JPH07134769A - 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 - Google Patents
画像合成におけるアンチエリアシング処理方法Info
- Publication number
- JPH07134769A JPH07134769A JP5303479A JP30347993A JPH07134769A JP H07134769 A JPH07134769 A JP H07134769A JP 5303479 A JP5303479 A JP 5303479A JP 30347993 A JP30347993 A JP 30347993A JP H07134769 A JPH07134769 A JP H07134769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- pixel
- density value
- label
- pixels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抽出画像の周辺部を目立たなくさせるアンチ
エリアシング処理方法において、抽出画像全体(特に内
部の画像)が不鮮明になるのを防止すること。 【構成】 抽出画像を背景画像の対応領域に組み込む画
像合成において、図の(a)、(b)に示すように、境
界画素とその内側の抽出画像の画素に識別用のラベルL
k(例えば1)とLc(例えば2)を付与し、このラベ
ルLkの境界画素を用いて輪郭画素を検出し、その濃度
値を周辺8画素の濃度値の平均値で置換して図の(c)
に示すようにラベルLr(例えば3)を付与し、ついで
ラベルLkの境界画素の濃度値を周辺8画素の濃度値と
自身の濃度値(例えば自身の濃度値に2倍の重み付けを
する)との荷重平均値で置換する。そして、このラベル
Lr、Lk、Lcの画素に相当する画像を、アンチエリ
アシング処理した画像として表示せしめる。
エリアシング処理方法において、抽出画像全体(特に内
部の画像)が不鮮明になるのを防止すること。 【構成】 抽出画像を背景画像の対応領域に組み込む画
像合成において、図の(a)、(b)に示すように、境
界画素とその内側の抽出画像の画素に識別用のラベルL
k(例えば1)とLc(例えば2)を付与し、このラベ
ルLkの境界画素を用いて輪郭画素を検出し、その濃度
値を周辺8画素の濃度値の平均値で置換して図の(c)
に示すようにラベルLr(例えば3)を付与し、ついで
ラベルLkの境界画素の濃度値を周辺8画素の濃度値と
自身の濃度値(例えば自身の濃度値に2倍の重み付けを
する)との荷重平均値で置換する。そして、このラベル
Lr、Lk、Lcの画素に相当する画像を、アンチエリ
アシング処理した画像として表示せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、景観シミュレーション
やデザインシミュレーション等のイメージシミュレーシ
ョンシステム、電子カタログの展示システム等で用いら
れる画像合成における、アンチエリアシング処理方法に
関するものである。詳しくは、原画像から切り出した抽
出画像を背景画像の対応領域に組み込む画像合成におい
て、抽出画像の周辺部のギザギザを目立たなくするため
のアンチエリアシング(anti−aliasing)
処理に関するものである。
やデザインシミュレーション等のイメージシミュレーシ
ョンシステム、電子カタログの展示システム等で用いら
れる画像合成における、アンチエリアシング処理方法に
関するものである。詳しくは、原画像から切り出した抽
出画像を背景画像の対応領域に組み込む画像合成におい
て、抽出画像の周辺部のギザギザを目立たなくするため
のアンチエリアシング(anti−aliasing)
処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像抽出によって原画像(例え
ば自然画像)から切り出した抽出画像を背景画像(原画
像とは別の画像、例えば、人工的な画像)の対応領域に
組み込んだ合成画像においては、抽出画像と背景画像の
境界部分(特に斜線部分や辺縁部分)にギザギザが生じ
(例えば階段状のギザギザが生じ)、ちらつきが目立つ
などのエリアシング(aliasing)と呼ばれる現
象が生じ、見るものに違和感を生じさせるという問題が
ある。
ば自然画像)から切り出した抽出画像を背景画像(原画
像とは別の画像、例えば、人工的な画像)の対応領域に
組み込んだ合成画像においては、抽出画像と背景画像の
境界部分(特に斜線部分や辺縁部分)にギザギザが生じ
(例えば階段状のギザギザが生じ)、ちらつきが目立つ
などのエリアシング(aliasing)と呼ばれる現
象が生じ、見るものに違和感を生じさせるという問題が
ある。
【0003】このような問題を解決するために、エリア
シング現象を抑制するためのアンチエリアシング処理が
行なわれる。従来のアンチエリアシング処理方法には、
ギザギザのエッジ部分をぼかして目立たなくするため
に、抽出画像に一定のローパスフィルタをかけて(例え
ば対象画素を周囲の画素の平均値で置き換えて)平滑化
(スムージング)し、周辺をぼかすという方法が行なわ
れていた。
シング現象を抑制するためのアンチエリアシング処理が
行なわれる。従来のアンチエリアシング処理方法には、
ギザギザのエッジ部分をぼかして目立たなくするため
に、抽出画像に一定のローパスフィルタをかけて(例え
ば対象画素を周囲の画素の平均値で置き換えて)平滑化
(スムージング)し、周辺をぼかすという方法が行なわ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアンチエリアシング処理方法は、ギザギザ部分
が中間階調の濃度をもつ画素で埋められることになるの
