JPH0691761A - アクリル樹脂複合板の製造方法 - Google Patents
アクリル樹脂複合板の製造方法Info
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- JPH0691761A JPH0691761A JP5190061A JP19006193A JPH0691761A JP H0691761 A JPH0691761 A JP H0691761A JP 5190061 A JP5190061 A JP 5190061A JP 19006193 A JP19006193 A JP 19006193A JP H0691761 A JPH0691761 A JP H0691761A
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- acrylic resin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 アクリル樹脂板を50〜100℃で少なくと
も2時間加熱し、この樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオー
バーレイフィルムの一方又は両方の表面にホットメルト
接着剤層を形成させたのち、この樹脂板及びオーバーレ
イフィルムを、樹脂板又はオーバーレイフィルム上のホ
ットメルト接着剤層を他方と対面させながら、加圧下に
相互に接触させ、かつ相互に接触させる表面の少なくと
も一方は前記接着剤の軟化点より高く、樹脂板又はオー
バーレイフィルムの軟化点を超えない温度に保持して樹
脂板とオーバーレイフィルムを貼り合わせた複合板を形
成させ、次いでこの複合板を30〜60℃で少なくとも
1時間保持してエージング処理することにより、アクリ
ル樹脂複合板を製造する。 【効果】 長期間の悪環境条件下でもクレージングを抑
制でき、界面でのふくれを防止でき、エンボスをそこな
わずに貼合可能である。
も2時間加熱し、この樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオー
バーレイフィルムの一方又は両方の表面にホットメルト
接着剤層を形成させたのち、この樹脂板及びオーバーレ
イフィルムを、樹脂板又はオーバーレイフィルム上のホ
ットメルト接着剤層を他方と対面させながら、加圧下に
相互に接触させ、かつ相互に接触させる表面の少なくと
も一方は前記接着剤の軟化点より高く、樹脂板又はオー
バーレイフィルムの軟化点を超えない温度に保持して樹
脂板とオーバーレイフィルムを貼り合わせた複合板を形
成させ、次いでこの複合板を30〜60℃で少なくとも
1時間保持してエージング処理することにより、アクリ
ル樹脂複合板を製造する。 【効果】 長期間の悪環境条件下でもクレージングを抑
制でき、界面でのふくれを防止でき、エンボスをそこな
わずに貼合可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル樹脂板にオー
バーレイフィルムを貼合することによるアクリル樹脂複
合板の製造方法に関するものである。さらに詳しくいえ
ば、本発明は、アクリル樹脂板に熱可塑性樹脂のオーバ
ーレイフィルム特に化粧オーバーレイフィルムを貼合し
て、悪環境条件下に長期間おかれても、また機械加工の
際にも安定性に優れたアクリル樹脂板を得るための製造
方法に関するものである。
バーレイフィルムを貼合することによるアクリル樹脂複
合板の製造方法に関するものである。さらに詳しくいえ
ば、本発明は、アクリル樹脂板に熱可塑性樹脂のオーバ
ーレイフィルム特に化粧オーバーレイフィルムを貼合し
て、悪環境条件下に長期間おかれても、また機械加工の
際にも安定性に優れたアクリル樹脂板を得るための製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリル樹脂は、優れた透明性、機械的
強度、成形時の寸法安定性などの種々の優れた特性をも
ち、種々の器具、機械の部材としてのみならず、種々の
内装品や外装品、例えばドア、アーケード、ファサー
ド、パーティション、看板、掲示板、標札、電話ボック
スなどの材料として、大抵は、1mm未満から数cmの
広範囲の厚さの板状で、広範な分野で使用されている。
強度、成形時の寸法安定性などの種々の優れた特性をも
ち、種々の器具、機械の部材としてのみならず、種々の
内装品や外装品、例えばドア、アーケード、ファサー
ド、パーティション、看板、掲示板、標札、電話ボック
スなどの材料として、大抵は、1mm未満から数cmの
広範囲の厚さの板状で、広範な分野で使用されている。
【0003】これらのアクリル樹脂板に対し、普通の樹
脂板では得られない装飾性あるいは光照射や熱放射に対
する遮蔽効果が要求される場合には、通常、アクリル樹
脂板を、印刷による模様パターンや、スパッタリング、
蒸着、その他適当な方法による全面あるいはパターン状
の金属層が付設された、あるいはエンボス加工された、
熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルムを貼り合わせ
る。
脂板では得られない装飾性あるいは光照射や熱放射に対
する遮蔽効果が要求される場合には、通常、アクリル樹
脂板を、印刷による模様パターンや、スパッタリング、
蒸着、その他適当な方法による全面あるいはパターン状
の金属層が付設された、あるいはエンボス加工された、
熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルムを貼り合わせ
る。
【0004】また、アクリル樹脂板とオーバーレイフィ
ルムは、通常樹脂複合板の加工性、例えば熱成形や、曲
げ、切断、のこ引き、穴あけ、削り等のような機械加工
を考慮して、ホットメルト接着剤を用いて一体に接合さ
