[go: up one dir, main page]

JPH0193537A - アンギオゲニンの抑制剤 - Google Patents

アンギオゲニンの抑制剤

Info

Publication number
JPH0193537A
JPH0193537A JP63090453A JP9045388A JPH0193537A JP H0193537 A JPH0193537 A JP H0193537A JP 63090453 A JP63090453 A JP 63090453A JP 9045388 A JP9045388 A JP 9045388A JP H0193537 A JPH0193537 A JP H0193537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angiogenin
inhibitor
leu
sequence
pri
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63090453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2704880B2 (ja
Inventor
Robert Shapiro
ロバート・シャピロ
Bert L Vallee
バート・エル・バリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harvard University
Original Assignee
Harvard University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harvard University filed Critical Harvard University
Publication of JPH0193537A publication Critical patent/JPH0193537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2704880B2 publication Critical patent/JP2704880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/515Angiogenesic factors; Angiogenin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
    • C07K14/4701Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
    • C07K14/4702Regulators; Modulating activity
    • C07K14/4703Inhibitors; Suppressors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アンギオゲニンの抑制剤に関するものである
[従来の技術] アンギオゲニンは血管形成を誘発するヒト蛋白質である
[フェット等、バイオケミストリー、第24巻、第54
80頁(1985) 1゜この生物学的活性は35fモ
ル程度の少ない伍で発現される[雛胚芽CAM分析法を
用いる、上記]。ヒト腫瘍細胞により状態調節された媒
体から最初に単離されたが、アンギオゲニンは腫瘍特異
性でなく各種の他の細胞及び生物体液に見ることができ
、殆んどの場合正常及び(又は)病理学的な脈管新生の
役割を演する。これは約14.400の分子量を有し、
約DH9,5よりも高い等電点を有する[上記]。スト
リドム等、バイオケミストリー、第24巻、第5486
頁(1985)も、アンギオゲニンのアミノ酸配列を開
示している。
アンギオゲニンは酵素活性を有することが知られている
。詳細には、これは28S及び18SのrRNAの限ら
れた開裂を触媒して、長さ100〜500ヌクレオヂド
の特定パターンの産生物を生成する[シャピロ等、バイ
オケミストリー、第25巻、第3727頁(1986)
 ]。しかしながら、これは標準的RNアーゼ分析(上
記)において顕著なりボヌクレアーゼ活性を持たない。
[発明の要点] 今回、少なくともアンギオゲニンの脈管形成活性を抑制
する物質を腫瘍成長の抑制方法及び組成物に使用しうろ
ことが突き止められた。さらに、上記アンギオゲニンの
18S128S rRNA−分解酵素活性を抑制する物
質は有効な腫瘍抑制剤である。
したがって本発明は、アンギオゲニンの脈管形成活性の
抑制剤を、腫瘍における前記脈管形成活性を抑制するの
に充分な量で投与することをコードする動物における腫
瘍成長の抑制方法に関する。
第二の面において本発明は、次の特異的酵素活性の抑制
剤を動物へ投与することからなり、前記活性は18S若
しくは28S  rRNAを開裂させて一般に100〜
500塩基の断片を生成させることをコードする動物に
おける腫瘍成長の抑制方法を提供する。
次のことが上記方法の好適具体例の特徴である:抑制剤
はRNアーゼA又はアンギオゲニンに結合することがで
き:抑制剤は上記酵素活性を抑制する能力を持った完全
な天然分子又はそのセグメント若しくは誘導体であり、
特に好ましくはアンギオゲニンの上記酵素活性を抑制す
る能力を持ったヒト胎盤RNアーゼ抑制剤(PRI)と
して知られた特異的物質のセグメントからなり:ヒトの
他の組織又は他の哺乳動物から得られるPRIに同族の
他の蛋白質も使用することができ:抑制剤は動物の体重
1kCI当り10〜10,000μ9の量で投与され;
かつ動物はヒトである。
第三の面において本発明は、アンギオゲニンの脈管形成
