JPH0769952A - 2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及びその製造方法 - Google Patents
2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及びその製造方法Info
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- JPH0769952A JPH0769952A JP5234242A JP23424293A JPH0769952A JP H0769952 A JPH0769952 A JP H0769952A JP 5234242 A JP5234242 A JP 5234242A JP 23424293 A JP23424293 A JP 23424293A JP H0769952 A JPH0769952 A JP H0769952A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗てんかん薬としての作用を有するフェルバ
メートの前駆体である2−フェニル−1,3−プロパン
ジオールまたはその誘導体に、安価な原料によって、し
かも温和な反応条件下で安全に変換し得る化合物、及び
その製造方法を提供する。 【構成】 (化1)で表示される2−アルコキシ−2−
フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導
体、及び2−アルコキシ−2−フェニルエタナールまた
はその誘導体に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを作
用させることからなる(化1)で表示される2−アルコ
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたは
その誘導体の製造方法。 【化1】
メートの前駆体である2−フェニル−1,3−プロパン
ジオールまたはその誘導体に、安価な原料によって、し
かも温和な反応条件下で安全に変換し得る化合物、及び
その製造方法を提供する。 【構成】 (化1)で表示される2−アルコキシ−2−
フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導
体、及び2−アルコキシ−2−フェニルエタナールまた
はその誘導体に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを作
用させることからなる(化1)で表示される2−アルコ
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたは
その誘導体の製造方法。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗てんかん薬としての
作用を有するフェルバメートの前駆体である2−フェニ
ル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体に変換
することのできる(化1)で表示される2−アルコキシ
−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその
誘導体、及びその製造方法に関する。
作用を有するフェルバメートの前駆体である2−フェニ
ル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体に変換
することのできる(化1)で表示される2−アルコキシ
−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその
誘導体、及びその製造方法に関する。
【0002】
【化3】
【0003】
【従来の技術】2−フェニル−1,3−プロパンジオー
ルは、フェニルマロン酸エステルを還元する方法、ある
いは2−ニトロ−2−フェニル−1,3−プロパンジオ
ールを接触的脱ニトロ水素添加する方法等による製造方
法が知られている。
ルは、フェニルマロン酸エステルを還元する方法、ある
いは2−ニトロ−2−フェニル−1,3−プロパンジオ
ールを接触的脱ニトロ水素添加する方法等による製造方
法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したフェニルマロ
ン酸エステルを還元することによる2−フェニル−1,
3−プロパンジオールの製造方法においては、水素化リ
チウムアルミニウム等の高価な金属ハイドライド還元剤
を化学量論量使用する方法(米国特許第5091595
号明細書、米国特許第4982016号明細書、J.Org.
Chem.,54,1198(1989))、あるいは、ラネ
ーニッケル触媒の存在下に5000p.s.i.もの高
圧力を掛けて水素添加する方法(J.Am.Chem.Soc., 7
0,3121(1948))等が知られている。しかし
ながらこれらの方法は、いずれも工業的に実施する観点
においては、経済的及び操業的に改良するべき問題を残
している。
ン酸エステルを還元することによる2−フェニル−1,
3−プロパンジオールの製造方法においては、水素化リ
チウムアルミニウム等の高価な金属ハイドライド還元剤
を化学量論量使用する方法(米国特許第5091595
号明細書、米国特許第4982016号明細書、J.Org.