れる。このようなアクリル樹脂複合板における問題は、
ホットメルト接着剤による樹脂板とオーバーレイフィル
ム間の貼合が、オーバーレイド板をさらに加工する際
や、複合板から作製した物品を長期間、特に悪環境条件
下で使用するときに、貼合の安定性の面で必ずしも信頼
しうるとは限らないことである。例えば、層状の剥離現
象がのこ引きや周縁部のトリミングのための削りなどの
機械加工時に起こる。さらに、オーバーレイド板を外装
品では避けられない直射日光に長期間さらすとオーバー
レイフィルムと樹脂板との界面でのふくれがしばしば見
られる。
ルムは、通常樹脂複合板の加工性、例えば熱成形や、曲
げ、切断、のこ引き、穴あけ、削り等のような機械加工
を考慮して、ホットメルト接着剤を用いて一体に接合さ
れる。このようなアクリル樹脂複合板における問題は、
ホットメルト接着剤による樹脂板とオーバーレイフィル
ム間の貼合が、オーバーレイド板をさらに加工する際
や、複合板から作製した物品を長期間、特に悪環境条件
下で使用するときに、貼合の安定性の面で必ずしも信頼
しうるとは限らないことである。例えば、層状の剥離現
象がのこ引きや周縁部のトリミングのための削りなどの
機械加工時に起こる。さらに、オーバーレイド板を外装
品では避けられない直射日光に長期間さらすとオーバー
レイフィルムと樹脂板との界面でのふくれがしばしば見
られる。
【0005】したがって、アクリル樹脂複合板に対し
て、例えば耐クレージング性、有機溶剤や可塑剤に対す
る耐性、ふくれに対する安定性、熱成形への適応性、曲
面に従う屈曲性、仕事場での穴あけなどの機械加工への
適応性などが要望されている。しかしながら、積層の安
定性を改良し、前記の種々の要求特性を満たす技術は未
だ実用化されていない。
て、例えば耐クレージング性、有機溶剤や可塑剤に対す
る耐性、ふくれに対する安定性、熱成形への適応性、曲
面に従う屈曲性、仕事場での穴あけなどの機械加工への
適応性などが要望されている。しかしながら、積層の安
定性を改良し、前記の種々の要求特性を満たす技術は未
だ実用化されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアク
リル樹脂複合板の製造方法が有する欠点を克服し、ホッ
トメルト接着剤を用い、アクリル樹脂板に対し熱可塑性
樹脂のオーバーレイフィルムを貼合する方法において、
積層安定性に優れ、前記要求特性を満たすアクリル樹脂
複合板を簡単に効率よく製造する方法を提供することを
目的としてなされたものである。
リル樹脂複合板の製造方法が有する欠点を克服し、ホッ
トメルト接着剤を用い、アクリル樹脂板に対し熱可塑性
樹脂のオーバーレイフィルムを貼合する方法において、
積層安定性に優れ、前記要求特性を満たすアクリル樹脂
複合板を簡単に効率よく製造する方法を提供することを
目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、アクリル樹脂
板、オーバーレイフィルム及びホットメルト接着剤を用
い、特定の工程を施すことにより、その目的を達成しう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、アクリル樹脂
板、オーバーレイフィルム及びホットメルト接着剤を用
い、特定の工程を施すことにより、その目的を達成しう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0008】すなわち、本発明は、アクリル樹脂板の表
面に、熱可塑性樹脂のオーバーレイフィルムをホットメ
ルト接着剤で貼合させてアクリル樹脂複合板を製造する
に当り、(イ) 前記樹脂板を50〜100℃の温度に
おいて、少なくとも2時間加熱する工程、(ロ) この
樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルムの一
方又は両方の表面にホットメルト接着剤層を形成させる
工程、(ハ) この樹脂板及びオーバーレイフィルム
を、樹脂板又はオーバーレイフィルム上のホットメルト
接着剤層を他方と対面させながら、加圧下に相互に接触
させ、かつ相互に接触させる表面の少なくとも一方は前
記接着剤の軟化点より高く、樹脂板又はオーバーレイフ
ィルムの軟化点を超えない温度に保持することにより、
樹脂板とオーバーレイフィルムを貼り合わせた複合板を
形成させる工程、(ニ) この貼り合わせた複合板を3
0〜60℃の範囲の温度で少なくとも1時間保持してエ
ージング処理する工程を行うことを特徴とするアクリル
樹脂複合板の製造方法を提供するものである。
面に、熱可塑性樹脂のオーバーレイフィルムをホットメ
ルト接着剤で貼合させてアクリル樹脂複合板を製造する
に当り、(イ) 前記樹脂板を50〜100℃の温度に
おいて、少なくとも2時間加熱する工程、(ロ) この
樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルムの一
方又は両方の表面にホットメルト接着剤層を形成させる
工程、(ハ) この樹脂板及びオーバーレイフィルム
を、樹脂板又はオーバーレイフィルム上のホットメルト
接着剤層を他方と対面させながら、加圧下に相互に接触
させ、かつ相互に接触させる表面の少なくとも一方は前
記接着剤の軟化点より高く、樹脂板又はオーバーレイフ
ィルムの軟化点を超えない温度に保持することにより、
樹脂板とオーバーレイフィルムを貼り合わせた複合板を
形成させる工程、(ニ) この貼り合わせた複合板を3
0〜60℃の範囲の温度で少なくとも1時間保持してエ
ージング処理する工程を行うことを特徴とするアクリル
樹脂複合板の製造方法を提供するものである。
【0009】本発明方法においては、樹脂板としてアク
リル樹脂板が用いられる。このアクリル樹脂板について
は特に制限はなく、従来複合化粧板に慣用されているも