活性を抑制しうる抑制剤を提供し、この抑制剤は薬理学
上適合性である(すなわち、動物に投与するのに適する
)媒体に適当な濃度で分散されかつその鎖は少なくとも
動物の所定領域(たとえば腫瘍を直ぐ取囲む領域)にて
天然産アンギオゲニンの脈管形成活性を抑制するのに充
分な…である。
この面の好適具体例において、抑制剤はアンギオゲニン
の酵素活性を抑制し;待に好ましくは抑制剤は上記18
S、28S  rRNA−分解活性を抑制御る能ノ〕を
持ったPRIのセグメント(又は他のヒト組織又は哺乳
動物組織からの同族蛋白質)からなっている。
第四の面にJ3いて本発明は、脈管新生に伴う障害の抑
制方法を提供する。この方法は、動物に対しアンギオゲ
ニンの脈管形成活性の抑制剤を、前記障害に伴う脈管形
成活性を抑制するのに充分な量で投与することからなっ
ている。
第五の面において本発明は、アミノ酸配列:Val−A
sn−Pro−Ala−Leu−Ala−Glu−Le
u−(Asn−Leu−Arg ) 。
Ser−Asn−Glu−I、eu−Gly−Asp−
Val−Gly 者1. (L!−rrpからなるポリ
ペプチドを含む治療組成物を提供する。好適具体例にお
いて、ポリペプチドのレグメントはアンギオゲニン抑制
活性を右する。
第六の面において本発明は、上記アミノ酸配列をコード
する処理された核酸を提供刃る。処理された核酸につい
ては下記に定義するか、要するにこれはその天然環境か
ら取り出された任意の核酸を意味する。
第七の面において本発明は、アンギオゲニン抑制活性を
有するポリペプチドのセグメントをコードする処理され
た核酸を提供する。好ましくはこの核酸は、哺乳動物の
遺伝子保存物をアンギオゲニン抑制活性を有するポリペ
プチドのセグメントに対応するプローブでスクリーニン
グすることにより得られ二遺伝子保存物はゲノ云若しく
はcDNAからなり:このポリペプチドはヒト胎盤リボ
ヌクレアーゼ抑制剤であり;保存物はヒトDNA若しく
はヒトCDNAからなり;かっセグVa l −Asn
−P ro−A 1 a−Leu−A l a −G 
1 u−Leu−(Asn−Leu −Arg > 。
Ser−Asn−Glu−Leu−Gly−As、p−
Val−Gly、若しくは(Trp若しくはVal) 
−Leu−Trp−Leu−Ala−Asp−(Gln
若しく ハCys)−Asp−(Lys若しくはval
)である。
第への面において本発明は、アンギオゲニン抑制活性を
有するポリペプチドの製造方法に関するものである。こ
の方法は、前記ポリペプチドを」−ドする処理された核
酸を宿主細胞で発現させることをコードする。好ましく
は、この前記ポリペプチドはヒト胎盤リボヌクレアーゼ
抑制剤のセグメン1〜である。
本発明は、腫瘍の成長を防止し或いは減少さけ゛る手段
を提供する。好適抑制剤であるPRIは、体液内或いは
たとえば腫瘍を直ぐ取囲む領域のような特定の局部領域
内にアンギオゲニン及びその他のPRI−結合蛋白質よ
りも僅がモル過剰で存在する場合に活性であり、したが
って極めて低温度で供給することのみを必要とする。
[実施例1 以下、好適実施例を参照して本発明の他の特徴及び利点
を一層詳細に説明する。
■ アンギオゲニン アンギオゲニンは上記したような活性を有する蛋白質で
あって、フェット等(上記)及びシャピロ等(上記)に
より記載されたように取得しかつ精製することができる
。或いは、アンギオゲニンは組換DNA技術を用いて取
得しかつ精製することもできる。クラヂ等、バイオケミ
ストリー、第24巻、第5494頁(1985)はアン
ギオゲニンをコードするCDNA及び遺伝子を記載して
いる。このCDNA若しくは遺伝子は標準的な発現ベク
ターから発現させることができ、かつ得られたアンギオ
ゲニン蛋白は標準的方法によりたとえば哺乳動物、酵母
又は各種の微生物発現系で精製することができる[上記
、第5494頁]。
アンギオゲニン抑制剤 アンギオゲニン抑制剤は、アンギオゲニンの脈管形成活
性を抑制しうる任意の化合物である。好ましくは、アン
ギオゲニンの抑制剤は蛋白質であり、特に好ましくはこ
れはアンギオゲニンに結合することができかつ少なくと
もその生物学的脈管形成活性及び好ましくはその酵素2
8S/18SrRNA−分解活性を抑制しうる蛋白質で
ある[酵素活性はシャピロ等(上記)により記載された
ように測定される。要するに、15〜25μ9のRNA
を、全容積13.5μjにて30 m トlのNa(l
を含有する30mf4のHepes又は20mNのトリ
ス(1)87.5)において37℃で約1.9μト1の
アンギオゲニンと共に培養する。反応を約90分間後に
48μiのホルムアミド/ホルムアルデヒド試薬を用い
て停止させる(上記)]。好ましくは、抑制剤は哺乳動
物組織、特に好ましくはヒト胎盤組織から分離される。
抑制剤の1例であるPRIはブラックバーンにより記載
されたように単離することができる[ジャーナル・バイ
オロジカル・ケミストリー、第254巻、第12,48
4頁(1979) ]。実質的にPRIに均等である蛋
白質、すなわち同様なアミノ酸配列を有すると共に同様
な生物学的及び酵素学的抑制活性を有するものは、他の
ヒト組織だけでなく他の哺乳動物組織にも見ることがで
きる。
たとえば、バートン等により記載されたRNアーゼAの
各種の抑制剤[インターナショナル・ジャーナル・ペプ
チド・プロティン・リサーチ、第19巻、第372頁(
1982) 、これを参考のためここに引用するコが本
発明に適している。これらの蛋白質は、第1表[バート
ン等(上記)から得た表]に示されたように、アミノ酸
組成においてPRIに対し約70〜80%の類似性を有
フる。ざらに、この種の蛋白質は本発明の目的に対しア
