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JPWO1998033767A1 - シアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法 - Google Patents

シアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法

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JPWO1998033767A1
JPWO1998033767A1 JP10-532729A JP53272998A JPWO1998033767A1 JP WO1998033767 A1 JPWO1998033767 A1 JP WO1998033767A1 JP 53272998 A JP53272998 A JP 53272998A JP WO1998033767 A1 JPWO1998033767 A1 JP WO1998033767A1
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raney catalyst
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、芳香族ジニトリルの2つのニトリル基の一方のみを水素化し、シアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、少量の触媒を用いた低温低圧下での反応で、芳香族ジニトリルを高転化率で反応させ、高収率で製造することを目的とする。本発明では、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、触媒として、溶媒中、水素と接触させて活性化させたラネー触媒(活性化処理ラネー触媒)および、溶媒中、アルカリの共存下で水素と接触させて再生したラネー触媒(再生ラネー触媒)のうち少なくとも一種を用いる。その好ましい態様においては、この活性化処理ラネー触媒および/または再生ラネー触媒を、活性化処理ラネー触媒においては、上記芳香族ジニトリルの01〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、再生ラネー触媒においては0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重量%の量で用いることが好ましい。上記活性化処理ラネー触媒は、溶媒中において水素雰囲気下で活性化させてなる、ニッケルおよび/またはコバルトを含有するラネー触媒であることが好ましく、上記再生ラネー触媒は、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して使用したラネー触媒を、溶媒中、アルカリの共存下で水素と接触させて再生させてなるラネー触媒であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
シアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法
【発明の技術分野】
本発明は、シアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法に関し、さらに詳しく は、低温低圧下に少量の触媒を用いて、芳香族ジニトリルを効率よく転化させ、 シアノ基含有芳香族メチルアミンを高収率で製造する方法に関する。
【発明の技術的背景】
シアノ基含有芳香族メチルアミンは、医薬、農薬、高分子添加剤その他有機化 合物の原料、中間体として有用な物質であり、例えば、m−またはp−シアノベ ンジルアミンを加水分解することにより、対応する有用なm−またはp−アミノ メチル安息香酸を容易に得ることができる。 ところで、芳香族ジニトリルの2つのニトリル基の一方のみに水素を添加し、 シアノ基含有芳香族メチルアミンを得る方法には、例えば特開昭49−8504 1号公報に記載されている方法がある。この方法では、触媒としてパラジウムを 担体に担持した触媒を使用するが、液体アンモニアおよび無機アルカリの添加が 必須で、反応圧力も200kg/cm2と高圧である。 また、特表平6−507909号公報には、ラネーニッケル、ラネーコバルト を触媒として用いた、脂肪族ジニトリルの一方のニト リル基のみを水素化してアミノニトリルを製造する方法が示されている。この方 法では、芳香族ジニトリルに関する記載はなく、脂肪族ジニトリルの転化率を上 げると、アミノニトリルへの選択性が低下するという欠点があった。 特表平7−502040号公報においては、2つ以上のニトリル基を有するニ トリル化合物の部分水素化によるアミノニトリルの製造方法が提案されている。 この方法では、ナトリウムメトキサイドなどのアルカノラートで前処理したラネ ーニッケルを触媒として用いている。しかし、この方法では実質的には溶媒の脱 水を行うことが必須であり、圧力も70気圧と高圧で、しかも、比較的高価で取 扱の不便なアルカノラートを使用しなければならないという問題点がある。 