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JPWO1999058605A1 - ブロック共重合体組成物、その製造方法及び粘着剤組成物 - Google Patents

ブロック共重合体組成物、その製造方法及び粘着剤組成物

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JPWO1999058605A1
JPWO1999058605A1 JP2000-548403A JP2000548403A JPWO1999058605A1 JP WO1999058605 A1 JPWO1999058605 A1 JP WO1999058605A1 JP 2000548403 A JP2000548403 A JP 2000548403A JP WO1999058605 A1 JPWO1999058605 A1 JP WO1999058605A1
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JP
Japan
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block copolymer
vinyl compound
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block
polyisoprene
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茂 小松崎
哲明 松原
潤 石原
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Zeon Corp
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Zeon Corp
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Abstract

(57)【要約】 より優れた粘着剤成分として使用できる放射状のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体を主成分とする組成物が提供される。該組成物は、ジブロック体をカップリング反応促進剤の存在下で4官能性以上のカップリング剤と反応させることによって得られるものであって、(a)ジブロック体1〜34重量%、(b)四分岐体34〜99重量%ならびに(c)二分岐体および/または三分岐体0〜50重量%を含有して成る。該組成物に含まれている該ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)は260,000〜500,000であり、該ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量は5〜24重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野 本発明は、粘着剤用途に適したポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロ
ック共重合体組成物、その製造方法、および該ブロック共重合体組成物を含有す
る粘着剤組成物に関する。背景技術 従来から、粘着剤組成物のベースポリマーとしてポリスチレン−ポリイソプレ
ンブロック共重合体をはじめとする各種のブロック共重合体が用いられ、さらに
、 式 (S−I)X (式中、Sはポリスチレンブロック、Iはポリイソプレンブロック、nは3以上
の自然数、Xはカップリング剤残基を表す) で表される放射状のポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体が用いられ
ることも知られている。
放射状のブロック共重合体の製造には、種々のカップリング剤が使用されてい
るが、反応性、結合の安定性、供給安定性、コスト等から4官能性の珪素化合物
は最も好まれるカップリング剤のうちの一つである。そのため、4官能性の珪素
化合物をカップリング剤として使用し、粘着剤用のスチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体を合成する試みも行われている(例えば、特開平1−266156号
公報、特開平7−138547号公報、特表平9−511260号公報など)。
しかし、これらの試みにおいては、4官能性のカップリング剤を使用しているに
もかかわらず、得られた共重合体は、四分岐体をほとんど含有しておらず、主成
分は三分岐体である。
特開平8−337625号公報では、ポリイソプレンを四塩化珪素カップリン
グ剤と反応させた後、これに別に作ったポリスチレン−ポリイソプレンブロック
共重合体のシクロヘキサン溶液とカップリング反応促進剤として1,2−ジメト
キシエタンとを添加し、放射状のポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合
体を得ることが開示されている。しかし、この放射状のポリスチレン−ポリイソ
プレンブロック共重合体は、2つのポリイソプレンのアームと2つのポリスチレ
ン−ポリイソプレンブロック共重合体のアームからなる非対称性のブロック共重
合体であった。
特表平9−511260号公報には四分岐構造が主成分であるブロック共重合
体組成物を得るために、ジブロック体の重合末端に少量のポリブタジエン鎖を導
入し、4官能性カップリング剤と反応させて四分岐体とすることが開示されてい
る。しかし、ポリブタジエン鎖の影響により粘着物性が大きく低下し、粘着剤組
成物としては十分な性能を有していなかった。
WO98/18840号公報では、四分岐体を5〜50重量%とジブロック体
50〜95重量%とを含有するポリ芳香族ビニル−ポリイソプレンブロック共重
合体およびこのブロック共重合体を含有する粘着剤組成物が開示されている。し
かし、このようなポリ芳香族ビニル−ポリイソプレンブロック共重合体は、低温
でのタックおよび保持力とのバランスに改善の余地があった。
本発明の目的は、低温でのタックおよび保持力とが良好にバランスされ、且つ
高い値を示す放射状のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合
体組成物、その製造方法、およびこれを用いる粘着剤組成物を提供することであ
る。発明の開示 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究した結果、ポリ芳香族ビニル
化合物ブロックAとポリイソプレンブロックBとを結合したジブロック体である
ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体を製造し、これを4
官能性以上のカップリング剤と反応させることにより、 (a)ジブロック体1〜34重量%、(b)四分岐体34〜99重量%および(
c)二分岐体および三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体0〜50重
量%からなるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物
が容易に得られること、更には、該ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブ
ロック共重合体組成物と粘着付与樹脂とを含有して成る粘着剤組成物が接着剤と
して優れていること、を見いだした。
かくして、本発明によれば、(a)成分として下記一般式1で表されるジブロ
ック体1〜34重量%、(b)成分として下記一般式2で表される四分岐体34
〜99重量%および(c)成分として下記一般式3で表される二分岐体および下
記一般式4で表される三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体0〜50
重量%を含有するポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組
成物であって、(a)成分、(b)成分および(c)成分からなるポリ芳香族ビ
ニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)が26
0,000〜500,000で、該ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブ
ロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量が5〜24重量%であ
るポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物が提供され
る。
一般式1: A−B (式中、Aは重量平均分子量(Mw)が9,000〜20,000のポリ芳香
族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレンブロックである) 一般式2: (A−B (式中、Aは重量平均分子量(Mw)が9,000〜20,000のポリ芳香
族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレンブロックであり、X