ンギオゲニン抑制剤となる。これらの蛋白質を分離しか
つ精製する方法については、標準的な親和性クロマトグ
ラフ法又は組換DNA技術を用いて下記に示す。
或いは、抑制剤をコードする遺伝子は標準技術によって
クローン化することもできる。この種の技術は抑制剤を
精製し、そのアミノ酸配列の1部を決定し、このアミノ
酸配列をコードしうるDNAプローブを作成しかつこの
プローブを用いてたとえば胎盤細胞から作成されたCD
NA若しくはゲノム保存物にて組換ベクターを検出する
ことを含む。次いで、クローン化した遺伝子をたとえば
細菌、酵母又は組織培養細胞などの適当な発現宿主細胞
における任意適当な発現ベクターで発現させることがで
きる。次いで、これらの細胞により産生された組換抑制
剤蛋白質を培養上澄液から又は細胞から精製することが
できる。
本発明によるポリペプチドを発現するクローンを検出す
るのに適したオリゴヌクレオチドプローブは、たとえば
長さ少なくとも10塩基、好ましくは少なくとも16塩
基である第3図の配列(又は対応の反対方向配列)の断
片を用いて第3図に示した核酸配列から生成させること
ができる。第3図の配列における僅かな改変を伴うプロ
ーブ(たとえば16個の位置のうち3個未満のイ装置で
変化)も許容することかできる。例としてのみド記の断
片を示す。対応の反対方向ストラン1〜ら同作に可能で
ある: 5°−TGGCTGTGGCTGGCCGACCAGG
AGAA−3゜5 ’−GTGCTCTGGTTGGC
CGACTGCGAT−3“5“−GTGMCCCTG
CCCTGGCTGA−3′5°−GTGAACCCT
GGAC’rGGCAGA−3“5°−AATGAGC
TGGGCGATGTGGG−3゜5°−AACGAG
CTGGGCGATGTCGG−3’より一般化したス
トランド及び対応の反対方向ストランドは次の通りであ
る: 5°−TGGBTNTGGBTNGCNGABCADG
ABA/11.−3゜5°−TTITCBTGITCC
GCCAICCACTICCA−3゜II     I 5’−AABGADBTNGGNGABGTNGG−3
゜5°−CCCACrTCCCCCAIBTCITT−
3゜r     II ■ [上記配列において、BはC若しくはTであり、Iはイ
ノシン(これはA、T若しくはCとの塩基対とすること
かできる)であり、NはA、T、C若しくはGでありか
つ、CはC若しくはIで■ ある] A、T及びCの代りにイノシンをプローブ配列に使用し
て、混合物として合成すべきプローブを天然遺伝子若し
くはcDNA配列に対するそのハイブリッド化能力の損
傷なしに最小化させることができる。
PRIをコードする遺伝子のCDNAクローンを単離す
る方法の1例は、上記3種の反対方向ストランドのオリ
ゴヌクレオチドプローブを厳格なハイブリッド化条件下
で用いてヒト胎盤DNAのCDNA保存物を試験するこ
とである。
PRIを発現するCDNAクローンを分離しかつスクリ
ーニングするための方法の伯の例は次の通りである。上
記のように精製されたPRIに対する抗体をウサギで生
成させる。これらの抗体を親和性クロマトグラフィーに
より精製し、その際たとえばセファ0−ス(たとえばC
NBrにより活性化)のような活性化固体マトリックス
に結合したPRIを使用する。
プローブの1種若しくはそれ以上にハイブリッド化し、
好ましくは3種全てにハイブリッド化する任意のクロー
ン或いは抗−PRI抗体に結合する蛋白質を発現するよ
うな任意のクローンが、PRIコード化遺伝子の有力な
りローンである。
クローンがPRIをコードするかどうかを決定するには
、これらを精製し、次いでプローブに対する再ハイブリ
ッド化又は抗−PRI抗体を結合する蛋白質の発現につ
き再検査することができる。
最終的に、これらクローンの配列を決定しかつこれら配
列を比較して、これらがPRIの公知の性質(すなわち
アミノ酸配列、分子量及びアミノ酸組成)と相関するか
どうかを調べることができる。次いで、PRIの発現は
CDNAクローンを発現ベクター及び組換PRIに挿入
して達成することができ、これを発現させ、分離しかつ
精製する。これら全てのクローンは処理されたDNA(
すなわちその天然環境から採取されかつベクタ−中へ挿
入された、たとえばプラスミド若しくはファージのよう
なベクター中へ或いは生物ゲノム内にさえ挿入されたD
NA)を含有する。たとえば、処理されたDNAは、も
はや天然配列によりそのいずれの側でも包囲されない。
一般に、この種の処理されたDNAは組換DNA技術を
用いて作成され、かつたとえば生体内の染色体DNAの
移植物がDNAの環境を変化させたような天然DNAを
含まない。しかしながら、これは何らかの方法でDNA
が組換DNA法によって操作された俊に生ずる天然のも
のを包含する。
今回、ヒI□PRI  cDNAのヌクレオチド配列を
決定し、かつこのヌクレオチド配列からヒトPRIのア
ミノ酸配列を推定した。さらに、PRI l−リプシン
分解ペプチドのエドマン減成によりアミノ酸配列の1部
を確認した。
第3図は、PRI  CDNA配列及び翻訳アミノ酸配
列を示している。第3図のCDNAを含有するベクター
pUc18−PRI (A)で形質転換された細菌イー
・コリDH5αについては、1988年3月31日付で
メリーランド州のアメリカン・タイプ・カルチャー・コ
レクションに受託番号第67668号として寄託した。
第3図におけるPRI情報を用いて、たとえば適当な発
現ベクターにPRI  cDNAを含む細胞を培養しか
つPRIを培養上澄液から精製する標準的技術を用いて
組換PRI抑制剤を産生させることにより、アンギオゲ
ニン抑制剤を得ることができる。
第3図の配列を有するPRIの断片及び変種も適してい
る。たとえば、PRIはトリプシン分解によって断片化
