JPH05136030A - X線マスク構造体 - Google Patents
X線マスク構造体Info
- Publication number
- JPH05136030A JPH05136030A JP32671691A JP32671691A JPH05136030A JP H05136030 A JPH05136030 A JP H05136030A JP 32671691 A JP32671691 A JP 32671691A JP 32671691 A JP32671691 A JP 32671691A JP H05136030 A JPH05136030 A JP H05136030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- film
- absorber
- thin film
- metal thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来例の問題点を解決し、X線透過膜上とX
線吸収体として主たる役割を果たす金属との間に金属薄
膜を設けるが、X線吸収体を減少させることなく、且
つ、X線透過膜の膜厚分布やダメージを引き起こすこと
なく、更にその金属薄膜の非パターン形成部におけるア
ライメント光透過率を妨げることのないX線マスクを提
供すること。 【構成】 所望のパターンを有するX線吸収体、該吸収
体を支持するX線透過膜及びこれらを保持する保持枠か
らなるX線マスク構造体において、前記X線透過膜上の
パターン部以外に金属酸化膜を有することを特徴とする
X線マスク構造体。
線吸収体として主たる役割を果たす金属との間に金属薄
膜を設けるが、X線吸収体を減少させることなく、且
つ、X線透過膜の膜厚分布やダメージを引き起こすこと
なく、更にその金属薄膜の非パターン形成部におけるア
ライメント光透過率を妨げることのないX線マスクを提
供すること。 【構成】 所望のパターンを有するX線吸収体、該吸収
体を支持するX線透過膜及びこれらを保持する保持枠か
らなるX線マスク構造体において、前記X線透過膜上の
パターン部以外に金属酸化膜を有することを特徴とする
X線マスク構造体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造用のX線露
光装置等で用いる転写するべきパターンが形成されたX
線マスク構造体に関する。
光装置等で用いる転写するべきパターンが形成されたX
線マスク構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化及び高
速化に伴い、集積回路のパターン線幅が、約3年間で7
0%縮小される傾向にある。大容量メモリ素子の更なる
集積化により、焼付装置も一層の高性能化が要求され、
転写可能な最小線幅が0.3μm以下という高性能が要
求され始めてきている。その為、露光波長としてX線領
域(2〜20Å)の光を利用したステッパが開発されつ
つある。そのX線露光装置に用いるX線マスクは、従
来、図5に示す様な製造工程で作製された図5(f)の
様な構造をしていた。X線透過膜上のX線吸収体の非パ
ターン形成部には何も残存していない構造である。詳細
を述べると、51は保持枠となる基板で、Siウエハー
がよく用いられ、X線透過膜52としては窒化珪素や炭
化珪素等のX線透過性の良い厚み2μm程度の薄膜が用
いられる。
速化に伴い、集積回路のパターン線幅が、約3年間で7
0%縮小される傾向にある。大容量メモリ素子の更なる
集積化により、焼付装置も一層の高性能化が要求され、
転写可能な最小線幅が0.3μm以下という高性能が要
求され始めてきている。その為、露光波長としてX線領
域(2〜20Å)の光を利用したステッパが開発されつ
つある。そのX線露光装置に用いるX線マスクは、従
来、図5に示す様な製造工程で作製された図5(f)の
様な構造をしていた。X線透過膜上のX線吸収体の非パ
ターン形成部には何も残存していない構造である。詳細
を述べると、51は保持枠となる基板で、Siウエハー
がよく用いられ、X線透過膜52としては窒化珪素や炭
化珪素等のX線透過性の良い厚み2μm程度の薄膜が用
いられる。
【0003】金の付着用金属薄膜53としてのクロム5
0ÅとX線吸収体成膜用めっき電極54となる金500
ÅをEB蒸着により連続蒸着し、図5(a)となる。そ
の上に、電子線描画装置にて所望の微細レジストパター
ン55を形成し、図5(b)とする。用いるレジストは
単層でも多層でもよい。次に、金めっきにより、X線吸
収体56となる金を形成する。レジストパターン55を
剥離し、図5(c)となる。X線吸収体56のない部分
のめっき電極54の剥離を、アルゴンガスを用いてエッ
チングする。めっき電極54もX線吸収体も金であるの
で均等にエッチングされ、X線吸収体は、図5(d)の
56’の様になる。更に、X線吸収体56’のない部分
の金属薄膜53のクロムの剥離を行うが、アルゴンガス
を用いたスパッタエッチ又は反応性ガス(塩素系ガス)
を用いてエッチングされ、図5(e)となる。最後にS
iウエハーをバックエッチングし、保持枠51を形成
し、図5(f)とする。
0ÅとX線吸収体成膜用めっき電極54となる金500
ÅをEB蒸着により連続蒸着し、図5(a)となる。そ
の上に、電子線描画装置にて所望の微細レジストパター
ン55を形成し、図5(b)とする。用いるレジストは
単層でも多層でもよい。次に、金めっきにより、X線吸
収体56となる金を形成する。レジストパターン55を
剥離し、図5(c)となる。X線吸収体56のない部分
のめっき電極54の剥離を、アルゴンガスを用いてエッ
チングする。めっき電極54もX線吸収体も金であるの
で均等にエッチングされ、X線吸収体は、図5(d)の
56’の様になる。更に、X線吸収体56’のない部分
