本件主題を詳細に説明する前に、本件開示は記載された特定の実施形態に限定されず、もちろん、変えることができるものと理解するべきである。本明細書中に使用されている用語は、特定の実施形態を説明するのみを目的としており限定を意図するものではなく、というのも、本件開示の範囲は添付の特許請求の範囲の各請求項によってのみ限定されるからであることも理解されたい。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a(或る・或る種の・或る1つの)」、「an(或る・或る種の・或る1つの)」、および、「the(その・該・上記の)」は複数の指示対象を含み、但し、文脈が明確にそうではないと指示しない場合に限る。
本明細書で議論されている各種刊行物は、それらの開示が本願の出願日より前であるからというだけの理由で提示されている。本明細書の何であれ、先に開示したという理由で本件開示がそのような刊行物に先行する資格がないことを認めるものではない、と解釈するべきである。更に、提示された公開日は実際の公開日とは異なっている場合があり、個別に確認する必要があると推察される。
一般に、本件開示の各実施形態は、生体内被分析物監視システムで併用することを目的とした被分析物センサ挿入アプリケータを使用するためのシステム、その装置、および、その方法を含んでいる。アプリケータは、センサ制御装置の電子機器類覆い部材を中に容れた無菌梱包物の状態で使用者に提供することができる。実施形態によっては、容器などのような、アプリケータとは別の構造物を、センサ・モジュールおよび先鋭部材モジュールを中に容れた無菌梱包物として使用者に提供するものもある。使用者は、センサ・モジュールを電子機器類覆い部材に結合させることができるとともに、指定された方法でアプリケータを容器に挿入することを伴う集成プロセスで、先鋭部材をアプリケータに結合させることができる。他の実施形態では、アプリケータ、センサ制御装置、センサ・モジュール、および、先鋭部材モジュールを単一梱包物で提供するようにしてもよい。アプリケータを使用してセンサ制御装置を人体に配置し、装置装着者の体液にセンサが接触している状態にすることができる。本明細書で提示されている各実施形態は、センサが不適切に挿入されたり損傷する可能性や、有害な生理学的反応を誘発する可能性を低減するための改良案である。それ以外の改良点と利点も同様に提示されている。これらの装置の多様な構成を各種の実施形態によって詳細に説明してゆくが、実施形態は具体例にすぎない。
更に、多くの実施形態は、センサの少なくとも一部が使用者の体内に配置されてしまう、または、配置することができるようにすることで身体の少なくとも1種類の被分析物に関する情報を得られるよう構造的に構成された生体内被分析物センサを含んでいる。しかしながら、注目すべきは、本明細書で開示している各実施形態が、純粋に生体外の被分析物監視システムすなわちエクスビボ被分析物監視システム、例えば、完全に非侵襲的なシステムなどは元より、生体外機能を組み込んだ生体内被分析物監視システムと併用できる点である。
更に、本明細書に開示している方法のあらゆる実施形態について、その各々を実現することができるシステムおよび装置は本件開示の範囲内に含まれる。例えば、センサ制御装置の実施形態を開示しているが、これら装置は、あらゆる方法工程を実施することができるようにする、または、あらゆる方法工程の実行を容易にする、1つ以上のセンサ、1つ以上の被分析物監視回路(例えば、アナログ回路)、1つ以上の記憶装置(例えば、命令を保存するための)、1つ以上の電源、1つ以上の通信回路、1つ以上の送受信機、1つ以上の受信機、1つ以上の演算処理装置、1つ以上の制御装置(例えば、命令を実行するための)、または、これらの各種組合せを備えているとよい。このようなセンサ制御装置の各実施形態は、本明細書に記載したありとあらゆる方法に基づくセンサ制御装置によって実行される工程を実現するために使用することができるか、そのような使用に適する機能を備えている。
前述のように、システム、装置、および、方法の多数の実施形態が本明細書に記載されており、これらは、生体内被分析物監視システムと併用するためのセンサ挿入装置の改良された集成および使用をもたらす。特に、本開示のいくつかの実施形態は、生体内被分析物監視システムに関してセンサ挿入の方法を向上させるよう設計されており、特に、センサ挿入プロセスの持続中の挿入用先鋭部材が時期尚早に引き戻されるのを防止するように設計されている。例えば、実施形態によっては、発射速度を増し且つ先鋭部材の引き戻しを遅らせたセンサ挿入機構を備えているものもある。それ以外の実施形態では、先鋭部材引戻し機構は動作感応式に、使用者がアプリケータを皮膚から引き離すまで先鋭部材が引き戻されないようにしてもよい。それ故に、これらの実施形態は幾つか利点を挙げるならば、センサ挿入プロセス中に挿入用先鋭部材を時期尚早に引き抜く可能性を低減し、不適切なセンサ挿入の可能性を減じ、センサ挿入プロセス持続中にセンサを損傷する可能性を低減することができる。本件開示の幾つかの実施形態はまた、改良された挿入用先鋭部材モジュールを提示している。更に、本開示の幾つかの実施形態は、センサ挿入の最中にアプリケータ構成部材が望ましくない軸線方向移動、回転運動、または、その両方を行うのを防止するよう設計されている。従って、これらの実施形態は幾つかの利点を挙げるならば、配置済みセンサが不安定になる可能性、挿入部位を刺激する可能性、および、周辺組織への損傷の可能性を低減することができる。これに加えて、挿入部位における外傷が原因で生じる可能性がある不正確なセンサ測定を軽減するために、本件開示の幾つかの実施形態は、挿入持続中のセンサ先端に対する針状部材の最終貫通深度を減じるようにしてもよい。
しかしながら、各実施形態のこれらの局面を詳細に説明する前に、例えば、生体内被分析物監視システム内に在ってもよい各種装置の具体例は元より、それらの操作例など、本明細書に記載された各実施形態と併用することができるものを最初に説明することが望ましい。
多様なタイプの生体内被分析物監視システムがある。例えば、「連続被分析物監視」システム(または、「連続グルコース監視」システム)は、使用者への指示なしに継続的に、例えば、スケジュールに従って自動的に、センサ制御装置から読取り装置にデータを送信することができる。もう1つ別の例として、「フラッシュ式被分析物監視」システム(または、「フラッシュ式グルコース監視」システム、もしくは、単に「フラッシュ」システム)は、例えば、近距離無線通信(NFC)プロトコルまたは無線自動識別(RFID)プロトコルを利用するような、使用読取り装置による走査またはデータ要求に応答して、センサ制御装置からデータを転送することができる。生体内被分析物監視システムは、指先穿刺生検を必要とせずに運用することもできる。
生体内被分析物監視システムは「生体外」システムとは区別されるが、後者は、身体の外部(すなわち、「エクスビボ」)で生物学的試料と接触するうえに、使用者の血糖値を判定するために解析に付すことができる使用者の体液を保有する被分析物検査片を受け取るためのポートが設けられた計量装置を備えているのが通例である。
生体内監視システムは、インビボに配置されている間、使用者の体液と接触し、そこに含まれる被分析物レベルを感知するセンサを含むことができる。センサは、使用者の身体に常駐するセンサ制御装置の一部となるようにすることができ、被分析物感知を可能にし且つ制御する電子機器類と電源とを備えている。センサ制御装置およびその各種変形例は幾つか列挙すると、「センサ制御ユニット」、「身体装着電子機器」装置または「身体装着電子機器」ユニット、「身体装着」装置または「身体装着」ユニット、または「センサ・データ通信」装置または「センサ・データ通信」ユニットと呼称することもある。
生体内監視システムはまた、感知した被分析物データをセンサ制御装置から受信したうえで、その感知した被分析物データを処理し、何種類の形式であれ使用者に表示してみせる、または、その両方を行う装置を備えているようにしてもよい。この装置およびその各種変形例は幾つか列挙すれば、「手持ち式読取り装置」、「読取り装置」(または、単に「リーダ」)、「手持ち式電子機器」(または、単に「ハンドヘルド」)、「携帯データ処理」装置または「携帯データ処理」」ユニット、「データ受信機」、「受信機」装置または「受信機」ユニット (または、単に「レシーバ」)、もしくは、「遠隔」装置または「遠隔」ユニットと呼称されることがある。パーソナル・コンピュータなどのような上記以外の装置は既に生体内監視システムや生体外監視システムと併用されたり組入れられたりもしている。
具体例の生体内被分析物監視システム
図1は、センサ・アプリケータ150、センサ制御装置102、および、読取り装置120を備えている被分析物監視システム100の具体例の実施形態を描いている概念図である。ここでは、センサ・アプリケータ150を使用することでセンサ制御装置102を使用者の皮膚の監視部位に送達することができるが、同部位でセンサ104は接着パッチ105により或る期間に亘り適所に維持される。センサ制御装置102は図2Bおよび図2Cに更に図説されているが、有線技術または無線技術を利用した通信経路140を介して読取り装置120と通信することができる。無線プロトコルの例としては、Bluetооth(ブルートゥース(登録商標))、Bluetооth Lоw Energy(「ブルートゥース」・ロー・エナジーすなわちBLE、BTLE、Bluetооth SMARTなど)、近距離無線通信(NFC)などが挙げられる。使用者は表示画面122および入力コンポーネント121を使って読取り装置120の記憶装置にインストールされたアプリケーションを監視することができ、また、装置電池は電源ポート123を使用して再充電することができる。読取り装置120についてのこれ以上の詳細を、以下に図2Aに関して明示してゆく。読取り装置120は、有線技術または無線技術を利用した通信経路141を介して局所コンピュータ・システム170と通信することができる。局所コンピュータ・システム170は、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、ファブレット、スマートフォン、セットトップボックス、ビデオゲーム・コンソール、または、これら以外の電算装置のうちの1つ以上を備えているとよく、また、無線通信は、Bluetооth、Bluetооth Lоw Energy(BTLE)、Wi‐Fi(ワイファイ)などのような多種の適用可能な無線ネットワーク・プロトコルのいずれかに備えているとよい。局所コンピュータ・システム170は通信経路143を介してネットワーク190と通信することができるが、これは、前述したような無線技術または有線技術により読取り装置120が通信経路142を介してネットワーク190と通信できる態様に類似している。ネットワーク190は、民間ネットワークおよび公共ネットワーク、ローカルエリア・ネットワークやワイドエリア・ネットワークなどのような多種のネットワークのいずれであってもよい。トラスティッド・コンピュータ・システム180はサーバを含んでいて認証サービスおよび安全なデータ保管を提供することができるようにしたり、有線技術または無線技術により通信経路144を介してネットワーク190と通信するようにしたりしてもよい。
具体例の読取り装置
図2Aは、スマートフォンとして構成された読取り装置の具体例の実施形態を描いたブロック図である。ここでは、読取り装置120は、表示画面122、入力コンポーネント121、および、処理コア206を備えており、該処理コアには記憶装置223に接続された通信処理装置222および記憶装置225に接続されたアプリケーション処理装置224が設けられている。別個の記憶装置230、アンテナ229を付帯させた無線送受信機228、電力管理モジュール238が設けられた電源226を備えていてもよい。更に、アンテナ234を用いてWi‐Fi、NFC、Bluetooth、BTLE、および、GPSを介して通信できる多機能送受信機232を更に備えていてもよい。当業者であれば理解することであるが、上記の各種構成要素は、機能装置を設ける態様で電気接続されているとともに通信可能に接続されている。
具体的のセンサ制御装置
図2Bおよび図2Cはセンサ制御装置102の具体例の実施形態を描いたブロック図であるが、該装置は最終結果データを使用者に表示してみせるのに好適にするための処理能力の大部分が準備できている被分析物センサ104およびセンサ電子機器類160(被分析物監視回路を含む)を備えている。図2Bには単一の半導体チップ161が描かれており、これは誂えの特定用途向け集積回路(ASIC)であってもよい。ASIC161内に示されているのは或る高レベルの各種機能ユニットであり、例えば、アナログ・フロントエンド(AFE)162、電力管理回路(または、電力制御回路)164、演算処理装置166、および、通信回路168(送信機、受信機、送受信機、または、受動回路として実装されてもよいし、そうでなければ、通信プロトコルに従って実現されるとよい)などがある。この実施形態では、AFE162と演算処理装置166の両方が被分析物監視回路として使用されるが、他の実施形態では、いずれか一方の回路が被分析物監視機能を実施するようにしてもよい。演算処理装置166は、1つ以上の演算処理装置、マイクロ級超小型演算処理装置、制御装置、マイクロ級超小型制御装置、または、これらの各種組合せから構成されているとよいが、その各々が別個のチップであってもよいし、または、多数のチップ(その一部のチップ群)の間で分散されていてもよい。
記憶装置163も特定用途向け集積回路(ASIC)161内に備わっており、ASIC161内に存在している多様な機能ユニットによって共有されてもよいし、或いは、機能ユニットのうち2種類以上の間で分散されていてもよい。記憶装置163は別個のチップであってもよい。記憶装置163は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または、その両方の組合せであってもよい。この実施形態では、ASIC161は電源170に接続されているが、該電源はコイン電池などであるとよい。アナログ・フロントエンド(AFE)162は、生体内被分析物センサ104とのインターフェースとして作用するとともに、該センサから測定データを受信してデジタル形式で演算処理装置166にデータを出力し、延いては、該演算処理装置166がデータを処理することで、最終結果グルコース離散値および傾向値などに到達する。このデータはその時点で、例えば、アンテナ171により読取り装置120(図示せず)に送信するために通信回路168に供与されるが、この場合、当該データを表示させるには、常駐ソフトウエア・アプリケーションによる更に最小限の処理が必要となる。
図2Cは図2Bに類似しているが、代わりに、2つの別個の半導体チップ162および半導体チップ174を備えており、その場合、これら両チップは一緒にパッケージ化されてもよいし、別々にパッケージ化されてもよい。ここでは、AFE162はASIC161上に常駐している。演算処理装置166は、電力管理回路164および通信回路168とチップ174上に集積されている。AFE162は記憶装置163を備えており、チップ174は記憶装置165を備えており、これら記憶装置は単離式でもよいし、内部分散式でもよい。具体例の一実施形態では、AFE162は、単一チップ上に電力管理回路164および演算処理装置166と一緒に統合されているが、通信回路168は別個のチップ上にある。もう1つ別の具体例の実施形態では、AFE162と通信回路168の両方が単一チップ上にあり、演算処理装置166および電力管理回路164がもう1つ別のチップ上にある。3つ以上のチップから構成されている上記以外のチップの組み合わせが可能であり、その各々が説明されている別個の機能を担当しているか、フェイルセーフ冗長性のために1つ以上の機能を共有していることに留意するべきである。
センサ制御装置の具体例の集成プロセス
センサ制御装置102の各種構成要素を、使用者は複数の梱包物群の状態で手に入れることができるが、これら梱包物群は使用者部位への送達前に使用者が最終集成をする必要がある。図3Aないし図3Dは、センサ制御装置102の使用者による集成プロセスの具体例の実施形態を描いているが、該プロセスには、別個の各構成要素を準備する工程であって、センサを送達する準備を整えるために各構成要素を結合する前に実施するものが含まれている。図3Eないし図3Fは、適切な送達部位を選択したうえで装置102をその部位に適用することにより、センサ制御装置102を適切な使用者部位に送達する具体例の実施形態を描いている。
図3Aは、ここでは(他の梱包物群を使用することもできるが)トレイとして構成されている容器810を集成プロセスに備えて使用者が準備する具体例の実施形態を描いている近位斜視図である。使用者はこの準備を達成するにあたり、蓋812をトレイ810から取り外すことでプラットフォーム808を露出させることによって実施することができるが、例えば、蓋812の未接着部分をトレイ810から剥ぎ取ることで蓋812の接着部分を取り除けるようにすることによって実施される。プラットフォーム808がトレイ810の内側で適切に露出している限り、蓋812の除去はそれ以外の多様な実施形態でも適切であるとしてよい。その後、蓋812は脇に除けておくとよい。
図3Bは、集成に備えてアプリケータ装置150を使用者が準備する具体例の実施形態を描いた側面図である。アプリケータ装置150は、キャップ708によって密封された無菌梱包物の状態で提供することができる。アプリケータ装置150の準備は、筐体702をキャップ708から切り離すことで鞘部材704を露出させる(図3C)ことを含んでいるとよい。これは、筐体702からキャップ708をねじ回して外す(または、他の方法で切り離す)ことによって達成することができる。その後、キャップ708は脇に除けておくとよい。
図3Cは、使用者が集成の持続中にアプリケータ装置150をトレイ810に挿入する具体例の実施形態を描いた近位斜視図である。最初に、使用者は、筐体配向機能部1302(もしくは、スロットまたは陥凹部)およびトレイ配向機能部924(アバットメントまたは戻止め)を整列させた後で、鞘部材704をトレイ810内側のプラットフォーム808に挿入することができる。鞘部材704をプラットフォーム808に挿入することで一時的に筐体702に対する鞘部材704の係止を解除するとともに、一時的にトレイ810に対するプラットフォーム808の係止も解除する。この段階で、トレイ810からアプリケータ装置150を取り外すと、アプリケータ装置150をトレイ810に初期挿入する前と同じ状態になる(すなわち、ここまでの作業を逆順にしてこの時点で中止してから、反復しても何らの結果も生じずに済む)。
筐体702が遠位方向に前進させられてプラットフォーム808と接続することでプラットフォーム808をトレイ810に関して遠位方向に前進させている間も、鞘部材704はプラットフォーム808内側で筐体702に対する位置を保つことがでる。この工程はトレイ810の内側でプラットフォーム808の係止を解除して圧潰する。筐体702がプラットフォーム808を遠位方向に前進させ続ける間、鞘部材704はトレイ810の内側の係止機能部(図示せず)に接触してから外れることで、筐体702に対する鞘部材704の係止を解除するとともに、鞘部材704が(相対的に)移動しないようにすることができる。筐体702が遠位方向に前進するのを終えると、トレイ810内側の先鋭部材およびセンサ(図示せず)を筐体702内の電子機器類容器(図示せず)と接続させることができる。アプリケータ装置150およびトレイ810の操作および相互作用を以下で更に説明してゆく。
図3Dは、使用者が集成持続中にアプリケータ装置150をトレイ810から取り外す具体例の実施形態を描いた近位斜視図である。使用者がアプリケータ装置150をトレイ810から取り外すにあたり、筐体702をトレイ810に対して近位方向に前進させることによって、または、アプリケータ150とトレイ810との接続を解除するのと同じ最終効果をもたらす上記以外の動作によって実施することができる。アプリケータ装置150はその内部に(先鋭部材、センサ、電子機器類を)完全に集成済みのセンサ制御装置102(図示せず)を収容した状態で取り外されてから、送達に備えて位置決めされる。
図3Eは、患者がアプリケータ装置150を用いてセンサ制御装置102を標的の皮膚領域、例えば、腹部上またはそれ以外の適当な部位に適用する具体例の実施形態を描いた近位斜視図である。筐体702を遠位方向に前進させることで筐体702の内部の鞘部材704を圧潰して標的部位にセンサを適用し、センサ制御装置102の底面の接着層が皮膚に貼り付くこととなる。筐体702が完全に前進し切ると、先鋭部材は自動的に後退するが、センサ(図示せず)は被分析物値を測定する適所に残存する。
図3Fは、患者がセンサ制御装置102を適用位置に保持している具体例の実施形態を描いた近位斜視図である。この時に、使用者はアプリケータ150を適用部位から取り除くとよい。
システム100は、図3Aないし図3Fおよび本明細書の他の箇所に関連して説明しているが、従来技術のシステムと比較して偶発的な破損、恒久的な変形、アプリケータ構成部材の不適切な集成などの可能性を低減または排除することができる。鞘部材704が係止を解除されている間は、アプリケータ筐体702はプラットフォーム808に直接係合するのであって、鞘部材704を介して間接的に係合するのではないため、鞘部材704と筐体702の間の相対的な角度により、アームやそれ以外の構成要素の破損または恒久的な変形を生じることは無い。集成持続中に比較的強い力がかかる潜在性(従来の装置にあるような)を減じることとなり、延いては、使用者による集成が失敗する可能性を減じている。
具体例のセンサ・アプリケータ装置
図4Aは、スクリューキャップ708と接続されたアプリケータ装置150の具体例の実施形態を描いた側面図である。これは、使用者がセンサと集成する前の、アプリケータ150が使用者に向けて出荷されて受理される間の態様の一例である。図4Bは、接続解除された後のアプリケータ150およびキャップ708を描いた側面斜視図である。図4Cはアプリケータ装置150の遠位端の具体例の実施形態において、接着パッチ105付き電子機器類覆い部材706が、キャップ708が適所にある際には各々が電子機器鞘部材704のセンサ担体710の内側に保持されていたはずの位置から取り外されたのを描いた斜視図である。
例証目的であって限定するものではない図4Dないし図4Gを参照すると、アプリケータ装置20150は単一の一体化された集成体として使用者に提供することができる。図4Dはアプリケータ装置20150の上面斜視図を、図4Eはその底面斜視図をそれぞれ提示しており、図4Fはアプリケータ装置20150の分解図を、図4Gはその側面一部切取り図を提示している。斜視図は、アプリケータ20150が使用者に向けて出荷されて受理される間の態様を示している。分解図および一部切取り図は、アプリケータ装置20150の各種構成部材を例示している。アプリケータ装置20150は、筐体20702、ガスケット20701、鞘部材20704、先鋭部材担体201102、バネ205612、センサ担体20710(「パック担体」とも呼称する)、先鋭部材ハブ205014、センサ制御装置 (「パック」とも呼称する) 20102、接着パッチ20105、乾燥剤20502、キャップ20708、シリアル番号等ラベル20709、使用済み明示機能部20712などを備えているとい。使用者が受理した際に目視できるのは、筐体20702、キャップ20708、使用済み明示機能部20712、および、ラベル20709のみである。使用済み明示機能部20712は、例えば、筐体20702とキャップ20708の各々を接続するステッカーなどであってもよいが、使用済み明示機能部20712は、例えば、筐体20702とキャップ20708を切り離すことで修復不能な程度に損傷を受けるようにすることにより、筐体20702およびキャップ20708が以前に切り離されたことがあると使用者に知らせることができる。これらの諸機能については、以下で詳しく説明する。
具体例のトレイとセンサ・モジュールの集成体
図5は、トレイ810とそこに着脱自在に接続された滅菌蓋812の具体例の実施形態を描いた近位斜視図であり、810の例示的な実施形態を示す近位斜視図であり、梱包物が使用者に向けて出荷されて受理される間の集成前の態様を示していると推察される。
図6Aは、センサ送達用の構成部材がトレイ810の内側にあるのを描いた近位斜視一部切取り図である。プラットフォーム808はトレイ810の内部で摺動自在に接続されている。乾燥剤502はトレイ810に対して静止状態にある。センサ・モジュール504は、トレイ810の内側に取り付けられている。
図6Bは、センサ・モジュール504をより詳細に描いた近位斜視図である。ここでは、プラットフォーム808の保持アーム張出し部1834が、センサ・モジュール504を着脱自在に適所に固定している。モジュール2200は、コネクタ2300、先鋭部材モジュール2500、および、センサ(図示せず)と接続されていることで、集成中にそれらをセンサ・モジュール504として一緒に取り外すことができるよう図っている。
具体例のアプリケータ筐体およびキャップ
図7Aは、内部空洞が設けられているとともに複数の支持構造部材を有してアプリケータ機能を目的としたアプリケータ筐体702の具体例の実施形態を描いた側面図である。使用者は筐体702を遠位方向に押すことでアプリケータ集成プロセスを起動してから、センサ制御装置102を送達することができるようにし、その後で、筐体702の空洞が鋭利部材の受容部として作用することができる。具体例の実施形態では、集成時と使用中に装置の向きを決めるための筐体配向機能1302など、多様な機能部が図示されている。使用済み明示環状溝1304は、筐体702の外周部を巡って配備された陥凹部であり、使用済み明示環状保護部材1314の遠位にあり且つ使用済み環状固定部材1304の近位にある。使用済み明示環状溝1304が使用済み明示リングを固定していることで、使用者は装置に手が加えられたか否か、または、別途使用されたか否かを識別することができる。筐体ネジ1310は筐体702をキャップに切られた相補的なネジに固定するにあたり(図4Aおよび図4B)、該ネジをこれと相補的なキャップ側ネジと整列させてから時計方向または反時計方向に回転させることにより実施することができる。筐体702の側面握りゾーン1316は、使用者が筐体702を使用するためにそれを握ることができる外面部位を供与しているとよい。握り庇部1318は、側面握りゾーン1316に対して僅かに隆起した突起部であり、これが助けとなって筐体702をキャップ708から容易に取り外せる。鮫歯部1320は、隆起部の時計回りの端っこに平坦面が配されていることで、使用済み明示リング(図示せず)を剪断することができるとともに、ユーザがキャップ708と筐体702をねじ回して離した後で使用済み明示リングを適所に保持することができる。具体例の実施形態では、4本の鮫歯1320が使用されているが、所望に従ってこれより多数またはこれより少数が採用されてもよい。
図7Bは、筐体702の遠位端を描いた斜視図である。ここでは、3つの筐体ガイド構造部材(または「ガイド突起部」)1321が互いに対しては120度の角度で、また、係止構造部材(または「係止突起部」)1340に対しては60度の角度で配置されているが、該係止構造部材のうち互いに対して120度の位置にあるものが3つある。これ以外の各種の角度配向が、対称的・非対称的のいずれであれ採用されてもよいのは元より、1以上のどのような個数の両構造部材1321、1340が採用されてもよい。ここでは、構造部材1321および構造部材1340は各々が平坦な突起部材の形状を成しているが、それ以外の形状が採用されてもよい。ガイド突起部1321は各々にガイドエッジ(「鞘部材ガイドレール」とも呼称する)1326が設けられており、これらは鞘部材704の表面(例えば、図8Aに関連して説明されるガイドレール1418)に沿って通行することができる。挿入時硬質止め部1322は、使用中に鞘部材704のセンサ担体移動制限面1420(図8B)が当接するための面を設けており、そこより先の近位方向にはセンサ担体移動制限面1420が進めないようにする。担体界面柱1327は、集成持続中にセンサ担体710の開口1510(図9A)を通り抜ける。センサ担体界面1328は、筐体ガイド突起部1321の丸味付け加工された遠位方向を向いた面で、センサ担体710との界面となるようにするとよい。
図7Cは、筐体の具体例の実施形態を描いた縦断面図である。具体例の実施形態においては、筐体ガイド突起部1321と係止突起部1340の縦断面プロファイルが例示されている。係止突起部1340にはその遠位端付近に鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部1330が設けられており、これは、筐体702の中心軸線1346から遠位方向に外向きに末広がりしている。鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部1330は各々が、図8Cに示されるように、鞘部材704が筐体702の近位端に向かって移動するにつれて、鞘部材704の戻止めスナップ式嵌合部1402の戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404を中心軸1346に向かって内側に屈曲させる。鞘部材704の戻止めスナップ式嵌合部1402は、鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部1330の遠位点を通り過ぎてしまえば、係止溝1332の適所に係止される。このように、戻止めスナップ式嵌合部1402を遠位方向に容易に移動させることができないのは中心軸線1346に対してほぼ垂直な平面を有している表面のおかげであるが、斯かる表面は図8Cには戻止めスナップ式嵌合部平坦部1406として例示されている。