することができ、かつ得られた断片(HPLCにより精
製)をアンギオゲニン抑制活性につき本明細書中に記載
したように分析することができる。使用する特定PRI
断片は次の通りである: Val−Asn−Pro−Ala−Leu−Ala−G
lu−Leu−(Asn−Leu−Arg ) ;Se
r−Asn−Glu−Leu−Gly−Asp−Val
−Gly;(Trp 、若しくはVal )Ll、eu
−Trp−Leu−Ala−Asp−(Cys若しくは
Gin)−Asp−(Val若しくはLys)たとえば
、第1表に示したような他の吐乳動物からのPRIは、
これらを他の吐乳動物からクローン化ざゼかつ上記した
ようにアンギオゲニン断片を供給することによって取得
しかつ分析することができる。
クローン化させた場合、天然遺伝子を標準的技術により
、たとえば抑制剤がアンギオゲニンの生物学的脈管形成
活性を抑制する能力を有する限りこの抑制剤のアミノ酸
配列を変化させて改変することもできる。この種の改変
は、アンギオゲニンに対する抑制剤の結合能力を増大さ
せるべく設計することができる。ざらに、関連する抑制
剤コード遺伝子は、標準技術により作成された他の動物
ゲノムの保存物に対するプローブとして抑制剤をコード
する上記クローン化遺伝子の1部を用いて単離すること
もできる。
他の抑制剤を分離するには、1つの可能な方法はアンギ
オゲニンを結合しうる蛋白質を検出することであり、た
とえばこれはアンギオゲニンをカラムに結合させかつ有
力な抑制剤蛋白質を含有する試料をこのカラムに通過さ
せて行なわれる[RNアーゼAをブラッキバーン、ジャ
ーナル・バイオロジカル・ケミストリー、第254巻、
第12488頁(1979)に記載されたようにアンギ
オゲニンの代りに使用することができる]。次いで結合
した蛋白質を、たとえば3M  Na(lと15%グリ
セリンと1m)i  EDTAと5m)IDDTとを含
有する0、1M酢酸す1−リウム(1)H5,0)を用
いることにより溶出させて、アンギオゲニン/抑制剤複
合体を解離させることができる。次いで下記するように
溶出蛋白質を精製しかつ試験して、放出された蛋白質が
アンギオゲニンの脈管形成活性を抑制するかどうか、或
いはこれらがその酵素活性を抑制するかどうかを調べる
ことができる。
次いで、活性蛋白質を標準法で精製することができる。
ざらに、天然抑制剤の生物学的抑制特性を保持する抑制
剤のセグメント(たとえばPRIのセグメントを)使用
することができ゛る。この種のセグメントは、天然抑制
剤を分解して活性セグメントを生成するプロテアーゼを
用いる標準法により、或いは組mDNA技術を用いて抑
制剤をコードする溝造遺伝子若しくはG:DNAの非必
須部分を除去し、次いでこの処理されたDNAを発現さ
せて改変抑制剤を産生させることにより作成することが
できる。
抑制剤活性 下記は、アンギオゲニンに対するPRIの抑制作用に関
するインごトロ測定の例である。この例は本発明を限定
することを意味せず、当業者はこれらの実施例が他の抑
制剤若しくはそのセグメントをも下記の方法に使用しう
るかどうかを示唆していることを認識するであろう。
アンギオゲニンの酵素活性における抑制の測定アンギオ
ゲニン及びPRIを、一般にフエット等及びシャピロ等
(上記)により記載されたように精製した。アンギオゲ
ニンの酵素活性はシャピロ等(上記)により記載された
ように測定した。
要するに、アンギオゲニンは288及び188rRNA
の開裂を触媒して、長さ100〜500ヌクレオチドの
生成物を形成する。これらの生成物は安定であって、大
きい(約500塩基)のアカロースグルで見えるセグメ
ントを有する。1つの実験において、12μ9のRNA
を33mトI  He p e s及び33mHNaC
l1 (pH7,5)中にて37℃でアンギオゲニン及
び(又は)PRIと共に又はそれを用いずに培養した。
30分間後、反応をシャピロ等(上記)により記載され
たように停止させ、試料を1.1%アガロースゲルに流
し、かつ臭化エチジウムで染色した。0.96μHのP
RIは0.8μMのアンギオゲニンによりrRNAの酵
素分解を完全に抑制した。PRI単独ではrRNAに対
し活性を示さなかった。たとえば、PRIはアンギオゲ
ニンの酵素活性の有力な抑制剤で必り、アンギオゲニン
との1=1の比より僅か多量にて活性である。
アンギオゲニン/PRI複合体の安定性アンギオゲニン
抑制剤の治療用途には、アンギオゲニンに対し強力に結
合しかつその生物学的活性を低下させる抑制剤を使用す
るのが有利である。
PRIはこの種の抑制剤である。
RNアーゼAもPRIに結合しかつアンギオゲニンと競
合して溶液中でPRIを結合する。RNアーLAの酵素
活性もPRIにより抑制される。
これらの性質を用いて、下記するようにPRI/アンギ
オゲニン複合体の安定性を決定することができる。
UDAはRNアーU△に対し優秀な基質であるが、アン
ギオゲニンについては基質とならない。
1つの実験において、種々異なる量のアンギオゲニンを
0.27n)lのRNアーゼAと0.20r+HのPR
Iとの混合物に添加し、先ず最初にRNアーゼAとアン
ギオゲニンとを混合し、次いでPRIを5分間かけて2
5℃にて添加し、次いでUpA基貿[10/14/dの
ヒト血清アルブミン(H3A>と0.1Mの2−(N−
モルホリノ)−エタン−スルホン酸と0.1MのNaC
(!と1mHのEDTAとの緩衝液(p)(6,0>に
おける0、2m)f]を添加した。
混合物に存在するアンギオゲニンが多くなる程、これに
結合するPRIも多くなり、したがってRNアーゼAに
結合しかつその酵素活性を抑制しうるPRIが少なくな
る。さらに、RNアーゼAに対するよりもアンギオゲニ