の金属薄膜53のクロムの剥離を行うが、アルゴンガス
を用いたスパッタエッチ又は反応性ガス(塩素系ガス)
を用いてエッチングされ、図5(e)となる。最後にS
iウエハーをバックエッチングし、保持枠51を形成
し、図5(f)とする。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】上記従来のX線
マスク製造工程において、X線吸収体56’のない部分
の金属薄膜53のクロムの剥離の際、アルゴンガスを用
いたスパッタエッチでは、金に比べクロムはスパッタ率
が低い為、金の膜厚の減少が大きく、X線マスクとして
のコントラストが減少する。X線マスク製作時における
困難性は、微細パターン(0.25μmレベル)を厚み
0.75μm程度のアスペクト比の高いパターンを形成
し、コントラストを得なければならないことにある。ク
ロムのエッチング時に減少する膜厚を見込んで金を厚く
形成することは困難性が増加する。又、反応性ガスを用
いたエッチングでは、塩素系ガスを用いることとなる
為、エッチングむらが少しでも生じると、X線透過膜で
ある窒化珪素や炭化珪素がエッチングされ、膜厚分布を
引き起こしたり、膜表面にダメージを与える。アルゴン
ガスを用いたスパッタエッチでも、膜厚分布を引き起こ
したり、膜表面にダメージを与える。又、金属薄膜が残
存した場合、X線透過率には殆ど影響を与えないが、ア
ライメント透過率を大きく減少させる。Cr50Åが残
存した場合、X線透過率は0.6%しか減少させない
が、アライメント光透過率(He−Neレーザー)は4
6%も減少させる。
マスク製造工程において、X線吸収体56’のない部分
の金属薄膜53のクロムの剥離の際、アルゴンガスを用
いたスパッタエッチでは、金に比べクロムはスパッタ率
が低い為、金の膜厚の減少が大きく、X線マスクとして
のコントラストが減少する。X線マスク製作時における
困難性は、微細パターン(0.25μmレベル)を厚み
0.75μm程度のアスペクト比の高いパターンを形成
し、コントラストを得なければならないことにある。ク
ロムのエッチング時に減少する膜厚を見込んで金を厚く
形成することは困難性が増加する。又、反応性ガスを用
いたエッチングでは、塩素系ガスを用いることとなる
為、エッチングむらが少しでも生じると、X線透過膜で
ある窒化珪素や炭化珪素がエッチングされ、膜厚分布を
引き起こしたり、膜表面にダメージを与える。アルゴン
ガスを用いたスパッタエッチでも、膜厚分布を引き起こ
したり、膜表面にダメージを与える。又、金属薄膜が残
存した場合、X線透過率には殆ど影響を与えないが、ア
ライメント透過率を大きく減少させる。Cr50Åが残
存した場合、X線透過率は0.6%しか減少させない
が、アライメント光透過率(He−Neレーザー)は4
6%も減少させる。
【0005】更に、X線吸収体の作製方法としてWやT
aをエッチングにより形成するものがあるが、反応性ガ
ス(主に弗素系)を用いる。これらのガスの多くは、X
線透過膜である窒化珪素や炭化珪素の方がエッチングレ
イトが高く、膜厚分布を引き起こしたり、膜表面にダメ
ージを与える。その為、エッチングストッパー用金属薄
膜を設けるが、膜厚が薄い分、膜厚分布やダメージの量
は少ないが同様の問題が発生する。従って、本発明の目
的は上記従来例の問題点を解決し、X線透過膜上とX線
吸収体として主たる役割を果たす金属との間に金属薄膜
を設けるが、X線吸収体を減少させることなく、且つ、
X線透過膜の膜厚分布やダメージを引き起こすことな
く、更にその金属薄膜の非パターン形成部におけるアラ
イメント光透過率を妨げることのないX線マスクを提供
することにある。
aをエッチングにより形成するものがあるが、反応性ガ
ス(主に弗素系)を用いる。これらのガスの多くは、X
線透過膜である窒化珪素や炭化珪素の方がエッチングレ
イトが高く、膜厚分布を引き起こしたり、膜表面にダメ
ージを与える。その為、エッチングストッパー用金属薄
膜を設けるが、膜厚が薄い分、膜厚分布やダメージの量
は少ないが同様の問題が発生する。従って、本発明の目
的は上記従来例の問題点を解決し、X線透過膜上とX線
吸収体として主たる役割を果たす金属との間に金属薄膜
を設けるが、X線吸収体を減少させることなく、且つ、
X線透過膜の膜厚分布やダメージを引き起こすことな
く、更にその金属薄膜の非パターン形成部におけるアラ
イメント光透過率を妨げることのないX線マスクを提供
することにある。
【0006】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、所望のパターン
を有するX線吸収体、該吸収体を支持するX線透過膜及
びこれらを保持する保持枠からなるX線マスク構造体に
おいて、前記X線透過膜上のパターン部以外に金属酸化
膜を有することを特徴とするX線マスク構造体である。
によって達成される。即ち、本発明は、所望のパターン
を有するX線吸収体、該吸収体を支持するX線透過膜及
びこれらを保持する保持枠からなるX線マスク構造体に
おいて、前記X線透過膜上のパターン部以外に金属酸化
膜を有することを特徴とするX線マスク構造体である。
【0007】
【作用】金属薄膜はX線透過率には殆ど影響を与えない
ので、アライメント光透過率を減少させることのない
様、剥離せずに酸化させる。用いるアライメント光にも
よるが、50ÅのCrを酸素プラズマで酸化処理する
と、He−Neレーザー(6,328Å)では1.5
%、半導体レーザー(8,300Å)では、0.5%透
過率が減少するのみである。酸化処理方法としては、酸
素プラズマ処理、酸素イオン注入処理、酸素雰囲気中で
の加熱処理等の方法を用いてもかまわない。金属薄膜
は、その用途によりどの金属を用いても構わないが、薄
膜の状態での金属酸化物がアライメントに用いられる可
視又は赤外光透過率が高いものであればよい。一般的に
