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JPH09238307A - 監視映像の記録/再生装置 - Google Patents

監視映像の記録/再生装置

Info

Publication number
JPH09238307A
JPH09238307A JP8069440A JP6944096A JPH09238307A JP H09238307 A JPH09238307 A JP H09238307A JP 8069440 A JP8069440 A JP 8069440A JP 6944096 A JP6944096 A JP 6944096A JP H09238307 A JPH09238307 A JP H09238307A
Authority
JP
Japan
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data
unit
time
video
monitoring
Prior art date
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Granted
Application number
JP8069440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3178334B2 (ja
Inventor
Naomichi Nishimoto
直道 西本
Kinya Nishioka
欣也 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP06944096A priority Critical patent/JP3178334B2/ja
Publication of JPH09238307A publication Critical patent/JPH09238307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3178334B2 publication Critical patent/JP3178334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯場等に設置される監視カメラの映像を効
率的に記録/再生できる装置を提供する。 【解決手段】 玉貸機1-1を視野に収めたビデオカメラ4
-11から得られる映像信号を処理・記録ユニット5-11側で
圧縮し、そのユニット内のRAM28に対して巡回アドレ
スを指定しながら常時所定フレーム分の圧縮データがエ
ンドレス記録されるようにしておく。玉貸機1-1が扉開
放状態になった場合等を検出するセンサS11の検出信号
があると、RAM28への書込みを停止してデータを保持
せしめ、それ以降に得られる一定フレーム分の圧縮デー
タを先にVDR7側へ転送した後にRAM28のデータを
転送する。監視が必要になった時点の前後の一定時間の
映像だけを記録でき、またセンサS11の検出信号に基づ
き機器番号や時刻データも付加転送することで検索・再
生も簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視映像の記録/再
生装置に係り、遊戯場等に設置される各機器に対する不
正行為の有無を監視しながらその映像を記録/再生する
装置に適用され、不成行為の発生又はその発生の可能性
がある時点を含んだ前後の所定時間帯のみの映像を記録
し、またそれを効率的に再生するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー産業の中でパチンコホールやゲ
ームセンターが隆盛を極めているが、店内に設置されて
いる玉貸機や計数機やゲーム機に対する不正行為が入場
者や店員によって頻繁に行われ、その損害が売上げに対
して無視できない現状になっている。
【0003】そこで、パチンコホール等では前記の各機
器を視野に収めたビデオカメラを設置し、監視センター
側でモニタリングを行うことによって不正行為の発生の
有無を監視することが行われているが、不正行為が益々
巧妙な手口になっている昨今では、多数のビデオカメラ
を常時ON状態にしておいて担当者が全てのモニタを見
ながら監視することが極めて困難になっている。また、
モニタを見ながらリアルタイムな状況を監視するだけの
方法では、不正行為を摘発しても証拠を突き付けること
ができない。
【0004】その問題に関する対策として、各機器に対
する不成行為の発生又はその発生の可能性がある場合に
のみビデオカメラを駆動させてその映像をモニタに表示
させるビデオ監視装置が提案されている(実効平3-31340
号)。その提案は「パチンコホール用機器に予め設定し
た状態が起きたときに同期信号を出力する検出手段と、
前記パチンコホール用機器及びその周辺を撮影し得るよ
うに配置され前記同期信号が出力されたときに駆動され
るカメラと、前記同期信号が出力されたときに少なくと
もその同期信号の出力原因となった前記設定状態の種類
を示すデータを発生するデータ信号発生回路と、この信
号発生回路からのデータ及び前記カメラによる映像を伝
送する伝送系と、この伝送系からの伝送信号によるデー
タ及び映像を写し出す表示部を具備して成るパチンコホ
ール用監視装置。」に係り、また同提案では「伝送系で
送信されてきた静止画像データ及びデータ信号を順次記
録すると共に、データ信号に対応したキーワードをモニ
