JPH067791B2 - オ−トクレ−ブ滅菌無血清培地による昆虫細胞の培養法 - Google Patents
オ−トクレ−ブ滅菌無血清培地による昆虫細胞の培養法Info
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- JPH067791B2 JPH067791B2 JP61294941A JP29494186A JPH067791B2 JP H067791 B2 JPH067791 B2 JP H067791B2 JP 61294941 A JP61294941 A JP 61294941A JP 29494186 A JP29494186 A JP 29494186A JP H067791 B2 JPH067791 B2 JP H067791B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昆虫細胞、特にヨトウガ由来細胞を培養する
ための湿熱滅菌法、好ましくはオートクレーブ加熱法で
滅菌した無血清の昆虫細胞培養培地を用いて昆虫細胞を
培養する技術に関する。
ための湿熱滅菌法、好ましくはオートクレーブ加熱法で
滅菌した無血清の昆虫細胞培養培地を用いて昆虫細胞を
培養する技術に関する。
昆虫細胞を用いて、昆虫ウイルスを生産すること、並び
にヒトインターフェロンの生産等の、動物細胞で生産す
る有用物質を免疫的に無関係の昆虫細胞を用いて生産す
ることが研究されている。
にヒトインターフェロンの生産等の、動物細胞で生産す
る有用物質を免疫的に無関係の昆虫細胞を用いて生産す
ることが研究されている。
一般に、昆虫細胞の培養に当っては、子牛あるいは牛胎
児等より得られる血清を培地成分として使用している。
ところが、この血清は高価であるのみならず、品質の不
均一性、不安定性、大量入手の困難さから、血清を含有
しないでも昆虫細胞を培養できる培地の研究がなされて
いる。その結果、いくつかの無血清培地が開発された。
例えば、ショウジョウバエ細胞用の培地〔ジ・エカリ
ア:イー,カースタック,ケー.マラモロシュ編「イン
バーテブレイト・テイッシュウ・カルチャー・アプリケ
イション・イン・メディシン・バイオロジー・アンド・
アグリカルチャー」(Invertabrate Tissue Culture, Ap
plications in Medicine, Biology and Agriculture.)1
31-150頁、アカデミック・プレス社 ニューヨーク 19
76年発行;ケイ.ディ.デイビス,エー.シャーン:
「サイエンス」(Science)196巻438-440頁、1977年〕、
カ細胞用の培地〔エス.キタムラ等「ジャーナル・オブ
・メディカル・エントモロジー」(J.Med.Entomol.)10巻
488-489頁、1973年〕,りんし目、双し目昆虫細胞の培
地としてミツハシ、マラモロシュ(Mitsuhashi and Mara
morosch)培地〔ジェイ.ミツハシ,ケイ.マラモロシュ
「コントリビューション・オブ・ボイス・トンプソン・
インステイチュート」(Contrib.Boyce Thompson Inst.)
22巻435-460頁、1964年〕より、血清を取除いた組成の
培地等が使用されている。
児等より得られる血清を培地成分として使用している。
ところが、この血清は高価であるのみならず、品質の不
均一性、不安定性、大量入手の困難さから、血清を含有
しないでも昆虫細胞を培養できる培地の研究がなされて
いる。その結果、いくつかの無血清培地が開発された。
例えば、ショウジョウバエ細胞用の培地〔ジ・エカリ
ア:イー,カースタック,ケー.マラモロシュ編「イン
バーテブレイト・テイッシュウ・カルチャー・アプリケ
イション・イン・メディシン・バイオロジー・アンド・
アグリカルチャー」(Invertabrate Tissue Culture, Ap
plications in Medicine, Biology and Agriculture.)1
31-150頁、アカデミック・プレス社 ニューヨーク 19
76年発行;ケイ.ディ.デイビス,エー.シャーン:
「サイエンス」(Science)196巻438-440頁、1977年〕、
カ細胞用の培地〔エス.キタムラ等「ジャーナル・オブ
・メディカル・エントモロジー」(J.Med.Entomol.)10巻
488-489頁、1973年〕,りんし目、双し目昆虫細胞の培
地としてミツハシ、マラモロシュ(Mitsuhashi and Mara
morosch)培地〔ジェイ.ミツハシ,ケイ.マラモロシュ
「コントリビューション・オブ・ボイス・トンプソン・
インステイチュート」(Contrib.Boyce Thompson Inst.)
