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JPH1129776A - エチレン製造用熱分解反応管 - Google Patents

エチレン製造用熱分解反応管

Info

Publication number
JPH1129776A
JPH1129776A JP18562097A JP18562097A JPH1129776A JP H1129776 A JPH1129776 A JP H1129776A JP 18562097 A JP18562097 A JP 18562097A JP 18562097 A JP18562097 A JP 18562097A JP H1129776 A JPH1129776 A JP H1129776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
film
sio
reaction tube
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18562097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Furuta
正夫 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP18562097A priority Critical patent/JPH1129776A/ja
Publication of JPH1129776A publication Critical patent/JPH1129776A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エチレン製造用熱分解炉の反応管の耐コーキン
グ性,耐浸炭性を改良する。 【解決手段】この反応管は、Si1.5〜4重量%また
は/およびAl1〜4重量%を含有する高Ni−Cr系
耐熱合金からなり、管内面を、SiO2 膜,Al 2 3
膜,またはこれらの複合膜で覆われている。被膜の形成
は、管の内側空間を10-4Torr以下の真空雰囲気または
これと同等の酸素分圧に調整された雰囲気下、約700
℃以上の温度に加熱保持することにより行われ、管材の
Si,Alの優先酸化により、SiO2 膜,Al2 3
膜が析出形成される。SiO2 膜は管内面のコーキング
を抑制し、Al2 3 膜は管壁内部への浸炭を抑制する
バリアー層として機能する。被膜の密着性は高く、被膜
効果を安定に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン製造用熱
分解反応管に関し、詳しくは管内面に改質処理を施して
耐コーキング性,耐浸炭性を付与し、デコーキング作業
の実施頻度を低減すると共に、反応管の耐用寿命を改善
するものである。
【0002】
【従来の技術】エチレン製造用熱分解炉では、炉内の反
応管にナフサ,天然ガス等の炭化水素類が水蒸気との混
合流体として高速送給され、高温・加圧(約800 〜1100
℃, 5kg/cm2 以下)の条件下に炭化水素類の熱分解反応
を生じ、反応生成物としてエチレン,プロビレン等のオ
レフィン類が収得される。この熱分解反応管として、従
来より、ASTM HP材(0.4%C-1.75%Si-25%Cr-35%N
i-Fe),またはこれにMo,Nb,W等が適量添加され
たHP改良材などに代表される高Ni−Cr系耐熱合金
が使用されている。
【0003】上記熱分解反応においては、管内反応系か
ら固形炭素が析出し、管内面に付着堆積するコーキング
現象が生じる。固形炭素の付着堆積は、反応管の有効内
径を減じて原料流体の管内流通を妨害し、また熱分解反
応の制御に必要な管壁からの熱伝導を阻害する。更に、
管内面に付着した炭素は、管壁内部に拡散侵入する浸炭
現象を生じ、浸炭は管材の劣化、特に延靱性の劣化を引
き起こし、反応管に割れ等を生じる原因となる。このた
め、反応管の内面に付着堆積した炭素を除去するデコー
キング作業が定期的に実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反応管のデコーキング
作業を実施するには、熱分解炉の操業を一時的に中断し
なければならない。特に高温操業では、デコーキング作
業の実施周期を著しく短くする必要があり、熱分解炉の
稼働率の大幅な低下を余儀なくされる。また反応管の浸
炭に伴う材質劣化が進み易く、耐用寿命の大幅な低下を
免れない。本発明は、熱分解反応管の上記問題を解決す
るための改良された耐コーキング性,耐浸炭性を備えた
反応管を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエチレン製造用
熱分解反応管は、Si1.5〜4%、もしくはAl1〜
4%を含有する高Ni−Cr系合金、または両元素を共
に含有する高Ni−Cr系合金からなり、管の内側空間
を、10-4Torr以下の真空雰囲気またはこれと同等の酸
素分圧に制御された雰囲気に保持して管を加熱すること
により、Si1.5〜4%を含有する管材では、Siの
酸化反応によりSiO2 を析出生成させて管内面をSi
2 膜で被覆し、Al1〜4%を含有する管材では、A