本発明者らは、ニッケルおよび/またはコバルトを含有する従来のラネー触媒 の存在下に、反応温度、水素圧力、溶媒、反応時間、触媒添加量を種々選択して 芳香族ジニトリルの水素添加反応を試みた。しかし、この触媒の添加量が少ない 範囲では、原料としての芳香族ジニトリルの転化率は低く、十分な収率でシアノ 基含有芳香族メチルアミンを得ることができなかった。また、この触媒の添加量 を増やすに従い、転化率は向上するが、同時に、芳香族ジニトリルの2個のニト リル基がともに水素化されたジアミンの生成が増加してしまい、目的とするシア ノ基含有芳香族メチルアミンの収率はほとんど増加しなかった。 このように、ニッケルおよび/またはコバルトを含有する従来公知のラネー触 媒をそのまま使用しても、芳香族ジニトリルを高転化 率で水素化反応させ、高収率でシアノ基含有芳香族メチルアミンのみを製造する ことは困難であった。 そこで本発明者らは、芳香族ジニトリルを高転化率で反応させ、高収率でシア ノ基含有芳香族メチルアミンを製造できる触媒を見出すべく、鋭意研究を行った 結果、特定の処理を行ったラネー触媒を用いることが有効であることなどを見出 し、本発明を完成するに至った。
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであっ て、芳香族ジニトリルの2つのニトリル基の一方のみを水素化し、シアノ基含有 芳香族メチルアミンを製造するに際して、少量の触媒量で、かつ低温低圧下での 反応により、芳香族ジニトリルを高転化率で水素付加反応させて高収率で芳香族 ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造することを目的としてい る。
【発明の概要】
本発明では、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造す るに際して、触媒として、溶媒中で水素と接触させて活性化させたラネー触媒( 活性化処理ラネー触媒)を用いることを特徴としている。 本発明では、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造す るに際して使用したラネー触媒を、溶媒中、アルカリの共存下で水素と接触させ て再生すること、さらには芳香族ジニト リルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、この再生した触 媒(再生ラネー触媒)を用いることを特徴としている。 本発明では、この活性化処理ラネー触媒および/または再生ラネー触媒を、活 性化ラネー触媒においては、上記芳香族ジニトリルの0.1〜10重量%、好ま しくは0.5〜5重量%、再生ラネー触媒においては、0.1〜50重量%、好 ましくは0.5〜20重量%の量で用いることが望ましい。 本発明では、ラネー触媒の活性化は、好ましくはラネー触媒を、室温〜200 ℃の温度で、水素分圧が0.1〜50kg/cm2の条件下に水素と接触させて 行うことが望ましく、ラネー触媒の再生は、再生に供するラネー触媒の0.1〜 100重量%のアルカリの共存下、室温〜200℃の温度で、水素分圧が0.1 〜50kg/cm2の条件下にラネー触媒を水素と接触させて行うことが望まし い。 本発明では、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造す るに際して、上記活性化させたラネー触媒および/または再生したラネー触媒と ともに、鉄、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一種を共存させることが 望ましい。 本発明では、上記鉄、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一種を用い、 これらの合計量が、上記ラネー触媒の0.1〜100重量%となるような量で用 いることが望ましい。 本発明では、上記ラネー触媒が、ニッケルおよび/またはコバルトを含有する ラネー触媒であることが望ましく、さらにはラネーニッケルまたは変性ラネーニ ッケルであることが望ましい。 本発明では、上記溶媒が、アルコールを含むことが望ましく、さ らには上記溶媒が、メタノールであることが望ましい。 また、本発明では、上記芳香族ジニトリルが、フタロニトリル、イソフタロニ トリルまたはテレフタロニトリルであることが望ましい。 このような本発明に係るシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法によれば 、芳香族ジニトリル中の2つのニトリル基(N≡C−)の一方のみを水素化し、 シアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、従来より少量の触媒量で 、かつ低温低圧下での反応により、芳香族ジニトリルを高転化率で水素付加反応 させて、高収率で芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造 することができる。