22巻435-460頁、1964年〕より、血清を取除いた組成の
培地等が使用されている。
これらの無血清培地の滅菌処理方法としては、濾過滅菌
が行われている。その方法は、滅菌したメンブレン・フ
ィルターを用いるのが通常である。培地調製後、直接に
除菌用のフィルターに通すと、目づまりが著しく、効率
的でない。したがって、前処理として、調整直後の培地
から高速遠心分離機で沈澱物を除去し、段階的にポアサ
イズの異なるフィルターで濾過するが、フィルター交
換、各操作中での容器の準備等の操作が繁雑である。ま
た、濾過滅菌後の培地を各々の培養器へ移す分注作業を
無菌状態で行なう必要があり、無菌操作技術の熟練修得
者が作業する必要がある。特に大量の培地の分注を、雑
菌の混入なしに行なうことは高度の無菌操作技術が必要
とされる。大量培養においては専用の無菌濾過装置を必
要とし、設備投資および維持管理費が大きくなる。
が行われている。その方法は、滅菌したメンブレン・フ
ィルターを用いるのが通常である。培地調製後、直接に
除菌用のフィルターに通すと、目づまりが著しく、効率
的でない。したがって、前処理として、調整直後の培地
から高速遠心分離機で沈澱物を除去し、段階的にポアサ
イズの異なるフィルターで濾過するが、フィルター交
換、各操作中での容器の準備等の操作が繁雑である。ま
た、濾過滅菌後の培地を各々の培養器へ移す分注作業を
無菌状態で行なう必要があり、無菌操作技術の熟練修得
者が作業する必要がある。特に大量の培地の分注を、雑
菌の混入なしに行なうことは高度の無菌操作技術が必要
とされる。大量培養においては専用の無菌濾過装置を必
要とし、設備投資および維持管理費が大きくなる。
このような事情から、高度の無菌操作を必要とせず、特
定の技術修得者に限らず誰でも簡単な操作で調製できる
安価な培地を開発することが要望されている。本発明
は、このような要望に合致した昆虫細胞培養用の無血清
培地を用いる昆虫細胞の無血清培養法を提供することを
目的とする。
定の技術修得者に限らず誰でも簡単な操作で調製できる
安価な培地を開発することが要望されている。本発明
は、このような要望に合致した昆虫細胞培養用の無血清
培地を用いる昆虫細胞の無血清培養法を提供することを
目的とする。
本発明者らは、このような事情にもとずき、かかる問題
点を解決すべく研究を行い、これまでのミツハシ、マラ
モロシュ(Mitsuhashi and Maramorosch)培地より血清を
とりのぞいた培地をオートクレーブ滅菌により無菌状態
とし、この培地で昆虫細胞を培養することが可能である
ことを認め、本発明にいたった。すなわち、従来用いら
れていた昆虫細胞培養用培地に代り、酵母粉末とアルブ
ミン加水分解物(水解物)を配合し、かつ血清成分を含
まない培地は、熱処理を行なうことによっても昆虫細胞
の培養に必要な成分を失うことなく、十分に昆虫細胞の
増殖を行なわしめることを知見した。
点を解決すべく研究を行い、これまでのミツハシ、マラ
モロシュ(Mitsuhashi and Maramorosch)培地より血清を
とりのぞいた培地をオートクレーブ滅菌により無菌状態
とし、この培地で昆虫細胞を培養することが可能である
ことを認め、本発明にいたった。すなわち、従来用いら
れていた昆虫細胞培養用培地に代り、酵母粉末とアルブ
ミン加水分解物(水解物)を配合し、かつ血清成分を含
まない培地は、熱処理を行なうことによっても昆虫細胞
の培養に必要な成分を失うことなく、十分に昆虫細胞の
増殖を行なわしめることを知見した。
従って、本発明によると、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩
化マグネシウム、塩化カルシウム、糖類、酵母粉末およ
びアルブミン水解物を含有し、実質的に血清を含まない
培地を湿熱滅菌法により無菌状態とした培地で、昆虫細
胞を培養する方法が提供される。
ム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩
化マグネシウム、塩化カルシウム、糖類、酵母粉末およ