ンに対するPRIの結合が強くなる程、RNアーゼA活
性の抑制低下も大となる。何故なら、この場合PRrは
優先的にアンギオゲニンに結合するからである。その結
果を第1図に示す。相対的抑制は(Vo−Va)/(V
o−Vr)[ここでVoはPRIの不存在下におけるR
NアーゼA活性の速度を示し、Vrはアンギオゲニンを
添加しないPRIの存在下での速度を示し、かつVaは
アンギオゲニンを添加したPRIの存在下での速度を示
す]として計算される。5..8nMのアンギオゲニン
において、実質的にRNアーゼA活性の抑制は生じなか
った。したがって、全PRIをRNアーゼAとの反応か
ら外しかつ抑制するには、大過剰のアンギオゲニンが必
要とされる。
関連した実験において、アンギオゲニン及びPRIに対
するKiを上記方法を用いかつこれを改変して推定する
ことができ、その際PRIとアンギオゲニンとを先ず最
初に10分間予備培養し、次いでRNアーゼA及びUl
)Aを添加する。この゛分析は、PRIとアンギオゲニ
ンとの培養後に残存する遊離抑制剤の量を決定する。た
とえば、PRIとアンギオゲニンとの解離が遅ければ、
RNアーゼA活性の抑制は小さい。1:  1.2のア
ンギオゲニン:PRIの比において、遊離PRIは検出
されなかった。したがって、PRIとアンギオゲニンと
は強力に結合し、かつ0.1nH未満のKiを有すると
思われる。
さらに、PRIとアンギオゲニンとの結合強度をも陽イ
オン交換HPLCによって示した。この方法は、遊離ア
ンギオゲニンをアンギオゲニン/PRI複合体から区別
することができる。シンクロパックCM 300カラム
(250x 4.1mmニシンクロム・インコーポレー
ション社)とウォータース・アソシエーツ社の液体クロ
マトグラフィー系とヒユーレット・パラカード3390
A型積算器とを使用した。その結果を第2図に示す。1
mHのEDTAと10島のH3Aとを含有する0、1H
トリス(pH7)における1dの試料を、20mHの燐
酸ナトリウム(1)l−17)における220〜620
mHNaCI2の直線濃度勾配により10分間にわたり
Id/minの流速で溶出させ、溶出液を214nmに
て監視した。パネルAにおいて、0.67!/115の
アンギオゲニンの溶出が示され、パネルBにおいては0
.64g9のアンギオゲニンと12tI9のPRIとの
溶出が示された。パネルBにおいては、検出し、うる遊
離アンギオゲニンが存在しない。アンギAゲニンーPR
I混合物に対するRNアーゼAの32倍過剰の添加は、
17時間の培養後でさえ遊離アンギオゲニンを産生しな
かった。かくして、アンギオゲニン/PRIの解離は、
1日以上の半減期を有すると思われる。
虱宣肛底塁旦μ且星 脈管形成(すなわち脈管形成活性)を、フエット等(上
記)により記載されたナイトン等、ブリティッシュ・ジ
ャーナル・キャンサー、第35巻、第347頁(197
7)の雛胚芽コリオアラントイン膜(CAM)分析の改
変により測定した。この分析のため、アミコン・セント
リコン−10型微小濃縮器を用いて脱塩し、緩衝液を少
なくとも500倍に希釈した。これは、実験に悪影響を
及ぼしたり或いは卵白身を害しうるような阻害成分をP
RI溶液から除去覆る。アンギオゲニンに対しPRIを
添加する結果を下記第2表に示す。
実験Nα1及びNα2のデータは、それぞれ2群及び3
uの分析で得られた結果の総合を示している。
10〜20個の卵を各組における3実験群のそれぞれに
つき使用した。下記量のアンギオゲニンとPRIとを使
用した:実験Nα1、それぞれ75日g及び2μ9;実
験N(12,46日g及び700ng ;及び実験NQ
3.25日g及びiaong 。
第2表 アンギオゲニン   58(24)  52(54) 
 62(13)PRI       17(29)  
33(48)  17(12)アンギオゲニン + P RI      15(26)  25(52
)  7(14)これらの結果から明らかなように、過
剰のPRIはアンギオゲニン活性を緩衝液単独及び抑制
剤単独の比較で観察されるものとは区別しえないレベル
まで低下させる。。
腫瘍成長の抑制 免疫治療研究のため、雄裸(n u / n u >ネ
ズミ(チャールス・リバー・ラボラドリース社)を層流
条件下に維持し、実験にかける前に年齢と檻とを調和さ
せた(檻1個当り5匹の動物)。実験動物(1群当り5
〜10匹)に5x105 HT−29ヒト結腸腺癌細胞
[フォー等、「インビトロにおけるヒト腫瘍細胞」、)
A−編、第115〜160頁、プレナム・プレス社、ニ
ューヨーク(1975) ]を00日に皮下注射(S、
C,)した。ざらにO日日に、動物を緩衝液比較[燐酸
塩緩衝塩水;(0,2a /eのKCffi、0.2g
/でのKH2POp。
8g/2のNaCj及び2.1h/!のNa28PO+
・7)−120(37℃にてI)87.4)に対し透析
したPRIを貯蔵するのに使用する緩衝液、PBSA1
00成]又はS、C,若しくは腹腔的注射(I。
P、)による種々な投与量の胎盤抑制剤(100成)の
いずれかで処理した。処理方式は、実験計画に応じて毎
日の注射(10〜11回投与)又は2〜3日間隔での注
射(5〜10回投与)を含んだ。動物の健康、体重、腫
瘍寸法、並びに写真記録の評価を毎週2〜3回記録した
。実験の終了後、血液及び組織試料を集めて、免疫学的
及び組織学的評価を行なった。
1つの実験において、40匹の雄n u/n uネズミ
に5x105 HT−29細胞をO日日に皮下注射した
。ざらに、O日日にネズミ1〜10(第1群)には10
0成の比較緩衝液を摂取させ、ネズミ11〜20(第2
群)には100Ii1中10μ9の胎盤抑制剤を摂取さ
せ、ネズミ21−30 (第3群)には100成中1.