は、クロム、チタン、タンタル、アルミニウム、タング
ステン、モリブデン、スズ、亜鉛、銅、鉛又はニッケル
が用いられる。金属薄膜の厚さはその用途によるが、X
線透過率を大幅に下げることのない1,000Å以下、
好ましくは100Å以下がよい。以上の様に、所望のパ
ターンを有するX線吸収体、該吸収体を支持するX線透
過膜及びこれらを保持する保持枠からなるX線マスク構
造体において、前記X線透過膜上のパターン部以外に金
属酸化膜を有することを特徴とするX線マスク構造体に
よって本発明の目的は達成される。
ので、アライメント光透過率を減少させることのない
様、剥離せずに酸化させる。用いるアライメント光にも
よるが、50ÅのCrを酸素プラズマで酸化処理する
と、He−Neレーザー(6,328Å)では1.5
%、半導体レーザー(8,300Å)では、0.5%透
過率が減少するのみである。酸化処理方法としては、酸
素プラズマ処理、酸素イオン注入処理、酸素雰囲気中で
の加熱処理等の方法を用いてもかまわない。金属薄膜
は、その用途によりどの金属を用いても構わないが、薄
膜の状態での金属酸化物がアライメントに用いられる可
視又は赤外光透過率が高いものであればよい。一般的に
は、クロム、チタン、タンタル、アルミニウム、タング
ステン、モリブデン、スズ、亜鉛、銅、鉛又はニッケル
が用いられる。金属薄膜の厚さはその用途によるが、X
線透過率を大幅に下げることのない1,000Å以下、
好ましくは100Å以下がよい。以上の様に、所望のパ
ターンを有するX線吸収体、該吸収体を支持するX線透
過膜及びこれらを保持する保持枠からなるX線マスク構
造体において、前記X線透過膜上のパターン部以外に金
属酸化膜を有することを特徴とするX線マスク構造体に
よって本発明の目的は達成される。
【0008】
【実施例】次に図面に示す実施例により本発明を更に具
体的に説明する。 実施例1 図1は、本発明の第1の実施例のX線マスク作製工程の
断面図である。保持枠となる基板11は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では、直径3インチ厚み
2mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置
にセットする。先ず、背圧を2×10-6Torrまで引
いた後、水素で10%に希釈されたシランガス5scc
mとアンモニアガス20sccmを、下部電極にあけら
れた穴から供給した。基板11の温度を250℃に加熱
し、圧力5×10-3Torrで高周波パワー20Wを印
加して、窒化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜1
2とした。X線吸収体成膜用めっき電極14となる金5
00Åと、付着用金属薄膜13としてのクロム50Åを
EB蒸着により連続蒸着し、図1(a)となる。金属薄
膜13は、Ti、Ta、Al、Sn又はZn等付着力を
向上出来る金属であればよい。
体的に説明する。 実施例1 図1は、本発明の第1の実施例のX線マスク作製工程の
断面図である。保持枠となる基板11は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では、直径3インチ厚み
2mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置
にセットする。先ず、背圧を2×10-6Torrまで引
いた後、水素で10%に希釈されたシランガス5scc
mとアンモニアガス20sccmを、下部電極にあけら
れた穴から供給した。基板11の温度を250℃に加熱
し、圧力5×10-3Torrで高周波パワー20Wを印
加して、窒化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜1
2とした。X線吸収体成膜用めっき電極14となる金5
00Åと、付着用金属薄膜13としてのクロム50Åを
EB蒸着により連続蒸着し、図1(a)となる。金属薄
膜13は、Ti、Ta、Al、Sn又はZn等付着力を
向上出来る金属であればよい。
【0009】その上に電子線レジストPMMA(OEB
R−1000商品名:東京応化製)を塗布し、電子線描
画装置にて所望の微細レジストパターン15を形成し図
1(b)とする。次に、亜硫酸金めっき液(ニュートロ
ネクス309商品名:EEJA製)を用い、50℃、電
流密度1mA/cm2 の条件にてめっきを行い、X線吸
収体16となる金を形成し、レジストパターン15を専
用剥離液にて剥離し、図1(c)となる。X線吸収体1
6のない部分のめっき電極14の剥離を、RIE装置に
て行う。背圧を1×10-5Torrまで引いた後、アル
ゴンガス20sccmを流し、5×10-2Torrで2
00W印加し、エッチングする。めっき電極14もX線
吸収体も金であるので均等にエッチングされX線吸収体
は、図1(d)の16’の様になる。更に、同じRIE
装置内にて酸素ガス20sccmを流し、5×10-2T
orrで130W印加し、酸素プラズマにより金属薄膜
13の非パターン形成部を酸化クロム17とし、図1
(e)となる。最後にSiウエハーを30重量%水酸化
カリウム水溶液で110℃にてバックエッチングし、保
持枠11を形成し、図1(f)とする。この様な製造工
程の中で、図1(e)における金属薄膜13を酸化処理
した膜が、酸化クロムであることの確認をする為、ES
CAにて表面組成分析を行った。比較サンプルも含め、
以下の4種類の膜を測定した。そのCrのピークの出る
位置のチャートを図2に示す。
R−1000商品名:東京応化製)を塗布し、電子線描
画装置にて所望の微細レジストパターン15を形成し図
1(b)とする。次に、亜硫酸金めっき液(ニュートロ
ネクス309商品名:EEJA製)を用い、50℃、電
