JPH07312234A - 接続端子の圧着構造 - Google Patents
接続端子の圧着構造Info
- Publication number
- JPH07312234A JPH07312234A JP10130494A JP10130494A JPH07312234A JP H07312234 A JPH07312234 A JP H07312234A JP 10130494 A JP10130494 A JP 10130494A JP 10130494 A JP10130494 A JP 10130494A JP H07312234 A JPH07312234 A JP H07312234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- connection terminal
- crimping
- tip
- contact portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブルと電気機器との電気的接続における
信頼性を向上させることができる接続端子の圧着構造を
提供する。 【構成】 先端に略U字型の電気接触部12を有し、後
端に一対のかしめ片14aからなる導体圧着部14を有
し、電気接触部12の先端に導体折り返し部12aを形
成し、該導体折り返し部12aで導体16を折り返し
て、導体圧着部14に圧着してなるものである。
信頼性を向上させることができる接続端子の圧着構造を
提供する。 【構成】 先端に略U字型の電気接触部12を有し、後
端に一対のかしめ片14aからなる導体圧着部14を有
し、電気接触部12の先端に導体折り返し部12aを形
成し、該導体折り返し部12aで導体16を折り返し
て、導体圧着部14に圧着してなるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばAV機器等の電
気機器とケーブルの接続に用いる接続端子の圧着構造に
関するものである。
気機器とケーブルの接続に用いる接続端子の圧着構造に
関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、AV機器等に用いられるケーブル
については、その導体の材料により、音質等の伝達特性
が、大きく左右されてしまう事が知られている。特に、
スピーカーケーブル等においては、その導体材質により
音質が影響を受けるため、無酸素銅等の高品質の導体を
用いたケーブルが多く使用されている。
については、その導体の材料により、音質等の伝達特性
が、大きく左右されてしまう事が知られている。特に、
スピーカーケーブル等においては、その導体材質により
音質が影響を受けるため、無酸素銅等の高品質の導体を
用いたケーブルが多く使用されている。
【0003】このケーブルをAV機器に接続するには、
あらかじめケーブル端末部に燐製銅、タフピッチ銅等の
銅製、アルミニウム、鉄製の接続端子を取り付けて行う
ものがほとんどである。これは、AV機器の入出端子が
機器の背面に設けられている場合や、また、機器の調
整、メンテナンス等で頻繁にケーブルの着脱が必要であ
り、さらに、接続端子が小さい電気機器に導体径が大き
いケーブルを接続する場合が多いからである。
あらかじめケーブル端末部に燐製銅、タフピッチ銅等の
銅製、アルミニウム、鉄製の接続端子を取り付けて行う
ものがほとんどである。これは、AV機器の入出端子が
機器の背面に設けられている場合や、また、機器の調
整、メンテナンス等で頻繁にケーブルの着脱が必要であ
り、さらに、接続端子が小さい電気機器に導体径が大き
いケーブルを接続する場合が多いからである。
【0004】図7に示すように、従来の接続端子1の圧
着構造は、先端に略U字型の電気接触部2を有し、後端
に一対のかしめ片3aからなる導体圧着部3を有し、導
体圧着部3上に、導体4を載置した状態でかしめ片3a
を下方にかしめ、圧着させるものである。
着構造は、先端に略U字型の電気接触部2を有し、後端
に一対のかしめ片3aからなる導体圧着部3を有し、導
体圧着部3上に、導体4を載置した状態でかしめ片3a
を下方にかしめ、圧着させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな接続端子の圧着構造では、ケーブルと電気機器は接
続端子を通じて電気的に接続されるため、接続端子の材
質が導体と同じ材質でないと、電気的に劣化してしま
い、音質が悪くなるという問題がある。
うな接続端子の圧着構造では、ケーブルと電気機器は接
続端子を通じて電気的に接続されるため、接続端子の材
質が導体と同じ材質でないと、電気的に劣化してしま
い、音質が悪くなるという問題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の課題を解決し、ケーブ
ルと電気機器との電気的接続における信頼性を向上する
ことができる接続端子の圧着構造を提供する。
ルと電気機器との電気的接続における信頼性を向上する
ことができる接続端子の圧着構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、先端に電気接触部を有し、後端に導体圧
着部を有し、導体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧
着構造において、電気接触部の先端に導体折り返し部を
形成し、該導体折り返し部で導体を折り返して導体圧着
部に圧着するものである。
成するために、先端に電気接触部を有し、後端に導体圧
着部を有し、導体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧
着構造において、電気接触部の先端に導体折り返し部を
形成し、該導体折り返し部で導体を折り返して導体圧着
部に圧着するものである。
【0008】
【作用】このように、本発明の接続端子の圧着構造は、
先端に電気接触部を有し、後端に導体圧着部を有し、導
