . 1 2は F i g . 9における H矢視図である。

F i g . 1 3はワ ンウェイ クラ ッ チの一部断面図である。

F i g . 1 4は植付部下部の正面図である。

F i g . 1 5は植付部下部の平面図である。

F i g . 1 6はロー リ ングセンサの側面図である。

F i g . 1 7はロー リ ングセンサの正面図である。

F i g . 1 8はロー リ ング制御のフローチャー トである。

F i g . 1 9はピッ チングセンサの形状が異なる別実施例の平面 図である。

F i g . 2 0は植付部を各条 と に独立して設けた乗用野菜移植 機の 1状態の平面図である。

F i g . 2 1 は F i g . 2 0 と異なる状態の平面図である。

2 2は F i g . 2 0に示す乗用野菜移植機の側面図であ る

F g 2 3は作業台車の側面図である。

F g 2 4は作業台車の要部の正面図である。

F g 2 5は植付部の側面図である。

F s 2 6は植付部の平面図である。

F s 2 7は F i g , 2 6の要部の異なる状態を示す図である

F i g . 2 8は異なる実施例の平面図である F i g . 2 9はさ らに異なる実施例の平面図である。

F i g . 3 0はさ らにまた異なる実施例の平面図である。 発明を実施するための最良の形態

F i g . 1乃至 F i g . 1 8に示す多条植え乗用野菜移植機は本 発明の 1実施例であり 、 例えばレタス等の移植に使用される。 この 多条植え乗用野菜移植耱 1 は、 乗用牽引車両 2 に牽引される作業台 車 3 と、 該作業台車の後部に設けた平行リ ンク装篋 4に装着される 複数条 （図示例では 5条） 植えの植付部 5を備えてなる。

乗用牽引車両 2は通常の ト ラクタであ り、 作業台車 3および植付 部 5を牽引かつ駆動できる ものであればメーカー、 型式を問わず使 用する こ とができる。 F i g . 1 における 7は前輪、 8は後輪、 9 は操縦席、 1 0は P T O軸である。 また、 1 2は ト ラクタ 2が具備 する 3 P リ ンク装置で'、 左右一対のロ ワ リ ンク 1 3 , 1 3 と長さ調 節可能な 1本の ト ツプリ ンク 1 4を有し、 回動自在な駆動アーム 1 6の先端部と前記ロア リ ンク 1 3， 1 3の中間部とがリ フ ト ロ ド 1 7， 1 7で連結されている。

作業台車 3は、 F i g . 3乃至 F i g . 5に示すよ う に、 水平枠 2 0 と該水平枠の前後端部にそれぞれ立設した前枠 2 1 および後枠 2 2 とで台車フ レームを構成し、 前枠 2 1 の左右両端部に左右一対 の台車支持輪 2 3， 2 3が軸止されている。 こ.の台車支持輪 2 3， 2 3は ト ラクタの後輪 8 , 8 と同ライ ン上に E置されてお り 、 作業 時に後輪 8 , 8の通過跡を台車支持轅 2 3 , 2 3が通るので、 作業 台車 3の上下動が小さい。 3 P リ ンク装 S 1 2のロ ワ リ ンク 1 3， 1 3および ト ッブ リ ンク 1 4の後端部を前枠 2 1 に設けた リ ンク連 結部 3 1 a， 3 1 a , 3 1 bに連結し、 ト ラクタ 2にて作業台車 3 が牽引される。

水平枠 2 0の上部には、 苗補給作業者が乗るための鉄板等ででき た作業ステ ッ プ 2 5が設けられている。 また、 前枠 2 1 の中央上部 に、 苗補給作業者のための座席 2 6が設置されている。 後枠 2 2 に は丸パイ ブを正面視門形に成形した足載せ部材 2 7が一体に取 り付 けられてお り、 F i g 1 および F i _g . 5に示す如く 、 作業者が座 席 2 6 に腰をかけたと きにこの足載せ部材 2 7の上に足を載せる こ とができるよ う になつている。 このため、 狭い作業ステ ッ プ 2 5上 でも苗補給作業者が楽な姿勢をとるこ とができる。 さ らに、 前枠 2 1 の左右両端部から斜め上向きに突出する予備苗截台支柱 2 8 , 2 8が水平面内で回動自在に設けられてお り、 該.支柱に苗箱を載せる 複数段の棚 2 9 , ···を有する予備苗載台 3 0， 3 0が支持されてい る。 なお、 予備苗載台 3 0を後方に回動させたと き、 予備苗載台 3 0 と植付部 5の一部 （後記苗載台 6 4の前部） が平面視で重なるよ う に構成されているので、 植付部 5を上昇させたと きに両者が接触 しないよ う に予備苗載台 3.0の高さを設定しておく 必要がある。 予 備苗載台 3 0 と植付部 5の一部が平面視で重なるよ う に したのは全 長を短く するためである。

