以下、図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。なお、複数の図面において対応する要素には同一の符号を付す。
図1は、実施形態に係る進入を検出するための検出センサ101を例示する図である。図1(a)には、検出センサ101の例が示されている。また、図1(b)は、検出センサ101の各部を分離した例が示されている。検出センサ101は、例えば、制御装置111、音声出力装置112、通信モジュール113、警告灯114、発光モジュール115、受光モジュール116、電源装置117、および位置センサ118を含んでよい。
制御装置111は、例えば、音声出力装置112、通信モジュール113、警告灯114、発光モジュール115、受光モジュール116、電源装置117、および位置センサ118などの検出センサ101の各部を制御する。音声出力装置112は、例えば、スピーカなどの音を出力する装置であってよい。例えば、音声出力装置112は、制御装置111が進入禁止エリアへの進入を検出した場合に、警告音を出力する。通信モジュール113は、例えば、検出センサ101が他の装置と無線通信するためのモジュールであってよい。警告灯114は、例えば、回転灯などの警告を示す光を発するライトであってよく、赤、黄、緑、青、紫などの様々な色の光を発してよい。警告灯114は、例えば、パトライト(登録商標)であってよい。
発光モジュール115および受光モジュール116は、例えば、進入禁止エリアへの進入を検出するセンサとして動作してよい。例えば、或る検出センサ101の受光モジュール116で、他の検出センサ101の発光モジュール115から照射された光を検出できている場合、制御装置111は、それらの発光モジュール115と受光モジュール116との間の領域への進入は起きていないと判定することできる。一方、例えば、受光モジュール116で受光していた他の検出センサ101の発光モジュール115からの光が検出されなくなると、制御装置111は、それらの発光モジュール115と受光モジュール116との間の領域への進入が起きたと判定することができる。
なお、検出センサ101は、発光モジュール115の光の照射の向きと、受光モジュール116の光の受光の向きとを変更することが可能であってよい。例えば、図1では、発光モジュール115および受光モジュール116は、水平方向に回転可能である。即ち、例えば、発光モジュール115は水平方向に360度の照射方向で光を照射することができる。また、例えば、受光モジュール116は、水平方向に360度の受光方向で光を受光することができる。また、例えば、検出センサ101において発光モジュール115と受光モジュール116との配置は、入れ替え可能であってよい。発光モジュール115の発光波長は、例えば、進入禁止エリアを明示可能な可視光の範囲であってよく、一例では赤領域であってよい。また、発光波長は、例えば、赤外線の範囲であってもよい。
電源装置117は、例えば、検出センサ101に電力を供給する装置である。電源装置117は、例えば、バッテリを含んでよい。位置センサ118は、例えば、検出センサ101の位置を計測するセンサであってよい。位置センサ118は、例えば、GPS(Global Positioning System)などである。検出センサ101は、一実施形態では、三角コーンなどに設置されてよい。三角コーンは、例えば、カラーコーン(登録商標)であってよい。
図2は、実施形態に係る検出センサ101の設置例を示す図である。図2には、例示的な進入の検出システム200が示されている。検出システム200は、例えば、検出センサ101、情報処理装置201、および管制装置202を含んでよい。また、検出システム200は、例えば、ロボット205を含んでもよい。
図2の例では、検出センサ101は三角コーンに設置されている。また、図2の例では検出センサ101は、第1型と第2型の2つのタイプで示されている。検出センサ101は、第1型と第2型とでは発光モジュール115と受光モジュール116との配置が異なっている。第1型の検出センサ101では上段に発光モジュール115が配置されており、下段に受光モジュール116が配置されている。一方、第2型の検出センサ101では発光モジュール115と受光モジュール116とが入れ替わっており、上段に受光モジュール116が配置されており、下段に発光モジュール115が配置されている。そのため、第1型の検出センサ101の発光モジュール115が照射した光は、第2型の検出センサ101の受光モジュール116で受光できる高さにある。また、第2型の検出センサ101の発光モジュール115が照射した光は、第1型の検出センサ101の受光モジュール116で受光できる高さにある。
そして、例えば、ロボット205などが第1型の検出センサ101と第2型の検出センサ101の間の区間に進入したとする。この場合、発光モジュール115から照射された光が遮られて受光モジュール116で受光できなくなるため、受光側の検出センサ101で進入を検出することができる。
