JPH0666696A - 強度評価方法 - Google Patents
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- JPH0666696A JPH0666696A JP3203244A JP20324491A JPH0666696A JP H0666696 A JPH0666696 A JP H0666696A JP 3203244 A JP3203244 A JP 3203244A JP 20324491 A JP20324491 A JP 20324491A JP H0666696 A JPH0666696 A JP H0666696A
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/38—Concrete; Lime; Mortar; Gypsum; Bricks; Ceramics; Glass
- G01N33/388—Ceramics
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直角の溝部を有するセラミック構造部の強度
を定量的に評価する。 【構成】 有限要素法を用いた応力解析において、応力
拡大係数を直角の溝部に応用することおよび、、3つの
破壊モードを考慮した破壊臨界面から強度予測する。こ
うした手法を用いることにより、最大主応力のみを使う
従来の方法によっては強度評価が不可能であった半導体
パッケージ等のセラミック構造物に対して、強度を定量
的に評価することができる。
を定量的に評価する。 【構成】 有限要素法を用いた応力解析において、応力
拡大係数を直角の溝部に応用することおよび、、3つの
破壊モードを考慮した破壊臨界面から強度予測する。こ
うした手法を用いることにより、最大主応力のみを使う
従来の方法によっては強度評価が不可能であった半導体
パッケージ等のセラミック構造物に対して、強度を定量
的に評価することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は応力拡大係数を用いた強
度評価の方法に関する。
度評価の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージ等の構造物の強度評価
には、有限要素法を用いた応力解析がしばしば行われて
きた。材料定数と形状および拘束条件を入力することに
より得られる最大主応力や相当応力等から定量的な強度
評価を行うことができる。
には、有限要素法を用いた応力解析がしばしば行われて
きた。材料定数と形状および拘束条件を入力することに
より得られる最大主応力や相当応力等から定量的な強度
評価を行うことができる。
【0003】しかしながら、セラミックパッケージ等の
セラミック構造物の破壊は、金属材料とは異なり、微小
なクラックが原因で破壊するため、最大主応力や相当応
力等では定量的な強度評価は困難であった。
セラミック構造物の破壊は、金属材料とは異なり、微小
なクラックが原因で破壊するため、最大主応力や相当応
力等では定量的な強度評価は困難であった。
【0004】従来、このような脆性の材料に対しては、
図2の(b)〜(d)に示したような開き角0°のひび
状のクラックに限って、クラック先端の応力拡大係数に
より強度評価する方法が一般に行われている。
図2の(b)〜(d)に示したような開き角0°のひび
状のクラックに限って、クラック先端の応力拡大係数に
より強度評価する方法が一般に行われている。
【0005】この分野では、構造物の代表的な形状およ
び拘束条件について、クラック寸法と応力拡大係数との
関係が詳細に調べられている(Pergamon Pr
ess発行の“Stress Intensity F
actors Handbook”等)。
び拘束条件について、クラック寸法と応力拡大係数との
関係が詳細に調べられている(Pergamon Pr
ess発行の“Stress Intensity F
actors Handbook”等)。
【0006】これによって、有限要素解析を行わずにク
ラック先端の応力場の強さである応力拡大係数を計算す
ることができ、この値と材料固有の破壊靱性値とを比べ
ることによって、代表的な形状,拘束条件およびクラッ