4官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式3: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは2官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式4: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは3官能性以上のカップリング剤の残基である) また、本発明によれば、有機リチウム開始剤と芳香族ビニル化合物単量体とを
接触させて、重合活性末端を有するポリ芳香族ビニル化合物ブロックAを生成す
る工程(1)、次いでイソプレンを添加して、重合活性末端を有するポリイソプ
レンブロックBがポリ芳香族ビニル化合物ブロックAに直接結合したA−Bブロ
ック共重合体を生成する工程(2)、さらにA−Bブロック共重合体と4官能性
以上のカップリング剤とをカップリング反応促進剤の存在下で反応させてA−B
ブロック共重合体の34〜99重量%を一般式2で表される四分岐体に変える工
程(3)からなることを特徴とするポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブ
ロック共重合体組成物の製造方法が提供される。
さらに、本発明によれば、該ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロッ
ク共重合体組成物と粘着付与樹脂とを含有して成る粘着剤組成物が提供される。発明の実施の形態 [(a)ジブロック体] 本発明において(a)成分として用いられるジブロック体は、下記一般式1で
表されるジブロック体であり、ポリイソプレンブロックBの末端にカップリン
グ剤残基が付加していてもよい。
一般式1: A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックである) ジブロック体の合成に用いられる芳香族ビニル化合物単量体は、特に限定され
ず、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレ
ンなどが挙げられ、スチレンが好ましい。これらの芳香族ビニル単量体は、2種
以上を組み合わせて用いてもよい。
ジブロック体中におけるポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合は特に限
定されない。後述の(a)、(b)および(c)成分からなるブロック共重合体
のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量が、通常、5〜24重量%、好ましく
は10〜18重量%、より好ましくは11〜14重量%であるので、その条件を
満たすように決めることが好ましい。通常は、ジブロック体中におけるポリ芳香
族ビニル化合物ブロックAの割合も、好ましくは5〜24重量%、より好まし
くは10〜18重量%、特に好ましくは11〜14重量%である。
ジブロック体の分子量は格別限定されないが、後述のように本発明の(a)、
(b)および(c)成分からなるブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)が
制限されるので、その条件を満たすようにジブロック体の分子量を決める必要が
ある。後述する本発明の製造方法により本発明のブロック共重合体組成物を製造
する場合、ジブロック体のゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GP
C)によるポリスチレン換算値での重量平均分子量(Mw)は、通常60,00
0〜250,000、好ましくは70,000〜230,000、より好ましく
は80,000〜220,000である。
ジブロック体のポリ芳香族ビニル化合物ブロックAのゲル・パーミエーショ
ン・クロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算値での重量平均分子
量(Mw)は9,000〜20,000、好ましくは9,500〜17,000
、より好ましくは10,000〜15,000である。ポリ芳香族ビニル化合物
ブロックAの重量平均分子量が低すぎると粘着剤組成物に調製した際の保持力
が低下し、逆に高すぎるとタックが低下する。
ジブロック体の製造方法は特に限定されない。通常は、有機リチウム開始剤と
芳香族ビニル化合物単量体とを接触させて、重合活性末端を有するポリ芳香族ビ
ニル化合物ブロックAを生成し、この反応系にイソプレンを添加して、重合活
性末端を有するポリイソプレンブロックBをポリ芳香族ビニル化合物ブロック
に直接結合させることにより、ジブロック体A−Bを製造する。この際
に用いられる有機リチウム開始剤などについては、後述する本発明のブロック共
重合体の製造方法において用いられる有機リチウム開始剤などと同じである。
[(b)四分岐体] 本発明のブロック共重合体組成物の(b)成分である四分岐体は、一般式2で
表される構造を有するものである。
一般式2: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは4官能性以上のカップリング剤残基を表す) 四分岐体に用いられる芳香族ビニル化合物単量体としては、ジブロック体の製
造に用いられる芳香族ビニル化合物単量体と同様のものを用いることができる。
四分岐体におけるポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの重量平均分子量(M
w)は、ジブロック体のポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの重量平均分子量
(Mw)と同様である。
四分岐体中のポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合は、ジブロック体の
ポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合と同様である。
四分岐体は、ジブロック体であるA−Bブロック共重合体と4官能性以上
のカップリング剤、好ましくは4官能性カップリング剤とを反応させることによ
って製造される。
[(c)二分岐体および三分岐体] 本発明のブロック共重合体組成物は、下記一般式3で表される二分岐体および
下記一般式4で表される三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体を含有
していてもよい。
一般式3: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは2官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式4: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは3官能性以上のカップリング剤の残基である) 二分岐体および三分岐体に使用される芳香族ビニル化合物単量体は、ジブロッ
ク体に使用される芳香族ビニル化合物単量体と同様のものである。
二分岐体および三分岐体におけるポリ芳香族ビニル化合物ブロックAおよび
の重量平均分子量(Mw)は、いずれも、ジブロック体のポリ芳香族ビニル
化合物ブロックAの重量平均分子量と同様である。
二分岐体中のポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合および三分岐体中の
ポリ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合は、いずれも、ジブロック体中のポ
リ芳香族ビニル化合物ブロックAの割合と同様である。
[ブロック共重合体組成物] 本発明のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物は
、(a)成分であるジブロック体を1〜34重量%、好ましくは1〜30重量%
、より好ましくは1〜20重量%、(b)成分である四分岐体を34〜99重量
%、好ましくは45〜99重量%、より好ましくは55〜99重量%、(c)成
分である二分岐体および三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体を(b
)成分の量より少なく、0〜50重量%、好ましくは0〜40重量%、より好ま
しくは0〜30重量%含有する。また、二分岐体の量は好ましくは10重量%以
下、より好ましくは2重量%以下、特に好ましくは1.5重量%以下である。さ
らに、ブロック共重合体組成物中の(a)成分であるジブロック体以外の成分の
総量に基づく(b)成分の量は、好ましくは50重量%以上、より好ましくは5
5重量%以上、特に好ましくは60重量%以上である。
ブロック共重合体組成物中の(a)成分の量が多すぎると保持力が低下する。
ブロック共重合体組成物中の(b)成分の量が少なすぎると保持力が低下する。
ブロック共重合体組成物中の(c)成分の量が多すぎると本発明の効果が小さく
なる。特に二分岐体の量が多すぎると本発明の効果が小さくなる。
(a)、(b)および(c)成分からなるブロック共重合体のゲル・パーミエ
ーション・クロマトグラフィー(GPC)により測定されるポリスチレン換算重
量平均分子量(Mw)は、260,000〜500,000、好ましくは260
,000〜470,000、より好ましくは280,000〜450,000、
