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JP7712805B2 - 組織補強材 - Google Patents

組織補強材

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JP7712805B2
JP7712805B2 JP2021114148A JP2021114148A JP7712805B2 JP 7712805 B2 JP7712805 B2 JP 7712805B2 JP 2021114148 A JP2021114148 A JP 2021114148A JP 2021114148 A JP2021114148 A JP 2021114148A JP 7712805 B2 JP7712805 B2 JP 7712805B2
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tissue reinforcement
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Description

本発明は、組織の形状に追従して脆弱化した組織をより確実に補強できるとともに、組織への密着性が高い組織補強材に関する。
外科手術においては、手術部位である切除面の保護、体液リーク予防、縫合部位の補強を目的として、補強材を用いて組織を補強することがある。組織からの剥離を抑えて高い補強効果を得るためには、組織補強材を組織としっかり密着させる必要がある。組織補強材を組織としっかり密着させる方策としては、例えば、組織補強材に切り込みを入れることで伸縮性を向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2015-107198号公報
しかしながら、従来の組織補強材は伸縮性に優れるものの、組織との密着性についてはまだ充分とは言えなかった。組織補強材の組織に対する密着性が劣る場合は組織補強材の組織再生促進効果も低下することから、より密着性の高い組織補強材が求められていた。
本発明は、組織の形状に追従して脆弱化した組織をより確実に補強できるとともに、組織への密着性が高い組織補強材を提供することを目的とする。
本発明は、生体吸収性の不織布からなる組織補強材であって、前記組織補強材は、前記生体吸収性の不織布を厚み方向に貫通する平均長径500μm以上3500μm以下、平均短径400μm以上2500μm以下の貫通孔を1個/cm以上10個/cm以下の密度で有する組織補強材である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは鋭意検討を進めた結果、生体吸収性の不織布に特定の長径及び短径と密度の貫通孔を設けることで、組織の形状に追従し、脆弱化した組織をより確実に補強できるとともに、組織への密着性が高い組織補強材が得られることを見出し本発明を完成させるに至った。
本発明の組織補強材は、生体吸収性の不織布(以下、単に不織布ともいう)からなる。
組織補強材を生体吸収性の不織布とすることで、移植後に徐々に生体に吸収され、やがて消滅し自己組織に置換される。従って、慢性期の異物反応の軽減や感染の温床になるリスクが低減されることとなる。
上記不織布を構成する生体吸収性材料は、例えば、ポリグリコリド、ポリラクチド(D、L、DL体)、グリコリド-ラクチド(D、L、DL体)共重合体、グリコリド-Ε-カプロラクトン共重合体、ラクチド(D、L、DL体)-Ε-カプロラクトン共重合体、ポリ(P-ジオキサノン)、グリコリド-ラクチド(D、L、DL体)-Ε-カプロラクトン共重合体等の合成吸収性高分子が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なかでも、適度の強度と柔軟性を発揮することができ、かつ、適度な生体反応を惹起して組織の修復を促進できることから、ポリグリコリド、ポリラクチド(L体)、ラクチド(D、L、DL体)-Ε-カプロラクトン共重合体が好適であり、適度な分解挙動を示すことから、ポリグリコリドがより好適である。
また、上記生体吸収性材料としては、シルクフィブロイン、コラーゲン、ゼラチン、キチン、キトサン、フィブリン等の天然吸収性高分子を用いることもできる。更に、上記合成吸収性高分子と上記天然吸収性高分子を併用してもよい。
上記生体吸収性材料としてポリグリコリド(グリコリドのホモポリマー又はコポリマー)を用いる場合、ポリグリコリドの重量平均分子量の好ましい下限は30000、好ましい上限は1000000である。上記ポリグリコリドの重量平均分子量が30000以上であると、組織補強材としての充分な強度を発揮でき、1000000以下であると、適度な生体反応を惹起して組織の修復を促進し、分解することで長期間の異物としての残存が無く速やかに生体組織に置き換わる。上記ポリグリコリドの重量平均分子量のより好ましい下限は50000、より好ましい上限は300000である。
本発明の組織補強材がポリグリコリドからなる場合、ポリグリコリドのメルトフローレートの好ましい上限は15g/10min、好ましい下限は2g/10minである。上記ポリグリコリドのメルトフローレートがこの範囲内であると、組織補強材としての充分な強度を発揮できるとともに、適度な生体反応を惹起して組織の修復を促進し、分解することで長期間の異物としての残存が無く速やかに生体組織に置き換わる。上記ポリグリコリドのメルトフローレートのより好ましい上限は10g/10min、より好ましい下限は4g/10minである。
上記不織布の目付は特に限定されないが、好ましい下限は5g/m、好ましい上限は300g/mである。上記不織布の目付が5g/m未満であると、生体組織補強材としての強度が不足し、脆弱した組織を補強できないことがあり、300g/mを超えると、組織への接着性が悪くなることがある。上記不織布の目付のより好ましい下限は10g/m、より好ましい上限は100g/mである。