lの酸化反応によりAl2 3 を析出生成させて管内面
をAl2 3 膜で被覆し、またSi1.5〜4%および
Al1〜4%を含有する管材では、SiO2 およびAl
2 3 の析出反応により、SiO2 とAl2 3 の複合
膜で管内面を被覆したことを特徴としている。成分含有
量を示す%はすべて重量%である。
【0006】従来の反応管の内面は酸化クロム(Cr2
3 )に覆われている。このCr23 膜に比べて、本
発明の反応管の内面を被覆するSiO2 は、管内反応系
のオレフィン等の脱水縮合反応に対する触媒作用がはる
かに小さく、その効果として管内面のコーキング(析出
固体炭素の沈積)を、従来の反応管におけるコーキング
量の約1/2ないしそれ以下に低減することを可能にす
る。また、Al2 3 膜は、管壁内部への炭素の拡散侵
入を抑制阻止するバリアー層として、高温雰囲気下での
浸炭を低減し、浸炭量を従来の反応管の約1/2ないし
それ以下に減少することが可能となる。SiO2 とAl
2 3 とからなる複合被膜で内面を覆われた反応管は、
その複合効果として高耐コーキング性と高耐浸炭性とが
与えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の反応管内面の被膜は、管
の内側空間を制御された雰囲気に保持し、加熱下に、管
材のSi,Alの選択的な優先酸化を生起させ、SiO
2 ,Al2 3 を析出生成させることにより形成され
る。 Si+O2 →SiO2 2 Al+ 3/2O2 →Al2 3
【0008】Al2 3 膜の形成は、10-4Torr以下の
真空雰囲気またはこれと同等の酸素分圧に調節された雰
囲気下、約700℃以上の温度域に適当時間(約6Hr
以上)保持することに効率よく行われる。SiO2
膜,またはAl2 3 とSiO 2 からなる複合被膜を形
成する場合は、10-4Torr以下の真空雰囲気またはこれ
と同等の酸素分圧に調節された雰囲気下、約700℃以
上の温度域に適当時間(約20Hr以上)保持すること
により行われる。形成される被膜の厚さはナノメータ・
オーダーであり、処理時間,温度等により所望の膜厚に
調節される。管内面の被膜の密着性は高く、熱分解反応
の苛酷な使用環境下にも容易に剥離損傷せず、被膜機能
を安定に維持する。
【0009】本発明の反応管の材種は、高温高圧の使用
環境に供される耐熱材料として、HP材(0.4%C-1.75%S
i-25%Cr-35%Ni-Fe)やHP改良材等に代表される高Ni
−Cr系耐熱合金であることは従来の反応管と異ならな
い。本発明の反応管は、この高Ni−Cr系耐熱合金を
ベースとし、SiO2 ,Al2 3 の析出反応による被
膜形成が効果的に達成されるように、形成しようとする
被膜の組成に応じてSi,Alの含有量が適量富化され
た組成を有するものが適用される。これらの元素は過度
に増量すると管材の材質、例えば延性,靱性などの機械
性質の低下,溶接性の劣化等を招くので、Siは1.5
〜4%,Alは1〜4%を含有する組成の管材が好まし
く使用される。
【0010】
【発明の効果】本発明の熱分解反応管は、管内面の被膜
形成効果として、改良された耐コーキング性,耐浸炭性
を有する。管内面のコーキングが抑制されることによ
り、デコーキング作業の実施およびそのための炉操業の
中断頻度が低減し、また浸炭による管材質の劣化が抑制
防止されることにより、耐用寿命が改善され、設備稼働
率の向上,メンテナンスの軽減などの効果が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si1.5〜4%を含有する高Ni−C
    r系合金からなる管体の内側空間を、10-4Torr以下の
    真空雰囲気またはこれと同等の酸素分圧の雰囲気に保持
    して管を加熱し、管材の固溶Siの酸化反応により、S
    iO2 を析出生成させ、管内面をSiO2 膜で被覆した
    ことを特徴とするエチレン製造用熱分解反応管。
  2. 【請求項2】 Al1〜4%を含有する高Ni−Cr系
    合金からなる管体の内側空間を、10-4Torr以下の真空
    雰囲気またはこれと同等の酸素分圧の雰囲気に保持して
    管を加熱し、管材の固溶Alの酸化反応により、Al2
    3 を析出生成させ、管内面をAl2 3 膜で被覆した
    ことをことを特徴とするエチレン製造用熱分解反応管。
  3. 【請求項3】 Si1.5〜4%およびAl1〜4%を
    含有する高Ni−Cr系合金からなる管体の内側空間
    を、10-4Torr以下の真空雰囲気またはこれと同等の酸
    素分圧の雰囲気に保持して管を加熱し、管材の固溶Si
    およびAlの酸化反応により、SiO2 およびAl2
    3 を析出生成させ、管内面をSiO2 とAl2 3 から
    なる複合膜で被覆したことを特徴とするエチレン製造用
    熱分解反応管。
JP18562097A 1997-07-11 1997-07-11 エチレン製造用熱分解反応管 Pending JPH1129776A (ja)

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