流密度1mA/cm2 の条件にてめっきを行い、X線吸
収体16となる金を形成し、レジストパターン15を専
用剥離液にて剥離し、図1(c)となる。X線吸収体1
6のない部分のめっき電極14の剥離を、RIE装置に
て行う。背圧を1×10-5Torrまで引いた後、アル
ゴンガス20sccmを流し、5×10-2Torrで2
00W印加し、エッチングする。めっき電極14もX線
吸収体も金であるので均等にエッチングされX線吸収体
は、図1(d)の16’の様になる。更に、同じRIE
装置内にて酸素ガス20sccmを流し、5×10-2T
orrで130W印加し、酸素プラズマにより金属薄膜
13の非パターン形成部を酸化クロム17とし、図1
(e)となる。最後にSiウエハーを30重量%水酸化
カリウム水溶液で110℃にてバックエッチングし、保
持枠11を形成し、図1(f)とする。この様な製造工
程の中で、図1(e)における金属薄膜13を酸化処理
した膜が、酸化クロムであることの確認をする為、ES
CAにて表面組成分析を行った。比較サンプルも含め、
以下の4種類の膜を測定した。そのCrのピークの出る
位置のチャートを図2に示す。
【0010】 :図1(e)における金属薄膜13を酸化処理した膜
17 :図1(d)における金属薄膜13(めっき電極14
の非パターン形成部剥離後) :未処理の窒化珪素12 :図5(e)における金属薄膜53を剥離した窒化珪
素 図2を見ると、先ず、の膜にはCrは観察されていな
い。の膜にはと同じ位置に小さいピークがでてお
り、Crが残存している様である。実際には、空気中に
一度出してから測定した為、極表面のCrは微量ながら
酸化している。これら2つの膜と比較し、の膜は高エ
ネルギー側にピークがシフトしており、クロムが更に酸
化していることを示している。又、及びは分光透過
率はほぼ同様の値を示すが、ESCAの測定結果では、
のみがと同様のSiのピークが観察される。以上の
ことから、の金属薄膜の様に剥離されているのではな
く、の膜には酸化クロムが残存していることが確認さ
れた。この様に付着用薄膜であるクロムをエッチングす
ることなく酸化することにより、X線吸収体16’であ
る金の薄膜の減少や、X線透過膜である窒化珪素の膜厚
分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パターン部のク
ロム17の存在により、X線透過率は0.6%、アライ
メントに用いるHe−Neレーザー(6328Å)の透
過率は1.5%減少したのみであり全く問題ない。
17 :図1(d)における金属薄膜13(めっき電極14
の非パターン形成部剥離後) :未処理の窒化珪素12 :図5(e)における金属薄膜53を剥離した窒化珪
素 図2を見ると、先ず、の膜にはCrは観察されていな
い。の膜にはと同じ位置に小さいピークがでてお
り、Crが残存している様である。実際には、空気中に
一度出してから測定した為、極表面のCrは微量ながら
酸化している。これら2つの膜と比較し、の膜は高エ
ネルギー側にピークがシフトしており、クロムが更に酸
化していることを示している。又、及びは分光透過
率はほぼ同様の値を示すが、ESCAの測定結果では、
のみがと同様のSiのピークが観察される。以上の
ことから、の金属薄膜の様に剥離されているのではな
く、の膜には酸化クロムが残存していることが確認さ
れた。この様に付着用薄膜であるクロムをエッチングす
ることなく酸化することにより、X線吸収体16’であ
る金の薄膜の減少や、X線透過膜である窒化珪素の膜厚
分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パターン部のク
ロム17の存在により、X線透過率は0.6%、アライ
メントに用いるHe−Neレーザー(6328Å)の透
過率は1.5%減少したのみであり全く問題ない。
【0011】実施例2 図3は、本発明の第2の実施例のX線マスク作製工程の
断面図である。保持枠となる基板31は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では直径3インチ厚み1
mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置に
セットする。先ず、背圧を1×10-6Torrまで引い
た後、水素で10%に希釈されたシランガス10scc
mとメタンガス10sccmを、下部電極にあけられた
穴から供給した。基板31の温度を650℃に加熱し、
圧力5×10-3Torrで高周波パワー50Wを印加し
て炭化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜32とし
た。更に、2元スパッタ装置にセットし、背圧を2×1
0-6Torrまで引いた後、アルゴンガス10sccm
にて圧力10×10-2Torr、基板温度150℃、高
周波パワー100Wを印加して、吸収体エッチングスト
ッパー用金属薄膜33となるクロム200Å成膜し、更
に連続して500W印加しX線吸収体36となるWを8
000Å成膜し、図3(a)となる。用いる金属薄膜
は、X線吸収体に用いる金属とエッチングレイトの差が
とれるものならどの金属を用いても構わない。
断面図である。保持枠となる基板31は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では直径3インチ厚み1
mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置に
セットする。先ず、背圧を1×10-6Torrまで引い
た後、水素で10%に希釈されたシランガス10scc
mとメタンガス10sccmを、下部電極にあけられた
穴から供給した。基板31の温度を650℃に加熱し、
圧力5×10-3Torrで高周波パワー50Wを印加し