0iの胎盤抑制剤を摂取させ、かつネズミ31〜40に
は100μe中o、 1t19の胎盤抑制剤を摂取させ
た。
第1群及び第2群には、さらにそれぞれ第1.4.6.
8.18.20及び22日目に緩衝液又は10縛の胎盤
抑制剤を注射、シた。第1.4.6及び8日日には、第
3群及び第4群にそれぞれ1.0t19若しくは0、1
.qの投与量にて胎盤抑制剤を摂取させた。全処理の注
射は腹腔内で行なった。60日間後、動物13.14.
17.18.20及び24のみが腫瘍なしに保たれた。
かくして、10iのPRIの接種は、約60%の動物に
おいて腫瘍形成を防止した。
抑制剤によるアンギオゲニンの生物学的及び酵素学的活
性の両者における抑制は重要な物理的、生理的及び薬理
学的意味を有する。これは、アンギオゲニンのこれら2
種の作用が相関するという仮説と一致し、これはpi−
15,5におけるブロモアセテートによるカルボキシメ
チル化の際の両活性の同時的損失により従来から示唆さ
れている[シャピロ等、上記]。さらに、これは、この
種の抑制剤がアンギオゲニンのインビボ調整に役割を演
じうるという可能性をもたらす。アンギオゲニン/PR
Iの相互作用は恐らく三次元構造にて大幅に分離された
アンギオゲニンの領域に関与すると思われ、その多くは
活性中心の外側に存在する。
したがって、酵素活性のみに必要な残基の保持は、恐ら
く相互作用の強さを説明しえないと思われる。
このことは、PRIを結合するアンギオゲニンの能力が
発生の際に独立して維持されたことを意味する。明らか
に、PRI及びその他の抑制剤による結合は、薬理学上
及び治療上能力を有する生理学上適切な抑制メカニズム
を反映覆る。たとえば、上記したように、これらの抑制
剤はネズミにおける腫瘍形成の予防に活性である。明ら
かに、これらは腫瘍成長並びに脈管新生に伴うその伯の
病気、たとえば糖尿病網膜症、関節リウマチ症及びコボ
シ氏肉種を予防するためにヒト又はその他の動物に注射
するのに適している。すなわち、これらは脈管形成がた
とえば充実性腫瘍、血管腫症及び乾癖のような病気の病
理学において重要な役割を演じている障害を治療するの
に適している。
好ましくは、これらは血管内、特に好ましくは静脈内注
射され、或いは薬理学上適当な媒体[たとえばPBSA
又はクラコツトによりCa−Aキャンサー・ジャーナル
・フォー・クリニシャン、1987年3月/り月、第3
7巻、第93頁に記載されたような緩衝剤及び薬剤]に
て腹腔内注射され、この媒体はたとえば動物内における
アンギオゲニンの天然生物学的活性を抑制するのに充分
な量(たとえば動物体重1kg当り約10〜10.00
0馬)を動物へ投与するのに適している。或いは、これ
らは特定領域に局部塗布したり又は皮下注射することも
できる。
これらの抑制剤は、精製型であれば8μM程度の低い濃
度でさえ少なくとも2週間にわたり安定であることが判
明した。投与される貯R緩衝液又は治療組成物にDTT
を含ませる必要はないが、生理学上適合性の天然薬剤(
たとえばN−アセチルシスティン又はシスティン若しく
はシステアミン)を使用することもできる。投与するに
は、緩衝液が患者に害を与えないことが重要である。こ
れらの抑制剤は低濃度にて予防的に使用することもでき
る。たとえば、癌発生の危険がある患者(たとえば−次
腫瘍が創出されている患者)に対し、体重1 ka当り
10〜10,000t19のを投与するのが適している
【図面の簡単な説明】
第1図はアンギオゲニン抑制剤の例としてのPRI[ブ
ラックバーン、ジャーナル・バイオロジカル・り°ミス
ドリー、第4254巻、第13484頁(1979) 
]によるウリジリル(3’ 、5’ )アデノシン(U
pA)に苅するRNアーゼA活性の抑制に関するアンギ
オゲニンの作用を示す特性曲線図であり、 第2図はHPLCカラムからのアンギオゲニン(A>又
はアンギオゲニンとPRI(B)との溶出を示す特性曲
線図であり、 第3図はPRI  cDNAのヌクレオチド配列及び翻
訳アミノ酸配列を示す配列図である。 籾灯箭杉p制御 GCTGCTCTCCCTGG^CGACCGGCCT
CGAGGC八八cccyGjGGGTTTG^^GA
G^^八CGCTCAGATCCGCTT八TTTCT
GCC八6.3−3 手続補正書(方式) 昭和63年8月 12日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 事件の表示 昭和63年特 願第 90453  号発
明の名称 アンギオゲニンの抑制剤 補正をする者

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)アンギオゲニンの脈管形成活性の抑制剤を、腫瘍
    における前記脈管形成活性を抑制するのに充分な間で投
    与することを特徴とする動物における腫瘍成長の抑制方
    法。 (2)酵素活性の抑制剤を動物へ投与することからなり
    、前記活性が18S若しくは28SのrRNAを開裂し
    て一般に100〜500塩基のセグメントを生成させる
    ことを特徴とする動物における腫瘍成長の抑制方法。 (3)抑制剤がRNアーゼAに結合しうる請求項1又は
    2記載の方法。 (4)抑制剤がアンギオゲニンに結合しうる請求項1又
    は2記載の方法。 (5)抑制剤がヒト胎盤リボヌクレアーゼ抑制剤のアン
    ギオゲニン抑制性セグメント又はヒト非胎盤組織若しく
    はヒトでない哺乳動物組織からの同族蛋白質を含む請求
    項1又は2記載の方法。 (6)抑制剤がPRI又はそのアンギオゲニン抑制性セ
    グメントである請求項5記載の方法。 (7)抑制剤を動物の体重1kg当り10〜10,00
    0μgの量で投与する請求項1記載の方法。 (8)動物がヒトである請求項1記載の方法。 (9)アンギオゲニンの脈管形成活性を抑制しうる抑制
    剤を、適当な濃度にて動物に対し生理学上適合性であり
    かつ投与するのに適した媒体に分散させて含み、その量
    は前記アンギオゲニンを少なくとも前記動物の所定領域
    内で天然に生成させるアンギオゲニン活性を抑制するの
    に充分な量であることを特徴とする治療組成物。 (10)抑制剤がアンギオゲニンの酵素活性を抑制する
    請求項9記載の組成物。 (11)抑制剤がヒト胎盤リボヌクレアーゼ抑制剤のア
    ンギオゲニン抑制性セグメント又はヒ1〜非胎盤組織若
    しくはヒトでない哺乳動物組織からの同族蛋白質を含む
    請求項9記載の組成物。 (12)抑制剤がPRI又はそのアンギオゲニン抑制性
    セグメントである請求項11記載の組成物。 (13)動物に対しアンギオゲニンの脈管形成活性の抑
    制剤を、脈管新生に伴う障害に関連した脈管形成活性を
    抑制するのに充分な量で投与することを特徴とする脈管
    新生に伴う障害の抑制方法。 (14)アミノ酸配列: Val−Asn−Pro−Ala−Leu−Ala−G
    lu−Leu−(Asn−Leu−Arg);Ser−
    Asn−Glu−Leu−Gly−Asp−Val−G
    ly;若しくはTrp−Leu−Trp−Leu−Al
    a−Asp−(Gln−Asp−Lys)からなるポリ