前記 P T O軸 1 0よ りユニバーサルジ ョ イ ン ト 3 2を介して伝動 される回転動力は、 前枠 2 1 の上部に設けた入力ケース 3 3 に入力 される。 この入力ケース 3 3には複数のギヤが内蔵されてお り 、 入 力された回転動力が所定の変速比で変速して取り出される。 取 り 出 された出力は、 伝動ベル ト 3 6で下方に伝えられる と と もに、 伝動 ベル ト 3 7， 3 8で入力ケース 3 3の両側に設けた油圧ポンプ 3 9 とオルタネータ 4 0 に伝えられる。 下方に伝えられた植付部駆動出 力は、 無段変速装置 （ H S T ) 4 2 と クラ ッ チケース 4 3を経由 し 、 作業ステ ップ 2 5の下方に配設した植付部駆動軸 4 4を介して作 業台車 3の後部に伝えられる。 なお、 クラ ッ チケース 4 3内には、 常に植付部 5を一定の位置で倚止させるための植付ク ラ ッ チと、 植 付部 5 に一定以上の負荷がかかる と伝動を停止させる安全クラ ッ チ とが内蔵されている。

H S T 4 2は植付部駆動出力の回転数を調整する ものであ り 、 変 速レバ一 4 6で H S T 4 2の斜板角度を変えること によ り無段階に 変速する こ とができる。 実際には、 多く の ト ラクタの場合、 Ρ Τ Ο 回転数は数種の回転数に限定されるので、 これら数種の回転数に合 わせて変速レバー 4 6の操作位 Sを設定してお く と便利である。 F i g . 6は変速レバーのガイ ド板をあらわし、 ガイ ド板 4 7のガイ ド溝 4 8の適所に、 P T O回転数 （ A〜E ) に応じて変速レバー 4 6を係合させる係合部 4 9 , "'が形成されている。

なお、 上記の如く 手動の変速レバーで制御する代わ り に、 F i g . 7のブロ ッ ク図に示す如く 自動制御を行ってもよい。 すなわち、 P T O軸 1 0の回転数を検出する回耘数センサ 1 5 0 と苗植付の株 間を設定する株間設定器 1 5 1からの信号が制御装 S 1 5 2 に入力 され、 該制御装馕から H S T 4 2に出力信号が出される。 制御装置 1 5 2 によって P T O軸 1 0の回転数と植付部 5の回転数の相関関 係を常に一定に制御し、 株間設定器 1 5 1 による設定値通り に株間 を維持する。 このよ う に、 P T 0出力の回転数と植付部の回転数の 相関関係を常に一定になるよ う制御すると、 誤って P T O変速を行 つ た場合でも株間が変動しないという効果がある。

入力ケース 3 3 に入力された回転動力を伝動ペル ト 3 6で一旦下 方に伝達した後、 作業ステップ 2 5の下方を通る植付部駆動軸 4 4 で作業台車 3の後部に伝達するこ とによ り、 作業ステ ッ プ 2 5の位 置が低く な り、 該作業ステッ プへの乗り降りが容易である。 また、 F i g . 3および F i g.. 4に見られる如く 、 入力ケース 3 3、 油 圧ポンプ 3 9、 オルタネータ 4 0等の重要部品は正面視で前記 リ ン ク連結部 3 l a , 3 1 a , 3 l bに囲まれる範囲内に @B設されてい る。 このため、 これら部品の前方がロ ワ リ ンク 1 3 , 1 3および ト ヅ プ リ ンク 1 4で防御された状態となってお り 、 走行時に一対の台 車支持輪 2 3， 2 3の間を障害物がす り抜ける と きに、 該障害物に 当たって前記部品が破損する こ とを防止できる。

平行 リ ンク装置 4は、 F i g . 8に示すよ う に、 前記後枠 2 2 と 、 該後枠に回動自在に取 り付けた各一対の上 リ ンク 5 0 , 5 0およ び下 リ ンク 5 1 , 5 1 と、 これら上下 リ ンクの後端部に連結された 連結枠 5 2 とからな り、 植付部 5がロー リ ング軸で進行方向と垂直 な面内で回動自在に連結枠 5 2 に装着される。 水平枠 2 0 に基部側 を枢着した ピッチングシ リ ンダ 5 4のピス ト ンロ ドが一対の上 リ ンク 5 0 , 5 0から垂設したスイ ングアーム 5 5の先端部に連結さ れてお り、 このピッ チングシ リ ンダ 5 4 を伸縮させるこ と によ り植 付部 5が昇降する。 ピッ チングシ リ ンダ 5 4は植付部 5 に設けた油 圧バルブ 5 6で制御される。

