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JPH0881880A - 繊維処理用抗菌剤 - Google Patents

繊維処理用抗菌剤

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Publication number
JPH0881880A
JPH0881880A JP23851194A JP23851194A JPH0881880A JP H0881880 A JPH0881880 A JP H0881880A JP 23851194 A JP23851194 A JP 23851194A JP 23851194 A JP23851194 A JP 23851194A JP H0881880 A JPH0881880 A JP H0881880A
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JP
Japan
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antibacterial
concentration
fiber treatment
antibacterial agent
aqueous solution
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Application number
JP23851194A
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English (en)
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JP3531842B2 (ja
Inventor
Kenji Ichikawa
賢治 市川
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Nikko KK
Original Assignee
Nikko KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikko KK filed Critical Nikko KK
Priority to JP23851194A priority Critical patent/JP3531842B2/ja
Publication of JPH0881880A publication Critical patent/JPH0881880A/ja
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Publication of JP3531842B2 publication Critical patent/JP3531842B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い抗菌性と十分な耐洗濯性を有するととも
に、水を溶媒とする液状物であり、繊維への処理を容易
かつ作業環境も良好に行うことができる繊維処理用抗菌
剤を提供するものである。 【構成】 陽イオン界面活性剤と抗菌作用を有する金属
のN−長鎖アシルアミノ酸塩と水とからなる繊維処理用
抗菌剤である。また、陽イオン界面活性剤と抗菌作用を
有する金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩と非イオン界面
活性剤または/および両性界面活性剤と水とからなる繊
維処理用抗菌剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸、織物などの繊維に
抗菌性を付与するために使用される繊維処理用抗菌剤に
関する。特に、種々の細菌およびカビ菌に対する抗菌効
果を有する新規な繊維処理用抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】人の皮膚には、微生物が付着している。
主な微生物は細菌であり、特に、コリネバクテリウムと
ブドウ球菌が多い。肌着、靴下などの不快な臭気の原因
となる細菌は、主として黄色ブドウ球菌、大腸菌、尿素
分解菌などである。抗菌防臭処理が必要とされる繊維製
品としては、肌着、靴下、スポーツシャツ、カーペッ
ト、カーテン、車両のシート材、いすのシート材などが
ある。
【0003】従来より、種々の抗菌処理剤および処理方
法が提案されている。しかし、従来の抗菌処理剤および
抗菌処理方法では、十分な抗菌性が得られず、また、高
い抗菌性を得るためには、高い濃度で抗菌処理剤を繊維
に付着もしくは含有させることが必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記の先行技術の問題点を解決し、高い抗菌性と十
分な耐洗濯性を有するとともに、水を溶媒とする液状物
であり、繊維への処理を容易かつ作業環境も良好に行う
ことができ、さらに、低濃度でも十分な効果を有する繊
維処理用抗菌剤を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、陽イオン界面活性剤と抗菌作用を有する金属のN−
長鎖アシルアミノ酸塩と水とからなる繊維処理用抗菌剤
である。
【0006】前記繊維処理用抗菌剤は、陽イオン界面活
性剤水溶液中に、抗菌作用を有する金属のN−長鎖アシ
ルアミノ酸塩が、沈殿することなく、分散状態にて含有
されていることが好ましい。前記繊維処理用抗菌剤は、
抗菌作用を有する異なる金属が結合した2種以上のN−
長鎖アシルアミノ酸塩を含有していることが好ましい。
前記金属は、銀、銅、鉛、亜鉛または錫からなる群から
選ばれたいずれか1つであることが好ましい。前記繊維
処理用抗菌剤中の前記抗菌作用を有する金属のN−長鎖
アシルアミノ酸塩と前記陽イオン界面活性剤との重量比
は、N−長鎖アシルアミノ酸塩:陽イオン界面活性剤=
1:1〜1:20であることが好ましい。前記繊維処理
用抗菌剤は、非イオン界面活性剤を含有していることが
好ましい。前記繊維処理用抗菌剤中の前記抗菌作用を有
する金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩、前記陽イオン界
面活性剤、非イオン界面活性剤の重量比は、N−長鎖ア
シルアミノ酸塩:陽イオン界面活性剤:非イオン界面活
性剤=1:1:1〜1:20:20であることが好まし
い。
【0007】前記繊維処理用抗菌剤は、両性界面活性剤
を含有していることが好ましい。前記繊維処理用抗菌剤
中の前記抗菌作用を有する金属のN−長鎖アシルアミノ
酸塩、前記陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤の重量
比は、N−長鎖アシルアミノ酸塩:陽イオン界面活性
剤:両性界面活性剤=1:1:1〜1:20:20であ
ることが好ましい。前記繊維処理用抗菌剤は、非イオン
界面活性剤および両性界面活性剤を含有していることが
好ましい。前記繊維処理用抗菌剤中の前記抗菌作用を有
する金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩、前記陽イオン界
面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤の重量
比は、N−長鎖アシルアミノ酸塩:陽イオン界面活性
剤:非イオン界面活性剤:両性界面活性剤=1:1:
1:1〜1:20:20:20であることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の繊維処理用抗菌剤は、陽イオン界面活
性剤水溶液中に抗菌作用を有する金属のN−長鎖アシル
アミノ酸塩を含有している。この繊維処理用抗菌剤は、
水性液体であるので、水による希釈が可能であり、有機
溶媒を用いる必要がなく繊維処理が容易である。繊維処
理用抗菌剤は、陽イオン界面活性剤と抗菌作用を有する
金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩を含有するため、陽イ
オン界面活性剤の持つ抗菌力と抗菌作用を有する金属の
N−長鎖アシルアミノ酸塩(抗菌性金属塩)の持つ抗菌