筐体702が皮膚表面に向かって更に遠位方向に移動するにつれて、また、鞘部材704が筐体702の近位端に向かって前進するにつれて、戻止めスナップ式嵌合部1402が位置変更して係止解除溝1334に入り、アプリケータ150が「装備完了」位置について、使用準備できた状態となる。使用者が筐体702の近位端に更に力を加えると、鞘部材704が皮膚に押し付けられている間に、戻止めスナップ式嵌合部1402は発射戻止め1344を乗越えて進む。これにより、湾曲した戻止めスナップ式嵌合部1402に蓄積されたエネルギーが放出されるせいで、発射のための一連の工程(例えば、図12Aないし図12Dに関連して説明するような)が開始されるが、該留め具は皮膚表面に対して近位方向に移動して鞘部材停止傾斜部1338に向かい、該傾斜部は中心軸線1346に対して外向きに僅かに広がっているとともに発射のための一連の工程の持続中に鞘部材704の移動速度を低下させる。戻止めスナップ式嵌合部1402が係止解除溝1334に入った後に遭遇する次の溝は最終ユーザによって実行されるストロークまたは押しシーケンスの終わりに戻止めスナップ1402が入る最終遮断凹部1336であり、この溝に戻止めスナップ式嵌合部は使用者により実施される一撃すなわち一連の押し工程の最後に入る。最終遮断凹部1336は中心軸線1346に垂直な近位方向を向いている面であり、この面は、戻止めスナップ留め具1402が通過した後で戻止めスナップ式嵌合部平坦部1406と係合して、鞘部材704を筐体702に対して適所に堅固に保持することにより当該装置を再使用できないようにする。筐体ガイド突起部1321の挿入時硬質止め部1322は、センサ担体移動制限面1420に係合することにより、鞘部材704が筐体702に対して近位方向に前進することができないようにする。
図7Dおよび図7Eは、アプリケータ筐体702の係止突起部1340において、鞘部材704の戻止めスナップ式嵌合部1402が筐体702の近位端に向かって移動しているときの具体例の実施形態の近接縦断面図である。図7Dは鞘部材704が「係止された」状態にあるのを例示しており、ここでは、戻止めスナップ式嵌合部1402の戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404は鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部1330をすでに乗り越えて、係止突起部1340の係止溝1332内に位置している。筐体702の近位端に力が加えられると、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が近位方向に前進して係止解除溝1334に入り、アプリケータ150を「装備完了」位置につかせる。筐体702の近位端に更に力が加えられた場合、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が係止解除溝1334から近位方向に進んで発射戻止め1344を乗り越えると、アプリケータ150が「発射」される。その後、鞘部材704が更に近位方向に進んだ結果、図7Eに例示されているように、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が発射面1337上を摺動自在に進む。この実施形態では、発射面1337は中心軸線1346に概ね平行である。鞘部材704が近位方向に進み続けると、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が鞘部材停止傾斜部1338に到達し、該傾斜部が鞘部材704の移動速度を低下させる。戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が最終遮断凹部1336に到達すると、戻止めスナップ式嵌合部平坦部1406(図示せず)を係合させて筐体702に対して鞘部材704を適所に堅固に保持する。
図7Fおよび図7Gは、センサ・アプリケータからの先鋭部材の発射速度を向上させるよう設計された係止突起部2340の代替例の実施形態の近接縦断面図である。ここでは、係止突起部2340に内向き戻止め傾斜部2335が設けられていることで、発射中に鞘部材704と筐体2702の間の摩擦を低減するよう図っている。係止突起部2340には、発射面2337の近位端に鞘部材停止傾斜部2338も設けられている。図7Fでは、鞘部材704は、最初は「係止された」状態にあるのが例示されているが、ここでは、戻止めスナップ式嵌合部1402の戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404は鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部2330を既に通過してしまっており、係止溝2332内の位置についている。筐体2702の近位端に力が加えられると、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が前進して係止解除溝2334に入り、アプリケータ150を「装備完了」位置につかせる。筐体2702の近位端に更に力が加えられた場合、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が発射戻止め2344を乗り越えると、アプリケータ150が「発射」される。
図7Gに例示されているように、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404は次いで筐体2702の近位端に向けて「自由飛行」状態で進むが、ここでは、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404は内向き戻止め傾斜部2335を通過する。戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404は、近位方向に「自由飛行」状態で進んでいる間は、内向き戻止め傾斜部2335および発射面2337とつながっていない状態でもよい、すなわち、両部分と接触しないでいられる。この点に関して、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404と内向き戻止め傾斜部2335との間、また、前者と発射面2337との間に摩擦力が殆ど無いまたは皆無であるため、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404を容易かつ迅速に前進させることができるうえに、そのような事情により、アプリケータからの先鋭部材の発射速度を向上させる。鞘部材停止傾斜部2338は、図7Dおよび図7Eに例示されている実施形態に比べて係止突起部2340に沿いに更に近位側に位置決めされているが、或る種の端縁部が設けられていることで戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404に摩擦係合して鞘部材704の移動速度を低下させるよう図っている。鞘部材停止傾斜部2338は傾斜した形状にして、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が近位方向に進むにつれて摩擦接触を増加させるようにしてもよい。最終的に、戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が最終遮断凹部2336に到達すると、戻止めスナップ式嵌合部平坦部1406(図示せず)が係合して、鞘部材704を筐体2702に対して適所に堅固に保持する。この実施形態は、図7Aおよび図7Eに描かれた実施形態に比べて高速の発射速度を示し、先鋭部材が時期尚早に引き出されることがないようにするのにも役立つ。
図7Hは、発射中に鞘部材6704に加わる下向きの力を維持するように、延いては、センサ挿入プロセス持続中に鞘部材6704が望ましくない動きをするのを防ぐことができるよう設計された係止突起部6340の代替例の実施形態の近接縦断面図である。ここでは、鞘部材6704は「係止された」状態で例示されており、戻止めスナップ式嵌合部6402の戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404が係止溝6332内の位置についている。筐体6702の近位端に力が加えられると、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404が前進して係止解除溝6334に入り、アプリケータを「装備完了」位置につける。筐体6702の近位端に更に力が加えられると、アプリケータが「発射」されて、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404が傾斜した発射面6338上を筐体6702の近位端に向けて進む。傾斜した発射面6338に中心軸線1346に向かう勾配をつけることで、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404が近位方向に進むにつれて、鞘部材6704に結果として加わる下向きの力が増大するように図っている。図示の実施形態では、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404は、傾斜した発射面6338とつながる接触状態にある。遮断凹部6336は、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404および鞘部材6704が後戻りする、すなわち、遠位方向に移動するのを防止する。この実施形態は前述の各実施形態に比べて低速の発射速度を示すが、例えば、図14Aないし図14Cならびに図15Aおよび図15Bに関して説明する動作感応式の先鋭部材引戻しプロセスと併用されてもよい。
図7Iは、係止突起部7340においてまた、発射中に鞘部材6704に加えられる下向きの力を維持するように、延いては、センサ挿入プロセス持続中に鞘部材6704が望ましくない動きをするのを防ぐことができるように設計されたもう1つ別の代替例の実施形態の近接縦断面図である。ここでは、鞘部材6704は「発射されている」状態に例示されており、戻止めスナップ式嵌合部6402の戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404は双方向遮断凹部7336内の位置についている。戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404が前進して双方向遮断凹部7336に入った途端に、鞘部材6704を近位方向と遠位方向のいずれにもそれ以上動けなくすることができる。これにより、センサ挿入プロセス持続中の鞘部材6704の望ましくない動きを減じることができる。更に、実施形態によっては、図14Aないし図14Cならびに図15Aおよび図15Bに関連して説明するように、双方向遮断凹部7336が動作感応式の先鋭部材引戻しプロセスの持続中にも鞘部材6704を不動化させるようにしたものもある。図7Iで分かるように、傾斜した発射面7338は中心軸線1346に向かう勾配をつけることで、戻止めスナップ式嵌合部曲
面部6404が近位方向に進むにつれて鞘部材6704に結果として加えられる下向きの力が増大するよう図っている。図に描かれた実施形態では、戻止めスナップ式嵌合部曲面部6404は傾斜した発射面7338とつながる接触状態にある。
図7Jないし図7Lを参照すると、例示を目的として限定する意図なしに、本件開示の主題による筐体20702が提示されている。筐体20702は、環状オレフィン共重合体またはこれ以外の、ポリカーボネートまたは高密度ポリエチレン(HDPE)などのような好適な各種素材で作製されているとよい。筐体20702には、各種筐体のうち本願記載の諸機能部に類似している機能部が本願に記載されているような作用を発揮できるものに関連して説明された諸機能部のうち1つ以上が設けられているとよい。例えば、筐体20702には、使用者が筐体20702をしっかりと握れるようにする握り庇部20702Aが設けられているとよい。筐体20702には追加の握り庇部20702Aが設けられていてもよく、例えば、2つの握り庇部20702Aが筐体20702の両側にあってもよい。筐体20702には、その握り庇部20702Aの真下に側面握りゾーン20702Bが配備されているとよい。側面握りゾーン20702Bは肌理を加工することで、使用者の握り性を向上させるようにしてもよい。筐体20702には追加の側面握りゾーン20702Bが設けられていてもよく、例えば、2つの側面握りゾーン20702Bが筐体20702の両側にあって、その各々が握り庇部20702Aの真下に配備されるようにしてもよい。
筐体20702には筐体スカート部20702Cが設けられて、該スカート部が使用済み明示機能部20712の面となるようにしてもよい。筐体スカート部20702Cを複数のスカート補強肋材部20702Dによって支持するようにしてもよい。スカート補強肋材部20702Dは筐体スカート部20702Cを支持するとともに、落下などのような衝撃事象の発生中にアプリケータ装置20150を保護するのに役立てることができる。更に、スカート補強肋材部20702Dは製造中に筐体20702を支持するためにも利用することができる。筐体スカート部20702Cおよびスカート補強肋材部 20702Dは、ガスケットの圧縮に起因する力に抗する剛性をもたらすことができるとともに、貯蔵寿命の全体に亘りガスケット20701の圧縮を維持するのに役立てることもできる。筐体20702はガスケット保持リング20702Eおよび複数のガスケット保持ポケット20702Fを備えていてもよいが、これらは筐体20702に対してガスケット20701を保持することができる。例えば、ガスケット保持リング20702Eはガスケット20701の横方向、軸線方向、または、その両方向の動きを阻止することができ、また、ガスケット保持ポケット20702Eはガスケット20701が回転するのを防ぐことができる。筐体20702は、複数のガスケット保持ポケット、例えば、14個のガスケット保持ポケット20702Eを備えていてもよい。ガスケット封鎖面20702Nはガスケット20701を押圧して封鎖を行える。筐体20702は追加でまたは代替物としてアプリケータ・キャップ封鎖リップ部20702Uが設けられていてもよいが、該リップ部は、以下でより詳細に説明するように、キャップ20708との間の界面として作用し得る。筐体20702には、鞘部材20704を受容することができる内面20702Tが設けられていてもよい。
筐体20702には、キャップ20708に切られたネジ20708Dと螺合するよう構成されたネジ20702Gが設けられていてもよい。ネジには半径方向制限機能部20702Hが設けられていてもよく、該機能部は落下などのような衝撃事象発生中にキャップ20708(例えば、20708D、20708F、20708Gなどの各部位)が半径方向に変形するのを制限することができる。筐体20702には複数の半径方向制限機能部20702Hが設けられていてもよいが、例えば、6つの半径方向制限機能部20702Hが設けられていてもよい。半径方向制限機能部20702Hは筐体から出た複数突起であってもよく、キャップに切られたネジ20708Dの空隙を塞ぐことができる。これは、落下などのような衝撃事象発生中にキャップ20708が楕円形に変形するのを制限することができる。キャップ20708の楕円形変形を防止することが、延いては、鞘部材20704の係止アーム20704Jがキャップ20708とセンサ担体20710(例えば、係止棚状部20710N)との間で係止されたままでいることを確実にし、(以下で詳しく説明するように)キャップ20708を取り外す前の鞘部材20704の動きを制限することができることとなる。筐体20702には、発射中に鞘部材アームを逃がすための逃がし切欠き20702Iが更に設けられていてもよい。
筐体20702の内部には複数のセンサ担体取付け機能部が設けられていることで、センサ担体20710を受容し、位置合わせし、該担体の動きを制限するよう図っている。例えば、筐体20703には鞘部材ガイドレール20702Jが設けられてもよいが、該レールは、筐体20702に対して鞘部材20704が移動する際に、鞘部材20704を整列させたうえで案内するのに役立つ。筐体20702には、センサ担体20710に係合してこれを保持することができる複数のセンサ担体取付けスロット20702Kと、筐体20702に対するセンサ担体20710の軸線方向の動きを制限することができるセンサ担体硬質止め部20702Lとが設けられていてもよい。筐体20702には、集成後にセンサ担体20710と筐体20702の間の傾斜を排除することができるセンサ担体偏倚機能部20702Mと、センサ担体を筐体20702に対して半径方向整列状態に保つことができるセンサ担体半径方向制限機能部20702Oとが設けられていてもよい。センサ担体取付けスロット20702Kとセンサ担体半径方向制限機能部20702Oの間の各平坦水平面は、一撃の終了時に鞘部材20704を停止させるのに利用することができる。これらに類似する、鞘部材20704上の各種機能部が上記の各面と相互作用するようにしてもよい。センサ担体偏倚機能部20702Mは、筐体20702に対するセンサ担体20710の回転を更に制限することができる。筐体20702には、鞘部材ガイドレール20702J、センサ担体取付けスロット20702K、センサ担体硬質止め部20702L、センサ担体半径方向制限機能部20702O、および、センサ担体偏倚機能部20702Mが各々1つ以上設けられていてもよく、例えば、各々について3つずつ設けられていてもよい。
筐体20702の内部には複数の鞘部材突起部20702Sが更に設けられていることで、本明細書に記載されるように、鞘部材20704と係合することで挿入に備えている。筐体20702には1つ以上の鞘部材突起部20702Sが設けられていてもよく、例えば、3つ設けられていてもよい。鞘部材突起部20702Sは各々に鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部20702Pが設けられていてもよいが、該引込み機能部は初期に鞘部材20704の戻止めスナップ式嵌合部20704Aを正しい部位に引き込むよう構成されている。筐体20702には発射戻止め20702Qが設けられていてもよい。鞘部材20704の戻止めスナップ式嵌合部20704Aが発射戻止め20702Qを通過した後、発射のための一連の工程を開始することができるようになり、鞘部材20704は鞘部材停止傾斜部20702Rに向かって移動することができるようになる。鞘部材停止傾斜部20702は、発射の最後で鞘部材20704の速度を低下させることができる。
図7Mないし図7Uを参照すると、例示を目的として、具体例のキャップ20708が提示されている。キャップ20708には、各種キャップのうち本願記載の諸機能部に類似している機能部が本願に記載されているような作用を発揮できるものに関連して説明された諸機能部のうち1つ以上が設けられているとよい。キャップ20708は、高密度ポリエチレン(HDPE)またはこれ以外の、ポリプロピレンや低密度ポリエチレン(LDPE)などのような、何であれ好適な素材で作製されているとよい。キャップ20708には、ラベル20709を受容するよう構成されたラベル面20708Aが設けられているとよい。キャップ20708には畝状部20708Bが設けられており、これらは強度を与えることができるとともに、より良好な握り面を使用者に提供することができる。キャップ20708には、使用済み明示ラベルリング20708Cが設けられており、これが使用済み明示機能部20712を受容することができるようにしてもよい。キャップ20708には、ガスケット20701に係合するよう構成されたガスケット封鎖面20708Gが設けられているようにしてもよい。
内側においては、キャップ20708にはネジ20708Dが設けられており、これが筐体20702に切られたネジ20702Gと螺合することができるようにしてもよい。キャップ20708には封鎖界面20708Eが設けられており、これがアプリケータ・キャップ封鎖リップ部20702Uを受容することで筐体20702とキャップ20709の間を密封するよう構成されていてもよい。
図7Pないし図7Sは、筐体20702とキャップ20708の間の界面の拡大縦断面図である。図示のように、筐体20702のアプリケータ・キャップ封鎖リップ部20702Uには第1軸線方向拡張部2002aが設けられており、キャップ20708の封鎖界面20708Eには空洞部2002dが設けてあり、該空洞部が第1軸線方向拡張部2002aと嵌め合いになる。図示の実施形態では、キャップ20708の第2軸線方向拡張部2002bおよび第3軸線方向拡張部2002cから形成されている空洞部2002dの直径は、空洞部2002dの中に筐体20702の第1軸線方向拡張部2002aの直径を受容するよう寸法設定される。例えば、図7Rに示すように、軸線方向拡張部2002aはその遠位端から測定した場合、高さH1で厚さD1を有するようにするとよい。同様に、第2軸線方向拡張部2002cは、キャップ20708の近位端から測定して、高さH3で厚さD5を有しているとよいし、空洞部2002dは、キャップ20708の近位端から測定して、高さH2、H3、および、H4でそれぞれに厚さがD2、D3、および、D4となるようにするとよい。或る実施形態では、厚さD1は±0.03mmの公差で1mmと査定される。D2、D3、および、D4は好適であればどのような寸法であってもよいが、高さH1は±0.1mmの公差で1.66mmと査定され、H2は±0.1mmの公差で8.25mmと査定され、H3は±0.1mmの公差で9.25mmと査定され、H4は±0.1mmの公差で9.75mmと査定される。しかしながら、これら以外の実施形態では、逆転させた値を採用してもよいが、その場合は、本開示の範囲から逸脱することなく、第1軸線方向拡張部2002aの直径が第2軸線方向拡張部2002bの直径を受容するよう寸法設定されるとよい。
各実施形態において、2か所の半径方向封鎖部2004、2006は、第1軸線方向拡張部2002aと第2軸線方向拡張部2002bの間の界面に画定されてもよいし、別な態様で設けるようにしてもよいが、半径方向封鎖部2004、2006は、いずれの軸線方向であれ、界面を越えて流体や汚染物質が移動するのを阻止するのに役立つ。更に、本願記載の二重の半径方向封鎖部は、不必要な封鎖対策による応力緩和と組み合わされた公差変動と熱変動に対応することができる。図示の実施形態では、二重の半径方向封鎖部2004、2006は「くさび」効果を利用することで、第1軸線方向拡張部2002aと第2軸線方向拡張部2002bの間を効果的に密封するよう図っている。
キャップ20708には1組以上の畝状部20708F(図7Nを参照)が設けられているとよいが、例えば、2組の畝状部20708Fが設けられているとよい。圧搾畝状部20708Fは、以下でより詳細に説明するように(例えば、図8Nを参照のこと)、落下などのような衝撃事象発生中に係止アーム20704Jのエッジ20704Nと係合するよう構成されているとよい。多くの実施形態によれば、エッジ20704Nは鋭利なエッジであるとよい。
本件開示の主題に従って、キャップ20708には1つ以上の乾燥剤保持クリップ20708Hが設けられていることで、キャップ20708内に乾燥剤20502を保持するとともに乾燥剤20502の回転を制限することができるよう図っている。キャップ20708が歯止め20708Iを備えていることで、後段以降でより詳細に説明するが、キャップ20708が筐体20702から取り外されると、該歯止めがセンサ・キャップに係合してセンサ・キャップを取り外すことができるよう図っている。キャップ20708には、強度を供与する複数の突起部20708Jが設けられていてもよい。
図7Tおよび図7Uを参照すると、例示を目的として限定する意図はないが、本件開示の主題に従って、キャップ20708には、アプリケータ装置20150の他の構成部材と係合する1つ以上の面が設けられていることで、落下などのような衝撃事象が生じた場合に支えとなる、すなわち、動きを制限することができるよう図っている。例えば、キャップには、衝撃事象の発生中に鞘部材20704を支えるよう構成された鞘部材支持面20708Kが設けられていてもよい。鞘部材支持面20708Kは、衝撃事象中の鞘部材20704の遠位方向移動を制限することができる。これにより、センサ担体20710およびセンサ制御装置20102に加えられる応力を低減させるようにするとともに、センサ制御装置20102がセンサ担体20710から外れてしまうリスクを減らすことができる。これに加えて、または、これに代えて、キャップ20708には隆起突起部20708Lが設けられているとよい。隆起突起部20708Lは、エラストマー製プラグ9130Aなどのようなプラグ9130Aと整合しているとよい(該界面は、例えば、センサ・キャップまたは乾燥剤キャップに接続される)。これにより隆起突起部20708Lは、先鋭部材担体1102、センサ担体20710、および、センサ制御装置20102を支持することもでき、従って、衝撃事象の発生中にセンサ担体20710からセンサ制御装置20102が外れるのを阻止することができる。更に、エラストマー製プラグ9130Aおよびそれ以外の機能部に対する追加の支えは、アプリケータ装置20150の多様な封鎖部に加えられる応力を増加させることができ、それによって、キャップ20708を筐体から取り外す前に封鎖状態を改善させることができる。
具体例のアプリケータ鞘部材
図8Aおよび図8Bはそれぞれ、鞘部材704の具体例の実施形態を描いた側面図および斜視図である。この具体例の実施形態では、鞘部材704は、使用者の皮膚表面上方で使用前にセンサ制御装置102の最終動作確認をすることができる。鞘部材704は、センサを適切に適用するための位置に先鋭部材を保持し、センサ適用に必要な力を定め、適用中に筐体702に対して鞘部材704をガイドするのを助ける諸機能を備えていてもよい。戻止めスナップ式嵌合部1402は鞘部材704の近位端の付近にあり、図8Cに関して以下で更に説明する。鞘部材704は概ね円筒形の断面を備えており、その近位側区分(図の上端に近い側)の第1半径はその遠位側区分(図の下端に近い側)の第2半径よりも短い。複数の戻止め空隙1410も図示されているが、具体例の実施形態では3つである。鞘部材704には1つ以上の戻止め空隙1410が設けられているとよいが、それらは各々が、係止突起部1340の遠位側表面が戻止め空隙1410の近位側表面に接触するまで、鞘部材スナップ式嵌合部引込み機能部1330が遠位方向に通過するための空間を備えた切抜き部であるとよい。
ガイドレール1418は、鞘部材704の近位端にあるセンサ担体移動制限面1420と係止アーム1412の周りの切抜き部との間に配置される。ガイドレール1418は各々が2本の隆起線の間の溝であるとよいが、該溝の中を筐体ガイド突起部1321のガイドエッジ1326が鞘具材704に対して遠位方向に摺動することができる。
係止アーム1412は、鞘部材704の遠位端の付近に配置され、取付け側遠位端と自由近位端が設けられているとよいが、該自由近位端には係止アーム界面1416が設けられているとよい。係止アーム1412の係止界面1416がセンサ担体710の係止界面1502と係合すると、係止アーム1412は係止センサ担体710を鞘部材704に係止させることができる。係止アーム強化畝状部1414は、各係止アーム1412の中心位置の付近に配置するとよいが、それ無しには各係止アーム1412の脆弱点を強化する点として作用することで、係止アーム1412が過剰に屈曲されたり破損したりすることがないようにすることができる。
戻止め補強機構1422は戻止めスナップ式嵌合部1402の遠位側区分に沿って配置するとよいが、戻止めスナップ式嵌合部1402を補強することができる。整列切欠き1424は鞘部材704の遠位端付近の切抜き部であり、これにより使用者がプラットフォーム808の鞘部材配向機能部と整列させることができるようにする開口部が供与される。補強突起部1426には控壁状部が設けられていてもよいが、ここでは三角形の形状にされ、戻止め基部1436の支えにすることができる。筐体ガイドレール空隙1428は、筐体ガイド突起部1321の遠位側表面が使用時に摺動することができるようにする切抜き部であるとよい。
図8Cは、鞘部材704の戻止めスナップ式嵌合部1402の具体例の実施形態を描いた近接斜視図である。戻止めスナップ式嵌合部1402はその近位端またはその付近に戻止めスナップ式嵌合部架橋部1408が設けられているとよい。戻止めスナップ式嵌合部1402はまた、戻止めスナップ式嵌合部架橋部1408の遠位側に戻止めスナップ式嵌合部平坦部1406が設けられていてもよい。戻止めスナップ式嵌合部架橋部1408の外面には戻止めスナップ式嵌合部曲面部1404が設けられていてもよいが、該曲面部は丸味付け加工された面であり、戻止めスナップ式嵌合部架橋部1408が、筐体の内面、例えば、係止突起部1340などを縦断してより容易に移動できるようにする。
図8Dは、鞘部材704の具体例の実施形態を描いた側面図である。ここでは、整列切欠き1424は戻止め空隙1410に比較的近い位置にあってもよい。戻止め空隙1410は、鞘部材704の遠位部の比較的近位側の部位にある。
図8Eは、鞘部材704の近位端の具体例の実施形態を描いた端面図である。ここでは、ガイドレール1446の背面壁が溝の作用をすることで、筐体702の筐体ガイド突起部1321と摺動自在に接続することができる。鞘部材回転制限部材1448は複数の切欠きであってもよいが、これらが鞘部材704の回転を低減または阻止する。
図8Fないし図8Hは、鞘部材6704の代替例の実施形態をそれ以外の、アプリケータの各種構成部材と集成する多様な段階の斜視図である。図8Fに例示されているように、鞘部材6704は鞘部材704と同じ機能部の大半を備えていてもよいが、それらは図8Aないし図8Cに関連して既に説明済みである。例えば、鞘部材6704は1つ以上の戻止めスナップ式嵌合部6404を備えており、そこには1つ以上の戻止め曲面部6402が取り付けられている。ただし、鞘部材6704は鞘部材704と比較して全長が短くてもよい。加えて、鞘部材6704にはその内面に1つ以上の内側鞘部材畝状部6425が配備されており、これらが鞘部材6704の中心軸線に向かって内側方向に突出しているようにしてもよい。
図8Gを参照すると、鞘部材6704がアプリケータ筐体6702およびセンサ担体6710と集成される或る段階が斜視図に例示されている。鞘部材6704の1つ以上の内側鞘部材畝状部6425がこれらと対応する、センサ担体6710の1つ以上の対畝状部切欠き6519と整合するようにするとよい。互いに対応する畝状部6425と切欠き6519の間でぴったり適合する界面は、センサ挿入プロセスの持続中に鞘部材6704とセンサ担体6710の軸線方向の整列を維持するのに役立つ。更に、畝状部6425と切欠き6519の間の界面は、アプリケータの各種構成部材間の横方向移動および回転運動を低減することができ、延いては、これにより不適切なセンサ挿入の可能性を低減することができる。
図8Hを参照すると、鞘部材6704がアプリケータ筐体6702および電子機器類覆い部材706と集成される或る段階が斜視図に例示されているが、該覆い部材はセンサ担体6710の中に既に挿入完了している。内側鞘部材畝状部6425も図示されている。
