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JPH115359A - インクジェット記録用シート - Google Patents

インクジェット記録用シート

Info

Publication number
JPH115359A
JPH115359A JP9161238A JP16123897A JPH115359A JP H115359 A JPH115359 A JP H115359A JP 9161238 A JP9161238 A JP 9161238A JP 16123897 A JP16123897 A JP 16123897A JP H115359 A JPH115359 A JP H115359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
recording sheet
ink
ink jet
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9161238A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kobayashi
一博 小林
Kenji Kuwae
健児 加
Koji Takemura
幸治 竹村
Hiroyuki Kamimura
裕之 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9161238A priority Critical patent/JPH115359A/ja
Publication of JPH115359A publication Critical patent/JPH115359A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク受容性に優れ、透明性、光沢性が高
く、かつ印字後のプリントに、光沢性の低下やブロンジ
ングが発生しにくい、優れた性能を有するインクジェッ
ト記録用シートの提供。 【解決手段】 支持体上に、水溶性ポリマーを乾燥重量
で35重量%以上含有するインク受容層を有するインク
ジェット記録用シートが、該インク受容層に、少なくと
も一つのプロトンの解離定数が、2×10-10以上5×
10-2以下であるような弱酸及びその塩、弱酸を放出す
る事ができる化合物から選ばれる少なくとも1種の酸化
合物を含有する事を特徴とするインクジェット記録用シ
ート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のインクジェ
ットプリンタ方式に適用できるインクジェット記録用シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置(以下、インク
ジェットプリンタとも言う。)は、騒音が少なく、高速
印字が可能であり、また、複数個のインクノズルを使用
することにより多色記録を行うことも容易であることか
ら、特にコンピュータ用の画像情報出力装置として近年
急速に普及している。
【0003】また、フルカラー記録用に開発されたイン
クジェットプリンタの中には、銀塩写真方式のカラー画
像に匹敵するほどの高画質な画像を出力できるものもあ
る。その記録媒体として、透明なフィルムや光沢のある
樹脂被覆紙を利用したり、又、出力する画像の内容も、
文字や図形などから写真に近い画質が要求されるカラー
版下やデザインイメージ等へと拡大している。
【0004】ところで、インクジェット記録用のインク
には、安全性、記録特性の面から、主に水と水溶性有機
溶媒を主成分とする水性インクが使用され、これにより
インクの目詰まり防止及び吐き出し特性向上等が図られ
ている。又、記録シートとしては、通常の紙やインクジ
ェット記録紙と称される支持体上に多孔質のインク吸収
層を設けてなる記録用シートが使用されてきた。
【0005】しかし、これらの記録用シートは、インク
のにじみが大きく光沢性が低いため、近年の高い画質の
要求レベルに応えられるものではない。さらに、透明フ
ィルムや光沢のある樹脂被覆紙支持体上に従来の多孔質
インク吸収層を用いた場合、多孔質インク吸収層は光透
過性が低いため、透明性や光沢性が失われてしまう欠点
がある。また、こうした多孔質インク吸収層は、一般に
インク吸収容量が小さいため、透明フィルムや光沢のあ
る樹脂被覆紙支持体のように、インクを吸収しない支持
体を使用した場合、インクが溢れて画質が劣化するとい
う問題点があった。
【0006】こうした問題点を解決するため、例えば受
容層に、光透過性が高く水性インク受容性に優れた水溶
性ポリマーをバインダーとして用いることが提案されて
いる。例えば特開昭62−263084号では特定pH
のゼラチン水溶液から形成された受容層が、特開平6−
64306号では塗布したゼラチンを一旦ゲル状態にし
た後、コールドドライ法により乾燥させて得られる記録
シートが提案されている。
【0007】しかしながら、これらの水溶性ポリマーを
バインダーとして用いた場合、受容層中に吸収されたイ
ンクが起こす、物理的、化学的な変化が、バインダー表
面の物性に影響を及ぼし、印字後のプリント表面の光沢
が、保存環境の変化で失われてしまうという問題が発生
するという事が、本発明者等の検討で明らかになった。
また、凝集しやすい一部のインクでは、プリント表面の
光沢が失われ易いばかりでなく、ブロンジングと呼ばれ
るギラツキが発生する事、またこのブロンジングは、受
容層の膜表面のpHが7未満の時、特に発生し易い事も
明らかとなった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、第一にインク受容性に優れ、透明性、光沢性の高い
インクジェット記録用シートの提供にある。第二に、印
字後のプリントに、光沢性の低下やブロンジングが発生