Chem.,54,1198(1989))、あるいは、ラネ
ーニッケル触媒の存在下に5000p.s.i.もの高
圧力を掛けて水素添加する方法(J.Am.Chem.Soc., 7
0,3121(1948))等が知られている。しかし
ながらこれらの方法は、いずれも工業的に実施する観点
においては、経済的及び操業的に改良するべき問題を残
している。
【0005】また、2−ニトロ−2−フェニル−1,3
−プロパンジオールを接触的脱ニトロ水素添加する方法
(米国特許第5072056号明細書、米国特許第48
68327号明細書)では、爆発の危険性を有するニト
ロアルカン誘導体を取り扱わなければならないという問
題を有している。
−プロパンジオールを接触的脱ニトロ水素添加する方法
(米国特許第5072056号明細書、米国特許第48
68327号明細書)では、爆発の危険性を有するニト
ロアルカン誘導体を取り扱わなければならないという問
題を有している。
【0006】これに対して本発明は、前記した従来の方
法に比較して、安価な原料によって得られ、かつ、温和
な反応条件下で安全に、2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオールに変換し得る中間体について鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至った。
法に比較して、安価な原料によって得られ、かつ、温和
な反応条件下で安全に、2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオールに変換し得る中間体について鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、(化1)で表示される2−アルコキシ−2−フェ
ニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体から
なる。
明は、(化1)で表示される2−アルコキシ−2−フェ
ニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体から
なる。
【0008】
【化4】
【0009】また本発明は、2−アルコキシ−2−フェ
ニルエタナールまたはその誘導体に、塩基性触媒の存在
下にホルマリンを作用させることにより、(化1)で表
示される2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロ
パンジオールまたはその誘導体を得る方法からなる。
ニルエタナールまたはその誘導体に、塩基性触媒の存在
下にホルマリンを作用させることにより、(化1)で表
示される2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロ
パンジオールまたはその誘導体を得る方法からなる。
【0010】
【化5】
【0011】前記(化1)で表示される本発明の2−ア
ルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールま
たはその誘導体におけるRは、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基を表わし、該アルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル
基、イソアミル基等が挙げられる。これらのアルキル基
が有していてもよい置換基としては、メトキシ基、エト
キシ基、イソプロポキシ基等の炭素数1〜5のアルコキ
シ基、または、フェニル基、トリル基、エチルフェニル
基等のアリール基が例示され、置換基を有しているアル
キル基の好適な例はベンジル基である。
ルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールま
たはその誘導体におけるRは、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基を表わし、該アルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル
基、イソアミル基等が挙げられる。これらのアルキル基
が有していてもよい置換基としては、メトキシ基、エト
キシ基、イソプロポキシ基等の炭素数1〜5のアルコキ
シ基、または、フェニル基、トリル基、エチルフェニル
基等のアリール基が例示され、置換基を有しているアル
キル基の好適な例はベンジル基である。
【0012】また、Xは、炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシ基、水素原子、またはハロゲ
ン原子を表わす。炭素数1〜5のアルキル基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられ、
炭素数1〜5のアルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、イソプロポキシ基等が挙げられ、またハロゲ
ン原子としては、塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙
げられる。
炭素数1〜5のアルコキシ基、水素原子、またはハロゲ
ン原子を表わす。炭素数1〜5のアルキル基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられ、
炭素数1〜5のアルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、イソプロポキシ基等が挙げられ、またハロゲ
ン原子としては、塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙
げられる。
【0013】本発明の2−アルコキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体は、汎用性
原料であるスチレンオキサイド類(i )に、酸触媒の存
在下に、前述の一般式(化1)のRに相当するアルキル
基を有するアルコールを付加し、開環することにより、
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)を生
成させ、次いで、これを酸化状態が1段階進んだ2−ア
ルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii )へと導
き、さらに、この2−アルコキシ−2−フェニルエタナ
ール類(iii )に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを
作用させる所謂 Tollens反応を利用することによって合
成し得る。
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体は、汎用性
原料であるスチレンオキサイド類(i )に、酸触媒の存
在下に、前述の一般式(化1)のRに相当するアルキル
基を有するアルコールを付加し、開環することにより、
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)を生
成させ、次いで、これを酸化状態が1段階進んだ2−ア
ルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii )へと導
き、さらに、この2−アルコキシ−2−フェニルエタナ