6つの内側鞘部材畝状部6425およびこれらに対応する6つの対畝状部切欠き6519が描かれているが、畝状部と切欠きがどのような個数であっても完全に本件開示の範囲に入る点に留意するべきである。更に、畝状部6425は丸味付け加工された表面端縁が設けられているのが描かれているが、これ以外の実施形態では、畝状部6425の形状は長方形または三角形の形状でもよいし、また、対畝状部切欠き6519は、上記に対応する受容形状を有していることで畝状部6425に適合させるとよい。加えて、畝状部6425は、鞘部材6704の内周面に配置されているように描かれているが、これ以外の、鞘部材6704のどの面またはどの一部に配置されているのであれ、センサ担体と接触する面または部位に配置されていればよい。
例示する目的であって制限する意図のない図8Iないし図8Oを参照すると、本件開示の主題に従って、鞘部材20704が提示されている。鞘部材20704は、Delrin(デルリン)またはそれ以外の好適な各種の材料、例えば、上記以外の各種の低摩擦性重合体で作製されてもよい。鞘部材20704には、各種筐体のうち本願記載の諸機能部に類似している機能部が本願に記載されているような作用を発揮できるものに関連して説明された諸機能部のうち1つ以上が設けられているとよい。例えば、鞘部材20704は、自由近位端が設けられた戻止めスナップ式嵌合部20704Aを備えており、これが発射中に鞘部材突起部20702Sと係合するよう構成されている。図8Jは、戻止めスナップ式嵌合部20704Aの自由近位端の近接図を例示している。戻止めスナップ式嵌合部20704Aには、鞘部材突起部20702Sと係合するための曲面部20704Bと、使用後に筐体20704上で最終遮断を行うための平坦部20704Cとが設けられているとよい。曲面部20704Bには、発射中に力返しのバリとなるのを防ぐことができる成形分割線不整合部20704Dが設けられているとよい。戻止めスナップ式嵌合部20704Aはその張出し遠位端20704Eで鞘部材20704に接続されているとよいが、該張出遠位端は戻止めスナップ式嵌合部20704の支えとなることができる。鞘部材20704には複数の戻止めスナップ式嵌合部20704Aが設けられていてもよいが、例えば、3つでもよい。鞘部材20704は複数の、例えば、3つの筐体空隙部20704Fが設けられていてもよいが、これらにより鞘部材20704が発射の最後に筐体20702を空にすることができる。本件開示の主題に従えば、鞘部材20704には複数の(例えば、6つの)補強突起部Pを更に設けられていてもよいが、これらが鞘部材20704を補強することができる。
鞘部材20704に複数のガイド20704Gが設けられていることで、筐体20702の鞘部材ガイドレール20702Jと係合するようにしてもよい。鞘部材20704にはスロット20704Hが更に設けられており、その遠位端の止め20704Iが鞘部材20702の鞘部材ガイドレール20702Jに係合するよう構成されていることで、発射の最後に筐体20702に対して鞘部材20704がそれ以上は近位方向に移動するのを阻止するよう図っている。鞘部材20704には空隙20704Tも設けられていることで、筐体20702の鞘部材ガイドレール20702Jに配置されたセンサ担体偏倚機能部20702Mを通過することができる。
開示された主題に従って、鞘部材20704は係止アーム20704Jを備えているとよい。係止アーム20704Jは、センサ担体20710と係合して発射前にセンサ担体20710または鞘部材20704の動きを制限するよう構成されているとよい。係止アーム20704Jには自由近位端20704Kおよび取付け側遠位端20704Lが設けられている。自由近位端20704Kにはその係止アーム界面20704Mが設けられており、これは係止アーム20704Jの内面に配置されている。係止アーム界面20704Mは、センサ担体20710上の係止棚状部20710Nと係合することができる。例えば、キャップ20708が筐体20702に接続されると、キャップ20708は、係止アーム20704Jを内側に付勢することができ、係止アーム界面20704Mをセンサ担体20710に係合させることができる。すなわち、係止アーム20704Jは、キャップ20708とセンサ担体20710との間で楔留め作用をすることができる。従って、キャップ20708が筐体20702に接続されると、係止アーム20704Jは鞘部材20704の近位方向の移動を制限することができる。このように係合することで、落下などの衝撃事象の発生中に鞘部材20704の動きを制限することができる。係止アーム界面20704Mは、側面図(例えば、図8N)で見ると形状が三角形で、上面図(例えば、図8K)で見ると「U」字形になっていてもよい。係止アーム界面20704Mの上記形状は、製造中に利益をもたらすことがある。例えば、係止アーム界面20704Mの上記形状により、鞘部材20704はその製造中に金型から強制的に排出させることができる。鞘部材20704を強制的に排出することにより、例えば、簡略化されたコア設計・空洞部設計を利用して製造過程をもっと簡略化することができるようになるうえに、可塑部材の離型不能形状部を作成する目的で追加の成形分割線を排除したり、複雑なリフター、スライド、または、その両方を使用せずに済ませたりすることができる。成形分割線により生じた滑らかさを欠く表面が発射中にセンサ担体20710に引っ掛かる可能性があるうえに、該成形分割線が発射力の潜在的な返しバリとなる可能性がある。従って、強制排出を利用することでより簡単になった金型設計はより滑らかな係止アーム界面20704Mの作成を容易にし、成形分割線が原因で潜在的な発射力返しのバリが生じるのを防ぐことができる。
係止アーム20704Jの近位側の自由端部には、外側面にエッジ20704N(例えば、鋭利なエッジなどのような)が更に設けられているとよい。鋭利なエッジ20704Nは、衝撃事象の発生中にキャップ20708上に配置された畝状部20708F(例えば、複数の圧搾畝状部から構成されているとよい)と係合するよう構成されているとよい。鋭利なエッジ20704Nは、圧搾畝状部20708Fに突き立てて、圧搾畝状部20708Fを恒久的に変形させることができ、それにより衝撃事象の発生中にエネルギーを吸収するとともに、鞘部材20704が圧潰するのを阻止することができる。成形係止アーム界面20704Mは、落下防止にも有益となることがある。その傾斜部は、鞘部材20704が落下の発生中に圧潰状態となると、係止アーム20704Jを半径方向に移動させることができる。これにより、鋭利なエッジ20704Nを圧搾畝状部20708Fに突き立たせることができるとともに、鞘部材20704が圧潰するのを止めるのに役立つ。鞘部材20704は複数の係止アーム20704Jを備えていてもよいが、例えば、2つの係止アーム20704Jを備えているとよい。
これに加えて、または、これに代えて、鞘部材20704には肋材部20704Uが設けられているとよいが、これはセンサ担体20710上のセンサ保持アーム20710Bの係止界面20710Fと係合するよう構成されている。肋材部20704Uは、例えば、衝撃事象の発生中に、センサ保持アーム20710Bが外側に屈曲することがないようにすることができ、従って、衝撃事象の発生中にセンサ制御装置20102が移動することがないようにすることができる。肋材部20704Uの高さ(すなわち、長軸線方向の長さ)は、衝撃事象の発生中に鞘部材20704が近位方向または遠位方向に移動した場合でも、肋材部20704Uがセンサ担体上のセンサ保持アーム20710Bの係止界面20710Fと係合し続けることでセンサ制御装置20102がセンサ担体20710から外れないようにするように選択されている。
鞘部材20704にはノイズ減衰部材20704Oが設けられているとよい。先鋭部材担体201102が後退してその移動速度が低下した際に、ノイズ減衰部材20704Oが先鋭部材担体201102と係合するよう構成されているとよいが、それにより、鞘部材20704と係合している先鋭部材担体201102により生じるノイズを低減することができる。具体例の各実施形態では、減衰部材20704Oには、鞘部材20704の内面から張り出した勾配がついた傾斜部が設けられているが、これ以外の好適な各種形状が採用されても構わない。
本件開示の主題に従って、鞘部材20704にはスロット20704Qが設けられているとよいが、これは、センサ担体20710上に配置された先鋭部材担体保持機能20710Lを受容するように、また、それによって(後段以降でより詳細に説明するように)配備中に先鋭部材担体201102を部分的に後退させることができるよう構成されている。鞘部材20704にはまた、キャップ引込み部20704R、整列切欠き20704S、および、皮膚界面20704Tが設けられていてもよい。
具体例のセンサ担体
図9Aは、アプリケータ150内にセンサ電子機器類を保持する性能があるセンサ担体710の具体例の実施形態を描いた近位斜視図である。これはまた、先鋭部材担体2102を先鋭部材モジュール2500と共に保持することもできる。具体例の実施形態においては、センサ担体710は中空で丸く平たいが円筒形状を概ね呈しており、そこには1つ以上の(例えば、3つの)偏向自在な先鋭部材担体係止アーム1524が近位側の面から近位方向に張り出して、バネ1104の整列を維持するための中心位置にあるバネ整列突起部1516を取り巻いている。係止アーム1524は各々がその近位端またはその付近に戻止めまたは保持機能部が置かれている。衝撃係止部材1534は、センサ担体710の外周に配置されて外側に張り出しているつまみ状部材であるとよいが、発射前に更なる安全のためにセンサ担体710を固定させることができる。回転制限部材1506は、センサ担体710の近位側の面上の近位方向に張り出した比較的短い突起であるとよいが、これがセンサ担体710の回転を制限する。後段以降で図10Aないし図10Eを参照しながら説明するが、先鋭部材担体係止アーム1524は先鋭部材担体2102と整合させることができる。
図9Bは、センサ担体710の遠位斜視図である。ここでは、1つ以上の(例えば、3つの)センサ電子機器保持バネ・アーム1518は、通常は、図示の位置に向かって偏倚されているが、戻止め1519が設けられており、これは、陥凹部または空洞1521の内側に収納されてしまえば、当該装置102の電子機器類覆い部材706の遠位側の面上を通過できるようになる。或る実施形態では、アプリケータ150を利用してセンサ制御装置102を皮膚に貼り付け完了した後、使用者はアプリケータ150を近位方向に、すなわち、皮膚から離す方向に引っ張る。接着力はセンサ制御装置102を皮膚上に保持するとともに、バネ・アーム1518によって加えられる横方向の力に打ち勝つ。その結果、バネ・アーム1518は半径方向外向きに偏向して、戻止め1519をセンサ制御装置102から外し、それにより、センサ制御装置102をアプリケータ150から解放する。
図9Cは、センサ担体6710の代替例の実施形態の斜視図である。図9Cに例示されているように、センサ担体6710は、図9Aおよび図9Bに関して前述したセンサ担体710と同じ機能部の大半を備えているとよい。更に、センサ担体6710には、外周面に沿って1つ以上の対切欠き肋材部6519も配備されている。図8Fないし図8Hで最もよく分かるが、対切欠き肋材部6519は内側鞘部材突起部6425と整合するよう構成されているが、その目的は、鞘部材とセンサ担体の軸線方向整列を維持するとともにセンサ挿入プロセス持続中にアプリケータの各構成部材間の横方向移動および回転運動を低減することである。
図9Dおよび9Eを参照すると、例示を目的として限定する意図なしに、具体例のセンサ担体20710が提示されている。センサ担体20710には、各種センサ担体のうち本願記載の諸機能部に類似している機能部が本願に記載されているような作用を発揮できるものに関連して説明された諸機能部のうち1つ以上が設けられているとよい。例えば、センサ担体20710には、基部20710Aと、第1および第2の保持アーム20710Bとが設けられているとよい。保持アーム20710Bは各々に、基部20710Aに接続されている第1端部20710Cと、自由端部20710Dが設けられているとよい。例えば、保持アーム20710Bは各々が、基部20710Aの第1半分体で基部20710Aに接続されているとよいが、自由端部20710Dは基部20710Aの第2半分体に向かって伸びているとよい。保持アーム20710Bは各々がその内面にセンサ保持機能部20710Eが配備されているとよい。センサ保持機能部20710Eは、自由端部20710Dに配備されているとよい。センサ保持機能20710Eは、センサ制御装置20102を筐体20702の内部に保持するよう構成されているとよい。センサ保持機能部20710Eには円錐面と勾配を付した成形分割線が設けられているとよいが、これらにより、送達時にセンサ制御装置20102を解放させることができる。保持アーム20710Bは各々がその外面に係止界面20710Fが設けられているとよい。係止界面20710Fは、鞘部材20704上の肋材部20704Uと係合することができる。上述のように、肋材部20704Uは、例えば、衝撃事象の発生中にセンサ保持アーム20710Bが外向きに屈曲するのを防ぐことができ、従って、センサ保持機能部20710Eをセンサ制御装置20102と係合状態に維持することができ、それにより、衝撃事象の発生中のセンサ制御装置20102が移動することがないようにする。
センサ担体20710には、複数の筐体取付け機能部20710F1が設けられていてもよい。実施形態によっては、例えば、センサ担体20710には、3つの筐体取付け機能部20710F1が設けられていてもよいものもある。それ以外の実施形態では、センサ担体20710に設けられている筐体取付け機能部20710F1の個数は、2つ、4つ、5つ、6つ、または、それ以上であってもよい。各筐体取付け機能部20710F1は、センサ担体20710上に等間隔に配置されているとよいが、センサ担体20710の上面から上向きに張り出しているとよい。センサ筐体取付け機能部20710F1は各々が、筐体スナップ式嵌合部20710G、筐体位置決め機能部20710H、偏倚機能部20710I、および、筐体止め20710Jを備えているとよい。筐体位置決め機能部20710Hは、センサ担体20710とそれに対する筐体20702の二者が一緒に接続される際に、前者の後者に対する軸線方向の位置決めを行うことができる。筐体スナップ式嵌合部20720Gは筐体20702上のセンサ担体取付けスロット20702Kに係合することで、センサ担体20710を筐体20702に接続することができる。偏倚機能部20710Iは筐体20702上のセンサ担体偏倚機能部20702Mに係合することができるが、該機能部はセンサ担体20710と筐体20702の間の傾斜を排除するよう構成されている。筐体止め20710Jは、センサ担体20710を筐体20702に対して軸線方向に位置決めすることができる。
センサ担体20710は複数の先鋭部材担体係止アーム20710Kを更に備えており、例えば、3つの先鋭部材担体係止アーム20710Kを備えていてもよい。先鋭部材担体係止アーム20710Kはセンサ担体20710上に等間隔に配置されているとよく、また、センサ担体20710の上面から上向きに張り出しているとよい。先鋭部材担体係止アーム20710Kは各々に、先鋭部材担体保持機能20710Lおよび畝状部20710Mが設けられているとよい。畝状部20710Mは鞘部材20704の内面に係合することができ、これは、後段以降でより詳細に説明するように、先鋭部材担体係止アーム20710Kを付勢して内側に向かわせるとともに先鋭部材担体保持機構20710Lに先鋭部材担体201102を保持させることができる。担体保持機構20710Lは、側面図で見ると三角形の形状であるが上面図で見ると「U字」形状を呈しているとよい。
本件開示の主題に従えば、本明細書で既に述べたように、センサ担体20710には複数の係止棚状部20710Nが設けられており、これらは鞘部材20704のロ係止アーム界面20704Mと係合するよう構成されているとよい。例えば、センサ担体20710には2つの係止棚状部20710Nが設けられているとよい。センサ担体20710はその係止棚状部20710Nの各々の近位に陥凹部20710Oが配置されて発射中に係止アーム界面20704Mを受容することで、係止アーム20704Jが発射中に筐体20702と係合してしまわないようにすることができる。センサ担体20710は、基部20710Aの中央を貫いて延びる開口部20710Pが設けられているとよい。開口部20710Pは先鋭部材ハブ205014を案内して、挿入中にはその移動を制限することができる。これに加えて、または、これに代えて、センサ担体20710にはバネ位置決め部材20710Qが設けられていてもよい。
センサ担体20710の底面には補強肋材部20710Rおよびセンサ位置決め畝状部20710Sが設けられていてもよいが、これにより、センサ制御装置20102のセンサ担体20710に対する平面運動を制限することができる。センサ担体20710の底面には、センサ制御装置20102を支持するよう構成されているセンサ支持面20710Tが設けられているとよい。
具体例の先鋭部材担体
図10Aおよび10Bは、それぞれ、先鋭部材担体2102の具体例の実施形態を描いた近位斜視図および縦断面図である。先鋭部材担体2102は、アプリケータ150の内側で先鋭部材モジュール2500を把持して保持することができる。挿入プロセスの持続中に1つ以上のバネが予め負荷を与えられて圧縮された状態から拡張した状態に変動した結果として、図39Aないし図39Fに関連づけて説明するが、モジュールが自動的に後退するようにしてもよい。先鋭部材担体2102の遠位端の付近には回転防止スロット1608が置かれ、これにより先鋭部材担体2102は、先鋭部材担体係止アーム1524の(図9Aに示されるような)中央領域内に位置決めされると回転することがないようにされる。回転防止スロット1608は先鋭部材担体基部面取り部1610の各区分間に位置決めされているとよいが、これにより、配備手順の最後に先鋭部材担体2102を後退させる際に、先鋭部材担体2102が鞘部材704を通り抜けて完全に後退するのを確実にすることができる。
図10Bに示すように、複数の先鋭保持アーム1618が先鋭部材担体2102の内部で中心軸線の周囲に配置されているとよいが、該アームの各々の遠位端には先鋭保持クリップ1620が設けられているとよい。先鋭保持クリップ1620には近位側の面が設けられており、これが中心軸線にほぼ垂直であるとともに、先鋭部材ハブ2516(図17A)の遠位側対向面に当接することができる。
図10Cおよび図10Dを参照すると、例示を目的として限定する意図なしに、具体例の先鋭部材担体201102が提示されている。先鋭部材担体201102には、各種先鋭部材担体のうち本願記載の諸機能部に類似している機能部が本願に記載されているような作用を発揮できるものに関連して説明されてきた1つ以上の諸機能部が設けられているとよい。例えば、先鋭部材担体201102には、センサ担体20710の3つの先鋭部材担体係止アーム20710Kと係合するための一連の機能部が設けられているとよい。これら機能部には、部分的後退前保持面201102Aおよび部分的後退後保持面201102Bが設けられているとよい。例えば出荷中や保管中などのように部分的後退が行われる前には、部分的後退前保持面201102Aが先鋭部材担体保持機能部20710Lと係合しているとよい。部分的後退が行われた後では、部分的後退後保持面201102Bが先鋭部材担体保持機能部(アーム)20710Lと係合するようにするとよい。例えば、鞘部材20704が最初にセンサ担体20710に対して近位方向に移動すると、保持アーム20710Lの畝状部20710Mが鞘部材20704のスロット20704Qと係合することができ、これにより、保持アーム20720Lを半径方向外側に移動させることができるようになるとともに、先鋭部材担体保持機能部(アーム)20710Lに部分的後退前保持面201102Aを通過させて部分的後退後保持面201102Bと係合させることができるようになる。部分的後退前保持面201102Aの端部と部分的後退後保持面201102の始まり部分の間の高低差が部分的後退の距離である。移動面201102Cは、部分的後退後保持面201102Bのすぐ下に配備されているとよいが、先鋭部材担体201102が後退する際には、保持アーム20710Lの圧に抗して摺動できるようにする。整列壁201102Dは、部分的後退の持続中に先鋭部材担体201102をセンサ担体20704と整列した状態に保つのに役立つ。先鋭部材担体201102には面取り部201102Fが設けられているとよいが、これには、センサ担体20710上の保持アーム20710Lとの係合するための回転防止スロット201102Eが設けることができる。
内側を見ると、先鋭部材担体201102には先鋭保持アーム201102Gが設けられており、これらには引込み面201102Iおよび先鋭部材ハブ接触面201102Hが設けられている。保持アーム201102Gは先鋭部材ハブ205014を受け取って保持することができる。バネ止め201102Jは保持バネ205612に係合することができる。
具体例のセンサ・モジュール
図11Aおよび図11Bはそれぞれ、センサ・モジュール504の具体例の実施形態を描いた上面斜視図と底面斜視図である。モジュール504はコネクタ2300(図12Aおよび図12B)およびセンサ104(図13)を保持することができる。モジュール504は、電子機器類筐体706と堅固に接続することができる。1つ以上の偏向自在なアームまたはモジュール・スナップ式嵌合部2202は、これらと対応する、筐体706の機能部2010の中にスナップ式に嵌め合わせることができる。先鋭スロット2208は、尖端部2502は通り抜けるが先鋭シャフト2504は暫定的に滞留することになる部位を提供することができる。センサ棚状部2212は、水平面内のセンサ位置を定め、センサがコネクタ2300を持ち上げてポスト部から脱落するのを防ぎ、更には、センサ104をコネクタ封鎖部の平面に平行に維持することができる。該棚状部がまた、センサの曲げ形状と最小曲げ半径も定めるようにしてもよい。該棚状部はセンサの垂直方向の移動を制限することで塔状部が電子機器類筐体面より上位に突出することがないようにすることができるとともに、パッチ曲面の下のセンサ尾部の長さを定めるようにしてもよい。センサ壁2216が、センサを拘束し、センサ曲げ形状および最小曲げ半径を定めるようにしてもよい。
図12Aおよび図12Bは、それぞれ、開状態および閉状態にあるコネクタ2300の具体例の実施形態を描いた斜視図である。コネクタ2300はシリコーンゴムで作製することができるが、センサ104と筐体706内の電子機器類の電気回路接点との間の導電接点2302として作用する柔軟な炭素含浸重合体モジュールを封入している。コネクタはまた、容器からアプリケータに移した後と使用者の皮膚に貼り付けた後の集成による圧縮状態にある場合は、センサの防湿壁として作用することもできる。複数の封鎖面2304は、電気接点とセンサ接点に水密封鎖を供与することができる。1つ以上の蝶番2308は、コネクタ2300の遠位部と近位部の、2つの部分を接続することができる。
図13は、センサ104の具体例の実施形態を描いた斜視図である。頸状部2406は、センサを例えば90度折り返すことができるようにする領域であるとよい。尾部2408の膜は、センサ104の活性被分析物感知素子を覆うことができる。尾部2408は、挿入後に使用者の皮下に常駐するセンサ104の部分であるとよい。旗状部2404は、各接点および封鎖面を含んでいるとよい。偏倚塔状部2412は、尾部2408を偏倚させて先鋭スロット2208に入れるつまみ状部材であるとよい。偏倚支点2414は偏倚塔状部2412の幅員増加部分であるとよいが、これが針の内面に接触することで尾部を偏倚させてスロットに入れる。偏倚調整部2416は、尾部の接続部分の局所的曲げ減らし、センサ通過痕の損傷を防ぐことができる。各接点2418は、センサのアクティブ部位をコネクタ2300に電気接続することができる。通信ループ状支線2420は、電気経路を垂直方向から90度転換して、センサ棚状部2212と係合することができる(図11B)。
図14Aおよび図14Bはそれぞれ、センサ・モジュール504、コネクタ2300、および、センサ104を備えているセンサ・モジュール集成体の具体例の実施形態を描いた底面斜視図および上面斜視図である。前述の実施形態の一局面によれば、挿入中または挿入後に、センサ104は、図14Aの力F1と示されるような、センサ104に抗して近位方向に押し上げてセンサ・モジュール504内に入る軸線方向の力を受ける。実施形態によっては、これにより逆作用の力F2がセンサ104の頸状部2406に加えられ、その結果、そのまた逆作用の力F3に転換されてセンサ104の通信ループ状支線2420に加えられるものもある。実施形態によっては、軸線方向の力F1が生じるのは、センサ設計によりセンサ自体を押圧して組織に通すようにされたセンサ挿入機構や挿入中の先鋭部材後退機構の結果であるものや、或いは、センサ104を(例えば、挿入後に)包囲している組織によって生成される生理学的反応が原因であったりするものもある。
図15Aおよび図15Bは、或る軸線方向補強機能部を備えているセンサ・モジュール集成体の具体例の実施形態の近接部分図である。一般的な意味で、本明細書に記載の各実施形態は、挿入機構、後退機構、または、その両方の結果として、もしくは、身体内に入ったセンサへの生理学的反応により、センサに加えられる軸線方向の力の影響を軽減することを目的としてる。図15Aおよび図15Bで分かるように、実施形態の一局面によれば、センサ3104はその近位部にフック機能部3106が設けられており、これがセンサ・モジュール3504のキャッチ機能部3506と係合するよう構成されている。実施形態によっては、センサ・モジュール3504に空隙領域3508が設けられていることで、集成中にセンサ3104の遠位部が後方に揺動できるようにして、センサ3104のフック機能部3106をセンサ・モジュール3504のキャッチ機能部3506を乗り越えて中へ集成することができるようにしたものもある。
実施形態のもう1つ別の局面によれば、フック機能部3106およびキャッチ機能部3506は、次のような態様で動作する。センサ3104は、上述のように、センサ・モジュール3504に接続された近位センサ部と、体液と接触する皮膚表面の下に配置される遠位センサ部とから成る。図15Aおよび図15Bで分かるように、近位センサ部は、センサ・モジュール3504のキャッチ機能部3506に隣接するフック機能部3106を含んでいる。センサの挿入中または挿入後に、センサ3104の長軸線に沿って近位方向に1つ以上の力が加えられる。1つ以上の力に反応して、フック機能部3106がキャッチ機能3506と係合することで、長軸線に沿った近位方向にセンサ3104が変位することがないよう図っている。
実施形態のもう1つ別の局面によれば、センサ3104は、以下の態様でセンサ・モジュール3504と集成するとよい。センサ3104は、近位センサ部を横方向に変位させることでフック機能部3106をセンサ・モジュール3504のキャッチ機能部3506の近位に置くことによって、センサ・モジュール3504に装填される。より具体的に述べると、近位センサ部を横方向に変位させることで、近位センサ部がセンサ・モジュール3504の空隙領域3508に入る。
図15Aおよび図15Bは、フック機能部3106をセンサ3104の一部として描き、また、キャッチ機能部3506をセンサ・モジュール3504の一部として描いているが、フック機能部3106がそれに代えてセンサ・モジュール3504の一部であってもよいことを、また同様に、キャッチ機能部3506が上記に代えてセンサ3106の一部であってもよいことを、当業者は正しく認識するだろう。同様に、センサ3104およびセンサ・モジュール3504に実装されることでセンサ3104が軸線方向に変位するのを阻止する上記以外の各種の機構(例えば、戻止め、ラッチ、ファスナ、ネジなど)も利用し得るし本件開示の範囲に入ることを、当業者は認識するであろう。
図15Cは、本件開示の1つ以上の実施形態による具体例のセンサ11900の側面図である。センサ11900は、いくつかの点で、本明細書に記載のセンサのいずれかと類似していても構わないが、従って、特定の被分析物濃度を検出する目的で被分析物監視システムにおいて使用することができる。図示のように、センサ11900には尾部11902、旗状部11904、および、尾部11902と旗状部11904を相互接続する頸状部11906が設けられている。尾部11902は酵素またはそれ以外の化学物質または生物学的物質を含み、実施形態によっては、膜が化学物質を被覆しているものもある。使用に際して、尾部11902は使用者の皮下に経皮的に受容されて、尾部に含まれる化学物質は、体液が存在するところにおける被分析物監視を容易にするのに役立つ。
尾部11902が先鋭部材(図示せず)の中空部または陥凹部の内側に受容されることで、センサ11900の尾部11902の少なくとも一部を取り囲むことになる。図示のように、尾部11902は水平から相対補正角度Qで延びているとよい。実施形態によっては、角度Qが約85°になるものもある。従って、他のセンサ尾部とは対照的に、尾部11902は旗状部11904から垂直に延びていなくてもよいが、その代わりに、垂直を基準に相対補正した角度を成しているとよい。こうすれば尾部11902を先鋭部材の陥凹部の内側に維持するのを助ける際に有利であるのは分かると推察される。
尾部11902には、第1端または下端11908aと、下端11908aの反対側の第2端または上端11908bが設けられている。塔状部11910は上端11908bまたはその付近に設けることができ、頸状部11906が尾部11902を旗状部11904に相互接続している部位から垂直方向で上向きに延びているとよい。操作中は、先鋭部材が横方向に動くと、塔状部11910は尾部11902が旋回して先鋭部材に向かうのを助け、またそうでなければ、先鋭部材の陥凹部の内側に留まる。更に、実施形態によっては、塔状部11910にはそこから横方向に延びてる突起部11912が設けられているか、別途画定されているものもある。センサ11900が先鋭部材と嵌合し、尾部11902が先鋭部材の陥凹部の内側に張り出している場合、突起部11912は陥凹部の内面と係合するとよい。動作中、突起部11912は、尾部11902を陥凹部の内側に保持するのに役立つ。