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係るシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法について具体 的に説明する。 本発明では、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造す るに際して、触媒として、 (イ)溶媒中で水素と接触させて活性化させたラネー触媒(以下、活性化処理ラ ネー触媒とも言う。)および、 (ロ)芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際し て使用したラネー触媒を溶媒中で水素と接触させて再生したラネー触媒(以下、 再生ラネー触媒とも言う。)のうちの少なくとも一種を用いており、その好まし い態様においては、活性化処理ラネー触媒においては、上記芳香族ジニトリルの 0.1〜10重 量%、好ましくは0.5〜5重量%、再生ラネー触媒においては、上記芳香族ジ ニトリルの0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重量%の量で用いてい る。 <ラネー触媒の活性化処理および再生処理> 本発明において、溶媒中で水素と接触させて活性化処理される「ラネー触媒」 は、2種類以上の金属の合金から、その合金に含まれる一部の成分を取り除くこ とにより得られる、比表面積の大きな多孔性金属触媒であり、 より具体的には、アルカリまたは酸に不溶な金属(例えばニッケルまたはコバ ルトあるいはその両方)と、アルカリまたは酸に可溶な金属(例えば、アルミニ ウム、シリコン、亜鉛、マグネシウム等)との合金から、アルカリまたは酸に可 溶な金属を、アルカリまたは酸で溶出させて得られる多孔性金属触媒である。 本発明では、このようなラネー触媒のうちでは、ニッケルまたはコバルトある いはその両方を含有するラネー触媒が好ましく、さらにはニッケル含有ラネー触 媒が好ましく用いられる。 本発明では、ニッケル、コバルト以外の金属または金属酸化物の存在下に改質 された、変性ラネー触媒も用いることができる。このような変性ラネー触媒とし ては、例えば、鉄および/またはクロムにより改質された変性ラネーニッケルが 挙げられる。 本発明では、このようなラネー触媒の活性化は、好ましくは上記のラネー触媒 を溶媒中において水素雰囲気下で処理すればよい。 一方、本発明において、溶媒中で水素と接触させて再生するラネー触媒は、上 記の活性化させたラネー触媒を、芳香族ジニトリルか らシアノ基含有メチルアミンを製造するに際して使用した後、回収したラネー触 媒である。 本発明では、このようなラネー触媒の再生は、好ましくは上記のラネー触媒を 溶媒中において、アルカリの共存下、水素雰囲気下で処理すればよい。 これらの活性化処理および再生処理時の水素の分圧は通常、0.05〜100 kg/cm2、好ましくは0.1〜50kg/cm2であり、系内温度は通常0〜 250℃、好ましくは室温[すなわち15〜25℃]〜200℃である。水素分 圧が0.1kg/cm2未満、特に0.05kg/cm2未満の場合や温度が室温 以下、特に0℃以下の場合は活性化処理(水素処理)、再生処理の効果は低くな り、水素分圧が50kg/cm2を超え、特に100kg/cm2を超えた場合や 温度が200℃を超え、特に250℃を超えた場合は、芳香族ジニトリル中の2 個のニトリル基がともに水素化されたジアミンが多く生成したり触媒の活性が低 下して、シアノ基含有芳香族メチルアミンの収率が低下することがある。 さらに、ラネー触媒の再生処理においては、再生の効果を発現させるために、 上記のようにアルカリ、好ましくは無機アルカリ、例えばアルカリ金属の水酸化 物もしくは炭酸塩、アルカリ土類金属の水酸化物もしくは炭酸塩、あるいはアン モニアを再生処理時に添加することが必要である。このアルカリ添加量は再生条 件にもよるが、通常、触媒量の0.01〜200重量%、好ましくは0.1〜1 00重量%である。 なお、このようなラネー触媒の活性化処理および再生処理は、系 内に水素ガスあるいは水素含有混合ガスを加圧下に導入しながら連続的に行って もよく、また水素ガスが圧入された系内でバッチ式で行ってもよい。 上記溶媒としては、例えばアルコール系溶媒、脂肪族及び脂環式炭化水素のエ ーテル系溶媒、飽和脂肪族及び脂環式炭化水素系溶媒、水等が挙げられる。これ らの溶媒は1種単独で使用することもでき、また2種以上組み合わせて用いるこ ともでき、さらには、これらのうちの何れか1種または2種以上の溶媒と、これ ら以外の溶媒とを含む混合溶媒として使用することも可能である。これらのうち で、好ましい溶媒としては、アルコール系溶媒を含む溶媒(例えば、メタノール を含む溶媒)が挙げられ、特に好ましくは、メタノールが用いられる。溶媒の使 用量については特に制限はないが、上記溶媒は、上記ラネー触媒1重量部に対し て、通常1〜1000重量部、好ましくは2〜500重量部の量で用いられる。 