情報処理装置201は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュウータ(PC)、モバイルPC、ウェアラブルデバイス、通信機器などの通信機能を備えるコンピュータであってよい。情報処理装置201は、例えば、検出センサ101の設置を行う作業者が利用する端末であってよく、進入禁止エリアが設置される現場で働く作業者が利用する端末であってもよく、或いは、管制装置202に情報を通知する通信機器であってもよい。管制装置202は、例えば、進入禁止エリアを管理する管理者が管理するサーバコンピュータなどのコンピュータであってよい。
ロボット205は、例えば、建設現場および工事現場などで働くロボット、および商業施設、宿泊施設、オフィスなどにおいて働くサービスロボットなどを含んでよい。ロボット205は、例えば、制御装置215を備えてよい。制御装置215は、ロボット205の各部を制御してよい。一例では、制御装置215は、ロボット205の駆動機構を制御してロボット205を移動させてよい。
そして、実施形態では進入禁止エリアを設定する場合、検出センサ101の設置を行う作業者は、後述するように、例えば、第1型の検出センサ101と第2型の検出センサ101とを交互に並べることで、進入禁止エリアを設定することができる。なお、進入禁止エリアは、例えば、そのエリア内に人およびロボットなどが近づいて欲しくない対象を含んでよい。情報処理装置201は、進入禁止エリアが画定すると、進入禁止エリアの情報を、進入禁止エリアを管理する管理者が利用する管制装置202などに通知してよい。
また、進入禁止エリアへの進入があった場合、進入した人およびロボットなどに進入行為を行っていることを通知することは好ましい。また、進入禁止エリアへの進入があった場合、進入が起きたことを、進入禁止エリアを管理する管理者が利用する管制装置202などに通知することは好ましいことがある。
そのため、例えば、検出センサ101は、進入を検出した場合、音声出力装置112から警告を示す音を出力したり、警告灯114を点灯させて警告を示す光を出力したりして周囲に警告を行ってよい。それにより、進入禁止エリア内の近づいて欲しくない対象に人が近づいてしまうことを抑制することができる。
また、検出センサ101は、進入を検出した場合、情報処理装置201に進入を示す進入通知を送信してよい。情報処理装置201は、例えば、検出センサ101で進入が検出されたことの通知を受けると、進入が起きたことを管制装置202に通知してよい。それにより、管理者に進入があったことを知らせることができる。
進入しているのがロボット205である可能性もあるため、検出センサ101は、進入を検出した場合に、ビーコンを発信して付近のロボット205に進入があったことを通知してもよい。
ロボット205の制御装置215は、例えば、検出センサ101からのビーコンを受信すると、ロボット205の移動を停止させてよい。それにより、ロボットが進入禁止エリア内の近づいて欲しくない対象に近づいてしまうことを抑制することができる。
続いて、進入禁止エリアの設定について説明する。図3は、実施形態に係る進入禁止エリアの設定を例示する図である。図3(a)には、4つの検出センサ101を用いて設定される四角形の進入禁止エリアが例示されている。図3(a)に示すように、左上から時計回りに第1型、第2型、第1型、第2型の順に検出センサ101が設置されている。それにより、左上の第1型の検出センサ101が照射した光は、右上の第2型の検出センサ101で受光することができる。右上の第2型の検出センサ101が照射した光は、右下の第1型の検出センサ101で受光することができる。右下の第1型の検出センサ101が照射した光は、左下の第2型の検出センサ101で受光することができる。左下の第2型の検出センサ101が照射した光は、左上の第1型の検出センサ101で受光することができる。そのため、4つの検出センサのいずれかの検出センサ101の受光モジュール116で光が受光できなくなった場合に、進入禁止エリアへの進入を検出することができる。
また、検出センサ101の設置の仕方で、進入禁止エリアの形状を様々に設定することができる。図3(b)から図3(d)には、例示的な検出センサ101による進入禁止エリアの設定が示されている。なお、図3(b)から図3(d)では、第1型の検出センサ101には「1」を付しており、第2型の検出センサ101には「2」を付している。図3(b)には、図3(a)の四角形の進入禁止エリアが示されている。図3(c)には、直線状の進入禁止のラインが示されている。図3(c)に例示されるように、進入禁止エリアを画定する検出センサ101は、閉じたエリアを形成していなくてもよい。また、図3(d)のように、検出センサ101の設置位置に応じて様々な形に進入禁止エリアを設定ことができる。
以上で述べた進入禁止エリアを設定する処理について更に説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置201の機能ブロック構成を例示する図である。情報処理装置201は、例えば、制御部401、記憶部402、および通信部403を含む。制御部401は、例えば確定部411、および決定部412などを含み、またその他の機能部を含んでもよい。情報処理装置201の記憶部402は、例えば、後述する進入禁止エリア情報600などの情報を記憶している。通信部403は、例えば、制御部401の指示に従って検出センサ101、管制装置202、およびロボット205などの他の装置と通信する。これらの各部の詳細および記憶部402に格納されている情報の詳細については後述する。