旗状部11904には概ね平坦な面が設けられており、1つ以上のセンサ接点11914がその上に配置されているとよい。センサ接点(単数または複数)11914は、それと一致する個数の柔軟な炭素含浸重合体モジュールがコネクタ内に封入されたものと整列するよう構成されているとよい。
実施形態によっては、図示のように、頸状部11906には下り傾斜部または屈曲部11916が設けられている、または、別途画定されているとよいが、これは旗状部11904と尾部11902の間で張り出している。屈曲部11916は、センサ11900に曲げやすさを加えるという点、また、頸状部11906の屈曲を防止するのに役立つという点で有利であるのは分かると推察される。
実施形態によっては、切欠き11918(破線で示されている)が頸状部11906に近い旗状部に選択的に画定されているものもある。センサ11900が架台部に取り付けられると、切欠き11918がセンサ11900に曲げやすさと耐性を加えることができる。より具体的には、センサ11900が架台部内に取り付けられると発生する可能性がある干渉力を吸収するのに、切欠き11918が役立つ。
実施形態によっては、図15Dないし図15Gに例示されているように、上記頸状部には、例えば11921aや1102bなどのような複数の方向転換部がある下り傾斜部または屈曲部11920aないし11920dのような非線形の形状部が旗状部11904と尾部11902の間に張り出した状態で設けられている、または、別途画定されているようにしたものもある。屈曲部11920aないし11920dは、垂直配向と水平配向の両方でセンサ11900に曲げやすさを加えることにより、センサ11900の現場剛性を低減するのに有利となる。このように付加された曲げやすさはセンサ11900に多数方向へのバネ状構造を供与することができ、これが頸状部11906の変形を制限するのに役立つ一方で、尾部11902および旗状部11904がそれぞれの予想される位置または固定位置に留まることを確保する。バネ状構造はまた、構造全体に加えられる応力を低減しながら、センサ11900の柔軟性を増大させもする。
おおまかには、垂直軸線と水平軸線を有する平面に沿って整列状態にある尾部、旗状部、および、頸状部がセンサに設けられているものと理解するとよい。バネ状構造は、センサの頸状部の屈曲部における方向転換部の配向を多様にすることで作成されるとよい。尾部と旗状部の間にあって、頸状部には垂直軸線に関して少なくとも2つの方向転換部が設けられて、バネ状構造を供与しているとよい。少なくとも2つの方向転換部により、尾部、旗状部、および、頸状部が共有している平坦面の軸線に関して、頸状部それ自体は切れ目なく続く、重複層の構造の頸状部を設けることができる。これら重複する方向転換部がバネ状構造を構成している。実施形態によっては、重複層の頸状部は垂直配向のものがある。実施形態によっては、重複層の頸状部は水平配向のものもある。
図15Dは、旗状部11904と尾部11902との間にあって屈曲部11920aに方向転換部11921aと方向転換部11921bが設けられている頸状部をセンサ11900が備えている一実施形態を例示している。図示の実施形態では、少なくとも1つの方向転換部11921aが、センサ11900の尾部の最上端または場合によっては塔状部11910の最上端に当接している。この配向が有利なのは、追加部材を用いて屈曲部11920aを作ると考えてもなお、センサの全実装面積を削減するからである。この構成により、複数の重複する垂直方向に整列した水平層を方向転換部と別な方向転換部との間に設けることができる。
図15Eは、旗状部11904と尾部11902の間にあって全体的に渦巻パターンを形成している屈曲部11920bに少なくとも3つの方向転換部11923a、11923b、および、11923cが設けられている頸状部をセンサ11900が備えている一実施形態を例示している。この実施形態においては、方向転換部はここでもセンサ11900の尾部の最上端または塔状部11910の最上端に当接している。この配向は、センサの全実装面積を維持することに加えて、水平方向応力と垂直方向応力に更なる平衡状態をもたらすことができる。方向転換部をこのように配置した重複層は、水平軸線と垂直軸線の両方に沿って概ね平衡である。
図15Fは、旗状部11904と尾部11902の間にあって屈曲部11920cに方向転換部11925a、11925b、11925cが設けられている頸状部を備えているセンサ11900のもう1つ別の実施形態を例示している。図示の実施形態では、方向転換部11925cは、センサの尾部の最上端または塔状部11910の最上端に近い位置にある尾部11902の領域を屈曲部11920cの続きの部分に接続している。センサの全実装面積を削減することに加えて、この配向では、水平配向軸線に更なる曲げやすさを供与すると考えられる。この配置は、複数の重複する水平方向に整列した鉛直層を方向転換部と別な方向転換部との間に設けることができる。
図15Gは、旗状部11904と尾部11902の間にあって屈曲部11920dに方向転換部11927a、11927b、11927cが設けられた頸状部を備えているセンサ11900のまた1つ別の実施形態を例示している。図示の実施形態では、屈曲部11920dは、主として、センサの尾部11902で生じ、尾部11902と塔状部11910を接続しているが、塔状部11910と旗状部11904の間のセンサの広がりは概ね途絶されてはいない。方向転換部11927aは、大体、塔状部11910を屈曲部11920dの続きの部分に接続しており、他方で、方向転換部11927cは尾部11902を屈曲部11920dの続きの部分に接続している。この配向は、垂直配向軸線に更なる曲げやすさを供与すると思われる。この配置では、複数の重複する水平方向に整列した鉛直層を方向転換部と別な方向転換部との間に設けることができる。
頸状部の方向転換部は、センサの頸状部をもっと大きい頸状部構造から折り畳み、センサを一部に含むシート状の素材からセンサをレーザで切り出し、複数の方向転換部が設けられた形状を有するセンサを印刷し、センサが一部に含まれたシート状の素材からセンサを打ち抜き成形することによって作成してもよいし、或いは、それ以外の、頸状部に高精度の屈曲部を設けるのに好適な製造プロセスによって作成しても構わない。
図16Aおよび図16Bは、1つ以上の実施形態による、具体例のコネクタ集成体12000の等角図および部分分解等角図である。図示のように、集成体12000にはコネクタ12002が設けられているとよいが、図17Cはコネクタ12002の等角底面図である。コネクタ12002は射出成形部材を備えており、これは、1つ以上の柔軟な炭素含浸重合体モジュール12004(図16Bには4つ示されている)を架台部12006に固定するのを助ける目的で使用される。より具体的には、コネクタ12002は該モジュール12004を、センサ11900に隣接した適所に、尚且つ、旗状部11904(図15C)上に設けられたセンサ接点11914(図15C)と接触状態に固定するのに役立つ。モジュール12004は導電性素材で作製されているとよいが、該素材は、センサ11900とこれと対応する、架台部12006内に設けられた回路接点(図示せず)との間の導電通信を供与するためにある。
図16Cで最も良く分かるが、コネクタ12002は、モジュール12004を受容する寸法に設定されたポケット12008を画定しているとよい。更に、実施形態によっては、コネクタ12002には1つ以上の窪み12010が更に画定されており、これらと対応する1つ以上の、架台部12006上のフランジ12012(図16B)と嵌合するよう構成されているものもある。窪み12010をフランジ12012と嵌合させることにより、締まり嵌めなどによってコネクタ12002を架台部12006に固定することができる。これ以外の実施形態では、コネクタ12002は、接着剤を使用して、または、超音波溶接により、架台部12006に固定されてもよい。
図16Dおよび図16Eは、1つ以上の実施形態による、もう1つ別の具体例のコネクタア集成体12100の等角図および部分分解等角図である。図示のように、コネクタ集成体12100はコネクタ12102が設けられているとよいが、図16Fはコネクタ12102の等角底面図である。コネクタ12102は射出成形部材を備えており、これは、1つ以上の柔軟な金属接点12104(図16Eには4つ示されている)を架台部12006上でセンサ11900を押圧して固定された状態に保つのを助ける目的で使用される。より具体的には、コネクタ12102は該接点12104を、センサ11900に隣接した適所に、尚且つ、旗状部11904上に設けられたセンサ接点11914(図15C)と接触状態に固定するのに役立つ。接点12104は打ち抜き成形された導電性素材から作製されているとよいが、該素材は、センサ11900とこれと対応する、架台部12106内に設けられた回路接点(図示せず)との間の導電通信を供与する。実施形態によっては、例えば、接点12104は、架台部12106内に配置されたPCB(図示せず)にはんだ付けされているものもある。
図16Fで最も良く分かるが、コネクタ12102は接点12104を受容する寸法に設定されたポケット12108を画定しているとよい。更に、実施形態によっては、コネクタ12102には1つ以上の窪み12110が更に画定されており、これらと対応する1つ以上の、架台部12006上のフランジ12112(図16E)と嵌合するよう構成されているものもある。窪み12110をフランジ12112と嵌合させることは、締まり嵌めなどによってコネクタ12102を架台部12106に固定するのに役立つ。これ以外の実施形態では、コネクタ12102は、接着剤を使用して、または、超音波溶接により、架台部12106に固定されてもよい。
具体例の先鋭部材モジュール
図17Aは、センサ・モジュール504(図6B)内で集成する前の先鋭部材モジュール2500の具体例の実施形態を描いた斜視図である。先鋭部材2502には遠位先端部2506が設けられているとよいが、これは皮膚を刺し通すことができる一方で、先鋭シャフト2504の中空部または陥凹部の中でセンサを支えることでセンサ尾部の活性表面を体液と接触させることができる。ハブ押し円筒部2508は、挿入中に先鋭部材担体が押す表面を提供することができる。ハブ小円筒部2512は、先鋭部材ハブ接触面1622(図10B)の張出し部のための空間を提供することができる。ハブスナップ爪位置決め円筒部2514は、先鋭部材ハブ接触面1622が当接するハブスナップ爪2516の遠位側を向いた表面を提供することができる。ハブスナップ爪2516には円錐面が設けられているとよいが、これが先鋭部材モジュール2500の取り付け中にクリップ1620を開かせる。
図17Bないし図17Hは、各種の先鋭部材モジュールの具体例の実施形態が様々な集成段階にあって皮膚被分析物センサの挿入に際して使用に備えているのを例示している。実施形態の一局面によれば、センサ、挿入用先鋭部材、または、その両方に基準点に対して勾配を設けることにより、挿入針の先端部とセンサの先端部が共局在化を行えるようにし、また更に、皮膚表面に単一の接触点を設けることができる。このように、センサが被験者に挿入されるときに、先鋭部材が皮膚表面で最前縁となることで、センサのための真皮層への挿入路を形成することができる。実施形態によっては、例えば、先鋭センサ、皮膚センサ、または、その両方のセンサは、挿入のための基準点に対して(例えば、互いに対して、皮膚の表面に対して、または、アプリケータの基部に対して)勾配を付けることができるものもあるが、その場合、先鋭部材の勾配はセンサの勾配とは異なっている。例えば、基準点は真皮挿入のために破られる皮膚表面の場合もあるし、或いは、センサ・アプリケータセットの基準またはその一構成要素である場合もある。実施形態によっては、先鋭部材はセンサに対して或る角度で配置することができるものもある。例えば、先鋭部材がセンサに対して角度を成すように設計されている場合、アプリケータセットの操作中は針がセンサの最前端となる。更に、針の設計それ自体と、センサに対する針の位置決めにより、米国特許出願公開第2014/0171771号明細書に開示されている構成の全てを含むどのような所望の構成で実現されても構わないが、該出願公開はその全体がどの点をとってもここに引例に挙げることにより本件の一部を構成している。
更に、図17Bないし図17Jに関して説明されている具体例の各実施形態の大半は皮膚被分析物センサと皮膚挿入に言及しているが、これら実施形態のいずれも、皮膚空間を越えて、例えば、皮下組織(例えば、身体の皮膚の部位次第であるが、皮膚表面の3mmないし10mm真下)の中に(または、完全にそこを貫いて)配置することができる被分析物センサを用いて使用するのに適した寸法と形状に設定することができることを、当業者は理解するであろう。
図17Bは、皮膚センサの挿入に使用できる先鋭部材モジュール2550の具体例の実施形態を描いた斜視図である。先鋭部材モジュール2550は同図ではセンサ・モジュール504(図6B)と集成する前が例示されており、また、図17Aに関して説明した実施形態のものに類似した構成部材、例えば、先鋭部材2552、先鋭シャフト2554、遠位尖端部2556、ハブ押し円筒部2558、ハブ小円筒部2562、ハブスナップ爪2566、および、ハブスナップ爪位置決め円筒部2564などを備えているとよい。先鋭部材2552は先鋭部材モジュール2550の内側にあって、ハブスナップ爪2566、ハブ小円筒部2562、および、ハブ押し円筒部2558の中心を通って延びている長軸線2545に対して偏心位置に設置されているとよい。これに加えて、先鋭部材モジュール2550は、先鋭部材2552の一部と並行かつそこに隣接している先鋭スペーサ2568を備えているとよい。先鋭スペーサ2568は、センサ104(図示せず)と先鋭部材2552の間で先鋭部材2552の近位部に沿って設置されているとよいが、先鋭部材2552の近位部ではセンサ104と先鋭部材2552が離隔状態に維持されるのを確保することができる。先鋭部材2552はハブの構成部材2558、2562、2566と一体の成形プロセス中に偏心位置に置かれるとよいが、該構成部材は各々が硬質可塑素材から構成されているとよい。
図17Cおよび図17Dは、センサ・モジュール504(図6B)と集成する前にあって、先鋭部材2552、スペーサ2568、ハブ押し円筒部2558、ハブ小円筒部2562、および、ハブスナップ爪2566を先鋭部材モジュール2550を備えているのを描いた2種類の側面図である。実施形態によっては、先鋭部材2552とハブの各種構成部材と間の相対距離が次のように置かれるものもある。例えば、先鋭部材2552とハブの半径中点との間の距離S1は、0.50mmから1mmの範囲(例えば、0.89mm)であるとよい。先鋭スペーサ2568の高さS2は、3mmから5mmの範囲(例えば、3.26mm)であるとよい。ハブの高さS3は5mmから10mmの範囲 (例えば、6.77mm)であるとよい。先鋭部材2552の長さS4は、1.5mmから25mmの範囲(例えば、8.55mm)であるといが、被験者の挿入部位の位置次第で決まると推察される。
図17Eは、先鋭部材2552、スペーサ2568、および、ハブの各種構成部材(ハブスナップ爪2566、ハブ小円筒部2562、および、ハブ押し円筒部2558)を備えており、センサ・モジュール504と集成された際の先鋭部材モジュール2550の縦断面図である。図17Eで分かるように、先鋭部材2552はセンサ・モジュール504の先鋭スロット2208の内側に位置決めされるが、該モジュールは湾曲した内面2250が遠位端の位置に設けられている。センサ・モジュール504の湾曲した内面2250が先鋭部材2552の一部と接触して偏向させることで、遠位尖端部2556が中央の長軸線2545に向かう配向となるようにすることができる。図17Hで最も良く分かるが、先鋭部材2552を位置決めするにあたり、その遠位部と中心長軸線2545が、5°から20°の範囲がよいが、鋭角Sθを形成するようにするとよい。実施形態によっては、例えば、Sθは、5°から17°または、7°から15°の範囲であるとよい場合もあれば、或いは、9°から13°の範囲で、例えば、9°、10°、11°、12°、または、13°であるものもある。
図17Eを更に参照すると、センサ・モジュール504の遠位端の付近に突起部2251があり、これが皮膚液などのような体液の灌流を促進することができる。図17Eでは湾曲面として例示されているが、突出部2251はどのような所望の態様で成形されていてもよい。これに加えて、実施形態によっては、複数の突出部があってもよいものもある。米国特許出願公開第2014/0275907号明細書は、その全体がどの点をとってもここに引例に挙げることにより本件の一部を構成しているのであるが、多様な突起部形状の各種のセンサ装置を記載しており、その各々は本明細書に記載の各実施形態を利用して実現することができる。本明細書に記載のそのような各実施形態の大半は該突起部から外へ針が出ているのを例示しているが、これ以外の実施形態では、針は該突起部に隣接しているセンサ装置基部から外に出たうえで、その位置からセンサ104の先端部を越えて張り出している。
図17Eおよび図17Fを更に参照すると、センサ104は皮膚センサであって、センサ尾部2408がセンサ104の遠位端側に位置決めされているとよいが、また、センサ尾部は中心長軸線2545に対して概ね平行な配向で位置決めされているとよい。センサ尾部2408の遠位端は遠位側の尖端部2556の近位にあって、先鋭シャフト2554の一部と離隔された関係にあるか、そこに載置されているか、そこを押圧しながら静止しているか、いずれであってもよい。更に図17Eに描かれているように、先鋭スペーサ2568が先鋭部材2552の近位部とセンサ104の間に離隔した関係をもたらすことで、その両者が接触しないよう図っている。センサ・モジュール504は、センサ104の遠位端に相対的に垂直であるセンサ104の近位部を収容するためのセンサ・コネクタ2300を更に備えているとよい。
図17Fは、センサ・モジュール504の上面から下に至る概略図である。センサ・モジュール504には、センサ制御装置102の覆い部材(図示せず)と接続するための1つ以上のセンサ・モジュール・スナップ式嵌合部2202が設けられているとよい。センサ・モジュール504にはセンサ・コネクタ2300が設けられていてもよいが、これはセンサ104の近位部と接続するためのセンサ接点2302を備えているとよい。センサ・コネクタ2300はシリコーンゴムで作製することができるが、センサ104とセンサ制御装置102内の電子機器類の電気回路接点との間の導電接点2302として作用する柔軟な炭素含浸重合体モジュールを封入している。コネクタはまた、容器からアプリケータに移した後と使用者の皮膚に貼り付けた後の集成による圧縮状態にある場合は、センサ104の防湿壁として作用することもできる。3つの接点2302が描かれているが、コネクタ2300の接点の個数はこれより少なくてもよいし(例えば、2つ)、或いは、これより多くてもよい(例えば、4つ、5つ、6つなど)が、センサ104の特定の種類または構成に応じて決まるものと理解するべきである。センサ・コネクタ2300は更にセンサ・モジュール504に接続されているとよいが、これは、2本のコネクタ支柱2206をコネクタ2300に設けられた同数の開口を通して設置するという手段による。2本の支柱2206が描かれているが、コネクタ2300をセンサ・モジュール504に接続する目的でどのような本数のコネクタ支柱2206が使用されても構わないものと理解するべきである。
図17Gおよび図17Hはそれぞれ、皮膚センサの挿入のために使用することができる先鋭部材モジュール2600のもう1つ別の具体例の実施形態の斜視図および側面図である。同図では先鋭部材モジュール2600は、センサ・モジュール504(図6B)と集成する前の状態で例示されているが、図17Aおよび図17Bに関して説明した各実施形態のもの、例えば、先鋭部材2602、先鋭シャフト2604、先鋭遠位先端部2606、ハブ押し円筒部2608、ハブ小円筒部2612、ハブスナップ爪2616、ハブスナップ爪位置決め円筒部2614などに類似している各種構成部材を備えているとよい。実施形態によっては、先鋭部材2602は「予め屈曲させた」針であってもよい場合もあり、これには、先鋭部材モジュール2600の外側の一点から始まって或る角度でハブの中心点と交差する(例えば、ハブ押し円筒部2608を通り抜けている)近位部2603が設けられている。先鋭部材2602には遠位部2605が設けられていてもよいが、これは、ハブの遠位部の付近の一点から遠位方向に或る角度を成して使用者の皮膚の挿入店まで伸びている。図17Hに例示されているように、先鋭部材2602には曲がった部分2607がハブ押し円筒部2608の外側の部位に設けられているとよいが、当該部分は先鋭部材2602の近位部2603と遠位部2605の間に概ね90°の角度が付されているとよい。先鋭部材モジュール2600にはまた、集成中、使用中、または、その両方において「予め屈曲させた」先鋭部材2602を適所に維持するための屈曲部フィン・ガイド2620が設けられており、ハブの構成部材に対する先鋭部材2602の横方向移動または回転運動を阻止するようにするとよい。先鋭部材2602の近位部2603は、成形プロセスが完了した後で、尚且つ、先鋭部材モジュール2600をセンサ・モジュール504と集成する前に、ハブから「トリミング(切り整える作業)」を施される。
図17Iおよび図17Jはそれぞれ、センサ・モジュール504と集成された際の先鋭部材モジュール2600(ハブスナップ爪2616、ハブ小円筒部2612、ハブ押し円筒部2608などを含む)の縦断面図および側面図を例示している。図17Iで分かるように、センサ・モジュール504には先鋭スロット2208が設けられており、この中を通って、先鋭部材2602は或る角度の遠位方向に伸びているとよい。先に説明したように、先鋭部材2602の近位部は屈曲部フィン・ガイド2620を通り抜けており、該ガイドはセンサ・モジュール504の遠位部に接続されている。センサ・モジュール504はセンサ104を備えていてもよいが、これは皮膚センサであるとよい。図17Iで分かるように、先鋭部材2602およびセンサ尾部2408はそれぞれの長軸線が収束する一点で鋭角Sθを形成しているとよい。角度Sθは5°から20°の間の範囲であるとよい。実施形態によっては、例えば、S0は、5°から17°または、7°から15°の範囲であるとよい場合もあれば、或いは、9°から13°の範囲で、例えば、9°、10°、11°、12°、または、13°であるものもある。実施形態によっては、遠位尖端部2606は距離S6に置かれるが、これはセンサ尾部2408の端部の近位にある。距離S6は0.02mmから0.10mmの間の範囲に入ればよいが、例えば、0.05mm、0.06mm、または、0.07mmであるとよい。
図17Iおよび図17Jを更に参照すると、センサ・モジュール504は、センサ104の遠位端に相対的に垂直であるセンサ104の近位部を収容するためのセンサ・コネクタ2300も備えているとよい。センサ・モジュール504には、センサ制御装置102の覆い部材(図示せず)と接続するための、1つ以上のセンサ・モジュール・スナップ式嵌合部2202が更に設けられているとよい。センサ・コネクタ2300は、図17Fに関して説明したものと同一の各種構造を備えているとよい。
上述の各実施形態においては、先鋭部材はステンレス鋼または同様の可撓性素材(例えば、針を製造するために使用される素材)で作製されるとともにその寸法は、アプリケータが皮膚センサの少なくとも一部を皮層に挿入することはできても真皮層を貫くことはないように設定されているとよい。或る実施形態によれば、先鋭部材は、0.1mmから0.5mmの断面径(幅)を有している。例えば、先鋭部材は0.1mmから0.3mmの直径を有しており、0.15mmから0.25mmなどの直径でもよいが、例えば、直径が0.16mmから0.22mmなどでもよい。所与の先鋭部材はその全長に亘って一定の幅、すなわち、均一な幅を有していてもよいし、或いは、その長さの一部、例えば、皮膚の表面を穿刺するのに使用される先端部などに亘って幅が異なっている、すなわち、幅が変動するようにしてもよい。例えば、図17Iに例示されている実施形態に関しては、先鋭部材2602の幅は、屈曲部フィン・ガイド1620と遠位先鋭先端2606の間の遠位側の部分に沿って狭くなっていてもよい。
先鋭部材はまた、皮膚センサを真皮層にちょっとだけ挿入するのに丁度の長さを有しているとよい。挿入深さは、先鋭部材の長さ、基部の形状、挿入深さを制限する上記以外のアプリケータ構成部材、または、それらの各種組合せによって抑制されるとよい。先鋭部材は1.5mmから25mmの間の長さを有していればよい。例えば、先鋭部材は長さが1mmから3mm、3mmから5mm、5mmから7mm、7mmから9mm、9mmから11mm、11mmから13mm、13mmから15mm、15mmから17mm、17mmから19mm、19mmから21mm、21mmから23mm、または、23mmから25mmでもよいし、或いは、25mmを超える長さであっても構わない。先鋭部材は25mmまでの長さを有していてもよいが、特定の実施形態では、先鋭部材の全長が被験者に挿入されることがないが、それは、皮膚空間より奥に突抜けることになるためであることは正しく認識されるだろう。先鋭部材の挿入されない長さは、アプリケータセットにおける先鋭部材の操作と操縦のための備えとすることができる。従って、先鋭部材は25mmまでの長さを有していてもよいが、上記の特定の各実施形態における被験者の皮下への先鋭部材の挿入深さは皮層に限定され、例えば、約1.5mmから4mmに限定されるが、これは、以下でより詳細に説明するように、皮膚の部位に応じて決まる。しかしながら、本明細書に開示されている全ての実施形態において、先鋭部材は皮膚空間より奥に突抜けるよう構成されていてもよく、例えば、(具体的には、身体の皮膚の部位次第では皮下3mmないし皮下10mmの)皮下組織内に(または、そこを完全貫通しさえして)伸びるよう構成されていても構わない。加えて、具体例の実施形態によっては、本明細書に記載の先鋭部材としては、内部空間または内腔が設けられた、中空の挿入用針または部分的に中空の挿入用針であるのがよいものもある。しかし、それ以外の実施形態では、本明細書に記載の先鋭部材としては中実の挿入用針であってもよく、それらは内部空間、内腔、または、その両方が設けられていない。更に、本件主題のアプリケータセットの先鋭部材は刀身状でもよいし、刀身状ではなくてもよい。
同様に、上記の各実施形態では、皮膚センサの寸法は、該センサの少なくとも一部が皮層の丁度の位置に設置されているように、また、経皮的に設置される実施形態では一部が皮膚の外側に残っているように設定される。すなわち、皮膚センサの寸法は、皮膚センサの全体または概ね全体が皮層に挿入されると、センサの最遠位部(挿入部または挿入長さ)が被験者の真皮内に配置されているように、また、センサが操作可能に皮膚に配置されると、センサのどの部分も被験者の皮層より奥に挿入されていることがないように設定されている。
センサの寸法(例えば、長さ)は、センサの挿入を受ける被験者の身体部位に従って選択されるとよいが、それは、表皮と真皮の深さや厚みが皮膚の部位に応じて或る程度の変動を示すからである。例えば、表皮は厚さが瞼ではわずか約0.05mmであるが、手の平と足の裏では約1.5mmである。真皮は皮膚の3層のうちで最も厚く、約1.5mmから4mmの範囲であるが、これは皮膚の部位次第である。センサの遠位端を被験者の皮層に埋め込みはするが貫通しないようにするために、皮膚センサの挿入される部分の長さは表皮の厚さよりも大きいのは当然のことながら、表皮と真皮の厚さの合計を超過するのは禁物である。方法としては、使用者の身体上の挿入部位を決定したうえで、その部位に適切に寸法設定されたアプリケータセットを選択することが挙げられる。
或る特定の局面では、センサは、0.25mmから4mmの最長寸法(または「長さ」)を有している長手のセンサである。センサの一部のみが皮膚に挿入される実施形態では、挿入されるセンサの長さは0.5mmから3mmの範囲であり、具体的には、1mmから2mmなどのような範囲であるが、例えば、1.5mmである。センサの寸法はそのアスペクト比で表すこともできる。特定の各実施形態では、皮膚センサは長さの幅に(直径)に対するアスペクト比が約30:1から約6:1である。例えば、アスペクト比は約25:1から約10:1であるとよいが、例えば、20:1および15:1などでもよい。皮膚センサの挿入部分は感受性化学物質を含んでいる。
しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のすべては、センサの少なくとも一部が皮層より奥の、例えば、皮下組織(または脂肪)の中の(または、そこを通り抜けた先の)位置などに設置されるよう構成されているとよい。例えば、センサは、その全体または概ね全体が体内に挿入されると、その最遠位部(挿入部分または挿入長さ)が皮下組織内(被験者の真皮より奥)に配置されるように寸法設定されているとよく、尚且つ、センサが操作可能に配置されると、センサのどの部分も被験者の皮下組織より奥に挿入されることがないように寸法設定されているとよい。前述のように、皮下組織は通例は、体外皮膚表面の3mmないし10mm下にある領域に在るが、これは身体の皮膚の部位次第で決まる。
ワンピース構造にするための具体例のアプリケータ一とセンサ制御装置
再度簡単に図1から図3Aないし図3Gを参照すると、ツーピース構造システムにするために、センサ・トレイ202およびセンサ・アプリケータ102は別個の梱包物として使用者に提供されるため、使用者は各梱包物を開封してから最終的にシステムを集成する必要がある。適用例によっては、別個の密封梱包物にすることで、梱包物ごとの内容物特有の別個の消毒プロセスでセンサ・トレイ202とセンサ・アプリケータ102を殺菌することができるが、そうでなければ、消毒プロセスは相互他方の内容物には不適となる。より具体的には、センサ・トレイ202は、センサ110および先鋭部材220を含むプラグ集成体207を備えているが、電子ビーム(または「eビーム」)照射などのような放射線消毒を利用して殺菌されるとよい。しかしながら、放射線消毒は、センサ制御装置102の電子機器類覆い部材の内側に配置されている電気部品を損傷する恐れがある。その結果、センサ・アプリケータ102は、センサ制御装置102の電子機器類覆い部材を備えており、殺菌する必要がある場合は何か別な方法、例えば、酸化エチレンなどを利用した気体化学消毒により殺菌するとよい。しかしながら、気体化学消毒は、センサ110に含まれている酵素またはそれ以外の化学物質や生物学的物質を破壊する恐れがある。このような消毒不適合性が原因で、センサ・トレイ202およびセンサ・アプリケータ102は、一般に、別個の消毒プロセスで殺菌され、その後、別個に梱包されるが、このために使用者には各梱包物を使用に備えて最終的に集成する必要が生じる。