ール類(iii )に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを
作用させる所謂 Tollens反応を利用することによって合
成し得る。
【0014】なお、スチレンオキサイド類(i )からの
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)の合
成法については、Rがメチル基の場合についての合成法
が公知(Synthesis 1981,280、J.Am.Chem.So
c., 72,1480(1950))である。そして、こ
の方法に相当する反応条件及び操作を適用することによ
り、Rが他のアルキル基または置換アルキル基の場合の
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)も合
成できる。
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)の合
成法については、Rがメチル基の場合についての合成法
が公知(Synthesis 1981,280、J.Am.Chem.So
c., 72,1480(1950))である。そして、こ
の方法に相当する反応条件及び操作を適用することによ
り、Rが他のアルキル基または置換アルキル基の場合の
2−アルコキシ−2−フェニルエタノール類(ii)も合
成できる。
【0015】また、2−アルコキシ−2−フェニルエタ
ノール類(ii)から、2−アルコキシ−2−フェニルエ
タナール類(iii )を得る方法については、Rがメチル
基の場合についての合成法が公知(J.Chem.Soc.Perkin
Trans. I 1985,255)であり、かかる方法を適
用することにより、Rが他のアルキル基または置換アル
キル基の場合の2−アルコキシ−2−フェニルエタナー
ル類(iii )も得ることができる。
ノール類(ii)から、2−アルコキシ−2−フェニルエ
タナール類(iii )を得る方法については、Rがメチル
基の場合についての合成法が公知(J.Chem.Soc.Perkin
Trans. I 1985,255)であり、かかる方法を適
用することにより、Rが他のアルキル基または置換アル
キル基の場合の2−アルコキシ−2−フェニルエタナー
ル類(iii )も得ることができる。
【0016】2−アルコキシ−2−フェニルエタナール
類(iii )に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを作用
させることにより、(化1)で表示される2−アルコキ
シ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはそ
の誘導体を得る反応は、特に溶媒を加えなくても行なえ
るが、好ましくは親水性の溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、プロパノール等の低級アルコール類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等の水溶
性エーテル類、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、
N,N−ジメチルホルムアミド等を使用するのが良い。
類(iii )に、塩基性触媒の存在下にホルマリンを作用
させることにより、(化1)で表示される2−アルコキ
シ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはそ
の誘導体を得る反応は、特に溶媒を加えなくても行なえ
るが、好ましくは親水性の溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、プロパノール等の低級アルコール類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等の水溶
性エーテル類、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、
N,N−ジメチルホルムアミド等を使用するのが良い。
【0017】反応試剤として使用するホルマリンは、入
手が容易な10〜50%ホルマリン水溶液を利用するこ
とが経済的であるが、純粋なホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド、トリオキサン等のホルムアルデヒド源
となるものであれば使用できる。
手が容易な10〜50%ホルマリン水溶液を利用するこ
とが経済的であるが、純粋なホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド、トリオキサン等のホルムアルデヒド源
となるものであれば使用できる。
【0018】反応試剤として使用するホルマリンの量
は、2−アルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii
)に対して、ホルムアルデヒド換算で2当量以上〜大
過剰まで制限はないが、反応速度と経済性との観点から
して2〜4当量が好適である。
は、2−アルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii
)に対して、ホルムアルデヒド換算で2当量以上〜大
過剰まで制限はないが、反応速度と経済性との観点から
して2〜4当量が好適である。
【0019】2−アルコキシ−2−フェニルエタナール
類(iii )にホルマリンを作用させる際に存在させる塩
基性触媒は、アルカリ金属またはアルカリ土属の水酸化
物、炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩等であり、具体的に
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等である。
類(iii )にホルマリンを作用させる際に存在させる塩
基性触媒は、アルカリ金属またはアルカリ土属の水酸化
物、炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩等であり、具体的に
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等である。
【0020】塩基性触媒の使用量は、反応機構上からは
2−アルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii )に
対して1当量で良いが、反応を完結させるために、1.
1〜3.0当量程度を用いることが好ましい。
2−アルコキシ−2−フェニルエタナール類(iii )に
対して1当量で良いが、反応を完結させるために、1.
1〜3.0当量程度を用いることが好ましい。
【0021】2−アルコキシ−2−フェニルエタナール
類(iii )にホルマリンを作用させる際の反応温度は、
−10〜200℃、好ましくは10〜100℃である。
類(iii )にホルマリンを作用させる際の反応温度は、
−10〜200℃、好ましくは10〜100℃である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の2−アルコキシ−2−フェニ
ル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及び
その製造方法の具体的な構成を、実施例に基づいて説明
する。
ル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及び
