JPH08201363A - 分析用試料濃縮装置 - Google Patents
分析用試料濃縮装置Info
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- JPH08201363A JPH08201363A JP5351685A JP35168593A JPH08201363A JP H08201363 A JPH08201363 A JP H08201363A JP 5351685 A JP5351685 A JP 5351685A JP 35168593 A JP35168593 A JP 35168593A JP H08201363 A JPH08201363 A JP H08201363A
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- JP
- Japan
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- hollow fiber
- gas
- sample
- temperature
- container
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Abstract
濃縮して分析装置に供給すること。 【構成】 高分子材料により形成された中空糸2を、そ
の両端を外部管路と接続可能に容器3に収容するととも
に、中空糸2の温度を制御するヒータ8を備えたガス選
択手段1と、容器3に被濃縮流体を供給するポンプ20
と、中空糸2に接続するコンデンサ12とを備える。中
空糸2の壁面が化学的親和力を有する分子ふるいや、中
空糸2が多孔質である場合には細孔がふるいとして機能
するため、中空糸2の隔壁を透過する際、挟雑物は中空
糸に吸着されて通過することができず、目的成分だけが
透過してコンデンサ12に吸着して濃縮される。そして
このようなふるいの機能は、中空糸2の温度に依存する
ので、中空糸2の温度を制御することにより、対象とな
る成分を選択したり、また再現性良く透過率を制御する
ことが可能となる。
Description
いる微量な成分を濃縮するための分析用試料濃縮装置に
関する。
の微量なガス成分を分析する場合には、サンプルガスを
液体窒素等により冷却して目的成分を液化させて濃縮す
る方法が、また水に含まれている成分を対象とする場合
には空間領域を確保した密閉容器に試料を収容して一定
条件下で気液平衡状態を維持させ、容器の空間の気体を
試料として採取するヘッドスペース法等が常用されてい
る。
まれている目的物以外の妨害成分も同時に濃縮されてし
まい、分析対象とする成分よりも極めて高い濃度の成分
として分析手段に流入して妨害成分となるため、特に環
境測定のように規制対象成分だけを選択的に検出したい
場合等には、目的とする微量な成分の検出が困難になる
という問題がある。
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは環境測定の対象となる成分を再現性良く、しかも確
実に濃縮することができる新規な分析用試料濃縮装置を
提供することである。
るために本発明においては、高分子材料により形成され
た中空糸を、その両端を外部管路と接続可能に容器に収
容するとともに、前記中空糸の温度を制御する手段を備
えたガス選択手段と、前記容器に被濃縮流体を供給する
ポンプ手段と、前記中空糸に接続するコンデンサとを備
えてなる分析用試料濃縮装置を備えるようにした。
いや、中空糸が多孔質である場合には細孔がふるいとし
て機能するため、中空糸の隔壁を透過する際、挟雑物は
中空糸に吸着されて通過することができず、目的成分だ
けが透過してコンデンサに吸着して濃縮される。そして
このようなふるいの機能は、中空糸の温度に依存するの
で、中空糸の温度を制御することにより、対象となる成
分を選択したり、また再現性良く透過率を制御すること
が可能となる。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示すもの
であって、図中符号1は、ガス選択手段で、高分子材
料、例えばシリコンやポリエステル、弗素樹脂等からな
る細い糸に一端から他端に貫通する直径1乃至100μ
mの通孔を形成してパイプ状の隔壁として機能する中空
糸2を、円筒状容器3の内部空間7に収容し、その両端
2a、2bを外部の管路との接続が可能なように円筒容
器3の両端で封止するともに、中空糸2を常温以上、例
えば40°C乃至150°Cに加熱するヒータ8を設け
て構成されている。円筒状容器3の端部近傍には外部管
路と接続するための接続口4、5が設けられている。
態では分析対象となる気体を吸着し、また200°C程
度では吸着している気体を脱離する吸着剤をカラムに収
容して構成されている。コンデンサ12は、その周囲に
フラッシュヒータ13を備え、一端がガス選択手段1の
中空糸2の一端2aに接続され、また他端が切換弁14
を介して分析用カラム15と、キャリアガス源16に選