のを用いることができる。また、耐候性などの要求性能
によっては異種材料との複合板であってもよいし、さら
に、オーバーレイフィルムの装飾性を生かすために、無
色透明、有色透明、着色不透明のいずれであってもよ
い。また、該アクリル樹脂板の厚さについては特に制限
はないが、通常0.3〜30mm、好ましくは1〜10
mmの範囲にあるものが好適に用いられる。
リル樹脂板が用いられる。このアクリル樹脂板について
は特に制限はなく、従来複合化粧板に慣用されているも
のを用いることができる。また、耐候性などの要求性能
によっては異種材料との複合板であってもよいし、さら
に、オーバーレイフィルムの装飾性を生かすために、無
色透明、有色透明、着色不透明のいずれであってもよ
い。また、該アクリル樹脂板の厚さについては特に制限
はないが、通常0.3〜30mm、好ましくは1〜10
mmの範囲にあるものが好適に用いられる。
【0010】アクリル樹脂は一般に比較的吸湿性である
ことから、脱湿のための加熱工程、すなわち前記(イ)
工程が貼合の信頼性を確保するために必要である。この
工程がないと、樹脂板とオーバーレイフィルム間の貼合
強度が低下するし、またアクリル樹脂板を直射日光のよ
うな悪環境条件下で使用するとふくれやその他の不都合
が生じる。
ことから、脱湿のための加熱工程、すなわち前記(イ)
工程が貼合の信頼性を確保するために必要である。この
工程がないと、樹脂板とオーバーレイフィルム間の貼合
強度が低下するし、またアクリル樹脂板を直射日光のよ
うな悪環境条件下で使用するとふくれやその他の不都合
が生じる。
【0011】この(イ)工程における加熱温度は、50
〜100℃、好ましくは60〜90℃の範囲で選ばれ
る。加熱温度が低すぎると有効な脱湿が行われないし、
また高すぎてもアクリル樹脂のグレードにもよるが通常
約100℃であるアクリル樹脂の軟化点近い高温で加熱
されるため熱変形のおそれがある。(イ)工程の加熱処
理は少なくとも2時間行われ、通常24時間程度で十分
であり、それより長くしてもあまり効果の向上が見られ
ず、むしろ生産性が低下する。この加熱処理時間の最適
時間は、アクリル樹脂板の厚さによる。実際的には、多
数のアクリル樹脂板を直立させるか、あるいは水平に積
み上げて温度調整した室内に所定時間おくようにする。
各樹脂板は単位サイズにカットし適当なスペーサーを介
在させて隣接樹脂板と直接接触しないようにするのが、
脱湿を促進しうるので好ましい。
〜100℃、好ましくは60〜90℃の範囲で選ばれ
る。加熱温度が低すぎると有効な脱湿が行われないし、
また高すぎてもアクリル樹脂のグレードにもよるが通常
約100℃であるアクリル樹脂の軟化点近い高温で加熱
されるため熱変形のおそれがある。(イ)工程の加熱処
理は少なくとも2時間行われ、通常24時間程度で十分
であり、それより長くしてもあまり効果の向上が見られ
ず、むしろ生産性が低下する。この加熱処理時間の最適
時間は、アクリル樹脂板の厚さによる。実際的には、多
数のアクリル樹脂板を直立させるか、あるいは水平に積
み上げて温度調整した室内に所定時間おくようにする。
各樹脂板は単位サイズにカットし適当なスペーサーを介
在させて隣接樹脂板と直接接触しないようにするのが、
脱湿を促進しうるので好ましい。
【0012】アクリル樹脂板に積層されるオーバーレイ
フィルムとしては、オーバーレイフィルムとして常用さ
れている種々の熱可塑性樹脂、例えばポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリフッ
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネートなどが
挙げられるが、これらの中でポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレート、アクリル樹脂及びポリフッ化ビニ
リデンが好適である。必要ならば、オーバーレイフィル
ム自体を2種以上の異なる熱可塑性樹脂のベースフィル
ムからなる積層フィルムとすることもできる。
フィルムとしては、オーバーレイフィルムとして常用さ
れている種々の熱可塑性樹脂、例えばポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリフッ
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネートなどが
挙げられるが、これらの中でポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレート、アクリル樹脂及びポリフッ化ビニ
リデンが好適である。必要ならば、オーバーレイフィル
ム自体を2種以上の異なる熱可塑性樹脂のベースフィル
ムからなる積層フィルムとすることもできる。
【0013】また、オーバーレイフィルムは、通常、印
刷で形成された装飾的模様パターンやエンボス表面や、
艶消し表面で装飾性が付与されたり、あるいは全面又は
一部分にスパッタリング、蒸着、その他適当な方法でA
l、他の金属又は合金からなる金属被覆層を形成させる
ことにより遮光効果が付与されているが、これは必ずし
も必須ではない。オーバーレイフィルムの厚さについて
は特に制限はないが、通常12〜500μm、好ましく
は25〜300μmの範囲で選ばれる。
刷で形成された装飾的模様パターンやエンボス表面や、
艶消し表面で装飾性が付与されたり、あるいは全面又は
一部分にスパッタリング、蒸着、その他適当な方法でA
l、他の金属又は合金からなる金属被覆層を形成させる
ことにより遮光効果が付与されているが、これは必ずし
も必須ではない。オーバーレイフィルムの厚さについて
は特に制限はないが、通常12〜500μm、好ましく
は25〜300μmの範囲で選ばれる。
【0014】本発明方法の(ロ)工程においては、アク