本件開示の実施形態によれば、センサ制御装置102は修正によりワンピース構造をもたらすことができるが、この構造は、ワンピース構造のセンサ制御装置用に特別に設計された消毒技術を受けることができる。ワンピース構造により、センサ・アプリケータ150およびセンサ制御装置102が使用者の元に発送される際には、最終的な使用者による集成工程を全く必要としない単一の密封梱包物の状態にすることができる。それどころか、使用者は1個の梱包物を開封し、それに続いてセンサ制御装置102を目標監視部位に送達するだけでよい。本明細書で説明するワンピース・システム構造は、複数の構成部品、多様な製造プロセス工程、および、使用者による集成工程を排除するのに有利であることを示すことができる。その結果、梱包材と廃棄物が削減され、使用者の過ちやシステムに対する汚染の潜在性が軽減される。
図18Aおよび図18Bはそれぞれ、本件開示の1つ以上の実施形態による、もう1つ別の具体例のセンサ制御装置5002の等角図および側面図である。センサ制御装置5002は、いくつかの点で図1のセンサ制御装置102と類似している場合があり、従って、該制御装置を参照することによって最もよく理解することができる。更に、センサ制御装置5002は図1のセンサ制御装置102に置き換えることができるため、図1の、センサ制御装置5002を使用者の皮膚上の目標監視部位に送達することができるセンサ・アプリケータ102と併用することができる。
しかしながら、図1のセンサ制御装置102とは異なり、センサ制御装置5002はワンピース・システム構造物から成り、使用者が複数の梱包物を開封して適用前にセンサ制御装置5002を最終的に集成する必要が無い。それどころか、使用者が受け取った時点で、センサ制御装置5002はすでに完全に集成されており、センサ・アプリケータ150(図1)内に適切に配置されている。センサ制御装置5002を使用するために、使用者に必要なのは、使用するためにセンサ制御装置5002を目標監視部位に直ちに送達する前に、1つの障壁(例えば、図3Bのアプリケータ・キャップ708)を開くことだけである。
図示のように、センサ制御装置5002は電子機器類覆い部材5004を備えており、これは全体が円盤形で、円形断面を有していると思われる。しかし、これ以外の実施形態では、電子機器類覆い部材5004は、本開示の範囲から逸脱することなく、卵形または多角形などのような上記以外の各種の断面形状を呈していてもよい。電子機器類覆い部材5004は、センサ制御装置5002を操作するために使用される多様な電気構成部材を格納または別途収容するよう構成されているとよい。少なくとも1つの実施形態において、接着パッチ(図示せず)は、電子機器類覆い部材5004の底面に配置されるとよい。接着パッチは図1の接着パッチ105に類似していてもよく、従って、センサ制御装置5002を使用者の皮膚に接着して使用に備えるのに役立つ。
図示のように、センサ制御装置5002は電子機器類覆い部材5004を備えており、これにはシェル5006と、シェル5006と嵌合可能な架台部5008とが設けられている。シェル5006を架台部5008に固定させるにあたり、スナップ嵌め式係合、 締り嵌め、超音波溶接、1つ以上の機械的留め具 (例えば、ネジなど)、ガスケット、接着剤、または、これらの何らかの組合せにより実施するとよい。場合によっては、シェル5006を架台部5008に固定することで、両者の間に封鎖界面が生成されるようにするとよい。
センサ制御装置5002はセンサ5010(図中一部目視可能)および先鋭部材5012(図中一部目視可能)を更に備えているが、これらはセンサ制御装置5002の適用中に使用者の皮下に経皮的にセンサ5010を送達するのを助けるために使用される。図示のように、センサ5010および先鋭部材5012の上記に一致する部分は電子機器類覆い部材5004の底面(例えば、架台部5008)から遠位方向に伸びている。先鋭部材5012は、それを固定して保持するよう構成された先鋭部材ハブ5014を備えているとよい。図18Bで最もよく分かるが、先鋭部材ハブ5014には、嵌合部材5016が設けられている、または、別途画定されているとよい。先鋭部材5012をセンサ制御装置5002に接続するために、先鋭部材ハブ5014がシェル5006の上面に係合するまで、尚且つ、嵌合部材5016が架台部5008の底面から遠位方向に張り出すまで、先鋭部材5012を軸線方向に前進させて電子機器類覆い部材5016を通り抜けさせるとよい。先鋭部材5012が電子機器類覆い部材5004を刺し通すと、センサ5010の露出部分は、先鋭部材5012の中空部分または陥凹(弓形の)部分の内側に受容される。センサ5010の残余の部分は、電子機器類覆い部材5004の内部に配置される。
センサ制御装置5002はセンサ・キャップ5018を更に備えており、これは図18Aおよび図18Bには分解された状態で、すなわち、電子機器類覆い部材5004から取り外された状態で示されている。センサ・キャップ5018は、架台部5008 の底面またはその付近でセンサ制御装置5002(例えば、電子機器類覆い部材5004)に着脱自在に接続されているとよい。センサ・キャップ5018は、センサ5010と先鋭部材5012の両露出部分を包囲してガス化学消毒から防護している密封式の障壁を設けるのに役立つ。図示のように、センサ・キャップ5018は、第1端部5020aと、第1端部5020aの反対側の第2端部5020bとを有している概ね円筒形の本体を備えているとよい。第1端部5020aは、本体内に画定された内部チャンバ5022の中に接近できるようにするために開放状態であってもよい。これとは対照的に、第2端部5020bは閉鎖状態であるとよく、係合機能部5024を設けている、または、別途画定しているとよい。本明細書に記載されているように、係合機能部5024は、センサ・キャップ5018をセンサ・アプリケータ(例えば、図1および図3Aないし図3Gのセンサ・アプリケータ105)のキャップ(例えば、図3Bのアプリケータ・キャップ708)に嵌合させるのに役立つとともに、センサ・キャップ5018をセンサ・アプリケータから取り外す際に、センサ・キャップ5018をセンサ制御装置5002から取り外すのに役立つ。
センサ・キャップ5018は、架台部5008の底面またはその付近で電子機器類覆い部材5004に着脱自在に接続されていてもよい。より具体的には、センサ・キャップ5018は、架台部5008の底面から遠位方向に張り出している嵌合部材5016に着脱自在に接続されているとよい。少なくとも1つの実施形態では、例えば、嵌合部材5016は、センサ・キャップ5018によって画定されている1組の雌ネジ5026b(図18A)と嵌合可能な1組の雄ネジ5026a(図18B)を画定しているとよい。実施形態によっては、雄ネジ5026aおよび雌ネジ5026bがフラットなネジ設計(例えば、螺旋曲率を欠いている)から構成されているものもあるが、これは各部品を成形する際に有利であることが示されている。これに代わる例として、雄ネジ5026aおよび雌ネジ5026bは螺旋ネジ係合部から構成されていてもよい。従って、センサ・キャップ5018は、先鋭部材ハブ5014の嵌合部材5016でセンサ制御装置5002にねじ込み式に接続することができる。これ以外の実施形態では、センサ・キャップ5018は、上記以外の各種の係合により嵌合部材5016に着脱自在に接続することができ、例えば、締まり嵌めや摩擦嵌め、もしくは、最小の分離力(例えば、軸線方向の力または回転力)で破損させることのできるフランジブル(脆い)部材またはフランジブル物質などが挙げられるが、これらに限定されない。
実施形態によっては、センサ・キャップ5018が、第1端部5020aと第2端部5020bの間に広がる一体化した(単一)構造体から構成されているものもある。しかしながら、それ以外の実施形態では、センサ・キャップ5018は、2つ以上の構成部品から構成されていてもよい。図示の実施形態では、例えば、センサ・キャップ5018は、第1端部5020aに配置されたシールリング5028と、第2端部5020bに配置された乾燥剤キャップ5030とを備えていてもよい。シールリング5028は、以下でより詳細に説明するように、内部チャンバ5022を封鎖するのに役立つよう構成されているとよい。少なくとも1つの実施形態では、シールリング5028はエラストマーのO字型リングから構成されていてもよい。乾燥剤キャップ5030は、内部チャンバ5022内の好ましい湿度レベルを維持するのに役立つよう、乾燥剤を格納しているまたは含んでいるとよい。乾燥剤キャップ5030はまた、センサ・キャップ5018の係合機能部5024を画定しているか、または、別途設けるようにしてもよい。
図19Aおよび図19Bはそれぞれ、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置5002の分解等角上面図および底面図である。シェル5006および架台部5008は互いに向かい合う貝殻の両半分体として作用し、これらがセンサ制御装置5002の多様な電子構成部材を包囲し、または、別途概ね封入している。より具体的には、各電子構成部材は印刷回路基板(PCB)、1つ以上の抵抗、1つ以上のトランジスタ、1つ以上のコンデンサ、1つ以上のインダクタ、1つ以上のダイオード、および、1つ以上のスイッチを備えているが、これらに限定されない。データ処理ユニットとバッテリが印刷回路基板に搭載されている、または、別途相互作用することができる。データ処理ユニットは、例えば、センサ制御装置5002の動作に付随している1つ以上の機能またはルーチンを実装するよう構成された特定用途向け集積回路(ASIC)を備えているとよい。より具体的には、データ処理ユニットは、各種のデータ処理機能を実施するよう構成されているとよいが、斯かる機能としては、データ信号のフィルタリングと符号化が挙げられるが、これらに限定されず、その各々が使用者のサンプリングされた被分析物レベルに対応している。データ処理ユニットはまた、読取り装置120(図1)と通信するためのアンテナを備えていてもよいし、或いは、別途通信できるようになっていてもよい。バッテリは、センサ制御装置5002に電力を供給することができ、特に、印刷回路基板の電子構成部材に供給することができる。図示されていないが、センサ制御装置5002には接着パッチが設けられていてもよいが、これは架台部5008の底面5102(図19B)に適用されて、センサ制御装置5002を使用者の皮膚に接着して使用に備えるのに役立つ。
センサ制御装置5002には密封された部分組立体が設けられている、または、別途該組立体を備えているが、これを構成しているものとしては、上記以外の構成部品の中でもとりわけ、シェル5006、センサ5010、先鋭部材5012、センサ・キャップ5018などが挙げられる。センサ制御装置5002の密封式部分組立体は、気体化学消毒プロセス中にセンサ・キャップ5018の内部チャンバ5022(図19A)内にセンサ5010および先鋭部材5012を隔離するのに役立つが、そうでなければ、センサ5010上に設けられた化学物質に悪影響を及ぼす恐れがある。
センサ5010には尾部5104が設けられているとよいが、これは、架台部5008に画定されている開口5106(図19B)から外へ張り出していることで、使用者の皮下に経皮的に受け入れられる。尾部5104はその上に酵素またはそれ以外の化学物資が含まれており、被分析物の監視を容易にするのに役立つ。先鋭部材5012には、シェル5006によって画定された開口5110(図19A)を通って張り出すことができる尖端部5108が設けられているとよいが、開口5110は、架台部5008の開口5106と同軸に整列させられるとよい。尖端部5108が電子機器類覆い部材5004を刺し通すと、センサ5010の尾部5104は、尖端部5108の中空部分または陥凹部分の内側に受容される。尖端部5108が尾部5104を保持したままの状態で皮膚を刺し通すよう構成されていることで、尾部5104の活性化学物質を体液に接触させることができる。
先鋭部材ハブ5014がシェル5006の上面に係合し、嵌合部材5016が架台部5008の底面5102の開口5106から外に張り出すまで、尖端部5108は電子機器類覆い部材5004を通り抜けて前進することができる。実施形態によっては、O字型リングまたはシールリングなどのような部材(図示せず)が先鋭部材ハブ5014とシェル5006の上面との間に介在して、これら2つの構成部材間の界面を封鎖するのに役立つようにしたものもある。実施形態によっては、シール部材は別個の構成部品を含んでいるものもあり、代わりに、共成形部品またはオーバー・モールド構成部品などのような、シェル5006の一体部品を形成しているとよい。
密封式部分組立体にはカラー5112が更に設けられており、これは電子機器類覆い部材5004の内側に配置されているとともに、開口5106内に少なくとも部分的に張り出している。カラー5112は略環状の構造体であるとよいが、その最上面に環状隆起部5114を画定している、または、別途設けている。実施形態によっては、図示のように、溝5116が環状隆起部5114内に画定されているものもあるが、電子機器類覆い部材5004の内側で横方向に延びるセンサ5010の一部を収容するように、または、別途受容するように構成されているとよい。
密封式部分組立体を集成する際には、カラー5112の底面5118は、開口5106で露出状態になったうえで、センサ・キャップ5018の第1端部5020aと密封式に係合し、より具体的には、シールリング5028と密封式に係合することができる。これとは対照的に、カラー5112の頂部にある環状隆起部5114は、シェル5006の内面(図示せず)に密封式に係合することができる。少なくとも1つの実施形態において、シール部材(図示せず)が環状隆起部5114とシェル5006の内面の間に介在することで、密封された界面を形成するようにしてもよい。そのような実施形態では、シール部材はまた、環状隆起部5114の画定された溝5116内に張り出して(流動し)、それにより、電子機器類覆い部材5004の内側で横方向に延びているセンサ5010の周りを封鎖するようにしてもよい。シール部材は、例えば、接着剤、ガスケット、または、超音波溶接から構成されているとよいが、尾部5104に含有されている酵素およびそれ以外の化学物質を隔絶するのに役立つ。
図20は、1つ以上の実施形態による、集成済みの密封式部分組立体5200の縦断面図である。密封式部分組立体5200は、図18Aおよび図18Bならびに図19Aないし図20Bのセンサ制御装置5002の一部を形成しているとともに、シェル5006、センサ5010、先鋭部材5012、センサ・キャップ5018、カラー5112などの各部から構成されているとよい。密封式部分組立体5200は多様な方法で集成することができる。或る集成プロセスにおいては、先鋭部材5012をセンサ制御装置5002に接続するにあたり、尖端部5108をシェル5006の頂部に画定された開口5110に通り抜けさせてから、先鋭部材ハブ5014がシェル5006の頂部に係合して嵌合部材5016がシェル5006から遠位方向に張り出すまで、先鋭部材5012を前進させることによって実施されるとよい。実施形態によっては、上述のように、シール部材5202(例えば、O字型リングまたはシールリング)が、先鋭部材ハブ5014と上面の間に介在することで、これら2つの構成部材間の界面を封鎖するのに役立つようにしたものもある。
次いでカラー5112が嵌合部材5016の上(の周り)に受け取られてから、シェル5006の内面5204に向かって前進させられることで、環状隆起部5114が内面5204と係合できるようにするとよい。シール部材5206が環状隆起部5114と内面5204の間に介在するため、密封された界面を形成することができる。シール部材5206はまた、環状隆起部5114の画定された溝5116(図19Aないし図20B)内に張り出して(流動し)、それにより、電子機器類覆い部材5004(図19Aないし図20B)の内側で横方向に延びているセンサ5010の周りを封鎖することができる。しかしながら、これ以外の実施形態では、カラー5112は最初にシェル5006の内面5204に対して封鎖されてから、これに続いて、上述のように、先鋭部材5012および先鋭部材ハブ5014が開口5110を通り抜けるようにしてもよい。
センサ・キャップ5018はその雌ねじ5026bを嵌合部材5016の雄ねじ5026aと螺合することにより、センサ制御装置5002に着脱自在に接続されてもよい。センサ・キャップ5018と嵌合部材5016の間の嵌め合い係合をきつく締める(回転させる)ことで、センサ・キャップ5018の第1端部5020aをカラー5112の底面5118と密封式に係合するように促すことができる。更に、センサ・キャップ5018と嵌合部材5016の間の嵌め合い係合をきつく締めることにより、先鋭部材ハブ5014とシェル5006の頂部の間の界面封鎖、および、環状隆起部5114とシェル5006の内面5204の間の界面封鎖を向上させることができる。
内部チャンバ5022は、尾部5104および尖端部5108を受容するように寸法設定され、または、別途そうなるように構成されているとよい。更に、内部チャンバ5022が封鎖されることで、尾部5104の化学物質と有害な相互作用をする可能性のある各種物質から尾部5104と尖端部5108を隔絶することができる。実施形態によっては、乾燥剤5208(破線で図示されている)が内部チャンバ5022の中に在るようにすることで、適切な湿度レベルを維持するよう図っているものもある。
密封式部分組立体5200は、ひとたび適切に集成されてしまうと、センサ5010および先鋭部材5012を適切に殺菌するために、本明細書で言及された各種の放射線消毒プロセスのいずれかを受けるとよい。この消毒工程はセンサ制御装置の残余の各部分(図18Aおよび図18Bならびに図19Aないし図20B)とは切り離して着手されることで、敏感な電気構成部品の損傷を防ぐようにするとよい。密封式部分組立体5200は、センサ・キャップ5018を先鋭部材ハブ5014に接続する前でも、その後でも、放射線消毒を受けさせることができる。センサ・キャップ5018を先鋭部材ハブ5014に接続した後で殺菌する場合は、センサ・キャップ5018はそれを通り抜けて放射線が伝搬することができるようにする素材で作製されているとよい。実施形態によっては、センサ・キャップ5018は透明または半透明であるものもあるが、そうでなければ、本開示の範囲から逸脱することがなしに不透明であっても構わない。
図21Aないし図21Cは、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置5002を備えたセンサ・アプリケータ102の集成を示している漸進的な縦断面図である。センサ制御装置5002は、完全に集成されてしまうと、センサ・アプリケータ102に装填される。図21Aを参照すると、先鋭部材ハブ5014には、センサ制御装置5002をセンサ・アプリケータ102に接続するのを支援するよう構成されたハブスナップ爪5302が設けられていてもよいし、別途画定されていてもよい。より具体的には、センサ制御装置5002をセンサ・アプリケータ102の中に進ませて、ハブスナップ爪5302を、センサ・アプリケータ102内に配置された先鋭部材担体5306の、スナップ爪に対応するアーム5304に受容させるとよい。
図21Bにおいては、センサ制御装置5002が先鋭部材担体5306によって受容されており、従って、センサ・アプリケータ102の内側に固定されているのが例示されている。センサ制御装置5002がセンサ・アプリケータ102に装填されてしまうと、アプリケータ・キャップ210をセンサ・アプリケータ102に接続することができる。実施形態によっては、アプリケータ・キャップ210および筐体208には互いに対向して嵌め合い可能な複数組のネジ5308が設けられているものもあり、該ネジによりアプリケータ・キャップ210を時計回り(または反時計回り)方向に筐体208にねじ廻して被せ留めすることができることにより、アプリケータ・キャップ210をセンサ・アプリケータ102に固定する。
図に示すように、鞘部材212もセンサ・アプリケータの内側に設置されており、センサ・アプリケータ102には、衝撃事象の発生中に時期尚早に圧潰することがないのを確実にするよう構成された鞘部材係止機構5310が設けられているとよい。図示の実施形態では、鞘部材係止機構5310は、アプリケータ・キャップ210と鞘部材212の間のネジを切った係合部を備えているとよい。より具体的には、1つ以上の雌ねじ5312aがアプリケータ・キャップ210の内面上に画定されている、または、別途設けられており、更に、1つ以上の雄ネジ5312bが鞘部材212上に画定されている、または、別途設けられているとよい。雌ねじ5312aおよび雄ねじ5312bは、アプリケータ・キャップ210がネジ部5308でセンサ・アプリケータ102に螺合されると、ネジ止め式に嵌合するよう構成されているとよい。雌ねじ5312aおよび雄ねじ5312bはねじ山のピッチがネジ部5308と同じであり、これによりアプリケータ・キャップ210が筐体208にねじ廻して被せ留めすることができるようにするとよい。
図21Cにおいては、アプリケータ・キャップ210が筐体208に完全に螺合(ねじ留め)されているのを例示している。図示のように、アプリケータ・キャップ210にはキャップ支柱5314が更に設けられている、または、別途画定されているとよいが、該支柱はアプリケータ・キャップ210の内部の範囲内中央に配置されているとともに、キャップの底面から近位方向に張り出している。キャップ支柱5314は、アプリケータ・キャップ210が筐体208にねじ廻して被せ留めされると、センサ・キャップ5018の少なくとも一部を受容するよう構成されているとよい。
センサ制御装置5002がセンサ・アプリケータ102内に装填され、アプリケータ・キャップ210が適切に固定された状態で、センサ制御装置5002はガス化学消毒を受けさせることができるが、これは、センサ制御装置5002の電子機器類覆い部材5004および何であれそれ以外の露出部分を殺菌するよう構成されている。センサ5010の遠位側の各部分と先鋭部材5012はセンサ・キャップ5018の内側に密封されているので、気体化学消毒プロセス中に使用される各種化学薬剤は、尾部5104上に塗布されている酵素、化学物質、および、生物学的物質、ならびに、被分析物の流入を調節する膜コーティングなどのような上記以外のセンサ構成部材と相互作用することができない。
図22Aおよび図22Bはそれぞれ、1つ以上の付加的な実施形態による、キャップ支柱5314の斜視図および上面図である。例示された図では、センサ・キャップ5018の一部がキャップ支柱5314の内側に受容されているが、より具体的には、センサ・キャップ5018の乾燥剤キャップ5030がキャップ支柱5314の内側に配置されている。
図示のように、キャップ支柱5314は受け機能部5402を画定しているとよいが、これは、アプリケータ・キャップ210(図21C)をセンサ・アプリケータ102(図21Aないし図21C)に接続する(例えば、ねじ廻して留める)と同時にセンサ・キャップ5018の係合機能部5024を受容するよう構成されている。しかし、センサ・アプリケータ102からアプリケータ・キャップ210を取り外すと同時に、受け機能部5402は、係合機能部5024が逆方向に動くことを防止し、従って、センサ・キャップ5018がキャップ支柱5314から分離することを防止することができる。その代わりに、アプリケータ・キャップ210をセンサ・アプリケータ102から取り外すことで、これと同時に、センサ・キャップ5018をセンサ制御装置5002(図18Aおよび図18Bならびに図21Aないし図21C)から切り離すことになり、それによってセンサ5010(図21Aないし図21C)と先鋭部材5012(図21Aないし図21C)の両遠位部分を露出させることになる。
本開示の範囲から逸脱することなく、多数の設計バリエーションの受け機能部5402を採用しても構わない。図示の実施形態では、受け機能部5402は1つ以上(図中は2つ)の柔軟な部材5404を備えているが、これらは係合機能部5024(図18Aおよび図18B)を受容するだけの拡張性がある、または、可撓性に富んでいる。係合機能部5024には、例えば、拡大ヘッド部から構成されているとよく、また、柔軟な部材(単数または複数)5404は、半径方向外向きに屈曲することで拡大ヘッド部を受容するよう構成された複数の柔軟な指状部を備えている、コレット型装置から構成されているとよい。
柔軟な部材5404にはこれらと対応する傾斜面が更に設けられており、または、別途画定されており、該傾斜面は、そこに対向している、係合機能部5024の外壁上に設けられた1つ以上のカム面5408と相互作用するよう構成されているとよい。傾斜面(単数または複数)5406とこれに対向しているカム面(単数または複数)5408の形状と整列について、アプリケータ・キャップ210はセンサ・キャップ5018に対して第1方向A(例えば、時計回り)に回転することができるように設定されるが、但し、アプリケータ・キャップ210が第2方向B(例えば、反時計回り)に回転させられると、キャップ支柱5314がセンサ・キャップ5018を押圧して固着させるような態様で実施される。より具体的には、アプリケータ・キャップ210(従って、キャップ支柱5314)が第1方向Aに回転すると、カム面5408が傾斜面5406と係合し、これにより柔軟な部材5404が半径方向外向きに屈曲する、または、別途偏向するように促され、ラチェット効果を生じる結果となる。しかし、アプリケータ・キャップ210(従って、キャップ支柱5314) を第2方向Bに回転させることで、カム面5408の角度付けした面5410をそれに対向する、傾斜面5406の角度付けした面5412に押し込み、センサ・キャップ5018が柔軟な部材(単数または複数)5404を押圧して固着させる結果となる。
図23は、1つ以上の実施形態による、アプリケータ・キャップ210の内側に配置されているセンサ制御装置5002の縦断面図である。図示のように、受け機能部5402への開口部は第1直径D3を呈しているが、センサ・キャップ5018の係合機能部5024は第2直径D4を呈しており、これは第1直径D3よりも大きく、センサ・キャップ5018の残余の各部分の外径よりも大きい。センサ・キャップ5018がキャップ支柱5314の中に張り出すと、受け機能部5402の柔軟な部材5404が半径方向外向きに屈曲(拡張)することで、係合機能部5024を受容することができる。実施形態によっては、図示のように、係合機能部5024は角度付けされた外面または円錐台状の外面を設けている、または、別途画定しているものもあり、この外面は柔軟な部材5404を半径方向外向きに偏倚するのに役立つ。係合機能部5024が受け機能部5402を擦り抜けてしまうと、柔軟な部材(単数または複数)5404は収縮して自然状態に戻る(または自然状態に向かう)ことができるようになり、従って、センサ・キャップ5018をキャップ支柱5314の内側に係止することができる。
アプリケータ・キャップ210が筐体208(図21Aないし図21C)に第1の方向Aに螺合する(ねじ廻して被せ留めされる)と、これに応じてキャップ支柱5314が同じ方向に回転し、センサ・キャップ5018は徐々にキャップ支柱5314の中に導入されてゆく。キャップ支柱5314が回転すると、柔軟な部材5404の傾斜面5406が、これに対向している、センサ・キャップ5018のカム面5408を押圧する歯止めで徐々に動かす。実施例によっては、このラチェット動作は、アプリケータ・キャップ210がその最終位置に到達する前に、アプリケータ・キャップ210の完全な2回転にわたって生じる場合もある。
アプリケータ・キャップ210を取り外すためには、アプリケータ・キャップ210を第2方向Bに回転させ、これに応じてキャップ支柱5314を同じ方向に回転させ、カム面5408(すなわち、図22Aおよび図22Bの角度付けされた面5410)が傾斜面5406(すなわち、図22Aおよび図22Bの角度付けされた面5412)を押圧して固着させる。その結果、アプリケータ・キャップ210を引き続き回転させることで、これに応じてセンサ・キャップ5018を同じ方向に回転させ、それによって嵌合部材5016から螺合解除され、センサ・キャップ5018をセンサ制御装置5002から取り外せるようになる。センサ・キャップ5018をセンサ制御装置5002から切り離すことで、センサ5010と先鋭部材5012の両遠位部分を露出させ、従って、センサ制御装置5002を適所に配置して発射(使用)に備える。
図24Aおよび図24Bは、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置5002を目標監視位置に配備する準備ができた状態にあるセンサ・アプリケータ102の縦断面図である。より具体的には、図24Aは、センサ制御装置5002を配備(発射)する準備ができた状態のセンサ・アプリケータ102を描いており、図24Bは、センサ制御装置5002を配備(発射)の進行中であるセンサ・アプリケータ102を描いている。図示のように、アプリケータ・キャップ210(図21Aないし図21Cおよび図23)は取り外しが完了しており、それに応じてセンサ・キャップ5018(図21Aないし図21Cおよび図23)を取り外すことにより、上述のように、センサ5010の尾部5104および先鋭部材5012の尖端部5108を露出させている。鞘部材212および先鋭部材担体5306と併せて、センサ・アプリケータ102はセンサ担体5602(代わりに、「パック」担体とも呼称される)も備えており、該センサ担体はセンサ制御装置5002をセンサ・アプリケータ102の内側に配置および固定するのに役立つ。
まず図24Aを参照すると、図示のように、鞘部材212には1つ以上の鞘部材アーム5604(図示せず)が設けられており、該アームはこれと対応する、筐体208の内部の範囲内に画定された1つ以上(図中は1つ)の戻止め5606と相互作用するよう構成されている。戻止め(単数または複数)5606は代わりに「発射」戻止めとも呼称される。センサ制御装置5002が最初にセンサ・アプリケータ102に設置されると、鞘部材アーム5604は戻止め5606の内側に受容されるが、これにより、センサ・アプリケータ102を発射位置に置く。発射位置では、嵌合部材5016は、センサ制御装置5002の底面を越えて遠位方向に張り出す。以下で論じるように、センサ・アプリケータ102を発射するプロセスは、嵌合部材5016を後退させることで、該部材が使用者の皮膚に接触しないようにする。