びアルブミン水解物を含有し、実質的に血清を含まない
培地を湿熱滅菌法により無菌状態とした培地で、昆虫細
胞を培養する方法が提供される。
本発明の方法で用いる培地は、ミツハシ・マラモロシュ
(Mitsuhashi and Maramorosch)培地より血清をとりのぞ
いた残余の成分、すなわち塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩
化マグネシウム、塩化カルシウム、糖類に酵母粉末およ
びアルブミン水解物を加えて成る組成の培地を用い、従
来の培地と同様に、pH値を、水酸化カリウム、塩酸等を
用いて5.6〜7.0の範囲に調製したのち、湿熱滅菌するこ
とによって無菌の無血清培地として調製できる。
(Mitsuhashi and Maramorosch)培地より血清をとりのぞ
いた残余の成分、すなわち塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩
化マグネシウム、塩化カルシウム、糖類に酵母粉末およ
びアルブミン水解物を加えて成る組成の培地を用い、従
来の培地と同様に、pH値を、水酸化カリウム、塩酸等を
用いて5.6〜7.0の範囲に調製したのち、湿熱滅菌するこ
とによって無菌の無血清培地として調製できる。
上記の成分のうち、塩化マグネシウムとしては、塩化マ
グネシウム無水物、塩化マグネシウム六水和物が使用で
きるが、塩化マグネシウム六水和物が好ましい。また塩
化カルシウムとしては、塩化カルシウム無水物、塩化カ
ルシウム二水和物、塩化カルシウム六水和物が使用でき
るが、塩化カルシウム二水和物が好ましい。
グネシウム無水物、塩化マグネシウム六水和物が使用で
きるが、塩化マグネシウム六水和物が好ましい。また塩
化カルシウムとしては、塩化カルシウム無水物、塩化カ
ルシウム二水和物、塩化カルシウム六水和物が使用でき
るが、塩化カルシウム二水和物が好ましい。
また、糖類としては、D−グルコース、フラクトースが
使用できるが、D−グルコースが好ましい。また、酵母
粉末としてはパン酵母粉末、ビール酵母粉末が使用でき
るが、パン酵母粉末が好ましい。またアルブミン水解物
としては、血清アルブミン水解物、ラクトアルブミン水
解物、卵白アルブミン水解物が使用できるが、ラクトア
ルブミン水解物が好ましい。
使用できるが、D−グルコースが好ましい。また、酵母
粉末としてはパン酵母粉末、ビール酵母粉末が使用でき
るが、パン酵母粉末が好ましい。またアルブミン水解物
としては、血清アルブミン水解物、ラクトアルブミン水
解物、卵白アルブミン水解物が使用できるが、ラクトア
ルブミン水解物が好ましい。
湿熱滅菌法としては、オートクレーブ滅菌法、間欠加熱
法が使用できるが、オートクレーブ滅菌法が好ましい。
法が使用できるが、オートクレーブ滅菌法が好ましい。
さらには、滅菌操作の前の、もしくは後の上記培地成分
に血清を加えることもできる。
に血清を加えることもできる。
本発明の方法で使用される昆虫細胞培養用の無血清培地
の各成分は、いずれも市販品をそのまま使用できるか
ら、安価に安定して入手が可能であり、さらに、高度な
技術の濾過滅菌操作によらないで、簡単なオートクレー
ブでスチーム滅菌法により目的を達成することができる
ので、無菌操作についての技術修得者でない誰でもが調
製できる。
の各成分は、いずれも市販品をそのまま使用できるか
ら、安価に安定して入手が可能であり、さらに、高度な
技術の濾過滅菌操作によらないで、簡単なオートクレー
ブでスチーム滅菌法により目的を達成することができる
ので、無菌操作についての技術修得者でない誰でもが調
製できる。
本発明の方法で使用される無血清培地を調製するには、
これまでの昆虫細胞用無血清培地の常用成分として知ら
れている次の無機塩成分、すなわち、塩化ナトリウム
(6.0〜8.0g/、培地1当りの好適な添加量:以下
同じ)、塩化カリウム(0.1〜0.3g/)、リン酸二ナ
トリウム(0.1〜0.4g/)、炭酸水素ナトリウム(0.
1〜0.4g/)、塩化マグネシウム六水和物(0.05〜0.