さらに好ましくは300,000〜450,000である。この重量平均分子量
が小さすぎると保持力が低下し、大きすぎると粘度が増大して加工性が低下する
本発明の(a)、(b)および(c)成分からなるブロック共重合体の分子量
分布は特に制限されることはないが、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフ
ィー(GPC)により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が、好ましくは4以下、より好まし
くは3以下、特に好ましくは2以下であり、このような場合に粘着剤組成物に調
製した際に、保持力とタックが高度にバランスされ好適である。
(a)、(b)および(c)成分からなるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソ
プレンブロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量は5〜24重
量%、好ましくは10〜18重量%、より好ましくは11〜14重量%である。
(a)、(b)および(c)成分からなるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプ
レンブロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量が少なすぎると
、粘着剤組成物に調製した際に保持力が不足する。多すぎると、粘着剤組成物に
調製した際にタックが不足する。
[ブロック共重合体組成物の製造方法] 本発明のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物を
製造する方法は特に限定されない。例えば、(a)ジブロック体、(b)四分岐
体、および必要に応じて(c)二分岐体および三分岐体の中から選ばれる少くと
も一種の分岐体をそれぞれ別個に合成し、精製しておき、これらを所定の割合で
混合することによって調製することができるが、本発明の製造方法に従って、有
機リチウム開始剤と芳香族ビニル化合物単量体とを接触させて、重合活性末端を
有するポリ芳香族ビニル化合物ブロックAを生成する工程(1)、次いでイソプ
レンを添加して、重合活性末端を有するポリイソプレンブロックBがポリ芳香族
ビニル化合物ブロックAに直接結合したA−Bブロック共重合体を生成する工程
(2)、さらにA−Bブロック共重合体と4官能性以上のカップリング剤とをカ
ップリング反応促進剤の存在下で反応させることにより、A−Bブロック共重合
体の34〜99重量%を一般式2で表される四分岐体に変える工程(3)からな
る方法によっても、製造することができる。
本発明の製造方法で得られるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロッ
ク共重合体組成物は、(X)成分として下記一般式5で表されるジブロック体1
〜34重量%、(Y)成分として下記一般式6で表される四分岐体34〜99重
量%および(Z)成分として下記一般式7で表される二分岐体および下記一般式
8で表される三分岐体0〜50重量%のなかから選ばれる少なくとも一種の分岐
体を含有するポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物
である。
一般式5: A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックである) 一般式6: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは4官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式7: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは2官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式8: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
ブロックであり、Xは3官能性以上のカップリング剤の残基である) 本発明の製造方法によれば、一般式6で表される四分岐体を高い割合で含有す
るポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物を製造する
ことができる。
本発明の製造方法における工程(1)は、ポリ芳香族ビニル化合物ブロックA
を生成する工程である。有機リチウム開始剤と芳香族ビニル化合物単量体とを重
合溶媒中でを接触させて、芳香族ビニル化合物単量体を重合させることにより行
われ、得られるポリ芳香族ビニル化合物ブロックAは、重合活性末端を有する。
有機リチウム開始剤としては、芳香族ビニル化合物単量体およびイソプレンの
重合を開始し得る公知のものが使用でき、その具体例としては、メチルリチウム
、n−プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムなどの
ような有機モノリチウム開始剤が挙げられる。これらの中でもn−ブチルリチウ
ムが好ましい。有機リチウム開始剤の使用量は当業者に周知の方法で、所望する
重合体の分子量に応じて計算により求められる。
使用される芳香族ビニル化合物単量体は、ジブロック体の製造に用いられる芳
香族ビニル化合物単量体と同様のものである。
重合溶媒は、有機リチウム開始剤に不活性なものであれば特に限定されるもの
ではなく、例えば、開鎖炭化水素溶剤、環式炭化水素溶剤またはこれらの混合溶
剤が使用される。開鎖炭化水素溶剤としては、n−ブタン、イソブタン、n−ヘ
キサンまたはこれらの混合物;1−ブテン、イソブチレン、トランス−2−ブテ
ン、シス−2−ブテンまたはこれらの混合物;1−ペンテン、トランス−2−ペ
ンテン、シス−2−ペンテンまたはこれらの混合物;n−ペンタン、トランス−
2−ペンタン、neo−ペンタンまたはこれらの混合物;などの炭素数4〜6の
開鎖アルカンおよびアルケンのような開鎖炭化水素を例示することができる。ま
た、環式炭化水素溶剤の具体例としては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素;およびシクロヘキサンなどの脂環式炭化水素を挙げることがで
きる。重合温度の制御および芳香族ビニル化合物単量体の重合体ブロックおよび
(X)、(Y)および(Z)成分からなるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプ
レンブロック共重合体の分子量分布の制御の点からは、炭素数4〜6の開鎖炭化
水素溶剤と環式炭化水素溶剤とを、好ましくは重量比5:95〜50:50の範
囲、より好ましくは重量比10:90〜40:60の範囲の混合溶剤として用い
る。
本発明の製造方法においては、芳香族ビニル化合物の重合速度を調整し、また
、ポリ芳香族ビニル化合物ブロックの分子量分布を調整するため、極性化合物の
存在下に重合を行ってもよい。極性化合物としては、25℃で測定した比誘電率
が2.5〜5.0の芳香族エーテル、脂肪族エーテルまたは第3級アミンが好ま
しく使用できる。このような極性化合物の具体例としては、ジフェニルエーテル
、アニソールなどの芳香族エーテル;ジエチルエーテル、ジブチルエーテルなど
の脂肪族エーテル;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン
などの第3級モノアミン;N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン
、N,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンなどの第3級ポリアミン
が挙げられる。
これらの極性化合物は2種以上を併用してもよい。極性化合物の使用量は、そ
の種類によって異なる。例えば、脂肪族エーテルの場合は、有機リチウム開始剤
1モル当たり好ましくは0.001〜50モル、さらに好ましくは0.005〜
10モルの範囲である。第3級ポリアミンの場合は、有機リチウム開始剤1モル
当たり好ましくは0.001〜0.1モル、より好ましくは0.005〜0.0
8モル、特に好ましくは0.01〜0.06モルである。少なすぎると反応速度
や分子量分布の制御という目的の達成が困難である。過剰に加えても、加えた量
に対して効果が小さくなる。第3級ポリアミン類の場合は、それ以外にも、工程
(1)で過剰に加えると、工程(2)において過剰に存在することになり、その
結果、粘着剤組成物の低温特性を悪化させる場合がある。
また、これらの極性化合物は、本発明の製造方法の工程(3)におけるカップ
リング反応促進剤としての使用に適している。
次いで、工程(2)において、重合系にイソプレンを添加して、重合活性末端
を有するポリイソプレンブロックBがポリ芳香族ビニルブロックAに直接結合し
たA−Bブロック共重合体を生成する工程が行われる。イソプレンは反応熱を制
御するために一挙に添加せず、連続的に添加することが好ましい。
さらに、工程(3)において、4官能性以上のカップリング剤、好ましくは4
官能性カップリング剤を添加することにより、A−Bブロック共重合体の34〜