で一定の効果はあるが、フィルタリング処理は画像全体
に及ぶため、周辺以外の部分も平滑化され、抽出画像全
体がピンボケの状態になるのを避けることができないと
いう問題点があった。
た従来のアンチエリアシング処理方法は、ギザギザ部分
が中間階調の濃度をもつ画素で埋められることになるの
で一定の効果はあるが、フィルタリング処理は画像全体
に及ぶため、周辺以外の部分も平滑化され、抽出画像全
体がピンボケの状態になるのを避けることができないと
いう問題点があった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、抽出画像の周辺部のみをぼかしてギザギザを目立た
なくさせ、しかも抽出画像全体(特に内部の画像)が不
鮮明になるのを防止することのできる、画像合成におけ
るアンチエリアシング処理方法を提供することを目的と
するものである。
で、抽出画像の周辺部のみをぼかしてギザギザを目立た
なくさせ、しかも抽出画像全体(特に内部の画像)が不
鮮明になるのを防止することのできる、画像合成におけ
るアンチエリアシング処理方法を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像抽出で原
画像から切り出した抽出画像を背景画像の対応領域に組
み込む画像合成において、前記抽出画像のうちの前記背
景画像に接する画素を境界画素とし、前記背景画像のう
ちの前記抽出画像に接する画素を輪郭画素とし、まず前
記輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均値で
置換し、ついで前記境界画素の濃度値を周辺画素の濃度
値と自身の濃度値との荷重平均値で置換してなることを
特徴とするものである。
画像から切り出した抽出画像を背景画像の対応領域に組
み込む画像合成において、前記抽出画像のうちの前記背
景画像に接する画素を境界画素とし、前記背景画像のう
ちの前記抽出画像に接する画素を輪郭画素とし、まず前
記輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均値で
置換し、ついで前記境界画素の濃度値を周辺画素の濃度
値と自身の濃度値との荷重平均値で置換してなることを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】抽出画像を背景画像の対応領域に組み込んで画
像を合成する際に、まず輪郭画素の濃度値が隣接する周
辺画素の濃度値の荷重平均値で置換される。ついで境界
画素の濃度値が隣接する周辺画素の濃度値と自身の濃度
値との荷重平均値で置換される。そして、濃度値の置換
された輪郭画素および境界画素に相当する画像と、濃度
値の置換のない(原濃度値のままの)抽出画像とが、ア
ンチエリアシング処理された画像として表示される。こ
のため、抽出画像の周辺部に位置する境界画素と輪郭画
素の濃度値が荷重平均値で置換され、抽出画像の周辺部
のみがアンチエリアシング処理でぼかされる。
像を合成する際に、まず輪郭画素の濃度値が隣接する周
辺画素の濃度値の荷重平均値で置換される。ついで境界
画素の濃度値が隣接する周辺画素の濃度値と自身の濃度
値との荷重平均値で置換される。そして、濃度値の置換
された輪郭画素および境界画素に相当する画像と、濃度
値の置換のない(原濃度値のままの)抽出画像とが、ア
ンチエリアシング処理された画像として表示される。こ
のため、抽出画像の周辺部に位置する境界画素と輪郭画
素の濃度値が荷重平均値で置換され、抽出画像の周辺部
のみがアンチエリアシング処理でぼかされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による画像合成におけるアンチ
エリアシング処理方法の一実施例を図1から図6までを
用いて説明する。図2は本発明方法の一実施例を実施す
る装置の構成例で、この図において、10はテレビカメ
ラやイメージスキャナ等を主体としてなる画像入力部
で、この画像入力部10は、原画像(例えば自然画像)
を取り込んで、対応した原画像情報を出力するように構
成されている。
エリアシング処理方法の一実施例を図1から図6までを
用いて説明する。図2は本発明方法の一実施例を実施す
る装置の構成例で、この図において、10はテレビカメ
ラやイメージスキャナ等を主体としてなる画像入力部
で、この画像入力部10は、原画像(例えば自然画像)
を取り込んで、対応した原画像情報を出力するように構
成されている。
【0009】12は画像処理部の一例としてのマイクロ
プロセッサ、14はRAM(例えばVRAM)、16は
画像表示部の一例としてのCRTディスプレイ、18は
ポインティングデバイスの一例としてのタブレットを表
し、前記RAM14は、原画像記憶部14a、背景画像
記憶部14b、輪郭線記憶部14cおよび境界線記憶部
14dを具備している。
プロセッサ、14はRAM(例えばVRAM)、16は
画像表示部の一例としてのCRTディスプレイ、18は
ポインティングデバイスの一例としてのタブレットを表
し、前記RAM14は、原画像記憶部14a、背景画像
記憶部14b、輪郭線記憶部14cおよび境界線記憶部
14dを具備している。
【0010】20は前記マイクロプロセッサ12に結合
したROMで、このROM20内には、前記マイクロプ
ロセッサ12によって公知の境界線抽出追跡処理、粗輪
郭線細線化処理、画像抽出処理および画像合成処理を行
なわせるためのプログラムが格納されている。これらの
プログラムによって抽出、合成されたアンチエリアシン
グ処理前の合成画像は、前記CRTディスプレイ16に
よって図3に示すように表示される。この図において、
22は抽出画像、24は背景画像、26は合成画像を表
わす。前記ROM20内には、さらに、前記マイクロプ
ロセッサ12によって本発明方法を実施するのに必要な
プログラムが格納されている。