植付部 5 は、 前記植付部駆動軸 4 4から伝動軸 5 8 を介して伝動 される伝動ケース 6 0 と、 該伝動ケースの両側面部に突設した伝動 パイ ブ 6 1 , 6 1 と、 伝動ケース 6 0の背面部および伝動パイ ブ 6 1 ， 6 1 の両端部から後方に延設した 3本の植付杆支持ケース 6 2 , ·" と で植付部フ レームを構成し、 該植付部フ レームに苗載台 6 4 、 5組の植付装置 6 5 ， ···、 5組の鎮圧輪 6 6 ， ···、 苗補給補助台 6 7等が取 り付けられている。

苗載台 6 4は、 植付部フ レームの上方に前部が上位となるよ う若 干傾斜させて設けられてお り、 後部が苗載台支持枠 6 8の上に左右 に滑動自在に支持され、 かつ前部が苗載台支持フ レーム 6 9 に設け たローラ 7 0 に支持されている。 7 2 は苗載台 6 4の側面部の保護 と植付部 5 を持ち上げる際の把手となる平面視コ形の苗載台フ レー ムで、 後端部が苗載台支持枠 6 8 に固着されている と と もに、 苗載 台 6 4 の側板に一体に設けたブラケ ッ ト 7 3 , 7 3から垂設した支 持パイ ブ 7 4 , 7 4 に支持されている （ F i g . 1 2参照） 。 前記 ローラ 7 0が係合する レール部材 7 5が、 こ の苗載台フ レーム 7 2 に取 り付けられている。 苗載台 6 4の上面は植付条数分の苗載部 6 4 a , …に仕切られ、 各苗載部ごと に苗送 りベル ト 7 7が取 り付け られている。 さ らに、 苗載台 6 4の後方には、 植付装置 6 5 , '"に 対応する苗取出口 7 9 ， ··'が形成された受板 8 0が苗載台支持枠 6 8 と一体に設けられている。 苗載台 6 4の後端部には、 受板 8 0上 の最後列の苗のポッ ト部を受け止め支持するポヅ 卜ホルダ 8 1が設 けられている。

伝動ケース 6 0内には、 外周部に縲旋状の溝が形成されたロール カム軸 8 2 と、 該溝に係合する爪を有するメ タルと一体に動作し、 左右突出端部が前記苗載台フ レーム 7 2 に取 り付けられた横移動棒

8 3が設けられてお り 、 ロールカム軸 8 2が所定方向に回耘する こ と によ り横移動棒 8 3が横移動を行い、 苗載台 6 4が左右往復動す る。

F i g . 9乃至 F i g . 1 2に苗送り ベル ト取付部の構造を示す 。 苗送 り ベル ト 7 7は駆動側ローラ 8 5 と従動側ローラ 8 6 とから なる一対の苗送 り ローラに張架されている。 各条の駆動側苗送 り 口 ーラ 8 5 , "'は共通の駆動ローラ軸 8 7に、 また各条の従動側ロー ラ 8 6 , · "は共通の従動ローラ軸 8 Sに、 それぞれワ ンゥ ヱイ ク ラ ツ チ 9 0 , ♦··を介して取り付けられている。 ワ ンウ ェイ クラ ッ チ 9 0は、 F i g . 1 3 に示す如く 、 ノヽウジング 9 1 内に多数のころ 9 2 , … と該ころを所定方向に付勢するスプリ ング 9 3 , …が環状に 配設され、 ハウ ジング 9 1 の内周部にころ 9 2 , ·♦·が係合する楔面

9 4 , ·"が形成されている。 軸を矢印方向に回転させたと きは、 実 線で示す如く ころ 9 2， '"が楔面 9 4， "'に係合してローラに回転 が伝えられるが、 軸をこれとは逆向きに回転させたと きは、 鎖線で 示す如 く ころ 9 2 , "'が楔面 9 4， ···から解放されるのでローラに 回転が伝わらない。 ローラ側を回転駆動する と きは、 軸を駔動する 場合と逆向きの方向にだけ軸に回転を伝える。 本例においては、 駆 動ローラ軸 8 7から駆動側ローラ 8 5へは I方向 （苗送 り方向） に のみ伝動し、 駆動側ローラ 8 5から顯動ローラ軸 8 7へは反 I方向 にのみ伝動し、 また、 従動ローラ軸 8 8から従動側ローラ 8 6へは J方向 （苗送 り方向） にのみ伝動し、 従動側ローラ 8 6から従動口 —ラ軸 8 8へは反 J方向にのみ伝動するよ う になっている。 続いて、 苗送 り機構と苗送 り調節機構について説明する。

苗送 り機構は次のよ う に構成されている。 すなわち、 駆動ローラ 軸 8 7 の両端部に苗送 り アーム 9 5が回転不能に取 り付けられてい る と と も に、 先端部にローラ 9 6 を支承した苗送 り駆動アーム 9 7 が前記ロールカム軸 8 2 の両端部に取り付けられてお り、 苗載台 6 4が左右行程の端部に到達した と きに、 ローラ 9 6が苗送 り アーム 9 5 に係合して駆動ローラ軸 8 7を I 方向に一定量回転させる。 そ の結果、 苗送 りベル 卜 7 7が苗 1 個分だけ苗送 り方向に移動する。