択的に接続可能になっている。分析用カラム15の他端
にはガスクロマトグラフ用検出器17が接続されてい
る。これら分析用カラム15、及び検出器17は、恒温
槽18に収容されてガスクロマトグラフを構成してい
る。
中空糸2−コンデンサ12−排出口23、及びキャリア
ガス源16−分析用カラム15とを連通させる第1の流
路(図中、切換弁の点線で示す流路)と、キャリアガス
源16−中空糸2−コンデンサ12−分析用カラム15
とを接続する第2の流路(図中、切換弁の実線で示す流
路)とを切換えるものである。
一端がプランジャポンプ20を介してガス選別手段1の
円筒状容器3の接続口5に、また他端が円筒状容器3の
他方の接続口4に接続され、内部の試料をプランジャポ
ンプ20により中空糸2の外周、つまり円筒状容器3の
空間7を循環させるように接続されている。なお、図中
符号21は、試料計量手段19の試料注入口を、また2
2はガスクロマトグラフの試料注入機構を示す。
糸2の温度を、目的成分を選択的に通過させることがで
きる温度、例えば80°Cに設定するとともに、試料注
入口21から試料計量手段19に試料、例えば水を充填
する。
中、点線により示す流路)に切換えて、プランジャポン
プ20を作動させると、試料計量手段19内の試料はガ
ス選択手段1の円筒状容器3の接続口5から空間7に流
れ込み、他方の接続口4から再び計量手段19に戻ると
いうルートを循環する。またキャリアガス源16からの
キャリアガスが中空糸2の一端2bから流れ込み、他端
2aからコンデンサ12を経由して排出口23より排出
される。
まれているガス成分は、中空糸2を構成している材料に
より決まる選択機能、例えばシリコンの場合には材料中
の浸透により、また弗素樹脂の場合には細孔の通過によ
り中空糸2の通孔に侵入し、キャリアガスによりコンデ
ンサ12に運ばれる。
る過程で中空糸2を構成している材料の親和力により吸
着されたり、また弗素樹脂の場合には細孔によりはばま
れて中空糸2の細孔に侵入することができない。
んでくるキャリアガスによりコンデンサ12に運ばれて
コンデンサ12の吸着剤に吸着されて順次濃縮されてい
く。
子膜を透過する際のガス透過係数Pは、ガスの溶解度を
K、拡散係数をDとすると、一般的に P=K×D なる関係で表すことができる。一方、ガスの溶解度は、
中空糸2の温度に依存しているから、ガス選択手段1の
ヒータ8の温度を制御して中空糸2の温度を変えると、
ガスの溶解度Kが変化するため、中空糸2を透過する対
象ガスの透過率を調整することが可能となる。すなわ
ち、ヒータ8の温度により透過させたいガスの種類を選
択することが可能となるばかりでなく、透過率が一定と
なるように制御することが可能となる。
切換弁14を第2の流路(図中、切換弁14の実線によ
り示す流路)に切換えると、キャリアガス源16−中空
糸2−コンデンサ12−分析用カラム15−検出手段1
7という流路が形成される。この段階でフラッシュヒ−
タ13に電流を供給すると、コンデンサ12に吸着され
ている成分が吸着剤から脱離し、ここに流れ込んで来る
キャリアガスにより極めて短時間で分析用カラム15に
追い出される。分析用カラム15に流れ込んだ試料は、
分析カラム15で成分毎に分離され、カラム充填剤によ
り決まる溶出時間の経過後に検出器17に流れ込み、そ
の濃度が検出される。
にエタノール、アセトニトリル等の有機溶媒や酢酸を選
択的に排除するばかりでなく、試料を構成している水の
透過も阻止するから、特に水に溶解している気体成分を
濃縮した場合には、ガス成分だけを選択的に取り出すこ
とができ、操作が比較的簡単なガス分析装置により分析
することができる。
b、クロロホルム50ppb、ベンゼン100ppbを
溶解したサンプルを用いて、上述の分析装置により分析
したところ、図2(イ)に示したように挟雑物となる
水、及びメタノールを完全に排除してクロロホルム(P
1)とベンゼン(P2)だけのピークを得ることができ
た。
プ法により試料を濃縮して同一の分析手段で分析したと
ころ、図2(ロ)に示したように通常、環境測定におい
ては挟雑物として扱われているメタノールの大きなピー
ク(P3)を伴ってクロロホルム(P1)、ベンゼン
(P2)とが検出された。このように分析対象となる成
分よりも極めて高い濃度の試料が流入すると、ピークの
テールエンドが長くなり、目的成分のピークがこのテー
ルエンド領域に位置すると分析誤差を含むことになる。
い濃度で存在する有機溶媒等を排除して、分析対象とな
るガスを選択的に濃縮するため、高濃度挟雑物に起因す
るピークやテールエンドと目的成分のピークとの重なり
を防止することができて、微量成分を高い濃度で分析で
きることが判明した。
の温度により成分の透過率が変化するので、中空糸の温
度を制御することによりサンプル中から目的成分を選択
的に濃縮して取り出すことができる。
段に独立のヒータ8を設けているが、円筒状容器、及び
中空糸からなるモジュールとして構成して、分析用カラ
ム15や検出器17を収容している恒温槽18に収容す