したROMで、このROM20内には、前記マイクロプ
ロセッサ12によって公知の境界線抽出追跡処理、粗輪
郭線細線化処理、画像抽出処理および画像合成処理を行
なわせるためのプログラムが格納されている。これらの
プログラムによって抽出、合成されたアンチエリアシン
グ処理前の合成画像は、前記CRTディスプレイ16に
よって図3に示すように表示される。この図において、
22は抽出画像、24は背景画像、26は合成画像を表
わす。前記ROM20内には、さらに、前記マイクロプ
ロセッサ12によって本発明方法を実施するのに必要な
プログラムが格納されている。
【0011】つぎに、図2の作用を図1、図3から図5
までを併用して説明する。 (イ)まず、従来例と同様にして、画像入力部10で取
り込んだ原画像情報がRAM14内の原画像記憶部14
aに書き込まれ、マイクロプロセッサ12によるROM
20の画像抽出用および画像合成用プログラムの実行に
よって、原画像から切り出し(抽出し)た抽出画像22
を、背景画像記憶部14bから読み出した背景画像24
の対応領域に組み込んだ合成画像26を形成し、この合
成画像26を、図3に示すように、CRTディスプレイ
16で表示せしめる。
までを併用して説明する。 (イ)まず、従来例と同様にして、画像入力部10で取
り込んだ原画像情報がRAM14内の原画像記憶部14
aに書き込まれ、マイクロプロセッサ12によるROM
20の画像抽出用および画像合成用プログラムの実行に
よって、原画像から切り出し(抽出し)た抽出画像22
を、背景画像記憶部14bから読み出した背景画像24
の対応領域に組み込んだ合成画像26を形成し、この合
成画像26を、図3に示すように、CRTディスプレイ
16で表示せしめる。
【0012】(ロ)ついで、タブレット20やキーボー
ド(図示省略)からアンチエリアシング処理のための指
令を出すと、まず、マイクロプロセッサ12は、ROM
20に格納された境界線抽出追跡用プログラムに基づく
処理機能によって、境界画素を抽出し、この境界画素
と、その内側の抽出画像の画素に、図4の(a)、
(b)に示すように、識別用のラベル「1」(Lk=1
の場合)、「2」(Lc=2の場合)を付与する。この
とき、境界画素の濃度値(例えば輝度)は境界線記憶部
14dに記憶される。
ド(図示省略)からアンチエリアシング処理のための指
令を出すと、まず、マイクロプロセッサ12は、ROM
20に格納された境界線抽出追跡用プログラムに基づく
処理機能によって、境界画素を抽出し、この境界画素
と、その内側の抽出画像の画素に、図4の(a)、
(b)に示すように、識別用のラベル「1」(Lk=1
の場合)、「2」(Lc=2の場合)を付与する。この
とき、境界画素の濃度値(例えば輝度)は境界線記憶部
14dに記憶される。
【0013】前記ラベル「2」の付与は、背景画像24
を含めた全体の合成画像26の端から走査することによ
って、または、内部領域の1点を指定し、この指定点を
基にした領域塗りつぶし手法によって行なわれる。な
お、図4の(a)、(b)に示すラベル画像において、
背景画像に対応する画素のラベル「0」は、まだラベル
付けされていない状態を表わす。
を含めた全体の合成画像26の端から走査することによ
って、または、内部領域の1点を指定し、この指定点を
基にした領域塗りつぶし手法によって行なわれる。な
お、図4の(a)、(b)に示すラベル画像において、
背景画像に対応する画素のラベル「0」は、まだラベル
付けされていない状態を表わす。
【0014】(ハ)ついで、マイクロプロセッサ12
は、ROM20に格納された輪郭画素検出用およびその
濃度値演算置換用プログラムに基づく処理機能によっ
て、輪郭画素を検出し、その濃度値を周辺8画素の濃度
値の平均値で置換し、図4の(c)に示すように、識別
用のラベル「3」(Lr=3の場合)を付与する。この
とき、輪郭画素の濃度値は輪郭線記憶部14cに記憶さ
れる。
は、ROM20に格納された輪郭画素検出用およびその
濃度値演算置換用プログラムに基づく処理機能によっ
て、輪郭画素を検出し、その濃度値を周辺8画素の濃度
値の平均値で置換し、図4の(c)に示すように、識別
用のラベル「3」(Lr=3の場合)を付与する。この
とき、輪郭画素の濃度値は輪郭線記憶部14cに記憶さ
れる。
【0015】前記(ハ)の作用をより詳しく説明する
と、輪郭画素の検出は、ラベル「1」で特定された境界
画素に接する画素のうちの、ラベル付けされていない画
素(即ちラベル「0」の背景画像の画素)を検出するこ
とによって行なわれる。また、輪郭画素の濃度値置換の
ための演算は、つぎのようにして行なわれる。すなわ
ち、図5に示すように、濃度値置換を行なう輪郭画素を
X0とし、周辺8画素をX1〜X8とすると、X0の周
辺8画素の平均値のR(赤)、G(緑)、B(青)成分
Rx0、Gx0、Bx0は、つぎの演算式(1)、
(2)、(3)によって求められる。
と、輪郭画素の検出は、ラベル「1」で特定された境界
画素に接する画素のうちの、ラベル付けされていない画
素(即ちラベル「0」の背景画像の画素)を検出するこ
とによって行なわれる。また、輪郭画素の濃度値置換の
ための演算は、つぎのようにして行なわれる。すなわ
ち、図5に示すように、濃度値置換を行なう輪郭画素を
X0とし、周辺8画素をX1〜X8とすると、X0の周
辺8画素の平均値のR(赤)、G(緑)、B(青)成分
Rx0、Gx0、Bx0は、つぎの演算式(1)、
(2)、(3)によって求められる。
【0016】 Rx0=(Rx1+Rx2+Rx3+…+Rx8)/8…(1) Gx0=(Gx1+Gx2+Gx3+…+Gx8)/8…(2) Bx0=(Bx1+Bx2+Bx3+…+Bx8)/8…(3) そして、対象となる輪郭画素X0の濃度値のR、G、B
成分が、上述の(1)〜(3)で求めた平均値Rx0、