センサ担体5602には1つ以上(図中は1つ)の担体アーム5608(図中は1つ)が設けられており、該アームはそれに対応する、先鋭部材担体5306上に画定された1本以上(図中は1本)の溝5610と相互作用するよう構成されているとよい。バネ5612が先鋭部材担体5306により画定されているキャビティの内部に配置されているとよいが、筐体208の内部で先鋭部材担体5306を受動的に上方に偏倚させることができる。担体アーム(単数または複数)5608が溝(単数または複数)5610の中に適切に受容されると、先鋭部材担体5306は適所に維持され、上方へ移動しないようにされる。担体アーム(単数または複数)5608は鞘部材212と先鋭部材担体5306の間に介在し、鞘部材212上に画定された半径方向肩部5614は、担体アーム(単数または複数)5608を溝(単数または複数)5610の中に嵌め合わせした状態に維持するように寸法設定されていることにより、先鋭部材担体5306を適所に維持することができる。
図24Bでは、センサ・アプリケータ102は発射の進行中である。本明細書で図3Eおよび図3Fを参照しながら論じたように、これを達成するのに、鞘部材212が使用者の皮膚に係合するまで、センサ・アプリケータ102を目標監視部位に向けて前進させることによって行うことができる。皮膚に押し付けたセンサ・アプリケータ102に継続的に圧力を加えることで、鞘部材アーム(単数または複数)5604はそれに対応する戻止め(単数または複数)5606から係合解除され、これにより鞘部材212が圧潰して筐体208の中に入る。鞘部材212が圧潰し始めると、半径方向の肩部5614は、最終的に担体アーム(単数または複数)5608との半径方向の係合から外れるが、これにより、担体アーム(単数または複数)5608は溝(単数または複数)5610から外れることができる。バネ5612の受動的なバネ力がここで解放されて先鋭部材担体5306を上向きに押し、それによって、担体アーム(単数または複数)5608を強制的に溝(単数または複数)5610との係合から外し、これにより、先鋭部材担体5306が筐体208の内側で僅かに上方に移動することができるようになる。実施形態によっては、バネ5612の設計にはコイルの数を減らして組入れることで担体アーム(単数または複数)5608と溝(単数または複数)5610の間の係合を克服するのに必要なばね力を増加させているものもある。少なくとも1つの実施形態では、担体アーム(単数または複数)5608と溝(単数または複数)5610の一方または両方に勾配を付すことで、係合解除を容易にするのに役立てている。
先鋭部材担体5306が筐体208の内側で上向きに移動すると、これに応じて先鋭部材ハブ5014が同じ方向に移動することにより、嵌合部材5016が部分的後退させられることで、嵌合部材がセンサ制御装置5002の底面と同一平面になるように、概ね同一平面になるように、または、半ば同一平面になるようにすることができる。正しく理解されるだろうが、これにより、嵌合部材5016は使用者の皮膚と接触しなくなり、そうならなければセンサの挿入に悪影響を与えたり、過度の痛みを引き起こしたり、センサ制御装置5002の底面上に配置されている接着パッチ(図示せず)が皮膚に適切に貼り付くのを妨げたりする可能性がある。
図25Aないし図25Cは、1つ以上の付加的な実施形態による、センサ制御装置5002を有しているセンサ・アプリケータ102の代替例の実施形態の集成および分解を示している漸進的な縦断面図である。完全に集成済みとなったセンサ制御装置5002は、ハブスナップ爪5302をセンサ・アプリケータ102内に配置された先鋭部材担体5306のアーム5304の内部に接続することにより、センサ・アプリケータ102内に装填することができる。
図示の実施形態では、鞘部材212の鞘部材アーム5604は、筐体208の内側に画定されている第1戻止め5702aおよび第2戻止め5702bと相互作用するよう構成されているとよい。第1戻止め5702aは代わりに「係止」戻止めと呼称されてもよく、また、第2戻止め5702bは代わりに「発射」戻止めと呼称されてもよい。センサ制御装置5002が最初にセンサ・アプリケータ102に設置されると、鞘部材アーム5604は、第1戻止め5702a内に受容される。以下で説明するように、鞘部材 212を作動させることで鞘部材アーム5604を第2戻止め5702bに移動させ、これにより、センサ・アプリケータ102を発射位置に配置するとよい。
図25Bにおいては、アプリケータ・キャップ210は筐体208と整列されてから筐体208に向けて前進させられることで、鞘部材212がアプリケータ・キャップ210の内側に受容されるよう図っている。筐体208に対してアプリケータ・キャップ210を回転させる代わりに、アプリケータ・キャップ210のネジ部をそれと対応する筐体208のネジ部の上にスナップ式に嵌め合わせることで、アプリケータ・キャップ210を筐体208に接続するとよい。アプリケータ・キャップ210に画定されている軸線方向の切抜きまたはスロット5703(図中は1個)により、アプリケータ・キャップ210の、そのネジを切った部位の付近の各部分が外向きに屈曲できるようにすることで、筐体208のネジを切った部位とスナップ式に係合状態にする。アプリケータ・キャップ210を筐体208にスナップ式に留めると、これに応じてセンサ・キャップ5018をキャップ支柱5314の中にスナップ式に留めることができる。
図21Aないし図21Cの実施形態と同様に、センサ・アプリケータ102には鞘部材係止機構が設けられているとよいが、これは、衝撃事象の発生中に鞘部材212が時期尚早に圧潰することがないのを確保するよう構成されているとよい。図示の実施形態では、鞘部材係止機構には、1つ以上(図中は1つ)の突起部5704が鞘部材212の基部付近に画定されているとともに1つ以上(図中は2つ)の突起部5706と相互接続するよう構成されているとともに、肩部5708がアプリケータ・キャップ210の基部付近に画定されている。突起部5704は、アプリケータ・キャップ210を筐体208に取り付けた状態で、突起部5706と肩部5708の間でインターロックするよう構成されているとよい。より具体的には、アプリケータ・キャップ210を筐体208の上にスナップ式に留めると、アプリケータ・キャップ210を(例えば、時計回りに)回転させることができるが、これにより、鞘部材212の突起部5704をアプリケータ・キャップ210の突起部5706と肩部5708の間に配置することによって、使用者がアプリケータ・キャップ210を逆回転させることで使用に備えてアプリケータ・キャップ210を取り外すまで、アプリケータ・キャップ210を「係止」する。アプリケータ・キャップ210の突起部5706と肩部5708の間の突起部5704の係合は、鞘部材212が時期尚早に圧潰することがないようにすることもできる。
0291 図25Cでは、アプリケータ・キャップ210が筐体208から取り外されている。図21Aないし図21Cの実施形態と同様に、アプリケータ・キャップ210は、それを逆回転させることによって取り外すことができ、これに応じて、先に概説したように、キャップ支柱5314を同じ方向に回転させて、センサ・キャップ5018を嵌合部材5016から螺合解除させる。更に、センサ・キャップ5018をセンサ制御装置5002から取り外すことで、センサ5010と先鋭部材5012の両遠位部分が露出する。
0292 アプリケータ・キャップ210が筐体208からねじって外されると、鞘部材212上に画定された各突起部5704は、アプリケータ・キャップ210上に画定された突起部5706の頂部と摺動自在に係合することができる。突起部5706の頂部は、それに対応する傾斜面を設けており、その結果として、アプリケータ・キャップ210が回転している際に鞘部材212が上向きに変位し、鞘部材212を上向きに動かすことで、鞘部材アーム5604が屈曲して第1戻止め5702aとの係合から外れ、第2戻止め5702bの内側に受容されることとなる。鞘部材212が第2戻止め5702bに移動すると、半径方向肩部5614が担体アーム(単数または複数)5608との半径方向の係合から外れ、これにより、バネ5612の受動的なバネ力が先鋭部材担体5306を押し上げるとともに、担体アーム(単数または複数)5608に強制係合解除させて溝(単数または複数)5610から外す。先鋭部材担体5306が筐体208の内側で上向きに移動するにつれて、これに応じて嵌合部材5016は、センサ制御装置5002の底面と同一平面になるまで、概ね同一平面になるまで、または、半ば同一平面になるまで後退することができる。この時点で、センサ・アプリケータ102は発射位置にある。従って、この実施形態では、アプリケータ・キャップ210を取り外すことで、それに応じて嵌合部材5016を後退させている。
図26Aは、1つ以上の実施形態による、筐体208の等角底面図である。図示のように、1つ以上(図中は4つ)の縦長の肋材部5802が筐体208の内部の範囲内に画定されているとよい。肋材部5802は、互いから等距離または非等距離に離隔状態にあって、筐体208の中心軸線に概ね平行に伸びているとよい。第1戻止め5702aおよび第2戻止め5702bは、長軸線方向に長手の肋材部5802のうちの1つ以上に設けられているとよい。
図27Aは、筐体208にあって、その内側に鞘部材212およびそれ以外の構成部材が少なくとも部分的に配置されているのを示した等角底面図である。図示のように、鞘部材212には、筐体208の長軸線方向に長手の肋材部5802と嵌合するように構成された、1つ以上の長軸線方向に長手のスロット5804が設けられている、または、別途画定されているとよい。先に概説したように、鞘部材212が圧潰して筐体208内に入ると、肋材部5802がスロット5804の中に受容されることで、鞘部材212をその移動中に筐体と整列させた状態に維持するのに役立つ。正しく理解されるだろうが、これにより、同じ寸法制限と同じ耐性制限の筐体208の内側でより厳重に周方向および半径方向に整列させることができる。
図示の実施形態では、センサ担体5602はセンサ制御装置5002を軸線方向(例えば、センサ・キャップ5018が取り外された後)および周方向の両方向で適所に保持するよう構成されているとよい。これを達成するために、センサ担体5602には、1つ以上の支持畝状部5806および1つ以上の可撓性アーム5808が設けられている、または、別途画定されているとよい。支持畝状部5806は半径方向内向きに張り出していることで、センサ制御装置5002に半径方向の支持を供与している。可撓性アーム5808はその一部がセンサ制御装置5002の周縁を巡って伸びており、また、可撓性アーム5808の端部は、これに対応する、センサ制御装置5002の側面に画定されている溝5810の内側に受容されるとよい。従って、可撓性アーム5808は、軸線方向支持と半径方向支持をセンサ制御装置5002に供与することができるようにするとよい。少なくとも一実施形態では、可撓性アーム5808の端部は偏倚されてセンサ制御装置5002の溝5810に入り、そうでなければ、これに対応している、鞘部材212に設けられている鞘部材係止突起部5812を用いて適所に係止れるとよい。
実施形態によっては、センサ担体5602が筐体208に1つ以上の点5814で超音波溶接されていてもよいものもある。しかしながら、それ以外の実施形態では、センサ担体5602は、代わりに、本件開示の範囲から逸脱することなしに、スナップ嵌め係合により筐体208に接続されてもよい。これは、輸送および発射中にセンサ制御装置5002を適所に保持するのに役立つ。
図28は、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置5002が取り付けられた状態のセンサ・アプリケータ102の拡大縦断面図である。上述のように、センサ担体5602には1つ以上(図中は2つ)の担体アーム5608が設けられているとよいが、これらに対応する溝5610で先鋭部材担体5306と係合することができる。少なくとも1つの実施形態において、溝5610は、先鋭部材担体5306上に設けられた複数対の突起部5902により画定されているとよい。担体アーム5608を溝5610の内側に受容することは、後退(発射)の全段階の持続中に先鋭部材担体5306を安定させて望ましくない傾きが生じないようにするのに役立つ。
図示の実施形態では、先鋭部材担体5306のアーム5304は、先鋭部材ハブ5014の半径方向および2軸線方向の動きをより細かく制御するのに十分な剛性を有しているとよい。実施形態によっては、例えば、先鋭部材ハブ5014と各アーム5304の間の空隙は2軸線の両方向に制約がより強いものもあるが、これは、先鋭部材ハブ5014の高さの相対的な制御が設計にとってより重要な場合があるせいである。
図示の実施形態では、センサ担体5602には中央ボス5904が、先鋭部材ハブ5014を受容する寸法に設定して画定されている、または、別途設けられている。実施形態によっては、図示のように、先鋭部材ハブ5014には1つ以上(図中は2つ)の放射状突起部5906が設けられているものもある。少なくとも1つの実施形態では、中央ボス5904の内径は、センサ・アプリケータ102の製品寿命持続期間と操作と集成の前段階にわたって、先鋭部材ハブ5014に半径方向支持および傾斜支持を供与するのに役立つ。更に、複数の放射状突起部5906を有していることで、先鋭部材ハブ5014の長さ対幅の比率が増大し、傾斜に対する支持も改善される。
図29Aは、1つ以上の実施形態による、アプリケータ・キャップ210の等角上面図である。図示の実施形態では、2軸線方向スロット5703が描かれているが、これらはアプリケータ・キャップ210の上位の各部分を該キャップのネジ部の付近で分離している。上述のように、スロット5703は、アプリケータ・キャップ210が外側に屈曲することで筐体208(図25B)とスナップ式に係合するのに役立つ。これとは対照的に、アプリケータ・キャップ210は、末端利用者がこれをねじって(螺合解除して)筐体208から外される。
図29Aは、突起部5706(図中1つ目視可能)がアプリケータ・キャップ210に画定されているのを描いてもいる。鞘部材212(図25C)上に画定された突起部5704(図25C)とインターロックすることによって、突起部5706は、鞘部材212を全方向に係止することで衝撃や落下などの事象発生時に時期尚早に圧潰することがないようにするのに役立つ。鞘部材212は、先に概説したように、使用者がアプリケータ・キャップ210をねじって筐体から外すと、係止解除することができる。本明細書で述べたように、各突起部5706の頂部にはこれらに対応する傾斜面6002が設けられており、アプリケータ・キャップ210を回転させて筐体208との螺合を解除すると、鞘部材212上に画定されている突起部5704が傾斜面6002と摺動自在に係合することができるようになり、その結果、鞘部材212が上に変位して筐体208に入ることとなる。
実施形態によっては、追加機能部をアプリケータ・キャップ210の内部範囲内に設けることで、貯蔵寿命にわたって適切な水分レベルを維持する乾燥剤成分を保持するようにしたものもある。このような追加機能部には、スナップ式留め具、圧入用支柱、熱かしめ成形部、超音波溶接部などがあると推察される。
図29Bは、1つ以上の実施形態による、アプリケータ・キャップ210と筐体208の間の係合の拡大断面図である。図示のように、アプリケータ・キャップ210は1組の雌ねじ6004を画定しており、筐体208は雌ねじ6004と螺合可能な1組の雄ねじ6006を画定しているとよい。本明細書で言及したように、アプリケータ・キャップ210はスナップ式に筐体208に被せ留めすることができるが、これを達成するにあたり、雌ねじ6004を軸線方向に前進させて矢印の示す方向に雄ねじ6006を越えることで実施されるが、これにより、アプリケータ・キャップ210が外側に屈曲する。この移行を容易にするのを助けるために、図示のように、雌ねじ6004および雄ねじ6006の互いに対応する表面6008は湾曲し、角度付けされ、または、面取り加工が施されているとよい。これらに対応する平坦面6010がネジ6004およびネジ6006の各々の上に設けられており、アプリケータ・キャップ210が筐体208の所定の位置に適切にスナップ式に留められてしまうや、嵌め合い係合するよう構成されているとよい。使用者がアプリケータ・キャップ210をねじって螺合解除して筐体208から外すにつれて、平坦面6010は互いに摺動しながら係合することができる。
アプリケータ・キャップ210と筐体208の間のネジを切った係合部は、湿気や埃などに対して内部の構成部材を保護する密封式の係合を生じる結果となる。実施形態によっては、筐体208には安定化機能部6012が画定されている、または、別途設けられているものもあるが、これに対応する、アプリケータ・キャップ210に画定されている溝6014の内側に受容されるよう構成されているとよい。アプリケータ・キャップ210が筐体208にスナップ式に被せ留めされてしまうや、安定化機能部6012がアプリケータ・キャップ210を安定させ、補強するのに役立つ。これは、アプリケータ・キャップ210の取外しトルクを増大させるのにも役立つ。
図30Aおよび図30Bは、1つ以上の実施形態による、センサ・キャップ5018およびカラー5112それぞれの等角図である。図30Aを参照すると、実施形態によっては、センサ・キャップ5018は射出成形部品から構成されているものもある。これは、雌ネジ5026aが内部チャンバ5022の内側に画定された状態で成形するのに有利であるのを示しているが、ネジを切ったコアを取り付けたり、内部チャンバ5022の内側にネジを切ったりするのとは対照的である。実施形態によっては、1つ以上の係止突起部6102(図中目視可能)が内部チャンバ5022の内側に画定されていることで、先鋭部材ハブ5014(図18Aおよび図18B)の嵌合部材5016に対して該キャップが過度に移動することがないように図っているものもある。
図30Aおよび図30Bの両図を参照すると、実施形態によっては、1つ以上(図中2つ)の突起6104がセンサ・キャップ5018の第1端部5020a上に画定されているとともに、これと対応する、カラー5112上に画定された1つ以上(図中2つ)の圧痕部6106と嵌合するよう構成されているものもある。しかし、これ以外の実施形態では、その代わりに、本件開示の範囲から逸脱することなく、突起部6104をカラー5112上に画定し、圧痕部6106をセンサ・キャップ5018上に画定してもよい。
互いに嵌め合いになる突起6104と圧痕部6106はセンサ・キャップ5018を回転式に係止することで、センサ・アプリケータ102の製品寿命持続中と操作と集成の前段階にわたって、意図せずねじってセンサ・キャップ5018がカラー5112から(従って、センサ制御装置5002から)外れることがないようにするのが有利であることを示している。実施形態によっては、図示のように、圧痕部6106はインゲン豆粒の全体形状に形成されていてもよいし、または、別途画定されていてもよい。これは、カラー5112に対してセンサ・キャップ5018が幾らか過度に回転することができるおうにする上で有利であることを示している。これに代わる例として、2つの部分の間の平らな端部のネジを切った係合部によっても、同じ利点を達成することができる。
本件開示の各実施形態は、以下を含む:
A.電子機器類覆い部材と、電子機器類覆い部材内に配置され、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尾部が設けられているセンサと、電子機器類覆い部材を通り抜けて伸びて、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尖端部が設けられている先鋭部材と、電子機器類覆い部材の底面で着脱自在に接続され、尾部および先鋭部材を受容する密封式の内部チャンバを画定しているセンサ・キャップとを備えている、センサ制御装置。
B.センサ・アプリケータと、センサ・アプリケータ内に配置され、電子機器類覆い部材を備えているセンサ制御装置と、電子機器類覆い部材内に配置され、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尾部が設けられているセンサと、電子機器類覆い部材を通り抜けて伸びて、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尖端部が設けられている先鋭部材と、電子機器類覆い部材の底面で着脱自在に接続され、係合機能部ならびに尾部および先鋭部材を受容する密封式の内部チャンバを画定しているセンサ・キャップとを備えている、被分析物監視システム。被分析物監視システムは、センサ・アプリケータに接続されるとともに、受け機能部を画定しているキャップ支柱が設けられているキャップを更に備えており、受け機能部はキャップをセンサ・アプリケータに接続すると係合機能部を受容し、キャップをセンサ・アプリケータから取り外すことで、センサ・キャップを電子機器類覆い部材から切り離し、それによって、尾部と尖端部を露出させる。
C.被分析物監視システムを準備する方法において、該方法はセンサ制御装置をセンサ・アプリケータに装填することを含んでおり、センサ制御装置は、電子機器類覆い部材と、電子機器類覆い部材内に配置され、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尾部が設けられているセンサと、電子機器類覆い部材を通り抜けて伸びて、電子機器類覆い部材の底面から張り出す尖端部が設けられている先鋭部材と、電子機器類覆い部材の底面で着脱自在に接続され、尾部および先鋭部材を受容する密封式の内部チャンバを画定しているセンサ・キャップとを備えている。この方法は、キャップをセンサ・アプリケータに固定すること、センサ制御装置がセンサ・アプリケータ内に配置されている間にセンサ制御装置を気体化学消毒で殺菌すること、および、内部チャンバの内側の尾部および尖端部を気体化学消毒から隔絶することを更に含んでいる。
実施形態A、実施形態B、および、実施形態Cは各々が、以下の追加の要素のうち1つ以上をどのような組合せであれ有していてもよい。要素1)センサ・キャップは円筒状本体部から成り、該本体部は、内部チャンバに接近するために開放されている第1端と、第1端の反対側にあって、センサ・アプリケータのキャップと係合可能な係合機能部が設けられている第2端とを有しており、キャップをセンサ・アプリケータから取り外すと、それに応じてセンサ・キャップが電子機器類覆い部材から取り外され、それにより、尾部と尖端部が露出する。要素2)電子機器類覆い部材は架台部と嵌合可能なシェルを備えており、センサ制御装置は、シェルの内面に画定された先鋭部材・センサ位置決め部材と、先鋭部材・センサ位置決め部材の周りに受容されるカラーとを更に備えており、センサ・キャップはカラーに着脱自在に接続される。要素3)センサ・キャップは、締まり嵌め、ネジを切った係合部、フランジブル(脆い)部材、フランジブル物質などのうちの1つ以上によって、カラーに着脱自在に接続される。要素4)環状隆起部が先鋭部材・センサ位置決め部材を取り囲み、カラーには柱状部材と、該柱状部材から半径方向外向きに張り出している環状肩部とが設けられており、シール部材が環状肩部と環状隆起部の間に介在して密封された界面を形成する。要素5)環状隆起部が溝を画定しており、センサの一部が溝の中に据えられ、シール部材が溝の中に張り出すことでセンサの該部分の周りを封鎖する。要素6)シール部材は第1シール部材であり、センサ制御装置は、環状肩部と架台部の一部の間に介在して封鎖界面を形成する第2シール部材を更に備えている。要素7)電子機器類覆い部材は、架台部と嵌合可能なシェルを備えており、センサ制御装置は、先鋭部材を保持しているとともにシェルの最上面と係合可能な先鋭部材ハブと、先鋭部材ハブによって画定されているとともに電子機器類覆い部材の底面から張り出す嵌合部材とを更に備えており、センサ・キャップは嵌合部材に着脱自在に接続される。要素8)架台部に画定された開口部内に少なくとも部分的に受容可能であり、センサ・キャップおよびシェルの内面と密封式に係合するカラーを更に備えている。要素9)シール部材が、カラーとシェルの内面の間に介在することで、密封された界面を形成する。要素10)カラーが溝を画定し、センサの一部が溝の中に据えられ、シール部材が溝の中に張り出すことでセンサの該部分の周りを封鎖する。
要素11)受け機能部は、屈曲することで係合機能部を受容する1つ以上の柔軟な部材を備えており、1つ以上の柔軟な部材は、キャップをセンサ・アプリケータから取り外すと同時に、係合機能部がキャップ支柱から出ることがないようにする。要素12)1つ以上の柔軟な部材のうちの少なくとも1つに画定された傾斜面と、係合機能部によって設けられており、傾斜面と係合可能な1つ以上のカム面とを更に備えており、傾斜面および1つ以上のカム面により、キャップとキャップ支柱がセンサ・キャップに対して第1方向には回転することができるようにするが、キャップとキャップ支柱がセンサ・キャップに対して第1方向とは反対の第2方向に回転するのを防止する。要素13)電子機器類覆い部材は、架台部と嵌合可能なシェルを備えており、センサ制御装置は、先鋭部材を保持しているとともにシェルの最上面と係合可能な先鋭部材ハブと、先鋭部材ハブによって画定されているとともに電子機器類覆い部材の底面から張り出す嵌合部材とを更に備えており、センサ・キャップは嵌合部材に着脱自在に接続され、キャップを第2方向に回転させるとセンサ・キャップが嵌合部材から取り外される。要素14)電子機器類覆い部材は、架台部と嵌合可能なシェルを備えており、センサ制御装置は、シェルの内面に画定された先鋭部材・センサ位置決め部材と、先鋭部材・センサ位置決め部材の周りに受容されるカラーとを更に備えており、センサ・キャップは着脱自在にカラーに接続される。
要素15)キャップには受け機能部を画定しているキャップ支柱が設けられており、センサ・キャップは係合機能部を画定しており、上記方法は、キャップがセンサ・アプリケータに固定されると、受け機能部と共に係合機能部を受容することを更に含んでいる。要素16)キャップをセンサ・アプリケータから取り外すことと、キャップが取り外されているときに、受け機能部上に係合機能部を係合させることにより、センサ・キャップを電子機器類覆い部材から取り外し、尾部および尖端部を露出させることを更に含んでいる。要素17)センサ制御装置をセンサ・アプリケータに装填する前に、尾部および尖端部を放射線消毒で殺菌し、尾部および尖端部を内部チャンバ内に密閉する。
非限定的な例として、実施形態A、実施形態B、および、実施形態Cに適用可能な具体例の組合せとして以下のものが挙げられる。要素3と組み合わせた要素2,要素4と組み合わせた要素2、要素5と組み合わせた要素4、要素6と組み合わせた要素4、要素8と組み合わせた要素7、要素9と組み合わせた要素8、要素10と組み合わせた要素9、要素12と組み合わせた要素11、および、要素16と組み合わせた要素15。
被分析物監視システムのためのシール構成の具体例の実施形態
図31Aおよび図31Bはそれぞれ、本件開示の1つ以上の実施形態による、具体例のセンサ制御装置9102の側面図および等角図である。センサ制御装置9102は、いくつかの点で、図1のセンサ制御装置102に類似している場合もあり、従って、同図を参照すれば最もよく理解することができる。更に、センサ制御装置9102は、図1のセンサ制御装置102を置き換えてもよい場合もあり、従って、図1のセンサ・アプリケータ102と併用することができるが、該アプリケータは、センサ制御装置9102を使用者の皮膚上の目標監視部位に送達することができる。
図示のように、センサ制御装置9102は電子機器類覆い部材9104を備えており、これは、略円盤形状であり、円形断面を有しているとよい。しかしながら、これ以外の実施形態では、電子機器類覆い部材9104は、本開示の範囲から逸脱することなく、卵形、楕円形、多角形などのような上記以外の断面形状を呈していてもよい。電子機器類覆い部材9104はシェル9106を備えており、また、シェル9106と嵌合可能な架台部9108を備えている。シェル9106は、スナップ嵌め係合、締まり嵌め、超音波溶接、レーザ溶接、1つ以上の機械的留め具 (例えば、ネジなど)、ガスケット、接着剤、または、これらの何らかの組合せなどのような多様な方法により架台部9108に固定することができる。場合によっては、シェル9106を架台部9108に固定することで、その両者間に密封された界面が生じるようにしてもよい。接着パッチ9110は、架台部9108の下側に配置するか、または、別途取り付けるとよい。図1の接着パッチ108と同様に、接着パッチ9110は、操作中にセンサ制御装置9102を使用者の皮膚上の適所に固定して維持するよう構成されているとよい。
センサ制御装置9102は、センサ9112と、センサ制御装置9102を貼り付けている最中に、センサ9112を使用者の皮下に経皮的に送達するのを助けるために使用される先鋭部材9114とを更に備えているとよい。センサ9112と先鋭部材9114の該当部分は、電子機器類覆い部材9104(例えば、架台部9108)の底面から遠位方向に張り出す。先鋭部材ハブ9116は、先鋭部材9114上にオーバー・モールドされ、先鋭部材9114を固定して保持するよう構成されているとよい。図31Aで最もよく分かるが、先鋭部材ハブ9116には嵌合部材9118が設けられているか、または、別途画定されているとよい。先鋭部材ハブ9114をセンサ制御装置9102に修正する際には、先鋭部材ハブ9116が電子機器類覆い部材9104の上面または該部材の内側構成部材に係合するまで、または、嵌合部材9118が架台部9108の底面から遠位方向に張り出すまで、先鋭部材ハブ9114を軸線方向に前進させて電子機器類覆い部材9104を通り抜けさせるとよい。本明細書で以下に説明するように、少なくとも一実施形態では、先鋭部材ハブ9116は、架台部9108上にオーバー・モールドされたシール部材の上部に密封式に係合することができる。先鋭部材9114が電子機器類覆い部材9104を刺し通すと、センサ9112の露出部分が、先鋭部材9114の中空部分または陥凹(弓形の)部分の内側に受容される。センサ9112の残余の部分は電子機器類覆い部材9104の内部の範囲内に配置される。