体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧着構造におい
て、電気接触部の先端に導体折り返し部を形成し、該導
体折り返し部で導体を折り返して導体圧着部に圧着する
ので、導体と電気機器の端子とを電気的に直接接続させ
ることができ、接続端子の材質を導体と違質のものを使
用しても電気的劣化をなくすことができる。
先端に電気接触部を有し、後端に導体圧着部を有し、導
体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧着構造におい
て、電気接触部の先端に導体折り返し部を形成し、該導
体折り返し部で導体を折り返して導体圧着部に圧着する
ので、導体と電気機器の端子とを電気的に直接接続させ
ることができ、接続端子の材質を導体と違質のものを使
用しても電気的劣化をなくすことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本実施例に使用される接続端子10を示す
もので、燐製銅、タフピッチ銅等の銅系材料、アルミニ
ウム、鉄からなり、先端に略U字型の電気接触部12を
有し、後端に一対のかしめ片14aからなる導体圧着部
14を有し、電気接触部12の先端に導体折り返し部1
2aを形成するものである。
する。図1は本実施例に使用される接続端子10を示す
もので、燐製銅、タフピッチ銅等の銅系材料、アルミニ
ウム、鉄からなり、先端に略U字型の電気接触部12を
有し、後端に一対のかしめ片14aからなる導体圧着部
14を有し、電気接触部12の先端に導体折り返し部1
2aを形成するものである。
【0010】導体圧着部14は、先端に切り込み溝14
bが形成され、導体16をその切り込み溝14bに通し
てばらけないようにする構造になっている。また、導体
折り返し部12aは、半円状の切り欠きが形成され、導
体16をその切り欠きで折り返してばらけないようにし
た構造になっている。
bが形成され、導体16をその切り込み溝14bに通し
てばらけないようにする構造になっている。また、導体
折り返し部12aは、半円状の切り欠きが形成され、導
体16をその切り欠きで折り返してばらけないようにし
た構造になっている。
【0011】なお、接続端子10の表面には、材質の劣
化を防止するために、Niめっき及び金めっきを施すの
が好ましい。
化を防止するために、Niめっき及び金めっきを施すの
が好ましい。
【0012】次に、図2(イ)(ロ)(ハ)(ニ)を参
照して、接続端子10に導体16を圧着する方法を説明
する。 まず、ケーブル端末部のシースを剥いで導体1
6を露出させる。なお、導体16は少なくとも接続端子
10の2倍の長さを露出させる。この導体16をかしめ
片14a、切り込み溝14bの順に通し、電気接触部1
2の下方を通って導体折り返し部12aで折り返し、電
気接触部12の上方を通って再びかしめ片14aに通
し、このかしめ片14aをAの方向(図では下方)に圧
着工具(図示せず)等でかしめて、図3に示すように接
続端子10に導体16を圧着固定する。
照して、接続端子10に導体16を圧着する方法を説明
する。 まず、ケーブル端末部のシースを剥いで導体1
6を露出させる。なお、導体16は少なくとも接続端子
10の2倍の長さを露出させる。この導体16をかしめ
片14a、切り込み溝14bの順に通し、電気接触部1
2の下方を通って導体折り返し部12aで折り返し、電
気接触部12の上方を通って再びかしめ片14aに通
し、このかしめ片14aをAの方向(図では下方)に圧
着工具(図示せず)等でかしめて、図3に示すように接
続端子10に導体16を圧着固定する。
【0013】次に図4乃至図6を参照して他実施例を説
明する。図4は他実施例で使用される接続端子11を示
すもので、先端に略U字型の電気接触部12を有し、後
端に二対のかしめ片14a、14cからなる導体圧着部
14を有し、電気接触部12の先端に導体折り返し部1
2aを形成するものである。
明する。図4は他実施例で使用される接続端子11を示
すもので、先端に略U字型の電気接触部12を有し、後
端に二対のかしめ片14a、14cからなる導体圧着部
14を有し、電気接触部12の先端に導体折り返し部1
2aを形成するものである。
【0014】導体圧着部14は、後ろのかしめ片14c
で導体16の露出端末を固定し、前のかしめ片14aで
導体16の露出先端を固定する構造になっている。
で導体16の露出端末を固定し、前のかしめ片14aで
導体16の露出先端を固定する構造になっている。
【0015】次に図5(イ)(ロ)(ハ)(ニ)を参照
して接続端子11に導体16を取り付ける方法を説明す
る。まず、ケーブル端末部のシースを剥いで導体16を
露出させる。なお、導体16は少なくとも接続端子11
の2倍の長さを露出させる。この導体16を導体圧着部
14に通し、後ろのかしめ片14cをBの方向(図では
下方)に圧着工具(図示せず)等でかしめて、導体16
の露出端末を接続端子11に圧着固定する。
して接続端子11に導体16を取り付ける方法を説明す
る。まず、ケーブル端末部のシースを剥いで導体16を
露出させる。なお、導体16は少なくとも接続端子11
の2倍の長さを露出させる。この導体16を導体圧着部
14に通し、後ろのかしめ片14cをBの方向(図では
下方)に圧着工具(図示せず)等でかしめて、導体16
の露出端末を接続端子11に圧着固定する。
【0016】次に導体を前のかしめ片14a、切り込み
溝14bの順に通し、電気接触部12の下方を通って導
体折り返し部12aで折り返し、電気接触部12の上方
を通って再び前のかしめ片14aに通し、そのかしめ片
14aをCの方向(図では下方)に圧着工具(図示せ
ず)等でかしめて、図6に示すように、接続端子11に
導体16を圧着固定する。
溝14bの順に通し、電気接触部12の下方を通って導
体折り返し部12aで折り返し、電気接触部12の上方
を通って再び前のかしめ片14aに通し、そのかしめ片
14aをCの方向(図では下方)に圧着工具(図示せ
ず)等でかしめて、図6に示すように、接続端子11に