99重量%、好ましくは45〜99重量%、より好ましくは55〜99重量%を
一般式6で表される四分岐体に変える。このとき、(X)成分である一般式5で
表されるジブロック体、(Z)成分である一般式7で表される二分岐体および一
般式8で表される三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体が組成物中に
含有される場合もある。この場合、A、A、AおよびAはAと同一にな
り、B、B、BおよびBはBと同一になる。なお、ジブロック体のなか
には、A−Bブロック共重合体のB側の末端にカップリング剤の残基が結合して
いるものが含まれている場合があるが、そのまま、ジブロック体として扱われる
A−Bブロック共重合体の34〜99重量%を四分岐体に変える方法は、4官
能性以上のカップリング剤とA−Bブロック共重合体とをカップリング反応促進
剤の存在下で反応させることにより行われる。
カップリング反応促進剤の具体例としては、極性化合物の具体例として前記し
たものと同様のものを挙げることができる。カップリング反応促進剤は2種以上
を併用してもよい。
工程(1)〜工程(3)で使用されるカップリング反応促進剤の使用量(極性
化合物としての使用量も含めて)は、その種類やカップリング剤の種類、濃度な
どによって異なる。例えば、脂肪族エーテルなどの場合は、有機リチウム開始剤
1モル当たり好ましくは0.001〜50モル、より好ましくは0.005〜1
0モルである。第3級ポリアミンの場合は、有機リチウム開始剤1モル当たり0
.02〜1モル、好ましくは0.05〜0.5モル、より好ましくは0.08〜
0.3モルである。カップリング反応促進剤の存在下で、反応時間などを調節す
ることにより、A−Bブロック共重合体の所定割合を四分岐体に変える。
カップリング反応促進剤の反応系への添加時期は特に限定されない。ただし、
芳香族ビニル化合物重合工程(1)において極性化合物として機能する第3級ポ
リアミンは、イソプレン重合工程(2)において過剰に存在すると前述のように
粘着剤組成物の低温特性を悪化させる。そのため、第3級ポリアミンを極性化合
物とカップリング反応促進剤との両方として使用する場合は、その添加時期と使
用量の調整が重要である。例えば、芳香族ビニル化合物重合工程(1)において
極性化合物として機能し、イソプレン重合工程(2)への影響が少なく、且つカ
ップリング工程(3)においてカップリング反応促進剤として機能するような量
の第3級ポリアミンを、芳香族ビニル化合物重合工程(1)において反応系に添
加しておいてもよい。また、芳香族ビニル化合物工程(1)において極性化合物
として機能し、且つイソプレン重合工程(2)への影響が少ないような量の第3
級ポリアミンを、芳香族ビニル化合物重合工程(1)において反応系に添加し、
イソプレン重合工程(2)の後に第3級ポリアミンを追加添加して、カップリン
グ工程(3)において、カップリング反応促進剤として機能させてもよい。
工程(2)の後で追加添加される第3級ポリアミンの使用量は、有機リチウム
開始剤1モルあたり、通常0〜0.4モル、好ましくは0.01〜0.4モル、
より好ましくは0.01〜0.2モルである。
工程(1)において極性化合物を添加し、さらに工程(3)においてカップリ
ング反応促進剤を添加することによって、カップリング効率が良くなり、四分岐
体の含有量を高くすることができる。
4官能性以上のカップリング剤としては、例えば、ハロゲン化シラン、アルコ
キシシランなどの4官能性シラン化合物;ハロゲン化すずなどの4官能性すず化
合物;などのほか、ジカルボン酸エステル、エポキシ化合物、エポキシシランな
どの内、4官能性のものがあげられる。なかでも4官能性シラン化合物が好まし
く、その具体例としてはテトラクロロシラン、テトラブロモシラン、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシランなどがあげられる。本発明においては、本発
明の目的が損なわれない範囲で、これらのカップリング剤は、2種以上を併用す
ることができ、また、同様に2官能性または3官能性のカップリング剤を組み合
わせて用いることも可能である。
本発明においてはカップリング剤の全使用量は前記(X)、(Y)および(Z
)の各成分が所定割合となるように適宜選択される。その使用量は有機リチウム
開始剤1モル当たり通常0.05〜0.4モル、好ましくは0.085〜0.3
モルの範囲で選ばれる。
カップリング剤の適切な使用量は、目的とするブロック共重合体の四分岐体成
分とジブロック体成分の組成に応じて計算で求めることができるが、有機リチウ
ム開始剤またはカップリング剤の失活などの問題があるため、予備実験を行なう
ことにより最適な量を決めるのが通常である。必要に応じて、カップリング率を
調整するためにメタノールなどの反応停止剤を併用することができる。
工程(3)において、カップリング剤は、1回または2回以上に分割して、添
加する。好ましくは、2回に分割して添加する。2回に分割して添加されるとき
のカップリング剤の1回目の使用量は、通常、カップリング剤の全使用量中の4
0〜90モル%、好ましくは50〜90モル%であり、2回目の使用量は、通常
、10〜60モル%、好ましくは10〜50モル%である。カップリング剤を1
回添加した後、次に添加するまでの時間は、通常、5分以上、好ましくは10分
以上である。カップリング反応の全時間は、通常、1〜5時間である。カップリ
ング剤を分割添加することにより、カップリング反応に要する時間を大幅に短縮
し、なおかつ、四分岐体をより多く含有する高分子量のポリ芳香族ビニル化合物
−ポリイソプレンブロック共重合体組成物を得ることができる。
カップリング反応が適当な段階まで進んだ時点で、反応を停止する。例えば、
水、メタノール、酸などの反応停止剤を添加して、重合活性種を失活させればよ
い。続いて、例えば、スチームストリッピング法などの公知の重合体分離法によ
り重合体を分離し、乾燥して目的とするジブロック体と四分岐体とを含有するポ
リ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物が得られる。
本発明の製造方法によって製造されるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
ンブロック共重合体組成物中の(X)成分、(Y)成分および(Z)成分からな
るポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体の重量平均分子量
(Mw)は、特に限定されないが、通常、260,000〜500,000であ
る。
本発明の製造方法によって製造されるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
ンブロック共重合体組成物中の(X)成分、(Y)成分および(Z)成分からな
るポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体のポリ芳香族ビニ
ル化合物ブロック含有量は、特に限定されないが、通常、5〜24重量%である
本発明の製造方法によって製造されるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
ンブロック共重合体組成物中の(X)成分、(Y)成分および(Z)成分のポリ
芳香族ビニル化合物ブロックの重量平均分子量は、特に限定されないが、通常、
9,000〜20,000である。
本発明の製造方法によって、上記の(a)成分、(b)成分および(c)成分
を含有するポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物が
、好適に製造される。(a)成分、(b)成分および(c)成分を含有するポリ
芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物を本発明の製造方
法で製造したとき、本発明の製造方法において表される(X)成分は(a)成分
、(Y)成分は(b)成分、(Z)成分は(c)成分にあたる。
[粘着剤組成物] 本発明の粘着剤組成物は、本発明のブロック共重合体組成物と粘着付与樹脂と
を含有して成るものである。
粘着付与樹脂は、特に制限されず、例えば、一般の粘着剤組成物に使用されて
いる公知の天然樹脂系粘着付与樹脂、合成樹脂系粘着付与樹脂などが使用できる
。天然樹脂系粘着付与樹脂としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂などが挙げ
られる。ロジン系樹脂としては、ガムロジン、トールロジン、ウッドロジンなど
のロジン類;水素添加ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなどの変性ロジン類;
変性ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリスリトールエステルなどのロジン
エステル類;などが例示される。テルペン系樹脂としては、α−ピネン系、β−
ピネン系、ジペンテン(リモネン)系などのテルペン樹脂のほか、芳香族変性テ
ルペン樹脂、水素添加テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂などが例示される
。合成樹脂系粘着付与樹脂としては、重合系粘着付与樹脂と縮合系粘着付与樹脂