タに写し出す」ことも開示されている。
【0005】従って、その提案のビデオ監視装置では、
監視センター側の担当者が映像が表示されたモニタのみ
を監視すれば足りるため、パチンコホール用機器に対す
る不正行為を効果的に確認でき、またその不正行為に的
確に対処できることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の提案
によれば、各機器に予め設定した状態(不成行為の発生
又はその発生の可能性がある状態)が検出された場合に
カメラが起動し、その時点以降の映像情報は得られる
が、それ以前の映像情報は得られない。一般に、不正行
為が行われる場合には、その発生時点以降の映像を見て
も実際に不正行為が行われたか否かを判断することが難
しく、前後の一定時間の映像を見て初めてその内容が明
らかになることが多い。
【0007】そこで、本発明は、機器に検出手段を設け
て不成行為の発生又はその発生の可能性がある状態を検
出するが、エンドレス記録方式を採用してその検出時点
を含んだ前後の所定時間の映像情報のみを収録でき、ま
たその収録した映像情報を迅速且つ容易に検索して表示
再生させることができる監視映像の記録/再生装置を提
供することを目的として創作された。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、監視対象
となる機器を視野に収めたビデオカメラと、前記機器の
状態が監視を要する所定状態になった場合にその事実を
示す検出信号を出力する検出手段と、前記ビデオカメラ
の出力映像信号をフィールド単位又はフレーム単位で圧
縮する圧縮手段と、前記圧縮手段が圧縮したフィールド
データ又はフレームデータ(以下、「単位圧縮データ」と
いう)を前記事実の発生前の監視所要時間に相当する数
だけ記憶することが可能な記憶手段と、大量の単位圧縮
データを蓄積することが可能な蓄積手段と、通常は前記
記憶手段に対する書込みアドレスを巡回させながら前記
圧縮手段から得られる各単位圧縮データを前記記憶手段
にエンドレス方式で書込み、前記検出手段から検出信号
の入力があった場合にその書込み動作を停止させると共
にその時点で前記記憶手段が記憶している各単位圧縮デ
ータを保持せしめる書込み制御手段と、前記検出手段か
ら検出信号の入力があった後に前記圧縮手段から得られ
る単位圧縮データを前記事実の発生後の監視所要時間に
相当する数だけ前記蓄積手段へ転送し、その転送完了後
に前記記憶手段に保持されている各単位圧縮データを前
記のアドレス巡回方式に従って順次読出して前記蓄積手
段へ転送する転送制御手段とを具備し、前記蓄積手段が
転送制御手段から転送されるデータを逐次蓄積させてゆ
くことを特徴とした監視映像の記録装置に係る。
【0009】この発明によれば、書込み制御手段が記憶
手段に対してエンドレス記録を実行していることによ
り、検出手段から検出信号の入力があった場合に、その
時点以前の監視所要時間に相当する数の単位圧縮データ
を記憶手段に保持しておくことができる。そして、転送
制御手段がリアルタイムに入力されてくるその時点以降
の監視所要時間に相当する数の単位圧縮データを先に蓄
積手段へ転送し、その後に記憶手段に保持した各単位圧
縮データを蓄積手段へ転送しているため、機器が監視を
要する状態になった時点の前後における監視所要時間の
映像情報を逐次蓄積させてゆくことができる。その場
合、転送される各圧縮単位データが全体として時系列性
を有していることが望ましいが、転送制御手段が検出信
号の入力があった時点のアドレスの次のアドレスの単位
圧縮データから順次読出して蓄積手段へ転送するように
すれば、各転送毎の単位圧縮データ群の時系列性が確保
できる。また、転送制御手段が前後して転送する単位圧
縮データ群は群単位でみると映像の時系列が逆になって
いるが、蓄積手段からの読出し順序において時系列が保
たれるように蓄積手段のアドレス位置に配置・蓄積させ
れば、再生時の映像についても完全な時系列性を確保さ
せることができる。尚、この発明では、記憶手段が検出
信号の入力時点以前における一定数の単位圧縮データの
みを記憶すれば足りるため、記憶手段の容量は小容量で
足りる。
【0010】第2の発明は、ビデオカメラと検出手段と
圧縮手段と蓄積手段の機能については前記の第1の発明
と同様であるが、記憶手段が第1の発明の場合より大き
な容量を有しており、圧縮手段が圧縮した単位圧縮デー
タを機器の状態が監視を要する所定状態になった事実の
発生前と発生後の監視所要時間の合計時間に相当する数
だけ記憶することができるものである点と、書込み制御
手段が検出信号の入力に基づき前記事実の発生後の監視
所要時間に相当する数の単位圧縮データを継続して書込
ませる点と、転送制御手段が、書込み制御手段によって
記憶手段の各単位圧縮データが保持せしめられた後に書
込み時のアドレス巡回方式に従って単位圧縮データを読
出す機能を有している点が第1の発明と異なっている。
【0011】即ち、記憶手段に対するエンドレスな書込
み方式を利用して、前記事実が発生した際にその事実の
発生前後の監視所要時間に係る全ての単位圧縮データを
記憶手段に記憶・保持させるようにし、転送制御手段が
保持された単位圧縮データを蓄積手段へ一回で転送する
こととしている。尚、この場合にも転送される各単位圧
縮データが全体として時系列性を有していることが望ま
しいが、転送制御手段が最終的に書込まれたアドレスの