Gx0、Bx0によって置換される。なお、上述の(1)
〜(3)において、Rx1〜Rx8、Gx1〜Gx8、Bx
1〜Bx8は、周辺8画素X1〜X8の濃度値のR、G、
B成分を表わす。
成分が、上述の(1)〜(3)で求めた平均値Rx0、
Gx0、Bx0によって置換される。なお、上述の(1)
〜(3)において、Rx1〜Rx8、Gx1〜Gx8、Bx
1〜Bx8は、周辺8画素X1〜X8の濃度値のR、G、
B成分を表わす。
【0017】上述の(1)の演算は、より具体的にはつ
ぎのようになる。すなわち、説明の便宜上、抽出画像の
濃度値がゼロでなく、背景画像の濃度値がゼロであると
すると、図6の(a)に示すように、対象となる輪郭画
素X0の周辺8画素X1〜X8のうち、背景画像側の画
素X2〜X6の濃度値がゼロとなるので、 Rx0=(Rx1+Rx7+Rx8)/8 となる。上述の(2)、(3)の演算についても同様で
ある。
ぎのようになる。すなわち、説明の便宜上、抽出画像の
濃度値がゼロでなく、背景画像の濃度値がゼロであると
すると、図6の(a)に示すように、対象となる輪郭画
素X0の周辺8画素X1〜X8のうち、背景画像側の画
素X2〜X6の濃度値がゼロとなるので、 Rx0=(Rx1+Rx7+Rx8)/8 となる。上述の(2)、(3)の演算についても同様で
ある。
【0018】(ニ)ついで、マイクロプロセッサ12
は、ROM20に格納された境界画素の濃度値演算置換
用プログラムに基づく機能によって、境界画素の濃度値
を周辺8画素の濃度値と自身の濃度値との荷重平均値で
置換する。この濃度値置換のための荷重平均演算は、つ
ぎのようにして行なわれる。すなわち、前記(ハ)の場
合と同様にして図5に示すように、濃度値置換を行なう
境界画素をX0とし、周辺8画素をX1〜X8とする
と、X0自身とその周辺8画素の荷重平均値のR、G、
B成分Rx0、Gx0、Bx0は、つぎの演算式(4)、
(5)、(6)によって求められる。
は、ROM20に格納された境界画素の濃度値演算置換
用プログラムに基づく機能によって、境界画素の濃度値
を周辺8画素の濃度値と自身の濃度値との荷重平均値で
置換する。この濃度値置換のための荷重平均演算は、つ
ぎのようにして行なわれる。すなわち、前記(ハ)の場
合と同様にして図5に示すように、濃度値置換を行なう
境界画素をX0とし、周辺8画素をX1〜X8とする
と、X0自身とその周辺8画素の荷重平均値のR、G、
B成分Rx0、Gx0、Bx0は、つぎの演算式(4)、
(5)、(6)によって求められる。
【0019】 Rx0=(2Rx01+Rx1+Rx2+…+Rx8)/10…(4) Gx0=(2Gx01+Gx1+Gx2+…+Gx8)/10…(5) Bx0=(2Bx01+Bx1+Bx2+…+Bx8)/10…(6) そして、対象となる境界画素X0の濃度値のR、G、B
成分が、上述の(4)〜(6)で求めた平均値Rx0、
Gx0、Bx0によって置換される。なお、上述の(4)
〜(6)において、Rx0、Gx0、Bx0は、対象とな
る境界画素X0の濃度値のR、G、B成分を表わす。
成分が、上述の(4)〜(6)で求めた平均値Rx0、
Gx0、Bx0によって置換される。なお、上述の(4)
〜(6)において、Rx0、Gx0、Bx0は、対象とな
る境界画素X0の濃度値のR、G、B成分を表わす。
【0020】上述の(4)の演算は、より具体的にはつ
ぎのようになる。すなわち、説明の便宜上、抽出画像の
濃度値がゼロでなく、背景画像の濃度値がゼロであると
すると、図6の(b)に示すように、対象となる輪郭画
素X0および、その周辺8画素X1〜X8のうち、背景
画像側の画素X3〜X5の濃度値がゼロとなるので、 Rx0=(2Rx01+Rx1+Rx2+Rx6+Rx7+R
x8)/10 となる。上述の(5)、(6)の演算についても同様で
ある。
ぎのようになる。すなわち、説明の便宜上、抽出画像の
濃度値がゼロでなく、背景画像の濃度値がゼロであると
すると、図6の(b)に示すように、対象となる輪郭画
素X0および、その周辺8画素X1〜X8のうち、背景
画像側の画素X3〜X5の濃度値がゼロとなるので、 Rx0=(2Rx01+Rx1+Rx2+Rx6+Rx7+R
x8)/10 となる。上述の(5)、(6)の演算についても同様で
ある。
【0021】(ホ)ついで、マイクロプロセッサ12
は、ROM20に格納された画像合成用プログラムに基
づく画像合成機能によって、図4の(c)に示すよう
に、ラベル「1」、「2」および「3」にラベル付けし
た境界画素、その内側の抽出画素および輪郭画素の画素
領域を、アンチエリアシング処理された抽出画像とし
て、背景画像の対応領域に組み込んだ合成画像を、CR
Tディスプレイ16で表示せしめる。
は、ROM20に格納された画像合成用プログラムに基
づく画像合成機能によって、図4の(c)に示すよう
に、ラベル「1」、「2」および「3」にラベル付けし
た境界画素、その内側の抽出画素および輪郭画素の画素
領域を、アンチエリアシング処理された抽出画像とし
て、背景画像の対応領域に組み込んだ合成画像を、CR
Tディスプレイ16で表示せしめる。
【0022】前記実施例では、まず境界画素を求め、こ
の境界画素と、その内側の抽出画像の画素にラベルLk
(=1)とLc(=2)を付与し、このラベルLkの画
素を用いて輪郭画素を検出し、その濃度値を平均値で置
換してラベルLr(=3)を付与し、ついでラベルLk
(=1)の画素の濃度値を荷重平均値で置換するように
したが、本発明はこれに限るものでない。
の境界画素と、その内側の抽出画像の画素にラベルLk
(=1)とLc(=2)を付与し、このラベルLkの画
素を用いて輪郭画素を検出し、その濃度値を平均値で置
換してラベルLr(=3)を付与し、ついでラベルLk
(=1)の画素の濃度値を荷重平均値で置換するように
したが、本発明はこれに限るものでない。