力の両者を備える。さらに、抗菌作用を有する金属のN
−長鎖アシルアミノ酸塩は、水に難溶であるため、繊維
に付着した後に容易に溶解することがなく、金属のみの
流出が実質的になく安全であり、かつ、金属のもつ抗菌
力を発揮するとともに、耐洗濯性も有する。また、陽イ
オン界面活性剤は、抗菌性金属塩の分散剤(凝集阻止
剤)として機能するのみでなく、抗菌性金属塩の繊維へ
の付着性を補助している。このため、両者を含有するこ
とにより、本発明の繊維処理用抗菌剤は、高い抗菌作用
を繊維に付与することができる。N−長鎖アシルアミノ
酸抗菌性金属塩は、基本骨格を形成するものがアミノ酸
であるため、毒性も極めて少ない。
【0009】本発明の繊維処理用抗菌剤は、具体的に
は、繊維処理用抗菌剤中に、N−長鎖アシルアミノ酸
と、該N−長鎖アシルアミノ酸と抗菌作用を有する金属
が結合し水に不溶の抗菌性金属塩を含有し、かつ、その
分子相互の凝集が、陽イオン界面活性剤により抑制され
ているため、凝集があまり起こらず、このため、繊維処
理用抗菌剤中で単分子に近い状態にて、ミセルとなり存
在することにより、沈殿することなく分散状態が維持さ
れているものと思われる。
【0010】そこで、本発明の繊維処理用抗菌剤を実施
例を用いて説明する。本発明に使用されるN−長鎖アシ
ルアミノ酸塩の形成に用いられるN−長鎖アシルアミノ
酸は、N位に長鎖アシル基(脂肪酸残基)を有するアミ
ノ酸である。長鎖アシル基としては、高級脂肪酸残基が
好ましく、例えばデカノイル基、ラウロイル基、ミリス
トイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイ
ル基などが好ましい。また、アシル基としては、単一の
ものに限られず、上記のアシル基の複数の種類のものを
用いてもよい。アミノ酸部分としては、モノアミノモノ
カルボン酸、モノアミノジカルボン酸、ジアミノモノカ
ルボン酸のいずれでもよい。本発明の抗菌作用性物質と
して、高い抗菌性を有するものとする場合には、モノア
ミノジカルボン酸を用いることが好ましく、このモノア
ミノジカルボン酸は、2つのカルボキシル基を有するの
で、抗菌作用を有する金属が結合しやすく、全体として
抗菌作用の強いものとすることができる。
【0011】繊維処理用抗菌剤の一般的な用途として
は、アミノ酸に1つの抗菌作用を有する金属が結合した
塩で十分な抗菌力を有する。アミノ酸の具体例として
は、モノアミノモノカルボン酸としては、グリシン、ア
ラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシ
ン、トレオニン、トリプトファン、メチオニンなどであ
り、モノアミノジカルボン酸としては、アスパラギン
酸、グルタミン酸であり、ジアミノモノカルボン酸とし
ては、リジン、アルギニン、ヒスチジンである。そし
て、N−長鎖アシルアミノ酸としては、1種のものに限
定されず、多数の種類のものを用いてもてよい。
【0012】本発明に使用されるN−長鎖アシルアミノ
酸塩の形成に用いられる抗菌作用を有する金属として
は、銀、銅、鉛、亜鉛、錫、ビスマスなどが好適に使用
できる。そして、上記金属のうち、抗菌力、安全性の点
より、銀または銅がより好適である。特に、沈殿抑制の
ためには、2価以上の金属が好適であり、抗菌力も総合
して、銅が好適である。
【0013】本発明の抗菌剤が含有する抗菌作用性物質
は、抗菌作用を有する異なる金属が結合した2種以上の
N−長鎖アシルアミノ酸塩を含有することが好ましい。
つまり、2種以上のN−長鎖アシルアミノ酸塩を含有し
ており、それらN−長鎖アシルアミノ酸塩には抗菌性を
有する異なる金属が結合していることが好ましい。抗菌
作用性物質として、2種以上の抗菌性金属を塩の状態に
て含有することになり、1種のみの抗菌性金属を用いた
より、より広い抗菌スペクトルを有するものとなり、抗
菌作用がより高くなるとともに、より多くの種類の菌類
に対し、抗菌作用を発揮する。
【0014】2種以上のN−長鎖アシルアミノ酸塩は、
それぞれが抗菌作用を有する金属とN−長鎖アシルアミ
ノ酸との塩であり、少なくとも金属が相異しており、N
−長鎖アシルアミノ酸は、同じ物でも、また異なるもの
でもよい。そして、上記金属のうち、抗菌力、安全性の
点より、銀または銅を必須の金属とし、他の金属(銀、
銅、鉛、亜鉛、錫、ビスマスなど)より少なくとも1種
を選択して用いることが好ましい。好ましい組み合わせ
の具体例としては、銀と銅、銀と亜鉛、銀と鉛、銅と亜
鉛、銀と銅と亜鉛、銀と銅と鉛、銀と銅とビスマス、銅
と亜鉛と鉛などである。特に好ましくは銀と銅である。
【0015】よって、本発明の繊維処理用抗菌剤中に含
有されるN−長鎖アシルアミノ酸塩の好ましい具体例と
しては、N−ステアロイルグルタミン酸銅、N−ラウロ
イルグルタミン酸銅、N−ミリストイルグルタミン酸
銅、N−ステアロイルアスパラギン酸銅、N−ラウロイ
ルアスパラギン酸銅、N−ミリストイルアスパラギン酸
銅、N−ステアロイルグルタミン酸銀、N−ラウロイル
グルタミン酸銀、N−ミリストイルグルタミン酸銀、N
−ステアロイルアスパラギン酸銀、N−ラウロイルアス
パラギン酸銀、N−ミリストイルアスパラギン酸銀、N
−ステアロイルバリン銀、N−ラウロイルバリン銀、N
−ミリストイルバリン銀、N−ステアロイルバリン銅、
N−ラウロイルバリン銅、N−ミリストイルバリン銅、
N−ステアロイルフェニルアラニン銀、N−ラウロイル
フェニルアラニン銀、N−ミリストイルフェニルアラニ
ン銀、N−ステアロイルフェニルアラニン銅、N−ラウ
ロイルフェニルアラニン銅、N−ミリストイルフェニル
アラニン銅、N−ステアロイルアルギニン銀、N−ラウ
ロイルアルギニン銀、N−ミリストイルアルギニン銀、
N−ステアロイルアルギニン銅、N−ラウロイルアルギ
ニン銅、N−ミリストイルアルギニン銅、N−ステアロ
イルグルタミン酸亜鉛、N−ラウロイルグルタミン酸亜
鉛、N−ミリストイルグルタミン酸亜鉛、N−ステアロ
イルアスパラギン酸亜鉛、N−ラウロイルアスパラギン
酸亜鉛、N−ミリストイルアスパラギン酸亜鉛、N−ス
テアロイルグルタミン酸ビスマス、N−ラウロイルグル
タミン酸ビスマス、N−ミリストイルグルタミン酸ビス
マス、N−ステアロイルアスパラギン酸ビスマス、N−
ラウロイルアスパラギン酸ビスマス、N−ミリストイル
アスパラギン酸ビスマス、N−ステアロイルバリン亜
鉛、N−ラウロイルバリン亜鉛、N−ミリストイルバリ
ン亜鉛、N−ステアロイルバリン亜鉛、N−ラウロイル
バリン亜鉛、N−ミリストイルバリンビスマス、N−ス
テアロイルフェニルアラニン亜鉛、N−ラウロイルフェ
ニルアラニン亜鉛、N−ミリストイルフェニルアラニン
亜鉛、N−ステアロイルフェニルアラニンビスマス、N
−ラウロイルフェニルアラニンビスマス、N−ミリスト
イルフェニルアラニンビスマス、N−ステアロイルアル
ギニン亜鉛、N−ラウロイルアルギニン亜鉛、N−ミリ
ストイルアルギニン亜鉛、N−ステアロイルアルギニン
ビスマス、N−ラウロイルアルギニンビスマス、N−ミ
リストイルアルギニンビスマス、N−ステアロイルグル
タミン酸鉛、N−ラウロイルグルタミン酸鉛、N−ミリ
ストイルグルタミン酸鉛、N−ステアロイルアスパラギ
ン酸鉛、N−ラウロイルアスパラギン酸鉛、N−ミリス
トイルアスパラギン酸鉛、N−ステアロイルグルタミン
酸錫、N−ラウロイルグルタミン酸錫、N−ミリストイ
ルグルタミン酸錫、N−ステアロイルアスパラギン酸
錫、N−ラウロイルアスパラギン酸錫、N−ミリストイ
ルアスパラギン酸錫、N−ステアロイルバリン錫、N−
ラウロイルバリン錫、N−ミリストイルバリン錫、N−
ステアロイルフェニルアラニン錫、N−ラウロイルフェ
ニルアラニン錫、N−ミリストイルフェニルアラニン
錫、N−ステアロイルアルギニン錫、N−ラウロイルア
ルギニン錫、N−ミリストイルアルギニン錫などであ
る。
【0016】本発明の繊維処理用抗菌剤に使用される陽
イオン界面活性剤は、別名カチオン界面活性剤とも呼ば
れ、構造中の長鎖アルキル基が水溶液中で陽イオンとし
て電離する界面活性剤(表面活性剤)である。陽イオン
界面活性剤としては、長鎖アルキル基を有する第四級ア
ンモニウム化合物、長鎖アルキル基を有する第四級ピリ