ることもできる。
器に中空糸を1本だけ収容した場合について説明した
が、複数本の中空糸を同一の容器に収容しても同様の作
用を奏することは明らかである。
をガスクロマトグラフにより分析するようにしている
が、分離手段を必要としないスペクトル分析装置や、質
量分析装置等を用いて検出するようにしても同様の作用
を奏することは明らかである。
は、高分子材料により形成された中空糸を、その両端を
外部管路と接続可能に容器に収容するとともに、中空糸
の温度を制御する手段を備えたガス選択手段と、容器に
被濃縮流体を供給するポンプ手段と、中空糸に接続する
コンデンサとを備えるようにしたので、試料が水の場合
にはこれ排除しながら、中空糸の温度を制御することに
より妨害成分を排除して分析対象となる微量な成分だけ
を選択的に濃縮することができるばかりでなく、液体試
料の分析に比較して操作の簡単なガス分析手段により分
析することができる。
グラフの一実施例を示す構成図である。
る分析結果を示すクロマトグラム、及び従来の試料濃縮
法により得たサンプルのクロマトグラムである。
いる微量な成分を濃縮するための分析用試料濃縮装置に
関する。
の微量なガス成分を分析する場合には、サンプルガスを
液体窒素等により冷却して目的成分を液化させて濃縮す
る方法が、また水に含まれている成分を対象とする場合
には空間領域を確保した密閉容器に試料を収容して一定
条件下で気液平衡状態を維持させ、容器の空間の気体を
試料として採取するヘッドスペース法等が常用されてい
る。
まれている目的物以外の妨害成分も同時に濃縮されてし
まい、分析対象とする成分よりも極めて高い濃度の成分
として分析手段に流入して妨害成分となるため、特に環
境測定のように規制対象成分だけを選択的に検出したい
場合等には、目的とする微量な成分の検出が困難になる
という問題がある。
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは環境測定の対象となる成分を再現性良く、しかも確
実に濃縮することができる新規な分析用試料濃縮装置を
提供することである。
るために本発明においては、高分子材料により形成され
た中空糸を、その両端を外部管路と接続可能に容器に収
容するとともに、前記中空糸の温度を制御する手段を備
えたガス選択手段と、前記容器に被濃縮流体を供給する
ポンプ手段と、前記中空糸に接続するコンデンサとを備
えてなる分析用試料濃縮装置を備えるようにした。
いや、中空糸が多孔質である場合には細孔がふるいとし
て機能するため、中空糸の隔壁を透過する際、挟雑物は
中空糸に吸着されて通過することができず、目的成分だ
けが透過してコンデンサに吸着して濃縮される。そして
このようなふるいの機能は、中空糸の温度に依存するの
で、中空糸の温度を制御することにより、対象となる成
分を選択したり、また再現性良く透過率を制御すること
が可能となる。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示すもの
であって、図中符号1は、ガス選択手段で、高分子材
料、例えばシリコンやポリエステル、弗素樹脂等からな
る細い糸に一端から他端に貫通する直径1乃至100μ
mの通孔を形成してパイプ状の隔壁として機能する中空
糸2を、円筒状容器3の内部空間7に収容し、その両端
2a、2bを外部の管路との接続が可能なように円筒容
器3の両端で封止するともに、中空糸2を常温以上、例
えば40°C乃至150°Cに加熱するヒータ8を設け
て構成されている。円筒状容器3の端部近傍には外部管
路と接続するための接続口4、5が設けられている。
態では分析対象となる気体を吸着し、また200°C程
度では吸着している気体を脱離する吸着剤をカラムに収
容して構成されている。コンデンサ12は、その周囲に
フラッシュヒータ13を備え、一端がガス選択手段1の
中空糸2の一端2aに接続され、また他端が切換弁14
を介して分析用カラム15と、キャリアガス源16に選
択的に接続可能になっている。分析用カラム15の他端
にはガスクロマトグラフ用検出器17が接続されてい
る。これら分析用カラム15、及び検出器17は、恒温
槽18に収容されてガスクロマトグラフを構成してい
る。
中空糸2−コンデンサ12−排出口23、及びキャリア
ガス源16−分析用カラム15とを連通させる第1の流
路(図中、切換弁の点線で示す流路)と、キャリアガス
源16−中空糸2−コンデンサ12−分析用カラム15
とを接続する第2の流路(図中、切換弁の実線で示す流
路)とを切換えるものである。
一端がプランジャポンプ20を介してガス選別手段1の
円筒状容器3の接続口5に、また他端が円筒状容器3の
他方の接続口4に接続され、内部の試料をプランジャポ
ンプ20により中空糸2の外周、つまり円筒状容器3の
空間7を循環させるように接続されている。なお、図中
符号21は、試料計量手段19の試料注入口を、また2
2はガスクロマトグラフの試料注入機構を示す。
糸2の温度を、目的成分を選択的に通過させることがで