次のアドレスに相当する単位圧縮データから読出すよう
にすれば、その時系列性が確保できる。従って、リアル
タイムに入力される各単位圧縮データと記憶手段に保持
させた各単位圧縮データを区分して転送する必要はな
く、蓄積手段側で第1の発明のように時系列を調整のた
めの蓄積アドレスの調整を行う必要がなくなる。
【0012】第3の発明は、監視対象となる機器が複数
存在し、その各機器に対応させてビデオカメラと検出手
段、及び圧縮手段と記憶手段と蓄積手段と書込み制御手
段と転送制御手段からなる処理・記録ユニットを設けた
場合に関する。その場合には各処理・記録ユニットから
蓄積手段へ単位圧縮データを転送する時間帯が重複する
ことがあり、単一の蓄積手段では双方の転送データを同
時に蓄積することができない。特に、第1の発明に係る
処理・記録ユニットの場合には、リアルタイムに入力さ
れてくる単位圧縮データを扱うため、蓄積手段側で常に
転送データを受け付けるようにしておかねばならない。
そこで、この発明では受信バッファ手段を設けて各処理
・記録ユニットからの転送データを常時受け付け、先に
受信バッファ手段で受信・蓄積された処理・記録ユニット
のデータから蓄積手段に蓄積させることとして前記の問
題点を解消させている。
【0013】第4の発明は、第3の発明の監視映像の記
録装置において、各処理・記録ユニットに検出手段から
の検出信号の入力時刻を計測する計時手段を設け、各処
理・記録ユニットの転送制御手段が各単位圧縮データを
蓄積手段へ転送する際に、前記計時手段が計測した時刻
データ及び対応する機器の特定データを付加データとし
て転送することとし、更に1台の機器に対して監視アイ
テム別に複数の検出手段が設けられている場合には、そ
の個々の検出手段からの入力信号に基づいて監視アイテ
ムを判断し、前記の付加データに併せてその監視アイテ
ムデータも付加データとして転送することとしたもので
ある。この発明は、後述の映像データ検索及び再生時の
利便性を考慮したものであり、所謂タイムスタンパ機能
を持たせると共に、監視映像と機器の関係、及び監視映
像と監視アイテムの関係を転送段階で対応付ける。
【0014】第5の発明は、第4の発明の監視映像の記
録装置における蓄積手段が蓄積した各単位圧縮データを
伸長してその時系列的映像をモニタに表示させる再生装
置に関し、付加データに対応する検索事項を入力する指
定入力手段と、指定入力手段から1又は2以上の検索事
項が入力された場合にその入力データを検索キーとして
蓄積手段の付加データを検索し、該当した付加データに
対応させて蓄積されている各単位圧縮データを時系列的
に読出す検索手段を設け、指定入力手段に対して所望の
検索事項を入力することによって、その検索事項に対応
した監視映像を選択的に再生させるようにしたものであ
る。この発明によれば、付加データに対応した検索事項
を入力するための操作パネルを設けておき、指定入力す
るだけでその指定条件に合致した映像を順次モニタへ表
示させてゆくことができ、使い勝手の良い再生装置が実
現される。
【0015】また、監視映像を再生させる場合に、検索
キーに該当した付加データの内容を先に読出してモニタ
で一定時間だけ再生し、次いでそれに対応した各単位圧
縮データを時系列的に読出して再生させれば、先に監視
条件を画面上で確認した後に監視映像を見ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の「監視映像の記録
/再生装置」の各実施形態を図面を用いて詳細に説明す
る。 《実施形態1》先ず、図1は実施形態1に係るパチンコ
ホールに設置された監視システムの回路構成図を示す。
同図において、1-1〜mは玉貸機、2-1〜nはパチンコ玉の
計数機、3-1〜pはパチンコゲーム機、4-ij(i=1,2,3,j=1
〜m,1〜n,1〜r)は個々の玉貸機1-1〜mと計数機2-1〜n及
びパチンコゲーム機3-1〜pのブロック群(r個のブロッ
クに分割)をそれぞれ視野に収めている監視用ビデオカ
メラ、S11〜S1mは各玉貸機1-1〜mのドアが開放された
時や不正カードが使用された場合等のアラーム状態にな
った時にそれぞれ特定の信号を出力するセンサ、S21〜
S2nは各計数機2-1〜nがカウント開始状態になった時や
アラーム状態になった時にそれぞれ特定の信号を出力す
るセンサ、S31〜S3pは各パチンコゲーム機3-1〜pがフ
ィーバー状態になった時やドアが開放された時やアラー
ム状態になった時にそれぞれ特定の信号を出力するセン
サ、5-ijは各ビデオカメラ4-ijに対応して設けられてい
る処理・記録ユニット、6は各処理・記録ユニット5-ijか
ら転送されたデータを受信して一時的に蓄積する受信バ
ッファ機能を有した通信I/F、7は通信I/F6が受信し
たデータを順次ビデオディスク(VD)8に記録して蓄積
させるビデオディスクレコーダ(VDR)、9-ijは各処理
・記録ユニット5-ijが出力する映像信号(Vij)を用いて
監視映像を表示させるモニタ、10は監視映像の表示再生
等に係る指示入力を行うための操作部、11は操作部10の
指示入力に対応した制御データを各処理・記録ユニット5
-ijと通信I/F6へ出力する外部制御I/Fである。ここ
に、各機器1-1〜m,2-1〜n,3-1〜pと各ビデオカメラ4-ij
とセンサS11〜S1m,S21〜S2n,S31〜S3p以外は全て
は監視センタ側に設置されている。
【0017】また、前記の各処理・記録ユニット5-ij