    ペプチドを含む治療組成物。 (15)アミノ酸配列: Val−Asn−Pro−Ala−Leu−Ala−G
    lu−Leu−(Asn−Leu−Arg);Ser−
    Asn−Glu−Leu−Gly−Asp−Val−G
    ly;若しくは(Trp若しくはVal)−Leu−T
    rp−Leu−Ala−Asp−(Cys若しくはGl
    n)−Asp−(Val若しくはLys)からなるポリ
    ペプチドを含む治療組成物。 (16)ポリペプチドのセグメントがアンギオゲニン抑
    制活性を有する請求項14記載の治療組成物。 (17)ポリペプチドを含み、このポリペプチドがPR
    I配列と同一又はこの配列から構成的に置換された長さ
    少なくとも8個の残基の配列を含む治療組成物。 (18)請求項17記載のポリペプチドをコードする処
    理された核酸。 (19)(a)少なくとも24塩基のPRIcDNA配
    列、又は(b)少なくとも24塩基のPRIcDNA配
    列と同じアミノ酸配列をコードするDNA配列を含む請
    求項18記載の処理された核酸。 (20)アミノ酸配列: Val−Asn−Pro−Ala−Leu−Ala−G
    lu−Leu−(Asn−Leu−Arg);Ser−
    Asn−Glu−Leu−Gly−Asp−Val−G
    ly;若しくは(Trp若しくはVal)−Leu−T
    rp−Leu−Ala−Asp−(Cys若しくはGl
    n)−Asp−(Val若しくはLys)をコードする
    処理された核酸。 (21)哺乳動物の遺伝子保存物を、アンギオゲニン抑
    制活性を有するポリペプチドのセグメントに対応するプ
    ローブでスクリーニングすることにより得られる請求項
    18記載の核酸。 (22)遺伝子保存物がゲノム又はcDNAからなる請
    求項21記載の核酸。 (23)ポリペプチドがヒト胎盤リボヌクレアーゼ抑制
    剤である請求項21記載の核酸。(24)保存物がヒト
    DNA又はヒトcDNAからなる請求項21記載の核酸
    。 (25)プローブが配列: 【遺伝子配列があります。】; 【遺伝子配列があります。】; 【遺伝子配列があります。】; 【遺伝子配列があります。】; 【遺伝子配列があります。】; 及び 【遺伝子配列があります。】 [配列中、BはC若しくはTであり、Iはイノシンであ
    り、NはA、T、C若しくはGでありかつ^C_IはC
    若しくはIである] よりなる群から選択される配列を含む請求項21記載の
    核酸。 (26)プローブが配列: 5′−TGGCTGTGGCTGGCCGACCAGG
    AGAA−3′; 5′−GTGCTCTGGTTGGCCGACTGCG
    AT−3′; 5′−GTGAACCCTGCCCTGGCTGA−3
    ′; 5′−GTGAACCCTGGACTGGCAGA−3
    ′; 5′−AATGAGCTGGGCGATGTGGG−3
    ′; 及び 5′−AACGAGCTGGGCGATGTCGG−3
    ′ よりなる群から選択される配列を含む請求項19記載の
    核酸。 (27)請求項18記載の処理された核酸を宿主細胞内
    で発現させることを特徴とするアンギオゲニン抑制活性
    を有するポリペプチドの製造方法。 (28)核酸がヒト胎盤リボヌクレアーゼ抑制剤のセグ
    メントをコードする請求項27記載の方法。
JP63090453A 1987-04-14 1988-04-14 アンギオゲニンの抑制剤 Expired - Lifetime JP2704880B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/038,008 US4966964A (en) 1987-04-14 1987-04-14 Inhibitors of angiogenin
US038008 1988-04-05

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6228992A Division JP2694603B2 (ja) 1987-04-14 1994-08-31 アンギオゲニンの抑制剤
JP9122848A Division JPH1087508A (ja) 1987-04-14 1997-04-28 アンギオゲニンの抑制剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0193537A true JPH0193537A (ja) 1989-04-12
JP2704880B2 JP2704880B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=21897576

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63090453A Expired - Lifetime JP2704880B2 (ja) 1987-04-14 1988-04-14 アンギオゲニンの抑制剤
JP9122848A Pending JPH1087508A (ja) 1987-04-14 1997-04-28 アンギオゲニンの抑制剤

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9122848A Pending JPH1087508A (ja) 1987-04-14 1997-04-28 アンギオゲニンの抑制剤

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4966964A (ja)
JP (2) JP2704880B2 (ja)
KR (1) KR930002832B1 (ja)
ZA (1) ZA882603B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5552302A (en) * 1989-04-24 1996-09-03 Promega Corporation Methods and compositions for production of human recombinant placental ribonuclease inhibitor
JP2842888B2 (ja) * 1989-05-19 1999-01-06 森永製菓株式会社 リボヌクレアーゼインヒビターを有効成分とする癌細胞転移抑制剤
JPH04178328A (ja) * 1990-11-08 1992-06-25 Unitika Ltd 血管新生阻害剤
US5965399A (en) * 1996-08-16 1999-10-12 Life Technologies, Inc. Cloning and expression of rat liver and porcine liver ribonuclease inhibitor
US5932440A (en) * 1996-08-16 1999-08-03 Life Technologies, Inc. Mammalian ribonuclease inhibitors and use thereof