【0023】例えば、図7に示すように、まず輪郭画素
を求め、この輪郭画素と、その内側の抽出画像の画素に
ラベルLr(=1)とLc(=2)を付与し、このラベ
ルLrの画素の濃度値を平均値で置換し、ついでラベル
Lcの画素のうちのラベルLrの画素に接する画素の濃
度値を荷重平均値で置換し、ラベルLk(=3)を付与
するようにしてもよい。
を求め、この輪郭画素と、その内側の抽出画像の画素に
ラベルLr(=1)とLc(=2)を付与し、このラベ
ルLrの画素の濃度値を平均値で置換し、ついでラベル
Lcの画素のうちのラベルLrの画素に接する画素の濃
度値を荷重平均値で置換し、ラベルLk(=3)を付与
するようにしてもよい。
【0024】具体的には、図8および図9のようにな
る。すなわち、図8はアンチエリアシング処理前の合成
画像26aを示すもので、合成画像26aは、図3の場
合と同様にして、抽出画像22aを背景画像24aの所
定領域に組み込んで合成されている。そして、アンチエ
リアシング処理指令によって、マイクロプロセッサ12
は、ROM20に格納された粗輪郭線細線化処理用プロ
グラムに基づく処理機能によって、輪郭画素を抽出し、
この輪郭画素と、その内側の抽出画像の画素に、図9の
(a)、(b)に示すように、識別用のラベル「1」
(Lr=1の場合)、「2」(Lc=2の場合)を付与
する。
る。すなわち、図8はアンチエリアシング処理前の合成
画像26aを示すもので、合成画像26aは、図3の場
合と同様にして、抽出画像22aを背景画像24aの所
定領域に組み込んで合成されている。そして、アンチエ
リアシング処理指令によって、マイクロプロセッサ12
は、ROM20に格納された粗輪郭線細線化処理用プロ
グラムに基づく処理機能によって、輪郭画素を抽出し、
この輪郭画素と、その内側の抽出画像の画素に、図9の
(a)、(b)に示すように、識別用のラベル「1」
(Lr=1の場合)、「2」(Lc=2の場合)を付与
する。
【0025】ついで、ラベル「1」の抽出画素の濃度値
を平均値で置換する。この置換のための演算は、前記実
施例の場合と同様に、前記(1)〜(3)式によって行
なわれる。ついで、ラベル「2」の抽出画素のうち、ラ
ベル「1」の画素に接する画素の濃度値を荷重平均値で
置換し、図9の(c)に示すように、境界画素識別用の
ラベル「3」(Lk=3)を付与する。この置換のため
の演算は、前記実施例の場合と同様に、前記(4)〜
(6)式によって行なわれる。
を平均値で置換する。この置換のための演算は、前記実
施例の場合と同様に、前記(1)〜(3)式によって行
なわれる。ついで、ラベル「2」の抽出画素のうち、ラ
ベル「1」の画素に接する画素の濃度値を荷重平均値で
置換し、図9の(c)に示すように、境界画素識別用の
ラベル「3」(Lk=3)を付与する。この置換のため
の演算は、前記実施例の場合と同様に、前記(4)〜
(6)式によって行なわれる。
【0026】前記実施例(図1に対応)では、輪郭画
素、境界画素、抽出画素の識別用のラベルLr、Lk、
Lcは、第1実施例(図1、3に対応)では「3」、
「1」、「2」とし、第2実施例(図7、9に対応)で
は「1」、「3」、「2」としたが、本発明はこれに限
るものでなく、相互に識別可能なラベルであればよい。
素、境界画素、抽出画素の識別用のラベルLr、Lk、
Lcは、第1実施例(図1、3に対応)では「3」、
「1」、「2」とし、第2実施例(図7、9に対応)で
は「1」、「3」、「2」としたが、本発明はこれに限
るものでなく、相互に識別可能なラベルであればよい。
【0027】前記実施例では、輪郭画素と境界画素に識
別用のラベルLr(例えば3)とLk(例えば1)を付
与し、濃度置換する画素を特定することによって、アン
チエリアシング処理する画素の判別を容易にして確実な
処理を行なうことができるようにしたが、本発明はこれ
に限るものでなく、ラベル付け以外の方法で濃度置換す
る画素を特定するようにしてもよい。
別用のラベルLr(例えば3)とLk(例えば1)を付
与し、濃度置換する画素を特定することによって、アン
チエリアシング処理する画素の判別を容易にして確実な
処理を行なうことができるようにしたが、本発明はこれ
に限るものでなく、ラベル付け以外の方法で濃度置換す
る画素を特定するようにしてもよい。
【0028】前記実施例では、輪郭画素の濃度値を周辺
画素の濃度値に同一の重み付けをした平均値で置換し、
境界画素の濃度値を周辺画素の濃度値よりも自身の濃度
値の重み付けを大きく(例えば2倍に)した荷重平均値
で置換することによって、抽出画像の周辺部のぼかしを
より自然に近づけるようにしたが、本発明はこれに限る
ものでない。例えば、輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃
度値に異なる重み付けをした荷重平均値で置換し、境界
画素の濃度値と周辺画素の濃度値のそれぞれに所定の重
み付けをした荷重平均値で置換するようにしてもよい。
画素の濃度値に同一の重み付けをした平均値で置換し、
境界画素の濃度値を周辺画素の濃度値よりも自身の濃度
値の重み付けを大きく(例えば2倍に)した荷重平均値
で置換することによって、抽出画像の周辺部のぼかしを
より自然に近づけるようにしたが、本発明はこれに限る
ものでない。例えば、輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃
度値に異なる重み付けをした荷重平均値で置換し、境界
画素の濃度値と周辺画素の濃度値のそれぞれに所定の重
み付けをした荷重平均値で置換するようにしてもよい。
【0029】前記実施例では、ROMに画像抽出用、所
定の演算式の演算用、画素合成用、画素濃度置換用など
のプログラムを格納し、これらのプログラムを実行する
ことによって対応した機能を達成させるようにしたが、