きる温度、例えば80°Cに設定するとともに、試料注
入口21から試料計量手段19に試料、例えば水を充填
する。
中、点線により示す流路)に切換えて、プランジャポン
プ20を作動させると、試料計量手段19内の試料はガ
ス選択手段1の円筒状容器3の接続口5から空間7に流
れ込み、他方の接続口4から再び計量手段19に戻ると
いうルートを循環する。またキャリアガス源16からの
キャリアガスが中空糸2の一端2bから流れ込み、他端
2aからコンデンサ12を経由して排出口23より排出
される。
まれているガス成分は、中空糸2を構成している材料に
より決まる選択機能、例えばシリコンの場合には材料中
の浸透により、また弗素樹脂の場合には細孔の通過によ
り中空糸2の通孔に侵入し、キャリアガスによりコンデ
ンサ12に運ばれる。
る過程で中空糸2を構成している材料の親和力により吸
着されたり、また弗素樹脂の場合には細孔によりはばま
れて中空糸2の細孔に侵入することができない。
んでくるキャリアガスによりコンデンサ12に運ばれて
コンデンサ12の吸着剤に吸着されて順次濃縮されてい
く。
子膜を透過する際のガス透過係数Pは、ガスの溶解度を
K、拡散係数をDとすると、一般的に P=K×D なる関係で表すことができる。一方、ガスの溶解度は、
中空糸2の温度に依存しているから、ガス選択手段1の
ヒータ8の温度を制御して中空糸2の温度を変えると、
ガスの溶解度Kが変化するため、中空糸2を透過する対
象ガスの透過率を調整することが可能となる。すなわ
ち、ヒータ8の温度により透過させたいガスの種類を選
択することが可能となるばかりでなく、透過率が一定と
なるように制御することが可能となる。
切換弁14を第2の流路(図中、切換弁14の実線によ
り示す流路)に切換えると、キャリアガス源16−中空
糸2−コンデンサ12−分析用カラム15−検出手段1
7という流路が形成される。この段階でフラッシュヒ−
タ13に電流を供給すると、コンデンサ12に吸着され
ている成分が吸着剤から脱離し、ここに流れ込んで来る
キャリアガスにより極めて短時間で分析用カラム15に
追い出される。分析用カラム15に流れ込んだ試料は、
分析カラム15で成分毎に分離され、カラム充填剤によ
り決まる溶出時間の経過後に検出器17に流れ込み、そ
の濃度が検出される。
にエタノール、アセトニトリル等の有機溶媒や酢酸を選
択的に排除するばかりでなく、試料を構成している水の
透過も阻止するから、特に水に溶解している気体成分を
濃縮した場合には、ガス成分だけを選択的に取り出すこ
とができ、操作が比較的簡単なガス分析装置により分析
することができる。
b、クロロホルム50ppb、ベンゼン100ppbを
溶解したサンプルを用いて、上述の分析装置により分析
したところ、図2(イ)に示したように挟雑物となる
水、及びメタノールを完全に排除してクロロホルム(P
1)とベンゼン(P2)だけのピークを得ることができ
た。
プ法により試料を濃縮して同一の分析手段で分析したと
ころ、図2(ロ)に示したように通常、環境測定におい
ては挟雑物として扱われているメタノールの大きなピー
ク(P3)を伴ってクロロホルム(P1)、ベンゼン
(P2)とが検出された。このように分析対象となる成
分よりも極めて高い濃度の試料が流入すると、ピークの
テールエンドが長くなり、目的成分のピークがこのテー
ルエンド領域に位置すると分析誤差を含むことになる。
い濃度で存在する有機溶媒等を排除して、分析対象とな
るガスを選択的に濃縮するため、高濃度挟雑物に起因す
るピークやテールエンドと目的成分のピークとの重なり
を防止することができて、微量成分を高い濃度で分析で
きることが判明した。
の温度により成分の透過率が変化するので、中空糸の温
度を制御することによりサンプル中から目的成分を選択
的に濃縮して取り出すことができる。
段に独立のヒータ8を設けているが、円筒状容器、及び
中空糸からなるモジュールとして構成して、分析用カラ
ム15や検出器17を収容している恒温槽18に収容す
ることもできる。
器に中空糸を1本だけ収容した場合について説明した
が、複数本の中空糸を同一の容器に収容しても同様の作
用を奏することは明らかである。
をガスクロマトグラフにより分析するようにしている
が、分離手段を必要としないスペクトル分析装置や、質
量分析装置等を用いて検出するようにしても同様の作用
を奏することは明らかである。
は、高分子材料により形成された中空糸を、その両端を
外部管路と接続可能に容器に収容するとともに、中空糸
の温度を制御する手段を備えたガス選択手段と、容器に
被濃縮流体を供給するポンプ手段と、中空糸に接続する
コンデンサとを備えるようにしたので、試料が水の場合
にはこれ排除しながら、中空糸の温度を制御することに
より妨害成分を排除して分析対象となる微量な成分だけ
を選択的に濃縮することができるばかりでなく、液体試
料の分析に比較して操作の簡単なガス分析手段により分
析することができる。
グラフの一実施例を示す構成図である。
る分析結果を示すクロマトグラム、及び従来の試料濃縮