上記不織布の空隙率は特に限定されないが、好ましい下限は20%、好ましい上限は90%である。上記不織布の空隙率がこの範囲内であると、組織補強材としての充分な強度と、生体組織への接着性、再生組織侵入を両立することができる。上記不織布の空隙率のより好ましい下限は60%、より好ましい上限は80%である。
上記不織布を製造する方法は特に限定されず、例えば、エレクトロスピニングデポジション法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、水流交絡法、エアレイド法、サーマルボンド法、レジンボンド法、湿式法等の従来公知の方法を用いることができる。
本発明の組織補強材は、上記生体吸収性の不織布を厚み方向に貫通する平均長径500μm以上3500μm以下、平均短径400μm以上2500μm以下の貫通孔を有する。
従来の組織補強材は、貼り付ける際に空気を巻き込んでしまうことがあり、巻き込まれた空気は気泡として残るため、気泡の部分が浮き上がってしまい密着性が低下していた。本発明では組織補強材に貫通孔を設けることで、組織補強材の貼り付け時に生じた気泡を外部へ逃がすことができるため、浮きを抑えて高い密着性を発揮することができる。その結果、組織補強材が剥離し難くなるとともに、体液を溜まり難くすることができる。また、密着性が高まることにより、組織補強材の組織再生促進効果を充分に発揮することができる。更に、上記貫通孔の平均長径及び平均短径が上記範囲であることで、組織補強材としての性能を維持しつつも気泡を確実に外部へ逃がすことができる。
上記貫通孔の平均長径は550μm以上であることが好ましく、1000μm以上であることがより好ましく、3300μm以下であることが好ましく、3000μm以下であることがより好ましい。また、上記貫通孔の平均短径は450μm以上であることが好ましく、800μm以上であることがより好ましく、2400μm以下であることが好ましく、2000μm以下であることがより好ましい。
なお、ここで平均長径及び平均短径とは、上記貫通孔10個の長径及び短径の平均のことを指す。また、上記貫通孔が真円である場合は上記平均長径及び平均短径は平均直径となる。
上記貫通孔は1個/cm以上10個/cm以下の密度である。
上記貫通孔の密度が上記範囲であることで、気泡の数を充分に減らすことができ、高い密着性を発揮することができる。上記貫通孔の密度は、2個/cm以上であることが好ましく、3個/cm以上であることがより好ましく、8個/cm以下であることが好ましく、7個/cm以下であることがより好ましい。
上記貫通孔を形成する方法は特に限定されず、例えば、上記不織布に針を刺す方法や、上記不織布に切れ目(スリット)を入れた後に加熱する方法等が挙げられる。
ここで、本発明の貫通孔の写真を図1に示す。図1の貫通孔は不織布にスリットを入れた後に加熱する方法で形成されている。本発明の組織補強材は、上記範囲の大きさと密度を有する図1のような貫通孔を有することで、組織補強材の貼り付け時に生じた気泡を外部へ逃がすことができるため、浮きを抑えて高い密着性を発揮することができる。
本発明の組織補強材の厚みは特に限定されないが、30μm以上300μm以下であることが好ましい。
組織補強材の厚みが上記範囲であることで、強度と密着性とのバランスに優れた組織補強材とすることができる。上記組織補強材の厚みは、50μm以上であることがより好ましく、200μm以下であることがより好ましい。
本発明の組織補強材は、外科分野において損傷又は脆弱化した臓器、組織の止血、空気漏れ防止、体液漏れ防止のために用いる。とりわけ、呼吸器に好適に用いることができる。
本発明の組織補強材は、例えば、組織補強材を生理食塩水に浸漬してから患部にあてるだけで、容易に貼付することができる。また、患部に血液や体液がある場合には、これらを吸収することによっても接着力を発現することができる。また、本発明の組織補強材は上記貫通孔を有しているため、組織補強材を組織へ貼り付けた際に空気を巻き込んでしまったとしても、空気が貫通孔を通して抜けていくことから、組織補強材を充分に密着させることができ、組織をより確実に補強できる。
本発明によれば、組織の形状に追従して脆弱化した組織をより確実に補強できるとともに、組織への密着性が高い組織補強材を提供することができる。
本発明の組織補強材の貫通孔の写真である。
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
厚み70μmのポリグリコリドからなる不織布(ネオベールナノ(NV-1010-D10G)、グンゼ社製)に、1mmのスリットを10個/cmの密度となるように入れた。その後、80℃10分の加熱処理を行うことで、平均長径0.55mm、平均短径0.46mmの楕円形の貫通孔を有する組織補強材を得た。
(実施例2~7)
ポリグリコリドからなる不織布に表1に示す長さのスリットを入れ、表1に示す大きさ及び密度の貫通孔を形成した以外は実施例1と同様にして組織補強材を得た。
(比較例1)
スリットを入れず、貫通孔を設けなかった以外は実施例1と同様にして組織補強材を得た。
<評価>
実施例及び比較例で得られた組織補強材について以下の評価を行った。
(密着性の評価)
組織補強材の中央部を50mm×30mmに切り取り評価サンプルを作製した。次いで、評価サンプルをブタの肝臓の上に静置し、上から湿らせたガーゼ等でサンプルを濡らすように数回軽く押さえて密着させた。密着後の組織補強材を目視にて観察し、組織補強材に気泡による浮きが見られなかった場合を「○」、組織補強材に気泡による浮きが見られた場合を「×」として密着性を評価した。
本発明によれば、組織の形状に追従して脆弱化した組織をより確実に補強できるとともに、組織への密着性が高い組織補強材を提供することができる。

Claims (1)

  1. 生体吸収性材料の不織布からなる組織補強材であって、
    前記生体吸収性材料は合成吸収性高分子であり、
    前記組織補強材は、前記織布を厚み方向に貫通する平均長径500μm以上3500μm以下、平均短径400μm以上2500μm以下の貫通孔を1個/cm以上10個/cm以下の密度で有する
    織補強材。
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