F i g . 1 2 における 9 9 は苗送 り アーム復帰用スプリ ングで、 苗 送 り アーム 9 5の基部に水平に固着した ビン 1 0 0の一端部と前記 支持パイ ブ 7 4 との間に張設されている。 また、 1 0 1 は苗送 り調 節ねじで、 前記ブラケ ッ ト 7 3 に固着したナッ ト 1 0 2 に螺合して お り 、 その先端部がク ッ ショ ン材 1 0 3 を介して前記ビン 1 0 0 に 当接している。 グリ ップ 1 0 4 を回して苗送 り調節ねじ 1 0 1 を進 退させ、 苗送 り アーム 9 7の取付角度を変える こ と によ り 、 1 動作 あた り の苗送 り釐を調節できる。 苗送 り調節を行わないと きは、 口 ッ クナ ツ 卜 1 0 5で苗送 り調節ねじ 1 0 1 を固定してお く 。

苗送 り調節機構は以下のよ う になつている。 すなわち、 従動側苗 送 り ローラ 8 6 の各ワ ンウ ェイ クラ ッ チ 9 0 に嵌着した リ ブ 1 0 7 のアーム部 1 0 7 aに苗送 り操作ロ ツ ド 1 0 8が取 り付けられてお り 、 該苗送 り操作ロ ッ ドを引 く と リ ブ 1 0 7および従動側ローラ 8 6力 s J方向に回転する。 前述の如く 、 従動側ローラ 8 6から従動口 ーラ軸 8 8、 および駆動側ローラ 8 5から駆動ローラ軸 8 7へは伝 動しないので、 操作した条の苗送 りベル ト 7 7 だけが苗送 り方向に 移動する。 なお、 苗送 り操作ロ ッ ド 1 0 8は レール部材 7 5 に支持 され、 スプリ ング 1 0 9 によ って復帰方向に付勢されている。

植付装置 6 5 は、 所定の軌道に沿って丄下運動を行う植付杆 1 1 1 を有し、 この植付杆 1 1 1 が軌道の上部で前記苗取出口 7 9 に供 給された苗を挟持し、 該苗を軌道の下部で作溝体 1 1 2 によって圃 場面に形成された移植溝内に するよ う になつている。 なお、 作 溝体 1 1 2は、 植付杆支持ケース 6 2の基部に設けたブラケ ジ 卜 1 1 3 に支持されている横棒 1 1 4に取り付けられている。 作業を停 止した時は、 図示を省略した定位置クラ ッチの働きによ り、 F i g . 1 および F i g . 8に示す如く 、 軌道の最上部で植付杆 1 1 1が 停止する。 このため、 停止時に植付杆 1 1 1が苗截台 6 4上の苗や ポ ッ ト ホルダ 7 4よ り も上方に位置し、 作業ステ ッ プ 2 5上の作業 者から植付杆 1 1 1がよ く見える。

鎮圧輪 6 6は植付条を挟んで設けた左右一対で 1組となっている 。 各条の鎮圧輪 6 6 , …が互いに干渉するのを避.けるために、 奇数 条の鎮圧輪と偶数条の鎮圧輪とが前後にずらせて S置されている。 —対の鎮圧輪 6 6 , 6 6は、 上部ほど互いの間隔が広く なるよ う傾 斜して支持され、 スプリ ング 1 1 6で下向きに付勢されてお り、 土 を内側に寄せ集めて移植後の溝を埋めると と もに、 苗の周囲の土壌 を鎮圧する。

苗補給補助台 6 7は、 苗補給の際に予備苗載台 3 0から取り 出し た苗箱を一旦載せるためのもので、 植付杆支持ケース 6 2 , 6 2 に 立設した苗補給補助台フ レーム 1 1 8の上に設 られ、 苗補給作業 者の腰の位 g程度の高さで、 該作業者の手の届 く 範囲にある。 また 、 苗補給補助台フ レーム 1 1 8は作業ステップ 2 5上の苗補給作業 者の手摺にもなる。 なお、 F i g . 1 に示す如く 、 苗補給作業者が 作業ステ ップ 2 5の上に立った場合でも停止位置にある植付杆 1 1 1 の視界を遮らないよ う に苗補給補助台 6 7を設けておく のが好ま しい。

植付部 5の下方には、 F i g . 1 4乃至 F i g . 1 7に示すそ り 状の ピ ッ チ ングセ ンサ 1 2 0， 1 2 0 と ロー リ ングセ ンサ 1 2 1 ,