しにくいインクジェット記録用シートの提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0010】(1)支持体上に、水溶性ポリマーを乾燥
重量で35重量%以上含有するインク受容層を有し、該
インク受容層に、少なくとも一つのプロトンの解離定数
が2×10-10以上5×10-2以下である弱酸又はその
塩、及び弱酸を放出する事ができる化合物から選ばれる
少なくとも1種の酸化合物(以下本発明の酸化合物と称
することもある)を含有することを特徴とするインクジ
ェット記録用シート。
【0011】(2)前記水溶性ポリマーが、ゼラチン
類、ポリビニルアルコール類及びポリビニルピロリドン
類から選ばれる少なくとも1種である事を特徴とする前
記1に記載のインクジェット記録用シート。
【0012】(3)前記水溶性ポリマーがゼラチンであ
る事を特徴とする前記2に記載のインクジェット記録用
シート。
【0013】(4)前記ゼラチンの等電点が5.5〜
9.6の範囲にあることを特徴とする前記3に記載のイ
ンクジェット記録用シート。
【0014】(5)前記受容層の膜表面のpHが7未満
である事を特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載
のインクジェット記録用シート。
【0015】(6)前記酸化合物を、受容層中に0.0
01モル/m2以上含有する事を特徴とする前記1〜5
のいずれか1項に記載のインクジェット記録用シート。
【0016】(7)前記酸化合物の分子量が遊離酸換算
で180以下である事を特徴とする前記1〜6のいずれ
か1項に記載のインクジェット記録用シート。
【0017】以下本発明を詳細に説明する。
【0018】本発明のインクジェット記録用シートは、
該インク受容層に、少なくとも一つのプロトンの解離定
数が、2×10-10以上5×10-2以下である弱酸又は
その塩及び弱酸を放出する事ができる化合物から選ばれ
る少なくとも1種の酸化合物を含有している。かかる弱
酸としては、無機酸であっても良いし、有機酸であって
も良い。弱酸が多塩基酸の場合、少なくとも一つのプロ
トンの解離定数が、上記の範囲にあれば良い。弱酸は必
ずしも遊離酸である必要はなく、アルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩等の塩であっても良
い。また、容易に反応して、少なくとも一つのプロトン
の解離定数が、上記の範囲にあるような弱酸を放出する
事ができる化合物であっても良い。
【0019】本発明の酸化合物の弱酸の具体的な化合物
例としては、リン酸、亜リン酸、ピロリン酸、オルトケ
イ酸、メタケイ酸、ホウ酸、炭酸、チオ硫酸、亜硫酸等
の無機酸及びその塩、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、n−
酪酸、イソ酪酸、トリメチル酢酸、吉草酸、ジエチル酢
酸、カプロン酸、アクリル酸、ビニル酢酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、シュウ酸、マロン酸、メサコン
酸、メチルマロン酸、コハク酸、ジメチルマロン酸、エ
チルマロン酸、グルタル酸、ピロ酒石酸、アジピン酸、
ピメリン酸、ジエチルマロン酸、スペリン酸、アセチレ
ンジカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、グルタコン
酸、イタコン酸、グリコール酸、乳酸、酒石酸、ブドウ
酸、グリオキシル酸、アセト酢酸、リンゴ酸、クエン
酸、アスコルビン酸、アトロバ酸、アミノベンゼンスル
ホン酸、安息香酸、フタル酸、ヒドロキシ安息香酸、ジ
ヒドロキシ安息香酸、キノリン酸、ケイ皮酸、サリチル
酸、フェニル酢酸、シクロプロパンジカルボン酸、シク
ロブタンジカルボン酸、シクロペンタンジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸等の有機酸及びその塩が挙
げられる。
【0020】本発明の酸化合物のうち弱酸を放出する事
のできる化合物としては、例えば無水酢酸、ホウ砂等を
挙げる事ができる。
【0021】本発明の酸化合物の中でも、遊離酸換算で
分子量が180以下のものが好ましく用いられる。
【0022】本発明で、特に好ましく用いられる酸化合
物としては、リン酸、亜リン酸、ピロリン酸、オルトケ
イ酸、メタケイ酸、ホウ酸、炭酸、チオ硫酸、亜硫酸等
の無機酸及びその塩、ホウ砂、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、グリコール酸、乳酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ
酸、クエン酸、アジピン酸、フタル酸、ヒドロキシ安息
香酸、グルタル酸等の有機酸及びその塩が挙げられる。
【0023】本発明の酸化合物は、受容層中に遊離酸換
算で平米当たり0.001モル以上含有する時、より有
効に本発明の効果を得ることができるが、0.002モ
ル以上0.1モル以下の量を含有する時、更に効果的で
ある。
【0024】本発明に係わるインクジェット記録用シー
トは、支持体上に、水溶性ポリマーを乾燥重量で35重
量%以上含有するインク受容層を有する事を特徴として
いる。
【0025】本発明のインクジェット記録用シートに用
いられる支持体としては、透明な支持体でも不透明な支
持体でも使用目的に応じて用いることができる。
【0026】透明な支持体としては、従来公知のものが
いずれも使用でき、例えば、ポリエステル樹脂、セルロ
ースアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂、セロファ
ン、セルロイドなどの樹脂フィルムがある。これらの中