本発明はこれに限るものでなく、ROM以外の記憶媒体
(例えばハードディスク、フロッピーディスクなど)に
前記プログラムを格納し、これらのプログラムの実行で
対応した機能を達成させるようにしてもよいし、または
専用のプロセッサを用いて高速処理するようにしてもよ
い。。
定の演算式の演算用、画素合成用、画素濃度置換用など
のプログラムを格納し、これらのプログラムを実行する
ことによって対応した機能を達成させるようにしたが、
本発明はこれに限るものでなく、ROM以外の記憶媒体
(例えばハードディスク、フロッピーディスクなど)に
前記プログラムを格納し、これらのプログラムの実行で
対応した機能を達成させるようにしてもよいし、または
専用のプロセッサを用いて高速処理するようにしてもよ
い。。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明方法は、上記のように、
まず輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均値
で置換し、ついで境界画素の濃度値を周辺画素の濃度値
と自身の濃度値との荷重平均値で置換し、この濃度置換
した輪郭画素および境界画素による画像と濃度置換しな
い原濃度値のままの大部分の抽出画像とを、アンチエリ
アシング処理した画像として表示せしめるようにしたの
で、抽出画像の周辺部のみをアンチエリアシング処理で
ぼかし、抽出画像の大部分の領域の画像(特に内部の画
像)の鮮明度を保つことができる。したがって、抽出画
像の周辺部のみをぼかしてギザギザを目立たなくさせ、
しかも抽出画像全体(特に内部の画像)が不鮮明になる
のを防止することができる。
まず輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均値
で置換し、ついで境界画素の濃度値を周辺画素の濃度値
と自身の濃度値との荷重平均値で置換し、この濃度置換
した輪郭画素および境界画素による画像と濃度置換しな
い原濃度値のままの大部分の抽出画像とを、アンチエリ
アシング処理した画像として表示せしめるようにしたの
で、抽出画像の周辺部のみをアンチエリアシング処理で
ぼかし、抽出画像の大部分の領域の画像(特に内部の画
像)の鮮明度を保つことができる。したがって、抽出画
像の周辺部のみをぼかしてギザギザを目立たなくさせ、
しかも抽出画像全体(特に内部の画像)が不鮮明になる
のを防止することができる。
【0031】請求項2、3の発明方法は、前記請求項1
の発明による効果のほかに、つぎのような付加的効果を
有する。すなわち、アンチエリアシング処理する輪郭画
素と境界画素とに識別用のラベルLrとLkを付与し
て、濃度置換する画素を特定するようにしたので、アン
チエリアシング処理する画素の判別が容易になり、確実
な処理を行なうことができる。
の発明による効果のほかに、つぎのような付加的効果を
有する。すなわち、アンチエリアシング処理する輪郭画
素と境界画素とに識別用のラベルLrとLkを付与し
て、濃度置換する画素を特定するようにしたので、アン
チエリアシング処理する画素の判別が容易になり、確実
な処理を行なうことができる。
【0032】請求項4の発明方法は、前記請求項2、3
の発明による効果のほかに、つぎのような付加的効果を
有する。すなわち、輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度
値に同一の重み付けをした荷重平均値で置換し、境界画
素の濃度値を周辺画素の濃度値よりも自身の濃度値の重
み付けを大きくした荷重平均値で置換するようにしたの
で、抽出画像の周辺部のぼかしを、より自然に近くする
ことができる。
の発明による効果のほかに、つぎのような付加的効果を
有する。すなわち、輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度
値に同一の重み付けをした荷重平均値で置換し、境界画
素の濃度値を周辺画素の濃度値よりも自身の濃度値の重
み付けを大きくした荷重平均値で置換するようにしたの
で、抽出画像の周辺部のぼかしを、より自然に近くする
ことができる。
【図1】本発明による画像合成におけるアンチエリアシ
ング処理方法の一実施例を示すフローチャートである。
ング処理方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】図1の方法を実施する装置の概略構成図であ
る。
る。
【図3】図1のアンチエリアシング処理を行なう前の表
示画像の説明図である。
示画像の説明図である。
【図4】図1の方法をラベル画像を用いて具体的に説明
する説明図で、(a)は境界画素に識別用のラベル
「1」(Lk=1の場合)を付与した状態を示す説明
図、(b)は境界画素の内側の抽出画像の画素に識別用
のラベル「2」(Lc=2の場合)を付与した状態を示
す説明図、(c)は輪郭画素に識別用のラベル「3」
(Lr=3の場合)を付与した状態を示す説明図であ
る。
する説明図で、(a)は境界画素に識別用のラベル
「1」(Lk=1の場合)を付与した状態を示す説明
図、(b)は境界画素の内側の抽出画像の画素に識別用
のラベル「2」(Lc=2の場合)を付与した状態を示
す説明図、(c)は輪郭画素に識別用のラベル「3」
(Lr=3の場合)を付与した状態を示す説明図であ
る。
【図5】輪郭画素と境界画素の濃度値置換用の演算を説
明する説明図で、X0は対象画素を表わし、X1〜X8
は周辺画素を表わす説明図である。
明する説明図で、X0は対象画素を表わし、X1〜X8
は周辺画素を表わす説明図である。
【図6】図5のより詳しい説明図で、(a)は輪郭画素
の濃度値を周辺画素(8画素)の濃度平均値で置換する
ための演算時の対象画素X0と周辺画素X1〜X8を説
明する説明図、(b)は境界画素の濃度値を周辺画素
