JPWO2006038420A1 - ポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
可逆的付加脱離連鎖移動重合によるポリメタクリル酸メチル(PMMA)の合成 1L3口フラスコにメタクリル酸メチル(501g)、2‐(2‐フェニルプロピル)ジチオベンゾエート(8.0g)、アゾビスイソブチロニトリル(1.1g)、トルエン(260g)を入れ、反応器内を窒素置換した。溶液を攪拌しながら90℃で1時間加熱することにより、反応率42%でPMMAを得た。次にn‐ブチルアミン(25g)を添加し、80℃で4時間攪拌することにより、PMMAの末端をメルカプト基に変性した。反応溶液を400mLまで濃縮し、メタノール(2L)に注ぐことによってメルカプト基を有するPMMAを単離した。得られたメルカプト基を有するPMMAの分子量および分子量分布は、Mw=13500、Mn=11300、Mw/Mn=1.19であった。
可逆的付加脱離連鎖移動重合によるポリアクリル酸t‐ブチル(PtBA)の合成 50mL3口フラスコにアクリル酸t‐ブチル(18.0g)、ジベンジルトリチオカーボネート(0.205g)、アゾビスイソブチロニトリル(0.023g)、トルエン(17.4g)を入れ、反応器内を窒素置換した。溶液を攪拌しながら90℃で3時間攪拌することにより、反応率95%でPtBAを得た。次にn‐ブチルアミン(3g)を添加し、70℃で5時間攪拌することにより、PtBAの末端をメルカプト基に変性した。反応溶液をメタノール(100mL)に注ぐことによってメルカプト基を有するPtBAを単離した。得られたメルカプト基を有するPtBAの分子量および分子量分布は、Mw=11200、Mn=9500、Mw/Mn=1.18であった。
可逆的付加脱離連鎖移動重合によるポリアクリル酸n‐ブチル(PBA)の合成 100mL3口フラスコにアクリル酸n‐ブチル(49.8g)、ジベンジルトリチオカーボネート(0.504g)、アゾビスイソブチロニトリル(0.072g)を入れ、反応器内を窒素置換した。溶液を攪拌しながら90℃で1時間攪拌することにより、反応率65%でPBAを得た。未反応のアクリル酸n‐ブチルを留去し、PBAを単離した。このPBAを酢酸エチル(30mL)に溶解し、n‐ブチルアミン(4g)を加えて50℃で6時間攪拌することにより、PBAの末端をメルカプト基に変性した。この溶液をメタノール(200mL)に注ぐことにより、メルカプト基を有するPBAを単離した。得られたメルカプト基を有するPBAの分子量および分子量分布は、Mw=8100、Mn=7000、Mw/Mn=1.16であった。
可逆的付加脱離連鎖移動重合によるポリスチレン(PSt)の合成
500mL4口フラスコに、スチレン(100g)、2‐(2‐フェニルプロピル)ジチオベンゾエート(3.22g)、アゾビスイソブチロニトリル(0.61g)、トルエン(98g)を入れ、反応器内を窒素置換した。溶液を攪拌しながら70℃で14時間攪拌することにより、反応率42%でPStを得た。反応溶液を50℃に保ち、ジエチルアミン(25g)を加えて8時間攪拌することにより、PStの末端をメルカプト基に変性した。室温まで冷却後、反応溶液をメタノール(500mL)に注いでメルカプト基を有するPStを析出させた。得られたメルカプト基を有するPStの分子量および分子量分布は、Mw=4300、Mn=3700、Mw/Mn=1.16であった。
ZnOナノ粒子の合成
酢酸亜鉛二水和物(220mg)をメタノール(80mL)に溶解し、50℃で30分間攪拌した後メタノールを加えて全量を920mLとし、0℃に冷却した。ここに0.02M NaOH/メタノール溶液(80mL)を一度に加え、65℃で2時間攪拌した。得られたコロイド溶液は透明であった。TEM分析より数平均粒子径5.1nmのZnOナノ粒子が生成していることを確認した。このZnOナノ粒子はメタノール中320nmの光で励起することにより、559nmに発光スペクトルを示した。
ZnSナノ粒子の合成
酢酸亜鉛二水和物(2.5g)をジメチルホルムアミド‐水(1:1(体積))(250mL)に溶解させ、室温で攪拌しながら硫化ナトリウム九水和物(2.7g)を添加した。室温で1時間攪拌後、65℃で10時間攪拌した。若干沈殿が生成したためろ過して取り除き、透明なコロイド溶液を得た。TEM分析より数平均粒子径4.7nmのZnSナノ粒子が生成していることを確認した。このZnSナノ粒子はジメチルホルムアミド‐水(1:1(体積))中290nmの光で励起することにより、401nmに発光スペクトルを示した。
MnドープZnS(ZnS:Mn)ナノ粒子の合成
ポリリン酸(10.2g)を純水(60mL)に溶解させ、室温で攪拌しながら酢酸亜鉛二水和物の1M水溶液(10mL)と酢酸マンガン四水和物の0.1M水溶液(10mL)を同時に添加した。次に硫化ナトリウム九水和物の0.85M水溶液(20mL)を加えた。生成した沈殿を遠心分離により単離し、純水とエタノールで洗浄することにより、ZnS:Mnナノ粒子を得た。得られたZnS:Mnナノ粒子の数平均粒子径が5.0nmであることをTEM観察により確認した。このZnS:Mnナノ粒子の水分散液は310nmの光で励起することにより、590nmに発光スペクトルを示した。