センサ制御装置9102はセンサ・キャップ9120を更に備えているとよいが、これは、図31Aおよび図31Bには電子機器類覆い部材9104から取り外された状態で例示されている。センサ・キャップ9120は密封式の障壁を設けるのを助けることができるが、これがセンサ9112の露出部分および先鋭部材9114を包囲して保護する。図示のように、センサ・キャップ9120は略円筒状の本体から成り、これに第1端部9122aと、第1端部9122aの反対側の第2端部9122bが設けられている。第1の端部9122aは、該本体の内側に画定された内部チャンバ9124の中に接近することができるように開放状態であるとよい。これとは対照的に、第2端部9122bは閉鎖状態であり、係合機能部9126が設けられている、または、別途画定しているとよい。以下でより詳細に説明するように、係合機能部9126は、センサ・キャップ9120をセンサ・アプリケータ(例えば、図1のセンサ・アプリケータ102)のアプリケータ・キャップに嵌合するのを助け、また、センサ・キャップをセンサ・アプリケータから取り外すと同時に、センサ制御装置9102からセンサ・キャップ9120を取り外すのを助けることができる。
センサ・キャップ9120は、架台部9108の底面で、または、その付近で電子機器類覆い部材9104に着脱自在に接続されるとよい。より具体的には、センサ・キャップ9120は嵌合部材9118に着脱自在に接続されるとよいが、該キャップは架台部9108の底面から遠位方向に張り出す。少なくとも1つの実施形態では、例えば、嵌合部材9118は、センサ・キャップ9120の内部チャンバ9124の内側に画定された1組の雌ねじ9128b(図31B)と嵌合可能な1組の雄ねじ9128a(図31A)を画定しているとよい。実施形態によっては、雄ねじ9128aおよび雌ねじ9128bは、フラットなねじ設計(例えば、螺旋状の曲率を欠いている)から構成されているものもあるが、これに代わる例では、螺旋状にネジを切った係合部を備えていてもよい。従って、少なくとも1つの実施形態では、センサ・キャップ9120は、先鋭部材ハブ9116の嵌合部材9118でセンサ制御装置9102に螺合式に接続されるとよい。これ以外の実施形態では、センサ・キャップ9120は嵌合部材9118に着脱自在に接続するにあたり、上記以外のタイプの係合部、例えば、締まり嵌めまたは摩擦嵌め、もしくは、最小限の分離力(例えば、軸線方向力または回転力)で破損することができるフランジブル(脆い)部材またはフランジブル物質 (例えば、ワックス、接着剤など) などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
実施形態によっては、センサ・キャップ9120は、第1端部9122aと第2端部9122bの間にセンサ・キャップ9120は、第1の端部9122aと第2の端部9122bとの間に延在するセンサ・キャップ9120は、第1の端部9122aと第2の端部9122bの間に広がる一体化した(単一)構造体から構成されているものもある。しかしながら、それ以外の実施形態では、センサ・キャップ9120は、2つ以上の構成部品から構成されていてもよい。図示の実施形態では、例えば、センサ・キャップ9120の本体は、乾燥剤キャップ9130が第2端部9122bに配置されているとよい。乾燥剤キャップ9130は乾燥剤を格納または収容していることで、内部チャンバ9124内で好ましい湿度レベルを維持するのに役立つ。更に、乾燥剤キャップ9130には、センサ・キャップ9120の係合機能部9126が画定されている、または、別途設けられているとよい。少なくとも1つの実施形態では、乾燥剤キャップ9130はエラストマーのプラグから構成されており、これがセンサ・キャップ9120の下端に挿入されているとよい。
図32Aおよび図32Bはそれぞれ、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置9102の分解等角上面図および分解等角底面図である。シェル9106および架台部9108は互いに向かい合う貝殻の両半分体として作用し、センサ制御装置9102の多様な電子構成部材(図示せず)を取り囲む、または、別途概ね封入する。シェル9106と架台部9108の間に配置することのできる具体例の電子構成部材としては、電池、抵抗、トランジスタ、コンデンサ、インダクタ、ダイオード、スイッチなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
シェル9106は第1開口9202aを画定し、架台部9108は第2開口9202bを画定しているとよいが、シェル9106が架台部9108に適切に取り付けられると、開口9202aと開口9202bは整列する。図32Aで最もよく分かるが、架台部9108には、第2開口9202bで架台部9108の内面から突出する台座9204が設けられているか、または、別途画定されているとよい。台座9204は、第2開口9202bの少なくとも一部を画定しているとよい。更に、チャネル(堀)9206は架台部9108の内面上に画定されており、台座9202を取り囲んでいるとよい。図示された実施形態では、チャネル9206は形状が円形であるが、これに代わる例では、楕円形、卵形、または、多角形などのような上記以外の形状であってもよい。
架台部9108は、可塑材または金属などのような剛性材料で作られた成形部品から構成されているとよい。実施形態によっては、シール部9208が架台部9108上にオーバー・モールドされており、エラストマー、ゴム、重合体、または、これ以外の、界面封鎖を容易にするのに好適な曲げやすい素材で作製されていてもよい。架台部9108が可塑材で作られている実施形態では、架台部9108は射出成形の第1「ショット」で成形され、シール部9208が射出成形の第2「ショット」で架台部9108上にオーバー・モールドされるとよい。従って、架台部9108は「2ショット架台部」と呼んでもよいし、または、別な特性表現をしてもよい。
図示の実施形態では、シール部9208は台座9204で架台部9108上にオーバー・モールドされてもよく、架台部9108の底面上にもオーバー・モールドされるとよい。より具体的には、シール部9208には、台座9204上にオーバー・モールドされた第1シール部材9210aが画定されている、または、別途設けられており、また、第1シール部材9210aに(一緒に)相互接続され、架台部9108の底面で架台部9108上にオーバー・モールドされた第2シール部材9210b(図32B)が画定されている、または、別途設けられているとよい。実施形態によっては、シール部材9210aとシール部材9210bの一方または両方が、これに対応する、第2開口9202bの各部分(各区分)を形成するのに役立つものもある。シール部9208は架台部9108上にオーバー・モールドされているものとして本明細書に記載されているが、シール部材9210aとシール部材9210bの一方または両方が、架台部9208とは独立した、O字型リングやガスケットなどのようなエラストマー構成部品から構成されていてもよい。
センサ制御装置9102はカラー9212を更に備えているとよいが、これは中央開口9214を画定している概ね環状の構造体であるとよい。中央開口9214は、第1シール部材9210aを受容するような寸法に設定されているとよく、センサ制御装置9102が適切に集成されたときには、第1開口9202aと第2開口9202bの両方と整列することができる。中央開口9214の形状は、第2の開口9202bの形状および第1シール部材9210aの形状とほぼ一致しているとよい。
実施形態によっては、カラー9212はその底面に環状へり部9216が画定されている、または、別途設けられているものもある。環状へり部9216は、架台部9108の内面上に画定されたチャネル9206と嵌合するか、または、チャネル9206に受容されるような寸法に設定されている、または、別途そのように構成されているとよい。実施形態によっては、溝9218が環状へり部9216上に画定されており、また、架台部9108の内側で横方向に伸びているセンサ9112の一部を収容するよう、または、別途受容するよう構成されているものもある。実施形態によっては、カラー9212はその上面に円環チャネル9220(図32A)が更に画定されている、または、別途設けられているものもあるが、その寸法は、センサ制御装置9102が適切に集成されたときに、シェル9106の内面に画定されている環状隆起部9222(図32B)を受容するように、または、別途嵌め合いになるように設定されているよい。
センサ9112には尾部9224が設けられているが、これは、架台部9108に画定された第2開口9202bを通り抜けて張り出すことで、使用者の皮下に経皮的に受け取られる。尾部9224はその上に酵素またはそれ以外の化学物質を含んでいることで、被分析物の監視を容易にするのに役立つ。先鋭部材9114には尖端部9226が設けられており、これは、シェル9106に画定された第1開口9202aを通り抜けて張り出す。尖端部9226が電子機器類覆い部材9104を刺し通すと、センサ9112の尾部9224が尖端部9226の中空部分または陥凹部分の内側に受容される。尖端部9226は尾部9224を保持したままで皮膚を刺し通すよう構成されていることで、尾部9224の活性化学物質を体液と接触させることができる。
センサ制御装置9102には密封された部分組立体が設けられており、これを構成しているものとしては、他の構成部品の中でもとりわけ、シェル9106、センサ9112、先鋭部材9114、シール9208、カラー9212、センサ・キャップ9120などの各部分が挙げられる。密封式の部分組立体は、センサ・キャップ9120の内部チャンバ9124(図32A)の内側でセンサ9112と先鋭部材9114を隔絶するのに役立つ。密封式の部分組立体を集成する際には、先鋭部材ハブ9116がシール部9208に係合するまで、より具体的には、第1シール部材9210aに係合するまで、先端部9226を前進させて電子機器類覆い部材9104を通り抜けさせる。先鋭部材ハブ9116の底面に設けられている嵌合部材9118は、架台部9108の底面にある第2開口9202bの外に張り出すことができ、センサ・キャップ9120は、嵌合部材9118で先鋭部材ハブ9116に接続することができる。センサ・キャップ9120を嵌合部材9118で先鋭部材ハブ9116に接続することで、センサ・キャップ9120の第1端部9122aをシール部9208と密封式に係合させることができるが、より具体的には、架台部の底部の第2のシール部材9210bと密封係合させる。実施形態によっては、センサ・キャップ9120が先鋭部材ハブ9116に接続されると、センサ・キャップ9120の第1端部9122aの一部が架台部9108の底面を押圧しながら底抜き(係合)するものもあるが、センサハブ9116と第1シール部材9210aの間の密封式の係合部は各機能部相互間のどのような耐性のばらつきも引き受けることができる。
図33は、1つ以上の実施形態による、センサ制御装置9102の縦断面図である。先に示したように、センサ制御装置9102は密封式の部分組立体9302を備えている、または、別途組込んでいるとよいが、これは、センサ・キャップ9120の内部チャンバ9124の内側でセンサ9112および先鋭部材9114を隔絶するのに有用となる。密封式の部分組立体9302を集成するために、センサ9112を架台部9108の内側に配置するにあたり、尾部9224が架台部9108の底面の第2開口9202bを通り抜けて張り出すようにするとよい。少なくとも1つの実施形態では、位置決め機能部9304が架台部9108の内面上に画定され、センサ9112がこの位置決め機能部9304と嵌合可能な溝9306を画定していることで、架台部9108の内側にセンサ9112を適切に位置決めすることができる。
センサ9112が適切に位置決めされてしまうと、カラー9212を架台部9108に取り付けることができる。より具体的には、カラー9212を位置決めするにあたり、シール部9208の第1シール部材9210aがカラー9212によって画定された中央開口9214の内側に受容されるように、また、第1シール部材9210aが中央開口9214でカラー9212を押圧して放射状封鎖を生じるように設置されるとよい。更に、カラー9212上に画定された環状へり部9216は、架台部9108上に画定されたチャネル9206内に受容され、環状へり部9216を貫いて画定されている溝9218が整列することで、センサ9112の、架台部9108の内側でチャネル9206を横方向に横断している部分を受容することができる。実施形態によっては、接着剤をチャネル9206に注入することで、カラー9212を架台部9108に固定することができるものもある。接着剤はまた、2つの構成部材間の界面の密封を容易にするとともに、溝9218でセンサ9112の周りに封鎖部を生じることができるが、これにより、尾部9224を電子機器類覆い部材9104から隔絶することができる。
次に、シェル9106を架台部9108と嵌合させる、または、別途接続するとよい。実施形態によっては、図示されているように、シェル9106を架台部9108と嵌め合わせるのに、電子機器類覆い部材9104の外周縁の突端・溝係合部9308によって実施することができるものもある。この係合部9308の溝の部分に接着剤を注入(塗布)することで、シェル9106を架台部9108に固定して、更に、密封した係合界面を設けるようにしてもよい。シェル9106を架台部9108に嵌め合わせることで、シェル9106の内面に画定された環状隆起部9222を、カラー9212の上面に画定された円環チャネル9220の中に受容させることができる。実施形態によっては、円環チャネル9220に接着剤を注入することで、シェル9106をカラー9212に固定し、更に、その位置で当該2つの構成部材間の界面の封鎖を容易にすることもできるようにしたものもある。シェル9106が架台部9108と嵌合すると、第1シール部材9210aは、シェル9106に画定された第1開口9202aを少なくとも部分的に抜けて(中まで)伸びることができる。
次いで、先鋭部材9114をセンサ制御装置9102に接続するのに、シェル9106および架台部9108にそれぞれ画定された、互いに整列した第1開口部9202aおよび第2開口部9202bを先端部9226に通り抜けさせることによって実施することができる。先鋭部材ハブ9116がシール部9208と係合するまで、より具体的には、第1シール部材9210aと係合するまで、先鋭部材9114を前進させるとよい。先鋭部材ハブ9116が第1シール部材9210aと係合すると、嵌合部材9118は、架台部9108の底面にある第2開口9202bの外に張り出す(突出する)ことができる。
次いで、センサ・キャップ9120は、センサ・キャップ9120の雌ねじ9128bを嵌合部材9118の雄ねじ9128aと螺合することによって、センサ制御装置9102に着脱自在に接続することができる。内部チャンバ9124は、尾部9224と尖端部9226を、架台部9108の底面から張り出した状態に受容するような寸法に設定され、または、別途そのように構成されているとよい。更に、内部チャンバ9124が封鎖されることで、尾部9224の化学物質と有害な相互作用をする可能性のある物質から尾部9224と尖端部9226を隔絶することができる。実施形態によっては、乾燥剤(図示せず)が内部チャンバ9124の内部に存在していることで、適切な湿度レベルを維持することができるようにしたものもある。
センサ・キャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌め合い係合をきつく締める(回転させる)ことで、センサ・キャップ9120の第1端部9122aを第2シール部材9310bと軸線方向に(例えば、開口9202aおよび開口9202bの中心線に沿って)密封式に係合するように促すことができるうえに、先鋭部材ハブ9116と第1シール部材9210aの間の界面封鎖を軸線方向に更に向上させることができる。更に、センサ・キャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌め合い係合をきつく締めることで、第1シール部材9210aを圧縮することができ、これは、第1シール部材9210aとカラー9212の間の中央開口9214における放射方向の密封式の係合を向上させる結果となる。従って、少なくとも1つの実施形態では、第1シール部材9210aは、軸線方向と放射方向の密封式の係合を促進するのに役立つ。
上述のように、第1シール部材9210aおよび第2シール部材9210bは、架台部9108上にオーバー・モールドされてもよく、また、物理的に連結される、または、別途相互接続されるようにしても構わない。結果的に、射出成形の1回のショットが架台部9108の第2開口9202bを通って流れることで、シール部9208の両端を形成することができる。これは、わずか1回の射出成形ショットだけで多数の密封された界面を生じることが出来る点で有利であることを示している。2ショット成形式の設計の更なる利点は、複数の別個のエラストマー構成部材(O字型リング、ガスケットなど)を利用するのとは対照的に、1回目のショットと2回目のショットの射出物間の界面はメカニカル・シールよりも信頼性の高い接合部となることである。このため、メカニカル・シール障壁の有効数が事実上半分に削減される。更に、1回のエラストマー・ショットを含む2ショット成形部材は、必要な無菌障壁を全部達成するのに必要な2ショット成形部材の個数を最小限に抑えることも予測される。適切に集成されてしまえば、密封された部分組立体9302は、センサ9112および先鋭部材9114を殺菌するために放射線消毒プロセスを受けることができる。密封された部分組立体9302は、センサ・キャップ9120を先鋭部材ハブに接続する前でも、その後でも放射線消毒を受けさせることができる。センサ・キャップ9120を先鋭部材ハブ9116に結合した後に消毒する場合、センサ・キャップ9120は、それを通り抜ける放射線の伝播を可能にする素材で作られているとよい。実施形態によっては、センサ・キャップ9120は透明であっても半透明であってもよいが、本開示の範囲から逸脱することなく、不透明であってもよい。
図33Aは、図31Aおよび図31Bならびに図32Aおよび図32Bのセンサ制御装置9102のもう1つ別の実施形態の一部の分解等角図である。先のものに含まれている各実施形態の説明では、架台部9108およびシール部9208は2ショット射出成形プロセスによって製造される。しかし、それら以外の実施形態では、既に簡単に述べたように、シール部9208のシール部材9210aとシール部材9210bの一方または両方が、架台部9208とは無関係なエラストマー構成部品を含んでいてもよい。図示した実施形態では、例えば、第1シール部材9210aはカラー9212の上にオーバー・モールドされるとよいし、また、第2シール部材9210bはセンサ・キャップ9120上にオーバー・モールドされるとよい。これに代わる例として、第1シール部材9210aと第2シール部材9210bは、カラー9212とセンサ・キャップ9120の上にそれぞれ設置されるガスケットまたはO字型リングなどのような、別個の構成部品を備えていてもよい。センサ・キャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌め合い係合をきつく締める(回転させる)と、第2シール部材9210bに架台部9108の底面と軸線方向に密封式の係合をさせることができ、また、先鋭部材ハブ9116と第1シール部材9210aの間の軸線方向の界面封鎖を向上させることができる。
図34Aは架台部9108の等角底面図であり、図34Bはセンサ・キャップ9120の等角上面図であり、1つ以上の実施形態に従っている。図34Aに示すように、架台部9108には、第2開口9202bへの開口部に、または、その付近に1つ以上の圧痕部またはポケット9402が設けられている、または、別途画定されているとよい。図34Bに例示されているように、センサ・キャップ9120にはその第1端部9122aに、または、その付近に、1つ以上の突起部9404が設けられており、または、別途画定されているとよい。センサ・キャップ9120が先鋭部材ハブ9116(図32Aおよび図32Bならびに図33)に接続されると、突起部9404はポケット9402の内側に受容される。より具体的には、上述のように、センサ・キャップ9120が先鋭部材ハブ9116の嵌合部材9118(図32Aおよび図32Bならびに図33)に接続されると、センサ・キャップ9120の第1端部9122aが第2シール部材9210bと密封式の係合をすることになる。このプロセスにおいて、突出部9404もポケット9402の内側に受容されるが、これは、センサ・キャップ9120が先鋭部材ハブ9116から時期尚早に螺合解除されるのを防止するのに役立つ。
図35Aおよび図35Bはそれぞれ、1つ以上の実施形態による、具体例のセンサ・アプリケータ9502の側面図および縦断面図である。センサ・アプリケータ9502は、いくつかの点で図1のセンサ・アプリケータ102に類似していても構わないが、それゆえ、センサ制御装置9102などのようなセンサ制御装置を送達(発射)するように設計することができる。図35Aは、センサ・アプリケータ9502が使用者に出荷されて受け取られるまでの態様を描いており、図35Bは、センサ・アプリケータ9502の内部の範囲内に配置されたセンサ制御装置9102を描いている。
図35Aに示されるように、センサ・アプリケータ9502は、筐体9504と、筐体9504に着脱自在に接続されるアプリケータ・キャップ9506とを備えている。実施形態によっては、アプリケータ・キャップ9506は筐体9504にネジで螺着されてもよく、使用済み明示機能リング(タンパー・リング)9508を備えているものもある。アプリケータ・キャップ9506を筐体9504に対して相対的に回転させる(例えば、ネジを緩める)と同時に、使用済み明示機能リング9508はせん断し、それによってアプリケータ・キャップ9506をセンサ・アプリケータ9502から解放することができる。
図35Bでは、センサ制御装置9102はセンサ・アプリケータ9502の内側に配置されている。センサ制御装置9102は、完全に集成されてしまうと、センサ・アプリケータ9502に装填され、アプリケータ・キャップ9506をセンサ・アプリケータ9502に接続することができる。実施形態によっては、アプリケータ・キャップ9506および筐体9504には雄雌式に嵌合しあう組のネジが設けられており、これらネジによりアプリケータ・キャップ9506を時計回り(または反時計回り)方向にねじって筐体9504に被せることができ、それによってアプリケータ・キャップ9506をセンサ・9502に固定することができる。
アプリケータ・キャップ9506を筐体9504に固定することで、センサ・キャップ9120の第2端部9122bがキャップ支柱9510の内側に受容されるが、該支柱はアプリケータ・キャップ9506の内部の内側に配置されて、その底面から近位方向に張り出している。キャップ支柱9510は、アプリケータ・キャップ9506が筐体9504に接続されると、センサ・キャップ9120の少なくとも一部を受容するよう構成されているとよい。
図36Aおよび図36Bはそれぞれ、1つ以上の更なる実施形態による、キャップ支柱9510の斜視図および上面図である。図示の描写では、センサ・キャップ9120の一部がキャップ支柱9510の内側に受容されており、より具体的には、センサ・キャップ9120の乾燥剤キャップ9130がキャップ支柱9510の内側に配置される。キャップ支柱9510は受け機能部9602を画定しているとよいが、該機能は、アプリケータ・キャップ9506(図35B)をセンサ・アプリケータ9502(図35Aおよび図35B)に接続(例えば、螺着)すると、センサ・キャップ9120の係合機能部9126を受容するよう構成されている。しかしながら、アプリケータ・キャップ9506をセンサ・アプリケータ9502から取り外すと、受け機能部9602は、係合機能部9126が方向を逆に動くことがないようにし、従って、センサ・キャップ9120がキャップ支柱9510から分離するのを防ぐことができる。これに代えて、アプリケータ・キャップ9506をセンサ・アプリケータ9502から取り外すことで、これと同時にセンサ・キャップ9120をセンサ制御装置9102(図31Aおよび図31Bならびに図32Aおよび図32B)から切り離すこととなり、それによって、センサ9112(図32Aおよび図32B)の遠位部分および先鋭部材9114(図32Aおよび図32B)を露出させることになる。
本件開示の範囲から逸脱することなく、数多くの設計バリエーションの受け機能部9602を採用しても構わない。図示の実施形態では、受け機能部9602には1つ以上(図中2つ)の柔軟な部材9604が設けられており、これらは係合機能部9126を受容するだけの拡張性があり、または、可撓性に富んでいる。係合機能部9126は、例えば、拡大型ヘッドを備えており、柔軟な部材9604(単数または複数)はコレット型装置を備えているとよいが、該装置には、半径方向外向きに屈曲することで拡大型ヘッドを受容するよう構成された、多数の柔軟な指状(フィンガ)部が設けられている。
柔軟な部材9604(単数または複数)には、これに対応する傾斜面9606が更に設けられている、または、別途画定されているとよいが、該傾斜面は、係合機能部9126の外壁上に設けられた1つ以上の対向するカム面9608と相互作用するよう構成されている。傾斜面9606(単数または複数)とこれと対向するカム面9608(単数または複数)の構成および整列について、アプリケータ・キャップ9506はセンサ・キャップ9120に対して第1方向A(例えば、時計回り)に回転することができるが、アプリケータ・キャップ9506を第2方向B(例えば、反時計回り)に回転されると、キャップ支柱9510がセンサ・キャップ9120を押圧して固着させるような態様で実施される。より具体的には、アプリケータ・キャップ9506(従って、キャップ支柱9510)が第1方向Aに回転すると、カム面9608が傾斜面9606と係合し、それによって柔軟な部材9604が半径方向外向きに屈曲させられ、または、別途偏向され、ラチェット効果を生じる結果となる。しかしながら、アプリケータ・キャップ9506(従って、キャップ支柱9510)を第2方向Bに回転させることで、カム面9608の角度付けされた面9610をこれと対向する、傾斜面9606の角度付けされた面9612に押し込み、その結果としてセンサ・キャップ9120が柔軟な部材9604(単数または複数)を押圧して固着する。
図37は、1つ以上の実施形態による、アプリケータ・キャップ9506内に配置されたセンサ制御装置9102の縦断面図である。図示のように、受け機能部9602への開口部は、第1直径D3を呈しているが、センサ・キャップ9120の係合機能部9126は第2直径D4を呈しており、これは第1直径D3よりも大きく、センサ・キャップ9120の残余の各部分の外径よりも大きい。センサ・キャップ9120がキャップ 支柱9510の内側に伸びてくるにつれて、受け機構9602の柔軟な部材9604(単数または複数)が半径方向外向きに屈曲 (拡張) することで、係合機構9126を受容することができる。実施形態によっては、図示のように、係合機能部9126には角度付けされた外面が設けられている、または、別途画定されており、該外面は、柔軟な部材9604(単数または複数)を半径方向外向きに偏倚するのに役立つ。ひとたび係合機構9126が受け機能部9602を擦り抜けてしまうや、柔軟な部材9604(単数または複数)は屈曲して各自の自然状態に戻る(または、自然状態に向かう)ことができるようになり、従って、センサ・キャップ9120をキャップ支柱9510の内側に係止することができる。
アプリケータ・キャップ9506が筐体9504(図35Aおよび図35B)に第1の方向Aに螺合する(ねじ廻して被せ留めされる)と、これに応じてキャップ支柱9510が同じ方向に回転し、センサ・キャップ9120は徐々にキャップ支柱9510の中に導入されてゆく。キャップ支柱9510が回転すると、柔軟な部材9604の傾斜面9606が、これに対向している、センサ・キャップ9120のカム面9608を押圧する歯止めで徐々に動かす。これは、アプリケータ・キャップ9506が筐体9504の上に完全に螺着する(ねじって被さる)まで続く。実施例によっては、このラチェット動作は、アプリケータ・キャップ9506がその最終位置に到達する前に、アプリケータ・キャップ9504の完全な2回転にわたって生じる場合もある。
アプリケータ・キャップ9506を取り外すためには、アプリケータ・キャップ9506を第2方向Bに回転させ、これに応じてキャップ支柱9510を同じ方向に回転させ、カム面9608(すなわち、図36Aおよび図36Bの角度付けされた面9610)が傾斜面9606(すなわち、図36Aおよび図36Bの角度付けされた面9612)を押圧して固着させる。その結果、アプリケータ・キャップ9506を引き続き回転させることで、これに応じてセンサ・キャップ9120を同じ方向に回転させ、それによって嵌合部材9118から螺合解除され、センサ・キャップ9120をセンサ制御装置9102から取り外せるようになる。センサ・キャップ9120をセンサ制御装置9102から切り離すことで、センサ9112と先鋭部材9114の両遠位部分を露出させ、従って、センサ制御装置9102を適所に配置して発射(使用)に備える。
図38Aは、センサ制御装置9800においてセンサと先鋭部材の間の具体例の相互作用を示している断面図である。先鋭部材を集成した後、センサは先鋭部材に画定されているチャネル内に載置される必要がある。図9のセンサ制御装置は、センサが内側に偏向しているところや、別途先鋭部材と完全に整列状態にあるところを描いてはいないが、完全に集成した時点ではそうなる可能性はあり、というのも、2つの矢印Aによって示されている各位置でセンサが僅かな偏倚力を受ける可能性があるからである。センサを偏倚させて先鋭部材を押圧することが有利である理由は、皮下挿入中のセンサと先鋭部材の間のどのような相対運動であれセンサ先端(すなわち、尾部)を先鋭チャネルの外へ露出させることがないからであり、露出しようものなら、潜在的に挿入失敗の原因となるからである。