リル樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルム
の一方又は両方の表面にホットメルト接着剤層が形成さ
れる。アクリル樹脂板上に接着剤層を形成させるときに
は、接着剤層は(イ)工程でのこの樹脂板の熱処理前又
は熱処理後に形成させることができるが、樹脂板が取り
扱いやすくなるように(イ)工程で高温に加熱された樹
脂板の温度を実質的に低下させたのち、この(ロ)工程
を行うのが好ましい。
リル樹脂板及び熱可塑性樹脂製のオーバーレイフィルム
の一方又は両方の表面にホットメルト接着剤層が形成さ
れる。アクリル樹脂板上に接着剤層を形成させるときに
は、接着剤層は(イ)工程でのこの樹脂板の熱処理前又
は熱処理後に形成させることができるが、樹脂板が取り
扱いやすくなるように(イ)工程で高温に加熱された樹
脂板の温度を実質的に低下させたのち、この(ロ)工程
を行うのが好ましい。
【0015】ホットメルト接着剤については特に制限さ
れず、貼合する際の温度、圧力、時間などの条件に適合
するものであればよいが、耐候性や耐熱性などの点か
ら、ウレタン系、アクリル系、ポリエステル系のものが
好ましく、特に重量平均分子量が2万〜200万、好ま
しくは5万〜60万の範囲にあり、かつアルキル基の炭
素数が5以下のアクリル酸アルキルエステル又はメタク
リル酸アルキルエステルの部分架橋樹脂(架橋度5〜8
0%程度)、及びガラス転移温度が10〜105℃、好
ましくは25〜80℃の範囲にある、架橋されていない
ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系樹脂、中でも
アクリル系樹脂が好適である。
れず、貼合する際の温度、圧力、時間などの条件に適合
するものであればよいが、耐候性や耐熱性などの点か
ら、ウレタン系、アクリル系、ポリエステル系のものが
好ましく、特に重量平均分子量が2万〜200万、好ま
しくは5万〜60万の範囲にあり、かつアルキル基の炭
素数が5以下のアクリル酸アルキルエステル又はメタク
リル酸アルキルエステルの部分架橋樹脂(架橋度5〜8
0%程度)、及びガラス転移温度が10〜105℃、好
ましくは25〜80℃の範囲にある、架橋されていない
ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系樹脂、中でも
アクリル系樹脂が好適である。
【0016】ホットメルト接着剤は、通常30〜130
℃の範囲の熱活性化温度を有する。ホットメルト接着剤
は、10〜60℃の範囲の温度でのハガレ試験において
2kgf/25mm以上の接着強度を有し、60℃で3
0日間のエージング促進試験においてオーバーレイフィ
ルムに含まれる可塑剤や他の成分の移行による影響を受
けても初期接着強度の50%以上を維持しうるものが好
ましい。貼合せ作業を本発明方法に従って行うと、前記
ホットメルト接着剤はいずれもこれらの要求特性を満足
する。ホットメルト接着剤には、必要に応じ、種々の既
知添加剤、例えば難燃剤、紫外線吸収剤、着色料、抗酸
化剤などを含有させることができる。
℃の範囲の熱活性化温度を有する。ホットメルト接着剤
は、10〜60℃の範囲の温度でのハガレ試験において
2kgf/25mm以上の接着強度を有し、60℃で3
0日間のエージング促進試験においてオーバーレイフィ
ルムに含まれる可塑剤や他の成分の移行による影響を受
けても初期接着強度の50%以上を維持しうるものが好
ましい。貼合せ作業を本発明方法に従って行うと、前記
ホットメルト接着剤はいずれもこれらの要求特性を満足
する。ホットメルト接着剤には、必要に応じ、種々の既
知添加剤、例えば難燃剤、紫外線吸収剤、着色料、抗酸
化剤などを含有させることができる。
【0017】アクリル樹脂板及び/又はオーバーレイフ
ィルムの表面にホットメルト接着剤層を形成させる方法
については特に制限はなく、例えば該表面にホットメル
ト接着剤の溶融物をロールコーター又はその他の適当な
コーティング手段で被着させる方法、市販の、表面剥離
性基材シートに担持したプレフォーム型ホットメルト接
着剤樹脂シートを使用する方法などが挙げられる。この
後者のプレフォーム型のものを用いる場合には、剥離シ
ートに担持された接着剤層を樹脂板又はオーバーレイフ
ィルムの表面と接触させたのち、一対の積層ローラー間
に、少なくとも部分的に軟化したホットメルト接着剤が
転移され表面に接合されるような高温で通し、次いで表
面剥離性シートをはがして除去するようにする。
ィルムの表面にホットメルト接着剤層を形成させる方法
については特に制限はなく、例えば該表面にホットメル
ト接着剤の溶融物をロールコーター又はその他の適当な
コーティング手段で被着させる方法、市販の、表面剥離
性基材シートに担持したプレフォーム型ホットメルト接
着剤樹脂シートを使用する方法などが挙げられる。この
後者のプレフォーム型のものを用いる場合には、剥離シ
ートに担持された接着剤層を樹脂板又はオーバーレイフ
ィルムの表面と接触させたのち、一対の積層ローラー間
に、少なくとも部分的に軟化したホットメルト接着剤が
転移され表面に接合されるような高温で通し、次いで表
面剥離性シートをはがして除去するようにする。
【0018】接着剤単層の厚さ又は接着剤層を樹脂板と
オーバーレイフィルムの両方に形成する場合の接着剤層
の全厚さは、通常5〜200μm、好ましくは15〜1
50μmの範囲で選ばれる。接着剤層を樹脂板及びオー
バーレイフィルムのいずれか一方に形成する場合には、
オーバーレイフィルムに形成するのが好ましい。
オーバーレイフィルムの両方に形成する場合の接着剤層
の全厚さは、通常5〜200μm、好ましくは15〜1
50μmの範囲で選ばれる。接着剤層を樹脂板及びオー
バーレイフィルムのいずれか一方に形成する場合には、
オーバーレイフィルムに形成するのが好ましい。