で支持体の剛性、透明性の観点からポリエステル樹脂、
特にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
このような透明支持体はその厚さが10〜200μm程
度のものが好ましく、更に好ましくは50〜150μm
程度のものである。
【0027】不透明支持体としては、紙、樹脂被覆紙、
顔料入り不透明フィルム、発砲フィルム等の従来公知の
ものがいずれも使用できるが、光沢性、平滑性の観点か
ら樹脂被覆紙、各種フィルムが好ましい。手触り感、高
級感から樹脂被覆紙、特にポリオレフィン樹脂被覆紙又
はポリエステル系のフィルムがより好ましい。
【0028】本発明において好ましく用いられるポリオ
レフィン被覆紙を構成する原紙は、特に制限はなく、一
般に用いられている紙が使用できるが、より好ましくは
例えば写真用支持体に用いられているような平滑な原紙
が好ましい。原紙を構成するパルプとしては天然パル
プ、再生パルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以上
混合して用いられる。この原紙には一般に製紙で用いら
れているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍
光増白剤、染料等の添加剤が配合される。
【0029】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面に塗布
されていてもよい。
【0030】また、原紙の厚みに関しては特に制限はな
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その坪量は30〜250g/m2が好ましい。
【0031】樹脂被覆紙の樹脂としては、ポリオレフィ
ン樹脂や電子線で硬化する樹脂を用いることができる。
ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
ペンテンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレ
ン−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上か
らなる共重合体およびこれらの混合物であり、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
【0032】また、樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0033】本発明において好ましく用いられる支持体
である樹脂被覆紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出しコーティング法により製造され、その両面が樹脂
により被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の
場合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般
に用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線
を照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原
紙に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理な
どの活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク
受容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光
沢面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いら
れる。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止
の点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光
沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコ
ロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことがで
きる。また、被覆樹脂層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚みに表面または表裏両面に
コーティングされる。
【0034】本発明のインクジェット記録用シートに
は、少なくとも1種の水溶性ポリマーが使用される。本
発明に使用することができる水溶性ポリマーとしては例
えば、ポリビニルアルコール(PVA)類、ポリビニル
ピロリドン(PVP)類、ポリビニルピリジニウムハラ
イド、各種変性ポリビニルアルコール類等のビニルホル
マールおよびその誘導体(特開昭60−145879
号、同60−220750号、同61−143177
号、同61−235182号、同61−235183
号、同61−237681号、同61−261089号
参照)、ポリアルキレンオキサイド類、ポリアクリルア
ミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリジメチルアミ
ノアクリレート、ゼラチン、澱粉、酸化澱粉、ジアルデ
ヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキストリン、カゼイン、
プルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘導体
(特開昭59−174382号、同60−262685
号、同61−143177号、同61−181679