は、対応した各ビデオカメラ4-ijから入力される映像信
号をディジタルデータへ変換するA/D変換器21と、A/
D変換されたフレームデータを蓄積するフレームメモリ
22と、フレームメモリ22に展開されたフレームデータを
アナログ信号へ変換するD/A変換器23と、D/A変換さ
れたアナログ映像信号に所定処理を施して対応する各モ
ニタ9-ijへ出力する信号処理部24と、CPU25とタイマ
26とROM27とRAM28とI/Oポート29からなるマイ
クロコンピュータ回路(以下、「マイコン回路」という)
と、マイコン回路のバスに接続されたキャラクタテーブ
ル30と、同様にバス接続されており、後記のラスタ/ブ
ロック変換器32から入力される映像データ(画素ブロッ
クデータ)を圧縮してマイコン回路のバスへ出力し、通
信I/F6からマイコン回路へ転送されてくる圧縮映像デ
ータを伸長して後記のラスタ/ブロック変換器32へ出力
するJPEG-エンコーダ/デコーダ31と、前記のエン
コーダ/デコータ31から入力される8×8画素のブロッ
クデータを時間軸上の1次元データに変換してフレーム
メモリへ書込み、逆にフレームメモリ22のフレームデー
タを8ラインずつ読出して8×8画素のブロックデータ
に変換してエンコーダ/デコータ31へ出力するラスタ/ブ
ロック変換器32を具備している。尚、マイコン回路のR
OM27はそれを内蔵している処理・記録ユニット5-ijの
全体的動作制御と後述のアドレス制御とデータ転送制御
を実行するプログラムを格納しており、またこの実施形
態1においてはRAM28が60フレーム分の圧縮フレー
ムデータを格納するワークエリアと若干のコードデータ
を格納できる予備エリアを有しているものとする。
【0018】そして、各処理・記録ユニット5-ijは通常
動作として次の2種の動作を並行して実行している。 (1) ビデオカメラ4-ijから入力される映像信号をA/D
変換器21→フレームメモリ22→D/A変換器23→信号処
理部24の信号系を通じて対応する各モニタ9-ijへ出力さ
せ、各モニタ9-ijに監視対象領域の映像を常時表示させ
る。 (2) エンコーダ/デコーダ31で圧縮した入力映像のフレ
ームデータを、図2のフローチャートに示されるよう
に、RAM28に対する書込みアドレスを巡回させながら
エンドレス記録方式で書込み続ける。即ち、A/D変換
器21→フレームメモリ22→ラスタ/ブロック変換器32→
エンコーダ/デコーダ31→マイコン回路のバスの順序か
らなる信号系を通じて圧縮フレームデータが取込まれる
度にアドレスを進行させ、進行させたアドレスの古いデ
ータを取込まれた最新の圧縮フレームデータに書換えて
RAM28に記録してゆき、アドレスがA(59)に達した時
点で書込みアドレスをA(0)へ戻して次の圧縮フレーム
データに書換えて記録してゆくことになる。その結果、
図3に示すように、現時点の書込みアドレスをA(n)と
した場合に、現時点以前の2秒間に相当する60フレー
ム分の圧縮フレームデータ[D(x-59)〜D(x)]が記録さ
れていることになる。尚、xはフレームの任意の時系列
番号を示す値である。
【0019】次に、前記の通常動作状態でセンサSijか
ら信号Qijが検出された場合におけ処理・記録ユニット5
-ijの動作を、図4のフローチャートを参照しながら説
明する。先ず、センサ信号Qijが検出されるとCPU25
が割込みモードを設定し(F41,F42)、タイマ26の時刻デ
ータTを検出してRAM28の予備エリアにセーブする(F
43)。また、センサ信号Qijの検出時点で入力されてい
る圧縮フレームデータがRAM28に書込まれると、直ち
にRAM28への書込みを停止させてその時点で書込まれ
ている60フィールド分の圧縮フィールドデータを保持
させる(F44)。
【0020】そして、処理・記録ユニット5-ijに対応し
た機器に係る機器特定データとセンサ信号Qijが示して
いる状態データをキャラクタテーブル30でキャラクタデ
ータへ変換し、更に前記でセーブした時刻データTに基
づいて日時表示用のキャラクタデータを作成し、それら
データをI/Oポート29を介してVDR7側の通信I/F6
へ転送する(F45)。尚、この転送動作は前記のF44の動作
と並行して実行させることができる。
【0021】ところで、処理・記録ユニット5-ijはビデ
オカメラ4-ijからの映像信号をリアルタイムに受信して
おり、機器特定データ等を転送した段階で、エンコーダ
/デコーダ31から次の圧縮フレームデータがバスに出力
されるが、CPU25はRAM28への書込みを停止させた
後に入力されてくる圧縮フレームデータをI/Oポート2
9を介してVDR7側の通信I/F6へ転送する(F46)。
【0022】そして、この場合の圧縮フレームデータの
転送フレーム数はRAM28が記憶しているフレーム数と
同数の60フレームとされ、CPU25は60フレーム分
転送させた段階で直ちにエンコーダ/デコーダ31の出力
を停止させ、RAM28に保持されている圧縮フレームデ
ータの読出しを開始してその読出しデータをI/Oポー
ト29からVDR7側の通信I/F6へ転送する(F46〜F4
8)。但し、RAM28からの読出しに際しては、アドレス
指定方法として、RAM28に対して最後に書込まれた圧
縮フレームデータのアドレスを確認し、巡回方式に従っ
てその次のアドレスに保持されているアドレスの圧縮フ
レームデータから読出してゆく。即ち、図3において、