ジニウム化合物などが一般的であり、本発明においても
好適である。具体的には、ジアルキルジメチルアンモニ
ウム塩(例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム)、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩(例え
ば、塩化モノステアリルトリメチルアンモニウム)、塩
化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベ
ンジルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、エチル硫
酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモ
ニウムなどが使用できる。
【0017】特に、上記の陽イオン界面活性剤のうち、
抗菌性を有するものが好適であり、特に、塩化ベンザル
コニウムが好適である。塩化ベンザルコニウムは、陽イ
オン界面活性剤であるとともに、高い即効的抗菌性を有
する。本発明の繊維処理用抗菌剤中に界面活性剤として
塩化ベンザルコニウムを用いることにより、液状物は、
即効的抗菌性を有するものとなり、さらに、含有されて
いるN−長鎖アシルアミノ酸抗菌性金属塩は、水不溶性
であり遅効的、持続的抗菌性を有するので、両者協同す
ることにより、より高い抗菌性を有する。
【0018】本発明の繊維処理用抗菌剤中の抗菌性N−
長鎖アシルアミノ酸塩の濃度としては、繊維処理用抗菌
剤を使用する目的、また原料か最終製品であるかにより
大きく相違するが、原料としては、0.01〜10重量
%程度が好ましく、特に、0.1〜8%程度が好適であ
る。実際に繊維処理に用いる場合の抗菌性N−長鎖アシ
ルアミノ酸塩陽濃度としては、5ppm〜1重量%程度
であれば十分であり、特に、10〜500ppmが好ま
しい。
【0019】本発明の繊維処理用抗菌剤中の陽イオン界
面活性剤濃度としては、繊維処理用抗菌剤を使用する目
的、また原料か最終製品(使用時の製品)であるかによ
り大きく相違するが、原料としては、1〜60重量%程
度が好ましく、特に、2〜50%程度が好適である。実
際に繊維処理に用いる場合の陽イオン界面活性剤濃度と
しては、5ppm〜1重量%程度であれば十分であり、
特に、10〜500ppmが好ましい。
【0020】さらに、繊維処理用抗菌剤中における抗菌
性N−長鎖アシルアミノ酸塩と陽イオン界面活性剤との
重量比は、N−長鎖アシルアミノ酸塩:陽イオン界面活
性剤=1:1〜1:20であることが好ましく、特に、
1:3〜1:12が好適である。上記の範囲であれば、
N−長鎖アシルアミノ酸塩の沈殿を抑制することがで
き、また、十分な抗菌作用を有する。
【0021】そして、本発明の繊維処理用抗菌剤は、以
下のようにして製造することができる。まず、陽イオン
界面活性剤の水溶液を準備する。水に粉末状の陽イオン
界面活性剤を添加し、撹拌し十分に溶解させること、ま
た、あらかじめ液体状で提供される陽イオン界面活性剤
水溶液を用いることにより行われる。準備する水溶液中
における陽イオン界面活性剤の濃度は、1〜70重量%
程度が好適であり、特に、3〜80%程度が好適であ
り、より好適には、4〜60%程度である。
【0022】次に、N−長鎖アシルアミノ酸またはその
水溶性塩の粉末物を準備する。粉末物のかわりに、N−
長鎖アシルアミノ酸またはN−長鎖アシルアミノ酸のナ
トリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩の水溶液を準
備してもよい。水に、粉末状のN−長鎖アシルアミノ酸
またはN−長鎖アシルアミノ酸塩を添加し、撹拌し十分
に溶解させること、また、あらかじめ液体状で提供され
るN−長鎖アシルアミノ酸またはN−長鎖アシルアミノ
酸塩水溶液を用いることにより行われる。準備する水溶
液中におけるN−長鎖アシルアミノ酸塩の濃度は、1〜
80重量%程度が好適、特に、2〜60重量%程度好適
である。また、スラリー状のものを用いてもよい。
【0023】また、抗菌性を有する金属の塩、例えば硝
酸銀、硝酸銅、硫酸銀、塩化銅、硫酸銅、硝酸亜鉛、塩
化亜鉛、硝酸ビスマスなどの水溶性の塩の水溶液を準備
する。繊維処理用抗菌剤中に、2種以上の抗菌性金属塩
を存在させる場合には、2種以上の抗菌作用を有する金
属の水溶性塩を準備する。これは、水に、粉末状の抗菌
性を有する金属の塩を添加し、撹拌し十分に溶解させる
こと、また、あらかじめ液体状で提供される抗菌性を有
する金属の塩水溶液を用いることにより行われる。2種
以上の抗菌作用を有する金属の水溶性塩を添加する場合
には、2種以上の抗菌作用金属塩の水溶液を別々に準備
し、それを添加する方法、また1つの液体中に2種以上
の抗菌作用金属塩を含有する混合水溶液を準備し、これ
を添加する方法などが用いられる。準備する水溶液中に
おける抗菌性を有する金属の塩濃度は、1〜40重量%
程度が好適であり、特に、2〜30重量%程度が好適で
ある。また、抗菌性を有する金属の塩水溶液を準備する
かわりに、粉末状またはスラリー状の抗菌性を有する金
属の塩を用いてもよい。
【0024】そして、陽イオン界面活性剤の水溶液に、
上記のように準備したN−長鎖アシルアミノ酸塩粉末物
および抗菌性金属塩水溶液を添加する。添加は、同時に
行ってもよく、また、N−長鎖アシルアミノ酸塩を最初
に添加し、撹拌したのち、抗菌性金属塩水溶液を添加し
てもよく、またその逆でもよい。また、上記の液体の添
加は、陽イオン界面活性剤の水溶液をロータなどによ
り、撹拌しながら行うことも好ましい。さらにN−長鎖
アシルアミノ酸塩、抗菌性金属塩のいずれか、また両方
が粉末状のものであっても、同じように、陽イオン界面
活性剤水溶液に添加し、撹拌することにより行うことが
でき、上述のように、添加順序は同時、順次のいずれで
もよい。このようにして、陽イオン界面活性剤水溶液中
に、N−長鎖アシルアミノ酸塩および抗菌性金属塩が、
添加されることにより、N−長鎖アシルアミノ酸と抗菌
性金属とが結合したN−長鎖アシルアミノ酸抗菌性金属
塩が形成され、形成されたN−長鎖アシルアミノ酸抗菌
性金属塩は分散状態に維持し、エマルジョン状態もしく
は液状の繊維処理用抗菌剤が形成される。
【0025】N−長鎖アシルアミノ酸抗菌性金属塩は、
水に不溶な物質であり通常の水溶液中では、沈殿する。
この沈殿は、N−長鎖アシルアミノ酸抗菌性金属塩の分
子が、分子間力で会合(凝集)し、コロイド粒子を形成
し、粒子状となり、水との親和性が低下することにより
生じるものと思われる。
【0026】N−長鎖アシルアミノ酸抗菌性金属塩は、
各分子中に少なくとも1つの抗菌性を有する金属が結合
した塩であるので、極めて高い抗菌力を有し、さらに、
基本骨格を形成するものがアミノ酸であるため、毒性が
極めて少なく、種々の用途に安全に使用できる。また、
繊維処理用抗菌剤中の抗菌性金属塩および界面活性剤の
濃度を高いものとすることによりペースト状の繊維処理
用抗菌剤とすることもできる。この方法としては、あら
かじめ、界面活性剤および抗菌性金属塩が高濃度となる
ように製造する方法、また、通常の濃度のものを作成し
た後、例えば、加熱、放置などにより水を減少させるこ
とにより行うことができる。
【0027】本発明の繊維処理用抗菌剤が使用される繊
維とは、糸、織布、不織布、編物、さらには、それらな
ども用いて作成された繊維製品を含むものである。繊維
材料は特に限定されるものではなく、天然繊維、合成繊
維、再生繊維などのいずれでもよい。特に、木綿、絹、
麻、羊毛などの天然繊維、レーヨン、キュプラなどの再
生繊維に有効である。これは、若干の負電荷をもち、本
発明の繊維処理用抗菌剤中に含有されている陽イオン界
面活性剤が正電荷を有することより付着性が高いことに
起因するものと考える。また、処理対象となる繊維製品
としては、どのようなものでもよく、例えば、肌着、靴
下、スポーツシャツ、カーペット、カーテン、車両のシ
ート材、いすのシート材、シーツ、タオル、ゆかた、フ
ィルターなどが考えられる。
【0028】また、本発明の繊維処理用抗菌剤中には、
非イオン界面活性剤を含有していてもよい。非イオン界
面活性剤を含有することにより、理由は明確ではない