ク寸法を有する構造物の強度を評価することが行われて
きた。
ラック先端の応力場の強さである応力拡大係数を計算す
ることができ、この値と材料固有の破壊靱性値とを比べ
ることによって、代表的な形状,拘束条件およびクラッ
ク寸法を有する構造物の強度を評価することが行われて
きた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のよ
うな方法は、開き角0°のひび状のクラックに対しての
み適用可能であって、開き角90°の鋭い溝部に対して
は応用できない。このため、セラミック半導体パッケー
ジのように直角の鋭い溝部を多く有する構造物について
は、応力拡大係数を算出できず、したがって、破壊靱性
値と比較して構造物の強度を評価することができないと
いう問題点があった。
うな方法は、開き角0°のひび状のクラックに対しての
み適用可能であって、開き角90°の鋭い溝部に対して
は応用できない。このため、セラミック半導体パッケー
ジのように直角の鋭い溝部を多く有する構造物について
は、応力拡大係数を算出できず、したがって、破壊靱性
値と比較して構造物の強度を評価することができないと
いう問題点があった。
【0008】本発明の目的は、有限要素法を用いた応力
解析において、構造物の強度を定量的に評価する方法を
提供することにある。
解析において、構造物の強度を定量的に評価する方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による強度評価方法においては、有限要素法
を用いた応力解析において、応力拡大係数を直角の溝部
に応用することにより構造物の強度を定量的に評価する
ものである。
め、本発明による強度評価方法においては、有限要素法
を用いた応力解析において、応力拡大係数を直角の溝部
に応用することにより構造物の強度を定量的に評価する
ものである。
【0010】また、溝部の3つの変形モードについて応
力拡大係数の破壊臨界値を定めるものである。
力拡大係数の破壊臨界値を定めるものである。
【0011】
【作用】本発明の請求項1においては、セラミック構造
物の直角の鋭い溝部を開き角90°のクラックとして扱
う。図3は、直角の溝部をもつセラミック構造物の4点
曲げ試験を行い、その溝部曲率半径と破壊荷重の関係を
調べた実験結果2である。
物の直角の鋭い溝部を開き角90°のクラックとして扱
う。図3は、直角の溝部をもつセラミック構造物の4点
曲げ試験を行い、その溝部曲率半径と破壊荷重の関係を
調べた実験結果2である。
【0012】各曲率半径の場合について曲率を考慮して
有限要素解析を行い、最大主応力値から予測される破壊
荷重3を同図に併せて示した。実験では溝部の曲率半径
が数十μm程度になると破壊荷重は低下しない。これ
は、開き角0°のひび状のクラックと同様の振舞いであ
る。
有限要素解析を行い、最大主応力値から予測される破壊
荷重3を同図に併せて示した。実験では溝部の曲率半径
が数十μm程度になると破壊荷重は低下しない。これ
は、開き角0°のひび状のクラックと同様の振舞いであ
る。
【0013】したがって、曲率半径が数十μm程度の鋭
い溝は、開き角0°のひび状のクラックと同等であると
言える。一般に応力拡大係数Kは K=σ(2πr)-0・6 ρ:応力値,r:溝部先端からの距離で定義される応力
場の強さであり、理想的にKは、一定値となる。これを
直角の溝部に応用する。
い溝は、開き角0°のひび状のクラックと同等であると
言える。一般に応力拡大係数Kは K=σ(2πr)-0・6 ρ:応力値,r:溝部先端からの距離で定義される応力
場の強さであり、理想的にKは、一定値となる。これを
直角の溝部に応用する。
【0014】図2(a)〜(d)は、クラックの3つの
変形モードおよび同様に座標軸をとった直角の溝であ
る。本発明では、図2(d)のような曲率半径が数十μ
m程度の直角の鋭い溝(開き角90°のクラック)を
(a)〜(c)のようにひび状のクラックと同等に扱
う。1は、溝部クラック先端を示している。この溝部ク
ラックの場合、先端の応力特異のパラメータの導出を行
うと、 [λ1sin(2α)+sin(2αλ1)]・[λ2sin(2α)−sin (2αλ2)]・sin(2αλ3)=0 を解くことによって、 KI’=σy(2πr)-0・4555…モードI(a)σy:図