ラネー触媒を活性化または再生するのに要する時間は、圧力(水素分圧)が高 いほど短縮でき、また圧力が低くなるに連れて長くなる傾向があり、例えば圧力 (水素分圧)が50kg/cm2では10分間程度、1kg/cm2では数十時間 程度を要するが、活性化あるいは再生されるラネー触媒の種類、条件、さらに再 生処理においては添加するアルカリの種類、量等に応じて変化する。 <芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造〉 本発明では、上記の活性化処理ラネー触媒の存在下に、芳香族ジニトリルを水 素還元(水素化)して、シアノ基含有芳香族メチルアミンを製造しているが、 水素化処理に供される芳香族ジニトリルについて初めに説明する。 芳香族ジニトリル 本発明で用いられる芳香族ジニトリルは、芳香族環に結合している水素原子の うちの2個がニトリル基(N≡C−)で置換されている化合物である。芳香族環 としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環等が挙げられ、これらの 芳香族環は1個または2個以上鎖状に結合(例:ビフェニル)していてもよく、 また芳香族環に結合している残部の水素原子は、ハロゲン原子、アルキル基(好 ましくは炭素数1〜5程度)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜5程度)等 で置換されていても良い。このような芳香族ジニトリルのうちでは、好ましくは 、ベンゼン環またはナフタレン環が1個である芳香族ジニトリルが挙げられ、さ らに好ましくは、置換基として2個のニトリル基のみを有するジシアノベンゼン 、ジシアノナフタレンが挙げられる。 このような芳香族ジニトリルとしては、具体的には、例えば、 フタロニトリル、イソフタロニトリル、テレフタロニトリル等のジシアノベン ゼン類; 1,3−ジシアノナフタレン、1,4−ジシアノナフタレン、1,5−ジシア ノナフタレン、1,6−ジシアノナフタレン、2,3−ジシアノナフタレン、2 ,6−ジシアノナフタレン、2,7−ジシアノナフタレンなどのジシアノナフタ レン類;が望ましい。 これらのうちでは、ジシアノベンゼン類のフタロニトリル、イソフタロニトリ ル、テレフタロニトリルが特に好ましい。なお、本発明では、上記芳香族ジニト リルは、上記した2個のニトリル基の他 に、さらにフッ素、塩素などのハロゲン原子;メチル基、エチル基等のアルキル 基(好ましくは炭素数1〜5程度);またはメトキシ基、エトキシ基などのアル コキシ基(好ましくは炭素数1〜5程度);などの置換基を有していてもよく、 具体的には、例えば、2−クロロテレフタロニトリル、2−クロロ−4−メチル イソフタロニトリルなども使用することができる。 芳香族ジニトリルの水素化 芳香族ジニトリルの水素還元(水素化)反応の好ましい条件について、次に説 明する。 ラネー触媒としては、上記活性化処理ラネー触媒および再生ラネー触媒のうち 少なくとも一種を用い、通常、活性化処理ラネー触媒は、水素化(水素添加)さ れる芳香族ジニトリルの0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の量 で、また、再生ラネー触媒は、0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重 量%の量で用いられる。 このような量で活性化処理ラネー触媒および/または再生ラネー触媒を用いる と、芳香族ジニトリル中の2個のニトリル基の一方のみが水素化されたシアノ基 含有芳香族メチルアミンが高収率で得られる。なお、これらの触媒の合計重量が 0.1重量%未満では反応速度が著しく遅くなる。また活性化処理ラネー触媒が 10重量%を超えると、水素化される芳香族ジニトリル中の2個のニトリル基が ともに水素化されたジアミンが多く生成する傾向が生じ、シアノ基含有芳香族メ チルアミンの収率が低下する。また、これらラネー触媒の合計重量が、水素化( 水素添加)される芳香族ジニトリルの7 0重量%を超えても、70重量%のときと比べて、反応速度はほとんど変わらず 、シアノ基含有芳香族メチルアミンの収率も顕著な差が見られない。 また、本発明では、芳香族ジニトリルの水素化反応において、シアノ基含有芳 香族メチルアミンの収率を向上させるために、活性化処理ラネー触媒および/ま たは再生ラネー触媒とともに、鉄、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一 種を共存させることができる。 このような鉄、酸化鉄あるいは水酸化鉄として、好ましくは、例えば、電解鉄 、還元鉄、酸化第1鉄、酸化第2鉄、オキシ水酸化鉄、担体に担持された鉄(例 えば、アルミナ担持鉄、シリカ担持鉄など)などが挙げられる。共存させる鉄、 酸化鉄あるいは水酸化鉄は、その合計量が、通常、上記ラネー触媒量の0.01 〜200重量%(担体に担持された鉄においては鉄分換算)、好ましくは0.1 〜100重量%の量で用いられる。 このような合計量で鉄、酸化鉄あるいは水酸化鉄を用いると、芳香族ジニトリ ル中の2個のニトリル基の一方のみが水素化されたシアノ基含有芳香族メチルア ミンが高収率で得られる。