アドレスA(n)への書込み中にセンサ信号Qijが入力さ
れた場合には、読出しアドレスをA(n+1)〜A(59)→A
(0)〜A(n)の順で指定し、圧縮フレームデータをD[x-5
9]〜D[x-n-1]→D[x-n]〜D[x](即ち、D[x-59]〜D
[x])の時系列順で読出す。
【0023】このようにして、合計120フレーム分の
圧縮フレームデータの転送が完了すると、CPU25は上
記に設定した割込みモードを解除し、図2に示したRA
M28に対するエンドレス記録状態を復帰させる(F49,F5
0)。尚、各モニタ9-ijへの映像表示はマイコン回路が関
与しない信号系によって行われているために割込みモー
ドの設定の有無に関係がなく、各モニタ9-ijには常に監
視映像が表示されている。
【0024】一方、VDR7側は、各処理・記録ユニット
5-ijから図4に示した手順に基づいて[機器特定データ,
状態データ,日時データ]と[センサ信号Qijが入力され
た時点以降のリアルタイムな60フレーム分の圧縮フレ
ームデータ]と[センサ信号Qijが入力された時点以前の
60フレーム分の圧縮フレームデータ]を通信I/F6で
受信する。その場合、計数機2-1〜nのセンサS21〜S2n
やパチンコゲーム機3-1〜pのセンサS31〜S3pは、その
検出事項の性質上頻繁にセンサ信号を出力するため、そ
れらの機器2-1〜n,3-1〜pに対応した処理・記録ユニット
5-ijから前記データが転送される頻度が高く、同一時間
帯に複数のデータを受信しなければならない場合も少な
くない。しかし、通信I/F6は受信バッファ機能を有し
ており、前記のようにデータ転送が重複した場合にも全
てのデータを受け付けて一時的に内部のメモリに蓄積し
ておき、先に受けたデータから順次VDR7へ転送して
VD8に記録させるようにしているため、データ受信時
間の重複によって支障をきたすことはない。また、個々
の転送データは高々120フレーム分の圧縮フレームデ
ータと若干のキャラクタデータに過ぎず、前記の転送頻
度も平均的に数秒間に1回程度であると見込んでおけば
十分であるため、通信I/F6が内蔵するメモリの容量は
それほど大きくなくても足りる。
【0025】ところで、通信I/F6は前記の順序でデー
タを受信するが、60フレーム分の各圧縮フレームデー
タ群はその群単位でみると時系列的に逆転している。即
ち、図3に示すタイミングでセンサ信号Qijがあった場
合には、その入力時点以降の圧縮フレームデータD[x+
1]〜D[x+60]が先に受信され、その後に圧縮フレームデ
ータD[x-59]〜D[x]が受信されることになり、映像の
時系列順序からみれば逆転している。そこで、VDR7
はVD8に受信データを蓄積させる際に、受信順序とは
異なり、図5に示すようにVD8からの読出しアドレス
に対して120フレーム分の圧縮フレームデータが時系
列順になるように配置させて記録する。同図の配置で読
出しアドレスを順次指定すれば、[機器特定データ,状態
データ,日時データ]に続いて120フレーム分の圧縮フ
ィールドデータD[x-59]〜D[x+60]が時系列に従って読
出されることになる。
【0026】尚、本実施形態において、RAM28の記憶
容量が60フレーム分と設定されており、またセンサ信
号Qijの入力時点以降に転送するフレーム数も60フレ
ームとされているが、その根拠は、NTSC方式でのT
V映像信号は30[フレーム/sec]であり、パチンコホ
ールでの不正行為を監視・確認する場合、その事実発生
の前後2秒間の再生映像を見ることができれば十分に確
認できるという経験的観点に基づくものである。従っ
て、事実発生前の映像を長くしたい場合にはRAM28の
容量を大きくすることで対応でき、また事実発生前の映
像を長くする必要がある場合には後に転送するフレーム
数を多くすればよいが、当然に装置のコストが高くな
り、またVD8に収録できる件数が少なくなるという不
利はある。
【0027】《実施形態2》この実施形態における監視
システムの回路構成図は図1と全く同様であり、相違し
ているのは、RAM28が実施形態1では60フレーム分
の圧縮フィールドデータを記憶するものであったが、こ
の実施形態2ではそれを2倍の120フレーム分として
いる点、及び圧縮フレームデータのRAM28に対する書
込み/読出し手順が異なる点だけである。
【0028】この実施形態の処理・記録ユニット5-ijで
は、実施形態1と同様に、ビデオカメラ4-ijから得られ
る映像信号の圧縮フレームデータを巡回アドレス方式で
RAM28にエンドレス記録しており、その手順は図2に
おけるF25の判断を「N=119か?」と直すだけで表現
される。従って、この実施形態でのRAM28には図6に
示すような態様で圧縮フレームデータが巡回アドレス方
式で書込まれている。
【0029】次に、通常動作状態でセンサSijから信号
Qijが入力された場合における処理・記録ユニット5-ij
の動作を、図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。同図において、F71〜F73までの手順は実施形態1の
場合と同様であるが、この実施形態では信号Qijが入力
されてもセンサRAM28に対する書込みを停止させず、
そのまま60フレーム分だけ巡回アドレス方式での書込
みを続行させ、60フレーム分の書込みがなされた時点
でRAM28への書込みを停止させると共にその時点での
圧縮フレームデータを保持させる(F74〜F76)。