導体16を圧着固定する。
【0017】このように導体圧着部14が二対のかしめ
片14a、14cからなると、最初に導体16の露出端
末を接続端子11に圧着固定した状態で、導体16を接
続端子11に巻き付けることができ、組立作業が容易と
なる。
片14a、14cからなると、最初に導体16の露出端
末を接続端子11に圧着固定した状態で、導体16を接
続端子11に巻き付けることができ、組立作業が容易と
なる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接続端子
の圧着構造は、先端に電気接触部を有し、後端に導体圧
着部を有し、導体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧
着構造において、電気接触部の先端に導体折り返し部を
形成し、該導体折り返し部で導体を折り返して導体圧着
部に圧着するので、導体と電気機器の端子とを電気的に
直接接続させることができ、接続端子の材質を導体と違
質のものを使用しても電気的劣化をなくすことができ
る。従って、ケーブルと電気機器との電気的接続におけ
る信頼性を向上することができる
の圧着構造は、先端に電気接触部を有し、後端に導体圧
着部を有し、導体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧
着構造において、電気接触部の先端に導体折り返し部を
形成し、該導体折り返し部で導体を折り返して導体圧着
部に圧着するので、導体と電気機器の端子とを電気的に
直接接続させることができ、接続端子の材質を導体と違
質のものを使用しても電気的劣化をなくすことができ
る。従って、ケーブルと電気機器との電気的接続におけ
る信頼性を向上することができる
【図1】本発明で使用される接続端子を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本発明の接続端子の圧着構造の組立方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の接続端子の圧着構造を示す説明図であ
る。
る。
【図4】本発明の他実施例に使用される接続端子を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】本発明の他実施例の圧着構造の組立方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】本発明の他実施例の圧着構造を示す説明図であ
る。
る。
【図7】従来の接続端子の圧着構造を示す説明図であ
る。
る。
10 接続端子 11 接続端子 12 電気接触部 12a 導体折り返し部 14 導体圧着部 14a かしめ片 14b 切り込み溝 14c かしめ片 16 導体
Claims (1)
- 【請求項1】 先端に電気接触部を有し、後端に導体圧
着部を有し、導体圧着部で導体を圧着する接続端子の圧
着構造において、電気接触部の先端に導体折り返し部を
形成し、該導体折り返し部で導体を折り返して導体圧着
部に圧着したことを特徴とする接続端子の圧着構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130494A JPH07312234A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 接続端子の圧着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130494A JPH07312234A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 接続端子の圧着構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07312234A true JPH07312234A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14297078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10130494A Pending JPH07312234A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 接続端子の圧着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07312234A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU712177B3 (en) * | 1998-10-20 | 1999-10-28 | Utilux Pty Limited | Improved crimp connector |
| JP2010177127A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Autonetworks Technologies Ltd | シールドコネクタ |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10130494A patent/JPH07312234A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU712177B3 (en) * | 1998-10-20 | 1999-10-28 | Utilux Pty Limited | Improved crimp connector |
| JP2010177127A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Autonetworks Technologies Ltd | シールドコネクタ |
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