号、同61−193879号、同61−287782号
等に記載)、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン等を
挙げることができる。これらの水溶性ポリマーのうち好
ましく用いられるのは、ゼラチン類、ポリビニルピロリ
ドン(PVP)類、ポリビニルアルコール(PVA)類
である。
【0035】本発明のインクジェット記録用シートに
は、本発明の効果を高めるため、水溶性ポリマーとして
ゼラチン類が特に好ましく用いられる。ゼラチン類とし
ては、動物のコラーゲンを原料としたゼラチンであれば
何れでも使用できる。更にゼラチンの種類としては特に
制限はないが、石灰処理ゼラチン、酸処埋ゼラチン、ゼ
ラチン誘導体(例えば特公昭38−4854号、同39
−5514号、同40−12237号、同42−263
45号、特公平2−1359号、米国特許第2,52
5,753号、同第2,594,293号、同第2,6
14,928号、同第2,763,639号、同第3,
118,766号、同第3,132,945号、同第
3,186,846号、同第3,312,553号、英
国特許第861,414号、同第1,033,189号
等に記載のゼラチン誘導体)を単独又はそれらを組み合
わせて用いることができる。
【0036】本発明に係わるインクジェット記録用シー
トに於いて、特に好ましく用いられるゼラチンは、その
等電点が5.5〜9.6の範囲にあるゼラチンである。
このようなゼラチンは通常、銀塩写真で用いられる石灰
処理ゼラチンとは異なり、豚皮、牛皮、牛骨を原料とし
たコラーゲンからその製造工程で塩酸などの酸処理を施
して得られ、製法の詳細はザ・マクロモルキュラー・ケ
ミストリー・オブ・ゼラチン(アカデミック・プレス)
等に記載されている。ゼラチンの等電点はpHメーター
にて測定され、特に好ましくは8.0〜9.5の範囲で
ある。
【0037】本発明に係わるインクジェット記録用シー
トでは、高画質、高光沢な画像を得るために、受容層中
に水溶性バインダーを、乾燥重量で35重量%以上含有
しているが、より望ましくは50重量%以上含有するこ
とが好ましい。
【0038】本発明の受容層は、本発明の効果をより高
めるため、受容層の膜表面のpHが7未満である事が好
ましい。より好ましくは3以上、6以下である。受容層
の膜表面のpHとは、受容層表面にわずかの純水を滴下
させ、受容層を膨潤した状態で測定された水素イオンモ
ル濃度の逆数の常用対数をいい、該pHの測定法として
は、通常のpHメーターを用いてガラス電極により、カ
ロメル電極を参照電極として測定するが、実際の測定に
は、フラット型複合1本電極が一般に用いられる。
【0039】本発明において、インク受容層には界面活
性剤、硬膜剤の他、無機顔料、着色染料、着色顔料、イ
ンク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料の
分散剤、消泡剤、レベリング剤、防腐剤、蛍光増白剤、
粘度安定剤、pH調節剤などの公知の各種添加剤を添加
することもできる。
【0040】本発明において、インク受容層には画質を
向上させる目的で、インク吸収性を損なわない範囲で界
面活性剤を添加することが好ましい。用いられる界面活
性剤はカチオン系、ノニオン系、ベタイン系のものが好
ましく用いられる。また低分子のものでも高分子のもの
でも、異なる種類のものを併用してもよい。フッ素系の
界面活性剤であれば、アニオン系、カチオン系、ノニオ
ン系、ベタイン系を問わず用いられ最も好ましい。
【0041】本発明に用いることの出来るアニオン性フ
ッ素系界面活性剤あるいはカチオン性フッ素系界面活性
剤は、例えば米国特許第2,559,751号、同2,
567,011号、同2,732,398号、同2,7
64,602号、同2,806,866号、同2,80
9,998号、同2,915,376号、同2,91
5,528号、同2,918,501号、同2,93
4,450号、同2,937,098号、同2,95
7,031号、同3,472,894号、同3,55
5,089号、英国特許第1,143,927号、同
1,130,822号、特公昭45−37304号、特
開昭47−9613号、同49−134614号、同5
0−117705号、同50−117727号、同50
−121243号、同52−41182号、同51−1
2392号、英国化学会誌(J.Chem.Soc.)
1950年2789頁、同1957年2574頁及び2
640頁、米国化学会誌(J.Amer.Chem.S
oc.)79巻2549頁(1957年)、油化学
(J.Japan Oil Chemists So
c.)12巻653頁、有機化学会誌(J.Org.C
hem.)30巻3524頁(1965年)等に記載さ
れた方法によって合成することができる。
【0042】これらのフッ素系界面活性剤のうち、ある
種のものは大日本インキ化学工業社からメガファック
(Megafac)Fなる商品名で、ミネソタ・マイニ
ング・アンド・マニファクチュアリング・カンパニー社
からフルオラッド(Fluorad)FCなる商品名
で、インペリアル・ケミカル・インダストリー社からモ
ンフロール(Monflor)なる商品名で、イー・ア
イ・デュポン・ネメラス・アンド・カンパニー社からゾ
ニルス(Zonyls)なる商品名で、又、ファルベベ
ルケ・ヘキスト社からリコベット(Licowet)V
PFなる商品名で、それぞれ市販されている。
【0043】これらカチオン性フッ素系界面活性剤とア
ニオン性フッ素系界面活性剤の合計使用量は1m2当た
り0.1〜1000mgがよく、好ましくは0.5〜3
00mg、更に好ましくは1.0〜150mgがよい。
併用する時に、それぞれを2種以上ずつ併用しても構わ
ない。その他にノニオン性フッ素系界面活性剤、ベタイ
ン型フッ素系界面活性剤、炭化水素系活性剤を併用して