【0030】具体的には、今、図6におけるアドレスA
(n)に圧縮フレームデータを書込みんでいる時点でセン
サ信号Qijの入力があったとすると、次のアドレスA(n
+1)以降のアドレスに先に書込まれている圧縮フレーム
データをセンサ信号Qijの入力後にもリアルタイムに入
力されてくる圧縮フレームデータD[x+1],D[x+2],・・・
へ書換えてゆき、その書換えが60フレーム分なされた
時点で書込みを停止させる。従って、その書込み(書換
え)によって、書込みが停止された時点でRAM28に書
き込まれている圧縮フレームデータはD[x-59]〜D[x]
〜D[x+60]となり、センサ信号Qijの入力時点を時間的
な中心として前後60フレーム分(合計120フレーム
分)の圧縮フレームデータが書込まれている状態にな
る。
【0031】そこで、マイコン回路のCPU25は、セン
サ信号Qijに対応した機器特定データ等をI/Oポート2
9を介してVDR7側へ転送させた後、直ちに保持されて
いる圧縮フレームデータD[x-59]〜D[x+60]におけるD
[x-59]が書込まれているアドレスから巡回アドレス方式
で順次指定して圧縮フレームデータを読出し、同様にし
てVDR7側へ転送させる(F77〜F79)。尚、D[x-59]に
対応するアドレスは、最終的に圧縮フレームデータが書
込まれたアドレスの次のアドレスに相当する。そして、
120フレーム分の転送が完了した段階で割込みモード
を解除して通常動作による書込みモードへ戻す(F80)。
【0032】一方、VDR7側では通信I/F6で前記の
転送データを受信し、VDR7がVD8にその転送データ
を記録するが、この実施形態においてはセンサ信号Qij
の入力時の前後に分けて圧縮フレームデータを転送する
わけではなく、また各圧縮フレームデータは前記の読出
し手順で時系列性が保証されているため、VDR7は転
送データを図8に示すようにそのままの順序でVD8に
記録すれば足りる。
【0033】《実施形態3》この実施形態は、前記の各
実施形態と異なり、VD8に記録・蓄積されている各圧縮
フレームデータ群を読出してモニタに再生させるための
再生装置に係る。この実施形態における再生装置は、図
1及び図9に示される操作部10と外部制御I/F11と通
信I/F6とVDR7で構成される。ここに、操作部10の
入力パネル面10aには図9に示すような態様でキーとL
CD50が配設されており、そのキー操作による指示入力
をLCD50で確認しながら検索情報を指定するようにな
っている。
【0034】そして、そのキー操作による検索指定デー
タは内蔵のマイコン回路51から外部制御I/F11を介し
て通信I/F6へ転送され、VDR7がその検索指定デー
タを用いてVD8に収録されている圧縮フレームデータ
群を検索する。尚、外部制御I/F11を介して各処理・記
録ユニット5-ijのマイコン回路へ転送されるデータは、
VD8に収録されている圧縮フレームデータ群をどのモ
ニタ9-ijで再生させるかを指定し、そのモニタ9-ijに対
応した各処理・記録ユニット5-ijをVD再生モードにす
るための制御データである。
【0035】ところで、前記の各実施形態においては、
図5及び図8に示すように各圧縮フレームデータ群をイ
ンデックスデータ[機器特定データ,状態データ,日時デ
ータ]に対応させてVD8に記録・蓄積させるようにし
た。それに対して、図9に示される操作部10の入力パネ
ル面10aには、機器特定キー(玉貸機/計数機/パチンコ
ゲーム機の各キーと機器番号の特定のためのテンキー)
と、状態指定キー(ドアオープン/アラーム/カウント
/フィーバーの指定キー)と、日時や時間帯の指定キー
(テンキー)が設けられており、それらのキーで1又は2
以上の条件を指定して実行キーを押すことにより、VD
R7に検索条件を設定できるようになっている。
【0036】従って、検索条件を与えられたVDR7で
は、その条件を検索キーとしてVD8の前記インデック
スデータのみを検索し、該当したインデックスデータに
対応して記録・蓄積されている圧縮フレームデータ群を
読出し、それを通信I/F8を介して予め指定したモニタ
9-ijに出力可能な処理・記録ユニット5-ijへ転送する。
そして、予めVD再生モードに設定されている処理・記
録ユニット5-ijは、VDR7側から転送されてくる圧縮
フレームデータ群をI/Oポート29→バス→エンコーダ/
デコーダ31→ラスタ/ブロック変換器32→フレームメモ
リ→D/A変換器23→信号処理部24→モニタ9-ijの信号
系を通じて検索された監視映像を表示させる。
【0037】例えば、操作部10の入力パネル面10aから
「玉貸機」,「機器番号=○○○」,「日時=□□月□□日☆☆
時〜□□月□□日★★時」を指定した場合には、インデ
ックスデータがその条件を満たす全ての圧縮フレームデ
ータ群が読出され、図10に示すように指定モニタに順
次2秒間ずつ監視映像が表示されてゆくことになる。特
に、この実施形態では、監視映像を再生させる前にその
映像に係るインデックスデータを文字情報として画面に
表示させるようにしている。従って、オペレータ(監視
担当者)は先に監視映像の条件だけを文字情報で明確に
確認し、その後に前記条件に対応した監視映像を見るこ
とができる。また、その表示方式によると、監視映像に
その条件をスーパインポーズする場合のように、映像の
一部が文字情報によって見られなくなる不具合が生じな
い。
【0038】尚、以上の実施形態1,2,3においては