が、繊維処理用抗菌剤の主成分である上述の抗菌性金属
塩および陽イオン界面活性剤の繊維への付着性が向上す
る。推測するに、非イオン界面活性剤により、繊維表面
の膨潤が進行し、繊維処理用抗菌剤の主成分の繊維への
浸透性を高めているものではないかと考える。
【0029】非イオン界面活性剤としては、アルキルグ
ルコシドが好適である。アルキルグルコシドは、糖とア
ルコールが脱水宿合したものであり、生物界に広く存在
する配糖体の一種である。そして、アルキルグルコシド
は、毒性が極めて低く、生分解性が良好であり、安全性
が高い。このため、本発明の繊維処理用抗菌剤は種々の
用途に利用でき、さらに、非イオン界面活性剤であるの
で、他の物質と反応しにくい。アルキルグルコシドとし
ては、下記一般式(1) G−OR (1) [式中、Gは、グルコース、マンノース、ガラクトース
およびグルコサミンから選ばれた単糖の残基または前記
単糖の1種または2種以上が2ないし4好ましい結合し
たオリゴ等の残基を示す。Rは、アルキル基である。]
【0030】上記式中のRで示されるアルキル基は、炭
素数6〜12程度の直鎖または分岐状のアルキル基が好
ましく、例えば、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル、ドデシル、2−エチルヘキシ
ル、1−メチルヘプチル、2−メチルヘプチル、2−ブ
チルヘキシル、イソデシル、2−エチルオクチル、4−
エチルオクチルなどが好適である。さらに、アルキル基
は、1種または2種以上の置換基を有していてもよく、
例えば、水酸基、アミノ基、ニトロ基、塩素、フッ素、
ヨウ素、臭素などのハロゲン基などが考えられる。
【0031】そして、アルキルグルコシドとしては、ヘ
キシルグルコシド、ヘキシルガラクトコシド、ヘキシル
マンノシド、イソヘキシルグルコシド、イソヘキシルガ
ラクトコシド、オクチルグルコシド、オクチルガラクト
コシド、オクチルマンノシド、オクチルグルコサミド、
2−エチルヘキシルグルコシド、2−エチルヘキシルガ
ラクトコシド、2−エチルヘキシルマンノシド、イソオ
クチルグルコシド、デシルグルコシド、デシルガラクト
コシド、デシルマンノシドなどが好ましい。アルキルグ
ルコシドのアイノマー組成は、特に制限されず、α体お
よびβ体のいずれでもよい。アルキル基は、炭素数6〜
12直鎖状のものが好適である。
【0032】特に、アルキルグルコシドとしては、HL
Bが、12以上のものが好ましく、そのようなアルキル
グルコシドとしては、オクチルグルコシド(n=8)、
エチルヘキシルグルコシド(n=8)、デシルグルコシ
ド(n=10)、ノニルグルコシド(n=9)、ヘプチ
ルグルコシド(n=7)、ヘキシルグルコシド(n=
6)、ウンデシルグルコシド(n=11)、ドデシルグ
ルコシド(n=12)などがある。これらのうち特に、
オクチルグルコシド(n=8)、エチルヘキシルグルコ
シド(n=8)、デシルグルコシド(n=10)、ノニ
ルグルコシド(n=9)が好適である。
【0033】また、アルキルグルコシド以外の非イオン
界面活性剤としては、アルキルポリオキシエチレンエー
テル、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル、
N,N−ジ(アルカノール)アルカンアミド、アミンオ
キサイドなどがある。
【0034】繊維処理用抗菌剤中のアルキルグルコシド
濃度(純濃度)としては、繊維処理用抗菌剤を使用する
目的、また原料か最終製品(使用時の製品)であるかに
より大きく相違するが、原料としては、1〜60重量%
程度が好ましく、特に、2〜50%程度が好適である。
実際に繊維処理に用いる場合のアルキルグルコシド濃度
としては、5ppm〜1重量%程度であれば十分であ
り、特に、10〜500ppmが好ましい。さらに、繊
維処理用抗菌剤中における抗菌性N−長鎖アシルアミノ
酸塩と陽イオン界面活性剤とアルキルグルコシドとの重
量比は、N−長鎖アシルアミノ酸塩:陽イオン界面活性
剤=1:1:1〜1:20:20であることが好まし
い。上記の範囲であれば、N−長鎖アシルアミノ酸塩の
沈殿を抑制することができ、また、十分な抗菌作用を有
する。特に、1:1:1〜1:10:10が好適であ
る。このアルキルグルコシドは、界面活性作用に起因す
る抗菌作用も有している。
【0035】さらに、本発明の繊維処理用抗菌剤は、両
性界面活性剤を含有することが好ましい。この両性界面
活性剤を含有することにより、より確実にN−長鎖アシ
ルアミノ酸塩の沈殿を抑制することができる。両性界面
活性剤の含有濃度(純濃度)としては、繊維処理用抗菌
剤を使用する目的、また原料か最終製品(使用時の製
品)であるかにより大きく相違するが、原料としては、
1〜60重量%程度が好ましく、特に、2〜50%程度
が好適である。実際に繊維処理に用いる場合のアルキル
グルコシド濃度としては、5ppm〜1重量%程度であ
れば十分であり、特に、10〜500ppmが好まし
い。
【0036】両性界面活性剤としては、どのようなもの
でも使用できるが、例えば、アルキルベタイン、アルキ
ルプロピルベタイン、スルホベタイン、グリシン型両性
界面活性剤などが使用できる。アルキルベタインとして
は、アルキル基の炭素数が6〜18の直鎖もしくは分枝
鎖であるものが好適であり、具体的には、ジメチルアル
キルベタインであるジメチルヤシアルキルベタイン、ジ
メチルドデシルベタインが好適に使用できる。両性界面
活性剤は、抗菌性金属塩の分散作用のみならず、界面活
性作用に起因する抗菌作用も有している。
【0037】さらに、本発明の繊維処理用抗菌剤は、非
イオン界面活性剤と両性界面活性剤の両者を含有するこ
とが好ましい。それぞれの含有濃度は、上述の範囲が好
適である。また、繊維処理用抗菌剤中における抗菌性N
−長鎖アシルアミノ酸塩と陽イオン界面活性剤と非イオ
ン界面活性剤と両性界面活性剤の重量比は、N−長鎖ア
シルアミノ酸塩:陽イオン界面活性剤:非イオン界面活
性剤:両性界面活性剤=1:1:1:1〜1:20:2
0:20であることが好ましい。上記の範囲であれば、
N−長鎖アシルアミノ酸塩の沈殿を抑制することがで
き、また、十分な抗菌作用を有する。特に、1:1:
1:1〜1:10:10:10が好適である。
【0038】また、繊維処理用抗菌剤の粘着性を増加さ
せるために、粘着性物質を添加してもよく、粘着性物質
としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、オキシプロピルセルロース、オキシエチ
ルセルロースなどのセルロース系物質、PVA(ポリビ
ニルアルコール)、変性PVA(例えば、カルボキシル
変性PVA、スルホン酸基変性PVA、アクリルアミド
変性PVA、カリオン基変性PVA、長鎖アルキル基変
性PVA)、澱粉、変性澱粉、カゼイン、合成樹脂エマ
ルジョン(例えば、スチレン−ブタジエンラテックス,
ポリアクリル酸エステルエマルジョン、酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合エマルジョン、酢酸ビニル−エ
チレン共重合エマルジョン)などが使用される。
【0039】本発明の繊維処理用抗菌剤による繊維処理
は、処理対象となる繊維材料に対して、浸漬法、パッド
法、印捺法、スプレー法などの方法によって行うことが
できる。特に好ましくは、浸漬法であり、浸漬した後引
き上げ、熱処理することが好ましい。
【0040】
【実施例】次に、本発明の繊維処理用抗菌剤の実施例に
ついて説明する。
【0041】(実施例1)陽イオン界面活性剤として、
塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−5
0、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量%)
約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のアルカ
リ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミン酸
ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソフト
HS−21)を用いた。硝酸銅26gを水180gに溶
解した硝酸銅水溶液を作成した。そして、上記の陽イオ
ン界面活性剤水溶液200gを水200gで希釈した水
溶液に、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ジナトリ
ウム46gおよび上記の硝酸銅水溶液206gを混合さ
せることにより、青緑色のエマルジョン状態の繊維処理
用抗菌剤原液を作成し、これに水4348gを添加して
希釈して、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイ
ル−L−グルタミン酸銅濃度約1%、塩化ベンザルコニ
ウム濃度約2%、実施例1)を約5kg作成した。この
液状物は、6カ月間放置しても、分離、沈殿などは生じ
なかった。
【0042】(実施例2)上記実施例1において作成し
た繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈した。
水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散して
いることが確認できた。このようにして実用濃度の繊維
処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸銅濃度約30ppm,塩化ベンザルコニウム濃度約
60ppm、実施例2)を作成した。
【0043】(実施例3)陽イオン界面活性剤として、
塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−5
0、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量%)
約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のアルカ
リ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミン酸
ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソフト
HS−21)を用いた。硝酸銀28gを水192gに溶
解した硝酸銅水溶液を作成した。そして、上記の陽イオ
ン界面活性剤水溶液200gを水200gで希釈した水
溶液に、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ジナトリ
ウム46gおよび上記の硝酸銀水溶液220gを混合さ
せることにより、エマルジョン状態の繊維処理用抗菌剤
原液を作成し、これに水4334gを添加して希釈し
て、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル−L
−グルタミン酸銀濃度約1%、塩化ベンザルコニウム濃
度約2%、実施例3)を約5kg作成した。この液状物
は、6カ月間放置しても、分離、沈殿などは生じなかっ
た。
【0044】(実施例4)上記実施例3において作成し
た繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈した。
水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散して
いることが確認できた。このようにして実用濃度の繊維
処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸銀濃度約30ppm,塩化ベンザルコニウム濃度約
60ppm、実施例4)を作成した。
【0045】(実施例5)陽イオン界面活性剤として、
塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−5
0、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量%)
約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のアルカ
リ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミン酸
ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソフト
HS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅16.5
gを水133.5gに溶解した銀銅混合水溶液を作成し
た。そして、上記の陽イオン界面活性剤水溶液200g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160gを混合させることにより、青緑色のエマルジ
ョン状態の本発明の繊維処理用抗菌剤原液を作成し、こ
れに水4384gを添加して希釈して、本発明の繊維処
理用抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸銀重
量濃度約0.6%、N−ステアロイル−L−グルタミン
酸銅重量濃度約0.4%、塩化ベンザルコニウム濃度約
2%、実施例5)を約5kg作成した。この液状物は、
6カ月間放置しても、分離、沈殿などは生じなかった。
【0046】(実施例6)上記実施例5において作成し
た繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈した。
水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散して
いることが確認できた。このようにして実用濃度の繊維
処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銅濃度約12ppm,塩化ベンザルコニウム濃
度約60ppm、実施例6)を作成した。
【0047】(実施例7)陽イオン界面活性剤として、
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチ
ルアンモニウム水溶液(製品名カチオンLQ、三洋化成
株式会社、界面活性剤濃度約65重量%)約160gを
用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のアルカリ金属塩とし
て、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ジナトリウム
(味の素株式会社製、商品名 アミソフトHS−21)
を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅16.5gを水13
3.5gに溶解した銀銅混合水溶液を作成した。そし
て、上記の陽イオン界面活性剤水溶液160gを水20
0gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−L−グル
タミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶液160
gを混合させることにより、青緑色のエマルジョン状態
の本発明の繊維処理用抗菌剤原液を作成し、これに水4
424gを添加して希釈して、本発明の繊維処理用抗菌
剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸銀重量濃度約
0.6%、N−ステアロイル−L−グルタミン酸銅重量
濃度約0.4%、陽イオン界面活性剤濃度約2%、実施
例7)を約5kg作成した。この液状物は、6カ月間放
置しても、分離、沈殿などは生じなかった。
【0048】(実施例8)上記実施例7において作成し
た繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈した。
水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散して
いることが確認できた。このようにして実用濃度の繊維
処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤濃度
約60ppm、実施例8)を作成した。
【0049】(実施例9)陽イオン界面活性剤として、
第4級アンモニウム塩水溶性重合体(製品名カヤクリル