もよい。
【0044】本発明に用いることの出来るアニオン性フ
ッ素系界面活性剤とカチオン性フッ素系界面活性剤の添
加割合は、モル比で1:10〜10:1が好ましく、更
には3:7〜7:3が好ましい。
【0045】また、耐水性を向上させる目的として架橋
剤を添加することができる。好ましい架橋剤としてはホ
ルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド
系化合物、ジアセチル、クロルペンタンジオンの如きケ
トン化合物、ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒド
ロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、
米国特許第3,288,775号記載の如き反応性のハ
ロゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、米国特許第
3,635,718号記載の如き反応性のオレフィンを
もつ化合物、米国特許第2,732,316号記載のN
−メチロール化合物、米国特許第3,103,437号
記載の如きイソシアナート類、米国特許第3,017,
280号、同2,983,611号記載の如きアジリジ
ン化合物類、米国特許第3,100,704号記載の如
きカルボジイミド系化合物類、米国特許第3,091,
537号記載の如きエポキシ化合物、ムコクロル酸の如
きハロゲンカルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオ
キサンの如きジオキサン誘導体の如き有機架橋剤等があ
り、これらを1種または2種以上組み合わせて用いるこ
とができる。架橋剤の添加量はインク受容層100gに
対して0.01〜10gが好ましく、より好ましくは
0.1〜5gである。
【0046】本発明の記録シートのインク受容層中に平
均粒径1μm以下の微粒子を含有させることもできる。
上記微粒子の平均粒径は光沢性の観点から0.2μm以
下であることが好ましく、より好ましくは0.02μm
以下の範囲である。微粒子としては無機微粒子であって
も有機微粒子であっても良いが、有機微粒子の場合、ガ
ラス転移温度または皮膜形成温度が50℃以上300℃
以下であることが好ましい。
【0047】無機微粒子とは、例として酸化物(例えば
二酸化珪素、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アル
ミニウム等)、アルカリ土類金属塩(例えば硫酸塩や炭
酸塩であって、具体的には硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウム等)、画像を形成しないハロゲン
化銀粒子(塩化銀や臭化銀等で更にハロゲン成分として
沃素原子が僅かながら加わってもよい)やガラス等であ
る。
【0048】この他に西独特許第2,529,321
号、英国特許第760,775号、同1,260,77
2号、米国特許第1,201,905号、同2,19
2,241号、同3,053,662号、同3,06
2,649号、同3,257,206号、同3,32
2,555号、同3,353,958号、同3,37
0,951号、同3,411,907号、同3,43
7,484号、同3,523,022号、同3,61
5,554号、同3,635,714号、同3,76
9,020号、同4,021,245号、同4,02
9,504号等に記載されている無機マット剤を用いる
こともできる。
【0049】その中でも相溶性や取扱性を考えるとシリ
カ系微粒子または硫酸バリウムなどが最も好ましい。
【0050】また、有機微粒子とは澱粉、セルロースエ
ステル(例えば、セルロースアセテートプロピオネート
等)、セルロースエーテル(例えばエチルセルロース
等)、合成樹脂等である。合成樹脂の例としては、水不
溶又は難溶性合成ポリマーであり、例えばアルキル(メ
タ)アクリレート、アルコキシアルキル(メタ)アクリ
レート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリルアミド、ビニルエステル(例えば酢酸ビニル)、
アクリロニトリル、オレフィン(例えばエチレン等)、
スチレン、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物
などの単独若しくは組み合わせ、又はこれらとアクリル
酸、メタクリル酸、α,β−不飽和ジカルボン酸、ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、スルホアルキル
(メタ)アクリレート、スチレンスルホン酸等の組み合
わせを単量体成分とするポリマーを用いることができ
る。
【0051】その他エポキシ樹脂、ナイロン、ポリカー
ボネート、フェノール樹脂、ポリビニルカルバゾール、
ポリ塩化ビニリデン等も用いることができる。
【0052】この他に英国特許第1,055,713
号、米国特許第1,939,213号、同2,221,
873号、同2,268,662号、同2,322,0
37号、同2,376,005号、同2,391,18
1号、同2,701,245号、同2,992,101
号、同3,079,257号、同3,262,782
号、同3,443,946号、同3,516,832
号、同3,539,344号、同3,591,379
号、同3,754,924号、同3,767,448
号、特開昭49−106821号、同57−14835
号等に記載されている有機マット剤を用いることができ
る。
【0053】なかでもポリメチルメタクリレート、ベン
ゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合ポリマー(ベンゾ
グアナミン樹脂、具体的には下記構造式で示されるも