図5は、実施形態に係る進入禁止エリアの設定処理を例示する図である。情報処理装置201の制御部401は、例えば、進入禁止エリアの設定処理の実行指示が入力されると図5の動作フローを開始してよい。
ステップ501(以降、ステップを“S”と記載し、例えば、S501と表記する)において制御部401は、設定対象の検出センサ101を検出する。例えば、ユーザは第1型の検出センサ101と、第2型の検出センサ101との組を、進入禁止エリアとして画定したい領域の外縁の位置に設置した後、それぞれの検出センサ101を起動するなどして登録指示を検出センサ101から情報処理装置201に送信させてよい。この場合、情報処理装置201の制御部401は、例えば、登録指示を送信してきた2つの検出センサ101の一方を照射側の検出センサ101とし、他方を受光側の検出センサ101として以降の処理を実行してよい。なお、照射側の検出センサ101は、例えば、第1の検出センサと呼ばれてもよい。また、受光側の検出センサ101は、例えば、第2の検出センサと呼ばれてもよい。
S502において制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115が照射した光を、受光側の検出センサ101の受光モジュール116でサーチさせる。サーチでは、例えば、照射側の検出センサ101は、水平方向に360度回転するまで徐々に所定の角度で発光モジュール115を回転させつつ、光を照射してよい。また、受光側の検出センサ101は、現在の受光モジュール116の受光方向で照射側の検出センサ101から照射された光の検出を試みてよい。
S503において制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115が照射した光が、受光側の検出センサ101の受光モジュール116で検出されたか否かを判定する。例えば、照射側の検出センサ101の発光モジュール115が1回転するまでの間の何れか角度で照射側の検出センサ101の発光モジュール115から照射された光が、受光側の検出センサ101の受光モジュール116で検出されたとする。この場合、受光側の検出センサ101は、情報処理装置201に検出通知を送信してよい。そして、例えば、情報処理装置201の制御部401は、検出通知を受信していない場合、S503において照射側の検出センサ101が検出されていないと判定してよく(S503がNO)、フローはS504に進む。
S504において制御部401は、受光側の検出センサ101の受光モジュール116の受光の向き所定の角度で回転させて、フローはS502に戻り、サーチが繰り返される。なお、S504において受光モジュール116の回転角が360度に達した場合、制御部401は、図5の動作フローを終了してよい。また、この場合、制御部401は、例えば、情報処理装置201が備える表示装置の表示画面などに、発光モジュール115が照射した光を検出できなかったことを示す情報を表示してもよい。
一方、情報処理装置201の制御部401は、検出通知を受信すると、S503において照射側の検出センサ101の照射した光が受光側の検出センサ101で検出されたと判定してよく(S503がYES)、フローはS505に進む。
S505において制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115と受光側の検出センサ101の受光モジュール116との組を確定する。例えば、制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115の現在の光の照射方向と、受光側の検出センサ101の受光モジュール116の現在の光の受光方向とで、向きを確定するように、それぞれの検出センサ101を制御してよい。
S506において制御部401は、2つの検出センサ101の位置を結ぶラインを進入禁止エリアの境界として決定する。例えば、制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115の現在の光の照射方向と、受光側の検出センサ101の受光モジュール116の現在の光の受光方向とを示す角度の情報を収集してよい。また、制御部401は、S506の処理において、それぞれの検出センサ101の現在位置の情報を収集してよい。そして、制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115と、受光側の検出センサ101の受光モジュール116の情報とを進入禁止エリア情報600に登録する。
図6は、実施形態に係る進入禁止エリア情報600を例示する図である。進入禁止エリア情報600には、例えば、進入禁止エリアを構成する検出センサ101と対応するレコードが登録されている。図6の例では進入禁止エリア情報600には、識別情報、位置、照射先、照射方向、照射元、受光方向の情報が対応づけられたレコードが登録されている。