図38Bないし図38Dは、皮下送達前、例えば出荷中および保管中(図15B)はセンサ11900を偏倚させないように、センサの皮下送達中(図38C)はセンサ11900を偏倚させるように構成された、具体例の先鋭部材ハブ205014および先鋭部材209114を示している。センサを偏りのない (弛緩した、すなわち、応力が加えられていない) 位置で保管および出荷することにより、センサの貯蔵寿命を延ばし、全体的な応力を軽減することができる。更に、センサを偏りのない位置で保管および出荷することにより、貯蔵年数にわたる応力緩和を減らすことができ、従って、応力緩和による偏倚力の損失を制限することができる。従って、センサの皮下送達中の偏倚力の予測可能性は高まり、皮下送達中の偏倚は設計どおりとなる。先鋭部材209114には窓209114Aが設けられているとよい。使用前に、窓209114Aを、センサ11900の最上端11908b上の突起11912と整列させることができ、突起11912が窓209114を通って張り出すことができる。そのような構成では、最下端11908aは先鋭部材に向かって偏倚されることなく、従って、センサ11900は弛緩状態にある。発射中、針担体201102を部分的に後退させることができるが、それにより、先鋭部材209114を部分的に後退した位置に引っ張る。部分的後端を生じさせることができるのは、発射中に鞘部材20704が最初にセンサ担体20710に対して近位方向に移動する時点である。保持アーム20710Lの畝状部20710Mがそれぞれの、鞘部材20704のスロット20704Q(図8M参照)と係合すると、センサ担体20710の先鋭部材担体係止アーム20710K(図9Dを参照のこと)は各々が半径方向外向きに張り出すことができ、これにより、先鋭部材担体保持機能部(保持アーム)20710Lは部分後退前保持面201102Aを通過して、先鋭部材担体201102の部分後退後保持面201102B(図10C参照)と係合することができるようになる。部分的に後退した位置では、窓209114Aはもはや突起11912を受容しなくなるが、先鋭部材209114が突起11912と係合し、それによって最下端11908aを先鋭部材209114に向けて偏倚させ、上述のように、皮下送達に適した位置に入れる。
本件開示の各実施形態は、以下を含む:
D.センサ制御装置は電子機器類覆い部材を備えており、該覆い部材には、第1開口部を画定しているシェルと、第2開口部を画定している架台部とが設けられており、シェルが架台部と嵌め合わせされると第2開口部は第1開口部と整列状態になることができ、センサ制御装置は、架台部上に第2開口部の位置でオーバー・モールドされたシール部を更に備えており、該シール部は、架台部の内面から突出している台座上にオーバー・モールドされた第1シール部材、および、第1シール部材と相互接続されて、架台部の底面上にオーバー・モールドされた第2シール部材から構成されており、センサ制御装置はセンサを更に備えており、該センサは電子機器類覆い部材の内側に配置されて、その尾部が第2開口部を通り抜けて架台部の底面を越えて張り出し、センサ制御装置は先鋭部材を更に備えており、該先鋭部材は第1開口部および第2開口部を通り抜けて電子機器類覆い部材の底面を越えて張り出す。
E.集成体はセンサ・アプリケータと、センサ・アプリケータ内に配置されたセンサ制御装置とを備えており、該センサ制御装置は、電子機器類覆い部材を備えており、該覆い部材には、第1開口部を画定しているシェルと、第2開口部を画定している架台部とが設けられており、シェルが架台部と嵌め合わせされると第2開口部は第1開口部と整列状態になることができ、センサ制御装置は、架台部上に第2開口部の位置でオーバー・モールドされたシール部を更に備えており、該シール部は、架台部の内面から突出している台座上にオーバー・モールドされた第1シール部材、および、第1シール部材と相互接続されて、架台部の底面上にオーバー・モールドされた第2シール部材から構成されており、センサ制御装置はセンサを更に備えており、該センサは電子機器類覆い部材の内側に配置されて、その尾部が第2開口部を通り抜けて架台部の底面を越えて張り出し、センサ制御装置は先鋭部材を更に備えており、該先鋭部材は第1開口部および第2開口部を通り抜けて電子機器類覆い部材の底面を越えて張り出す。集成体はセンサ・キャップを更に備えており、該センサ・キャップは、センサ制御装置に架台部の底部面で着脱自在に接続されており、尾部および先鋭部材を受容する密封された内部チャンバを画定しており、集成体は、センサ・アプリケータに接続されたアプリケータ・キャップを更に備えている。
実施形態Dおよび実施形態Eは各々が以下の更なる要素の1つ以上を何らかの組合せで有していてもよい。要素1)架台部は、第1ショットで成形された第1射出成形部品を備えており、シール部は、第1射出成型部品上に第2ショットでオーバー・モールドされた第2射出成形部品を備えている。要素2)集成体は先鋭部材ハブを更に備えており、該先鋭部材ハブは、先鋭部材を保持し、第1シール部材と密封式に係合し、集成体はセンサ・キャップを更に備えており、該センサ・キャップは架台部の底面で先鋭部材ハブに着脱自在に接続されており、第2シール部材と密封式に係合し、尾部と先鋭部材を受容する内部チャンバを画定している。要素3)先鋭部材ハブは、架台部の底面を越えて張り出す嵌合部材が設けられており、センサ・キャップは、嵌合部材に着脱自在に接続される。要素4)架台部の底面上に第2開口部の位置で画定されている1つ以上のポケットと、センサ・キャップの端部に画定された1つ以上の突起部とを更に備えており、該突起部は、センサ・キャップが先鋭部材ハブに接続されると1つ以上のポケットの内側に受容することができる。要素5)電子機器類覆い部材の内側に配置されて中央開口を画定しているカラーを更に備えており、該中央開口は、第1シール部材を受容してそれと半径方向に密封式に係合する。要素6)架台部の内面上に画定されて台座を取り囲むチャネルと、カラーの下側に画定されており、チャネルと嵌合可能な環状へり部と、チャネルに付与されることでカラーを架台部のチャネルの位置に固定して封鎖する接着剤とを更に備えている。要素7)環状へり部を貫いて画定されており、架台部の内側で横方向に延びているセンサの一部を収容するための溝を更に備えている。要素8)カラーの上面に画定された円環チャネルと、シェルの内面に画定されて、円環チャネルと嵌合可能な環状隆起部と、円環チャネルに付与されてシェルをカラーに固定して封鎖する接着剤とを更に備えている。要素9)第1シール部材と第2シール部材の一方または両方は、第2開口部の少なくとも一部を画定している。要素10)シェルが架台部に接続されると、第1シール部材が少なくとも部分的に第1開口部を通り抜けて張り出す。
要素11)センサ制御装置は先鋭部材ハブを更に備えており、該先鋭部材ハブは、先鋭部材を保持して、第1シール部材と密閉式に係合し、センサ・キャップは、架台部の底面で先鋭部材ハブに着脱自在に接続され、第2シール部材と密封式に係合する。要素12)センサ制御装置は、架台部の底面上の第2開口部の位置に画定された1つ以上のポケットと、センサ・キャップの端部に画定された1つ以上の突起部とを更に備えており、該突起部は、センサ・キャップが先鋭部材ハブに接続されると、1つ以上のポケットの内側に受容可能となる。要素13)センサ制御装置は、電子機器類覆い部材の内側に配置されて中央開口部を画定しているカラーを更に備えており、該中央開口部は、第1シール部材を受容してこれと半径方向に密封式に係合する。要素14)センサ制御装置は、架台部の内面に画定されて台座を取り囲んでいるチャネルと、カラーの下面に画定されてチャネルと嵌合可能な環状へり部と、チャネルに付与されることでカラーを架台部のチャネルの位置に固定して封鎖する接着剤とを更に備えている。要素15)センサ制御装置は、環状へり部を貫いて画定されており、架台部の内側で横方向に延びているセンサの一部を収容するための溝を更に備えており、接着剤はセンサの周りを溝の位置で封鎖する。要素16)センサ制御装置は、カラーの上面に画定された円環チャネルと、シェルの内面に画定され、円環チャネルと嵌合可能な環状隆起部と、円環チャネルに付与されてシェルをカラーに固定して封鎖する接着剤とを更に備えている。要素17)第1シール部材と第2のシール部材の一方または両方は第2開口部の少なくとも一部を画定している。要素18)第1シール部材は少なくとも部分的に第1開口部を通り抜けて張り出している。
限定する意図のない具体例として、実施形態Dおよび実施形態Eに適用可能な具体例の組合せとして以下のものが挙げられる。要素3と組み合わせた要素2,要素4と組み合わせた要素2、要素6と組み合わせた要素5、要素7と組み合わせた要素6、要素8と組み合わせた要素5、要素12と組み合わせた要素11、要素14と組み合わせた要素13、要素15と組み合わせた要素14、および、要素16と組み合わせた要素13。
ワンピース・アプリケータおよびツーピース・アプリケータの例示的な発射メカニズム
図39Aないし図39Fは、アプリケータ216を「発射」してセンサ制御装置222を使用者に貼付けし、先鋭部材1030を後退させて使用済みアプリケータ216の中に安全に戻すことを含む内部装置の仕組みの実施形態の具体例の詳細を示した図。全部まとめると、これらの図面は、先鋭部材1030(センサ制御装置222に接続されたセンサを支持する)を使用者の皮膚に打ち込み、センサを使用者の間質液と作動的に接触させたまま後に残して先鋭部材を引き抜き、更に、センサ制御装置を接着剤で皮膚に付着させるという具体例のひと続きを表わしている。そのような活動を修正して代替のアプリケータ集成体の各実施形態および各種構成要素と共に利用することは、当業者なら同図面を参照しながら正しく察することができる。更に、アプリケータ216は、本明細書に開示されているように、ワンピース構造またはツーピース構造を有するセンサ・アプリケータであってもよい。
ここで図39Aに目を向けると、センサ1102は先鋭部材1030の内部にあって、使用者の皮膚1104の真上に支持されている。上部ガイドセクション1108のレール1106を(選択的に3つ)を設けることで、鞘部材318に対するアプリケータ216の動きを制御することができる。鞘部材318をアプリケータ216の内側の戻止め機能部1110に保持させることができるようにして、アプリケータ216の長軸線に沿った適切な下向きの力で戻止め機能1110が与える抵抗が打ち破られるようにした結果、先鋭部材1030およびセンサ制御装置222が長軸線沿って並進して使用者の皮膚1104の下(および上)に移動することができる。これに加えて、センサ担体1022の担体アーム1112が先鋭部材格納集成体1024と係合することで、先鋭部材1030をセンサ制御装置222に対して適所に維持する。
図39Bでは、戻止め機能部1110に打ち勝つまたはその制御を解除するためにユーザの力が加えられ、鞘部材318が圧潰して筐体314内に入り込み、センサ制御装置222を(付随する部品と一緒に)矢印Lによって示されるように長軸線に沿って下方に並進させる。鞘部材318の上部ガイド区分1108の内径は、センサ・先鋭部材挿入プロセスの全行程にわたって担体アーム1112の位置を拘束する。担体アーム1112の停止面1114を先鋭部材格納集成体1024の相補面1116に対して保持することにより、戻しばね1118が完全に付勢された状態で各部材の位置を維持する。
図39Cでは、センサ1102および先鋭部材1030は完全な挿入深さに達している。そうすることで、担体アーム1112は、上部ガイドセクション1108の内径を越える 次に、コイル戻しばね1118の圧縮力が角度付けされた停止面1114を半径方向外向きに押しやり、力を解放した結果、先鋭部材格納集成体1024の先鋭部材担体2102を作動させて、図39Dに矢印Rで示されているように、(スロットが設けられている、または、それ以外の構成の)先鋭部材1030を使用者から引き離して、センサ1102からも離れる。
先鋭部材1030が図39Eに示されるように完全に後退させられると、鞘部材318の上部ガイド区分1108は、最終係止機構1120で固定される。図39Fで分かるように、使用済みのアプリケータ集成体216が挿入部位から取り除かれ、センサ制御装置222がとり残され、先鋭部材1030はアプリケータ集成体216の内部に安全に固定された状態になる。この時点で、使用済みのアプリケータ集成体216は廃棄準備が完了する。
センサ制御装置222の貼付けをするときのアプリケータ216の動作は、先鋭部材1030の挿入および後退の両方がアプリケータ216の内部機構によって自動的に実行されているという感覚をユーザに提供するように設計されている。換言すると、本発明は、先鋭部材1030を自分の皮膚に手動で打ち込んでいるという感覚を使用者が経験することを回避する。従って、使用者がアプリケータ216の戻止め機能部からの抵抗に打ち勝つのに十分な力を加えると、結果として生じるアプリケータ216の動作は、アプリケータの「引き金が引かれた」ことに対する自動的反応であると受け取られる。使用者は、すべての駆動力は使用者によって与えられものであるにもかかわらず、また、先鋭部材1030を挿入するために追加の偏倚・駆動手段が全く使用されていないにもかかわらず、先鋭部材1030を駆動して皮膚を突き刺すのに追加の力を供給していることに使用者は気づかない。図39Cで先に詳述したように、先鋭部材1030の後退は、アプリケータ216のコイル戻しばね1118によって自動化されている。
本明細書に記載されたアプリケータの実施形態のいずれか1つは元より、その各種構成要素、例えば、先鋭部材、先鋭部材モジュール、および、センサ・モジュールなどを含め、但し、これらに限定されないが、そのいずれかに関して、上記の各実施形態の寸法および構成は、被験者の表皮、真皮、または、皮下組織における体液中の被分析物レベルを感知するように構成された各種センサと併用するのに好適となるように設定することができることを、当業者は理解するだろう。実施形態によっては、例えば、本明細書に開示されている被分析物センサの先鋭部材と遠位側の各部分は両方とも、その寸法および構成は、特定の終点深さ(すなわち、被験者の身体の組織中または層中、例えば、表皮中、真皮中、または、皮下組織中の最も深い刺し通し点)に位置決めされるように設定することができるものもある。或るアプリケータの実施形態に関して、先鋭部材の特定の実施形態はその寸法と構成が、被分析物センサの最終的な終点深さと比較して、被験者の身体における或る異なる終点深さに位置決めされるように設定されればよいことを、当業者は理解するであろう。実施形態によっては、例えば、後退前は被験者の表皮内の第1の終点深さに先鋭部材を位置決めすることができる一方で、被分析物センサの遠位部分被験者の真皮内の第2の終点深さに位置決めすることができるものもある。それ以外の実施形態では、後退前は被験者の真皮内の第1の終点深さに先鋭部材を位置決めすることができる一方で、被分析物センサの遠位側の部分を被験者の皮下組織の第2の終点深さに位置決めすることができる。更に別の実施形態では、後退前は先鋭部材を第1の終点深さに位置決めすることができ、被分析物センサを第2の終点深さに位置決めすることができるが、この場合、第1の終点深さと第2の終点深さは両方とも、被験者の身体の同じ層中または同じ組織中にある。
これに加えて、本明細書に記載のアプリケータの各実施形態のいずれかに関して、被分析物センサは元より、そこに接続されている1つ以上の構造的構成部材、例えば、1つ以上のバネ機構を含め、但し、これに限定されない構成部材は、アプリケータの1つ以上の軸線に対して偏心位置でアプリケータ内に配備することができることを当業者なら理解するだろう。或るアプリケータの実施形態では、例えば、被分析物センサおよびばね機構は、アプリケータの第1の側ではアプリケータの軸線に対して第1の偏心位置に配備することができ、センサ電子機器類はアプリケータの第2の側ではアプリケータの軸線に対して第2の偏心位置に配備することができる。これ以外のアプリケータの実施形態では、被分析物センサ、ばね機構、および、センサ電子機器類は、同じ側においてはアプリケータの軸線に対して偏心位置に配備することができる。被分析物センサ、バネ機構、センサ電子機器、および、アプリケータの上記以外の各構成部材のありとあらゆるものが、アプリケータの1つ以上の軸線に対して中心位置または偏心位置に配備される、上記以外の配列および構成も考えられるし、完全に本件開示の範囲に入ることを、当業者なら理解するだろう。
多数の偏向自在な構造体が本明細書に記載されており、例えば、偏向自在な戻止めスナップ式嵌合部1402、偏向自在な係止アーム1412、先鋭部材担体係止アーム1524、先鋭部材保持アーム1618、および、モジュール・スナップ式嵌合部2202が挙げられるが、これらに限定されない。これら偏向自在な構造体は、可塑材や金属(その他)などのような弾性素材から構成されており、当業者に周知の態様で動作する。偏向自在な構造体は各々が、弾性材料が偏倚された後に落ち着く静止状態または静止位置を有している。この静止状態または静止位置から構造体を偏向または移行させる力が付与された場合は、そのような力が除去される(または、弱まる)と、弾性素材の偏倚が原因で構造体は静止状態または静止位置力に戻る。多くの場合、これらの構造体は、戻止めやスナップ式嵌合部が設けられたアームとして構成されているが、それ以外の、偏向自在性および静止位置に戻る性能という同じ特性を維持している、例えば、脚、クリップ、留め金、支持台などが挙げられるがこれらに限定されない各種の構造体や構成物を利用することもできる。
好適な装置、システム、方法、構成要素、および、それらの動作は、それらの関連特性も併せて、その更なる詳細は、ラオ(Raо)ほかに交付された国際公開第2018/135898号、トマス(Thоmas)ほかに交付された国際公開第2019/236850号、トマス(Thоmas)ほかに交付された国際公開第2019/236859号、トマス(Thоmas)ほかに交付された国際公開第2019/236876号、および、2019年6月6日出願の米国特許出願公開第2020/0196919号明細書に明記されており、その各々はその全体がここに引例に挙げることにより本願の一部を構成しているものとする。各種のアプリケータ、それらの各構成部材、および、それらの各種変形例の各実施形態に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2013/0150691号明細書、同第2016/0331283号明細書、同第2018/0235520号明細書に記載されており、そのいずれもそれぞれの全体がここに引例に挙げることにより事実上本願の一部を構成しているものとする。先鋭部材モジュール、先鋭部材、これらの各種構成部材、および、これらの各種変形例の各実施形態に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2014/0171771号明細書に記載されており、その全体はここに引例に挙げることにより事実上本願の一部を構成しているものとする。
本明細書に提示されているどの実施形態であれ、それに関して記載されている全ての特徴、要素、構成部材、機能、および、工程は、それ以外のどの実施形態に由来するものとでも自由に組み合わせることができ、置換えもできるものと解釈するべきである点に留意するべきである。或る特徴、要素、構成部材、機能、または、工程がただ1つの実施形態のみに関して記載されている場合、その特徴、要素、構成部材、機能、または、工程は、そうではないと明確に述べているのでもない限り、本明細書に記載されている他のすべての実施形態に関して使用されてもよいものと理解するべきである。従って、この段落はいつでも、異なる実施形態に由来する特徴、要素、構成部材、機能、および、工程を組み合わせた特許請求の範囲の各請求項、または、或る1つの実施形態に由来する特徴、要素、構成部材、機能、および、工程をもう1つ別の実施形態のものと置換した特許請求の範囲の各請求項の導入部の前提条件および書面による裏付けとして機能するが、その事は、たとえ導入部に続く記載内容が特定の事例において、そのような各種組合せや各種置換が可能であることを明確にそうと述べていなくとも成り立つ。従って、開示された主題の特定の実施形態の前段までの記載は例示と説明を目的として提示されたものである。特に、そのような組合わせおよび置換の1つ1つの許容性に当業者なら容易に気づくことを考えると、あらゆる可能な組合わせおよび置換を明示的に列挙することは過度に負担となることは明確に認められる。
各実施形態は多様な修正および代替形態を受け入れる余地があるが、その特定の例が図面に示され、本明細書で詳細に説明されている。開示された主題の真髄または範囲から逸脱することなく、開示された主題の方法およびシステムにおいて多様な修正および変更を行うことができることは、当業者には明らかである。従って、開示された主題は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲内にある修正および変更を含んでいることが意図されている。更に、各実施形態のいずれの特徴、機能、工程、または、要素であれ、特許請求の範囲内に含まれない特徴、機能、工程、または、要素によって特許請求の範囲の発明の範囲を規定する消極的制限と同様に、特許請求の範囲に列挙する、または、追加することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
センサ制御装置を送達するためのアプリケータにおいて、アプリケータは、
筐体、
該筐体に接続されており、第1係止界面が設けられているセンサ担体、
該筐体に摺動自在に接続されて伸長位置と圧潰位置の間を移動する鞘部材であって、該鞘部材は、取付け側遠位端と自由近位端とが設けられた第1係止アームを有しており、該自由近位端は、該第1係止アームの内面に配備されている第1係止アーム界面と、該第1係止アームの外面に配備されている第1鋭利端縁とを有している、鞘部材、および、
該筐体とネジ式に螺合接続され、内面に複数の第1圧搾畝状部が設けられているキャップ、
を備えており、
該キャップの該内面は、該キャップが該筐体に接続されると該第1係止アームを内向きに付勢するよう構成されていることで、該第1係止アーム界面が該第1係止界面と係合するよう図っており、
該第1鋭利端縁は、衝撃事象の発生中は該複数の第1圧搾畝状部に係合するよう構成されている。
実施形態2
前記センサ担体は第2係止界面を更に備えており、また、
前記鞘部材は、取付け側遠位端と自由近位端とが設けられた第2係止アームを更に有しており、該自由近位端は、該第2係止アームの内面に配備されている第2係止アーム界面と、該第2係止アームの外面に配備されている第2鋭利端縁とを有しており、
前記キャップの前記内面は、前記キャップが前記筐体に接続されると該第2係止アームを内向きに付勢するよう構成されていることで、該第2係止アーム界面が該第2係止界面と係合するよう図っている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態3
前記キャップには複数の第2圧搾畝状部が更に設けられており、また、
前記第2鋭利端縁は、衝撃事象の発生中は該複数の第2圧搾畝状部に係合するよう構成されている、実施形態2に記載のアプリケータ。
実施形態4
前記第1係止アーム界面はU字形状を有している、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態5
前記第1係止界面は前記センサ担体の周縁部に配備されている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態6
複数のスカート補強肋材部により前記筐体に接続されている筐体スカート部を更に備えている、実施形態1のアプリケータ。
実施形態7
前記筐体スカート部と前記キャップの各々に接続されている使用済み明示機能部を更に備えている、実施形態6に記載のアプリケータ。
実施形態8
前記使用済み明示機能部の例としてはステッカーなどが挙げられる、実施形態7に記載のアプリケータ。
実施形態9
前記筐体は環状オレフィン共重合体から構成されている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態10
前記鞘部材はデルリン(Delrinすなわちアセタール単独重合体樹脂であるポリオキシメチレン)から構成されている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態11
前記キャップは高密度ポリエチレンから構成されている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態12
前記センサ担体は、
第1半分体および第2半分体が設けられた基部、および、
該基部の該第1半分体に接続される第1センサ保持アームであって、その第1端部で該第1半分体に接続されているとともに、該基部の該第2半分体に向かって伸びている第2自由端を有しており、該第1センサ保持アームはその内面上に第1センサ保持機能部が設けられている、第1センサ保持アームを更に備えており、
前記第1係止界面は該第1センサ保持アームの外面上に配備されている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態13
前記センサ担体は、前記基部の最上面から上向きに張り出している3つの等間隔の筐体取付け機能部を更に備えており、該筐体取付機能部は各々が、
筐体スナップ式嵌合部、
筐体位置決め機能部、および、
筐体偏倚機能部を備えている、実施形態12に記載のアプリケータ。
実施形態14
前記筐体は3つのセンサ担体取付け機能部を備えており、その各々は、該センサ担体取付機能部のうちの1つと係合するよう構成されている、実施形態13に記載のアプリケータ。
実施形態15
前記キャップは、前記鞘部材と係合するとともに衝撃事象の発生中に前記鞘部材の動きを制限するよう構成されている鞘部材支持面を更に備えている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態16
前記キャップは、衝撃事象の発生中に前記センサ担体の動きを制限するよう構成された隆起突起部を更に備えている、実施形態1に記載のアプリケータ。
実施形態17
アプリケータにおいて使用されてセンサ制御装置を送達するセンサ担体において、該センサ担体は、
第1半分体および第2半分体が設けられた基部、
該基部の該第1半分体に接続される第1センサ保持アームであって、その第1端部で該第1半分体に接続されているとともに、該基部の該第2半分体に向かって伸びている第2自由端を有しており、該第1センサ保持アームはその内面上に第1センサ保持機能部が設けられているとともにその外面上に第1係止界面が設けられている、第1センサ保持アーム、および、
該基部の該第1半分体に接続される第2センサ保持アームであって、その第1端部で該第1半分体に接続されているとともに、該基部の該第2半分体に向かって伸びている第2自由端を有しており、該第2センサ保持アームはその内面上に第2センサ保持機能部が設けられているとともにその外面上に第2係止界面が設けられている、第2センサ保持アームを備えている。
実施形態18
前記基部の最上面から上向きに張り出している3つの等間隔の筐体取付け機能部を更に備えており、該筐体取付機能部は各々が、
筐体スナップ式嵌合部、
筐体位置決め機能部、および、
筐体偏倚機能部を備えている、実施形態17に記載のセンサ担体。
実施形態19
前記3つの筐体取付け機能部のうち第1筐体取付け機能部は前記基部の前記第2半分体上に配備されており、また、
前記3つの筐体取付け機能部のうち第2筐体取付けっ機能部および第3筐体取付け機能部は前記基部の前記第1半分体上に配備されている、実施形態18に記載のセンサ担体。
実施形態20
前記基部の最上面から上向きに張り出している3つの等間隔の先鋭部材担体係止アームを更に備えている、実施形態17に記載のセンサ担体。
実施形態21
前記先鋭部材担体係止アームは各々が、先鋭部材担体保持機能部および先鋭部材担体保持機能肋材部を備えている、実施形態20に記載のセンサ担体。
実施形態22
前記3つの先鋭部材担体係止アームのうち第1先鋭部材担体係止アームは前記基部の前記第1半分体上に配備されている、実施形態17に記載のセンサ担体。
実施形態23
前記3つの先鋭部材担体係止アームのうち第2先鋭部材担体係止アームおよび第3先鋭部材担体係止アームは前記基部の前記第2半分体上に配備されている、実施形態22に記載のセンサ担体。
実施形態24
第1係止棚状部および第2係止棚状部を更に備えている、実施形態17に記載のセンサ担体。
実施形態25
前記基部の真中を貫いて拡がっている開口部を更に備えている、実施形態17に記載のセンサ担体。
実施形態26
センサ制御装置を送達するためのアプリケータにおいて、該アプリケータは、
筐体、
該筐体に接続されているセンサ担体、
該筐体に摺動自在に接続されて伸長位置と圧潰位置の間を移動する鞘部材、および、
該鞘部材に対して遠位側の位置と前記鞘部材に対して近位側の位置の間で移動できる先鋭部材担体を備えており、また、
該鞘部材は、該先鋭担体に係合するとともに該先鋭部材担体が該遠位側の位置から該近位側の位置へ移動すると該先鋭担体の速度を低減するよう構成されているノイズ減衰部を更に備えている。
実施形態27
前記ノイズ減衰部は、前記先鋭担体が前記遠位側の位置から前記近位側の位置に移動することが原因で起こるノイズを緩和するよう構成されている、実施形態26に記載のアプリケータ。
実施形態28
前記筐体にネジ式に螺合接続されるキャップを更に備えている、実施形態27に記載のアプリケータ。
実施形態29
センサ制御装置を送達するためのアプリケータにおいて、該アプリケータは、
筐体、
該筐体に接続されているセンサ担体、
該センサ担体に着脱自在に接続されるセンサ制御装置、
該センサ制御装置から伸びて、遠位端と近位端が設けられている尾部を有しているセンサ、
該センサ制御装置に対して遠位側の位置と前記センサ制御装置に対して近位側の位置の間で移動できる先鋭部材担体、および、
該先鋭部材担体の内側に配備された先鋭部材を備えており、また、
前記先鋭部材担体が該遠位側の位置にあるときは、該先鋭部材は該尾部の該近位端に係合することで該尾部の該遠位端を該先鋭部材に向けて偏倚させ、前記先鋭部材担体が該近位側の位置にあるときは、該先鋭部材は該尾部の該近位端に係合することはない。
実施形態30
前記センサの前記近位端は突起部が設けられている、実施形態29に記載のアプリケータ。
実施形態31
前記先鋭部材は窓を備えており、前記先鋭部材が前記遠位側の位置にあるときには、前記尾部の前記近位端は前記先鋭部材の該窓の内側に張り出す。
実施形態32
センサ送達前は、前記先鋭部材担体は前記遠位側の位置にある、実施形態29に記載のアプリケータ。
実施形態33
前記センサの送達持続中は、前記先鋭部材担体は前記近位側の位置にある、実施形態29に記載のアプリケータ。
実施形態34
前記筐体に摺動自在に接続されて、伸長位置と圧潰位置の間を移動する鞘部材を更に備えている、実施形態29に記載のアプリケータ。
実施形態35
前記先鋭部材はチャネル(堀)を画定している、実施形態29に記載のアプリケータ。
実施形態36
前記先鋭部材が前記尾部の前記近位部に係合すると、前記尾部の前記遠位部は前記先鋭部材の前記チャネルの中に受容される、実施形態35に記載のアプリケータ。