とに大別される。重合系粘着付与樹脂としては、脂肪族系(C5系)石油樹脂、
芳香族系(C9系)石油樹脂、共重合系(C5−C9系)石油樹脂、水素添加石
油樹脂、脂環族系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系その他の脂環族系石油樹脂
などの石油樹脂類;クマロン・インデン樹脂;スチレン系、置換スチレン系など
のピュア・モノマー系石油樹脂が挙げられる。縮合系粘着付与剤としては、アル
キルフェノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂などのフェノール系樹脂;キシ
レン樹脂;などが挙げられる。これらの中でも、石油樹脂が好ましく、脂環族系
(C5系)石油樹脂、共重合系(C5−C9系)石油樹脂が、とくに70〜12
0℃の軟化点を有するものが、殊に好ましい。共重合系(C5−C9)石油樹脂
としては、炭素数8〜9の芳香族単量体を5〜15重量%含有するものが特に好
適である。
粘着付与樹脂の使用量は、ポリ芳香族ビニル−ポリイソプレンブロック共重合
体100重量部当たり10〜500重量部、好ましくは50〜350重量部、よ
り好ましくは70〜250重量部である。
本発明の粘着剤組成物には、必要に応じて、ゴム成分、軟化剤、酸化防止剤、
熱安定剤、紫外線吸収剤、充填剤などの配合剤を添加してもよい。
ゴム成分としては、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロック共
重合体、ポリスチレン−ポリエチレン−ポリブチレン−ポリスチレンブロック共
重合体、ポリスチレン−ポリエチレン−ポリプロピレン−ポリスチレンブロック
共重合体などのスチレン系ブロック共重合体;ブタジエンゴム、イソプレンゴム
などのジエン系ゴム;などや天然ゴムなどが例示される。これらは2種以上を併
用してもよく、使用量は特に制限されず、各ゴム成分の特性および目的とする粘
着剤組成物に求められる特性などに応じて決めればよい。
軟化剤としては、粘着剤組成物に従来より用いられている芳香族系プロセスオ
イル、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどの伸展油;
ポリブテン、ポリイソブチレンなどの液状重合体;などが使用でき、これらの中
でもパラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどの伸展油が好
ましい。これらは2種以上を併用してもよい。軟化剤の使用量は、ポリ芳香族ビ
ニル−ポリイソプレンブロック共重合体組成物100重量部当たり好ましくは5
00重量部以下、より好ましくは300重量部以下、特に好ましくは150重量
部以下である。軟化剤が多すぎると、ブリードが起こる場合がある。
酸化防止剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、ペン
タエリスリチルテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−ト
リアジンなどのヒンダードフェノール系化合物:ジラウリルチオジプロピオネー
トなどのチオジカルボキシレートエステル類;トリス(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェ
ニル)ジトリデシルホスファイトなどの亜燐酸エステル類;などが挙げられる。
これらは2種以上を併用してもよい。これらの使用量も、それぞれの特性、目的
とする粘着剤組成物に求められる特性に応じて決めればよい。産業上の利用可能性 本発明の粘着剤組成物はn−ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン
などに溶解して溶液型の粘着剤として、乳化剤を用いて水に分散させたエマルジ
ョン型の粘着剤として、または無溶剤のホットメルト型粘着剤、接着剤などとし
て、使用することができる。特に適しているのはホットメルト型の粘着剤である
ホットメルト型の粘着剤としては種々の粘着テープ、ラベル、ゴミ取りローラ
ーなどに好適に使用される。例えば、粘着テープは、包装用、事務用、両面テー
プ用、マスキング用、電気絶縁用など多種の用途分野にわたって適用可能であり
、高保持力および低温における優れた粘着性を示す。発明を実施するための最良の形態 以下に、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
なお、ポリスチレンブロックの重量平均分子量は、ブロック共重合体を製造す
る際のイソプレン添加時にサンプリングしたポリスチレンを試料として用いて、
テトラヒドロフランをキャリアーとするゲル・パーミエーション・クロマトグラ
フィー(GPC)により測定されたポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)
である。(a)成分、(b)成分および(c)成分からなるブロック共重合体の
重量平均分子量もテトラヒドロフランをキャリアーとするゲル・パーミエーショ
ン・クロマトグラフィー(GPC)により測定されたポリスチレン換算の重量平
均分子量(Mw)である。共重合体組成物の組成は、同じゲル・パーミエーショ
ン・クロマトグラフィー(GPC)により得られた各成分のピーク面積から求め
た。
保持力は、PSTC−7(米国粘着テープ委員会による保持力試験)に準じて
、紙(K−ライナー)を被着体とし、幅10mmの粘着テープを使用し、接着面
積を10mm×10mmとして、23℃にて測定した。
低温でのタックを評価する紙剥ぎ性試験は、次のようにして行なった。試験用
粘着テープを25mm×70mmに切断し、被着体である段ボール板および50
0g金属ローラーとともに、試験開始3時間前までに5℃の恒温槽内にいれた。
5℃の恒温槽内に段ボール板を置き、その上に試験用粘着テープを一定条件下に
て力を加えずに貼付した。その上を金属ローラーを1往復させて圧着し、速やか
に粘着テープを90度の角度ですばやく引き剥がした。剥離した粘着テープ片に
付着した紙繊維量を標準見本[5(全面付着)から1(付着なし)までの5段階
]と比較して点数をつけた。測定は各試験片につき6回行い、測定値の平均値で
示した。
実施例1 [ブロック共重合体組成物の調製] 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物及
びカップリング促進剤としてのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジア
ミン4.0ミリモルおよびn−ブチルリチウム80.0ミリモルを入れ、60℃
にし、スチレン0.96kgを添加して0.5時間重合し、続いてイソプレン7
.04kgを連続的に添加し、反応温度が60℃から70℃の間になるように温
度制御しながら、1.5時間重合した。ついでカップリング剤としてのテトラク
ロロシラン19.0ミリモルを添加して1時間カップリング反応を行なった。こ
の後、反応混合物に、重合停止剤としてメタノールを50mlおよび酸化防止剤
として2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールを40g加えてよく混合
し、得られた混合溶液を85〜95℃に加熱された温水中に少量ずつ滴下して溶
剤を揮発させた。得られたポリマーを粉砕し、60℃で減圧乾燥して本発明のブ
ロック共重合体組成物Aを得た。
このブロック共重合体組成物のスチレン含有量は12重量%、ポリスチレンブ
ロック重量平均分子量は12,300、ポリスチレン換算重量平均全体分子量(
Mw)は343,000であった。また、このブロック共重合体組成物の組成は
、四分岐体43.7重量%、三分岐体37.0重量%、二分岐体1.7重量%お
よびジブロック体17.6重量部%であった。
[粘着剤組成物] 上記のブロック共重合体組成物100重量部を攪拌翼付混練器に入れ、これに
脂肪族(C5系)石油樹脂(軟化点96℃、クイントンR100、日本ゼオン製
)77.8重量部、ナフテン系プロセスオイル(シェルフレックス371、シェ
ル化学製)7.4重量部、および酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガ
イギー製)0.92重量部を添加して系内を窒素ガスで置換した後、160〜1
80℃で混練して粘着剤組成物を調製した。厚さ30μmのポリエステルフィル
ムに粘着剤組成物を30μmの厚さにコーティングし、粘着物性評価に供した。
結果を表1に示す。
実施例2 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのテトラメチルエチレンジアミン4.1ミリモルおよびn−ブチルリチウム
82.7ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン0.96kgを添加して0.5
時間重合し、続いてイソプレン7.64kgを連続的に添加し、反応温度が60
℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間重合した。ついで
カップリング反応促進剤としてのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン4.1ミリモルおよびカップリング剤としてのテトラクロロシラン17.