(8画素)の濃度値と自身の濃度値の荷重平均値で置換
するための演算時の対象画素X0と周辺画素X1〜X8
を説明する説明図である。
の濃度値を周辺画素(8画素)の濃度平均値で置換する
ための演算時の対象画素X0と周辺画素X1〜X8を説
明する説明図、(b)は境界画素の濃度値を周辺画素
(8画素)の濃度値と自身の濃度値の荷重平均値で置換
するための演算時の対象画素X0と周辺画素X1〜X8
を説明する説明図である。
【図7】本発明による画像合成におけるアンチエリアシ
ング処理方法の他の実施例を示すフローチャートであ
る。
ング処理方法の他の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7のアンチエリアシング処理を行なう前の表
示画像の説明図である。
示画像の説明図である。
【図9】図7の方法をラベル画像を用いて具体的に説明
する説明図で、(a)は輪郭画素に識別用のラベル
「1」(Lr=1の場合)を付与した状態を示す説明
図、(b)は輪郭画素の内側の抽出画像の画素に識別用
のラベル「2」(Lc=2の場合)を付与した状態を示
す説明図、(c)は境界画素に識別用のラベル「3」
(Lk=3の場合)を付与した状態を示す説明図であ
る。
する説明図で、(a)は輪郭画素に識別用のラベル
「1」(Lr=1の場合)を付与した状態を示す説明
図、(b)は輪郭画素の内側の抽出画像の画素に識別用
のラベル「2」(Lc=2の場合)を付与した状態を示
す説明図、(c)は境界画素に識別用のラベル「3」
(Lk=3の場合)を付与した状態を示す説明図であ
る。
10…画像入力部、 12…マイクロプロセッサ、14
…RAM、 14a…原画像記憶部、14b…背景画像
記憶部、 14c…輪郭線記憶部、14d…境界線記憶
部、 16…CRTディスプレイ、18…タブレット、
20…ROM、22、22a…抽出画像、 24、2
4a…背景画像、26、26a…合成画像、 Lk、L
r、Lc…識別用のラベル、X0…対象画素、 X1〜
X8…周辺画素。
…RAM、 14a…原画像記憶部、14b…背景画像
記憶部、 14c…輪郭線記憶部、14d…境界線記憶
部、 16…CRTディスプレイ、18…タブレット、
20…ROM、22、22a…抽出画像、 24、2
4a…背景画像、26、26a…合成画像、 Lk、L
r、Lc…識別用のラベル、X0…対象画素、 X1〜
X8…周辺画素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 520 L 9471−5G C 9471−5G H04N 9/75 7459−5L G06F 15/70 335 Z
Claims (4)
- 【請求項1】画像抽出で原画像から切り出した抽出画像
を背景画像の対応領域に組み込む画像合成において、前
記抽出画像のうちの前記背景画像に接する画素を境界画
素とし、前記背景画像のうちの前記抽出画像に接する画
素を輪郭画素とし、まず前記輪郭画素の濃度値を周辺画
素の濃度値の荷重平均値で置換し、ついで前記境界画素
の濃度値を周辺画素の濃度値と自身の濃度値との荷重平
均値で置換してなることを特徴とする画像合成における
アンチエリアシング処理方法。 - 【請求項2】境界画素とその内側の抽出画像の画素に識
別用のラベルLkとLcを付与し、前記ラベルLkで特
定した境界画素を用いて輪郭画素を検出し、この輪郭画
素について、その濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均
値で置換するとともに識別用のラベルLrを付与し、つ
いで前記ラベルLkを用いて特定した境界画素の濃度値
を周辺画素の濃度値と自身の濃度値との荷重平均値で置
換してなる請求項1記載の画像合成におけるアンチエリ
アシング処理方法。 - 【請求項3】輪郭画素とその内側の抽出画像の画素に識
別用のラベルLrとLcを付与し、前記ラベルLrで特
定した輪郭画素の濃度値を周辺画素の濃度値の荷重平均
値で置換し、ついで前記ラベルLcの画素のうちの前記
ラベルLrの輪郭画素に接する境界画素について、その
濃度値を周辺画素の濃度値と自身の濃度値との荷重平均
値で置換するとともに、識別用のラベルLkを付与して
なる請求項1記載の画像合成におけるアンチエリアシン
グ処理方法。 - 【請求項4】ラベルLrで特定した輪郭画素の濃度値
は、隣接する周辺画素の濃度値に同一の重み付けをした
平均値で置換してなり、ラベルLcで特定した境界画素
の濃度値は、隣接する周辺画素の濃度値よりも自身の濃
度値の重み付けを大きくした荷重平均値で置換してなる
請求項2または3記載の画像合成におけるアンチエリア
シング処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5303479A JPH07134769A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5303479A JPH07134769A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07134769A true JPH07134769A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17921454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5303479A Pending JPH07134769A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07134769A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002163671A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Namco Ltd | ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体 |
