JPH0669697U - 加熱炉への耐火物吹付け装置 - Google Patents
加熱炉への耐火物吹付け装置Info
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】比較的簡単かつコンパクトな構造により耐火物
に確実な水添加を行うことができ、メンテナンスフリー
でありながら耐火物に対して常に適量の水を混合して吹
付けを行うことができる加熱炉への耐火物吹付け装置を
提供することにある。 【構成】加熱炉の側方に立設した支台1に回転自在かつ
伏仰自在にブーム3を設け、該ブーム3の先端にノズル
回転機構5を介して垂管7を回転自在に取付け、その垂
管7に吹付けノズル8を取り付けたものであって、前記
ノズル回転機構5が、垂管7の基部につながる中空回転
軸17の上端面と耐火物供給管9とつながる中空固定軸
16の下端面との間に水添加用のリング状ギャップ20
を有していることを特徴とする加熱炉への耐火物吹付け
装置。
に確実な水添加を行うことができ、メンテナンスフリー
でありながら耐火物に対して常に適量の水を混合して吹
付けを行うことができる加熱炉への耐火物吹付け装置を
提供することにある。 【構成】加熱炉の側方に立設した支台1に回転自在かつ
伏仰自在にブーム3を設け、該ブーム3の先端にノズル
回転機構5を介して垂管7を回転自在に取付け、その垂
管7に吹付けノズル8を取り付けたものであって、前記
ノズル回転機構5が、垂管7の基部につながる中空回転
軸17の上端面と耐火物供給管9とつながる中空固定軸
16の下端面との間に水添加用のリング状ギャップ20
を有していることを特徴とする加熱炉への耐火物吹付け
装置。
Description
【0001】
本考案は加熱炉への耐火物吹付け装置に関する。
【0002】 電気炉、転炉などの加熱炉の炉壁は耐火物で内張りされているが、溶融金属や 雰囲気との接触、反応により溶損、浸食を受けるため、定期的または不定期に損 傷した炉壁を補修することが不可欠である。 この補修方法として、ガンニング耐火物(粉粒状の不定形耐火物)を用いた熱間 吹付け法が多く採用されている。この方法は、ガンニング耐火物を圧縮エアで圧 送し、水を添加してノズルから炉壁に吹き付けるもので、炉の運転中または炉の 一時停止時に炉内温度を低下させることなく補修できることから汎用されている 。 この補修用のキャスタブル耐火物吹付けは、従来では作業員がランス状のノ ズルを持ちこれを炉内に挿入して実施されることが多かったが、省力化と安全性 の面から、炉体の側方に伏仰自在かつ旋回自在にブームを装備させ、ブーム先端 に回転自在な垂管を介して吹付けノズルを取付た形式のものが使用される傾向に ある。 しかし、従来のこの種の耐火物吹付け装置は、耐火物に対する水の添加混合が 適切でなかった。すなわち、従来では一般に吹付けノズルまで側管として水添加 管を導き、それを吹付けノズルに開口させていた。このため、水と耐火物の混合 が不十分となり、それらの分離が生じて補修目的個所に適正な耐火物層を形成す ることが困難であった。
【0003】 この対策として、垂管よりも上流すなわち耐火物供給用固定管にリング状の水 分配用のリングリズルを外囲させ、ここに水を供給して耐火物供給用固定管の管 壁に設けた多数の孔から管内に水を供給し、管内を通る耐火物に混合させるよう にした構造が採用されている。 この構造は前者に比べて耐火物と水の分離が生じにくい利点があるが、垂管の 回転機構と別にジャケットを設けなければならないため構造が複雑かつ大型化し 、コストと重量増を招く点、さらに、炉体からの熱を受けることとあいまって水 吹出し孔の部分に耐火物が付着しやすく、その耐火物が次の補修までの間に固化 して孔詰りが生じ、次回の補修時に適正な水添加量を確保できなくなったりする トラブルが多発し、これを回避するにはいちいち水添加部を分解して清掃する煩 雑な作業を必要とする点に問題があった。
【0004】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、比較的簡単かつコンパクトな構造により、詰りを起こすことなく 耐火物に対して常に適量の水を円滑に混合して吹付けることができる加熱炉への 耐火物吹付け装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するため本考案は、支持手段にノズル回転機構を介して垂管を 回転自在に取付け、その垂管に吹付けノズルを取り付けたものであって、前記ノ ズル回転機構が、垂管の基部につながる中空回転軸の上端面と耐火物供給管とつ ながる中空固定軸の下端面との間に水添加用のリング状ギャップを有している構 成としたものである。 なお、本考案において加熱炉は取鍋などをも含む概念とする。
【0006】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1ないし図4は本考案に係る加熱炉への耐火物吹付け装置の一実施例を示し ている。 Aは電気炉の炉体、1は炉体Aから所定の距離をおいた基床に立設された架台 であり、該架台1には水平状に旋回自在な旋回台2が装備され、その旋回台2に ブーム3の基部が枢支され、そのブーム3は旋回台2に装備したチルトシリンダ 4により伏仰自在となっている。 5はノズル回転機構であり、前記ブーム3の自由端にケーシング50が枢軸5 1を介して連結され、また、ケーシング50は、ブーム3と平行状に伸び旋回台 2に基端が枢着されたロッド(ないしアーム)6の自由端に連結され、ブーム3と ロッド6による平行四辺形運動によりどの位置にあっても水平状に保持されるよ うになっている。
【0007】 7は前記ノズル回転機構5に基部が回転自在に支持された垂管、8は垂管7の 下端に接続されたパイプ状の吹付けノズル、9は回転機構5に先端が連結された 耐火物供給管であり、該耐火物供給管9の後部にはホース10が接続され、その ホース10はブーム3に沿って導かれ、基床に別置されている耐火物吹付け機1 1に接続されている。耐火物吹付け機11は周知のように耐火物を収容する気密 タンク110内にローターなどの定量フィーダ111を配し、定量フィーダで計 量された耐火物を圧縮エア吹込みノズル112でホースに圧送する構造となって いる。 12は水ポンプであり、吐出側が制御弁120を介して水ホース13に接続さ れ、その水ホース13はブーム3に沿ってノズル回転機構5に導かれている。
【0008】 前記ノズル回転機構5は図3に示されており、ケーシング50の前部にブラケ ット14を固定し、このブラケット14に中空状ヘッド軸15を固定している。 耐火物供給管9は内面がセラミックで内張りされたベンド管からなり、先端のフ ランジをもって前記中空状ヘッド軸15の上端部に固定されている。 前記中空状ヘッド軸15は、上端から所要深さで段付き孔150を有し、その 段付き孔150に段付きの中空固定軸16が内嵌支持されている。中空固定軸1 6は、耐熱金属製の筒状ケース16aと内径側のセラミック質のスリーブ16b からなっている。一方、中空状ヘッド軸15は下端から前記段付き孔150と同 軸でかつ径の大きな段付き孔151が形成されており、この段付き孔151に中 空回転軸17が挿入され、ベアリング18により回転自在に支承されている。 この中空回転軸17は耐熱金属製の外筒17aと前記中空固定軸16と同じ内 径のセラミック質からなるスリーブ17bを有している。
【0009】 中空回転軸17の上端170は段付き孔151の底部に達しておらず、中空回 転軸上端170と段付き孔151と中空固定軸外周間にはリング状室19が画成 されており、中空状ヘッド軸15にはリング状室19に通じる給水孔152が設 けられ、この給水孔152に前記水ホース13またはこれと接続された導管13 ’が接続されている。筒状ケース16aの外周および外筒17aの外周と中空状 ヘッド軸15の段付き孔150,151間にはシールリング27,27’が取り 付けられている。 そして、図4に拡大して示すように、中空回転軸17の上端中央部からは所要 角度のテーパ面172が形成される一方、中空固定軸16(筒状ケース16bと 中空固定軸16a)の先端には対応する角度で先細りとなったテーパ面162が 形成されており、しかもそれらテーパ面172と162は接触しておらず、所要 のリング状ギャップ20が形成され、そのリング状ギャップ20外周側が前記リ ング状室19に連通している。
【0010】 前記中空回転軸17は中空状ヘッド軸15の下端から突出し、下端部には従動 スプロケット22が回転フランジ21を介して固定されており、回転フランジ2 1にはアダプタ23が固定され、そのアダプタ23に垂管7の基部が固定されて いる。なお、アダプタ23を省略し、回転フランジ21にダイレクトに垂管7の 基部を固定してもよいことは勿論である。 前記ケーシング50には減速機付きモータ24が内蔵されており、これの出力 軸に固定した駆動スプロケット25と前記従動スプロケット22間にエンドレス チェーン26が掛け渡され、これにより中空回転軸17とアダプタ23と垂管7 および吹付けノズル8が一体に回転させられるようになっている。
【0011】 なお、スリーブ17bは外筒17aと接着あるいはスプライン嵌合などによっ て一体回転されるようになっている。これに代えて、スリーブ16b,17bは 筒状ケース16aや外筒17aと接合やコーティングなどにより一体化されてい てもよいし、場合によっては筒状ケース16aや外筒17a部分をもセラミック 質で構成してもよい。 また、ブーム3に関しても、これを入子式等に構成し、伸縮シリンダによって 軸線方向に移動できるようにしてもよい。さらにはブーム等を用いない支持手段 であってもよい。すなわちたとえば天井クレーン等からワイヤなどによりノズル 回転機構5を吊持する形式であってもよい。 その他図面おいて、28は中空状ヘッド軸15を外囲する内部防炎カバー、2 9は耐火物供給管9の先端領域からアダプタ23の中間領域までを外囲する防炎 カバー、30はホース10の先端部分を保護する遮熱板である。
【0012】
次に、本考案の使用方法と作用を説明すると、電気炉の操業中にあっては、ブ ーム3は図2のように作業に支障のない側に振られている。炉体Aの補修時には 旋回台1を作動して図2の実線と図3の仮想線のように炉体Aの上方にブーム3 を移動させ、次いでチルトシリンダ4を作動してブーム3を下げ、垂管7を炉内 に挿入し、それと並行して耐火物吹付け機11を駆動して粉粒状の耐火物を圧縮 エアにより圧送すると共に、水ポンプ12を駆動して水を圧送する。 耐火物はホース10から耐火物供給管9に圧送され、中空固定軸16と中空回 転軸17を分散状に通過する。一方、水は水ホース13から水供給口152を通 ってリング状室19に流入し、中空固定軸16と中空回転軸17間のリング状ギ ャップ20から通路内に全周から噴出され、ここを通過中の耐火物に添加される 。そしてそれらは垂管7を通る間に混合され、吹付けノズル8から炉内に吹き付 けられる。
【0013】 上記吹付けに際しては、旋回台2とチルトシリンダ4を適宜組合せ作動すると 共に、減速機付きモータ24を駆動するものであり、これにより駆動スプロケッ ト25と従動スプロケット22とチェーン26を介して回転フランジ21が時計 方向または反時計方向に回転する。このため、中空回転軸17はベアリング18 を介して回転し、また垂管7と吹付けノズル8も任意回転角で回転する。これに より水と混合した耐火物は炉体円周上に効率よく吹き付けられる。 このとき、中空固定軸16は固定状態にあり、その中空固定軸16と対峙しな がら中空回転軸17が回転するため、リング状ギャップ20(スリット)を通る水 は中空回転軸17中に適度に分散状となって噴出する。このため耐火物と旺盛に 接触し、耐火物の通過速度が早くても良好な撹拌混合状態となって吹付けノズル 8から噴出される。 前記リング状ギャップ20は下流方向に勾配を有しており、しかもリング状ギ ャップ20の片側壁を構成する中空回転軸17が回転しているため耐火物の侵入 が防止され、万一補修が終ったときにリング状ギャップ20部分に吹付け残の耐 火物が付着したとしても、次の補修時に中空回転軸17が回転することでリング 状ギャップ20の出口部分に付着している耐火物が強制的に剥がされ、擦り落さ れるため、メンテナンスフリーとすることができる。また、リング状室19に水 が連続して供給されるため、中空固定軸16と中空回転軸17およびベアリング 18が直接または間接的に水冷されることになり、炉体からの高温による熱変形 や熱歪の発生も防止することができる。 前記リング状ギャップ20は中空固定軸16の長さにより任意に設定すること ができ、また、段付き孔50の段部150’にシム等を介装することでも簡単に 調整することができる。
【0014】
以上説明した本考案によるときには、支持手段にノズル回転機構5を介して垂 管7を回転自在に取付け、その垂管7に吹付けノズル8を取り付けたものであっ て、前記ノズル回転機構5が、垂管7の基部につながる中空回転軸17の上端面 と耐火物供給管9とつながる中空固定軸16の下端面との間に水添加用のリング 状ギャップ20を有しているため、十分な開口面積を確保できると共に、リング 状ギャップ20が回転することによって水を旋回・分散して供給することができ 、これらにより水添加領域に詰りを生じさせず確実、円滑に所定比率の水を添加 しつつそれを耐火物と良好に混合することができ、従って良好な品質の耐火ライ ニング層を形成できる。さらに、水添加部が回転機構と別個所に設けられるので なく、回転機構を構成する固定側と可動側の軸をうまく利用して形成されている ため、構造が簡単であると共に、コンパクト化することができ、また詰りに対す るメンテナンスをほとんど必要としなくなるなどというすぐれた効果が得られる 。
【図1】本考案による加熱炉への耐火物吹付け装置の一
実施例を示す側面図である。
実施例を示す側面図である。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】図1におけるノズル回転機構の部分切欠拡大図
である。
である。
【図4】図3の部分拡大図である。
5 ノズル回転機構 7 垂管 8 吹付けノズル 9 耐火物供給管 16 中空固定軸 17 中空回転軸 20 リング状ギャップ
Claims (3)
- 【請求項1】支持手段にノズル回転機構を介して垂管を
回転自在に取付け、その垂管に吹付けノズルを取り付け
たものであって、前記ノズル回転機構が、垂管の基部に
つながる中空回転軸の上端面と耐火物供給管とつながる
中空固定軸の下端面との間に水添加用のリング状ギャッ
プを有していることを特徴とする加熱炉への耐火物吹付
け装置。 - 【請求項2】中空回転軸の上端面が穴状のテーパ面とな
っており、中空固定軸の下端面が前記テーパ面に対応す
る先細りテーパ面となっている請求項1に記載の加熱炉
への耐火物吹付け装置。 - 【請求項3】中空回転軸と中空固定軸がセラミック質の
内層を有している請求項1に記載の加熱炉への耐火物吹
付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1391793U JPH0669697U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 加熱炉への耐火物吹付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1391793U JPH0669697U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 加熱炉への耐火物吹付け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0669697U true JPH0669697U (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=11846529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1391793U Pending JPH0669697U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 加熱炉への耐火物吹付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669697U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026746A1 (en) * | 1997-11-25 | 1999-06-03 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Apparatus for building unburned refractory |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP1391793U patent/JPH0669697U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026746A1 (en) * | 1997-11-25 | 1999-06-03 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Apparatus for building unburned refractory |
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