1 2 1が設けられている。 図示の如く 、 ピッ チングセンサ 1 2 0は 外側の 2条をカパーする位置に設けられ、 またロー リ ングセンサ 1

2 1 は ピッチングセンサ 1 2 0の外側に設けられている。 これらセ ンサは、 伝動ケース 6 0に拡縮 リ ンク 1 2 4で支持されたセ ンサ取 付棒 1 2 5に取付片 1 2 6で取 り付けられ、 圃場面の凹凸に応じて 機体に対し昇降する よ う になっている。 ピッ チングセンサ 1 2 0か ら後方に延設したパイブ 1 2 8の後端部と前記横棒 1 1 4 とが連結 リ ンク 1 2 9で連結されているため、 ピッ チングセンサ 1 2 0はセ ンサ取付棒 1 2 5 と一体に動作する。 これに対し、 ピッ チングセ ン サ 1 2 1 は、 F i g . 1 6に示すよ う にセ ンサ取付棒 1 2 5 に上下 に回動自在に取 り付けられている。

前記油圧バルブ 5 6は、 本体部が拡縮 リ ンク 1 2 4の伝動ケース 側に取 り付けられている と と もに、 ズブールが拡縮 リ ンク 1 2 4の セ ンサ側に連結されてお り、 ピッ チングセンサ 1 2 0の上下動を検 出 しそれに応じて前記油圧シ リ ンダ 5 4を制御する。 例えば、 圃場 面が高く なつてピッ チングセンサ 1 2 0， 1 2 0が上動する と、 油 圧シ リ ンダ 5 4が伸びる方向に油圧バルブ 5 6が駆動され、 逆に、 圃塌面が低く なつて ピッ チングセ ンサ 1 2 0 , 1 2 0が下動する と 、 油圧シ リ ンダ 5 4 'が縮む方向に油圧バルブ 5 6が駆動される。 こ のよ う に、 圃場面の凹凸に基づいて植付部 5を適宜昇降させる ビ ヅ チ ング制御を行い、 苗の植付深さを一定に維持するのである。

植付部の左右傾斜を制御するロー リ ング制御用に、 平行 リ ンク装 置 4の連結枠 5 2 と苗載台支持フ レーム 6 9の間に電動式のロー リ ングシ リ ンダ 1 3 0が水平に設けられている。 ロー リ ング制御の場 合、 ロー リ ングシ リ ンダの動作量は小さ く 、 しかも俊敏な動作を要 求されるので、 ロー リ ングシ リ ンダ 1 3 0を ®動式と しておく の力 s 好ま しいのである。

ロー リ ング制御に関しては、 作業時用と非作業時用の 2種のモー ドがある。 このロー リ ング制御モー ドの切替は、 後枠 2 2 における 上 リ ンク 5 0の近傍に設けた切替スィ ッ チ S W _c で自動的に行われ る。 すなわち、 作業時は、 下方に回動した上リ ンク 5 0によって切 替スィ ツ チ S W _c のレバーが押されて表土追従制御モー ド と な り 、 非作業時は、 前記レパーが復帰して絶対水平制御モー ドになる。 まず、 表土追従制御について説明する。 左右両口一リ ングセ ンサ

1 2 1 に圃場面から受ける圧力が一定以上になる とオンになる対地 圧スィ ッ チ S W L , S W _R がそれぞれ設けられてお り 、 これら対地 圧スィ ッ チ S W _L ， S W _B の検出結果に基づいてロー リ ングシ リ ン ダ 1 3 0が伸縮する。 例えば、 F i g . 1 7に示す如く 、 圃場面が 右上 り に傾斜する と、 S W _R がオンになってロー リ ングシ リ ンダ 1 3 0が取縮し、 植付部 5 を右上り に傾動させる。 このよ う にして、 植付作業中は、 植付部 5が圃塌面と常に平行になるよ う制御し、 各 条の植付深さを一定にするのである。

次に、 絶対水平制御について説明する。 ：伝動ケース 6 0の上部に 水平度を検出する水平センサ 1 3 1 が設けられてお り、 この水平セ ンサ 1 3 1 の検出結果に基づいてローリ ングシ リ ンダ 1 3 0， 1 3 0 を制御し、 走行時等に植付部 5が絶対水平になるよ う を維持する のである。

上記ビ ヅ チングセ ンサ 1 2 0 , 1 2 0およびロー リ ングセ ンサ 1 2 1 ， 1 2 1 は、 植付に先立って圃場面を整地する整地体を兼ねて いる。 セ ンサに押された土がセンサの両側に隆起するので、 この影 饗を回避するため、 センサ 1 2 0 , 1 2 1 の後端部と作溝体 1 1 2 との間隔 1 を十分開けておく のが望ま しい。