フレームデータを単位として取扱っているが、フィール
ドデータ単位で処理することも可能である。また、時系
列的なフレームデータ又はフィールドデータを完全に再
生する必要がなく、間歇的な動画映像になっても監視目
的が達成できるような場合には、フレームデータ又はフ
ィールドデータを適当に間引いて単位時間当たりのデー
タ量を少なくし、RAM28の容量を小さくしたり、VD
に蓄積する収録件数をより多くすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の「監視映像の記録/再生装置」
は、以上の構成を有していることにより、次のような効
果を奏する。請求項1の発明は、小容量の記憶手段に対
するエンドレス記録方式を用いて、機器の状態が監視を
要する状態になった時点以前の監視所要時間とその時点
以降の監視所要時間の映像データを蓄積手段に自動的に
蓄積させてゆくことを可能にし、必要な時間帯の映像デ
ータのみを蓄積手段に大量に収録させる。特に、遊戯場
等における不正行為の摘発においては、その行為の発生
後だけでなく、発生前の映像を収録しておくことが極め
て有効であり、この発明はそのような映像記録のために
最適な装置を提供する。請求項2の発明は、請求項1の
場合より記憶手段の容量を多く要する不利はあるが、同
様の効果を得ると共に、請求項1の場合と異なり映像デ
ータの時系列性を保って蓄積手段に転送できるという利
点がある。請求項3の発明は、複数の監視対象機器が存
在し、各機器について監視を要する状態が頻繁に発生す
る場合にも、前記監視所要時間の映像データを単一の蓄
積手段に蓄積させてゆくことを可能にする。請求項4及
び請求項5の発明は、複数の監視対象機器が存在する場
合に、映像の収録時刻や機器の特定データや監視アイテ
ムデータを付加データとして各監視映像データに対応付
けて蓄積手段に記録・蓄積させることにより、後の検索
効率の向上を実現する。請求項6の発明は、請求項4及
び請求項5の発明に対応した再生装置を提供し、簡単な
操作によって効率的に所望の監視映像を検索・再生させ
ることを可能にする。請求項7の発明は、請求項6の発
明に係る再生装置において、付加データの内容と監視映
像を別に表示させ、監視条件を表示画面で確認した上
で、文字情報によって妨げられない監視映像を表示させ
ることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「監視映像の記録/再生装置」の実施形
態に係るパチンコホールの監視システムの回路構成図で
ある。
【図2】エンドレス記録方式でのRAMに対する圧縮フ
レームデータの書込み手順を示すフローチャートある。
【図3】実施形態1において、RAMのアドレスと圧縮
フレームデータの時系列的な書込み状態を示す図であ
る。
【図4】実施形態1において、センサから信号が検出さ
れた場合の処理・記録ユニットの動作手順を示すフロー
チャートである。
【図5】実施形態1におけるビデオディスク(VD)に対
する付加データと圧縮フレームデータの記録態様を示す
図である。
【図6】実施形態2におけるRAMのアドレスと圧縮フ
レームデータの時系列的な書込み状態を示す図である。
【図7】実施形態2において、センサから信号が検出さ
れた場合における処理・記録ユニットの動作手順を示す
フローチャートである。
【図8】実施形態2におけるビデオディスク(VD)に対
する付加データと圧縮フレームデータの記録態様を示す
図である。
【図9】実施形態3に関連して、操作部の入力パネル面
の平面図と、操作部とVDR側及び処理・記録ユニット
との接続関係を示した図である。
【図10】実施形態3に関連して、検索条件を指定した
場合におけるモニタ画面の推移を示す図である。
【符号の説明】
1-1〜m…玉貸機、2-1〜n…計数機、3-1〜p…パチンコゲ
ーム機、4-11〜1m,4-22〜2n,4-31〜3r…ビデオカメラ、
5-11〜1m,5-22〜2n,5-31〜3r…処理・記録ユニット、6…
通信I/F、7…VDR、8…VD、9-11〜1m,9-22〜2n,9
-31〜3r…モニタ、10…操作部、10a…入力パネル面、11
…外部制御I/F、21…A/D変換器、22…フレームメモ
リ、23…D/A変換器、24…信号処理部、25…CPU、2
6…タイマ、27…ROM、28…RAM、29…I/Oポー
ト、30…コードテーブル、31…エンコーダ/デコーダ、3
2…ラスタ/ブロック変換器、50…LCD、51…マイコン
回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象となる機器を視野に収めたビデ
    オカメラと、前記機器の状態が監視を要する所定状態に
    なった場合にその事実を示す検出信号を出力する検出手
    段と、前記ビデオカメラの出力映像信号をフィールド単
    位又はフレーム単位で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手
    段が圧縮したフィールドデータ又はフレームデータ(以
    下、「単位圧縮データ」という)を前記事実の発生前の監
    視所要時間に相当する数だけ記憶することが可能な記憶
    手段と、大量の単位圧縮データを蓄積することが可能な
    蓄積手段と、通常は前記記憶手段に対する書込みアドレ
    スを巡回させながら前記圧縮手段から得られる各単位圧