レジン、日本化薬株式会社、界面活性剤濃度約40重量
%)約250gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のア
ルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソ
フトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅1
6.5gを水133.5gに溶解した銀銅混合水溶液を
作成した。そして、上記の陽イオン界面活性剤水溶液2
50gを水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロ
イル−L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混
合水溶液160gを混合させることにより、青緑色のエ
マルジョン状態の本発明の繊維処理用抗菌剤原液を作成
し、これに水4334gを添加して希釈して、本発明の
繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン
酸銀重量濃度約0.6%、N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銅重量濃度約0.4%、陽イオン界面活性剤濃
度約2%、実施例9)を約5kg作成した。この液状物
は、6カ月間放置しても、分離、沈殿などは生じなかっ
た。
【0050】(実施例10)上記実施例9において作成
した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、実施例10)を作成した。
【0051】(実施例11)陽イオン界面活性剤とし
て、塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−
50、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量
%)約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のア
ルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソ
フトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅18
gを水125gに溶解した銀銅混合水溶液を作成した。
硝酸銀10g、硝酸銅16.5gを水133.5gに溶
解した銀銅混合水溶液を作成した。アルキルグルコシド
として、オクチルグルコシド液状物[商品名Sucra
ph AG8、n−オクチルD−グルコシド、HLB1
9、分子量292.37、液体状(50重量%オクチル
グルコシド含有)、株式会社日本精化]を用いて、この
アルキルグルコシド液状物450gをイオン交換水39
34gに溶解してアルキルグルコシド水溶液4384g
を作成した。
【0052】上記の陽イオン界面活性剤水溶液200g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160gを混合させることにより、青緑色のエマルジ
ョン状態の原液を作成し、これをアルキルグルコシド水
溶液4384g中に添加して、本発明の繊維処理用抗菌
剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸銀重量濃度約
0.6%、N−ステアロイル−L−グルタミン酸銅重量
濃度約0.4%、陽イオン界面活性剤濃度約2%、アル
キルグルコシド濃度約4.5%、実施例11)を約5k
g作成した。この液状物は、6カ月間放置しても、分
離、沈殿などは生じなかった。
【0053】(実施例12)上記実施例11において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、アルキルグルコシド濃度約135p
pm、実施例12)を作成した。
【0054】(実施例13)実施例13のアルキルグル
コシドの代わりに、デシルグルコシド(n−デシルD−
グルコシド、分子量320.43、HLB16、粉末
状)を持ち、このアルキルグルコシド粉末225gをイ
オン交換水4159gに溶解してアルキルグルコシド水
溶液4384gを作成したものを使用した以外は、実施
例12と同様に行い本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ス
テアロイル−L−グルタミン酸銀重量濃度約0.6%、
N−ステアロイル−L−グルタミン酸銅重量濃度約0.
4%、陽イオン界面活性剤濃度約2%、非イオン界面活
性剤濃度約4.5%、実施例13)を約5kg作成し
た。この液状物は、6カ月間放置しても、分離、沈殿な
どは生じなかった。
【0055】(実施例14)上記実施例13において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、非イオン界面活性剤濃度約135p
pm、実施例14)を作成した。
【0056】(実施例15)陽イオン界面活性剤とし
て、塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−
50、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量
%)約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のア
ルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソ
フトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅18
gを水125gに溶解した銀銅混合水溶液を作成した。
硝酸銀10g、硝酸銅16.5gを水133.5gに溶
解した銀銅混合水溶液を作成した。両性界面活性剤とし
て、ジメチルドデシルベタイン液状物[商品名アノンB
L、液体状(約36重量%ジメチルドデシルベタイン含
有)、日本油脂株式会社]を用いた。
【0057】上記の陽イオン界面活性剤水溶液200g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160g、両性界面活性剤625gを混合させること
により、青緑色のエマルジョン状態の原液を作成し、こ
れを水3759g中に添加して、本発明の繊維処理用抗
菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸銀重量濃度
約0.6%、N−ステアロイル−L−グルタミン酸銅重
量濃度約0.4%、陽イオン界面活性剤濃度約2%、両
性界面活性剤濃度約4.5%、実施例11)を約5kg
作成した。この液状物は、6カ月間放置しても、分離、
沈殿などは生じなかった。
【0058】(実施例16)上記実施例15において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、両性界面活性剤濃度約135pp
m、実施例16)を作成した。
【0059】(実施例17)陽イオン界面活性剤とし
て、塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−
50、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量
%)約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のア
ルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソ
フトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅1
6.5gを水133.5gに溶解した銀銅混合水溶液を
作成した。両性界面活性剤として、ジメチルドデシルベ
タイン液状物[商品名アノンBL、液体状(約36重量
%ジメチルドデシルベタイン含有)、日本油脂株式会
社]を用いた。アルキルグルコシドとして、オクチルグ
ルコシド液状物[商品名Sucraph AG8、n−
オクチルD−グルコシド、HLB19、分子量292.