さ らに、 ピッ チングアーム 5 5の先端部に、 左右ロー リ ングセ ン サ 1 2 1 , 1 2 1 の外端部同士の間隔分の幅を有する均すレーキ 1 3 3が取 り付けられている。 この レーキ 1 3 3 は、 F i g . 8 にお いて実線で示す如く 、 作業中は圃場面に接地しているが、 同図にお いて鎖線で示す如く 、 非作業中は後方に退避する。 このよ う に、 整 地体を兼ねるセ ンサの前方にレーキ 1 3 3 を設けて、 あらかじめ圃 場面を均すこ とによ り 、 整地が効果的に行われると と もに、 センサ の誤動作が少なく な り 、 ビヅチングおよびロー リ ング制御の精度が 向上する。 なお、 F i g . 1 9に示す如く 、 ビ ヅ チングセンサ 1 2 0を左右 —体化して、 全植付条を整地するよ う にしても よい。

作業を開始するに際しては、 苗載台 6 4の各苗載部 6 4 a， …に 苗を載置する と と もに、 予備苗載台 3 2 , 3 2の各棚 3 1 ， '"に苗 箱ごと苗を積んでお く 。 そして、 作業ステ ップ 2 5に苗補給作業者 が乗 り込み、 植付部 5に伝動を行ないつつ ト ラクタ 2を発進させる 。 作業者が作業ステ ッ プ 2 5に乗り降りする際には、 予備苗截台 3 0を前方に回動させて作業者が通れるだけのスペースを作るよ う に する。 苗の植付が進み苗載部 6 4 a , …の苗の残量が少な く なつて きたな らば、 苗補給作業者が予備苗載台 3 2 , 3 2の苗を随時苗載 部 6 4 a , "'に補給する。 作業ステ ッ プ 2 5の位置が低いので、 作 業者からみて苗載台 6 4の高さが手頃であ り 、 しかも作業ステ ッ プ 2 5の前方に苗補給補助台 6 7が設けられているので、 苗補給作業 を楽に行える。

台車支持輪 2 3， 2 3は ト ラクタ 2の後輪 8 , 8の轍を通るので 、 作業台車 5があま り上下動しない。 このため、 作業ステ ッ プ 2 8 上の苗補給作業者が容易に作業を行なう こ とができる。 また、 この 上下変動の少ない作業台車 5を基準と して各移植機 6， "·の ピッ チ ング制御およびロー リ ング制御を行なうので、 これら制御が正確に 行なわれる。

F i g . 2 0乃至 F i g . 2 7は異なる実施例をあらわす。 この 多条植え乗用野菜移植櫸 2 0 1 は、 乗用走行車両 2 に牽引される作 業台車 2 0 3に、 各々独立した 4組の植付部 2 0 5 , …が装着され ている。

乗用走行車両 2の P T O軸 1 0よ りユニバーサルジ ョ イ ン ト 2 1 9を介して伝動される入力ケース 2 2 0を連結枠 2 1 0の後方に設 け、 該入力ケースから左右に突設した上フ レームパイ ブ 2 2 1 ( L ， R ) とその後方下部に左右水平に設けた前後の下フ レームパイ ブ 2 2 3 , 2 2 4を連結板 2 2 6 , 2 2 6、 側板 2 2 7 , 2 2 7等で 互いに連結して台車フ レームが構成されている。 なお、 前記連結枠

2 1 0は背面視で山形の形状を呈してお り、 入力ケース 2 2 0両側 部に設けた取付フ ラ ンジ 2 2 9， 2 2 9に下部が取 り付けられてい る と と もに、 中央部に設けたジャ ッ キ 2 3 0が入力ケース 2 2 0の 上部に連結されている。 この台車フ レームの上には、 左右中心から 若干片側 （図示例では右側） に片寄った位置に後方に張り 出す張出 部 2 3 2 aが形成された作業ステップ 2 3 2が設けられている。 そ して、 作業ステ ップ 2 3 2の中央部に苗補紿作業者用座席 2 3 3が 後向き に設置されている。 上フレームパイブ 2 2 1 ， 2 2 1 の下方 に鎮圧輪支持棒 2 3 7が横設され、 これに作業台車の支持と圃場の 鎮圧を兼ねる ゴムタイヤ製の鎮圧轅 2 3 8， …が多数保持されてい る。 なお、 2 4 1 は ト ラクタ 2の後辕 8によって踏み固められた土 を掘 り起こ して蟛軟化する蟛軟ツース、 2 4 3は圃場面に次工程の 植付条を線引きするマーカである。

植付部 2 0 5 ( 1〜4 ) はそれぞれ同様の構成で、 各植付部は、 苗を載せる苗載台 2 5 0 と、 圃場に移植用の溝を形成する作溝体 2 5 1 と、 苗截台 2 5 0上の苗を圃場に植え付ける植付装置 2 5 2 と 、 移植後の溝に土で埋める左右一対の覆土輪 2 5 3 , 2 5 3 とを備 え、 左右一対の植付部支持輪 2 5 7 , 2 5 7で圃場面上に支持され る。