て炭化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜32とし
た。更に、2元スパッタ装置にセットし、背圧を2×1
0-6Torrまで引いた後、アルゴンガス10sccm
にて圧力10×10-2Torr、基板温度150℃、高
周波パワー100Wを印加して、吸収体エッチングスト
ッパー用金属薄膜33となるクロム200Å成膜し、更
に連続して500W印加しX線吸収体36となるWを8
000Å成膜し、図3(a)となる。用いる金属薄膜
は、X線吸収体に用いる金属とエッチングレイトの差が
とれるものならどの金属を用いても構わない。
【0012】Siウエハーを30重量%水酸化カリウム
水溶液で110℃にてバックエッチングし、保持枠31
を形成し、図3(b)とする。その上に2層のレジスト
の下層となるPIQ(商品名:日立化成製)、上層とな
るSi含有レジストSNR(商品名:東洋曹達)を塗布
し、電子線描画装置とRIE装置にて所望の微細レジス
トパターン35を形成し、図3(c)とする。次に、X
線吸収体36となるWのエッチングを、RIE装置にて
行う。背圧を1×10-5まで引いた後、CF4 ガス50
sccmを流し、5×10-2Torrで200W印加
し、Wをエッチングする。クロムはCF4ガスでは殆ど
エッチングされてないのでダメージを受けることなく、
X線吸収体は図3(d)の36’の様になる。レジスト
パターン35はWのエッチング中に同時にエッチングさ
れるが、残存したものは専用剥離液で剥離する。更に、
イオン注入装置内にて酸素イオン濃度1016〜1017i
ons/cm2、10〜20KVでの注入を行い、金属
薄膜33の非パターン形成部を酸化クロム37とし、図
3(e)となる。イオン注入を用いれば、適切なイオン
濃度と加速電圧を選択することにより、比較的厚い膜で
も酸化することが出来る。その為、酸化クロムが反射防
止膜となる厚さ(He−Neレーザーに対しては630
Å)になる様に金属薄膜を成膜してもよい。以上の様に
エッチングストッパーであるクロムの金属薄膜を剥離す
ることなく酸化することにより、X線透過膜である炭化
珪素の膜厚分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パタ
ーン部の酸化クロム37の存在により、X線透過率は
2.3%、アライメントに用いるHe−Neレーザー
(6328Å)の透過率は5.0%減少したのみであり
問題ない。
水溶液で110℃にてバックエッチングし、保持枠31
を形成し、図3(b)とする。その上に2層のレジスト
の下層となるPIQ(商品名:日立化成製)、上層とな
るSi含有レジストSNR(商品名:東洋曹達)を塗布
し、電子線描画装置とRIE装置にて所望の微細レジス
トパターン35を形成し、図3(c)とする。次に、X
線吸収体36となるWのエッチングを、RIE装置にて
行う。背圧を1×10-5まで引いた後、CF4 ガス50
sccmを流し、5×10-2Torrで200W印加
し、Wをエッチングする。クロムはCF4ガスでは殆ど
エッチングされてないのでダメージを受けることなく、
X線吸収体は図3(d)の36’の様になる。レジスト
パターン35はWのエッチング中に同時にエッチングさ
れるが、残存したものは専用剥離液で剥離する。更に、
イオン注入装置内にて酸素イオン濃度1016〜1017i
ons/cm2、10〜20KVでの注入を行い、金属
薄膜33の非パターン形成部を酸化クロム37とし、図
3(e)となる。イオン注入を用いれば、適切なイオン
濃度と加速電圧を選択することにより、比較的厚い膜で
も酸化することが出来る。その為、酸化クロムが反射防
止膜となる厚さ(He−Neレーザーに対しては630
Å)になる様に金属薄膜を成膜してもよい。以上の様に
エッチングストッパーであるクロムの金属薄膜を剥離す
ることなく酸化することにより、X線透過膜である炭化
珪素の膜厚分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パタ
ーン部の酸化クロム37の存在により、X線透過率は
2.3%、アライメントに用いるHe−Neレーザー
(6328Å)の透過率は5.0%減少したのみであり
問題ない。
【0013】実施例3 図4は、本発明の第3の実施例のX線マスク作製工程の
断面図である。保持枠となる基板41は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では直径3インチ厚み2
mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置に
セットする。先ず、背圧を2×10-6Torrまで引い
た後、水素で10%に希釈されたシランガス5sccm
とアンモニアガス20sccmを下部電極にあけられた
穴から供給した。基板41の温度を250℃に加熱し、
圧力5×10-3Torrで高周波パワー20Wを印加し
て窒化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜42とし
た。次にSiウエハーを30重量%水酸化カリウム水溶
液で110℃にてバックエッチングし、保持枠41を形
成し、図4(a)とする。X線吸収体成膜用めっき電極
44となる金500Åと、付着用金属薄膜43としての
チタン50ÅをEB蒸着により連続蒸着し、図4(b)
となる。その上に電子線レジストPMMA(OEBR−
1000 商品名:東京応化製)を塗布し、電子線描画
装置にて所望の微細レジストパターン45を形成し、図
4(c)とする。
断面図である。保持枠となる基板41は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例では直径3インチ厚み2
mmのものを用いた。その基板をプラズマCVD装置に