【0019】次の工程すなわち(ハ)工程は、樹脂板と
オーバーレイフィルムをそれらの間に介在するホットメ
ルト接着剤層で貼合するものである。すなわち、樹脂板
及びオーバーレイフィルムを一方上に他方を載置し、そ
の一方上に形成されたホットメルト接着剤を他方と対面
させながら、加圧下に接触させる。実際的には、この樹
脂板とオーバーレイフィルムを適度の加圧下に一対の積
層ローラー間に通す。積層ローラーとしては、比較的低
硬度のゴムローラーが好ましい。それはオーバーレイフ
ィルムがエンボス加工のものでもエンボス形状の変形や
つぶれを生じないからである。積層ローラーの加圧は、
種々の要因によるが、通常0.1〜50kgf/cm、
好ましくは1〜20kgf/cmの範囲である。オーバ
ーレイフィルムがエンボス加工を有する場合には、この
加圧はあまり高くはできない。貼合加工の速度について
は特に制限はないが、空気の巻き込みのおそれの観点か
ら好ましくは10m/min以下、より好ましくは5m
/min以下とすべきである。
オーバーレイフィルムをそれらの間に介在するホットメ
ルト接着剤層で貼合するものである。すなわち、樹脂板
及びオーバーレイフィルムを一方上に他方を載置し、そ
の一方上に形成されたホットメルト接着剤を他方と対面
させながら、加圧下に接触させる。実際的には、この樹
脂板とオーバーレイフィルムを適度の加圧下に一対の積
層ローラー間に通す。積層ローラーとしては、比較的低
硬度のゴムローラーが好ましい。それはオーバーレイフ
ィルムがエンボス加工のものでもエンボス形状の変形や
つぶれを生じないからである。積層ローラーの加圧は、
種々の要因によるが、通常0.1〜50kgf/cm、
好ましくは1〜20kgf/cmの範囲である。オーバ
ーレイフィルムがエンボス加工を有する場合には、この
加圧はあまり高くはできない。貼合加工の速度について
は特に制限はないが、空気の巻き込みのおそれの観点か
ら好ましくは10m/min以下、より好ましくは5m
/min以下とすべきである。
【0020】この(ハ)工程の貼合加工は、(イ)工程
の樹脂板の熱処理の完了後過度に長時間経過する前に行
われる。これは、この熱処理後樹脂板を大気中で過度に
長時間おくといったんは脱湿された樹脂板において湿気
の再吸収の進行が避けられず、(イ)工程で得られた効
果が帳消しになるからである。このような点から、
(イ)工程直後の樹脂板は容易に取り扱うにはまだあま
りに高温すぎるものの、(ハ)工程の貼合加工は、
(イ)工程の樹脂板の熱処理の完了後6時間以内、好ま
しくは3時間以内に行われる。
の樹脂板の熱処理の完了後過度に長時間経過する前に行
われる。これは、この熱処理後樹脂板を大気中で過度に
長時間おくといったんは脱湿された樹脂板において湿気
の再吸収の進行が避けられず、(イ)工程で得られた効
果が帳消しになるからである。このような点から、
(イ)工程直後の樹脂板は容易に取り扱うにはまだあま
りに高温すぎるものの、(ハ)工程の貼合加工は、
(イ)工程の樹脂板の熱処理の完了後6時間以内、好ま
しくは3時間以内に行われる。
【0021】この貼合加工においては、積層ローラー間
に通される材料は制御された温度下にあることが重要で
ある。すなわち、相互に接触させる表面の少なくとも一
方はホットメルト接着剤の軟化点より高く、かつ樹脂板
又はオーバーレイフィルムの軟化点を超えない温度状態
とするが、アクリル樹脂板の場合は80℃を超えない温
度、オーバーレイフィルムの場合は、エンボス形状や印
刷模様が損なわれない温度で通常100℃を超えない温
度とする。例えば、ホットメルト接着剤単層の表面、あ
るいは樹脂板とオーバーレイフィルムの両方に接着剤層
が付与されている場合のホットメルト接着剤複層の少な
くとも1層の表面は、ホットメルト接着剤の軟化点より
高温状態とする。他方、ホットメルト接着剤層が付与さ
れているか、あるいは付与されていない、互いに接触さ
せる表面の他方は、このような温度条件である必要はな
い。しかし、表面温度がホットメルト接着剤の軟化点に
比べ過度に低いのは、冷たい表面と接触させられた軟化
ホットメルト接着剤が直ちに固化され良好な貼合効果を
示さないので望ましくない。このような観点から、軟化
あるいは溶融したホットメルト接着剤層が接触させられ
る表面は、ホットメルト接着剤の軟化点より低くない温
度状態であるべきである。実際的には、樹脂板及び/又
はオーバーレイフィルムは遠赤外ヒーターで照射するこ
と及び/又は一対の加熱ローラー間を通すことにより加
熱される。
に通される材料は制御された温度下にあることが重要で
ある。すなわち、相互に接触させる表面の少なくとも一
方はホットメルト接着剤の軟化点より高く、かつ樹脂板
又はオーバーレイフィルムの軟化点を超えない温度状態
とするが、アクリル樹脂板の場合は80℃を超えない温
度、オーバーレイフィルムの場合は、エンボス形状や印
刷模様が損なわれない温度で通常100℃を超えない温
度とする。例えば、ホットメルト接着剤単層の表面、あ
るいは樹脂板とオーバーレイフィルムの両方に接着剤層
が付与されている場合のホットメルト接着剤複層の少な
くとも1層の表面は、ホットメルト接着剤の軟化点より
高温状態とする。他方、ホットメルト接着剤層が付与さ
れているか、あるいは付与されていない、互いに接触さ
せる表面の他方は、このような温度条件である必要はな
い。しかし、表面温度がホットメルト接着剤の軟化点に
比べ過度に低いのは、冷たい表面と接触させられた軟化
ホットメルト接着剤が直ちに固化され良好な貼合効果を
示さないので望ましくない。このような観点から、軟化
あるいは溶融したホットメルト接着剤層が接触させられ
る表面は、ホットメルト接着剤の軟化点より低くない温
度状態であるべきである。実際的には、樹脂板及び/又
はオーバーレイフィルムは遠赤外ヒーターで照射するこ
と及び/又は一対の加熱ローラー間を通すことにより加
熱される。
【0022】多層複合板、例えばアクリル樹脂板とその
両面に付与された2つのオーバーレイフィルムから成る
ものあるいは2つのアクリル樹脂板とこれらの間に挟ま
れたオーバーレイフィルムから成るものなどが好ましい
場合には、ホットメルト接着剤で貼合された樹脂板とオ
ーバーレイフィルムから成る複合板は、さらに別のオー
バーレイフィルム又は別のアクリル樹脂板とそれぞれ
(ロ)工程及び(ハ)工程の操作を繰り返すことによ
り、接合される。
両面に付与された2つのオーバーレイフィルムから成る
ものあるいは2つのアクリル樹脂板とこれらの間に挟ま
れたオーバーレイフィルムから成るものなどが好ましい
場合には、ホットメルト接着剤で貼合された樹脂板とオ
ーバーレイフィルムから成る複合板は、さらに別のオー
バーレイフィルム又は別のアクリル樹脂板とそれぞれ
(ロ)工程及び(ハ)工程の操作を繰り返すことによ
り、接合される。
【0023】本発明方法の最終工程すなわち(ニ)工程
は、エージング効果を奏する。すなわち、(イ)工程か
ら(ハ)工程までの操作により得られた複合板は、30
〜60℃、好ましくは40〜50℃の範囲で少なくとも
1時間好ましくは少なくとも2時間保持されてエージン
グされる。このエージング温度が30℃未満ではアクリ
ル樹脂板とオーバーレイフィルム間の貼合強度への好ま
しい安定化効果は、処理時間を無制限に延長しても得ら
れない。このエージング処理時間が短すぎると所望の効
果は得られないし、また処理時間が例えば20時間のよ
うに長すぎてもさらなる効果は得られない。この(ニ)
工程により、穴開けや切断などの機械加工適性を良くす
ることができる。
は、エージング効果を奏する。すなわち、(イ)工程か
ら(ハ)工程までの操作により得られた複合板は、30
〜60℃、好ましくは40〜50℃の範囲で少なくとも
1時間好ましくは少なくとも2時間保持されてエージン
グされる。このエージング温度が30℃未満ではアクリ
ル樹脂板とオーバーレイフィルム間の貼合強度への好ま
しい安定化効果は、処理時間を無制限に延長しても得ら
れない。このエージング処理時間が短すぎると所望の効
果は得られないし、また処理時間が例えば20時間のよ
うに長すぎてもさらなる効果は得られない。この(ニ)
工程により、穴開けや切断などの機械加工適性を良くす
ることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明方法によれば、次に示すような効
果が得られる。 (1) オーバーレイフィルムに用いられる可塑剤や安
定剤などの悪影響でクレージングが生じるのを抑えるこ
とができ、強制曲げ施工が可能となる。 (2) アクリル樹脂板とオーバーレイフィルム間の界
面でふくれが生じるのを防止することができるので、熱
成形に適し、樹脂板の温度を大いに高温化させる直射日
光下においてさえ安定に使用しうる。 (3) 表面のエンボスをそこなうことなく貼合が可能
である。したがって、印刷パターンのみならず、エンボ
ス加工も有する熱可塑性樹脂フィルムをオーバーレイフ
ィルムとして用いると、装飾性が多様化し、アクリル樹
脂複合板の利用分野が増大する。例えば、精密なエンボ
ス表面に微妙に光る外観を付与するために夜にライティ
ングさせるようなケースなどが挙げられる。 (4) 小ロットで多品種の製品が生産性よく低コスト
で得られる。
果が得られる。 (1) オーバーレイフィルムに用いられる可塑剤や安
定剤などの悪影響でクレージングが生じるのを抑えるこ
とができ、強制曲げ施工が可能となる。 (2) アクリル樹脂板とオーバーレイフィルム間の界
面でふくれが生じるのを防止することができるので、熱
成形に適し、樹脂板の温度を大いに高温化させる直射日
光下においてさえ安定に使用しうる。 (3) 表面のエンボスをそこなうことなく貼合が可能
である。したがって、印刷パターンのみならず、エンボ
ス加工も有する熱可塑性樹脂フィルムをオーバーレイフ
ィルムとして用いると、装飾性が多様化し、アクリル樹
脂複合板の利用分野が増大する。例えば、精密なエンボ
ス表面に微妙に光る外観を付与するために夜にライティ
ングさせるようなケースなどが挙げられる。 (4) 小ロットで多品種の製品が生産性よく低コスト
で得られる。
【0025】本発明方法により得られるアクリル樹脂複
合板は、例えばアーケード、アトリウム、トップライ
ト、ファサード、キャノピー、パーティション、照明ル
ーバー、建具造作材などの建築分野、看板、サイン、案
内板、表札などの表示分野、あるいは車両・船舶分野や
電話ボックスなど、種々の分野において好適に用いられ
る。
合板は、例えばアーケード、アトリウム、トップライ
ト、ファサード、キャノピー、パーティション、照明ル
ーバー、建具造作材などの建築分野、看板、サイン、案
内板、表札などの表示分野、あるいは車両・船舶分野や
電話ボックスなど、種々の分野において好適に用いられ
る。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。実施例及び比較例で得られたアクリル樹脂複合
板は、以下の項目の試験により評価した。試験方法及び
評価基準は次のとおりである。
明する。実施例及び比較例で得られたアクリル樹脂複合
板は、以下の項目の試験により評価した。試験方法及び
評価基準は次のとおりである。
【0027】(1)貼合せ時の気泡の巻き込み度 貼合せ直後のフィルムと樹脂板との間に巻き込まれた気
泡を目視により観察し評価した。 ○:気泡がほとんどない △:気泡がやや目立つ ×:気泡が全面にある
泡を目視により観察し評価した。 ○:気泡がほとんどない △:気泡がやや目立つ ×:気泡が全面にある
【0028】(2)貼合せ後のエンボス加工の保持度 エンボス加工されたオーバーレイフィルムを用い、貼合
せ直後のアクリル樹脂複合板のエンボス加工の状態を貼
合せ前のオーバーレイフィルムのそれと比較して変化の
程度を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど変化が認められない △:やや変化が認められる ×:はっきりと変化が認められる
せ直後のアクリル樹脂複合板のエンボス加工の状態を貼
合せ前のオーバーレイフィルムのそれと比較して変化の
程度を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど変化が認められない △:やや変化が認められる ×:はっきりと変化が認められる
【0029】(3)反り 目視により観察し評価した。 ○:ほとんど反りが認められない △:やや反りが認められる ×:はっきりと反りが認められる
【0030】(4)クレージング オーバーレイフィルムを外面として曲面を形成するよう
に種々の曲げ応力を加え、50℃で3日間保持したの
ち、冷却して曲げ応力を解放し樹脂板とオーバーレイフ
ィルムとの界面の中央部でのクラックやクレージングを
目視により観察し評価した。 ○:曲げ応力125kgf/cm2までクラック等の発
生が認められない △:曲げ応力100kgf/cm2までクラック等の発
生が認められない ×:曲げ応力100kgf/cm2以下でもクラック等
の発生が認められる
に種々の曲げ応力を加え、50℃で3日間保持したの
ち、冷却して曲げ応力を解放し樹脂板とオーバーレイフ
ィルムとの界面の中央部でのクラックやクレージングを
目視により観察し評価した。 ○:曲げ応力125kgf/cm2までクラック等の発
生が認められない △:曲げ応力100kgf/cm2までクラック等の発
生が認められない ×:曲げ応力100kgf/cm2以下でもクラック等
の発生が認められる
【0031】(5)擬似直射日光下のふくれ 直射日光照射の影響を60℃で30日間の熱処理により
シミュレートした。樹脂板とオーバーレイフィルム間に
新たに発生する気泡を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど新たな気泡が認められない △:やや新たな気泡が認められる ×:全面に新たな気泡が認められる
シミュレートした。樹脂板とオーバーレイフィルム間に
新たに発生する気泡を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど新たな気泡が認められない △:やや新たな気泡が認められる ×:全面に新たな気泡が認められる
【0032】(6)加熱収縮性 10cm四方の試料板の中央部に鋭利なカッターで十文
字に切り込みを入れ、これを100℃で2時間加熱し、
室温に冷却後、切り込み部分のオーバーレイフィルムの
状態を観察し評価した。 ○:切り込みの隙間0.5mm以下 △:切り込みの隙間0.5〜1mm以下 ×:切り込みの隙間1mm以上
字に切り込みを入れ、これを100℃で2時間加熱し、
室温に冷却後、切り込み部分のオーバーレイフィルムの
状態を観察し評価した。 ○:切り込みの隙間0.5mm以下 △:切り込みの隙間0.5〜1mm以下 ×:切り込みの隙間1mm以上
【0033】(7)熱成形時のふくれ 150℃で30分間予備加熱したのち、直径400mm
の円筒状曲面を形成するように曲げ加工を施し、次いで
室温まで冷却して、樹脂板とオーバーレイフィルム間に
新たに発生した気泡を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど新たな気泡が認められない △:やや新たな気泡が認められる ×:全面に新たな気泡が認められる
の円筒状曲面を形成するように曲げ加工を施し、次いで
室温まで冷却して、樹脂板とオーバーレイフィルム間に
新たに発生した気泡を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど新たな気泡が認められない △:やや新たな気泡が認められる ×:全面に新たな気泡が認められる
【0034】(8)機械加工性 回転丸鋸を用い、鋸刃に最初に当たる面をオーバーレイ
フィルム側となるようにして切断加工し、その切り口周
辺を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど界面での剥がれやフィルムの欠けが認めら
れない △:やや界面での剥がれやフィルムの欠けが認められる ×:ほとんどの部分に界面での剥がれやフィルムの欠け
が認められる
フィルム側となるようにして切断加工し、その切り口周
辺を目視により観察し評価した。 ○:ほとんど界面での剥がれやフィルムの欠けが認めら
れない △:やや界面での剥がれやフィルムの欠けが認められる ×:ほとんどの部分に界面での剥がれやフィルムの欠け
が認められる
【0035】実施例1 50cm四方の厚さ2mmのアクリル樹脂板、ポリフッ
化ビニリデンとアクリル樹脂の積層フィルム(KFCフ
ィルム)と化粧印刷を施したポリ塩化ビニルフィルムと
の全体の厚さが150μmの積層フィルムに装飾形態と
してさらにエンボス加工を施してなるオーバーレイフィ
ルム、及びアクリル系ホットメルト接着剤を用いた。ア
クリル樹脂板を加熱室内で80℃で4時間加熱すること
により脱湿処理した。一方、オーバーレイフィルムのポ
リ塩化ビニル層の表面に前記接着剤を30μmの厚さで
コーティングした。このオーバーレイフィルムを、加熱
ローラーと接触させることにより接着剤層の表面を10
0℃に保持しながら、加熱空気オーブンで加熱した後、
60℃に保持しうるように予備加熱されたアクリル樹脂
板上に、接着剤層の表面を対向させて載置し、一対の直
径8cmの積層ゴムローラー間に2kgf/cmの貼合
圧力下、貼合速度2m/minで通した。このゴムロー
ラーはJIS規格で硬度70のゴムを素材とするもので
ある。得られた複合板に50℃で10時間エージング処