各植付部 2 0 5は、 前記下フ レームパイブ 2 3 3， 2 3 4の中間 部下方に支承された六角軸 2 6 5に取り付けられている。 その取付 部の構造は、 F i g . 2 5乃至 F i g . 2 7に示す如く 、 植付部側 の取付フ レーム 2 6 6に設けた軸受部 2 6 7が六角軸 2 6 5に摺動 自在に嵌合し、 植付部全体が六角軸 2 6 5を中心と して上下に揺動 自在で、 かつ六角軸 2 6 5に沿って移動可能となっている。 植付部 フ レームに、 前側の下パイブフ レーム 2 3 3の下面に沿って転動自 在なローラ 2 6 9 と、 後側の下パイブフ レーム 2 2 4の上面に沿つ て転動自在なローラ 2 7 0 とが、 若干の遊び （ _{S l} + s ₂ ) を有す る状態で設けられてお り、 上記遊びの範囲内で植付部 2 0 5が上下 に ピ ッ チング可能である。 また、 取付フ レーム 2 6 6には作業ステ ブ 2 3 2上に突出する条間調節レバー 2 7 2が突設されてお り 、 こ の条間調節手段である条間調節レハ'一 2 7 2を操作して植付部 2 0 5を六角軸 2 6 5に沿って移動させ、 各植付部の横間隔 （条間） を 調節する よ う になっている。 作業ステッ プ 2 3 2 に設けたガイ ド溝 2 7 3 には所定ピッチでレパー係合部 2 7 3 a， "'が形成されてい る。 植付部 2 0 5はローラ 2 6 9 またはローラ 2 7 0に支持される ので、 植付部の移動操作が容易で、 条間調節を楽に行う こ とができ る。 さ らに、 植付部の前後移動手段と して、 各植付部の伝動フ レー ム 2 8 0およびサイ ドフ レーム 2 7 9が伸縮可能に構成されている 前記六角軸 2 6 5は各植付部 2 0 5， '"の駆動軸でもあ り 、 入力 ケース 2 2 0から上フ レームパイブ 2 2 1 ( L ) 内の回転軸 2 2 1 a、 ギヤケース 2 4 2内のギヤ 2 4 2 a , 2 4 2 b、 回転軸 2 7 6 、 チェンケース 2 7 7内のチェン 2 7 7 a等を介して回転駆動され る。 六角軸 2 6 5には植付部の伝動フ レーム 2 8 0に取 り付けたギ ャ 2 8 1 , "'が摺動自在に嵌合し、 さ らに該ギヤに嚙合するギヤ 2 8 2が伝動フ レーム 2 8 0に回転自在に取り付けられ、 このギヤ 2 8 2 と一体に設けたフ レーム内のスブロケ ヅ ト 2 8 4 と ミ ッ シ ョ ン ケース 2 5 7側のフ レーム内のスブロケッ ト 2 8 5にチェン 2 8 6 が張架されている。 前述の如く 、 伝動フ レーム 2 8 0は伸縮可能に なっているので、 チェシ 2 8 6に張力を付与する方向にスプ リ ング 2 8 7 , 2 8 7によ って付勢された一対のテ ンシ ョ ンローラ 2 8 8 , 2 8 8が設けられてお り、 F i g . 2 5に示すよ う に伝動フ レー ム 2 8 0を縮めた場合、 F i g . 2 6に示すよ う に伝動フ レーム 2 8 0を伸ばした場合でも、 チェン 2 8 6の張力が常に一定に保たれ るよ う に構成されている。

こ の多条植え乗用野菜移植機 2 0 1 の使用に際しては、 条間が広 い時は、 F i g . 2 0に示す如く 、 前後位 が揃う よ う に各植付部 2 0 5 ( 1〜 4 ) を SS置する。 この状態では、 各条の植付終了位置 が同 じなので、 苗の植え残しが生じない。 また、 条間を狭く する時 は、 隣接する植付部同士が干渉するのを避けるため、 F i g . 2 1 に示す如 く 、 外側の植付部 2 0 5 ( 1 ， 4 ) は苗截台 2 5 0の前部 が作業ステ ッ プ 2 3 2の上方に被さる程度まで前方に移動させ、 内 側の植付部 2 0 5 ( 2 , 3 ) はそれぞれ所定距雔づつ後方に移動さ せ、 2 0 5 ( 1 , 4 9 ) 、 2 0 5 ( 2 ) 、 2 0 5 ( 3 ) の順に等間 隔で前後にずれた状態に各植付部を配置する。 作業ステ ップ 2 3 2 は台車フ レームの幅いつばいに設けられているので、 条間を最大に 広げた場合でも外側の植付部 2 0 5 ( 1 , 4 ) に容易に苗補給を行 う こ とができ、 また、 作業ステ ップ 2 3 2に張出部 2 3 2 aが設け られているので、 条間を狭めたと きに最後部に位置する植付部 2 0 5 ( 3 ) にも容易に苗補給を行える