| WO2006129902A1 (en) * | 2005-06-03 | 2006-12-07 | Polidigm Co., Ltd. | Fast anti-aliasing method |
| JP2018163285A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置及び表示装置の制御方法 |
| CN117474924A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-01-30 | 山东鲁抗医药集团赛特有限责任公司 | 基于机器视觉的标签缺陷检测方法 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP5303479A patent/JPH07134769A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002163671A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Namco Ltd | ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体 |
| WO2006129902A1 (en) * | 2005-06-03 | 2006-12-07 | Polidigm Co., Ltd. | Fast anti-aliasing method |
| JP2018163285A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置及び表示装置の制御方法 |
| CN117474924A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-01-30 | 山东鲁抗医药集团赛特有限责任公司 | 基于机器视觉的标签缺陷检测方法 |
| CN117474924B (zh) * | 2023-12-28 | 2024-03-15 | 山东鲁抗医药集团赛特有限责任公司 | 基于机器视觉的标签缺陷检测方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6972771B2 (en) | Image display device, image display method, and image display program | |
| US7340097B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and recording medium | |
| JP3189870B2 (ja) | 画像処理装置 | |
| US5715331A (en) | System for generation of a composite raster-vector image | |
| JP3529759B2 (ja) | 画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、プログラム実行装置、画像処理装置、及び画像処理方法 | |
| JP3328741B2 (ja) | エイリアス除去画像の表示装置 | |
| JP6056511B2 (ja) | 画像処理装置、方法、及びプログラム、並びに撮像装置 | |
| JP3411469B2 (ja) | フレーム多重画像作成方法 | |
| EP0780003B1 (en) | Method and apparatus for determining the location of a reflective object within a video field | |
| JPH10302061A (ja) | デジタルカラー画像のカラーキャスト除去及びコントラスト強調を組み合わせたデジタル処理方法 | |
| JP2008046608A (ja) | ビデオウィンドウ検出器 | |
| US7387386B2 (en) | Ophthalmologic image processing apparatus | |
| US7280117B2 (en) | Graphical user interface for a keyer | |
| JPH07134769A (ja) | 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 | |
| JP2003310602A (ja) | 画像表示装置 | |
| JP2000089747A (ja) | 画像表示方法及びその装置 | |
| JP5672168B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
| JPH06348838A (ja) | 画像合成方法 | |
| JP2713677B2 (ja) | カラー画像色変更処理方式とカラー画像合成処理方式 | |
| JPH03259297A (ja) | 縁どり文字発生装置 | |
| JPH05249951A (ja) | 画像情報提示装置 | |
| JP7197875B1 (ja) | プログラム、画像処理方法及び画像処理装置 | |
| JP4482779B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体 | |
| JPH03139064A (ja) | 画像合成装置 | |
| US20060055707A1 (en) | Graphical user interface for a keyer |