法により得たサンプルのクロマトグラムである。
Claims (2)
- 【請求項1】 高分子材料により形成された中空糸を、
その両端を外部管路と接続可能に容器に収容するととも
に、前記中空糸の温度を制御する手段を備えたガス選択
手段と、前記容器に被濃縮流体を供給するポンプ手段
と、前記中空糸に接続するコンデンサとを備えてなる分
析用試料濃縮装置。 - 【請求項2】 前記中空糸は高分子材料で構成されてい
る請求項1の分析用試料濃縮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35168593A JP3322325B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 分析用試料濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35168593A JP3322325B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 分析用試料濃縮装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201363A true JPH08201363A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3322325B2 JP3322325B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18418932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35168593A Expired - Lifetime JP3322325B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 分析用試料濃縮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3322325B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007518997A (ja) * | 2004-01-23 | 2007-07-12 | エンバイロニクス、オケサ、ユキチュア | ガスクロマトグラフ |
| JP2008002916A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Okayama Univ | サンプル液中の特定成分をインラインで除去する成分除去システム |
| JP2011007758A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ガス分離装置及びガス分離方法、並びにガス測定装置 |
| CN102175507A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-09-07 | 国家海洋环境监测中心 | 适用于大流量富集仪的在线浓缩系统 |
| CN114053984A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 反应装置、样本分析装置和加液方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35168593A patent/JP3322325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007518997A (ja) * | 2004-01-23 | 2007-07-12 | エンバイロニクス、オケサ、ユキチュア | ガスクロマトグラフ |
| JP2008002916A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Okayama Univ | サンプル液中の特定成分をインラインで除去する成分除去システム |
| JP2011007758A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ガス分離装置及びガス分離方法、並びにガス測定装置 |
| CN102175507A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-09-07 | 国家海洋环境监测中心 | 适用于大流量富集仪的在线浓缩系统 |
| CN114053984A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 反应装置、样本分析装置和加液方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3322325B2 (ja) | 2002-09-09 |
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