セットする。先ず、背圧を2×10-6Torrまで引い
た後、水素で10%に希釈されたシランガス5sccm
とアンモニアガス20sccmを下部電極にあけられた
穴から供給した。基板41の温度を250℃に加熱し、
圧力5×10-3Torrで高周波パワー20Wを印加し
て窒化珪素を厚み2μmに成膜し、X線透過膜42とし
た。次にSiウエハーを30重量%水酸化カリウム水溶
液で110℃にてバックエッチングし、保持枠41を形
成し、図4(a)とする。X線吸収体成膜用めっき電極
44となる金500Åと、付着用金属薄膜43としての
チタン50ÅをEB蒸着により連続蒸着し、図4(b)
となる。その上に電子線レジストPMMA(OEBR−
1000 商品名:東京応化製)を塗布し、電子線描画
装置にて所望の微細レジストパターン45を形成し、図
4(c)とする。
【0014】次に、亜硫酸金めっき液(ニュートロネク
ス309 商品名:EEJA製)を用い、50℃電流密
度0.5mA/cm2 の条件にてめっきを行い、X線吸
収体46となる金を形成し、レジストパターン45を専
用剥離液にて剥離し、図4(d)となる。X線吸収体4
6のない部分のめっき電極44の剥離を、RIE装置に
て行う。背圧を1×10-5Torrまで引いた後、アル
ゴンガス20sccmを流し、5×10-2Torrで2
00W印加し、エッチングする。めっき電極44もX線
吸収体も金であるので均等にエッチングされX線吸収体
は、図4(e)の46’の様になる。次に、酸素雰囲気
中にて100℃の熱処理を行い、金属薄膜43の非パタ
ーン形成部を酸化チタン47とし、図4(f)となる。
この様に付着用金属薄膜であるチタンを剥離することな
く酸化することにより、X線吸収体46’である金の膜
厚の減少や、X線透過膜である窒化珪素の膜厚分布の発
生も防ぐことが出来た。又、非パターン部の酸化チタン
47の存在により、X線透過率は0.3%、アライメン
トに用いるHe−Neレーザー(6328Å)の透過率
は1.0%減少したのみであり全く問題ない。
ス309 商品名:EEJA製)を用い、50℃電流密
度0.5mA/cm2 の条件にてめっきを行い、X線吸
収体46となる金を形成し、レジストパターン45を専
用剥離液にて剥離し、図4(d)となる。X線吸収体4
6のない部分のめっき電極44の剥離を、RIE装置に
て行う。背圧を1×10-5Torrまで引いた後、アル
ゴンガス20sccmを流し、5×10-2Torrで2
00W印加し、エッチングする。めっき電極44もX線
吸収体も金であるので均等にエッチングされX線吸収体
は、図4(e)の46’の様になる。次に、酸素雰囲気
中にて100℃の熱処理を行い、金属薄膜43の非パタ
ーン形成部を酸化チタン47とし、図4(f)となる。
この様に付着用金属薄膜であるチタンを剥離することな
く酸化することにより、X線吸収体46’である金の膜
厚の減少や、X線透過膜である窒化珪素の膜厚分布の発
生も防ぐことが出来た。又、非パターン部の酸化チタン
47の存在により、X線透過率は0.3%、アライメン
トに用いるHe−Neレーザー(6328Å)の透過率
は1.0%減少したのみであり全く問題ない。
【0015】実施例4 図6は、本発明の第4の実施例のX線マスク作製工程の
断面図である。保持枠となる基板61は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例3と同様にして窒化珪素
を厚み2μmtに成膜し、X線透過膜62とした。X線
吸収体成膜用めっき電極となる金属薄膜63としてのニ
ッケル200ÅをEB蒸着し、図6(a)となる。その
上に電子線レジストPMMA(OEBR−1000 商
品名:東京応化製)を塗布し、電子線描画装置にて所望
の微細レジストパターン65を形成し、図6(b)とす
る。
断面図である。保持枠となる基板61は、Siウエハー
がよく用いられる。この実施例3と同様にして窒化珪素
を厚み2μmtに成膜し、X線透過膜62とした。X線
吸収体成膜用めっき電極となる金属薄膜63としてのニ
ッケル200ÅをEB蒸着し、図6(a)となる。その
上に電子線レジストPMMA(OEBR−1000 商
品名:東京応化製)を塗布し、電子線描画装置にて所望
の微細レジストパターン65を形成し、図6(b)とす
る。
【0016】次に、亜硫酸金めっき液(ニュートロネク
ス309 商品名:EEJA製)を用い、50℃で電流
密度0.5mA/cm2の条件にてめっきを行い、X線
吸収体66となる金を形成し、レジストパターン65を
専用剥離液にて剥離し、図6(c)となる。更に、イオ
ン注入装置内にて酸素イオン濃度1016〜1017ion
s/cm2、10〜20KVで注入を行い、金属薄膜6
3の非パターン形成部を酸化ニッケル67とし、図6
(d)となる。この様に付着用金属薄膜であるニッケル
を剥離することなく酸化することにより、X線吸収体6
6’である金の膜厚の減少や、X線透過膜である窒化珪
素の膜厚分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パター
ン部の酸化チタン67の存在により、X線透過率は4.
2%、アライメントに用いるHe−Neレーザー(63
28Å)の透過率は5.0%減少したのみであり全く問
題ない。
ス309 商品名:EEJA製)を用い、50℃で電流
密度0.5mA/cm2の条件にてめっきを行い、X線
吸収体66となる金を形成し、レジストパターン65を
専用剥離液にて剥離し、図6(c)となる。更に、イオ
ン注入装置内にて酸素イオン濃度1016〜1017ion
s/cm2、10〜20KVで注入を行い、金属薄膜6
3の非パターン形成部を酸化ニッケル67とし、図6
(d)となる。この様に付着用金属薄膜であるニッケル
を剥離することなく酸化することにより、X線吸収体6
6’である金の膜厚の減少や、X線透過膜である窒化珪