8ミリモルを添加して1時間カップリング反応を行なった。この後、実施例1と
同様に重合停止剤および酸化防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕し、乾燥させ
、ブロック共重合体組成物Bを得た。このブロック共重合体組成物の特性を評価
し、さらに、そのブロック共重合体組成物を用いて、実施例1と同様に粘着剤組
成物を調製し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
実施例3 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのテトラメチルエチレンジアミン3.6ミリモルおよびn−ブチルリチウム
71.6ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン0.88kgを添加して0.5
時間重合し、続いてイソプレン7.12kgを連続的に添加し、反応温度が60
℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間重合した。ついで
カップリング反応促進剤としてのテトラメチルエチレンジアミン3.6ミリモル
およびカップリング剤としてのテトラクロロシラン17.8ミリモルを添加して
3時間カップリング反応を行なった。この後、実施例1と同様に重合停止剤およ
び酸化防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕し、乾燥させ、ブロック共重合体組
成物Cを得た。このブロック共重合体組成物の特性を評価した。
このブロック共重合体組成物100重量部を攪拌翼付混練器に入れ、これに共
重合系(C5−C9系)石油樹脂(軟化点80℃、クイントンN180、日本ゼ
オン製)85.2重量部および酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガイ
ギー製)0.92重量部を添加して系内を窒素ガスで置換した後、160〜18
0℃で混練して粘着剤組成物を調製した。この粘着剤組成物の粘着物性評価を実
施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例4 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのテトラメチルエチレンジアミン4.2ミリモルおよびn−ブチルリチウム
84.6ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン1.04kgを添加して0.5
時間重合し、続いてイソプレン6.96kgを連続的に添加し、反応温度が60
℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間重合した。ついで
カップリング反応促進剤としてのテトラメチルエチレンジアミン4.2ミリモル
およびカップリング剤としてのテトラクロロシラン16.8ミリモルを添加して
1時間カップリング反応を行なった。この後、実施例1と同様に重合停止剤およ
び酸化防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕し、乾燥させ、ブロック共重合体組
成物Dを得た。このブロック共重合体組成物の特性を評価した。
このブロック共重合体組成物100重量部を攪拌翼付混練器に入れ、これに共
重合系(C5−C9系)石油樹脂(軟化点80℃、クイントンN180、日本ゼ
オン製)85.2重量部および酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガイ
ギー製)0.92重量部を添加して系内を窒素ガスで置換した後、160〜18
0℃で混練して粘着剤組成物を調製した。この粘着剤組成物の粘着物性評価を実
施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例5 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのテトラメチルエチレンジアミン4.7ミリモルおよびn−ブチルリチウム
94.9ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン1.12kgを添加して0.5
時間重合し、続いてイソプレン6.88kgを連続的に添加し、反応温度が60
℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間重合した。ついで
カップリング反応促進剤としてのテトラメチルエチレンジアミン4.7ミリモル
およびカップリング剤としてのテトラクロロシラン16.6ミリモルを添加して
1時間カップリング反応を行なった。この後、実施例1と同様に重合停止剤およ
び酸化防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕し、乾燥させ、ブロック共重合体組
成物Eを得た。このブロック共重合体組成物の特性を評価した。
このブロック共重合体組成物100重量部を攪拌翼付混練器に入れ、これに脂
肪族(C5系)石油樹脂(軟化点70℃、クイントンB170、日本ゼオン製)
85.2重量部および酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガイギー製)
0.92重量部を添加して系内を窒素ガスで置換した後、160〜180℃で混
練して粘着剤組成物を調製した。この粘着剤組成物の粘着物性評価を実施例1と
同様に行った。結果を表1に示す。
実施例6 30リットルの耐熱反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン1.3ミリモルおよ
びn−ブチルリチウム87.3ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン0.96
kgを添加して0.5時間重合し、続いてイソプレン7.04kgを連続的に添
加し、反応温度が60〜70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間
重合した。次いで、カップリング反応促進剤としてのN,N,N′,N′−テト
ラメチルエチレンジアミン8.7ミリモル、カップリング剤としてのテトラクロ
ロシラン17.5ミリモルを添加して15分間カップリング反応を行った。ここ
にテトラクロロシラン4.4ミリモルを添加してカップリング反応をさらに45
分間継続させた後は、実施例1と同様にしてブロック共重合体Fを得た。実施例
1と同様に粘着剤組成物を調製し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
実施例7 n−ブチルリチウム85.7ミリモル、カップリング反応促進剤としてイソプ
レン重合後にN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン8.6ミリモ
ルおよびカップリング剤としてのテトラクロロシラン17.1ミリモルを添加し
て15分間後に更にテトラクロロシラン8.6ミリモルを添加した他は、実施例
6と同様にして反応を行い、ブロック共重合体Gを得た。また、実施例1と同様
に粘着剤組成物を調製し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
実施例8 n−ブチルリチウム84.9ミリモル、イソプレン重合後にカップリング反応
促進剤としてのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン8.5ミリ
モルおよびカップリング剤としてのテトラクロロシラン12.7ミリモルを添加
して15分間後に更にテトラクロロシラン5.9ミリモルを添加した他は、実施
例6と同様にして反応を行い、ブロック共重合体Hを得た。また、実施例1と同
様に粘着剤組成物を調製し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
実施例9 極性化合物としてのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン1.
8ミリモル、n−ブチルリチウム121.6ミリモル、スチレン1.52kg、
イソプレン6.48kg、カップリング反応促進剤としてのN,N,N′,N′
−テトラメチルエチレンジアミン12.2ミリモルおよびカップリング剤として
のテトラクロロシラン24.3ミリモルを添加して15分間後に更にテトラクロ
ロシラン6.1ミリモルを添加した他は、実施例6と同様にして反応を行い、ブ
ロック共重合体1を得た。
実施例10および11 実施例3で製造したブロック共重合体Cを配合して表1の粘着剤組成物を調製
し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
比較例1 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kg、極性化合物と
してのN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン1.2ミリモルおよ
びn−ブチルリチウム81.3ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン0.96
kgを添加して0.5時間重合し、続いてイソプレン7.04kgを連続的に添
加し、反応温度が60℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5
時間重合した。ついで、テトラクロロシラン18.8ミリモルを添加して1時間
カップリング反応を行なった。この後、実施例1と同様に重合停止剤および酸化
防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕し、乾燥させ、ブロック共重合体組成物J
を得た。このブロック共重合体組成物の特性を評価し、さらに、そのブロック共
重合体組成物を用いて、実施例1と同様に粘着剤組成物を調製し、粘着物性を評
価した。結果を表1に示す。
比較例2〜4 3種の市販のポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンブロック共重合体
K、LおよびMを用い、表1中に示したような配合にて粘着剤組成物を調製し、
同様にその特性および粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
比較例5 50リットルの耐圧反応器に、シクロヘキサン18.75kgおよびsec−
ブチルリチウム95.3ミリモルを入れ、60℃にし、スチレン1.68kgを
添加して0.5時間重合し、続いてイソプレン6.32kgを連続的に添加し、
反応温度が60℃から70℃の間になるように温度制御しながら、1.5時間重
合し、ついで0.02kgのブタジエンを添加し重合した。さらにテトラクロロ
シラン23.9ミリモルを添加して1時間カップリング反応を行なった。この後
、実施例1と同様に重合停止剤および酸化防止剤を加え、溶剤を揮発させ、粉砕
し、乾燥させ、ブロック共重合体組成物Nを得た。このブロック共重合体組成物
の特性を評価し、さらに、そのブロック共重合体組成物を用いて、実施例1と同
様に粘着剤組成物を調製し、粘着物性を評価した。結果を表1に示す。
実施例1〜11のブロック共重合体組成物の組成と比較例1〜4のブロック共
重合体組成物の組成を比較すると、(a)成分のジブロック体の量は、いずれも
、1〜34重量%の範囲であるが、成分(b)および成分(c)の量において両
者は相違する。すなわち、実施例1〜11の組成物では、(b)成分の四分岐体
の量が34〜99重量%であり、(c)成分の二分岐体および三分岐体の量が合
わせて50重量%以下で且つ(b)成分の量より少ないのに対し、比較例1〜4
の組成物では、(b)成分の四分岐体の量が34重量%未満で、(c)成分の量
が50重量%より多い。このような組成の相違に因り、実施例1〜11では、粘
着剤組成物の保持力に優れていて、いずれも1100分より大きく、また、紙剥
ぎ試験の評価にも優れていて、いずれも3以上であるのに対し、比較例1〜4で
は、保持力が850分以下であり、紙剥ぎ試験の評価が3.5以下である。なお
、比較例1〜4のうちで保持力が最も高い(850分)比較例2では紙剥ぎ試験
の評価が1であり、紙剥ぎ試験の評価が比較的高い(3.5および3)比較例1
および4では保持力がそれぞれ770および640であり、いずれも、実施例1
〜11に比べて低い値を示す。これらのことから、本発明の粘着剤組成物が、保
持力および紙剥ぎ試験評価に優れていることがわかる。
また、ポリブタジエンをジブロック体の末端に導入した比較例5に比べて、実
施例1〜11は、いずれも、保持力および紙剥ぎ試験評価に優れていることがわ
かる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の写し提出書
【提出日】平成11年12月22日(1999.12.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 カップリング反応促進剤を添加することによって、カップリング効率が良くなり
、四分岐体の含有量を高くすることができる。 4官能性以上のカップリング剤としては、ハロゲン化シランが好ましく、その
具体例としてはテトラクロロシラン、テトラブロモシランなどがあげられる。本
発明においては、本発明の目的が損なわれない範囲で、これらのカップリング剤
は、2種以上を併用することができ、また、同様に2官能性または3官能性のカ
ップリング剤を組み合わせて用いることも可能である。 本発明においてはカップリング剤の全使用量は前記(X)、(Y)および(Z
)の各成分が所定割合となるように適宜選択される。その使用量は有機リチウム
開始剤1モル当たり通常0.05〜0.4モル、好ましくは0.085〜0.3
モルの範囲で選ばれる。 カップリング剤の適切な使用量は、目的とするブロック共重合体の四分岐体成
分とジブロック体成分の組成に応じて計算で求めることができるが、有機リチウ
ム開始剤またはカップリング剤の失活などの問題があるため、予備実験を行なう
ことにより最適な量を決めるのが通常である。必要に応じて、カップリング率を
調整するためにメタノールなどの反応停止剤を併用することができる。 工程(3)において、カップリング剤は、1回または2回以上に分割して、添
加する。好ましくは、2回に分割して添加する。2回に分割し
───────────────────────────────────────────────────── (注)この公表は、国際事務局(WIPO)により国際公開された公報を基に作 成したものである。 なおこの公表に係る日本語特許出願(日本語実用新案登録出願)の国際公開の 効果は、特許法第184条の10第1項(実用新案法第48条の13第2項)に より生ずるものであり、本掲載とは関係ありません。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)成分として下記一般式1で表されるジブロック体1〜34重
    量%、(b)成分として下記一般式2で表される四分岐体34〜99重量%およ
    び(c)成分として下記一般式3で表される二分岐体および下記一般式4で表さ
    れる三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体0〜50重量%を含有する
    ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物であって、ポ
    リ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物中の(a)成分
    、(b)成分および(c)成分からなるポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
    ンブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)が260,000〜500,00
    0であり、ポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物中
    の(a)成分、(b)成分および(c)成分からなるポリ芳香族ビニル化合物−
    ポリイソプレンブロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック含有量が5
    〜24重量%であることを特徴とするポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレン
    ブロック共重合体組成物。 一般式1: A−B (式中、Aは重量平均分子量(Mw)が9,000〜20,000のポリ芳香
    族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレンブロックである) 一般式2: (A−B (式中、Aは重量平均分子量(Mw)が9,000〜20,000のポリ芳香
    族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレンブロックであり、X
    4官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式3: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックであり、Xは2官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式4: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックであり、Xは3官能性以上のカップリング剤の残基である)
  2. 【請求項2】(a)成分、(b)成分および(c)成分からなるポリ芳香族ビニ
    ル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)が、26
    0,000〜470,000、好ましくは280,000〜450,000、よ
    り好ましくは300,000〜450,000である請求の範囲1に記載のポリ
    芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物。
  3. 【請求項3】(a)成分の含有量が、1〜30重量%、好ましくは1〜20重量
    %である請求の範囲1または2に記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
    ンブロック共重合体組成物。
  4. 【請求項4】(b)成分の含有量が、45〜99重量%、好ましくは55〜99
    重量%である請求の範囲1〜3のいずれかに記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポ
    リイソプレンブロック共重合体組成物。
  5. 【請求項5】(c)成分の含有量が、0〜40重量%、好ましくは0〜30重量
    %である請求の範囲1〜4のいずれかに記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイ
    ソプレンブロック共重合体組成物。
  6. 【請求項6】ポリ芳香族ビニル化合物ブロックA、A、AおよびAの重
    量平均分子量が9,500〜17,000、好ましくは10,000〜15,0
    00である請求の範囲1〜5のいずれかに記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリ
    イソプレンブロック共重合体組成物。
  7. 【請求項7】(a)成分、(b)成分および(c)成分からなるポリ芳香族ビニ
    ル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体のポリ芳香族ビニル化合物ブロック
    含有量が、10〜18重量%、好ましくは11〜14重量%である請求の範囲1
    〜6のいずれかに記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重
    合体組成物。
  8. 【請求項8】(X)成分として下記一般式5で表されるジブロック体1〜34重
    量%、(Y)成分として一般式6で表される四分岐体34〜99重量%および(
    Z)成分として下記一般式7で表される二分岐体および下記一般式8で表される
    三分岐体の中から選ばれる少くとも一種の分岐体0〜50重量%を含有するポリ
    芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共重合体組成物を製造する方法に
    おいて、有機リチウム開始剤と芳香族ビニル化合物単量体とを接触させて、重合
    活性末端を有するポリ芳香族ビニル化合物ブロックAを生成する工程(1)、イ
    ソプレンを添加して、重合活性末端を有するポリイソプレンブロックBがポリ芳
    香族ビニル化合物ブロックAに直接結合したA−Bブロック共重合体を生成する
    工程(2)、および、A−Bブロック共重合体と4官能性以上のカップリング剤
    とをカップリング反応促進剤の存在下で反応させることにより、A−Bブロック
    共重合体の34〜99重量%を一般式6で表される四分岐体に変える工程(3)
    からなることを特徴とするポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレンブロック共
    重合体組成物の製造方法。 一般式5: A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックである) 一般式6: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックであり、Xは4官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式7: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックであり、Xは2官能性以上のカップリング剤の残基である) 一般式8: (A−B (式中、Aはポリ芳香族ビニル化合物ブロックであり、Bはポリイソプレン
    ブロックであり、Xは3官能性以上のカップリング剤の残基である)
  9. 【請求項9】重合活性末端を有するポリ芳香族ビニル化合物ブロックAを生成す
    る工程(1)、イソプレンを添加して、重合活性末端を有するポリイソプレンブ
    ロックBがポリ芳香族ビニル化合物ブロックAに直接結合したA−Bブロック共
    重合体を生成する工程(2)、A−Bブロック共重合体と4官能性以上のカップ
    リング剤とをカップリング反応促進剤の存在下で反応させることにより、A−B
    ブロック共重合体の34〜99重量%を一般式2で表される四分岐体に変える工
    程(3)からなる請求の範囲1に記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレ
    ンブロック共重合体組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】カップリング反応促進剤が、芳香族エーテル、脂肪族エーテル、
    第3級モノアミンおよび第3級ポリアミンの中から選ばれる少くとも一種である
    請求の範囲8または9に記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】第3級ポリアミンが、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
    ンジアミンまたはN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンである請
    求の範囲8〜12のいずれかに記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】工程(1)から工程(3)で使用される第3級ポリアミンの全使
    用量が、有機リチウム開始剤1モルあたり、0.02〜1モル、好ましくは0.
    05〜0.5モル、更に好ましくは0.08〜0.3モルである請求の範囲8〜
    13のいずれかに記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】カップリング促進剤が、工程(1)で添加され、さらに工程(2
    )の後で追加添加される請求の範囲8〜14のいずれかに記載のブロック共重合
    体組成物の製造方法。
  14. 【請求項14】工程(2)の後で追加添加される第3級ポリアミンの使用量が、
    有機リチウム開始剤1モルあたり、0〜0.4モル、好ましくは0.01〜0.
    2モルである請求の範囲13に記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  15. 【請求項15】4官能性以上のカップリング剤が、4官能性シラン化合物または
    4官能性スズ化合物である請求の範囲8〜14のいずれかに記載のブロック共重
    合体組成物の製造方法。
  16. 【請求項16】4官能性シラン化合物が、テトラクロロシラン、テトラブロモシ
    ラン、テトラメトキシシランおよびテトラエトキシシランの中から選ばれる少く
    とも一種である請求の範囲8〜15のいずれかに記載のブロック共重合体組成物
    の製造方法。
  17. 【請求項17】カップリング剤の全使用量が、有機リチウム開始剤1モルあたり
    、0.05〜0.4モル、好ましくは0.085〜0.3モルである請求の範囲
    8〜16のいずれかに記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  18. 【請求項18】A−Bブロック共重合体と4官能性以上のカップリング剤とをカ
    ップリング反応促進剤の存在下で反応させることにより、A−Bブロック共重合
    体の34〜99重量%を一般式2で表される四分岐体に変える工程(3)におい
    て、カップリング剤を2回以上、好ましくは2回、分割して添加する請求の範囲
    8〜17のいずれかに記載のブロック共重合体組成物の製造方法。
  19. 【請求項19】2回に分割して添加されるカップリング剤の使用量が、1回目は
    カップリング剤の全使用量中の40〜90モル%、好ましくは50〜90モル%
    であり、2回目はカップリング剤の全使用量中の10〜60モル%、好ましくは
    10〜50モル%である請求の範囲18に記載のブロック共重合体組成物の製造
    方法。
  20. 【請求項20】請求の範囲1に記載のポリ芳香族ビニル化合物−ポリイソプレン
    ブロック共重合体組成物と粘着付与樹脂とを含有して成る粘着剤組成物。
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