2のy方向の垂直応力成分 KII’=τxy(2πr)-0・0915…モードII(b)τ
xy:xy面内のせん断応力成分 KIII’=τyz(2πr)-0・3333…モードIII(c)
τyz:yz面内のせん断応力成分 と表せる。
変形モードおよび同様に座標軸をとった直角の溝であ
る。本発明では、図2(d)のような曲率半径が数十μ
m程度の直角の鋭い溝(開き角90°のクラック)を
(a)〜(c)のようにひび状のクラックと同等に扱
う。1は、溝部クラック先端を示している。この溝部ク
ラックの場合、先端の応力特異のパラメータの導出を行
うと、 [λ1sin(2α)+sin(2αλ1)]・[λ2sin(2α)−sin (2αλ2)]・sin(2αλ3)=0 を解くことによって、 KI’=σy(2πr)-0・4555…モードI(a)σy:図
2のy方向の垂直応力成分 KII’=τxy(2πr)-0・0915…モードII(b)τ
xy:xy面内のせん断応力成分 KIII’=τyz(2πr)-0・3333…モードIII(c)
τyz:yz面内のせん断応力成分 と表せる。
【0015】このように溝部に応用した応力拡大係数を
ここでは拡張応力拡大係数と呼び、モードI,II,I
IIの拡張応力拡大係数を各々KI’,KII’,KIII’
と表す。
ここでは拡張応力拡大係数と呼び、モードI,II,I
IIの拡張応力拡大係数を各々KI’,KII’,KIII’
と表す。
【0016】溝部先端の応力場である拡張応力拡大係数
から構造物の強度評価を行う例を順を追って述べる。は
じめに、ある荷重を負荷して有限要素解析を行い、溝部
の最大主応力方向と垂直の方向をr方向と定める。
から構造物の強度評価を行う例を順を追って述べる。は
じめに、ある荷重を負荷して有限要素解析を行い、溝部
の最大主応力方向と垂直の方向をr方向と定める。
【0017】その方向の要素または節点の応力値
(σy,τxy,τyz)を溝部先端からの距離rとともに
求める。これらの値をKI’,KII’,KIII’を算出す
る先の式に代入することにより、各要素(節点)ごとに
各モード(開口,ずれ,引き裂き)のK’値が計算され
る。
(σy,τxy,τyz)を溝部先端からの距離rとともに
求める。これらの値をKI’,KII’,KIII’を算出す
る先の式に代入することにより、各要素(節点)ごとに
各モード(開口,ずれ,引き裂き)のK’値が計算され
る。
【0018】次にこれらK’値を溝部先端からの距離r
に対してプロットする。図1は、各要素のKI’をプロ
ットした実施例である。ある荷重下での溝部先端の
KI’は、これらの直線部を外挿する等の方法により求
める。
に対してプロットする。図1は、各要素のKI’をプロ
ットした実施例である。ある荷重下での溝部先端の
KI’は、これらの直線部を外挿する等の方法により求
める。
【0019】従来、開き角0°のひび状のクラックに限
られた応力拡大係数を、このように直角の溝部に応用す
る。こうして求めたKI’値は、有限要素解析時の負荷
荷重に比例する。したがって、このKI’値が材料固有
の破壊靱性値KICに達する荷重をセラミック構造物の破
壊予測荷重とする。
られた応力拡大係数を、このように直角の溝部に応用す
る。こうして求めたKI’値は、有限要素解析時の負荷
荷重に比例する。したがって、このKI’値が材料固有
の破壊靱性値KICに達する荷重をセラミック構造物の破
壊予測荷重とする。
【0020】このような方法を用いることによって、こ
れまで不可能であった直角の溝部を有するセラミック構
造物の強度が定量的に評価できる。さらに、半導体パッ
ケージ等実際の構造物は複雑な形状をしており、複数の
変形モードで破壊する場合がある。
れまで不可能であった直角の溝部を有するセラミック構
造物の強度が定量的に評価できる。さらに、半導体パッ
ケージ等実際の構造物は複雑な形状をしており、複数の
変形モードで破壊する場合がある。
【0021】本発明の請求項2においては、溝部の3つ
の変形モードについて、実験と請求項1の解析から擬破
壊靱性値を定める。これは、直角の溝部を有する構造物
を用いた実験において、各変形モードにおける破壊荷重
値を測定し、これを有限要素解析に用いることにより求
める。
の変形モードについて、実験と請求項1の解析から擬破
壊靱性値を定める。これは、直角の溝部を有する構造物
を用いた実験において、各変形モードにおける破壊荷重
値を測定し、これを有限要素解析に用いることにより求
める。
【0022】応力拡大係数は、有限要素解析時の負荷荷
重に比例するため、こうして求めた応力拡大係数は、直
角の溝部を有する構造物固有の破壊臨界値すなわち擬破
壊靱性値を表す。
重に比例するため、こうして求めた応力拡大係数は、直
角の溝部を有する構造物固有の破壊臨界値すなわち擬破
壊靱性値を表す。
【0023】こうすることにより、溝部をもつ構造物が
図2の(a)〜(d)に示す開口,ずれ,引き裂きのい
ずれのモードで破壊が起こる場合にも、その強度を定量
的に評価予測することが可能となる。
図2の(a)〜(d)に示す開口,ずれ,引き裂きのい
ずれのモードで破壊が起こる場合にも、その強度を定量
的に評価予測することが可能となる。
【0024】
【実施例】次に、図1と図4〜図8を参照して本発明の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0025】(例1)図4は、セラミック半導体パッケ
ージに曲げ荷重が加わっている状態に対して行った有限
要素解析結果であり、曲率半径10μmの直角の溝部付
近の最大主応力分布を示した。
ージに曲げ荷重が加わっている状態に対して行った有限
要素解析結果であり、曲率半径10μmの直角の溝部付
近の最大主応力分布を示した。
【0026】図4(a)で最大の応力を示したのは、同
図(b)に示した溝部クラック先端1の位置であり、負
荷重10kgwの場合、最大主応力値は121kgw/
mm2であった。このセラミック材料の破壊応力値は2
8kgw/mm2であり、この値に達したときに破壊が
起こるとすれば2.3kgw(=10×28/121)
で破壊することが予測される。
図(b)に示した溝部クラック先端1の位置であり、負
荷重10kgwの場合、最大主応力値は121kgw/
mm2であった。このセラミック材料の破壊応力値は2
8kgw/mm2であり、この値に達したときに破壊が
起こるとすれば2.3kgw(=10×28/121)
で破壊することが予測される。
【0027】しかしながら、同様の条件の実験における
破壊荷重は7.9kgwであった。これは、セラミック
構造物の場合、鋭い溝部に生じる最大主応力を用いて強
度評価する従来の方法によって強度評価が不可能である
ことを示している。
破壊荷重は7.9kgwであった。これは、セラミック
構造物の場合、鋭い溝部に生じる最大主応力を用いて強
度評価する従来の方法によって強度評価が不可能である
ことを示している。
【0028】図1は、応力拡大係数を直角の溝部に応用
した請求項1の一実施例である。図4の溝部クラック先
端1から、溝部表面に垂直なr方向(クラックの進展方
向)に並ぶ各要素について、図2(a)に示すモードI
の拡張応力拡大係数KI’を求める。
した請求項1の一実施例である。図4の溝部クラック先
端1から、溝部表面に垂直なr方向(クラックの進展方
向)に並ぶ各要素について、図2(a)に示すモードI
の拡張応力拡大係数KI’を求める。
【0029】KI’は、先の有限要素解析結果より求め
たr方向に垂直な応力成分σyと、先端1から各要素中
心までの距離rを KI’=σy(2πr)-0・4555 に代入して算出した。このKI’をrに対してプロット
したのが図1である。これらの直線部の点を外挿するこ
とにより、クラック先端1における拡張応力拡大係数K
I’を求めるとKI’=4.7MPa√(m)となる。
たr方向に垂直な応力成分σyと、先端1から各要素中
心までの距離rを KI’=σy(2πr)-0・4555 に代入して算出した。このKI’をrに対してプロット
したのが図1である。これらの直線部の点を外挿するこ
とにより、クラック先端1における拡張応力拡大係数K
I’を求めるとKI’=4.7MPa√(m)となる。
【0030】このセラミック材料固有の破壊靱性値KIC
は、3.83MPa√(m)であり、この値に達したと
きに破壊が起こるとすれば8.1kgw(=10×3.
83/4.7)で破壊すると予測される。これは実験値
7.9kgwを精度よく予測していることになる。
は、3.83MPa√(m)であり、この値に達したと
きに破壊が起こるとすれば8.1kgw(=10×3.
83/4.7)で破壊すると予測される。これは実験値
7.9kgwを精度よく予測していることになる。
【0031】表1に本発明の請求項1による方法と、最
大主応力を用いた従来の方法による予測値をばらつきも
含めて比較したものである。本発明の請求項1によれば
従来の方法に比べて、実験値をかなり良い精度で予測で
きる。
大主応力を用いた従来の方法による予測値をばらつきも
含めて比較したものである。本発明の請求項1によれば
従来の方法に比べて、実験値をかなり良い精度で予測で
きる。
【0032】
【表1】
【0033】(例2)図5は、溝部をもつアルミナ材料
の構造物について、各モードの擬破壊靱性値を定めた請
求項2の実施例である。開口,ずれ,引き裂きモードに
ついて、単独のモードで破壊する場合の実験を各々行
い、請求項1の解析から各モードの擬破壊靱性値を求め
た。各モードの値はKIC’=3.2MPa√(m),K
IIC’=3.8MPa√(m),KIIIC’=0.7MP
a√(m)であった。図5は、さらにこの3点を通る楕
円面を描いたものである。
の構造物について、各モードの擬破壊靱性値を定めた請
求項2の実施例である。開口,ずれ,引き裂きモードに
ついて、単独のモードで破壊する場合の実験を各々行
い、請求項1の解析から各モードの擬破壊靱性値を求め
た。各モードの値はKIC’=3.2MPa√(m),K
IIC’=3.8MPa√(m),KIIIC’=0.7MP
a√(m)であった。図5は、さらにこの3点を通る楕
円面を描いたものである。
【0034】図6は、(a)に示すPGA半導体パッケ
ージ4aに静荷重を加える実験例を示している。このパ
ッケージは、図5のときと同じアルミナ材料で作られて
おり、図6(b)のように、支持治具5上に支えられ、
負荷治具6で荷重が加えられる実験での破壊荷重は99
kgwであった。
ージ4aに静荷重を加える実験例を示している。このパ
ッケージは、図5のときと同じアルミナ材料で作られて
おり、図6(b)のように、支持治具5上に支えられ、
負荷治具6で荷重が加えられる実験での破壊荷重は99
kgwであった。
【0035】半導体パッケージ等、実際の構造物では単
独の変形モードで破壊するとは限らない。この場合につ
いて本発明請求項1の方法により解析を行うと、100
kgwを負荷した場合、KI’=1.0MPa√
(m),KII’=0.1MPa√(m),KIII’=
0.63MPa√(m)であった。
独の変形モードで破壊するとは限らない。この場合につ
いて本発明請求項1の方法により解析を行うと、100
kgwを負荷した場合、KI’=1.0MPa√
(m),KII’=0.1MPa√(m),KIII’=
0.63MPa√(m)であった。
【0036】KI’とKIII’が大きく、開口,引き裂き
モードが同時に起こっていることになる。このような場
合は、材料固有の破壊靱性値KICだけで破壊するとして
評価するのではなく、溝部をもつ構造物について図2
(a)〜(c)のモードI〜モードIIIの擬破壊靱性
値を実験より定めた図5を用いて強度評価するのが妥当
である。
モードが同時に起こっていることになる。このような場
合は、材料固有の破壊靱性値KICだけで破壊するとして
評価するのではなく、溝部をもつ構造物について図2
(a)〜(c)のモードI〜モードIIIの擬破壊靱性
値を実験より定めた図5を用いて強度評価するのが妥当
である。
【0037】PGAパッケージの場合、 (KI’/KIC’)2+(KII’/KIIC’)2+
(KIII’/KIIIC’)2=0.91=0.952 である。 (KI’/KIC’)2+(KII’/KIIC’)2+
(KIII’/KIIIC’)2=12 のときに破壊が起るとすれば、予測される破壊荷重は、
105kgw(=100×1/0.95)であり、これ
は実験値99kgwとよく一致している。
(KIII’/KIIIC’)2=0.91=0.952 である。 (KI’/KIC’)2+(KII’/KIIC’)2+
(KIII’/KIIIC’)2=12 のときに破壊が起るとすれば、予測される破壊荷重は、
105kgw(=100×1/0.95)であり、これ
は実験値99kgwとよく一致している。
【0038】このように、本発明の請求項2によれば、
複数のモードが混在した場合においても実験値をかなり
良い精度で予測できる。
複数のモードが混在した場合においても実験値をかなり
良い精度で予測できる。
【0039】(例3)図7は、先のアルミナ製の溝部を
もつ構造物4bに静荷重を加える実験例を示している。
構造物4bは、支持治具5,5に支えられ、中央に負荷
治具6の荷重が加えられる。実験での破壊荷重は7.1
kgwであった。この場合について本発明請求項1の方
法により解析を行うと、10kgwを負荷したとき
KI’=2.8MPa√(m),KII’=3.0MPa
√(m),KIII’=0.53MPa√(m)となる。
開口,ずれ,引き裂きのすべてのモードが混在してお
り、 (KI’/KIC’)2+(KII’/KIIC’)2+
(KIII’/KIIIC’)2=1.9=1.382 である。
もつ構造物4bに静荷重を加える実験例を示している。
構造物4bは、支持治具5,5に支えられ、中央に負荷
治具6の荷重が加えられる。実験での破壊荷重は7.1
kgwであった。この場合について本発明請求項1の方
法により解析を行うと、10kgwを負荷したとき
KI’=2.8MPa√(m),KII’=3.0MPa
√(m),KIII’=0.53MPa√(m)となる。
開口,ずれ,引き裂きのすべてのモードが混在してお
り、 (KI’/KIC’)2+(KII’/KIIC’)2+
(KIII’/KIIIC’)2=1.9=1.382 である。
【0040】本発明の請求項2の方法によって予測され
る破壊荷重は、7.3kgw(=10×1/1.38)
であり、実験値7.1kgwとよい一致を示している。
る破壊荷重は、7.3kgw(=10×1/1.38)
であり、実験値7.1kgwとよい一致を示している。
【0041】このように、本発明の請求項1および請求
項2によれば複数のモードが混在した場合においてもそ
の強度を定量的に評価予測することが可能となる。
項2によれば複数のモードが混在した場合においてもそ
の強度を定量的に評価予測することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、有限要素解析よ
り得られた応力値をもとに直角の溝部に対し応力拡大係