2g/)及び塩化カルシウム二水和物(0.1〜0.3g/
)、並びにD−グルコース(2.0〜8.0g/)と、こ
れらにアルブミン水解物(3.0〜15.0g/)及び酵母
粉末(1.0〜8.0g/)を加えて成る組成の培地を調製
する。その後、pHを水酸化カリウム、塩酸等を用いたpH
5.6〜7.0の範囲に調製すればよい。これらの培地成分
は、いずれも市販品をそのまま使用すればよい。
これまでの昆虫細胞用無血清培地の常用成分として知ら
れている次の無機塩成分、すなわち、塩化ナトリウム
(6.0〜8.0g/、培地1当りの好適な添加量:以下
同じ)、塩化カリウム(0.1〜0.3g/)、リン酸二ナ
トリウム(0.1〜0.4g/)、炭酸水素ナトリウム(0.
1〜0.4g/)、塩化マグネシウム六水和物(0.05〜0.
2g/)及び塩化カルシウム二水和物(0.1〜0.3g/
)、並びにD−グルコース(2.0〜8.0g/)と、こ
れらにアルブミン水解物(3.0〜15.0g/)及び酵母
粉末(1.0〜8.0g/)を加えて成る組成の培地を調製
する。その後、pHを水酸化カリウム、塩酸等を用いたpH
5.6〜7.0の範囲に調製すればよい。これらの培地成分
は、いずれも市販品をそのまま使用すればよい。
また、これ以外の成分、すなわち塩化マグネシウム無水
物、塩化カルシウム無水物、塩化カルシウム二水和物、
等も同様に使用することができる。
物、塩化カルシウム無水物、塩化カルシウム二水和物、
等も同様に使用することができる。
また、湿熱滅菌法として、オートクレーブ滅菌する方法
は、通常の方法、すなわち、1.0〜1.2気圧のスチーム雰
囲気下に、15〜30分間、110〜130℃で加熱す
ることから成る。このようにして、本発明で用いる無菌
状態の無血清培地を調製できる。
は、通常の方法、すなわち、1.0〜1.2気圧のスチーム雰
囲気下に、15〜30分間、110〜130℃で加熱す
ることから成る。このようにして、本発明で用いる無菌
状態の無血清培地を調製できる。
以下に実施例を挙げて本発明を詳述するが、これらは単
なる例示であって、本発明を制限するものではない。
なる例示であって、本発明を制限するものではない。
実施例1 後記の表1の組成で各成分を含む無血清培地を調製し、
オートクレーブで加熱(120℃、20分)、滅菌した
無菌培地の5mを、コーニング社製プラスチック・フ
ラスコ(25cm2)に分注した。他方、あらかじめ、オー
トクレーブ滅菌した表1の培地で4日間培養して得たヨ
トウガ脂肪体由来細胞の4種、SES-MaBr-1;SES-MaBr-
2;SES-MaBr-3;SES-MaBr-4と血球由来細胞の2種NIAS-
MaBr-92;NIAS-MaBr-93と、卵巣由来細胞の1種NIAS-Ma
Br-32とを、それぞれ初発細胞濃度が2.0×105個/m
になるように接種した。
オートクレーブで加熱(120℃、20分)、滅菌した
無菌培地の5mを、コーニング社製プラスチック・フ
ラスコ(25cm2)に分注した。他方、あらかじめ、オー
トクレーブ滅菌した表1の培地で4日間培養して得たヨ
トウガ脂肪体由来細胞の4種、SES-MaBr-1;SES-MaBr-
2;SES-MaBr-3;SES-MaBr-4と血球由来細胞の2種NIAS-
MaBr-92;NIAS-MaBr-93と、卵巣由来細胞の1種NIAS-Ma
Br-32とを、それぞれ初発細胞濃度が2.0×105個/m
になるように接種した。
これらのフラスコを25℃に保温された細胞培養器の中
に静置して培養したところ、9日間の後の細胞数は、そ
れぞれ21.6×105個/m;18.1×105個/m;
21.7×105個/m;16.4×105個/m;11.9×
105個/m;16.5×105個;18.3×105個/m
までに増加した。
に静置して培養したところ、9日間の後の細胞数は、そ
れぞれ21.6×105個/m;18.1×105個/m;
21.7×105個/m;16.4×105個/m;11.9×
105個/m;16.5×105個;18.3×105個/m
までに増加した。
実施例2 表1に示した組成の無血清培地を調製し、実施例1で用
いた滅菌法により滅菌した後、牛胎児血清(ディフコDi
fco製)を血清濃度3%になるように無菌的に添加して
血清含有培地を調製した。この血清含有培地の5m
を、コーニング社製プラスチック・フラスコ(25cm2)
に分注した。他方、あらかじめ、上記血清含有培地で4
日間培養して得たヨトウガ血球由来細胞NIAS-MaBr-93
を、初発細胞濃度が、2.0×105個/mになるよう
に接種した。
いた滅菌法により滅菌した後、牛胎児血清(ディフコDi
fco製)を血清濃度3%になるように無菌的に添加して
血清含有培地を調製した。この血清含有培地の5m
を、コーニング社製プラスチック・フラスコ(25cm2)
に分注した。他方、あらかじめ、上記血清含有培地で4
日間培養して得たヨトウガ血球由来細胞NIAS-MaBr-93
を、初発細胞濃度が、2.0×105個/mになるよう
に接種した。
このフラスコを25℃に保温された細胞培養器の中に静
置して培養したところ、9日間の後の細胞数は18.2×1
05個/mまでに増加した。
置して培養したところ、9日間の後の細胞数は18.2×1