37、液体状(50重量%オクチルグルコシド含有)、
株式会社日本精化]を用いた。アルキルグルコシド25
0gを水3849gに添加して、アルキルグルコシド水
溶液4099gを作成した。
【0060】上記の陽イオン界面活性剤水溶液200g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160g、両性界面活性剤285gを混合させること
により、青緑色のエマルジョン状態の原液を作成し、こ
れを上記のアルキルグルコシド水溶液4099g中に添
加して、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル
−L−グルタミン酸銀重量濃度約0.6%、N−ステア
ロイル−L−グルタミン酸銅重量濃度約0.4%、陽イ
オン界面活性剤濃度約2%、両性界面活性剤濃度約2
%、非イオン界面活性剤濃度約2.5%、実施例17)
を約5kg作成した。この液状物は、6カ月間放置して
も、分離、沈殿などは生じなかった。
【0061】(実施例18)上記実施例17において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、両性界面活性剤濃度約60ppm、
非イオン界面活性剤濃度約75ppm、実施例18)を
作成した。
【0062】(実施例19)陽イオン界面活性剤とし
て、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジ
メチルアンモニウム水溶液(製品名カチオンLQ、三洋
化成株式会社、界面活性剤濃度約65重量%)約160
gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のアルカリ金属塩
として、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ジナトリ
ウム(味の素株式会社製、商品名 アミソフトHS−2
1)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅16.5gを水1
33.5gに溶解した銀銅混合水溶液を作成した。両性
界面活性剤として、ジメチルドデシルベタイン液状物
[商品名アノンBL、液体状(約36重量%ジメチルド
デシルベタイン含有)、日本油脂株式会社]を用いた。
アルキルグルコシドとして、オクチルグルコシド液状物
[商品名Sucraph AG8、n−オクチルD−グ
ルコシド、HLB19、分子量292.37、液体状
(50重量%オクチルグルコシド含有)、株式会社日本
精化]を用いた。アルキルグルコシド250gを水39
34gに添加して、アルキルグルコシド水溶液4439
gを作成した。
【0063】上記の陽イオン界面活性剤水溶液160g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160g、両性界面活性剤285gを混合させること
により、青緑色のエマルジョン状態の原液を作成し、こ
れを上記のアルキルグルコシド水溶液4139g中に添
加して、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル
−L−グルタミン酸銀重量濃度約0.6%、N−ステア
ロイル−L−グルタミン酸銅重量濃度約0.4%、陽イ
オン界面活性剤濃度約2%、両性界面活性剤濃度約2
%、非イオン界面活性剤濃度約2.5%、実施例17)
を約5kg作成した。この液状物は、6カ月間放置して
も、分離、沈殿などは生じなかった。
【0064】(実施例20)上記実施例19において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、両性界面活性剤濃度約60ppm、
非イオン界面活性剤濃度約75ppm、実施例18)を
作成した。
【0065】(実施例21)陽イオン界面活性剤とし
て、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(製品名レ
ボンTM−18、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約
64重量%)約160gを用いた。N−長鎖アシルアミ
ノ酸のアルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−
グルタミン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名
アミソフトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝
酸銅16.5gを水133.5gに溶解した銀銅混合水
溶液を作成した。両性界面活性剤として、ジメチルドデ
シルベタイン液状物[商品名アノンBL、液体状(約3
6重量%ジメチルドデシルベタイン含有)、日本油脂株
式会社]を用いた。アルキルグルコシドとして、オクチ
ルグルコシド液状物[商品名Sucraph AG8、
n−オクチルD−グルコシド、HLB19、分子量29
2.37、液体状(50重量%オクチルグルコシド含
有)、株式会社日本精化]を用いた。アルキルグルコシ
ド250gを水3934gに添加して、アルキルグルコ
シド水溶液4439gを作成した。
【0066】上記の陽イオン界面活性剤水溶液160g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160g、両性界面活性剤285gを混合させること
により、青緑色のエマルジョン状態の原液を作成し、こ
れを上記のアルキルグルコシド水溶液4139g中に添
加して、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル
−L−グルタミン酸銀重量濃度約0.6%、N−ステア
ロイル−L−グルタミン酸銅重量濃度約0.4%、陽イ
オン界面活性剤濃度約2%、両性界面活性剤濃度約2
%、非イオン界面活性剤濃度約2.5%、実施例17)
を約5kg作成した。この液状物は、6カ月間放置して
も、分離、沈殿などは生じなかった。
【0067】(実施例22)上記実施例21において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、両性界面活性剤濃度約60ppm、
非イオン界面活性剤濃度約75ppm、実施例18)を
作成した。
【0068】(実施例23)陽イオン界面活性剤とし
て、塩化ベンザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−
50、三洋化成株式会社、界面活性剤濃度約50重量
%)約200gを用いた。N−長鎖アシルアミノ酸のア
ルカリ金属塩として、N−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸ジナトリウム(味の素株式会社製、商品名 アミソ
フトHS−21)を用いた。硝酸銀10g、硝酸銅1
6.5gを水133.5gに溶解した銀銅混合水溶液を
作成した。両性界面活性剤として、ジメチルドデシルベ
タイン液状物[商品名アノンBL、液体状(約36重量
%ジメチルドデシルベタイン含有)、日本油脂株式会
社]を用いた。アルキルグルコシドとして、オクチルグ
ルコシド液状物[商品名Sucraph AG8、n−
オクチルD−グルコシド、HLB19、分子量292.