進入禁止エリア情報600の識別情報は、例えば、レコードと対応する検出センサ101を識別するための識別子である。進入禁止エリア情報600の位置は、例えば、レコードと対応する検出センサ101の位置を示す情報であってよい。進入禁止エリア情報600の位置は、一例では検出センサ101が備える位置センサ118で計測された経緯度の情報であってよい。進入禁止エリア情報600の照射先には、例えば、レコードと対応する検出センサ101の発光モジュール115が照射した光を受光する受光モジュール116を備える相手方の検出センサ101を識別する識別情報が登録されてよい。進入禁止エリア情報600の照射方向には、例えば、レコードと対応する検出センサ101の発光モジュール115が照射した光が相手方の検出センサ101の受光モジュール116で検出された際の発光モジュール115の光の照射方向が登録されてよい。従って、進入禁止エリア情報600の照射方向は、レコードと対応する検出センサ101の発光モジュール115から見て、相手方の検出センサ101の受光モジュール116がある向きを示していてよい。
進入禁止エリア情報600の照射元には、例えば、レコードと対応する検出センサ101の受光モジュール116がS503において受光した光の照射元の検出センサ101を識別する識別情報が登録されてよい。進入禁止エリア情報600の受光方向には、例えば、レコードと対応する検出センサ101の受光モジュール116がS503において受光した光の受光方向が登録されてよい。従って、進入禁止エリア情報600の受光方向は、レコードと対応する検出センサ101の受光モジュール116から見て、相手方の検出センサ101の発光モジュール115がある向きを示していてよい。
そして、S506の処理では制御部401は、組として収集した照射側の検出センサ101の発光モジュール115と、受光側の検出センサ101の受光モジュール116の情報を進入禁止エリア情報600に登録し、進入禁止エリアを設定してよい。それにより、制御部401は、2つの検出センサ101の位置を結ぶラインを進入禁止エリアの境界として決定することができる。
S507において制御部401は、検出センサ101の設置が完了したか否かを判定する。例えば、検出センサ101を設置するユーザが、次の検出センサ101を操作して次の検出センサ101からの登録指示を情報処理装置201へと送信させた場合、制御部401はS507においてNOと判定してよく、フローはS501に戻る。この場合、制御部401は、1つ前のS501の処理の実行で受光側だった検出センサ101を照射側の検出センサ101とし、新たに登録指示を受けた次の検出センサ101を受光側の検出センサ101として処理を繰り返す。
一方、例えば、進入禁止エリアに検出センサ101を設置するユーザが、検出センサ101の設置の完了を情報処理装置201に入力した場合、制御部401はS507においてYESと判定してよく、フローはS508に進む。
S508において制御部401は、進入禁止エリアを閉じるか否かを判定する。例えば、進入禁止エリアに検出センサ101を設置するユーザが、エリアを閉じないことを示す入力を情報処理装置201の制御部401に入力した場合(S508がNO)、フローはS514に進む。一方、例えば、進入禁止エリアに検出センサ101を設置するユーザが、エリアを閉じることを示す入力を情報処理装置201の制御部401に入力した場合(S508がYES)、フローはS509に進む。
続く、S509からS512の処理では、例えば、S502からS505の処理と類似する処理が実行されてよい。一例では、S509からS512の処理で制御部401は、図5の動作フローの実行においてS505の処理の最後の実行で受光側だった検出センサ101を照射側の検出センサ101として、S502からS505の処理と同様の処理を実行してよい。また、S509からS512の処理で制御部401は、図5の動作フローの実行においてS505の処理の最初の実行で照射側だった検出センサ101を受光側の検出センサ101として、S502からS505の処理と同様の処理を実行してよい。S512の処理が完了すると、フローはS513に進む。
S513において制御部401は、照射側の検出センサ101の発光モジュール115と、受光側の検出センサ101の受光モジュール116との情報を進入禁止エリア情報600に登録し、進入禁止エリアを閉じるように境界を決定してよい。
S514において制御部401は、確定された進入禁止エリア情報600を管制装置202に送信し、本動作フローは終了する。それにより、進入禁止エリアの情報を、管制装置202を利用する管理者に通知することができる。
以上で述べたように、図5の動作フローによれば制御部401は、進入禁止エリア情報600に進入禁止エリアを構成する検出センサ101の情報を含むレコードを登録にすることができる。進入禁止エリア情報600には、検出センサ101の設置に伴い情報が自動で登録されるため、ユーザは進入禁止エリアを容易に設定することができる。また、図5の動作フローによれば制御部401は、検出センサ101の発光モジュール115の向きおよび受光モジュール116の向きを確定することができる。
図7は、実施形態に係る進入禁止エリアへの進入検出処理の動作フローを例示する図である。例えば、検出センサ101の制御装置111は、進入禁止エリアへの進入検出処理の実行指示が入力されると、図7の動作フローを開始してよい。
S701において検出センサ101の制御装置111は、光の遮断を検出したか否かを判定する。例えば、進入禁止エリアを構成する複数の検出センサ101は、進入禁止エリア情報600に示されるように、検出センサ101の発光モジュール115から照射された光を他の受光モジュール116で受光していてよい。この場合、検出センサ101の制御装置111は、受光モジュール116で光を受光できなくなった場合に、光の遮断を検出してよい。光の遮断を検出していない場合(S701がNO)、フローはS701の処理を繰り返す。一方、光の遮断を検出した場合(S701がYES)、フローはS702に進む。
S702において検出センサ101の制御装置111は、進入通知を情報処理装置201に送信する。それにより、情報処理装置201のユーザは、進入の発生を知ることができる。そして、一実施形態では情報処理装置201の制御部401は、例えば、進入通知を受信すると、進入通知の情報を管制装置202に送信してよい。それにより、管制装置202を利用する管理者は、進入の発生を知ることができる。
S703において検出センサ101の制御装置111は、例えば、ビーコンを発信する。ビーコンは、例えば、ロボット205などに進入禁止エリアへの進入が発生したことを通知するためのビーコンであってよい。
S704において検出センサ101の制御装置111は、例えば、警告を出力する。例えば、検出センサ101の制御装置111は、音声出力装置112から注意喚起音を出力させたり、警告灯114を点灯させたりの少なくとも一方を実行して、検出センサ101の周囲に向けて警告を出力してよい。
S705において制御装置111は、例えば、遮断された光の受光が復帰したかどうかを判定する。例えば、進入通知を送信した検出センサ101の制御装置111は、その後にまた受光モジュール116で光が受信されると、受光が復帰したと判定してよい。S705において遮断された光の受光が復帰していない場合(S705がNO)、フローはS703に戻り、処理を繰り返す。一方、遮断された光の受光が復帰している場合(S705がYES)、フローはS706に進む。
S706において制御装置111は、警告の出力を停止し、フローはS701に戻る。制御装置111は、例えば、音声出力装置112から注意喚起音の出力を停止したり、警告灯114の点灯を停止させたりして、検出センサ101の周囲に向けての警告の出力を停止してよい。
以上で述べたように、実施形態によれば検出センサ101の制御装置111は、進入禁止エリアへの進入があった場合に、進入を検出して警告を出力することができる。そのため、進入禁止エリア内の近づいて欲しくない対象に人などが近づいてしまうことを抑制することができる。
また、実施形態では受光モジュール116による光の受光が遮断された場合に、ビーコンを発信する。それにより、ロボット205が進入禁止エリアに進入してきた場合に、ロボット205に進入を通知して動きを停止させることができる。なお、図7の例では、受光モジュール116による光の受光が遮断された場合に、検出センサ101がビーコンを発信する例を述べているが、実施形態はこれに限定されるものではない。別の実施形態では検出センサ101はビーコンを所定の時間間隔で発信していてもよい。
続いて、実施形態に係るロボット205の制御について説明する。
図8は、実施形態に係るロボット205の機能ブロック構成を例示する図である。ロボット205は、例えば、制御装置215と、駆動部804とを含む。制御装置215は、例えば、制御部801、記憶部802、および通信部803を含む。制御装置215の制御部801は、例えばロボット205の各部を制御する。制御装置215の記憶部802は、例えば、ロボット205の移動ルートおよび進入禁止エリア情報600などの情報を記憶していてよい。通信部803は、例えば、制御部801の指示に従って検出センサ101および情報処理装置201などの他の装置と通信する。また、制御装置215の制御部801は、駆動部804を制御しておよい。駆動部804は、例えば、モータなどの駆動機構であってよい。駆動部804は、制御部801の指示に従って駆動部804を制御して、ロボット205を移動させてよい。
図9は、実施形態に係るロボット205の制御部801が実行する制御処理の動作フローを例示する図である。例えば、制御部801は、ロボット205が起動すると図9の動作フローを開始してよい。
S901においてロボット205の制御部801は、ビーコンを検出したか否かを判定する。ビーコンは、例えば、S703の処理で検出センサ101が発信したビーコンであってよい。
S902においてロボット205の制御部801は、駆動部804を制御してロボット205の移動を停止させる。
S903においてロボット205の制御部801は、進入禁止エリアの情報の提供を依頼する提供依頼通知を情報処理装置201に送信する。情報処理装置201の制御部401は、例えば、ロボット205から進入禁止エリア情報600の提供依頼通知を受信すると、提供依頼通知を送信してきたロボット205に進入禁止エリア情報600を送信する。なお、情報処理装置201は、例えば、進入禁止エリア情報600を管制装置202から取得してロボット205に送信してもよい。
S904においてロボット205の制御部801は、情報処理装置201から進入禁止エリア情報600を受信し、進入禁止エリア情報600に基づいて進入禁止エリアを更新する。
S904においてロボット205の制御部801は、受信した進入禁止エリア情報600に基づいて進入禁止エリアを避ける移動経路に経路を変更し、移動を再開し、フローはS901に戻って処理を繰り返す。
以上で述べたように、図9の動作フローによればロボット205は、進入禁止エリアに進入した場合に、移動を停止することができる。そのため、進入禁止エリア内の近づいて欲しくない対象にロボット205が近づいてしまうことを抑制することができる。また、進入が起きた場合に、ロボット205は、進入禁止エリア情報600の提供を受けることで、最新の進入禁止エリアの形状を取得することができ、進入禁止エリアを回避する新たな移動経路を決定することができる。なお、ロボット205は、進入禁止エリアが設定されるたびに、例えば、情報処理装置201および管制装置202などから進入禁止エリアに関する情報を取得し、進入禁止エリアを更新してもよい。
以上において、実施形態を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、上述の動作フローは例示であり、実施形態はこれに限定されるものではない。可能な場合には、動作フローは、処理の順番を変更して実行されてもよく、別に更なる処理を含んでもよく、または、一部の処理が省略されてもよい。
また、上述の実施形態では、第1型と第2型の2つのタイプの検出センサ101を用いて進入禁止エリアを設定する例を述べている。この場合、例えば、第1型と第2型の検出センサ101を交互に設置し、偶数個の検出センサ101を設置することで、閉じた進入禁止エリアを容易に設定することができる。しかしながら、例えば、進入禁止エリアは閉じられなくてもよく、一部が開いていてもよい。例えば、進入禁止エリアの一部の辺が壁際に設置されるような場合や、一方向からの進入のみを阻止したい場合などでは、進入禁止エリアは閉じていなくてもよく、奇数個の検出センサ101を設置することで、進入禁止エリアが設定されていてもよい。
また、検出センサ101は、2つのタイプに限定されるものではない。例えば、3以上のタイプの検出センサ101が利用されてもよい。例えば、進入禁止エリアを構成する複数の検出センサ101に、それぞれが異なる高さを有する発光モジュール115と受光モジュール116とを備える検出センサ101が用いられてもよい。それにより、進入禁止エリアを設定する際に、或る検出センサ101が照射した光を受光できる受光モジュール116を備える検出センサ101が1つに限定されるため、進入禁止エリアを容易に設定することができる。
また、上述の実施形態の検出センサ101の構成は例示であり、限定されるものではない。例えば、別の実施形態では検出センサ101は、更に撮影装置を含んでもよい。この場合、例えば、検出センサ101は、受光モジュール116で光が受光されなくなったことを検出した場合に、撮影装置で光の受光方向を撮影して、進入してきた対象の撮影を行ってもよい。
また、上述の実施形態では図5で述べたように、検出センサ101を順次設置して進入禁止エリアを確定する例を述べているが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、別の実施形態では、進入禁止エリアの各地点に設置された検出センサ101で他の検出センサ101をサーチさせて、検出された検出センサ101を識別する識別情報、それぞれの検出センサ101の位置および照射と受光の角度の情報を情報処理装置201で収集してよい。そして、情報処理装置201の制御部401は、検出センサ101の位置情報と、サーチで発光モジュール115からの光が検出された受光モジュール116の角度の情報に基づいて、進入禁止エリアを自動で設定してもよい。
また、検出センサ101には、レーザレンジファインダ(LRF)が用いられてもよい。また、上述の実施形態において情報処理装置201は、1台であってもよいし、処理に応じて別の情報処理装置201が用いられてもよい。
以上の実施形態において例えばS505およびS512の処理では制御部401は、確定部411として動作する。また、例えばS506およびS513の処理では制御部401は、決定部412として動作する。
図10は、実施形態に係る情報処理装置201、検出センサ101の制御装置111、およびロボット205の制御装置215を実現するためのコンピュータ1000のハードウェア構成を例示する図である。図10のハードウェア構成は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002、記憶装置1003、読取装置1004、通信インタフェース1006、及び入出力インタフェース1007を備える。なお、プロセッサ1001、メモリ1002、記憶装置1003、読取装置1004、通信インタフェース1006、入出力インタフェース1007は、例えば、バス1008を介して互いに接続されている。