の、例えば商品名エポスター:日本触媒化学工業(株)
製:既存化学物質7−31など)、ポリオレフィン(例
えば商品名フロービーズLE−1080、CL−208
0、HE−5023:製鉄化学製或いは商品明ケミパー
ルV−100:三井石油化学製)、ポリスチレンビーズ
(モリテックス社製)、ナイロンビーズ(モリテックス
社製)、AS樹脂ビーズ(モリテックス社製)、エポキ
シ樹脂ビーズ(モリテックス社製)、ポリカーボネート
樹脂(モリテックス社製)等が好ましい。
【0054】その中でもガラス転移温度が50℃以上3
00℃以下のポリウレタン微粒子を用いることが最も好
ましい。
【0055】これら微粒子の含有量としては1重量%以
上35重量%未満であることが望ましく、より好ましく
は10重量%以上30重量%以下の範囲内である。
【0056】本発明において、性能に影響のない範囲で
水溶性ポリマーと共に使用できる化合物としては、フェ
ノール系化合物、チアゾリン系化合物、トリアジン系化
合物、モルホリン系化合物、イミダゾール系化合物、グ
アニジン系化合物及びベンツトリアゾール系化合物等が
挙げられる。
【0057】具体的な化合物としてはオルトフェニルフ
ェノールおよびその塩(カリウム、ナトリウム)、2−
オクチル−4−イソチアゾリン、ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジ
ン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン、4−(2−ニトロブチ
ル)モルホリン、4−(3−ニトロブチル)モルホリ
ン、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、ドデ
シルグアニジン塩酸塩、ベンツトリアゾールが挙げられ
るがこれらに限定されるものではない。
【0058】本発明のインク受容層を形成する方法とし
ては、サイズプレス法、ロールコーター法、ブレードコ
ーター法、エアナイフコーター法、ゲートロールコータ
ー法、ロッドバーコーター法、カーテン法、スライドホ
ッパー法、エクストルージョン法等、通常用いられてい
る塗工方法が用いられる。
【0059】塗工後の乾燥方法に特に制限はないが、特
開平6−64306号の4頁に記載されているコールド
ドライ法は品質感の高い記録シートを得るために好まし
い乾燥方法である。
【0060】本発明において、インク受容層は単層構成
でも多層構成でもよいが、インク吸収性やインク定着性
など機能分離するために複数の層で構成されていること
が好ましく、さらに好ましくは3層以上で構成されてい
ることである。また、最上層には微粒子を存在させるこ
とが好ましい。
【0061】本発明において支持体に対し、インク受容
層と反対面(裏面とも言う)の静摩擦係数を0.6以下
好ましくは0.34以下にすることが連続印字または重
ねたときのインク印字部に対する擦り傷、転写を防止
し、本発明の効果を飛躍的に向上させる。このとき裏面
は支持体そのものであっても良いし、カール特性や静摩
擦係数をコントロールするためにバックコート層を有し
ていても良い。バックコート層とは、インク受容層を有
する面と反対面(裏面)に形成される層のことであり、
実質的にインク受容層の機能を有していても良い。バッ
クコート層に用いられる素材としては、インク受容層に
用いたものと同様の素材であることが好ましい。また、
バックコート層には、市販の硬膜剤やマット剤等の物性
改良剤を添加することが好ましい。その他にも添加剤と
してpH調整剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、湿潤剤、防錆剤等を適用することがで
きる。
【0062】本発明において好ましく用いられるインク
ジェットプリンターで使用されるインク溶媒及び染料の
例を以下に示す。
【0063】染料(着色剤)としては、直接染料、酸性
染料、塩基性染料、反応性染料或いは食品用色素等の水
溶性染料が挙げられる。
【0064】インクの溶媒としては、水及び水溶性の各
種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素
数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チ
オジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリ
コール類;グリセリン、エチレングリコールメチルエー
テル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エー
テル、トリエチレングリコール、モノメチルエーテル等
の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、2H−ピ
ロリジノン等のピロリジノン類、1−メチル−2−ピロ
リドン、2−ピロリドン等のピロリドン類等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テル、ピロリドン類が好ましい。
【0065】本発明においてインクの溶媒はインクヘッ
ドノズルの目詰り防止の観点から水と前記有機溶媒の混
合溶媒を用いることが好ましいが、この時、水と有機溶
媒の混合比率は重量比で1/9〜9/1が好ましく、よ
り好ましくは4/6〜9/1である。
【0066】その他のインクへの添加剤としては、例え
ば、pH調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、湿潤剤、界面活性剤及び防錆剤等が挙
げられる。
【0067】本発明に用いられるインクジェットプリン
ターとしてはどんなものでも効果を発現するが、特にオ
ンデマンド型のピエゾ方式、サーマル方式、アレイ方式
が好ましい。
【0068】また、この時、高解像度を実現するために
射出量は1滴あたり5以上40pl(ピコリットル)以
下であることが好ましく、射出孔の大きさは3μm以上
60μm以下であることが好ましい。また、印字速度を
速くするためには射出孔の数は1ヘッド当たり10個以
上40個以下であることが好ましい。さらに最大濃度を
出すために最大濃度部から中間濃度部の最大インク吐出
量は45cc/m2以上70cc/m2以下であることが
好ましい。
【0069】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0070】実施例1 坪量110gの基紙の表面に低密度ポリエチレン70部
と高密度ポリエチレン20部からなる樹脂組成物を25
g/m2塗工し、裏面に低密度ポリエチレン50部と高
密度ポリエチレン50部からなる樹脂組成物を25g/
2塗工した樹脂被覆紙(JIS P−8125による
テーバー剛度は8.2g・cm)を使用し、下記組成の
塗布液(固形分濃度8重量%)を乾燥後の膜厚が約10
μmとなる様にバーコーターにて塗布し乾燥させて実施
例1のインクジェット記録用シート試料1〜25を得
た。
【0071】 〈インク受容層組成〉 ・ゼラチン(コニカゼラチン(株)製KV−3000) 5g/m2 ・PVP−K90(BASF社製) 5g/m2 ・表1記載の化合物 表1記載量 尚、本発明の化合物の場合は添加量をa、b、c、dの
4点とした。
【0072】こうして作成したインクジェット記録用シ
ートをセイコーエプソン(株)社製PM−700Cを用
いてプリントした。
【0073】プリント後の試料を、23℃、80%RH
で48時間保存した後、ブラックプリント部表面の光沢
度(60度)をグロスメータVG−1D型(日本電色工
業製)を用いて測定し、結果を表1に示した。グロスメ
ータでの測定値と視覚での光沢度の評価は、ほぼ以下よ
うに対応する。
【0074】 光沢度70以上:極めて良好な光沢性を有する 光沢度60以上70未満:良好な光沢性を有する 光沢度50以上60未満:ほぼ良好な光沢性を有する 光沢度40以上50未満:実用上許容できる下限の光沢
性を有する 光沢度40未満:光沢がなく実用上許容できない
【0075】
【表1】
【0076】表1から明らかなように、本発明の化合物
を含有しない試料1(比較例)、酸解離定数が本発明の
範囲以上である化合物を含有する試料2−d(比較
例)、酸解離定数が本発明の範囲未満である化合物を含
有する試料3−d(比較例)は、光沢度は実用上許容で
きないレベルであったが、本発明の化合物を含有する試
料4〜25は、実用上許容できるレベルの光沢度を有す
る事がわかる。
【0077】実施例2 ザ・マクロモレキュラー・ケミストリー・オブ・ゼラチ
ン(アカデミック・プレス)及びリーセント・アドバン
シス・イン・ゼラチン・アンド・グルー・リサーチ(ペ
ルガモン・プレス)等を参考に、表2に記載した等電点
の異なる9種の酸処理ゼラチンを準備した。これらのゼ
ラチン、ポリビニルピロリドン(PVP)及びポリビニ
ルアルコール(PVA)の水溶性ポリマーを、表2の組
み合わせで使用し、実施例1と同じ支持体上に、乾燥後
の膜厚が約10μmとなる様に、実施例1と同様にバー
コーターにてインク受容層を塗布した。
【0078】このインク受容層に、表2で示されるよう
に、本発明の化合物を含有させない試料a、酢酸0.0
1モルを含有させた試料b、ホウ砂をホウ酸換算で0.
01モル含有させた試料cを準備した。乾燥後、準備し
たインクジェット記録用シート試料26〜35を、実施
例1と同様にセイコーエプソン(株)社製PM−700
Cを用いてプリントし、23℃、80%RHで48時間
保存した後、光沢度を測定して、結果を表2にまとめ
た。
【0079】
【表2】
【0080】表2より明らかなように、本発明の試料b
及びcは、いずれも実用上許容できるレベルの光沢度を
有する事がわかる。
【0081】実施例3 坪量140gの基紙の表面に低密度ポリエチレン70部
と高密度ポリエチレン20部からなる樹脂組成物を30
g/m2塗工し、裏面に低密度ポリエチレン50部と高
密度ポリエチレン50部からなる樹脂組成物を30g/
2塗工した樹脂被覆紙に下記組成の塗布液を用い、乾
燥後の膜厚が約12μmとなるようにスライドホッパー
法を用いて塗布した以外は実施例1と同様の方法で比較
のインクジェット記録用シート試料36を作成した。
【0082】尚、支持体に近い方から第1層、第2層、
第3層、第4層とした。
【0083】 〈インク受容層用第4層塗布液組成〉 ・ゼラチン(等電点8.0、ストエス社製) 0.44g/m2 ・PVP−K90(BASF社製) 0.08g/m2 ・ノニオン変性ポリビニルアルコール (日本合成化学工業社製 OKS−9162) 0.30g/m2 ・カチオン性ポリマー (日本触媒社製 ポリメントNK−100M) 0.15g/m2 ・有機微粒子マット剤(総研化学社製MR−13G) 0.008g/m2 ・界面活性剤(1) 0.002g/m2 ・架橋剤(2) 0.02g/m
【0084】
【化1】
【0085】 〈インク受容層用第3層塗布液組成〉 ・ゼラチン(等電点8.0、ストエス社製) 2.50
g/m2 ・PVP−K90(BASF社製) 1.00g/m2 ・PEG150000 (明成化学社製 アルコックス R−150) 1.00g/m2 〈インク受容層用第2層塗布液組成〉 ・ゼラチン(等電点8.0、ストエス社製) 2.00g/m2 ・PEG150000 (明成化学社製 アルコックス R−150 0.50g/m2 ・ノニオン変性ポリビニルアルコール (日本合成化学工業社製 OKS−9162) 1.25g/m2 ・カチオン性ポリマー (日本触媒社製 ポリメントNK−100M) 0.75g/m2 〈インク受容層用第1層塗布液組成〉 ・ゼラチン(等電点8.0、ストエス社製) 0.50g/m ・ノニオン変性ポリビニルアルコール (日本合成化学工業社製 OKS−9162) 0.30g/m
2 ・カチオン性ポリマー (日本触媒社製 ポリメントNK−100M) 0.20g/m2 全て塗布液は、5%KOH水溶液もしくは、6%硝酸水
溶液でpHを調整し、表3に示されたインク受容層の表
面pHが得られるようにした。表面pHは、複合一体型
電極を用い、オリオンイオナライザーを用いて測定し
た。
【0086】次に、インク受容層用第3層と第2層塗布
液組成中に、それぞれ酢酸を0.5g/m2添加した以
外は全く同様に作成した本発明のインクジェット記録用
シート試料37と、インク受容層用第3層と第2層塗布
液組成中に、それぞれ0.05g/m2のホウ砂(無水
塩として)を使用した以外は、全く同様の方法で作成し
た本発明のインクジェット記録用シート試料38を作成
した。
【0087】乾燥後、準備したインクジェット記録用シ
ート試料36〜38を、実施例1と同様にセイコーエプ
ソン(株)社製PM−700Cを用いてプリントし、2
3℃、80%RHで48時間保存した後、光沢度を測定
して、結果を表3にまとめた。
【0088】同時に、ブロンジングの評価を下記の5段
階に目視で評価し、表4にまとめた。
【0089】 ◎ :全くブロンジングが発生していない ○ :やや黒ベタ部にブロンジングの発生が見られる △ :黒ベタ部に実用上許容できる限界のブロンジング
が発生 × :黒ベタ部に実用上許容できないレベルのブロンジ
ングが発生 ××:黒ベタ部全面にブロンジングが発生
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】表3及び4より明らかなように、本発明の
試料37及び38は、比較の試料36に比較して、光沢
度、ブロンジングのいずれもが、実用上問題ないレベル
にある事がわかる。
【0093】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用シート
は、インク受容性に優れ、透明性、光沢性が高く、かつ
印字後のプリントに、光沢性の低下やブロンジングが発
生しにくい優れた性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B41J 2/01 B41J 3/04 101Y (72)発明者 上村 裕之 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、水溶性ポリマーを乾燥重量
    で35重量%以上含有するインク受容層を有し、該イン
    ク受容層に、少なくとも一つのプロトンの解離定数が2
    ×10-10以上5×10-2以下である弱酸又はその塩、
    及び弱酸を放出する事ができる化合物から選ばれる少な
    くとも1種の酸化合物を含有することを特徴とするイン
    クジェット記録用シート。
  2. 【請求項2】 前記水溶性ポリマーが、ゼラチン類、ポ
    リビニルアルコール類及びポリビニルピロリドン類から
    選ばれる少なくとも1種である事を特徴とする請求項1
    に記載のインクジェット記録用シート。
  3. 【請求項3】 前記水溶性ポリマーがゼラチンである事
    を特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録用シ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記ゼラチンの等電点が5.5〜9.6
    の範囲にある事を特徴とする請求項3に記載のインクジ
    ェット記録用シート。
  5. 【請求項5】 前記受容層の膜表面のpHが7未満であ
    る事を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    インクジェット記録用シート。
  6. 【請求項6】 前記酸化合物を、受容層中に0.001
    モル/m2以上含有する事を特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載のインクジェット記録用シート。
  7. 【請求項7】 前記酸化合物の分子量が遊離酸換算で1
    80以下である事を特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のインクジェット記録用シート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6341833B1 (en) 1999-09-02 2002-01-29 Seiko Epson Corporation Print control apparatus, printing apparatus, print control method, printing method, recording medium, and method for setting up color conversion table
JP2006172588A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Seiko Epson Corp 光記録媒体
JP2009101695A (ja) * 2008-12-22 2009-05-14 Osaka Sealing Printing Co Ltd 液状インク記録用光沢紙及びその製造方法
US7704575B2 (en) 2003-07-28 2010-04-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Additives to eliminate bronzing of ink-jet inks

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