素の膜厚分布の発生も防ぐことが出来た。又、非パター
ン部の酸化チタン67の存在により、X線透過率は4.
2%、アライメントに用いるHe−Neレーザー(63
28Å)の透過率は5.0%減少したのみであり全く問
題ない。
【0017】
【発明の効果】以上の様に、所望のパターンを有するX
線吸収体、該吸収体を支持するX線透過膜、及びこれら
を保持する保持枠からなるX線マスク構造体において、
前記X線透過膜上のパターン部以外に金属酸化膜を有す
ることを特徴とするX線マスク構造体によって、X線吸
収体を減少させることなく、X線透過膜の膜厚分布やダ
メージを引き起こすことなく、金属薄膜の非パターン形
成部が、アライメント光透過率を妨げることのないX線
マスク構造体を提供することが出来た。
線吸収体、該吸収体を支持するX線透過膜、及びこれら
を保持する保持枠からなるX線マスク構造体において、
前記X線透過膜上のパターン部以外に金属酸化膜を有す
ることを特徴とするX線マスク構造体によって、X線吸
収体を減少させることなく、X線透過膜の膜厚分布やダ
メージを引き起こすことなく、金属薄膜の非パターン形
成部が、アライメント光透過率を妨げることのないX線
マスク構造体を提供することが出来た。
【図1】本発明によるX線マスク構造体の工程断面図で
ある。
ある。
【図2】ESCAの測定値を示すグラフである。
【図3】本発明による他の例のX線マスク構造体の工程
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明による他の例のX線マスク構造体の工程
断面図である。
断面図である。
【図5】従来のX線マスク構造体の工程断面図である。
【図6】本発明による他の例のX線マスク構造体の工程
断面図である。
断面図である。
11,31,41,51,61:保持枠 12,32,42,52,62:X線透過膜 13,33,43,53,63:金属薄膜 14,44,54:めっき電極 15,35,45,55,65:レジスト 16,36,46,56,66:X線吸収体 16’,36’,46’,56’,66’:X線吸収体
(加工後) 17,37,47,67:金属酸化物
(加工後) 17,37,47,67:金属酸化物
Claims (3)
- 【請求項1】 所望のパターンを有するX線吸収体、該
吸収体を支持するX線透過膜及びこれらを保持する保持
枠からなるX線マスク構造体において、前記X線透過膜
上のパターン部以外に金属酸化膜を有することを特徴と
するX線マスク構造体。 - 【請求項2】 金属酸化膜が、クロム、チタン、タンタ
ル、アルミニウム、タングステン、モリブデン、スズ、
亜鉛、銅、鉛又はニッケルのいずれかの酸化物である請
求項1に記載のX線マスク構造体。 - 【請求項3】 金属酸化膜が、1,000Å以下の厚さ
である請求項1に記載のX線マスク構造体。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32671691A JP2952097B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | X線マスク構造体 |
| EP92119367A EP0542265B1 (en) | 1991-11-15 | 1992-11-12 | X-ray mask structure and x-ray exposing method, and semiconductor device manufactured by use of x-ray mask structure, and method for manufacturing x-ray mask structure |
| SG1996006884A SG43954A1 (en) | 1991-11-15 | 1992-11-12 | X-ray mask structure and x-ray exposing method and semiconductor device manufactured by use of x-ray mask structure and method for manufacturing x-ray mask structure |
| US07/975,521 US5422921A (en) | 1991-11-15 | 1992-11-12 | X-ray mask structure and manufacturing methods including forming a metal oxide film on a portion of an X-ray permeable film having no X-ray absorber thereon |
| DE69229987T DE69229987T2 (de) | 1991-11-15 | 1992-11-12 | Röntgenstrahlmaskenstruktur und -belichtungsverfahren sowie damit hergestelltes Halbleiterbauelement und Herstellungsverfahren für die Röntgenstrahlmaskenstruktur |
| AT92119367T ATE184711T1 (de) | 1991-11-15 | 1992-11-12 | Röntgenstrahlmaskenstruktur und - belichtungsverfahren sowie damit hergestelltes halbleiterbauelement und herstellungsverfahren für die röntgenstrahlmaskenstruktur |