05個/mまでに増加した。
実施例3 表1に示した組成の無血清培地を調製し、実施例1で用
いた滅菌法により滅菌し、内容量250mのガラス製
スピンナーかくはん培養器に、100mづつ分注し
た。あらかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で
4日間培養して得たヨトウガ血球由来細胞NIAS-MaBr-93
を、初発細胞濃度が2.0×105個/mになるように
接種した。
いた滅菌法により滅菌し、内容量250mのガラス製
スピンナーかくはん培養器に、100mづつ分注し
た。あらかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で
4日間培養して得たヨトウガ血球由来細胞NIAS-MaBr-93
を、初発細胞濃度が2.0×105個/mになるように
接種した。
25℃に保温された細胞培養器の中で、かくはん数、毎
分60回でかくはんし、10日間培養した。培養後の細
胞数は、9.07×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から9.07×107個の細胞が無血清培養に
より取得された。
分60回でかくはんし、10日間培養した。培養後の細
胞数は、9.07×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から9.07×107個の細胞が無血清培養に
より取得された。
実施例4 表1に示した組成の無血清培養血を調製し、実施例1で
用いた滅菌法により滅菌し、内容量250mのガラス
製スピンナーかくはん培養器に、100mづつ分注し
た。あらかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で
4日間培養して得たヨトウガ脂肪体由来細胞SES-MaBr-1
を、初発細胞濃度が2.0×105個/mになるように
接種した。
用いた滅菌法により滅菌し、内容量250mのガラス
製スピンナーかくはん培養器に、100mづつ分注し
た。あらかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で
4日間培養して得たヨトウガ脂肪体由来細胞SES-MaBr-1
を、初発細胞濃度が2.0×105個/mになるように
接種した。
25℃に保温された細胞培養器の中で、かくはん数、毎
分60回でかくはんし、10日間培養した。培養後の細
胞数は、10.8×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から、1.08×108個の細胞が無血清培養
により取得された。
分60回でかくはんし、10日間培養した。培養後の細
胞数は、10.8×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から、1.08×108個の細胞が無血清培養
により取得された。
実施例5 表1に示した組成の無血清培地を調製し、実施例1で用
いた滅菌法により滅菌し、内容量1.3のガラス製スピ
ンナーかくはん培養器に、500m分注づつした。あ
らかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で4日間
培養して得たヨトウガ由来細胞NIAS-MaBr-93を、初発細
胞濃度が1.0×105個/mになるように接種した。
25℃に保温された細胞培養器の中で、かくはん数、毎
分40回でかくはんし、12日間培養した。培養後の細
胞数は、8.87×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から4.44×108個の細胞が無血清培養に
より取得された。
いた滅菌法により滅菌し、内容量1.3のガラス製スピ
ンナーかくはん培養器に、500m分注づつした。あ
らかじめ、オートクレーブ滅菌した表1の培地で4日間
培養して得たヨトウガ由来細胞NIAS-MaBr-93を、初発細
胞濃度が1.0×105個/mになるように接種した。
25℃に保温された細胞培養器の中で、かくはん数、毎
分40回でかくはんし、12日間培養した。培養後の細
胞数は、8.87×105個/mまで増加し、1本のスピ
ンナー培養器から4.44×108個の細胞が無血清培養に
より取得された。
実施例6 表1に示した組成の無血清培地を調製し、実施例1で用
いた滅菌法により滅菌し、内容量5のガラス製ミニジ
ャー培養器に、3分づつ注した。あらかじめ、オート
クレーブ滅菌した表1の培地で4日間培養して得たヨト
ウガ由来細胞NIAS-MaBr-93を、初発細胞濃度が1.0×1
05個/mになるように接種した。25℃に保温し
て、かくはん数、毎分150回でかくはんし、16日間
培養した。培養後の細胞数は、3.83×105個/mま
で増加し、1基のミニジャー培養器から1.15×109個
の細胞が無血清培養により取得された。
いた滅菌法により滅菌し、内容量5のガラス製ミニジ
ャー培養器に、3分づつ注した。あらかじめ、オート
クレーブ滅菌した表1の培地で4日間培養して得たヨト
ウガ由来細胞NIAS-MaBr-93を、初発細胞濃度が1.0×1