数を応用したものであり、これによって種々のモードに
より破壊するセラミック構造物の強度を定量的に評価で
きる効果を有する。
り得られた応力値をもとに直角の溝部に対し応力拡大係
数を応用したものであり、これによって種々のモードに
より破壊するセラミック構造物の強度を定量的に評価で
きる効果を有する。
【図1】溝部クラック先端からの距離と拡張応力拡大係
数との関係を示す図である。
数との関係を示す図である。
【図2】(a)〜(d)は、クラックの3つの変形モー
ドと直角の溝部のクラックの座標を示す図である。
ドと直角の溝部のクラックの座標を示す図である。
【図3】溝部の曲率半径と破壊荷重との関係を示す図で
ある。
ある。
【図4】(a)は、セラミック半導体パッケージに曲げ
荷重が加わっている状態を示す図、(b)は、(a)の
A部拡大図で、曲率半径10μmの直角の溝部付近の最
大主応力分布を示す図である。
荷重が加わっている状態を示す図、(b)は、(a)の
A部拡大図で、曲率半径10μmの直角の溝部付近の最
大主応力分布を示す図である。
【図5】溝部をもつアルミナ材料の構造物について、各
モードの擬破壊靱性値を求める図である。
モードの擬破壊靱性値を求める図である。
【図6】(a)は、PGA半導体パッケージ、(b)は
このパッケージに静荷重を加える実験装置を示す図であ
る。
このパッケージに静荷重を加える実験装置を示す図であ
る。
【図7】アルミナ製の溝部を持つ構造物に静荷重を加え
る実験例を示す図である。
る実験例を示す図である。
【符号の説明】 1 溝部クラックの先端 2 実験結果 3 最大主応力による破壊予測荷重 4a アルミナ半導体パッケージ 4b アルミナ製構造物 5 支持治具 6 負荷治具
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】PGA半導体パッケージ及び該パッケージに静
荷重を加える実験装置を示す図である。
荷重を加える実験装置を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 有限要素法を用いた応力解析において、
応力拡大係数を直角の溝部に応用することにより構造物
の強度を定量的に評価することを特徴とする強度評価方
法。 - 【請求項2】 溝部の3つの変形モードについて応力拡
大係数の破壊臨界値を定めることを特徴とする請求項1
に記載の強度評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203244A JP2765288B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 強度評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203244A JP2765288B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 強度評価方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666696A true JPH0666696A (ja) | 1994-03-11 |
| JP2765288B2 JP2765288B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16470823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203244A Expired - Lifetime JP2765288B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 強度評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765288B2 (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07333076A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-22 | Nec Corp | 半導体パッケージ設計用応力解析システムおよびその方法 |
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| US9756739B2 (en) | 2012-01-25 | 2017-09-05 | Apple Inc. | Glass device housing |
| US9778685B2 (en) | 2011-05-04 | 2017-10-03 | Apple Inc. | Housing for portable electronic device with reduced border region |
| US9886062B2 (en) | 2014-02-28 | 2018-02-06 | Apple Inc. | Exposed glass article with enhanced stiffness for portable electronic device housing |
| US9946302B2 (en) | 2012-09-19 | 2018-04-17 | Apple Inc. | Exposed glass article with inner recessed area for portable electronic device housing |
| US9944554B2 (en) | 2011-09-15 | 2018-04-17 | Apple Inc. | Perforated mother sheet for partial edge chemical strengthening and method therefor |
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-
1991
- 1991-07-19 JP JP3203244A patent/JP2765288B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2765288B2 (ja) | 1998-06-11 |
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