    縮データを前記記憶手段にエンドレス方式で書込み、前
    記検出手段から検出信号の入力があった場合にその書込
    み動作を停止させると共にその時点で前記記憶手段が記
    憶している各単位圧縮データを保持せしめる書込み制御
    手段と、前記検出手段から検出信号の入力があった後に
    前記圧縮手段から得られる単位圧縮データを前記事実の
    発生後の監視所要時間に相当する数だけ前記蓄積手段へ
    転送し、その転送完了後に前記記憶手段に保持されてい
    る各単位圧縮データを前記のアドレス巡回方式に従って
    順次読出して前記蓄積手段へ転送する転送制御手段とを
    具備し、前記蓄積手段が転送制御手段から転送されるデ
    ータを逐次蓄積させてゆくことを特徴とした監視映像の
    記録装置。
  2. 【請求項2】 監視対象となる機器を視野に収めたビデ
    オカメラと、前記機器の状態が監視を要する所定状態に
    なった場合にその事実を示す検出信号を出力する検出手
    段と、前記ビデオカメラの出力映像信号をフィールド単
    位又はフレーム単位で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手
    段が圧縮した単位圧縮データを前記事実の発生前と発生
    後の監視所要時間の合計時間に相当する数だけ記憶する
    ことが可能な記憶手段と、大量の単位圧縮データを蓄積
    することが可能な蓄積手段と、通常は前記記憶手段に対
    する書込みアドレスを巡回させながら前記圧縮手段から
    得られる各単位圧縮データを前記記憶手段にエンドレス
    方式で書込み、前記検出手段から検出信号の入力があっ
    た場合に前記事実の発生後の監視所要時間に相当する数
    の単位圧縮データを書き込ませた後にその書込み動作を
    停止すると共にその時点で前記記憶手段が記憶している
    各単位圧縮データを保持せしめる書込み制御手段と、前
    記書込み制御手段が各単位圧縮データを保持せしめた後
    に前記のアドレス巡回方式に従って保持中の単位圧縮デ
    ータを読出して前記蓄積手段へ転送する転送制御手段と
    を具備し、前記転送制御手段が転送する各単位圧縮デー
    タを前記蓄積手段が逐次蓄積させてゆくことを特徴とし
    た監視映像の記録装置。
  3. 【請求項3】 監視対象となる機器が複数存在する場合
    に、その各機器に対応させてビデオカメラと検出手段、
    及び圧縮手段と記憶手段と書込み制御手段と転送制御手
    段からなる処理・記録ユニットを設けると共に、蓄積手
    段側に各処理・記録ユニットから転送される単位圧縮デ
    ータを受信して一時的に蓄積する受信バッファ手段を設
    け、前記蓄積手段が前記受信バッファ手段で受信・蓄積
    されている処理・記録ユニットのデータを順次蓄積させ
    てゆくこととした請求項1又は請求項2の監視映像の記
    録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の監視映像の記録装置におい
    て、各処理・記録ユニットに検出手段から入力される検
    出信号の入力時刻を計測する計時手段を設け、各処理・
    記録ユニットの転送制御手段が各単位圧縮データを蓄積
    手段へ転送する際に、前記計時手段が計測した時刻デー
    タ及び対応する機器の特定データを付加データとして転
    送することとした監視映像の記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の監視映像の記録装置におい
    て、1台の機器に対して監視アイテム別に複数の検出手
    段が設けられている場合に、転送制御手段がその個々の
    検出手段からの入力信号に基づいて監視アイテムを判断
    し、時刻データ及び機器の特定データと共にその監視ア
    イテムデータも付加データとして転送することとした監
    視映像の記録装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は請求項5の監視映像の記録装
    置における蓄積手段が蓄積した各単位圧縮データを伸長
    してその時系列的映像をモニタに表示させる再生装置に
    おいて、付加データに対応する検索事項を入力する指定
    入力手段と、前記指定入力手段から1又は2以上の検索
    事項が入力された場合にその入力データを検索キーとし
    て前記蓄積手段の付加データを検索し、該当した付加デ
    ータに対応させて蓄積されている各単位圧縮データを時
    系列的に読出す検索手段を設け、前記指定入力手段に対
    して所望の検索事項を入力することによって、その検索
    事項に対応した監視映像を選択的に再生させることを特
    徴とした監視映像の再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の監視映像の再生装置におい
    て、検索キーに該当した付加データの内容を先にモニタ
    で一定時間だけ表示させ、その後に前記検索キーに対応
    した各単位圧縮データを読出して監視映像を再生させる
    こととした監視映像の再生装置。
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