05個/mになるように接種した。25℃に保温し
て、かくはん数、毎分150回でかくはんし、16日間
培養した。培養後の細胞数は、3.83×105個/mま
で増加し、1基のミニジャー培養器から1.15×109個
の細胞が無血清培養により取得された。
本発明によれば、次のような作用効果がもたらされる。
まず第1に、培地の無菌処理方法として、これまでの濾
過滅菌によらないで湿熱滅菌法、例えばオートクレーブ
滅菌が可能となった。したがって、濾過殺菌法の高度な
無菌操作を必要とせず、大量培養においても専用の濾過
装置を必要としない。その結果、本発明では、特定の技
術修得者に限らず誰でも簡単な操作でかつ安価に調整さ
れる無菌の無血清培地で昆虫細胞の培養をすることがで
きる。
過滅菌によらないで湿熱滅菌法、例えばオートクレーブ
滅菌が可能となった。したがって、濾過殺菌法の高度な
無菌操作を必要とせず、大量培養においても専用の濾過
装置を必要としない。その結果、本発明では、特定の技
術修得者に限らず誰でも簡単な操作でかつ安価に調整さ
れる無菌の無血清培地で昆虫細胞の培養をすることがで
きる。
第2に、本発明の方法で使用する培地の成分は高価な血
清を用いる従来の培地と比べると、すべて市販品で入手
が容易で安価な原料を用いればよく、培地調製が極めて
容易である。
清を用いる従来の培地と比べると、すべて市販品で入手
が容易で安価な原料を用いればよく、培地調製が極めて
容易である。
第3に、本発明で使用する無血清培地によれば、昆虫細
胞の増殖を、昆虫細胞の種類によって多少の違いがある
が、当初の接種濃度の約3.8〜11倍にも進めることが
できる。このことは実施例1〜実施例6に示したとおり
である。
胞の増殖を、昆虫細胞の種類によって多少の違いがある
が、当初の接種濃度の約3.8〜11倍にも進めることが
できる。このことは実施例1〜実施例6に示したとおり
である。
Claims (1)
- 【請求項1】塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸二
水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、糖類、酵母粉末およびアルブミン
水解物を含有し、実質的に血清を含まない培地を湿熱滅
菌法により無菌状態とした培地で、昆虫細胞を培養する
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61294941A JPH067791B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | オ−トクレ−ブ滅菌無血清培地による昆虫細胞の培養法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61294941A JPH067791B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | オ−トクレ−ブ滅菌無血清培地による昆虫細胞の培養法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63148982A JPS63148982A (ja) | 1988-06-21 |
| JPH067791B2 true JPH067791B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17814257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61294941A Expired - Lifetime JPH067791B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | オ−トクレ−ブ滅菌無血清培地による昆虫細胞の培養法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6383810B2 (en) * | 1997-02-14 | 2002-05-07 | Invitrogen Corporation | Dry powder cells and cell culture reagents and methods of production thereof |
| US9611455B2 (en) | 2013-03-13 | 2017-04-04 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Adapted lepidopteran insect cells for the production of recombinant proteins |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP61294941A patent/JPH067791B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63148982A (ja) | 1988-06-21 |
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