US5852001A (en) * 1996-12-23 1998-12-22 The Endowment For Research In Human Biology Method and compounds for inhibition of ribonucleases
US7560248B1 (en) 1999-01-20 2009-07-14 Wisconsin Alumni Research Foundation Oxidation-resistant ribonuclease inhibitor
US20050048486A1 (en) * 2003-03-31 2005-03-03 Fen Huang Method of inactivating ribonucleases at high temperature
US20040197795A1 (en) * 2003-03-31 2004-10-07 Fen Huang Method of inactivating ribonucleases at high temperature
US7601689B2 (en) * 2007-04-12 2009-10-13 Naidu Lp Angiogenin complexes (ANGex) and uses thereof
US8828698B2 (en) * 2007-04-12 2014-09-09 Naidu Lp Immobilized angiogenin mixtures and uses thereof
US8252528B2 (en) * 2008-06-12 2012-08-28 The Invention Science Fund I, Llc Methods, compositions, and kits for collecting and detecting oligonucleotides
US8252529B2 (en) * 2008-06-12 2012-08-28 The Invention Science Fund I, Llc Methods for collecting and detecting oligonucleotides
US8614057B2 (en) * 2008-06-12 2013-12-24 The Invention Science Fund I, Llc Methods for collecting and detecting oligonucleotides

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY=1979 *

Also Published As

Publication number Publication date
US4966964A (en) 1990-10-30
JP2704880B2 (ja) 1998-01-26
JPH1087508A (ja) 1998-04-07
KR930002832B1 (ko) 1993-04-10
KR880012236A (ko) 1988-11-26
ZA882603B (en) 1989-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mallow et al. Human enteric defensins: gene structure and developmental expression
Nelson et al. PlyC: a multimeric bacteriophage lysin
Studzinski et al. Participation of c-myc protein in DNA synthesis of human cells
Liang et al. Effects of alternate RNA splicing on glucokinase isoform activities in the pancreatic islet, liver, and pituitary.
JPH0193537A (ja) アンギオゲニンの抑制剤
JPH05502880A (ja) トランスロケーション領域および細胞結合領域を有するハイブリッド分子
JPH08508399A (ja) ホスホリパーゼ及びヒアルロニダーゼのようなスズメバチ毒酵素のクローニング及び組換え体の生産並びにそれに基づく免疫学的治療
Kumar et al. Expression of messenger RNAs for complement inhibitors in human tissues and tumors
US5019556A (en) Inhibitors of angiogenin
JP4383170B2 (ja) ヒストン脱アセチル化酵素9
US5266687A (en) Inhibitors of angiogenin
JP2694603B2 (ja) アンギオゲニンの抑制剤
US6759194B1 (en) Nucleotide sequences encoding peroxisome-associated polypeptides, and their uses in the diagnosis and/or treatment of lung injuries and diseases, and of oxidative stress-related disorders
US5552313A (en) DNA encoding mouse phosphotriesterase-related protein
CA1301095C (en) Human che type proteins and their production
JPH05504060A (ja) 共存結合アンギオゲニン/rnアーゼハイブリッド
Babina et al. Lactoferrin is the major deoxyribonuclease of human milk
EP1521770B1 (en) Method for the production of protamine
AU723640B2 (en) A human map kinase homolog
JPH07505524A (ja) Ifn受容体認識因子,そのタンパク質配列および使用方法
US5045471A (en) Cloned DNA for P450scc and expression thereof
JP3335194B2 (ja) 植物の病害抵抗性特異的リポキシゲナ−ゼ遺伝子
Gunasekera DNA-sequence recognition by the Escherichia coli catabolite gene activator protein (CAP)
Molina Studies of mammalian uracil-DNA glycosylase and base excision repair
WO2002052016A2 (en) Regulation of human protein l-isoaspartate o-methyltransferase-like enzyme

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 11