なお、この鉄、酸化鉄あるいは水酸化鉄の合計量が上 記ラネー触媒量の0.01重量%未満では収率向上の効果が見られず、またこの 鉄、酸化鉄あるいは水酸化鉄を200重量%を超えて共存させても、200重量 %を共存させたときと比べ、シアノ基含有芳香族メチルアミンの収率向上に顕著 な差が見られない。 またこのような芳香族ジニトリルの水素化反応の際には、通常、 溶媒を用いることができる。このような溶媒として、好ましくは、例えば、アル コール系溶媒、脂肪族及び脂環式炭化水素のエーテル溶媒、飽和脂肪族及び脂環 式炭化水素溶媒が挙げられる。 これらの溶媒は、単独で使用することもでき、これらのいずれかを含む混合溶 媒として使用することもできる。好ましい溶媒としては、アルコール系溶媒ある いはアルコール系溶媒が含まれた混合溶媒が挙げられ、特に好ましくは、メタノ ールが用いられる。 なお、この芳香族ジニトリルの水素化反応用の溶媒としては、前記ラネー触媒 の活性化(水素処理)あるいは再生の際に使用される溶媒と必ずしも同一である 必要はないが、触媒の活性化あるいは再生と芳香族ジニトリルの水素化反応とを 同一の溶媒で実施すれば、溶媒の置換が不要であるという意味で大きな利点があ る。 このような溶媒は、被水素化物(芳香族ジニトリル)1重量部に対して、通常 1〜30重量部、好ましくは1.5〜10重量部の量で用いられる。 本発明では、芳香族ジニトリルの水素化反応において、副反応を抑えて選択性 を向上させるためにアルカリ、好ましくは無機アルカリ、例えばアルカリ金属の 水酸化物もしくは炭酸塩、アルカリ土類金属の水酸化物もしくは炭酸塩、あるい はアンモニアを水素化反応時に添加することができる。添加量は反応条件にもよ るが、例えば、アルカリ金属の水酸化物の場合は、通常、触媒量の0.01〜2 00重量%である。 本発明では、芳香族ジニトリルの水素化反応は、通常、室温(15〜25℃) から200℃、好ましくは50〜130℃の範囲で行 うことができる。室温未満では十分な水素化反応の速度が得られず、200℃を 超える温度条件で水素化反応を行ってもそれ以上、反応速度や収率、選択性に顕 著な優位性が認められない。水素化反応時の圧力は、水素分圧で通常、1〜10 0kg/cm2、好ましくは2〜30kg/cm2の範囲が望ましい。 本反応で使用される水素ガスは、必ずしも高純度である必要はなく、水素化反 応に格別の影響を与えない限り、他のガスを含有していてもよく、例えば、不活 性ガスなどを含有していてもよい。 水素化反応は、反応系に、水素が理論量程度、すなわち理論量の100〜12 0%、好ましくは100〜110%吸収された段階で終了させることが望ましい 。 このような芳香族ジニトリルの水素化反応により、芳香族ジニトリルの2個の ニトリル基(N≡C−)のうちの1方のみが、高効率で「H2N−H2C−」(ア ミノメチル基)となり、1個のニトリル基と1個のアミノメチル基とを有するシ アノ基含有芳香族メチルアミンが得られる。 本発明では、このような芳香族ジニトリルの転化率は、触媒の種類等にもより 異なり一概に決定されないが、通常、90モル%以上、好ましくは95モル%以 上であり、シアノ基含有芳香族メチルアミンの収率は、通常70%以上、好まし くは75%以上である。
【発明の効果】
本発明によれば、活性化処理ラネー触媒(好ましくは、溶媒中において水素雰 囲気下で活性化させたニッケルおよび/またはコバル トを含有するラネー触媒)、および再生ラネー触媒(好ましくは、溶媒中におい てアルカリの共存下、水素雰囲気下で再生したニッケルおよび/またはコバルト を含有するラネー触媒)のうち少なくとも一種を、活性化処理ラネー触媒におい ては、好ましくは芳香族ジニトリルの0.1〜10重量%、さらに好ましくは0 .5〜5重量%、再生ラネー触媒においては、好ましくは0.1〜50重量%、 さらに好ましくは0.5〜20重量%の量で存在させ、特に好ましくは、上記ラ ネー触媒とともに、鉄、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一種をラネー 触媒の0.1〜100重量%の量で共存させて、芳香族ジニトリルの水素還元を 行うことにより、低温低圧下で、芳香族ジニトリルを高転化率で反応させて、芳 香族ジニトリルの2個のニトリル基がともに水素化されたジアミンの生成を抑制 しつつ、1個のニトリル基のみが水素化されたシアノ基含有芳香族メチルアミン を高収率で製造することができる。
【実施例】
以下、本発明に係るシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法についてさら に具体的に説明するが、本発明はかかる実施例により、何等限定的に解釈される ものではない。