理を施してアクリル樹脂複合板を得た。以上の原料、各
処理工程の処理条件等の特徴点を表1に示す。
化ビニリデンとアクリル樹脂の積層フィルム(KFCフ
ィルム)と化粧印刷を施したポリ塩化ビニルフィルムと
の全体の厚さが150μmの積層フィルムに装飾形態と
してさらにエンボス加工を施してなるオーバーレイフィ
ルム、及びアクリル系ホットメルト接着剤を用いた。ア
クリル樹脂板を加熱室内で80℃で4時間加熱すること
により脱湿処理した。一方、オーバーレイフィルムのポ
リ塩化ビニル層の表面に前記接着剤を30μmの厚さで
コーティングした。このオーバーレイフィルムを、加熱
ローラーと接触させることにより接着剤層の表面を10
0℃に保持しながら、加熱空気オーブンで加熱した後、
60℃に保持しうるように予備加熱されたアクリル樹脂
板上に、接着剤層の表面を対向させて載置し、一対の直
径8cmの積層ゴムローラー間に2kgf/cmの貼合
圧力下、貼合速度2m/minで通した。このゴムロー
ラーはJIS規格で硬度70のゴムを素材とするもので
ある。得られた複合板に50℃で10時間エージング処
理を施してアクリル樹脂複合板を得た。以上の原料、各
処理工程の処理条件等の特徴点を表1に示す。
【0036】実施例2〜3、比較例1〜2 アクリル樹脂板の厚さ、オーバーレイフィルムの材質及
び装飾形態、樹脂板の脱湿処理、樹脂板の予備加熱、オ
ーバーレイフィルムの加熱温度、貼合圧力、貼合速度、
エージング処理条件を表1又は表2に示すとおりにし
て、実施例1と同様にして各アクリル樹脂複合板を得
た。実施例1〜3で得られたアクリル樹脂複合板はいず
れの評価も○であった。他方、各比較例で得られたアク
リル樹脂複合板についての評価を表3に示す。
び装飾形態、樹脂板の脱湿処理、樹脂板の予備加熱、オ
ーバーレイフィルムの加熱温度、貼合圧力、貼合速度、
エージング処理条件を表1又は表2に示すとおりにし
て、実施例1と同様にして各アクリル樹脂複合板を得
た。実施例1〜3で得られたアクリル樹脂複合板はいず
れの評価も○であった。他方、各比較例で得られたアク
リル樹脂複合板についての評価を表3に示す。
【0037】なお、表中の略号は次を意味する。 PVC:ポリ塩化ビニル KFC:ポリフッ化ビニリデン/アクリル樹脂の複合フ
イルム PET:ポリエチレンテレフタレート
イルム PET:ポリエチレンテレフタレート
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/26 7639−4F // B29K 33:00 B29L 9:00 4F (72)発明者 松尾 恭弘 東京都中央区京橋一丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 (72)発明者 枝崎 隆一 東京都中央区京橋一丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 アクリル樹脂板の表面に、熱可塑性樹脂
のオーバーレイフィルムをホットメルト接着剤で貼合さ
せてアクリル樹脂複合板を製造するに当り、(イ) 前
記樹脂板を50〜100℃の温度において、少なくとも
2時間加熱する工程、(ロ) この樹脂板及び熱可塑性
樹脂製のオーバーレイフィルムの一方又は両方の表面に
ホットメルト接着剤層を形成させる工程、(ハ) この
樹脂板及びオーバーレイフィルムを、樹脂板又はオーバ
ーレイフィルム上のホットメルト接着剤層を他方と対面
させながら、加圧下に相互に接触させ、かつ相互に接触
させる表面の少なくとも一方は前記接着剤の軟化点より
高く、樹脂板又はオーバーレイフィルムの軟化点を超え
ない温度に保持することにより、樹脂板とオーバーレイ
フィルムを貼り合わせた複合板を形成させる工程、
(ニ) この貼り合わせた複合板を30〜60℃の範囲
の温度で少なくとも1時間保持してエージング処理する
工程を行うことを特徴とするアクリル樹脂複合板の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5190061A JPH0691761A (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-30 | アクリル樹脂複合板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-222198 | 1992-07-30 | ||
| JP22219892 | 1992-07-30 | ||
| JP5190061A JPH0691761A (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-30 | アクリル樹脂複合板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691761A true JPH0691761A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=26505838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5190061A Pending JPH0691761A (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-30 | アクリル樹脂複合板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691761A (ja) |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5190061A patent/JPH0691761A/ja active Pending
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