プロセッサ1001は、例えば、シングルプロセッサであっても、マルチプロセッサやマルチコアであってもよい。プロセッサ1001は、メモリ1002を利用して例えば上述の動作フローの手順を記述したプログラムを実行することにより、上述した各部の一部または全部の機能を提供する。例えば、情報処理装置201のプロセッサ1001は、記憶装置1003に格納されているプログラムを読み出して実行することで、確定部411および決定部412として動作してよい。
メモリ1002は、例えば半導体メモリであり、RAM領域及びROM領域を含んでいてよい。記憶装置1003は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、又は外部記憶装置である。なお、RAMは、Random Access Memoryの略称である。また、ROMは、Read Only Memoryの略称である。
読取装置1004は、プロセッサ1001の指示に従って着脱可能記憶媒体1005にアクセスする。着脱可能記憶媒体1005は、例えば、半導体デバイス、磁気的作用により情報が入出力される媒体、光学的作用により情報が入出力される媒体などにより実現される。なお、半導体デバイスは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリである。また、磁気的作用により情報が入出力される媒体は、例えば、磁気ディスクである。光学的作用により情報が入出力される媒体は、例えば、CD-ROM、DVD、Blu-ray Disc等(Blu-rayは登録商標)である。CDは、Compact Discの略称である。DVDは、Digital Versatile Diskの略称である。
記憶部402および記憶部802は、例えば、メモリ1002、記憶装置1003、及び着脱可能記憶媒体1005を含んでよい。例えば、記憶装置1003には、進入禁止エリア情報600が格納されていてよい。
通信インタフェース1006は、プロセッサ1001の指示に従って、他の装置と通信する。情報処理装置201の通信インタフェース1006は、例えば、通信部403の一例であってよく、プロセッサ1001の指示に従って、検出センサ101と通信したり、ロボット205と通信したりしてよい。ロボット205の通信インタフェース1006は、例えば、通信部803の一例であってよく、プロセッサ1001の指示に従って、検出センサ101が発信したビーコンを受信したり、情報処理装置201と通信したりしてよい。
入出力インタフェース1007は、例えば、入力装置及び出力装置との間のインタフェースであってよい。入力装置は、例えばユーザからの指示を受け付けるキーボード、マウス、タッチパネルなどのデバイスである。出力装置は、例えばディスプレーなどの表示装置、及びスピーカなどの音声出力装置である。
実施形態に係る各プログラムは、例えば、下記の形態で検出センサ101、情報処理装置201、及びロボット205に提供される。
(1)記憶装置1003に予めインストールされている。
(2)着脱可能記憶媒体1005により提供される。
(3)プログラムサーバなどのサーバから提供される。
なお、図10を参照して述べた、コンピュータ1000のハードウェア構成は、例示であり、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、上述の構成の一部が、削除されてもよく、また、新たな構成が追加されてもよい。また、別の実施形態では、例えば、上述の制御部401および制御部801などの一部または全部の機能がFPGA、SoC、ASIC、およびPLDなどによるハードウェアとして実装されてもよい。なお、FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。SoCは、System-on-a-chipの略称である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。PLDは、Programmable Logic Deviceの略称である。
以上において、いくつかの実施形態が説明される。しかしながら、実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態および代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各種実施形態は、その趣旨および範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態が実施され得ることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して、または実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。