【実施例1】 <触媒の活性化> 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、2.0gのラネーニッ ケル触媒R−2400(W.R.グレース社製)を仕込み、室温(24℃)で水 素圧を5Kg/cm2(ゲージ圧。以下同 じ)として、オートクレーブ内容物の攪拌、加熱を開始し、100℃の温度で2 時間保持した。この加熱の間の最大圧力は9kg/cm2であった。次いで、得 られたオートクレーブ内容物を室温まで冷却した後、触媒を沈降させ、触媒を回 収した。 <水素化反応> 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、上記の活性化させたラ ネーニッケル触媒1.0g、50gのテレフタロニトリル、0.2gの水酸化ナ トリウムを加え、常温で水素圧を10kg/cm2として、オートクレーブ内容 物の攪拌、加熱を開始し、テレフタロニトリルの水素化反応を開始した。系内温 度を100℃に保持し、水素流量をサーマルマスフローメーター(小島製作所 製)にて監視しながら、水素吸収量が理論値の105%になったところで反応を 終了した。次いで、得られた反応物を室温まで冷却した後、触媒を濾過にて分離 除去し、得られた反応液をガスクロマトグラフィー内部標準法で分析したところ 、テレフタロニトリルの転化率は99モル%以上であり、p−シアノベンジルア ミンの収率は80%、p−キシリレンジアミンの収率は5%であった。
【比較例1】 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、1.0gの活性化処理 (水素処理)されていないラネーニッケル触媒R−2400(W.R.グレース 社製)、50gのテレフタロニトリル、0.2gの水酸化ナトリウムを加え、常 温で水素圧を10kg/cm2として、オートクレーブ内容物の攪拌、加熱を開 始し、テレフタロニトリルの水素化反応を開始した。系内温度を100℃に保持 し、 水素流量を監視しながら反応を進めたところ、水素吸収量が理論値の88%にな ったところで反応が進行しなくなった。次いで、反応液を室温まで冷却したとこ ろ、得られた反応液中には未反応のテレフタロトリルが残存していた。これ(未 反応のテレフタロニトリル)を触媒とともに濾過にて除去して、得られた反応液 をガスクロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、p−シアノベンジルア ミンの収率は47%、p−キシリレンジアミンの収率は2%であった。濾過され たテレフタロニトリルの重量とガスクロマトグラフィー内部標準法による反応液 の分析からテレフタロニトリルの転化率は68モル%であった。
【実施例2】 <触媒の再生> 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、実施例1と同様の条件 でテレフタロニトリルの水素化反応に用い、反応終了後に分離、回収したラネー ニッケル触媒約1.0g、0.2gの水酸化ナトリウムを仕込み、室温(24℃ )で水素圧を5Kg/cm2として、オートクレーブ内容物の攪拌、加熱を開始 し、100℃の温度で2時間保持した。この加熱の間の最大圧力は7kg/cm2 であった。次いで、得られたオートクレーブ内容物を室温まで冷却した。 <水素化反応> 上記の再生ラネーニッケル触媒が収容されている500mlオートクレーブに 、50gのテレフタロニトリルを加え、常温で水素圧を10kg/cm2として 、オートクレーブ内容物の攪拌、加熱を開 始し、テレフタロニトリルの水素化反応を開始した。系内温度を100℃に保持 し、水素流量を監視しながら、水素吸収量が理論値の105%になったところで 反応を終了した。次いで、得られた反応物を室温まで冷却した後、触媒を濾過に て分離除去し、得られた反応液をガスクロマトグラフィー内部標準法で分析した ところ、テレフタロニトリルの転化率は99モル%以上であり、p−シアノベン ジルアミンの収率は77%、p−キシリレンジアミンの収率は5%であった。
【比較例2】 <触媒の再生> 実施例2において、水酸化ナトリウムを仕込まないこと以外は、実施例2と同 様の条件で触媒を再生した。 <水素化反応> 上記触媒の存在下に実施例2と同様の条件でテレフタロニトリルの水素化反応 を行い、室温まで冷却した後、触媒を濾過し、得られた反応液をガスクロマトグ ラフィー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化率は99モル %以上であったが、p−シアノベンジルアミンの収率は63%、p−キシリレン ジアミンの収率は6%であった。
【実施例3】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <触媒の再生> 実施例2と同様にして触媒の再生を実施した。 <水素化反応> 上記の再生触媒が収容されている500mlオートクレーブに、上記の活性化 させたラネー触媒0.5g、50gのテレフタロニトリルを加え、常温で水素圧 を10kg/cm2として、オートクレーブ内容物の攪拌・加熱を開始し、テレ フタロニトリルの水素化反応を開始した。系内温度を100℃に保持し、水素流 量を監視しながら、水素吸収量が理論値の105%になったところで反応を終了 した。次いで、得られた反応物を室温まで冷却した後、触媒を濾過にて分離除去 し、得られた反応液をガスクロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、テ レフタロニトリルの転化率は99モル%以上であり、p−シアノベンジルアミン の収率は79%、p−キシリレンジアミンの収率は5%であった。
【実施例4】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <水素化処理> 実施例1において、上記活性化させたラネーニッケル触媒1.0gとともに、 還元鉄0.2g、50gのテレフタロニトリル、0.2gの水酸化ナトリウムを 加え、実施例1と同様の条件でテレフタロニトリルの水素化反応を行い、室温ま で冷却した後、触媒と還元鉄を濾過し、得られた反応液をガスクロマトグラフィ ー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化率は99モル%以上 であり、p−シアノベンジルアミンの収率は85%、p−キシリレンジアミンの 収率は4%であった。
【実施例5】 <触媒の再生> 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、実施例4にてテレフタ ロニトリルの水素化反応に用い、反応終了後に分離、回収したラネーニッケル触 媒と還元鉄、合わせて約1.2g、0.2gの水酸化ナトリウムを仕込み、室温 (24℃)で水素圧を5Kg/cm2(ゲージ圧。以下同じ)として、オートク レーブ内容物の攪拌、加熱を開始し、100℃の温度で2時間保持した。この加 熱の間の最大圧力は6.7kg/cm2であった。次いで、得られたオートクレ ーブ内容物を室温まで冷却した。 <水素化反応> 上記の再生触媒が収容されている500mlオートクレーブに、50gのテレ フタロニトリルを加え、実施例1と同様の条件でテレフタロニトリルの水素化反 応を行い、室温まで冷却した後、触媒と還元鉄を濾過し、得られた反応液をガス クロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化率 は99モル%以上であり、p−シアノベンジルアミンの収率は83%、p−キシ リレンジアミンの収率は5%であった。
【実施例6】 <触媒の活性化> 実施例1において、触媒の活性化に際して用いたメタノールをエタノールにか えた以外は実施例1と同様の条件で触媒を活性化した。 <水素化反応> 実施例1において、実施例1と同様の条件でテレフタロニトリル の水素化反応を行い、室温まで冷却した後、触媒を濾過し、得られた反応液をガ スクロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化 率は99モル%以上であり、p−シアノベンジルアミンの収率は77%、p−キ シリレンジアミンの収率は5%であった。
【実施例7】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <水素化反応> 実施例1において、テレフタロニトリルをイソフタロニトリルに代えた以外は 実施例1と同様の条件でイソフタロニロリルの水素化反応を行い、その後室温ま で冷却した後、触媒を濾過し、得られた反応液をガスクロマトグラフィー内部標 準法で分析したところ、イソフタロニトリルの転化率は99モル%以上であり、 m−シアノベンジルアミンの収率は82%、m−キシリレンジアミンの収率は6 %であった。
【実施例8】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <水素化反応> 実施例1において、触媒量を1.5gに代えた以外は実施例1と同様な条件で テレフタロニロリルの水素化反応を行い、その後室温まで冷却した後、触媒を濾 過し、得られた反応液をガスクロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、 テレフタロニトリルの転化 率は99モル%以上であり、p−シアノベンジルアミンの収率は79%、p−キ シリレンジアミンの収率は5%であった。
【参考例1】 500mlオートクレーブに180mlのメタノール、実施例1と同様の条件 でテレフタロニトリルの水素化反応に用い、反応終了後に分離、回収した再生処 理していないラネーニッケル触媒約1.0g、50gのテレフタロニトリル、0 .2gの水酸化ナトリウムを加え、常温で水素圧を10Kg/cm2として、オ ートクレーブ内容物の攪拌、加熱を開始し、テレフタロニトリルの水素化反応を 開始した。系内温度を100℃に保持し、水素流量を監視しながら、水素吸収量 が理論値の105%になったところで反応を終了した。次いで、得られた反応物 を室温まで冷却した後、触媒を濾過にて分離除去し、得られた反応液をガスクロ マトグラフィー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化率は9 9モル%以上であったが、p−シアノベンジルアミンの収率は58%、p−キシ リレンジアミンの収率は3%であった。
【参考例2】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <水素化反応> 実施例1において、触媒量を0.02gに代え、水酸化ナトリウムを0.00 5gに代えた以外は、実施例1と同様にしてテレフタロニトリルの水素化反応を 行ったが、水素の吸収はほとんどなかった。テレフタロニトリルの転化率は、1 モル%未満であった。
【参考例3】 <触媒の活性化> 実施例1と同様にして触媒の活性化を実施した。 <水素化反応> 実施例1において、触媒量を10gに代え、反応圧力(水素圧)を5.0kg /cm2に代え、反応温度を60℃に代えた以外は実施例1と同様な条件でテレ フタロニトリルの水素化反応を行った。 次いで系内温度を室温まで冷却した後、触媒を濾過し、得られた反応液をガス クロマトグラフィー内部標準法で分析したところ、テレフタロニトリルの転化率 は99モル%以上であり、p−シアノベンジルアミンの収率は73%、p−キシ リレンジアミンの収率は17%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS ,JP,KE,KG,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 森川 宏平 神奈川県川崎市川崎区扇町5番1号 昭和 電工株式会社総合研究所川崎研究室内 (注)この公表は、国際事務局(WIPO)により国際公開された公報を基に作 成したものである。 なおこの公表に係る日本語特許出願(日本語実用新案登録出願)の国際公開の 効果は、特許法第184条の10第1項(実用新案法第48条の13第2項)に より生ずるものであり、本掲載とは関係ありません。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、 触媒として、溶媒中で水素と接触させて活性化させたラネー触媒を用いること を特徴とするシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法。 2. 芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して使 用したラネー触媒を、溶媒中、アルカリの共存下で、水素と接触させることを特 徴とする、ラネー触媒の再生方法。 3. 芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチルアミンを製造するに際して、 触媒として、請求項2に記載の方法で再生したラネー触媒を用いることを特徴と するシアノ基含有芳香族メチルアミンの製造方法。 4. 上記活性化させたラネー触媒および/または上記再生したラネー触媒を、活性 化させたラネー触媒においては、上記芳香族ジニトリルの0.1〜10重量%、 再生したラネー触媒においては、0.1〜50重量%の量で用いることを特徴と する請求項1、3の何れかに記載の方法。 5. 上記活性化させたラネー触媒および/または上記再生したラネー 触媒を、活性化させたラネー触媒においては、上記芳香族ジニトリルの0.5〜 5重量%、再生したラネー触媒においては、0.5〜20重量%の量で用いるこ とを特徴とする請求項1、3の何れかに記載の方法。 6. 上記活性化させたラネー触媒は、ラネー触媒を、室温〜200℃の温度で、水 素分圧が0.1〜50kg/cm2の条件下に活性化させたものであることを特 徴とする請求項1、4、5の何れかに記載の方法。 7. 上記再生したラネー触媒は、芳香族ジニトリルからシアノ基含有芳香族メチル アミンを製造するに際して使用したラネー触媒を、再生に供するラネー触媒の0 .1〜100重量%の量のアルカリの共存下、室温〜200℃の温度で、水素分 圧が0.1〜50kg/cm2の条件下に再生したものであることを特徴とする 請求項2〜5の何れかに記載の方法。 8. 上記活性化させたラネー触媒および/または再生したラネー触媒とともに、鉄 、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一種を共存させることを特徴とする 請求項1〜7の何れかに記載の方法。 9. 上記鉄、酸化鉄および水酸化鉄のうちの少なくとも一種を、上記ラネー触媒の 0.1〜100重量%の量で用いることを特徴とする請求項8に記載の方法。 10. 上記ラネー触媒が、ニッケルおよび/またはコバルトを含有するものであるこ とを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の方法。 11. 上記ラネー触媒が、ラネーニッケルまたは変性ラネーニッケルである請求項1 〜9の何れかに記載の方法。 12. 上記溶媒が、アルコールを含むことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記 載の方法。 13. 上記溶媒が、メタノールである請求項1〜11の何れかに記載の方法。 14. 上記芳香族ジニトリルが、フタロニトリル、イソフタロニトリルおよびテレフ タロニトリルのうちの少なくとも一種である請求項1〜13の何れかに記載の方 法。
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