37、液体状(50重量%オクチルグルコシド含有)、
株式会社日本精化]を用いた。粘着性物質として、カル
ボキシメチルセルロースを用いた。アルキルグルコシド
250gと、カルボキシメチルセルロース5gを水38
44gに添加して、アルキルグルコシド水溶液4099
gを作成した。
【0069】上記の陽イオン界面活性剤水溶液200g
を水200gで希釈した水溶液に、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ジナトリウム56g、上記の混合水溶
液160g、両性界面活性剤285gを混合させること
により、青緑色のエマルジョン状態の原液を作成し、こ
れを上記のアルキルグルコシド水溶液4099g中に添
加して、本発明の繊維処理用抗菌剤(N−ステアロイル
−L−グルタミン酸銀重量濃度約0.6%、N−ステア
ロイル−L−グルタミン酸銅重量濃度約0.4%、陽イ
オン界面活性剤濃度約2%、両性界面活性剤濃度約2
%、非イオン界面活性剤濃度約2.5%、カルボキシメ
チルセルロース濃度0.1%,実施例23)を約5kg
作成した。この液状物は、6カ月間放置しても、分離、
沈殿などは生じなかった。
【0070】(実施例24)上記実施例23において作
成した繊維処理用抗菌剤30gを水9970gで希釈し
た。水による希釈性は良好であり、視認では均一に分散
していることが確認できた。このようにして実用濃度の
繊維処理用抗菌剤水溶液(N−ステアロイル−L−グル
タミン酸銀濃度約18ppm,N−ステアロイル−L−
グルタミン酸銅濃度約12ppm,陽イオン界面活性剤
濃度約60ppm、両性界面活性剤濃度約60ppm、
非イオン界面活性剤濃度約75ppm、カルボキシメチ
ルセルロース濃度3ppm,実施例24)を作成した。
【0071】[実験]本発明の繊維処理用抗菌剤の抗菌
力について試験を行った。 (1)抗菌性および耐洗濯性試験 上記実施例の繊維処理用抗菌剤のうち金属塩濃度が30
ppmのものを用いて、以下の実験を行った。実験に
は、下着用綿布を用いた。この下着用綿布を各実施例の
抗菌剤液に浸漬したのち引き上げ、絞り率100%で処
理した後、乾燥させた(洗濯回数0,L−0)。次に、
上記の処理したものの耐洗濯性を試験するために、家庭
用洗濯機を用い、中性洗濯用洗剤を2g/lの濃度で添
加した水にて5分間洗濯し、流水洗を2分間行い、さら
に、流水洗を2分間行い脱水乾燥した。そして、洗濯回
数0回(L−0)、洗濯回数10回(L−10),洗濯
回数20回(L−20)について、それぞれ抗菌試験を
行った。また、上記試験には、塩化ベンザルコニウム単
独のもの(濃度500ppm、比較例1)、シリコーン
系第4級アンモニウム塩(濃度0.5%、比較例2)に
ついても、同様におこなった。抗菌試験は、試験試料の
細片を作り、これを試験片とした。肺炎桿菌(クラブシ
ェラ・ニューモニエ,Klebsiella pneumoiae ATCC 435
2)を接種した寒天培地上に、試験片をおき、37℃で2
4時間培養し、試験片周辺の菌の生育の有無を調べた。
結果は、表1に示す通りであった。
【0072】
【表1】
【0073】○:試験片での菌の生育が認められず、ハ
ローが発生した。 ×:試験片の表面または裏面に菌の生育が認められた。
【0074】(2) 殺菌性試験 試験菌株としては、以下のものを用いた。 Escherichia coli IFO 3301(大腸菌) Staphylococcus aureus IFO 12732(黄色ブドウ球菌) そして、上記の細菌を増菌用培地菌(大腸菌、黄色ブド
ウ球菌としては、AATCC Brothを用いた)で
37℃24時間培養して接種用菌液を調製し、培地(大
腸菌、黄色ブドウ球菌としては、AATCC Agar
を用いた)150mlに対して1mlの割合で接種用菌
液を加えた実験用培地を作成し、滅菌シャーレに分注
し、固化させてそれぞれの実験用平板培地を多数作成し
た。中央に直径2cmの円形孔を有するポリプロピレン
シートを上記実験用平板培地が充填されている滅菌シャ
ーレの上に、上記円形孔がシャーレのほぼ中央に位置す
るようにのせ、それぞれの細菌が培養されたシャーレ
に、実施例2〜24の偶数番号の繊維処理用抗菌剤を約
0.5mlスプレー塗布した。そして、37℃で24時
間培養した後の細菌の成育状態を確認した。その結果、
すべてのシャーレにおいて、中央に約2〜2.5mmの
細菌の発育しない部分が観察され、上記の中央以外の部
分では、細菌の旺盛な発育が見られた。
【0075】
【発明の効果】本発明の繊維処理用抗菌剤は、陽イオン
界面活性剤水溶液中に抗菌作用を有する金属のN−長鎖
アシルアミノ酸塩を含有している。この繊維処理用抗菌
剤は、水性液体であるので、水による希釈が可能であ
り、有機溶媒を用いる必要がなく繊維処理が容易であ
る。繊維処理用抗菌剤は、陽イオン界面活性剤と抗菌作
用を有する金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩を含有する
ため、陽イオン界面活性剤の持つ抗菌力と抗菌作用を有
する金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩(抗菌性金属塩)
の持つ抗菌力の両者を備える。さらに、抗菌作用を有す
る金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩は、水に難溶である
ため、繊維に付着した後に容易に溶解することがなく、
金属のみの流出が実質的になく安全であり、かつ、金属
のもつ抗菌力を発揮するとともに、耐洗濯性も有する。
また、陽イオン界面活性剤は、抗菌性金属塩の分散剤
(凝集阻止剤)として機能するのみでなく、抗菌性金属
塩の繊維への付着性を補助している。このため、両者を
含有することにより、本発明の繊維処理用抗菌剤は、高
い抗菌作用を繊維に付与することができる。N−長鎖ア
シルアミノ酸抗菌性金属塩は、基本骨格を形成するもの
がアミノ酸であるため、毒性も極めて少ない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽イオン界面活性剤と抗菌作用を有する
    金属のN−長鎖アシルアミノ酸塩と水とからなることを
    特徴とする繊維処理用抗菌剤。
  2. 【請求項2】 前記繊維処理用抗菌剤は、陽イオン界面
    活性剤水溶液中に、抗菌作用を有する金属のN−長鎖ア
    シルアミノ酸塩が、沈殿することなく、分散状態にて含
    有されているものである請求項1に記載の繊維処理用抗
    菌剤。
  3. 【請求項3】 前記繊維処理用抗菌剤は、抗菌作用を有
    する異なる金属が結合した2種以上のN−長鎖アシルア
    ミノ酸塩を含有している請求項1または2に記載の繊維
    処理用抗菌剤。
  4. 【請求項4】 前記金属は、銀、銅、鉛、亜鉛または錫
    からなる群から選ばれたいずれか1つである請求項1な
    いし3のいずれかに記載の繊維処理用抗菌剤。
  5. 【請求項5】 前記繊維処理用抗菌剤は、非イオン界面
    活性剤を含有している請求項1ないし4のいずれかに記
    載の繊維処理用抗菌剤。
  6. 【請求項6】 前記繊維処理用抗菌剤は、両性界面活性
    剤を含有している請求項1ないし5のいずれかに記載の
    繊維処理用抗菌剤。
  7. 【請求項7】 前記繊維処理用抗菌剤は、非イオン界面
    活性剤および両性界面活性剤を含有している請求項1な
    いし6のいずれかに記載の繊維処理用抗菌剤。
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