なお、 F i g . 2 8に示すよ う に、 植付部 2 0 5 ( 1〜 4 ) を左 右対称位置に配置し、 相対する植付部同士、 すなわち 2 0 5 ( 1 ) と 2 0 5 ( 4 ) および 2 0 5 ( 2 ) と 2 0 5 ( 3 ) を逆方向に等距 離づっ移動させる よう にする と、 苗載台 2 5 0 , '"の横移動による パラ ンス変動をなく すこ とができる。 また、 F i g . 2 9に示すよ う に、 条間を狭めたと き に各植付部 2 0 5 ( 1〜 4 ) を前後に互い に違いに並べて配置すると、 植付部の前後のずれを少な く する こ と ができ、 全長を短縮化できる。 さ らに、 F i g . 3 0に示すよ うな 3条植えの乗用野菜移植機の場合、 条間の広いと きは実線で示す如 く 各植付部 2 0 5 ( 1〜 3 ) の前後位 を揃え、 条間の狭いと きは 鎮線で示す如く 中央の植付部 2 0 5 ( 3 ) を後方にずれせればよい

産業上の利用分野

本発明にかかる多条植え乗用野菜移植機は、 比較的広い平坦な圃 場に レタス、 ブロッ コ リ等の野菜の苗を能率的に植え付けるのに適 している。

Claims

：WO 92/00001 PCT/JP91/00847 20 請求の範囲

1 . 苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付 杆を備えた植付部を乗用走行車両で牽引する乗用野菜移植機であつ て、 乗用走行車両の後方に該乗用走行車両の車輪と同ライ ン上に配 置した支持輪で支持され乗用走行車両で牽引される作業台車を設け 、 当該作業台車の上に各植付部の苗載台に苗を補給する作業者が乗 るこ とのできる作業ステ ップを取り付ける と と もに、 当該作業台車 に前記植付部を昇降自在に取 り付け、 該植付部に設けた圃場面の高 さを検出するセンサの検出結果に基づいて植付部を適宜昇降させる よ う に したこ とを特徵とする乗用野菜移植機。

2 . 乗用走行車両で牽引される作業台車の後方に苗を載せる苗截 台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付杆を備えた植付部を設 ける と と もに、 前記作業台車の上に各植付部の苗載台に苗を補給す る作業者が乗るこ とのできる作業ステップを取 り付けた乗用野菜移 植機であって、 前記乗用走行車両から前記作業台車の前部に伝えら れた動力を、 一旦下方に伝動してから、 前記作業ステッ プの下方を 通って前記植付部に伝動するよ う に構成したこ とを特徴とする乗用 野菜移植機。

3 . 乗用走行車両で植付部を牽引かつ駔動する乗用野菜移植機に おいて、 前記乗用走行車両から前記植付部への伝勧経路中に無段変 速装置を設けたこ とを特徴とする乗用野菜移植機。

4 . 乗用走行車両の P T O出力の回耘数を検出する回転数センサ と、 該回転数センサの検出結果に基づいて無段変速装置を制御する 制御装置とを備えてなる請求の範囲第 3項記載の乗用野菜移植機。

5 . 苗載台の各植付条ごと に駆動ローラ と従動ローラからなる一 対の苗送 り ローラに張架した苗送りベル トが設けられ、 苗載台の横 移動に同期して前記駆動側苗送 り ローラを間歇的に所定方向に回転 させて苗送りベル トを移動させる複数条植えの乗用野菜移植機にお いて、 各植付条の前記従動側苗送り ローラをそれぞれ個別に所定方 向に回転させて苗送 りベル トを移動させるこ とのできる苗送 り調節 手段を設けたこ とを特徴とする乗用野菜移植機。

6 . 乗用走行車両に牽引される作業台車の後方に伝動ケース、 苗 載台、 植付杆等を有する植付部を設け、 かつ作業台車の上に苗載台 に苗を補給するための作業者が乗る作業ステ ップを取 り付けた乗用 野菜移植機において、 前記植付部は、 伝動ケースの上方に苗載台を 設ける と と もに、 伝動ケースから後部上方に伸びる植付杆支持フ レ ーム に植付杆を設けたこ とを特徴とする乗用野菜移植機。

7 . 苗を載せる苗截台と該苗截台上の苗を圃場に植え付ける植付 杆を備えた複数の植付部を横方向に並べて配置し、 これらを乗用走 行車両で牽引する乗用野菜移植機であって、 前記複数の植付部の横 方向の間隔を調節する条間調節手段と、 植付部を前後方向に移動さ せる前後移動手段とを設けたこ とを特徴とする乗用野菜移植機。