その製造方法の具体的な構成を、実施例に基づいて説明
する。
【0023】実施例1 純度80%の2−エトキシ−2−フェニルエタナール
6.17g(30.1mmol)をメタノール15ml
に溶解した後、30%ホルムアルデヒド水溶液6.0g
(60.2mmol)を添加した。続いて、炭酸カリウ
ム5.4g(39.2mmol)を素早く添加した。こ
れにより発熱反応が起こり、反応液が35℃に上昇し
た。この反応混合物を60℃で2時間保持し、反応を完
結させた。
6.17g(30.1mmol)をメタノール15ml
に溶解した後、30%ホルムアルデヒド水溶液6.0g
(60.2mmol)を添加した。続いて、炭酸カリウ
ム5.4g(39.2mmol)を素早く添加した。こ
れにより発熱反応が起こり、反応液が35℃に上昇し
た。この反応混合物を60℃で2時間保持し、反応を完
結させた。
【0024】薄層クロマトグラフィー(TLC)によ
り、反応混合物から2−エトシキ−2−フェニルエタナ
ールが消失していることを確認した後、反応液を室温ま
で冷却し、さらにイソプロピルエーテルで希釈した。
り、反応混合物から2−エトシキ−2−フェニルエタナ
ールが消失していることを確認した後、反応液を室温ま
で冷却し、さらにイソプロピルエーテルで希釈した。
【0025】次いで、水、2N−塩酸水、飽和重曹水、
食塩水で順次洗浄してから、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下にて濃縮することにより、褐色の
オイル状化合物7.24gを得た。この褐色のオイル状
化合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキ
サン/酢酸エチル=3/1〜1/1)により精製し、黄
色のオイル6.19gを得た。
食塩水で順次洗浄してから、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下にて濃縮することにより、褐色の
オイル状化合物7.24gを得た。この褐色のオイル状
化合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキ
サン/酢酸エチル=3/1〜1/1)により精製し、黄
色のオイル6.19gを得た。
【0026】得られた黄色のオイルを、ヘキサン/酢酸
エチル(4/1)の混合溶媒50mlに溶解した後、−
20℃に冷却することにより、3.46gの白色結晶か
らなる目的化合物である2−エトキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオール(A)を得た。2−エトキシ
−2−フェニル−1,3−プロパンジオール(A)の収
率は59.8%である。
エチル(4/1)の混合溶媒50mlに溶解した後、−
20℃に冷却することにより、3.46gの白色結晶か
らなる目的化合物である2−エトキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオール(A)を得た。2−エトキシ
−2−フェニル−1,3−プロパンジオール(A)の収
率は59.8%である。
【0027】実施例2 実施例1の操作手順における2−エトキシ−2−フェニ
ルエタナールに変えて、2−メトキシ−2−フェニルエ
タナールを使用することにより、目的化合物である2−
メトキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール
(B)を得た。
ルエタナールに変えて、2−メトキシ−2−フェニルエ
タナールを使用することにより、目的化合物である2−
メトキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール
(B)を得た。
【0028】実施例3 実施例1の操作手順における2−エトキシ−2−フェニ
ルエタナールに変えて、2−プロポキシ−2−フェニル
エタナールを使用することにより、目的化合物である2
−プロポキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオー
ル(C)を得た。
ルエタナールに変えて、2−プロポキシ−2−フェニル
エタナールを使用することにより、目的化合物である2
−プロポキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオー
ル(C)を得た。
【0029】実施例4 実施例1の操作手順における2−エトキシ−2−フェニ
ルエタナールに変えて、2−イソプロポキシ−2−フェ
ニルエタナールを使用することにより、目的化合物であ
る2−イソプロポキシ−2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオール(D)を得た。
ルエタナールに変えて、2−イソプロポキシ−2−フェ
ニルエタナールを使用することにより、目的化合物であ
る2−イソプロポキシ−2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオール(D)を得た。
【0030】実施例5 実施例1の操作手順における2−エトキシ−2−フェニ
ルエタナールに変えて、2−ベンジロキシ−2−フェニ
ルエタナールを使用することにより、目的化合物である
2−ベンジロキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オール(E)を得た。
ルエタナールに変えて、2−ベンジロキシ−2−フェニ
ルエタナールを使用することにより、目的化合物である
2−ベンジロキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オール(E)を得た。
【0031】以上の実施例1〜5で得られた2−アルコ
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール類の融
点を[表1]に示す。
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール類の融
点を[表1]に示す。
【0032】
【表1】
【0033】また、実施例1〜5で得られた2−アルコ
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール類の 1
H−NMR(300MHz,CDCl3 )の測定結果を
[表2]に示す。
キシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール類の 1
H−NMR(300MHz,CDCl3 )の測定結果を
[表2]に示す。
【0034】
【表2】
【0035】参考例 (2−フェニル−1,3−プロパンジオールの製造)1
00mlのオートクレーブに、実施例2で得られた2−
メトキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール
(B)5g(0.033mol)と、エタノール50m
lとを仕込み、さらに5%Pd/C 0.10gを添加
し、50℃に昇温し、水素圧を5kg/cm2 にした。
この状態で6時間反応させた後、触媒を除去し、さらに
エタノールを留去することにより、5.17gの粗生成
物を得た。
00mlのオートクレーブに、実施例2で得られた2−
メトキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオール
(B)5g(0.033mol)と、エタノール50m
lとを仕込み、さらに5%Pd/C 0.10gを添加
し、50℃に昇温し、水素圧を5kg/cm2 にした。
この状態で6時間反応させた後、触媒を除去し、さらに
エタノールを留去することにより、5.17gの粗生成
物を得た。
【0036】得られた粗生成物をトルエン15gに溶解
し、冷却することにより結晶を析出させた。次いで、こ
の結晶を濾取し、乾燥することにより、1.68g
(0.014mol)の2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオールを得た。2−メトキシ−2−フェニル−1,
3−プロパンジオール(B)からの2−フェニル−1,
3−プロパンジオールの収率は42%である。
し、冷却することにより結晶を析出させた。次いで、こ
の結晶を濾取し、乾燥することにより、1.68g
(0.014mol)の2−フェニル−1,3−プロパ
ンジオールを得た。2−メトキシ−2−フェニル−1,
3−プロパンジオール(B)からの2−フェニル−1,
3−プロパンジオールの収率は42%である。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、(化1)で表示され
る2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オールまたはその誘導体からなる。
る2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オールまたはその誘導体からなる。
【0038】
【化6】
【0039】また、請求項2の発明は、2−アルコキシ
−2−フェニルエタナールまたはその誘導体に、塩基性
触媒の存在下にホルマリンを作用させることによる前記
(化1)で表示される2−アルコキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体の製造方法
からなる。
−2−フェニルエタナールまたはその誘導体に、塩基性
触媒の存在下にホルマリンを作用させることによる前記
(化1)で表示される2−アルコキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体の製造方法
からなる。
【0040】前記構成による本発明の2−アルコキシ−
2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘
導体は、安価な原料によって製造される。そして、抗て
んかん薬としての作用を有するフェルバメートの前駆体
である2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたは
その誘導体に、温和な反応条件下で安全に変換され得る
もので、抗てんかん薬としての利用価値を有するフェル
バメートの中間体として優れた効果を奏する。
2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘
導体は、安価な原料によって製造される。そして、抗て
んかん薬としての作用を有するフェルバメートの前駆体
である2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたは
その誘導体に、温和な反応条件下で安全に変換され得る
もので、抗てんかん薬としての利用価値を有するフェル
バメートの中間体として優れた効果を奏する。
【0041】本発明の2−アルコキシ−2−フェニル−
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体の製造方法
によれば、安価な原料により、しかも温和な反応条件下
で安全に、抗てんかん薬としての作用を有するフェルバ
メートの中間体となる目的化合物が的確に得られる。
1,3−プロパンジオールまたはその誘導体の製造方法
によれば、安価な原料により、しかも温和な反応条件下
で安全に、抗てんかん薬としての作用を有するフェルバ
メートの中間体となる目的化合物が的確に得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細貝 武郎 茨城県鹿島郡神栖町東和田36番地 株式会 社クラレ内 (72)発明者 糸井 和男 岡山県倉敷市酒津2045−1 株式会社テク ノソフト内
Claims (2)
- 【請求項1】 (化1)で表示される2−アルコキシ−
2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘
導体。 【化1】 - 【請求項2】 2−アルコキシ−2−フェニルエタナー
ルまたはその誘導体に、塩基性触媒の存在下にホルマリ
ンを作用させることを特徴とする(化1)で表示される
2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオ
ールまたはその誘導体の製造方法。 【化2】
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234242A JPH0769952A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及びその製造方法 |
| EP94113242A EP0641757A1 (en) | 1993-08-26 | 1994-08-24 | 2-Aryl-1,3-propanediol and dioxane derivatives and their preparation |
| US08/297,112 US5500484A (en) | 1993-08-26 | 1994-08-26 | 2-alkoxy- or acyloxy-2-aryl-1,3-propanediol or dioxane derivative, and process for its production |
| KR1019940021188A KR950005789A (ko) | 1993-08-26 | 1994-08-26 | 신규한 2- 알콕시 또는 아실옥시-2-아릴-1,3-프로판디올 또는 디옥산유도체 및 그의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234242A JPH0769952A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0769952A true JPH0769952A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16967913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5234242A Pending JPH0769952A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 2−アルコキシ−2−フェニル−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0769952A (ja) |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP5234242A patent/JPH0769952A/ja active Pending
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