| CA002082909A CA2082909C (en) | 1991-11-15 | 1992-11-13 | X-ray mask structure and x-ray exposing method, and semiconductor device manufactured by use of x-ray mask structure, and method for manufacturing x-ray mask structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32671691A JP2952097B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | X線マスク構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05136030A true JPH05136030A (ja) | 1993-06-01 |
| JP2952097B2 JP2952097B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=18190880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32671691A Expired - Fee Related JP2952097B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | X線マスク構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2952097B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP32671691A patent/JP2952097B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2952097B2 (ja) | 1999-09-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5803919B2 (ja) | Euvリソグラフィ用反射層付基板、およびeuvリソグラフィ用反射型マスクブランク | |
| US6368924B1 (en) | Amorphous carbon layer for improved adhesion of photoresist and method of fabrication | |
| JP3334911B2 (ja) | パターン形成方法 | |
| JPH05508266A (ja) | GaAsをドライエッチングするための高耐久性マスク | |
| EP0788027B1 (en) | Phase shift mask blank and production method therefor | |
| US6989219B2 (en) | Hardmask/barrier layer for dry etching chrome films and improving post develop resist profiles on photomasks | |
| US4502916A (en) | Process for forming fine patterns | |
| US5914277A (en) | Method for forming metallic wiring pattern | |
| JP3037763B2 (ja) | フォトマスクブランク及びその製造方法、並びにフォトマスク及びその製造方法 | |
| US5422921A (en) | X-ray mask structure and manufacturing methods including forming a metal oxide film on a portion of an X-ray permeable film having no X-ray absorber thereon | |
| EP1116998A2 (en) | Blank for halftone phase shift photomask and halftone phase shift photomask | |
| JP3041802B2 (ja) | フォトマスクブランク及びフォトマスク | |
| JPH05136030A (ja) | X線マスク構造体 | |
| JP2880341B2 (ja) | X線マスクの製造方法 | |
| JP3226250B2 (ja) | 転写マスク | |
| JP3280074B2 (ja) | X線マスク製造方法 | |
| EP4390536A2 (en) | Reflective mask blank, reflective mask, and manufacturing method thereof | |
| US20240337916A1 (en) | Reflective mask blank, and manufacturing method of reflective mask | |
| JP4792666B2 (ja) | ステンシルマスク、その製造方法及び露光方法 | |
| JPS6237530B2 (ja) | ||
| JPH05291256A (ja) | 薄膜導体パターンの製造方法 | |
| JPH0247848B2 (ja) | ||
| JPH0469410B2 (ja) | ||
| JPH06252035A (ja) | X線マスクの製造方法 | |
| JP3387034B2 (ja) | 金属膜の表面処理プロセスおよび半導体メタライゼーションの製造プロセス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |