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JPS633348Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633348Y2
JPS633348Y2 JP1982101669U JP10166982U JPS633348Y2 JP S633348 Y2 JPS633348 Y2 JP S633348Y2 JP 1982101669 U JP1982101669 U JP 1982101669U JP 10166982 U JP10166982 U JP 10166982U JP S633348 Y2 JPS633348 Y2 JP S633348Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoes
synthetic resin
track
reinforcing
reinforcing band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982101669U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS595478U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10166982U priority Critical patent/JPS595478U/ja
Publication of JPS595478U publication Critical patent/JPS595478U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS633348Y2 publication Critical patent/JPS633348Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建設車両等の装軌式車両のクローラ履
帯、とくに大きなけん引力を必要とする土木作業
が可能で、かつ舗装道路走行、軟弱地走行に際
し、路面を損傷しないための履帯に関するもので
ある。
第1図に示すように従来の建設車両等の装軌式
車両のクローラ履帯1は、金属製のものが大部分
であるが、これらは舗装道路上、草地等軟弱地を
走行する際、その履帯が路面を損傷する欠点があ
り、また重量も重く、騒音、振動が大きいため乗
心地が悪い。路面の損傷を防止するため舗装道路
上等に次々に敷板を敷き継ぐ方法もあるが、この
作業には多大の手間及び時間を要し、装軌式建設
機械を長い距離走行させるのは実質的に不可能で
ある。この対策として、履帯全体を帯状の一体
ゴム製としたもの、金属製履帯の表面にゴムを
焼付けなどの方法により直接に接着したもの、
金属製履帯の路面上にゴムを接着したフレームを
ボルトを介して取付けたもの、ゴム製の履板に
補強帯を埋設したものが提案された。しかし、こ
れらにあつては運搬走行を主目的とする雪上車な
どには用い得るが、大きな力が負荷される土木作
業を主目的とする建設機械に用いることはできな
い。たとえば、上記のものにあつてはゴムの変
形が大きくて十分なけん引力を発揮できず、また
踏面の突起が摺り減つた場合、あるいはスプロケ
ツトと係合する突起が損傷した場合には、履帯全
体を交換する必要があつた。のものにあつて
は、大きな力が負荷されたとき、金属とゴムとの
変形量の差により、ゴムがはがれてしまう。の
ものにあつては、土木作業をする際にはゴムを接
着したフレームを履帯から取外し、舗装路上等を
走行する際は、これを取付ける方法もあるが、多
数の履板への取付け、取り外しが極めて煩雑で長
時間を要するばかりでなく、このフレームを常時
携帯しなければならない。のものにあつては大
きなけん引が加わつた場合、ゴムの変形が大き
く、ゴムと補強帯とがはく離する等の欠点があつ
た。
本考案の目的は、上記の欠点を解決し、金属製
履帯と同程度のけん引力を有し、損傷、摩耗が少
なく耐久性があつて部分的な履板の交換が可能
で、土木作業および舗装路走行等がともに可能で
あり、かつ、軽量、乗心地良好な履帯を提供する
ことにある。
本考案の特徴は、履帯を構成する履板を、台形
の断面形状に、硬質合成樹脂で一体成形すると共
に、その内部に補強繊維を有し、凹凸表面をも
ち、硬質合成樹脂製の履板と親和性がよく、かつ
補強繊維とも親和性のよい履板よりも軟質の合成
樹脂で成形した帯状の補強帯を入れ、強度と剛性
を持たせた点である。また、舗装路走行のときの
履板の踏面は、従来の金属性履板より広くするこ
とにより、けん引力の低下を防ぎ、材質上の欠点
である耐摩耗性を向上して、履板の損傷防止を計
つた。この履板は、金属性リンクに取付けられ、
このリンクを次々とピンで結合することにより履
帯を構成する。
本考案は、けん引力を必要とする土木作業を行
い、かつ舗装路、草地等軟弱地走行の際、路面を
損傷したくない装軌式車両の履帯に応用できるば
かりでなく、車両の軽量化、騒音、振動の低減に
よる乗り心地改善を計ることもできる。
本考案の実施例を以下図面に従つて詳細に説明
する。
本考案による履板は、第2図に示すように、一
般に硬質合成樹脂で一体成形され、台形の形状を
有し、その短辺2を踏面、その長辺3をリンク取
付面とする。この形状は圧縮強度と剛性を確保す
るために、踏面の寸法bを大きくすることにより
対圧縮荷重を増し、高さ寸法hを大きくすること
により剛性をあげている。斜面4はけん引力を出
すためである。また、この履板は内部に第3図に
示す補強帯10を有する。そして、第4図に示す
ように、補強帯10は内部に剛性の大きい鋼線な
どの補強繊維11を有する。
履板の材料である硬質合成樹脂は、一般に、金
属などの補強片と親和性が悪く、容易にはく離す
る欠点がある。しかし、本考案の補強帯10は、
履板の硬質合成樹脂とも親和性がよく、かつ補強
繊維11とも親和性のよい履板よりも軟質の合成
樹脂から成つているので、履板が外力を受けても
補強繊維と補強帯、また、補強帯と履板とがはく
離することがない。さらに補強帯10の表面には
凹凸を設けてあるので完全に密着する。
この履板は第5図に示すように金属性のリンク
5に締付具6,7,8で固着し、このリンク5を
ピン9で各々が回転自在となるように結合し、適
宜の数のリンクによりエンドレスの履帯を形成
し、車両に取付ける。
このように構成された本履帯は十分なけん引力
を発揮し、大きな力が負荷される土木作業が行え
る。また、履板には硬質合成樹脂を用いたので、
その硬さ、変形量の大きさ、軽量化により、舗装
路、草地等軟弱地を走行しても、従来の金属製履
帯よりも、これらを損傷することが少なく、走行
時の騒音、振動も軽減される。
また、この履帯は、従来の帯状のゴム履帯に比
べ、履板に用いた材料の硬質合成樹脂により、耐
摩耗性、耐損傷性等耐久性が向上し、形状的には
踏面に平面部2を設け、履板の高さhを十分にと
り、履体内部の補強帯10が履板及び補強繊維と
親和性のよい材料で、表面に凹凸があり、かつ、
補強帯内部に補強繊維11を有するため、合成樹
脂製履板の弱点である補強繊維のはく離や剛性不
足を補うことができるので、摩耗、損傷を防ぎ、
十分な剛性を示す。
この履板はリンク5への取付け方法が、従来の
金属性履板と同じで、損壊時の交換も容易であ
る。
要するに本考案によれば、断面形状が台形で、
耐摩耗性と高い引張強度を有する硬質合成樹脂の
内部に凹凸の表面を有し、補強繊維が内装され該
補強繊維と親和性が良好で、かつ硬質合成樹脂と
も親和性が良好な、軟質の合成樹脂の補強帯を入
れて一体成形された履板をリンクに締付具で取付
け、このリンクを次々とピンで結合して構成した
ことにより、車両の性能をそこなうことなく舗装
路走行が可能となるように強度、剛性をもち実用
性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の履帯を用いた装軌式車両の斜視
図、第2図は本考案の実施例を示す斜視図、第3
図は本履帯に用いた補強体の平面図、第4図は第
3図−断面図、第5図は本履帯の取付を示す
断面図である。 2……短辺、3……長辺、4……斜面、5……
リンク、6,7,8……締付具、9……ピン、1
0……補強帯、11……補強繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐摩耗性と高い引張強度を有する硬質合成樹脂
    材から成り断面形状を短辺が踏面、長辺がリンク
    取付面となるように台形に形成された履板と、該
    履板と同等またはこれよりも軟質の合成樹脂材料
    からなり外形が凹凸面に形成されて上記履板の内
    部に固装された補強帯と、該補強帯の内部に固装
    された補強繊維とを備え、前記履板を締付具によ
    りリンクに取付けて各リンクを列状に連結してな
    ることを特徴とする装軌式車両の履帯。
JP10166982U 1982-07-05 1982-07-05 装軌式車両の履帯 Granted JPS595478U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10166982U JPS595478U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 装軌式車両の履帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10166982U JPS595478U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 装軌式車両の履帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS595478U JPS595478U (ja) 1984-01-13
JPS633348Y2 true JPS633348Y2 (ja) 1988-01-27

Family

ID=30239992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10166982U Granted JPS595478U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 装軌式車両の履帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595478U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS595478U (ja) 1984-01-13

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