製造例5で得られたZnOナノ粒子のメタノール溶液(100mL)と、オレイン酸(28mg)のヘキサン溶液(50mL)とを室温で5分間激しく混合し、ZnOナノ粒子をオレイン酸で修飾することによりヘキサン層に抽出した。二層を分離してそれぞれの溶液の発光スペクトルを測定し、その強度比から求めた抽出効率は99%であった。図1にヘキサン層に抽出されたZnOナノ粒子の写真を示す。右側がオレイン酸を含まない場合で、左側がオレイン酸を含む場合である。それぞれ上層がヘキサン層、下層がメタノール層である。オレイン酸を含む場合にはZnOナノ粒子がヘキサン層に抽出された結果、メタノール層は発光せずにヘキサン層のみが発光している。なお写真は365nmのUVランプ照射下に撮影されたものである。
実施例1におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに市販PMMA(Mw約15000、アルドリッチ製、製品番号20,033‐6)を用いて、実施例1と全く同様の実験を行った。しかし市販PMMAでZnOナノ粒子を修飾することはできず、単離したPMMAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で2週間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnOナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例1におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例2で得られたメルカプト基を有するPtBAを用いて、実施例1と全く同様の実験を行ない、PtBA修飾ZnOナノ粒子を得た。このPtBA修飾ZnOナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPtBA修飾ZnOナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例1におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例3で得られたメルカプト基を有するPBAを用いて、実施例1と全く同様の実験を行ない、PBA修飾ZnOナノ粒子を得た。このPBA修飾ZnOナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPBA修飾ZnOナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例3におけるメルカプト基を有するPBAの代わりに市販PBA(Mn約20000、アルドリッチ製、製品番号18,141‐2)を用いて、実施例3と全く同様の実験を行った。しかし市販PBAでZnOナノ粒子を修飾することはできず、単離したPBAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で10日間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnOナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例1におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例4で得られたメルカプト基を有するPStを用いて、実施例1と全く同様の実験を行ない、PSt修飾ZnOナノ粒子を得た。このPSt修飾ZnOナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPSt修飾ZnOナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例4におけるメルカプト基を有するPStの代わりに市販PSt(Mw約4000、アルドリッチ製、製品番号32,772‐7)を用いて、実施例4と全く同様の実験を行った。しかし市販PStでZnOナノ粒子を修飾することはできず、単離したPStからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で11日間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnOナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
製造例6で得られたZnSナノ粒子のジメチルホルムアミド‐水(1:1(体積))溶液(100mL)と、1‐ドデカンチオール(0.93g)のヘキサン溶液(150mL)とを室温で10分間激しく混合し、ZnSナノ粒子を1‐ドデカンチオールで修飾することによりヘキサン層に抽出した。ヘキサン層と水層を分離してそれぞれの溶液の発光スペクトルを測定し、その強度比から求めた抽出効率は96%であった。
実施例5におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに市販PMMA(Mw約15000、アルドリッチ製、製品番号20,033‐6)を用いて、実施例5と全く同様の実験を行った。しかし市販PMMAでZnSナノ粒子を修飾することはできず、単離したPMMAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で7日間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnSナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例5におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例2で得られたメルカプト基を有するPtBAを用いて、実施例5と全く同様の実験を行ない、PtBA修飾ZnSナノ粒子を得た。このPtBA修飾ZnSナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPtBA修飾ZnSナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例5におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例3で得られたメルカプト基を有するPBAを用いて、実施例5と全く同様の実験を行い、PBA修飾ZnSナノ粒子を得た。このPBA修飾ZnSナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPBA修飾ZnSナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例7におけるメルカプト基を有するPBAの代わりに市販PBA(Mn約20000、アルドリッチ製、製品番号18,141‐2)を用いて、実施例7と全く同様の実験を行った。しかし市販PBAでZnSナノ粒子を修飾することはできず、単離したPBAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で11日間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnSナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例5におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例4で得られたメルカプト基を有するPStを用いて、実施例5と全く同様の実験を行い、PSt修飾ZnSナノ粒子を得た。このPSt修飾ZnSナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPSt修飾ZnSナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例8におけるメルカプト基を有するPStの代わりに市販PSt(Mw約4000、アルドリッチ製、製品番号32,772‐7)を用いて、実施例8とまったく同様の実験を行った。しかし市販PStでZnSナノ粒子を修飾することはできず、単離したPStからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で11日間保存すると濁りが生じ、発光スペクトルが消失した。ZnSナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
製造例7で得られたZnS:Mnナノ粒子(100mg)を純水(100mL)に添加して超音波照射することにより分散させ、オレアミド(60mg)のヘキサン溶液(50mL)と混合した。この混合液を超音波照射しながら室温で15分間激しく攪拌し、ZnS:Mnナノ粒子をオレアミドで修飾することによりヘキサン層に抽出した。二層を分離してそれぞれの溶液の発光スペクトルを測定し、その強度比から求めた抽出効率は93%であった。
実施例9におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに市販PMMA(Mw約15000、アルドリッチ製、製品番号20,033‐6)を用いて、実施例9と全く同様の実験を行った。しかし市販PMMAでZnS:Mnナノ粒子を修飾することはできず、単離したPMMAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で2週間保存すると濁りが生じ、経時で発光スペクトルの強度が減少した。ZnS:Mnナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例9におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例2で得られたメルカプト基を有するPtBAを用いて、実施例9と全く同様の実験を行い、PtBA修飾ZnS:Mnナノ粒子を得た。このPtBA修飾ZnS:Mnナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPtBA修飾ZnS:Mnナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例9におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例3で得られたメルカプト基を有するPBAを用いて、実施例9と全く同様の実験を行い、PBA修飾ZnS:Mnナノ粒子を得た。このPBA修飾ZnS:Mnナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPBA修飾ZnS:Mnナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にトルエンに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例11におけるメルカプト基を有するPBAの代わりに市販PBA(Mn約20000、アルドリッチ製、製品番号18,141‐2)を用いて、実施例11と全く同様の実験を行った。しかし市販PBAでZnS:Mnナノ粒子を修飾することはできず、単離したPBAからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で7日間保存すると濁りが生じ、経時で発光スペクトルの強度が減少した。ZnS:Mnナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
実施例9におけるメルカプト基を有するPMMAの代わりに製造例4で得られたメルカプト基を有するPStを用いて、実施例9と全く同様の実験を行い、PSt修飾ZnS:Mnナノ粒子を得た。このPSt修飾ZnS:Mnナノ粒子のクロロホルム溶液は室温で6ヶ月以上保存しても濁りを生じず、発光スペクトルにも変化なく安定であった。また乾燥させたPSt修飾ZnS:Mnナノ粒子を、室温で6ヶ月保存した後にクロロホルムに溶解させた場合も、濁りは生じず発光スペクトルにも変化なく安定であった。
実施例12におけるメルカプト基を有するPStの代わりに市販PSt(Mw約4000、アルドリッチ製、製品番号32,772‐7)を用いて、実施例12とまったく同様の実験を行った。しかし市販PStでZnS:Mnナノ粒子を修飾することはできず、単離したPStからは発光スペクトルを確認できなかった。上澄み液は発光スペクトルを示したが、室温で10日間保存すると濁りが生じ、経時で発光スペクトルの強度が減少した。ZnS:Mnナノ粒子が不安定で凝集してしまったものと考えられる。
Claims (11)
- 親水性溶媒中で合成された数平均粒子径100nm以下の金属カルコゲン化物ナノ粒子を、官能基含有疎水性低分子化合物で修飾することにより疎水性溶媒中へ抽出し、次いで該疎水性低分子化合物を官能基含有疎水性高分子化合物で置換することを特徴とする、ポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 金属カルコゲン化物ナノ粒子が、親水性溶媒中で金属化合物とカルコゲン化剤とを混合することにより得られるものであることを特徴とする、請求項1に記載のポリマー修飾カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 金属化合物が、金属のハロゲン化物、金属の有機酸塩、金属の硝酸塩、金属の硫酸塩、金属の過塩素酸塩、金属のアセチルアセトナートからなる群より選ばれる1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項2に記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子。
- カルコゲン化剤が、MOH、M2S、MSH、H2S、M2Se、MSeH、H2Se、M2Te、MTeH、H2Te、チオ尿素(Mはアルカリ金属)からなる群より選ばれる1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項2または3に記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子。
- 金属カルコゲン化物ナノ粒子中の金属が、Zn、Ti、Zr、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Cu、Ag、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、Sn、Pb、ランタノイド、アクチノイドからなる群より選ばれる1種以上の元素からなることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 金属カルコゲン化物ナノ粒子の数平均粒子径が1nm〜20nmの範囲であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載のポリマー修飾カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 官能基含有疎水性低分子化合物および官能基含有疎水性高分子化合物における官能基が、ヒドロキシル基、カルボキシル基、メルカプト基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミル基、チオホルミル基、チオカルボキシル基、ジチオカルボキシル基、トリアルコキシシリル基、ヒドロキシル基のアルカリ金属塩、カルボキシル基のアルカリ金属塩、メルカプト基のアルカリ金属塩、ジチオカルボキシル基のアルカリ金属塩からなる群より選ばれる1種以上の基であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 官能基含有疎水性高分子化合物が、(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、アクリロニトリル、塩化ビニルからなる群より選ばれる1種以上のモノマーを重合させて得られる構造を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 官能基含有疎水性高分子化合物が、チオカルボニルチオ化合物を連鎖移動剤とする可逆的付加脱離連鎖移動重合により合成されたものであることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 官能基含有疎水性高分子化合物が、可逆的付加脱離連鎖移動重合の後に末端をメルカプト基に変換されたものであることを特徴とする、請求項9に記載のポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1から10のいずれかに記載の製造方法により得られる、ポリマー修飾金属カルコゲン化物ナノ粒子。
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